JP2005310808A - 電子線露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁場を発生しない自重補償機構と自重補償機構の自重支持力を調整できる支持力調整手段を備えることで、ステージ重量を増加させることなくステージから電子線に及ぼす磁気的外乱(漏れ磁場)を低減して、電子線の描画位置精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】 複数個の電磁石により少なくとも鉛直方向とその他1軸方向以上に駆動されるステージであって、前記ステージは試料を搭載して試料を移動させるステージであり、
磁場を発生しないで機械的な剛性で前記ステージの自重を支持する自重補償機構を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、露光装置及びデバイス製造方法に係り、真空中又は減圧された雰囲気中で基板等の試料にパターンを描画又は転写する電子線露光装置、及び、それを利用したデバイス製造方法に関する。
半導体装置の製造においては、マスク上に形成された各種パターンを光でウェハ上に縮小転写するリソグラフィ技術が利用されている。このリソグラフィ技術で用いるマスクのパターンには極めて高い精度が要求され、これを作成するのに電子線露光装置が使用されている。また、マスクを用いることなしにウェハ上に直接パターンを描画する場合も電子線露光装置が使用されている。
電子線露光装置には、ビームをスポット状にして使用するポイントビーム型、サイズ可変の矩形断面にして使用する可変矩形ビーム型等の装置があるが、どの構成も一般的には電子線を発生させる電子銃部と、そこより発せられた電子線を試料上に導くための電子光学系と、電子線に対して全面にわたって試料を走査するためのステージ系、および電子線を試料面上に高精度に位置決めしていくための対物偏向器を有している。
電子線の位置決め応答性は極めて高いため、ステージの機械的制御的特性を高めるより、ステージの姿勢や位置ずれ量を計測し、電子線を走査させる偏向器により電子線の位置決めにフィードバックしたシステム構成をとることが一般的であった。さらに、ステージは、真空チャンバ内に設置され、かつ電子線の位置決めに影響を与える磁場変動を引き起こしてはいけないという拘束があったため、従来はステージは平面方向に動きさえすればよく、例えば、転がりガイドやボールネジアクチュエータといった接触型の限られた機構要素で構成されていた。
また、接触型では潤滑の問題や、発塵などの問題も生じる。その対応技術として、特許文献1で公開されているような電磁石アクチュエータ、磁気シールドを用いた非接触型6自由度ステージ構成を図11に示す。本方式によれば、漏れ磁場変動が少なく、高い清浄度環境を確保し真空環境にも対応可能で、かつ高い精度の位置決め動作が可能である。また、特許文献2においても非接触型6自由度ステージ構成が提案されている。
特開平11−194824号公報 特登録3456307号公報
しかしながら、今後のさらなる高精度化、高速化が求められるリソグラフィにおいて電子線の描画位置精度を向上させるためには、上記従来例の電磁石アクチュエータ、磁気シールドを用いた非接触型6自由度ステージでは、ステージから電子線に及ぼす磁気的外乱(漏れ磁場)を更に低減する必要がある。
上記従来例の非接触型6自由度ステージの場合、ステージの自重補償機構として可動子側に設置された永久磁石と固定子側に設置された永久磁石の吸引力を利用したものを適用している。永久磁石は絶えず外部に磁場を放出しているため、永久磁石に起因する磁気的外乱(漏れ磁場)はとても大きなものになる。永久磁石同士の吸引力を利用し、ヨークを用いて自重補償機構内の磁気回路を閉回路にしていても、その磁気回路内には絶えず大きな磁束が流れており、その磁気回路から外部への漏れ磁場は必ず存在する。
例えば電磁石を用いた自重補償機構の場合も同様で、自重は常に支持する必要があるので、電磁石は常に自重を支えるだけの磁束を発生し続けなければならない。このときの磁気回路が閉回路であっても、その磁気回路内には絶えず大きな磁束が流れていて、その磁気回路から外部への漏れ磁場は必ず存在する。
永久磁石同士の反発力を利用した自重補償機構の場合、上記ふたつの自重補償機構より膨大な漏れ磁場を発生させる。ふたつの永久磁石から出る磁束が反発しあう構成では、磁気回路は閉じていないからである。
これらの構成に対して従来例においてステージから電子線に及ぼす磁気的外乱(漏れ磁場)を更に低減する場合、磁気シールドの枚数を増やしたり、磁気シールドを更に重厚にして磁気遮蔽率を向上させることが考えられるが、磁気シールド部分の構造が複雑になってしまうという問題や、ステージ全体の重量が重くなり、ステージの更なる高加減速、高速位置決めを達成することが困難になるという問題点が発生する。
