JP7485074B2 - 容器温調装置 - Google Patents

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Description

本開示は、分析対象となる検体(血液、尿、鼻咽頭拭い液、唾液等の生体由来サンプルなど)を入れる容器の温度を昇降させる容器温調装置に関する。
従来、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction、以下「PCR」ともいう)を用いて検体に含まれる遺伝子の解析を行なうための装置が存在する(たとえば特許第4785862号公報)。
特許第4785862号公報
PCRは、典型的には、多数の容器での試薬移動、温度制御、および光学的検出を行なう装置で行なわれる。試料を入れた容器の温度を昇降させることにより、遺伝子を増幅させる。容器内で試料が気化して反応条件が変わることを防止するため、および、容器の蓋部が蛍光測定時の光路であり、蓋部で結露した水滴が光路を遮らないために、容器の蓋部を所定温度に加熱するヒートリッドが設けられている。従来の装置では、ヒートリッドを蓋部に押し付ける動作を作業者が手動で行なっていたが、作業の効率化および作業者の感染リスク低減のために、ヒートリッドの移動を自動化することが検討されている。
ヒートリッドを蓋部に押し付ける動作を電動アクチュエータを駆動させて行なうことが考えられる。しかし、PCRでは長時間の温度制御が必要であり、その間電動アクチュエータを駆動させたままとすると、消費電力が増大するとともに、発熱による電動アクチュエータの誤作動または故障が発生する可能性がある。
本開示では、ヒートリッドを移動させる駆動部の負担を軽減し装置故障リスクを低減できる、容器温調装置が提案される。
本開示に係る容器温調装置は、容器保持部と、ヒートリッドと、駆動部と、動力伝達部とを備えている。容器保持部は、容器を保持する。容器は、容器本体と、容器本体に対して開閉可能な蓋部とを有している。容器保持部はまた、容器の温度を昇降させる。ヒートリッドは、容器本体を閉じている状態の蓋部に接触して、蓋部を加熱する。駆動部は、ヒートリッドを容器保持部に対して相対移動させる駆動力を発生する。動力伝達部は、駆動部の発生する駆動力をヒートリッドへ伝達する。動力伝達部は、溝が形成された溝形成部材と、溝に係合され溝内を移動可能な可動部材とを有している。可動部材の水平方向の移動によって、ヒートリッドが蓋部を容器本体側へ押圧する。
本開示においては、可動部材の水平方向の移動によって、ヒートリッドが容器の蓋部を容器本体側へ押圧することで、駆動部によるヒートリッドの駆動を停止させても、ヒートリッドを蓋部に押し付ける力を発生させ続けることができる。容器の温度を昇降させる間に駆動部を駆動させたままとしなくてもよく、駆動部の負担を軽減できるので、消費電力を低減でき、発熱による駆動部の誤作動または故障のリスクを低減することができる。
解析システムの構成の一例を概略的に示す図である。 容器が設置された状態の保持装置をZ軸に沿う方向から視た図である。 解析装置による解析処理の各工程を模式的に示す図である。 ヒートリッドの運搬装置の概略構成を示す斜視図である。 図4とは異なる角度から見た、ヒートリッドの運搬装置の斜視図である。 図4に示されるプレート部材の模式図である。 温調部に対するヒートリッドの相対移動を示す第1の図である。 図7の配置におけるプレート部材とコロとの相対位置を示す模式図である。 温調部に対するヒートリッドの相対移動を示す第2の図である。 図9の配置におけるプレート部材とコロとの相対位置を示す模式図である。 温調部に対するヒートリッドの相対移動を示す第3の図である。 図11の配置におけるプレート部材とコロとの相対位置を示す模式図である。 温調部に対するヒートリッドの相対移動を示す第4の図である。 図13の配置におけるプレート部材とコロとの相対位置を示す模式図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<解析システム1の構成>
図1は、本実施の形態による解析システム1の構成の一例を概略的に示す図である。解析システム1は、PCRによる遺伝子の増幅を経時的(リアルタイム)に測定して解析する処理を全自動で行なうことができる装置である。以下では、図1に示すように、鉛直方向(図1においては上下方向)に沿う方向を「Z軸方向」、鉛直方向に垂直であってかつ互いに直交する方向をそれぞれ「X軸方向」および「Y軸方向」とも称する。
