JP7505565B2 - 位置推定システム、位置推定方法、及び位置推定プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおいて無線端末局の位置を推定する技術に関する。
人流把握等を目的として、無線端末局の位置を推定するシステム、方法に関する様々な技術がこれまで提案されている。
非特許文献1には、位置が既知である複数のアンテナと無線端末局との間の往復遅延時間(RTT;Round Trip Time)や受信電波強度(RSSI;Received Signal Strength Indicator)から無線端末局の位置を推定する方法が提案されている。この方法では、アンテナから無線端末局に対して信号を送信し、その信号に対する無線端末局の応答確認信号からRTTやRSSIを測定する。そして、測定したRTTやRSSIから評価関数を定め、その評価関数が最小となる位置を無線端末局の位置と推定する。これにより、追加の機器等を要することなく、多種多様な無線端末局の位置を精度良く推定することができる。
細田 真道,坂本 寛,村上 友規,毛利 忠,小川 智明,宮本勝,"分散アンテナ型アクセスポイントによる無線LAN端末2次元位置推定", FIT2019(第18回情報科学技術フォーラム)第4分冊, pp. 53-58, 2019年9月.
無線端末局の位置を推定するにあたり、位置を推定するための情報と、その情報に基づく推定手段が多くなるほど、位置の推定の精度やロバスト性を高めることができる。
例えば、非特許文献1に示されるRTTやRSSIによる無線端末局の位置の推定だけでは、無線通信システムの環境によりRTTやRSSIの測定に誤差が生じる場合等において、位置を推定する目的に対して十分な精度が得られない虞がある。
本発明の1つの目的は、前述の課題を鑑みて、無線端末局の位置を推定するための新たな位置推定システム、位置推定方法、及び位置推定プログラムを提供することである。
本発明の一態様に係る位置推定システムは、無線通信システムにおける無線端末局の位置を推定するシステムであって、複数のアンテナと、位置推定装置とを備える。アンテナは、無線端末局と電波を送受信する。位置推定装置は、各々のアンテナにおける電波の受信方向の情報を取得し、受信方向とアンテナの位置とに基づいて無線端末局の位置を推定する位置推定処理を実行する。
本発明の一態様に係る位置推定方法は、無線通信システムにおける無線端末局の位置を推定する方法である。無線通信システムは、無線端末局と電波を送受信する複数のアンテナを含んでいる。位置推定方法は、各々のアンテナにおける電波の受信方向とアンテナの位置とに基づいて無線端末局の位置を推定する。
本発明の一態様に係る位置推定プログラムは、コンピュータにより実行され、前述の位置推定方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明に係る位置推定システム、位置推定方法、及び位置推定プログラムによれば、無線端末局から送信される電波をアンテナが受信する受信方向と、アンテナの位置とに基づいて無線端末局の位置を推定する。これにより、RTTやRSSIによる位置の推定等の従来技術では十分な精度が得られない場合であっても、位置の推定を行うための新たな手段を提供することができる。
本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す概念図である。 図1に示す無線端末局の構成例を示す概念図である。 図1に示す位置推定システムの構成例を示す概念図である。 無線局と無線端末局による測定信号及び応答信号を示すシーケンス図である。 2次元座標及び3次元座標それぞれの場合について測定するAoAを説明するための概念図である。 位置推定装置が位置推定プログラムに従って実行する処理を示すフローチャートである。 図6に示す位置推定処理において実行する処理を示すフローチャートである。 2次元座標及び3次元座標それぞれの場合におけるAoA評価関数を説明するための概念図である。 RTTやRSSIを測定する場合における位置推定システムの構成例を示す概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施形態において各要素の個数、数量、量、範囲などの数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数が特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造などは、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
1.構成例
1-1.無線通信システム
