JP7213309B2 - トイレ管理システム及び管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の便器装置を管理するためのトイレ管理システム、及びそのトイレ管理システムに利用可能な管理装置に関する。
トイレは、人が居住する住宅においても、人が利用する施設においても、必要不可欠な設備である。汚れや臭いが発生しがちな設備であるからこそ、トイレを清潔に維持管理することが、住宅や施設を快適な空間にするための重要な鍵となる。とくに、多数の人が利用する商業施設、娯楽施設、複合施設、旅客駅施設などに設置されたトイレは、公衆衛生的な観点からも、適切に維持管理される必要がある。
近年、大型の商業施設や複合施設などが数多く開設されているが、施設を利用する人の数が多いほど、多くのトイレを設置する必要がある。多数設置されたトイレを日々適切に維持管理するためには多くの労力を要するため、複数のトイレを適切かつ効率的に維持管理するための技術が求められる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、複数のトイレ室の清掃を適切に管理する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様のトイレ管理システムは、トイレ室に設置された便器装置と、便器装置の使用状況を管理する管理装置と、便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を管理装置に送信する通信装置と、を備える。管理装置は、使用状況情報を通信装置から取得する取得部と、取得部により取得された使用状況情報に基づいて、トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、決定部により決定されたタイミング又は内容を、トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、を備え、取得部は、主体がトイレ室の清掃を実施したときに、清掃状況を示す情報を主体から取得する
開示の別の態様は、管理装置である。この装置は、トイレ室に設置された便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を取得する取得部と、取得部により取得された使用状況情報に基づいて、トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、決定部により決定されたタイミング又は内容を、トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、を備え、取得部は、主体がトイレ室の清掃を実施したときに、清掃状況を示す情報を主体から取得する
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数のトイレ室の清掃を適切に管理する技術を提供することができる。
実施の形態に係るトイレ管理システムの構成を示す図である。 実施の形態に係る管理装置の構成を示す図である。 異常検知条件保持部に保持された条件の例を示す図である。 通知条件保持部に保持された条件の例を示す図である。 実施の形態に係る便器装置の構成を示す図である。
図1は、実施の形態に係るトイレ管理システムの構成を示す。トイレ管理システム10は、施設20のトイレ室21に設置された便器装置30と、便器装置30の使用状況を管理する管理装置50と、便器装置30の使用状況に関連する使用状況情報を管理装置50に送信する通信装置22と、トイレ室21が設置された施設20を管理する主体の端末40と、トイレ室21の清掃を担当する主体の端末42と、便器装置30又はトイレ室21の内部若しくは周辺に設置された設備若しくは機器を製造した主体の端末44と、便器装置30又はトイレ室21の内部若しくは周辺に設置された設備若しくは機器の保守を担当する主体の端末46と、これらの装置の間で通信を行うための通信手段の一例であるインターネット12とを備える。
施設20には、1以上のトイレ室21が設けられる。トイレ室21には、トイレ室21のドア23と、洗面台26と、1以上の個室24と、それぞれの個室24のドア25と、それぞれの個室24に設置された便器装置30と、便器装置30の使用者が便器装置30に操作指示を入力するためのコントローラ31と、男性用のトイレ室21に設置された小便器32と、トイレ室21において異常が発生したときにトイレ室21の内部又は周囲に異常の発生を報知する異常報知手段27とが設けられる。管理装置50は、1以上の施設20の1以上のトイレ室21に設置された1以上の便器装置30の使用状況を管理する。便器装置30は、和式の便器装置であっても洋式の便器装置であってもよい。以下、小便器32も含めて「便器装置30」と総称する。
図2は、実施の形態に係る管理装置50の構成を示す。管理装置50は、通信装置51、表示装置52、入力装置53、記憶装置70、及び制御装置60を備える。管理装置50は、サーバ装置であってもよいし、パーソナルコンピューターなどの装置であってもよいし、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末であってもよい。
