JP7507834B2 - 取引管理プログラム、取引管理方法、及び取引管理システム - Google Patents

取引管理プログラム、取引管理方法、及び取引管理システム Download PDF

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Description

本発明は、取引管理プログラム、取引管理方法、及び取引管理システムに関する。
従来、2者間の取引において、第三者が当該取引を承認するシステムが知られている。
例えば、特許文献1に記載されているシステムは、取引対象の識別情報に基づいて取引対象の取引が承認対象と確認される場合に、取引の承認関係を特定するための情報を承認要求者から取得し、特定した承認関係に基づいて取引の承認を承認部に要求する。そして、このシステムは、承認部からの承認応答として承認要求者に関する画像情報を取得し、画像情報に対応する画像を表示する。
特開2012-243171号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているシステムは、承認要求者の端末とインターネット等のネットワーク回線を通じて情報を送受信することを前提としている。そのため、災害発生時等、インターネット等のネットワーク回線を通じて外部システムとの通信を行えない環境における取引については考慮されていなかった。
そこで、本発明は、外部システムとの通信を行えない環境であっても取引における第三者の承認を得ることが可能な取引管理プログラム、取引管理方法、及び取引管理システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る取引管理プログラムは、コンピュータに、承認者の承認者端末、第1ユーザの第1ユーザ端末、及び第2ユーザの第2ユーザ端末を含む取引管理システムにおいて、承認者端末に、第1ユーザと第2ユーザとの対面取引に関する取引情報を、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得する取引情報取得部と、承認者の操作に基づいて、対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成する承認部と、承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部と、を実現させ、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末のそれぞれに、取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部を実現させる。
本発明の一態様に係る取引管理方法は、コンピュータが、承認者の承認者端末、第1ユーザの第1ユーザ端末、及び第2ユーザの第2ユーザ端末を含む取引管理システムにおいて実行される取引管理方法であって、承認者端末は、第1ユーザと第2ユーザとの対面取引に関する取引情報を、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得し、承認者の操作に基づいて、対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成し、承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システムに提供し、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末のそれぞれは、取引結果情報を外部システムに提供する。
本発明の一態様に係る取引管理システムは、承認者の承認者端末、第1ユーザの第1ユーザ端末、及び第2ユーザの第2ユーザ端末を含む取引管理システムであって、承認者端末は、第1ユーザと第2ユーザとの対面取引に関する取引情報を、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得する取引情報取得部と、承認者の操作に基づいて、対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成する承認部と、承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部と、を備え、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末のそれぞれは、取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部を備える。
なお、本発明において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」又は装置が有する機能が2つ以上の物理的手段、装置、又はソフトウェアにより実現されても、2つ以上の「部」又は装置の機能が1つの物理的手段、装置、又はソフトウェアにより実現されてもよい。
本発明によれば、外部システムとの通信を行えない環境であっても取引における第三者の承認を得ることが可能な取引管理プログラム、取引管理方法、及び取引管理システムを提供することができる。
本発明の一実施形態である取引管理システム10における処理の概要を示す図である。 本発明の一実施形態である取引管理システム10の構成を示す図である。 取引情報の例を示す図である。 承認情報の例を示す図である。 取引前ウォレットデータの例を示す図である。 取引後ウォレットデータの例を示す図である。 取引結果情報の例を示す図である。 検証結果情報の例を示す図である。 取引管理システム10における処理の例を示すシークエンスチャートである。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である取引管理システム10における処理の概要を示す図である。
取引管理システム10は、取引管理プログラムによって実現される情報処理システムであり、第1ユーザと第2ユーザとの間の対面取引に関する処理を行い、対面取引を管理する情報処理システムである。
ここで、第1ユーザは、例えば、第2ユーザが運営する店舗を利用して、商品を購入しようとする利用者である。第2ユーザは、例えば、第1ユーザと取引を実行して商品を提供する加盟店である。以下、本発明の一実施形態である取引管理システム10の説明において、第1ユーザ及び第2ユーザの一例として、第1ユーザを利用者と記載し、第2ユーザを加盟店と記載する。また、一例として、第1ユーザの第1ユーザ端末を利用者端末と記載し、第2ユーザの第2ユーザ端末を加盟店端末と記載する。
