JP7494458B2 - 制御方法、制御装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

制御方法、制御装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子の容量の低下を抑制する制御方法、制御装置、及びコンピュータプログラムに関する。
電気自動車、ハイブリッド車等の車両用の蓄電素子、航空機、ドローン等の飛翔体用の蓄電素子、電力貯蔵装置、太陽光発電システム等の産業用の蓄電素子においては、高容量化が求められている。
容量が高く、エネルギー密度が高い蓄電素子として、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池が知られている。非水電解質二次電池の正極及び負極には、各種の活物質が採用されており、通常、正極活物質としては、複合酸化物が広く用いられている。例えば特許文献1には、正極活物質として、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物が開示されている。前記酸化物としてのLi6 CoO4 は、理論容量が977mAh/gと高い。このため、前記酸化物は非水電解質二次電池の高容量化を可能とする正極活物質の一つとして期待されている。
特開2003-68302号公報
従来の逆蛍石型結晶構造を有する酸化物からなる正極材料では、リチウムイオン二次電池の充放電容量を増大することはできるが、充放電を繰り返すことにより充放電容量が低下するという問題がある。例えば飛翔体等に用いられる蓄電素子のように、軽く、高い質量エネルギー密度が要求される場合、特に容量の低下を抑制する必要がある。
本発明の目的は、蓄電素子の容量の低下を解消して容量を維持することができる制御方法、制御装置、及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る制御方法は、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、所定の電圧以下に制御した状態で放電する。
本発明の一態様に係る制御装置は、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、所定の電圧以下に制御した状態で放電する制御部を備える。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、所定の電圧以下に制御した状態で放電する処理をコンピュータに実行させる。
本発明においては、蓄電素子の容量低下を解消して容量を維持することができる。従って、良好な質量エネルギー密度を実現できる。
充電時及び放電時の容量と電位との関係を示すグラフである。 充電時及び放電時のV-dQ/dV曲線を示すグラフである。 回復放電の処理の一例を示すグラフである。 動径分布関数のグラフである。 動径分布関数のグラフである。 実施形態1に係る充放電システム、充電器、及びサーバの構成を示すブロック図である。 充電器の構成を示すブロック図である。 電池モジュールの斜視図である。 実施形態1の制御装置としての充電器における回復放電処理の手順を示すフローチャートである。 回復放電の処理の変形例1を示すグラフである。 変形例2の充電器における回復放電の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の放電容量の推移を示すグラフである。 5サイクル後の回復放電前のV-dQ/dV曲線、及び回復放電を行った後に6サイクル目の充放電を行った後のV-dQ/dV曲線である。 10サイクル後の回復放電前のV-dQ/dV曲線、及び回復放電を行った後に11サイクル目の充放電を行った後のV-dQ/dV曲線である。 サイクル数と放電容量との関係を示すグラフである。
(実施形態の概要)
実施形態に係る制御方法は、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、所定の電圧以下になるように電圧を制御した状態で放電する。
逆蛍石型結晶構造とは、負電荷を有するアニオンによって構成される面心立方格子の四面体サイトに正電荷を有するカチオンが入っている構造をいう。即ち単位格子あたり4個のアニオンで構成されており、かつ最大で8個のカチオンの原子が入り得る。逆蛍石型結晶構造を有する酸化物としては、Li2 O、Na2 O、K2 O等のアルカリ金属酸化物が知られている。リチウムイオン二次電池の正極材料として用いる前記酸化物としては、アニオンとして酸素を、カチオンとして主にLiを有し、さらに充放電の際のLiの脱離及び挿入を補償するためにMn、Co又はFeを含有している。サイクル劣化は、充放電によるLiの脱離と挿入を繰返すことで、結晶格子の膨張収縮が繰返され、結晶構造の変化即ち相変化が生じ、次第に可逆的に脱離及び挿入が可能なLi量が減少することにより生じる。
