JP7493257B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電動弁に関する。
例えば、モータ駆動型の電動弁は、ステッピングモータにより回転駆動される弁軸の雄ねじ部を弁本体に設けられた雌ねじ孔に螺合させてなるねじ機構を有する。このねじ機構により、弁軸を軸線回りに回転させつつ軸線方向に変位させ、弁体と弁座の隙間を増減させて流量を制御している。
特許文献1に示す電動弁において、弁本体に固定された中空筒状のホルダに対して、相対移動可能なシート部材が配置され、該シート部材は、弁軸に連結されホルダに対して摺動可能なスリーブの下端に取り付けられている。弁軸が昇降することにより、シート部材に形成されたテーパ状のシート面が弁座に着座することにより閉弁状態となり、またシート面が弁座から離間することで開弁状態となる。
特開2021-110450号公報
特許文献1の電動弁によれば、開弁状態において、供給側円管から弁室内に進入した冷媒が、シート面と弁座との間の隙間を通して排出側円管へと冷媒が流れることとなる。このとき、シート部材がスリーブの下端にて片持ち状に支持され、また供給側円管に対向する位置に配置されているために、供給側円管から流入する冷媒がシート部材に直接当たり、シート部材の振動を引き起こし、それにより騒音が発生する恐れがある。このようなシート部材の振動を抑制するためには、各部の剛性を高めたり、スリーブとホルダとの隙間を小さくすることが一案であるが、各部の剛性を高めることにより重量増を招き、またスリーブとホルダとの隙間を小さくすると摺動抵抗が増大し、弁軸を駆動するために大きな力が必要となって、省エネを図れないという問題がある。
そこで本発明は、重量増を招くことなく省エネを図りつつも、騒音を抑制できる電動弁を提供することを目的とする。
本発明の電動弁は、
モータにより回転駆動されるとともに軸線方向に移動する弁軸と、
弁室内に弁座及びガイド部材を備え、前記弁軸を回転可能に保持する弁本体と、
前記弁軸に接続された弁体ユニットと、を有し、
前記弁体ユニットは、前記ガイド部材の中空筒部に対して前記弁本体の軸線方向に沿って摺動可能なスリーブ、及び前記スリーブに連結され前記弁座に着座し又は離間するシート部材を有し、
前記弁軸と前記スリーブとの間に、前記弁軸に対して前記スリーブを閉弁方向に付勢するばねを配設し、
少なくとも前記シート部材が前記弁座から最大距離で離間したときは、前記シート部材は前記ガイド部材の中空筒部内に引き込まれる、ことを特徴とする。
本発明によれば、重量増を招くことなく省エネを図りつつも、騒音を抑制できる電動弁を提供することができる。
図1は、閉弁状態における本実施形態に係る電動弁を示す縦断面図である。 図2は、開弁状態における本実施形態に係る電動弁を示す縦断面図である。 図3は、開弁状態における膨張弁の弁体ユニット付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態について説明する。
図1は、閉弁状態における本実施形態に係る電動弁を示す縦断面図である。図2は、開弁状態における本実施形態に係る電動弁を示す縦断面図である。ここで、上方とは、電動弁1におけるロータ側をいい、下方とは、ロータに対する弁座側をいう。
(電動弁の構成)
電動弁1は、上端が開口した有底円筒状の弁本体10と、弁本体10の上端面に下端部が溶接等により密封接合された有頂円筒状のキャン45と、弁本体10の内側に固定されたガイドステム(ガイド部材)15と、ガイドステム15の内側に配設された弁軸21と、弁軸21に対し一体的に回動可能に連結固定されたロータ30と、ロータ30を回転駆動すべくキャン45の外周に外嵌されたステータ50とを備えている。ここでは、ロータ30とステータ50とでステッピングモータが構成される。電動弁1の軸線をLとする。
弁本体10は、中空円筒部10aと底壁部10bとを連設してなる。中空円筒部10aと底壁部10bの肉厚は、略等しい。
