JP7500675B2 - 外観検査装置 - Google Patents
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Description
本発明は、チップ部品を搬送しながら表面を撮像し、当該チップ部品の品質良否を判定する外観検査装置に関する。
プリント回路基板に実装される抵抗やコンデンサ、インダクタ等の略直方体形状をなすチップ部品は、その上面、下面、右側面、左側面、前端面、及び後端面の6面においてそれぞれカメラを用いて撮像し、これらの各撮像画像から上記チップ部品の外観を検査して、予め不良品を排除することが行われる。
ちなみにチップ部品の搬送は、例えば搬送テーブル上にチップ部品を載置して、或いは吸着ノズルを備えた真空チャックを用いてチップ部品を吸着して行われる。この際、搬送テーブル上へのチップ部品の載置姿勢を変えることによって、或いは真空チャックによりチップ部品の吸着面を変えることによってチップ部品の上記した各面のカメラによる撮像が行われる。また、例えば特許文献1の従来技術では、回転テーブルに載置されたチップ部品に対し、上面、右側面、左側面、前端面、及び後端面の5面を撮像した後、順次搬送されるチップ部品の上面を吸着しながら回転する円板体で持ち上げて、チップ部品の下面を撮像している。
しかしながら、上記した従来技術では、カメラと搬送テーブルとの干渉を避けるため、チップ部品の搬送方向における前端面、及び後端面を斜め上方から撮像することになり、検査対象面内でワークディスタンスが変わるためピントが合わせ難い等、検査面を正面から撮像する場合より高精細に撮像して高精度に検査することができない弱点がある。また、一列で搬送される複数のチップ部品の間隔が近接している場合には、チップ部品の前端面、及び後端面の全体を撮像できないことがある他、当該間隔を広げる操作を行う場合には検査のスループットが低下する虞が生じる。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、略直方体形状のチップ部品の6面を高精度、且つ高スループットで検査することができる外観検査装置を提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、略直方体形状の複数のチップ部品を載置して1列で水平方向に搬送する水平搬送部と、水平方向の回転軸を有し間欠回転する歯車状円板からなり、前記水平搬送部に載置された前記チップ部品を歯車の上流側の歯底角部で1つずつ吸着してピックアップと位置決めとを行いながら前記水平搬送部の搬送方向と直交する方向に移載搬送する垂直搬送部と、前記水平搬送部及び前記垂直搬送部のそれぞれにおいて、前記チップ部品の搬送方向に垂直な3つの露出面をそれぞれ正面で撮像する複数の撮像装置と、を備える外観検査装置である。
本発明の第1の態様は、略直方体形状の複数のチップ部品を載置して1列で水平方向に搬送する水平搬送部と、水平方向の回転軸を有し間欠回転する歯車状円板からなり、前記水平搬送部に載置された前記チップ部品を歯車の上流側の歯底角部で1つずつ吸着してピックアップと位置決めとを行いながら前記水平搬送部の搬送方向と直交する方向に移載搬送する垂直搬送部と、前記水平搬送部及び前記垂直搬送部のそれぞれにおいて、前記チップ部品の搬送方向に垂直な3つの露出面をそれぞれ正面で撮像する複数の撮像装置と、を備える外観検査装置である。
第1の態様に係る外観検査装置は、水平搬送部で搬送されるチップ部品に対し、上面、右側面、及び左側面を撮像装置の正面で撮像することができる。また、水平搬送部で搬送されるチップ部品は、垂直搬送部の歯車の歯底角部で1つずつ吸着されつつ水平搬送部の搬送方向と直交する方向にピックアップされる。このとき、チップ部品は、歯車の凹部の角に2面を接するように揃った状態で吸着されるため、垂直搬送部に対する相対的な角度が一定になる。そして、外観検査装置は、垂直搬送部で搬送されるチップ部品に対し、下面、前端面、及び後端面を撮像装置の正面で撮像することができる。
これにより外観検査装置は、撮像装置と各搬送部とが干渉することなくチップ部品の6面を正面で高精細に撮像することができると共に、順次搬送されてくる複数のチップ部品の間隔を広げる操作を不要とすることができる。従って、第1の態様に係る外観検査装置によれば、略直方体形状のチップ部品の6面を高精度、且つ高スループットで検査することができる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記チップ部品のピックアップ位置において、前記水平搬送部から前記垂直搬送部の上流側への前記チップ部品の傾斜を規制する底面ガイドと、前記歯車におけるピックアップ直前の歯が通過する空間へ、前記チップ部品が侵入することを規制する侵入規制ガイドと、を備える、外観検査装置である。
