JP7482389B2 - トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム - Google Patents

トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明の態様は、一般的に、トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラムに関する。
公共施設のトイレ室など、複数のトイレ機器が設置されるトイレ室において、各トイレ機器の故障を検知することが提案されている。例えば、便器の詰まりを故障として検知し、詰まりが発生した場合に警報を発することが提案されている。これにより、詰まりの発生に応じて即座に便器のメンテナンスを行うことができ、便器を使用できない時間を最小にすることができる。
また、公共施設のトイレ室では、複数のトイレ機器の故障を検知するとともに、複数のトイレ機器の不具合の予兆を検知し、不具合の予兆段階でメンテナンスを促すことも検討されている。これにより、不具合の発生まで至る前にトイレ機器のメンテナンスを行うことができ、公共施設のトイレ室の利用者にトイレ機器の不具合で不快感を与えてしまうことなどを抑制することができる。一方で、不具合の予兆の検知に応じてメンテナンスを行うようにすると、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室に向かわせることになり、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことが懸念される。
特開2000-282538号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができるトイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理方法であって、前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知工程と、前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知工程と、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知工程と、を有することを特徴とするトイレ管理方法である。
このトイレ管理方法によれば、メンテナンスの緊急度が高い故障を検知した際に、メンテナンスの緊急度が低い不具合の予兆を、トイレ機器の故障と一括して報知する。これにより、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室に向かわせることを抑制しつつ、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うことができるとともに、不具合の予兆段階でトイレ機器のメンテナンスを行うこともできる。従って、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことを抑制し、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。
本発明の態様によれば、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができるトイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラムを提供することができる。
実施形態に係るトイレ管理システムを模式的に表す説明図である。 実施形態に係るトイレ管理システムを模式的に表すブロック図である。 メンテナンス担当者端末の表示部に表示される画面の一例を模式的に表す説明図である。 メンテナンス担当者端末の表示部に表示される画面の一例を模式的に表す説明図である。 メンテナンス担当者端末の表示部に表示される画面の一例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係るトイレ管理システム及びトイレ管理装置によるトイレ管理方法の一例を模式的に表すフローチャートである。 実施形態に係るトイレ管理システムの変形例を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係るトイレ管理システムの変形例を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係るトイレ管理システム及びトイレ管理装置によるトイレ管理方法の別の一例を模式的に表すフローチャートである。 実施形態に係るトイレ管理システムの変形例を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係るトイレ管理システム及びトイレ管理装置によるトイレ管理方法の別の一例を模式的に表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るトイレ管理システムを模式的に表す説明図である。
図1に表したように、トイレ管理システム10は、トイレ管理装置12と、ネットワーク機器14と、メンテナンス担当者端末16と、を備える。
トイレ管理システム10及びトイレ管理装置12は、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室TRの状態を管理する。トイレ室TRは、駅、空港、商業施設、あるいはオフィスビルなどの公共施設のトイレ室である。トイレ管理システム10及びトイレ管理装置12は、より詳しくは、トイレ室TRのメンテナンスに関する管理を行う。
トイレ管理システム10及びトイレ管理装置12は、トイレ室TRのメンテナンスに関する情報を取得する。これにより、トイレ管理システム10及びトイレ管理装置12は、取得した情報を基に、トイレ室TRに設置された複数のトイレ機器のメンテナスに関する管理を行う。
トイレ室TRには、例えば、大便器20、便座装置21、小便器22、自動洗浄装置23、洗面台24、自動水栓25、ソープディスペンサ26、手乾燥機27などの複数のトイレ機器が設置されている。但し、トイレ室TRに設置されるトイレ機器は、これらに限ることなく、トイレ室TRに設置される任意の機器でよい。この例では、異なる複数の種類の複数のトイレ機器をトイレ室TRに設置した例を示している。これに限ることなく、トイレ室TRに設置される複数のトイレ機器は、同じ種類の複数のトイレ機器でもよい。
トイレ室TRは、例えば、トイレブースTBを有する。トイレブースTBは、例えば、トイレ室TRの内部の空間をパーティションなどで仕切ることによって設けられる。トイレブースTBは、開閉式のドアDRを有する。大便器20は、トイレブースTB内に設置される。この例では、2つのトイレブースTBと2台の大便器20とを示している。トイレブースTB及び大便器20の数は、これに限ることなく、任意の数でよい。以下、同様に、トイレ室TRに設置されるトイレ機器の数は、任意の数でよい。
大便器20は、下方に向けて窪んだボウル部を有する。大便器20の上には、便座が設けられる。大便器20は、便座に着座した利用者から排泄される尿や便などの排泄物をボウル部で受ける。大便器20は、より詳しくは、洋式腰掛大便器である。
便座装置21は、大便器20に設けられる。便座装置21は、例えば、大便器20の上に設けられる。便座装置21は、例えば、便座を有するとともに、便座に着座した利用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などを有する。便座装置21は、例えば、衛生洗浄装置である。便座装置21は、便座の着座面を温める暖房機能を有する暖房便座装置などでもよい。
小便器22は、例えば、トイレ室TRの壁面に設置される。自動洗浄装置23は、小便器22に設けられる。自動洗浄装置23は、例えば、小便器22の前に立つ利用者を検知するとともに、利用者の小便器22から離れる動きを検知し、離れる動きの検知に応じてボウル面に洗浄水を供給することにより、小便器22のボウル面を自動的に洗浄する。
