JP7488137B2 - 吸収性シート及び吸収性物品 - Google Patents
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Description
一方向に伸長可能なようにクレープが設けられており、
クレープ率が10%以上である、吸収性シートを提供するものである。
前記吸収性シートの伸長方向と、前記吸収性物品の長手方向とが一致している、吸収性物品を提供するものである。
クレープ10は、伸長方向Xと交差する方向に延びており、該方向に連続的に若しくは不連続に又はこれらの組み合わせで形成されている。クレープ10の平面視形状は、直線及び曲線の組み合わせによって形成されており、1つのクレープ10から分岐した形状となっていてもよい。「非弾性」とは、伸ばすことができ且つ元の長さに対して100%伸ばした状態(元の長さの200%の長さになる)から力を解放したときに、元の長さの175%以下の長さには戻らない性質をいう。
吸収性シート1を伸長方向Xに直交する方向Yに沿って見ると、凸部1Pと凹部1Rとは同方向Yに交互に配されている。凸部1P及び凹部1Rはそれぞれ、断面形状や厚み方向Zに沿う振幅が不均一に形成されていることも好ましい。
このようなクレープ率とすることによって、非弾性のシートに伸長性を発現させて、着用者の動作に対して追従しやすく、また液吸収性を有しながらも柔軟性が高い吸収性シートとすることができる。このようなクレープ率を有する吸収性シートは、例えばクレープが形成されていないシートに対して、クレープ処理を上述のクレープ率となるように施すことによって得ることができる。
クレープ率(%)=((水に浸漬した後の寸法(mm))/(水に浸漬する前の寸法(mm))-1)×100
詳細には、吸収性シートは、繊維及び吸水性ポリマーの粒子が混合されて、吸水性ポリマーが該繊維に接着固定されている形態が挙げられる。図2ないし図4に示す吸収性シート1は、複数の繊維2と、複数の吸水性ポリマー3の粒子とを含み、これらが混合されて一体となっている。このような吸収性シートは、湿式抄紙された抄紙体であることが好ましい。
繊維2及び吸水性ポリマー3の詳細並びに本形態の吸収性シートの好適な製造方法は後述する。
また、本技術分野において液保持性の吸収体として通常用いられる繊維と吸水性ポリマーとの混合積繊体は、吸水性ポリマーが該繊維に接着固定されていないものであるので、本発明の吸収性シートから除外される。
本形態の吸収性シート1は、その一方の面と他方の面とを比較したときに、一方の面に露出している吸水性ポリマー3の個数と、他方の面に露出している吸水性ポリマー3の個数とが互いに異なるように存在している。本形態に関する説明では、説明の便宜上、図2及び図3において、吸収性シート1の一方の面を第1面1Aとし、吸水性ポリマー3が露出している個数が第1面1Aよりも少ない面を第2面1Bとする。
また、「面に露出している」とは、吸収性シート1の製造時において吸水性ポリマー3が不可避的に露出したことを指し、シートの製造後に外部から意図的に吸水性ポリマーをシートに付着させることを除く趣旨である。
また図3(a)に示すように、第1面1Aでは、吸水性ポリマー3は、その存在割合が高い状態を維持しながら面方向にわたり存在している。一方、図3(b)に示すように、第2面1Bでは、吸水性ポリマー3は、その存在割合が第1面1Aよりも低い状態を維持しながら面方向にわたり存在している。
また、吸収性シート1は、その厚さ方向Zに関し、第1面1Aと平行な仮想面を考えたときに、その仮想面において、吸水性ポリマー3の存在割合が、第1面1Aから第2面1Bに向かう厚さ方向Zに沿って、階段状に、連続的に、又はその組み合わせで減少している。
本形態における吸水性ポリマー3は、その存在位置において分散状態を維持しながら面方向にわたり存在している。本形態における吸収性シート1は、その厚さ方向Zに関して第1面1Aと平行な仮想面を考えたときに、その仮想面において、吸水性ポリマー3の存在割合が、第1面1Aから第2面1Bに向かう厚さ方向Zに沿って、第1面1Aから厚み方向Zの中央域まで階段状に、連続的に、又はその組み合わせで増加し、厚み方向Zの中央域から第2面1Bまで階段状に、連続的に、又はその組み合わせで減少している。
吸収性シート1を構成する繊維が少ない場合でも、繊維間に吸水性ポリマー3を保持させてポリマーの脱落を防止するとともに、シートの強度を向上させる観点から、吸収性シート1は、一つの吸水性ポリマー3の粒子に、一本以上のパルプ繊維が埋め込まれている部位を有することが好ましい。
「埋め込まれている」とは、繊維の一部分を見たときに、該部分の繊維周方向全域の一部または全部が吸水性ポリマー3の粒子によって覆われていることをいう。このような構成とすることによって、シートの強度を維持しつつ、柔軟性と液保持性とを高いレベルで両立させることができる。
