JP7485554B2 - 電力供給システムの制御装置、及び制御方法 - Google Patents

電力供給システムの制御装置、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7485554B2
JP7485554B2 JP2020107565A JP2020107565A JP7485554B2 JP 7485554 B2 JP7485554 B2 JP 7485554B2 JP 2020107565 A JP2020107565 A JP 2020107565A JP 2020107565 A JP2020107565 A JP 2020107565A JP 7485554 B2 JP7485554 B2 JP 7485554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
contract
power supply
consumer
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020107565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022003848A (ja
Inventor
雄介 正村
敏明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2020107565A priority Critical patent/JP7485554B2/ja
Publication of JP2022003848A publication Critical patent/JP2022003848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7485554B2 publication Critical patent/JP7485554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/76Power conversion electric or electronic aspects
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/12Monitoring or controlling equipment for energy generation units, e.g. distributed energy generation [DER] or load-side generation
    • Y04S10/123Monitoring or controlling equipment for energy generation units, e.g. distributed energy generation [DER] or load-side generation the energy generation units being or involving renewable energy sources

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、電力供給システムの制御装置、及び制御方法に関する。
特許文献1には、分散型電源の大量導入といった需要家側での発電手段の増加に伴う余剰電力対策が必要となる状況下において、余剰電力を流通させるための手段やインセンティブを管理することを目的として構成された電力管理システムについて記載されている。電力管理システムは、2つの配電網(系統、地域マイクログリッド)に接続するプロシューマ設備において、電力消費量、電力発電量、蓄電量を計測、収集する装置を具備し、これら計測データの比率を基にプロシューマ設備へ切替要求を送信することで、配電網を切替え制御する。
特開2013-21798号公報
近年、自家発電設備(風力、太陽光、ガスタービン、燃料電池、バイオマス、バイオガス、地熱等の発電機)を利用した分散電源の普及に伴い、電力システムにおいては逆潮流による配電系統の不安定化が課題となっている。また、グリッドパリティやストレージパリティの到来に備え、電力システムにおいてはこれらに対する対策が急務となっている。一方で、災害時のバックアップとして周波数安定化等の系統調整能力の高い蓄電池の活用が期待されており、V2G(Vehicle to Grid)の利用が検討されている。
こうした中、再生可能エネルギー(RE(Renewable Energy))や蓄電池、コージェネレーションシステム等の調整力や系統線を活用して電力を面的に利用する新たなエネルギーシステムである地域マイクログリッド(VPP(Virtual Power Plant))が注目され
ている。今後、電力会社等の事業者は、地域マイクログリッドを構築していくことにより、事業継続計画(BCP(Business Continuity Plan))についての対策、地産地消等の特長を売りとした事業展開を進めていくことが予想される。
地域マイクログリッドにおいては、事業継続計画の一貫として、配電網(系統)の停電発生等の非常時における対策が必要となる。具体的には、地域マイクログリッドには、非常時において、地域マイクログリッドやプロシューマの電力供給設備(発電機や蓄電池)を利用した自立性(独立性)を確保するとともに、利用可能な電力を各需要家に適切に配分する仕組みが必須となる。
上記の特許文献1に記載の電力管理システムは、2つの配電網(系統、地域マイクログリッド)に接続するプロシューマ設備において、電力消費量、電力発電量、蓄電量を計測、収集し、これら計測データの比率に基づきプロシューマ設備へ切替要求を送信して配電網を切替え制御する。
しかし特許文献1では、系統停電時における制御についてはとくに記載されておらず、系統停電時等の非常時に利用可能な電力を適切に(現場のニーズに即して公平/公正に)需要家に割り当てる仕組みについては考慮されていない。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、地域マイクログリッドを含んで構成される電力供給システムにおいて、非常時に各需要家に適切に電力を割り当てることが可能な、電力供給システムの制御装置、及び制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のうちの一つは、情報処理装置を用いて構成され、配電網、地域マイクログリッド、及び需要家を含んで構成される電力供給システムの制御装置であって、前記需要家の夫々への電力の供給方針についての契約に関する情報である契約ポリシーを記憶する記憶部と、前記配電網からの電力の供給に支障が生じている非常時に、前記需要家に夫々の前記契約ポリシーに従って利用可能な電力を供給する電力供給制御部と、を備え、前記契約ポリシーは、電力供給の優先順位を規定する情報である契約クラスを含み、前記電力供給制御部は、優先順位の高い契約クラスを契約している前記需要家に優先的に利用可能な電力を供給し、前記非常時において、前記需要家に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、前記需要家に夫々の前記契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた前記余剰電力に応じて前記需要家への電力の割当方法である制御モードを決定し、前記契約クラスは、供給される電力量を指定する情報を含み、前記電力供給制御部は、同じ前記契約クラスを契約している複数の前記需要家が存在する場合、夫々の前記契約クラスに指定されている電力量に応じた比率で前記複数の需要家の夫々に電力を割り当てる。

本発明によれば、地域マイクログリッドを含んで構成される電力供給システムにおいて、非常時に各需要家に適切に電力を割り当てることができる。
尚、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