洗面台24は、下方に凹むボウル部24cを有する。自動水栓25及びソープディスペンサ26は、洗面台24に設けられる。自動水栓25は、利用者の手の検知を行い、手の検知に応じてボウル部24cに向けて水を吐出し、手の非検知に応じて水の吐出を停止する。ソープディスペンサ26は、利用者の手の検知を行い、手の検知に応じてボウル部24cに向けて石鹸水を吐出し、手の非検知に応じて石鹸水の吐出を停止する。これにより、利用者は、ハンドルやレバーなどの操作を行うことなく、手を差し出すだけで手洗いを行うことができる。
手乾燥機27は、利用者の手の検知を行い、手の検知に応じて温風を吹き出し、手の非検知に応じて温風の吹き出しを停止する。これにより、手乾燥機27は、手洗いで濡れた利用者の手を温風によって乾かせるようにする。
トイレ管理装置12は、ネットワーク2を介してネットワーク機器14と接続され、ネットワーク2を介してネットワーク機器14と通信を行う。ネットワーク2は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)などである。ネットワーク2は、トイレ管理装置12とネットワーク機器14とを有線で接続するものでもよいし、無線で接続するものでもよいし、有線と無線との組み合わせでもよい。ネットワーク2は、トイレ管理装置12とネットワーク機器14との間の通信を可能にする任意のネットワークでよい。
ネットワーク機器14は、ネットワーク2を介してトイレ管理装置12と通信を行うとともに、大便器20、便座装置21、小便器22、自動洗浄装置23、洗面台24、自動水栓25、ソープディスペンサ26、手乾燥機27などの複数のトイレ機器と無線通信を行う。ネットワーク機器14は、例えば、トイレ管理装置12側のネットワーク2のプロトコルとトイレ機器側の無線通信のプロトコルとの変換を行うゲートウェイ装置である。
複数のトイレ機器は、トイレ室TRのメンテナンスに関する情報を、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介してトイレ管理装置12に送信する。このように、トイレ管理装置12は、トイレ室TRのメンテナンスに関する情報を複数のトイレ機器から取得する。
トイレ管理装置12は、例えば、公共施設の管理室などに設置される。ネットワーク機器14は、例えば、トイレ室TR内に設置される。このように、トイレ管理装置12がトイレ室TRから離れた場所に設置される場合でも、ネットワーク2やネットワーク機器14などを介して通信を行うことで、トイレ室TRのメンテナンスに関する情報を複数のトイレ機器から適切に取得することができる。
なお、複数のトイレ機器とネットワーク機器14との間の通信は、無線通信に限ることなく、有線通信でもよい。また、例えば、複数のトイレ機器とトイレ管理装置12とが直接的に通信を行える場合などには、ネットワーク機器14を省略してもよい。ネットワーク機器14は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
メンテナンス担当者端末16は、例えば、メンテナンスの担当者の携帯するスマートフォンなどの携帯端末である。但し、メンテナンス担当者端末16は、例えば、メンテナンスの担当者の居室に設置されたパーソナルコンピュータなどでもよい。メンテナンス担当者端末16は、ネットワーク2を介してトイレ管理装置12と接続される。メンテナンス担当者端末16は、ネットワーク2を介してトイレ管理装置12と通信を行う。
図2は、実施形態に係るトイレ管理システムを模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、大便器20は、検知部20aと、送信部20bと、を有する。検知部20aは、大便器20の不具合の予兆を検知するとともに、大便器20の故障を検知する。そして、検知部20aは、大便器20の不具合の予兆に関する予兆情報、及び大便器20の故障に関する故障情報を送信部20bに出力する。送信部20bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部20bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
大便器20の不具合の予兆とは、例えば、ボウル部への洗浄水の供給を制御するための電磁弁の開閉回数、洗浄水を貯留するタンクの弁を駆動するモータの稼働回数や稼働時間、あるいはボウル部又は排水管に物が詰まって洗浄水が流れ難くなった状態などである。
検知部20aは、例えば、電磁弁の開閉回数、モータの稼働回数、あるいはモータの稼働時間などをカウントし、これらのカウント値が所定の閾値を超えた際に、大便器20に不具合の予兆があると検知する。また、検知部20aは、例えば、大便器20のボウル部内の水位を検知し、ボウル部内の水位が所定の水位以上となった状態から所定時間後に所定の水位未満となった際に、ボウル部の洗浄水が流れ難くなった状態の大便器20の不具合の予兆を検知する。このような詰まりの検知センサとしては、例えば、電波センサ、静電容量センサ、圧力センサ、超音波式測距センサ、及び光学式測距センサなどを用いることができる。
大便器20の故障とは、例えば、上記の電磁弁やモータの故障、あるいはボウル部又は排水管に物が詰まって洗浄水が完全に流れなくなった状態などである。検知部20aは、例えば、電磁弁やモータが正常に動作していないことを検知した際に、大便器20の故障を検知する。また、検知部20aは、例えば、ボウル部内の水位が所定の水位以上となった状態が所定時間以上継続された際に、ボウル部の洗浄水が完全に流れなくなった状態の大便器20の故障を検知する。
但し、大便器20の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、大便器20に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部20aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部20aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
便座装置21は、検知部21aと、送信部21bと、を有する。検知部21aは、便座装置21の不具合の予兆を検知するとともに、便座装置21の故障を検知する。そして、検知部21aは、便座装置21の不具合の予兆に関する予兆情報、及び便座装置21の故障に関する故障情報を送信部21bに出力する。送信部21bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部21bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
便座装置21の不具合の予兆とは、例えば、ノズルを駆動するモータの稼働回数や稼働時間、ノズルなどを除菌するための除菌水を生成する電解槽の通電時間や通電回数、あるいは動作状態の表示やボウル部の照明などを行う光源の通電時間や通電回数などである。検知部21aは、例えば、上記と同様に、カウント値が所定の閾値を超えた際に、便座装置21に不具合の予兆があると検知する。
便座装置21の故障とは、例えば、上記のモータ、電解槽、光源の故障などである。検知部21aは、例えば、モータ、電解槽、光源などが正常に動作していないことを検知した際に、便座装置21の故障を検知する。
但し、便座装置21の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、便座装置21に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部21aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部21aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