通信装置51は、他の装置との間の通信を制御する。通信装置51は、有線又は無線の任意の通信方式により通信を行ってもよい。通信装置51は、インターネット12を介して通信装置22との間で通信を行い、便器装置30の使用状況情報を受信し、便器装置30に対する指示を送信する。また、インターネット12を介して、管理主体端末40、清掃主体端末42、製造主体端末44、及び保守主体端末46との間で通信を行う。
表示装置52は、制御装置60により生成される画面を表示する。表示装置52は、液晶表示装置、有機EL表示装置などであってもよい。入力装置53は、管理装置50の使用者による指示入力を制御装置60に伝達する。入力装置53は、マウス、キーボード、タッチパッドなどであってもよい。表示装置52及び入力装置53は、タッチパネルとして実装されてもよい。
記憶装置70は、制御装置60により使用されるプログラム、データなどを記憶する。記憶装置70は、半導体メモリ、ハードディスクなどであってもよい。記憶装置70には、トイレ情報データベース71、通知先情報データベース72、使用状況情報保持部73、通知履歴保持部74、異常検知条件保持部75、通知条件保持部76、遠隔制御条件保持部77、及び清掃実施条件保持部78が格納される。
トイレ情報データベース71は、管理装置50が管理する施設20、トイレ室21、便器装置30などの情報を格納する。トイレ情報データベース71には、例えば、施設20に設置されたトイレ室21の数、位置、階、トイレ室21に設置された個室24の数、位置、便器装置30の数、機種、製造番号、製造日、トイレ室21の平面図、便器装置30に接続された上下水道の配管の接続関係、トイレ室21の内部又は外部に設置された機器又は設備などの種類、数、位置などの情報が格納される。
通知先情報データベース72は、便器装置30などに異常が発生したときに通知すべき通知先の情報を格納する。通知先情報データベース72には、管理主体端末40、清掃主体端末42、製造主体端末44、保守主体端末46のIPアドレス、それぞれの主体の担当者のメールアドレス、電話番号、FAX番号、携帯電話番号、通知手段の優先順位、通知可能な時間帯などの情報が格納される。
使用状況情報保持部73は、施設20のトイレ室21に設けられた通信装置22から受信した使用状況情報を格納する。使用状況情報保持部73には、それぞれの通信装置22から受信した使用状況情報と、受信日時とが対応付けて格納される。使用状況情報保持部73に蓄積された使用状況情報は、便器装置30やトイレ室21などにおいて発生した異常を検知したり、便器装置30やトイレ室21の機器及び設備などに対する指示を決定したり、便器装置30やトイレ室21の清掃のタイミングや内容などを決定したり、トイレ室21の空き状況などを利用者に提示したり、過去の使用状況からトイレ室21や便器装置30の保守や増減などを検討したりするために使用される。
通知履歴保持部74は、管理装置50から管理主体端末40、清掃主体端末42、製造主体端末44、保守主体端末46、通信装置22などへ情報を通知した履歴を保持する。通知履歴保持部74には、通知日時、通知先、通知内容、通知先からの応答の有無、応答日時、応答内容などが格納される。
制御装置60は、使用状況情報取得部61、異常検知部62、通知部63、指示決定部64、指示送信部65、回答部66、清掃指示決定部67、及び清掃指示通知部68を備える。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIなどにより実現され、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアの組合せなど、いろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
使用状況情報取得部61は、施設20のトイレ室21に設置された便器装置30の使用状況情報を通信装置22から取得して、使用状況情報保持部73に格納する。使用状況情報取得部61は、便器装置30の使用状態を示す情報、コントローラ31の操作状況を示す情報、トイレ室21のドア23又は個室24のドア25に設置された開閉センサにより検知されたドアの開閉状況を示す情報、便器装置30又は小便器32の便鉢の内部又は外部に設置された水位センサにより検知された便鉢の内部の水位を示す情報、洗面台26の手洗鉢の内部又は外部に設置された水位センサにより検知された手洗鉢の内部の水位を示す情報、便器装置30、小便器32、又は洗面台26の周辺の床に設置された漏水センサにより検知された漏水状況を示す情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された照明や換気扇などの設備又は機器の使用状況又は状態を示す情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された人感センサ、温度センサ、臭気センサなどのセンサにより検知された情報、便器装置30に設けられた着座センサ、温度センサ、水位センサなどのセンサにより検知された情報、トイレ室21の内部又は外部に設置された撮像装置により撮像された画像、トイレ室21の内部又は外部に設置されたマイクロフォンにより取得された音声などを、便器装置30の使用状況情報として取得する。
