以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1(a),(b)はウィンカーランプの外観図を、図2は図1(a)のA-A線に沿う断面図を、図3はウィンカーランプの分解斜視図を、図4(a)はハウジングを図1の矢印B方向から見た図、(b)はハウジングを図1の矢印C方向から見た図を、図5は基板の斜視図を、図6はグロメットの斜視図を、図7は支持プレートの斜視図をそれぞれ示している。
図1に示されるウィンカーランプ(灯火装置)10は、自動二輪車の前方および後方において左右側に取り付けられるものである。具体的には、ウィンカーランプ10は、自動二輪車の左右側に設けられるカウルステーに支持部材(図示せず)を介して固定される。そして、ウィンカーランプ10は、ランプ部30,ワイヤーハーネス50および弾性部材70を備えている。
ここで、弾性部材70は、天然ゴム等の弾性材料を射出成型等することで筒状に形成され、ランプ部30の長手方向(図1の左右方向)に延びている。より具体的には、図2に示されるように、弾性部材70は、ハウジング32の連通孔32f(ワイヤーハーネス50が通る部分)の連通方向に延在し、かつワイヤーハーネス50を形成する一対の配線53の周囲を覆っている。
そして、弾性部材70の長手方向一側(図1の左側)は、ランプ部30(ハウジング32)の長手方向他側(図1の右側)に固定されている。一方、弾性部材70の長手方向他側は、カウルステーに設けられた支持部材に固定される。これにより、ランプ部30に障害物が接触しても、弾性部材70が柔軟に弾性変形され、ランプ部30の損傷等が効果的に抑制される。
ランプ部30は、透明でかつ硬質な樹脂材料からなるレンズ31と、黒色等で光を透過せずかつ硬質な樹脂材料からなるハウジング32と、当該ハウジング32の内部に装着される基板(PCB)33と、を備えている。
図1ないし図3に示されるように、レンズ31は、略長方形の板状に形成され、基板33に実装された光源(LED)33aと対向している。つまり、レンズ31は、基板33の光源33a側に配置されている。これにより、光源33aからレンズ31に向けて光が照射され、レンズ31を介して外部に光が透過される。レンズ31は、略平板状に形成されたレンズ本体31aを備え、レンズ本体31aの内側(ハウジング32側)の面には、複数の凹凸部31bが設けられている。これらの凹凸部31bは、光源33aから照射された光を、レンズ31の外部の広域に拡散させる機能を有する。
また、レンズ本体31aの外周部分には、当該レンズ本体31aからハウジング32に向けて起立されたレンズ壁部31cが一体に設けられている。そして、レンズ壁部31cの先端側(ハウジング32側)は、ハウジング32のハウジング壁部32bにおける先端側(レンズ31側)に、赤外線溶着機(図示せず)により溶着される。これにより、レンズ31がハウジング32に気密状態で装着され、ランプ部30の内部への雨水や埃等の進入が確実に阻止される。
なお、レンズ31とハウジング32との固定には、赤外線溶着機による溶着に替えて、接着剤による固定や超音波溶着等の他の固定方法を採用することもできる。すなわち、レンズ31とハウジング32との間の気密状態が確保されるのであれば、その固定方法は問わない。
図1ないし図4(a),(b)に示されるように、ハウジング32は、レンズ31側が開口された略箱形状に形成されている。ハウジング32は、レンズ本体31aと対向する底壁部32aを備え、当該底壁部32aの外周部分には、底壁部32aからレンズ31に向けて起立されたハウジング壁部32bが一体に設けられている。
図4(a)に示されるように、ハウジング壁部32bは、第1壁W1および第2壁W2を備えている。第1壁W1は、ハウジング壁部32bのうちの大部分を占めており、図1(b)のB矢視で略C字形状となっている。これに対し、第2壁W2は、ハウジング壁部32bのうちの一部分を形成しており、図1(b)のB矢視で略I字形状となっている。ここで、図4(a)では、第1壁W1および第2壁W2の境界部分に破線を施している。なお、第2壁W2は、ハウジング32の内外を仕切っており、本発明における仕切壁に相当する。
図2および図4(a)に示されるように、ハウジング32の底壁部32aには、1つの第1支持柱32c,1つの第2支持柱32dおよび一対の第3支持柱32eが一体に設けられている。これらの第1,第2,第3支持柱32c,32d,32eは、その先端側の部分で基板33を支持するものである。なお、基板33は、第1,第2,第3支持柱32c,32d,32eに支持された状態において、ハウジング32の内側に収容される(図2参照)。
第1支持柱32cは、ハウジング32の長手方向における第2壁W2側とは反対側に配置され、かつ底壁部32aからレンズ31に向けて延びている。また、第2支持柱32dは、ハウジング32の長手方向における略中央部に配置され、かつ底壁部32aからレンズ31に向けて延びている。さらに、一対の第3支持柱32eは、ハウジング32の長手方向において第2支持柱32dよりも第2壁W2寄りの部分に配置され、かつ底壁部32aからレンズ31に向けて延びている。なお、一対の第3支持柱32eは、第1壁W1に対してもそれぞれ一体となっている。
