JP7502472B2 - 線条体一体型アクチュエータ、ユニットおよびロボット - Google Patents

線条体一体型アクチュエータ、ユニットおよびロボット Download PDF

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Description

本発明は、線条体一体型アクチュエータ、ならびにそのような線条体一体型アクチュエータを含むユニットおよびロボットに関する。
産業用ロボット、特に多関節ロボットは二つのリンクが互いに接続された少なくとも一つの関節部を含んでいる。関節部には、リンクを駆動するアクチュエータが設けられており、アクチュエータを駆動するための動力線および信号線が少なくとも必要とされる。また、産業用ロボットの先端に設けられたエンドエフェクタを駆動するための信号線、エア配管、高速通信用信号線などが必要とされる。本願明細書では、これら動力線、エア配管、各種の信号線などをまとめて「線条体」と呼ぶこととする。
線条体はロボットのリンクの内側に収納されることが望ましい。特許文献1には、アクチュエータの中空部分を貫通して延びる線条体が開示されている。また、特許文献2には、回転軸が互いに垂直に配置されていて隣接する二つの関節部の中空部分を線条体が延びていることが開示されている。
特開2017-159397号公報 特許第5004020号明細書
しかしながら、保守を行う際には、使用者は、線条体とその周囲物との位置関係を配慮しながら線条体の固定位置を決定する必要があり、煩雑である。弛みが無い状態で線条体を固定した場合においてアクチュエータが回転動作して線条体がねじられると、アクチュエータの中央部に向かって長さ方向に引張られるストレスが線条体に作用する。これにより、線条体が断線する可能性があるためである。
それゆえ、使用者が線条体の断線を懸念することなく、線条体の高い信頼性、長寿命を確保しつつ、組立て、組替えおよび保守が容易に可能な線条体一体型アクチュエータ、ならびにそのような線条体一体型アクチュエータを含むユニットおよびロボットが望まれている。
本開示の1番目の態様によれば、線条体一体型アクチュエータにおいて、該アクチュエータの中心軸線を含んでいて前記アクチュエータを貫通して延びる中空部分と、該中空部分を通って延びる線条体と、前記アクチュエータの一端側に位置していて前記線条体の一端が接続された少なくとも一つの第一中継部と、前記アクチュエータの他端側に位置していて前記線条体の他端が接続された少なくとも一つの第二中継部と、前記第一中継部と前記第二中継部との間で、前記線条体を前記アクチュエータに固定する第一固定部と、前記線条体を前記アクチュエータに固定する第二固定部を含み、前記線条体は前記アクチュエータの前記中心軸線上を少なくとも部分的に通るように配置されており、前記第一固定部と前記第二固定部との間における前記線条体の長さは前記第一固定部と前記第二固定部との間の最短距離よりも長いようにした、線条体一体型アクチュエータが提供される。
1番目の態様においては、線条体は第一固定部および第二固定部により所定の弛みを持って固定されているので、出力軸の所定の角度では、常に同じ固定状態を再現出来るため、線条体の高い信頼性、長寿命を確保できる。さらに、使用者は第一中継部および第二中継部のみを他のコネクタに接続すれば足りるので、使用者が回転運動により線条体に過大なストレスが作用して断線することを懸念して、配線に気を配る必要が無くなり、組立て、組替えおよび保守が容易に可能となる。さらに、軸回転動作によるねじりが作用しない、線条体一体型アクチュエータ間の中継部位の線条体を非可動用線条体とすることも可能となる。
本発明の目的、特徴及び利点は、添付図面に関連した以下の実施形態の説明により一層明らかになろう。
本開示の線条体一体型アクチュエータを備えたロボットの部分拡大図である。 本開示の線条体一体型アクチュエータを備えた他のロボットの部分拡大図である。 第一の実施形態における線条体一体型アクチュエータを備えたロボットの部分拡大図である。 第一の実施形態における線条体一体型アクチュエータを備えた他のロボットの部分拡大図である。 第一の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第二の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。 従来技術におけるアクチュエータの断面図である。 中空部分の軸方向断面と中空部分の一端における半径方向断面との関係を示す第一の図である。 中空部分の軸方向断面と中空部分の一端における半径方向断面との関係を示す第二の図である。 第三の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第三の実施形態における他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第三の実施形態におけるさらに他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。 