詳細には、図5に示すように、吸収性シート1は、繊維2の集合体である第1の繊維シート11と、繊維2の集合体である第2の繊維シート12と、両繊維シート11,12の間に配された吸水性ポリマー3の粒子とを備えている。同図に示す吸水性ポリマー3の粒子は、シート面方向に複数配されている。本形態における吸水性ポリマー3は、例えば各繊維シート11,12を構成する繊維2との絡み合いや、該ポリマー3が吸水することによって発現する粘着性によって、繊維シートに保持されるようになっている。
これらの態様の他、各繊維シート11,12における吸水性ポリマー3に対向する面にそれぞれ配された接着剤(図示せず)によって、繊維シートに保持されていてもよい。なお図5において、説明の便宜上、各繊維シート11,12は異なる部材として示されているが、この形態に限られず、各繊維シート11,12は同一のものを用いてもよい。また各繊維シート11,12を構成する繊維2は互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。また各繊維シート11,12を構成する繊維2は、単一種で構成されていてもよく、複数種が混綿されていてもよい。
また、吸収性物品を構成する他の部材として非伸縮性の部材を組み合わせて用いる場合であっても、クレープが形成されていることによって、吸収性シートの全域に可撓点が複数形成されていることになるので、クレープが形成されていないシートと比較して、シートの柔軟性を高めることができる。
これに加えて、吸収性シートは、実使用に耐えうる強度を有しながらも薄型であり、且つ液の高い吸収性を兼ね備えたものとなる。
「不連続に形成されている」とは、吸収性シートを平面視したときに、吸収性シートの伸長方向Xに直交する方向Yの一方の端部から他方の端部まで、クレープ10の形状に沿う連続線が引けないことをいう。換言すると、クレープ10は、吸収性シートの伸長方向Xに直交する方向Yの一方の端部から他方の端部までの間の任意の箇所で分断されていることが好ましい。クレープを不連続に形成するためには、例えば後述する製造方法にて形成することができる。
詳細には、吸収性シート1の実質厚みT1に対する吸収性シート1の見かけ厚みT2の比(T2/T1)が、好ましくは1.3以上、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは2.0であり、好ましくは5.0以下、より好ましくは4.0以下、更に好ましくは3.0以下である。
T2/T1比がこのような範囲にあることによって、クレープの形成を考慮した吸収性シート1の厚さを適切に制御して、着用者の動作に対する追従性と、シートの柔軟性とを両立して高めることができ、吸収性シートそのもの又は該シートを含む吸収性物品を着用したときの違和感が一層低減されたものとなる。
実質厚みT1をこのような範囲とすることによって、吸収性シートの製造において、クレープの形成を効率的に行うことができるとともに、形成されたクレープの形状を十分に維持することができる。その結果、吸収性シートに伸長性を十分に付与させて、着用時の違和感を低減することができる。
見かけ厚みT2をこのような範囲とすることによって、着用者の動作に対する追従性と、シートの柔軟性とを高いレベルで両立して高めることができる。
また、吸収性シート1の見かけ厚みT2は、測定対象となる吸収性シート1を自然状態(非伸長状態)で、0.5gf/m2(4.9mN/m2)の荷重下にて、上述したレーザー変位計を用いて3箇所以上の厚みを測定し、その厚みの算術平均値を見かけ厚みT2とする。
詳細には、吸収性シート1の伸長の程度を伸長倍率で表したときに、その伸長倍率が、好ましくは1.3倍以上、より好ましくは1.5倍以上、更に好ましくは2倍以上であり、4倍以下が現実的である。吸収性シート1がこのような伸長倍率となっていることによって、吸収性シートの製造時におけるクレープの形成を効率的に行うことができるとともに、クレープの形成に起因した吸収性シートの高い柔軟性を効果的に発現させることができる。このような伸長倍率を有するシートは、例えば、繊維及び吸水性ポリマーの粒子が混合されて、吸水性ポリマーが該繊維に接着固定されている形態のシートに対してクレープ処理を施すことによって、容易に得ることができる。
伸長倍率[倍]=(シート伸度[mm])/(自然状態の試験片のX方向の寸法[mm])
上述の算出方法に基づいて具体例を説明すると、例えばX方向における自然状態の寸法が10mmである試験片をチャックに装着して、上述の手順で引張試験を行った結果、試験片が20mmに伸長したとき、シート伸度は20mmとなるので、伸長倍率は2倍と算出される。