[トイレの異常検知・通知]
本実施の形態の管理装置50の特徴として、まず、便器装置30やトイレ室21などに発生した異常を検知し、検知した異常に関する情報を通知する技術について説明する。異常検知部62は、使用状況情報取得部61により取得された使用状況情報が、異常検知条件保持部75に格納された所定の条件に合致したときに、便器装置30又はトイレ室21の内部若しくは周辺に設置された設備若しくは機器の異常を検知する。
図3は、異常検知条件保持部75に保持された条件の例を示す。異常検知条件保持部75には、異常が発生したと判定すべき条件を示す使用状況情報の種類及び内容が格納される。異常検知部62は、使用状況情報取得部61により使用状況情報が取得されるたびに、又は、所定のタイミング、例えば所定の間隔で定期的に、使用状況情報保持部73及び異常検知条件保持部75を参照して、異常検知条件保持部75に保持された条件に合致する使用状況情報が取得されたか否かを判定し、取得されていた場合は、検知した異常に応じた主体に異常の発生を通知するよう通知部63に指示する。
通知部63は、異常検知部62により検知された異常の内容に応じた通知先を、通知条件保持部76を参照して決定し、決定した通知先に検知された異常に関する情報を通知する。通知部63は、発生した異常の種類を示すエラーコードに加えて、通知先が必要な措置を検討するために必要な情報を通知する。例えば、通知部63は、便器装置30やトイレ室21の状態を示す情報や、便器装置30やトイレ室21の撮像画像などを通知してもよい。通知部63は、検知された異常に関する情報を、通知すべき主体の端末に直接通知してもよいし、会社や事務所などの代表電話や直通電話に発信してもよいし、メールアドレスに電子メールを送信してもよいし、担当者の携帯電話番号やメールアドレスに通知してもよい。通知部63は、通知日時、通知先、通知内容などの情報を通知履歴保持部74に記録する。通知部63は、通知先から応答を受信すると、表示装置52に表示する。通知部63は、応答の有無、応答日時、応答内容などの情報を通知履歴保持部74に記録する。
図4は、通知条件保持部76に保持された条件の例を示す。通知条件保持部76には、発生した異常の種類を示すエラーコードと、異常の発生を通知すべき主体と、通知の優先順位が対応付けて格納される。通知部63は、異常検知部62により異常の発生が検知されたときに、通知条件保持部76を参照して、発生した異常を通知すべき通知先を取得し、トイレ情報データベース71及び通知先情報データベース72を参照して、通知先の情報を取得する。通知部63は、通知の優先順位にしたがって先順位の通知先に通知し、先順位の通知先から応答がなかったり、発呼しても受話しなかったりした場合、後順位の通知先に通知してもよいし、先順位の通知先に複数回通知を試みてもよいし、両者を並行して行ってもよい。通知部63は、複数の通知先に同時に並行して通知してもよい。
以下、検出すべき異常の内容と通知先の具体例について説明する。
異常検知部62は、便器装置30の使用状態を示す使用状況情報が、異常検知条件保持部75に保持された条件に合致した場合に、異常が発生したと判定してもよい。例えば、異常検知部62は、便器装置30の便鉢の内部の水量が所定値を超えたことを示す情報を取得したときに、異常が発生したと判定してもよい。排水管の詰まりなどにより汚水が便鉢からあふれ出ると、トイレ室21の内部だけでなく周辺にも多大な影響を及ぼしてしまい兼ねないので、汚水のあふれを迅速に検知し、必要な処置を講じることができるように適切な主体に通知する体制を整えておくことが、施設などを運営する上で非常に重要である。
便器装置30の便鉢の内部の水量は、便器装置30の便鉢の内面又は外面に設置された水位センサにより検知されてもよい。便鉢の外面に水位センサが設置される場合、静電容量方式などの非接触式の水位センサが設置されてもよい。また、便鉢の下部の排水口と排水管の間に設けられたトラップの外面に、静電容量方式などの非接触式の水位センサが設置されてもよい。便器装置30の使用後に、便鉢が洗浄水で洗浄されて汚水が排水された後、トラップの上端より低い部分の便鉢に溜水が残るが、排水から所定時間が経過した後にも、トラップの外面に設置された水位センサによりトラップの上端部分に水が残っていることが検知された場合は、排水管の詰まりなどにより便鉢内の汚水が排水管から排水されていない状況であることが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
実際に汚水が便鉢からあふれ出ていた場合には、トイレ室21の清掃と、トイレ室21及びその周辺への利用者の立ち入りを一時的に制限する措置などが必要となるので、通知部63は、異常が発生した便器装置30が設置されたトイレ室21の清掃を担当する主体と、トイレ室21を管理する主体に、異常の発生を通知する。また、異常が発生した原因が、便器装置30などの機器の不具合によるものであることが別の情報などから推定される場合には、異常が発生した便器装置30を製造した主体にも異常の発生を通知し、不具合が生じた機器又は設備の情報の提供を要求したり、部品を発注したりしてもよい。また、異常が発生した原因が、排水管やポンプなどの機器又は設備の不具合によるものであることが別の情報などから推定される場合には、それらの機器又は設備の保守を担当する主体にも異常の発生を通知し、機器又は設備の補修又は交換を要求してもよい。
