JP7523376B2 - 情報提示装置、情報提示システムおよび情報提示方法 - Google Patents

情報提示装置、情報提示システムおよび情報提示方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報提示装置、情報提示システムおよび情報提示方法に関する。
従来、例えば、VR(Virtual Reality)やAR(Augmented Reality)等といった仮想的な3次元の表示空間に各種の情報を表示する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-186827号公報
しかしながら、従来の技術では、表示空間SPの奥行方向のどの位置に現在の操作位置が存在するかをユーザが把握することは容易ではなく、奥行方向への操作位置を誤って認識してしまうことでユーザの操作性が低下するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、3次元の表示空間におけるユーザの操作性を向上させることができる情報提示装置、情報提示システムおよび情報提示方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報提示装置は、検出部と、提示部とを備える。前記検出部は、奥行方向に複数の層が配置された3次元の表示空間におけるユーザの操作位置および前記操作位置に対応する前記層を検出する。前記提示部は、前記操作位置の移動により前記操作位置に対応する前記層が変化した場合に、前記ユーザが装着した端末装置を介して物理的な刺激を前記ユーザに対して提示する。
本発明によれば、違反時の重要な情報を効率良く収集することができる。
図1Aは、実施形態に係る情報提示システムの構成例を示す図である。 図1Bは、実施形態に係る情報提示方法の概要を示す図である。 図1Cは、実施形態に係る情報提示方法の概要を示す図である。 図1Dは、実施形態に係る情報提示方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提示装置の機能構成例を示すブロック図である。 図3は、操作設定情報の一例を示す図である。 図4は、ユーザ情報の一例を示す図である。 図5は、提示部による振動提示処理の一例を示す図である。 図6は、提示部による振動提示処理の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る情報提示装置によって実行される層移動時の提示処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る情報提示装置によって実行される選択または領域移動時の提示処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報提示装置、情報提示システムおよび情報提示方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1Aは、実施形態に係る情報提示システムの構成例を示す図である。図1B~図1Dは、実施形態に係る情報提示方法の概要を示す図である。図1Aに示すように、実施形態に係る情報提示システムSは、情報提示装置1と、端末装置10とを備える。情報提示装置1および端末装置10は、例えば、近距離無線通信により通信可能に接続される。
情報提示装置1は、ユーザの目を覆うように頭部に装着されるゴーグル型の端末装置である。情報提示装置1は、例えば、VR(Virtual Reality)やAR(Augmented Reality)等といった仮想的な3次元の表示空間SP(図1B参照)に各種の表示部品を表示する装置である。
端末装置10は、例えば、ユーザの指に装着される端末装置であり、例えば、スマートリングである。端末装置10は、例えば、情報提示装置1によって表示される表示空間SPにおいて各種操作を行うことが可能である。
情報提示システムSでは、情報提示装置1が端末装置10を検出することで、表示空間SPにおけるユーザの操作位置(端末装置10の位置)を特定し、かかる操作位置に基づいて、例えば、表示空間SPに表示された表示部品の選択処理等を行う。このユーザの操作位置は複数のカメラによる撮影画像による画像解析(ユーザの所定の指を認識し、その位置を三角法により計測する等)等により検出することも可能である。なお、以降の説明では、表示空間SPにおいてユーザから離れる方向を奥行方向と称し、奥行方向と直交する方向を平面方向と称する。
しかしながら、このような情報提示システムSでは、表示空間SPの奥行方向におけるどの位置をユーザが操作しようしているのかを検出することが難しいという課題があった。換言すれば、ユーザにとって、表示空間SPの奥行方向のどの位置に現在の操作位置が存在するか把握することが難しく操作性が低下するおそれがあった。
