JP7493645B1 - 家電の外部制御装置及び家電の外部制御方法 - Google Patents

家電の外部制御装置及び家電の外部制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リモコンにより電源等を操作することが可能な家電に広く適用でき、不快感を与えることなく省エネを図る。【解決手段】1又は複数台の家電を外部から制御する制御装置1であって、家電の制御を手動で行う手動リモコンから発信される赤外線信号を受信する受光素子3を有する受光部と、家電に赤外線信号を発信する発光素子4を有する発光部と、文字及び/又は絵を表示する液晶画面2を有する表示部と、表示部に表示させる文字及び/又は絵のデータが記憶してあり、受光部で受信した赤外線信号を記憶するメモリ7を有する記憶部と、記憶部に記憶した所定の赤外線信号を所定の条件下で前記発光部から発信させ、所定の条件の下で記憶部に記憶した所定の文字及び/又は絵のデータを表示部に表示させるCPU6を有する制御手段を備えた制御部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、テレビ、ルームエアコン、シーリングライト等の家庭用電気機械器具(以下「家電」という。)をその外部から制御する、家電の外部制御装置及び家電の外部制御方法に関する。
家電の操作は、一般的に、赤外線通信を利用した遠隔操作機器、すなわち、赤外線リモートコントローラー(以下、単に「リモコン」と略す)を用いて行われる。これらの家電には、無駄な電力消費を抑制するため、所定時間経過後に家電の電源をオフにするタイマー機能を有するものが知られている。例えば、特許文献1には、視聴者がテレビの音声を聞くだけの状態になったときにTVの画面表示を止めて、その分の電力を削減できるお休みタイマー機能を持つテレビジョン受信機に関する技術が開示されている。また、特許文献2には、タイマー機能により電源が突然オフになることがユーザーに不快感を与えることに着目して、電源をオフにするまで音量を徐々に下げるように制御するタイマー機能を備える放送受信装置等に関する技術が開示されている。
特開2000-125227号公報 特開2013-026856号公報
テレビ等の家電を作動させた状態でうたた寝をする場合や電源を消し忘れたまま長時間部屋を空ける場合のように必ずしも家電の作動を要しない状況下において、家電の電源を自動でオフにしたり、音量や照度や風量等のボリュームを自動で下げたりすることができれば、無駄な電力消費を抑制して省エネを図ることが可能となる。かかる機能を家庭内に設置された家電に付加することができれば便宜である。この点、特許文献1に係る技術は、寝入ろうとする視聴者の瞳の動きをカメラ画像に基づいて検出するために特殊なカメラや各種センサを内蔵したテレビジョン受信機に関する発明であり、また、特許文献2に係る技術は、徐々に音量を下げる機能を内蔵した放送受信装置に関する発明であり、いずれの技術も家庭内に設置済みのテレビに適用することを想定したものではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、リモコンにより電源等を操作することが可能な家電に広く適用することができ、不快感を与えることなく省エネを図ることが可能な家電の外部制御装置を提供することを目的とする。
本発明の外部制御装置は、赤外線通信を利用した遠隔操作機器すなわちリモコンの一つであるが、人がボタンを押して手動で赤外線信号を家電に送信して遠隔で外部から家電を操作する制御装置である通常のリモコン(第一のリモコン)が手動リモコンであるのとは異なり、第一のリモコンから赤外線信号を受信して登録した家電の外部制御を開始し所定の条件下において自動で赤外線信号を家電に送信して遠隔で外部から家電を操作する制御装置であるリモコン(第二のリモコン)であり、言うなれば半自動リモコンである。以下、上記第一のリモコンを「手動リモコン」と言い、上記第二のリモコンは、区別のため、「外部制御装置」という。
本発明の第1の態様は、1又は複数台の家電を外部から制御する制御装置であって、
前記家電の制御を手動で行う手動リモコンから発信される赤外線信号を受信する受光部と、
前記家電に赤外線信号を発信する発光部と、
文字及び/又は絵を表示する表示部と、
前記表示部に表示させる文字及び/又は絵のデータが記憶してあり、前記受光部で受信した赤外線信号を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶した所定の赤外線信号を所定の条件下で前記発光部から発信させ、所定の条件の下で前記記憶部に記憶した所定の文字及び/又は絵のデータを前記表示部に表示させる制御手段を備えた制御部と、
を有し、
前記制御手段が、
前記手動リモコンが制御する家電の登録と、前記手動リモコンからの電源オン信号及び電源オフ信号の登録と、電源オフ信号発信までの時間(電源オフタイム)の設定とを、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い前記記憶部に記憶させる初期登録手段と、
前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、前記電源オフタイム経過後に前記電源オフ信号を前記発光部に発信させる自動電源オフ手段と、
を有することを特徴とする家電の制御装置を提供する。


さらに、前記初期登録手段が、さらに、
前記手動リモコンからの音量、風量又は照度のDOWN信号の設定を、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い、前記電源オフタイムを所定の割込回数で除した割込タイムを算出し、前記記憶部に記憶させること、及び、
前記制御手段が、さらに、
前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記DOWN信号を前記発光部に発信させるDOWN信号発信手段を有することが好ましい。
また、前記初期登録手段が、さらに、
冷房機能を作動させる冷房信号及び暖房機能を作動させる暖房信号の登録と、温度についてのUP信号及びDOWN信号の設定とを、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い、前記電源オフタイムを所定の割込回数で除した割込タイムを算出し、前記記憶部に記憶させること、及び、
前記制御手段が、さらに、
前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンから冷房信号を受信したときは、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記UP信号を前記発光部に発信させ、前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンから暖房信号を受信したときは、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記DOWN信号を前記発光部に発信させる温度ボリューム発信手段を有することが好ましい。
また、前記制御手段が、
前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンから電源オン信号を受信した後、設定済の信号を前記手動リモコンから受信したとき、前記電源オフタイムを前記設定済の信号を受信した時から再スタートさせるリスタート手段を有することが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、受光部と発光部と記憶部と制御部とを備えた家電の制御装置で1又は複数台の家電を外部から制御する制御方法であって、
