JP2002021163A - トイレ施設の管理システム及びトイレ施設の管理方法 - Google Patents
トイレ施設の管理システム及びトイレ施設の管理方法Info
- Publication number
- JP2002021163A JP2002021163A JP2000205211A JP2000205211A JP2002021163A JP 2002021163 A JP2002021163 A JP 2002021163A JP 2000205211 A JP2000205211 A JP 2000205211A JP 2000205211 A JP2000205211 A JP 2000205211A JP 2002021163 A JP2002021163 A JP 2002021163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- toilet
- flush
- water
- urinal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、トイレ小便器用自動洗浄装置は、洗浄
剤の交換や新規洗浄剤の補充、点検・修理は、その都度
肉眼で行い経験によって得た時期を見計らって行うた
め、素人では効率が悪く経験者が要求された。特に各地
の小便器の管理や、多数の小便器を有するドライブイン
等の管理を行う場合などでは、経験に頼る管理では手間
と費用が掛かり、対応が適切ではない。小便器の設置場
所によってその使用頻度や水質が異なり、洗浄剤の減少
や故障の範囲が異なり、もはや経験では適切な対応がで
きない。 【解決手段】 本発明は、異常情報等を自動洗浄装置個
々に収集し、得られた情報の有効利用によってトイレ施
設のサービス及び又はメンテナンスを的確に行えるシス
テムを構築するために、自動洗浄装置に得られる情報を
記憶するメモリと、このメモリの情報を電話回線等を通
して収集し管理する管理部門のコンピュータとを設けた
管理システムである。
剤の交換や新規洗浄剤の補充、点検・修理は、その都度
肉眼で行い経験によって得た時期を見計らって行うた
め、素人では効率が悪く経験者が要求された。特に各地
の小便器の管理や、多数の小便器を有するドライブイン
等の管理を行う場合などでは、経験に頼る管理では手間
と費用が掛かり、対応が適切ではない。小便器の設置場
所によってその使用頻度や水質が異なり、洗浄剤の減少
や故障の範囲が異なり、もはや経験では適切な対応がで
きない。 【解決手段】 本発明は、異常情報等を自動洗浄装置個
々に収集し、得られた情報の有効利用によってトイレ施
設のサービス及び又はメンテナンスを的確に行えるシス
テムを構築するために、自動洗浄装置に得られる情報を
記憶するメモリと、このメモリの情報を電話回線等を通
して収集し管理する管理部門のコンピュータとを設けた
管理システムである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水管路からの供
給水を小便器へ洗浄水として供給するトイレ小便器用自
動洗浄装置から得られる情報を利用するトイレ施設の管
理システム及び管理方法に関する。
給水を小便器へ洗浄水として供給するトイレ小便器用自
動洗浄装置から得られる情報を利用するトイレ施設の管
理システム及び管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁埋め込み型のトイレ小便器用自
動洗浄装置は、給水管路からの供給水を給水経路を経て
便器へ洗浄水として供給する便器水洗装置の内部情報の
確認が困難なため、自動洗浄装置の維持管理に対する必
要情報を確認することが極めて困難であった。例えば、
便器の汚れを防止或いは抑制する洗浄剤を、自動洗浄装
置の給水経路に設けた洗浄剤タンクに収納し、この洗浄
剤が給水経路を流れる水に溶出して便器の汚れを防止或
いは抑制するようにしたものにおいて、この洗浄剤の減
少状態は、自動洗浄装置の洗浄剤タンク部分を開けて肉
眼で確認している。経験の浅いサービスマンでは、この
確認を頻繁に行うことになり、手間と費用が掛かる。一
方、経験の深いサービスマンは、それまでの経験によっ
て把握した期間が経過したときを見計らって交換又は新
規洗浄剤を補充していた。
動洗浄装置は、給水管路からの供給水を給水経路を経て
便器へ洗浄水として供給する便器水洗装置の内部情報の
確認が困難なため、自動洗浄装置の維持管理に対する必
要情報を確認することが極めて困難であった。例えば、
便器の汚れを防止或いは抑制する洗浄剤を、自動洗浄装
置の給水経路に設けた洗浄剤タンクに収納し、この洗浄
剤が給水経路を流れる水に溶出して便器の汚れを防止或
いは抑制するようにしたものにおいて、この洗浄剤の減
少状態は、自動洗浄装置の洗浄剤タンク部分を開けて肉
眼で確認している。経験の浅いサービスマンでは、この
確認を頻繁に行うことになり、手間と費用が掛かる。一
方、経験の深いサービスマンは、それまでの経験によっ
て把握した期間が経過したときを見計らって交換又は新
規洗浄剤を補充していた。
【0003】また、従来の自動洗浄装置は、便器の使用
者の存在、不存在を赤外線センサ等にて検知して給水経
路に設けた電磁弁の開閉を行い、便器の使用者が便器の
前に立ったとき一定時間洗浄水を流し、その後、便器の
使用者が便器の前から離れたときに再度、一定時間洗浄
水を流す方式の制御回路を有したものがある。またこの
他に、給水経路にはゴミ採り用のストレーナが設けられ
ている。
者の存在、不存在を赤外線センサ等にて検知して給水経
路に設けた電磁弁の開閉を行い、便器の使用者が便器の
前に立ったとき一定時間洗浄水を流し、その後、便器の
使用者が便器の前から離れたときに再度、一定時間洗浄
水を流す方式の制御回路を有したものがある。またこの
他に、給水経路にはゴミ採り用のストレーナが設けられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のもの
においては、洗浄剤の交換又は新規洗浄剤の補充は、そ
の都度肉眼で確認し、又は経験によって得た時期を見計
らって行うため、素人では効率が悪く、経験者が要求さ
れた。特に、洗浄剤の交換又は新規洗浄剤の補充を専門
に行うための管理会社では、便器の数が少ない場合に
は、ある程度対応できるが、それぞれ場所が離れた施設
の便器の管理を行う場合や、多数の便器を有するドライ
ブイン等の便器の管理を行う場合などでは、経験に頼る
管理では手間と費用が掛かり、対応が適切ではない。ド
ライブイン等多数の便器を有する場合には、便器の設置
場所や利用時間帯によってその使用頻度が異なり、洗浄
剤の減少が各便器毎に異なり、全ての便器の洗浄剤の一
斉交換とはならないので、もはや経験では適切な対応が
できない。
においては、洗浄剤の交換又は新規洗浄剤の補充は、そ
の都度肉眼で確認し、又は経験によって得た時期を見計
らって行うため、素人では効率が悪く、経験者が要求さ
れた。特に、洗浄剤の交換又は新規洗浄剤の補充を専門
に行うための管理会社では、便器の数が少ない場合に
は、ある程度対応できるが、それぞれ場所が離れた施設
の便器の管理を行う場合や、多数の便器を有するドライ
ブイン等の便器の管理を行う場合などでは、経験に頼る
管理では手間と費用が掛かり、対応が適切ではない。ド
ライブイン等多数の便器を有する場合には、便器の設置
場所や利用時間帯によってその使用頻度が異なり、洗浄
剤の減少が各便器毎に異なり、全ての便器の洗浄剤の一
斉交換とはならないので、もはや経験では適切な対応が
できない。
【0005】また、自動洗浄装置の電磁弁の異常、漏水
やストレーナ等の目詰まり状態は、便器の設置場所の使
用状況や水質等によって異なり、経験に頼る従来の方法
では的確な把握が難しい。
やストレーナ等の目詰まり状態は、便器の設置場所の使
用状況や水質等によって異なり、経験に頼る従来の方法
では的確な把握が難しい。
【0006】また、自動洗浄装置は、センサ部と電磁弁
部と制御部で構成されているが、露出型、壁埋め込み型
のいずれも、機器の内部状態、即ち機器内部情報につい
ては、機器を分解しなければ確認できなかった。
部と制御部で構成されているが、露出型、壁埋め込み型
のいずれも、機器の内部状態、即ち機器内部情報につい
ては、機器を分解しなければ確認できなかった。