そこで、本願では、実施形態に係る情報提示方法を実行することで、表示空間SPにおけるどの位置に操作位置が存在するかをユーザが容易に把握させることできる。ここで、図1Bを用いて、実施形態に係る情報提示方法の概要について説明する。
図1Bでは、表示空間SPに表示部品である仮想的なキーボードを配置(表示)し、ユーザがかかるキーボードをタイピングする例を用いて、情報提示方法を説明する。図1Bに示すように、表示空間SPには、奥行方向に複数の層が配置されており、各層は、キーボードの各列に対応して配置される。
実施形態に係る情報提示方法では、まず、端末装置10の情報に基づいて、ユーザの操作位置Pおよび操作位置Pに対応する層を検出する。操作位置Pは、例えば、情報提示装置1が有する不図示の距離計測センサ(カメラやレーダ等)により情報提示装置1および端末装置10の距離を測定することで検出可能である。
そして、実施形態に係る情報提示方法では、操作位置Pの奥行方向への移動により操作位置Pに対応する層が変化した場合に、ユーザが装着した端末装置10を介して物理的な刺激をユーザへ提示する。
図1Bに示す例では、情報提示装置1は、操作位置Pの奥行方向への移動により、対応する層が第1層から第2層へ変化した場合を示している。かかる場合、情報提示装置1は、操作位置が第1層から第2層へ変化するタイミングで端末装置10を振動させる(1回振動)。
これにより、ユーザは、操作位置Pが第1層から第2層に移動したことを把握できるため、どの列のキーボードをタイピングできるかを容易に把握できる。従って、実施形態に係る情報提示方法によれば、ユーザが奥行方向におけるどの位置に操作位置Pが存在するかを容易に把握することができるため、表示空間SPにおけるユーザの操作性を向上させることができる。
つづいて、図1Cおよび図1Dを用いて、キーボードの入力部品である各ボタンをタイピング(選択)する際の情報提示方法について説明する。
図1Cでは、キーボードのボタンである入力部品100をタイピングする場合を示し、図1Dでは、操作位置Pを入力部品100の平面方向における下方に移動させる場合を示す。
図1Cに示すように、情報提示方法では、操作位置Pが所定の入力部品100まで移動した後、操作位置Pが平面方向(図1Cではボタンの押下方向である下方向)に第1距離以上L1、かつ、第2距離L2(図1D参照)未満移動した場合に、入力部品100への選択操作(タイピング)を示す振動(2回振動)を端末装置10により提示する。これにより、ユーザが入力部品100を選択したことを容易に把握することができる。なお、図1Cでは、操作位置Pの下方向への移動距離により入力部品100の選択操作を検出したが、例えば、実際の物理ボタン操作のように、操作位置Pが上方向へ戻る移動があった場合に入力部品100の選択操作(タイピング)を検出するようにしてもよい。
一方、図1Dに示すように、情報提示方法では、操作位置Pが入力部品100まで移動した後、操作位置Pが平面方向に第2距離L2以上移動した場合には、下方向への移動と判定して振動を提示しないようにする。これにより、入力部品100の選択操作ではなく下方向へ操作位置Pが移動したことをユーザに把握させることができる。
なお、図1Bおよび図1Cに示したように、入力部品100の選択操作を示す振動(2回振動)と、操作位置Pに対応する層が変化した場合に提示する振動(1回振動)とは、異なる振動態様(振動回数)であることが好ましい。これにより、ユーザが選択操作であるか層移動であるかを容易に把握することができる。
また、本開示では、ユーザに振動を提示する例を挙げるが、物理的な刺激であれば、振動に限らず、空気(あるいは液体)噴射(皮膚への刺激)や、音(聴覚への刺激)、表示(視覚への刺激)等であってもよく、あるいは、これら複数の刺激を複合的に組み合わせて提示してもよい。
また、図1Dでは、操作位置Pが平面方向における下方向に移動した場合には振動を提示しないようにしたが、例えば、平面方向を複数の分割領域に分割して分割領域を跨いだ場合には振動を提示するようにしてもよい。かかる点については、図6を用いて後述する。
また、上記では、端末装置10により刺激を提示する場合を示したが、例えば、情報提示装置1や、例えば、ユーザが所持するスマートフォン等の他の端末装置により刺激を提示してもよい。