第2支持柱32dには、レンズ31側から第1固定ねじS1がねじ結合可能となっている。そして、基板33は、第1固定ねじS1によりハウジング32に対して強固に固定される。なお、基板33のハウジング32への固定には、第1固定ねじS1を用いることに限らず、例えば、レンズ31をハウジング32に溶着する際に、レンズ31とハウジング32との間に基板33の周囲を挟み込み、この状態で赤外線溶着機により溶着して固定することもできる。
ここで、図5に示されるように、基板33は、略長方形の板状に形成され、その実装面SFの略中央部に光源33aが実装されている。また、基板33の光源33aの近傍には、導電性に優れた黄銅等からなる一対の第1導電部材33bの基端部が、半田付け等により電気的に接続されている。そして、一対の第1導電部材33bは、略L字形状に形成され、その先端部は、ハウジング32の第2壁W2に設けられた連通孔32fに向けられている(図2参照)。
また、基板33の長手方向における光源33aと一対の第1導電部材33bとの間には、ねじ挿通孔33cが設けられ、当該ねじ挿通孔33cに、基板33をハウジング32に固定するための第1固定ねじS1が挿通されるようになっている。
図2および図4(b)に示されるように、ハウジング壁部32bを形成する第2壁W2には、ワイヤーハーネス50の長手方向一側(図2の右側)が挿通される連通孔32fが設けられている。連通孔32fは、略楕円形状に形成され、ハウジング32の内外を連通させている。そして、連通孔32fには、ワイヤーハーネス50を形成するグロメット51が差し込まれるようになっている(図2参照)。
ここで、図6に示されるように、グロメット51は、天然ゴム等の弾性材料を射出成型等することで略直方体形状に形成されている。グロメット51は、連通孔32fに対して弾性変形しつつ差し込まれるグロメット本体51aを備えている。
また、グロメット51は、グロメット本体51aの外側に膨出され、かつ連通孔32fに対するグロメット本体51aの差し込み量を規制するフランジ部51bを備えている。さらに、グロメット51の長手方向(図6の左右方向)におけるフランジ部51b側とは反対側には、グロメット本体51aの外側に膨出され、かつ第2壁W2に引っ掛けられる引っ掛け部51cが設けられている。
グロメット51の内部には、一対の配線固定穴51dが設けられ、これらの配線固定穴51dは、グロメット51の長手方向に貫通している。一対の配線固定穴51dの内部で、かつその長手方向一側(図2の左側)には、ワイヤーハーネス50を形成する一対のメス端子52の端部が固定されている。一方、一対の配線固定穴51dの内部で、かつその長手方向他側(図2の右側)には、ワイヤーハーネス50を形成する一対の配線53の長手方向一側が固定されている。つまり、一対のメス端子52および一対の配線53は、それぞれ配線固定穴51dの内部に固定され、かつ互いに電気的に接続されている。よって、グロメット51に対して一対の配線53を引っ張ったとしても、容易に抜けることはない。
このように、グロメット51は、一対のメス端子52および一対の配線53と、ハウジング32(連通孔32f)との間に設けられ、これら一対のメス端子52および一対の配線53と、ハウジング32(連通孔32f)との間を密封している。すなわち、グロメット51は、本発明におけるシール部材に相当する。
第2壁W2には、略筒状に形成された第1固定柱32gが一体に設けられている。第1固定柱32gは、第2壁W2の連通孔32fよりも底壁部32a側において、第2壁W2からハウジング32の長手方向における弾性部材70側に延びている。そして、第1固定柱32gには、ハウジング32の長手方向における弾性部材70側から、第2固定ねじS2がねじ結合可能となっている。これにより、ハウジング32の内部で、かつ第1固定柱32gの先端側(図2の右側)の部分に、ステンレス板からなる支持プレート34が強固に固定される。
ここで、図7に示されるように、支持プレート34は、ステンレス板を打ち抜くことで略長方形に形成され、切欠部34aおよびねじ穴34bを備えている。なお、支持プレート34は、ステンレス板に限らず、例えば、硬質プラスチック等の板材により形成しても良い。切欠部34aにはワイヤーハーネス50を形成する一対の配線53が挿通され、ねじ穴34bには第2固定ねじS2が挿通される。そして、図2に示されるように、支持プレート34をハウジング32に固定した状態で、当該支持プレート34は、連通孔32fに差し込まれて固定されたグロメット51のフランジ部51bを支持している。
これにより、グロメット51が連通孔32fから抜け落ちることが確実に防止される。すなわち、支持プレート34は、一対の配線53の連通孔32fに対する抜け止めを行っており、本発明における抜け止め部材に相当する。したがって、ウィンカーランプ10をカウルステーの支持部材(車両側)に固定する際に、仮にワイヤーハーネス50を引っ張ってしまっても、ワイヤーハーネス50がハウジング32から外れることが防止される。
