JP7482907B2 - 端末、基地局、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

端末、基地局、通信システム、及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7482907B2
JP7482907B2 JP2021572169A JP2021572169A JP7482907B2 JP 7482907 B2 JP7482907 B2 JP 7482907B2 JP 2021572169 A JP2021572169 A JP 2021572169A JP 2021572169 A JP2021572169 A JP 2021572169A JP 7482907 B2 JP7482907 B2 JP 7482907B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user terminal
base station
power control
transmission
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021572169A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021149163A1 (ja
Inventor
慎也 熊谷
聡 永田
リフェ ワン
ギョウリン コウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JPWO2021149163A1 publication Critical patent/JPWO2021149163A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7482907B2 publication Critical patent/JP7482907B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1812Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/08Closed loop power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
    • H04W52/281TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission taking into account user or data type priority
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/48TPC being performed in particular situations during retransmission after error or non-acknowledgment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1263Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows
    • H04W72/1268Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows of uplink data flows
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムにおける端末に関する。
LTE(Long Term Evolution)の後継システムであるNR(New Radio)(「5G」ともいう。)においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている。
また、既存のLTEシステムでは、周波数帯域を拡張するため、通信事業者(オペレータ)に免許された周波数帯域(ライセンスバンド(licensed band)とは異なる周波数帯域(アンライセンスバンド(unlicensed band)、アンライセンスキャリア(unlicensed carrier)、アンライセンスCC(unlicensed CC)ともいう)の利用がサポートされている。アンライセンスバンドとしては、例えば、Wi-Fi(登録商標)あるいはBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯又は5GHz帯、6GHz帯などが想定される。
具体的には、Rel.13では、ライセンスバンドのキャリア(CC)とアンライセンスバンドのキャリア(CC)とを統合するキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)がサポートされる。このように、ライセンスバンドとともにアンライセンスバンドを用いて行う通信をLicense-Assisted Access(LAA)と称する。
ライセンスバンドとともにアンライセンスバンドを用いて通信を行う無線通信システムでは、基地局装置(下りリンク)及びユーザ端末(上りリンク)は、アンライセンスバンドにおけるデータの送信前に、他の装置(例えば、基地局装置、ユーザ端末、Wi-Fi装置など)の送信の有無を確認するためにチャネルのセンシング(キャリアセンス)を行う。センシングの結果、他の装置の送信がないことを確認すると、送信機会を獲得し、送信を行うことができる。この動作はLBT(Listen Before Talk)と呼ばれる。また、NRにおいて、アンライセンスバンドをサポートするシステムはNR-Uシステムと呼ばれる。
3GPP TS 38.212 V16.0.0(2019-12) 3GPP TS 38.331 V15.8.0(2019-12) 3GPP TS 38.213 V15.8.0(2019-12)
NR-Uのアップリンク送信において、CG(Configured Grant、設定されたグラント)に基づくPUSCHによるデータ送信がサポートされている。以降、CGベースのPUSCHをCG-PUSCHと記載する場合がある。基地局装置からCGの設定を受けたユーザ端末は、ダイナミックにUL grantを受信することなく、PUSCHによるデータ送信を行うことができる。
CG-PUSCHにおいて、基地局装置はユーザ端末にフィードバック情報(CG-DFI(Downlink Feedback Information))を送信することができる(非特許文献1)。非特許文献1に記載のように、CG-DFIにはTPC(Transmission Power Control)コマンドが含まれる。しかし、CG-DFIに含まれるTPCコマンドが何に適用されるのか不明確である。そのため、CG-DFIに含まれるTPCコマンドを適切に適用できない可能性がある。なお、このような課題は、NR-UのCG-DFIに限らないフィードバック情報においても生じ得る課題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、基地局装置からユーザ端末に送信されるフィードバック情報に含まれる送信電力制御コマンドを適切に適用することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、アップリンク送信の電力制御に関する設定情報、及び送信電力制御コマンドを含むフィードバック情報を示す下り制御情報を、基地局から受信する受信部と、
前記設定情報と前記送信電力制御コマンドに基づいて、設定されたグラントに基づくアップリンク送信、又はダイナミックアップリンク送信に対して、電力制御ループを指定する設定値を適用する制御部と、
を備える端末が提供される。