また、端末装置10および情報提示装置1双方で刺激を提示してもよく、かかる場合、例えば、端末装置10では振動を提示し、情報提示装置1では音を提示する等、異なる刺激を提示することとしてもよい。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報提示装置1の機能構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提示装置1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、情報提示装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを備える。また、情報提示装置1は、端末装置10と通信可能に接続される。
通信部2は、例えば、近距離無線通信等により端末装置10と通信する。
ここで、情報提示装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部3の表示制御部31、検出部32および提示部33として機能する。
また、制御部3の表示制御部31、検出部32および提示部33の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部4は、RAMやフラッシュメモリに対応する。RAMやフラッシュメモリは、操作設定情報41や、ユーザ情報42、各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、情報提示装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
操作設定情報41は、表示空間SPにおけるユーザの操作と、操作時に提示する振動とが紐付いた情報である。図3は、操作設定情報41の一例を示す図である。図3に示すように、操作設定情報41は、「操作ID」と、「操作種別」と、「振動パターン」とが紐付いた情報である。
「操作ID」は、各操作を識別する識別情報である。「操作種別」は、操作の種別を示す情報である。「振動パターン」は、操作が行われた場合に提示する振動パターンの情報である。
図3に示す例では、操作ID「01」における操作種別は「層移動」であり、その際に提示される振動パターンは「強振動1回」である。なお、強振動とは、振幅が所定値以上の振動であり、弱振動とは、振幅が所定値未満の振動である。
なお、振動パターンは、振幅および回数の他にも、周波数やパルス間隔等を変えたパターンであってもよい。また、振動パターンは、複数パルス(複数回)の振動を提示する場合に、各パルスの振幅を変えてもよい。
ユーザ情報42は、情報提示装置1および端末装置10が装着されるユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報42の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報42は、「ユーザID」と、「腕の長さ」と、「層配置パターン」とが紐付いた情報である。
「ユーザID」は、登録された各ユーザを識別する識別情報である。「腕の長さ」は、各ユーザの腕の長さを示す情報である。「層配置パターン」は、各層の配置パターンを示す情報であり、例えば、第1層までの距離や、各層の奥行方向への長さ、最終層までの距離、層の最大数等の情報を含む。
なお、層配置パターンは、予め設定された配置パターンであってもよく、例えば、腕の長さに応じてユーザ毎に設定されてもよい。例えば、腕の長さが長い程、第1層までの距離を長くするとともに、最終層までの距離を長くするようにしてもよい。
また、層配置パターンは、奥行方向への距離単位で区切ってもよく、表示空間SPに表示される表示部品単位で区切ってもよい。例えば、表示部品単位で区切る場合とは、図1Bに示すキーボードに設定された層配置である。
次に、制御部3の各機能(表示制御部31、検出部32および提示部33)について詳細に説明する。
表示制御部31は、表示空間SPにおける表示を制御する。例えば、表示制御部31は、入力部品100等の表示の有無等を制御する。表示部品は、入力部品100等のユーザが選択可能な部品や、背景、各種立体部品等の選択不可能な部品を含む。入力部品100は、上記したキーボードの各ボタン等のように、ユーザが所定の情報を入力するための情報である。
また、表示制御部31は、入力部品100の選択操作等に応じて表示空間SPに表示される表示部品の表示態様を変化させる。なお、表示部品は、静止した部品に限らず、動く部品であってもよい。
検出部32は、ユーザの操作位置Pおよび操作位置Pに対応する層を検出する。具体的には、検出部32は、不図示の距離測定センサ(カメラやレーダ)等を備え、距離測定センサにより端末装置10までの距離や、端末装置10の座標位置等といった位置情報を検出する。
そして、検出部32は、検出した端末装置10の位置情報を表示空間SPの座標軸(XYZ軸の直交3軸座標)に変換することで操作位置Pを検出する。また、検出部32は、記憶部4に記憶されたユーザ情報42における層配置パターンに基づいて、操作位置Pに対応する層を検出する。
