JP7484524B2 - 点検診断システム - Google Patents

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Description

この発明は、地面に立設されている、電柱、照明柱、信号柱等の柱状構造物を点検し、診断する技術に関する。
従来、インフラ設備である、電柱、照明柱、信号柱等の柱状構造物の状態が安全な状態であるか、不安全な状態であるかを判定する手法の1つとして、特許文献1に記載された手法があった。
この特許文献1に記載された手法は、柱状構造物をレーザースキャナで計測し、得られた3次元点群を用いた演算処理で柱状構造物のたわみ量を推定する。そして、推定した柱状構造物のたわみ量に基づき、当該柱状構造物の状態が安全な状態であるか、不安全な状態であるかを判定する。
特開2015-224980号公報
しかしながら、その状態を点検し、診断する対象の柱状構造物が多数であることから、個々の柱状構造物の点検、診断にかかる作業員の手間を低減するとともに、個々の柱状構造物の点検、診断に要する時間を短縮することが望まれている。
特許文献1は、車両に搭載したレーザレンジファインダ等で柱状構造物の表面の複数の位置を計測した3次元点群の計測結果を用いて、その柱状構造物の点検、診断を行う構成である。特許文献1は、柱状構造物の点検、診断に用いる計測結果の収集にかかる作業員の手間を抑えられる。しかし、柱状構造物のたわみの算出にかかる演算量が多いことから、この演算処理に要する時間が長く、結果的に、個々の柱状構造物の点検、診断に要する時間が長いという問題があった。
なお、演算速度が比較的高速である演算装置(コンピュータ)を用いれば、演算処理に要する時間を短縮することは可能であるが、装置本体のコストアップを生じる。
この発明の目的は、柱状構造物の点検、診断にかかる作業員の手間を抑え、柱状構造物の点検、診断に要する時間を短縮する技術を提供することにある。
この発明の点検診断システムは、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
点検診断システムは、センサノードと、状態診断装置とを有する。
センサノードは、地面に立設された柱状構造物に対して、高さ方向の異なる位置に取り付けられた第1センサ、および第2センサが接続されるセンサ接続部と、第1センサ、および第2センサによって計測された物理量を出力する出力部と、を備えている。第1センサ、および第2センサは、取付位置における柱状構造物の傾斜角を計測するセンサである。柱状構造物は、道路等に設置されている電柱、照明柱、信号柱等の柱状構造物であり、金属製のものであってもよいし、コンクリート製のものであってもよい。
状態診断装置は、センサノードが出力した第1センサ、および第2センサによって計測された物理量を取得するセンシングデータ取得部と、センシングデータ取得部で取得した第1センサおよび第2センサによって計測された物理量を用いて、柱状構造物の状態を推定する状態推定部と、を備えている。
この構成では、柱状構造物の状態を、高さ方向の異なる位置に取り付けた第1センサ、および第2センサによって計測された、柱状構造物の傾斜角を用いて推定する。
柱状構造物は、たわみが大きくなるにつれて、柱状構造物の比較的高い位置(柱状構造物の天端に近い位置)の傾斜角Bを、当該柱状構造物の比較的低い位置(柱状構造物の地面に近い位置)の傾斜角Aで除した傾斜角比率(傾斜角B/傾斜角A)が大きくなる。すなわち、柱状構造物の状態の点検が、柱状構造物のたわみの大きさを推定しなくても、柱状構造物の高さ方向の異なる位置に取り付けた第1センサ、および第2センサによって計測された、柱状構造物の傾斜角の比率によって行える。
したがって、柱状構造物の状態の点検が簡単な演算処理で行える。例えば、状態推定部は、第1センサによって計測された柱状構造物の傾斜角と、第2センサによって計測された柱状構造物の傾斜角との比率を、予め定めた閾値と比較して、柱状構造物の状態を推定する構成にしてもよい。この場合、閾値は、柱状構造物の高さ方向における、第1センサの取付位置と第2センサの取付位置との距離を用いて定めるのがよい。