前記制御部が、前記家電の制御を手動で行う手動リモコンが制御する家電の登録と、前記手動リモコンからの電源オン信号及び電源オフ信号の登録と、電源オフ信号発信までの時間(電源オフタイム)の設定と、前記手動リモコンからの音量、風量又は照度のDOWN信号の設定と、前記電源オフタイムを所定の割込回数で除して算出した割込タイムの設定とを、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い前記記憶部に記憶させる初期登録工程と、
前記制御部が、前記初期登録工程で初期登録した前記手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記DOWN信号を前記発光部に発信させるDOWN信号発信工程と、
を含むことを特徴とする家電の外部制御方法を提供する。
本発明によれば、リモコンにより電源等を操作することが可能な家電に広く適用することができ、不快感を与えることなく省エネを図ることが可能な家電の外部制御装置(以下「本装置」という。)を提供することができる。
本発明の実施例1の外部制御装置の外観図である。 本発明の実施例1の外部制御装置の内部構成及び家電との関係を模式的に示した図である。 本発明の実施例1の外部制御装置における登録有無確認の処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施例1の外部制御装置における初期登録モードの処理手順を示すフロー図である。 初期登録モードにおいて液晶画面に表示される各種画面の例を示す図である。 本発明の実施例1の外部制御装置における管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施例1の外部制御装置における家電制御モードの処理手順を示すフロー図である。 家電制御モードにおいて液晶画面に表示される各種画面の例を示す図である。 図7のフロー図に続くテレビの家電制御手順を示すフロー図である。 図7のフロー図に続くエアコン(冷房モード)の家電制御手順を示すフロー図である。 図7のフロー図に続くエアコン(暖房モード)の家電制御手順を示すフロー図である。 図7のフロー図に続くエアコン(自動モード)の家電制御手順を示すフロー図である。 図7のフロー図に続く照明の家電制御手順を示すフロー図である。 図7のフロー図に続くその他機器の家電制御手順を示すフロー図である。 本発明の実施例1の外部制御装置における割込時間変更モードの処理手順を示すフロー図である。 割込時間変更モードにおいて液晶画面に表示される各種画面例を示す図である。
本発明の実施例1である外部制御装置1(以下、「本装置1」という)は、1又は複数台の家電を外部から制御する制御装置であって、(A)家電の制御を手動で行う手動リモコンから発信される赤外線信号を受信する受光部と、(B)家電に赤外線信号を発信する発光部と、(C)文字及び/又は絵を表示する表示部と、(D)表示部に表示させる文字及び/又は絵のデータが記憶してあり、受光部で受信した赤外線信号を記憶する記憶部と、(E)記憶部に記憶した所定の赤外線信号を所定の条件下で発光部から発信させ、所定の条件の下で記憶部に記憶した所定の文字及び/又は絵のデータを前記表示部に表示させる制御手段を備えた制御部と、を有する、家電の外部制御装置である。本装置1において、表示部は液晶画面2を備え、受光部は受光素子3を備え、発光部は発光素子4を備え、電源としては乾電池5を備え、制御部はCPU6を備え、記憶部はメモリ7を備える。
図1は、本装置1の外観図である。本装置1は、液晶画面2が設けられる上面と、乾電池5を収納するためのスライド式の開閉カバーを備える底面と、受光素子3が配置される左側面と、発光素子4が配置される右側面と、を備える箱型の装置である。受光素子3は、テレビ等のリモコンから発信される赤外線信号を受信する受光部に設けてある。発光素子4は、後述するメモリ7において記憶された前記赤外線信号と同等の信号を発信する発光部に設けてある。液晶画面2は、制御部からの各種情報を表示する表示部の一例である。表示部は、登録や設定のために手動リモコンの操作をさせるためのメッセージの他、電源オフまでの残余時間や家電の現在状況(例えば電源オフ等)や電池残量等を表示するものであってもよい。電力供給部を構成する乾電池5は、前記開閉カバーをスライドして取り外した後、筐体内部の乾電池収容部(図示しない)に収納される。なお、受光素子3及び発光素子4の配置や個数は任意に変更可能である。
本装置1は、後述のとおり、家電の手動リモコンを操作することより各種登録や設定を行う。本装置1は、構成及び操作方法を簡易なものとすべく、スイッチやボタンは有しないが、スイッチやボタンを設けるものであってもよい。
図2は、本装置1の内部構成及び家電との関係を模式的に示した図である。図2において、家電は、テレビ10、エアコン20、照明30であるが、制御する家電はこれに限定されず、本装置1が1台で制御する家電数も3台に限らず1台でも複数(例えば10台)であってもよく、また、家電の種類は3種類に限らず、1又は複数であってもよく、例えば、オーディオや加湿器等を含んでもよい。
本装置1の制御対象の家電の一つはテレビ10であり、専用の手動リモコン(テレビ用)11を用いて、電源のオン、オフ操作や、ボリューム(音量)の上下操作等を行う。
また、本装置1の制御対象の家電の一つはエアコン(室内機)20であり、専用の手動リモコン(エアコン用)21を用いて、電源のオン、オフ操作や、ボリューム(風量・設定温度)の上下操作等を行う。なお、エアコン用の手動リモコンには、電源のオン、オフボタンに加え、又は、これに代えて、設定温度まで温度を上げる暖房ボタンや、設定温度まで温度を下げる冷房ボタン、設定温度になるまで温度を自動制御する自動ボタンを有する場合もあるが、本装置1は、これらのボタンを有する手動リモコンで制御される家電にも対応することができる。
また、本装置1の制御対象の家電の一つは照明30であり、専用の手動リモコン(照明用)31を用いて、電源のオン、オフ操作を行う。なお、照明用の手動リモコンには、電源のオン、オフボタンに加え、照度を上げたり下げたりするボリュームボタンを有する場合もあるので、本実施例においては、手動リモコン(照明用)が照度のボリュームボタンを有するケースも含めて説明する。
その他、後述のとおり、本装置1は、テレビ、エアコン、照明以外の、手動リモコンにより電源等を操作することが可能な家電(機器1ないし機器7と称する)にも、適用することができ、また、これら複数の家電に適用して複数の家電を同時並行的に制御することも可能である。
本装置1は、利用者へのメッセージや現在状態等を文字や絵で表示する液晶画面2、家電を操作する家電ごとの手動リモコン(人がボタンを押して手動で赤外線信号を家電に送信して遠隔で家電を操作する外部の制御装置である通常のリモコン(第一のリモコン)で手動のリモコン)からの赤外線信号を受信する受光素子3、家電を操作するための赤外線信号を家電に送信する発光素子4、電源としての乾電池(電池)5、各種制御を行うCPU6、及び、各種データやプログラムを記憶するメモリ7を備える。
CPU6は、受光素子3及び発光素子4、液晶画面2を制御し、メモリ7にデータを記憶し、メモリ7からデータを取り出し各種プログラムを実行する。本装置1は、CPU6がバス経由で各部を統括的にコントロールするように構成されている。具体的には、CPU6は、初期登録時に、複数の家電について家電ごとの赤外線信号を受光素子3で受信し、受信した種々の赤外線信号をメモリ7に記憶し、メモリ7に記憶された赤外線信号を受光素子3で受信したときに、メモリ7に記憶した所定の条件に基づいて、メモリ7に記憶した所定時間経過ごとに、発光素子4から赤外線信号を発信し、所定のタイミングで、メモリ7に記憶された所定のメッセージを液晶画面2に表示させる。本装置1は、発信した赤外線信号によって各家電を外部から制御する。メモリ7は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random ACCESS Memory)からなる記憶装置であり、CPU6に備えてあってもよい。ROMに格納されているプログラム・コードをRAM上に展開し、所定の処理を実行する。RAMには、CPU6が各種の処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