電力供給システムの概略的な構成例を示す図である。 制御装置が備える主な機能の一例を示す図である。 制御装置を実現する情報処理装置のハードウェア構成例である。 需要家設備情報の一例である。 契約ポリシー情報の一例である。 契約クラス情報の一例である。 共有機器管理情報の一例である。 需要家売買電情報の一例である。 割当リソース管理情報の一例である。 電力調達管理情報の一例である。 電力供給システムの状態と制御モードの関係を説明する状態遷移図の一例である。 電力供給システムの動作例を示す図である。 非常時の電力供給システムの制御の例を示す図である。 制御モード決定処理を説明するフローチャートの一例である。 制御シーケンスを説明するシーケンス図の一例である。 割当状態確認画面の一例である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。尚、以下の記載及び図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。とくに限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。また、同一あるいは同様な機能を有する要素が複数ある場合に同一の符号に異なる添字を付して説明することがある。但し、複数の要素を区別する必要がない場合は添字を省略して説明することがある。
以下の説明において、「情報」という表現にて各種のデータを説明することがあるが、各種のデータは、テーブルやリスト等の他のデータ構造で表現されていてもよい。また、識別情報について説明する際に、「識別子」、「ID」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換することが可能である。また、以下の説明において、符号の前に付した「S」の文字は処理ステップの意味である。また、以下の説明において、「インタフェース」のことを「I/F」と表記することがある。
図1に、本発明の一実施形態として示す電力供給システム1の概略的な構成を示している。同図に示すように、電力供給システム1は、配電網2(系統)、地域マイクログリッド3、需要家4、通信ネットワーク5、及び制御装置100を含む。同図には、配電網2と地域マイクログリッド3の双方に接続された2つの需要家4を例示している。需要家4は、例えば、電力会社や地域マイクログリッドの運用者等の電力供給を行う組織(以下、「電力提供事業者」と称する。)から電気の供給を受ける者(高圧大口需要家、高圧小口需要家、低圧需要家等)であり、例えば、企業等の組織や一般家庭等である。尚、需要家4は、電力の消費と提供の双方を行う者(プロシューマ(生産消費者))であってもよい。需要家4は、地域マイクログリッド3の構成要素であってもよい。
各需要家4には、発電機/蓄電池41、電力スイッチ42、分電盤43、エンドデバイス44(需要家負荷)、及びエネルギー管理装置45等の電力関連設備が設けられている。発電機/蓄電池41は、必ずしも全ての需要家4に備えられていなくてもよい。電力スイッチ42は、配電網2及び地域マイクログリッド3と、分電盤43との間の電力の授受を制御(オンオフ制御等)する。分電盤43は、需要家4に設けられている機器間(機器間を結ぶ回路)の電力の授受を制御(オンオフ制御等)する。分電盤43は、各回路を通じて授受される電力や電力量を計測し、計測した値を通信ネットワーク5を介して制御装置100に通知する機能を備えていてもよい。
発電機/蓄電池41は、需要家4に設けられている自家発電設備(例えば、風力、太陽光、地熱、ガスタービン、燃料電池、バイオマス、バイオガス等の発電機)、及び蓄電値(専用の蓄電池やEVに搭載された蓄電池等)の少なくともいずれかを含む。発電機/蓄電池41から出力される電力は、分電盤43を介してエンドデバイス44に供給される。また発電機/蓄電池41から出力される電力は、分電盤43及び電力スイッチ42を介して配電網2や地域マイクログリッド3に供給される。
エンドデバイス44は、電力を消費する、例えば、工作機械や電気機器等の装置(負荷)である。エンドデバイス44は、分電盤43を介して、配電網2、地域マイクログリッド3、及び発電機/蓄電池41のうちの少なくともいずれかから供給される電力を消費する。
エネルギー管理装置45は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)サ
ーバやHEMSコントローラであり、発電機/蓄電池41の出力や残容量の監視、エンドデバイスの消費される電力や電力量を計測し、計測した値を通信ネットワーク5を介して制御装置100に送信する。
地域マイクログリッド3には、一つ以上の発電機31、一つ以上の蓄電池32、及び電力スイッチ33が設けられている。電力スイッチ33は、地域マイクログリッド3と配電網2との間、もしくは、地域マイクログリッド3と各需要家4との間の電力の授受を制御(オンオフ制御等)する。発電機31は、例えば、(例えば、風力、太陽光、地熱、ガスタービン、燃料電池、バイオマス、バイオガス等の発電機である。蓄電池32は、例えば、専用の蓄電設備やEV(Electric Vehicle)に搭載されている蓄電池(バッテリー)である。
各需要家4のエネルギー管理装置45及び電力スイッチ42、地域マイクログリッド3の電力スイッチ33、発電機31、及び蓄電池32は、通信ネットワーク5を介して制御装置100と通信可能に接続されている。
通信ネットワーク5は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network
)、インターネット、専用線、各種公衆通信網等の無線又は有線の通信基盤である。通信ネットワーク5を介した通信は、例えば、TCP/IP、Echonet(登録商標)やEchonet
Lite(登録商標)等の通信規格に従って行われる。
分電盤43は、スマートメータが併設されたものやスマート分電盤等であってもよい。その場合、分電盤43も通信ネットワーク5を介して制御装置100と通信可能に接続され、分電盤43から制御装置100に需要家4における電力に関する情報が通知される。また、制御装置100から分電盤43に対して電力の需給制御を行うこともできる。エネルギー管理装置45は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントロ
ーラである。
制御装置100は、配電網2、地域マイクログリッド3、及び各需要家4の間の電力の需給を統括的に制御する情報処理装置である。制御装置100は、例えば、地域マイクログリッド3の管理拠点や電力会社等の電力供給システム1を管理する組織の電力監視拠点に設けられる。
図2に制御装置100が備える主な機能を示す。同図に示すように、制御装置100は、記憶部110、情報管理部120、状態監視部130、及び電力供給制御部140の各機能を備える。
記憶部110は、需要家設備情報111、契約ポリシー情報112、契約クラス情報113、共有機器管理情報114、需要家売買電情報115、割当リソース管理情報116、及び電力調達管理情報117を記憶する。
情報管理部120は、記憶部110が記憶する情報(需要家設備情報111、契約ポリシー情報112、契約クラス情報113、共有機器管理情報114、需要家売買電情報115、割当リソース管理情報116、及び電力調達管理情報117)を管理(情報の取得、登録、編集、削除等)する。
状態監視部130は、電力供給システム1の現在の電力供給の状態(平常時、非常時、瞬停対応時等)を監視(検知)する。
電力供給制御部140は、電力供給システム1が取り得る様々な状態(平常時、非常時、瞬停対応時等)に応じて、需要家4の夫々への電力の供給方針についての、電力提供事業者と需要家4との間の契約に関する情報である契約ポリシーに従い、各需要家4に電力を供給するための制御を行う。契約ポリシーは、例えば、電力供給の優先順位や契約の種類を規定する情報である契約クラス、需要家に供給する電力の品質を規定する情報、及び供給される電力量を指定する情報等を含む。電力供給制御部140は、上記制御に際し、記憶部110が記憶する情報を適宜参照する。