開示の技術によれば、無線通信システムにおいて、基地局装置からユーザ端末に送信されるフィードバック情報に含まれる送信電力制御コマンドを適切に適用することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 本発明の実施の形態における基本的な動作を示すシーケンス図である。 実施例1-1を説明するための図である。 実施例1-2を説明するための図である。 実施例1-3を説明するための図である。 実施例1を説明するための図である。 実施例2-4を説明するための図である。 実施例2-5を説明するための図である。 実施例2-6を説明するための図である。 実施例3-1、3-2を説明するための図である。 実施例3-3を説明するための図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ端末20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10又はユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。当該既存技術は、例えば既存のNRである。なお、本発明は、NRに限らず、どのような無線通信システムにも適用可能である。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される(Configure)」とは、所定の値が予め設定(Pre-configure)されることであってもよいし、基地局装置10又はユーザ端末20から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。ただし、configured grantの「configured」(設定された)は、基地局装置10から通知される無線パラメータがユーザ端末20に設定されることに相当する。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置10及びユーザ端末20を含む。図1には、基地局装置10及びユーザ端末20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。なお、ユーザ端末20を「端末」と呼んでもよい。また、本実施の形態における無線通信システムは、NR-Uシステムと呼ばれてもよい。このように本発明の実施の形態では、NR-Uを想定しているが、本発明の実施の形態で説明する技術は、NR-U以外の無線通信システムにも適用可能である。
基地局装置10は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ端末20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はスロット又はOFDMシンボルで定義されてもよいし、周波数領域は、サブバンド、サブキャリア又はリソースブロックで定義されてもよい。
図1に示されるように、基地局装置10は、DL(Downlink)で制御情報又はデータをユーザ端末20に送信し、UL(Uplink)で制御情報又はデータをユーザ端末20から受信する。基地局装置10及びユーザ端末20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。また、基地局装置10及びユーザ端末20はいずれも、MIMO(Multiple Input Multiple Output)による通信をDL又はULに適用することが可能である。また、基地局装置10及びユーザ端末20はいずれも、CA(Carrier Aggregation)によるSCell(Secondary Cell)及びPCell(Primary Cell)を介して通信を行ってもよい。
ユーザ端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、ユーザ端末20は、DLで制御情報又はデータを基地局装置10から受信し、ULで制御情報又はデータを基地局装置10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。
図2は、NR-DC(NR-Dual connectivity)が実行される場合における無線通信システムの構成例を示す。図2に示すとおり、MN(Master Node)となる基地局装置10Aと、SN(Secondary Node)となる基地局装置10Bが備えられる。基地局装置10Aと基地局装置10Bはそれぞれコアネットワークに接続される。ユーザ端末20は基地局装置10Aと基地局装置10Bの両方と通信を行う。
MNである基地局装置10Aにより提供されるセルグループをMCG(Master Cell Group)と呼び、SNである基地局装置10Bにより提供されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group)と呼ぶ。本実施の形態における動作は、図1と図2のいずれの構成で行ってもよい。
本実施の形態における無線通信システムでは、前述したLBTが実行される。基地局装置10あるいはユーザ端末20は、LBT結果がアイドルである場合にCOを獲得し、送信を行い、LBT結果がビジーである場合(LBT-busy)に、送信を行わない。ただし、以下で説明する動作は、NR-U以外のシステム(LBTを行わないシステム)に適用されてもよい。
(動作例、課題)
図3は、本実施の形態における無線通信システムの動作の一例を示している。この動作はConfigured Grant(設定されたグラント)に関わる動作の一例である。なお、Configured Grantにおいては、予めユーザ端末個別にPUSCHリソースを割り当てておき、ユーザ端末は、ULデータが発生した場合に、SR(スケジューリングリクエスト)送信を行わずに、当該PUSCHリソースでデータを送信する。これに対して、基地局装置20から送信されるDCI(UL grant)によりダイナミックに割り当てられるPUSCHリソースで送信を行う方式をダイナミックグラントと呼んでもよい。
"Configured Grant"(設定されたグラント)は、基地局装置20からユーザ端末10に設定されるPUSCHリソースを示すパラメータを示すことであってもいよい。例えば、「ユーザ端末20が"Configured Grant"を有する」ことが、「ユーザ端末20が、基地局装置20から予め設定されたPUSCHリソースを示すパラメータを記憶部に保持している」ことであってもよい。
図3のS101において、ユーザ端末20は基地局装置10から設定情報を受信する。この設定情報は例えばRRCによるConfiguredGrantConfig(非特許文献2)である。Configured GrantのType1において、ConfiguredGrantConfigには、PUSCHリソースを示すパラメータ(rrc-ConfiguredUplinkGrant)が含まれている。ユーザ端末20は、以降、UL grantを受信することなく、このPUSCHリソースを用いてULデータ送信を行うことができる。図3はType1を想定している。
Configured GrantのType2においては、ConfiguredGrantConfigの中にPUSCHリソースを示すパラメータ(rrc-ConfiguredUplinkGrant)は含まれておらず、以降受信するDCIによりリソースの指定とConfigured GrantのActivation/Deactivationが指定される。
S102において、ユーザ端末20はCG-PUSCHにより上りデータ送信を行う。S103において、ユーザ端末20は、基地局装置10から送信されたCG-DFI(CG-PUSCHに対するフィードバック情報)を受信する。CG-DFIは、例えば、DCI format 0_1により送信される。
本実施の形態におけるCG-DFIは、例えば下記に列挙した情報を含む(非特許文献1)。
-Identifier for DCI formats - 1 bit
‐DFI flag - 0 or 1 bit
DCI format 0_1がCG-DFIを示す場合、残りのフィールドに下記の情報が含まれる。
‐HARQ-ACK bitmap - [16] bits
‐TPC command for scheduled PUSCH - 2 bits as defined in Clause 7.1.1 of [5, TS38.213(非特許文献3)]
上記のTPCコマンドは、クローズドループ電力制御において、基地局装置10が、ユーザ端末20から受信したPUSCH信号の受信電力に基づいて、ユーザ端末20に対してPUSCHの送信電力の増減を指示するコマンドである。ユーザ端末20は、例えば、非特許文献1の7.7.1に開示されたPPUSCHb,f,c(i,j,q,l)の式でPUSCH送信時の送信電力を決定する。