小便器22は、検知部22aと、送信部22bと、を有する。検知部22aは、小便器22の不具合の予兆を検知するとともに、小便器22の故障を検知する。そして、検知部22aは、小便器22の不具合の予兆に関する予兆情報、及び小便器22の故障に関する故障情報を送信部22bに出力する。送信部22bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部22bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
小便器22の不具合の予兆とは、例えば、ボウル部又は排水管に物が詰まって洗浄水が流れ難くなった状態などである。小便器22の故障とは、例えば、ボウル部又は排水管に物が詰まって洗浄水が完全に流れなくなった状態などである。検知部22aによる予兆及び故障の検知方法としては、例えば、大便器20の検知部20aで説明した詰まりの検知方法と同様の方法を用いることができる。
但し、小便器22の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、小便器22に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部22aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部22aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
自動洗浄装置23は、検知部23aと、送信部23bと、を有する。検知部23aは、自動洗浄装置23の不具合の予兆を検知するとともに、自動洗浄装置23の故障を検知する。そして、検知部23aは、自動洗浄装置23の不具合の予兆に関する予兆情報、及び自動洗浄装置23の故障に関する故障情報を送信部23bに出力する。送信部23bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部23bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
自動洗浄装置23の不具合の予兆とは、例えば、ボウル部への洗浄水の供給を制御するための電磁弁の開閉回数、あるいはボウル部を除菌するための除菌水を生成する電解槽の通電時間や通電回数などである。検知部23aは、例えば、上記と同様に、カウント値が所定の閾値を超えた際に、自動洗浄装置23に不具合の予兆があると検知する。
自動洗浄装置23の故障とは、例えば、上記の電磁弁や電解槽の故障などである。検知部23aは、例えば、電磁弁や電解槽が正常に動作していないことを検知した際に、自動洗浄装置23の故障を検知する。
但し、自動洗浄装置23の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、自動洗浄装置23に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部23aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部23aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
洗面台24は、検知部24aと、送信部24bと、を有する。検知部24aは、洗面台24の不具合の予兆を検知するとともに、洗面台24の故障を検知する。そして、検知部24aは、洗面台24の不具合の予兆に関する予兆情報、及び洗面台24の故障に関する故障情報を送信部24bに出力する。送信部24bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部24bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
洗面台24の不具合の予兆とは、例えば、ボウル部24c又は排水管に物が詰まって水が流れ難くなった状態などである。洗面台24の故障とは、例えば、ボウル部24c又は排水管に物が詰まって水が完全に流れなくなった状態などである。検知部24aによる予兆及び故障の検知方法としては、例えば、大便器20の検知部20aで説明した詰まりの検知方法と同様の方法を用いることができる。
但し、洗面台24の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、洗面台24に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部24aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部24aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
自動水栓25は、検知部25aと、送信部25bと、を有する。検知部25aは、自動水栓25の不具合の予兆を検知するとともに、自動水栓25の故障を検知する。そして、検知部25aは、自動水栓25の不具合の予兆に関する予兆情報、及び自動水栓25の故障に関する故障情報を送信部25bに出力する。送信部25bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部25bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
自動水栓25の不具合の予兆とは、例えば、ボウル部24cへの水の供給を制御するための電磁弁の開閉回数、ボウル部24cの照明などを行う光源の通電時間や通電回数、あるいはボウル部24cを除菌するための除菌水を生成する電解槽の通電時間や通電回数などである。検知部25aは、例えば、上記と同様に、カウント値が所定の閾値を超えた際に、自動水栓25に不具合の予兆があると検知する。
自動水栓25の故障とは、例えば、上記の電磁弁、光源、電解槽の故障などである。検知部25aは、例えば、電磁弁、光源、電解槽が正常に動作していないことを検知した際に、自動水栓25の故障を検知する。
但し、自動水栓25の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、自動水栓25に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部25aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部25aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
ソープディスペンサ26は、検知部26aと、送信部26bと、を有する。検知部26aは、ソープディスペンサ26の不具合の予兆を検知するとともに、ソープディスペンサ26の故障を検知する。そして、検知部26aは、ソープディスペンサ26の不具合の予兆に関する予兆情報、及びソープディスペンサ26の故障に関する故障情報を送信部26bに出力する。送信部26bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部26bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
ソープディスペンサ26の不具合の予兆とは、例えば、石鹸水を吐出するポンプの駆動回数や駆動時間、あるいは動作状態を表示する光源の通電時間や通電回数などである。検知部26aは、例えば、上記と同様に、カウント値が所定の閾値を超えた際に、ソープディスペンサ26に不具合の予兆があると検知する。
ソープディスペンサ26の故障とは、例えば、上記のポンプや光源の故障などである。検知部26aは、例えば、ポンプや光源が正常に動作していないことを検知した際に、ソープディスペンサ26の故障を検知する。
但し、ソープディスペンサ26の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、ソープディスペンサ26に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部26aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部26aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