また、電力供給制御部140は、配電網2からの電力の供給に支障が生じている非常時に需要家4に供給可能な電力量を随時求め、求めた電力量を、需要家4に夫々の契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた余剰電力に応じて需要家4への電力の割当方法(以下、「制御モード」と称する。)を決定し、決定した制御モードで電力の
供給を制御する。
また、電力供給制御部140は、非常時において、需要家4に電力の供給が可能な電力供給設備(地域マイクログリッド3における発電機31や蓄電池32、需要家4における発電機/蓄電池41)の生存確認を行い、生存が確認された電力供給設備が需要家4に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、需要家4に夫々の契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた余剰電力に応じて制御モードを決定し、決定した制御モードで電力の供給を制御する。
図3に、制御装置100を実現する情報処理装置のハードウェア構成例を示す。同図に示すように、例示する情報処理装置10は、プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、通信装置16、及び計時装置17を備える。情報処理装置10は、その全部または一部が、例えば、クラウドシステムによって提供される仮想サーバのように、仮想化技術やプロセス空間分離技術等を用いて提供される仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。情報処理装置10によって提供される機能の全部または一部を、例えば、クラウドシステムがAPI(Application Programming Interface)等を介して提供するサービスによって実現してもよい。制御装置1
00は、通信可能に接続された複数の情報処理装置10を用いて構成してもよい。
同図において、プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、M
PU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit
)、AI(Artificial Intelligence)チップ等を用いて構成されている。
主記憶装置12は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置13は、例えば、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライ
ブ、光学式記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ストレージシステム、ICカード、SDカードや光学式記録媒体等の記録媒体の読取/書込装置、クラウドサーバの記憶領域等である。補助記憶装置13には、記録媒体の読取装置や通信装置16を介してプログラムやデータを読み込むことができる。補助記憶装置13に格納(記憶)されているプログラムやデータは主記憶装置12に随時読み込まれる。尚、補助記憶装置13は、各種のデータを記憶する機能(以下、「記憶部」と称する。)を構成する。
入力装置14は、外部からの入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、ペン入力方式のタブレット、音声入力装置等である。
出力装置15は、処理経過や処理結果等の各種情報を出力するインタフェースである。出力装置15は、例えば、上記の各種情報を可視化する表示装置(LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELモニタ、グラフィックカード等)、上記の各種情報を音声化する装置(音声出力装置(スピーカ等))、上記の各種情報を文字化する装置(印字装置等)である。尚、例えば、情報処理装置10が通信装置16を介して他の装置との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。例えば、情報処理装置10は、インターネットを介して他の装置との間で入出力を行ってもよい。
尚、入力装置14及び出力装置15は、ユーザとの間で情報の受け付けや情報の提示を
行うユーザインタフェースを構成する。
通信装置16は、他の装置との間の通信を実現する装置である。通信装置16は、通信ネットワーク5を介した他の装置との間の通信を実現する、有線方式または無線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、USBモジュール等である。
計時装置17は、RTC(Real Time Clock)やNTP(Network Time Protocol)を用いて現在日時や期間の計算に用いる情報を生成する。
情報処理装置10には、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、DBMS(DataBase Management System)(リレーショナルデータベース、NoSQL等)、KVS(Key-Value Store)、その他の各種のソフトウェア(入力装置14と出力装置1
5によりGUI(Graphical User Interface)等によるユーザインタフェースを実現するソフトウェア、ミドルウェア、各種のアプリケーション等)が導入されていてもよい。
制御装置100が備える各機能は、プロセッサ11が、主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくは、これらの装置を構成するハードウェア(FPGA、ASIC、AIチップ等)によって実現される。また、制御装置100は、各種の情報(データ)を、例えば、DBMS(DataBase Management System)が提供するデータベースのテーブルや、ファイルシステムが管理するファイルとして記憶する。上記のプログラムは、予め、主記憶装置12に格納されていてもよいし、他の装置の記憶装置から、通信ネットワーク、または、可搬型記録媒体、を介して、主記憶装置12に格納されてもよい。
続いて、記憶部110が記憶する各種の情報について説明する。
図4に需要家設備情報111の一例を示す。需要家設備情報111には、需要家4に設けられている電力関連設備に関する情報が管理される。同図に示すように、需要家設備情報111は、需要家ID411、エネルギー管理装置ID412、回線容量413、回線I/F414、及び更新日時415の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)を含む。需要家設備情報111の一つのエントリは一つの顧客に対応している。
上記項目のうち、需要家ID411には、需要家4の識別子である需要家IDが設定される。エネルギー管理装置ID412には、当該需要家4に設けられているエネルギー管理装置45の識別子であるエネルギー管理装置IDが設定される。回線容量413には、当該需要家4の回線容量を示す情報が設定される。回線I/F414には、当該需要家4の電力回線のインタフェース(受電方式)を示す情報が設定される。更新日時415には、当該エントリの登録日時もしくは最終更新日時が設定される。
図5に契約ポリシー情報112の一例を示す。契約ポリシー情報112には、前述した契約ポリシーが管理される。同図に示すように、契約ポリシー情報112は、需要家ID511、契約クラス512、及びSLA513(容量5131、チャージ頻度5132、期間5133)の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)を含む。契約ポリシー情報112の一つのエントリは、一つの契約ポリシーに対応する。