TPCコマンドは、ユーザ端末20が、PUSCHの送信電力を決定するために使用するパラメータの1つであるfb,f,c(i,l)の値を算出するために使用される。fb,f,c(i,l)において、bはUL BWPを表し、fはキャリアを表し、cはサービングセルを表しiはPUSCH送信機会(PUSCH transmission occasion)を表す。l(エル)は、PUSCH電力制御調整状態(PUSCH power control adjustment state)である。
本実施の形態において、ユーザ端末20は、PUSCH送信において複数のクローズドループ(以降、単にループと呼ぶ)の電力制御を行うことができ、lは、どのループの電力制御であるかを示す。例えば、最大で2ループでの電力制御を行うことを示すtwoPUSCH-PC-AdjustmentStatesが基地局装置10からユーザ端末20に設定されている場合、lは0か1をとり、設定されていない場合、lは0をとる。
TPCコマンド自体は、例えば、0~3の値をとる。TPCコマンドの値が絶対値であると解釈される場合、TPCコマンドの値(0~3のそれぞれに対応する値(例えば、-4、-1、1、4))が、fb,f,c(i,l)の値になる。TPCコマンドの値が累積する値(累積値)であると解釈される場合、iの前までのfの値であるfb,f,c(i-i,l)に、TPCコマンドの値(例えば、-1、0、1、3)を加えた値がfb,f,c(i,l)の値になる。TPCコマンドの値を絶対値として解釈するか、累積として解釈するかは例えば、基地局装置10からユーザ端末20に通知されるtpc-Accumulationにより指定することができる。なお、「TPCコマンドの値」は、TPCコマンドフィールドの値に対応する値(dB)であるとする。
しかし、上記のようにCG-DFIに含まれるTPCコマンド(TPC command for scheduled PUSCH)について、非特許文献1に開示された既存技術では下記のように不明確な点がある。
すなわち、TPCコマンドがダイナミックPUSCH(ダイナミックグラントでスケジュールされるPUSCH)に適用されるのか、それとも、CG-PUSCHに適用されるのか不明確である。また、与えられたBWPにおいて複数のconfigured grant(「CG」又は「CG設定」と称してもよい)がアクティブである場合に、TPCコマンドがどのconfigured grantに適用されるのか不明確である。
また、ユーザ端末20にtwoPUSCH-PC-AdjustmentStatesが設定されている場合に、どのループ(すなわち、lのどの値)にTPCコマンドが適用されるのか不明確である。更に、TPCコマンドの値が絶対値なのか、累積値なのか不明確である。
以下、上記の課題を解決するための詳細な動作例として、実施例1~4を説明する。実施例1、実施例2、実施例3、実施例4は矛盾が生じない限り、任意に組み合わせて実施可能である。例えば、実施例1+実施例2、実施例1+実施例2+実施例3、実施例1+実施例2+実施例3+実施例4のいずれも実施可能である。
(実施例1)
実施例1は、CG-DFIに含まれるTPCコマンドの適用対象を明確化する実施例である。以下、実施例1-1~1-6を説明する。
<実施例1-1>
実施例1-1において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンド(TPC command for scheduled PUSCH)を、scheduled PUSCHのみに適用する。ここで、scheduled PUSCHとはダイナミックなUL grantで基地局装置10からユーザ端末20にスケジューリングがなされるPUSCHである。
より具体的には、実施例1-1におけるscheduled PUSCHは、PUSCH送信をスケジュールするUL grantに関連付けられたPUSCHであり、C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTI、又はSP-CSI-RNTIでスクランブルされたCRCを有するUL granrtでスケジュールされたPUSCHである。
実施例1-1の動作例を図4を参照して説明する。S211において、ユーザ端末20が基地局装置10からCG-DFIを受信する。S212において、ユーザ端末20は、上記のPUSCHをスケジュールするUL grantを基地局装置10から受信する。
S213において、ユーザ端末20は、S212でスケジュールされたPUSCHのリソースを用いてデータを送信する。ユーザ端末20は、S211で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用して、S213でのPUSCH送信の送信電力を決定する。
<実施例1-2>
実施例1-2において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンド(TPC command for scheduled PUSCH)を、当該CG-DFIのHARQ-ACK bitmapにおけるHARQ-ACKの値がNACKであるスケジュールされたPUSCHに対する再送(scheduled re-transmission PUSCH)のみに適用する。スケジュールされたPUSCHとは、実施例1-1で説明したUL grantでスケジュールされたPUSCHである。
実施例1-2の動作例を図5を参照して説明する。S221において、ユーザ端末20は基地局装置10からUL grantを受信する。S222において、ユーザ端末20は、S221のUL grantでスケジュールされたPUSCHリソースでデータ送信を行う。
S223において、ユーザ端末20は基地局装置10からCG-DFIを受信する。このCG-DFIには、HARQ-ACK bitmapが含まれており、その中のS222でのPUSCH送信に対するHARQ-ACKのビットがNACKであるとする。
S222でのPUSCH送信に対するHARQ-ACKのビットがNACKであることを検知したユーザ端末20は、S224において、S222のPUSCH送信に対する再送のPUSCH送信を行う。S224において、ユーザ端末20は、S223で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用して、S224でのPUSCH送信(再送)の送信電力を決定する。
<実施例1-3>
実施例1-3において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンド(TPC command for scheduled PUSCH)を、CG-PUSCHのみに適用する。このCG-PUSCHについて、Type1とType2のいずれにも適用される。ただし、Type2に関しては、UL grant activation(すなわち、NDI=0かつCS-RNTIでスクランブルされたUL grant)により送信される最初のType2のPUSCH送信は適用から除外される。
実施例1-3の動作例を図6を参照して説明する。まず、S232がない場合を説明する。S231において、ユーザ端末20は基地局装置10からCG-DFIを受信する。S233において、ユーザ端末20は、予めRRCで設定されている(つまりType1の)CG-PUSCHリソースでデータ送信を行う。S233において、ユーザ端末20は、S231で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用して、CG-PUSCH送信の送信電力を決定する。
次に、S232がある場合(つまり、Type2の場合)を説明する。S231において、ユーザ端末20は基地局装置10からCG-DFIを受信する。S232において、ユーザ端末20がUL granrt activationを受信する。S233において、ユーザ端末20は、S232で指定されたCG-PUSCHリソースでデータ送信を行う。S233において、ユーザ端末20は、S231で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用しない。ただし、別の実施例として、UL granrt activationにより送信するCG-PUSCHについても、CG-DFIのTPCコマンドを適用してもよい。
<実施例1-4>