手乾燥機27は、検知部27aと、送信部27bと、を有する。検知部27aは、手乾燥機27の不具合の予兆を検知するとともに、手乾燥機27の故障を検知する。そして、検知部27aは、手乾燥機27の不具合の予兆に関する予兆情報、及び手乾燥機27の故障に関する故障情報を送信部27bに出力する。送信部27bは、予兆情報及び故障情報を送信する。送信部27bは、ネットワーク機器14及びネットワーク2を介して予兆情報及び故障情報をトイレ管理装置12に送信する。
手乾燥機27の不具合の予兆とは、例えば、送風するモータの稼働回数や稼働時間、あるいは風を温めるヒータの稼働回数や稼働時間などである。検知部27aは、例えば、上記と同様に、カウント値が所定の閾値を超えた際に、手乾燥機27に不具合の予兆があると検知する。
手乾燥機27の故障とは、例えば、上記のモータやヒータの故障などである。検知部27aは、例えば、モータやヒータが正常に動作していないことを検知した際に、手乾燥機27の故障を検知する。
但し、手乾燥機27の不具合の予兆及び故障は、上記に限ることなく、手乾燥機27に起こり得る任意の不具合の予兆及び故障でよい。検知部27aの構成は、上記のような不具合の予兆及び故障を検知可能な任意の構成でよい。検知部27aは、例えば、1つのセンサなどで構成してもよいし、複数のセンサなどを組み合わせて構成してもよい。
不具合の予兆は、換言すれば、トイレ機器の故障の予兆である。但し、不具合の予兆は、必ずしも故障の予兆でなくてもよい。例えば、消耗品の補充を要する状態などを不具合の予兆として検知してもよい。
トイレ管理装置12は、通信部50と、制御部52と、記憶部54と、を有する。通信部50は、ネットワーク2及びネットワーク機器14を介して大便器20、便座装置21、小便器22、自動洗浄装置23、洗面台24、自動水栓25、ソープディスペンサ26、手乾燥機27などの複数のトイレ機器と通信を行うことにより、複数のトイレ機器の送信部20b~27bから送信された予兆情報及び故障情報を取得する。これにより、トイレ管理装置12において、複数のトイレ機器の不具合の予兆及び故障の状況を把握することできる。
なお、トイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報は、不具合の予兆を検知したことを表す情報でもよいし、不具合の予兆をトイレ管理装置12側で判断するための情報でもよい。例えば、上述した稼働時間などのカウント値や詰まりを検知するセンサの出力値などを予兆情報としてトイレ管理装置12に送信し、予兆情報を基にトイレ管理装置12側で不具合の予兆を検知してもよい。同様に、トイレ機器の故障に関する故障情報は、故障を検知したことを表す情報でもよいし、故障をトイレ管理装置12側で判断するための情報でもよい。
記憶部54には、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室TRの状態を管理するためのトイレ管理プログラム56が記憶されている。制御部52は、記憶部54からトイレ管理プログラム56を読み出し、トイレ管理プログラム56を逐次処理することにより、トイレ管理装置12の動作を制御する。
制御部52は、例えば、複数のトイレ機器から定期的に予兆情報及び故障情報を取得する。このような構成の場合には、制御部52は、予兆情報及び故障情報を同時に取得する。
例えば、トイレ機器の不具合の予兆の状態が変化した場合に、トイレ機器から制御部52に予兆情報を送信し、トイレ機器の故障の状態が変化した場合に、トイレ機器から制御部52に故障情報を送信する構成としてもよい。このような構成の場合には、制御部52は、予兆情報及び故障情報をそれぞれ独立したタイミングで取得する。
制御部52は、予兆情報を取得することにより、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する。この例では、制御部52が、予兆検知部として機能する。制御部52は、不具合の予兆を検知した場合、検知した不具合の予兆を記憶部54に保存する。また、制御部52は、不具合の予兆を検知した場合、検知した不具合の予兆を表す情報をメンテナンス担当者端末16に送信する。
制御部52は、故障情報を取得することにより、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する。この例では、制御部52が、故障検知部としても機能する。制御部52は、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知したトイレ機器の故障を表す情報を、メンテナンス担当者端末16に送信する。
メンテナンス担当者端末16は、通信部70と、制御部71と、記憶部72と、表示部73と、を有する。通信部70は、ネットワーク2及びネットワーク機器14を介してトイレ管理装置12と通信を行うことにより、トイレ管理装置12から送信された検知した不具合の予兆を表す情報、及び検知したトイレ機器の故障を表す情報を取得する。
制御部71は、メンテナンス担当者端末16の各部の動作を制御する。制御部71は、例えば、メンテナンス担当者端末16の動作を制御するためのプログラムを記憶部72から読み出し、プログラムを逐次処理することにより、メンテナンス担当者端末16の各部の動作を制御する。
表示部73は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの周知の表示装置である。制御部71は、例えば、種々の画面を表示部73に表示することにより、メンテナンスに必要な情報などをメンテナンスの担当者に報知する。
図3~図5は、メンテナンス担当者端末の表示部に表示される画面の一例を模式的に表す説明図である。
図3は、トイレ機器の故障を表す情報を取得していない場合に表示部73に表示される画面IS1を模式的に表す。図4は、トイレ機器の故障を表す情報を取得した場合に表示部73に表示される画面IS1を模式的に表す。図5は、図3及び図4とは別の画面IS2を模式的に表す。
図3~図5に表したように、画面IS1及び画面IS2には、複数のトイレ機器のそれぞれの状態が表示される。これにより、メンテナンスの担当者は、画面IS1又は画面IS2を参照することで、複数のトイレ機器の状態を把握することができる。
制御部71は、検知した不具合の予兆を表す情報をトイレ管理装置12から取得すると、取得した情報を記憶部72に保存する。制御部71は、不具合の予兆を表す情報を取得した段階では、図3に表したように、検知された不具合の予兆を表示しない。
制御部71は、トイレ機器の故障を表す情報を取得すると、図4に表したように、画面IS1の表示を切り替え、検知したトイレ機器の故障を画面IS1に表示する。これにより、トイレ機器の故障をメンテナンスの担当者に報知することができる。
また、制御部71は、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、図4に表したように、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して画面IS1に表示する。換言すれば、制御部71は、不具合の予兆を表す情報が記憶部72に保存されている状態で、トイレ機器の故障を表す情報をトイレ管理装置12から取得した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して画面IS1に表示する。これにより、不具合の予兆とトイレ機器の故障とを一括してメンテナンスの担当者に報知することができる。
メンテナンスの担当者は、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、が一括して画面IS1に表示されたことに応じて、該当するトイレ機器のメンテナンスに向かう。これにより、トイレ管理システム10及びトイレ管理装置12では、トイレ室TRの管理者などに手間をかけさせることなく、故障したトイレ機器のメンテナンスの実施を早期にメンテナンスの担当者に促すことができる。