また、柱状構造物の点検、診断に用いる計測結果として、センサノードが出力した第1センサ、および第2センサによって計測された物理量を状態診断装置で取得するだけでよいので、作業員の手間を抑えられる。例えば、状態診断装置は、第1センサ、および第2センサによって計測された物理量をセンサノードとの無線通信で取得する構成にしてもよい。このように構成すれば、状態診断装置を、作業員が携帯したり、車両に搭載したりして移動させることで、多数の柱状構造物の点検、診断が簡単に行える。
また、例えば、センサ接続部が、状態診断装置から点検要求を受信すると、第1センサ、および第2センサに対する電源供給を開始し、第1センサ、および第2センサによる計測を完了すると、第1センサ、および第2センサに対する電源供給を停止する構成にしてもよい。このように構成すれば、センサノードの消費電力を抑えることができる。
この発明によれば、柱状構造物の点検、診断にかかる作業員の手間を抑え、柱状構造物の点検、診断に要する時間を短縮できる。
状態診断装置を適用した柱状構造物点検診断システムを示す概略図である。 状態診断装置を車両に搭載した例を説明する図である。 状態診断装置の主要部の構成を示すブロック図である。 センサノードの主要部の構成を示すブロック図である。 状態診断装置の動作を示すフローチャートである。 センサノードの動作を示すフローチャートである。 閾値αを決定する手法を説明する図である。 変形例2の状態診断装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
図1は、この例にかかる状態診断装置を適用した柱状構造物点検診断システムを示す概略図である。この例の柱状構造物点検診断システムは、道路等に設置されているインフラ構造物である、電柱、照明柱、信号柱等の柱状構造物10の状態を点検し、診断するシステムである。電柱は、電線やケーブル等を架線するのに用いられる。照明柱は、道路を照らす照明灯を取り付けるのに用いられる。信号柱は、信号機を取り付けるのに用いられる。柱状構造物10は、金属製であってもよいし、コンクリート製であってもよいし、その他の素材であってもよい。また、柱状構造物10は、円柱形状であってもよいし、四角柱形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。また、柱状構造物10は、内部がくり抜かれている丸筒や角筒であってもよい。
柱状構造物10は、下端部を地面Gに埋設し、地面Gに立設させている。柱状構造物10には、2つの傾斜センサ3(3a、3b)が取り付けられている。2つの傾斜センサ3は、高さ方向の異なる位置に取り付けられている。図1では、傾斜センサ3aを柱状構造物10の比較的地面に近い位置に取り付け、傾斜センサ3bを柱状構造物10の比較的天端に近い位置に取り付けた例を示している。傾斜センサ3a、3bは、取付位置における、柱状構造物10の傾斜角を計測する。
また、柱状構造物10には、センサノード2が取り付けられている。図1では、柱状構造物10の高さ方向において、センサノード2を、傾斜センサ3aと傾斜センサ3bとの間に取り付けた例を示しているが、センサノード2の取付位置は、傾斜センサ3aと、傾斜センサ3bとの間でなくてもよいし、柱状構造物10の周辺の地面Gに載置されていてもよい。傾斜センサ3a、3bは、センサノード2に接続されている。センサノード2が、傾斜センサ3a、3bの駆動を制御する。
状態診断装置1は、センサノード2との間で無線通信を行い、傾斜センサ3a、3bにより計測された、柱状構造物10の傾斜角を取得する。状態診断装置1は、傾斜センサ3a、3bにより計測された柱状構造物10の傾斜角を用いて、この柱状構造物10の状態が安全な状態であるか、不安全な状態であるかを推定する。
状態診断装置1は、例えば図2に示すように、車両100に搭載されている。車両101は、状態診断装置1が搭載されていない(車両101は、車両100の対向車両として図示しているだけである。)。車両100が走行することにより、この車両100に搭載されている状態診断装置1の無線通信エリアが変化する。また、図2に示す柱状構造物10a~10fのそれぞれには、センサノード2、および傾斜センサ3a、3bが取り付けられている。
したがって、車両100を道路に沿って走行させることで、この車両100に搭載されている状態診断装置1が無線通信エリア内に位置した柱状構造物10a~10fのセンサノード2から順番に、そのセンサノード2に接続されている傾斜センサ3a、3bにより計測された、柱状構造物10a~10fの傾斜角を取得する。