図1は、充電時及び放電時の容量と電位との関係を示すグラフである。上向きの曲線は充電曲線、下向きの曲線は放電曲線である。横軸は容量(mAh/g)、縦軸は電位(Vvs.Li/Li+)である。
図1中、a、b、c、d、e、fは夫々、充電及び放電を2回、5回、6回、9回、10回、及び11回繰り返した場合を示す。
図1より、充放電を繰り返すのに従い、充電容量及び放電容量が低下することが分かる。
図2は、充電時及び放電時のV-dQ/dV曲線を示す。上側は充電時のV-dQ/dV曲線、下側は放電時のV-dQ/dV曲線である。横軸は電位(Vvs.Li/Li+)、縦軸はdQ/dV(mAh/gV)である。
図2中、a、b、c、d、e、fは夫々、充電及び放電を2回、5回、6回、9回、10回、及び11回繰り返した場合を示す。
図2より、充電時のV-dQ/dV曲線において、電位2.35V付近で、充電を繰り返すのに従い、dQ/dVが下がることが分かる。放電時のV-dQ/dV曲線において、電位2.15V付近で、放電を繰り返すのに従い、dQ/dVが上がり、電位2.9V付近で、放電を繰り返すのに従い、dQ/dVが下がることが分かる。
本発明者等は、放電末において、所定の電圧以下になるように電圧を制御した状態で放電することにより、低下した容量が回復することを見出し、本発明を完成した。以下、この放電を回復放電という。
図3は、回復放電の処理の一例を示すグラフである。図3の横軸は時間t、縦軸は電圧Vである。CC(定電流)充電を行った後、CC放電を行う充放電サイクルを複数回繰り返した後、回復放電を行う。図3においては、回復放電の一例として、1.5VでCV(定電圧)放電を行う。
回復放電は、所定時間が経過するまで、又は放電電気量が閾値に達するまで行う。前記所定時間又は前記閾値は、予め実験により、放電容量が回復する、放電時間又は放電電気量を求めることにより設定できる。
図4及び図5に、XAFS(X線吸収微細構造分析:X-ray Absorption Fine Structure )により測定した、CoK吸収端XAFSスペクトルの動径分布関数のグラフを示す。図4及び図5の横軸はラジアル距離(Radial distance:Å)、縦軸は┃X(R)┃(ピーク高さ:Å-4)である。ラジアル距離は原子間距離に相当し、┃X(R)┃は原子の数に相当する。
ラジアル距離の0Åは結合していないCo、1.5ÅはCoとOとの結合、2.5ÅはCoとCoとの結合に対応する。
図4において、矢印の方向にサイクル数が増加する。図4より、サイクル数が増加するのに従い、Co-Co結合が増加することが分かる。
図5において、aは充放電を5サイクル行った場合の動径分布関数のグラフ、bは充放電を5サイクル行った後に回復放電を行った場合の6サイクル目の動径分布関数のグラフである。
図5より、回復放電を行うことにより、Co-Co結合の数が減少することが分かる。 充放電サイクルを繰り返すことにより、Co-Co結合が増加して結晶構造が変化し、放電時に正極に戻るリチウムイオンの数が減少する。従って、容量維持率が低下する。
回復放電により、強制的にリチウムイオンを正極に挿入させる。これにより、結晶構造が、Co-Co結合の数が少ない、以前の状態に戻り、容量が回復する。従って、容量維持率が向上する。
上述の制御方法において、前記所定の電圧は、その電圧以下に制御した状態で前記蓄電素子を放電することで、前記正極活物質を逆蛍石型の結晶構造に戻すことが可能な電圧であってもよい。
上記構成によれば、正極活物質の結晶構造が逆蛍石型の結晶構造に戻り、良好に放電容量が回復する。
上述の制御方法において、前記所定の電圧は1.5Vであってもよい。
上記構成によれば、良好に放電容量を回復させることができる。
所定の電圧の範囲は、1.3V~1.8Vの範囲で設定することができる。所定の電圧が1.3V以下である場合、コンバージョン反応により、結晶構造の変化と異なる理由で劣化が生じる虞があるので、電圧の下限値は1.3Vにするのが好ましい。
上述の制御方法において、前記放電は、実質的に一定の電圧で放電する期間を含んでもよい。
回復放電として、CC放電で電圧を下げ続けた場合、結晶構造の回復時間を短くすることができるが、コンバージョン反応により、結晶構造の変化と異なる理由で劣化が生じる虞がある。