本発明の第2の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記チップ部品のピックアップ位置において、前記水平搬送部から前記垂直搬送部の上流側への前記チップ部品の傾斜を規制する底面ガイドと、前記歯車におけるピックアップ直前の歯が通過する空間へ、前記チップ部品が侵入することを規制する侵入規制ガイドと、を備える、外観検査装置である。
第2の態様に係る外観検査装置によれば、チップ部品をピックアップする位置において、水平搬送部と垂直搬送部との間の空間にチップ部品が傾斜又は侵入することを規制することで、チップ部品Pの位置・姿勢を安定化させて、チップ部品Pの噛み込みによる外観検査装置の故障を防止することができる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、上記した本発明の第2の態様において、前記水平搬送部の搬送方向の両側から前記空間を囲む侵入防止ガイドを備える、外観検査装置である。
本発明の第3の態様は、上記した本発明の第2の態様において、前記水平搬送部の搬送方向の両側から前記空間を囲む侵入防止ガイドを備える、外観検査装置である。
第3の態様に係る外観検査装置によれば、水平搬送部と垂直搬送部との間の空間に対し、側面からチップ部品やその他の異物が侵入することが防止されるため、当該空間における噛み込みをより効果的に防止することができる。
<本発明の第4の態様>
本発明の第4の態様は、上記した本発明の第3の態様において、前記侵入防止ガイドは、前記チップ部品の前記水平搬送部における位置ズレを是正する側面ガイドとして機能する、外観検査装置である。
本発明の第4の態様は、上記した本発明の第3の態様において、前記侵入防止ガイドは、前記チップ部品の前記水平搬送部における位置ズレを是正する側面ガイドとして機能する、外観検査装置である。
第4の態様に係る外観検査装置によれば、チップ部品が水平搬送部から位置ズレして載置されている場合に、侵入防止ガイドがチップ部品を押し戻すことにより。チップ部品の水平搬送部からの落下防止に寄与する他、チップ部品が誤った姿勢でピックアップ位置に到達することを抑制することができる。
<本発明の第5の態様>
本発明の第5の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記チップ部品のピックアップ位置に搬送される直前の前記チップ部品の直上に設けられ、前記チップ部品の鉛直方向の傾斜を規制する上面ガイドを備える、外観検査装置である。
本発明の第5の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記チップ部品のピックアップ位置に搬送される直前の前記チップ部品の直上に設けられ、前記チップ部品の鉛直方向の傾斜を規制する上面ガイドを備える、外観検査装置である。
第5の態様に係る外観検査装置によれば、ピックアップ位置おけるチップ部品の鉛直方向の傾斜が是正されるため、当該チップ部品が水平搬送部と垂直搬送部との間に噛み込まれるのを防止することができるほか、他のチップ部品がピックアップ位置に落下してきた場合であっても当該チップ部品が水平搬送部と垂直搬送部との間に噛み込まれる虞を低減することができる。
<本発明の第6の態様>
本発明の第6の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記垂直搬送部は、貫通パターンが形成された複数の歯車状薄板が積層されてなり、前記貫通パターンにより前記歯底角部に連通するエア流路が内部に構成される、外観検査装置である。
本発明の第6の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記垂直搬送部は、貫通パターンが形成された複数の歯車状薄板が積層されてなり、前記貫通パターンにより前記歯底角部に連通するエア流路が内部に構成される、外観検査装置である。
第6の態様に係る外観検査装置によれば、垂直搬送部がチップ部品を吸着するための微小な立体構造のエア流路を比較的容易に形成することができると共に、当該エア流路のメンテナンス時に複数の歯車状薄板に分解することでクリーニング等の操作を容易に行うことができる。
<本発明の第7の態様>
本発明の第7の態様は、上記した本発明の第6の態様において、複数の前記歯車状薄板の合計の厚みは、吸着される前記チップ部品よりも小さい、外観検査装置である。
本発明の第7の態様は、上記した本発明の第6の態様において、複数の前記歯車状薄板の合計の厚みは、吸着される前記チップ部品よりも小さい、外観検査装置である。