最大伸長時の吸収性シートがこのような密度となっていることによって、吸収性シートの製造時においてクレープの付与及び所定のクレープ率となるようにクレープを付与しやすくして、生産効率を高めることができるとともに、シート自体の柔軟性を高めて、使用感を向上させることができる。
最大伸長時における吸収性シートの密度(g/cm3)は、吸収性シートを最大伸長したときの所定面積当たりの質量を吸収性シートの坪量(g/cm2)として算出し、該坪量を上述した実質厚みT1(cm)で除することによって算出することができる。上述の密度を満たす吸収性シートは、例えば、湿式抄紙によって得られた抄紙体に対して、送風等の非接触式の乾燥に供することによって得ることができる。
また、各面1A,1Bでの露出個数比(Bp/Ap)は、ゼロ(すなわち第2面1Bには吸水性ポリマー3が実質的に露出していない)であることが最も好ましい。このような構成となっていることによって、吸収性シート1を吸収性物品の構成部材として用いたときに、シート平面方向への液拡散性と、吸液性とを両立して高めることができる。この効果は、吸水性ポリマー3の露出個数が、第1面1Aと比較して少ない第2面1Bを、吸収性シート1と液とが最初に接する面である受液面として用いることによって、より顕著に奏される。
測定対象の吸収性シートが市販の吸収性物品等の製品に組み込まれている場合、該吸収性物品に対して、コールドスプレーを噴霧して、吸収性物品の構成部材を接着している接着剤を固化させて、表面シート、吸収性シート、裏面シートなどの各部材ごとに分解する。この製品分解方法は、本明細書における他の測定方法にも共通して適用可能である。得られた吸収性シート1から5cm四方のサンプルを切り出し、該サンプルの各面に、青色2号(インジゴカーミン、ダイワ化成株式会社製)の1質量%水溶液0.2gをそれぞれ散布し、その後、該サンプルを105℃、3時間乾燥機にて乾燥する。乾燥後のサンプルの測定面を、光学顕微鏡(株式会社キーエンス製、デジタルマイクロスコープ(型番:VHX-1000))を用いて、倍率30倍にて3視野分(1.47cm2×3枚=4.41cm2)を観察する。3視野において観察される青色に呈色し、吸水性ポリマーが露出した箇所の合計個数を計測し、これを吸収性シート1の一方の面における吸水性ポリマー3が露出している個数とする。また上述の方法と同様に、吸収性シート1の他方の面における吸水性ポリマー3が露出している個数を測定する。露出個数比は、吸水性ポリマー3が露出している個数が多い面の個数を個数Apとし、吸水性ポリマー3が露出している個数が少ない面の個数を個数Bpとし、個数Bpを個数Apで除して算出する。
吸収性シートが吸収性物品の吸収体として配されていることによって、吸収性シート1はその厚みが薄いので、高い吸液性を有しつつ、薄型の吸収性物品を製造することができる。また吸収性シートは、吸収性物品への適用に耐えうる強度を有しつつ、柔軟性が高いので、使用感が向上した吸収性物品を製造することができる。吸収性物品としては、例えば尿漏れパッド、生理用ナプキン、使い捨ておむつ等が挙げられる。このような吸収性物品はその構成部材として伸縮性の部材と非伸縮性の部材とが組み合わされて用いられるところ、上述した構成を有する吸収性シートを用いることによって、伸縮性の構成部材による伸縮に伴って吸収性シートも追従するので、着用者の動作に対して追従性が高く、着用時の違和感が低減される。また非伸縮性の構成部材によって着用者の動きに追従しにくい部位が存在した場合であっても、吸収性シートに形成されたクレープによって、柔軟性が向上した吸収性物品となる。
吸収性物品として用いられる表面シート及び裏面シートは、吸収性物品に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。表面シートとしては、例えば液透過性の各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シートとしては、表面シートと同じものを用いるか、又は、液難透過性若しくは撥水性の樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
また吸収性シートの伸長性及び柔軟性を効果的に発現させる観点から、吸収性シートは、クレープが維持された状態で、吸収性物品の他の構成部材と間欠的に接合されていることも好ましい。本実施形態における吸収性シートの接合対象部材は、典型的には裏面シートである。
同様の観点から、抄造容器の容積は、底面積に応じて適宜変更可能であるが、好ましくは5000cm3以上であり、好ましくは30000cm3以下である。