ここで言う所定の処理として、赤外線信号で制御する制御対象機器である家電への制御信号の送信による遠隔操作や、制御内容の登録や開始・停止を行うトリガー機器である手動リモコン(第一のリモコン)からの制御信号の受信・インプットや、メモリ7に記憶した所定のメッセージ等を液晶画面2に表示するコンテンツのアウトプットなどを含み、手動リモコン11、21、31からの受信信号に応じてこれらの処理を実行する。受光素子3を備えた受光部及び発光素子4を備えた発光部は赤外線LEDの通信部であり、これらは、AV機器の手動リモコンなどで広く一般に使用されている赤外線通信規格であるSIRCS(Serial Infrared Remote Control System)を適用し、通常の赤外線コマンドを送信する機能を兼ね備えていてもよい。CPU6は、液晶画面2(LCD)に表示出力する描画データの処理及び液晶画面2の駆動制御を行うグラフィック・ディスプレイ・プロセッサ(GDP)を備えてもよい。液晶画面2には、利用者に手動リモコンを操作させるためのユーザ・インターフェースを表示出力する。
本装置1は、本装置により制御しようとする家電の手動リモコンから発信される赤外線信号を初期登録等したうえで、当該家電と同室内に配置して使用する。本装置1は上記電力供給部により赤外線信号を常時受信可能な状態にあり、初期登録後、利用者が同室内にある手動リモコンを用いて家電を操作したとき、手動リモコンから発信される赤外線信号を、制御対象の家電のみならず本装置1でも受信して後述する各種の処理を行う。また、本装置1は、第二のリモコンとして機能し、所定の条件の下、赤外線信号を発信して制御対象の家電を自動又は半自動で操作することにより、不快感を与えることなく家電の省エネを図る。
本装置1は、制御手段を有し、制御手段は、初期登録手段と自動電源オフ手段とDOWN信号発信手段と温度ボリューム発信手段とリスタート手段とを備える。
初期登録手段は、本実施例では、手動リモコンごとに、手動リモコンが制御する家電の登録と、電源オン信号及び電源オフ信号の登録と、電源オフ信号発信までの時間(電源オフタイム)の設定とを、手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い記憶部に記憶させる。初期登録手段は、記憶部に、手動リモコンごとに、制御する家電と、電源オン信号と、電源オフ信号と、電源オフタイムとを互いに紐付けて記憶する。電源オン信号には、電源ボタンの他、暖房ボタン、冷房ボタン、運転開始ボタン、自動運転ボタン等、家電を運転停止状態から作動(始動)状態にさせるためのボタンを押下したときに手動リモコンから発せられる信号を含み、電源オフ信号には、停止ボタン等、家電の作動を停止させるためのボタンを押下したときに手動リモコンから発せられる信号を含む。なお、テレビの手動リモコンのように、1つの電源ボタンが電源オンボタンと電源オフボタンを兼ねる場合もある。
初期登録手段は、本実施例では、また、手動リモコンごとに、音量、風量又は照度のUP信号及びDOWN信号の設定を、手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い、電源オフタイムを所定の割込回数で除した割込タイムを算出し、記憶部に記憶させる。初期登録手段は、かかる信号を受信すると、記憶部に、手動リモコンごとに、制御する家電の種類に応じて音量・風量・照度といったボリュームのUP信号とDOWN信号とを互いに紐付けて記憶する。音量・風量・照度については、UP信号及びDOWN信号の設定の代わりに、DOWN信号の設定のみでもよいが、UP信号も登録することが好ましい。
初期登録手段は、本実施例では、また、手動リモコンごとに、冷房機能を作動させる冷房信号及び暖房機能を作動させる暖房信号の登録と、温度についてのUP信号及びDOWN信号の設定とを、手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い、電源オフタイムを所定の割込回数で除した割込タイムを算出し、記憶部に記憶させる。初期登録手段は、かかる信号を受信すると、記憶部に、手動リモコンごとに、制御する家電がエアコンであると認識させ、温度についてのUP信号とDOWN信号とを互いに紐付けて記憶する。
さらに、本実施例では、記憶部に予め割込回数が記憶されており、電源オフタイムを所定の割込回数で除して算出した割込タイムも、手動リモコンごとに紐付けて記憶する。UP信号には、プラスボタン、上矢印ボタン等を押下したときに手動リモコンから発せられる信号を含み、DOWN信号には、マイナスボタン、下矢印ボタン等を押下したときに手動リモコンから発せられる信号を含む。
本実施例では、自動電源オフ手段は、初期登録手段によって初期登録した手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、電源オフタイム経過後に電源オフ信号を発光部に発信させる。
本実施例では、DOWN信号発信手段は、初期登録手段によって初期登録した手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、割込タイム経過毎に1回ずつDOWN信号を発光部に発信させる。
本実施例では、温度ボリューム発信手段は、初期登録手段によって初期登録した手動リモコンから冷房信号を受信したときは、割込タイム経過毎に1回ずつUP信号を発光部に発信させ、初期登録手段によって初期登録した手動リモコンから暖房信号を受信したときは、割込タイム経過毎に1回ずつDOWN信号を前記発光部に発信させる。
本実施例では、リスタート手段は、初期登録手段によって初期登録した手動リモコンから電源オン信号受信後、設定済の信号を手動リモコンから受信したとき、電源オフタイムを設定済の信号を受信した時から再スタートさせる。電源オフタイムは、電源オン信号受信から電源オフ信号発信までの時間であるが、電源オン信号受信後、設定済の信号を手動リモコンから受信したときは、電源オフタイムは、電源オン信号受信からではなく、当該設定済の信号受信からとなり、電源オフまでのタイマーは、当該設定済の信号受信時から再スタートとなる。
次に、本装置1の作動について説明する。本装置1で1又は複数台の家電を外部から制御する制御方法は、少なくとも次に述べる初期登録工程と、DOWN信号発信工程とを含む。初期登録工程は、制御部が、家電の制御を手動で行う手動リモコン11、21、31が制御する家電(本実施例では、テレビ10、エアコン20、照明30)の登録と、手動リモコン11、21、31からの電源オン信号及び電源オフ信号の登録と、電源オフ信号発信までの時間(電源オフタイム)の設定と、手動リモコン11、21、31からの音量、風量又は照度のDOWN信号の設定と、電源オフタイムを所定の割込回数で除して算出した割込タイムの設定とを、手動リモコン11、21、31から受信した赤外線信号に基づいて行い記憶部に記憶させるものである。また、DOWN信号発信工程は、制御部が、初期登録工程で初期登録した手動リモコン11、21、31からの電源オン信号を受信した後、割込タイム経過毎に1回ずつDOWN信号を発光部に発信させるものである。初期登録工程は、DOWN信号の設定のみでもよいが、UP信号とDOWN信号の両方を登録するものであってもよい。以下においては、UP信号とDOWN信号の両方を登録する例で説明する。