すなわち、状態診断装置1を搭載した車両100を道路に沿って走行させることで、多くの柱状構造物10a~10fについて、その状態が安全な状態であるか、不安全な状態であるかを推定することができる。
なお、ここでは、状態診断装置1を車両100に搭載するとしているが、作業員が携帯して移動してもよい。
柱状構造物10は、たわみが大きくなるにつれて、柱状構造物の比較的高い位置(柱状構造物の天端に近い位置)の傾斜角Bを、当該柱状構造物の比較的低い位置(柱状構造物の地面に近い位置)の傾斜角Aで除した傾斜角比率(傾斜角B/傾斜角A)が大きくなる。この例の状態診断装置1は、傾斜センサ3bによって計測された柱状構造物の傾斜角の計測値bを、傾斜センサ3bよりも低い位置に取り付けられている傾斜センサ3aによって計測された柱状構造物の傾斜角の計測値aで除した傾斜角比率(計測値b/計測値a)が、予め定めた閾値αを超えていなければ、柱状構造物10の状態が安全な状態であると推定する。また、状態診断装置1は、傾斜角比率が予め定めた閾値αを超えていれば、柱状構造物10の状態が不安全な状態であると推定する。
このように、この例の状態診断装置1は、柱状構造物10に取り付けた2つの傾斜センサ3a、3bの計測値の比率を、予め定めた閾値αと比較するという簡単な演算処理で、当該柱状構造物10の状態を点検し、診断することができる。
<2.構成例>
図3は、この例の状態診断装置の主要部の構成を示すブロック図である。状態診断装置1は、制御ユニット11と、無線通信部12と、出力部13とを備えている。
制御ユニット11は、状態診断装置1本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット11は、状態推定部11a、および閾値記憶部11bを有している。状態推定部11a、および閾値記憶部11bについては、後述する。
無線通信部12は、センサノード2と無線通信を行う。状態診断装置1は、センサノード2との無線通信で、このセンサノード2に接続されている傾斜センサ3a、3bで計測された柱状構造物10の傾斜角を取得する。無線通信部12が、この発明で言うセンシングデータ取得部に相当する。
出力部13は、柱状構造物10の状態を推定した推定結果を出力する。出力部13は、柱状構造物10の状態の推定結果を上位装置(不図示)に出力する構成であってもよいし、柱状構造物10の状態の推定結果を表示器(不図示)に表示させる構成であってもよい。
次に、制御ユニット11が有する状態推定部11a、および閾値記憶部11bについて説明する。状態推定部11aは、傾斜センサ3bによって計測された柱状構造物の傾斜角の計測値bを、傾斜センサ3bよりも低い位置に取り付けられている傾斜センサ3aによって計測された柱状構造物の傾斜角の計測値aで除した傾斜角比率(計測値b/計測値a)を算出する。状態推定部11aは、算出した傾斜角比率と、予め設定されている閾値αと比較し、柱状構造物10の状態が安全な状態であるか、不安全な状態であるかを推定する。閾値記憶部11bが、閾値αを記憶している。
状態診断装置1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、予めインストールされているプログラムを実行したときに、状態推定部11aとして動作する。また、メモリは、このプログラムを展開する領域、このプログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域、および閾値記憶部11bとして使用される領域等を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
図4は、センサノードの主要部の構成を示すブロック図である。センサノード2は、制御ユニット21と、第1センサ接続部22と、第2センサ接続部23と、無線通信部24と、を備えている。
制御ユニット21は、センサノード2本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット21は、電源供給制御部21a、計測信号処理部21b、および記憶部21cを有している。制御ユニット21が有する電源供給制御部21a、計測信号処理部21b、および記憶部21cについては後述する。