解析システム1は、解析装置2と、解析装置2と通信可能な端末3とを含む。端末3は、作業者によって操作される、ディスプレイを備えた一般的なパーソナルコンピュータである。
解析装置2は、検査装置10と、制御装置20と、温調装置30と、移動装置4,5とを含む。温調装置30は、複数の容器50等を保持可能に構成される保持装置(ホルダ)40を含む。保持装置40は、温調部41と、保持部42とを含む。温調部41は、ペルチェ素子、ヒーター、冷却装置などに代表される温度源44、およびヒートリッド45による温調機能(加熱機能および冷却機能)を有する。保持部42は、温調機能を有さない。
移動装置4は、検査装置10を水平方向(XY軸方向)に移動させるアクチュエータ(図示せず)を含む。移動装置5は、保持装置40を水平方向(XY軸方向)に移動させるアクチュエータ(図示せず)を含む。移動装置4,5のアクチュエータは、制御装置20からの指令によって動作する。移動装置4,5によって検査装置10および保持装置40の少なくとも一方を水平方向に移動させることによって、検査装置10と保持装置40との水平方向の相対距離を調整することができる。なお、移動装置4,5のどちらか一方を省略するようにしてもよい。
検査装置10は、光学ユニット11と、分注ユニット12と、開閉ユニット14と、照射ユニット16とを含む。
分注ユニット12には、Z軸方向に延在するノズルが先端に取り付けられたシリンジ13が備えられる。ノズルの内部には、Z軸方向に沿って移動可能なプランジャ(図示せず)が備えられる。シリンジ13は、プランジャのZ軸正方向のストローク量に応じた量の液体を吸引し、プランジャのZ軸負方向のストローク量に応じた量の液体を排出するように構成される。分注ユニット12は、シリンジ13をZ軸方向に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)と、ノズル内のプランジャをZ軸方向にストロークさせるためのアクチュエータ(図示せず)とを備える。これらのアクチュエータは、制御装置20からの指令によって動作する。
開閉ユニット14は、保持装置40に保持されている容器50の蓋に触れて容器50の蓋を自動開閉するための突起部を有する開閉機構を備える。開閉ユニット14は、制御装置20からの指令によって動作する。
照射ユニット16は、開閉ユニット14が容器50の蓋を開閉する際に開閉ユニット14の突起部に検体が付着して次の検体に混入(コンタミネーション)するおそれがあることに鑑み、開閉ユニット14の突起部周辺にUV光(紫外線)を照射することによってコンタミネーションを予防する。
光学ユニット11は、励起用の光を容器50内の検体に照射したときに検体から放出される蛍光を検出することによって、検体に含まれる感染症ウィルスあるいは遺伝子を解析する装置である。光学ユニット11は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの波長に対する蛍光検出をそれぞれ行ない、その結果を制御装置20に出力する。光学ユニット11には、光を発する光源(発光ダイオードなど)、光源からの光を検体に照射したり検体の蛍光を集めたりするためのレンズ、検体から放射される蛍光を検出し解析可能なデジタルデータに変換するフォトダイオードなどが含まれる。なお、光学ユニット11については公知の構成を採用することができる。
制御装置20は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力バッファ等を含んで構成される。制御装置20は、分析開始指令を端末3から受けると、解析装置2の各部(検査装置10内の各ユニット、移動装置4,5、温調装置30の温度源44およびヒートリッド45)を予め決められた手順に沿って制御することによって、検体に含まれる感染症ウィルスまたは遺伝子を解析する。制御装置20は、解析装置2による解析結果を端末3のディスプレイに表示させる。
図2は、容器50が設置された状態の保持装置40をZ軸に沿う方向から視た図である。保持装置40は、XY平面に沿って延在し、複数の容器50が2次元状に配列される配列面を有している。検査装置10および保持装置40は、移動装置4,5によって、保持装置40の配列面に沿って2次元状に相対移動可能に構成される。
