JP7485919B2 - チタン合金棒材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
化学成分が、Al:5.50~6.75質量%、V:3.5~4.5質量%、Fe:0.05~0.40質量%、O:0.05~0.25質量%を含有し、残部がTiおよび不純物からなり、
隣接するα粒のc軸間の方位差が20゜以下であるα粒の集合体をマイクロテクスチャとした場合、前記マイクロテクスチャの最大円相当径が100μm超1000μm以下である、チタン合金棒材。
[2] α+β型チタン合金からなるチタン合金棒材であり、
化学成分が、Al:5.50~6.50質量%、Sn:1.75~2.25質量%、Z r:3.5~4.5質量%、Mo:1.8~2.2質量%、Fe:0.02~0.25質量%、O:0.02~0.15質量%を含有し、残部がTiおよび不純物からなり、
隣接するα粒のc軸間の方位差が20゜以下であるα粒の集合体をマイクロテクスチャとした場合、
マイクロテクスチャの最大円相当径が100μm超1000μm以下である、チタン合金棒材。
[3] 前記マイクロテクスチャの最大アスペクト比が3.0未満である、[1]または[2]に記載のチタン合金棒材。
[4] 前記マイクロテクスチャの、チタン合金棒材の長手方向に平行な断面における面積率が20%以下である、[1]乃至[3]の何れか一項に記載のチタン合金棒材。
[5] チタン合金棒材の長手方向に平行な断面において、前記α粒の面積率が30%以上であり、かつ前記α粒の平均円相当直径が20μm以上100μm以下である、[1]乃至[4]の何れか一項に記載のチタン合金棒材。
[6]更に、直径が100mm以上である[1]乃至[5]の何れか一項に記載のチタン合金棒材。
[7] チタン合金鋳塊をβ単相域の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向に圧下する鍛造を行った後に冷却する第1の工程と、
α+β二相域の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向に圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する第2の工程と、
α+β二相域の温度であって前記第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向から1×10-1s-1以下のひずみ速度にて1回で鍛造する第3の工程と、
α+β二相域の温度であって前記第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向から圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する第4の工程と、
をこの順で行い、
前記第1の工程及び前記第2の工程における鍛造による総断面減少率を50%以上とし、前記第3の工程における鍛造による圧下率を30%以上とし、前記第4の工程における鍛造による断面減少率を50%以上とし、
前記第2の工程における断面減少率をX2、前記第3の工程における圧下率をX3とした場合に、前記第3の工程における圧下率X3が(1)式を満足する、[1]乃至[6]のいずれか一項に記載のチタン合金棒材の製造方法。
(1)式:0.6X2≦X3≦0.8X2
[8] 前記第1の工程と前記第2の工程の間に、前記チタン合金鋳塊をβ単相域の温度に加熱した後に急冷する熱処理工程を有する、[7]に記載のチタン合金棒材の製造方法。
本実施形態のチタン合金棒材は、例えば、25℃においてα相を主相としβ相を第2相とする金属組織を有するものがよい。すなわち、AMS4928で規定される成分で形成されていてもよい。つまり、Al:5.50~6.75質量%、V:3.5~4.5質量%、Fe:0.05~0.40質量%、O:0.05~0.25質量%を含有し、残部がTiおよび不純物であってもよい。不純物としては、例えば、N:0.08質量%以下、C:0.08質量%以下、H:0.015質量%以下を含有してもよい。
そして、本実施形態のチタン合金棒材では、マイクロテクスチャを微細化し、最大円相当径を所定の範囲とすることが、Dwell疲労の改善およびDwell疲労の異方性の改善に有効であることを見出した。更に加えて、本実施形態のチタン合金棒材では、マイクロテクスチャの最大アスペクト比を小さくすることが、Dwell疲労の改善およびDwell疲労の異方性の改善に有効であることも見出した。
本実施形態のチタン合金棒材は、所定の化学成分を有する上記チタン合金鋳塊を、β単相域の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向に圧下する鍛造を行った後に冷却する第1の工程と、α+β二相域の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向に圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する第2の工程と、α+β二相域の温度であって第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向から1×10-1s-1以下のひずみ速度にて1回で鍛造する第3の工程と、α+β二相域の温度であって第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向から圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する第4の工程と、をこの順で行う。その際、第1の工程及び第2の工程における鍛造による総断面減少率を50%以上とし、第3の工程における鍛造による圧下率を30%以上とし、前記第4の工程における鍛造による断面減少率を50%以上とする。更に、第2の工程における断面減少率をX2、第3の工程における圧下率をX3とした場合に、第3の工程における圧下率X3が(1)式を満足させる。