上記項目のうち、需要家ID511には、需要家IDが設定される。契約クラス512には、前述した契約クラスの識別子である契約クラスID(後述するメインIDとサブクラスIDの組合せ)が設定される。SLA513には、当該契約クラスにおけるSLA(Service Level Agreement)(要求品質、サービスレベル)に関する情報が設定される。本
例の場合、例えば、一行目のエントリには、「100kwh/日の電力を7日間利用可能」
というSLAが設定されている。
図6に契約クラス情報113の一例を示す。契約クラス情報113には、前述した契約クラスに関する情報が管理される。同図に示すように、契約クラス情報113は、契約クラス611、内容612、及びサブクラスID613の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)を含む。契約クラス情報113の一つのエントリは一つの契約クラスに対応する。
上記項目のうち、契約クラスIDには、契約クラスIDの主となる識別子(以下、「メインID」と称する。)が設定される。内容612には、当該契約クラスの内容に関する情報が設定される。サブクラス613には、契約クラスIDを更に細分化したクラス(以下、「サブクラス」と称する。)の識別子(以下、「サブクラスID」と称する。)が設定される。サブクラスは必ずしも設定しなくてもよい。
例示する契約クラスの場合、電力の割当優先順位は、メインIDについては、「E1」>「E2」>「E3」の順であり、サブクラスIDについては「1」>「2」>「3」の順である。契約クラスは、例えば,需要家4の性質や種類に応じて決定され、例えば、イ
ンフラ(病院、通信網等)を取り扱う需要家4には、優先順位の高い契約クラスが設定される。
図7に共有機器管理情報114の一例を示す。共有機器管理情報114には、地域マイクログリッド3から電力の供給を受ける需要家4によって共有される電力供給設備(地域マイクログリッド3における発電機31や蓄電池32、需要家4における発電機/蓄電池41)に関する情報が管理される。同図に示すように、共有機器管理情報114は、機器ID711、種別712、回線容量713、容量714、QoSクラス715、生存確認716、及び確認日時717の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)を含む。共有機器管理情報114の一つのエントリは一つの電力供給設備に対応している。
上記項目のうち、機器ID711には、電力供給設備の識別子が設定される。種別712には、当該機器の種別(蓄電、PV(Photovoltaics)等)を表わす情報が設定される
。回線容量713には、当該機器の回線容量(電力)が設定される。容量714には、当該機器の容量(電力量)が設定される。QoSクラス715には、当該機器が供給する電力の品質(電圧/周波数の安定性、供給安定性等)を示す情報(以下、「QoSクラス」と称する。)が設定される。本例では、数値が小さい程、電力の品質が高いものとする。例えば、優先順位の高い契約クラスにはQoSクラスの高い(品質の高い)電力供給設備が生成する電力が割り当てられる。生存確認716には、当該機器が現在、利用可能な状態にあるか否かを確認(生存確認)した結果が設定される。本例では、利用可能な場合は「可」が、利用できない場合は「不可」が設定される。上記生存確認は、例えば、当該機器からのハートビートの監視やポーリングにより行う。確認日時717には、当該機器が利用可能な状態にあるか否かを確認した直近の日時が設定される。
図8に需要家売買電情報115の一例を示す。需要家売買電情報115には、各需要家4の売電や買電に関する履歴(以下、「売買電情報」と称する。)が管理される。制御装置100は、例えば、通信ネットワーク5を介して需要家4の電力スイッチ42から売買電情報を取得する。制御装置100は、例えば、非常時において、過去に生じた非常時に積極的に売電を行った実績のある需要家4に対して優先的に電力が供給されるように制御する。これにより非常時に需要家4に自身が保有する電力を他の需要家に融通することについてのインセンティブを与えることができる。同図に示すように、需要家売買電情報115は、需要家ID811、日時812、期間813、蓄電量814、積算買電量815
、及び積算売電量816の各項目を有する一つ以上のエントリ(レコード)を含む。需要家売買電情報115の一つのエントリは、ある需要家4のある日時の所定期間における売買電情報に対応する。
上記項目のうち、需要家ID811には、需要家IDが設定される。日時812には、当該売買電情報の取得日時が設定される。期間813には、当該売買電情報の取得期間が設定される。蓄電量814には、当該需要家4に蓄電池(発電機/蓄電池41)が設けられている場合にその残量(残容量)が設定される。積算買電量815には、当該期間における積算買電量(全状態における買電量(All)、各状態における買電量(E1~E3))が
設定される。積算売電量816には、当該期間における積算売電量(全状態における売電量(All)、各状態における売電量(E1~E3))が設定される。
図9に割当リソース管理情報116の一例を示す。割当リソース管理情報116には、非常時に各契約クラスに割り当て可能な電力量(リソース量)を示す情報(以下、「割当計画」と称する。)が管理される。同図に示すように、割当リソース管理情報116は、需要家ID911、日時912、期間913、及び割当リソース量914の各項目からなる一つ以上のエントリ(レコード)を含む。割当リソース管理情報116の一つのエントリは、ある需要家4の所定日時の所定期間におけるリソースの割当計画の一つに対応する。
上記項目のうち、需要家ID911には、需要家IDが設定される。日時912には、当該割当計画の対象日時が設定される。期間913には、当該割当計画の対象期間の長さが設定される。割当リソース量915には、当該割当計画の内容(契約クラス毎の割当可能な電力量)が設定される。
図10に、電力調達管理情報117の一例を示す。電力調達管理情報117には、電力供給設備(地域マイクログリッド3における発電機31や蓄電池32、需要家4における発電機/蓄電池41等)から供給可能な電力に関する情報(以下、「調達状況」と称する。)が管理される。同図に示すように、電力調達管理情報117は、機器ID1011、種別1012、調達開始日時1013、調達終了日時1014,回線容量1015、容量1016、及びQoSクラス1017の各項目からなる一つ以上のエントリ(レコード)を含む。電力調達管理情報117の一つのエントリは、ある機器についてのある期間における調達状況に対応する。
上記項目のうち、機器ID1011には、前述した機器IDが設定される。種別1012には、当該機器の種別を示す情報(発電機、蓄電池、電源車両、EV等)が設定される。調達開始日時1013には、当該機器からの電力の調達が開始される日時が設定される。調達終了日時1014には、当該機器からの電力の調達が終了する日時が設定される。回線容量1015には、当該機器の回線容量(電力)が設定される。容量1016には、当該機器から提供される電力の容量(電力量)が設定される。QoSクラス1017には、当該機器から供給される電力のQoSクラスが設定される。
<制御モード>
制御装置100は、電力供給システム1の状態に応じた制御モードで電力の供給制御を行う。
図11は、電力供給システム1の状態と制御モードの関係を説明する状態遷移図である。同図に示すように、配電網2の電力供給状態は、「平常」、「瞬停対応」、「非常」の3つに大別される。
このうち「平常」は、各需要家4に必要な電力を供給可能な状態である。この場合、制御装置100は、通常の運用手順に従い、例えば、配電網2や地域マイクログリッド3における目的関数(電力供給コスト等)が最小になるように制御する制御モード(以下、「平常モード」と称する。)で電力の供給制御を行う。
「瞬停」は、需要家4において瞬停が検出された状態である。この場合、制御装置100は、各需要家4への電力供給が継続されるように、例えば、目的関数(停電時間)が最小になるように制御する制御モード(以下、「瞬停対応モード」と称する。)で電力の供給制御を行う。