なお、第2固定ねじS2によりハウジング32に固定される支持プレート34に替えて、例えば、連通孔32fに装着されたグロメット51をモールド樹脂(図示せず)で覆うようにして固定することもできる。この場合、モールド樹脂が本発明における抜け止め部材に相当する。要するに、連通孔32fに装着されたグロメット51の抜け止めができるのであれば、他の抜け止め部材を用いることもできる。
また、第2壁W2には、略筒状に形成された第2固定柱32hが一体に設けられている。第2固定柱32hは、第1固定柱32gよりも大きく、第2壁W2の連通孔32fよりもレンズ31側(図4(b)の上側)において、第2壁W2からハウジング32の長手方向における弾性部材70側に延びている。そして、第2固定柱32hには、ハウジング32の長手方向における弾性部材70側から、第3固定ねじS3(図2参照)がねじ結合可能となっている。これにより、固定板PL(図2参照)を介して弾性部材70がハウジング32に強固に固定される。なお、固定板PLには、第3固定ねじS3が挿通される挿通穴Hおよび一対の配線53が挿通される切欠溝Gが設けられている(図3参照)。
ここで、図2に示されるように、ワイヤーハーネス50は、ランプ部30と車載コントローラ(電源)CUとの間に設けられ、ランプ部30に電力を供給するものである。ワイヤーハーネス50は、上述のようにグロメット51,一対のメス端子52および一対の配線53を備え、さらには略箱形状に形成されたコネクタ接続部54を備えている。
コネクタ接続部54は、一対の配線53の長手方向他側に固定されており、コネクタ接続部54には、車両側の外部コネクタ(図示せず)が接続される。これにより、基板33に実装された光源33aに対して、車載コントローラCUから電力が供給されて、光源33aが点滅するようになっている。
ここで、ワイヤーハーネス50を形成する一対のメス端子52および一対の配線53は、本発明における第2導電部材に相当する。また、メス端子52は、本発明における接続端子に相当する。さらに、ワイヤーハーネス50の長手方向一側の一対のメス端子52の部分が先端部に相当し、ワイヤーハーネス50の長手方向他側のコネクタ接続部54の部分が基端部に相当する。
次に、以上のように形成されたウィンカーランプ10の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。
図3に示されるように、先ず、予め別の製造工程を経てそれぞれ形成された種々の部品を準備する。具体的には、レンズ31,ハウジング32,基板33および第1固定ねじS1を準備する。また、ワイヤーハーネス50,支持プレート34および第2固定ねじS2を準備する。さらに、弾性部材70,固定板PLおよび第3固定ねじS3を準備する。
矢印M1に示されるように、ハウジング32の開口側(図3の上側)に基板33を臨ませる。このとき、基板33に接続された一対の第1導電部材33bの先端部を、ハウジング32の連通孔32fに向けるようにする。また、基板33の実装面SFとは反対側の面(裏面)を、ハウジング32の第1支持柱32c,第2支持柱32dおよび第3支持柱32eに載せるようにする。次いで、矢印M2に示されるように、第1固定ねじS1を第2支持柱32dにねじ結合させて、基板33をハウジング32に固定する。
その後、基板33が組み付けられたハウジング32を、赤外線溶着機(図示せず)にセットする。そして、矢印M3に示されるように、レンズ31をハウジング32の開口側に臨ませて、レンズ31をハウジング32に載せる。このとき、レンズ31のレンズ壁部31cを、ハウジング32のハウジング壁部32bに突き当てるようにする。次いで、赤外線溶着機を作動させて、レンズ壁部31cの先端側とハウジング壁部32bの先端側とを溶着させて両者を密閉する。これにより、ランプ部30(図2の破線で囲ったサブアッシ)の組み立てが完了する。
次に、矢印M4に示されるように、ワイヤーハーネス50の長手方向における一対のメス端子52側を、ランプ部30におけるハウジング32の連通孔32fに向けて、ハウジング32の外側から臨ませる。そして、グロメット51を所定の押圧力で押圧し、当該グロメット51のグロメット本体51a(図6参照)を、連通孔32fに差し込む。
このとき、グロメット51の引っ掛け部51c(図6参照)を、ハウジング32の内部に露出させるようにし、かつグロメット51のフランジ部51bをハウジング32に突き当てるようにする。これにより、ハウジング32の内部において、一対のメス端子52が一対の第1導電部材33b(オス端子に相当)の先端部にそれぞれ電気的に接続される。なお、グロメット本体51aは、連通孔32fに規制されつつ真っ直ぐに差し込まれるので、一対のメス端子52と一対の第1導電部材33bとは、目視することなく確実に電気的に接続可能となっている。