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムWCSの構成例を示す概念図である。本実施の形態に係る無線通信システムWCSは、無線端末局RTと、位置推定システム10とを含んでいる。さらに位置推定システム10は、複数のアンテナASと、位置推定装置100とを含んでいる。
図1では、複数のアンテナASそれぞれを区別するために、アンテナASの符号に番号を附している。つまり図1では、アンテナAS1からアンテナASnまでのn個のアンテナASが位置推定システム10に含まれていることを示している。
各々のアンテナASは、無線局RSに備えられている。図1では、アンテナASの符号の附番に対応するように、アンテナASが備えられる無線局RSの符号に番号を附している。
無線端末局RTは、各々のアンテナASと電波を送受信することが可能な端末アンテナATを備えている。
無線端末局RTと端末アンテナAT、及び無線局RSとアンテナASはそれぞれ一体となっており、その位置は同等である。つまり、端末アンテナATの位置が定まれば、無線端末局RTの位置が定まり、逆に無線端末局RTの位置が定まれば端末アンテナATの位置が定まる。無線局RSとアンテナASについても同様である。
無線端末局RT及び無線局RSは、端末アンテナAT及びアンテナASを介して電波を送受信することで、信号の通信を行う。つまり送受信される電波は、典型的には、ある信号の情報を含むように変調された搬送波である。
本実施の形態に係る位置推定システム10は、位置が未知である端末アンテナATの位置、延いては無線端末局RTの位置を推定する。
無線端末局RTは、典型的には、携帯情報端末等のその位置が刻々と変化する移動端末であるが、ある位置に定置される端末であっても良い。無線端末局RTの構成については後述する。
無線局RSは、アンテナASが受信する電波に関する測定を行う。少なくとも、アンテナASが受信する電波の受信方向(AoA;Angle of Arrival)を測定するAoA測定処理を行う。複数の無線局RS及びアンテナASそれぞれは、特定の位置に定置されており、その位置は既知である。
各々の無線局RS及び位置推定装置100は、ネットワークNETを構成しており、ネットワークNETを介して互いに情報通信を行う。ネットワークNETは、無線通信技術により無線で構成されていても良いし、通信用ケーブル等で互いが電気的あるいは光学的に接続されるように有線で構成されていても良い。無線局RSから位置推定装置100に送信される情報には、少なくとも無線局RSが測定するAoAの情報が含まれる。
位置推定装置100は、無線端末局RTの位置を推定する処理を実行する装置である。位置推定装置100は、典型的には、コンピュータである。位置推定装置100が実行する処理の詳細については後述する。
位置推定システム10では、各々の無線局RSが、端末アンテナATから送信されアンテナASで受信する電波のAoAを測定する。そして位置推定装置100が、各々のアンテナASにおけるAoAの情報とアンテナASの位置の情報とから無線端末局RTの位置を推定する。位置推定システム10の構成については後述する。
ここで無線局RSは、AoAを測定するための電波を端末アンテナATから受信するために、無線端末局RTに対して信号(測定信号)を送信する。無線端末局RTは端末アンテナATを介して測定信号を受け取ると、端末アンテナATを介して無線局RSに対して信号(応答信号)を送信する。これによりアンテナASは、端末アンテナATから送信される電波を受信することができる。
測定信号は、例えば、無線LANの規格におけるマネジメントフレームやそのアクションフレームを利用することで生成される。データフレーム等の別のフレームを利用して生成しても良い。応答信号は、例えば、測定信号に対して返される応答確認信号(ACK;Acknowledgement)である。無線LAN以外についても、同様に測定信号及び応答信号の通信ができるものであれば、どのような無線通信方式に準じて通信が行われても良い。
1-2.無線端末局
図2は、無線端末局RTの構成例を示す概念図である。無線端末局RTは、その形態によって様々な機能を有する場合があり、その構成も様々であるが、図2は、端末アンテナATを介して行う通信に関する構成を示すものである。無線端末局RTは、信号受信部310と、信号送信部320と、制御部330とを含んでいる。
信号受信部310は、端末アンテナATが受信する電波(受信電波)の信号処理を行う。そして、受信電波の情報を含む電気信号(受信信号)を生成し制御部330に出力する。信号受信部310が行う信号処理は、典型的には、受信電波のフィルタリング処理、受信電波の増幅処理、通信プロトコルに沿った受信電波の復調処理等である。
制御部330は、無線端末局RTが有する各機能を実行する。各機能の実行に際して、端末アンテナATを介して通信を行う必要がある場合には、受信時は、信号受信部310から受信信号を取得する。送信時は、信号送信部320に対して、端末アンテナATを介して送信する情報を含む電気信号(送信信号)を出力する。