「非常」は、系統停電が一定時間継続している状態である。この場合、制御装置100は、非常時の制御モードである「非常モード」で各需要家4に電力を供給する。本実施形態では、「非常」を更に、「非常S1」、「非常S2」、及び「非常S3」の3つの状態に分類する。
「非常S1」では、制御装置100は、契約中の全ての契約クラス(図6の例では、E1~E3の各契約クラス)に対して電力を割り当てる制御モードである「S1モード」で電力の供給制御を行う。尚、「非常S1」は、例えば、後述の図13に示すシナリオ(1)の全期間に相当する状態である。
「非常S2」では、制御装置100は、電力を調達可能な範囲で優先順に選択される契約クラス(図6の例では、E1とE2)に限定して電力を割り当てる制御モードである「S2モード」で電力を割り当てる制御を行う。尚、「非常S2」は、例えば、後述の図13に示すシナリオ(2)の4~7日目に相当する状態である。
「非常S3」では、制御装置100は、最優先の契約クラス(図6ではE1クラス)に限定して電力を割り当てる制御モードである「S3モード」で制御を行う。尚、「非常S3」は、例えば、後述するシナリオ(3)の5~7日目に相当する状態である。
図12は、電力供給システム1の動作の一例を示す図(グラフ)である。同グラフの横軸は時間であり、縦軸は電力供給システム1の制御モードである。本例では、平常モードで制御中のときにt1で停電が発生して電力供給システム1の状態が「瞬停対応」となり、制御モードが平常モードから瞬停対応モードに切り替わっている。また、所定時間(=t2-t1)の間に配電網2が復旧しなかったため、時刻t2で制御モードが瞬停対応モードからS1モードに切り替わっている。また、非常モードでは、時刻t3で電源車両や発電状態が変化したため、制御モードがS1モードからS2モードに制御モードが切り替わっている。その後、時刻t4で配電網2が復旧したため、制御モードがS2モードから平常モードに切り替わっている。
<非常時の制御例>
図13は、非常時における制御装置100による電力供給システム1の制御例を説明するグラフである。同グラフの横軸は、非常時に切り替わった時点からの経過日数、縦軸は、需要家4における積算電力量(kwh)である。同グラフには、契約クラスE1で契約し
ている1件の需要家の積算電力量(網掛け(ドット)で示す棒グラフ)と、契約クラスE2で契約している2件の需要家(破線で各需要家を区別)の積算電力量(白塗りで示す棒グラフ)を示している。
同グラフに示す3つの直線は、各時点において提供可能な電力量をシミュレーションしたものであり、夫々、シナリオ(1)(電力を提供可能な電力供給設備が蓄電池と非常用発電機(150kwh/day)である場合)、シナリオ(2)(電力を提供可能な電力供給設備が
蓄電池と非常用発電機(50kwh/day)である場合)、シナリオ(3)(電力を提供可能な
電力供給設備が蓄電池のみである場合)に相当する。
シナリオ(1)では、1~7日目までの全期間に亘り、契約クラスE1、E2について各需要家4に契約に従った電力を供給することができる。また、余剰電力については、例えば、契約クラスE3に割り当てることができる。
シナリオ(2)では、2日目までは契約クラスE1、E2に契約に従った電力を供給することができ、更に余剰電力を契約クラスE3に割り当てることができるが、3~7日目は契約クラスE1については電力を供給できるが契約クラスE2については需要家4に契約に従った電力を必ずしも供給することができない。この場合、制御装置100は、契約クラスE1については優先的に契約に従った電力を割り当てるが、契約クラスE2については、各需要家4に予め定められた比率で電力を割り当てる。
シナリオ(3)では、4日目までは契約クラスE1に契約に従って電力を割り当てることができるが、6日目以降は契約クラスE1についても契約に従った電力を割り当てることができなくなる。この場合、制御装置100は、例えば、契約クラスE1の特定の需要家4に限定して電力を供給し、契約クラスE1の契約を行っている他の需要家4に対しては、例えば、6日目以降は電力を供給できない旨を電子メール等で通知する。
尚、以上の各シナリオでは、非常時に電力を提供可能な電力供給設備として、蓄電池と非常用発電機を例示したが、非常時に現場に展開される電源車両や需要家4に接続されるEV等を電力供給源として考慮してもよい。また、再生可能エネルギー(RE)を利用した電力供給設備(地域マイクログリッド3における発電機31、需要家4における発電機/蓄電池41)を非常時における電力供給源として用いてもよい。
制御装置100は、非常時における、実際の様々な状況変化に応じて随時、需要家4に供給可能な電力量を求め直し、求めた電力量を契約ポリシーに従った優先順位で需要家4に割り当てる。例えば、制御装置100は、契約ポリシーが更新された場合、更新後の契約ポリシーに基づき割当計画を更新する。制御装置100は、余剰電力の存在を確認した場合、電力の割り当てを必要としている契約クラスに余剰電力を迅速に割り当てる。また、同じ契約クラスを契約している複数の需要家4が存在する場合、制御装置100は、例えば、夫々の契約クラスに指定されている電力量に応じた比率で複数の需要家4の夫々に電力を割り当て、各需要家4に適切(公平、公正)に電力が割り当てられるようにする。
<制御モードの決定方法>
非常時において、制御装置100は、現在提供可能な電力量を随時算出し直し、算出した電力量を契約ポリシーに従って割り当てたときの余剰電力を求め、求めた余剰電力に基づき制御モードを決定する。
図14は、制御装置100が行う、非常時の期間中のある時点n(例えば日単位で指定)において、利用可能な状態にあるl(エル)個の電力供給設備が存在するときに、優先順位の高い順に所定数M個の契約クラスまで給電した場合における余剰電力γを求め、求めた余剰電力γに基づき制御モードを決定する処理(以下、「制御モード決定処理S1400」と称する。)の一例を示すフローチャートである。以下、同図とともに制御モード決定処理S1400について説明する。
同図に示すように、まず制御装置100は、自然数の変数l、m、nにいずれも初期値「1」を設定する(S1411)。
続いて、制御装置100は、次式で表される関数f(l,m,n)の値βが正か否か(各契約クラスについて夫々の契約に従って電力を割り当てる電力量を確保できるか否か)を判定する(S1412)。
Figure 0007485554000001
上式において、S0は、状態が非常に変わった時点における蓄電量(蓄電量の初期値)
、P(i,k)は、時点kにおける電力供給設備Piの発電電力量(kwh)、C(j,k
)は、時点kにおける契約クラスPiの契約電力量(kwh)、αは、電力損失(マージン
係数)である。
上記判定において、βが正である場合(S1412:YES)、処理はS1413に進む。上記判定において、βが正でない場合(S1412:NO)、処理はS1418に進む。
S1413では、制御装置100は、βとγを比較し、小さい方の値をγに設定する(S1413)。尚、γには予め初期値として、例えば、βが取り得る最大値を設定しておく。
続いて、制御装置100は、変数n(時点)をインクリメント(+1)する(S1414)。
続いて、制御装置100は、時刻nがNよりも大きいか否かを判定する(S1415)。尚、Nは、対象とする所定の時間幅を表わす。時刻nがNよりも大きい場合(S1415:YES)、処理はS1416に進み、時刻nがNよりも大きくない場合(S1415:NO)、処理はS1412に戻る。
S1416では、制御装置100は、変数lと変数mをインクリメント(+1)する。
続いて、制御装置100は、mがM以上か否かを判定する(S1417)。mがM以上であれば(S1417:YES)処理はS1418に進み、mがM未満であれば(S1417:NO)、処理はS1412に戻る。
S1418では、制御装置100は、余剰電力γに基づき制御モードを決定する。以上で制御モード決定処理S1400は終了する。