回復放電は、CV放電を段階的に行ってもよい。例えば第1電圧で所定時間、CV放電を行った後、第1電圧より低い第2電圧で所定時間、CV放電を行い、さらに第2電圧より低い第3電圧で所定時間、CV放電を行うことができる。回数は3回には限定されない。段階的なCV放電により、回復放電の時間を短縮できる。
実施形態に係る制御装置は、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、所定の電圧以下になるように電圧を制御した状態で放電する制御部を備える。
前記構成によれば、蓄電素子の容量低下を解消して容量を維持することができる。
実施形態に係るコンピュータプログラムは、リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、所定の電圧以下になるように電圧を制御した状態で放電する処理をコンピュータに実行させる。
前記構成によれば、蓄電素子の容量低下を解消して容量を維持することができる。
以下、具体的に放電の制御方法について説明する。以下、蓄電素子としてリチウムイオン二次電池(電池)を用いる場合につき説明する。
(実施形態1)
以下、蓄電素子がリチウムイオン二次電池である場合を説明する。
図6は実施形態1に係る充放電システム1、充電器8、及びサーバ9の構成を示すブロック図、図7は充電器8の構成を示すブロック図である。
充放電システム1は、電池モジュール3と、BMU(Battery Management Unit)4と、電圧センサ5と、電流センサ6と、制御装置7とを備える。
電池モジュール3は、複数の蓄電素子としてのリチウムイオン二次電池(以下、セルという)2が直列に接続されている。
BMU4は、制御部41、記憶部42、計時部44、入力部45、及び通信部46を備える。BMU4は、電池ECUであってもよい。
制御装置7は充放電システム1全体を制御し、制御部71、表示部72、及び通信部73を備える。
サーバ9は、制御部91、及び通信部92を備える。
制御装置7の制御部71は、通信部73、ネットワーク10、及び通信部92を介し、制御部91と接続されている。
充電器8は、制御部81、電源部82、記憶部83、通信部84、充電回路85、放電回路86、切替回路87、及び操作部88を備える。
端子15,16を介し電池モジュール3に充電器8が接続される。
制御部41、71、81、及び91は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等により構成され、BMU4、制御装置7、充電器8、及びサーバ9の動作を制御する。
通信部46、73、84、及び92は、ネットワークを介して他の装置との間で通信を行う機能を有し、所要の情報の送受信を行うことができる。
BMU4の記憶部42は、例えばハードディスクドライブ(HDD)等により構成され、各種のプログラム及びデータを記憶する。
記憶部42には充放電の履歴データ43も記憶されている。充放電の履歴とは、電池モジュール3の運転履歴であり、電池モジュール3が充電又は放電を行った期間(使用期間)を示す情報、使用期間において電池モジュール3が行った充電又は放電に関する情報等を含む情報である。電池モジュール3の使用期間を示す情報とは、充電又は放電の開始及び終了の時点を示す情報、電池モジュール3が使用された累積使用期間等を含む情報である。電池モジュール3が行った充電又は放電に関する情報とは、電池モジュール3が行った充電時又は放電時の電圧、レート等を示す情報である。
計時部44は、回復放電を行うタイミングを計時する。
入力部45は、電圧センサ5及び電流センサ6からの検出結果の入力を受け付ける。
制御装置7の表示部72は、液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等で構成することができる。制御部71は、表示部72に所要の情報を表示するための制御を行う。
充電器8の電源部82は外部電源に接続されている。電源部82は二次電池を備えてもよい。
記憶部83には、回復放電を行うためのプログラム831が格納されている。プログラム831は、例えばCD-ROMやDVD-ROM、USBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体52に格納された状態で提供され、充電器8にインストールすることにより記憶部83に格納される。また、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラム831を取得し、記憶部83に記憶させることにしてもよい。
制御部81はプログラム831を読み出して、回復放電の処理を実行する