制御部330は、受信信号として無線局RSから送信される測定信号を取得すると、送信信号として応答信号を出力する機能を有する。
信号送信部320は、送信信号の信号処理を行い、送信信号の情報を含む電波(送信電波)を生成する。送信電波は、端末アンテナATを介して出力される。信号送信部320が行う信号処理は、典型的には、通信プロトコルに沿った搬送波の生成及び送信信号に対する搬送波の変調処理、送信電波の増幅処理、送信電波のフィルタリング処理等である。
1-3.位置推定システム
図3は、位置推定システム10の構成例を示す概念図である。前述するように、位置推定システム10は、無線局RS及びアンテナASと、位置推定装置100とを含んでいる。図3では、位置推定システム10に含まれる複数の無線局RS及びアンテナASのうち1つの無線局RS及びアンテナASのみが図示されている。位置推定システム10に含まれる複数の無線局RSは、図3に示される構成と同等の構成を有しており、それぞれが位置推定装置100とネットワークNETを構成している。
無線局RSは、信号受信部210と、信号送信部220と、測定部230とを含んでいる。
信号受信部210は、アンテナASが受信する電波(受信電波)の信号処理を行う。そして、受信電波の情報を含む電気信号(受信信号)を生成し測定部230に出力する。信号受信部210が行う信号処理は、前述する信号受信部310と同様である。
測定部230は、受信信号を取得し、受信信号の情報から受信電波に関する測定を行う。測定部230は、少なくともAoA測定処理を実行するAoA測定処理部231を含んでいる。測定部230は、測定を行う処理が実行されると無線端末局RTに対する測定信号を出力する。そして、その測定信号に対する応答信号となる受信電波に関して測定を行う。よって、測定部230が取得する受信信号には、測定信号に対する無線端末局RTの応答信号が含まれる。
ここで図4に、AoA測定処理が実行される場合の、無線局RSと無線端末局RTによる測定信号及び応答信号を示すシーケンス図を示す。無線局RSは、AoA測定処理が実行されると、アンテナASを介し無線端末局RTに対して測定信号を送信する。無線端末局RTは、測定信号を受信すると、端末アンテナATを介し無線局RSに対し測定信号に対する応答信号を送信する。
図4に示す処理は、所定の周期で繰り返し実行されても良いし、外部からの要求等の特定の条件により実行しても良い。例えば、位置推定装置100がネットワークNETを介して無線局RSに対してAoAの測定の要求を行い、この要求を無線局RSが受け取るとAoA測定処理が実行される。
再度図3を参照する。信号送信部220は、測定信号の信号処理を行い、測定信号の情報を含む電波(送信電波)を生成する。送信電波は、アンテナASを介して出力される。信号送信部220が行う信号処理は、前述する信号送信部320と同等である。
無線局RSが測定部230で測定する測定値は、ネットワークNETを介して、位置推定装置100に伝えられる。
位置推定装置100は、メモリ110と、プロセッサ120とを含んでいる。
メモリ110は、データを一時的に記録するRAM(Random Access Memory)と、プロセッサ120で実行可能な制御プログラムや制御プログラムに関連する種々のデータを記憶するROM(Read Only Memory)とを含んでいる。ネットワークNETを介して位置推定装置100が取得する情報は、メモリ110に記憶される。またメモリ110は、無線端末局RTの位置を推定する処理を実行するためのプログラム(位置推定プログラム)PGMを記憶している。
プロセッサ120は、メモリ110からプログラムを読み出し、メモリ110から読み出す種々のデータに基づいて、プログラムに従う処理を実行する。特にプロセッサ120は、メモリ110から位置推定プログラムPGMを読み出し、各々のアンテナASに係るAoAの情報と各々のアンテナASの位置の情報とに基づいて、無線端末局RTの位置を推定する処理を実行する。ここで、AoAの情報は、各々の無線局RSからネットワークNETを介して取得しメモリ110に記憶される。アンテナASの位置の情報は、同様に各々の無線局RSからネットワークNETを介して取得しても良いし、既知の情報としてメモリ110あるいは位置推定プログラムPGMにあらかじめ与えられていても良い。
2.処理
本実施の形態に係る位置推定システム10は、無線端末局RTの位置を、座標上の位置として推定する。座標は、ある空間上の位置を原点として定められる。この座標は、位置推定システム10に含まれる無線局RS及び位置推定装置100に共通に与えられる。また座標は、2次元であっても良いし、3次元であっても良い。つまり、無線端末局RTの位置を、2次元座標上の位置として推定しても良いし、3次元座標上の位置として推定しても良い。以下、無線局RSにおけるAoAの測定と、位置推定装置100が位置推定プログラムPGMに従って実行する処理及びその処理に係る位置推定処理それぞれについて説明する。