通知部63は、複数の階を有する建築物の上階に設置されたトイレ室21に設置された便器装置30において、汚水が便鉢からあふれる異常が検知されたときに、そのトイレ室21が設置された階を管理する主体に加えて、そのトイレ室21が設置された階よりも下の階を管理する主体や、トイレ室21が設置された階の周辺の店舗などを管理する主体にも、異常に関する情報を通知してもよい。実際に汚水があふれた場合には、トイレ室21の床に汚水が拡散し、階下の天井裏に浸水したり、階下の天井から漏水したりする恐れがあるので、階下や周辺を管理する主体にも異常を通知しておくことにより、必要な措置を迅速に講じさせることができ、影響を最小限に抑えることができる。
通知部63は、トイレ室21の内部又は周辺に設置された異常報知手段27に異常の発生を通知してもよい。これにより、トイレ室21を使用するためにトイレ室21に入室しようとしている使用者や、トイレ室21の周辺にいる施設20の利用者に、トイレ室21において異常が発生していることを報知し、トイレ室21への入室を回避させたり、トイレ室21の周辺から離れたりするよう促すことができる。また、トイレ室21の周辺に存在する店舗などの担当者に、換気や通報などの適切な措置を講じさせることができる。また、トイレ室21を巡回する管理担当者に、トイレ室21において異常が発生したことを迅速に報知することができる。
このような技術によれば、異常が発生してから適切な措置を講じるまでに要する時間を大幅に短縮することができるので、異常の影響を最小限に抑えることができる。また、トイレ室21を適切に維持管理することができるので、施設20の利用者の利便性を向上させ、施設20の快適性や運営状況を向上させることができる。
異常検知部62は、便器装置30の使用者が便器装置30に操作指示を入力するためのコントローラ31の操作状況を示す使用状況情報が、異常検知条件保持部75に保持された条件に合致した場合に、異常が発生したと判定してもよい。例えば、異常検知部62は、コントローラ31の同一のボタンが複数回連続して操作されたことを示す情報を取得したときに、異常が発生したと判定してもよい。通常複数回連続して実行することが想定されない機能を実行するためのボタンが複数回連続して操作された場合は、そのボタン又はその機能を実行するための構成に不具合が生じていて、使用者が望む機能が実行されていないことが推測されるので、そのコントローラ31又はそのコントローラ31により操作されている便器装置30に異常が発生したと判定してもよい。異常検知条件保持部75に、操作可能なボタンの種別と、異常が発生したと判定するボタンの操作回数と、連続して操作されたと判定するボタンの操作間隔とを、条件として対応付けて保持してもよい。複数回連続して操作されることが想定されるボタン、例えば、トイレ用擬音装置の音量を変更するためのボタンなどは、異常が発生したと判定するボタンの操作回数を、それ以外のボタンよりも多くしてもよい。
便器装置30の着座センサが着座を検知していない状態で、局部洗浄機能を実行するためのボタンが押下されたことを示す情報を取得した場合には、着座センサ又はボタンが故障していることが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
便器装置30の局部洗浄機能が実行された後、局部洗浄機能を停止するボタンが所定時間以上押下されないことを示す情報を取得した場合には、局部洗浄機能又はボタンが故障していることが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
コントローラ31と便器装置30との間で定期的に通信を行っている場合に、コントローラ31と便器装置30との間で所定時間以上通信ができないことを示す情報を取得した場合には、コントローラ31又は便器装置30の通信機能が故障しているか、コントローラ31が落下したり持ち出されたりして便器装置30との間で通信可能な範囲にないか、コントローラ31の電池の残量が十分でないことが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
通知部63は、異常が発生したコントローラ31又は便器装置30が設置されたトイレ室21を管理する主体と、コントローラ31又は便器装置30の保守を担当する主体に、異常の発生を通知する。また、異常が発生したコントローラ31又は便器装置30の修理又は交換が必要であることが別の情報などから推定される場合には、コントローラ31又は便器装置30を製造した主体にも異常の発生を通知し、必要な部品を発注してもよい。
このように、コントローラ31の操作状況から、管理担当者がトイレ室21を巡回しても発見することが困難であるような異常を迅速に検知して通知し、必要な措置を講じさせることができるので、トイレ室21の利用者の利便性を向上させ、施設20の快適性や運営状況を向上させることができる。
便座の温度や局部洗浄のための温水の温度を変更する機能が管理者により停止されている場合に、温度を変更するためのボタンが所定回数以上操作されたことを示す情報を取得した場合には、多くの使用者が温度の変更を希望していると推測されることを、トイレ室21を管理する主体に通知してもよい。