【0007】またトイレ施設内は単に小便器と洗面台が
並んでいるだけで、そこには情報環境の整備もないのが
現状である。
並んでいるだけで、そこには情報環境の整備もないのが
現状である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点に
鑑み、洗浄剤の減少情報や便器の維持管理に係る異常情
報等を自動洗浄装置個々に収集できる方式とし、得られ
た情報の有効利用によってトイレ施設のサービス及び又
はメンテナンスを的確に行えるシステムを構築しようと
するものである。その具体的な手段として、第1の発明
は、給水経路からの洗浄水を自動洗浄装置によって小便
器へ供給する水洗便器装置を複数設けたトイレ施設にお
いて、前記自動洗浄装置毎又は小便器毎に得られる情報
をメモリに記憶し、前記メモリの情報を電話回線又はそ
の他の回線を通して定時に又は随時に管理部門のコンピ
ュータへ収集し、この収集した情報を前記自動洗浄装置
の所定部分の状態が目視判読可能な形態で表示部に表示
可能とし、前記収集した情報のうち緊急を要するものは
前記コンピュータから緊急自動通報ラインを通して所定
の人又は部署へ自動的に通報することを特徴とするトイ
レ施設の管理システムである。
鑑み、洗浄剤の減少情報や便器の維持管理に係る異常情
報等を自動洗浄装置個々に収集できる方式とし、得られ
た情報の有効利用によってトイレ施設のサービス及び又
はメンテナンスを的確に行えるシステムを構築しようと
するものである。その具体的な手段として、第1の発明
は、給水経路からの洗浄水を自動洗浄装置によって小便
器へ供給する水洗便器装置を複数設けたトイレ施設にお
いて、前記自動洗浄装置毎又は小便器毎に得られる情報
をメモリに記憶し、前記メモリの情報を電話回線又はそ
の他の回線を通して定時に又は随時に管理部門のコンピ
ュータへ収集し、この収集した情報を前記自動洗浄装置
の所定部分の状態が目視判読可能な形態で表示部に表示
可能とし、前記収集した情報のうち緊急を要するものは
前記コンピュータから緊急自動通報ラインを通して所定
の人又は部署へ自動的に通報することを特徴とするトイ
レ施設の管理システムである。
【0009】第2の発明は、給水経路からの洗浄水を自
動洗浄装置によって小便器へ供給する水洗便器装置を複
数設けたトイレ施設において、前記自動洗浄装置毎又は
小便器毎に得られる情報をメモリに記憶し、前記メモリ
の情報を電話回線又はその他の回線を通して管理部門の
コンピュータへ収集し、この収集した情報の種類を前記
自動洗浄装置毎又は小便器毎に区分して目視判読可能な
形態で表示部に表示し、前記各小便器に対応して設けた
表示部へ公告宣伝やニュース等を表示手段によって表示
させることを特徴とするトイレ施設の管理システムであ
る。
動洗浄装置によって小便器へ供給する水洗便器装置を複
数設けたトイレ施設において、前記自動洗浄装置毎又は
小便器毎に得られる情報をメモリに記憶し、前記メモリ
の情報を電話回線又はその他の回線を通して管理部門の
コンピュータへ収集し、この収集した情報の種類を前記
自動洗浄装置毎又は小便器毎に区分して目視判読可能な
形態で表示部に表示し、前記各小便器に対応して設けた
表示部へ公告宣伝やニュース等を表示手段によって表示
させることを特徴とするトイレ施設の管理システムであ
る。
【0010】第3の発明は、前記情報を、前記自動洗浄
装置毎又は前記小便器毎に得られる洗浄水系情報、電気
系情報、洗浄水に溶解する洗浄剤情報及び前記水洗便器
利用情報の一つまたは複数としたトイレ施設の管理シス
テムである。
装置毎又は前記小便器毎に得られる洗浄水系情報、電気
系情報、洗浄水に溶解する洗浄剤情報及び前記水洗便器
利用情報の一つまたは複数としたトイレ施設の管理シス
テムである。
【0011】第4の発明は、給水経路からの洗浄水を自
動洗浄装置によって小便器へ供給する水洗便器装置を複
数設けたトイレ施設において、前記自動洗浄装置毎又は
小便器毎に得られる情報をメモリに記憶する手段と、前
記メモリの情報を電話回線又はその他の回線を通して定
時又は随時に支部管理部門と統括管理部門のそれぞれの
コンピュータへ収集可能な手段と、前記メモリの情報を
携帯読み取り装置によって読み取り可能な手段と、この
携帯読み取り装置によって読み取った情報を分類して目
視判読可能な形態で表示部に表示可能な手段と、前記支
部管理部門で収集した情報のうち緊急を要するものは前
記コンピュータから緊急自動通報ラインを通してサービ
ス人又はサービス部署等の所定の人又は部署へ自動的に
通報可能な手段と、前記統括管理部門に収集した情報を
蓄積し必要な分析を付加して前記支部管理部門へ提供可
能な手段を設けて収集した情報に基づいてサービス・メ
ンテナンスを行うトイレ施設の管理方法である。
動洗浄装置によって小便器へ供給する水洗便器装置を複
数設けたトイレ施設において、前記自動洗浄装置毎又は
小便器毎に得られる情報をメモリに記憶する手段と、前
記メモリの情報を電話回線又はその他の回線を通して定
時又は随時に支部管理部門と統括管理部門のそれぞれの
コンピュータへ収集可能な手段と、前記メモリの情報を
携帯読み取り装置によって読み取り可能な手段と、この
携帯読み取り装置によって読み取った情報を分類して目
視判読可能な形態で表示部に表示可能な手段と、前記支
部管理部門で収集した情報のうち緊急を要するものは前
記コンピュータから緊急自動通報ラインを通してサービ
ス人又はサービス部署等の所定の人又は部署へ自動的に
通報可能な手段と、前記統括管理部門に収集した情報を
蓄積し必要な分析を付加して前記支部管理部門へ提供可
能な手段を設けて収集した情報に基づいてサービス・メ
ンテナンスを行うトイレ施設の管理方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1乃至図11は本発明に係るトイレ施設
の管理システムの一つの実施形態を示す。図1はトイレ
施設の管理システムの全体の概要図、図2は給水経路を
断面で示したトイレ小便器用自動洗浄装置の構成図、図
3はトイレ小便器用自動洗浄装置を含む制御構成図、図
4は洗浄剤収納装置の断面図、図5乃至図10はトイレ
小便器用自動洗浄装置を含む管理システムの各状態にお
ける表示画面を表す図、図11は本発明のトイレ施設の
管理システムの具体的な実施形態を示す全体の概要図で
ある。
て説明する。図1乃至図11は本発明に係るトイレ施設
の管理システムの一つの実施形態を示す。図1はトイレ
施設の管理システムの全体の概要図、図2は給水経路を
断面で示したトイレ小便器用自動洗浄装置の構成図、図
3はトイレ小便器用自動洗浄装置を含む制御構成図、図
4は洗浄剤収納装置の断面図、図5乃至図10はトイレ
小便器用自動洗浄装置を含む管理システムの各状態にお
ける表示画面を表す図、図11は本発明のトイレ施設の
管理システムの具体的な実施形態を示す全体の概要図で
ある。
【0013】本発明のトイレ小便器用自動洗浄装置を含
む管理システムを図に基づき説明する。図1は本発明の
管理システムの全体構成を示す。図1において、1はト
イレ施設における水洗便器の管理システム(管理装置)
で、給水源3となる給水タンクから複数の水洗小便器2
(2A、2B、……2N)へ洗浄水を供給する給水経路
5が形成され、給水経路5に設けた水圧調整装置4にて
各水洗便器2への供給水は所定の水圧に維持される。各
便器2(2A、2B、……2N)に対応してそれぞれト
イレ小便器用自動洗浄装置6が設けられている。トイレ
小便器用自動洗浄装置6は、トイレ施設(トイレ施設ま
たは便所)に設置した小便器2A、2B、……2Nの近
傍上方の壁中に収納され、その表面は管理者が開閉可能
な蓋又は扉にて閉じられている。7はそれ自体が持ち運
び自在な携帯読み取り装置であり、手提げカバンへの収
納可能又は上着のポケットに収納可能等適宜携帯できる
大きさを有しており、水洗便器制御装置6に記憶された
情報(データ、メッセージ等の何れか又は複数を含む、
以下同じ)を便器2及びトイレ小便器用自動洗浄装置6
から離れた位置にて収集できるものである。トイレ小便
器用自動洗浄装置6は、各小便器2A、2B、……2N
毎に設ける方式と、例えば二つの小便器2Aと2Bに共
通して一つの自動洗浄装置6を設けるように複数の小便
器を一群としてその郡毎に一つの自動洗浄装置6を設け