これらを踏まえて、更に電子線の描画位置精度を向上させることを目的としてステージからの磁気的外乱を低減させるためには、磁気シールド強化の他に発生磁場そのものを軽減させる手段が有効である。
本発明の目的は磁場を発生しない自重補償機構と自重補償機構の自重支持力を調整できる支持力調整手段を備えることで、ステージ重量を増加させることなくステージから電子線に及ぼす磁気的外乱(漏れ磁場)を低減して、電子線の描画位置精度を向上させることを目的とする。
本発明の第1の側面は、電子線露光装置であって、複数個の電磁石により少なくとも鉛直方向とその他1軸方向以上に駆動されるステージであって、前記ステージは試料を搭載して試料を移動させるステージであり、磁場を発生しないで機械的な剛性で前記ステージの自重を支持する自重補償機構を備え、前記自重補償機構の自重支持力を調整できる支持力調整手段を備え、前記ステージからの漏れ磁場量をフィードバックして前記自重補償機構の自重支持力を適宜調整できることを特徴とする。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記電磁石の中で鉛直方向に吸引力を発生することが可能な電磁石と前記自重補償機構は、前記ステージの固定子と可動子の間で並列に配置されていることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記ステージは複数個の前記電磁石によって6軸方向に駆動されることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記自重補償機構は、ベロフラムもしくは空気を封入したベローズもしくはバネもしくはエアシリンダによって構成されていることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記電磁石は箱型で開口を有する多重磁気シールドに覆われて、前記電磁石と多重磁気シールドは一体に連結されており、前記電磁石が吸引力を発生させるターゲットである鉄心部材は前記多重磁気シールドの中に収まっていることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記多重磁気シールドは2分割構造になっており、
2分割される前記多重磁気シールドの端部の形状は段差がついており、互いに嵌まり込む構成になっていることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記電磁石は前記ステージ固定側に配置され、
前記ステージ固定側に配置された冷媒流路に冷媒を流すことで、前記電磁石から発生する熱を回収することが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記ステージは真空中を移動することが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記電磁石が吸引力を発生させるターゲットである前記鉄心部材の表面は光沢を持つことが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記電磁石は鉄心コアと励磁コイルから構成され、前記鉄心コアと励磁コイルは樹脂によって一体に連結されていることが好ましい。
本発明の好適な実施の形態によれば、前記ステージは試料を搭載する試料搭載ステージであり、運搬ステージによって水平方向に運搬されることが好ましい。
本発明の第2の側面は、リソグラフィ工程を通してデバイスを製造するデバイス製造方法に係り、上記の露光装置を利用してデバイスにパターンを形成する工程を含むことを特徴とする。
以上説明したように鉛直方向に駆動する電磁石を備えたステージにおいて、
磁場を発生しない自重補償機構と自重補償機構の自重支持力を調整できる支持力調整手段を備え、適宜、自重補償機構の自重支持力を調整することで、ステージから電子線に及ぼす磁気的外乱(漏れ磁場)を低減することが可能になり、結果的に電子線の描画位置精度を向上させることが可能になる。
また、磁気シールドを簡素な構成にすることが可能になるために、微動基板ステージの軽量化を図ることが可能になり、かかる微動基板ステージを搭載したステージ装置の高加減速、高速位置決めを実現することが可能になる。
