JP7491827B2 - 荷電粒子線装置 - Google Patents

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Description

本開示は、荷電粒子線装置に関する。
従来から、例えば、露光装置のため、半導体ウエハなどのデバイス(試料サンプル)を設置するデバイステーブルを正確に位置決めし、支持する磁気浮上平面ステージ装置が知られている。そして、この磁気浮上平面ステージ装置は、デバイステーブルを浮上させ、搭載ベースに対して移動させる。
一般的に、磁気浮上平面ステージ装置は、浮上する可動テーブル側(デバイステーブル)にコイル(コイルアレイ)を設置し、固定ベース側(搭載ベース)に永久磁石(磁石アレイ)を設置する。そして、デバイステーブルの浮上を維持するため、コイルに電流を供給し、ローレンツ力により、デバイステーブルを支持する。
この磁気浮上平面ステージ装置は、発熱体であるコイルがデバイステーブルに設置される。また、デバイステーブルに、ある程度の質量を有する試料サンプルを設置する静電チャックが設置されると、デバイステーブルの質量が増加し、コイルの発熱も増加する。このため、コイルやコイルの周辺部品に冷媒を供給し、コイルやコイルの周辺部品を冷却し、コイルやコイルの周辺部品の焼損を防止する。しかし、これは、駆動特性の劣化を招く恐れがある。
そこで、こうした技術分野における背景技術として、特開2018-146983号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、ウエハステージ本体の下面に固定される可動子と、定盤の上部に収容される固定子と、を有し、磁石ユニットである可動子とコイルユニットである固定子との間の電磁相互作用により発生するローレンツ力を駆動力とする磁気浮上方式のムービングマグネット型の平面モータ(ウエハステージ駆動系)が記載されている。なお、特許文献1では、コイルが搭載ベースに設置されるため、デバイステーブルに冷媒を供給する冷媒配管が不要であり、冷媒配管による駆動特性の劣化を招く恐れはない。
特開2018-146983号公報
特許文献1に記載される平面モータ、つまり、磁気浮上平面ステージ装置は、浮上するデバイステーブル(トップテーブル(支持ステージ))に永久磁石を設置し、搭載ベースにコイルを設置し、コイルに電流を供給し、ローレンツ力により、デバイステーブルを支持する。
しかし、特許文献1に記載される平面モータは、永久磁石の磁気回路が閉じていないため、漏洩磁場が残る恐れがある。つまり、特許文献1には、永久磁石による漏洩磁場に関する課題については記載されていない。
また、特許文献1に記載される平面モータは、トップテーブルの浮上を維持するため、常時、鉛直方向に大きい推力が必要である。つまり、特許文献1には、コイルに電流を供給する電流アンプは、ダイナミックレンジの制限により、コイルの電流ノイズが大きくなり、コイルの電流ノイズにより、トップテーブルに微小な推力変動が発生し、トップテーブルが微小振動するという課題については記載されていない。
そこで、本発明は、冷媒配管による駆動特性の劣化を抑制し、永久磁石による漏洩磁場を抑制し、コイルの電流ノイズによるトップテーブルの微小振動を抑制し、位置決め精度を向上させる荷電粒子線装置を提供する。
上記した課題を解決するため、本発明の磁気浮上平面ステージ装置を有する荷電粒子線装置は、位置決めするための対象物を支持するトップテーブルと、トップテーブルの下部に平面的に配列される永久磁石と、を有する浮上部と、浮上部を移動させる搭載ベースと、搭載ベースの上部に平面的に配列されるコイルと、を有する固定部と、を有する。
そして、この荷電粒子線装置は、搭載ベースの下部に、水平面内を移動する可動ヨークを有し、可動ヨークは、可動ヨーク駆動用ステージと、可動ヨーク駆動用ステージの上部に平面的に配列される永久磁石と、を有し、可動ヨークの永久磁石と浮上部の永久磁石とは対向し、浮上部は、これら永久磁石の磁気反発力により、浮上することを特徴とする。
本発明によれば、冷媒配管による駆動特性の劣化を抑制し、永久磁石による漏洩磁場を抑制し、コイルの電流ノイズによるトップテーブルの微小振動を抑制し、位置決め精度を向上させる荷電粒子線装置を提供することができる。
なお、上記した以外の課題、構成及び効果については、下記する実施例の説明により、明らかにされる。
従来例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。 従来例2の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。 実施例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。 実施例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を三次元的に説明する説明図である。 実施例1の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する上面図である。 実施例1の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する側面図である。 