第7の態様に係る外観検査装置によれば、垂直搬送部に吸着された状態においてもチップ部品の前端面及び後端面の全体が周縁を含めて撮像装置の死角になることなく適切に撮像されるほか、水平搬送部により搬送される複数のチップ部品の間隔が狭い場合であっても、ピックアップ時に垂直搬送部が他のチップ部品に干渉してしまう虞を低減することができる。
<本発明の第8の態様>
本発明の第8の態様は、上記した本発明の第6の態様において、前記エア流路は、全ての前記歯底角部において前記チップ部品を吸着する第1エア流路と、吸着した前記チップ部品を離脱させる位置及びタイミングにおいて圧縮空気が供給される第2エア流路と、を含む、外観検査装置である。
本発明の第8の態様は、上記した本発明の第6の態様において、前記エア流路は、全ての前記歯底角部において前記チップ部品を吸着する第1エア流路と、吸着した前記チップ部品を離脱させる位置及びタイミングにおいて圧縮空気が供給される第2エア流路と、を含む、外観検査装置である。
第8の態様に係る外観検査装置によれば、垂直搬送部において、チップ部品を吸着する第1エア流路に加え、チップ部品を離脱させる位置及びタイミングにおいて圧縮空気を供給する第2エア流路が形成されている。これにより、チップ部品の排出時に吸着力を相殺することができるため、垂直搬送部からチップ部品を離脱させる圧縮空気の吹き付けを弱めることができ、チップ部品の離脱後の飛翔速度を落とすことができるためチップ部品を損傷させる虞を低減することができる。
<本発明の第9の態様>
本発明の第9の態様は、上記した本発明の第8の態様において、前記第2エア流路は、前記チップ部品をピックアップする位置及びタイミングにおいて前記チップ部品を吸着する、外観検査装置である。
本発明の第9の態様は、上記した本発明の第8の態様において、前記第2エア流路は、前記チップ部品をピックアップする位置及びタイミングにおいて前記チップ部品を吸着する、外観検査装置である。
第9の態様に係る外観検査装置によれば、垂直搬送部において、チップ部品の排出時に吸着力を相殺するための第2エア流路を利用して、水平搬送部からチップ部品をピックアップする位置及びタイミングのみに吸引力を付与して吸着を補助することができるため、垂直搬送部によるピックアップ位置での吸着ミスの抑制に効果がある。
<本発明の第10の態様>
本発明の第10の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記垂直搬送部は、前記チップ部品のピックアップ直前で一時停止する二段モーションで間欠回転する、外観検査装置である。
本発明の第10の態様は、上記した本発明の第1の態様において、前記垂直搬送部は、前記チップ部品のピックアップ直前で一時停止する二段モーションで間欠回転する、外観検査装置である。
第10の態様に係る外観検査装置によれば、チップ部品が比較的大きい寸法である場合であっても、ピックアップするチップ部品に垂直搬送部が勢いよく接触することにより弾き飛ばされることでチップ部品のダメージやピックアップミスが発生する虞を低減することができる。
本発明によれば、略直方体形状のチップ部品の6面を高精度、且つ高スループットで検査することができる外観検査装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ実施形態について詳細に説明する。尚、本開示は、以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施の形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、又は省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
図1は、外観検査装置1の概略構成を示す斜視図である。本実施形態に係る外観検査装置1は、主要構成として、ホッパー2、パーツフィーダ3、リニアフィーダ4、水平搬送部5、垂直搬送部6、吸引ポンプ7、複数の撮像装置8、第1排出部9、第2排出部10、補助吸引部11、及び制御装置12を備える。外観検査装置1は、略直方体形状をなす多数の微小なチップ部品Pに対し、カメラで6面を撮像して連続的に外観検査を行うための装置である。
図2は、チップ部品Pの外観形状を表す斜視図である。チップ部品Pは、例えば抵抗器、コンデンサ、インダクタ等の微小な電子部品であり、[1005]と称される1.0mm(L)×0.5mm(H)×0.5mm(W)や、[3225]と称される3.2mm(L)×2.5mm(H)×2.5mm(W)の寸法形状の直方体、又は略直方体形状を有する。ここでは、チップ部品Pの6面をそれぞれ上面、下面、右側面、左側面、前端面、及び後端面と称することとする。