具体的には、検出部32は、層配置パターンに基づいて、表示空間SPに対応する座標に各層を配置し、操作位置Pの座標に位置する層を操作位置Pに対応する層として検出する。
なお、検出部32により操作位置Pおよび層の検出は、所定の間隔で行われる。そして、検出部32は、所定の間隔で検出される操作位置Pおよび層を提示部33へ出力する。
提示部33は、検出部32によって検出された操作位置Pおよび操作位置Pに対応する層に基づいて、物理的な刺激を端末装置10を介してユーザへ提示する。
具体的には、提示部33は、操作位置Pの奥行方向への移動により操作位置Pに対応する層が変化した場合に、端末装置10を介して振動を提示する。例えば、提示部33は、記憶部4に記憶された操作設定情報41に基づいて、層移動に対応した振動パターンである強振動1回をユーザへ提示する。
なお、提示部33は、奥行方向における奥側に層が変化した場合と、手前側に層が変化した場合とで振動態様(刺激態様)を変化させてもよい。これにより、操作位置Pに対応する層が奥側に変化したか手前側に変化したかをユーザに容易に把握させることができる。
また、提示部33は、各層毎に異なる振動パターンを設定しておき、変化後の層の振動パターンで振動するようにしてもよい。これにより、現在の操作位置Pがどの層に位置しているかをユーザに容易に把握させることができる。
また、提示部33は、隣り合う層の間に境界領域を設定し、かかる境界領域への出入り時に振動を提示するようにしてもよい。かかる点について、図5を用いて説明する。
図5は、提示部33による振動提示処理の一例を示す図である。図5では、隣り合う2つの層(第n層および第n+1層)の間の境界領域200が設定されている。つまり、表示空間SPは、隣り合う層の間に境界領域200を有する。
提示部33は、操作位置Pが境界領域200に入る場合、および、境界領域200から出る場合それぞれにおいて振動を提示する。具体的には、図5に示すように、提示部33は、操作位置Pが第n層から第n+1層へ移動する場合において、第n層から境界領域200へ入るタイミングで振動を提示する。また、提示部33は、境界領域200から出て第n+1層へ入るタイミングで振動を提示する。
つまり、層間に境界領域200であるマージンをもたせることで、ユーザが意図せずに第n層を出て第n+1層へ入ることを減らすことができる。なお、提示部33は、境界領域200に入る場合と、境界領域200から出る場合とで振動態様を異ならせてもよい。あるいは、操作位置Pが境界領域200に位置する期間は継続して振動を提示するようにしてもよい。ユーザは、自身が奥行き方向のどちら向きに操作位置(指)を移動しているかについては、容易に判断がつくので、このような制御も有効となる。
次に、図6を用いて、操作位置Pの平面方向への移動時における振動提示処理について説明する。図6は、提示部33による振動提示処理の一例を示す図である。図6では、楽曲選択操作を行う画面を表示空間SPに表示している。
図6の上図に示すように、表示制御部31は、楽曲の各ジャンルを層毎に配置したとする。図6に示す例では、最も手前側の層にJPOPが表示され、1つ奥側の層に洋楽が表示され、最も奥側の層にクラシックが表示されている。
そして、ユーザは、操作位置Pの移動によりJPOPの層を選択したとする。具体的には、提示部33は、最も手前側の層において、操作位置Pが平面方向における下方向に第1距離L1(図1C参照)以上、第2距離L2(図1D参照)未満だけ移動したことを検出し、選択操作を示す振動を提示する。
そして、図6の中図に示すように、表示制御部31は、JPOPの層が選択されると、かかる層の平面方向にアーティスト一覧をリスト表示する。なお、この時点で各ジャンルの層表示は消去される。具体的には、表示制御部31は、JPOPの層である第n層を平面方向に複数の分割領域300a~300cに分割する。そして、表示制御部31は、分割領域300a~300cそれぞれにアーティスト名が記された入力部品100を表示する。
そして、図6の下図左側に示すように、提示部33は、操作位置Pが入力部品100まで移動した後、操作位置Pが第1距離L1以上、かつ、第2距離L2未満移動した場合には、入力部品100の選択操作を示す振動を提示する。図6の下図左側に示す例では、入力部品100に表示されたアーティスト「A」が選択された場合を示している。これにより、ユーザは、振動の提示によりアーティスト「A」を選択したことを容易に把握することができる。