実施例2の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する上面図である。 実施例2の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する側面図である。 実施例3の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。 実施例1、実施例2、実施例3の磁気浮上平面ステージ装置を使用する荷電粒子線装置(真空装置)を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。なお、実質的に同一又は類似の構成には、同一の符号を付し、説明が重複する場合には、その説明を省略する場合がある。また、本発明の実施例を説明する前に、従来例を説明する。
(従来例1)
先ず、従来例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する。図1は、従来例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。
従来例1の磁気浮上平面ステージ装置は、固定部と可動部(浮上部)とを有する。固定部は、搭載ベース302と、搭載ベース302の上部に平面的に配列される永久磁石105と、を有し、浮上部は、トップテーブル101と、トップテーブル101の上部に設置される静電チャック103と、トップテーブル101の上部に設置されるバーミラー102と、永久磁石105と対向し、トップテーブル101の下部に平面的に配列されるコイル104と、コイル104及びコイル104の周辺部品を冷却する冷媒配管(例えば、水冷配管)107と、を有する。
このように、この磁気浮上平面ステージ装置は、永久磁石105に対して、トップテーブル101を浮上させる。
また、静電チャック103は、試料サンプルを設置し、バーミラー102は、例えば、レーザ干渉計などにより、試料サンプルの位置を計測させ、その位置を把握させる。
また、この磁気浮上平面ステージ装置は、XYZ方向の推力を発生させる平面モータであり、コイル104に電流を供給し、コイル104と永久磁石105との間に発生するローレンツ力により、XYZ方向の推力を発生させる。つまり、コイル104は、コイル104を使用する電磁石である。
なお、図1においては、Z方向の推力109のみを示す。このZ方向の推力109により、浮上部にかかる重力108を支持し、浮上部を浮上させる。
冷媒配管107は、コイル104やコイル104の周辺部品、トップテーブル101に冷媒を供給し、コイル104やコイル104の周辺部品、トップテーブル104を冷却するため、設置される。
つまり、浮上部の質量が大きい場合や、浮上部が真空環境に設置され、空気への熱伝達がない場合には、コイル104の発熱によるコイル104やコイル104の周辺部品の焼損を防止し、トップテーブル101の温度上昇によるトップテーブル101の熱変形を抑制するため、コイル104やコイル104の周辺部品、トップテーブル101に冷媒を供給し、コイル104やコイル104の周辺部品、トップテーブル104を冷却する必要がある。このため、浮上部に対して冷媒を供給する冷媒配管107が必要となる。
しかし、この磁気浮上平面ステージ装置は、この浮上部に設置される冷媒配管107の抵抗により、浮上部の駆動特性の劣化を招く恐れがある。特に、転がり案内などの他の摩擦外乱を排除した磁気浮上平面ステージ装置においては、こうした冷媒配管107の抵抗の影響が顕著に表れる。
また、この磁気浮上平面ステージ装置では、永久磁石105が、トップテーブル101のストローク(可動範囲、搭載ベース302)全体に渡り配列され、永久磁石105の磁気回路が上方向に閉じていないため、永久磁石105による漏洩磁場106が大きい。特に、荷電粒子線装置などの磁場の影響を嫌う装置では、大きい漏洩磁場106は致命的である。
更に、この磁気浮上平面ステージ装置は、浮上部の浮上を維持するため、常時、Z方向に大きい推力が必要であり、最大出力電流が大きい電流アンプを使用する必要がある。
コイル104に電流を供給する電流アンプは、電流制御回路の素子などの性能限界により、ダイナミックレンジの制約があり、最大出力電流が大きい電流アンプほど、出力電流に含まれる電流ノイズが大きくなる。この電流ノイズがコイル104に入力されると、浮上部に微小な推力変動が発生し、浮上部が微小振動する恐れがある。
つまり、常時、Z方向に大きい推力が必要である場合には、最大出力電流が大きい電流アンプを使用する必要があり、浮上部は、常時、Z方向に微小振動する恐れがある。そして、浮上部のZ方向の微小振動は、位置決め分解能を劣化させ、位置決め精度を劣化させる。特に、複数でZ方向の推力109に微小振動が発生すると、X方向やY方向の姿勢制御にも影響し、XY方向の位置決め精度が劣化する恐れがある。
(従来例2)
次に、従来例2の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する。図2は、従来例2の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。なお、従来例2においては、従来例1と相違する部分について、説明する。