本工程に用いる抄造網の平面積は、目的とする吸収性シート1に応じて適宜変更可能であり、例えば、上述した抄造容器の底面積の範囲とすることができる。抄造網は、本技術分野において通常用いられるものを用いることができる。
また上述した抄造容器を用いる場合、抄造容器内に投入するスラリーの体積は、抄造容器の容積に応じて適宜変更可能であるが、好ましくは3L以上であり、好ましくは10L以下である。
<1>
繊維及び吸水性ポリマーが混合され、該吸水性ポリマーが該繊維に接着固定されているか、又は繊維シートの一方の面に吸水性ポリマーが保持されており、
一方向に伸長可能なようにクレープが設けられており、
クレープ率が10%以上である、吸収性シート。
前記クレープ率は、より好ましくは50%以上、更に好ましくは100%以上であり、好ましくは300%以下である、前記<1>に記載の吸収性シート。
<3>
前記吸収性シートの実質厚みに対する前記吸収性シートの見かけ厚みの比が1.3以上5.0以下であり、
前記吸収性シートの実質厚みが0.3mm以上5.0mm以下であり、
一方向に伸長性を有し、且つ伸長倍率が1.3倍以上である、前記<1>又は<2>に記載の吸収性シート。
<4>
前記クレープは伸長方向と交差する方向に延び、且つ不連続に形成されている、前記<1>~<3>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<5>
前記吸収性シートの実質厚みに対する前記吸収性シートの見かけ厚みの比が1.5以上4.0以下である、前記<1>~<4>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<6>
前記吸収性シートの実質厚みに対する前記吸収性シートの見かけ厚みの比が、好ましくは1.3以上、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは2.0以上であり、好ましくは5.0以下、より好ましくは4.0以下、更に好ましくは3.0以下である、前記<1>~<5>のいずれか一に記載の吸収性シート。
前記吸収性シートの実質厚みが0.7mm以上3.0mm以下である、前記<1>~<6>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<8>
前記吸収性シートの実質厚みが、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.7mm以上、更に好ましくは1.0mm以上であり、好ましくは5.0mm以下、より好ましくは3.0mm以下、更に好ましくは2.0mm以下である、前記<1>~<7>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<9>
一方向に伸長性を有し、且つその伸長倍率が1.5倍以上である、前記<1>~<8>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<10>
一方向に伸長性を有し、且つその伸長倍率が、好ましくは1.3倍以上、より好ましくは1.5倍以上、更に好ましくは2倍以上であり、好ましくは4倍以下である、前記<1>~<9>のいずれか一に記載の吸収性シート。
一方向に伸長性を有し、最大伸長時における前記吸収性シートの密度が0.11g/cm3未満である、前記<1>~<10>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<12>
一方向に伸長性を有し、最大伸長時における前記吸収性シートの密度が、より好ましくは0.08g/cm3以下であり、好ましくは0.05g/cm3以上である、前記<1>~<11>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<13>
前記繊維がパルプ繊維である、前記<1>~<12>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<14>
前記パルプ繊維として未架橋パルプを含むことが好ましい、前記<13>に記載の吸収性シート。
<15>
前記吸収性シートは、一つの前記吸水性ポリマー粒子に、一本以上の前記パルプ繊維が埋め込まれている部位を有する、前記<13>又は<14>に記載の吸収性シート。
前記吸収性シートは、凸部と凹部とが前記クレープによって複数形成されており、
前記凸部及び前記凹部はそれぞれ、断面形状及びシート厚み方向に沿う振幅が不均一に形成されている、前記<1>~<15>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<17>
前記吸収性シートは単一層のシートであり、