ここで、図2に示されるように、第1導電部材33bとメス端子52との電気的な接続部分CT(図中破線部分)は、ハウジング32の内部において、基板33とオーバーラップしている。具体的には、光源33aが実装された基板33の実装面SFを正面(図2の上方)から見たときに、第1導電部材33bとメス端子52との接続部分CTが、基板33と重なっている。これにより、ウィンカーランプ10の小型化を可能とし、かつ小型化が可能となった分、ウィンカーランプ10のデザイン自由度を高めることが可能となる。
次に、グロメット51の抜け止めを行うために、矢印M5に示されるように、支持プレート34をグロメット51(フランジ部51b)に突き当てる。このとき、支持プレート34の切欠部34aに、一対の配線53を通すようにする。その後、矢印M6に示されるように、第2固定ねじS2を支持プレート34のねじ穴34bに通し、当該第2固定ねじS2を、第1固定柱32gにねじ結合させる。
これにより、図2に示されるように、支持プレート34が第1固定柱32gに固定され、フランジ部51bが支持プレート34によって支持される(押さえられる)。したがって、グロメット51が連通孔32fから抜け落ちることが確実に防止される。よって、ランプ部30およびワイヤーハーネス50の組み立て作業が終了する。
その後、矢印M7に示されるように、弾性部材70をランプ部30に取り付ける作業を行う。このとき、弾性部材70の内部に、ワイヤーハーネス50をコネクタ接続部54側から通すようにする。そして、ワイヤーハーネス50のコネクタ接続部54を弱い力で引っ張りつつ、弾性部材70の長手方向一側(図3の左側)を、ランプ部30(ハウジング32)の長手方向他側(図3の右側)に連結させる。
次いで、弾性部材70をランプ部30に固定するために、矢印M8に示されるように、固定板PLを弾性部材70の内部に入れる。このとき、固定板PLの切欠溝Gに、一対の配線53を通すようにする。その後、矢印M9に示されるように、第3固定ねじS3を固定板PLの挿通穴Hに通し、当該第3固定ねじS3を、第2固定柱32hにねじ結合させる。
これにより、最終的にウィンカーランプ10の組み立てが完了する。
以上詳述したように、実施の形態1によれば、基板33側の第1導電部材33bと車載コントローラCU側のメス端子52とが、ハウジング32の内部において互いに電気的に接続されるので、ハウジング32に筒状の弾性部材70を装着した場合において、仮にハウジング32に障害物が接触して弾性部材70が大きく屈曲されたとしても、第1導電部材33bとメス端子52との電気的な接続が解除されることを抑制できる。
また、実施の形態1によれば、光源33aが実装された基板33の実装面SFを正面から見たときに、第1導電部材33bとメス端子52との接続部分が、基板33と重なっている。これにより、ウィンカーランプ10の小型化を実現でき、かつ小型化が可能となった分、ウィンカーランプ10のデザイン自由度を高めることが可能となる。
さらに、実施の形態1によれば、ハウジング32に、メス端子52の連通孔32fに対する抜け止めを行う支持プレート34が設けられている。これにより、ハウジング32の外側から組み付けられるワイヤーハーネス50を仮に引っ張ってしまっても、当該ワイヤーハーネス50がハウジング32から外れることが効果的に抑えられる。この場合、仮に、ウィンカーランプ10を組み立てた後において、ランプ部30あるいはワイヤーハーネス50に傷などが生じた場合でも、支持プレート34を外してワイヤーハーネス50を引き抜くことで、傷が無いものに容易に交換することができる(メンテナンス性向上)。
また、実施の形態1によれば、メス端子52および配線53と、ハウジング32との間に、メス端子52および配線53と、ハウジング32との間を密封するグロメット51が設けられているので、ランプ部30の内部への雨水や埃等の進入を確実に防止することができる。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は実施の形態2のウィンカーランプの断面図を、図9は図8のハウジングのD矢視図を、図10は図8のウィンカーランプの組立手順を説明する図をそれぞれ示している。
図8ないし図10に示されるように、実施の形態2のウィンカーランプ(灯火装置)80は、実施の形態1に比して、ハウジング32の第2壁W2の形状と、ワイヤーハーネス50の長手方向一側(メス端子52側)の形状のみが異なっている。
具体的には、図9に示されるように、第2壁W2の第1固定柱32gと第2固定柱32hとの間に、一対の連通孔81が設けられている。これらの連通孔81には、一対の配線53がそれぞれ個別に挿通されるようになっている。なお、図8および図10では、一対の配線53のうちの一方のみが示されている。
ワイヤーハーネス50の長手方向一側には、それぞれの配線53に対応させて、一対のゴム栓82が設けられている。これらのゴム栓82は、略円柱状に形成され、ハウジング32の内外を密封している。そして、ゴム栓82の長手方向一側でかつその内部には、メス端子52の端部が固定されている。また、ゴム栓82の長手方向他側でかつその内部には、配線53の長手方向一側が固定されている。