このように、コントローラ31の操作状況から、便器装置30の使用者の要望を推定し、管理主体に通知することができるので、トイレ室21の環境を向上させ、使用者の利便性を向上させることができる。
異常検知部62は、トイレ室21の内部又は周辺に設置された設備又は機器の状態を示す使用状況情報が、異常検知条件保持部75に保持された条件に合致した場合に、異常が発生したと判定してもよい。例えば、異常検知部62は、トイレ室21のドア23又は個室24のドア25が閉じられてから再び開かれるまでの時間が所定値未満であったことを示す情報を取得したときに、異常が発生したと判定してもよい。異常検知部62は、個室24ごと、トイレ室21ごと、又は施設20ごとに、個室24又はトイレ室21の滞在時間の履歴から平均滞在時間などの統計値を算出し、異常が発生したと判定するための所定値を算出してもよい。
使用者がトイレ室21又は個室24に滞在したまま所定時間が経過した場合、使用者の体調不良などが懸念されるので、通知部63は、異常が発生したトイレ室21を管理する主体に異常の発生を通知し、トイレ室21に急行させる。また、ドア23又はドア25の不具合や、ドア23又はドア25の開閉センサの不具合であることが別の情報などから推定される場合には、不具合が発生したトイレ室21の保守を担当する主体に異常の発生を通知する。また、異常が発生したドア23、ドア25、又は開閉センサの修理又は交換が必要であることが別の情報などから推定される場合には、ドア23、ドア25、又は開閉センサを製造した主体にも異常の発生を通知し、必要な部品を発注してもよい。
これにより、トイレ室21の使用者に異常が発生した場合にも迅速に検知して適切な措置を講じることができるので、使用者が安心してトイレ室21及び施設20を利用することができ、施設20の快適性や運営状況を向上させることができる。また、便器装置30だけでなく、トイレ室21の内部又は周辺に設置された設備又は機器の異常も迅速に検知することができるので、トイレ室21を適切に維持管理することができる。
異常検知部62は、使用状況情報保持部73に保持された情報のうちいずれか2以上の組合せが所定の条件に合致した場合に、便器装置30又はトイレ室21の内部若しくは周辺に設置された設備若しくは機器に異常が発生したと判定してもよい。通知部63は、トイレ室21の管理を担当する主体に異常の発生を通知するとともに、設備又は機器の修理又は交換などが必要であると推測される場合には、設備又は機器の保守を担当する主体に修理又は交換を依頼し、設備又は機器を製造した主体に必要な部品を発注してもよい。
トイレ室21のドア23又は個室24のドア25が所定時間以上閉まっており、かつ、そのトイレ室21又は個室24に設置された便器装置30が所定時間以上使用されていないことを示す情報を取得した場合や、便器装置30が使用された後、所定時間以上経過してもトイレ室21のドア23又は個室24のドア25が開かないことを示す情報を取得した場合には、使用者に異常が発生したことが懸念されるので、異常が発生したと判定してもよい。
トイレ室21のドア23又は個室24のドア25が閉じた後、便器装置30が使用されず、所定時間経過するまでにドア23又はドア25が開かれた場合は、便器装置30に不具合が生じているか、便器装置30、個室24、又はトイレ室21が汚れていて便器装置30を使用することができない状態であることが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
個室24のドア25が開いており、かつ、便器装置30が使用されたことを示す情報を取得した場合には、ドア25の開閉センサ又は便器装置30に不具合が生じていることが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
便器装置30が、所定時間以上使用されていない場合に、便器装置30又は便器装置30が設置されたトイレ室21に異常が発生したと判定してもよい。この所定時間は、便器装置30又はトイレ室21の過去の使用頻度から算出されてもよい。
局部洗浄用の温水タンクを備えた便器装置30において、局部洗浄機能が実行されたにもかかわらず、温水タンク内の温水の温度が所定値以上変化しなかった場合には、温水タンクの弁や局部洗浄ノズルなどが故障していることが推測されるので、異常が発生したと判定してもよい。
以上の例のような異常検知条件は、機械学習により自動的に獲得されてもよい。例えば、多数の施設20、トイレ室21、便器装置30から、実際に異常が発生したときの異常の内容と、そのときの使用状況情報を収集し、それらの実績データを教師データとして、教師あり学習を実行することにより、使用状況情報と異常の内容との関連を学習させてもよい。この機械学習は、サーバ装置により実行されてもよいし、クラウドコンピューティングなどの技術を用いて多数のコンピュータにより実行されてもよい。学習済みの条件が管理装置50に随時配信され、異常検知条件保持部75に格納されてもよい。管理装置50が機械学習を実行する学習部を備えてもよい。この場合、学習部は、異常検知部62により検知された異常を通知した通知先から、実際に異常が発生していたか否か、異常が発生していた場合は、異常の内容、トイレ室21や便器装置30などの状態、講じた措置、措置の結果などの情報を取得し、それらの情報と、異常が発生したと判定したときの使用状況情報とを教師データとして、教師あり学習を実行することにより異常検知条件を更に学習させ、異常検知条件保持部75を更新してもよい。