前記吸水性ポリマーが前記吸収性シートの厚み方向に偏在して接着固定されている、前記<1>~<16>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<18>
前記吸収性シートは、前記吸水性ポリマーが該吸収性シートの表面に露出しておらず、該吸収性シートの厚み方向内部に分散されて接着固定されている、前記<1>~<16>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<19>
前記吸収性シート1の見かけ厚みは、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上、更に好ましくは2.0mm以上であり、好ましくは6.0mm以下、より好ましくは5.0mm以下、更に好ましくは4.0mm以下である、前記<1>~<18>のいずれか一に記載の吸収性シート。
前記吸収性シートの坪量は、60g/m2以上であることが好ましく、100g/m2以上であることが更に好ましく、また400g/m2以下であることが好ましく、300g/m2以下であることが更に好ましい、前記<1>~<19>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<21>
前記吸収性シート全体に占める前記繊維の坪量は、10g/m2以上であることが好ましく、50g/m2以上であることが更に好ましく、また200g/m2以下であることが好ましく、150g/m2以下であることが更に好ましい、前記<1>~<20>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<22>
前記<1>~<21>のいずれか一に記載の吸収性シートを備える吸収性物品であって、
前記吸収性シートの伸長方向と、前記吸収性物品の長手方向とが一致している、吸収性物品。
長さ25cm×幅25cmの抄紙網を底部に配し、長さ27cm×幅27cm×高さ30cmの寸法を有する四角筒状の抄紙容器に、繊維として未架橋パルプ繊維である針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP、Cariboo Pulp and Paper社製、商品名「カリブ」)と、吸水性ポリマー(粒径450μm、日本触媒株式会社製、アクアリックCAW-4)とのみを用い、これらが水に分散したスラリーを投入して湿式抄紙を行い、湿潤紙匹を得た。そして、該湿潤紙匹に対して105℃の熱風を送風して乾燥し、乾燥紙匹を得た。その後、乾燥紙匹にクレープ率が異なるようにクレープを形成して、単一層の吸収性シートを得た。各実施例の吸収性シートは、クレープが伸長方向Xと交差する方向に延び、且つ不連続に形成されていた。これらの実施例はいずれも、吸収性シート1における繊維及び吸水性ポリマーの配置態様が図2及び図3に示す態様となっていた。各実施例おける繊維及び吸水性ポリマーの各坪量は、以下の表1に示すとおりであった。
特開平8-246395号公報に記載の方法に従って、繊維と吸水性ポリマーとを含む積層体を作成し、この積層体をヤンキードライヤを用いて圧縮しながら乾燥して一体化させた。その後、乾燥後の積層体にクレープを形成して、複層構造の一枚のシートからなる吸収性シートを得た。本実施例の吸収性シートは、クレープが伸長方向Xと交差する方向に延び、且つ不連続に形成されていた。本実施例の吸収性シート1における繊維及び吸水性ポリマーの配置態様は図4に示す態様となっていた。吸収性シート1における繊維及び吸水性ポリマーの各坪量は、以下の表1のとおりであった。
第1及び第2の繊維シートとして、レーヨン繊維80質量%と、芯がポリプロピレン/鞘がポリエチレンの芯鞘繊維20質量%との混綿によって構成されたスパンレース不織布(シート一枚当たりの坪量:26.5g/cm2)を用い、繊維の総坪量を53g/cm2とした。まず、第1の繊維シート一方の面に連続的にホットメルト接着剤を塗布したあと、接着剤の塗布面に吸水性ポリマーを表1に示す坪量となるように散布した。そして、一方の面に間欠的にホットメルト接着剤を塗布した第2の繊維シートを、各繊維シートにおけるホットメルト接着剤の塗布面どうしが対向するように、各繊維シートを重ね合わせて、両繊維シートの間に吸水性ポリマーが保持されたシート状物を得た。その後、このシート状物に対して、乾燥後の積層体にクレープを形成して、複数枚のシートからなる吸収性シートを得た。本実施例の吸収性シートは、クレープが伸長方向Xと交差する方向に延び、且つ不連続に形成されていた。本実施例の吸収性シート1における繊維及び吸水性ポリマーの配置態様は図5に示す態様となっていた。本実施例のクレープ率は、以下の表1のとおりであった。