保持装置40の配列面に配列される容器50には、サーマルサイクルの対象となる液体(各試薬が添加された検体)が入るPCR容器(反応容器)51と、各試薬の入った試薬容器52と、検体単体が入った検体容器54とが含まれる。
PCR容器51は、X軸方向に沿って1次元状に配列される4つのPCR容器51a,51b,51c,51dを1セットとして、Y軸方向に4セット配置される。
試薬容器52は、X軸方向に沿って1次元状に配列される4つの試薬容器52a,52b,52c,52dを1セットとして、Y軸方向に4セット配置される。試薬容器52aには、検体処理液が予め入れられている。試薬容器52bには、反応液が予め入れられている。試薬容器52cには、プライマー/プローブ液(プライマーとプローブとを含む液)が予め入れられている。試薬容器52dには、酵素液が予め入れられている。なお、4つの試薬容器52a,52b,52c,52dは、少なくとも1検体の分析に必要な量の試薬が予め封入された状態で1セットで試薬キットとして提供(市販)されている。
検体容器54は、Y軸方向に沿って1次元状に4つ配列される。本実施の形態による解析装置2においては、Y軸方向に配列された4つの検体容器54にそれぞれ異なる検体を入れておくことによって、1度に4つの検体を分析することができる。
保持装置40における、各容器50(PCR容器51、試薬容器52、検体容器54)が配置される箇所には、各容器50の一部をZ軸方向に沿って挿入可能な段差(穴または窪み)が形成されている。各容器50が対応する段差に挿入されることによって、各容器50のX軸方向およびY軸方向の位置が固定される。
保持装置40における試薬容器52と検体容器54との間の領域には、検体および試薬を分注するための分注チップ53が配置される。分注チップ53は、シリンジ13のノズルに取り付けられて使用される。
本実施の形態においては、分注チップ53として、検体容器54に用いられるロングチップ53aと、PCR容器51および試薬容器52に用いられるショートチップ(微量チップ)53bとが含まれる。分注チップ53は、X軸方向に沿って1次元状に配列される1つのロングチップ53aおよび2つのショートチップ53bを1セットとして、Y軸方向に4セット配置される。
サーマルサイクルの対象となるPCR容器51は温調機能を有する温調部41に配置され、その他の試薬容器52、分注チップ53、検体容器54は温調機能を有さない保持部42に配置される。
さらに、保持装置40には、使用済みの分注チップ53を廃棄するためのチップ廃棄部43が備えられる。シリンジ13のノズルに嵌合された分注チップ53をノズルから取り外す際には、分注チップ53の上端をチップ廃棄部43の凹部下面に引っかけた状態でノズルを上方に移動させることによって、ノズルから分注チップ53が取り外されて廃棄される。
なお、図2には示されていないが、各容器50は、容器本体と、容器本体に対して開閉可能な蓋部とを有している。各容器50は、蓋と容器本体とが一体となった樹脂成型品である。
<解析処理>
作業者が、各容器50(PCR容器51、試薬容器52および検体容器54)および分注チップ53(ロングチップ53aおよびショートチップ53b)を保持装置40にセットし、分析を開始するための分析開始指令を端末3に入力すると、解析装置2による解析処理が開始される。
図3は、解析装置2による解析処理の各工程を模式的に示す図である。解析処理においては、工程S1~S6がこの順に実行される。
まず、工程S1では、検体5μLをPCR容器51bに分注する処理(サンプル注入)が行なわれる。具体的には、制御装置20は、まず、シリンジ13のノズルにロングチップ53aを装着し、検体容器54から検体25μLを採取してPCR容器51aへ検体25μLを分注するように、分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
次いで、制御装置20は、ロングチップ53aをチップ廃棄部43にて廃棄するように分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
次いで、制御装置20は、シリンジ13のノズルにショートチップ53bを装着し、PCR容器51aから検体5μLを採取してPCR容器51bへ検体5μLを分注するように、分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