る方式でもよい。
む管理システムを図に基づき説明する。図1は本発明の
管理システムの全体構成を示す。図1において、1はト
イレ施設における水洗便器の管理システム(管理装置)
で、給水源3となる給水タンクから複数の水洗小便器2
(2A、2B、……2N)へ洗浄水を供給する給水経路
5が形成され、給水経路5に設けた水圧調整装置4にて
各水洗便器2への供給水は所定の水圧に維持される。各
便器2(2A、2B、……2N)に対応してそれぞれト
イレ小便器用自動洗浄装置6が設けられている。トイレ
小便器用自動洗浄装置6は、トイレ施設(トイレ施設ま
たは便所)に設置した小便器2A、2B、……2Nの近
傍上方の壁中に収納され、その表面は管理者が開閉可能
な蓋又は扉にて閉じられている。7はそれ自体が持ち運
び自在な携帯読み取り装置であり、手提げカバンへの収
納可能又は上着のポケットに収納可能等適宜携帯できる
大きさを有しており、水洗便器制御装置6に記憶された
情報(データ、メッセージ等の何れか又は複数を含む、
以下同じ)を便器2及びトイレ小便器用自動洗浄装置6
から離れた位置にて収集できるものである。トイレ小便
器用自動洗浄装置6は、各小便器2A、2B、……2N
毎に設ける方式と、例えば二つの小便器2Aと2Bに共
通して一つの自動洗浄装置6を設けるように複数の小便
器を一群としてその郡毎に一つの自動洗浄装置6を設け
る方式でもよい。
【0014】この携帯読み取り装置7は、情報の受信機
能又は情報の送受信機能と表示機能を有する携帯型の読
み取り装置であり、読み取り表示機能と通信端子を有す
る機器として、例えば、光通信によって自動洗浄装置6
に記憶された情報を収集できるモバイル情報機器があ
る。この携帯読み取り装置7は、電話回線やパーソナル
コンピュータ(パソコン)と接続してペン入力などによ
って情報を出し入れする、市販されている携帯情報端末
(PDA)機器が適用できる。このような機器を使用す
ることによって、収集したその場で情報を確認でき、故
障状態や洗浄剤の減少状態等の把握が速くでき、故障の
修理や洗浄剤の補給等、その後の対応を迅速に行う上で
効果がある。このため、メンテナンス管理作業を一般的
な素人によっても行うことができる。また、パソコンに
接続して収集した情報を所定のフォーマットに集計して
表示でき、その表示を見て水洗便器の状態を分析でき
る。携帯読み取り装置7で収集した情報及びその他の情
報を管理部門(管理会社やサービス人等)のコンピュー
タとの送受信は、電話回線(有線回線又はPHSを含む
携帯電話の無線回線、又はその他の何れでもよく、アナ
ログ又はディジタル方式の何れでもよい)9又は専用回
線9を通して行うことができる。その一つに、携帯読み
取り装置7に情報を携帯電話を介してインターネットを
利用する方法で行うことができ、その一つに、携帯電話
からインターネットに接続して送信する方法がある。携
帯読み取り装置7は、表示機能を有することによって、
収集したその場で情報を確認でき、故障状態や洗浄剤の
減少状態等の把握が速くでき、故障の修理や洗浄剤の補
給等、その後の対応を迅速に行う上で効果がある。8は
後述の集中管理方式とした場合の集中管理部(集中端末
部)であり、集中管理部(集中端末部)8の記憶部(メ
モリ)に記憶した情報は、電話回線(有線回線又はPH
Sを含む携帯電話の無線回線、又はその他の何れでもよ
く、アナログ又はディジタル方式の何れでもよい)9又
は専用回線9を通して管理部門(管理会社やサービス人
等)のコンピュータとの間で送受信を行うことができ、
その一つに、集中管理部(集中端末部)8の記憶部(メ
モリ)に記憶した情報をインターネットに接続して送信
する方法がある。
能又は情報の送受信機能と表示機能を有する携帯型の読
み取り装置であり、読み取り表示機能と通信端子を有す
る機器として、例えば、光通信によって自動洗浄装置6
に記憶された情報を収集できるモバイル情報機器があ
る。この携帯読み取り装置7は、電話回線やパーソナル
コンピュータ(パソコン)と接続してペン入力などによ
って情報を出し入れする、市販されている携帯情報端末
(PDA)機器が適用できる。このような機器を使用す
ることによって、収集したその場で情報を確認でき、故
障状態や洗浄剤の減少状態等の把握が速くでき、故障の
修理や洗浄剤の補給等、その後の対応を迅速に行う上で
効果がある。このため、メンテナンス管理作業を一般的
な素人によっても行うことができる。また、パソコンに
接続して収集した情報を所定のフォーマットに集計して
表示でき、その表示を見て水洗便器の状態を分析でき
る。携帯読み取り装置7で収集した情報及びその他の情
報を管理部門(管理会社やサービス人等)のコンピュー
タとの送受信は、電話回線(有線回線又はPHSを含む
携帯電話の無線回線、又はその他の何れでもよく、アナ
ログ又はディジタル方式の何れでもよい)9又は専用回
線9を通して行うことができる。その一つに、携帯読み
取り装置7に情報を携帯電話を介してインターネットを
利用する方法で行うことができ、その一つに、携帯電話
からインターネットに接続して送信する方法がある。携
帯読み取り装置7は、表示機能を有することによって、
収集したその場で情報を確認でき、故障状態や洗浄剤の
減少状態等の把握が速くでき、故障の修理や洗浄剤の補
給等、その後の対応を迅速に行う上で効果がある。8は
後述の集中管理方式とした場合の集中管理部(集中端末
部)であり、集中管理部(集中端末部)8の記憶部(メ
モリ)に記憶した情報は、電話回線(有線回線又はPH
Sを含む携帯電話の無線回線、又はその他の何れでもよ
く、アナログ又はディジタル方式の何れでもよい)9又
は専用回線9を通して管理部門(管理会社やサービス人
等)のコンピュータとの間で送受信を行うことができ、
その一つに、集中管理部(集中端末部)8の記憶部(メ
モリ)に記憶した情報をインターネットに接続して送信
する方法がある。
【0015】次に、図2は、水洗便器2と小便器用自動
洗浄装置6とで構成された水洗便器装置を示し、この図
2に基づいて水洗便器毎に設けられる自動洗浄装置6の
構成について説明する。本発明の自動洗浄装置6は、水
洗便器2の利用者の存在をセンサで検出して洗浄水を自
動的に流す従来から存在する機能を有するものである。
本発明では、本発明の特徴・効果を奏するために、従来
機能に加えて後述のように、自動洗浄装置6は機能的に
は、センサ部(検出手段)、電磁弁部及び記憶部を含む
制御部から構成している。本発明の実施形態の自動洗浄
装置6は、既製のフラッシュバルブ15を利用して給水
経路5の一部5Aへ取り付けられる。自動洗浄装置6は
小便器2へ送り出す洗浄水が流れる給水経路5に対し
て、流量検出装置11、電磁弁12、洗浄剤タンク13
を接続している。流量検出装置11、電磁弁12、洗浄
剤タンク13のそれぞれは、制御部14に電気的に接続
されている。給水経路5Aの一端(上流側)がフラッシ
ュバルブ15に接続される部分には流量検出装置11が
接続され、給水経路5Aの他端(下流側)にはフラッシ
ュバルブ15の出口側が接続されている。フラッシュバ
ルブ15の入口側と出口側との境界部には、押しボタン
装置の押しボタンを押したときのみ連通する連通部16
を有する。
洗浄装置6とで構成された水洗便器装置を示し、この図
2に基づいて水洗便器毎に設けられる自動洗浄装置6の
構成について説明する。本発明の自動洗浄装置6は、水
洗便器2の利用者の存在をセンサで検出して洗浄水を自
動的に流す従来から存在する機能を有するものである。
本発明では、本発明の特徴・効果を奏するために、従来
機能に加えて後述のように、自動洗浄装置6は機能的に
は、センサ部(検出手段)、電磁弁部及び記憶部を含む
制御部から構成している。本発明の実施形態の自動洗浄
装置6は、既製のフラッシュバルブ15を利用して給水
経路5の一部5Aへ取り付けられる。自動洗浄装置6は
小便器2へ送り出す洗浄水が流れる給水経路5に対し
て、流量検出装置11、電磁弁12、洗浄剤タンク13
を接続している。流量検出装置11、電磁弁12、洗浄
剤タンク13のそれぞれは、制御部14に電気的に接続
されている。給水経路5Aの一端(上流側)がフラッシ
ュバルブ15に接続される部分には流量検出装置11が
接続され、給水経路5Aの他端(下流側)にはフラッシ
ュバルブ15の出口側が接続されている。フラッシュバ