以上に示した制御モード決定処理S1400によれば、ある時点における余剰電力γを予め予測することができる。そのため、例えば、電力が不足する時点を予め予測することができ、ユーザは事前にどの程度の電力供給源を確保しておく必要あるのかを把握することができる。
<制御シーケンス>
図15は、需要家4への電力供給に関して電力供給システム1において行われるシーケンス(以下、「制御シーケンスS1500」と称する。)の一例を説明するシーケンス図である。以下、同図とともに説明する。
制御装置100は、配電網(系統)の停電の有無をリアルタイムに監視している(S51)。停電の発生を検知すると(S51:YES)、制御装置100は、地域マイクログ
リッド3の電力関連設備(発電機31、蓄電池32、電力スイッチ33)の生存確認や接続確認(例えば、予備電源、電源車両、EV等の接続確認)を行う(S52~S54)。このように非常モードに切り替える前に生存確認や接続確認を行うことで、非常時に実際に利用可能な電力量を精度よく見積もることができる。
続いて、制御装置100は、通信ネットワーク5を介して、電力供給設備の現在利用可能な電力量を算出する(S55)。
続いて、制御装置100は、配電網(系統)の停電が継続しているか否かを確認し(S56)、停電が継続している場合は(S56:YES)、電力供給システム1の状態が「非常」であると判定し、処理はS57に進む。一方、停電が継続していない場合は(S56:NO)、処理はS51に戻る。
S57では、制御装置100は、平常モードから非常モードへの切替制御を行う。具体的には、制御装置100は、通信ネットワーク5を介して、地域マイクログリッド3の電力スイッチ33と各需要家4のエネルギー管理装置45に非常モードの運転への切替要求を送信する(S58、S59)。
その後、制御装置100は、通信ネットワーク5を介して各電力供給設備から送られてくる情報に基づき現在供給可能な電力量を随時取得し、取得した電力量に基づき図14に示した制御モード決定処理S1400を実行することにより制御モードを随時決定し、決定した制御モードになるように電力スイッチ33とエネルギー管理装置45に切替要求を随時送信する。
また、制御装置100は、非常モードで制御を行っている間、停電の復旧の有無を監視し(S60)、停電の復旧を検知すると(S60:YES)、地域マイクログリッド3の電力スイッチ33と各需要家4のエネルギー管理装置45に平常モードの運転への切替要求を送信する(S61~S63)。その後、処理はS51に戻る。
<GUI表示例>
図16は、非常時における需要家4への電力の割当状態の確認のために制御装置100がユーザ(需要家4、契約者、地域マイクログリッド3の監視者、配電網2の管理者等)に提供する画面(以下、「割当状態確認画面1600」と称する。)の一例である。制御装置100は、例えば、通信ネットワーク5を介してエネルギー管理装置45やユーザが操作可能な端末(パーソナルコンピュータ、スマートフォン等)にWebページ等の形で割当状態確認画面1600を提供する。
同図に示すように、割当状態確認画面1600には、ユーザ(本例では需要家IDが「C001」の需要家4)への所定期間における電力量の割当計画が、契約クラス毎に表示形態を変えて表示される。
例示する割当状態確認画面1600では、本日(2020/3/1)については、利用済の電力量も表示され、契約クラスE1については契約通りの電力量を、契約クラスE2については契約した電力量の一部を割り当てていることが表示されている。また、本日分については、利用済の電力量や残りの電力量(本日あとどのくらい利用できるか)を容易に確認することができる。
同図の例では、優先順位の低い契約クラスE2に割り当てられている電力を先に消費し、優先順位の高い契約クラスE1に割り当てられている電力がなるべく温存されるようにしている。翌日(2020/3/2)以降については、余剰電力が得られなかったため、契約クラ
スE1については契約通りの電力量を割り当て、他の契約クラスについては電力量を割り当てていないことが表示されている。
ユーザは、割当状態確認画面1600を確認することで、各需要家4への電力の所定期間における契約クラス毎の割当計画を容易に(一目で)確認することができる。そのため、事前にどの程度の電力供給源を確保しておく必要あるのかをある程度事前に把握することができる。
以上に説明したように、本実施形態の制御装置100は、停電等により配電網2からの電力の供給に支障が生じている非常時に、需要家4の夫々への電力の供給方針についての契約に関する情報である契約ポリシーに従い、需要家4の夫々に対して地域マイクログリッド3の電力(需要家4の電力供給設備から供給される電力を含む)を供給する。また、契約ポリシーは、電力供給の優先順位を規定する情報である契約クラスを含み、制御装置100は、優先順位の高い契約クラスを契約している需要家4に優先的に地域マイクログリッド3の電力を供給するので、非常時において適切(公平/公正)に需要家4に電力を供給することができる。
また、制御装置100は、非常時において、需要家4に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、需要家4に夫々の契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた余剰電力に応じて需要家4への電力の割当方法である制御モードを決定するので、余剰電力を効率よく利用して需要家4に電力を供給することができる。
また、制御装置100は、非常時において、需要家4に電力の供給が可能な電力供給設備の生存確認を行い、生存が確認された電力供給設備が需要家4に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、需要家4に夫々の契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた余剰電力に応じて需要家4への電力の割当方法である制御モードを決定する。そのため、制御装置100は、最新の電力の調達状況に基づき適切に供給可能な電力量を把握し、効率よく適切に各需要家4に割り当てることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成の一部について、他の構成の追加や削除、置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、
ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、以上に説明した各情報処理装置の各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は一例に過ぎない。各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は、これらの装置が備えるハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
また、前述した各種の情報(データ)を格納するデータベースの構成(スキーマ(Schema)等)は、リソースの効率的な利用、処理効率向上、アクセス効率向上、検索効率向上等の観点から柔軟に変更し得る。
1 電力供給システム、2 配電網、3 地域マイクログリッド、4 需要家、5 通信ネットワーク、31 発電機、32 蓄電池、33 電力スイッチ、41 発電機/蓄電池、42 電力スイッチ、43 分電盤、44 エンドデバイス、45 エネルギー管理装置、110 記憶部、111 需要家設備情報、112 契約ポリシー情報、113 契約クラス情報、114 共有機器管理情報、115 需要家売買電情報、116 割当リソース管理情報、117 電力調達管理情報、120 情報管理部、130 状態監視部、140 電力供給制御部

Claims (10)

  1. 情報処理装置を用いて構成され、配電網、地域マイクログリッド、及び需要家を含んで構成される電力供給システムの制御装置であって、
    前記需要家の夫々への電力の供給方針についての契約に関する情報である契約ポリシーを記憶する記憶部と、