メンテナンスの担当者は、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うとともに、必要に応じて不具合の予兆を検知したトイレ機器のメンテナンスも行う。これにより、トイレ室TRに一度向かうだけで複数のトイレ機器のメンテナンスを同時に行うことができ、複数のトイレ機器のメンテナンスを効率良く行うことができる。
メンテナンスの担当者は、例えば、メンテナンスを行った後、トイレ機器のメンテナンスの内容を表すメンテナンス情報をメンテナンス担当者端末16からトイレ管理装置12に送信する。メンテナンス担当者端末16の制御部71は、メンテナンスの担当者によるメンテナンス情報の入力に応じて、記憶部72に保存された不具合の予兆を消去又は無効にする。トイレ管理装置12の制御部52は、メンテナンス情報の取得に応じて記憶部54に保存された不具合の予兆を消去又は無効にする。これにより、メンテナンス済みの不具合の予兆が、再び報知されてしまうことを抑制することができる。なお、制御部52がメンテナンスの有無を把握する方法は、メンテナンス担当者端末16からのメンテナンス情報の取得に限ることなく、例えば、検知部20a~27aの検知結果などに基づいて、制御部52で自動的に判断してもよい。
このように、この例では、表示部73が、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部として機能する。なお、報知の態様は、表示部73への表示に限ることなく、例えば、音声の出力などによって報知してもよい。報知の態様は、メンテナンスの担当者に適切に報知可能な任意の態様でよい。
制御部71は、例えば、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、画面IS2への切り替えが指示された際に、図5に表したように、検知した不具合の予兆のみを画面IS2に表示する。これにより、メンテナンスの担当者は、不具合の予兆のみを知ることもできる。
但し、不具合の予兆のみの表示は、必ずしも行わなくてもよい。この場合、トイレ管理装置12の制御部52は、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆を表す情報と、検知したトイレ機器の故障を表す情報と、を一括してメンテナンス担当者端末16に送信してもよい。メンテナンス担当者端末16の制御部71は、不具合の予兆を表す情報とトイレ機器の故障を表す情報とを一括して受信したことに応答して、不具合の予兆とトイレ機器の故障とを一括して画面IS1に表示してもよい。
図6は、実施形態に係るトイレ管理システム及びトイレ管理装置によるトイレ管理方法の一例を模式的に表すフローチャートである。
トイレ管理システム10のトイレ管理装置12の制御部52(コンピュータ)は、例えば、トイレ管理プログラム56に基づいて、以下に表すトイレ管理方法の各処理を実行する。同様に、トイレ管理システム10のメンテナンス担当者端末16の制御部71(コンピュータ)は、例えば、記憶部72に記憶されたプログラム(トイレ管理プログラム)に基づいて、以下に表すトイレ管理方法の各処理を実行する。但し、以下に表すトイレ管理方法の各処理の一部又は全部は、プログラムを必要としないハードウェアの動作に基づいて実行してもよい。
制御部52は、複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知工程を実行する(図6のステップS101)。制御部52は、複数のトイレ機器のそれぞれから予兆情報を取得し、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する。制御部52は、不具合の予兆を検知した場合、検知した不具合の予兆を記憶部54に保存する。
また、制御部52は、不具合の予兆を検知した場合、検知した不具合の予兆を表す情報をメンテナンス担当者端末16に送信する。メンテナンス担当者端末16の制御部71は、検知した不具合の予兆を表す情報をトイレ管理装置12から取得すると、取得した情報を記憶部72に保存する。
制御部52は、複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知工程を実行する(図6のステップS102)。制御部52は、複数のトイレ機器のそれぞれから故障情報を取得し、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する。制御部52は、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知したトイレ機器の故障を表す情報を、メンテナンス担当者端末16に送信する。
メンテナンス担当者端末16の制御部71は、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、図4に表したように、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知工程を実行する(図6のステップS103)。
このように、本実施形態に係るトイレ管理システム10では、メンテナンスの緊急度が高い故障を検知した際に、メンテナンスの緊急度が低い不具合の予兆を、トイレ機器の故障と一括して報知する。これにより、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室TRに向かわせることを抑制しつつ、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うことができるとともに、不具合の予兆段階でトイレ機器のメンテナンスを行うこともできる。従って、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことを抑制し、トイレ室TRに設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。
図7は、実施形態に係るトイレ管理システムの変形例を模式的に表すブロック図である。
図7に表したように、トイレ管理システム10aでは、トイレ管理装置12が、表示部60をさらに有する。表示部60には、メンテナンス担当者端末16の表示部73と同様のものを用いることができる。なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
トイレ管理システム10aにおいて、トイレ管理装置12の制御部52は、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して表示部60に表示する。換言すれば、制御部52は、不具合の予兆を表す情報が記憶部54に保存されている状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して表示部60に表示する。
このように、この例では、トイレ管理装置12の表示部60が、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部として機能する。
このように、一括報知部は、トイレ管理装置12に設けてもよい。例えば、トイレ管理装置12の表示部60に検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して表示することにより、不具合の予兆及びトイレ機器の故障をトイレ管理装置12の管理者などに報知してもよい。例えば、トイレ管理装置12の管理者に不具合の予兆及びトイレ機器の故障を報知することにより、トイレ管理装置12の管理者から電話やメールなどでメンテナンスの実施をメンテナンスの担当者に連絡させるようにしてもよい。なお、表示部60への表示は、例えば、図4に表した画面IS1と同様の表示でよい。また、不具合の予兆及びトイレ機器の故障の一括報知は、トイレ管理装置12及びメンテナンス担当者端末16の一方のみに限ることなく、トイレ管理装置12及びメンテナンス担当者端末16の双方で行ってもよい。