なお、第1ユーザ及び第2ユーザは、それぞれ、利用者及び加盟店に限られない。また、第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末は、それぞれ、利用者端末及び加盟店端末に限られない。
また、ここで、端末は、例えば、ユーザ(すなわち、第1ユーザ(例えば、利用者)、第2ユーザ(例えば、加盟店)、及び承認者のそれぞれ)が利用するコンピュータであり、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。
まず、利用者と加盟店との間の対面取引が行われる際、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかから、承認者端末300に対し、当該対面取引に関する取引情報が提供される(S101a又はS101b)。承認者端末300は、承認者の操作に基づいて、当該対面取引の実行を承認し、承認情報を利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかに提供する(S102a又はS102b)。そして、当該対面取引が実行される。
また、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれは、実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を、外部システム400に提供する(S103)。外部システム400は、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれから取得する取引結果情報に基づいて、実行された取引を検証する。
なお、S101及びS102の処理は、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが外部システム400と接続できない場合に行われてもよい。また、S103の処理は、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれが外部システム400と接続可能な場合に行われてもよい。
図2は、本発明の一実施形態である取引管理システム10の構成を示す図である。取引管理システム10は、例えば、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300を含む。また、取引管理システム10(すなわち、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれ)は、外部システム400とインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続される。取引管理システム10の詳細については、後述する。
外部システム400は、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれから、取引管理システム10において実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を取得し、実行された対面取引を検証する情報処理システムである。
また、外部システム400は、検証結果に関する検証結果情報を、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれに提供することができる。
また、外部システム400は、利用者と加盟店との間の対面取引の決済に用いられるウォレットに関するウォレットデータを管理する情報処理システムであってもよい。
続いて、取引管理システム10の詳細について説明する。取引管理システム10は、例えば、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300を含む。
利用者端末100は、例えば、記憶部110、取引準備部120、承認者選定部130、取引情報提供部140、承認情報取得部150、取引前ウォレット提供部160、取引後ウォレット取得部170、取引結果提供部180、検証結果取得部190、特典取得部195を備える。
加盟店端末200は、例えば、記憶部210、取引準備部220、承認者選定部230、取引情報提供部240、承認情報取得部250、取引前ウォレット提供部260、取引後ウォレット取得部270、取引結果提供部280、検証結果取得部290、特典取得部295を備える。
承認者端末300は、例えば、記憶部310、取引情報取得部320、承認部330、承認情報提供部340、取引前ウォレット取得部350、ウォレット更新部360、取引後ウォレット提供部370、取引結果提供部380、検証結果取得部390、特典取得部395を備える。
利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300の間における通信は、例えば、近距離無線通信であってもよく、また、所定のコード(例えば、1次元又は2次元バーコード)を介した通信であってもよい。これにより、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが外部の情報処理システム(例えば、外部システム400)に接続できない場合であっても、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300は互いに通信可能であり、取引管理システム10における対面取引に関する処理を実行することができる。
なお、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが外部の情報処理システム(例えば、外部システム400)に接続できない場合は、例えば、災害時、又は電波状況が不安定な山間部若しくは山中(例えば、山小屋)における対面取引の場合に起こり得る。
すなわち、災害時、又は電波状況が不安定な山間部若しくは山中において、利用者及び加盟店の2者間において取引がなされた場合、利用者及び加盟店は取引の当事者であるから、利用者及び加盟店との間で取引を巡る紛争が生じ得る。また、利用者及び加盟店にとって利便性が高いキャッシュレス決済では、外部の情報処理システムと接続できない場合には、正常にキャッシュレス決済を実行できない事態が生じ得る。
そこで、取引管理システム10は、対面取引の第三者を、対面取引の承認者とすることで、災害時、又は電波状況が不安定な山間部若しくは山中においても、安全かつ利便性の高い対面取引を実現する。