    前記配電網からの電力の供給に支障が生じている非常時に、前記需要家に夫々の前記契約ポリシーに従って利用可能な電力を供給する電力供給制御部と、
    を備え
    前記契約ポリシーは、電力供給の優先順位を規定する情報である契約クラスを含み、
    前記電力供給制御部は、
    優先順位の高い契約クラスを契約している前記需要家に優先的に利用可能な電力を供給し、
    前記非常時において、前記需要家に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、前記需要家に夫々の前記契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた前記余剰電力に応じて前記需要家への電力の割当方法である制御モードを決定し、
    前記契約クラスは、供給される電力量を指定する情報を含み、
    前記電力供給制御部は、同じ前記契約クラスを契約している複数の前記需要家が存在する場合、夫々の前記契約クラスに指定されている電力量に応じた比率で前記複数の需要家の夫々に電力を割り当てる、
    電力供給システムの制御装置。
  2. 請求項に記載の制御装置であって、
    前記電力供給制御部は、前記非常時において、前記需要家に電力の供給が可能な電力供給設備の生存確認を行い、生存が確認された前記電力供給設備が前記需要家に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、前記需要家に夫々の前記契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた前記余剰電力に応じて前記需要家への電力の割当方法である制御モードを決定する、
    電力供給システムの制御装置。
  3. 請求項に記載の制御装置であって、
    前記契約クラスは、前記需要家に供給する電力の品質を規定する情報を含み、前記品質が高い程、前記契約クラスの優先順位が高く設定される、
    電力供給システムの制御装置。
  4. 請求項に記載の制御装置であって、
    前記非常時において前記需要家に供給される電力は、前記需要家に共有されている電力供給設備から供給される、
    電力供給システムの制御装置。
  5. 請求項に記載の制御装置であって、
    前記電力供給設備は、電源車両又は電気自動車(EV)である、
    電力供給システムの制御装置。
  6. 請求項に記載の制御装置であって、
    前記需要家に供給される電力は、前記需要家における電力供給設備から供給される、
    電力供給システムの制御装置。
  7. 情報処理装置を用いて構成され、配電網、地域マイクログリッド、及び需要家を含んで構成される電力供給システムの制御装置であって、
    前記需要家の夫々への電力の供給方針についての契約に関する情報である契約ポリシーを記憶する記憶部と、
    前記配電網からの電力の供給に支障が生じている非常時に、前記需要家に夫々の前記契約ポリシーに従って利用可能な電力を供給する電力供給制御部と、
    を備え
    前記契約ポリシーは、電力供給の優先順位を規定する情報である契約クラスを含み、
    前記電力供給制御部は、優先順位の高い契約クラスを契約している前記需要家に優先的に利用可能な電力を供給し、
    前記需要家に供給される電力は、前記需要家における電力供給設備から供給され、
    前記記憶部は、前記需要家の夫々の前記電力供給設備が前記非常時において提供した電力量の履歴を記憶し、
    前記電力供給制御部は、前記非常時において提供した前記電力量に応じた比率で前記需要家の夫々に電力を割り当てる、
    電力供給システムの制御装置。
  8. 請求項に記載の制御装置であって、
    前記配電網から前記需要家への電力の供給を制御する第1スイッチ、前記地域マイクログリッドから前記需要家への電力の供給を制御する第2スイッチ、及び前記需要家における電力の監視又は制御を行う装置であるエネルギー管理装置のうちの少なくともいずれかと通信可能に接続し、
    前記電力供給制御部は、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び前記エネルギー管理装置のうちの少なくともいずれかを制御することにより、前記需要家に夫々の前記契約ポリシーの前記契約クラスに従って利用可能な電力を供給する、
    電力供給システムの制御装置。
  9. 請求項に記載の制御装置であって、
    決定した前記制御モードに基づき各需要家に割り当てた電力を視覚的に表示するユーザインタフェースを備える、
    電力供給システムの制御装置。
  10. 配電網、地域マイクログリッド、及び需要家を含んで構成される電力供給システムの制御方法であって、
    情報処理装置を用いて構成される制御装置が、
    前記需要家の夫々への電力の供給方針についての契約に関する情報である契約ポリシーを記憶するステップと、
    前記配電網からの電力の供給に支障が生じている非常時に、前記需要家に夫々の前記契約ポリシーに従って利用可能な電力を供給するステップと、
    を実行し
    前記契約ポリシーは、電力供給の優先順位を規定する情報である契約クラスを含み、
    前記制御装置が、
    優先順位の高い契約クラスを契約している前記需要家に優先的に利用可能な電力を供給するステップと、
    前記非常時において、前記需要家に供給可能な電力量を随時算出し、算出した電力量を、前記需要家に夫々の前記契約クラスに従って割り当てた場合の余剰電力を求め、求めた前記余剰電力に応じて前記需要家への電力の割当方法である制御モードを決定するステップと、
    を実行し、
    前記契約クラスは、供給される電力量を指定する情報を含み、
    前記制御装置が、同じ前記契約クラスを契約している複数の前記需要家が存在する場合、夫々の前記契約クラスに指定されている電力量に応じた比率で前記複数の需要家の夫々に電力を割り当てるステップを実行する、
    電力供給システムの制御方法。
JP2020107565A 2020-06-23 2020-06-23 電力供給システムの制御装置、及び制御方法 Active JP7485554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020107565A JP7485554B2 (ja) 2020-06-23 2020-06-23 電力供給システムの制御装置、及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020107565A JP7485554B2 (ja) 2020-06-23 2020-06-23 電力供給システムの制御装置、及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022003848A JP2022003848A (ja) 2022-01-11
JP7485554B2 true JP7485554B2 (ja) 2024-05-16

Family

ID=79246990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020107565A Active JP7485554B2 (ja) 2020-06-23 2020-06-23 電力供給システムの制御装置、及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7485554B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080231114A1 (en) 2007-03-23 2008-09-25 Bpl Global, Ltd. System and Method for Adaptive Islanding for Stored/Distributed Energy Devices