従来例2の磁気浮上平面ステージ装置は、固定部と可動部(浮上部)とを有する。固定部は、搭載ベース302と、搭載ベース302の上部に平面的に配列されるコイル104と、コイル104及びコイル104の周辺部品を冷却する冷媒配管(例えば、水冷配管)107と、を有し、浮上部は、トップテーブル101と、トップテーブル101の上部に設置される静電チャック103と、トップテーブル101の上部に設置されるバーミラー102と、コイル104と対向し、トップテーブル101の下部に平面的に配列される永久磁石105と、を有する。
このように、この磁気浮上平面ステージ装置は、コイル104に対して、トップテーブル101を浮上させる。つまり、永久磁石105は、トップテーブル101と共に浮上し、搭載ベース302の上部を移動する。
この磁気浮上平面ステージ装置は、固定部に対して冷媒を供給する冷媒配管107が設置されるため、冷媒配管107を可動させる必要がなく、浮上部の駆動特性の劣化を招く恐れはなく、冷媒配管107による駆動特性の劣化を抑制することができる。
また、この磁気浮上平面ステージ装置では、永久磁石105が、トップテーブル101の下部のみに配列されるため、従来例1の磁気浮上平面ステージ装置に比較して、設置される永久磁石105が減少し、永久磁石105による漏洩磁場106は小さくなる。
しかし、永久磁石105の磁気回路が閉じていないため、永久磁石105による漏洩磁場106が残る恐れがある。特に、荷電粒子線装置などの磁場の影響を嫌う装置では、この永久磁石105による漏洩磁場106は問題であり、何らかの漏洩磁場106の磁場対策(例えば、トップテーブル101に磁気シールドを設置や、静電チャック103と永久磁石105との距離を増加するため、厚いトップテーブル101を設置などの対策)が必要である。そして、この磁場対策は、浮上部の質量の増加を招き、浮上部の駆動特性の劣化を招く恐れがある。
更に、この磁気浮上平面ステージ装置も、浮上部の浮上を維持するため、常時、Z方向に大きい推力が必要であり、最大出力電流が大きい電流アンプを使用する必要があり、浮上部は、常時、Z方向に微小振動する恐れがある。
次に、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する。図3は、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。なお、実施例1においては、従来例2と相違する部分について、説明する。
実施例1の磁気浮上平面ステージ装置は、搭載ベース302の下部に空間を形成するコンタミチャンバ404と、コンタミチャンバ404の内部を移動する可動ヨーク401と、を有する。
コンタミチャンバ404は、コンタミチャンバ404の内部で発生する油や塵などの異物を、その外部に放出させないためのものであり、こうした異物が試料サンプルに付着することを防止するためのものである。つまり、可動ヨーク401は、コンタミチャンバ404及び搭載ベース302により、覆われることが好ましい。
可動ヨーク401は、可動ヨーク駆動用ステージ402と、可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に平面的に配列される永久磁石405と、可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に設置される磁気センサ403と、可動ヨーク駆動用ステージ402の下部に設置されるリニアガイド503と、を有する。
可動ヨーク駆動用ステージ402は、コンタミチャンバ404の内部を、リニアガイドにより、XY方向に(水平面内を)移動する。また、磁気センサ403は、搭載ベース302及びコイル104を透過して、浮上部の位置を検出する。
なお、実施例1では、接触式のリニアガイドを使用する。これにより、低コストの構成にすることができる。
この磁気浮上平面ステージ装置は、可動ヨーク401の永久磁石405に対して、トップテーブル101を浮上させる。つまり、浮上部にかかる重力108を、可動ヨーク401の永久磁石405と浮上部の永久磁石105との磁気反発力(電磁気力)により、常時、支持する。そして、可動ヨーク401の永久磁石405と浮上部の永久磁石105とは、搭載ベース302及びコイル104を介して、対向する。
このため、この磁気浮上平面ステージ装置は、浮上部の浮上を維持するために、コイル104に電流を供給する必要がない。つまり、Z方向の推力109を発生させるために使用される、コイル104に供給する電流を、ほぼ0にすることができる。そして、コイル104に供給する電流は、ほぼXY方向の推力を発生させるために使用される。
このように、この磁気浮上平面ステージ装置は、最大出力電流が小さい電流アンプを使用することができ、出力電流に含まれる電流ノイズを小さくすることができ、コイル104に入力される電流ノイズを抑制し、浮上部のZ方向の微小振動を抑制することができる。これにより、この磁気浮上平面ステージ装置は、位置決め分解能が向上し、位置決め精度が向上する。
また、この磁気浮上平面ステージ装置は、コイル104に供給する電流を小さくすることができるため、コイル104やコイル104の周辺部品に供給される冷媒を少なく(冷媒流量を小さく)することができる。これにより、冷媒流路107を小型化することができ、コイル104と搭載ベース302とを薄型化することができる。