ルブ15の入口側と出口側との境界部には、押しボタン
装置の押しボタンを押したときのみ連通する連通部16
を有する。
【0016】電磁弁12は給水経路5Aを開閉するもの
で、通常状態では、制御部14の制御の下に給水経路5
Aを閉鎖して洗浄水の送出停止状態となっており、後述
のように洗浄水を送出する場合には、制御部14の制御
の下に電磁弁12が開く。
で、通常状態では、制御部14の制御の下に給水経路5
Aを閉鎖して洗浄水の送出停止状態となっており、後述
のように洗浄水を送出する場合には、制御部14の制御
の下に電磁弁12が開く。
【0017】流量検出手段としての流量検出装置11
は、洗浄水の送出にて回転する羽根車17と羽根車17
に取り付けられた磁石18が羽根車17の回転と共に回
転することによって生じる磁力変化が検知器(サンサ)
19から流量情報として制御部14へ送り出される構成
である。
は、洗浄水の送出にて回転する羽根車17と羽根車17
に取り付けられた磁石18が羽根車17の回転と共に回
転することによって生じる磁力変化が検知器(サンサ)
19から流量情報として制御部14へ送り出される構成
である。
【0018】制御部14には小便器2の前に立った利用
者21の存在を検出するセンサ20が接続されていて、
センサ20によって所定時間以上その利用者の存在検出
が行われ、且つその利用者の立ち退きにより非存在検出
となった時点で電磁弁12が開動作するものである。こ
の電磁弁の開動作により出口5A1より洗浄水が便器2
へ流れることにより流量検出装置11が動作し、制御部
14はこの流量検出装置11からの実流量に関する情報
を受け取り後述の記憶装置(メモリ)32に記憶する。
その受け取った情報に基づいて算出される洗浄水流量と
予め設定記憶されている設定洗浄水流量との比較を行
い、その算出された算出洗浄水流量が設定洗浄水流量と
同じとなった時点で電磁弁12を閉動作させるように制
御するものである。このような動作にて便器利用1回毎
に小便器2へは所定流量の洗浄水が供給される。
者21の存在を検出するセンサ20が接続されていて、
センサ20によって所定時間以上その利用者の存在検出
が行われ、且つその利用者の立ち退きにより非存在検出
となった時点で電磁弁12が開動作するものである。こ
の電磁弁の開動作により出口5A1より洗浄水が便器2
へ流れることにより流量検出装置11が動作し、制御部
14はこの流量検出装置11からの実流量に関する情報
を受け取り後述の記憶装置(メモリ)32に記憶する。
その受け取った情報に基づいて算出される洗浄水流量と
予め設定記憶されている設定洗浄水流量との比較を行
い、その算出された算出洗浄水流量が設定洗浄水流量と
同じとなった時点で電磁弁12を閉動作させるように制
御するものである。このような動作にて便器利用1回毎
に小便器2へは所定流量の洗浄水が供給される。
【0019】算出洗浄水流量の算出方法は種種あるが、
例えば、羽根車17の1回転当たりの流量を予め得てお
き、その情報を制御部14に記憶しておき、洗浄水の送
出時に得られる羽根車17の回転回数より流量を算出す
る方法や、また、水圧に応じて設定洗浄水流量の洗浄水
が通る際の羽根車17の回転数を予め制御部14へ記憶
しておき、洗浄水の送出時に得られる羽根車17の初期
回転速度から水圧を算出し、その水圧情報に対応して想
定された羽根車17の回転数と計測される羽根車17の
回転数との比較を行い、想定された羽根車17の回転数
と計測される羽根車17の回転数とが一致した時、算出
洗浄水流量分の洗浄水が流れたと判定する方法がある。
例えば、羽根車17の1回転当たりの流量を予め得てお
き、その情報を制御部14に記憶しておき、洗浄水の送
出時に得られる羽根車17の回転回数より流量を算出す
る方法や、また、水圧に応じて設定洗浄水流量の洗浄水
が通る際の羽根車17の回転数を予め制御部14へ記憶
しておき、洗浄水の送出時に得られる羽根車17の初期
回転速度から水圧を算出し、その水圧情報に対応して想
定された羽根車17の回転数と計測される羽根車17の
回転数との比較を行い、想定された羽根車17の回転数
と計測される羽根車17の回転数とが一致した時、算出
洗浄水流量分の洗浄水が流れたと判定する方法がある。
【0020】所定時間帯の使用水量は、所定時間帯の利
用者数と1回の実流量との積によって算出されるが、利
用者の検出毎に設定洗浄水流量であると判定された流量
を流すようにしても、多数の便器2を設置したトイレ施
設においては、単位時間当たりの利用者が多くなると、
便器2の洗浄の度合いが低下して、予定した洗浄効果が
得られなくなる可能性がある。この点を考慮して、セン
サ20による利用者検出を積算する人数カウンタを設
け、このカウントに基づいて所定時間帯の利用者数が適
正か多いかを判断して、多い場合は1回の洗浄水の供給
量、即ち、設定洗浄水流量を増加して便器2の洗浄効果
を上げる必要がある。そこで、所定時間帯の利用者数が
適正か多いかを判断するために、後述の図9のように、
便器2毎に所定時間帯の利用者数、即ち員数把握情報を
記憶装置32に記憶してそれを表示する。また所定時間
帯の洗浄水量を記憶装置32に記憶してそれを表示し、
これと観察した便器2の汚れ状態とを比較して、1回の
洗浄水の供給量を多くするように制御部14の設定を変
更する。洗浄水の供給量の変更を自動的に行う方法とし
ては、制御部14にて、前記カウントに基づいて所定時
間帯の利用者数が適正か多いかを判断し、多い場合は1
回の洗浄水の供給量を多くするように、その小便器2に
対応する電磁弁12の通電時間(電磁弁の開時間)を長
くするように制御部14にて制御することにて、便器2
の洗浄効果を得ることができる。
用者数と1回の実流量との積によって算出されるが、利
用者の検出毎に設定洗浄水流量であると判定された流量
を流すようにしても、多数の便器2を設置したトイレ施
設においては、単位時間当たりの利用者が多くなると、
便器2の洗浄の度合いが低下して、予定した洗浄効果が
得られなくなる可能性がある。この点を考慮して、セン
サ20による利用者検出を積算する人数カウンタを設
け、このカウントに基づいて所定時間帯の利用者数が適
正か多いかを判断して、多い場合は1回の洗浄水の供給
量、即ち、設定洗浄水流量を増加して便器2の洗浄効果
を上げる必要がある。そこで、所定時間帯の利用者数が
適正か多いかを判断するために、後述の図9のように、
便器2毎に所定時間帯の利用者数、即ち員数把握情報を
記憶装置32に記憶してそれを表示する。また所定時間
帯の洗浄水量を記憶装置32に記憶してそれを表示し、
これと観察した便器2の汚れ状態とを比較して、1回の
洗浄水の供給量を多くするように制御部14の設定を変
更する。洗浄水の供給量の変更を自動的に行う方法とし
ては、制御部14にて、前記カウントに基づいて所定時
間帯の利用者数が適正か多いかを判断し、多い場合は1
回の洗浄水の供給量を多くするように、その小便器2に
対応する電磁弁12の通電時間(電磁弁の開時間)を長
くするように制御部14にて制御することにて、便器2
の洗浄効果を得ることができる。
【0021】電磁弁12の下流には、洗浄水の供給に伴
って洗浄水に溶出して水洗便器の汚れ防止又はその他の
所期の作用をする洗浄剤供給装置として洗浄剤タンク1
3が設けられている。そのタンク13内には汚れ防止剤
等の洗浄剤22が、洗浄水の流通を阻害しないようにタ
ンク13の底部に設けた網、格子等で構成されたストレ
ーナ23上に納められている。本発明における洗浄剤2
2としては、界面活性剤等の汚れ防止剤や、芳香剤、消
臭剤等の雰囲気剤や、除菌剤、殺菌剤、減菌剤等の消毒
剤、又はこれらを選択的に組み合わせたもののいずれで
あってもよい。このため、洗浄剤22は薬剤、非薬剤の
何れをも包含する総称である。洗浄剤22は補充等の作
業を容易にするために、通常は固形洗浄剤が有効である
が、容器に入れた液体洗浄剤であってもよく、その場合
は液体洗浄剤が洗浄水に徐々に溶出することによって、
その容器の高さが徐々に低くなる構成であればよい。タ
ンク13は円筒形でもよいが図4では角型筒状をなし、
その一側面に上部に洗浄水の入口24が設けられ、その
他側面にはストレーナ23よりも下方位置に洗浄水の出
口25が設けられている。26はタンク13内で洗浄剤