本発明は、例えば、真空又は所定圧力雰囲気内で電子線を用いて露光を行う電子線露光装置に適用可能である。本発明によれば、例えば、露光の対象物である試料が載置されるステージからの磁気的外乱を軽減し、電子線の描画位置精度を向上させることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態のステージの概略構成を示す図である。このステージは複数の電磁石によって可動子を2方向(X方向が水平方向、Z方向が鉛直方向)に駆動可能なステージである。可動子7をX方向において両側から挟み込んでいる2個の電磁石3a、3bは、鉄心Eコア1a、1bとそれに巻回される励磁コイル2a、2bによって構成され、両側から可動子7に対して磁気的作用による吸引力を発生させて、可動子7をX方向に位置決めを行っている。同様に、可動子7をZ方向において両側から挟み込んでいる2個の電磁石3c、3dは、鉄心Eコア1c、1dとそれに巻回される励磁コイル2c、2dによって構成され、両側から可動子7に対して磁気的作用による吸引力を発生させて、可動子7をZ方向に位置決めを行っている。これらの複数の電磁石3a、3b、3c、3dは固定子4として一体に連結されている。可動子7には上記複数の電磁石3a、3b、3c、3dが吸引するためのターゲットである鉄心Iコア5a、5b、5c、5dがそれぞれ電磁石3a、3b、3c、3dとある一定のギャップを保って対面するように設置されている。鉄心Iコア5a、5b、5c、5dは可動子フレーム6によって一体に連結されて、可動子7を構成している。可動子7の上方で可動子7と固定子4の間に設置されたバネ8a、8bは自重補償機構として可動子7の自重を可動子7重心の位置で支持しており、可動子7の可動方向(X方向、Z方向)において機械的な剛性で支持している。また、この自重補償機構にはバネ位置決め用ねじ9a、9bが設置されており、バネ位置決め用ねじ9a、9bによってZ方向におけるバネ8a、8bの設置位置を調整できるようになっており、その結果、バネ8a、8bの自重補償機構としての自重支持力を調整できるようになっている。本実施例のようにバネ8a、8bを引張りで利用している場合、バネ8a、8bのZ方向設置位置を上に移動させると自重支持力は増やすことができ、下に移動させると自重支持力は減らすことができる。
上記自重補償機構は磁場を発生せずに自重支持力を得ることができるとともに、自重支持力を適宜調整可能な支持力調整手段を備えていることを特徴とし、磁気的な作用によって鉛直方向の力を発生させる能動的アクチュエータと並列に設置することで、ステージの自重支持方向の精密な位置決めを可能にし、且つステージ全体からの漏れ磁場を低減するという効果を持つ。
本実施例の自重補償機構は、自重支持力としてバネ8a、8bの復元力を利用しており、支持力調整手段としてバネ位置決め用ねじ9a、9bを備えている。鉛直方向の能動的アクチュエータとして電磁石3c、3dを利用しており、鉛直方向において自重補償機構と電磁石3c、3dは固定子4と可動子7の間で並列に設置されている。
この構成において、支持力調整手段を利用してステージ全体からの漏れ磁場を低減させる方法について以下に説明する。前述のように支持力調整手段であるバネ位置決め用ねじ9a、9bを利用すると、バネ8a、8bのZ方向設置位置を上に移動させると自重支持力は増やすことができ、下に移動させると自重支持力は減らすことができる。その結果、自重補償機構の自重支持力を最適な大きさに調整することができる。ここで言う最適な自重支持力の大きさとは、ある所望の位置に及ぶステージ全体からの磁気的外乱、漏れ磁場量が最小になるような自重補償機構の自重支持力の大きさである。
具体的な自重支持力の調整方法は、まず可動子7の位置を計測する手段を備えて、計測値を電磁石3a〜3dにフィードバックすることで可動子7位置にサーボをかけ、所望の位置に位置決めをする。このとき、電磁石3a〜3dと鉄心Iコア5a〜5dのギャップは所望のギャップを保持している。次にステージ全体から及ぶ磁気的外乱、漏れ磁場量を最小にしたい位置に磁場センサを設置する。このとき可動子7の自重は、自重補償機構8a、8b、9a、9bとZ方向に位置決め可能な電磁石1c、1dによって支持されている。そして、電磁石1c、1dは可動子7の自重の一部を支持するために、電磁石1c、1dの内部に磁場を発生させており、そこから磁場が漏れて上記磁場センサまで及んでいる。次にバネ位置決め用ねじ9a、9bを利用して、バネ8a、8bのZ方向設置位置を調整し、自重補償機構の自重支持力を調整する。このとき上記磁場センサの計測値をフィードバックして、バネ8a、8bのZ方向設置位置を調整し、上記磁場センサの位置での磁気的外乱、漏れ磁場量が最小になるように調整する。この結果、可動子7の自重のほとんどを自重補償機構が支持する状態に調整でき、電磁石1c、1dはほとんど自重を支持していない状態に調整できている。電磁石1c、1dはほとんど自重を支持する為の磁場を発生させる必要はなくなり、この分の磁場の漏れを減少させることになる。