外観検査装置1は、撮像されるチップ部品Pの6面の画像に基づいて、外形、電極の配置及び寸法、異物の付着、欠損等の異常有無を個々のチップ部品Pごとに検査する。そして、外観検査装置1は、一括して投入された多数のチップ部品Pを例えば毎分800~3000個のペースで処理する。
検査対象となる多数のチップ部品Pは、ワーク投入部としてのホッパー2に投入されることにより万遍なくパーツフィーダ3に供給される。パーツフィーダ3は、すり鉢状の容器を備え、遠心力を利用して当該容器内のチップ部品Pをその周壁に沿って整列させながら1個ずつリニアフィーダ4に向けて送り出す。リニアフィーダ4は、往復振動が付与されることにより、一列に整列させた複数のチップ部品Pを順次、水平搬送部5の上面に載置させる。
水平搬送部5は、鉛直方向を回転軸とする円筒状の回転体であり、図示しないモータにより一定の周速度で回転駆動される。そして、水平搬送部5は、その上面に載置されたチップ部品Pを矢印R1で示す水平方向に搬送する。ここで、複数のチップ部品Pは、それぞれの前端面を水平搬送部5の搬送方向に向けて載置されていることとし、それらの前後の間隔は不均一である。
垂直搬送部6は、水平回転軸を有する歯車状円板からなり、水平搬送部5の搬送部上におけるピックアップ位置Uに順次搬送されてくるチップ部品Pを1つずつ吸着しつつ、矢印R2で示す垂直方向に間欠的に回転することでそれらをピックアップする。ここで、垂直搬送部6の歯車状円板は、回転中心がピックアップ位置Uの直上に位置し、上面視した場合にピックアップ位置Uにおいて水平搬送部5と直交するよう配置されている。
吸引ポンプ7は、垂直搬送部6に接続され、垂直搬送部6がチップ部品Pを吸着保持するための吸引力を付与する。また、吸引ポンプ7は、垂直搬送部6の他、後述する補助吸引部11に対しても吸引力を付与するため、複数系統の真空源を含む。
撮像装置8は、水平搬送部5及び垂直搬送部6のそれぞれにおいて、チップ部品Pの搬送方向に垂直な3つの露出面をそれぞれ正面で撮像するカメラである。6つの撮像装置8は、図示しない照明装置をそれぞれ備え、チップ部品Pの6面をそれぞれ撮像する。
より具体的には、撮像装置8は、水平搬送部5で搬送されるチップ部品Pに対し、チップ部品Pの上面を撮像する上面カメラ8a、チップ部品Pの右側面を撮像する右側面カメラ8b、及びチップ部品Pの左側面を撮像する左側面カメラ8cを含む。また、撮像装置8は、垂直搬送部6で搬送されるチップ部品Pに対し、チップ部品Pの下面を撮像する下面カメラ8d、チップ部品Pの前端面を撮像する前端面カメラ8e、及びチップ部品Pの後端面を撮像する後端面カメラ8fを含む。
ここで、水平搬送部5は、上面の幅がチップ部品Pの幅Wよりも僅かに狭くなるよう形成されている。これにより右側面カメラ8b及び左側面カメラ8cは、水平搬送部5に載置された状態のチップ部品Pの右側面及び左側面の全体が周縁を含めて死角になることなく適切に撮像することができる。尚、図1では撮像装置8の正面にのみチップ部品Pを示しており、水平搬送部5の上面で順次搬送される多数のチップ部品Pについては図示を省略している。
第1排出部9は、垂直搬送部6で搬送されるチップ部品Pのうち、外観検査の結果が正常と判断されたものを垂直搬送部6から離脱させるための機構であり、該当するチップ部品Pの前端面から圧縮空気を吹き付ける公知のエアノズルを含む。また、第1排出部9は、垂直搬送部6からチップ部品Pを離脱させる後述する補助ブロー機構を更に含む。第1排出部9により垂直搬送部6から離脱したチップ部品Pは、図示しない正常品回収ボックスに回収される。
第2排出部10は、垂直搬送部6で搬送されるチップ部品Pのうち、外観検査の結果が異常と判断されたものを垂直搬送部6から離脱させるための機構であり、該当するチップ部品Pの前端面から圧縮空気を吹き付ける公知のエアノズルを含む。また、第2排出部10は、垂直搬送部6からチップ部品Pを離脱させる後述する補助ブロー機構を含む。第2排出部10により垂直搬送部6から離脱したチップ部品Pは、図示しない異常品回収ボックスに回収される。
尚、第1排出部9及び第2排出部10は、それぞれ複数設けられてもよく、外観検査のより詳細な結果に応じてチップ部品Pを3つ以上の回収ボックスに振り分けてもよい。
補助吸引部11は、ピックアップ位置Uにおいて垂直搬送部6によるチップ部品Pの吸着を補助する吸引機構である。補助吸引部11の詳細については後述する。