ロボットが配置されたAGVの斜視図である。 第四の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第四の実施形態における他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第四の実施形態におけるさらに他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第五の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。 第五の実施形態における他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。 中継部の第一の拡大図である。 中継部の第二の拡大図である。 中継部の第三の拡大図である。 他の実施形態における線条体一体型アクチュエータを含むユニットの断面図である。 他の実施形態における線条体一体型アクチュエータを含むユニットの他の断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には概ね共通の参照符号を付す。
図1Aは本開示の線条体一体型アクチュエータを備えたロボットの部分拡大図である。図1Aには、ロボット1(後述する)の一つの関節軸が示されている。関節軸は線条体一体型アクチュエータ10により駆動される。
図1Aに示されるように、線条体一体型アクチュエータ10の一方側に第一リンク11が取付けられており、他方側に第二リンク12が取付けられている。これら第一リンク11および第二リンク12はロボット1の互いに隣接するいずれか二つのアーム部分に相当する。
また、本開示の線条体一体型アクチュエータを備えたロボットの部分拡大図である図1Bに示されるように、第一リンク11および第二リンク12がそれぞれ反対側に取付けられていてもよい。また、第一リンク11および第二リンク12の形状が互いに異なっていてもよく、さらに、第一リンク11および第二リンク12は図示される形状に限定されないものとする。いずれの場合においても、線条体一体型アクチュエータ10を駆動させると、第二リンク12が第一リンク11に対して回動するものとする。後述する図面においては、簡潔にする目的で、第一リンク11および第二リンク12の図示を省略する。
図2は第一の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。線条体一体型アクチュエータ10のアクチュエータ本体20は、中実駆動モータ28と、中空減速機32と、モータアダプタ30とを含んでいる。
図1C、図1Dに、図2の線条体一体型アクチュエータを図1A、図1Bと同様にロボットに組み込んだ例を示す。線条体一体型アクチュエータ10のモータアダプタ30は第一リンク11と一体的に動作し、線条体一体型アクチュエータ本体10の出力軸は第二リンク12と一体的に回動する。なお、中空減速機32の外周ケースが第一リンク11に直接的に取付けられていてもよい。
線条体一体型アクチュエータ10のモータアダプタ30が第二リンク12と一体的に動作し、線条体一体型アクチュエータ本体10の出力軸が第一リンク11と一体的に回動する構造でもよい。
アクチュエータ本体20は、ダイレクトドライブモータのみから構成されてもよい。なお、図2においては、減速機としてのアクチュエータ本体20を駆動する中実駆動モータ28がモータアダプタ30に取付けられている。なお、ダイレクトドライブモータを用いる場合には、中空減速機32を使用することなしにリンク11、12を直接的に駆動させることが可能となるので、ロボット1の位置決め精度を向上させられる。
図2に示されるように、中空減速機32の出力軸に沿って延びる線条体29がアクチュエータ本体20の内部を貫通している。線条体29はアクチュエータ本体20内の中空部を貫通するのが好ましい。あるいは、防液構造または防油構造の線条体29がアクチュエータ本体20の潤滑油通路内を通過していてもよい。線条体29は、アクチュエータ本体20用の動力線および信号線、ならびにロボット1の先端に設けられたツール(図示しない)制御用の動力線、信号線およびエア配管のうちの少なくとも一つを含むものとする。さらに、線条体29は、後述するサーボドライバ27から出力されるセンサ類のデータ情報、サーボドライバ27に入力されるセンサ類のデータ情報、線条体一体型アクチュエータ10の軸(以下、「該当軸」と呼ぶ)に隣接する一つ手前の軸と一つ後の軸のデータを中継する、例えばロボット手首部のハンド(図示しない)を駆動する信号やエア、サーボドライバ27に入力される該当軸に隣接する一つ手前の軸と一つ後の軸の位置情報データ、該当軸以外の他の軸のトルクセンサのデータ、該当軸以外の他の軸で発生したアラーム情報を供給するための管路を含んでもよい。また信号線として、光ファイバーの通信ケーブルを使用してもよい。光ファイバーの通信ケーブルは、石英ガラス系の光ファイバーケーブルやアクリル樹脂などのプラスチック光ファイバーケーブルなどがある。