なお、この磁気浮上平面ステージ装置は、固定部に対して固定式の冷媒配管107が設置されるため、冷媒配管107を可動させる必要がなく、浮上部の駆動特性の劣化を招く恐れはない。
また、可動ヨーク駆動用ステージ402(可動ヨーク401)は、トップテーブル101(浮上部)のXY位置に合わせて、XY方向に移動する。つまり、可動ヨーク401と浮上部とは同期して移動する。
なお、可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に設置される永久磁石405と、トップテーブル101の下部に設置される永久磁石105とは、それぞれ複数個が設置される。そして、移動後も、複数個の永久磁石405と複数個の永久磁石105とは、それぞれ対向する。
これにより、永久磁石105の磁気回路を、永久磁石405との間で常時閉じることができ、トップテーブル101の上部に永久磁石105による漏洩磁場106の影響を与えず、永久磁石105による漏洩磁場106を抑制することができる。これにより、この磁気浮上平面ステージ装置は、荷電粒子線装置などの磁場の影響を嫌う装置にも、漏洩磁場106の磁場対策を施すことなく、使用することができる。
なお、実施例1では、可動ヨーク駆動用ステージ402に、磁気センサ403を設置するが、磁気センサ403に限定されるものではなく、浮上部の位置を検出することができるセンサであればよい。
また、実施例1では、可動ヨーク401は、コンタミチャンバ404の内部に設置され、可動ヨーク401は、コンタミチャンバ404及び搭載ベース302により、覆われるが、可動ヨーク401は、必ずしもコンタミチャンバ404及び搭載ベース302により、覆われる必要はなく、コンタミチャンバ404の内部で発生する異物を、その外部に放出させないものであればよい。
また、実施例1では、可動ヨーク401に、永久磁石405を使用するが、永久磁石405に限定されるものではなく、コイルを使用する電磁石を使用することもできる。なお、可動ヨーク401に電磁石を使用する場合には、可動ヨーク401に冷媒配管を設置することが好ましい。
このように、実施例1の重力補償機構を有する磁気浮上平面ステージ装置は、トップテーブル101を磁気反発力により浮上させて、位置決めする磁気浮上機構を有し、
(1-1)位置決めするための試料サンプル(対象物)を支持するトップテーブル101と、
(1-2)トップテーブル101の上部に設置され、試料サンプルを設置する静電チャック103と、
(1-3)トップテーブル101の上部に設置され、試料サンプルの位置を計測し、その位置を把握するバーミラー102と、
(1-4)トップテーブル101の下部に平面的に配列される永久磁石105と、
を有する浮上部と、
(2-1)浮上部を移動させる搭載ベース302と、
(2-2)搭載ベース302の上部に平面的に配列されるコイル104と、
(2-3)コイル104及びコイル104の周辺部品を冷却する冷媒配管107と、
を有する固定部と、
(3-1)搭載ベース302の下部に空間を形成するコンタミチャンバ404と、
(3-2)コンタミチャンバ404の内部を水平面内に移動する可動ヨーク401と、
を有する。
そして、可動ヨーク401は、
(3-2-1)可動ヨーク駆動用ステージ402と、
(3-2-2)可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に平面的に配列される永久磁石405と、
(3-2-3)可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に設置される磁気センサ403と、
(3-2-4)可動ヨーク駆動用ステージ402の下部に設置されるリニアガイド503と、
を有する。
そして、永久磁石405と永久磁石105とは、搭載ベース302及びコイル104を介して、対向し、可動ヨーク401と浮上部とは同期して移動し、浮上部は、永久磁石405と永久磁石105との磁気反発力により、浮上する。
これにより、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置を、例えば、半導体ウエハの正確な位置決めが必要な半導体ウエハの製造、計測、検査などの工程に、使用することができる。この磁気浮上平面ステージ装置は、更に、半導体ウエハの位置決め精度を向上させる。
そして、この磁気浮上平面ステージ装置は、試料サンプルの位置決め精度が向上し、冷媒配管107による駆動特性の劣化を抑制し、永久磁石105による漏洩磁場106を抑制し、コイル104の電流ノイズによるトップテーブル101の微小振動を抑制することができ、例えば、荷電粒子線装置にも使用することができる。
次に、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を三次元的に説明する。図4は、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置の構成を三次元的に説明する説明図である。
この磁気浮上平面ステージ装置は、トップテーブル101に、例えば、複数個の永久磁石105が設置される。例えば、9分割されるトップテーブル101の周囲の8箇所に、複数個の永久磁石105が設置される。