図3は、本装置1における登録有無確認の処理手順を示すフロー図である。本装置1は、電源である乾電池5を本体内にセットすることにより電源が入り待機状態となる。本装置1は、待機状態において、手動リモコンから発信される赤外線信号を受光素子3により受信すると(step10)、記憶部であるメモリ7内に記憶された赤外線信号と照合して、当該赤外線信号が登録済みの信号(以下「登録信号」という。)か否かの判断を行う(step20)。そして、登録済みの信号ではない場合、本実施例では、例えば「初期登録を行いますか? YES→電源ボタンを2回早押しして下さい。」等の初期登録画面を表示する(step30)。次いで、所定の時間内(例えば5秒以内)に本装置1が同一の赤外線信号を2回受信する等初期登録画面の指示通りの信号を受信したら、当該赤外線信号の通信フォーマットを分析して当該赤外線信号を記憶する初期登録モードへと進み、受信しない場合は本装置1による制御を行わないものと判断して終了する。初期登録画面の指示を、例えば、電源ボタンを2回早押しする等の通常のリモコン操作では行わない操作とすることにより家電の誤作動を防ぐことが好ましい。他方、step20において、登録済みの信号を受信した場合、当該赤外線信号に対応する家電の制御を行う家電制御モード(step50)へと進む。なお、簡略化のため、step20において、メモリ7に記憶された赤外線信号以外を受信した場合に初期登録モードへ進むものであってもよい。
<初期登録モード>
先ず、初期登録モードの処理手順について説明する。手動リモコンの初期登録は、それぞれの家電ごとに行う。初期登録操作は、赤外線信号を受信しやすいように、手動リモコンの発信素子と本装置1の受光素子3とを対面させた状態で行うことが好ましい。
図4は、本装置1における初期登録モードの処理手順を示すフロー図である。図5は、初期登録モードにおいて液晶画面2に表示される各種画面の例を示す図である。初期登録モードは、step1000~1300の電源ボタン登録工程と、step1500~1810のエアコンボタン登録工程と、step2010~2130のボリュームボタン設定工程と、step3010~3160の割込タイム設定工程とにより構成される。電源ボタン登録工程及び割込タイム設定工程は全ての家電で実行する。エアコンボタン登録工程は登録しようとする家電がエアコンの場合に実行し、ボリュームボタン設定工程は手動リモコンがボリュームボタンを備える場合に実行する。次に、各工程について説明する。
{電源ボタン登録工程}
本装置1が未登録の赤外線信号を受信したとき(step20)、制御部は、液晶画面2に最初の家電の機器登録画面として、例えば「テレビですか? YESならば電源ボタンを2回早押しして下さい」(step1000、図5(A)(a)参照)の表示をする。step1000にてYESを意味する赤外線信号(例えば、制御部が、図5(A)(a)の表示例を液晶画面2に表示しているタイミングで始動ボタンを2回早押しされたことにより手動リモコンより発信される赤外線信号)を受光部が受信した場合、制御部は、記憶部に、受信した手動リモコンが制御する家電の種類をテレビとして手動リモコンの識別子と紐付けて記憶させる。本装置1は、例えば、図5(A)(a)の表示例がなされたタイミングで同じ赤外線信号を連続で2回受信したとき、制御部が、その受信信号を表示中の家電(テレビ)の電源オン信号として登録する(step1110)。信号の登録や設定は、制御部が、各信号を所定のルールで各手動リモコンのデータと紐付けて記憶部に記憶させることにより行われる。以下、他の信号の登録や設定も同様に行われる。液晶画面2に表示される機種登録画面は、制御部によって、所定の設定時間(例えば5秒ごと)で、図5(A)中、矢印で示す順序で自動的に切り替わる(step1120)。従って、登録しようとする家電の種類が表示されたタイミングで、YESを意味する赤外線信号(例えば、図5(A)の例では、手動リモコンの電源オンボタンを2回連続で早押しされたことにより手動リモコンより発信される赤外線信号)を受光部が受信した時に液晶画面2に表示していた家電の種類で登録する。電源オンボタンがない手動リモコンでは、電源オン信号として本装置に登録させたい信号を発するボタンであってもよい。なお、本実施例では、本装置1が赤外線信号を連続で2回受信したときに液晶画面2に表示された機種の赤外線信号として登録するが、かかる受信回数(電源オンボタンの押圧回数)やボタンの種類は一例に過ぎない。液晶画面2に表示される文章や表示順序も任意に変更可能である。また、一定回数step1120を繰り返してもいずれのボタンの赤外線信号を受信できない場合は、電源ボタン登録工程を終了して、終了メッセージ等を表示した後、手動リモコンから発信される赤外線信号を受光素子3により受信する(step10)まで待機状態になる。
登録しようとする家電がエアコンであれば、例えば、「エアコンですか? YES→電源ボタンを2回早押しして下さい」(図5(A)(b)参照)との表示がなされたタイミングで、手動リモコン利用者が、手動リモコンの電源ボタンを2回早押しする。step1000にてYESを意味する赤外線信号(例えば、制御部が、図5(A)(b)の表示例を液晶画面2に表示しているタイミングで始動ボタンを2回早押しされたことにより手動リモコンより発信される赤外線信号)を受光部が受信した場合)、制御部は、記憶部に、受信した手動リモコンが制御する家電の種類をエアコンとして手動リモコンの識別子と紐付けて記憶させる。本装置1は、例えば、図5(A)(b)の表示例がなされたタイミングで同じ赤外線信号を連続で2回受信したとき、制御部が、その受信信号を表示中の家電(エアコン)の電源オン信号として登録する(step1110)。前述のとおり、エアコンの手動リモコンは電源オンボタンに代えて、暖房ボタンや冷房ボタン、自動ボタンを有する場合もある。かかる場合には、図5(A)(b)の表示がなされたタイミングで、暖房ボタン、冷房ボタン、又は自動ボタンのいずれかを押す。
本装置1は、主な制御対象の家電としてテレビ、エアコン、照明を想定しているが、これに限らず他の家電を登録することもでき、かかる場合には、「他の機器1ですか? YESならば電源ボタン2回早押して下さい」(図5(A)(d)参照)の表示がなされたタイミングで、当該家電の手動リモコンの電源ボタンを2回早押しして、他の機器1として登録する。機器1登録後、更に他の家電を機器登録する場合には、機器2として登録し、以下同様である。室内にエアコンや照明等が2台以上設置されている場合には、2台目以降のエアコンや照明を未登録の機器Nに登録しても良い。本装置1は、機器1から機器7を含め計10機種の登録が可能であるが、登録可能台数はこれに限られない。機器1から機器7の初期登録モード及び家電制御モードはいずれも共通するので、以下、機器1から機器7については機器1として説明する。
電源オンボタンの登録後、制御部は、表示部に、例えば「電源オフボタンを押して下さい」のような電源オフボタンの登録画面を表示させる(step1200、図5(B)参照)。本装置1は、受光部が赤外線信号を受信したとき(step1210)、この受信信号を電源オフ信号として登録する。テレビや照明の手動リモコンは通常、電源オンボタンと電源オフボタンの区別が無く共通であり、この場合には、手動リモコンの利用者は、手動リモコンのボタンのうち、オンオフ共通の電源ボタンを押す。メモリ7には、制御部によって、電源オン信号と同等の信号が電源オフ信号として登録される。
これらの電源ボタンの登録操作により制御対象の家電の電源がオフになっている場合、家電の電源をオンにしてから、ボリュームボタン等の設定を行う。本実施例においては、電源オフ信号の登録後、「電源オンボタンを押して、電源が入った状態にして下さい」のような電源オン指示画面を表示する(step1300、図5(C)参照)。利用者は、制御対象の家電の電源を入れた状態にしておく。