なお、図2においては中実駆動モータ28はモータアダプタ30の一部に取付けられている。言い換えれば、中実駆動モータ28は可動部材回転軸からオフセットして配置されている。このように減速機は中空構造であるものの、駆動モータは中空構造でない実施例や、後述するように減速機および駆動モータの両方が中空構造である実施例が考えられる。アクチュエータ本体20がダイレクトドライブモータのみで構成される場合は、ダイレクトドライブモータ自体が中空構造であるのが望ましい。
図示されるように、線条体29の一端はモータアダプタ30側に位置する第一中継部25に接続されている。そして、第一中継部25とアクチュエータ本体20との間で線条体29は第一固定部23によってモータアダプタ30に固定されている。同様に、線条体29の他端は中空減速機32側に位置する第二中継部26に接続されている。そして、第二中継部26とアクチュエータ本体20との間で線条体29は第二固定部24によって中空減速機32の出力軸に固定されている。なお、複数の第一中継部25および複数の第二中継部26が備えられていても良い。
線条体29は複数の線材の集合体でありうる。そのような場合には、第一固定部23および第二固定部24は、複数の線材のそれぞれを所定位置に固定するのが望ましい。大きな線条体の束を丸ごと固定するよりも、少ない束で複数に分けて固定する方が、それぞれの線条体の少ない束が堅強に固定出来るため、ねじり運動による線条体の長さ方向に引張ストレスが作用しても線条体が動かないように出来るためである。もちろん固定部において、ねじり運動で各線条体が動かない構造として、線条体の束を全体的に固定してもよい。これにより、線条体一体型アクチュエータ10が所定位置から所定角度だけ回転動作すると、線条体29のそれぞれの線材のねじれ状態は常に同じになる。言い換えれば、線条体一体型アクチュエータ10が所定位置から所定角度だけ回転動作し、その後、元の所定位置まで反対方向に回転動作するときに、一部の線材はその所定位置まで戻るが、他の線材はその所定位置まで戻らないなどという事態は発生しない。このような第一固定部23および第二固定部24を採用することで、線条体29の長寿命を実現できる。
図2から分かるように、第一固定部23および第二固定部24はアクチュエータ本体20の中心から離間した位置にあるのが好ましい。また、第一固定部23および第二固定部24は、本実施例においては略L字形状の部材であるが、他の形状であってもよい。
アクチュエータ本体20の第一中継部25および第二中継部26は例えばコネクタであり、他の中継部に接続される。また、図2から分かるように、線条体一体型アクチュエータ10に第一リンク11および第二リンク12が連結されているときには、第一中継部25および第二中継部26はそれぞれ第一リンク11および第二リンク12の内部に格納されても良いし、前記モータアダプタ30や中空減速機32の外周ケースに組み付けられていても良い。
このように、本発明においては線条体29は第一固定部23および第二固定部24によって固定部分21(図2ではモータアダプタ30。他の図では中空ブレーキ37)と該固定部分21に対して相対的に回転可能であって第二リンク12が取付けられるべき可動部分22(図2では中空減速機32の出力部分22。他の図ではトルクセンサ39)とにそれぞれ固定されている。そして、線条体29は第一固定部23および第二固定部24の間で十分に弛んでいる。つまり、第一固定部23および第二固定部24の間の線条体29の長さは、第一固定部23および第二固定部24の間の最短距離よりも長い。
従って、本発明では、第一固定部23と第二固定部24との間のみにおいて線条体29がねじり運動し、それにより、軸方向の回転を吸収している。このため、本発明においては、線条体29のねじり動作のみで完結しており、曲げ動作は作用しない信頼性の高い線条体一体型アクチュエータ10を提供できる。さらに、使用者は第一中継部25および第二中継部26のみを他のコネクタに接続すれば足りるので、使用者がねじり運動で発生するストレスによる断線を懸念して、線条体の弛みに気を配る必要が無くなり、組立て、組替えおよび保守が容易に可能となる。もちろん図示しないものの、第一固定部23と第二固定部24を中空部分40の外部の空間に、回転軸に対して交差する方向に、中空部分40から線条体を引き出した部位に設けて、線条体にねじれに加えて曲げが加わるような構造としてもよい。
図3Aは第二の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。図3Aに示される線条体一体型アクチュエータ10は、中空モータ31と、該中空モータ31と同軸で連結された中空減速機32とを含んでいる。中空モータ31には、中空ブレーキ37が設けられている。さらに、中空減速機32と第二リンク12との間には線条体一体型アクチュエータ10の出力軸に作用する力を検出するトルクセンサ39が設けられている。図示されるように、中空モータ31の中空部分41および中空減速機32の中空部分42は互いに共通の内径を有するのが好ましい。これにより、中空モータ31の中空部分41と中空減速機32の中空部分42との間で段差が無くなり、線条体29が破損するのを避けられる。以下においては、中空モータ31の中空部分41と中空減速機32の中空部分42とをまとめて中空部分40と称す場合がある。