図8は、実施形態に係るトイレ管理システムの変形例を模式的に表すブロック図である。
図8に表したように、トイレ管理システム10bでは、トイレ管理装置12が、入力部62をさらに有する。入力部62は、制御部52と接続されている。入力部62は、トイレ室TRの管理者などからの操作入力を受け、操作入力に応じた操作指示を制御部52に入力する。入力部62には、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどの周知の入力装置が用いられる。
図9は、実施形態に係るトイレ管理システム及びトイレ管理装置によるトイレ管理方法の別の一例を模式的に表すフローチャートである。
この例において、トイレ管理装置12の制御部52は、予兆検知工程を実行し、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した後、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する選択工程を実行する(図9のステップS201~S203)。
制御部52は、例えば、不具合の予兆の検知に応じて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かをトイレ室TRの管理者などに選択させるための選択画面を表示部60に表示する。トイレ室TRの管理者などは、選択画面が表示された後、入力部62を操作し、制御部52に操作指示を入力することにより、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する。
トイレ管理装置12の制御部52及びメンテナンス担当者端末16の制御部71は、直ぐに報知しないことが選択された場合、上記と同様に、故障検知工程及び一括報知工程を実行し、複数のトイレ機器のいずれかの故障の検知に応じて、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、をメンテナンス担当者端末16の表示部73などで一括して報知する(図9のステップS204、S205)。
一方、トイレ管理装置12の制御部52及びメンテナンス担当者端末16の制御部71は、直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知する予兆報知工程を実行する(図9のステップS206)。
トイレ管理装置12の制御部52は、直ぐに報知することが選択された場合に、例えば、検知した不具合の予兆を表す情報と、直ぐに報知することを表す情報と、をメンテナンス担当者端末16に送信する。メンテナンス担当者端末16の制御部71は、検知した不具合の予兆を表す情報と、直ぐに報知することを表す情報と、をトイレ管理装置12から取得すると、取得した情報を基に、検知した不具合の予兆を表示部73に表示する。これにより、検知した不具合の予兆をメンテナンスの担当者に報知することができる。なお、不具合の予兆の報知は、表示部73への表示に限ることなく、音声の出力などでもよい。不具合の予兆の報知の態様は、不具合の予兆を適切に報知可能な任意の態様でよい。
このように、トイレ管理システム10bでは、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択可能とすることで、トイレ室TRに設置される複数のトイレ機器のメンテナンスの自由度を高めることができる。また、直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知し、直ぐに報知しないことが選択された場合に、複数のトイレ機器のいずれかの故障の検知に応じて、不具合の予兆とトイレ機器の故障とを一括して報知することにより、既にメンテナンスが行われている不具合の予兆を一括報知時に報知してしまうことを抑制することができる。
図10は、実施形態に係るトイレ管理システムの変形例を模式的に表すブロック図である。
図10に表したように、トイレ管理システム10cでは、記憶部54が、報知要否情報64を記憶している。報知要否情報64は、複数のトイレ機器の不具合の予兆の検知に応じて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを表す。例えば、大便器20における電磁弁の開閉回数、モータの稼働回数、及び詰まりの状態などのように、1つのトイレ機器に複数の不具合の予兆が存在する場合、報知要否情報64は、複数の不具合の予兆のそれぞれについて、直ぐに報知するか否かを表す。
報知要否情報64は、例えば、入力部62を操作することによって入力され、記憶部54に記憶される。トイレ管理装置12の制御部52は、例えば、トイレ室TRの管理者などが入力部62を操作し、報知要否情報64の入力を指示したことに応答して、報知要否情報64を入力するための所定の入力画面を表示部60に表示する。トイレ室TRの管理者などは、入力画面を参照しながら入力部62を操作し、複数のトイレ機器のそれぞれの不具合の予兆について、直ぐに報知するか否かを設定することにより、報知要否情報64を入力する。これにより、トイレ室TRの管理者などは、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを予め設定する。但し、報知要否情報64の入力方法は、上記に限定されるものではない。報知要否情報64は、例えば、他のコンピュータなどで作成し、ネットワーク2や記憶媒体などを介してトイレ管理装置12に入力してもよい。
図11は、実施形態に係るトイレ管理システム及びトイレ管理装置によるトイレ管理方法の別の一例を模式的に表すフローチャートである。
この例において、トイレ管理装置12の制御部52は、複数のトイレ機器の不具合の予兆の検知に応じて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを表す報知要否情報64を取得する要否情報取得工程を実行する(図11のステップS301)。制御部52は、上記のように、入力部62からの入力、あるいはネットワーク2や記憶媒体などからの入力により、報知要否情報64を取得する。制御部52は、取得した報知要否情報64を記憶部54に記憶させる。
制御部52は、要否情報取得工程を実行した後、予兆検知工程及び選択工程を実行する(図11のステップS302、303)。制御部52は、選択工程において、報知要否情報64に基づいて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを自動的に選択する。この例において、選択工程は、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、報知要否情報64に基づいて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを自動的に選択する工程である。
以下、ステップS304~S307については、図9で説明したステップS203~S206と同様であるから、詳細な説明は省略する。
このように、トイレ管理システム10cでは、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、報知要否情報64に基づいて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを自動的に選択する。これにより、不具合の予兆の報知の要否を逐一選択する必要が無く、トイレ室TRに設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。例えば、トイレ室TRの管理者などに選択の手間をかけさせてしまうことを抑制することができる。
例えば、メンテナンス担当者端末16に入力部を設けることなどにより、メンテナンス担当者端末16から報知要否情報64を入力できるようにしてもよい。この場合には、メンテナンスの担当者の好みなどに応じて、不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを設定することができる。