このように、本実施の形態の技術によれば、トイレ室21又は便器装置30に異常が発生しても、迅速に検知して適切な通知先に通知し、必要な措置を講じさせることができるので、異常の影響を最小限に抑えることができる。また、トイレ室21や便器装置30から収集可能な情報に基づいて異常の発生を検知するので、異常を検知するためのセンサなどを新たに設置するコストを抑えることができる。
[複数の便器装置の協調制御]
つづいて、本実施の形態の管理装置50の特徴として、トイレ室21に設置された複数の便器装置30を統括的に管理し、複数の便器装置30に所定の動作又は機能の実行を指示する技術について説明する。指示決定部64は、複数の便器装置30の使用状況情報に基づいて、便器装置30に所定の動作又は機能の実行を指示するタイミングを決定する。指示送信部65は、指示決定部64により決定されたタイミングに、所定の動作又は機能の実行の指示を便器装置30に送信する。
図5は、実施の形態に係る便器装置の構成を示す。便器装置30は、通信装置33及び制御装置34を備える。通信装置33は、他の装置との間の通信を制御する。通信装置51は、有線又は無線の任意の通信方式により通信を行ってもよい。通信装置51は、無線通信を介して通信装置22との間で通信を行い、便器装置30の使用状況情報を管理装置50に送信し、便器装置30に対する指示を管理装置50から送信する。
制御装置34は、指示受信部35、センサ情報取得部36、及び制御部37を備える。これらの機能ブロックは、ハードウエアのみ、又はハードウエアとソフトウエアの組合せなど、いろいろな形で実現できる。
指示受信部35は、管理装置50から、所定の動作又は機能の実行の指示を受信する。センサ情報取得部36は、便器装置30に設けられた、着座センサ、温度センサ、水位センサなどの各種のセンサから、検知された情報を取得する。制御部37は、センサ情報取得部36により取得された各種センサにより検知された情報に基づいて、便器装置30の排水、局部洗浄などの機能を制御するとともに、指示受信部35により受信された指示に基づいて、所定の動作又は機能を実行する。
管理装置50の指示決定部64は、使用状況情報保持部73に保持された過去の便器装置30の使用状況を参照して、便器装置30に所定の動作又は機能の実行を指示するタイミングを決定する。例えば、施設20が開館する時刻の所定時間前に便座の加温機能をオンにするよう便器装置30に指示してもよい。また、施設20が閉館する時刻の所定時間前又は後に便座の加温機能をオフにするよう便器装置30に指示してもよい。日時、季節、天気、外気温、館内気温などに応じて、便座の温度を変更するよう便器装置30に指示してもよい。
指示決定部64は、所定値以上の電力を消費する所定の動作又は機能を複数の便器装置30に実行させる場合には、所定数以上の便器装置30が同時にその動作又は機能を実行しないように、便器装置30に所定の動作又は機能の実行を指示するタイミングを決定する。例えば、便座のヒーターをオンにする機能は、比較的大きな電力を必要とするので、施設20の電力供給能力や契約アンペア数などを超えないように、時間差を設けて複数の便器装置30に指示してもよい。
指示決定部64は、給水又は排水を伴う所定の動作又は機能を複数の便器装置に実行させる場合には、同一の給水管又は排水管に接続された所定数以上の便器装置30が同時にその動作又は機能を実行しないように、便器装置30に所定の動作又は機能の実行を指示するタイミングを決定する。例えば、便器を洗浄する機能は、比較的多量の洗浄水の排水を伴うので、トイレ室21及び施設20に設置された排水管の容量を超えないように、時間差を設けて複数の便器装置30に指示してもよい。
指示決定部64は、同一の排水管に接続された複数の便器装置30のうち、排水管の上流側に接続された便器装置30が排水する頻度、時間、又は排水量が、下流側に接続された便器装置30よりも多くなるように、便器装置30に排水を伴う所定の動作又は機能の実行を指示するタイミングを決定する。便器装置30への尿石の付着や、排水管の詰まりなどを防ぐために、定期的に便器装置30を洗浄する機能を実行させる場合に、下流側の排水管には上流側の便器装置30からの排水も流れるので、下流側の便器装置30の洗浄頻度が低くても下流側の排水管には十分な排水が流れるが、上流側の排水管には上流側の便器装置30からの排水しか流れない。したがって、下流側の排水管に接続された便器装置30よりも上流側の排水管に接続された便器装置30の洗浄頻度、時間、又は排水量が多くなるようにすることにより、無駄な洗浄水の消費を抑えつつ、上流側の排水管も下流側の排水管も適切に洗浄することができる。
このような技術によれば、管理装置50が複数の便器装置30を一括して遠隔制御する場合に、複数の便器装置30が一斉に同じ機能を実行することにより生じうる不具合を低減し、円滑かつ適切に複数の便器装置30を協調して遠隔制御することができる。