実施例1-4は、実施例1-1と実施例1-3の組み合わせである。すなわち、実施例1-4において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンド(TPC command for scheduled PUSCH)を、ダイナミックPUSCH(実施例1-1で説明したPUSCH)とCG-PUSCH(実施例1-3で説明したCG-PUSCH)の両方に適用する。
<実施例1-5>
実施例1-5において、ユーザ端末20は、初回送信として、UL grantでスケジュールされたPUSCH、又は、CG-PUSCHによるデータ送信を行う。
上記のPUSCH送信によるデータは基地局装置10において正常に受信できなかったとする。ユーザ端末20は、PUSCH送信が失敗であることを示すNACKを含むCG-DFIを基地局装置10から受信し、失敗したPUSCH送信の再送をスケジュールするUL grantを基地局装置10から受信する。
ユーザ端末20は、上記のPUSCH送信の再送に対し、上記のNACKを含んでいたCG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用して電力制御を行う。
<実施例1-6>
実施例1-6において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンド(TPC command for scheduled PUSCH)を、CG-PUSCHのみに適用する。このとき、CG-DFIにおけるTPCコマンドが適用されるCG-PUSCHは、当該CG-DFIにおけるHARQ-ACKのビットがNACKであるPUSCHに対応するもののみに限定される。このCG-PUSCHについて、Type1とType2のいずれにも適用される。
実施例1-6の動作例を図6を参照して説明する。S232がない場合を説明する。S231において、ユーザ端末20は基地局装置10からCG-DFIを受信する。S231で受信したCG-DFIにはHARQ-ACK bitmapが含まれており、その中のあるPUSCH送信に対するHARQ-ACKのビットがNACKであるとする。S233において、ユーザ端末20は、予めRRCで設定されている(つまりType1の)CG-PUSCHリソースで、S231で受信したCG-DFIのHARQ-ACKビットがNACKであるPUSCHの送信を行う。S233において、ユーザ端末20は、S231で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用して、CG-PUSCH送信の送信電力を決定する。
<実施例1のまとめ>
図7は、実施例1のまとめを示している。図7に示すように、実施例1-1では、CG-DFIのTPCコマンドはUL grantによるPUSCH(送信及び再送)に適用される。実施例1-2では、CG-DFIのTPCコマンドは、CG-DFIによりNACKが通知されたPUSCHの再送に適用される。実施例1-3では、CG-DFIのTPCコマンドはCG-PUSCHに適用される。
以上説明した実施例1により、ユーザ端末20は、CG-DFIに含まれるTPCコマンドの適用対象となるPUSCH送信を明確に決定できる。
(実施例2)
実施例2は、実施例1-3に関連する実施例であり、サービングセルのBWP(given BWP)において、ユーザ端末20に複数のCG(multiple CG configurations)が設定された場合において、CG-DFIにおけるTPCコマンドがどのCGに適用されるのかについての実施例である。以下、実施例2-1~2-6を説明する。
<実施例2-1>
実施例2-1において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、全てのアクティブなCG設定に適用する。アクティブなCG設定とは、全てのType1のCG設定、及び、DCIでアクティブ指示を受信したType2のCG設定である。
例えば、ユーザ端末20に、アクティブなCG設定として、CG1、CG2、CG3が設定されている場合、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、CG1によるPUSCH送信、CG2によるPUSCH送信、CG3によるPUSCH送信のいずれにも適用する。
<実施例2-2>
実施例2-2において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、CG設定のインデックスに応じて適用する。例えば、ユーザ端末20は、アクティブなCG設定のうち、インデックスが最大のCG設定、又は、インデックスが最小のCG設定にCG-DFIにおけるTPCコマンドを適用する。
例えば、インデックスが最大のCGに適用するとした場合において、ユーザ端末20に、CG1(1はインデックス)、CG2、CG3が設定されている場合に、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、CG3のPUSCH送信に適用する。
<実施例2-3>
実施例2-3において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、全てのアクティブなCG設定のうちの、優先度が高い(high)(又は低い(low))1以上のCG設定に適用する。ここで優先度とは、複数のCG設定の中の優先度を示す情報であり、例えば、RRCメッセージにより基地局装置10からユーザ端末20に設定される情報である。当該RRCメッセージはCGを設定するメッセージであってもよい。当該優先度を示す情報は例えば「priority-r16」である。優先度は、high、lowのような情報であってもよいし、数値であってもよい。
例えば、優先度が1~5の数値で表され、数字が低いほど優先度が高い場合において、優先度の数値が2以下のCG設定にCG-DFIにおけるTPCコマンドが適用されるものとする。この場合、ユーザ端末20に、CG1(優先度=1)、CG2(優先度=2)、CG3(優先度=5)が設定されている場合において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、CG1及びCG2のPUSCH送信に適用する。
<実施例2-4>
実施例2-4において、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを、全てのアクティブなCG設定のうちの、当該CG-DFIにおけるHARQ-ACK bitmapの中のHARQ-ACKがNACKであるPUSCHに対応する1以上のCG設定に適用する。
例えば、ユーザ端末20に、アクティブなCG設定として、図8に示すようにCG1~CG4が設定されているとする。例えば、ユーザ端末20が、CG1のPUSCH送信、CG2のPUSCH送信、CG3のPUSCH送信、及びCG4のPUSCH送信のそれぞれに対するHARQ-ACKを有するHARQ-ACK bitmapを含むCG-DFIを基地局装置10から受信し、CG3のPUSCH送信に対するHARQ-ACKがNACKである場合、ユーザ端末20は、CG3のPUSCH送信に対して当該CG-DFIにおけるTPCコマンドを適用する。
<実施例2-5>
実施例2-5では、基地局装置10から受信するCG-DFIにおいて、「TPC command for scheduled PUSCH」の前か後に、MビットのCG設定インデックスフィールド(configured grant configuration index field)が設けられる。CG設定インデックスフィールドの値は、当該CG-DFIにおけるTPCコマンドを適用するCG設定を示す。ユーザ端末20は、CG設定インデックスフィールドの値に対応するCG設定でのPUSCH送信において、当該CG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用する。
図9は、実施例2-5におけるCG-DFIの例を示す。図9の例では、「TPC command for scheduled PUSCH」のフィールドの直前にMビットのCG設定インデックスフィールドが設けられている。なお、このような配置は一例に過ぎない。