図3Aに示されるように、線条体29は中空部分40の両端においてアクチュエータ10または中空部分40の中心軸線上または中心軸線に対して平行な他の直線上を少なくとも部分的に通るように配置されるのが好ましい。線条体29は、そのねじれが回転中心軸線に近い程断線しやすい傾向があるので、線条体29を中心軸線から離れた位置で固定することで、線条体29の寿命を更に長くできる可能性がある。
あるいは、線条体29はアクチュエータ10または中空部分40の両端において中空部分40の中心軸線上に配置されるようにしてもよい。この場合には、線条体29が中空部分40内で弛む余裕代を大きく確保することができる。
図3Bは従来技術におけるアクチュエータの断面図である。図3Bにおいては、中実駆動モータ28’がアクチュエータ本体20’の一端の角隅部に取付けられている。より大型の駆動モータ28’を取付ける場合および小型のアクチュエータ本体20’を使用する場合には、駆動モータ28’の一部分がアクチュエータ本体20’の一端において中空部分を部分的に塞ぐようになる。このような場合には、線条体29’が駆動モータ28’の一部分に接触するのを避けるために、線条体29’を湾曲させる必要があり、その結果、線条体29’に、ねじりだけでなく曲げも作用することになるため、線条体の寿命が低下しやすいという問題がある。
しかしながら、図3Aにおいては、線条体一体型アクチュエータ10内に中空モータ31が包含されているので、駆動モータ28’を線条体一体型アクチュエータ10の一端に取付ける必要がない。つまり、駆動モータ28’が線条体一体型アクチュエータ10の中空部分40を部分的に塞ぐことはないので、前述した問題を回避できる。
図4Aおよび図4Bは中空部分の軸方向部分断面と中空部分の一端との関係を示す図である。図4A~図4Bのそれぞれには、中空部分40の軸方向部分断面が右方に示されており、中空部分40の一端が左方に示されている。
線条体29は、複数の線条体の集合物であるものであるものとするが、説明を容易にする目的で、単一の線条体29を示している。線条体29が単一である場合も本発明の範囲に含まれる。さらに、図4A~図4Bの内容は他の実施形態においても適用されるものとする。
図4Aにおいては線条体一体型アクチュエータ10が初期位置に在って回転動作しておらず、その結果、線条体29はねじれていない。第一固定部23および第二固定部24は中空部分40の端部近傍にそれぞれ配置されているので、第一固定部23と第二固定部24との間の距離Lは中空部分40の軸方向長さに概ね等しい。図4Aにおいては、第一固定部23と第二固定部24との間における線条体29の長さは第一固定部23と第二固定部24との間の最短距離Lよりも長い。言い換えれば、図4Aにおいては、線条体29は中空部分40の両端の間において弛んでおり、下方に垂れ下がっている。
図4Bにおいては、線条体一体型アクチュエータ10が最大角度、例えば180°まで時計回りに回転動作しているものとする。このため、線条体29は螺旋を形成するようにねじれ、その結果、線条体29には複数の「よじれ部」が形成されている。
図4Bに示される線条体29上の点29a~29dは「よじれ部」の重心をそれぞれ示している。図4Bから分かるように、これら重心を結ぶ曲線Aは中空部分40の中心軸線Oよりも下方に部分的に位置している。そして、この曲線Aの長さは、第一固定部23と第二固定部24との間の距離Lよりも長い。
言い換えれば、本開示においては、線条体一体型アクチュエータ10が最大角度まで回転した場合であっても、曲線Aが第一固定部23と第二固定部24との間の距離Lよりも長く、重力で自然に弛む程の余長があり、線条体長さ方向の引張ストレスが作用しない状態とするのが好ましい。
このように、線条体29は第一固定部23および第二固定部24により所定の弛みを持って固定されている。そして、所定の弛みは、線条体一体型アクチュエータ10が最大角度まで回転した場合であっても線条体29の「よじれ部」の重心を結ぶ曲線Aが距離Lよりも長くなるように設定されている。このため、線条体一体型アクチュエータ10が最大角度まで回転した場合であっても、線条体29に加わる張力は最小限で済み、線条体29が断線し難くなる。従って、線条体29の高い信頼性、長寿命を確保できる。さらに、軸回転動作によるねじりが作用しない、線条体一体型アクチュエータ間の中継部位の線条体、例えばリンク内に格納される中継用線条体を非可動用線条体とすることも可能となる。また、図4Aに示されるように、線条体29が中空部分40の両端において中空部分40の中心軸線の上方を通るように配置される場合には、線条体29が弛む余裕代を大きく確保することができる。なお、反時計回りに回転動作する場合も同様の効果が得られるのは明らかであろう。