一方、図6の下図右側に示すように、提示部33は、操作位置Pが入力部品100まで移動した後、操作位置Pが第2距離L2以上移動することで、操作位置Pに対応する分割領域300a~300cが変化した場合に、振動を提示する。図6の下図右側に示す例では、アーティスト「A」が表示された分割領域300aからアーティスト「B」が表示された分割領域300bへ操作位置Pが領域移動した場合を示している。これにより、ユーザは、振動の提示により操作位置Pがアーティスト「A」からアーティスト「B」へ移動したことを容易に把握することができる。
なお、図6の下図に示すように、入力部品100への選択操作の振動態様(2回振動)と、領域移動の振動態様(1回振動)とは、異なる振動態様(刺激態様)であることが好ましい。これにより、入力部品100を選択したか、異なる入力部品100へ移動したかをユーザが容易に把握することができる。
なお、図6では、平面方向における上下方向に分割領域300a~300cが分割される場合を示したが、平面方向における左右方向に分割されてもよく、あるいは、上下方向および左右方向それぞれに分割されてもよい。
また、分割領域300a~300cそれぞれのサイズ(縦長や横長、面積等)は、同じであってもよく、異なってもよい。また、隣り合う分割領域300a~300cの間に境界領域200が設定されてもよい。
また、図6における操作開始は、例えば、ユーザによる所定のトリガ操作を基に行われる。例えば、表示制御部31は、ユーザによる所定のボタンへの操作や、音声操作(決まったスタートワード等の単語の発音)、所定のジェスチャ(端末装置10を装着した指を表示空間SPの領域に入れる操作等)をトリガ操作として受け付ける。そして、表示制御部31は、トリガ操作を受け付けた場合に、操作初期画面(例えば、図6の上図に示すジャンル選択画面)を表示する。
また、選択画面の終了は、例えば、選択操作が完了した場合や、所定時間操作が無かった場合、所定のトリガ操作等があった場合に行われる。選択操作が完了した場合とは、最終目的物の選択が完了した場合であり、例えば、図6の下図における選択操作(曲自体の選択操作)が行われた場合である。また、所定時間操作が無かった場合とは、停止状態(選択操作が行われない状態)が所定時間以上継続した場合である。また、終了におけるトリガ操作とは、ユーザによる所定のボタンへの操作や、音声操作(決まったエンドワード等の単語の発音)、所定のジェスチャ(端末装置10を装着した指を表示空間SPの領域から出す操作等)を行った場合である。表示制御部31は、選択画面の終了を示す状況が発生した場合に、画面を消去する。
次に、図7および図8を用いて、実施形態に係る情報提示装置1によって実行される処理手順について説明する。図7は、実施形態に係る情報提示装置1によって実行される層移動時の提示処理の手順を示すフローチャートである。図8は、実施形態に係る情報提示装置1によって実行される選択または領域移動時の提示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、図7を用いて、層移動時の提示処理について説明する。
図7に示すように、まず、表示制御部31は、ユーザ情報42に基づいて、表示空間SPに層を設定する(ステップS101)。
つづいて、検出部32は、ユーザの端末装置10の情報に基づいて、表示空間SPにおけるユーザの操作位置Pを検出する(ステップS102)。つづいて、検出部32は、操作位置Pに対応する層を検出する(ステップS103)。
つづいて、検出部32は、操作位置Pの奥行方向への移動を検出する(ステップS104)。つづいて、検出部32は、奥行方向への移動に伴って操作位置Pに対応する層が変化したか否かを判定する(ステップS105)。
提示部33は、操作位置Pに対応する層が変化した場合(ステップS105:Yes)、層移動を示す振動パターンの振動を端末装置10を介してユーザへ提示し(ステップS106)、処理を終了する。
一方、ステップS105において、提示部33は、操作位置Pに対応する層が変化しない場合(ステップS105:No)、処理を終了する。
次に、図8を用いて、選択または領域移動時の提示処理について説明する。
図8に示すように、まず、表示制御部31は、入力部品100を有する層を表示空間SPに設定する(ステップS201)。
つづいて、検出部32は、ユーザの端末装置10の情報に基づいて、表示空間SPにおけるユーザの操作位置Pを検出する(ステップS202)。つづいて、検出部32は、操作位置Pに対応する層を検出する(ステップS203)。
つづいて、検出部32は、操作位置Pの平面方向への移動を検出する(ステップS204)。つづいて、検出部32は、平面方向における下方向への移動か否かを判定する(ステップS205)。
検出部32は、平面方向における下方向への移動であった場合(ステップS205:Yes)、移動距離が第1閾値TH1以上、第2閾値TH2未満であるか否かを判定する(ステップS206)。なお、検出部32は、平面方向における下方向以外の方向への移動であった場合(ステップS205:No)、処理を終了する。