報知要否情報64は、必ずしもトイレ管理装置12の記憶部54に記憶させておかなくてもよい。報知要否情報64は、例えば、ネットワーク2に接続された別のデータサーバなどに記憶させておき、必要に応じてネットワーク2を介して参照するようにしてもよい。
以上説明した実施形態に基づくトイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラムとして、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様は、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理方法であって、前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知工程と、前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知工程と、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知工程と、を有することを特徴とするトイレ管理方法である。
このトイレ管理方法によれば、メンテナンスの緊急度が高い故障を検知した際に、メンテナンスの緊急度が低い不具合の予兆を、トイレ機器の故障と一括して報知する。これにより、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室に向かわせることを抑制しつつ、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うことができるとともに、不具合の予兆段階でトイレ機器のメンテナンスを行うこともできる。従って、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことを抑制し、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する選択工程と、直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知する予兆報知工程と、をさらに有し、前記一括報知工程は、直ぐに報知しないことが選択された場合に、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障の検知に応じて、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知することを特徴とするトイレ管理方法である。
このトイレ管理方法によれば、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択可能とすることで、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスの自由度を高めることができる。また、直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知し、直ぐに報知しないことが選択された場合に、複数のトイレ機器のいずれかの故障の検知に応じて、不具合の予兆とトイレ機器の故障とを一括して報知することにより、既にメンテナンスが行われている不具合の予兆を一括報知時に報知してしまうことを抑制することができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記複数のトイレ機器の不具合の予兆の検知に応じて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを表す報知要否情報を取得する要否情報取得工程をさらに有し、前記選択工程は、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、前記報知要否情報に基づいて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを自動的に選択することを特徴とするトイレ管理方法である。
このトイレ管理方法によれば、複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、報知要否情報に基づいて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを自動的に選択することにより、不具合の予兆の報知の要否を逐一選択する必要が無く、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。例えば、トイレ室の管理者などに選択の手間をかけさせてしまうことを抑制することができる。
第4の態様は、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理システムであって、前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知部と、前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知部と、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部と、を備えたことを特徴とするトイレ管理システムである。
このトイレ管理システムによれば、メンテナンスの緊急度が高い故障を検知した際に、メンテナンスの緊急度が低い不具合の予兆を、トイレ機器の故障と一括して報知する。これにより、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室に向かわせることを抑制しつつ、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うことができるとともに、不具合の予兆段階でトイレ機器のメンテナンスを行うこともできる。従って、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことを抑制し、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。
第5の態様は、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理装置であって、前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知部と、前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知部と、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部と、を備えたことを特徴とするトイレ管理装置である。
このトイレ管理装置によれば、メンテナンスの緊急度が高い故障を検知した際に、メンテナンスの緊急度が低い不具合の予兆を、トイレ機器の故障と一括して報知する。これにより、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室に向かわせることを抑制しつつ、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うことができるとともに、不具合の予兆段階でトイレ機器のメンテナンスを行うこともできる。従って、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことを抑制し、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。