また、近年では、線条体一体型アクチュエータ10を備えたロボット1をAGV(Automatic Guided Vehicle)に搭載する場合がある(後述する図5D参照)。そのような場合には、AGVのバッテリでアクチュエータ10を駆動させることが望まれるので、各軸分散型サーボドライバをアクチュエータ10に取付けることが要求される。
図5Aは第三の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。図5Aにおいては、中空モータ31を制御するサーボドライバ27がアクチュエータ10の一端に取付けられている。サーボドライバ27は、中空モータ31のサーボ制御を行うために、DC電源をAC電源へ変換するインバータおよび/または中空モータ31の動作制御を行うマイクロコンピュータを含みうる。
図5Bは第三の実施形態における他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。図5Bに示されるサーボドライバ27は、第二リンク12とは反対側において中空減速機32の端面に取付けられている。この場合には、アクチュエータ10全体が軸方向に長くなるのを避けられる。
図5Cは第三の実施形態におけるさらに他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。図5Cに示されるサーボドライバ27は、第一リンク11またはロボットアームの内面に取付けられているものとする。あるいはサーボドライバ27はロボットアーム内に配置される他の部品に取り付けられていてもよい。
サーボドライバ27と中空モータ31の間には図5Cに図示するように、中空モータ31を駆動するための電力供給や信号をやりとりするための追加の線条体が接続される。接続コネクタはサーボドライバ27と中空モータ31の双方に設けてもよいし、どちらか一方のみとして、他方はリード線のようにしてもよい。また、追加の線条体は可動用線条体である必要はなく、一体型アクチュエータの中空穴を通過させる必要もない。
このように、サーボドライバ27はアクチュエータ10またはその近傍に搭載されるのが好ましい。あるいは、サーボドライバ27自体がアクチュエータ10と一体化されていてもよい。同様に、図2に示される第一の実施形態において、駆動モータ28を駆動する同様なサーボドライバ27がアクチュエータ10またはその近傍に搭載されていてもよい。
サーボドライバ27には、例えば産業用イーサネット(登録商標)やフィールドバスといったデイジーチェーン接続が可能な通信方法で移動指令が通信される。またサーボドライバ27がインバータの場合、DCリンク電圧が接続される。これにより、コントローラとサーボドライバ27の間や、サーボドライバ27とサーボドライバの間は、デイジーチェーン接続が可能となって省配線化され、それらを接続する線条体が用いられる。
図2においては、サーボドライバ27のみを破線で示し、サーボドライバ27に接続されるべき線条体の図示を省略する。さらに、第一の実施形態において、サーボドライバ27がアクチュエータ10自体と一体化されていてもよい。サーボドライバ27が高温になるのを避けるために、サーボドライバ27の周囲はアクチュエータ10の表面に密着させない構造とするのが好ましい。
図5Dはロボットが配置されたAGVの斜視図である。図5Dに示されるロボット1、例えば垂直多間接ロボットの内部には、複数の線条体一体型アクチュエータ10が備えられているものとする。図5A~図5Cに示されるようにサーボドライバ27がアクチュエータ10またはその近傍に搭載されている場合には、ロボット1を備えたAGV2のDCバッテリでサーボドライバ27を制御してアクチュエータ10を駆動させることができる。つまり、サーボドライバ27を外部電源に接続する必要がなくなるので、AGV2を円滑かつ広範囲に移動させられる。
線条体29がねじれていない場合には、その弛みが最も大きくなる。そのような線条体29が中空部分40の内周面に接触すると、アクチュエータ10の動作時に線条体29が断線する可能性がある。図6Aは第四の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図である。線条体29の破損を防ぐ目的で、図6Aにおいては、アクチュエータ10の内部を貫通していて線条体29を取囲むよう保護する保護管49がアクチュエータ10の中空部分40に挿入されている。
他の線条体一体型アクチュエータの断面図である図6Bに示されるように、保護管49はフランジ48を介して、出力側の部材、例えば中空減速機32に取付けられたトルクセンサ39に固定されていてもよい。アクチュエータ10が中空減速機32と中空モータ31とを含む場合には、保護管49は、より低速で回転する中空減速機32側に固定されるのが好ましい。中空モータ31の中空シャフトの内壁は高速回転することになるため、この内壁に線条体が接触するのを避けるためである。保護管49が中空減速機32の出力軸側に固定されることで、保護管内壁は出力軸と同じ低速回転となるので、線条体29に作用するストレスは少なくて済むことになる。アクチュエータ10がアクチュエータ本体20とモータアダプタ30とを含む場合にも同様で、保護管49は、不動のモータアダプタ30に固定するのが好ましいが、減速機32の出力軸側に固定されてもよい。