第1センサ接続部22には、傾斜センサ3aが接続される。第1センサ接続部22は、傾斜センサ3aに対して駆動電源の供給を行う。第1センサ接続部22は、制御ユニット21からの指示にしたがって、傾斜センサ3aに対する駆動電源の供給/停止を切り替える。また、第1センサ接続部22には、傾斜センサ3aから柱状構造物10の傾斜角を計測したセンシングデータが入力される。
第2センサ接続部23は、第1センサ接続部22と同様の構成である。第2センサ接続部23には、傾斜センサ3bが接続される。第2センサ接続部23は、傾斜センサ3bに対して駆動電源の供給を行う。第2センサ接続部23は、制御ユニット21からの指示にしたがって、傾斜センサ3bに対する駆動電源の供給/停止を切り替える。また、第2センサ接続部23には、傾斜センサ3bから柱状構造物10の傾斜角を計測したセンシングデータが入力される。
第1センサ接続部22および第2センサ接続部23が、この発明で言うセンサ接続部に相当する。
無線通信部24は、状態診断装置1と無線通信を行う。センサノード2は、傾斜センサ3a、3bで計測された柱状構造物10の傾斜角を無線通信で状態診断装置1に送信する。無線通信部24が、この発明で言う出力部を有する。
制御ユニット21が有する電源供給制御部21a、計測信号処理部21b、および記憶部21cについて説明する。
電源供給制御部21aは、第1センサ接続部22、および第2センサ接続部23による傾斜センサ3(3a、3b)への駆動電源の供給/停止を制御する。電源供給制御部21aは、無線通信部24において、状態診断装置1からの点検要求を受信すると、第1センサ接続部22、および第2センサ接続部23に接続されている傾斜センサ3(3a、3b)への駆動電源の供給を開始する。また、電源供給制御部21aは、第1センサ接続部22、および第2センサ接続部23に接続されている傾斜センサ3(3a、3b)において柱状構造物10の傾斜角の計測が完了すると、傾斜センサ3(3a、3b)への駆動電源の供給を停止する。
計測信号処理部21bは、第1センサ接続部22に入力された傾斜センサ3aのセンシングデータを処理し、傾斜センサ3aにより計測された柱状構造物10の傾斜角を取得する。また、計測信号処理部21bは、第2センサ接続部23に入力された傾斜センサ3bのセンシングデータを処理し、傾斜センサ3bにより計測された柱状構造物10の傾斜角を取得する。
記憶部21cは、計測信号処理部21bが取得した、傾斜センサ3(3a、3b)に計測された柱状構造物10の傾斜角を一時的に記憶する。
センサノード2の制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、予めインストールされているプログラムを実行したときに、電源供給制御部21a、および計測信号処理部21bとして動作する。また、メモリは、このプログラムを展開する領域、このプログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域等を有している。制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
<3.動作例>
以下、この例の状態診断装置1、およびセンサノード2の動作について説明する。図5は、状態診断装置の動作を示すフローチャートである。図6は、センサノードの動作を示すフローチャートである。
状態診断装置1は、無線通信部12において、センサノード2に対して応答要求を送信し(s1)、一定時間経過するまでの間に、センサノード2からのレスポンスを待つ(s2、s3)。状態診断装置1と、センサノード2との間における無線通信は、例えば920MHz帯を利用する。状態診断装置1と、センサノード2との間における無線通信の通信距離は、数m~数十m程度である。
状態診断装置1は、s2で一定時間経過したと判定すると、s1に戻る。また、状態診断装置1は、s2で一定時間経過したと判定する前に、無線通信部12でセンサノード2からの応答要求を受信すると、後述するs4以降の処理を実行する。
センサノード2は、無線通信部24で状態診断装置1から送信されてきた応答要求を受信すると、受信した応答要求に対するレスポンスを状態診断装置1に送信する(s21、s22)。このレスポンスには、センサノード2の識別コードが含まれている。