制御装置12は、例えば公知の汎用計算機からなり、チップ部品Pの搬送位置に基づいて垂直搬送部6を間欠的に回転させると共に、複数の撮像装置8により撮像された画像を処理することにより、チップ部品Pの外観検査を行う。また、制御装置12は、図示しないセンサにより水平搬送部5で搬送されるそれぞれのチップ部品Pの位置を特定し、チップ部品Pがピックアップ位置Uに到達するタイミングで垂直搬送部6を間欠回転するよう制御する。更に、制御装置12は、外観検査の結果に基づいて、チップ部品Pの排出を第1排出部9及び第2排出部10に指示する。
尚、垂直搬送部6は、チップ部品Pのピックアップ動作を間欠運動の回転時に行い、把持したチップ部品Pの下面カメラ8d、前端面カメラ8e、及び後端面カメラ8fによる撮像が間欠運動の停止時に行われる。
ここで、それぞれのチップ部品Pは、リニアフィーダ4から水平搬送部5へ供給されたタイミングで図示しないセンサにより位置が検出され、水平搬送部5及び垂直搬送部6の回転情報に基づいて、その後の各タイミングに何処に存在するかを制御装置12で認識できるようになっている。そのため、制御装置12は、チップ部品Pがピックアップ位置Uに到達したタイミングで垂直搬送部6を間欠駆動させることができると共に、チップ部品Pが第1排出部9又は第2排出部10に到達したタイミングでチップ部品Pを垂直搬送部6から離脱させることができる。
ここで、制御装置12は、外観検査装置1の各部の動作状態を監視できるよう構成されてもよく、外観検査装置1がディスプレイ、モニタ、及びタッチパネル等の入出力装置を備える場合にはそれらとの間で信号の送受信を行なってもよい。また、制御装置12は、外観検査装置1の全体を制御する端末と、外観検査のための上記画像処理を行う端末とに演算負荷を分散してもよい。
次に、垂直搬送部6がチップ部品Pをピックアップする形態について説明する。図3は、外観検査装置1のピックアップ位置Uにおける部分拡大図である。より具体的には、図3は、水平搬送部5の下流側からピックアップ位置Uを見た場合の、水平搬送部5から垂直搬送部6へチップ部品Pを受け渡す様子を示す斜視図である。
垂直搬送部6は、外周に沿って一定間隔で歯車の歯20が設けられている。歯20は、歯底円に沿った歯底部21から放射方向に突出するように矩形状に形成され、歯底部21、歯先部22、及び歯壁部23の面が互いに垂直である。垂直搬送部6は、歯先部22が水平搬送部5の上面に接触せず、且つ水平搬送部5に載置されたチップ部品Pの上面よりも歯底部21が僅かに高い位置となるように配置されている。尚、歯20の高さは、チップ部品Pの高さHよりも短く形成されている。
また、垂直搬送部6は、詳細を後述するように、歯底部21のうち垂直搬送部6の上流側の歯壁部23に隣接する歯底角部にチップ部品Pを吸着するためのエア流路が形成されており、上記した吸引ポンプ7に接続されることにより破線矢印V1で示される吸引力が付与されている。このため、チップ部品Pは、ピックアップ位置Uに搬送されたタイミングにおいて、垂直搬送部6が矢印R2で示す方向に間欠回転することにより、上面及び左側面が歯底部21及び歯壁部23にそれぞれ接した状態で垂直搬送部6の歯底角部に倣って吸着される。すなわち、垂直搬送部6は、水平搬送部5に載置されたチップ部品Pを歯車の上流側の歯底角部で1つずつ吸着してピックアップと位置決めとを行いながら水平搬送部5の搬送方向と直交する方向に移載搬送することになる。
ここで、垂直搬送部6は、チップ部品Pの左側面が歯壁部23に接する直前、すなわちチップ部品Pのピックアップ直前に一時停止する二段モーションで回転してもよい。これによりチップ部品Pは、比較的大きい寸法である場合であっても、歯壁部23が勢いよく接触することにより弾き飛ばされる虞を低減することができる。このため、チップ部品Pの損傷と垂直搬送部6による吸着ミスとを低減することができる。
続いて、ピックアップ位置Uにおけるガイド機構30について説明する。外観検査装置1は、水平搬送部5から垂直搬送部6へチップ部品Pを受け渡す構成であるため、両者の間に万が一、チップ部品Pを噛み込んでしまった場合には故障に至る虞が生じる。そこで、外観検査装置1は、ピックアップ位置Uの周辺において、チップ部品Pの位置・姿勢を安定化させて噛み込み等の不具合を防止するためのガイド機構30が設けられている。
図4は、ガイド機構30の構成を示す斜視図である。より具体的には、図4は、ピックアップ位置Uを水平搬送部5の上流側及び下流側から見た場合のそれぞれの斜視図であり、垂直搬送部6を鉛直方向に切断したものとして示している。本実施形態に係るガイド機構30は、底面ガイド31、侵入規制ガイド32(図5参照)、上流側側面ガイド33、下流側側面ガイド34、及び上面ガイド35を含む。ここで、ガイド機構30は、矢印R1の方向に回転する水平搬送部5や、矢印R2の方向に回転する垂直搬送部6とは異なり、変位することなく台座等に固定されている。