あるBWPにおいて、ユーザ端末20に設定できるCG設定数の最大値は例えば12である。このことから、Mの値は例えば0≦M≦12を満たす整数である。Mの値は0≦M≦4を満たす整数であってもよい。Mの値が、BWPにおいて設定されるCG設定の数に依存することとしてもよい。
<実施例2-6>
実施例2-6では、基地局装置10から受信するCG-DFIの中に、1以上のアクティブなCG設定のそれぞれに対するTPCコマンドが含まれる。例えば、CG-DFIの中で、アクティブなCG設定のインデックスの昇順(ascending order)で、N個のTPCコマンドがマッピングされる。Nは例えば0≦N≦12を満たす整数である。
ユーザ端末20は、CG設定に対応するフィールドのビット位置にあるTPCコマンドを当該CG設定でのPUSCH送信において適用する。
図10は、実施例2-6におけるCG-DFIの例を示す。図10の例では、ビット位置の昇順で、N個のTPCコマンドフィールドが配置されており、例えば、最初のTPCコマンドフィールドにあるTPCコマンド1はCG1に対応し、N番目のTPCコマンドフィールドにあるTPCコマンドNはCG-Nに対応する。
以上説明した実施例2により、ユーザ端末20は、複数CGが設定される場合において、CG-DFIに含まれるTPCコマンドの適用先のCGを明確に決定できる。
(実施例3)
実施例3は、ユーザ端末20に、twoPUSCH-PC-AdjustmentStatesが設定される場合の実施例である。twoPUSCH-PC-AdjustmentStatesは、基地局装置20からユーザ端末10に設定されるPUSCH-PowerControl information elementに含まれる情報である。
CG-PUSCHにおける送信(又は再送)に対して、すなわち、ConfiguredGrantConfigによるCG設定でのPUSCH送信(又は再送)に対して、ユーザ端末20は、CG-DFIに含まれるTPCコマンドを、当該CG設定のpowerControlLoopToUseで指定される電力制御ループ(l(エル)の値、具体的にはl=0又はl=1)に適用する。powerControlLoopToUseはCG設定のための設定情報(ConfiguredGrantConfig)に含まれる。
例えば、ユーザ端末20に、powerControlLoopToUse=1を指定したCG1が設定された場合において、ユーザ端末20は、CG-DFIのTPCコマンドを、CG1でのPUSCH送信(又は再送)におけるl=1のループの電力制御に適用する。
ユーザ端末20に、twoPUSCH-PC-AdjustmentStatesが設定される場合において、ダイナミックPUSCHに関しては以下の実施例3-1~3-3の動作がある。
<実施例3-1>
実施例3-1において、ユーザ端末20は、UL grantでスケジュールされたPUSCH送信に対して、CG-DFIの中のTPCコマンドを常にl=0のループの電力制御に適用する。また、ユーザ端末20は、UL grantでスケジュールされたPUSCH送信に対して、CG-DFIの中のTPCコマンドを常にl=1のループの電力制御に適用することとしてもよい。
図11を用いて実施例3-1の動作例を説明する。S301において、ユーザ端末20は基地局装置10からtwoPUSCH-PC-AdjustmentStatesを受信する。これにより、ユーザ端末20は、PUSCH送信に関して、2つの電力制御状態(つまり、fb,f,c(i,0)とfb,f,c(i,1))を持つ。
S302において、ユーザ端末20は基地局装置10からCG-DFIを受信する。S303において、ユーザ端末20は、ダイナミックにPUSCH送信をスケジューリングするUL grantを受信する。
S304において、ユーザ端末20は、S303でスケジュールされたPUSCHによりデータ送信を行う。S304において、ユーザ端末20は、S302で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドをl=0のループに適用して、PUSCH送信の電力制御を行う。
<実施例3-2>
実施例3-2において、ユーザ端末20が、基地局装置10から、DCI format 0_0又はSRI(SRS resource indicator)fieldを含まないDCI format 0_1によりPUSCH送信をスケジュールされた場合において、ユーザ端末20は、スケジュールされたPUSCH送信に対して、CG-DFIの中のTPCコマンドを常にl=0のループの電力制御に適用する。
また、ユーザ端末20がSRI-PUSCH-PowerControlを基地局装置10から設定されない場合において、ユーザ端末20は、UL grantでスケジュールされたPUSCH送信に対して、CG-DFIの中のTPCコマンドを常にl=0のループの電力制御に適用する。
また、PUSCH-PowerControl information elementにより、ユーザ端末20に対して基地局装置10からSRI-PUSCH-PowerControl(sri-PUSCH-PowerControlId、sri-PUSCH-ClosedLoopIndexを含む)が設定されている場合において、ユーザ端末20は、DCI format 0_1のSRIフィールドにおける値(sri-PUSCH-PowerControlIdに対応する)と、sri-PUSCH-ClosedLoopIndexにより提供されるl(エル)の値(1以上の値)とのマッピングを得る。
ユーザ端末20に対して、SRIフィールドを含むDCI format 0_1によりPUSCH送信がスケジュールされた場合において、ユーザ端末20は、CG―DFIにおけるTPCコマンドを、SRIフィールドの値に対応するl(エル)の値のループの電力制御に適用する。
図11を用いて実施例3-2の動作例を説明する。S301において、ユーザ端末20は基地局装置10からtwoPUSCH-PC-AdjustmentStatesを受信する。これにより、ユーザ端末20は、PUSCH送信に関して、2つの電力制御状態(つまり、fb,f,c(i,0)とfb,f,c(i,1))を持つ。また、ユーザ端末20には、SRI-PUSCH-PowerControlが設定されているとする。
S302において、ユーザ端末20は基地局装置10からCG-DFIを受信する。S303において、ユーザ端末20は、ダイナミックにPUSCH送信をスケジューリングするUL grant(SRIフィールドを含むDCI format 0_1)を受信する。
S304において、ユーザ端末20は、S303でスケジュールされたPUSCHによりデータ送信を行う。S304において、ユーザ端末20は、S302で受信したCG-DFIに含まれるTPCコマンドを、DCI format 0_1のSRIフィールドの値に対応するl(エル)の値(sri-PUSCH-ClosedLoopIndexの値)のループに適用して、PUSCH送信の電力制御を行う。
<実施例3-3>
実施例3-3では、基地局装置10から受信するCG-DFIにおいて、「TPC command for scheduled PUSCH」の前か後に、1ビット(1ビットより大きくてもよい)のクローズドループ指示フィールド(closed loop indicator field)が設けられる。クローズドループ指示フィールドの値は、当該CG-DFIにおけるTPCコマンドを適用するループを示す。ユーザ端末20は、PUSCH送信において、クローズドループ指示フィールドの値に対応するループの電力制御に、CG-DFIに含まれるTPCコマンドを適用する。
ユーザ端末20に対して基地局装置10から上位レイヤパラメータ(twoPUSCH-PC-AdjustmentStates)が設定されない場合には、クローズドループ指示フィールドは0ビットになる。
図12は、実施例3-3におけるCG-DFIの例を示す。図12の例では、「TPC command for scheduled PUSCH」のフィールドの直前にクローズドループ指示フィールドが設けられている。なお、このような配置は一例に過ぎない。
以上説明した実施例3により、ユーザ端末20は、CG-DFIに含まれるTPCコマンドの適用先のループを明確に決定できる。
(実施例4)
実施例4は、ユーザ端末20が、CG-DFIにおけるTPCコマンドの値を絶対値として使用するか、累積する値(累積値)として使用するかに関する実施例である。以下、実施例4-1と実施例4-2を説明する。