切替回路87は、電池モジュール3の後述する正極リード34と放電回路86の正極側端子との間の接続を制御する放電スイッチと、電池モジュール3の正極リード34と充電回路85の正極側端子との接続を制御する充電スイッチとを備える。
制御部81が充電スイッチをオンし、電池モジュール3の正極リード34と充電回路85の正極側端子とが接続されると、充電回路85は、電池モジュール3をその電圧が所定値に達するまで充電する。制御部81は、前記電圧が所定値に達したと判定した場合、充電スイッチをオフする。
制御部81が放電スイッチをオンし、電池モジュール3の正極リード34と放電回路86の正極側端子とが接続されると、放電回路86は、電池モジュール3をその電圧が所定値以下になるまで放電させる。制御部81は、前記電圧が所定値に達したと判定した場合、放電スイッチをオフする。回復放電を行う場合、制御部81は、所定の電圧で、所定時間又は所定の放電電気量に達するまで電池モジュール3を放電させる。
本実施形態においては、充電器8が本発明の制御装置として機能する。BMU4、制御装置7、及びサーバ9のいずれかが、制御装置として機能してもよい。なお、サーバ9が制御装置として機能しない場合、充放電システム1がサーバ9に接続されていなくてもよい。
図6においては、電池モジュール3を一組備える場合を示しているが、電池モジュール3は、複数組、直列に接続してもよい。また、セル2を一つ備えるものであってもよい。
電圧センサ5は、電池モジュール3に並列に接続されており、電池モジュール3の全体の電圧に応じた検出結果を出力する。電圧センサ5は、各セル2の後述する正極端子23,負極端子26に接続されており、各セル2の正極端子23,負極端子26間の電圧V1 を測定し、各セル2のV1 の合計値である電池モジュール3の負極リード33,正極リード34間の電圧Vを検出する。
電流センサ6は、電池モジュール3に直列に接続されており、電池モジュール3の電流に応じた検出結果を出力する。
図8は、電池モジュール3の斜視図である。
電池モジュール3は、直方体状のケース31と、ケース31に収容された複数の前記セル2とを備える。
セル2は、直方体状のケース本体21と、蓋板22と、蓋板22に設けられた、正極端子23,負極端子26と、破裂弁24と、電極体25とを備える。電極体25は正極板、セパレータ、及び負極板を積層してなり、ケース本体21に収容されている。
電極体25は、正極板と負極板とをセパレータを介して扁平状に巻回して得られるものであってもよい。
正極板は、アルミニウムやアルミニウム合金等からなる板状(シート状)又は長尺帯状の金属箔である正極基材箔上に活物質層が形成されたものである。負極板は、銅及び銅合金等からなる板状(シート状)又は長尺帯状の金属箔である負極基材箔上に活物質層が形成されたものである。セパレータは、合成樹脂からなる微多孔性のシートである。
正極の活物質層に用いられる正極活物質は、Li及びCoを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む。該酸化物は、Li、Co及び酸素以外の他の元素を含むことができる。他の元素としては、Mn、Fe、Ni、Cu等のCo以外の遷移金属元素、Mg、Al等の遷移金属元素以外の金属元素、その他、F等のハロゲンなどを挙げることができる。
前記酸化物において、全遷移金属元素に占めるCoの含有割合(原子数比)としては、50モル%以上が好ましく、70モル%以上がより好ましく、90モル%以上がさらに好ましい。上限は、100モル%が好ましい。
また、前記酸化物において、全元素に占めるLi、Coを含む遷移金属元素及び酸素以外の他の元素の含有割合(原子数比)としては、20モル%以下が好ましいことがあり、10モル%以下が好ましいことがあり、1モル%以下が好ましいことがある。
前記酸化物の具体例としては、Li6 Coα 1-α 4 (0<α≦1、MはCo以外の遷移金属元素を表す)、Li5 Coβ Fe1-β 4 (0<β<1)、Li6 Coγ Mn1-γ 4 (0<γ<1)等を挙げることができる。これらの中でも、Li6 Coα 1-α 4 が好ましい。αは0.5以上が好ましく、0.9以上がより好ましく、1がさらに好ましい。即ち前記酸化物としては、Li6 CoO4 が最も好ましい。
X線回折における(201)面及び(222)面に由来するピークから算出される前記酸化物の平均結晶子サイズが240Å以下であるのが好ましい。平均結晶子サイズが240Å以下である場合、結晶子間の界面が多く存在するので、イオンの伝導性が高まり、放電容量が大きくなり、十分な容量維持率を発揮することができると推察される。平均結晶子サイズの上限は150Å、120Å、115Åの順に好ましいこともある。