なお、ロングチップ53aで検体を25μL採取して一時的にPCR容器51aに分注しておき、その後にショートチップ53bに替えてPCR容器51aから検体5μLを採取してPCR容器51bに分注するのは、検体5μLを正確にPCR容器51bに分注するためである。すなわち、シリンジ13のノズルの内部に備えられるプランジャは基本的に微量の分注を行うショートチップ53bに対応させているために細く、同じストローク量では、ロングチップ53aの使用時において分注精度が低下し正確な結果が得られない場合が生じ得る。そこで、本実施の形態においては、ロングチップ53aで一度検体を採取してPCR容器51bとは別のPCR容器51aに5μLよりも多い25μLを分注しておき、その後にショートチップ53bに替えてPCR容器51aから正確に5μLを採取してPCR容器51bへ分注する。これにより、5μLの微量の検体を正確にPCR容器51bに分注することができる。
次の工程S2では、PCR容器51bに検体処理液5μLを添加する処理が行なわれる。具体的には、制御装置20は、まず、試薬容器52aから検体処理液5μLを採取してPCR容器51bへ検体処理液5μLを分注し、シリンジ13の往復(上下動作)によってPCR容器51b内を攪拌するように、分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
次いで、制御装置20は、ショートチップ53bをチップ廃棄部43にて廃棄するように分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
次の工程S3では、PCR容器51bを加熱および急冷する処理が行なわれる。具体的には、制御装置20は、PCR容器51bを加熱してPCR容器51b内の検体温度を90℃に5分維持し、その後、PCR容器51bを急冷してPCR容器51b内の検体温度を20℃(常温)に戻すように、温調部41を制御する。
PCR容器51bは、温調部41の上面が窪んだ段差に挿し込まれている。温調部41は、熱伝導性に優れた金属板であり、たとえばアルミニウム製である。温調部41は、温度源44と熱的に接触している。温度源44によって、予め設定されていたプログラムに従って温調部41が加熱および冷却されることにより、PCR容器51b内の検体温度が制御される。これにより検体が、反応に適した所定の温度プロファイルに供される。
PCR容器51bの、容器本体を閉じている状態の蓋には、ヒートリッド45が熱的に接触している。ヒートリッド45は金属板であり、シートヒーターなどの加熱源が取り付けられている。加熱源が蓋を加熱することで、PCR容器51b内で液体が気化して反応条件が変わったり、蓋において結露が発生したりすることが防止されている。
次の工程S4では、PCR容器51bに各試薬を添加する処理が行なわれる。具体的には、制御装置20は、まず、試薬容器52bから反応液7.8μLを採取し、酵素2.4μLが予め入っている試薬容器52dへ分注するように、分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
次いで、制御装置20は、試薬容器52cからプライマー/プローブ液7.8μLを採取して試薬容器52dへ分注し、シリンジ13の往復(上下動作)によって試薬容器52d内を攪拌するように、分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。この時点での試薬容器52dに入っている試薬混合液の量は18μLとなる。
次いで、制御装置20は、試薬容器52dから試薬混合液15μLを採取し、PCR容器51bへ試薬混合液15μLを分注し、シリンジ13の往復(上下動作)によってPCR容器51b内を攪拌するように、分注ユニット12および移動装置4,5を制御する。
次の工程S5では、PCR容器51bのサーマルサイクル処理が行なわれる。具体的には、制御装置20は、PCR容器51b内の液温度を42℃に10分維持して逆転写反応を生じさせ、その後、PCR容器51b内の液温度を95℃に1分維持して酵素を活性させるように、温調部41を制御する。
次いで、制御装置20は、PCR容器51b内の液温度を95℃に5秒間維持した後にPCR容器51b内の液温度を60℃に30秒間維持して遺伝子を増幅させる増幅処理を行なうように、温調部41を制御する。なお、この増幅処理は45サイクル実施される。