22の上に上下動可能に載置された磁石体で、入口24
から流入する洗浄水を受けて洗浄水が洗浄剤22の周囲
を下方へ流れるように適所に洗浄水の流通部を形成して
おり、これ自体が磁石を構成する場合と磁性板又は非磁
性板に磁石を取り付けた構成のいずれでもよい。タンク
13は内部の洗浄剤22が外から見えるように、その側
面の一部を透明材にて構成している。また、タンク13
には磁石体26の位置を検出するために、磁石体26の
磁力にて動作するセンサ27を上下に2個設ける。セン
サ27は磁石体の近接にて接点が閉じるスイッチ構成で
あり、磁石体26とセンサ27とで所謂リードスイッチ
を構成して、洗浄剤の減少を検出する洗浄剤検出手段を
構成している。センサ27は防水構造とするために、タ
ンク13の壁に一体に埋め込み成形とすることができ
る。センサ27からの信号は制御部14に電気信号とし
て送出される。この構成にて、タンク13の上部に洗浄
水の入口24、下部に出口25が形成されているため、
洗浄水がタンク13内を上部から下部へ向けて流れるこ
とによって、洗浄剤22はその上部から洗浄水に溶出し
てその高さを減少する。これによって磁石体26は下降
し、その磁石体26の位置をセンサ27が検出して制御
部14はその位置を洗浄剤22の減少情報として後述の
メモリ32に記憶する。センサ27は上中下に3段また
はそれ以上の数に設けることによって、洗浄剤22の減
少状態がより細かく複数段階にキャッチできる。
って洗浄水に溶出して水洗便器の汚れ防止又はその他の
所期の作用をする洗浄剤供給装置として洗浄剤タンク1
3が設けられている。そのタンク13内には汚れ防止剤
等の洗浄剤22が、洗浄水の流通を阻害しないようにタ
ンク13の底部に設けた網、格子等で構成されたストレ
ーナ23上に納められている。本発明における洗浄剤2
2としては、界面活性剤等の汚れ防止剤や、芳香剤、消
臭剤等の雰囲気剤や、除菌剤、殺菌剤、減菌剤等の消毒
剤、又はこれらを選択的に組み合わせたもののいずれで
あってもよい。このため、洗浄剤22は薬剤、非薬剤の
何れをも包含する総称である。洗浄剤22は補充等の作
業を容易にするために、通常は固形洗浄剤が有効である
が、容器に入れた液体洗浄剤であってもよく、その場合
は液体洗浄剤が洗浄水に徐々に溶出することによって、
その容器の高さが徐々に低くなる構成であればよい。タ
ンク13は円筒形でもよいが図4では角型筒状をなし、
その一側面に上部に洗浄水の入口24が設けられ、その
他側面にはストレーナ23よりも下方位置に洗浄水の出
口25が設けられている。26はタンク13内で洗浄剤
22の上に上下動可能に載置された磁石体で、入口24
から流入する洗浄水を受けて洗浄水が洗浄剤22の周囲
を下方へ流れるように適所に洗浄水の流通部を形成して
おり、これ自体が磁石を構成する場合と磁性板又は非磁
性板に磁石を取り付けた構成のいずれでもよい。タンク
13は内部の洗浄剤22が外から見えるように、その側
面の一部を透明材にて構成している。また、タンク13
には磁石体26の位置を検出するために、磁石体26の
磁力にて動作するセンサ27を上下に2個設ける。セン
サ27は磁石体の近接にて接点が閉じるスイッチ構成で
あり、磁石体26とセンサ27とで所謂リードスイッチ
を構成して、洗浄剤の減少を検出する洗浄剤検出手段を
構成している。センサ27は防水構造とするために、タ
ンク13の壁に一体に埋め込み成形とすることができ
る。センサ27からの信号は制御部14に電気信号とし
て送出される。この構成にて、タンク13の上部に洗浄
水の入口24、下部に出口25が形成されているため、
洗浄水がタンク13内を上部から下部へ向けて流れるこ
とによって、洗浄剤22はその上部から洗浄水に溶出し
てその高さを減少する。これによって磁石体26は下降
し、その磁石体26の位置をセンサ27が検出して制御
部14はその位置を洗浄剤22の減少情報として後述の
メモリ32に記憶する。センサ27は上中下に3段また
はそれ以上の数に設けることによって、洗浄剤22の減
少状態がより細かく複数段階にキャッチできる。
【0022】自動洗浄装置6の給水経路5、5A、即
ち、自動洗浄装置6の水まわりからの漏水を検出するた
めに、自動洗浄装置6からの漏水を受ける水受け皿28
を設け、水受け皿28の最底部30には漏水検知センサ
29を設けている。漏水検知は、水に接触して一対のセ
ンサ29、29間の電気抵抗が変わることにて漏水を検
知する方式で、漏水検出手段を構成する。漏水検知の方
式は、この他に、センサ29の静電容量の変化や磁界変
化、漏水の増加にて磁石を有するフロートの上昇にて作
動するリードスイッチ方式、光電式検知等、種種の公知
の方式を採用することができる。
ち、自動洗浄装置6の水まわりからの漏水を検出するた
めに、自動洗浄装置6からの漏水を受ける水受け皿28
を設け、水受け皿28の最底部30には漏水検知センサ
29を設けている。漏水検知は、水に接触して一対のセ
ンサ29、29間の電気抵抗が変わることにて漏水を検
知する方式で、漏水検出手段を構成する。漏水検知の方
式は、この他に、センサ29の静電容量の変化や磁界変
化、漏水の増加にて磁石を有するフロートの上昇にて作
動するリードスイッチ方式、光電式検知等、種種の公知
の方式を採用することができる。
【0023】給水経路5Aの電磁弁12の直ぐ上流側に
設けたストレーナ37のごみ詰まりの状態を検出するた
めに、電磁弁12が開いて洗浄水が流れる場合に、流量
検出装置11の検知器19からの単位時間当たりの流量
が、ある基準値以下になったときストレーナ37のごみ
詰まりと判定して、その情報が制御部14のメモリ32
へ記憶される。
設けたストレーナ37のごみ詰まりの状態を検出するた
めに、電磁弁12が開いて洗浄水が流れる場合に、流量
検出装置11の検知器19からの単位時間当たりの流量
が、ある基準値以下になったときストレーナ37のごみ
詰まりと判定して、その情報が制御部14のメモリ32
へ記憶される。
【0024】本発明の自動洗浄装置6の制御を図3に基
づき説明する。制御部14は中央処理装置(CPU)3
1を有したマイクロコンピュータ制御方式であり、情報
として、洗浄剤センサ27の検知に基づく洗浄剤の減少
に係わる情報と、流量検知器19及び漏水検知センサ2
9の検知手段の検知に基づく異常情報、電磁弁12の異
常状態を後述の検知手段によって検知した異常情報等を
取り入れて、これらの情報を所定の形態でメモリ32に
含まれる後述のRAMに記憶する。前記の異常情報は、
便器の維持管理に係わる異常情報である。電磁弁12の
異常情報は、電磁弁12の通電中の異常電流又は異常電
圧や異常上昇温度などを検出センサにて検出する方法に
て、電気回路異常検出手段を構成することができる。一
つの方法として、流量検知器19、洗浄剤センサ27及
び漏水検知センサ29からの情報、電磁弁12の異常情
報等の検出値を電圧変化に置換し、数値化された情報と
してメモリ32に記憶する。上記の各情報の取り入れ記
憶、即ち、記憶手段の一つの方法として、中央処理装置
(CPU)31にて、各センサを常時又は所定時間毎に
又は所定の動作毎にスキャンして、各センサからの情報
をメモリ32へ記憶し、又は各センサからの情報と基準
値との比較した結果情報をメモリ32へ記憶することが
できるが、後述のように、携帯読み取り装置7からの
「データ収集スタート」の動作に伴って、所定のプログ
ラムに従って各センサの状態を情報としてメモリ32へ
記憶する方法でもよく、またその他の方法でもよい。
づき説明する。制御部14は中央処理装置(CPU)3
1を有したマイクロコンピュータ制御方式であり、情報
として、洗浄剤センサ27の検知に基づく洗浄剤の減少
に係わる情報と、流量検知器19及び漏水検知センサ2
9の検知手段の検知に基づく異常情報、電磁弁12の異
常状態を後述の検知手段によって検知した異常情報等を
取り入れて、これらの情報を所定の形態でメモリ32に
含まれる後述のRAMに記憶する。前記の異常情報は、
便器の維持管理に係わる異常情報である。電磁弁12の
異常情報は、電磁弁12の通電中の異常電流又は異常電
圧や異常上昇温度などを検出センサにて検出する方法に
て、電気回路異常検出手段を構成することができる。一
つの方法として、流量検知器19、洗浄剤センサ27及
び漏水検知センサ29からの情報、電磁弁12の異常情