支持力調整後の電磁石1c、1dは、可動子7の位置にサーボをかけて位置決めを精密に制御するために駆動され、電磁石1c、1dが発生する磁場は制御に必要な変動分がほとんどで、可動子7の自重を支持するためのオフセット分はほとんどない状態である。
上記自重補償機構の自重支持力はバネ8a、8bの復元力を利用していたが、ベロフラムやエアシリンダの空気圧や、空気を封入したベローズの空気圧を利用することも可能である。ベロフラム、エアシリンダやベローズで空気圧を利用する場合、封入する空気量を調整可能にしており、自重補償機構の自重支持力を調整可能にしている。
上記自重補償機構は磁場を発生しない力を利用しており、部材の着磁などの観点から着磁しにくい部材、りん青銅、銅、アルミなどや、その他非磁性部材によって構成されるとなお良い。
上記電磁石3a、3b、3c、3dや鉄心Iコア5a、5b、5c、5dは積層鋼板や珪素綱によって構成されても良い。また、本実施例のステージを真空中で駆動する場合、上記電磁石3a、3b、3c、3dや鉄心Iコア5a、5b、5c、5dにニッケル等の金属のコーティングや、脱ガスの少ない樹脂のコーティング、その他酸化物などのコーティングが施され、脱ガスを防止して真空度を維持することも可能である。
上記ステージ構成で、更に電子線に与える磁気的外乱を低減させるために、固定子4に設置された電磁石3a、3b、3c、3dに磁気シールドを施したり、固定子4全体に磁気シールドを施すことも可能である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態である6軸電磁石型ステージを図2〜***を用いて説明する。6軸電磁石型ステージは、電子線露光装置において基板を搭載して基板ステージとして駆動する。また、その基板ステージは大ストロークの運搬ステージに搭載される構成で、真空内で駆動する。
図2に示すように基板ステージ17は、ウエハ10を載置し、光軸(Z軸)方向、並進(X軸、Y軸)方向、Z軸回りの回転(θ)方向およびチルト方向に移動可能な6自由度ステージである。可動子に対して固定子に設置された電磁石が磁気的吸引力を発生させて1軸並進方向に駆動可能なアクチュエータである電磁石ユニットを6組設けて駆動される。電磁石ユニットの詳細はあとで述べる。
センタスライダ27は、6自由度ステージを載置し、光軸(Z軸)と直交するXY方向に移動可能なXY運搬ステージであり、以降センタスライダ27と呼ぶ。例えば、図3に示すようなxy運搬ステージを適用することは可能である。
まず図4を用いてセンタスライダ27詳細を説明する。センタスライダ27は、底板20および側板19より構成されている。底板20の下面には軸受26がステージベース24の上面に対向して構成され、また側板19の内側には同様の軸受26がx可動ガイド21およびy可動ガイド22を挟み込むように構成されている。x可動ガイド21、y可動ガイド22は田の字のように構成されており、センタスライダをx方向に動かす場合は、x可動ガイド21をx方向に動かすことにより、y可動ガイド22の側面およびステージベース24の上面に沿って滑らかに動くことができる。またセンタスライダ24をy方向に動かす場合は、y可動ガイド22をy方向に動かすことにより、x可動ガイド21の側面およびステージベース24の上面に沿って滑らかに動くことができる。
次に基板ステージ詳細を図2、図5〜図10を用いて説明する。
基板ステージ17は上面に例えばウエハを保持する基板ホルダ12、位置計測するためのX反射ミラー11a、Y反射ミラー11bを搭載している。例えば図示していない試料チャンバに保持されたレーザ干渉計によりチャンバ内壁基準に基板ステージ17のxy位置を計測している。
同一反射ミラーで、θおよびチルト方向の計測も行っている。θ計測は、複数ビームの並びと直交する側から、測定することが望ましい。z方向は非感光性の光を用いた光学センサにより検出している。サーボ用のセンサとして、真空対応のエンコーダを用いてもよい。
基板ステージ17はセンタスライダ27を取り囲むようなカゴ型構造をしており、x可動ガイド21、y可動ガイド22が貫通する開口13a、13bを有している。
基板ステージ17の末端部には6個の電磁石ユニット可動子15a〜fが固定されている。それぞれを挟み込むようにして、電磁石ユニット固定子14a〜fがセンタスライダ底板20に固定されている。電磁石ユニットの各駆動方向は図5に示すとおり、3組のz方向に駆動力を発生するZ1電磁石ユニット25a、Z2電磁石ユニット25cおよびZ3電磁石ユニット25d、1組のx方向に駆動力を発生するX1電磁石ユニット25e、2組のy方向に駆動力を発生するY1電磁石ユニット25bおよびY2電磁石ユニット25fとなっている。