底壁部10bにおいて、その中央に円形の開口10dが形成されており、開口10dには、弁座部材11がロウ付け等で固定されている。弁座部材11は、それぞれ中空である縮径円筒部11aと拡径円筒部11bとを軸線L方向に連設してなり、縮径円筒部11aの肉厚は拡径円筒部11bの肉厚より薄い。縮径円筒部11aが開口10dに嵌合する。拡径円筒部11bの下端に形成された環状凹部11cに第1の配管T1の端部が嵌挿され、ロウ付けなどにより接続されている。
縮径円筒部11aと拡径円筒部11bの中央にオリフィス11dが形成され、オリフィス11dの上端(縮径円筒部11aの上端内周)に弁座11eが形成されている。オリフィス11dの内径は、弁座11e側よりも下端側で縮径している。本実施形態では、ガイドステム15及び弁座部材11は、弁本体10に固定されて、その一部となる。
弁本体10の中空円筒部10aには、入口開口10eが形成されており、入口開口10eに第2の配管T2の端部が嵌挿され、ロウ付けなどにより接続されている。入口開口10eの軸線をOとする。
弁本体10の上端には、キャン45の下端が突き当てられており、溶接により接合されることで、弁本体10とキャン45とが密閉した状態で一体化される。また、弁本体10の上端において、キャン45の下端内側に鍔状円盤18が配置されている。鍔状円盤18は、弁本体10とキャン45の溶接時に同時に溶接されると好ましい。鍔状円盤18には複数の貫通孔が設けられ、弁本体10の内部とキャン45の内部との間で冷媒(流体)が流出入することを可能にしている。
図1において、キャン45の外側において、ヨーク51、ボビン52、及びステータコイル53が配置されてステータ50が形成され、その外周が樹脂モールドカバー58によって覆われている。本実施形態では、樹脂モールドカバー58は、キャン45の上部を含めてステータ50全体を覆っているが、ヨーク51の周囲のみを覆うようにしてもよい。ロータ30とステータ50とによりステッピングモータを構成している。
ステータコイル53は、基板CB、コネクタCN、及び配線HNを介して、外部の電源回路(不図示)に接続されている。基板CB及びコネクタCNは、別の樹脂カバー57により覆われている。ステータコイル53の通電励磁によって、キャン45内に配設されたロータ30を軸線L回りに回転可能となっている。樹脂カバー57の内部には、モールド樹脂が充填されている。
ロータ30の内側に配設されたガイドステム15は、中実円筒状の本体15aと、中空円筒部15bとを連設してなる。本体15aには、その中央を軸線L方向に貫通するようにして雌ねじ孔15cが形成されている。中空円筒部15bの外周には、鍔状円盤18が固着されており、上述したように鍔状円盤18が弁本体10の上端に溶接されることで、ガイドステム15は弁本体10に対して固定される。中空円筒部15bには、均圧穴15dが内外周を貫通して形成されている。中空円筒部15bの下端は、第2の配管T2の少なくとも内周上端より下方(弁座側)に位置し、好ましくは第2の配管T2の中心より下方に位置する。
また、ロータ30及び弁軸21の制御用原点位置を設定すべく、ガイドステム15の本体15aの上面には、断面矩形状の閉弁方向用固定ストッパ55が上向きに突設されており、またガイドステム15の本体15aの下面には、断面矩形状の開弁方向用固定ストッパ56が下向きに突設されている。ここで、ロータ30及び弁軸21の制御用原点位置とは、閉弁方向用可動ストッパ35が閉弁方向用固定ストッパ55に当接して係止され、ロータ30及び弁軸21が最下降位置に達した時の位置のことである。
弁軸21は、ロータ30に取り付けられた環状の連結体32が外嵌した第1円筒部21aと、ガイドステム15の雌ねじ孔15cに螺合する雄ねじ部21bと、雄ねじ部21bより下側に形成された鍔状部21cと、鍔状部21cの下方に連設された第2円筒部21dと、第2円筒部21dより小径の第3円筒部21eと、第3円筒部21eより小径の第4円筒部21fと、下方に向かうにつれて縮径するテーパ部21gとを同軸に連設してなる。