あるいは、さらに他の線条体一体型アクチュエータの断面図である図6Cに示されるように、保護管49はフランジ48を介して、入力側の部材、例えば中空モータ31に取付けられた中空ブレーキ37の外周ケースなどに固定されていてもよい。
図7Aは第五の実施形態における線条体一体型アクチュエータの断面図であり、図7Bは第五の実施形態における他の線条体一体型アクチュエータの断面図である。
図7Aに示される第一固定部23および第二固定部24のそれぞれは、線条体一体型アクチュエータ10の端面に取付けられるべき取付部材23a、24aと、取付部材23a、24aに対して垂直であって線条体29を固定する固定部材23b、24bとを備えた略L字形状の部材であるのが好ましい。回転軸線に平行な部位で線条体を固定することで、線条体にはねじりしか作用しなくなるためである。そして、第一固定部23および第二固定部24の固定部材23b、24bは、線条体一体型アクチュエータ10の内部に向かって延びている。この場合には、第一固定部23および第二固定部24の固定部材23b、24bが線条体一体型アクチュエータ10の外部に露出するのを避けられ、線条体一体型アクチュエータ10を比較的小型にできる。
第一固定部23および第二固定部24はそのような形状に限定されない。例えば図3Aにおいては、第一固定部23および第二固定部24のそれぞれの固定部材23b、24bが線条体一体型アクチュエータ10から離間する方向に延びており、線条体一体型アクチュエータ10の外部で線条体29を固定する。
また、図7Bに示される第一固定部23および第二固定部24は、線条体一体型アクチュエータ10の端面に取付けられるべき取付部材23a、24aと、取付部材23a、24aに対して垂直であって線条体29を固定する第一固定部材23c、24cと、第一固定部材23c、24cに対して垂直であって線条体29を固定する第二固定部材23d、24dとを備えた略U字形状の部材である。図7Bから分かるように、取付部材23a、24aと第二固定部材23d、24dとは互いに平行である。また、図7Bに示される第一固定部23および第二固定部24は、線条体一体型アクチュエータ10の外部で線条体29を固定する。
これにより、線条体にはねじりしか作用しないことに加え、線条体の中継部位の張り出しを抑えることが可能となる。また、第一固定部材23c、24cおよび第二固定部材23d、24dでもって線条体29の延びる方向を線条体一体型アクチュエータ10の軸線方向に対して垂直方向に変更できる。
また、図7Bにおいて、第二固定部材23d、24dのみによって線条体29を固定してもよい。あるいは、第一固定部23および第二固定部24の形状が互いに異なっていてもよく、例えば第一固定部23が略L字形状(図7A)で、第二固定部24が略U字形状(図7B)であってもよい。さらに、第一固定部23および第二固定部24において線条体29の固定位置などが互いに異なるようにしてもよい。さらに、ロボットが複数の線条体一体型アクチュエータ10を備える場合に、ロボットの基部側のアクチュエータ10とロボットの先端側のアクチュエータ10とで、第一固定部23および第二固定部24の形状等が互いに異なっていてもよい。
さらに、図6Bおよび図6Cにおいては、略L字形状の第一固定部23および第二固定部24が段部23e、24eをそれぞれ有している。これら段部23e、24eは、線条体29の弛みをさらに確保すると共に、保護管49のフランジ48を配置できる空間を確保出来る。
さらに、図8A~図8Cは中継部の拡大図である。図8A~図8Cに示される中継部は、中継部25であるが、中継部26も同様であるものとする。図8Aにおいては、コネクタとしての中継部25が示されており、他のコネクタに接続されるものとする。中継部25自体は比較的重いので、他の部材、例えばロボットアームに設けられた取付部材25aまたはロボットアーム自体にマウントされているのが好ましい。これにより、中継部25がロボットの動作で振られるのを避けられる。取付部材25aは線条体一体型アクチュエータ10を構成する外周ケース部材類でもよい。
図8Bにおいては、剥き出しになった線条体29の線材が中継部25としての役目を果たす。また、線材としての中継部25は、端子台25bにネジ留め方式または挟み込み方式等で接続される。なお、端子台25bは他の部材、例えばロボットアームなどに取付けられていてもよい。さらに、図8Cにおいては棒端子としての中継部25が示されており、他の棒端子に接続される。図8Bおよび図8Cにおいては、中継部25自体を軽量化できるので、中継部25がロボットの動作で振られ難くなるのが分かるであろう。