状態診断装置1は、センサノード2からのレスポンスを受信すると、レスポンスを受信したセンサノード2に対して、点検要求を送信する(s4)。この点検要求には、柱状構造物10の状態の点検を要求するセンサノード2の識別コードが含まれている。状態診断装置1は、受信したレスポンスに含まれているセンサノード2の識別コードを参照することによって、同じセンサノード2に対して、何度も連続して点検要求を送信するのを制限している。状態診断装置1は、点検要求を送信したセンサノード2から傾斜角の計測値を受信するのを待つ(s5)。
センサノード2は、無線通信部24で状態診断装置1から送信されてきた点検要求を受信すると(s23)、電源供給制御部21aが傾斜センサ3a、3bに対する駆動電源の供給を開始する(s24)。s24では、第1センサ接続部22が傾斜センサ3aに対する駆動電源の供給を行い、第2センサ接続部23が傾斜センサ3bに対する駆動電源の供給を行う。
センサノード2は、傾斜センサ3a、3bによる柱状構造物10の傾斜角の計測を行う(s25)。s25では、計測信号処理部21bが、傾斜センサ3a、3bのセンシングデータを処理し、傾斜センサ3a、3bにより計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、bを取得する。計測信号処理部21bは、傾斜センサ3a、3bにより計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、bを取得すると、これを記憶部21cに一時的に記憶する。
センサノード2は、無線通信部24において、今回計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、bを状態診断装置1に送信する(s26)。また、センサノード2は、s24で開始した、傾斜センサ3a、3bに対する駆動電源の供給を停止し(s27)、s21に戻る。
状態診断装置1は、無線通信部12において、s4で点検要求を送信したセンサノード2から傾斜角の計測値a、bを受信すると、状態推定部11aが傾斜角比率(計測値b/計測値a)を算出する(s6)。状態推定部11aは、s6で算出した傾斜角比率が、閾値記憶部11bに記憶している閾値αを超えているかどうかを判定する(s7)。状態推定部11aは、s7で閾値αを超えていないと判定すると、柱状構造物10の状態を安全な状態であると推定する(s8)。反対に、状態推定部11aは、s7で閾値αを超えていると判定すると、柱状構造物10の状態を不安全な状態であると推定する(s9)。
状態診断装置1は、s8、またはs9における柱状構造物10の状態の推定結果を出力する(s10)。s10では、例えば、点検、診断した柱状構造物10を識別する識別コードと、今回計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、b、および点検、診断した柱状構造物10について推定した状態の推定結果等を対応づけて、上位装置に出力する。また、s10では、点検、診断した柱状構造物10を識別する識別コードと、今回計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、b、および点検、診断した柱状構造物10について推定した状態の推定結果等を表示器に表示してもよい。また、柱状構造物10の状態が不安全な状態であると推定されたときに、その旨を音や表示等で報知する構成にしてもよい。
このように、この例にかかる状態診断装置1は、傾斜センサ3a、3bにより計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、bの比率と、予め設定されている閾値αとの比較によって、柱状構造物10の状態を推定する。このように、柱状構造物10の状態の点検、診断が簡単な演算処理で行える。
また、状態診断装置1は、傾斜センサ3a、3bにより計測された柱状構造物10の傾斜角の計測値a、bをセンサノード2との無線通信で取得することができるので、柱状構造物の点検、診断にかかる作業員の手間が抑えられる。また、状態診断装置1を搭載した車両100を道路に沿って走行させることで、多くの柱状構造物10の状態が安全な状態であるか、不安全な状態であるかを推定することができる。
したがって、柱状構造物10の点検、診断にかかる作業員の手間を抑え、柱状構造物の点検、診断に要する時間を短縮できる。