図2に示す各部は、例えば、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれの記憶領域を用いたり、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれの記憶領域に格納された取引管理プログラムをプロセッサが実行したりすることにより実現することができる。
利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310のそれぞれは、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれにおいて処理される情報を記憶する。
記憶部110、記憶部210、記憶部310のそれぞれは、例えば、取引情報、承認情報、取引前ウォレットデータ、取引後ウォレットデータ、取引結果情報、検証結果情報を記憶することができる。
利用者端末100の取引準備部120及び加盟店端末200の取引準備部220は、利用者と加盟店との間における対面取引の準備に関する処理を行う。
具体的には、例えば、まず、利用者端末100の取引準備部120が、利用者の操作に基づいて、支払先である加盟店に関する情報及び支払金額に関する情報を含む取引情報の入力を受け付け、記憶部110に格納する。利用者端末100の取引準備部120が、取引情報を加盟店端末200に提供し、対面取引の申込みをする。そして、加盟店端末200の取引準備部220が、利用者端末100から取引情報を取得し、記憶部210に格納する。加盟店端末200の取引準備部220は、加盟店の操作に基づいて、利用者から申込みを受けた対面取引を承諾する。
なお、利用者端末100の取引準備部120が対面取引の申込みをし、加盟店端末200の取引準備部220が対面取引の承諾をしてもよく、また、加盟店端末200の取引準備部220が対面取引の申込みをし、利用者端末100の取引準備部120が対面取引の承諾をしてもよい。
利用者端末100の承認者選定部130及び加盟店端末200の承認者選定部230のそれぞれは、利用者及び加盟店の操作に基づいて、対面取引の実行を承認する承認者を選定し、承認者の承認者端末300に対し、取引情報を提供する。
具体的に、利用者端末100の承認者選定部130における処理について説明する。例えば、承認者選定部130は、利用者端末100の表示部に、承認者の候補を表示する。
このとき、承認者選定部130は、付近に存在する承認者端末300の承認者を承認者の候補として表示してもよく、また、以前に承認依頼をした履歴がある承認者を承認者の候補として表示してもよい。これにより、承認を依頼する者(この場合は、利用者)は、より簡便に、承認者の候補から承認を依頼する承認者を選定することができる。
また、承認者選定部130は、後述する、承認者に対応するポイント情報又はランク情報に応じて、承認者の候補を表示してもよい。このとき、例えば、承認者選定部130は、例えば、ランク情報が示すランクごとに、承認者の候補を表示してもよい。これにより、承認を依頼する者(この場合は、利用者)は、より簡便に、承認者の候補から承認を依頼する承認者を選定することができる。
そして、利用者は、利用者端末100の表示部に表示されている承認者の候補の中から承認者を選択する。このとき、利用者は、例えば、承認者の候補が表示されている部分をタッチする操作によって、承認者を選択してもよい。後述する取引情報提供部140が、利用者の選択操作に応じて選択された承認者の承認者端末300に対し、承認を依頼する取引の取引情報を提供する。
なお、利用者端末100の承認者選定部130ではなく、加盟店端末200の承認者選定部230が、上述した承認者選定処理を行ってもよい。
また、利用者端末100の承認者選定部130及び加盟店端末200の承認者選定部230の少なくともいずれかが承認者選定処理を行えばよい。また、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが、承認者選定部(承認者選定部130又は承認者選定部230)を備えていればよい。
この場合、利用者端末100及び加盟店端末200のいずれか一方の端末において承認者選定処理を行い、承認者選定処理を行わなかったもう一方の端末が当該承認者選定処理に同意することによって、承認者が選定されてもよい。具体的には、利用者端末100が、承認者選定処理を行い、例えば、選定された承認者に関する情報を加盟店端末200に提供する。そして、加盟店端末200の担当者が、加盟店端末200を通じて、当該選定者に関する情報を参照して、利用者端末100において選定された承認者を同意することによって、承認者が選定されてもよい。
また、承認者の候補の中から承認者を選択する操作は、端末をタッチする操作に限られず、例えば、端末を用いてバーコードを読み取る操作、又は、Bluetooth(登録商標)等の所定の規格による通信を用いた選択操作であってもよい。
利用者端末100の取引情報提供部140及び加盟店端末200の取引情報提供部240の少なくともいずれかは、承認者選定部(承認者選定部130及び承認者選定部230の少なくともいずれか)によって選定された承認者の承認者端末300に、取引情報を提供する。
利用者端末100の取引情報提供部140及び加盟店端末200の取引情報提供部240の少なくともいずれかが取引情報提供処理を行えばよい。また、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが、取引情報提供部(取引情報提供部140又は取引情報提供部240)を備えていればよい。
承認者端末300の取引情報取得部320は、取引情報を、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかから取得し、承認者端末300の記憶部310に格納する。
なお、取引情報取得部320は、取引情報を、利用者端末100及び加盟店端末200の双方から取得し、当該双方から取得する取引情報が一致した場合に、続く処理を行ってもよい。これにより、利用者及び加盟店端末の一方によって、過誤若しくは意図的に不正確な取引情報が提供された場合であっても、取引情報の誤りを検知し、続く処理を行わないこととすることができる。
承認者端末300の承認部330は、承認者の操作に基づいて、対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成し、記憶部310に格納する。
具体的には、承認部330は、取引情報取得部320が取得した取引情報が示す取引の内容を、承認者端末300の表示部に表示する。承認部330は、表示部に表示される取引の内容を参照した承認者の操作に基づいて、承認情報を生成する。このとき、承認部330は、例えば、承認者が所定の承認ボタンをクリックした場合に、承認者が対面取引の実行を承認したとして承認情報を生成してもよい。