JP2013143815A (ja) 2012-01-10 2013-07-22 Ntt Facilities Inc 電力供給システム、電力供給制御装置、電力供給方法及びプログラム
JP2014212659A (ja) 2013-04-19 2014-11-13 清水建設株式会社 電力供給システム及びその方法
JP2015002590A (ja) 2013-06-14 2015-01-05 株式会社東芝 地域エネルギー管理システム
JP2016173689A (ja) 2015-03-17 2016-09-29 三菱電機株式会社 エネルギー管理システム
JP2017103846A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 電力デマンド管理装置および電力デマンド管理方法
JP2019033566A (ja) 2017-08-04 2019-02-28 日本電信電話株式会社 電力制御システム、供給元電力システム、制御装置及び電力制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080231114A1 (en) 2007-03-23 2008-09-25 Bpl Global, Ltd. System and Method for Adaptive Islanding for Stored/Distributed Energy Devices
JP2013143815A (ja) 2012-01-10 2013-07-22 Ntt Facilities Inc 電力供給システム、電力供給制御装置、電力供給方法及びプログラム
JP2014212659A (ja) 2013-04-19 2014-11-13 清水建設株式会社 電力供給システム及びその方法
JP2015002590A (ja) 2013-06-14 2015-01-05 株式会社東芝 地域エネルギー管理システム
JP2016173689A (ja) 2015-03-17 2016-09-29 三菱電機株式会社 エネルギー管理システム
JP2017103846A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 電力デマンド管理装置および電力デマンド管理方法
JP2019033566A (ja) 2017-08-04 2019-02-28 日本電信電話株式会社 電力制御システム、供給元電力システム、制御装置及び電力制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022003848A (ja) 2022-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Liu et al. Microgrid optimal scheduling with chance-constrained islanding capability
Qin et al. Optimal planning and operation of energy storage systems in radial networks for wind power integration with reserve support
Lotfi et al. AC versus DC microgrid planning
Zhou et al. System-level assessment of reliability and resilience provision from microgrids
Li et al. Toward optimal operation of internet data center microgrid
US11216059B2 (en) Dynamic tiering of datacenter power for workloads
Liu et al. Restoration of power distribution systems with multiple data centers as critical loads
JPWO2015129734A1 (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法及びコンピュータプログラム
Sayfutdinov et al. Alternating direction method of multipliers for the optimal siting, sizing, and technology selection of Li-ion battery storage
Wang et al. Reserve zone determination based on statistical clustering methods
US11461513B2 (en) Data center power scenario simulation
JP2019102006A (ja) 設備計画装置、設備計画方法及び設備計画プログラム
Awasthi et al. Operation of datacenter as virtual power plant
US20220271535A1 (en) Distributed ledger for transacting with grid constraints to ensure grid stability
Farzin et al. A hierarchical scheme for outage management in multi‐microgrids
Fesagandis et al. Resilient scheduling of networked microgrids against real-time failures
Saboori et al. Novel load partitioning and prioritization for distribution restoration with storage integrated-soft open point and energy-constrained resources
Bashiri Optimal scheduling of distributed energy resources in a distribution system based on imperialist competitive algorithm considering reliability worth
Malla et al. Coordinated priority-aware charging of distributed batteries in oversubscribed data centers
JP7485554B2 (ja) 電力供給システムの制御装置、及び制御方法
JP7226581B2 (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
Garip et al. Reliability Analysis of Microgrids: Evaluation of Centralized and Decentralized Control Approaches
JP6645939B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
Spiegel et al. Assessing the Value of Proactive Microgrid Scheduling
Herath et al. Frequency Excursion Likelihood Constrained Resource Scheduling for Large-Scale Renewable Energy Integration

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7485554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150