{エアコンボタン登録工程}
前述のとおり、エアコンの手動リモコンは暖房ボタン等を有する場合もある。制御部は、登録中の家電がエアコンであると判断した場合(step1500にてYESを意味する赤外線信号(例えば、図5(A)(b)の表示例がなされたタイミングで始動ボタンを2回早押しされたことにより手動リモコンより発信される赤外線信号)を受光部が受信していた場合)には、暖房ボタン設定画面を表示し(step1510、図5(D)(a)参照)、受光部が赤外線信号を受信した場合には、制御部は、記憶部に、受信信号を暖房ボタンとして登録する(step1600、step1610)。step1510では、制御部は、表示部に、例えば「暖房ボタンを押して下さい」と表示し、所定時間経過後に「暖房ボタンが無い場合には操作不要です」と表示させる。暖房ボタンを備えない手動リモコンの場合、暖房ボタン設定画面が表示されても何らの操作も行わない。所定時間内に本装置1の受光部が赤外線信号を受信しない場合、暖房ボタン及びこれとセットの冷房ボタンは無いものと判断して、自動ボタンの登録に移る(step1600 NO)。
通常、暖房ボタンとセットで冷房ボタンも備えることから、暖房ボタン登録後に、制御部は、表示部に、冷房ボタン設定画面を表示させ(step1620、図5(D)(b)参照)、所定時間内に受光部が赤外線信号を受信した場合には受信信号を冷房ボタンとして登録する(step1700、step1710)。
エアコンの自動ボタン(機種により、「エアコン」ボタンや「オート」ボタン等と表記)の有無は家電の機器ごとに異なる。そこで、step1720では、制御部は、表示部に、例えば「自動ボタンを押して下さい」と表示し、所定時間経過後に「自動ボタンが無い場合には操作不要です」と表示させる(図5(D)(c)参照)。受光部が所定時間内に赤外線信号を受信した場合には、制御部は、記憶部に、受信信号を自動ボタンとして登録する(step1800、step1810)。
電源ボタン登録工程及びエアコンボタン登録工程において登録された赤外線信号は、登録信号として家電ごとにメモリ7に記憶される。従って、初期登録モード終了後に、かかる登録信号を受光部が受信したとき、後述する家電制御モードへ移る(step20)。
{ボリュームボタン設定工程}
step1500においてエアコンが選択されなかったとき、又は、step1800において受光部が赤外線信号を受信しなかったとき、あるいは、step1810において登録がされた後は、電源オン指示画面が表示され(step2000)、ボリュームボタンの設定工程がスタートする。ボリュームボタンの設定工程では、先ず、制御部は、表示部に、アップボリューム設定画面を表示させる(step2010)。ボリュームボタンの有無は家電の機器ごとに異なる。そこで、制御部は、表示部に、例えば、「アップボリュームボタンを押して下さい」と表示させ、所定時間経過後に「ボリュームボタンが無い場合には操作不要です」と表示させる(図5(E)参照)。受光部が所定時間内に赤外線信号を受信した場合、制御部は、受信されたボリューム信号をUP信号として設定し記億部に記憶する。登録機器の家電がテレビの場合、利用者は手動リモコンの音量を上げるボタンを押す。利用者は、手動リモコンのボタンのうち、登録機器の家電がエアコンの場合、温度を上げるボタンを押し、登録機器の家電が照明の場合、照度を上げるボタンを押す。通常、アップボリュームボタンとセットでダウンボリュームボタンも備えることから、次に、制御部は、表示部に、ダウンボリュームボタン設定画面を表示させ(step2120、図5(F)参照)、受光部が所定時間内に赤外線信号を受信した場合には、制御部は、受信信号をDOWN信号として登録する(step2130)。所定時間内に受光部が赤外線信号を受信しない場合、ボリュームボタンは無いものと判断して、割込タイム設定工程に移る(step2100)。
ボリュームボタン設定工程において設定する赤外線信号は、前記登録信号と区別され、制御部は、設定信号として家電ごとにメモリ7に記憶する。図6は、本装置1における管理テーブルの一例を示す図である。同図に示すように、制御部は、記憶部に、家電の機器ごとに、登録信号として電源オン信号等を記憶する(図中「1」は登録済み、「0」は未登録を示す)。
{割込タイム設定工程}
先ず、制御部は、表示部に、最初の電源オフタイム設定画面を表示させる(step3010、図5(G)参照)。液晶画面2に表示される電源オフタイム設定画面は、所定の設定時間(例えば3秒ごと)で図5(G)中矢印で示す順序で自動的に切り替わる(step3110)。設定しようとする時間が表示されたタイミングで、手動リモコンの電源オンボタン等を押す。なお、本実施例においては、1時間単位最大4時間の範囲で電源オフタイムが設定される仕様であるが、一例に過ぎず、例えば、手動リモコンのボリューム機能により任意の時間に設定できるようにしても良い。
電源オフタイム設定画面表示中に、受光部が登録信号又は設定信号を受信したとき(step3100)、表示中の時間を電源オフタイムEとして設定する(step3120)。
次に、制御部は、記憶部に記憶された、登録中の家電に対応する予め設定された割込回数Kを読み込み(step3130)、EをKで除することにより割込タイムCを算出する(step3140)。割込回数Kは、電源オフタイム内にON信号又はOFF信号を発信する回数(固定値)であり、家電の機器ごとに予め設定して記憶部に記憶する。例えば、テレビの電源オフタイムを1時間に設定し、割込回数Ktを10に設定する場合、6分毎にボリューム信号を発信し、段階的にテレビの音量を下げる。なお、本実施例では、割込回数(整数値)で除することにより各割込タイムが均等になるように設定されているが、これに限られない。例えば、任意の計算式により、割込時間の間隔が電源オフ時間に近づくほど狭まるように設定してもよい。
最後に、制御部は、記憶部に割込タイムCを記憶し(step3150)、登録終了画面を表示(step3160、図5(H)参照)して、初期登録モードを終了する。図5(H)中の「○○」には登録中の家電の名称が入る。
<家電制御モード>
図7は、本装置1における家電制御モードの処理手順を示すフロー図であり、図8は、家電制御モードにおいて液晶画面2に表示される各種画面の例を示す図である。受光部が初期登録モードにより登録された赤外線信号を受信すると、家電制御モードに進む(step50)。制御部は、先ず、受信された赤外線信号の家電を判別する(step110~step200)。受光部がテレビの登録信号を受信した場合、制御部は、表示部に、例えば「テレビの登録信号を受信しました」と確認画面を表示させ(step4010、図7(a)参照)、記憶部からテレビの割込タイムCt及び割り込み回数Ktを読み込み(step4020)、テレビタイマーTtを作動させる(step4030)。受光部がエアコンの登録信号を受信した場合、制御部は、表示部に、例えば「エアコンの登録信号を受信しました」と確認画面を表示させ(step5010、図7(b)参照)、記憶部からエアコンの割込タイムCa及び割り込み回数Kaを読み込み(step5020)、エアコンタイマーTaを作動させる(step5030)。受光部が照明の登録信号を受信した場合、制御部は、表示部に、例えば「照明の登録信号を受信しました」と確認画面を表示させ(step6010、図7(c)参照)、記憶部から照明の割込タイムCa及び割込回数Kaを読み込み(step6020)、照明タイマーTaを作動させる(step6030)。同様に、受光部が機器1の登録信号を受信した場合、制御部は、表示部に、例えば「機器1の登録信号を受信しました」等と確認画面を表示させ(step7010、図7(d)参照)、記憶部から機器1の割込タイムCx1及び割り込み回数Kx1を読み込み(step7020)、照明タイマーTx1を作動させる(step7030)。なお、これらの確認画面はオプションであり表示しなくても良い。