ここで、承認情報は、例えば、対応する取引情報が示す取引を承認するか否かを示す情報である。
なお、本実施形態において、承認は、法的な権原に基づく承認(例えば、利用者が未成年者である場合における、その法定代理人による同意)である必要はなく、例えば、利用者と加盟店との間の取引に第三者として立ち会い、当該取引が真正に行われたことを認めることを意味する。また、当該取引が真正に行われたことを認めることは、必ずしも法的な責任を伴うものでなくてもよい。
図3は、承認者端末300の記憶部310に記憶される取引情報の例を示す図である。承認者端末300の記憶部310に格納される取引情報は、例えば、取引ID、取引内容情報を含み、取引内容情報は、例えば、取引額情報及び取引商品情報を含む。
取引IDは、利用者と加盟店との間における対面取引を識別する取引識別情報である。
取引内容情報は、利用者と加盟店との間における対面取引の内容を示す情報である。取引額情報は、当該対面取引における取引額を示す情報である。取引商品情報は、当該対面取引において取引される商品を示す情報である。
図3に示す取引情報は、利用者端末100の記憶部110及び加盟店端末200の記憶部210の少なくともいずれかにさらに記憶されてもよい。
図4は、承認者端末300の記憶部310に記憶される承認情報の例を示す図である。記憶部310に記憶される承認情報は、例えば、取引ID、承認者ID、承認内容情報を含む。
承認者IDは、対面取引を承認する承認者(又は承認者端末300)を識別する情報である。
承認内容情報は、対面取引の承認の可否に関する情報である。承認内容情報は、例えば、対面取引を承認することを示す「承認」、又は対面取引を承認しないことを示す「非承認」を含む。
承認者端末300の承認情報提供部340は、承認部330によって生成された承認情報を、利用者端末100及び加盟店端末200に提供する。
利用者端末100の承認情報取得部150及び加盟店端末200の承認情報取得部250のそれぞれは、承認者端末300から提供される承認情報を取得し、利用者端末100の記憶部110及び加盟店端末200の記憶部210のそれぞれに格納する。
利用者端末100の承認情報取得部150及び加盟店端末200の承認情報取得部250のそれぞれは、承認情報を取得した後、利用者端末100及び加盟店端末200の表示部のそれぞれに、承認情報を取得した旨を表示してもよい。これにより、利用者及び加盟店のそれぞれは、承認者による承認が得られたことを把握することができる。
承認情報提供部340が利用者端末100及び加盟店端末200の両方に承認情報を提供することにより、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300は、互いに同一の内容を示す承認情報を備えることができる。これにより、後述する外部システム400は、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれが備える承認情報の一致状況を検証することにより、実行された対面取引が正当な対面取引であるかを検証することができる。
利用者端末100の取引前ウォレット提供部160及び加盟店端末200の取引前ウォレット提供部260のそれぞれは、承認者端末300に対し、取引前ウォレットデータを提供する。
ここで、ウォレットデータは、利用者と加盟店との間の対面取引において利用可能な決済手段に関するデータである。ウォレットデータは、例えば、取引管理システム10の各ユーザ(例えば、利用者及び加盟店)のそれぞれが利用可能な決済額に対応する決済手段(例えば、コイン)を示すデータである。
すなわち、各ユーザは、自身に対応付けられている決済額に対応する1つのコインを保有していると捉えることができ、ウォレットデータは、各ユーザのコインの保有状況を示すデータと捉えることができる。
ここで、コインは、例えば、取引管理システム10において、当該コインを保有しているユーザのみが、コインが示す決済額の分だけ利用可能な専用コインである。
また、ユーザがコインを決済に利用すると、利用されたコインが無効化され、決済後の残高に対応するコインが新たに発行される。すなわち、「10,000円」のコインを有するユーザが、決済に1,000円を利用した場合、当該「10,000円」のコインは無効化され、新たに「9,000円」のコインが当該ユーザに発行される。
また、コインは、例えば、ウォレットデータを生成する装置(例えば、外部システム400又は後述する承認者端末300のウォレット更新部360)によって発行される。
また、ウォレットデータは、ウォレットデータを生成する装置(例えば、外部システム400又は後述する承認者端末300のウォレット更新部360)によって真正に生成されたことを示す情報を含んでもよい。ウォレットデータが真正に生成されたことを示す情報は、例えば、ウォレットデータが生成された日時を示すタイムスタンプ情報であってもよく、また、ウォレットデータを生成する装置によって生成されたことを示す署名情報であってもよい。
また、ウォレットデータは、所定の方法により暗号化されたデータであってもよい。これにより、利用者、加盟店、及び承認者による、それぞれが保有するウォレットデータの改ざんを防止することができる。
利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれは、事前に、外部システム400から、ウォレットデータ(すなわち、取引前ウォレットデータ)を取得する。すなわち、取引前ウォレットデータは、利用者と加盟店との間における対面取引の前の時点におけるウォレットデータである。このとき、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれが取得するウォレットデータは、取引管理システム10を利用する複数のユーザ(例えば、全てのユーザ)が保有するコインに関するウォレットデータであってもよい。
承認者端末300の取引前ウォレット取得部350は、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから、取引前ウォレットデータを取得し、承認者端末300の記憶部310に格納する。
承認者端末300のウォレット更新部360は、取引情報に応じて実行された対面取引の結果に応じて、取引前ウォレットデータを更新し、取引後ウォレットデータを生成する。