なお、状態診断装置1は、車両100に搭載せず、作業員が携帯して自転車や徒歩で移動してもよい。
また、上記したように、センサノード2は、状態診断装置1から点検要求を受信すると、傾斜センサ3a、3bに対する駆動電源の供給を開始し、傾斜センサ3a、3bによる傾斜角の計測が完了すると、傾斜センサ3a、3bに対する駆動電源の供給を停止する。したがって、センサノード2における消費電力を低減することができる。特に、センサノード2の駆動電源が電池である場合、センサノード2に対する電池交換の頻度を低減できる。
また、上記の例では、傾斜角比率は、
傾斜センサ3bの計測値b/傾斜センサ3aの計測値a、であるとしたが、
傾斜センサ3aの計測値a/傾斜センサ3bの計測値b、にしてもよい。この場合、状態診断装置1は、傾斜角比率が、閾値α´(α´=1/α)よりも大きければ、安全な状態と推定し、反対に、閾値α´(α´=1/α)よりも小さければ、不安全な状態と推定する構成にすればよい。
<4.変形例>
・変形例1
上記の例で示した閾値αを、柱状構造物10毎(センサノード2毎)に設定してもよい。例えば図7に示すように、柱状構造物10の高さ方向における傾斜センサ3aの取付位置と傾斜センサ3bの取付位置との距離L1(以下、高さL1と言う。)と、地面Gから傾斜センサ3aの取付位置までの高さL2と、地面Gから傾斜センサ3bの取付位置までの高さL3とを用いて、閾値αを決定する構成にしてもよい。
この場合、状態診断装置1は、センサノード2毎に、そのセンサノード2の識別コードと、閾値αの値を対応付けて閾値記憶部11bに記憶する。センサノード2の識別コードにより、柱状構造物10を特定できる。
閾値αは、例えば以下の関数に高さL1,L2,およびL3を変数として代入し、算出された値に決定すればよい。
閾値α=p(L1,L2,L3)
上記した関数pは、高さL1,L2,L3の一次関数であってもよいし、2次関数であってもよいし、その他の関数であってもよい。
なお、閾値αを決定する関数は、高さL1,L2,およびL3のいずれか1つを変数として用いる関数であってもよいし、高さL1,L2,およびL3のいずれか1つを変数として用いず、残りに2つを用いる関数であってもよい。
・変形例2
また、上記の例では、柱状構造物10の状態を、傾斜角比率(計測値b/計測値a)が、閾値αよりも大きいかどうかにより推定するとしたが、以下の処理で推定してもよい。
なお、この変形例2においても、状態診断装置1は、図3に示した構成であり、センサノード2は、図4に示した構成である。
図8は、この変形例2にかかる状態診断装置の動作を示すフローチャートである。図8では、図5と同じ処理については、同じステップ番号を付している。また、この変形例2のセンサノード2は、図6に示した処理を実行する。
この変形例2にかかる状態診断装置1は、上記した例で説明したs1~s7にかかる処理を行い、s7で傾斜角比率が閾値αを超えていないと判定すると、傾斜センサ3aの計測値aが、閾値βを超えているかどうかを判定する(s15)。閾値βは、予め設定された値であり、閾値記憶部11bに記憶されている。この閾値βは、傾斜センサ3aの計測値aによって、柱状構造物の状態が安全であるかどうかを推定するのに用いる値である。
また、状態診断装置1は、s15で、傾斜センサ3aの計測値aが、閾値βを超えていないと判定すると、傾斜センサ3bの計測値bが、閾値γを超えているかどうかを判定する(s16)。閾値γは、予め設定された値であり、閾値記憶部11bに記憶されている。この閾値γは、傾斜センサ3aの計測値bによって、柱状構造物の状態が安全であるかどうかを推定するのに用いる値である。
この変形例2の状態診断装置1は、傾斜角比率が閾値αを超えておらず、また傾斜センサ3aの計測値aが閾値βを超えておらず、さらに傾斜センサ3bの計測値bが閾値γを超えていなかったときに、s8で柱状構造物の状態が安全であると推定する。言い換えれば、この変形例2の状態診断装置1は、傾斜角比率が閾値αを超えていた場合、傾斜センサ3aの計測値aが閾値βを超えていた場合、または傾斜センサ3bの計測値bが閾値γを超えていた場合のいずれかであったとき、s9で柱状構造物の状態が不安全であると推定する。
このように構成すれば、柱状構造物10の状態の推定がより適正に行える。
なお、この変形例2における、s7、s15、s16にかかる判定を行う順番は、図8に示した順番に限らず、入れ換えてもよい。