このように、実施の形態2では、実施の形態1のグロメット51(図6参照)に替えて、一対のゴム栓82を設けている。すなわち、これらのゴム栓82は、一対のメス端子52および一対の配線53と、ハウジング32(一対の連通孔81)との間に設けられ、これら一対のメス端子52および一対の配線53と、ハウジング32(一対の連通孔81)との間を密封している。一対のゴム栓82は、本発明におけるシール部材に相当する。
ウィンカーランプ80を組み立てるには、図10の矢印M10に示されるように、それぞれのゴム栓82(図示では一方のみ示す)を、ハウジング32の外側から一対の連通孔81にそれぞれ所定圧で押圧して差し込む。これにより、実施の形態1と同様に、ハウジング32の内部において、一対のメス端子52が一対の第1導電部材33b(オス端子に相当)の先端部にそれぞれ電気的に接続される。なお、図8に示されるように、一対のゴム栓82においても、実施の形態1のグロメット51(図2参照)と同様に、支持プレート34によって抜け止めされている。
以上のように形成された実施の形態2においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2においては、ウィンカーランプ80を組み立てる際に、一対の配線53に対応して設けられた一対のゴム栓82を、一対の連通孔81にそれぞれ個別に差し込むので、実施の形態1に比して、メス端子52と第1導電部材33bとの接続作業をそれぞれ個別に精度良く行うことが可能となり、かつ差し込み荷重も小さくすることができる。したがって、メス端子52と第1導電部材33bとの接続部分CTに、大きな負荷を掛けてしまうことが未然に防げる。
次に、本発明の実施の形態3について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図11は実施の形態3のウィンカーランプの断面図を示している。なお、図11においては、一対の配線53のうちの一方の配線53のみが断面として表れている。
図11に示されるように、実施の形態3のウィンカーランプ(灯火装置)90は、実施の形態1に比して、ワイヤーハーネス50の長手方向一側(メス端子52側)の形状のみが異なっている。具体的には、実施の形態1のグロメット51(図6参照)に替えて、実施の形態2では、シール部材として機能するプラグ部材91を設けた点のみが異なっている。すなわち、プラグ部材91は、本発明におけるシール部材に相当し、メス端子52および配線53と、ハウジング32との間に設けられ、これらメス端子52および配線53と、ハウジング32との間を密封している。
プラグ部材91は、硬質プラスチック製のプラグ本体91aと、一対の筒状シール92(図示では一方のみを示す)と、1つのOリング93とを備えている。プラグ本体91aの内部には、一対の配線固定穴91b(図示では一方のみを示す)が設けられ、これらの配線固定穴91bは、プラグ本体91aの長手方向に貫通している。そして、配線固定穴91bの内部には、筒状シール92の外周部分が固定されている。
また、筒状シール92の内部でかつ長手方向一側(図11の左側)には、一対のメス端子52の端部が固定されている。一方、筒状シール92の内部でかつ長手方向他側(図11の右側)には、一対の配線53の長手方向一側が固定されている。すなわち、筒状シール92の内周部分に、メス端子52および配線53が固定され、かつ互いに電気的に接続されている。よって、プラグ本体91aに対して配線53を引っ張ったとしても、容易に抜けることはない。なお、筒状シール92の内周部分に、メス端子52および配線53の双方を固定するに限らず、メス端子52および配線53のうちの少なくともいずれか一方を固定することもできる。これは、実施の形態1および実施の形態2においても同様のことが言える。
プラグ本体91aの支持プレート34側(図11の右側)には、支持プレート34により支持されるフランジ部91cが一体に設けられている。フランジ部91cは、プラグ本体91aよりも外側に膨出されており、当該フランジ部91cとハウジング32の第2壁W2との間に、Oリング93が設けられている。ここで、プラグ本体91aは、ハウジング32の連通孔32fに対してがたつくこと無く接触され、かつ連通孔32fの内部をその軸方向に移動自在となっている。よって、矢印M11に示されるように、プラグ部材91のプラグ本体91aを連通孔32fに差し込む場合において、当該プラグ本体91aを連通孔32fに対して略抵抗無くスムーズに差し込み可能となっている。
そして、図11に示されるように、連通孔32fに対してプラグ本体91aを装着した状態において、一対の筒状シール92は、メス端子52および配線53とプラグ本体91aとの間に設けられ、ハウジング32の内外を密封している。一方、1つのOリング93は、ハウジング32の第2壁W2とフランジ部91cとの間に設けられ、ハウジング32の内外を密封している。