2-1.AoAの測定
前述するように、無線局RSは、AoA測定処理の実行により、無線端末局RTに対して測定信号を送信する。そして、その測定信号に対する応答信号の電波のAoAを測定する。
図5に、2次元座標及び3次元座標それぞれの場合について測定するAoAを説明するための概念図を示す。図5では、2次元座標をx軸及びy軸による直交座標系で定め、3次元座標をx軸、y軸、及びz軸による直交座標系で定める場合を示している。図5中のASiは、附番がiであるアンテナASiの位置を示している。図5中のATは、端末アンテナATの位置を示している。図5中のAoAiは、端末アンテナATからアンテナASiに送信される応答信号のAoAを示している。
図5において、アンテナASiの位置は、2次元座標では(xi,yi)、3次元座標では(xi,yi,zi)である。端末アンテナATの位置は、2次元座標では(xT,yT)、3次元座標では(xT,yT,zT)である。
2次元座標の場合、アンテナASiに係るAoA(AoAi)を、図5に示すx軸方向とAoAiとのなす角θiで表す。3次元座標の場合、アンテナASiに係るAoA(AoAi)を、図5に示す仰俯角θi及び方位角φiで表す。このように、測定するAoAは、2次元座標である場合は1つの角度で表され、3次元座標である場合は2つの角度で表される。これら角度の値が、AoAの測定値として位置推定装置100に伝えられる。
AoAの測定は、例えば、端末アンテナATをアレイアンテナで構成し、アレイアンテナに含まれる素子アンテナ間で受信する電波の位相差に基づいて行うことができる。
2-2.位置推定プログラム
位置推定装置100は、プロセッサ120が位置推定プログラムPGMに従って処理を実行することにより、端末アンテナATの位置、延いては無線端末局RTの位置を推定する。図6は、プロセッサ120が位置推定プログラムPGMに従って実行する処理を示すフローチャートである。
ここで、座標は、図5において示したように与えられているとする。つまり、無線端末局RTの位置を推定することは、2次元座標では(xT,yT)、3次元座標では(xT,yT,zT)を推定することである。また前述するように、アンテナASiの位置、すなわち2次元座標における(xi,yi)、3次元座標における(xi,yi,zi)は既知である。
図5に示す処理を行う位置推定プログラムPGMは、所定の周期で繰り返し実行されても良いし、外部からの要求等の特定の条件により実行されても良い。
ステップS100において、プロセッサ120は、ネットワークNETを介して各々の無線局RSから測定値等の情報を取得する。測定値には、少なくともAoAが含まれる。またネットワークNETを介して各々のアンテナASの位置の情報を取得する場合は、測定値等の情報として各々のアンテナASの位置の情報が含まれる。
ステップS200において、プロセッサ120は、ステップS100において取得した測定値の統計処理を実行する。この統計処理は、例えば、測定値の統計的なばらつきや瞬間的な外れ値等を取り除くための、移動平均や回帰等の処理である。
ステップS300において、プロセッサ120は、無線端末局RTの位置を推定する位置推定処理を実行する。これにより、端末アンテナATの位置の推定値(以下「推定位置」とも称する。)となる2次元座標(xT,yT)、あるいは3次元座標(xT,yT,zT)が現在の制御周期において算出される。位置推定処理の詳細については後述する。
ステップS400において、プロセッサ120は、ステップS300において算出した推定位置の座標の安定化処理を実行する。これは、現在及び過去の制御周期において算出した推定値の座標データの振動を取り除き、安定化した推定位置の座標(以下「安定化座標」とも称する。)を与える処理である。
この安定化処理は、例えば、現在の制御周期において算出した座標と1つ前の制御周期時点での安定化座標との距離の差が、一定の閾値を超える場合に、その閾値を超えない座標を現在の制御周期における安定化座標として与える。一定の閾値を超えない場合は、1つ前の制御周期時点での安定化座標を、現在の制御周期における安定化座標として与える。一定の閾値は、位置推定プログラムPGMにあらかじめ与えられる。
あるいは、現在及び過去の制御周期において算出した推定値の座標データに対して、ローパスフィルタやカルマンフィルタ等のフィルタリング処理を適用することにより、安定化座標を与えても良い。
2-3.位置推定処理