前記平均結晶子サイズの下限は、特に限定されないが、例えば10Åであり、30Åが好ましく、50Åがより好ましく、100Åがさらに好ましい。充電終止電位等によれば、比較的平均結晶子サイズが大きい方が、放電容量維持率がより高くなる場合がある。
X線回折における(110)面、(201)面及び(222)面に由来するピークから算出される前記酸化物の平均結晶子サイズの上限は、270Åが好ましく、240Åがより好ましく、210Åがさらに好ましく、190Åがよりさらに好ましく、150Åがよりさらに好ましい。平均結晶サイズを前記上限以下とすることで、電池モジュール3の放電容量をより大きくすることができ、また、十分な容量維持率を発揮することができる。
前記平均結晶子サイズの下限は、特に限定されないが、例えば10Åであり、30Åが好ましく、50Åがより好ましく、100Åがさらに好ましい。充電終止電位等によれば、比較的平均結晶子サイズが大きい方が、放電容量維持率がより高くなる場合がある。
負極活物質としては、通常、リチウムイオンを吸蔵及び放出することができる材質が用いられる。具体的な負極活物質としては、例えばSi、Sn等の金属又は半金属;Si酸化物、Sn酸化物等の金属酸化物又は半金属酸化物;ポリリン酸化合物;黒鉛(グラファイト)、非晶質炭素(易黒鉛化性炭素又は難黒鉛化性炭素)等の炭素材料等が挙げられる。
さらに、負極活物質は、B、N、P、F、Cl、Br、I等の典型非金属元素、Li、Na、Mg、Al、K、Ca、Zn、Ga、Ge等の典型金属元素、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo、Zr、Ta、Hf、Nb、W等の遷移金属元素を含有してもよい。
電池モジュール3の隣り合うセル2の隣り合う正極端子23,負極端子26がバスバー32により電気的に接続されることで、複数のセル2が直列に接続されている。
電池モジュール3の両端のセル2の、正極端子23,負極端子26には、電力を取り出すための前記正極リード34,負極リード33が設けられている。
図9は、実施形態1の制御装置としての充電器8における回復放電処理の手順を示すフローチャートである。図6に示すように、充電器8は電池モジュール3に接続されているとする。
BMU4の制御部41は、回復放電時間が経過したか否かを判定する(S401)。制御部41は、例えば、計時部44が計時した時間が、予め設定した回復放電時間を超えたか否かを判定する、又は履歴データ43を読み出して、充電及び放電の回数が所定回数を超えたか否かを判定する等により、回復放電時間が経過したか否かを判定する。所定回数は、予め実験により、例えば容量維持率が閾値以下になる回数を求めて設定する。
制御部41は、回復放電時間が経過していない場合(S401:NO)、処理を終了する。
制御部41は、回復放電時間が経過した場合(S401:YES)、充電器8へ回復放電の指示を送信する(S402)。
制御部81は、回復放電の指示を受信する(S101)。
制御部81は、放電を開始する(S102)。制御部81は切替回路87の放電スイッチをオンし、例えば1.5V等の所定の電圧で電池モジュール3をCV放電させ、回復放電処理を行う。電池モジュール3の電圧が所定の電圧に到達していない場合は、CC放電により所定の電圧まで下げた後、所定の電圧でCV放電を行う。又は、BMU4は回復放電時間が経過し、かつ電圧が所定の電圧に到達している場合に、回復放電の指示を充電器に送信してもよい。
制御部81は放電を終了するか否かを判定する(S103)。制御部81は、例えば、予め設定した時間又は放電電気量に達したか否かを判定すること等により、放電を終了するか否かを判定する。
制御部81は、放電を終了しない場合(S103:NO)、判定の処理を繰り返す。
制御部81は、放電を終了する場合(S103:YES)、放電スイッチをオフし、回復放電処理を終了する。
以上の回復放電の処理を、制御部81は、充電器8が電池モジュール3に接続されており、回復放電時間が経過する都度、行う。
本実施形態によれば、所定の電圧以下になるように電圧を制御した状態で放電することにより、低下した容量が回復する。
なお、制御部81が、BMU4から情報を取得し、回復放電時間が経過したか否かを判定して、回復放電を開始してもよい。BMU4が回復放電時間が経過したと判定した場合に、表示部72によりユーザに回復放電時間の経過を報知して、電池モジュール3に充電器8を接続するように促し、接続後に制御部81が回復放電を開始してもよい。
充電器8の制御部81が回復放電を行う場合につき説明したが、回復放電は、制御部41、制御部71、又は制御部91が行うことにしてもよい。