以上のように形成された実施の形態3においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態3においては、ウィンカーランプ90を組み立てる際に、全体がゴム製のグロメット51(実施の形態1)に比して、プラグ部材91を連通孔32fに対してスムーズに装着することができる。また、全体がゴム製のグロメット51の場合には、連通孔32fへの装着時において変形を伴うが、プラグ部材91は硬質プラスチック製であるため変形を伴わない。よって、実施の形態3においては、組み立て作業性をより向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態4について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態2と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12(a),(b)は実施の形態4のウィンカーランプの断面図を示している。
図12(a)に示されるように、実施の形態4のウィンカーランプ(灯火装置)100は、実施の形態2に比して、ハウジング32に一対の第1導電部材33bをインサート成型により埋設した点のみが異なっている。
具体的には、ハウジング32における第2支持柱32dの近傍に、導電部材支持柱101が設けられている。導電部材支持柱101は、ハウジング32を射出成型する際に、底壁部32aおよび第2支持柱32dの双方に一体化するようにして設けられる。これにより、一対の第1導電部材33bは、ハウジング32の内部における第1導電部材33bが配置されるべき位置(正規位置)に、精度良く位置決めされる。なお、導電部材支持柱101は、本発明における位置決め部材に相当する。また、図12では、底壁部32aおよび第2支持柱32dと、導電部材支持柱101との境界部分に、二点鎖線を施している。
そして、導電部材支持柱101の長手方向における基板33側(図中上側)に、一対の第1導電部材33bがインサート成型により埋設されている。なお、一対の第1導電部材33bの基端側および先端側は、導電部材支持柱101の外部にそれぞれ露出されている。
ウィンカーランプ100を組み立てるには、矢印M12に示されるように、基板33をハウジング32に組み付けた後で、一対の第1導電部材33bの基端部と基板33との電気的な接続を行う。具体的には、基板33をハウジング32に第1固定ねじS1(図8参照)で固定した後に、基板33に一対の第1導電部材33bの基端部を、半田付け等により電気的に接続する。
なお、ワイヤーハーネス50の長手方向一側のハウジング32への固定の仕方については、矢印M13に示されるように、実施の形態2(図10の矢印M10参照)の場合と同様である。
以上のように形成された実施の形態4においても、実施の形態2と略同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態4においては、一対の第1導電部材33bが導電部材支持柱101(ハウジング32の正規位置)に位置決めされて固定されるので、ウィンカーランプ100を組み立てる際に、一対の第1導電部材33bの「ふらつき」を抑えることができる。したがって、メス端子52と第1導電部材33bとの接続作業をそれぞれ個別にさらにスムーズかつ精度良く行うことが可能となる。
ここで、図12(b)は、実施の形態4の変形例を示している。具体的には、実施の形態4の変形例では、第2壁W2の内側で、かつ一対の連通孔81の近傍に、内部にメス端子52が挿通される案内筒102がそれぞれ設けられている。これらの案内筒102は、一対の連通孔81に対してそれぞれ同軸上に設けられ、ハウジング32の内側に突出され、かつ第1導電部材33bに向けられている。これにより、一対のメス端子52の「ふらつき」がそれぞれ個別に抑えられ、メス端子52と第1導電部材33bとの接続作業をより一層スムーズかつ精度良く行うことが可能となる。
次に、本発明の実施の形態5について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図13は実施の形態5のウィンカーランプの断面図を、図14は図13のE-E線に沿う断面図をそれぞれ示している。なお、図13は、レンズ31(図1参照)の図示を省略したものであり、かつハウジング32および基板33を、ハウジング32の長手方向と直交する方向に切った断面図である。
図13および図14に示されるように、実施の形態5のウィンカーランプ(灯火装置)110は、実施の形態1に比して、一対の第1導電部材33bを、ハウジング32により支持させた点のみが異なっている。
具体的には、ハウジング32における第2支持柱32dの近傍に、導電部材案内柱111が設けられている。導電部材案内柱111は、ハウジング32を射出成型する際に、底壁部32aおよび第2支持柱32dの双方に一体化するようにして設けられる。なお、図14では、底壁部32aおよび第2支持柱32dと、導電部材案内柱111との境界部分に、二点鎖線を施している。また、導電部材案内柱111は、本発明における位置決め部材に相当する。