以下、ステップS300の位置推定処理について詳細に説明する。図7は、ステップS300の位置推定処理においてプロセッサ120が実行する処理を示すフローチャートである。図7に示される処理は、ステップS300の位置推定処理を実行する都度実行される。
ステップS310において、プロセッサ120は、各々のアンテナASiに対して空間上の位置を引数とする評価関数を設定する。空間上の位置は、2次元座標の位置(x,y)、あるいは3次元座標の位置(x,y,z)で表される。ここで、評価関数として、次のようにAoA評価関数が設定される。
AoA評価関数は、アンテナASiの位置を基点とする空間上の位置の方向とAoAとのなす角を与える関数である。図8に、2次元座標及び3次元座標それぞれの場合におけるAoA評価関数を説明するための概念図を示す。図8のASi、AT、AoAiは、図5に示すものと同義である。図8中のPは、空間上の位置を示している。
図8中のviは、アンテナASiの位置(xi,yi)あるいは(xi,yi,zi,)を始点、空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)を終点とするベクトルである。これは、アンテナASiの位置を基点とする空間上の位置の方向を向いたベクトルである。ベクトルviは、空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)を引数として、以下のように2次元座標において式(1)、3次元座標において式(2)で表される。
Figure 0007505565000001
Figure 0007505565000002
図8中のeiは、アンテナASiに係るAoA(AoAi)の方向の単位ベクトルである。つまり、AoAiが、2次元座標においてθi、3次元座標においてθi及びφiで与えられるとき、ベクトルeiは以下のように2次元座標において式(3)、3次元座標において式(4)で表される。
Figure 0007505565000003
Figure 0007505565000004
図8中のψiは、ベクトルviとベクトルeiのなす角である。よってψiは、次の式(5)で表される。ここで、||vi||はベクトルviのユークリッドノルムを表す。またベクトルeiは単位ベクトルであり、そのユークリッドノルムが1であることを用いている。
Figure 0007505565000005
このψiが、アンテナASiの位置を基点とする空間上の位置の方向とAoAとのなす角である。よってアンテナASiに係るAoA評価関数faiを、空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)を引数として、以下のように2次元座標において式(6)、3次元座標において式(7)により設定する。
Figure 0007505565000006
Figure 0007505565000007
前述するように、アンテナASiの位置(xi,yi)あるいは(xi,yi,zi,)、及びAoAiを表す角度θiあるいはθi及びφiは既知であるから、空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)を引数としてAoA評価関数faiの値が定まる。
再度図7を参照する。ステップS320において、プロセッサ120は、ステップS310において設定したAoA評価関数faiを含む評価値feを設定する。評価値feを、それぞれのAoA評価関数faiの値の全体を評価する式として、以下のように2次元座標において式(8)、3次元座標において式(9)により設定する。ここでnは、前述するように、位置推定システム10に含まれる無線局RS及びアンテナASの個数である。
Figure 0007505565000008
Figure 0007505565000009
理想的には、引数とする空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)が、端末アンテナATの位置(xT,yT)あるいは(xT,yT,zT)に近づくほど、アンテナASiに係るAoA評価関数faiそれぞれの値は小さくなる。すなわち、評価値feが小さくなる。特に、引数とする空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)が、端末アンテナATの位置(xT,yT)あるいは(xT,yT,zT)と一致するとき、AoA評価関数faiそれぞれの値は0となる。すなわち、評価値feの値は0となる。
実際的には、AoAの測定値の精度や誤差等のため、理想的であるとは限らない。しかし、評価値feがより小さくなる空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)は、端末アンテナATの位置(xT,yT)あるいは(xT,yT,zT)により近いと考えることができる。よって、評価値feが最小となる空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)を端末アンテナATの位置(xT,yT)あるいは(xT,yT,zT)と推定することができる。