本実施例は複数方向の複数電磁石ユニットの組み合わせにより、基板ステージ17を6自由度駆動できる構成となっており、電磁石ユニットの配置の組み合わせ方法はこの限りではない。6個の電磁石ユニット25a〜fは、電子線に対して磁気的外乱要因にならないようパーマロイなどで多重の磁気シールドがほどこされており、かつ縮小電子光学系からの漏れ磁場により磁場変動をおこさぬよう、縮小電子光学系より十分離れたところに配置されている。具体的には、電磁石ユニットの位置は、z方向においてセンタスライダ17の重心を介して、基板10と反対側に配置することが望ましい。
図2に示すように自重補償機構18a〜dがセンタスライダ底板20上に固定されている。自重補償機構18a〜dは、基板ステージ17側板に固定される自重補償機構ホルダ23a〜dによって基板ステージとも連結される。自重補償機構18a〜dは、センタスライダ27と基板ステージ17の間に設置され、基板ステージ17の自重を磁場を発生せずに支持しており、6軸方向において機械的な剛性によって支持している。図5に示すように自重補償機構18a〜dはセンタスライダ底板20の4隅に4個設置されている。この4箇所から、できるだけ基板ステージ17の重心近傍で基板ステージ17の自重を支持している。
上記電磁石ユニット25a〜fの詳細な構成を図6、7を用いて説明する。図6aに電磁石ユニットの概観図を示す。上記電磁石ユニット25a〜fはそれぞれ概ねこのような概観をしており、電磁石ユニット固定子側14の中央に開口が突き抜けるように存在し、その開口を通って電磁石ユニット可動子側15が突き抜けている構成である。図6aの点線B−B'、C−C'、D−D'の矢印方向に切ったときの電磁石ユニット断面図をそれぞれ図6b、図6c、図6dに示す。
図6bから分かるように電磁石ユニットは、電磁石ユニット固定子側14に設置された2個の電磁石103によって電磁石ユニット可動子側15を両側から挟み込んだ構成で、磁気的吸引力を発生させて1軸並進方向に駆動可能な電磁石アクチュエータである。2個の電磁石103は、それぞれ鉄心Eコア101とそれに巻回される励磁コイル102によって構成され、電磁石ユニット可動子側15に対して両側から磁気的作用による吸引力を発生させて、電磁石ユニット可動子側15を紙面上下方向に位置決めを行っている。これら2個の電磁石103は電磁石ユニット固定子側14としてEコア連結部材118によって一体に連結されている。
電磁石ユニット可動子側15には上記2個の電磁石103が吸引するためのターゲットである鉄心Iコア105が電磁石103とそれぞれある一定のギャップを保って対面するように設置されている。鉄心Iコア105は非磁性であるIコア支持部材116と一体に連結されて支持されており、鉄心Iコア105とIコア支持部材116で電磁石ユニット可動子15を構成している。
磁気シールド117は多重シールド構成で上記電磁石103を取り囲むように設置されており、上記電磁石103と一体に連結されて電磁石ユニット固定子側14に固定されている。磁気シールドには開口が設けられており、電磁石ユニット可動子側15は磁気シールド117に非接触で貫通している。また多重シールドを構成するために、内側の磁気シールドと外側の磁気シールドは間に非磁性部材のスペーサ119を介して一体に連結されており、内側の磁気シールドと外側の磁気シールドが磁気的に接触しないようにギャップを保持している。このような構成の磁気シールド117は、上記電磁石103が鉄心Iコア101に対して磁気的吸引力を発生させるために、破線に示すような鉄心Eコア101から鉄心Iコア105に及ぶ閉じた磁気回路に磁束を流した場合、この磁気回路から外部へ漏れていく磁場を減衰させている。磁気シールド117は高透磁率で着磁しにくいパーマロイ、純鉄などの磁性材料から構成される。本実施例における多重式シールド構成の磁気シールド117の枚数は図6aでは2枚だが、実際は何枚でもよく、シールドの遮蔽率は磁気シールド117の厚みや、2枚の磁気シールドのギャップにも依存しているので、それらのとの関係から枚数を決める。
鉄心Iコア105は磁気シールド117の中に収まるように配置されている。例えば、鉄心Iコア105が磁気シールド117の開口を通って外側まで配置される場合、上記の磁気回路を形成したときに磁気シールド117内部に分布する磁場が鉄心Iコア105内部を伝って、磁気シールド117開口を通り、磁気シールド117外部へ漏れていってしまう。このような磁場の漏れを低減するために、鉄心Iコア105は磁気シールド117の中に収まるように配置され、Iコア支持部材116は非磁性部材で構成されている。
図6cに示すように、磁気シールド117は2分割構造になっている。上方の磁気シールド117aはスペーサを介して多重シールド構成で、上方の電磁石103aと一体に連結されている。同様に下方の磁気シールド117bはスペーサを介して多重シールド構成で、下方の電磁石103bと一体に連結されている。そして、Eコア連結部材118によって上下が一体に連結され、電磁石ユニット固定側14を構成している。