次の工程S6では、3波長蛍光検出が行なわれる。具体的には、制御装置20は、増幅処理後に、PCR容器51b内の液温度を60℃にした状態で、PCR容器51b内の液に対して3波長蛍光検出を行なうように、温調部41および光学ユニット11を制御する。なお、3波長蛍光検出は、増幅処理が行なわれる毎に実施される。3波長蛍光検出の結果(解析装置2による解析処理の結果)は、端末3のディスプレイに表示される。
<ヒートリッド45の運搬装置の構成>
次に、ヒートリッド45を温調部41に対して相対移動させる運搬装置について説明する。図4は、ヒートリッド45の運搬装置の概略構成を示す斜視図である。図5は、図4とは異なる角度から見た、ヒートリッド45の運搬装置の斜視図である。
ヒートリッド45の運搬装置は、X軸駆動モータ61と、X軸移動部62と、Z軸駆動モータ65と、Z軸移動部66とを主に備えている。
X軸駆動モータ61は、ヒートリッド45をX軸方向に移動させる駆動力を発生する。X軸駆動モータ61は、たとえばサーボモータであってもよい。X軸移動部62は、ラック部64を有している。ラック部64は、X軸駆動モータ61の出力軸に連結されているピニオンギヤと噛み合っている。X軸駆動モータ61の発生する駆動力を受けてピニオンギヤが回転し、ラック部64がX軸方向に移動する。ラック部64のX軸方向の移動に伴って、X軸移動部62は全体としてX軸方向に移動する。
Z軸駆動モータ65は、ヒートリッド45をZ軸方向に移動させる駆動力を発生する。Z軸駆動モータ65は、たとえばサーボモータであってもよい。Z軸駆動モータ65は、X軸駆動モータ61と同じモータであってもよく、X軸駆動モータ61とは異なるモータであってもよい。Z軸移動部66は、ラック部68を有している。ラック部68は、Z軸駆動モータ65の出力軸に連結されているピニオンギヤと噛み合っている。Z軸駆動モータ65の発生する駆動力を受けてピニオンギヤが回転し、ラック部68がZ軸方向に移動する。ラック部68のZ軸方向の移動に伴って、Z軸移動部66は全体としてZ軸方向に移動する。
温調部41は、容器50を保持するとともに容器50の温度を昇降させる、実施の形態における容器保持部に相当する。X軸駆動モータ61とZ軸駆動モータ65とは、ヒートリッド45を温調部41に対して相対移動させる、実施の形態における駆動部に相当する。
X軸移動部62には、Z軸方向に延びる案内孔63が形成されている。Z軸移動部66は、案内孔63に嵌合する嵌合部67を有している。嵌合部67は、案内孔63に沿って、Z軸方向に移動する。案内孔63および嵌合部67によって、Z軸移動部66のZ軸方向への移動が案内される。
ヒートリッド45には、平板状のプレート部材70が取り付けられている。プレート部材70は、ヒートリッド45に固定されている。プレート部材70は、ヒートリッド45と一体的に移動可能に構成されている。図6は、図4に示されるプレート部材70の模式図である。
プレート部材70には、略L字形状のL字溝71が形成されている。図6に示されるL字溝71は、プレート部材70を厚み方向に貫通しているが、L字溝71は必ずしもプレート部材70を貫通していなくてもよい。L字溝71は、プレート部材70の表面が窪んだ溝形状を有していてもよい。プレート部材70は、実施の形態の溝形成部材に相当する。
L字溝71は、X軸方向に沿って略延びる第1溝部73と、Z軸方向に沿って略延びる第2溝部74とを有している。第2溝部74は、鉛直方向に沿って略延びている。第1溝部73は、鉛直方向に垂直なX軸方向に沿って略延びており、水平方向に略延びている。第2溝部74の下端部が第1溝部73に連通しており、これによりL字溝71は略L字状の形状を有している。第1溝部73の床面の一部分が、水平方向に対して上向きに傾斜している。L字溝71、より詳細には第1溝部73は、水平方向に対して上向きに傾斜する傾斜床面75を有している。
図6に示されるコロ72は、Z軸移動部66に設けられている。コロ72は、Z軸移動部66を構成する金属板に、回転可能に取り付けられている。コロ72は、L字溝71に係合されている。コロ72は、L字溝71内に配置されている。図6に示されるコロ72は、L字溝71の第2溝部74の上端に位置している。
コロ72は、X軸駆動モータ61の発生する駆動力によって、プレート部材70に対してX軸方向に相対移動可能とされている。コロ72は、Z軸駆動モータ65の発生する駆動力によって、プレート部材70に対してZ軸方向に相対移動可能とされている。コロ72は、L字溝71内を移動可能である。コロ72は、L字溝71に沿って、プレート部材70に対して相対移動可能に構成されている。コロ72は、プレート部材70に対し相対回転可能である。コロ72は、実施の形態における可動部材に相当する。