また、図5は、下流側側面ガイド34を取り外した場合のピックアップ位置Uの拡大斜視図である。更に、図6及び図7は、底面ガイド31及び侵入規制ガイド32の機能を説明する模式図である。
底面ガイド31は、図5に示すように、水平搬送部5の上面よりも僅かに低い位置に設けられる板状部材であり、ピックアップ位置Uにおける水平搬送部5の外側に沿って設けられている。すなわち、底面ガイド31は、チップ部品Pがピックアップ位置Uに搬送されたタイミングおいて、図6(A)に示すような水平搬送部5から垂直搬送部6の上流側へのチップ部品Pの傾斜を規制することで、図6(B)のようにチップ部品Pの姿勢を安定化させる。このため、底面ガイド31は、水平搬送部5と歯車の歯壁部23との間におけるチップ部品Pの噛み込みを抑制することができる。
ただし、ピックアップ位置Uに底面ガイド31のみを設ける場合には、図6(C)に示すように、チップ部品Pが底面ガイド31に乗り移ることで、歯車におけるピックアップ直前の歯20が通過する空間(噛み込み空間)へ侵入する可能性が生じる。この場合、図6(D)に示すように、チップ部品Pがピックアップ位置Uに戻ることができず、チップ部品Pの噛み込みが生じることになる。
また、ピックアップ位置Uに侵入規制ガイド32のみを設ける場合には、図7(A)に示すように、水平搬送部5と侵入規制ガイド32との隙間にチップ部品Pの底面角部が挟まることによりチップ部品Pの噛み込みが生じる。更に、図7(B)に示すように、チップ部品Pよりも小さいゴミや、チップ部品Pの破片等の異物Qが当該隙間に挟まる可能性も考えられる。
そこで、本実施形態に係るガイド機構30では、上記した底面ガイド31と、チップ部品が噛み込み空間へ侵入することを規制する侵入規制ガイド32との両方を備えることにより、図7(D)に示すように、チップ部品Pの位置・姿勢を安定化させて噛み込みを防止することができる。
図4に戻り、上流側側面ガイド33及び下流側側面ガイド34からなる側面ガイドは、水平搬送部5の水平方向外側に離間して配置される壁面を有し、チップ部品Pが水平搬送部5の外側寄りに載置されている場合に、チップ部品Pを水平搬送部5の内側に向けて押し戻すように水平搬送部5からの位置ズレを是正する。ここで、側面ガイドの壁面は、水平搬送部5の上面エッジからの離間距離が、チップ部品Pの幅Wの1/2未満となるように設定されている。このため、チップ部品Pは、重心位置が水平搬送部5の上面エッジよりも内側となるため、ピックアップ位置Uへ搬送されたときに底面ガイド31に乗り移り停留してしまう不具合を防止することができる。尚、本実施形態においては、側面ガイドの下部まで上記した底面ガイド31が延在している。
この他、チップ部品Pが不安定な姿勢でピックアップ位置Uに到達した場合には、図7(C)に示すように、チップ部品Pの底面における対角線上の角が水平搬送部5と歯車の歯20との間に挟まることにより噛み込みが生じる虞もある。そこで、上流側側面ガイド33及び下流側側面ガイド34は、矢印R1で示す水平搬送部5の搬送方向両側から上記した噛み込み空間を囲むように配置されている。これにより、上流側側面ガイド33及び下流側側面ガイド34は、チップ部品Pやその他の異物Qが側面から噛み込み空間に侵入することを防止する侵入防止ガイドとして機能する。
上面ガイド35は、チップ部品Pのピックアップ位置Uに搬送される直前のチップ部品Pの直上に設けられ、チップ部品Pの鉛直方向の傾斜を規制する庇状の部材であり、本実施形態においては上流側側面ガイド33と一体的に形成されている。
より具体的には、上面ガイド35は、ピックアップ位置Uよりも水平搬送部5の上流側に設けられ、水平搬送部5の上面に傾斜なく載置されたチップ部品Pが接触することなく通過できる高さに設定されている。このため、チップ部品Pは、垂直方向に傾斜した状態でピックアップ位置Uに搬送される場合には、上面ガイド35により当該傾斜が是正されることになる。
また、万が一、他のチップ部品Pがピックアップ位置Uの上方から落下してきた場合であっても、意図しない角度でチップ部品Pがピックアップ位置Uに侵入することはなく、水平搬送部5と歯車の歯壁部23との間にチップ部品Pを噛み込んでしまうことによる外観検査装置1の故障を防止することができる。
次に、垂直搬送部6からチップ部品Pを排出する機構について説明する。図8は、ピックアップ位置Uよりも水平搬送部5の下流側から見た場合の垂直搬送部6の側面図である。ここでは、撮像装置8等の図示は省略している。
外観検査装置1は、複数の撮像装置8で撮像した画像を制御装置12で処理して個々のチップ部品Pの外観を検査した後、その検査結果に基づいて第1排出部9及び第2排出部10で排出する。