メモリ7は家電ごとに独立して作動する複数のタイマ(Tt、Ta、Tc、Tx1・・・Tx7)を備えており、各タイマーは受光部が各家電の登録信号を受信したときに制御部からのコントロールにしたがって作動を開始する。例えば、テレビの電源ボタンを押したとき、本装置1は受光部がテレビの登録信号(電源オン信号)を受信して、制御部はテレビタイマーTtを作動させ、次いで、利用者によって手動リモコンにおいてエアコンの電源ボタンが押されたとき、本装置1では受光部がエアコンの登録信号(電源信号や暖房、冷房信号等)を受信して、エアコンタイマーTaが作動する。制御部によって、Tt、Taはそれぞれ独立して作動し、それぞれの家電を独立して並行的に制御する。以下、タイマー作動後の処理手順について家電ごとに説明する。
{テレビの家電制御工程}
図9は、図7のフロー図に続くテレビの家電制御手順を示すフロー図である。先ず、制御部は、受信信号をリセットし(step4040)、テレビのカウンタNtを1とする(step4050)。次に、制御部は、テレビタイマーTtが、1回目の割込タイムを経過しているか判断する(step4100)。1回目の割込タイムを経過しておらず、かつ、受光部が新たな赤外線信号を受信していない場合(step4400)、step4100に戻る。テレビタイマーTtが1回目の割込タイムを経過した場合、DOWN信号を発信して音量を一段階下げ(step4200)、カウンタNtに1を加える(step4210)。カウンタNtが割込回数Kt(本実施例では10)に達していない場合、step4100に戻る(step4300)。
以下、受光部がテレビの登録信号や設定信号を受信しない限り、制御部は、カウンタNtが割込回数Ktに達するまで同じループを繰り返し、この間にDOWN信号が割込タイムの整数倍(本実施例では、6分、12分、18分・・・)のタイミングで、発光部に、計10回発信させる。カウンタNtが割込回数Ktに達すると(step4300)、制御部は、発光部に、電源オフ信号を発信させる(step4310)。これにより、テレビの電源は切れるので、本装置1は、テレビの制御を終了する。なお、利用者による視聴時の音量設定次第では、DOWN信号を10回発信する間にテレビの音量ボリュームがゼロに達する場合もあるが、本装置1は、ボリュームがゼロになった場合でも、カウンタNtが割込回数Ktに達するまで、上記制御を継続して発光部にボリューム信号を発信させる。
一方、カウンタNtが割込回数Ktに達する前に受光部が何らかの赤外線信号を受信した場合(step4400)、制御部において受信信号を分析し、テレビの電源オフ信号(登録信号)である場合、即ち、利用者が自ら手動リモコンを操作してテレビの電源を切った場合、制御部はテレビの制御を終了する。他方、テレビのボリューム信号(設定信号)である場合、テレビタイマーTtをリセットして再スタートする(step4600~step4620)。また、制御部は、受光部が受信した信号をリセットし(step4040)、カウンタNtを1にする(step4050)。即ち、この場合には、利用者はテレビの視聴を継続する意思があるものと判断し、タイマー等を初めから再スタートする。なお、チャンネルボタン等の他のボタンを初期設定しておくことで、音量以外のボタンを操作したときもタイマー等が再スタートするようにしても良い。
{エアコン(冷房)の家電制御工程}
図10は、図7のフロー図に続くエアコン(冷房モード)の家電制御手順を示すフロー図である。図10に基づいて、冷房モードのエアコンの家電制御工程を説明する。先ず、制御部は、受信信号をリセットし(step5110)、エアコンのカウンタNaを1とする(step5120)。次に、制御部は、エアコンタイマーTaが、1回目の割込タイムを経過しているか判断する(step5130)。1回目の割込タイムを経過しておらず、かつ、受光部が新たな赤外線信号を受信していない場合(step5300)、step5130に戻る。エアコンタイマーTaが1回目の割込タイムを経過した場合、UP信号を発信して温度設定を一段階上げ(step5140)、カウンタNaに1を加える(step5150)。カウンタNaが割込回数Ka(本実施例では10)に達していない場合には、step5130に戻る(step5200)。
以下、受光部がエアコンの登録信号や設定信号を受信しない限り、制御部は、カウンタNtが割込回数Ktに達するまで同じループを繰り返し、この間に温度設定が割込タイムCt×Ntを経過するタイミング(例えば、6分、12分、18分・・・)で、発光部に、UP信号を計10回発信させる。カウンタNtが割込回数Ktに達すると(step5200)、制御部は、発光部に、電源オフ信号を発信させる(step5210)。これにより、エアコンの電源は切れるので、本装置1は、エアコンの制御を終了する。なお、利用時の温度設定次第では、UP信号を10回発信する間にエアコンの温度設定が機器固有の上限値(例えば30℃)に達する場合もあるが、本装置1は、設定温度が上限値になった場合でも、カウンタNtが割込回数Ktに達するまで、上記制御を継続して発光部にボリューム信号を発信させる。
一方、カウンタNaが割込回数Kaに達する前に受光部が何らかの赤外線信号を受信した場合(step5300)、制御部において受信信号を分析し、エアコンの登録信号であるとき(step5310)、暖房信号であれば暖房モードの制御工程に進み(step5320)、自動信号であれば自動モードの制御工程に進み(step5330)、いずれでもなければ電源オフ信号と特定されるので、エアコンの制御を終了する。他方、エアコンのボリューム信号(設定信号)であるとき(step5350)、エアコンタイマーTaをリセットして再スタートする(step5360、step5370)。また、制御部は、受信した信号をリセットし、カウンタNtを1にする(step5120)。即ち、この場合には、利用者にはエアコンの利用を継続する意思があるものと判断し、タイマー等を再スタートする。
{エアコン(暖房)の家電制御工程}
図11は、図7のフロー図に続くエアコン(暖房モード)の家電制御手順を示すフロー図である。図11に基づいて、暖房モードのエアコンの家電制御工程を説明する。先ず、制御部は、受信信号をリセットし(step5410)、エアコンのカウンタNaを1とする(step5420)。次に、制御部は、エアコンタイマーTaが、1回目の割込タイムを経過しているか判断する(step5430)。1回目の割込タイムを経過しておらず、かつ、受光部が新たな赤外線信号を受信していない場合(step5600)、step5430に戻る。エアコンタイマーTaが1回目の割込タイムを経過した場合、DOWN信号を発信して温度設定を一段階下げ(step5440)、カウンタNaに1を加える(step5450)。カウンタNaが割込回数Ka(本実施例では10)に達していない場合には、step5430に戻る(step5500)。
以下、本装置1の受光部がエアコンの登録信号や設定信号を受信しない限り、制御部は、カウンタNtが割込回数Ktに達するまで同じループを繰り返し、この間に温度設定が割込タイムCt×Ntを経過するタイミング(例えば、6分、12分、18分・・・)で、発光部に、DOWN信号を計10回発信させる。その他は、前述した冷房モードのエアコンの家電制御工程と同様であるので説明を省略する。
{エアコン(自動)の家電制御工程}