導電部材案内柱111の長手方向における基板33側(図中上側)には、一対の第1導電部材33bを収容する収容凹部112が設けられている。収容凹部112の内部には、一対の第1導電部材33bを、収容凹部112に設けられた一対の最深部113にそれぞれ案内する案内凸部114が設けられている。
図13に示されるように、案内凸部114は、先端側(図中上側)に向かうに連れて徐々に先細り形状となるよう略三角形形状に形成されている。これにより、図14の矢印M14に示されるように、案内凸部114の傾斜面に倣うようにして、基板33に設けられた一対の第1導電部材33bが最深部113に向けてそれぞれ案内される。
また、収容凹部112には、一対の第1導電部材33bをハウジング32の長手方向における第2壁W2側(図14の右側)から支持する支持壁115が設けられている。具体的には、支持壁115は、メス端子52(図2参照)が第1導電部材33bに接続される際に、矢印M15のように第1導電部材33bに掛かる負荷を受けるようになっている。
このように、一対の第1導電部材33bは、支持壁115にも案内されつつ最深部113に向けてそれぞれ案内される。これにより、一対の第1導電部材33bを備えた基板33を、ハウジング32に組み付けるだけで、一対の第1導電部材33bは、ハウジング32の内部における第1導電部材33bが配置されるべき位置(正規位置)に精度良く位置決めされる。
以上のように形成された実施の形態5においても、実施の形態4と略同様の作用効果を奏することができる。
なお、基板33および一対の第1導電部材33bを分離したものをそれぞれ準備し、先に、一対の第1導電部材33bをそれぞれ個別に収容凹部112の最深部113に差し込んでハウジング32に固定しておき、その後、実施の形態4(図12参照)と同様に基板33を一対の第1導電部材33bに半田付け等により電気的に接続することもできる。
次に、本発明の実施の形態6について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1および実施の形態4と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図15は実施の形態6のウィンカーランプの断面図を、図16(a),(b)は実施の形態6の変形例を示す断面図を、図17(a),(b)は実施の形態6の他の変形例を示す断面図をそれぞれ示している。
図15に示されるように、実施の形態6のウィンカーランプ(灯火装置)120は、実施の形態1に比して、ワイヤーハーネス50の長手方向一側(メス端子52側)の形状のみが異なっている。具体的には、実施の形態1のグロメット51(図6参照)に替えて、実施の形態6では、シール部材として機能するロック機構付きコネクタ121を設けた点が異なっている。これに伴い、ハウジング32における第2壁W2の連通孔32fの近傍には、ロック機構付きコネクタ121のロック爪122が係合される係合凸部123が設けられている。つまり、ロック機構付きコネクタ121は、本発明におけるシール部材に相当し、メス端子52および配線53と、ハウジング32(連通孔32f)との間に設けられ、これらメス端子52および配線53と、ハウジング32(連通孔32f)との間を密封している。
ロック機構付きコネクタ121は、硬質プラスチック製のコネクタ本体124と、ロック爪122と、ゴム製のOリング125とを備えている。コネクタ本体124の内部には、一対の配線固定穴124a(図示では一方のみを示す)が設けられ、これらの配線固定穴124aは、コネクタ本体124の長手方向に貫通している。
そして、配線固定穴124aの内部でかつ長手方向一側(図15の左側)には、メス端子52の端部が固定されている。一方、配線固定穴124aの内部でかつ長手方向他側(図15の右側)には、配線53の長手方向一側が固定されている。すなわち、配線固定穴124aの内部において、メス端子52および配線53が固定され、かつ互いに電気的に接続されている。よって、コネクタ本体124に対して配線53を引っ張ったとしても、容易に抜けることはない。
また、一対の配線固定穴124aの長手方向他側は、樹脂モールド部126により密閉されている。このように、コネクタ本体124に、Oリング125および樹脂モールド部126を設けることで、ハウジング32の内外を密封している。
そして、図15の矢印M16に示されるように、ロック機構付きコネクタ121のコネクタ本体124をハウジング32の連通孔32fに差し込み、ロック爪122を係合凸部123に係合させることで、一対の第1導電部材33bに対してメス端子52が電気的に接続され、かつロック機構付きコネクタ121はハウジング32に対して抜け止めされた状態となる。
ここで、一対の第1導電部材33bのハウジング32に対する支持構造は、実施の形態4(図12参照)と同様となっている。すなわち、導電部材支持柱101の内部に、一対の第1導電部材33bが、その両端部を残してインサート成型により埋設されている。