X軸移動部62、Z軸移動部66、プレート部材70およびコロ72は、X軸駆動モータ61およびZ軸駆動モータ65の発生する駆動力をヒートリッド45に伝達する、実施の形態における動力伝達部を構成している。
図4および図5に示されるように、ヒートリッド45の互いに対向する2つの縁部分に、一対のプレート部材70が取り付けられている。各プレート部材70に、図6と同様に、コロ72が係合している。動力伝達部は、一対のプレート部材70とコロ72とを有している。一対のプレート部材70とコロ72とが、ヒートリッド45を両側から支持している。
<温調部41に対するヒートリッド45の相対移動>
次に、温調部41に対するヒートリッド45の相対移動について説明する。図7は、温調部41に対するヒートリッド45の相対移動を示す第1の図である。図8は、図7の配置におけるプレート部材70とコロ72との相対位置を示す模式図である。
図7に示されるように、ヒートリッド45は、ヒータ部46と、支持部47と、ばね部48とを有している。ヒータ部46は、後述するように容器50の蓋部に接触して蓋部を加熱する、ヒートリッド45の本体部分である。支持部47は、ばね部48を介して、上方からヒータ部46を支持する。ヒータ部46は、支持部47からばね部48によって吊り下げられている。図4,5を参照して説明したヒートリッド45の運搬装置は、支持部47に、X軸方向およびZ軸方向に移動させる駆動力を作用する。
図4,5に示される配置から、ヒートリッド45は、上方向に移動する。制御装置20(図1)は、Z軸駆動モータ65に制御信号を送信して、Z軸駆動モータ65を駆動させる。Z軸駆動モータ65の発生する駆動力を受けて、Z軸移動部66が上方向に移動する。Z軸移動部66と共に、コロ72が上方向に移動する。コロ72がプレート部材70に上方向の応力を作用することで、プレート部材70が上方向に移動する。プレート部材70と共に、ヒートリッド45が上方向に移動する。
図4,5に示されるヒートリッド45は、温調部41の上端よりも下方に配置されている。図7に示される、上方向に移動したヒートリッド45は、温調部41に保持された容器の上端よりも上方に配置されている。
図7に示されるヒートリッド45の上方向への移動の間、コロ72は、図8に示されるように、L字溝71の第2溝部74の上端に位置したままである。プレート部材70に対するコロ72の相対移動が抑制されていることで、ヒートリッド45の上方向への移動を安定して行なうことが可能とされている。
図9は、温調部41に対するヒートリッド45の相対移動を示す第2の図である。図10は、図9の配置におけるプレート部材70とコロ72との相対位置を示す模式図である。
図7に示される配置から、ヒートリッド45は、水平方向に移動する。制御装置20は、X軸駆動モータ61に制御信号を送信して、X軸駆動モータ61を駆動させる。X軸駆動モータ61の発生する駆動力を受けて、X軸移動部62が水平方向に移動する。X軸移動部62と共に、Z軸移動部66およびコロ72が水平方向に移動する。コロ72がプレート部材70に水平方向の応力を作用することで、プレート部材70が水平方向に移動する。プレート部材70と共に、ヒートリッド45が水平方向に移動する。
水平方向に移動したヒートリッド45は、温調部41の上方に配置されている。ヒートリッド45が温調部41の上端よりも上方かつ容器の上端よりも上方にまで上方向に移動していることで、ヒートリッド45の水平方向への移動が、温調部41または容器との干渉によって妨げられることがない。
図9に示されるヒートリッド45の水平方向の移動の間、コロ72は、図10に示されるように、L字溝71の第2溝部74の上端に位置したままである。プレート部材70に対するコロ72の相対移動が抑制されていることで、ヒートリッド45の水平方向の移動を安定して行なうことが可能とされている。
図11は、温調部41に対するヒートリッド45の相対移動を示す第3の図である。図12は、図11の配置におけるプレート部材70とコロ72との相対位置を示す模式図である。