図12は、図7のフロー図に続くエアコン(自動モード)の家電制御手順を示すフロー図である。図12に基づいて、自動モードのエアコンの家電制御工程を説明する。本実施例においては、自動モードの場合、制御部は、ボリューム信号(設定信号)による制御を行わない。すなわち、制御部は、エアコンタイマーTaが電源オフタイムEaを経過しているか判断し(step5710)、経過している場合には制御部は、発光部に電源オフ信号を発信させエアコンの制御を終了する。エアコンタイマーTaが電源オフタイムEaを経過する前に何らかの赤外線信号を受光部が受信した場合(step5800)、当該信号がエアコンの登録信号であるとき(step5810)、冷房信号であれば冷房モードの制御工程に進み(step5820)、暖房信号であれば暖房モードの制御工程に進み(step5830)、いずれでもなければ電源オフ信号と判断し、エアコンの制御を終了する。他方、エアコンのボリューム信号(設定信号)であるとき(step5850)、制御部は、エアコンタイマーTaをリセットして再スタートする(step5860、step5870)。また、制御部は、受信した信号をリセットする(step5880)。即ち、この場合には、利用者はエアコンの利用を継続する意思があるものと判断し、タイマー等を初めから再スタートする。
なお、本実施例においては、エアコンが自動モードの場合には上記のような簡易な制御によるものとしているが、例えば自動モードによるエアコン設定温度が25°以上の場合には暖房モードの家電制御工程で処理し、25℃未満の場合には冷房モードの制御工程で処理するようにしても良い。
{照明の家電制御工程}
図13は、図7のフロー図に続く照明の家電制御手順を示すフロー図である。図13に基づいて、照明の家電制御手順について説明する。先ず、制御部は、step60において照明の登録信号と判断された場合、当該信号に係る照明がボリューム機能付きか否か(ボリュームボタン設定工程において設定された信号の有無)を判別し、有る場合には、受信信号をリセットした後、カウンタNrを1にセットする(step6200、step6210)。次に、制御部は、照明タイマーTrによって、1回目の割込タイムを経過しているか判断する(step6300)。1回目の割込タイムを経過しておらず、かつ、受光部が新たな赤外線信号を受信していない場合(step6400)、step6300に戻る。照明タイマーTrが1回目の割込タイムを経過した場合、制御部は、発光部にDOWN信号を発信させ照明を一段階下げ(step6310)、カウンタNrに1を加える(step6320)。カウンタNrが割込回数Kr(本実施例では4)に達していない場合には、step6300に戻る(step6330)。
以下、本装置1の受光部が何らかの赤外線信号を受信しない限り、制御部は、カウンタNrが割込回数Krに達するまで同じループを繰り返し、割込タイムCr×Nrを経過するタイミング(本実施例では、1時間、2時間、3時間、4時間)で、発光部に、DOWN信号を計4回発信させる。カウンタNrが割込回数Krに達すると(step6330)、制御部は、発光部に、電源オフ信号を発信させる(step6340)。これにより、照明の電源は切れるので、本装置1は、照明の制御を終了する。
一方、カウンタNrが割込回数Krに達する前に本装置1が何らかの赤外線信号を受信した場合(step6400)、制御部は、受信信号を分析し、照明の電源信号である場合、即ち、利用者が自ら手動リモコンを操作して照明の電源を切ったものと判断される場合(step6410)、照明の制御を終了する。他方、照明のボリューム信号(設定信号)である場合、制御部は、照明タイマーTrをリセットして再スタートする(step6420~step6440)。次に、制御部は、受信した信号をリセットし(step6200)、カウンタNtを1にする(step6210)。即ち、この場合には、利用者は照明を継続する意思があるものと判断し、タイマー等を初めから再スタートする。
step6100においてボリューム機能無しと判断された場合には、制御部は、受信信号をリセットし(step6500)、照明タイマーTrが電源オフタイムErを経過しているか判断し(step6600)、経過している場合には、制御部は、発光部に電源オフ信号を発信させて照明の制御を終了する(step6610)。照明タイマーTaが電源オフタイムErを経過する前に何らかの赤外線信号を受光部が受信した場合(step6700)、当該信号が照明の登録信号(照明の電源信号)であるとき(step6710)、即ち、利用者が自ら手動リモコンを操作して照明の電源を切ったものと判断される場合、制御部は、照明の制御を終了する。
{機器1の家電制御工程}
図14は、図7のフロー図に続くその他機器の家電制御手順を示すフロー図である。図14に基づいて、機器1の家電制御手順について説明する。なお、機器1としては、前述の通り2台目のテレビやエアコン等であっても良い。なお、機器2から機器7の家電制御手順は機器1の制御手順と共通するので説明を省略する。
機器1の家電制御工程は、図13に示す照明の家電制御工程と同様であるので、説明を簡略する。すなわち、先ず、制御部は、ボリューム機能の有無について判断し(step7100)、ボリューム機能付きであれば、電源オフタイムEx1内で、所定の条件の下、ボリュームを段階的に下げ、同タイムEx1に達した場合に機器1の電源を切る制御を行う(step7200~step7440)。一方、ボリューム機能無しであれば、制御部は、電源オフタイムEx1に達した場合に機器1の電源を切る制御を行う(step7500~step7710)。
本装置1は、手動リモコンにより操作する家電に広く適用することができる。家電の本体や附属する手動リモコンを改造する必要がなく、設置済みの家電に適用することができる。利用者が設定した電源オフタイム経過後に電源をオフにするタイマー機能を備えており、利用者が意図しないタイミングで電源が切れることがない。段階的にボリュームを調整することにより省エネを図ることができる。即ち、テレビや照明その他の機器の場合には、ボリュームを段階的に下げる制御を行うので省エネを図れる。また、エアコンの場合には、冷房モードの場合には設定温度を上げ(即ち、冷却能力を高めない側に調整し)、暖房モードの場合には設定温度を下げる(即ち、暖房能力を高めない側に調整する)ことになるので、いずれの場合でも省エネを図れる。
前述のとおり、手動リモコンの操作を受光部で受信することにより、設定登録が行われる。本装置にはボタン・スイッチを設ける必要なく(設けても良い)、簡易な構成である。本装置1は、電池(充電式バッテリーでも可)で作動する。簡易な構成であり消費電力が少ない。制御したい家電について本装置に初期登録をしておけば、本装置が自動で登録された家電の制御を行う。
本装置1は、複数の家電を同時並行的に制御できる。テレビ、エアコン、照明に限らず登録可能である(機器1-機器7)。本装置1は、従来技術のようにカメラやセンサを用いて利用者の状態を把握せず、利用者自身の手動リモコンの操作の有無を監視(受信)することにより行うため、簡易な構成とすることができる。利用者が居眠りしているか、うたた寝しているかの判断をカメラやセンサを用いて的確に判断することは困難であるが、本発明によれば利用者による手動リモコンの操作の有無により判断するため、エラー(判断ミス)が少ない。
本装置1は、利用者自身による手動リモコンに対する操作の有無を(受動的に)待つのみならず、ボリューム信号を発信することで割り込んで(ちょっかいを出して)、その反応を見ることができる。ボリューム機能付きの家電であれば、電源オフに至る前に、段階的にボリューム調整を行うので、突然電源がオフになるという不快感を与えることがない。段階的な調整により、うたた寝を妨げず、快適な眠りに導入することができ、利用者に過度な不快感を与えない。
<割込時間変更モード>