磁気シールド117は2分割構造になっており、Eコア連結部材118によって設置位置が決められるので、上方磁気シールド117aと下方磁気シールド117bの繋ぎ目には、組立誤差や寸法公差によってわずかに隙間ができる。本実施例では図6cの破線に囲まれた部分で示しているように、磁気シールド117内部に分布する磁場がこの繋ぎ目の隙間から外部に漏れないようにするために、隙間が磁気シールド内部から外部に直線的に貫通しない構成にしている。上方磁気シールド117aと下方磁気シールド117bの末端部が嵌め合いのような形状をしており、隙間が磁気シールド117を直線的に貫通しない構成になっている。
その他の例として、図6eは図6cの変形型であるが、破線に囲まれた部分に示すように、多重シールド構成において、複数の磁気シールドに渡って存在する隙間が直線的に貫通しないように、内側の磁気シールドの隙間と外側の磁気シールドの隙間の位置をずらす構成にしている。同様に、図6eに示すように電磁石103a、103bと磁気シールド117a、117bとスペーサ119やEコア連結部材118を固定する固定用ねじ120を取付けるために開いている、磁気シールド117a、117bの開口においても、複数の磁気シールドに渡って存在する開口が直線的に貫通しないように、内側の磁気シールドの開口と外側の磁気シールドの開口の位置をずらしている。同様に、図6cに示すように電磁石103a、103bへの配線121を磁気シールド117a、117b外部へ引出すために開いている、磁気シールド117a、117bの開口においても、複数の磁気シールドに渡って存在する開口が直線的に貫通しないように、内側の磁気シールドの開口と外側の磁気シールドの開口の位置をずらしている。固定用ねじ120用の磁気シールド開口の場合、固定用ねじ120を高透磁率の磁性材料で構成して、固定用ねじ120に磁気シールド性能を持たせることも有効である。
次に電磁石ユニット25a〜fの設置方法について説明する。図7aは、Z1電磁石ユニット25a、Z2電磁石ユニット25cおよびZ3電磁石ユニット25dの設置方法の概略図で、図5においてXZ平面で切ったときの断面図ある。図7bは、Y1電磁石ユニット25bおよびY2電磁石ユニット25fの設置方法の概略図で、図5においてXZ平面で切ったときの断面図ある。
図7aに示すように、Z1電磁石ユニット25a、Z2電磁石ユニット25cおよびZ3電磁石ユニット25dにおいて、電磁石ユニット固定子側14はEコア連結部材118を介してセンタスライダ底板20に固定され、電磁石ユニット可動子側15はIコア支持部材116を介して基板ステージ17側板に固定されている。そして、電磁石ユニット固定子側14は電磁石ユニット可動子側15をZ方向に位置決めが可能な向きで設置されている。
同様に、図7bに示すように、Y1電磁石ユニット25bおよびY2電磁石ユニット25fにおいて、電磁石ユニット固定子側14はEコア連結部材118を介してセンタスライダ底板20に固定され、電磁石ユニット可動子側15はIコア支持部材116を介して基板ステージ17側板に固定されている。そして、電磁石ユニット固定子側14は電磁石ユニット可動子側15をY方向に位置決めが可能な向きで設置されている。また、X1電磁石ユニット25eにおいては、Y1電磁石ユニット25bおよびY2電磁石ユニット25fと同様に設置されており、設置される向きがX方向とY方向で異なるのみである。
電磁石ユニット25の変形例を図8に示す。図6b、図6cにおける電磁石ユニット25断面図と同じ切り口で見た断面図をそれぞれ図8a、図8bに示す。樹脂連結部材202は鉄心Eコア101と励磁コイル102を一体に連結して固定している。樹脂連結部材202は励磁コイル102全体を概ね覆っており、鉄心Eコア101と励磁コイル102の間の隙間にも存在し、鉄心Eコア101と励磁コイル102に密着している。そして、発熱源である励磁コイル102から発生する熱を鉄心Eコア101へ熱伝導で伝えている。
冷媒流路201はEコア連結部材118内部に設置されており、2個の電磁石103の背面を通過するように配置されている。この冷媒流路201の中には液体の冷媒203が流されている。但し、電磁石ユニット25は真空中で駆動するので、冷媒203は冷媒流路201内に密封されており、真空雰囲気に触れることはない。そしてこのような構成で、冷媒203は冷媒流路201を流れることによって、励磁コイル102→樹脂連結部材202→鉄心Eコア101→多重磁気シールド→Eコア連結部材118→冷媒203という熱伝導の経路を経由して、励磁コイル102の発熱を回収している。このようにして励磁コイル102が高温になり、焼けてショートするのを防止している。