報等の検出値を電圧変化に置換し、数値化された情報と
してメモリ32に記憶する。上記の各情報の取り入れ記
憶、即ち、記憶手段の一つの方法として、中央処理装置
(CPU)31にて、各センサを常時又は所定時間毎に
又は所定の動作毎にスキャンして、各センサからの情報
をメモリ32へ記憶し、又は各センサからの情報と基準
値との比較した結果情報をメモリ32へ記憶することが
できるが、後述のように、携帯読み取り装置7からの
「データ収集スタート」の動作に伴って、所定のプログ
ラムに従って各センサの状態を情報としてメモリ32へ
記憶する方法でもよく、またその他の方法でもよい。
【0025】メモリ32は、半導体チップ構成であり、
中央処理装置(CPU)31によって記憶部のアドレス
指定がされて情報の記憶と読み出しが行われる記憶手段
を具備した記憶装置であり、制御部14が所定の動作を
するためのプログラムを記憶するROM、前記各センサ
等からのそのときどきの情報を記憶するRAM、電磁弁
12の異常判定に使用する基準データや前記設定洗浄水
流量データ等を記憶するROM(EEPROM)を含
む。
中央処理装置(CPU)31によって記憶部のアドレス
指定がされて情報の記憶と読み出しが行われる記憶手段
を具備した記憶装置であり、制御部14が所定の動作を
するためのプログラムを記憶するROM、前記各センサ
等からのそのときどきの情報を記憶するRAM、電磁弁
12の異常判定に使用する基準データや前記設定洗浄水
流量データ等を記憶するROM(EEPROM)を含
む。
【0026】本発明では、便器2利用者の利用回数又は
利用回数毎の洗浄実水量をセンサ20にて検出して、各
便器2毎に記憶する手段としてのメモリ32を設け、メ
モリ32の記憶を読み取り可能としている。私的又は公
的な家屋や施設等、所定エリアに設置された便器2は、
1つであってもまた複数であってもよく、単数の便器2
又は複数の便器2A、2B、2C……2N毎に、その便
器の利用者数を日付・時間による管理情報とするため
に、センサ20からの便器の利用者数情報、即ち員数把
握情報を記憶装置32に記憶する。またマニュアルスイ
ッチ35の動作による便器毎の日付・時間管理によるメ
ンテナンス回数情報をメモリ32に記憶し、更に、水量
設定による各情報を用いた計算による使用水量情報、即
ち使用水量把握情報をメモリ32に記憶する。
利用回数毎の洗浄実水量をセンサ20にて検出して、各
便器2毎に記憶する手段としてのメモリ32を設け、メ
モリ32の記憶を読み取り可能としている。私的又は公
的な家屋や施設等、所定エリアに設置された便器2は、
1つであってもまた複数であってもよく、単数の便器2
又は複数の便器2A、2B、2C……2N毎に、その便
器の利用者数を日付・時間による管理情報とするため
に、センサ20からの便器の利用者数情報、即ち員数把
握情報を記憶装置32に記憶する。またマニュアルスイ
ッチ35の動作による便器毎の日付・時間管理によるメ
ンテナンス回数情報をメモリ32に記憶し、更に、水量
設定による各情報を用いた計算による使用水量情報、即
ち使用水量把握情報をメモリ32に記憶する。
【0027】制御部14は、図3に実線の枠で囲った部
分で示しおり、メモリ32の情報を外部へ送信したり外
部からの信号の授受を行うための通信部33、電源部3
4、マニュアルスイッチ35等を有する。マニュアルス
イッチ35は、手動スイッチ式又は手に持った磁石を近
づけることにてスイッチがONし磁石を遠ざけるとスイ
ッチがOFFするリードスイッチ等のリモートスイッチ
式のいずれでもよい。マニュアルスイッチ35は、便器
2の管理者が、便器2への洗浄水の供給状態などの点検
等に利用するものであり、マニュアルスイッチ35がO
Nして制御部14が動作し、電磁弁12に通電すること
にて、便器2へ洗浄水を流すことができるため、便器2
の点検時等のメンテナンス作業時に任意に洗浄水を流す
事ができる。メンテナンス終了にてマニュアルスイッチ
35をOFFすると、そのときの対象便器の番号に対応
して日付と時刻がメモリ32へ記憶される。メンテナン
ス作業中に電磁弁12のON・ OFFが何回にも及ぶ
場合には、その都度、対象便器の番号に対応して日付と
時刻の情報がメモリ32に記憶され、数回のメンテナン
スが行われたような状態となり、好ましくない。このた
め、一回毎のメンテナンスの終了をメモリ32に記憶さ
せるためには、メンテナンス終了にて最後にマニュアル
スイッチ35がOFFされると、そのときから一定時間
経過したとき、対象便器の番号に対応して日付と時刻の
情報がメモリ32に記憶されるようにするか、又は、メ
ンテナンス終了にて最後にマニュアルスイッチ35をO
FFした後、制御部14に設けたメンテナンス終了スイ
ッチを操作して対象便器の番号に対応して日付と時刻の
情報がメモリ32に記憶されるようにする方法等を採用
することができる。このようにして、メンテナンス回数
情報がメモリ32へ記憶される。
分で示しおり、メモリ32の情報を外部へ送信したり外
部からの信号の授受を行うための通信部33、電源部3
4、マニュアルスイッチ35等を有する。マニュアルス
イッチ35は、手動スイッチ式又は手に持った磁石を近
づけることにてスイッチがONし磁石を遠ざけるとスイ
ッチがOFFするリードスイッチ等のリモートスイッチ
式のいずれでもよい。マニュアルスイッチ35は、便器
2の管理者が、便器2への洗浄水の供給状態などの点検
等に利用するものであり、マニュアルスイッチ35がO
Nして制御部14が動作し、電磁弁12に通電すること
にて、便器2へ洗浄水を流すことができるため、便器2
の点検時等のメンテナンス作業時に任意に洗浄水を流す
事ができる。メンテナンス終了にてマニュアルスイッチ
35をOFFすると、そのときの対象便器の番号に対応
して日付と時刻がメモリ32へ記憶される。メンテナン
ス作業中に電磁弁12のON・ OFFが何回にも及ぶ
場合には、その都度、対象便器の番号に対応して日付と
時刻の情報がメモリ32に記憶され、数回のメンテナン
スが行われたような状態となり、好ましくない。このた
め、一回毎のメンテナンスの終了をメモリ32に記憶さ
せるためには、メンテナンス終了にて最後にマニュアル
スイッチ35がOFFされると、そのときから一定時間
経過したとき、対象便器の番号に対応して日付と時刻の
情報がメモリ32に記憶されるようにするか、又は、メ
ンテナンス終了にて最後にマニュアルスイッチ35をO
FFした後、制御部14に設けたメンテナンス終了スイ
ッチを操作して対象便器の番号に対応して日付と時刻の
情報がメモリ32に記憶されるようにする方法等を採用
することができる。このようにして、メンテナンス回数
情報がメモリ32へ記憶される。
【0028】7は通信部33からメモリ32の情報を読
み出す前述の携帯読み取り装置で、中央処理装置(CP
U)や所要のメモリ等を有するマイクロコンピュータ制
御装置を構成しており、液晶表示画面を持つ表示部36
を有し、小便器2に対応して設けられた水洗便器制御装
置6の近傍(例えば30cm程度離れた位置)にて操作
することによって、メモリ32の情報を取り出すことが
できる。制御部14から携帯読み取り装置7のメモリへ
のデータ収集は光通信にて行い、収集したデータを携帯
読み取り装置7の表示器の画面へ表示を行う。その順序
は以下にて説明する。
み出す前述の携帯読み取り装置で、中央処理装置(CP
U)や所要のメモリ等を有するマイクロコンピュータ制
御装置を構成しており、液晶表示画面を持つ表示部36
を有し、小便器2に対応して設けられた水洗便器制御装
置6の近傍(例えば30cm程度離れた位置)にて操作
することによって、メモリ32の情報を取り出すことが
できる。制御部14から携帯読み取り装置7のメモリへ
のデータ収集は光通信にて行い、収集したデータを携帯
読み取り装置7の表示器の画面へ表示を行う。その順序
は以下にて説明する。
【0029】図5乃至図10は水洗便器管理システムの
各状態における携帯読み取り装置7の液晶表示部36の
表示画面を表しており、携帯読み取り装置7によって収
集した情報を、情報の種類に応じて自動洗浄装置6又は
小便器2毎に区分して目視判読可能な形態で表示部36
に表示する。携帯読み取り装置7は、ペンタッチによる
指令に基づき光送受信方式によって情報を出し入れする
携帯情報端末(PDA)であり、情報の読み取り記憶す