ステップS330において、プロセッサ120は、評価値feが最小となる空間上の位置(x,y)あるいは(x,y,z)を算出する。前述するように、この空間上の位置を端末アンテナATの位置(xT,yT)あるいは(xT,yT,zT)と推定する。すなわち、端末アンテナATの位置(xT,yT)あるいは(xT,yT,zT)の推定値を、以下のように2次元座標において式(10)、3次元座標において式(11)で算出する。
Figure 0007505565000010
Figure 0007505565000011
この算出は、例えば、探索的に行うことができる。探索的に行う方法としては、ニュートン法、BFGS(Broyden Flether Goldfarb Shanno)法、ベイズ最適化による方法等が挙げられる。その他、考え得る空間上の位置全体で評価値feを算出し、評価値feが最小となる空間上の位置を算出しても良い。あるいは、まず考え得る空間上の位置に対して大きな間隔毎に荒く評価値feを算出し、評価値feが小さくなる領域に対してより小さな間隔毎に細かく評価値feを算出することを繰り返すことで、探索的に評価値feが最小となる空間上の位置を算出しても良い。
ただし、AoA評価関数faiの作り方より、評価値feが最小となる空間上の位置が定まるためには、2次元座標の場合はnが2以上、3次元座標の場合はnが3以上であることが必要である。
ところで、理想的な条件として、AoA評価関数faiそれぞれの値を0とする空間上の位置を算出することが考えられる。これは、例えば2次元座標の場合において、以下の式(12)で表される連立方程式を解くことに対応する。
Figure 0007505565000012
この連立方程式(12)は、nが2である場合に、解となる空間上の位置が定まる。ゆえに、nが2である場合は、この連立方程式(12)の解となる空間上の位置を端末アンテナATの位置と推定しても良い。ただし、非線形方程式となるため、ニュートン法等の方法を用いて解くことが望ましい。
nが3以上である場合は、連立方程式(12)は、優決定系となる。このため、最小二乗法により解を求めることとなり、式(8)及び式(10)と一致する。
なお、この連立方程式(12)の解となる空間上の位置は、評価値feが0となる空間上の位置に対応する。評価値feは0以上の値であるから、nが2である場合についても、連立方程式(12)を解くことは、解が存在すれば評価値feを最小とすることと同義である。
3次元座標の場合においても、同様に連立方程式を与えることができる。3次元座標の場合は、nが3である場合に、連立方程式の解となる空間上の位置が定まる。
3.効果
以上説明したように、本実施の形態に係る位置推定システム10は、複数のアンテナASに係るAoAと、アンテナの位置とに基づいて無線端末局RTの位置を推定する。これにより、RTTやRSSIによる位置の推定等の従来技術では十分な精度が得られない場合であっても、AoAにより無線端末局RTの位置を推定することができる。
また、RTTやRSSIによる無線端末局RTの位置の推定を行う場合、原理的に無線端末局RTの位置とは別に推定するパラメータが必要となる。このため、無線端末局RTの推定位置を定めるために必要最小限のアンテナASの個数が多くなる。一方で、AoAによる無線端末局RTの位置の推定は、前述するように、パラメータの追加を必要としない。つまり、RTTやRSSIによる無線端末局RTの位置の推定と比べて、必要最小限のアンテナの個数を減らすことができ、コストを低減することができる。
4.変形例
本実施の形態に係る位置推定システム10は、以下のように変形した態様を採用しても良い。
4-1.変形例1
本実施の形態に係る位置推定システム10において、位置推定装置100は、各々のアンテナASiに係るAoAの測定値に対して信頼性を示す信頼度を与えても良い。そして、評価値feにおいて、各々のアンテナASiに係るAoA評価関数faiは信頼度の高さに応じた重み付けがされていても良い。
信頼度は、例えば、次のように与えられる。過去一定時間で取得するアンテナASiに係るAoAの測定値について、標準偏差を算出し、標準偏差が小さいほどAoAの測定値の信頼度が高いとする。逆に、標準偏差が大きいほどAoAの測定値の信頼度が低いとする。これらの処理は、例えば、図6に示すステップS200の測定値統計処理において行われる。
あるいは、次のように、特定の状況に応じてあらかじめ信頼度を与えても良い。アンテナASiの設置場所の環境が、電波を散乱しやすい場合はアンテナASiに係るAoAの測定値の信頼度を低くし、電波を散乱しにくい場合は信頼度を高くする。無線局RSiやアンテナASiの特性や設置状況等から、AoAの測定値の値がとる範囲に対して信頼性が既知である場合は、AoAの測定値の値に応じて信頼度を与える。