鉄心Iコア105と対面している鉄心Eコア101や樹脂連結部材202の端面から鉄心Iコア105へ、輻射によって励磁コイル102の発熱が伝わらないように、鉄心Iコア105表面は光沢を保持している。
自重補償機構の詳細について図5、図9と図10を用いて説明する。図9に示す自重補償機構18は磁場を発生しない機構であり、ベローズに封入した空気の内圧を利用したものである。この自重補償機構18はセンタスライダ底板20に設置され、自重補償機構ホルダ23を介して基板ステージ17側板に連結されている。自重補償機構18はセンタスライダ底板20と基板ステージ17の間に配置され、基板ステージ17の自重をベローズ内に封入された空気の内圧によって支持している。
支持力調整手段が自重補償機構18に設けられており、本実施例ではベローズ内の空気圧調整機構301である。空気圧調整機構301は具体的にはバルブであり、ここからベローズ内の空気を出し入れしてベローズ内の空気圧を調整し、その結果、自重補償機構18の自重支持力を最適な大きさに調整することができる。ここで言う最適な自重支持力の大きさとは、基板ステージ17全体から電子線へ与える磁気的外乱、漏れ磁場量が最小になるような自重補償機構18の自重支持力の大きさである。
具体的な自重支持力の調整方法の一例を図5を用いて説明すると、まず6軸電磁石型ステージである基板ステージ17にサーボをかけて所望の位置に位置決めをする。このとき、電磁石ユニット25a〜f内部の電磁石103と鉄心Iコア105のギャップは所望のギャップを保持している。次に基板ステージ17からの磁気的外乱を最小にしたい位置、例えばウェハ上の描画位置や電子光学系から基板ステージ17までの光軸上のある位置に磁場センサを設置する。このとき基板ステージ17の自重は、自重補償機構18a〜dとZ方向に位置決め可能な電磁石ユニット25a、25c、25dによって支持されている。そして、電磁石ユニット25a、25c、25dは基板ステージ17の自重の一部を支持するために、内部に磁場を発生させており、そこから磁場が漏れて上記磁場センサまで及んでいる。次に自重補償機構18a〜dにそれぞれ設置される空気圧調整機構301を利用して、ベローズ内部の空気圧を調整し、それぞれの自重支持力を調整する。このとき上記磁場センサの計測値をフィードバックして、ベローズ内部の空気圧を調整し、上記磁場センサの位置での磁気的外乱、漏れ磁場量が最小になるように調整する。この結果、基板ステージ17の自重のほとんどを自重補償機構18a〜dが支持する状態に調整でき、電磁石ユニット25a、25c、25dはほとんど自重を支持していない状態に調整できている。電磁石ユニット25a、25c、25dはほとんど自重を支持する為の磁場を発生させる必要はなくなり、この分の磁場の漏れを減少させることになる。支持力調整後の電磁石ユニット25a、25c、25dは、基板ステージ17にサーボをかけて位置決めを精密に制御するために駆動され、電磁石ユニット25a、25c、25dが発生する磁場は、制御に必要な変動分がほとんどで、可動子7の自重を支持するためのオフセット分はほとんどない状態である。
上記自重補償機構18は内部に空気を封入したベローズで構成されたものであったが、この構成に限らない。その他の例として、バネで構成されたものについて図10を用いて説明する。図10に示す自重補償機構18は磁場を発生しない機構であり、バネの復元力を利用したものである。この自重補償機構18はセンタスライダ底板20に設置され、自重補償機構ホルダ23を介して基板ステージ17側板に連結されている。自重補償機構18はセンタスライダ底板20と基板ステージ17の間に配置され、基板ステージ17の自重をバネの復元力によって支持している。支持力調整手段が自重補償機構18に設けられており、この例ではバネ位置調整機構401である。バネ位置調整機構401は、具体的にはバネのZ方向位置決めが可能な機構であり、位置決め用ねじによってバネのZ方向取付け位置を調整し、その結果、自重補償機構18の自重支持力を最適な大きさに調整することができる。
上記自重補償機構18のその他の構成の例として、ベロフラムやエアシリンダで空気圧を利用したものもある。この場合、支持力調整手段として空気圧調整機構が挙げられる。
上記自重補償機構は磁場を発生しない力を利用しており、部材の着磁などの観点から着磁しにくい部材、りん青銅、銅、アルミなどや、その他非磁性部材によって構成されるとなお良い。
上記鉄心Eコアや鉄心Iコアは積層鋼板や珪素綱によって構成されても良い。また、本実施例のステージは真空中で駆動するので、上記鉄心Eコアや鉄心Iコアにニッケル等の金属のコーティングや、樹脂のコーティング、その他酸化物などのコーティングが施され、脱ガスを防止して真空度を維持することも可能である。