また、状態診断装置1は、s15、またはs16の一方を実行しない構成であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
地面(G)に立設された柱状構造物(10)に対して、高さ方向の異なる位置に取り付けられた第1センサ(3a)、および第2センサ(3b)が接続されるセンサ接続部(22,23)と、
前記第1センサ、および前記第2センサによって計測された物理量を出力する出力部(24)と、を備えたセンサノード(2)、および、
前記センサノード(2)が出力した前記第1センサ(3a)、および前記第2センサ(3b)によって計測された物理量を取得するセンシングデータ取得部(12)と、
前記センシングデータ取得部(12)で取得した前記第1センサ(3a)および前記第2センサ(3b)によって計測された物理量を用いて、前記柱状構造物(10)の状態を推定する状態推定部(11a)と、を備えた状態診断装置(1)を有し、
前記第1センサ(3a)、および前記第2センサ(3b)は、取付位置における前記柱状構造物(10)の傾斜角を計測するセンサである、
点検診断システム。
1…状態診断装置
2…センサノード
3(3a、3b)…傾斜センサ
10(10a~10f)…柱状構造物
11…制御ユニット
11a…状態推定部
11b…閾値記憶部
12…無線通信部
13…出力部
21…制御ユニット
21a…電源供給制御部
21b…計測信号処理部
21c…記憶部
22…第1センサ接続部
23…第2センサ接続部
100…車両

Claims (7)

  1. 地面に立設された柱状構造物に対して、高さ方向の異なる位置に取り付けられた第1センサ、および第2センサが接続されるセンサ接続部と、
    前記第1センサ、および前記第2センサによって計測された物理量を出力する出力部と、を備えたセンサノード、および、
    前記センサノードが出力した前記第1センサ、および前記第2センサによって計測された物理量を取得するセンシングデータ取得部と、
    前記センシングデータ取得部で取得した前記第1センサおよび前記第2センサによって計測された物理量を用いて、前記柱状構造物の状態を推定する状態推定部と、を備えた状態診断装置を有し、
    前記第1センサ、および前記第2センサは、取付位置における前記柱状構造物の傾斜角を計測するセンサであ
    前記状態診断装置は、車両に搭載されている、
    点検診断システム。
  2. 前記状態診断装置は、
    前記センシングデータ取得部が、前記センサノードに対して、前記第1センサ、および前記第2センサによって計測された物理量の点検要求を無線で送信し、当該点検要求の応答として、前記センサノードから前記第1センサ、および前記第2センサによって計測された物理量を受信する、
    請求項1に記載の点検診断システム。
  3. 前記センサノードは、
    前記センサ接続部が、前記状態診断装置から前記点検要求を受信すると、前記第1センサ、および前記第2センサに対する電源供給を開始し、前記第1センサ、および前記第2センサによる計測を完了すると、前記第1センサ、および前記第2センサに対する電源供給を停止する、
    請求項2に記載の点検診断システム。
  4. 前記状態診断装置は、
    前記状態推定部が、前記第1センサによって計測された前記柱状構造物の傾斜角と、前記第2センサによって計測された前記柱状構造物の傾斜角との比率に基づき、前記柱状構造物の状態を推定する、
    請求項1~3のいずれかに記載の点検診断システム。
  5. 前記状態診断装置は、
    前記状態推定部が、前記第1センサによって計測された前記柱状構造物の傾斜角と、前記第2センサによって計測された前記柱状構造物の傾斜角との比率を、予め定めた閾値と比較して、前記柱状構造物の状態を推定する、
    請求項1~3のいずれかに記載の点検診断システム。
  6. 前記閾値は、前記柱状構造物の高さ方向における、前記第1センサの取付位置と前記第2センサの取付位置との距離を用いて定められた値である、
    請求項5に記載の点検診断システム。
  7. 前記柱状構造物は、電柱である、請求項1~6のいずれかに記載の点検診断システム。
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