以上のように形成された実施の形態6においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態6においては、ロック機構付きコネクタ121を採用するため、支持プレート34および第2固定ねじS2を省略することができ、部品点数を削減することが可能となる。また、実施の形態3と同様に、ウィンカーランプ120を組み立てる際に、コネクタ本体124を連通孔32fに対してスムーズに差し込むことができる。さらに、コネクタ本体124は硬質プラスチック製であるため、連通孔32fへの差し込み作業の際に、メス端子52の「ふらつき」を抑えることができ、ひいては組み立て作業性をより向上させることが可能となる。
ここで、図16(a),(b)に示されるようにしても良い。具体的には、図16(a)の変形例では、コネクタ本体124の差し込み方向先端側(図中左側)に、ロック爪122を設けている。そして、矢印M17に示されるように、コネクタ本体124を連通孔32fに差し込むことにより、ロック爪122を、ハウジング32の内部において第2壁W2に引っ掛けている。これにより、一対の第1導電部材33bに対してメス端子52が電気的に接続され、かつロック機構付きコネクタ121はハウジング32に対して抜け止めされた状態となる。この場合、第2壁W2の係合凸部123(図15参照)を省略することができ、ハウジング32の形状を簡素化することが可能となる。
また、図16(b)の変形例では、ハウジング32の第2壁W2にロック爪127を設け、コネクタ本体124にロック爪127が係合される係合凹部128を設けている。そして、矢印M18に示されるように、コネクタ本体124を連通孔32fに差し込むことにより、ハウジング32の内部において、ロック爪127を係合凹部128に引っ掛けている。これにより、一対の第1導電部材33bに対してメス端子52が電気的に接続され、かつロック機構付きコネクタ121はハウジング32に対して抜け止めされた状態となる。この場合、コネクタ本体124よりも大きい部品であるハウジング32にロック爪127を設けるため、ロック爪127を大きくでき、ひいてはロック爪127の強度を高めることが可能となる。よって、ワイヤーハーネス50のハウジング32に対する抜け強度をより高めることができる。
さらに、図17(a),(b)に示されるようにしても良い。具体的には、図17(a)の変形例では、一対のメス端子52にロック爪129がそれぞれ設けられている。また、上述した実施の形態2と同様のゴム栓82(図10参照)が、それぞれのメス端子52に対応して設けられている。なお、一対のゴム栓82は、実施の形態2と同様に第2壁W2に設けられた一対の連通孔81(図10参照)にそれぞれ挿通される。さらには、一対のメス端子52は、実施の形態4の変形例(図12(b)参照)と同様の案内筒102に案内される。そして、矢印M19に示されるように、ゴム栓82を連通孔81に差し込むことで、ロック爪129がハウジング32の内部において案内筒102(第2壁W2)に引っ掛けられる。これにより、一対の第1導電部材33bに対してメス端子52が電気的に接続され、かつロック爪129により抜け止めされた状態となる。この場合においても、第2壁W2の係合凸部123(図15参照)を省略することができ、ハウジング32の形状を簡素化することが可能となる。
また、図17(b)の変形例では、ハウジング32の第2壁W2に一対のロック爪130を設け、一対のメス端子52にロック爪130が係合される係合凹部131をそれぞれ設けている。また、図17(a)と同様に、ゴム栓82がそれぞれのメス端子52に対応して設けられている。一対のゴム栓82は、図17(a)と同様に、第2壁W2に設けられた一対の連通孔81にそれぞれ挿通される。さらには、一対のメス端子52は、図17(a)と同様に、案内筒102に案内される。そして、矢印M20に示されるように、ゴム栓82を連通孔81に差し込むことで、ハウジング32の内部において、ロック爪130が係合凹部131に引っ掛けられる。これにより、一対の第1導電部材33bに対してメス端子52が電気的に接続され、かつロック爪130により抜け止めされた状態となる。この場合、メス端子52よりも大きい部品であるハウジング32にロック爪130を設けるため、ロック爪130を大きくでき、ひいてはロック爪130の強度を高めることが可能となる。よって、ワイヤーハーネス50のハウジング32に対する抜け強度をより高めることができる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上述した各実施の形態においては、自動二輪車に適用されるウィンカーランプ10,80,90,100,110,120を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、公道を走行し得る小型モビリティ等の他の車両にも適用することができる。
その他、上述した各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上述した各実施の形態に限定されない。