る手段と読み取った情報を液晶表示器等の表示部へ表示
する表示手段を有し、これらは、マイクロプロセッサに
て制御されるマイクロコンピュータシステムを構成して
いる。本発明の管理システムは、「水洗小便器管理シス
テム」と銘々している。いま携帯読み取り装置7のボタ
ン40を1秒以上押すと携帯読み取り装置7の電源が入
り、所定のインデックス(MMインデックス)が表示さ
れ、この状態でセンサZのアイコン41をタッチすると
センサZ情報管理システムが起動する。図5はこの状態
を表す。もし、「切」46をタッチすると電源が切れ
る。
各状態における携帯読み取り装置7の液晶表示部36の
表示画面を表しており、携帯読み取り装置7によって収
集した情報を、情報の種類に応じて自動洗浄装置6又は
小便器2毎に区分して目視判読可能な形態で表示部36
に表示する。携帯読み取り装置7は、ペンタッチによる
指令に基づき光送受信方式によって情報を出し入れする
携帯情報端末(PDA)であり、情報の読み取り記憶す
る手段と読み取った情報を液晶表示器等の表示部へ表示
する表示手段を有し、これらは、マイクロプロセッサに
て制御されるマイクロコンピュータシステムを構成して
いる。本発明の管理システムは、「水洗小便器管理シス
テム」と銘々している。いま携帯読み取り装置7のボタ
ン40を1秒以上押すと携帯読み取り装置7の電源が入
り、所定のインデックス(MMインデックス)が表示さ
れ、この状態でセンサZのアイコン41をタッチすると
センサZ情報管理システムが起動する。図5はこの状態
を表す。もし、「切」46をタッチすると電源が切れ
る。
【0030】前記水洗小便器管理システムの起動、即ち
プログラムが立ち上がると、前回収集したデータがなけ
ればデータの表示がない画面、即ち図6の状態になる。
もし前回収集したデータがあれば、図8のように前回の
データを表示する状態となる。画面の切り換えは、画面
の右下の「次画面」のボタン43をタッチすると、図
8、図9の状態に順次切り換えることができる。もし、
「終了」47をタッチするとプログラムを終了する。図
6の状態において、携帯読み取り装置7を手に持って第
1の自動洗浄装置6又は小便器2の近傍前方に立ち、画
面のデータ収集スタート42をタッチするとデータ収集
をスタートし、データ収集モードとなって図7のように
「データ収集中」の表示画面となる。この状態は、携帯
読み取り装置7からのアクセスにて通信部33を介して
制御部14が動作し、メモリ32の所要のデータを通信
部33を介して携帯読み取り装置7のメモリに、情報の
種類に応じて自動洗浄装置6又は小便器2毎に区分して
記憶させる。もし、画面右中段の「中断」ボタン44を
タッチすると、データ収集を中断して画面は図6の表示
状態に切り替わる。
プログラムが立ち上がると、前回収集したデータがなけ
ればデータの表示がない画面、即ち図6の状態になる。
もし前回収集したデータがあれば、図8のように前回の
データを表示する状態となる。画面の切り換えは、画面
の右下の「次画面」のボタン43をタッチすると、図
8、図9の状態に順次切り換えることができる。もし、
「終了」47をタッチするとプログラムを終了する。図
6の状態において、携帯読み取り装置7を手に持って第
1の自動洗浄装置6又は小便器2の近傍前方に立ち、画
面のデータ収集スタート42をタッチするとデータ収集
をスタートし、データ収集モードとなって図7のように
「データ収集中」の表示画面となる。この状態は、携帯
読み取り装置7からのアクセスにて通信部33を介して
制御部14が動作し、メモリ32の所要のデータを通信
部33を介して携帯読み取り装置7のメモリに、情報の
種類に応じて自動洗浄装置6又は小便器2毎に区分して
記憶させる。もし、画面右中段の「中断」ボタン44を
タッチすると、データ収集を中断して画面は図6の表示
状態に切り替わる。
【0031】データ収集が終了すると、図8の表示状態
となる。即ち、図8の表示は、最上段に「水洗小便器管
理システム」、その下に、この水洗小便器管理システム
に基づく管理を行っている会社名「(株)TY商会」
(TYは会社の名称を意味する)を表示し、その下に管
理している小便器の設置場所であるトイレ施設名の「客
先 NNN道GGサービスエリア上り」を表示し、その
下にこの客先に設置されている小便器2のうちの1番目
の便器を表す符号として、「ZID 001」を表示す
る。この場合、NNNは高速道路の名称を表し、GGは
サービスエリアの名称を表す。そしてこの「ZID 0
01」に関する「自動洗浄現在情報表示」とメンテナン
ス作業を終わった時刻の「メンテナンス最終時刻表示」
が表形式で表示される。「自動洗浄現在情報表示」の洗
浄剤の欄の数字「2」は、2個の洗浄剤センサ27の上
から2番目の位置まで洗浄剤22が減少したことを表
す。即ち、洗浄剤22は少なくとも最下位のセンサ27
に減少し、洗浄剤22の補充時期であることを表す。ま
た、ごみ、回路、水の欄の「〇」は正常状態を表してい
る。もし「×」が表示されるとその箇所が異常であるこ
とを意味する。上記の欄の「ごみ」は給水経路5Aの電
磁弁12の直ぐ上流側に設けたストレーナ37のごみ詰
まりの状態を表し、「回路」は電磁弁12の動作が正常
か否かを表し、「水」はセンサ29で検知される漏水が
あるか否かを表す。図8の状態において、次の小便器2
「ZID 002」のデータ収集を開始する場合は、携
帯読み取り装置7を手に持って第2の自動洗浄装置6又
は小便器2の近傍前方に立ち、画面右上のデータ収集ス
タート42をタッチすることにて、前述同様にそれを開
始できる。
となる。即ち、図8の表示は、最上段に「水洗小便器管
理システム」、その下に、この水洗小便器管理システム
に基づく管理を行っている会社名「(株)TY商会」
(TYは会社の名称を意味する)を表示し、その下に管
理している小便器の設置場所であるトイレ施設名の「客
先 NNN道GGサービスエリア上り」を表示し、その
下にこの客先に設置されている小便器2のうちの1番目
の便器を表す符号として、「ZID 001」を表示す
る。この場合、NNNは高速道路の名称を表し、GGは
サービスエリアの名称を表す。そしてこの「ZID 0
01」に関する「自動洗浄現在情報表示」とメンテナン
ス作業を終わった時刻の「メンテナンス最終時刻表示」
が表形式で表示される。「自動洗浄現在情報表示」の洗
浄剤の欄の数字「2」は、2個の洗浄剤センサ27の上
から2番目の位置まで洗浄剤22が減少したことを表
す。即ち、洗浄剤22は少なくとも最下位のセンサ27
に減少し、洗浄剤22の補充時期であることを表す。ま
た、ごみ、回路、水の欄の「〇」は正常状態を表してい
る。もし「×」が表示されるとその箇所が異常であるこ
とを意味する。上記の欄の「ごみ」は給水経路5Aの電
磁弁12の直ぐ上流側に設けたストレーナ37のごみ詰
まりの状態を表し、「回路」は電磁弁12の動作が正常
か否かを表し、「水」はセンサ29で検知される漏水が
あるか否かを表す。図8の状態において、次の小便器2
「ZID 002」のデータ収集を開始する場合は、携
帯読み取り装置7を手に持って第2の自動洗浄装置6又
は小便器2の近傍前方に立ち、画面右上のデータ収集ス
タート42をタッチすることにて、前述同様にそれを開
始できる。
【0032】図8の状態において、画面の右下の「次画
面」のボタン43をタッチすると、「客先 NNN道G
Gサービスエリア上り」に設置された管理下にある小便
器2について収集した自動洗浄収集データの全てを見る
ことができる表示状態をなる。この状態を図9に示す。
1画面に表示しきれないデータは、画面右端のスクロー
ルボタン45をタッチして表示をスクロールすることに
て、画面にデータを順次表示できる。この「自動洗浄情
報表示」は、図9のように各便器2毎にまとめた経時デ
ータ形式の表示である。例えば、 ZIDの001につ
いて言えば、1時間毎のデータが表示され、その第1番
目の欄には、日付時間帯1998年12月20日の午前
10時(午前10時までの1時間、即ち午前9時から午
前10時までの1時間)の利用人数、洗浄剤、ごみ、回
路及び水の状況を表すデータが表示されている。図9の
状態において、データ収集を開始する場合は、画面右上
のデータ収集スタート42をタッチすることにて、それ
を開始できる。