弁軸21における雄ねじ部21bの上端部には、閉弁方向用可動ストッパ35が螺合し、ロータ30の上壁下面に係止されている。閉弁方向用可動ストッパ35の下面には、断面矩形状のストッパ部35aが形成されている。
また、弁軸21の雄ねじ部21bの下端部には、開弁方向用可動ストッパ36が螺合し、鍔状部21cの上面に係止されている。開弁方向用可動ストッパ36の上面には、断面矩形状のストッパ部36aが形成されている。
弁本体10内の空間を弁室VCとする。弁室VCには、弁体ユニット70が軸線L方向に沿って変位可能に配置されている。弁軸21に接続された弁体ユニット70は、ガイドステム15の中空円筒部15b内に挿入されたスリーブ71と、スリーブ71の下端に接合された円盤状のシート部材72とを有する。
図3は、開弁状態における膨張弁の弁体ユニット70付近を拡大して示す縦断面図である。図3において、有頂円筒状のスリーブ71は、側壁71aと頂壁71bとを連設してなる。側壁71aの下端近傍に、4つの連通孔71cが周方向に等間隔に形成され、また頂壁71bの中央に円形開口71dが形成されている。
シート部材72は、円盤部72aと、それより小径の短円筒部72bとを連設してなる。円盤部72aの下面外周には、下方に向うにつれて縮径するテーパ状のシート面72cが形成されており、弁座部材11の弁座11eに着座可能となっている。
円盤部72aの上面に突き当てるようにして、スリーブ71の下端が溶接により同軸に固定されている。ただし、シート部材72の短円筒部72bを大径化して、スリーブ71の内周に圧入により固定してもよい。
シート部材72の中央には、上端側の円筒孔72dと下端側のテーパ孔72eとを連設してなる貫通孔72fが形成されている。円筒孔72dに続いて漸次拡径するテーパ孔72eを設けることで、ここを通過する冷媒の通過音を減少させ、電動弁1の静穏化を図れる。ここでは、円筒孔72dが弁口を構成する。
本実施形態では、シート部材72の最大径は、中空円筒部15bの内径に等しいか、それよりわずかに小さい。これによりシート部材72は、中空円筒部15b内に収容可能となる。またスリーブ71の外径は、円盤部72aの外径に等しいか、それよりわずかに大きい。これにより、シート部材72を中空円筒部15b内に引き込む際に、シート部材72が中空円筒部15bの端部に引っかかることが抑制される。
弁軸21の鍔状部21cの下面に当接するようにして、環状のワッシャ73が配置され、ワッシャ73とスリーブ71の頂壁71bとの間には、第2円筒部21dの周囲においてコイルばね74が配置されており、鍔状部21cに対してスリーブ71を下方に付勢する。ワッシャ73は、摺動性の高い素材から形成されており、弁軸21の回転時にトルクをコイルばね74に伝達しにくくし、それにより弁体ユニット70の回転を抑制するよう機能する。
弁軸21の第3円筒部21eは、スリーブ71の円形開口71dに対して、摺動可能に挿通されている。スリーブ71内において、第3円筒部21eと第4円筒部21fとの間の下方段部に突き当てるようにして、環状部材75が圧入により取り付けられている。
(電動弁の動作)
次に、電動弁1の開閉弁動作を、具体的に説明する。
まず、第2の配管T2から弁室VC内に冷媒(流体)が進入しているものとし、電動弁1は図1に示す閉弁状態にあるものとする。閉弁状態で、圧縮されたコイルばね74の弾発力がスリーブ71を介してシート部材72に伝達され、シート面72cが弁座11eに着座する。
このとき、ガイドステム15の中空円筒部15bの下端から下方に、シート部材72及びスリーブ71の一部が突き出た状態(露出した状態)となる。スリーブ71の一部が突き出た状態で、連通孔71cも中空円筒部15bの下端から露出する。これによりスリーブ71の内部空間は、弁室VCと連通するとともに、スリーブ71と中空円筒部15bとの間の隙間等を介して、頂壁71bを挟んで隔てた中空円筒部15bの内部空間とも連通する。また、弁軸21のテーパ部21gが、シート部材72の円筒孔72d内に進入して、円筒孔72dを塞いでおり、これにより弁室VCから第1の配管T1側へ向かう冷媒の流れが制限される。