また、コイル104は、例えば、樹脂モールド301などで保護され、搭載ベース302の上部のXY平面内に、平面的に配列される(敷き詰められる)。なお、このコイル104の配列をコイルアレイと呼称する場合がある。
そして、コイルアレイに供給する電流を適切に制御することにより、トップテーブル101に設置される永久磁石105のX方向推力303、Y方向推力304、Z方向推力305を制御し、トップテーブル101を所定の位置に移動させる。また、複数のX方向推力303、Y方向推力304、Z方向推力305を制御し、X軸、Y軸、Z軸の三軸と、X軸回り、Y軸回り、Z軸回りの姿勢三軸と、の6軸制御が可能となる。
なお、実施例1では、トップテーブル101の四隅の内、或る2箇所がX方向推力303を有し、他の2箇所がY方向推力304を有する。そして、四隅の間の4箇所がZ方向推力305を有する。つまり、これらの推力のバランス(合力)により、トップテーブル101を所定の位置に移動させる。
また、可動ヨーク401の永久磁石405は、可動ヨーク401のXテーブル502(可動ヨーク駆動用ステージ402)に搭載され、可動ヨーク401のXテーブル502は、可動ヨーク401のYテーブル501(可動ヨーク駆動用ステージ402)に搭載される。
そして、可動ヨーク401のYテーブル501は、コンタミチャンバ404に設置される接触式のリニアガイド503により支持され、Y方向に移動する。また、可動ヨーク401のXテーブル502は、可動ヨーク401のYテーブル501に設置される接触式のリニアガイド506により支持され、X方向に移動する。これにより、可動ヨーク駆動用ステージ402は、コンタミチャンバ404の内部を、リニアガイド503及びリニアガイド506により、XY方向に移動する。
また、可動ヨーク401に設置される永久磁石405は、トップテーブル101に設置される永久磁石105と対向するように、設置される。例えば、複数個の永久磁石405が、9分割される可動ヨーク駆動用ステージ402の周囲の8箇所に設置される。
これにより、コイル104と永久磁石105との間に発生するローレンツ力により、XYZ方向の推力を発生させると共に、浮上部にかかる重力108を、可動ヨーク401の永久磁石405と浮上部の永久磁石105との磁気反発力により、常時、支持することができる。
なお、樹脂モールド301で保護されるコイル104を配列して構成されるコイルアレイは、試料室505の全域に渡り敷き詰められ、浮上部(永久磁石105が設置されるトップテーブル101)は、試料室505の内部の全域に渡り、移動することができる。
次に、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する。図5Aは、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する上面図であり、図5Bは、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する側面図である。なお、図5Bは、図5Aの点線A-Aにおける断面図である。
この磁気浮上平面ステージ装置は、コイルアレイ602の上方に、浮上部601が浮上する。
浮上部601に設置される永久磁石105は、例えば、9分割されるトップテーブル101の周囲の8箇所に、複数個の永久磁石105が設置される。
トップテーブル101の四隅の内、或る2箇所には、X方向推力303を有するように、それぞれ2個の永久磁石105が設置され、他の2箇所には、Y方向推力304を有するように、それぞれ2個の永久磁石105が設置される。そして、四隅の間の4箇所には、Z方向推力305を有するように、及び、浮上部601にかかる重力108を磁気反発力により常時支持するように、1個ずつの永久磁石105が設置される。
なお、四隅の間の4箇所に設置される永久磁石105は、重力支持永久磁石であり、その磁極方向は、図5Aにおいては、紙面に向かう方向である。
また、この重力支持永久磁石は、浮上部601にかかる重力108を磁気反発力により常時支持するため、四隅に設置される永久磁石105よりも、大きい(磁力が強い)ことが好ましい。
そして、図5Bにおいて、浮上部601における1個の重力支持永久磁石は、その磁極方向が下方向であり、浮上部601における四隅に設置される2個の永久磁石105が、その磁極方向は、或る1個は上方向であり、他の1個は下方向である。
また、搭載ベース302に設置されるコイル104に供給される電流は、適切に制御される。
例えば、図5Bにおいて、左側の浮上部601における四隅に設置される2個の永久磁石105の内、上方向の磁極方向を有する或る1個に対応するコイル104の電流606の方向は、紙面からこちらに向かう方向であり、下方向の磁極方向を有する或る1個に対応するコイル104の電流606の方向は、紙面に向かう方向である。
例えば、図5Bにおいて、右側の浮上部601における四隅に設置される2個の永久磁石105の内、上方向の磁極方向を有する或る1個に対応するコイル104の電流606の方向は、紙面に向かう方向であり、下方向の磁極方向を有する或る1個に対応するコイル104の電流606の方向は、紙面からこちらに向かう方向である。
