JP7509599B2 - プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、内部への異物の侵入を防止できるプロテクタに関する。
この種のプロテクタとして、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示されたプロテクタは、ケース本体のU字状部とその開口を塞ぐカバーとによって構成され、ワイヤハーネスを挿通可能な挿通孔と、この挿通孔にワイヤハーネスが配置されない場合に、該挿通孔を閉塞する栓部材と、を備えている。そして、ケース本体とカバーの内面には、円弧状のリブがそれぞれ形成されていて、これらリブが栓部材の外周面に形成された環状の溝部に嵌合されることにより、栓部材が挿通孔から抜け落ちないようになっている。
特開2019-161817号公報
しかしながら、前記従来のプロテクタでは、単に挿通孔の内面に形成されたリブを栓部材の外周面に形成された溝部に嵌め込むだけでロックする機能がないため、挿通孔から栓部材が脱落する虞がある。また、挿通孔の内面のリブに栓部材の外周面の溝部を嵌め込む取付け作業が煩雑である。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、プロテクタ本体とカバーの組付け後に、電線挿通用開口にキャップを容易に取付けることができ、かつ、電線挿通用開口からのキャップの脱落を確実に防止することができるプロテクタを提供することにある。
本発明の態様に係るプロテクタは、一面側に開口を有し、内部に電線を収容するプロテクタ本体と、前記開口を覆うカバーと、前記プロテクタ本体に前記カバーを組付けた後に当該プロテクタ本体とカバーとの間で形成される電線挿通用開口を塞ぐキャップと、を備えたプロテクタであって、前記プロテクタ本体及び前記カバーは、前記電線挿通用開口付近の相対向する位置で互いに内側に突出する突状の凸部をそれぞれ有し、前記キャップは、前記凸部と係合するロック部を縮径方向に弾性変形可能なバネ部に形成したものである。
前記キャップは、前記電線挿通用開口を覆うキャップ本体と、前記キャップ本体から前記電線挿通用開口側に延びる複数のバネ部と、を有し、前記複数のバネ部の各外面側に前記ロック部が設けられ、前記ロック部が前記凸部に係合されることで、前記キャップ本体が前記電線挿通用開口を塞ぐようになっていることが好ましい。
前記複数のバネ部は、スリットにより仕切られていることが好ましい。
本発明によれば、プロテクタ本体とカバーの組付け後に、電線挿通用開口にキャップを容易に取付けることができ、かつ、電線挿通用開口からのキャップの脱落を確実に防止することができるプロテクタを提供することができる。
本発明の実施形態に係るプロテクタの電線挿通用開口にキャップを取付ける前の状態の一例を示す斜視図である。 上記キャップの平面図である。 上記電線挿通用開口にキャップを取付けたプロテクタの斜視図である。 (a)は上記電線挿通用開口にキャップを取付ける途中の図3中IV-IV線に沿う断面図、(b)は上記電線挿通用開口にキャップを取付けた状態の図3中IV-IV線に沿う断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るプロテクタについて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るプロテクタの電線挿通用開口にキャップを取付ける前の状態の一例を示す斜視図である。図2はキャップの平面図である。図3は電線挿通用開口にキャップを取付けたプロテクタの斜視図である。図4(a)は電線挿通用開口にキャップを取付ける途中の図3中IV-IV線に沿う断面図である。図4(b)は電線挿通用開口にキャップを取付けた状態の図3中IV-IV線に沿う断面図である。
図1、図3に示すように、プロテクタ10は、内部に図示しない電線を収容して保護するものであり、合成樹脂製のプロテクタ本体11と、合成樹脂製のカバー20と、栓部材としての合成樹脂製のキャップ30と、を備えている。
図1、図4(a),(b)に示すように、プロテクタ本体11は、底壁部12と、この底壁部12の両側より起立した両側壁部13,13と、を備えていて、上面(一面)11a側に開口14を有している。これら底壁部12と両側壁部13,13との間で形成される空間が複数の電線を束ねてなるワイヤハーネスの外周に装着された図示しないコルゲートチューブを挿通させる電線挿通スペースSになっている。そして、プロテクタ本体11の端部11bとカバー20の端部21との間で形成される開口が円形の電線挿通用開口16になっていて、電線挿通スペースSにワイヤハーネスが配置されない場合に、電線挿通用開口16がキャップ30で閉塞できるようになっている。
また、図1、図4(a),(b)に示すように、プロテクタ本体11は、電線挿通用開口16付近の内面11cに、コルゲートチューブに形成された複数の凹溝の一つに嵌る3つのリブ(突状の凸部)15を内側に向けてU字状に突設してある。
カバー20は、矩形板状に形成されていて、プロテクタ本体11の開口14を覆うものである。このカバー20の内面22の電線挿通用開口16付近には、コルゲートチューブに形成された複数の凹溝の一つに嵌る3つのリブ(突状の凸部)23がプロテクタ本体11の3つのリブ15に相対向するように内側にC字状に突設されている。これらプロテクタ本体11の最も外側にあるU字状のリブ15とカバー20の最も外側にあるC字状のリブ23との間で、円形の電線挿通用開口16が形成されるようになっている。
図1~図4(a),(b)に示すように、キャップ30は、プロテクタ本体11にカバー20を組付けた後に当該プロテクタ本体11とカバー20との間で形成される電線挿通用開口16を塞ぐものである。このキャップ30は、電線挿通用開口16を覆うキャップ本体31と、このキャップ本体31の内面31aから電線挿通用開口16側に延びる4本の弾性片部(バネ部)32と、を有している。4つの弾性片部32は、スリット34により上下左右に仕切られていて、縮径方向にそれぞれ弾性変形するようになっている。さらに、上下に位置する2つの弾性片部32の基端部側は幅広に形成してあるため、中途部側から弾性変形し、左右に位置する2つ弾性片部32は基端部側から弾性変形するようになっている。
また、4つの弾性片部32の各外面32aの前側には、係止突起(ロック部)33が突設されている。4本のうちのいずれかの弾性片部32の係止突起33がプロテクタ本体11とカバー20の最も内側にあるリブ15,23に係合されることで、キャップ本体31が電線挿通用開口16を塞ぐようになっている。
なお、プロテクタ本体11の側壁部13には、カバー20に設けられた図示しないロック枠に係止・離脱される図示しないロック爪(ロック機構)が設けられていて、プロテクタ本体11の開口14をカバー20で覆った状態が保持されるようになっている。
以上実施形態のプロテクタ10によれば、プロテクタ本体11とカバー20との間の電線挿通スペースSにワイヤハーネスが配置されない場合に、図4(a),(b)に示すように、電線挿通用開口16にキャップ30を取付ける。この際、キャップ30のキャップ本体31を電線挿通用開口16に押し付けるだけの簡単な作業で、弾性片部32の係止突起33がプロテクタ本体11とカバー20のリブ15,23に係合されて、キャップ本体31で電線挿通用開口16を簡単に塞ぐことができる。さらに、電線挿通用開口16からのキャップ30の脱落を確実に防止することができ、電線挿通用開口16からの水や埃等の異物の侵入を低コストで防止することができる。
このように、ワイヤハーネス保護用のプロテクタ本体11にカバー20を組付けた後に、プロテクタ本体11とカバー20との間で形成される電線挿通用開口16にキャップ30を後付け可能なため、作業手順の発生がなく、作業効率が良い。
また、仕様違いの部品の新設が不要となることで、金型費、部品開発工数の削減が可能となり、開発費用の低コスト化を図ることができる。さらに、仕様違いの類似品がなくなり、ワイヤハーネス工場での付け間違えを防止することができる。すなわち、このプロテクタ10の構造を幹線用プロテクタから分岐する分岐線用プロテクタに用い、ワイヤハーネスの幹ハーネスは配置されるが分岐ハーネスが配置されない場合に用いるとより好適である。つまり、幹線専用と分岐線付き用の仕様の異なるプロテクタを別々に用意する必要がなく、分岐線が配置されない場合でも一つのプロテクタで収容された幹線を保護でき、配置されない分岐線側の挿入電線挿通用開口はキャップで防ぐことができる。その結果、仕様違いの異なるプロテクタを複数用意することなく、配置されない分岐線側の挿入電線挿通用開口からの水や埃等の異物の侵入も低コストで防ぐことができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
すなわち、前記実施形態によれば、外面に係止突起を有する弾性片部を4つ設けたが、弾性片部は、2つでも3つでも良い。さらに、弾性片部のすべてに係止突起を設けたが、弾性片部のすべてに係止突起を設けなくとも良い。
また、前記実施形態によれば、プロテクタ本体とカバーは別々に設けたが、プロテクタ本体にヒンジを介してカバーを一体に設けても良い。
10 プロテクタ
11 プロテクタ本体
11a 上面(一面)
14 開口
15 リブ(突状の凸部)
16 電線挿通用開口
20 カバー
23 リブ(突状の凸部)
30 キャップ
31 キャップ本体
32 弾性片部(バネ部)
32a 外面
33 係止突起(ロック部)
34 スリット