評価値feを、以下のように2次元座標において式(13)、3次元座標において式(14)により設定する。ここでwaiは、アンテナASiに係るAoAの測定値の信頼度に応じた実数値である。つまりwaiは、信頼度が高いほど大きな値となり、信頼度が低いほど小さな値となる。
Figure 0007505565000013
Figure 0007505565000014
このように変形した態様を採用することで、信頼度が高いAoAの測定値に対するAoA評価関数faiが評価値feに大きく影響することとなり、無線端末局RTの推定位置の精度を向上させることができる。
4-2.変形例2
本実施の形態に係る位置推定システム10において、位置推定装置100は、AoA評価関数fai以外の評価関数を設定しても良い。そして、評価値feをその評価関数を含むように設定しても良い。
AoA評価関数以外の評価関数として、例えば、非特許文献1で示されるRTTやRSSIから定めるRTT評価関数やRSSI評価関数を設定することが考えられる。この場合、位置推定システム10は、RTTやRSSIを測定することが必要である。
図9に、RTTやRSSIを測定する場合の位置推定システム10の構成例を示す。図9に示されるように、測定部230は、RTTやRSSIを測定する処理(以下「RTT/RSSI測定処理」とも称する。)を実行するためのRTT/RSSI測定処理部232を含んでいる。またこの場合に、測定部230は、RTTを測定するための時間を計測することができる機能を有している。
RTT/RSSI測定処理を実行する場合の動作は、前述するAoA測定処理を実行する場合と同等である。つまり、RTT/RSSI測定処理が実行されると、アンテナASを介して無線端末局RTに対して測定信号を送信する。そして、その測定信号に対する応答信号となる受信電波に関してRTTやRSSIの測定を行う。
その他の評価関数として、空間上の位置に対して値を与える位置評価関数を設定することが考えられる。位置評価関数は、無線端末局RTの移動可能な範囲が限られている場合や、無線端末局RTの位置を特に推定したい範囲が限られている場合に、その範囲において小さな値が与えられるように設定される。例えば、トンネルや長い廊下等の長手方向には大きく移動できるが短手方向にはほとんど移動できない場所で位置を推定する場合、また長手方向の位置を特に推定したい場合、部屋等において垂直方向の位置は重要ではなく水平方向の位置を特に推定したい場合等である。
位置評価関数fpは、例えば、以下のように式(15)あるいは式(16)で設定される。
Figure 0007505565000015
Figure 0007505565000016
式(15)は、2次元座標で位置を推定する場合に、x軸上の位置を特に推定したい場合等に設定される位置評価関数fpである。式(15)に示されるように、この位置評価関数fpは、空間上の位置(x、y)がx軸に近いほど小さな値となる。
式(16)は、3次元座標で位置を推定する場合に、xy平面上の位置を特に推定したい場合等に設定される位置評価関数fpである。式(16)に示されるように、この位置評価関数fpは、空間上の位置(x、y)がxy平面に近いほど小さな値となる。
評価値feを、これらの評価関数を含むように、以下のように2次元座標において式(17)、3次元座標において式(18)により設定する。ここで、fti及びfriはそれぞれアンテナASiに係るRTT評価関数及びRSSI評価関数である。l及びrはそれぞれ、RTT評価関数fti及びRSSI評価関数friの設定に伴い推定が必要となるパラメータであり、非特許文献1に示されるものと同等である。RTT評価関数fti及びRSSI評価関数friは、非特許文献1に示されるものと同等であり、ここでの説明は省略する。
Figure 0007505565000017
Figure 0007505565000018

Figure 0007505565000019
あるいは、以下の式(19)の連立方程式を解いても良い。なお、この連立方程式(19)は3次元座標の場合を示している。
Figure 0007505565000020
この連立方程式(19)は、優決定系となるため、最小二乗法により解を求める。つまり、連立方程式(19)の解を求めることは、式(18)の評価値feを最小とする空間上の位置(x,y,z)及びパラメータl,rを求めることと同義である。
さらに、変形例1と同様に、アンテナASiに係るAoA、RTT,RSSIそれぞれに対して信頼度を与え、評価値feを、以下のように2次元座標において式(20)、3次元座標において式(21)により設定しても良い。