図9Aは、他の実施形態における線条体一体型アクチュエータを含むユニットの断面図であり、図9Bは、他の実施形態における線条体一体型アクチュエータを含むユニットの他の断面図である。図9Aにおいては、前述した線条体一体型アクチュエータ10と同様な二つの線条体一体型アクチュエータ10A、10Bがハウジング9内に配置されている。線条体一体型アクチュエータ10A、10Bの回転軸の延びる方向は互いに直交している。そして、線条体一体型アクチュエータ10Aの第一中継部25と、線条体一体型アクチュエータ10Bの第一中継部25とが追加の線条体29aの中継部にそれぞれ接続されている。なお、線条体一体型アクチュエータ10A、10Bの回転軸の延びる方向が、180°を含む所定の角度をなすユニット2であってもよい。
さらに、線条体一体型アクチュエータ10Aのアクチュエータ本体20側に第一リンク11が取付けられ、線条体一体型アクチュエータ10Aのアクチュエータ本体20側に第二リンク12が取付けられている。図9Bにおいて第二リンク12は床部に設置されている。図9Aおよび図9Bに示される場合においても、前述したのと同様に線条体の高い信頼性と長寿命を確保しつつ、組立て、組替えおよび保守が容易になっていることは言うまでもない。また、図9Aと図9Bにおいては、アクチュエータ10A、10Bのそれぞれのモータ側がハウジング9に結合して一体化したユニット2(二軸アクチュエータ)となっている。しかしながら、アクチュエータ10A、10Bのうちの少なくとも一方の可動部材22(回転軸)あるいはトルクセンサ39側がハウジング9に結合して一体化したユニット2(二軸アクチュエータ)であってもよい。さらに、前述した線条体一体型アクチュエータ10、10A、10Bのうちの少なくとも一つを含むロボット1、およびユニット2を含むロボットも本開示の範囲に含まれる。
本開示の態様
1番目の態様によれば、線条体一体型アクチュエータにおいて、前記アクチュエータの内部を貫通して延びる線条体(29)と、前記アクチュエータの一端側に位置していて前記線条体の一端が接続された少なくとも一つの第一中継部(25)と、前記アクチュエータの他端側に位置していて前記線条体の他端が接続された少なくとも一つの第二中継部(26)と、前記第一中継部と前記第二中継部との間で、前記線条体を前記アクチュエータに固定する第一固定部(23)と、前記線条体を前記アクチュエータに固定する第二固定部(24)を含み、前記第一固定部と前記第二固定部との間における前記線条体の長さは前記第一固定部と前記第二固定部との間の最短距離よりも長いようにした、線条体一体型アクチュエータ(10)が提供される。
2番目の態様によれば、1番目の態様において、前記アクチュエータの出力軸が時計回りまたは反時計回りに最大回転角度まで回転した状態において、前記第一固定部と前記第二固定部との間における前記線条体の長さは前記第一固定部と前記第二固定部との間の最短距離よりも長いようにした。
3番目の態様によれば、1番目または2番目の態様において、前記線条体は、前記アクチュエータの中心軸線上または該中心軸線に対して平行な直線上を少なくとも部分的に通るように配置される。
4番目の態様によれば、1番目から3番目のいずれかの態様において、前記アクチュエータの一端の角隅部に取付けられるモータ(28)を具備する。
5番目の態様によれば、4番目の態様において、前記モータを制御するサーボドライバ(27)が前記アクチュエータまたはその近傍に配置される。
6番目の態様によれば、1番目から3番目のいずれかの態様において、前記アクチュエータは、中空モータ(31)と該中空モータと同軸で連結された中空減速機(32)とを含む。
7番目の態様によれば、6番目の態様において、前記中空モータを制御するサーボドライバ(27)が前記アクチュエータまたはその近傍に配置される。
8番目の態様によれば、6番目の態様において、前記アクチュエータは、前記中空モータと同軸に配置される中空ブレーキ(37)を更に含む。
9番目の態様によれば、1番目から8番目のいずれかの態様において、前記アクチュエータの出力軸に作用する力を検出する力検出部(39)を含む。
10番目の態様によれば、1番目から9番目のいずれかの態様において、 前記アクチュエータは、該アクチュエータの内部を貫通していて前記線条体を取囲む保護管(49)を備え、該保護管は、前記アクチュエータの前記一端または前記他端においてのみ支持される。
11番目の態様によれば、1番目から10番目のいずれかの態様の第一の線条体一体型アクチュエータと、1番目から10番目のいずれかの態様の第二の線条体一体型アクチュエータとを具備し、前記第一の線条体一体型アクチュエータの回転軸の延びる方向と前記第二の線条体一体型アクチュエータの回転軸の延びる方向とが所定の角度をなしているユニットが提供される。
12番目の態様によれば、1番目から10番目のいずれかの態様の少なくとも一つのアクチュエータを含むロボットが提供される。
13番目の態様によれば、11番目の態様のユニットを含むロボットが提供される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、後述する請求の範囲の開示範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更を為し得ることは、当業者に理解されよう。また、前述した実施形態の幾つかを適宜組み合わせることは本開示の範囲に含まれる。