乾燥紙匹に対してクレープを形成しなかったほかは、実施例1ないし3と同様に、単一層の吸収性シートを得た。これらの比較例の吸収性シートは、繊維及び吸水性ポリマーの配置態様が図2及び図3に示す態様となっているが、クレープは形成されていない。
乾燥後の積層体にクレープを形成しなかったほかは、実施例4と同様に、単一層の吸収性シートを得た。本比較例の吸収性シートは、繊維及び吸水性ポリマーの配置態様が図4に示す態様となっているが、クレープは形成されていない。
シート状物にクレープを形成しなかったほかは、実施例5と同様に、複層構造の吸収性シートを得た。本比較例の吸収性シートは、繊維及び吸水性ポリマーの配置態様が図5に示す態様となっているが、クレープは形成されていない。
実施例及び比較例の吸収性シートにおけるクレープ率、実質厚みT1、見かけ厚みT2及び最大伸長時の吸収性シートの密度は、上述した方法で測定した。また、実質厚みT1に対する見かけ厚みT2の比(T2/T1)を算出した。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の吸収性シートにおける伸長倍率は、上述した方法で測定した。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の吸収性シートの柔軟性を、株式会社大栄科学精器製作所のハンドルオメーター(型式HOM-3)を用いて、以下の方法で評価した。まず、スリット幅を20mmに設定した試料台の上に、縦100mm×横50mmの寸法を有する実施例又は比較例の吸収性シートをその長手方向がブレードと直角になるように、且つ吸収性シートの中央域が試料台のスリット位置と重なるように設置した。吸収性シートにクレープが形成されている場合、縦方向(長手方向)と伸長方向Xとは一致させるように配した。次に、試料台表面から10mmまで下がるように設定したブレードを下降させて吸収性シートを押下し、このときのピーク値(cN)を曲げ剛性の値とした。曲げ剛性の数値が小さいほど、吸収性シートの柔軟性が高いものであることを意味する。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の吸収性シートにおける各面の吸水性ポリマーの露出個数比を、上述の方法に従い測定及び算出した。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の吸収性シートの引張強度を、上述の方法に従い測定した。数値が高いほど、シート強度が高いことを示す。結果を表1に示す。
1A 第1面
1B 第2面
2 繊維
3 吸水性ポリマー
10 クレープ
Claims (8)
- 繊維と吸水性ポリマーとを含んで構成されており、
一方向に伸長可能なようにクレープが設けられており、
クレープ率が10%以上である、吸収性シートであって、
前記吸収性ポリマーは、前記吸収性シートを構成する前記繊維に保持された状態で、該吸収性シートの内部に埋没保持されているとともに、該吸収性シートの表面に露出しており、
前記クレープは伸長方向と交差する方向に延び、且つ不連続に形成されており、
前記クレープは厚み方向に沿う振幅が不均一に形成されている、吸収性シート。 - 前記吸収性シートの実質厚みに対する前記吸収性シートの見かけ厚みの比が1.3以上5.0以下であり、
前記吸収性シートの実質厚みが0.3mm以上5.0mm以下であり、
一方向に伸長性を有し、且つ伸長倍率が1.3倍以上である、請求項1に記載の吸収性シート。 - 前記吸収性シートの実質厚みに対する前記吸収性シートの見かけ厚みの比が1.5以上4.0以下である、請求項1又は2に記載の吸収性シート。
- 前記吸収性シートの実質厚みが0.7mm以上3.0mm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の吸収性シート。
- 一方向に伸長性を有し、且つその伸長倍率が1.5倍以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性シート。
- 一方向に伸長性を有し、最大伸長時における前記吸収性シートの密度が0.11g/cm3未満である、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性シート。
- 前記繊維がパルプ繊維である、請求項1~6のいずれか一項に記載の吸収性シート。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載の吸収性シートを備える吸収性物品であって、
前記吸収性シートの伸長方向と、前記吸収性物品の長手方向とが一致している、吸収性物品。
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