図9に示される配置から、ヒートリッド45は、下方向に移動する。制御装置20は、Z軸駆動モータ65に制御信号を送信して、Z軸駆動モータ65を駆動させる。Z軸駆動モータ65の発生する駆動力を受けて、Z軸移動部66が下方向に移動する。Z軸移動部66と共に、コロ72が下方向に移動する。コロ72は、図12に示されるように、L字溝71の第2溝部74の上端から下端へ移動する。L字溝71の第2溝部74の下端に位置するコロ72が、プレート部材70に下方向の応力を作用することで、プレート部材70が下方向に移動する。プレート部材70と共に、ヒートリッド45が下方向に移動する。
図11に示される、下方向に移動したヒートリッド45、具体的にはヒータ部46は、容器の蓋部に接触している。ヒータ部46は、容器の蓋部の上に自重で載っている。図7~図11に示されるヒートリッド45の移動の間、ヒータ部46は、支持部47からばね部48によって吊り下げられた状態を維持している。図7~図11に示されるヒートリッド45の移動の間、支持部47に対するヒータ部46の相対位置が不変である。
図13は、温調部41に対するヒートリッド45の相対移動を示す第4の図である。図14は、図13の配置におけるプレート部材70とコロ72との相対位置を示す模式図である。
制御装置20は、X軸駆動モータ61に制御信号を送信して、X軸駆動モータ61を駆動させる。X軸駆動モータ61の発生する駆動力を受けて、X軸移動部62が水平方向に移動する。X軸移動部62と共に、Z軸移動部66およびコロ72が水平方向に移動する。コロ72は、L字溝71の第1溝部73に沿って、プレート部材70に対して相対移動する。
第1溝部73の傾斜床面75は、第1溝部73内を移動するコロ72の移動方向に対して上向きに傾斜している。コロ72が第1溝部73の傾斜床面75を昇るようにしてコロ72が傾斜床面75を通過することにより、水平方向に移動するコロ72からプレート部材70に対して、Z軸方向の力が作用する。具体的には、プレート部材70に対して、下向きの力が作用する。この力の作用によって、プレート部材70が下方向に移動する。プレート部材70と共に、支持部47が下方向に移動する。
コロ72の水平方向の移動によって、プレート部材70および支持部47が下方向に移動することで、支持部47に対するヒータ部46の相対位置が変化している。支持部47がヒータ部46に接近しており、ばね部48が縮んでいる。ばね部48の長さが小さくなることで、ばね部48からヒータ部46に下向きの弾性力が作用する。図13に示されるヒートリッド45、具体的にはヒータ部46は、容器に押し付けられている。ヒートリッド45(ヒータ部46)は、容器の蓋部を下方向に押圧している。ヒートリッド45(ヒータ部46)は、容器の蓋部を容器本体側へ押圧している。X軸駆動モータ61の駆動力によるコロ72の移動方向と、ヒートリッド45(ヒータ部46)が容器の蓋部を容器本体側へ押圧する方向とが、異なっている。
コロ72が傾斜床面75を通過した図14に示される状態で、X軸駆動モータ61とZ軸駆動モータ65との両方が停止する。X軸駆動モータ61とZ軸駆動モータ65とは、停止中に出力軸を保持するロック機能を有している。X軸駆動モータ61およびZ軸駆動モータ65の停止中に、ヒートリッド45の位置がずれることが回避されている。これにより、X軸駆動モータ61およびZ軸駆動モータ65によるヒートリッド45の駆動を停止させた状態で、ヒートリッド45が容器の蓋部を容器本体側へ押圧する力が作用したままになる。
[態様]
上述した例示的な実施の形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項) 一態様に係る容器温調装置は、容器保持部と、ヒートリッドと、駆動部と、動力伝達部とを備えている。容器保持部は、容器を保持する。容器は、容器本体と、容器本体に対して開閉可能な蓋部とを有している。容器保持部はまた、容器の温度を昇降させる。ヒートリッドは、容器本体を閉じている状態の蓋部に接触して、蓋部を加熱する。駆動部は、ヒートリッドを容器保持部に対して相対移動させる駆動力を発生する。動力伝達部は、駆動部の発生する駆動力をヒートリッドへ伝達する。動力伝達部は、動力伝達部は、溝が形成された溝形成部材と、溝に係合され溝内を移動可能な可動部材とを有している。可動部材の水平方向の移動によって、ヒートリッドが蓋部を容器本体側へ押圧する。