回復放電は、飛翔体、車両等の移動体が格納庫、車庫に入庫した場合に行ってもよい。
(変形例1)
図10は、回復放電の処理の変形例1を示すグラフである。図10の横軸は時間t、縦軸は電圧Vである。CC充電を行った後、CC放電を行う充放電サイクルを複数回繰り返した後、回復放電を行う。図3の処理と異なり、変形例1の回復放電は、CV放電を段階的に行う。例えば1.5V等の第1電圧で所定時間、CV放電を行った後、第1電圧より低い、例えば1.45V等の第2電圧で所定時間、CV放電を行い、さらに第2電圧より低い、第3電圧で所定時間、CV放電を行う。
本実施形態によれば、回復放電の時間を短縮できる。
(変形例2)
図11は、変形例2の充電器8における回復放電の処理手順を示すフローチャートである。変形例1においては、電池モジュール3のSOH(State Of Health)を算出し、回復放電をするか否かを判定する。図6に示すように、充電器8は電池モジュール3に接続されているとする。
制御部41は、SOHとして、例えば容量維持率を算出する(S411)。
制御部41は、SOHが閾値a(%)以下であるか否かを判定する(S412)。制御部81は、SOHが閾値a以下でない場合(S412:NO)、処理を終了する。
制御部41は、SOHが閾値a以下である場合(S412:YES)、充電器8へ回復放電の指示を送信する(S413)。
制御部81は、回復放電の指示を受信する(S111)。
制御部81は、放電を開始する(S112)。制御部81は切替回路87の放電スイッチをオンし、例えば1.5V等の所定の電圧で電池モジュール3をCV放電させ、回復放電処理を行う。
制御部81は放電を終了するか否かを判定する(S113)。放電を終了するか否かの判定は図9のフローチャートの処理と同様にして行う。
制御部81は、放電を終了しない場合(S113:NO)、判定の処理を繰り返す。
制御部81は、放電を終了する場合(S113:YES)、放電スイッチをオフし、回復放電処理を終了する。
変形例2においては、充電器8が電池モジュール3に接続されており、SOHが閾値a以下であると判定する都度、回復放電を行って、容量低下を解消することができる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
正極活物質として、Li6 CoO4(CoをドープしたLi2O)を用いた。試験セルとして、CoドープLi2O/金属Liセル(ハーフセル)を用いた。
充放電サイクル試験条件は以下の通りである。
試験温度:25℃
充電:50mA/gでCC充電、電気量が300mAh/gになった時点で充電停止
放電:50mA/gでCC放電、電圧が1.5Vになった時点で放電停止
回復放電は、25℃で、5サイクル後と10サイクル後とに行った。
回復放電は、1.5Vで、電気量が40mAh/gに達するまで、CV放電を行うことにより実施した。
図12は、実施例1の放電容量の推移を示すグラフである。図12の横軸はサイクル数、縦軸は放電容量(mAh/g)である。
上述したように、5サイクル後と10サイクル後とに、矢印で示すタイミングで回復放電を行った。図12に示すように、5サイクル後及び10サイクル後に放電容量が低下しているが、回復放電を行うことにより放電容量が回復したことが分かる。
図13は、5サイクル後の回復放電前のV-dQ/dV曲線(a)、及び回復放電を行った後に6サイクル目の充放電を行った後のV-dQ/dV曲線(b)を示す。上側は充電時のV-dQ/dV曲線、下側は放電時のV-dQ/dV曲線である。横軸は電位(Vvs.Li/Li+)、縦軸はdQ/dV(mAh/gV)である。
図13より、充電時のV-dQ/dV曲線(b)において、図2に示したように電位2.35V付近で下がっていたdQ/dVが上がったことが分かる。放電時のV-dQ/dV曲線(b)において、電位2.15V付近で上がっていたdQ/dVが上がり、電位2.9V付近で下がっていたdQ/dVが上がったことが分かる。
図14は、10サイクル後の回復放電前のV-dQ/dV曲線(c)、及び回復放電を行った後に11サイクル目の充放電を行った後のV-dQ/dV曲線(d)を示す。上側は充電時のV-Q/dV曲線、下側は放電時のV-dQ/dV曲線である。横軸は電位(Vvs.Li/Li+)、縦軸はdQ/dV(mAh/gV)である。
図14より、充電時のV-dQ/dV曲線(d)において、図2に示したように、電位2.35V付近で下がっていたdQ/dVが上がったことが分かる。放電時のV-dQ/dV曲線(d)において、電位2.9V付近で下がっていたdQ/dVが上がったことが分かる。
図15は、サイクル数と放電容量との関係を示すグラフである。図15の横軸はサイクル数、縦軸は放電容量(mAh/g)である。