便器装置30の制御部37は、所定の動作若しくは機能を実行するにあたって、その動作又は機能を実行中の他の便器装置30が周辺に存在するか否かを管理装置50に問い合わせる。管理装置50の回答部66は、複数の便器装置30から、実行中の動作又は機能に関する情報を取得して使用状況情報保持部73に格納し、便器装置30から所定の動作又は機能を実行中の他の便器装置30が周辺に存在するか否かを問い合わせられたときに、その便器装置30の周辺に所定の動作又は機能を実行中の他の便器装置30が存在するか否かを確認して回答する。便器装置30の制御部37は、管理装置50からの回答に応じて、その動作又は機能の実行の可否又はタイミングを決定する。例えば、制御部37は、排水を伴う所定の動作又は機能を実行するにあたって、その動作又は機能を実行中の他の便器装置30が周辺に存在するか否かを管理装置50に問い合わせ、50管理装置から存在する旨の回答があった場合、その動作又は機能の実行を中止又は延期する。
このような技術によれば、個々の便器装置30が独立して動作する場合であっても、周囲の便器装置30との干渉により生じうる不具合を低減し、適切に協調して動作することができる。
[トイレの清掃管理]
本実施の形態の管理装置50の更なる特徴として、トイレ室を清掃するタイミング又は内容を管理する技術について説明する。清掃指示決定部67は、便器装置30の使用状況情報に基づいて、トイレ室21を清掃するタイミング又は内容を決定する。清掃指示通知部68は、清掃指示決定部67により決定されたタイミング又は内容を、トイレ室21の清掃を担当する主体に通知する。
清掃指示決定部67は、使用状況情報保持部73を参照して、設置された便器装置30の使用頻度が高いトイレ室21の清掃の頻度が、設置された便器装置30の使用頻度が低いトイレ室21の清掃の頻度よりも高くなるように、トイレ室21を清掃するタイミングを決定する。便器装置30の使用頻度は、使用状況情報保持部73に格納されている人感センサにより検知された情報や、トイレ室21のドア23及び個室24のドア25の開閉状況や、コントローラ31又は排水レバーの使用状況などから算出してもよい。清掃担当者が、管理装置50から指示されたタイミングでトイレ室21の清掃を実施すると、清掃主体端末42から清掃状況を示す情報を管理装置50へ送信する。使用状況情報取得部61は、清掃主体端末42から受信した清掃状況を示す情報を使用状況情報保持部73に格納する。清掃指示決定部67は、使用状況情報保持部73を参照して、トイレ室21の清掃の頻度を取得する。
清掃指示決定部67は、設置された便器装置30の使用頻度が高いトイレ室21の清掃の項目数又は範囲が、設置された便器装置30の使用頻度が低いトイレ室21よりも多くなるように、トイレ室21を清掃する内容を決定してもよい。
このような技術によれば、使用頻度の高いトイレ室21の清掃の頻度及び内容を充実させることにより、汚れが生じやすいトイレ室21を清潔に維持しつつ、使用頻度の低いトイレ室21の清掃の頻度を抑え、清掃担当者の工数及び負担を軽減させることができる。また、トイレ室21の清掃の頻度及び内容を、自動的かつ動的に変更することができるので、トイレ室21を管理する主体の負担も軽減させることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
実施の形態においては、施設のトイレ室に設置された便器装置を管理する例について説明したが、本実施の形態の技術は、一般的な住宅のトイレや、公園や路上などに設置された公衆トイレなどを管理する場合にも適用可能である。
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。
本発明のある態様のトイレ管理システムは、トイレ室に設置された便器装置と、便器装置の使用状況を管理する管理装置と、便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を管理装置に送信する通信装置と、を備える。管理装置は、使用状況情報を通信装置から取得する取得部と、取得部により取得された使用状況情報に基づいて、トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、決定部により決定されたタイミング又は内容を、トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、を備える。この態様によると、トイレ室の使用状況に応じて適切なタイミングで清掃を実施させることができるので、トイレ室を適切に維持管理することができるとともに、清掃の負担を低減させることができる。
決定部は、設置された便器装置の使用頻度が高いトイレ室の清掃の頻度が、設置された便器装置の使用頻度が低いトイレ室の清掃の頻度よりも高くなるように、トイレ室を清掃するタイミングを決定してもよい。決定部は、設置された便器装置の使用頻度が高いトイレ室の清掃の項目数又は範囲が、設置された便器装置の使用頻度が低いトイレ室の清掃の項目数又は範囲よりも多くなるように、トイレ室を清掃する内容を決定してもよい。この態様によると、汚れが生じやすいトイレ室を清潔に維持しつつ、使用頻度の低いトイレ室の清掃の頻度を抑え、清掃担当者の工数及び負担を軽減させることができる。