可動部材の水平方向の移動によって、ヒートリッドが容器の蓋部を容器本体側へ押圧することで、駆動部によるヒートリッドの駆動を停止させても、ヒートリッドを蓋部に押し付ける力を発生させ続けることができる。容器の温度を昇降させる間に駆動部を駆動させたままとしなくてもよく、駆動部の負担を軽減できるので、消費電力を低減でき、発熱による駆動部の誤作動または故障のリスクを低減することができる。
(第2項) 第1項に記載の容器温調装置において、溝は、可動部材の水平移動方向に対して上向きに傾斜する傾斜床面を有していてもよい。
可動部材が水平方向に移動して傾斜床面を通過するときに、溝形成部材は、可動部材に対して相対的に下方向に移動する。この溝形成部材の移動によって、ヒートリッドに下向きの力が作用する。これによりヒートリッドは、容器の蓋部を容器本体側へ押圧することができる。
(第3項) 第2項に記載の容器温調装置において、可動部材は、溝形成部材に対し相対回転可能であってもよい。
可動部材を溝形成部材に対して摺動させるのではなく回転移動させることにより、可動部材と溝形成部材との間に発生する摩擦力を低減でき、可動部材が溝内をスムーズに移動できる。溝形成部材に対する可動部材の相対変位に伴うエネルギー損失を低減でき、駆動部の発生する駆動力でヒートリッドを効率的に移動させることができる。
(第4項) 第2項に記載の容器温調装置において、動力伝達部は、一対の溝形成部材と可動部材とを有し、一対の溝形成部材と可動部材とがヒートリッドを両側から支持してもよい。
このように溝形成部材と可動部材とを配置することで、動力伝達部は、ヒートリッドを両側から安定して支持することができる。
(第5項) 第1項に記載の容器温調装置において、溝は、水平方向に延びる第1溝部と、鉛直方向に延びる第2溝部とを有し、第2溝部の下端部が第1溝部に連通するL字状の形状を有していてもよい。
ヒートリッドを上方向へ移動させるとき、およびヒートリッドを水平移動させるときに、可動部材が第2溝部の上端に位置していることで、可動部材の溝形成部材に対する相対変位を抑制できる。これにより、ヒートリッドを安定して移動させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 解析システム、2 解析装置、3 端末、4,5 移動装置、10 検査装置、11 光学ユニット、12 分注ユニット、13 シリンジ、14 開閉ユニット、16 照射ユニット、20 制御装置、30 温調装置、40 保持装置、41 温調部、42 保持部、43 チップ廃棄部、44 温度源、45 ヒートリッド、46 ヒータ部、47 支持部、48 ばね部、50 容器、51 PCR容器、52 試薬容器、53 分注チップ、54 検体容器、61 X軸駆動モータ、62 X軸移動部、63 案内孔、64,68 ラック部、65 Z軸駆動モータ、66 Z軸移動部、67 嵌合部、70 プレート部材、71 L字溝、72 コロ、73 第1溝部、74 第2溝部、75 傾斜床面。

Claims (5)

  1. 容器本体と前記容器本体に対して開閉可能な蓋部とを有する容器を保持するとともに、前記容器の温度を昇降させる容器保持部と、
    前記容器本体を閉じている状態の前記蓋部に接触して前記蓋部を加熱するヒートリッドと、
    前記ヒートリッドを前記容器保持部に対して相対移動させる駆動力を発生する駆動部と、
    前記駆動部の発生する駆動力を前記ヒートリッドへ伝達する動力伝達部とを備え、
    前記動力伝達部は、溝が形成された溝形成部材と、前記溝に係合され前記溝内を移動可能な可動部材とを有し、
    前記溝形成部材は、前記ヒートリッドに固定され、前記ヒートリッドと一体的に移動可能であり、
    前記可動部材の水平方向の移動によって、前記ヒートリッドが前記蓋部を前記容器本体側へ押圧する、容器温調装置。
  2. 前記溝は、前記可動部材の水平移動方向に対して上向きに傾斜する傾斜床面を有する、請求項1に記載の容器温調装置。
  3. 前記可動部材は、前記溝形成部材に対し相対回転可能である、請求項2に記載の容器温調装置。
  4. 前記動力伝達部は、一対の前記溝形成部材と前記可動部材とを有し、
    一対の前記溝形成部材と前記可動部材とが前記ヒートリッドを両側から支持する、請求項2に記載の容器温調装置。
  5. 前記溝は、水平方向に延びる第1溝部と、鉛直方向に延びる第2溝部とを有し、前記第2溝部の下端部が前記第1溝部に連通するL字状の形状を有する、請求項1に記載の容器温調装置。
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