Figure 0007505565000021

Figure 0007505565000022
Figure 0007505565000023

Figure 0007505565000024
ここでwti及びwriは、それぞれアンテナASiに係るRTT及びRSSIの測定値の信頼度に応じた実数値である。つまりwti及びwriは、信頼度が高いほど大きな値となり、信頼度が低いほど小さな値となる。またwpは、位置評価関数fpに対する重みを与える実数値である。wpの値は、位置評価関数fpをどの程度考慮したいかにより設定される。
なお、式(17)乃至式(21)において、必要としない、あるいは設定されない評価関数がある場合は、その評価関数を適宜省略して評価値feを設定しても良い。また、前述する評価関数以外の評価関数を設定し、その評価関数を含むように評価値feを設定しても良い。
このように変形した態様を採用することで、RTTやRSSIによる無線端末局RTの位置の推定方法を併用することができ、推定の精度を向上させることができる。また位置評価関数fpを併用することで、推定したい領域を限定することができ、推定の精度の向上、及び計算負荷の低減が可能となる。
WCS 無線通信システム
10 位置推定システム
RT 無線端末局
AT 端末アンテナ
RS 無線局
AS アンテナ
100 位置推定装置
PGM 位置推定プログラム
fai AoA評価関数
fe 評価値

Claims (5)

  1. 無線通信システムにおける無線端末局の位置を推定する位置推定システムであって、
    前記無線端末局と電波を送受信する複数のアンテナと、
    位置推定装置と、
    を備え、
    前記位置推定装置は、
    各々の前記アンテナにおける前記電波の受信方向の情報を取得し、
    前記受信方向と前記アンテナの位置とに基づいて前記無線端末局の位置を推定する位置推定処理を実行する
    ように構成され、
    前記位置推定処理は、
    各々の前記アンテナについて、空間上の位置を引数として前記アンテナの位置を基点とする前記空間上の位置の方向と前記受信方向とのなす角を与える第1評価関数を設定することと、
    前記空間上の位置を引数として前記空間上の位置が所定の空間上の範囲に近くなるほど小さな値を与える第2評価関数を設定することと、
    各々の前記アンテナに係る前記第1評価関数と前記第2評価関数とを含む評価値を最小化する前記空間上の位置を算出することと、
    算出された前記空間上の位置を前記無線端末局の位置と推定することと
    を含む
    ことを特徴とする位置推定システム。
  2. 請求項1に記載の位置推定システムであって、
    前記位置推定装置は、
    各々の前記アンテナに係る前記受信方向の情報に対して信頼性を示す信頼度を与え、
    前記位置推定処理は、
    前記信頼度の高さに応じて各々の前記アンテナに係る前記第1評価関数を重み付けし、
    重み付けされた前記第1評価関数を用いて前記無線端末局の位置を推定する
    ことを特徴とする位置推定システム。
  3. 無線通信システムにおける無線端末局の位置を推定する位置推定方法であって、
    前記無線通信システムは、前記無線端末局と電波を送受信する複数のアンテナを含み、
    前記位置推定方法は、
    各々の前記アンテナにおける前記電波の受信方向と前記アンテナの位置とに基づいて前記無線端末局の位置を推定する位置推定処理を含み、
    前記位置推定処理は、
    各々の前記アンテナについて、空間上の位置を引数として前記アンテナの位置を基点とする前記空間上の位置の方向と前記受信方向とのなす角を与える第1評価関数を設定することと、
    前記空間上の位置を引数として前記空間上の位置が所定の空間上の範囲に近くなるほど小さな値を与える第2評価関数を設定することと、
    各々の前記アンテナに係る前記第1評価関数と前記第2評価関数とを含む評価値を最小化する前記空間上の位置を算出することと、
    算出された前記空間上の位置を前記無線端末局の位置と推定することと
    を含む
    ことを特徴とする位置推定方法。
  4. 請求項3に記載の位置推定方法であって、
    各々の前記アンテナに係る前記受信方向の情報に対して信頼性を示す信頼度を与え、
    前記信頼度の高さに応じて各々の前記アンテナに係る前記第1評価関数を重み付けし、
    重み付けされた前記第1評価関数を用いて前記無線端末局の位置を推定する
    ことを特徴とする位置推定方法。
  5. コンピュータにより実行され、請求項3又は4のいずれか一項に記載の位置推定方法を前記コンピュータに実行させる位置推定プログラム。
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