ウォレット更新部360は、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから取得する取引前ウォレットデータの内容(例えば、各ユーザのコインの残高又はタイムスタンプ情報)が互いに一致する場合に、ウォレット更新処理を行ってもよい。これにより、インターネット等のネットワーク回線に接続できない状況であっても、真正な取引前ウォレットデータに基づいて、対面取引を行うことができる。
また、ウォレット更新部360は、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから取得する取引前ウォレットデータの内容が互いに一致しない場合であっても、ウォレット更新処理を行ってもよい。これにより、インターネット等のネットワーク回線を接続できない状況において、取引を円滑に実行させることを優先させることができる。
なお、真正な取引が行われたか否かの検証又は事後的な決済処理の修正は、インターネット等のネットワーク回線に接続が可能となった後に、外部システム400を介して行われてもよい。
なお、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから取得する取引前ウォレットデータの内容が互いに一致しない場合は、例えば、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかがインターネット等のネットワーク回線に接続できない状況の間に、利用者及び加盟店の少なくともいずれかが、別の加盟店及び利用者と取引管理システム10において取引をしていた場合に起こり得る。
また、ウォレット更新部360は、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから取得する取引前ウォレットデータの内容が互いに一致しない場合、利用者端末100及び加盟店端末200の記憶部に記憶される、後述する取引結果情報に基づいて真正な取引前ウォレットデータであると判断し、ウォレット更新処理を行ってもよい。具体的には、利用者端末100及び加盟店端末200の記憶部に記憶される、後述する取引結果情報に基づいて、利用者及び加盟店のそれぞれにおける、インターネット等のネットワーク回線に接続できない状況の間に行われた取引の履歴を分析する。そして、取引の履歴と、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから取得される取引前ウォレットデータとに基づいて、それぞれの取引前ウォレットデータが、それぞれの取引履歴と整合するか否かを判断する。整合する場合、ウォレット更新部360は、真正な取引前ウォレットデータであると判断し、ウォレット更新処理を行ってもよい。
また、ウォレット更新部360が生成する取引後ウォレットデータは、承認者端末300において真正に生成されたことを示す情報を含んでもよい。承認者端末300において真正に生成されたことを示す情報は、例えば、ウォレットデータが生成された日時を示すタイムスタンプ情報であってもよく、また、承認者端末300によって生成されたことを示す署名情報であってもよい。
承認者端末300の取引後ウォレット提供部370は、更新されたウォレットデータ(すなわち、取引後ウォレットデータ)を、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれに提供する。
利用者端末100の取引後ウォレット取得部170及び加盟店端末200の取引後ウォレット取得部270のそれぞれは、承認者端末300から取引後ウォレットデータを取得し、利用者端末100の記憶部110及び加盟店端末200の記憶部210のそれぞれに格納する。
利用者端末100の取引後ウォレット取得部170及び加盟店端末200の取引後ウォレット取得部270は、それぞれ、利用者端末100及び加盟店端末200の表示部に、取引後ウォレットデータが示す、利用者及び加盟店のそれぞれのウォレットデータ(例えば、残高)を表示してもよい。これにより、利用者及び加盟店は、取引によって増減した残高を把握することができる。
図5は、取引前ウォレットデータの例を示す図である。図6は、取引後ウォレットデータの例を示す図である。
図5に示す取引前ウォレットデータ及び図6に示す取引後ウォレットデータは、例えば、利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310に記憶される。
取引前ウォレットデータ及び取引後ウォレットデータは、それぞれ、例えば、ウォレットID、ユーザID、残額情報を含む。
ウォレットIDは、ユーザに対応するウォレットデータを識別する情報である。ユーザIDは、取引管理システム10を利用するユーザ(例えば、利用者及び加盟店)を識別する情報である。残額情報は、対応するユーザが保有しているコインの残額を示す情報である。
図5及び図6に示す例では、4つのウォレットデータが記憶されている。4つのウォレットデータは、例えば、それぞれ、取引管理システム10の4ユーザに対応している。
図5に示すとおり、取引前において、ウォレットID「W0001_1」に対応するユーザ「U0001」は、「35,000円」のウォレットを保持しており、ウォレットID「W0002_1」に対応するユーザ「U0002」は、「50,000円」のウォレットを保持していることが分かる。
図6は、対面取引に応じて、ユーザ「U0001」が、ユーザ「U0002」に「15,000円」を支払う取引の後のウォレットデータを示す。すなわち、当該対面取引によって、ユーザ「U0001」はウォレットID「W0001_2」として新たな「20,000円」のコインを保持しており、ユーザ「U0002」は、ウォレットID「W0002_2」として新たな「65,000円」のコインを保持していることが分かる。
利用者端末100の取引結果提供部180、加盟店端末200の取引結果提供部280、及び承認者端末300の取引結果提供部380のそれぞれは、承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を、外部システム400に提供する。
取引情報に対応する取引結果情報の生成処理は、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のいずれで行われてもよい。生成された取引結果情報は、取引結果情報を生成した端末(利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300の少なくともいずれか)の記憶部に格納される。