第6の態様は、複数の便器が設置されたトイレ室の状態を管理するためのトイレ管理プログラムであって、複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理方法であって、前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知工程と、前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知工程と、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知工程と、を、コンピュータに実行させることを特徴とするトイレ管理プログラムである。
このトイレ管理プログラムによれば、メンテナンスの緊急度が高い故障を検知した際に、メンテナンスの緊急度が低い不具合の予兆を、トイレ機器の故障と一括して報知する。これにより、メンテナンスの担当者を何度もトイレ室に向かわせることを抑制しつつ、故障したトイレ機器のメンテナンスを行うことができるとともに、不具合の予兆段階でトイレ機器のメンテナンスを行うこともできる。従って、メンテナンスの担当者の負荷が高くなってしまうことを抑制し、トイレ室に設置される複数のトイレ機器のメンテナンスをより効率良く行うことができる。
なお、トイレ管理プログラムは、上述の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態(コンピュータに設けられた形態)に限ることなく、コンピュータに読み取り可能な記録媒体の形態であってもよい。記録媒体としては、例えば、CD-ROM(-R/-RW)、光磁気ディスク、HD(ハードディスク)、DVD-ROM(-R/-RW/-RAM)、FD(フレキシブルディスク)、フラッシュメモリ、メモリカード、メモリスティック、及び、その他各種ROM、RAM等を用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ管理システム10及びトイレ管理装置12などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 ネットワーク、 10、10a~10c トイレ管理システム、 12 トイレ管理装置、 14 ネットワーク機器、 16 メンテナンス担当者端末、 20 大便器、 21 便座装置、 22 小便器、 23 自動洗浄装置、 24 洗面台、 25 自動水栓、 26 ソープディスペンサ、 27 手乾燥機、 50 通信部、 52 制御部、 54 記憶部、 56 トイレ管理プログラム 60 表示部、 62 入力部、 64 報知要否情報、 70 通信部、 71 制御部、 72 記憶部、 73 表示部

Claims (5)

  1. 複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理方法であって、
    前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知部により、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知工程と、
    前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知部により、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知工程と、
    前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する制御部により、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する選択工程と、
    直ぐに報知しないことが選択された場合に、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部により、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知工程と、
    直ぐに報知することが選択された場合に、前記一括報知部により、検知した不具合の予兆を報知する予兆報知工程と、
    を有することを特徴とするトイレ管理方法。
  2. 前記複数のトイレ機器の不具合の予兆の検知に応じて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを表す報知要否情報を前記制御部が取得し、取得した前記報知要否情報を記憶部に記憶させる要否情報取得工程をさらに有し、
    前記選択工程は、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、前記制御部が、前記記憶部に記憶された前記報知要否情報に基づいて、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを自動的に選択することを特徴とする請求項1記載のトイレ管理方法。
  3. 複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理システムであって、
    前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知部と、
    前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知部と、
    前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する制御部と、
    直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知し、直ぐに報知しないことが選択された場合に、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部と、
    を備えたことを特徴とするトイレ管理システム。
  4. 複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するトイレ管理装置であって、
    前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知部と、
    前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知部と、
    前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する制御部と、
    直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知し、直ぐに報知しないことが選択された場合に、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知部と、
    を備えたことを特徴とするトイレ管理装置。
  5. 複数のトイレ機器が設置されたトイレ室の状態を管理するためのトイレ管理プログラムであって、
    前記複数のトイレ機器の不具合の予兆に関する予兆情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知する予兆検知工程と、
    前記複数のトイレ機器の故障に関する故障情報を取得することにより、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知する故障検知工程と、
    前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した際に、検知した不具合の予兆を直ぐに報知するか否かを選択する選択工程と、
    直ぐに報知しないことが選択された場合に、前記複数のトイレ機器のいずれかの不具合の予兆を検知した状態で、前記複数のトイレ機器のいずれかの故障を検知した際に、検知した不具合の予兆と、検知したトイレ機器の故障と、を一括して報知する一括報知工程と、
    直ぐに報知することが選択された場合に、検知した不具合の予兆を報知する予兆報知工程と、
    を、コンピュータに実行させることを特徴とするトイレ管理プログラム。
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