本発明の第1の実施の形態のステージの概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の基板ステージの概略構成を示す図である。 運搬ステージの概略構成を示す図である。 運搬ステージのガイドと軸受の配置を説明する図である。 電磁石ユニットと自重補償機構の配置を説明する図である。 電磁石ユニットの詳細な構成を説明する図である。 電磁石ユニットの設置方法を説明する図である。 電磁石ユニットの冷却方法を説明する図である。 ベローズを利用した自重補償機構の概略構成を示す図である。 バネを利用した自重補償機構の概略構成を示す図である。 従来例のステージの構成を例示する図である。
符号の説明
1a〜d 鉄心Eコア
2a〜d 励磁コイル
3a〜d 電磁石
4 固定子
5a〜d 鉄心Iコア
6 可動子フレーム
7 可動子
8a〜b バネ
9a〜b バネ位置決め用ねじ
10 ウェハ
11a X反射ミラー
11b Y反射ミラー
12 基板ホルダ
13a X開口
13b Y開口
14a〜f 電磁石ユニット固定子側
15a〜f 電磁石ユニット可動子側
17 基板ステージ
18a〜d 自重補償機構
19 センタスライダ側板
20 センタスライダ底板
21 X可動ガイド
22 Y可動ガイド
23a〜d 自重補償機構ホルダ
24 ステージベース
25a〜f 電磁石ユニット
26 軸受
101 鉄心Eコア
102 励磁コイル
103 電磁石
105 鉄心Iコア
116 Iコア支持部材
117 磁気シールド
118 Eコア連結部材
119 スペーサ
120 固定用ねじ
121 配線
201 冷媒流路
202 樹脂固定部材
203 冷媒
301 空気圧調整機構
401 バネ位置調整機構

Claims (13)

  1. 複数個の電磁石により少なくとも鉛直方向とその他1軸方向以上に駆動されるステージであって、
    前記ステージは試料を搭載して試料を移動させるステージであり、
    磁場を発生しないで機械的な剛性で前記ステージの自重を支持する自重補償機構を備えることを特徴とする電子線露光装置。
  2. 前記自重補償機構の自重支持力を調整できる支持力調整手段を備え、
    前記ステージからの漏れ磁場量をフィードバックして前記自重補償機構の自重支持力を適宜調整できることを特徴とする請求項1記載の電子線露光装置。
  3. 前記電磁石の中で鉛直方向に吸引力を発生することが可能な電磁石と前記自重補償機構は、前記ステージの固定子と可動子の間で並列に配置されていることを特徴とする請求項1、2記載の電子線露光装置。
  4. 前記ステージは6軸方向に駆動されることを特徴とする請求項3記載の電子線露光装置。
  5. 前記自重補償機構は、ベロフラムもしくは空気を封入したベローズもしくはバネもしくはエアシリンダによって構成されていることを特徴とする請求項1から4記載の電子線露光装置。
  6. 前記電磁石は箱型で開口を有する多重磁気シールドに覆われて、
    前記電磁石と多重磁気シールドは一体に連結されており、
    前記電磁石が吸引力を発生させるターゲットである鉄心部材は前記多重磁気シールドの中に収まっていることを特徴とする請求項1から5記載の電子線露光装置。
  7. 前記多重磁気シールドは2分割構造になっており、
    2分割される前記多重磁気シールドの端部の形状は段差がついており、
    互いに嵌まり込む構成になっていることを特徴とする請求項6記載の電子線露光装置。
  8. 前記電磁石は前記ステージ固定側に配置され、
    前記ステージ固定側に配置された冷媒流路に冷媒を流すことで、
    前記電磁石から発生する熱を回収することを特徴とする請求項1から7記載の電子線露光装置。
  9. 前記ステージは真空中を移動することを特徴とする請求項1から8記載の電子線露光装置。
  10. 前記電磁石が吸引力を発生させるターゲットである前記鉄心部材の表面は光沢を持つことを特徴とする請求項9記載の電子線露光装置。
  11. 前記電磁石は鉄心コアと励磁コイルから構成され、前記鉄心コアと励磁コイルは樹脂によって一体に連結されていることを特徴とする請求項9、10記載の電子線露光装置。
  12. 前記ステージは試料を搭載する試料搭載ステージであり、運搬ステージによって水平方向に運搬されることを特徴とする請求項1〜11記載の電子線露光装置。
  13. 請求項1〜12記載の露光装置によってデバイスを製造する工程を有するデバイス製造方法。
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