すなわち、例えば、承認者端末300において、承認者による承認に応じて対面取引の取引結果情報の生成処理が行われてもよく、また、承認者端末300のウォレット更新部360によるウォレット更新処理に応じて取引結果情報の生成処理が行われてもよい。また、利用者端末100又は加盟店端末200において、承認者端末300からの承認情報の取得に応じて、又は、承認者端末300からの取引後ウォレットデータの取得に応じて、取引結果情報の生成処理が行われてもよい。
図7は、利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310の少なくともいずれかに記憶される取引結果情報の例を示す図である。利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310の少なくともいずれかに記憶される取引結果情報は、例えば、取引結果ID及び取引結果内容情報を含み、取引結果内容情報は、例えば、取引額情報、取引商品情報、及び承認者IDを含む。
取引結果IDは、取引結果情報を識別する情報である。取引結果内容情報は、実行された対面取引の結果に関する情報である。
取引額情報は、実行された対面取引における取引額を示す情報である。取引商品情報は、実行された対面取引において取り引きされた商品を示す情報である。承認者IDは、実行された対面取引を承認した承認者を識別する情報である。
また、利用者端末100の取引結果提供部180、加盟店端末200の取引結果提供部280、及び承認者端末300の取引結果提供部380のそれぞれは、取引結果情報と併せて、取引後ウォレットデータを提供してもよい。これにより、外部システム400は、取引後ウォレットデータに基づいて、実行された対面取引を検証することができる。
また、利用者端末100の取引結果提供部180、加盟店端末200の取引結果提供部280、及び承認者端末300の取引結果提供部380のそれぞれは、取引結果情報と併せて、承認情報を提供してもよい。これにより、外部システム400は、承認情報に基づいて、実行された対面取引を検証することができる。
外部システム400は、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれから取得される取引結果情報に基づいて、実行された対面取引を検証し、検証結果に関する検証結果情報を生成する。
ここで、検証結果情報は、例えば、実行された対面取引が正当であるか否かを示す情報である。
外部システム400は、例えば、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれから取得される取引結果情報の内容が互いに一致する場合に、実行された対面取引が正当であると検証してもよい。
また、外部システム400は、例えば、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれから取得される取引後ウォレットデータの内容(例えば、各ユーザのコインの残高又はタイムスタンプ情報)が互いに一致する場合に、実行された対面取引が正当であると検証してもよい。
また、外部システム400は、例えば、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれから取得される承認情報の内容(例えば、承認した取引の内容)が互いに一致する場合に、実行された対面取引が正当であると検証してもよい。
また、外部システム400は、実行された対面取引が正当であると検証された場合、検証結果に応じて更新されたウォレットデータを、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれに提供してもよい。これにより、外部システム400と接続できない状況において更新された取引後ウォレットデータを、本来の発行主体である外部システム400において更新することができる。
また、外部システム400は、実行された対面取引が正当であると検証できない場合、その旨を利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300に送信してもよい。また、この場合、外部システム400は、適切なウォレットデータ(例えば、適切な取引額を反映したウォレットデータ)を生成して、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300に当該更新したウォレットデータを送信してもよい。これにより、利用者、加盟店、及び承認者は、事後的に、誤って実行された対面取引を修正することができる。
利用者端末100の検証結果取得部190、加盟店端末200の検証結果取得部290、及び承認者端末300の検証結果取得部390のそれぞれは、検証結果情報を外部システム400から取得し、それぞれ、利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310に格納する。
なお、利用者端末100の検証結果取得部190、加盟店端末200の検証結果取得部290、及び承認者端末300の検証結果取得部390の少なくともいずれかが検証結果取得処理を行えばよい。また、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300の少なくともいずれかが、検証結果取得部(検証結果取得部190、検証結果取得部290、又は検証結果取得部390)を備えていればよい。
図8は、利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310に記憶される検証結果情報の例を示す図である。利用者端末100の記憶部110、加盟店端末200の記憶部210、及び承認者端末300の記憶部310に記憶される検証結果情報は、例えば、検証結果ID、取引結果ID、検証結果内容情報を含む。
検証結果IDは、検証結果情報を識別する情報である。検証結果内容情報は、検証結果の内容を示す情報であり、例えば、実行された対面取引が正当であることが検証されたことを示す「検証済み」を含む。
利用者端末100の特典取得部195、加盟店端末200の特典取得部295、及び承認者端末300の特典取得部395のそれぞれは、外部システム400から、実行された対面取引に応じた特典を取得する。
外部システム400は、実行された対面取引に応じて、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300に対し、特典を付与する。