なお、本実施形態では、弁軸21の最下動位置でも円筒孔72dとテーパ部21gとの間に隙間があり僅かな流量を確保する構成(これを閉弁レス構成とする)であるが、テーパ部21gをシート部材72に着座させて完全閉弁できる構成(これを閉弁構成とする)としてもよいことはもちろんである。
かかる閉弁状態から、外部の電源回路よりステータ50にパルス給電が行われると、ロータ30及び弁軸21が一方向に回転駆動され、それに応じて雌ねじ孔15cと雄ねじ部21bからなるねじ送り機構を介して、弁軸21が回転しながら上昇する。ただし、弁軸21が所定距離まで上昇するまで、コイルばね74の弾発力がシート部材72に伝達され続けるので、シート面72cが弁座11eに着座した状態が維持され、オリフィス11dに向かう冷媒は遮断されたままである。
弁軸21が上昇することにより、弁軸21のテーパ部21gがシート部材72の円筒孔72dから離脱するため、スリーブ71内の冷媒が、弁軸21と円筒孔72dとの間の隙間を通過し、さらに貫通孔72f及び弁座部材11のオリフィス11dを通過して、第1の配管T1に向かって流出する。これによりスリーブ71内及び中空筒部15b内の圧力が低下し、弁体ユニット70が上昇しやすくなる。
コイルばね74の弾発力に抗して弁軸21がさらに上昇し、環状部材75がスリーブ71の頂壁71bの下面に当接したときから、スリーブ71及びシート部材72が上昇を開始する。これにより、シート面72cと弁座11eとの間の隙間を介して、弁室VC内の冷媒がオリフィス11dを通って第1の配管T1へと流れる。
ステータ50にパルス給電を続けることで、弁軸21が回転し続け、シート部材72が弁座11eから最も離間した開弁状態となる。このとき、図2、3に示すように、ガイドステム15の中空円筒部15bの径方向内方に、スリーブ71及びシート部材72が引き込まれた状態となる。「引き込まれる」とは、閉弁状態でスリーブ71を軸線直交方向におけるいずれの方向から見ても、シート部材72が中空円筒部15bの内側に隠れて見えないことをいう。このため、第2の配管T2から冷媒が勢いよく弁室VCに流入しても、シート部材72に直接当たることはなく、弁体ユニット70が振動しない。したがって、各部の剛性を増大させたり摺動部の隙間を小さくすることなく騒音の発生を効果的に抑制でき、省エネに優れた電動弁1を提供できる。少なくとも開弁状態で、中空円筒部15bの径方向内方にシート部材72が引き込まれていれば足りる。
さらにパルス給電が継続された場合、開弁方向用可動ストッパ36が開弁方向用固定ストッパ56に当接して係止され、これにより、ロータ30及び弁軸21の回転及び上昇が強制的に停止せしめられる。
これに対し、かかる開弁状態から、外部の電源回路よりステータ50に逆特性のパルス給電が行われると、ロータ30及び弁軸21が他方向に回転駆動され、雌ねじ孔15cと雄ねじ部21bからなるねじ送り機構を介して、弁軸21及び弁体ユニット70が回転しながら下降する。
弁軸21とともに環状部材75が下方に変位すると、コイルばね74によって下方に付勢されたスリーブ71が追従して下降し、シート部材72のシート面72cが、弁座部材11の弁座11eに着座する。この状態からさらに弁軸21を下方に変位させると環状部材71が頂壁71bから離れ、その後、弁軸24のテーパ部21gが円筒孔72dに進入して閉弁状態となる。これにより、弁室VCから第1の配管T1側へ向かう冷媒の流れが制限される。
なお、上述のように本実施形態は閉弁レス構成であるが、完全閉弁する構成(閉弁構成)としてもよい。
なお、シート部材72のシート面72cが、弁座部材11の弁座11eに着座した時点では、閉弁方向用可動ストッパ35が閉弁方向用固定ストッパ55に未だ当接しておらず、弁軸21及びロータ30はさらに回転下降する。弁軸21が下降しても、弁体ユニット70は静止したままであるため、それに応じてコイルばね74が圧縮され、シート面72cと弁座11eとの押圧力が増大する。