第1排出部9は、排出ブロー41、及び補助排出ブロー42を含む。また、排出ブロー41は、公知のエアノズルからなり、対象となるチップ部品Pが搬送されてきたタイミングでチップ部品Pの前端面(図8では紙面奥行き方向)又はその反対面に圧縮空気を吹き付けることにより、垂直搬送部6から当該チップ部品Pを離脱させる。補助排出ブロー42は、公知のエアノズルからなり、詳細を後述するように、上記した歯底角部に連通する露出穴から圧縮空気を吹き付けることによりチップ部品Pの離脱を補助する。
第2排出部10は、外観検査により異常と判定されたチップ部品Pを垂直搬送部6から離脱させる機構であるが、構成及び機能については第1排出部9と同様であるため詳細な説明は省略する。尚、第1排出部9及び第2排出部10の下流側に図示しないセンサを設けることにより、チップ部品Pが垂直搬送部6から離脱したことを確認するのが好適である。
続いて、垂直搬送部6の詳細な構成について説明する。図9は、垂直搬送部6の分解斜視図である。本実施形態における垂直搬送部6は、第1剛性円板50、第1歯車状薄板51~第7歯車状薄板57、第2剛性円板58、及び水平回転軸59を含む。
第1歯車状薄板51~第7歯車状薄板57は、貫通孔や切り欠きからなる貫通パターンNpがそれぞれ形成されており、積層された状態においてそれぞれの貫通パターンNpが組み合わされることで垂直搬送部6の内部のエア流路を構成する。ここで、エア流路は、上記の歯底角部に連通することにより、主にチップ部品Pを歯底角部で吸着するための吸引流路として機能する。
尚、垂直搬送部6に含まれる複数の歯車状薄板は、図9に示される形態に限定されるものではなく、形成される貫通パターンNpの形状、個数、配置等を変更した様々なバリエーションを用意することが好適である。これにより、チップ部品Pの寸法やエア流路の仕様に応じて、組み合わせる歯車状薄板やその積層枚数を自由に変更することができる。
そして、垂直搬送部6は、積層された第1歯車状薄板51~第7歯車状薄板57が第1剛性円板50及び第2剛性円板58で両側から挟むように固定され、水平回転軸59を介して間欠的に回転駆動される。
ここで、積層された第1歯車状薄板51~第7歯車状薄板57の合計の厚みは、吸着されるチップ部品Pの長さLよりも小さくなるよう設定される。これにより、チップ部品Pは、垂直搬送部6に吸着された状態においても、前端面及び後端面の全体が周縁を含めて撮像装置8の死角になることなく適切に撮像される。また、水平搬送部5により搬送される複数のチップ部品Pの間隔が狭い場合であっても、1つのチップ部品Pをピックアップする歯20が、次に搬送されてくるチップ部品Pに干渉することを防止することができる。
図10は、排出ブロー41の位置における垂直搬送部6の部分断面図である。垂直搬送部6の内部には、上記したように貫通パターンNpからなるエア流路が構成されている。当該エア流路は、本実施形態に係る垂直搬送部6においては、吸引ポンプ7による吸引力を歯底角部に付与する第1エア流路C1と、第1歯車状薄板51の側面から歯底角部へ連通する第2エア流路C2とを含む。
第1エア流路C1は、常時、吸引ポンプ7による矢印V1で示す吸引力を垂直搬送部6の全ての歯底角部に対し付与している。このため、垂直搬送部6は、ピックアップ位置Uに搬送されたチップ部品Pを歯底角部で吸着することができる。尚、本実施形態においては、第2歯車状薄板52、及び第6歯車状薄板56の貫通パターンNpが歯底角部に連通している。
これに対し、垂直搬送部6からチップ部品Pを離脱させる位置(すなわち、第1排出部9、及び第2排出部10)、並びに離脱させるタイミングにおいて、補助排出ブロー42から第2エア流路C2を介して歯底角部へ矢印B2で示す圧縮空気を供給することにより、チップ部品Pに対する矢印V1で示す吸引力を相殺する。尚、本実施形態においては、第4歯車状薄板54の先端に形成された貫通パターンNpが第2エア流路C2として歯底角部に連通している。
そして、排出ブロー41は、チップ部品Pを離脱させるタイミングにおいて、矢印B1で示すように圧縮空気をチップ部品Pに吹き付けることにより、垂直搬送部6からチップ部品Pが排出されて図示しない回収ボックスへ回収することができる。
また、第2エア流路C2は、ピックアップ位置Uにおいて、チップ部品Pをピックアップするタイミングの補助吸引にも使用することができる。図8は、ピックアップ位置Uにおける垂直搬送部6の部分断面図である。
水平搬送部5によりピックアップ位置Uに搬送されたチップ部品Pは、上記したように、第1エア流路C1を介した矢印V1で示す吸引力により垂直搬送部6にピックアップされる。このとき、補助吸引部11は、第2エア流路C2を介して歯底角部へ矢印V2で示す吸引力を付与することによりチップ部品Pの吸着を補助することができる。これにより、垂直搬送部6は、ピックアップ位置Uにおけるチップ部品Pの吸着ミスを抑制することができる。