(1)式:0.6X2≦X3≦0.8X2
また、第1の工程と第2の工程の間に、チタン合金鋳塊をβ単相域の温度に加熱した後に急冷する熱処理工程を行ってもよい。
以下、各工程について詳細に説明する。
第1の工程では、鍛造素材としてα+β型の化学成分を有するチタン合金鋳塊を用いる。チタン合金鋳塊をβ単相域の温度に加熱し、鍛造した後に冷却することで、鋳造組織を細粒化し、さらに結晶粒の粗大化を抑制する。β単相域の加熱は、加熱炉内の温度をβ変態点温度(Tβ)℃に対して、(Tβ)℃以上とすることが好ましく、(Tβ+50)℃以上、(Tβ+200)℃以下とすることがより好ましい。加熱炉内の温度が(Tβ+50)℃以上であると、加熱炉内に温度が不均一な部分があったり、チタン合金鋳塊が大きいものであったりしても、鋳塊全体が(Tβ)℃以上に加熱されるため好ましい。また、加熱炉内の温度が(Tβ+200)℃以下であると、チタン合金鋳塊の表層の酸化が抑制されるとともに、チタン合金鋳塊中の金属組織の粗大化が抑制されるため、高品質のチタン合金棒材が得られる。鋳造組織を細粒化し、さらに結晶粒の粗大化を抑制するため、第1の工程における総断面減少率を25%以上(鍛錬比1.5)とすることが好ましい。
次に、第2の工程では、第1の工程を終えたチタン合金鋳塊をα+β二相域の温度に加熱し、鍛造した後に300℃以下まで冷却する。加熱は、加熱炉内の温度をβ変態点温度(Tβ)℃に対して、(Tβ-70)℃以上、(Tβ)℃未満とすることが好ましい。加熱温度が(Tβ-70)℃以上であると、熱間加工を施す際の鍛造素材の変形抵抗が大きくなりすぎることを防止でき、容易に効率よく熱間加工を行うことができる。また、加熱炉内の温度が(Tβ)℃未満であると、鍛造素材の金属組織中にα結晶粒が十分に析出するため、粒成長が抑制されるとともに、α+β二相温度域で熱間加工を施すことによる効果が十分に得られる。
次に、第3の工程では、α+β二相域の温度であって第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、鍛造を行う。第3の工程において、チタン合金鋳塊を加熱する加熱炉内の温度は、(Tβ-100)℃以上、第2の工程の加熱温度以下とすることが好ましい。加工発熱による温度上昇を加味すると、加熱温度の上限はβ変態点温度より20℃低い温度未満(Tβ-20)℃未満であることが好ましい。
(1)式:0.6X2≦X3≦0.8X2
なお、第3の工程では、ひずみを効率よく与えるために据え込み鍛造機を用いるのが好ましい。据え込み鍛造機は、素材径よりも大きなアンビル(金型)を用いるとよい。
次に、第4の工程では、α+β二相域の温度であって第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向から圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する。第4の工程において、チタン合金鋳塊を加熱する加熱炉内の温度は、(Tβ-100)℃以上、第2の工程の加熱温度以下とすることが好ましい。加工発熱による温度上昇を加味すると、加熱温度の上限はβ変態点温度より20℃低い温度未満(Tβ-20)℃未満であることが好ましい。また、第4の工程の断面減少率を50%以上(鍛錬比2以上)とすることで、α粒ないしはマイクロテクスチャを微細化し、かつ、マイクロテクスチャの最大アスペクト比を3以下とすることができる。
また、本実施形態のチタン合金棒材の製造方法によれば、第1の工程、第2の工程、第3の工程及び第4の工程を順次行うことで、Dwell疲労特性に優れ、かつ、Dwell疲労特性の異方性が小さなチタン合金棒材を工業的に安定製造できる。
本実施形態のチタン合金棒材は、例えば、航空機エンジンのブレードやディスクの素材として好適に用いることができる。すなわち、本実施形態のチタン合金棒材に対して更に加工を施してブレードあるいはディスクとすることで、Dwell疲労特性に優れたブレードあるいはディスクとすることができる。
以下に示す方法によりチタン合金棒材を製造し、評価した。
溶解して得られた、表1に示す組成および形状を有するチタン合金鋳塊を、β変態温度以上に加熱した加熱炉内でβ単相温度域に加熱した後、加熱炉から取り出し、表2Aに示す断面減少率になるまで鍛造した。表1に示すチタン合金鋳塊のβ変態点温度は995℃~1000℃の範囲であった。なお、表1のチタン合金鋳塊の形状の欄において、「ψ750」は、断面形状が直径750mmの円形状であることを意味する。
また、No.7では、第1の工程後に熱処理工程を実施した。熱処理工程では、鍛造素材をβ単相域の温度に加熱後に急冷した。急冷は、鍛造素材の表面温度が300℃以下になるまで続けた。平均冷却速度は、1℃/s以上とした。また、急冷は、鍛造後5分以内に実施した。