本発明の別の態様は、管理装置である。この装置は、トイレ室に設置された便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を取得する取得部と、取得部により取得された使用状況情報に基づいて、トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、決定部により決定されたタイミング又は内容を、トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、を備える。この態様によると、トイレ室の使用状況に応じて適切なタイミングで清掃を実施させることができるので、トイレ室を適切に維持管理することができるとともに、清掃の負担を低減させることができる。
10 トイレ管理システム、20 施設、21 トイレ室、22 通信装置、23 ドア、24 個室、25 ドア、26 洗面台、27 異常報知手段、30 便器装置、31 コントローラ、32 小便器、33 通信装置、34 制御装置、35 指示受信部、36 センサ情報取得部、37 制御部、40 管理主体端末、42 清掃主体端末、44 製造主体端末、46 保守主体端末、50 管理装置、51 通信装置、52 表示装置、53 入力装置、60 制御装置、61 使用状況情報取得部、62 異常検知部、63 通知部、64 指示決定部、65 指示送信部、66 回答部、67 清掃指示決定部、68 清掃指示通知部、70 記憶装置、71 トイレ情報データベース、72 通知先情報データベース、73 使用状況情報保持部、74 通知履歴保持部、75 異常検知条件保持部、76 通知条件保持部、77 遠隔制御条件保持部、78 清掃実施条件保持部。

Claims (5)

  1. トイレ室に設置された便器装置と、
    前記便器装置の使用状況を管理する管理装置と、
    前記便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を前記管理装置に送信する通信装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記使用状況情報を前記通信装置から取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記使用状況情報に基づいて、前記トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、
    前記決定部により決定されたタイミング又は内容を、前記トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、
    を備え、
    前記取得部は、前記主体が前記トイレ室の清掃を実施したときに、清掃状況を示す情報を前記主体から取得し、
    前記決定部は、設置された便器装置の使用頻度が高いトイレ室の清掃の項目数又は範囲が、設置された便器装置の使用頻度が低いトイレ室の清掃の項目数又は範囲よりも多くなるように、トイレ室を清掃する内容を決定する
    ことを特徴とするトイレ管理システム。
  2. 前記取得部は、前記主体から取得した清掃状況を示す情報を使用状況情報保持部に格納する
    請求項1に記載のトイレ管理システム。
  3. 前記決定部は、前記使用状況情報保持部を参照して、前記トイレ室の清掃の頻度を決定する
    請求項2に記載のトイレ管理システム。
  4. トイレ室に設置された便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記使用状況情報に基づいて、前記トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、
    前記決定部により決定されたタイミング又は内容を、前記トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、
    を備え、
    前記取得部は、前記主体が前記トイレ室の清掃を実施したときに、清掃状況を示す情報を前記主体から取得し、
    前記決定部は、設置された便器装置の使用頻度が高いトイレ室の清掃の項目数又は範囲が、設置された便器装置の使用頻度が低いトイレ室の清掃の項目数又は範囲よりも多くなるように、トイレ室を清掃する内容を決定する
    ことを特徴とする管理装置。
  5. コンピュータを、
    トイレ室に設置された便器装置の使用状況に関連する使用状況情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記使用状況情報に基づいて、前記トイレ室を清掃するタイミング又は内容を決定する決定部と、
    前記決定部により決定されたタイミング又は内容を、前記トイレ室の清掃を担当する主体に通知する通知部と、
    として機能させ、
    前記取得部は、前記主体が前記トイレ室の清掃を実施したときに、清掃状況を示す情報を前記主体から取得し、
    前記決定部は、設置された便器装置の使用頻度が高いトイレ室の清掃の項目数又は範囲が、設置された便器装置の使用頻度が低いトイレ室の清掃の項目数又は範囲よりも多くなるように、トイレ室を清掃する内容を決定する
    ことを特徴とするプログラム。
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