また、浮上部601における四隅に設置される2個の永久磁石105に対応するコイル104に供給される電流606は、重力支持永久磁石に対応するコイル104に供給される電流608よりも、大きいことが好ましい。これは、Z方向推力305は、浮上部601の微調整に使用され、X方向推力303及びY方向推力304は、浮上部601の水平移動及び浮上部601の回転移動に使用されるためである。
また、可動ヨーク401に設置される永久磁石405は、トップテーブル101に設置される永久磁石105と相対(対向)するように、設置される。つまり、可動ヨーク401は、浮上部601と同期して移動する。
可動ヨーク401の四隅の内、或る2箇所には、それぞれ2個の永久磁石405が設置され、他の2箇所には、それぞれ2個の永久磁石405が設置される。そして、四隅の間の4箇所には、Z方向推力305を有するように、及び、浮上部601にかかる重力108を磁気反発力により常時支持するように、1個ずつの永久磁石405が設置される。
そして、可動ヨーク401における四隅に設置される2個の永久磁石405の磁極方向は、浮上部601における四隅に設置される2個の永久磁石105の磁極方向と、同一方向である。つまり、可動ヨーク401は、この磁極方向が同一方向となるように、浮上部601と同期して移動する。これにより、永久磁石105の磁気回路を、永久磁石405との間で常時閉じることができ、永久磁石105による漏洩磁場106を抑制することができる。
また、可動ヨーク401の四隅の間の4箇所に設置される永久磁石405の磁極方向と、トップテーブル101の四隅の間の4箇所に設置される永久磁石105の磁極方向とは、反対方向であり、可動ヨーク401の四隅の間の4箇所に設置される永久磁石405の磁極方向は、上方向である。これにより、浮上部にかかる重力108を支持し、磁気反発力による重力補償力(浮上力)605を発生させ、浮上部601を浮上させる。
なお、可動ヨーク401の四隅の間の4箇所に設置される永久磁石405は、浮上部601にかかる重力108を磁気反発力により常時支持するため、四隅に設置される永久磁石405よりも、大きい(磁力が強い)ことが好ましい。
また、可動ヨーク401の永久磁石405と浮上部601の永久磁石105とにより、その磁気反発力を一定値とすることができる。これにより、安定した重力補償力605を得ることができる。
また、可動ヨーク401の永久磁石405の磁石サイズを大きくし、その分だけ、浮上部601の永久磁石105の磁石サイズを小さくし、着磁のバランス調整が可能であり、試料サンプルへの永久磁石105による漏洩磁場106の影響を小さくすることができる。また、これにより、浮上部601を軽くすることができ、浮上部601の駆動特性の向上させることができる。
このように、この磁気浮上平面ステージ装置は、コイルアレイ602に電流606及び電流608を供給することにより、浮上部601の永久磁石105に、X方向推力303、Y方向推力304、Z方向推力305を付与し、永久磁石105と永久磁石405とにより、重力補償力605を付与する。
そして、この磁気浮上平面ステージ装置は、この重力補償力605を、可動ヨーク401の四隅の間の重力補償用の永久磁石405による磁気反発力により得る。これにより、電流アンプにより得られる推力と相違し、一定値とすることができるため、トップテーブル101の微小振動を抑制することができる。なお、電流608を供給することにより、Z方向推力305を微調整することができる。
次に、実施例2の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する。図6Aは、実施例2の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する上面図(XY平面の平面図)であり、図6Bは、実施例2の磁気浮上平面ステージ装置のモータ構造を説明する側面図である。なお、図6Bは、図6Aの線分704近傍を模式的に示す断面図である。
この磁気浮上平面ステージ装置は、コイルアレイ602の上方に、浮上部601が浮上する。
浮上部601に設置される永久磁石105は、トップテーブル101に、複数個の永久磁石105が、その磁極方向が互い違いに(紙面に向かう方向と紙面からこちらに向かう方向とが隣り合うように)、斜めに(X軸及びY軸に対して45度傾斜して)配列される。
そして、コイルアレイ602は、X方向に三相(UVW相)に構成されるX軸駆動用のコイル703とY方向に三相(UVW相)に構成されるY軸駆動用のコイル702とが、互い違いに(X軸駆動用のコイル703とY軸駆動用のコイル702とが隣り合うように)配列される。
そして、図6Bにおいて、浮上部601の永久磁石105は、その磁極方向が上方向と下方向とが交互である。
また、搭載ベース302に設置されるコイル104に供給される電流は、適切に制御される。
例えば、図6Bにおいて、コイル104(X方向に三相に構成されるX軸駆動用のコイル703)には、左側から順番に、紙面からこちらに向かう方向と紙面に向かう方向とが交互に、電流606が供給される。
そして、X軸駆動用のコイル703の三相のコイル電流を適切に制御することにより、X方向推力303とZ方向推力305とを独立に制御することができる。例えば、左側の二相のコイル電流よりも、他の一相のコイル電流を小さくすることにより、X方向推力303を発生させることができる。