Claims (2)

  1. 一面側に開口を有し、内部に電線を収容するプロテクタ本体と、前記開口を覆うカバーと、前記プロテクタ本体に前記カバーを組付けた後に当該プロテクタ本体とカバーとの間で形成される電線挿通用開口を塞ぐキャップと、を備えたプロテクタであって、
    前記プロテクタ本体及び前記カバーは、前記電線挿通用開口付近の相対向する位置で互いに内側に突出する突状の凸部をそれぞれ有し、
    前記キャップは、前記凸部と係合するロック部を縮径方向に弾性変形可能なバネ部に形成したプロテクタであって、
    前記キャップは、前記電線挿通用開口を覆うキャップ本体と、前記キャップ本体から前記電線挿通用開口側に延びる複数のバネ部と、を有し、
    前記複数のバネ部の各外面側に前記ロック部が設けられ、
    前記ロック部が前記凸部に係合されることで、前記キャップ本体が前記電線挿通用開口を塞ぐようになっている、プロテクタ。
  2. 前記複数のバネ部は、スリットにより仕切られている、請求項に記載のプロテクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004364469A (ja) 2003-06-09 2004-12-24 Mirai Ind Co Ltd 閉鎖キャップ
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JP6434818B2 (ja) 2015-02-13 2018-12-05 株式会社タチエス 車両用シート
JP2019161817A (ja) 2018-03-12 2019-09-19 トヨタ自動車株式会社 プロテクタ

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