図15中、○は5サイクル後及び10サイクル後に回復放電を行った実施例1のグラフ、◇は回復放電を行なわない比較例のグラフである。
図15より、回復放電を行うことにより、放電容量が回復して維持されることが分かる。
以上より、本実施形態の制御方法により、容量が回復することが確認された。
従って、例えば飛翔体等の電源として用いることができ、高い質量エネルギー密度が要求される電池モジュール3の充放電特性を容易に向上させることができる。
前記実施形態は、制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る制御方法を適用できる蓄電素子として、物流・運送サービスに供される電動の移動体としてのバス、トラック、タクシー、ドローン、船舶、バイク、航空機等に搭載される蓄電素子が挙げられる。蓄電素子交換・充電サービスに供される電動の移動体としてのバイク、自動車、自転車、ドローン、スマートフォン等のモバイル機器等に搭載される蓄電素子が挙げられる。シェアリングサービスに供される電動の移動体としてのバイク、自動車、自転車等に搭載される蓄電素子が挙げられる。据置蓄電素子運用監視サービスの対象となる発電設備、電力需要設備内で使用される蓄電素子が挙げられる。本発明に係る制御方法は、上記サービス以外のMaaS(Mobility as a Service)事業の蓄電素子にも適用可能である。上記移動体、モバイル機器、発電設備、電力需要設備の充放電システムに適用することに限定されず、鉄道用回生電力貯蔵装置等の他の充放電システムにも適用できる。
蓄電素子はリチウムイオン二次電池には限定されない。蓄電素子は、一次電池であってもよいし、キャパシタ等の電気化学セルであってもよい。
なお、本発明において、所定電圧以下になるように容量回復処理(リフレッシュ処理)を行うことについて述べたが、次のような制御方法(制御装置、或いはプログラム)であってもよい。電極材料の構造変化に起因する容量低下をできるだけ抑えるために、常に、或いは所定割合以上の期間において、所定電圧以下で蓄電素子を充放電させる、という制御方法(制御装置、或いはプログラム)であってもよい。これにより、電極材料の構造変化に起因する容量低下が発生し難い電池状態となり、蓄電素子に製造当初から備えたパフォーマンスをできるだけ発揮させることができる。
1 充放電システム
2 電池(蓄電素子)
3 電池モジュール(蓄電素子)
4 BMU
41、71、81、91 制御部
42、83 記憶部
831 プログラム
43 履歴データ
44 計時部
45 入力部
46、73、84、92 通信部
7 制御装置
72 表示部
8 充電器
9 サーバ
10 ネットワーク

Claims (4)

  1. リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、前記正極活物質を逆蛍石型の結晶構造に戻すことが可能な電圧であって下限1.3Vから1.8Vの間の所定の電圧以下に制御した状態で、放電し、
    前記放電は、電圧が前記所定の電圧以下に低下させた後、前記所定の電圧以下且つ前記下限以上の電圧の範囲で、段階的に一定の電圧で放電する期間を2以上含む、制御方法。
  2. 前記放電では、電圧が前記所定の電圧以下に低下させた後、第1電圧の定電圧で第1の期間放電を行なわれ、第1電圧よりも低い第2電圧の定電圧で第2の期間放電が行なわれ、第2電圧よりも低い第3電圧の定電圧で第3の期間放電が行なわれる、請求項に記載の制御方法。
  3. リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、前記正極活物質を逆蛍石型の結晶構造に戻すことが可能な電圧である下限1.3Vから1.8Vの間の所定の電圧以下に制御した状態で放電する制御部を備え、前記放電は、電圧が前記所定の電圧以下に低下させた後、前記所定の電圧以下且つ前記下限以上の電圧の範囲で、段階的に一定の電圧で放電する期間を2以上含む、制御装置。
  4. リチウム及びコバルトを含み、逆蛍石型の結晶構造を有する酸化物を含む正極活物質を有する蓄電素子を、前記正極活物質を逆蛍石型の結晶構造に戻すことが可能な電圧である下限1.3Vから1.8Vの間の所定の電圧以下に制御した状態で放電する
    処理をコンピュータに実行させ
    前記放電は、電圧が前記所定の電圧以下に低下させた後、前記所定の電圧以下且つ前記下限以上の電圧の範囲で、段階的に一定の電圧で放電する期間を2以上含む、コンピュータプログラム。
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