上記家電制御工程は一例に過ぎない。例えば、家電制御工程に、電源オフタイムEや割込時間Cを変更するためのフローを組み入れても良い。図15は、本装置1における割込時間変更モードの処理手順を示すフロー図であり、図7中「B」で示す箇所に組み入れても良い。図16は、割込時間変更工程において液晶画面に表示される各種画面の例を示す図である。割込時間変更モードは、電源オフタイム変更工程と割込回数変更工程とにより構成される。
{電源オフタイム変更工程}
先ず、制御部は、表示部に、例えば「電源オフタイム変更? YES→電源ボタンを押して下さい」のような確認画面2を表示させ(step9010、図16(A)参照)、受光部が電源オン信号等の登録信号を受信した場合(step9100)、制御部は、当該家電の電源オフタイムEをリセットし(step9110)、表示部に、例えば「電源オフタイムを1時間後に設定?」のような電源オフタイム設定画面(図5(G)参照)を順次表示させる(step9120)。次に、受光部が電源オン信号等の登録信号を受信したとき、制御部は、液晶画面2に表示中の時間を当該家電の電源オフタイムEとして設定し(step9150)、記憶部に記憶し、表示部には、例えば「〇〇の電源オフタイムを〇〇に変更しました」のような電源オフタイム変更終了画面を表示させる(step9160、図16(B)参照)。電源オフタイムEを変更することにより割込時間Cを変更することができる。
{割込回数変更工程}
次に、ボリューム機能のある家電の場合(step9200)、制御部は、表示部に、例えば「割込回数を変更? YES→電源ボタンを押して下さい」のような確認画面3を表示させ(step9210、図16(c)参照)、受光部が電源オン信号等の登録信号を受信した場合(step9220)、当該家電の割込回数Kをリセットし(step9230)、表示部に、例えば「割込回数を1に設定しますか?」のような割込回数設定画面(図16(D)参照)を順次表示する(step9120)。この際、本実施例に示すように、受光部がボリューム信号(設定信号)を受信した場合に、表示部に次の割込回数設定画面を表示させるようにしても良い(step9260、step9270)。受光部が電源オン信号等の登録信号を受信したとき、制御部は、液晶画面2に表示中の回数を割込回数Kとして設定し(step9280)、例えば「〇〇の割込回数を〇〇に変更しました」のような割込時間変更終了画面を表示部に表示させる(step9290、図16(E)参照)。割込回数Kを変更することにより割込時間Cを変更することができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明で制御対象となる家電は、従来のリモコンで作動する家電であれば、室内において自動で出力を下げたい機器に応じて適宜選択される。
1 外部制御装置
2 液晶画面
3 受光素子
4 発光素子
5 乾電池(電池)
6 CPU
7 メモリ
10 テレビ
11 手動リモコン(テレビ用)
20 エアコン
21 手動リモコン(エアコン用)
30 照明
31 手動リモコン(照明用)

Claims (5)

  1. 1又は複数台の家電を外部から制御する制御装置であって、
    前記家電の制御を手動で行う手動リモコンから発信される赤外線信号を受信する受光部と、
    前記家電に赤外線信号を発信する発光部と、
    文字及び/又は絵を表示する表示部と、
    前記表示部に表示させる文字及び/又は絵のデータが記憶してあり、前記受光部で受信した赤外線信号を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した所定の赤外線信号を所定の条件下で前記発光部から発信させ、所定の条件の下で前記記憶部に記憶した所定の文字及び/又は絵のデータを前記表示部に表示させる制御手段を備えた制御部と、
    を有し、
    前記制御手段が、
    前記手動リモコンが制御する家電の登録と、前記手動リモコンからの電源オン信号及び電源オフ信号の登録と、電源オフ信号発信までの時間(電源オフタイム)の設定とを、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い前記記憶部に記憶させる初期登録手段と、
    前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、前記電源オフタイム経過後に前記電源オフ信号を前記発光部に発信させる自動電源オフ手段と、
    を有することを特徴とす家電の外部制御装置。
  2. 前記初期登録手段が、さらに、
    前記手動リモコンからの音量、風量又は照度のDOWN信号の設定を、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い、前記電源オフタイムを所定の割込回数で除した割込タイムを算出し、前記記憶部に記憶させること、及び、
    前記制御手段が、さらに、
    前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記DOWN信号を前記発光部に発信させるDOWN信号発信手段を有することを特徴とする請求項記載の家電の外部制御装置。
  3. 前記初期登録手段が、さらに、
    冷房機能を作動させる冷房信号及び暖房機能を作動させる暖房信号の登録と、温度についてのUP信号及びDOWN信号の設定とを、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い、前記電源オフタイムを所定の割込回数で除した割込タイムを算出し、前記記憶部に記憶させること、及び、
    前記制御手段が、さらに、
    前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンから冷房信号を受信したときは、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記UP信号を前記発光部に発信させ、前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンから暖房信号を受信したときは、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記DOWN信号を前記発光部に発信させる温度ボリューム発信手段を有することを特徴とする請求項記載の家電の外部制御装置。
  4. 前記制御手段が、
    前記初期登録手段によって初期登録した前記手動リモコンから電源オン信号を受信ぃた後、設定済の信号を前記手動リモコンから受信したとき、前記電源オフタイムを前記設定済の信号を受信した時から再スタートさせるリスタート手段を有することを特徴とする請求項又は記載の家電の外部制御装置。
  5. 受光部と発光部と記憶部と制御部とを備えた家電の制御装置で1又は複数台の家電を外部から制御する制御方法であって、
    前記制御部が、前記家電の制御を手動で行う手動リモコンが制御する家電の登録と、前記手動リモコンからの電源オン信号及び電源オフ信号の登録と、電源オフ信号発信までの時間(電源オフタイム)の設定と、前記手動リモコンからの音量、風量又は照度のDOWN信号の設定と、前記電源オフタイムを所定の割込回数で除して算出した割込タイムの設定とを、前記手動リモコンから受信した赤外線信号に基づいて行い前記記憶部に記憶させる初期登録工程と、
    前記制御部が、前記初期登録工程で初期登録した前記手動リモコンからの電源オン信号を受信した後、前記割込タイム経過毎に1回ずつ前記DOWN信号を前記発光部に発信させるDOWN信号発信工程と、
    を含むことを特徴とする家電の外部制御方法。
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