ここで、特典は、例えば、承認者端末300の承認によって実行された対面取引(例えば、取引額)に応じたポイント情報、承認者端末300の承認によって実行された対面取引(例えば、取引額)に応じたランク情報、所定の加盟店で利用可能なクーポン情報、又は承認者端末300が一定期間内に承認できる回数若しくは額の上限に関する上限情報であってもよい。
また、外部システム400において、不正な対面取引(例えば、承認者による不正な承認が介在した対面取引)が行われたことが明らかとなった場合には、特典として、ポイント情報が示すポイント、ランク情報が示すランク、若しくは上限情報が示す上限を下げる措置、又は承認者が一定期間の間、取引管理システム10を利用できないこととする措置を与えてもよい。
ポイント情報及びランク情報は、例えば、承認者選定処理に活用されてもよい。すなわち、承認者選定処理において、例えば、より高いポイント及びランクをそれぞれ示すポイント情報及びランク情報を備える承認者ほど、承認者の候補の上部に表示されてもよい。また、より高いポイント及びランクをそれぞれ示すポイント情報及びランク情報を備える承認者ほど、より高い取引額の対面取引を承認できることとしてもよい。
なお、特典に関する情報は、外部システム400において管理されていればよい。この場合、利用者端末100の特典取得部195、加盟店端末200の特典取得部295、及び承認者端末300の特典取得部395は、外部システム400において管理されている特典に関する情報を取得すればよい。
図9は、取引管理システム10における処理の例を示すシークエンスチャートである。
取引準備部(利用者端末100の取引準備部120及び加盟店端末200の取引準備部220)が、取引準備処理を行う(S901)。承認者選定部(利用者端末100の承認者選定部130及び加盟店端末200の承認者選定部230の少なくともいずれか)が、承認者選定処理を行う(S902)。取引情報提供部(利用者端末100の取引情報提供部140及び加盟店端末200の取引情報提供部240)が、取引情報を承認者端末300に提供する(S903)。
承認者端末300の承認部330が、承認処理を行う(S904)。承認者端末300の承認情報提供部340が、利用者端末100及び加盟店端末200に対し、承認情報を提供し、利用者端末100の承認情報取得部150及び加盟店端末200の承認情報取得部250が、承認情報を取得する(S905)。
利用者端末100の取引前ウォレット提供部160及び加盟店端末200の取引前ウォレット提供部260が、承認者端末300に対し、取引前ウォレットデータを提供し、承認者端末の取引前ウォレット取得部350が、取引前ウォレットデータを取得する(S906)。承認者端末300のウォレット更新部360が、ウォレット更新処理を行う(S907)。承認者端末300の取引後ウォレット提供部370が、利用者端末100及び加盟店端末200に対し、取引後ウォレットデータを提供する(S908)。
利用者端末100の取引結果提供部180、加盟店端末200の取引結果提供部280、及び承認者端末300の取引結果提供部380のそれぞれが、外部システム400に対し、取引結果情報を提供する(S909)。外部システム400が、取引検証処理を行う(S910)。外部システム400が、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300に対し、検証結果情報を提供し、利用者端末100の検証結果取得部190、加盟店端末200の検証結果取得部290、及び承認者端末300の検証結果取得部390が取得する(S911)。
外部システム400が特典付与処理を行い(S912)、利用者端末100の特典取得部195、加盟店端末200の特典取得部295、及び承認者端末300の特典取得部395のそれぞれが、特典を取得する(S913)。
取引管理システム10は、インターネット等のネットワーク回線を前提とせずに取引における第三者の承認を得ることが可能な取引管理システムである。すなわち、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが外部システム400と接続できない状況であっても、承認者の承認を得て、利用者と加盟店との間の対面取引を実行することができる。
具体的には、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかが外部システム400と接続できない状況において、取引管理システム10は、取引準備処理(S901)、承認者選定処理(S902)、承認処理(S904)、及びウォレット更新処理(S907)を行う。
そして、利用者端末100、及び加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれが外部システム400と接続可能な場合に、取引管理システム10及び外部システム400は、取引検証処理(S910)及び特典付与処理(S912)を行う。
以上、本発明の一実施形態について説明した。取引管理システム10において、承認者端末300は、利用者端末100及び加盟店端末200の少なくともいずれかから取引情報を取得し、承認者の操作に基づいて、取引情報に対応する対面取引の承認情報を生成する。そして、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300のそれぞれは、承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システム400に提供することができる。これにより、外部システムとの通信を行えない環境であっても取引における第三者の承認を得ることができる。
また、取引管理システム10において、利用者端末100、加盟店端末200、及び承認者端末300の少なくともいずれかは、外部システム400から、検証結果情報を取得することができる。これにより、取引管理システム10は、実行された対面取引が正当なものであるかを把握することができる。
また、取引管理システム10において、承認者端末300は、外部システム400から、実行された対面取引に応じた特典を取得することができる。これにより、承認者は、対面取引の実行の承認のインセンティブを受けることができる。
また、取引管理システム10において、承認者端末300は、利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれから取得するウォレットデータを、実行された対面取引の結果に応じて更新し、更新したウォレットデータを利用者端末100及び加盟店端末200のそれぞれに提供することができる。これにより、取引管理システム10は、インターネット等のネットワーク回線を前提とせずに、対面取引に応じて、決済手段であるウォレットデータ(特に、ウォレットの残高)を更新することができる。
なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
10 取引管理システム、100 利用者端末、200 加盟店端末、300 承認者端末、400 外部システム、110 記憶部、120 取引準備部、130 承認者選定部、140 取引情報提供部、150 承認情報取得部、160 取引前ウォレット提供部、170 取引後ウォレット取得部、180 取引結果提供部、190 検証結果取得部、195 特典取得部、210 記憶部、220 取引準備部、230 承認者選定部、240 取引情報提供部、250 承認情報取得部、260 取引前ウォレット提供部、270 取引後ウォレット取得部、280 取引結果提供部、290 検証結果取得部、295 特典取得部、310 記憶部、320 取引情報取得部、330 承認部、340 承認情報提供部、350 取引前ウォレット取得部、360 ウォレット更新部、370 取引後ウォレット提供部、380 取引結果提供部、390 検証結果取得部、395 特典取得部

Claims (7)

  1. 承認者の承認者端末、第1ユーザの第1ユーザ端末、及び第2ユーザの第2ユーザ端末を含む取引管理システムにおいて、
    前記承認者端末に、
    前記第1ユーザと前記第2ユーザとの対面取引に関する取引情報を、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得する取引情報取得部と、
    前記承認者の操作に基づいて、前記対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成する承認部と、
    前記承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部と、
    を実現させ、
    前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末のそれぞれに、前記取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部を実現させる、
    取引管理プログラム。
  2. 前記第1ユーザ端末、前記第2ユーザ端末、及び前記承認者端末の少なくともいずれかに、前記外部システムにおいて、前記第1ユーザ端末、前記第2ユーザ端末、及び前記承認者端末のそれぞれから取得される前記取引結果情報に基づいて検証された、前記実行された対面取引の検証結果に関する検証結果情報を、前記外部システムから取得する検証結果取得部をさらに実現させる、請求項1に記載の取引管理プログラム。
  3. 前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末の少なくともいずれかが、前記外部システムと接続できない場合に、
    前記承認者端末の前記取引情報取得部は、前記取引情報を、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得し、
    前記承認者端末の前記承認部は、前記承認者の操作に基づいて、前記承認情報を生成し、
    前記承認者端末、前記第1ユーザ端末、及び前記第2ユーザ端末のそれぞれが、前記外部システムと接続可能な場合に、前記承認者端末、前記第1ユーザ端末、及び前記第2ユーザ端末のそれぞれの前記取引結果提供部は、前記取引結果情報を前記外部システムに提供する、
    請求項1又は2に記載の取引管理プログラム。
  4. 前記承認者端末に、前記外部システムから、前記実行された対面取引に応じた特典を取得する特典取得部をさらに実現させる、請求項1又は2に記載の取引管理プログラム。
  5. 前記承認者端末に、
    前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末のそれぞれから、前記対面取引において利用可能な決済手段に関するウォレットデータを取得する取引前ウォレット取得部と、
    前記実行された対面取引の結果に応じて、前記ウォレットデータを更新するウォレット更新部と、
    前記更新されたウォレットデータを、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末のそれぞれに提供する取引後ウォレット提供部と、
    をさらに実現させる、請求項1又は2に記載の取引管理プログラム。
  6. 承認者の承認者端末、第1ユーザの第1ユーザ端末、及び第2ユーザの第2ユーザ端末を含む取引管理システムにおいて実行される取引管理方法であって、
    前記承認者端末は、
    前記第1ユーザと前記第2ユーザとの対面取引に関する取引情報を、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得し、
    前記承認者の操作に基づいて、前記対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成し、
    前記承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システムに提供し、
    前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末のそれぞれは、前記取引結果情報を外部システムに提供する、
    取引管理方法。
  7. 承認者の承認者端末、第1ユーザの第1ユーザ端末、及び第2ユーザの第2ユーザ端末を含む取引管理システムであって、
    前記承認者端末は、
    前記第1ユーザと前記第2ユーザとの対面取引に関する取引情報を、前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末の少なくともいずれかから取得する取引情報取得部と、
    前記承認者の操作に基づいて、前記対面取引の実行の承認に関する承認情報を生成する承認部と、
    前記承認情報に基づいて実行された対面取引の結果に関する取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部と、
    を備え、
    前記第1ユーザ端末及び前記第2ユーザ端末のそれぞれは、前記取引結果情報を外部システムに提供する取引結果提供部を備える、
    取引管理システム。
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