その後、ロータ30が更に回転して弁軸21が下降すると、閉弁方向用可動ストッパ35のストッパ部35aが閉弁方向用固定ストッパ55に当接する。これらのストッパ同士の当接によって、ステータ50への通電が継続されても、弁軸21の下降は強制的に停止させられる。
本明細書は、以下の発明の開示を含む。
(発明A)
モータにより回転駆動されるとともに軸線方向に移動する弁軸と、
弁室内に弁座及びガイド部材を備え、前記弁軸を回転可能に保持する弁本体と、
前記弁軸に対して軸線方向に変位可能に配置された弁体ユニットと、を有し、
前記弁体ユニットは、前記ガイド部材の中空筒部に対して前記弁本体の軸線方向に沿って摺動可能なスリーブ、及び前記スリーブに連結され前記弁座に着座し又は離間するシート部材を有し、
少なくとも前記シート部材が前記弁座から最大距離で離間したときは、前記シート部材は前記ガイド部材の中空筒部内に引き込まれる、
ことを特徴とする電動弁。
(発明B)
前記弁本体は、流体が前記弁本体内に流入する配管を有し、前記弁本体の軸線方向において、前記中空筒部の弁座側の端部は、前記配管の内方端内周の上端より前記弁座側に配置されている、
ことを特徴とする発明Aの電動弁。
(発明C)
前記シート部材が前記弁座に着座したときは、前記スリーブに形成した連通孔が前記中空筒部から露出する、
ことを特徴とする発明A又はBの電動弁。
前記モータは、前記弁軸に固定されたロータと、前記ロータを回転駆動可能なステータとを有する、
ことを特徴とする発明A~Cのいずれかの電動弁。
1 電動弁
10 弁本体
11 弁座部材
11e 弁座
15 ガイドステム
15b 中空円筒部
21 弁軸
30 ロータ
35 閉弁方向用可動ストッパ
36 開弁方向用可動ストッパ
50 ステータ
53 ステータコイル
55 閉弁方向用固定ストッパ
56 開弁方向用固定ストッパ
70 弁体ユニット
71 スリーブ
71c 連通孔
72 シート部材
72c シート面
73 ワッシャ
74 コイルばね
75 環状部材
VC 弁室
T1 第1の配管
T2 第2の配管

Claims (4)

  1. モータにより回転駆動されるとともに軸線方向に移動する弁軸と、
    弁室内に弁座及びガイド部材を備え、前記弁軸を回転可能に保持する弁本体と、
    前記弁軸に接続された弁体ユニットと、を有し、
    前記弁体ユニットは、前記ガイド部材の中空筒部に対して前記弁本体の軸線方向に沿って摺動可能なスリーブ、及び前記スリーブに連結され前記弁座に着座し又は離間するシート部材を有し、
    前記弁軸と前記スリーブとの間に、前記弁軸に対して前記スリーブを閉弁方向に付勢するばねを配設し、
    少なくとも前記シート部材が前記弁座から最大距離で離間したときは、前記シート部材は前記ガイド部材の中空筒部内に引き込まれる、
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記弁本体は、流体が前記弁本体内に流入する配管を有し、前記弁本体の軸線方向において、前記中空筒部の弁座側の端部は、前記配管の内方端内周の上端より前記弁座側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記シート部材が前記弁座に着座したときは、前記スリーブに形成した連通孔が前記中空筒部から露出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  4. 前記モータは、前記弁軸に固定されたロータと、前記ロータを回転駆動可能なステータとを有する、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電動弁。
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