<実施例4-1>
実施例4-1では、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドの値を累積なしの絶対値として使用する。例えば、ユーザ端末20は、CG-DFIにおけるTPCコマンドを適用するPUSCH送信の送信電力算出において、TPCコマンドの値をfb,f,c(i,l)の値として使用する。
<実施例4-2>
実施例4-2では、ユーザ端末20は、PUSCH送信(スケジュールベース又はCGベース)において、CG-DFIにおけるTPCコマンドの値を絶対値として使用するか、累積値として使用するかを、当該PUSCH送信に対するtpc-Accumulationにより決定する。tpc-Accumulationは、PUSCH-PowerControl information elementにより基地局装置10からユーザ端末20に設定される情報である。
tpc-Accumulationがenabled(有効)の設定であれば、TPCコマンドの値は累積値として使用され、tpc-Accumulationがenabled(有効)の設定でなければ、TPCコマンドの値は絶対値として使用される。tpc-Accumulationがユーザ端末20に設定されない場合には、enabledとなり、TPCコマンドの値は累積値として使用される。
以上説明した実施例4により、ユーザ端末20は、CG-DFIに含まれるTPCコマンドの値が絶対値か累積値かを明確に決定できる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置10及びユーザ端末20の機能構成例を説明する。
<基地局装置10>
図13は、基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。図13に示されるように、基地局装置10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図13に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。また、送信部110と、受信部120とをまとめて通信部と称してもよい。
送信部110は、ユーザ端末20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ端末20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ端末20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号、PDCCHによるDCI、PDSCHによるデータ等を送信する機能を有する。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ端末20に送信する各種の設定情報を設定部130が備える記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。
制御部140は、送信部110を介してユーザ端末20のDL受信あるいはUL送信のスケジューリングを行う。また、制御部140は、LBTを行う機能を含む。制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。また、送信部110を送信機と呼び、受信部120を受信機と呼んでもよい。
<ユーザ端末20>
図14は、ユーザ端末20の機能構成の一例を示す図である。図12に示されるように、ユーザ端末20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図14に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。送信部210と、受信部220をまとめて通信部と称してもよい。ユーザ端末20を端末と呼んでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置10から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL/SL制御信号、PDCCHによるDCI、PDSCHによるデータ等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、D2D通信として、他のユーザ端末20に、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)、PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)等を送信し、受信部120は、他のユーザ端末20から、PSCCH、PSSCH、PSDCH又はPSBCH等を受信することとしてもよい。
設定部230は、受信部220により基地局装置10又は他のユーザ端末から受信した各種の設定情報を設定部230が備える記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。
制御部240は、ユーザ端末20の制御を行う。また、制御部240はLBTを行う機能を含む。制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。また、送信部210を送信機と呼び、受信部220を受信機と呼んでもよい。また、LBTにおけるキャリアセンスは、受信部220が行ってもよいし、送信部210が行ってもよい。
<まとめ>
本実施の形態により、少なくとも、下記の第1項~第6項に示す端末及び送信電力制御方法が提供される。
(第1項)
設定されたグラントに基づくアップリンク送信に対するフィードバック情報を基地局装置から受信する受信部220と、
前記フィードバック情報に含まれる送信電力制御コマンドの適用対象を決定する制御部240と、
前記適用対象のアップリンク送信に対して前記送信電力制御コマンドを適用する送信部210と
を備える端末。
(第2項)
前記制御部は、ダイナミックなアップリンク送信グラントによりスケジュールされたアップリンク送信、前記フィードバック情報においてHARQ-ACK情報としてNACKが示されたアップリンク送信に対する再送、又は、設定されたグラントに基づくアップリンク送信を、前記適用対象として決定する
第1項に記載の端末。
(第3項)
前記端末が複数のアクティブな設定されたグラントを有する場合において、前記制御部は、当該複数のアクティブな設定されたグラントの中から、設定されたグラントのインデックス、設定されたグラントの優先度、又は、前記フィードバック情報におけるHARQ-ACK情報に基づいて、前記適用対象として1以上の設定されたグラントを決定する
第1項又は第2項に記載の端末。
(第4項)
前記端末が複数のアクティブな設定されたグラントを有する場合において、前記制御部は、当該複数のアクティブな設定されたグラントの中から、前記フィードバック情報により指定された設定されたグラントを前記適用対象として決定する
第1項又は第2項に記載の端末。
(第5項)
前記端末に対して、前記基地局装置から、複数のループでアップリンク送信の電力制御を行う設定がなされた場合において、
前記制御部は、前記基地局装置から受信する設定情報に基づいて、前記フィードバック情報に含まれる送信電力制御コマンドを適用するループを決定する
第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の端末。
(第6項)
設定されたグラントに基づくアップリンク送信に対するフィードバック情報を基地局装置から受信するステップと、
前記フィードバック情報に含まれる送信電力制御コマンドの適用対象を決定するステップと、
前記適用対象のアップリンク送信に対して前記送信電力制御コマンドを適用するステップと
を備える、端末が実行する送信電力制御方法。