第1の工程を終えたチタン合金鋳塊(鍛造素材)を、表2Aに示す加熱温度の加熱炉内で加熱した後、表2Aに示す断面減少率になるまで鍛造した。
第2の工程を終えたチタン合金鋳塊(鍛造素材)を、表2Bに示す加熱温度の加熱炉内で加熱した後、加熱炉から取り出して鍛造した。
第3の工程を終えたチタン合金鋳塊(鍛造素材)を、表2Bに示す加熱温度の加熱炉内で加熱した後、表2Bに示す断面減少率になるまで鍛造した。
得られたチタン合金棒材の結晶組織の測定を、SEMに付属するEBSD装置を用いて測定した。
まず、チタン合金棒材の長手方向中心部より、長手方向に平行な断面を観察面とする試験片を採取した。観察面における測定箇所は、断面が半径rの円形の試料について、表面からr/2の深さの位置とした。次に、試験片の観察面の測定箇所における、縦3mm横3mmの矩形の領域を視野とし、測定間隔は2.0μm、加速電圧15kVで、EBSDを用いて測定した。
また、得られたチタン合金棒材のDwell疲労特性を測定した。
試験片として、チタン合金棒材の長手方向が長手方向(L方向)ならびに長手方向に垂直な方向(T方向)となるように引張試験片と疲労試験片を採取した。
引張試験の測定条件は以下の通りとした。
ひずみ速度:8.3×10-5s-1。
疲労試験方法:軸力、片振り、応力比0.05。最大応力=同材料(同方向)の0.2%耐力の95%。
Dwell疲労:台形波、負荷1s、保持120s、除荷1s。
Claims (8)
- α+β型チタン合金からなるチタン合金棒材であり、
化学成分が、Al:5.50~6.75質量%、V:3.5~4.5質量%、Fe:0.05~0.40質量%、O:0.05~0.25質量%を含有し、残部がTiおよび不純物からなり、
隣接するα粒のc軸間の方位差が20゜以下であるα粒の集合体をマイクロテクスチャとした場合、
マイクロテクスチャの最大円相当径が100μm超1000μm以下である、チタン合金棒材。 - α+β型チタン合金からなるチタン合金棒材であり、
化学成分が、Al:5.50~6.50質量%、Sn:1.75~2.25質量%、Z r:3.5~4.5質量%、Mo:1.8~2.2質量%、Fe:0.02~0.25質量%、O:0.02~0.15質量%を含有し、残部がTiおよび不純物からなり、
隣接するα粒のc軸間の方位差が20゜以下であるα粒の集合体をマイクロテクスチャとした場合、
マイクロテクスチャの最大円相当径が100μm超1000μm以下である、チタン合金棒材。 - 前記マイクロテクスチャの最大アスペクト比が3.0未満である、請求項1または請求項2に記載のチタン合金棒材。
- 前記マイクロテクスチャの、チタン合金棒材の長手方向に平行な断面における面積率が20%以下である、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のチタン合金棒材。
- チタン合金棒材の長手方向に平行な断面において、前記α粒の面積率が30%以上であり、かつ前記α粒の平均円相当直径が20μm以上100μm以下である、請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のチタン合金棒材。
- 更に、直径が100mm以上である請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のチタン合金棒材。
- チタン合金鋳塊をβ単相域の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向に圧下する鍛 造を行った後に冷却する第1の工程と、
α+β二相域の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向に圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する第2の工程と、
α+β二相域の温度であって前記第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向から1×10-1s-1以下のひずみ速度にて1回で鍛造する第3の工程と、
α+β二相域の温度であって前記第2の工程の加熱温度以下の温度に加熱し、長手方向に対して垂直方向から圧下する鍛造を1回以上行った後に300℃以下まで冷却する第4の工程と、
をこの順で行い、
前記第1の工程及び前記第2の工程における鍛造による総断面減少率を50%以上とし、前記第3の工程における鍛造による圧下率を30%以上とし、前記第4の工程における鍛造による断面減少率を50%以上とし、
前記第2の工程における断面減少率をX2、前記第3の工程における圧下率をX3とした場合に、前記第3の工程における圧下率X3が(1)式を満足する、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のチタン合金棒材の製造方法。
(1)式:0.6X2≦X3≦0.8X2 - 前記第1の工程と前記第2の工程の間に、前記チタン合金鋳塊をβ単相域の温度に加熱した後に急冷する熱処理工程を有する、請求項7に記載のチタン合金棒材の製造方法。
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