つまり、X軸駆動用のコイル703の三相のコイル電流を制御し、コイル703の上方にある永久磁石105に、X方向推力303とZ方向推力305とを独立に発生させ、Y軸駆動用のコイル702の三相のコイル電流を制御し、コイル702の上方にある永久磁石105に、Y方向推力304とZ方向推力305とを独立に発生させことができる。これにより、6軸制御が可能となる。
この磁気浮上平面ステージ装置は、特に、トップテーブル101のXY位置による推力リップルが小さく、浮上部601を速度一定の連続移動させることができる。
また、可動ヨーク401に設置される永久磁石405は、トップテーブル101に設置される永久磁石105と相対(対向)するように、設置される。つまり、可動ヨーク401は、浮上部601と同期して移動する。
そして、可動ヨーク401に設置される永久磁石405の磁極方向は、浮上部601に設置される永久磁石105の磁極方向と、反対方向である。つまり、可動ヨーク401は、この磁極方向が反対方向となるように、浮上部601と同期して移動する。これにより、永久磁石105の磁気回路を、永久磁石405との間で常時閉じることができ、漏洩磁場106を抑制することができる。
そして、この磁気浮上平面ステージ装置は、可動ヨーク401の永久磁石405の磁極方向は、浮上部601の永久磁石105の磁極方向と対向する方向とすることにより、重力補償力を発生させる。
また、この磁気浮上平面ステージ装置は、可動ヨーク401において、永久磁石405の磁気回路701を形成し、浮上部601の永久磁石105の磁気回路を短くすることができ、漏洩磁場106を抑制することができる。また、浮上部601の永久磁石105をハルバッハ配列とすることにより、試料サンプルへの漏洩磁場106の影響を小さくすることができる。
次に、実施例3の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する。図7は、実施例3の磁気浮上平面ステージ装置の構成を説明する説明図である。
この磁気浮上平面ステージ装置は、実施例1の磁気浮上平面ステージ装置に比較して、可動ヨーク401の可動範囲をコンパクト化する。つまり、可動ヨーク401は、コイル104が設置される搭載ベース302の全体の範囲801ではなく、コイル104が設置される搭載ベース302の一部の範囲802で、移動する。
例えば、磁気浮上平面ステージ装置を荷電粒子線装置に使用する場合、可動ヨーク401は、電子線(電子ビーム)が半導体ウエハに照射されるΦ300mmの範囲を、高精度に移動することができればよい。つまり、可動ヨーク401の可動範囲をコンパクト化し、可動ヨーク401を、このコンパクト化された可動範囲で、精度よく移動させる。これにより、磁気浮上平面ステージ装置をコンパクト化することができる。
また、可動ヨーク401の可動範囲のコンパクト化に伴い、コンタミチャンバ404もコンパクト化することができ、可動ヨーク401及びコンタミチャンバ404の製造コストの低減や、可動ヨーク401の位置決め高速化が可能となる。
次に、実施例1、実施例2、実施例3の磁気浮上平面ステージ装置を使用する荷電粒子線装置(真空装)を説明する。図8は、実施例1、実施例2、実施例3の磁気浮上平面ステージ装置を使用する荷電粒子線装置(真空装置)を説明する説明図である。
なお、荷電粒子線装置は、浮上部106が真空チャンバに設置される真空装置である。
また、図8は、可動ヨーク401を有する磁気浮上平面ステージ装置を使用する半導体計測装置の模式的な断面図であり、ここでは、荷電粒子線装置(真空装置)の一実施形態である半導体計測装置を説明する。
半導体計測装置は、真空チャンバ1901と、電子光学系を設置する電子光学系鏡筒1902と、真空チャンバ1901を支持する制振マウント1903と、レーザ干渉計1904と、コントローラ1905と、電子光学系鏡筒1902を支持する支持体1914と、半導体ウエハなどの対象物1906の位置決めを行うステージ装置と、を有する。半導体計測装置は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)の応用装置としての測長SEMである。
なお、真空チャンバ1901は、試料室505であり、コンタミチャンバ404である。真空チャンバ1901の内部は、図示しない真空ポンプにより減圧され、大気圧よりも低圧の真空状態になる。
半導体計測装置は、ステージ装置により、対象物1906の位置決めを行い、電子光学系鏡筒1902から対象物1906に電子線を照射し、対象物1906にパターンを撮像し、パターンの線幅の計測や形状の評価を行う。
ステージ装置は、重力補償機構を有する磁気浮上平面ステージ装置であり、真空チャンバ1901の内部に設置される。
ステージ装置は、
(1)位置決めを行う対象物1906を支持する浮上部であるトップテーブル101と、
(2)トップテーブル101の上部に設置され、対象物1906を設置する浮上部である静電チャック103と、
(3)トップテーブル101の上部に設置され、対象物1906の位置を計測し、その位置を把握する浮上部であるバーミラー102と、
(4)図示しないトップテーブル101の下部に平面的に配列される浮上部である永久磁石105と、
(5)浮上部を移動させる搭載ベース302と、
(6)搭載ベース302の上部に平面的に配列されるコイル104と、