第1項~第6項のいずれによっても、無線通信システムにおいて、基地局装置からユーザ端末に送信されるフィードバック情報に含まれる送信電力制御コマンドを適切に適用することを可能とする技術が提供される。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図13及び図14)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局装置10、ユーザ端末20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図15は、本開示の一実施の形態に係る基地局装置10及びユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図13に示した基地局装置10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図14に示したユーザ端末20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局装置10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置10及びユーザ端末20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ端末20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ端末20との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置10及び基地局装置10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ端末(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局装置10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。また、1スロットが単位時間と呼ばれてもよい。単位時間は、ニューメロロジに応じてセル毎に異なっていてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末20に対して、無線リソース(各ユーザ端末20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 ユーザ端末
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (6)

  1. アップリンク送信の電力制御に関する設定情報、及び送信電力制御コマンドを含むフィードバック情報を示す下り制御情報を、基地局から受信する受信部と、
    前記設定情報と前記送信電力制御コマンドに基づいて、設定されたグラントに基づくアップリンク送信、又はダイナミックアップリンク送信に対して、電力制御ループを指定する設定値を適用する制御部と、
    を備える端末。
  2. 前記設定情報に2つの前記電力制御ループが使用されることを示す情報が含まれる場合、前記制御部は、
    前記設定されたグラントに基づくアップリンク送信に対して、前記送信電力制御コマンドに基づいて前記設定値を第1の設定値又は第2の設定値とし、
    前記ダイナミックアップリンク送信に対して、前記ダイナミックアップリンク送信をスケジューリングするDCIフォーマットにSRI(SRS resource indicator)フィールドが含まれないならば前記設定値を第1の設定値とする、請求項1に記載の端末。
  3. 前記制御部は、前記設定情報に含まれる情報に基づいて、前記送信電力制御コマンドの値を絶対値として使用するか、累積値として使用するか決定する、請求項1又は請求項2に記載の端末。
  4. アップリンク送信の電力制御に関する設定情報と、設定されたグラントに基づくアップリンク送信、又はダイナミックアップリンク送信に対して、電力制御ループを指定する設定値を適用するための送信電力制御コマンドを含むフィードバック情報を指示する下り制御情報とを設定する制御部と、
    前記設定情報と前記下り制御情報とを端末に送信する送信部と、
    を備える基地局。
  5. アップリンク送信の電力制御に関する設定情報と、設定されたグラントに基づくアップリンク送信、又はダイナミックアップリンク送信に対して、電力制御ループを指定する設定値を適用するための送信電力制御コマンドを含むフィードバック情報を指示する下り制御情報とを設定する制御部と、
    前記設定情報と前記下り制御情報とを端末に送信する送信部と、
    を備える基地局と、
    前記設定情報と前記下り制御情報とを前記基地局から受信する受信部と、
    前記設定情報と前記送信電力制御コマンドとに基づいて、前記設定されたグラントに基づくアップリンク送信、又は前記ダイナミックアップリンク送信に対して、前記電力制御ループを指定する設定値を適用する制御部と、
    を備える端末と、
    を備える通信システム。
  6. 端末が実行する通信方法であって、
    アップリンク送信の電力制御に関する設定情報、及び送信電力制御コマンドを含むフィードバック情報を示す制御情報を、基地局から受信するステップと、
    前記設定情報と前記送信電力制御コマンドに基づいて、設定されたグラントに基づくアップリンク送信、又はダイナミックアップリンク送信に対して、電力制御ループを指定する設定値を適用するステップと、
    を備える通信方法。
JP2021572169A 2020-01-21 2020-01-21 端末、基地局、通信システム、及び通信方法 Active JP7482907B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/001989 WO2021149163A1 (ja) 2020-01-21 2020-01-21 端末、及び送信電力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021149163A1 JPWO2021149163A1 (ja) 2021-07-29
JP7482907B2 true JP7482907B2 (ja) 2024-05-14

Family

ID=76993182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021572169A Active JP7482907B2 (ja) 2020-01-21 2020-01-21 端末、基地局、通信システム、及び通信方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230045267A1 (ja)
EP (1) EP4096332A4 (ja)
JP (1) JP7482907B2 (ja)
CN (1) CN114930925A (ja)
CA (1) CA3167711A1 (ja)
WO (1) WO2021149163A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11785594B2 (en) * 2020-03-16 2023-10-10 Qualcomm Incorporated Multi-downlink control information message related to physical uplink shared channels

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013517735A (ja) 2010-01-20 2013-05-16 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) アップリンク送信ダイバーシチのための方法及び装置
WO2015098880A1 (ja) 2013-12-27 2015-07-02 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置および方法
JP2015179994A (ja) 2014-03-19 2015-10-08 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
JP2017085652A (ja) 2013-01-03 2017-05-18 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおいて上りリンク信号を送信する方法および装置