提示部33は、移動距離が第1閾値TH1以上、第2閾値TH2未満であった場合(ステップS206:Yes)、入力部品100の選択(入力)を示す振動パターンの振動を端末装置10を介してユーザへ提示し(ステップS207)、処理を終了する。
一方、ステップS206において、検出部32は、移動距離が第1閾値TH1以上、第2閾値TH2未満でない場合(ステップS206:No)、移動距離が第2閾値TH2以上であるか否かを判定する(ステップS208)。
提示部33は、移動距離が第2閾値TH2以上であった場合(ステップS208:Yes)、領域移動を示す振動パターンの振動を端末装置10を介してユーザへ提示し(ステップS209)、処理を終了する。
一方、ステップS208において、検出部32は、移動距離が第2閾値TH2以上でない場合(ステップS208:No)、すなわち、移動距離が第1閾値TH1未満である場合、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る情報提示装置1は、検出部32と、提示部33とを備える。検出部32は、奥行方向に複数の層が配置された3次元の表示空間SPにおけるユーザの操作位置Pおよび操作位置Pに対応する層を検出する。提示部33は、操作位置Pの移動により操作位置Pに対応する層が変化した場合に、ユーザが装着した端末装置10を介して物理的な刺激をユーザに対して提示する。これにより、3次元の表示空間SPにおけるユーザの操作性を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報提示装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
10 端末装置
31 表示制御部
32 検出部
33 提示部
41 操作設定情報
42 ユーザ情報
100 入力部品
200 境界領域
300a~300c 分割領域
P 操作位置
S 情報提示システム
SP 表示空間

Claims (7)

  1. 奥行方向に複数の層が配置された3次元の表示空間における前記複数の層に、ユーザ操作のための仮想的なキーボードが配置される情報提示装置であって、制御部を備え、
    前記制御部は、
    ーザの操作位置を検出し、前記操作位置が位置する前記層が変化した場合に、物理的な層変化刺激を前記ユーザに対して提示す
    報提示装置。
  2. 前記表示空間は、
    隣り合う前記層の間に境界領域を有し、
    前記制御部は、
    前記操作位置が前記境界領域に入る場合、および、前記境界領域から出る場合それぞれにおいて前記層変化刺激を提示する
    請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記層は、
    情報を入力する入力部品を有し、
    前記制御部は、
    前記操作位置が前記入力部品まで移動した後、前記操作位置が第1距離以上、かつ、第2距離未満移動した場合には、前記入力部品の選択操作を示す選択操作刺激を提示する
    請求項1または2に記載の情報提示装置。
  4. 選択操作刺激と、前層変化刺激とは、異なる刺激態様である
    請求項3に記載の情報提示装置。
  5. 前記層は、
    前記表示空間における平面方向に複数の分割領域に分割され、
    前記制御部は、
    前記操作位置が前記入力部品まで移動した後、前記操作位置が第2距離以上移動することで、前記操作位置に対応する前記分割領域が変化した場合に、領域変化刺激を提示する
    請求項3または4に記載の情報提示装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載の情報提示装置と、
    前記情報提示装置に対して前記操作位置に関する位置情報を送信するとともに、前記情報提示装置から受信した情報に基づいて前記層変化刺激を提示する端末装置と
    を備える情報提示システム。
  7. 奥行方向に複数の層が配置された3次元の表示空間における前記複数の層に、ユーザ操作のための仮想的なキーボードが配置される情報提示装置における情報提示方法であって、
    ーザの操作位置を検出し、前記操作位置が位置する前記層が変化した場合に、物理的な層変化刺激を前記ユーザに対して提示す
    報提示方法。
JP2021014948A 2021-02-02 2021-02-02 情報提示装置、情報提示システムおよび情報提示方法 Active JP7523376B2 (ja)

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