1 ロボット
2 ユニット
9 ハウジング
10、10A、10B 線条体一体型アクチュエータ
11 第一リンク
12 第二リンク
20 アクチュエータ本体
21 固定部分
22 可動部分
23 第一固定部
23a、24a 取付部材
24 第二固定部
23b、24b 固定部材
23c、24c 第一固定部材
23d、24d 第二固定部材
23e、24e 段部
25 第一中継部
26 第二中継部
27 サーボドライバ
28 中実駆動モータ
29、29a 線条体
29a~29d 点
30 モータアダプタ
31 中空モータ
32 中空減速機
37 中空ブレーキ
39 トルクセンサ(力検出部)
40 中空部分
41、42 中空部分
48 フランジ
49 保護管

Claims (13)

  1. 線条体一体型アクチュエータにおいて、
    該アクチュエータの中心軸線を含んでいて前記アクチュエータを貫通して延びる中空部分と、
    該中空部分を通って延びる線条体と、
    前記アクチュエータの一端側に位置していて前記線条体の一端が接続された少なくとも一つの第一中継部と、
    前記アクチュエータの他端側に位置していて前記線条体の他端が接続された少なくとも一つの第二中継部と、
    前記第一中継部と前記第二中継部との間で、前記線条体を前記アクチュエータに固定する第一固定部と、
    前記線条体を前記アクチュエータに固定する第二固定部を含み、
    前記線条体は前記アクチュエータの前記中心軸線上を少なくとも部分的に通るように配置されており、
    前記第一固定部と前記第二固定部との間における前記線条体の長さは前記第一固定部と前記第二固定部との間の最短距離よりも長いようにした、線条体一体型アクチュエータ。
  2. 前記アクチュエータの出力軸が時計回りまたは反時計回りに最大回転角度まで回転した状態において、前記第一固定部と前記第二固定部との間における前記線条体の長さは前記第一固定部と前記第二固定部との間の最短距離よりも長いようにした請求項1に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  3. 前記線条体は、前記アクチュエータの中心軸線上または該中心軸線に対して平行な直線上を少なくとも部分的に通るように配置される請求項1または2に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  4. 前記アクチュエータの一端の角隅部に取付けられるモータを具備する請求項1から3のいずれか一項に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  5. 前記モータを制御するサーボドライバが前記アクチュエータまたはその近傍に配置される請求項4に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  6. 前記アクチュエータは、中空モータと該中空モータと同軸で連結された中空減速機とを含む請求項1から3のいずれか一項に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  7. 前記中空モータを制御するサーボドライバが前記アクチュエータまたはその近傍に配置される請求項6に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  8. 前記アクチュエータは、前記中空モータと同軸に配置される中空ブレーキを更に含む請求項6に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  9. 前記アクチュエータの出力軸に作用する力を検出する力検出部を含む請求項1から8のいずれか一項に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  10. 前記アクチュエータは、該アクチュエータの内部を貫通していて前記線条体を取囲む保護管を備え、
    該保護管は、前記アクチュエータの前記一端または前記他端においてのみ支持される請求項1から9のいずれか一項に記載の線条体一体型アクチュエータ。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の第一の線条体一体型アクチュエータと、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の第二の線条体一体型アクチュエータとを具備し、前記第一の線条体一体型アクチュエータの回転軸の延びる方向と前記第二の線条体一体型アクチュエータの回転軸の延びる方向とが所定の角度をなしているユニット。
  12. 請求項1から10のいずれか一項に記載の少なくとも一つのアクチュエータを含むロボット。
  13. 請求項11に記載のユニットを含むロボット。
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