WO2018143396A1 (ja) 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2018210241A1 (en) 2017-05-15 2018-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. System and method for wireless power control

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015170937A1 (en) * 2014-05-09 2015-11-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for performing communication by d2d communication terminal
WO2018084205A1 (ja) * 2016-11-02 2018-05-11 株式会社Nttドコモ ユーザ端末及び無線通信方法
CA3050022C (en) * 2017-01-26 2023-01-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatuses for power control in a wireless communication system
US11395235B2 (en) * 2019-06-03 2022-07-19 Qualcomm Incorporated Power control enhancement for inter-user equipment multiplexing
WO2021067839A1 (en) * 2019-10-02 2021-04-08 Ofinno, Llc Sidelink bearer mode change by a wireless device
CA3095199A1 (en) * 2019-10-03 2021-04-03 Comcast Cable Communications, Llc Sidelink bearer mode selection

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013517735A (ja) 2010-01-20 2013-05-16 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) アップリンク送信ダイバーシチのための方法及び装置
JP2017085652A (ja) 2013-01-03 2017-05-18 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおいて上りリンク信号を送信する方法および装置
WO2015098880A1 (ja) 2013-12-27 2015-07-02 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置および方法
JP2015179994A (ja) 2014-03-19 2015-10-08 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2018143396A1 (ja) 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2018210241A1 (en) 2017-05-15 2018-11-22 Huawei Technologies Co., Ltd. System and method for wireless power control

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Intel Corporation,Enhancements to configured grants for NR-unlicensed,3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910643[online],Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910643.zip>,2019年10月20日
MCC Support,Draft_Minutes_report_RAN1#99_v010.zip,2019年11月27日,第61-63ページ
Sequans Communications,Correction of Configured Grant collision[online],3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1901544,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910643.zip>,2019年02月25日

Also Published As

Publication number Publication date
CA3167711A1 (en) 2021-07-29
US20230045267A1 (en) 2023-02-09
EP4096332A4 (en) 2023-10-18
CN114930925A (zh) 2022-08-19
EP4096332A1 (en) 2022-11-30
JPWO2021149163A1 (ja) 2021-07-29
WO2021149163A1 (ja) 2021-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2021024440A1 (ja) 端末
JP7482883B2 (ja) 端末、通信システム、及び通信方法
WO2022079918A1 (ja) 端末、及び基地局
WO2021149231A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2021149246A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2021149110A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2021140674A1 (ja) 端末及び通信方法
JP7482907B2 (ja) 端末、基地局、通信システム、及び通信方法
JP7470180B2 (ja) 端末、基地局、通信システム、及び通信方法
WO2022079781A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2022079868A1 (ja) 端末、及び基地局
JP7296461B2 (ja) 基地局装置、端末、及び送信方法
WO2020217366A1 (ja) ユーザ装置
JP7553204B2 (ja) 端末、基地局、通信システム、及び通信方法
EP4280648A1 (en) Base station and communication method
WO2022239093A1 (ja) 端末、基地局、及びフィードバック方法
WO2022239092A1 (ja) 端末、基地局、及びフィードバック方法
JP7491905B2 (ja) 端末、基地局装置、通信方法及びシステム
WO2022244122A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2022079780A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2021161455A1 (ja) 端末、及び能力情報送信方法
JP7221374B2 (ja) 端末、基地局及び通信方法
US20240162963A1 (en) Terminal, communication method, and radio communication system
WO2022137472A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2022085169A1 (ja) 端末及び通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7482907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150