(7)コイル104及びコイル104の周辺部品を冷却する冷媒配管107と、
(8)真空チャンバ1901の内部を水平面内に移動する可動ヨーク401と、
を有する。
そして、可動ヨーク401は、
(8-1)可動ヨーク駆動用ステージ402と、
(8-2)可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に平面的に配列される永久磁石405と、
(8-3)可動ヨーク駆動用ステージ402の上部に設置される磁気センサ403と、
(8-4)可動ヨーク駆動用ステージ402の下部に設置されるリニアガイド503と、
を有する。
そして、永久磁石405と永久磁石105とは、搭載ベース302及びコイル104を介して、対向し、可動ヨーク401と浮上部とは同期して移動し、浮上部は、永久磁石405と永久磁石105との磁気反発力により、浮上する。
コントローラ1905は、レーザ干渉計1904により計測されるバーミラー102の位置に基づいて、コイル104に供給される電流を適切に制御し、トップテーブル101を適切な位置に移動させる。また、コントローラ1905は、トップテーブル101の移動と連動させ、可動ヨーク401を適切な位置に移動させる。これにより、対象物1906が位置決め制御される。
この半導体計測装置は、ステージ装置を有することにより、対象物1906の位置決め精度が向上し、永久磁石105による漏洩磁場106を抑制することができ、計測精度を向上させることができる。そして、この半導体計測装置は、駆動特性の劣化を抑制し、トップテーブル101の微小振動を抑制することができる。なお、ステージ装置は、磁気浮上機構であるため、半導体計測装置への適用も容易である。また、荷電粒子線装置(真空装置)は、半導体計測装置に限定されるものではない。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために、具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を有するものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を、他の実施例の構成の一部に置換することもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を追加することもできる。また、各実施例の構成の一部について、それを削除し、他の構成の一部を追加し、他の構成の一部と置換することもできる。
101・・・トップテーブル、102・・・バーミラー、103・・・静電チャック、104・・・コイル、105・・・永久磁石、106・・・漏洩磁場、107・・・冷媒配管、108・・・重力、109・・・推力、301・・・樹脂モールド、302・・・搭載ベース、303・・・X方向推力、304・・・Y推方向力、305・・・Z推方向力、401・・・可動ヨーク、402・・・可動ヨーク駆動用ステージ、403・・・磁気センサ、404・・・コンタミチャンバ、405・・・永久磁石、501・・・Yテーブル、502・・・Xテーブル、503・・・リニアガイド、505・・・試料室、506・・・リニアガイド、601・・・浮上部、602・・・コイルアレイ、605・・・重力補償力、606・・・電流、608・・・電流、701・・・磁気回路、702・・・Y軸駆動用のコイル、703・・・X軸駆動用のコイル、704・・・線分、801・・・全体の範囲、802・・・一部の範囲。

Claims (6)

  1. 位置決めするための対象物を支持するトップテーブルと、前記トップテーブルの下部に平面的に配列される永久磁石と、を有する浮上部と、前記浮上部を移動させる搭載ベースと、前記搭載ベースの上部に平面的に配列されるコイルと、を有する固定部と、を有する磁気浮上平面ステージ装置を有する荷電粒子線装置であって、
    前記搭載ベースの下部に、水平面内を移動する可動ヨークを有し、
    前記可動ヨークは、可動ヨーク駆動用ステージと、前記可動ヨーク駆動用ステージの上部に平面的に配列される永久磁石と、を有し、
    前記可動ヨークの永久磁石と前記浮上部の永久磁石とは対向し、前記浮上部は、これら永久磁石の磁気反発力により、浮上することを特徴とする磁気浮上平面ステージ装置を有する荷電粒子線装置
  2. 請求項1の荷電粒子線装置であって、
    前記可動ヨークは、前記搭載ベースの下部に形成されるコンタミチャンバの内部に設置されることを特徴とする荷電粒子線装置
  3. 請求項1の荷電粒子線装置であって、
    前記可動ヨークは、前記可動ヨーク駆動用ステージの上部に設置される磁気センサを有することを特徴とする荷電粒子線装置
  4. 請求項1の荷電粒子線装置であって、
    前記可動ヨークは、前記可動ヨーク駆動用ステージの下部に設置されるリニアガイドを有することを特徴とする荷電粒子線装置
  5. 請求項1の荷電粒子線装置であって、
    前記可動ヨークの永久磁石を、前記浮上部の永久磁石よりも大きくすることを特徴とする荷電粒子線装置
  6. 請求項1の荷電粒子線装置であって、
    前記固定部は、前記コイルを冷却する固定式の冷媒配管を有することを特徴とする荷電粒子線装置
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