以上のように、本発明に係る外観検査装置1は、水平搬送部5で搬送されるチップ部品Pに対し、上面、右側面、及び左側面を撮像装置8の正面で撮像することができる。また、水平搬送部5で搬送されるチップ部品Pは、垂直搬送部6の歯車の歯底角部で1つずつ吸着されつつ水平搬送部5の搬送方向と直交する方向にピックアップされる。このとき、チップ部品Pは、歯車の凹部の角に2面を接するように吸着されるため、垂直搬送部6に対する吸着角度が揃うことになる。そして、外観検査装置1は、垂直搬送部6で搬送されるチップ部品Pに対し、下面、前端面、及び後端面を撮像装置8の正面で撮像することができる。
これにより外観検査装置1は、撮像装置8と各搬送部とが干渉することなくチップ部品Pの6面を正面で高精細に撮像することができると共に、順次搬送されてくる複数のチップ部品Pの間隔を広げる操作を不要にすることができる。従って、本発明に係る外観検査装置1によれば、略直方体形状のチップ部品Pの6面を高精度、且つ高スループットで検査することができる。
1 外観検査装置
2 ホッパー
3 パーツフィーダ
4 リニアフィーダ
5 水平搬送部
6 垂直搬送部
7 吸引ポンプ
8 撮像装置
9 第1排出部
10 第2排出部
11 補助吸引部
12 制御装置
P チップ部品
U ピックアップ位置
Np 貫通パターン
C1 第1エア流路
C2 第2エア流路
2 ホッパー
3 パーツフィーダ
4 リニアフィーダ
5 水平搬送部
6 垂直搬送部
7 吸引ポンプ
8 撮像装置
9 第1排出部
10 第2排出部
11 補助吸引部
12 制御装置
P チップ部品
U ピックアップ位置
Np 貫通パターン
C1 第1エア流路
C2 第2エア流路
Claims (10)
- 略直方体形状の複数のチップ部品を載置して1列で水平方向に搬送する水平搬送部と、
水平方向の回転軸を有し間欠回転する歯車状円板からなり、前記水平搬送部に載置された前記チップ部品を歯車の上流側の歯底角部で1つずつ吸着してピックアップと位置決めとを行いながら前記水平搬送部の搬送方向と直交する方向に移載搬送する垂直搬送部と、
前記水平搬送部及び前記垂直搬送部のそれぞれにおいて、前記チップ部品の搬送方向に垂直な3つの露出面をそれぞれ正面で撮像する複数の撮像装置と、を備える外観検査装置。 - 前記チップ部品のピックアップ位置において、前記水平搬送部から前記垂直搬送部の上流側への前記チップ部品の傾斜を規制する底面ガイドと、
前記歯車におけるピックアップ直前の歯が通過する空間へ、前記チップ部品が侵入することを規制する侵入規制ガイドと、を備える、請求項1に記載の外観検査装置。 - 前記水平搬送部の搬送方向の両側から前記空間を囲む侵入防止ガイドを備える、請求項2に記載の外観検査装置。
- 前記侵入防止ガイドは、前記チップ部品の前記水平搬送部における位置ズレを是正する側面ガイドとして機能する、請求項3に記載の外観検査装置。
- 前記チップ部品のピックアップ位置に搬送される直前の前記チップ部品の直上に設けられ、前記チップ部品の鉛直方向の傾斜を規制する上面ガイドを備える、請求項1に記載の外観検査装置。
- 前記垂直搬送部は、貫通パターンが形成された複数の歯車状薄板が積層されてなり、前記貫通パターンにより前記歯底角部に連通するエア流路が内部に構成される、請求項1に記載の外観検査装置。
- 複数の前記歯車状薄板の合計の厚みは、吸着される前記チップ部品よりも小さい、請求項6に記載の外観検査装置。
- 前記エア流路は、全ての前記歯底角部において前記チップ部品を吸着する第1エア流路と、吸着した前記チップ部品を離脱させる位置及びタイミングにおいて圧縮空気が供給される第2エア流路と、を含む、請求項6に記載の外観検査装置。
- 前記第2エア流路は、前記チップ部品をピックアップする位置及びタイミングにおいて前記チップ部品を吸着する、請求項8に記載の外観検査装置。
- 前記垂直搬送部は、前記チップ部品のピックアップ直前で一時停止する二段モーションで間欠回転する、請求項1に記載の外観検査装置。
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JP2003275688A (ja) | 2002-03-19 | 2003-09-30 | Yamato Kk | 部品検査方法および部品搬送装置並びに部品検査装置 |
CN110261398A (zh) | 2019-08-05 | 2019-09-20 | 东莞市瑞科智能科技有限公司 | 一种电容自动检测机 |
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