面」のボタン43をタッチすると、「客先 NNN道G
Gサービスエリア上り」に設置された管理下にある小便
器2について収集した自動洗浄収集データの全てを見る
ことができる表示状態をなる。この状態を図9に示す。
1画面に表示しきれないデータは、画面右端のスクロー
ルボタン45をタッチして表示をスクロールすることに
て、画面にデータを順次表示できる。この「自動洗浄情
報表示」は、図9のように各便器2毎にまとめた経時デ
ータ形式の表示である。例えば、 ZIDの001につ
いて言えば、1時間毎のデータが表示され、その第1番
目の欄には、日付時間帯1998年12月20日の午前
10時(午前10時までの1時間、即ち午前9時から午
前10時までの1時間)の利用人数、洗浄剤、ごみ、回
路及び水の状況を表すデータが表示されている。図9の
状態において、データ収集を開始する場合は、画面右上
のデータ収集スタート42をタッチすることにて、それ
を開始できる。
【0033】図9の状態から次画面ボタン43をタッチ
すると、図10のようにメンテナンス情報表示となる。
これは、上記「客先 NNN道GGサービスエリア上
り」における小便器のメンテナンスを行い終了した日付
と時刻が、各小便器2毎に表示される。この画面は、メ
ンテナンス収集データの全てを見ることができる。画面
に表示しきれないデータは、上記同様に画面右端のスク
ロールボタン45をタッチして表示をスクロールするこ
とにて、画面にデータを順次表示できる。図10状態か
ら次画面ボタン43をタッチすると、図8の表示に切り
替わる。図10の状態においてもデータ収集を開始でき
る。この場合も、画面右上のデータ収集スタート42を
タッチすることにて、それを開始できる。
すると、図10のようにメンテナンス情報表示となる。
これは、上記「客先 NNN道GGサービスエリア上
り」における小便器のメンテナンスを行い終了した日付
と時刻が、各小便器2毎に表示される。この画面は、メ
ンテナンス収集データの全てを見ることができる。画面
に表示しきれないデータは、上記同様に画面右端のスク
ロールボタン45をタッチして表示をスクロールするこ
とにて、画面にデータを順次表示できる。図10状態か
ら次画面ボタン43をタッチすると、図8の表示に切り
替わる。図10の状態においてもデータ収集を開始でき
る。この場合も、画面右上のデータ収集スタート42を
タッチすることにて、それを開始できる。
【0034】上記各画面表示状態において、画面右中段
の「切」46をタッチすると、携帯読み取り装置7の電
源が切れる。
の「切」46をタッチすると、携帯読み取り装置7の電
源が切れる。
【0035】携帯読み取り装置7に読み込んだデータ
(前記洗浄剤の減少情報又は前記便器の維持管理に係る
異常情報)は、その画面表示がサービス・メンテナンス
の利用に合わせた形態であるため、その表示を確認し、
必要ならばその場で洗浄剤22の補充交換、ストレーナ
の目詰まり解消作業、電磁弁の修理、洗浄水の流量調整
等を行うことができる。また、携帯読み取り装置7に読
み込んだデータは、管理会社である上記TY商会へ持ち
帰り、管理部門のパーソナルコンピュータ等のマイクロ
コンピュータ50へそのデータを読み込み、液晶表示部
等の表示手段にて表示し、データの分析を行い、必要な
メンテナンス、サービス作業を行うこともできる。ま
た、過去の蓄積データを含めて任意にデータを種類別、
日付順、便器番号毎、情報の種類別等に分類して、処理
・加工し、必要なメンテナンス、サービスの向上に役立
てることもできる。
(前記洗浄剤の減少情報又は前記便器の維持管理に係る
異常情報)は、その画面表示がサービス・メンテナンス
の利用に合わせた形態であるため、その表示を確認し、
必要ならばその場で洗浄剤22の補充交換、ストレーナ
の目詰まり解消作業、電磁弁の修理、洗浄水の流量調整
等を行うことができる。また、携帯読み取り装置7に読
み込んだデータは、管理会社である上記TY商会へ持ち
帰り、管理部門のパーソナルコンピュータ等のマイクロ
コンピュータ50へそのデータを読み込み、液晶表示部
等の表示手段にて表示し、データの分析を行い、必要な
メンテナンス、サービス作業を行うこともできる。ま
た、過去の蓄積データを含めて任意にデータを種類別、
日付順、便器番号毎、情報の種類別等に分類して、処理
・加工し、必要なメンテナンス、サービスの向上に役立
てることもできる。
【0036】携帯読み取り装置7に読み込んだデータの
管理部門のマイクロコンピュータ50への読み込みは、
携帯読み取り装置7に記憶した情報を有線電話回線を通
して、或いは携帯電話器(PHSを含む)等の中継器を
介した通信にてデータ転送することにより、迅速なメン
テナンス、サービス作業に対応できる。このため、マイ
クロコンピュータ50をサービス用巡回自動車に搭載し
ておけば、更に迅速なサービス・メンテナンスが提供で
きる。更に、携帯読み取り装置7を介さずに、メモリ3
2に記憶した情報を通信部33からマイクロコンピュー
タ50またはホストコンピュータ10へ通信にて送信す
るように構成することもできる。また、コンピュータ1
0又は50において、読み取った情報を分析・加工して
付加価値を付けてサービスマン等に提供すれば、より効
果のあるサービス・メンテナンスが提供できる。
管理部門のマイクロコンピュータ50への読み込みは、
携帯読み取り装置7に記憶した情報を有線電話回線を通
して、或いは携帯電話器(PHSを含む)等の中継器を
介した通信にてデータ転送することにより、迅速なメン
テナンス、サービス作業に対応できる。このため、マイ
クロコンピュータ50をサービス用巡回自動車に搭載し
ておけば、更に迅速なサービス・メンテナンスが提供で
きる。更に、携帯読み取り装置7を介さずに、メモリ3
2に記憶した情報を通信部33からマイクロコンピュー
タ50またはホストコンピュータ10へ通信にて送信す
るように構成することもできる。また、コンピュータ1
0又は50において、読み取った情報を分析・加工して
付加価値を付けてサービスマン等に提供すれば、より効
果のあるサービス・メンテナンスが提供できる。
【0037】本発明は、上記の携帯読み取り装置7によ
る方式に代わる方式として、ON(オン)ラインによる
処理を行うことができる。この場合、トイレ施設に設置
された複数の自動洗浄装置6から、自動洗浄装置6毎又
は小便器2毎に得られる小便器2に係わる情報(前記洗
浄剤の減少情報、前記便器の維持管理に係る異常情報及
び又は前記便器の利用情報)は、図1のマイクロコンピ
ュータ式の集中端末部8の通信部を通して電話回線9又
は専用回線等のその他の回線9によって遠隔地にある管
理会社やこの管理システムへの加盟店等の管理部門のコ
ンピュータ10または50へ送信をする。この場合、各
自動洗浄装置6のメモリ32の情報を集中端末部8の通
信部を通して読み出す方式でもよく、また、各自動洗浄
装置6にはメモリ32を設けずに、各自動洗浄装置6又
は各便器2毎の情報を区分して記憶するメモリを各自動
洗浄装置6の情報を集約する集中端末部8に設けてお
き、このメモリの情報を集中端末部8の通信部を介して
読み取る方式でもよい。いずれも、携帯読み取り装置7
による前述のデータ収集の場合と実質的には同じような
順序で行うことができる。情報の読み取りは、タイマ装
置にて所定時刻毎若しくは所定時間毎に、或いは随時に
指令してコンピュータ10または50からの指令に基づ
いて集中端末部8が動作し、情報が読み出されてコンピ
ュータ10または50のメモリへ記憶され、この記憶さ
れた情報をコンピュータの中央処理装置(CPU)を含
む表示手段によってCRTや液晶表示部等の表示部へ表
示させる。この場合、その画面表示がサービス・メンテ
ナンスの利用に合わせた形態とすることによって、その
表示を確認し、必要ならば直ちに必要なサービス・メン
テナンスを行うことができる。コンピュータ10または
50において、読み取った情報を分析・加工して付加価
値を付けて、サービスマン等のペーパ、ファクシミリ、
パソコン、或いは表示部を有する携帯端末機器へ提供す
れば、より効果のあるサービス・メンテナンスが提供で
きる。この場合も、その表示形態がサービス・メンテナ
ンスの利用に合わせた形態とすることによって、その表
示を確認し、必要ならば直ちに必要なサービス・メンテ
ナンスを行うことができる。なお、各自動洗浄装置6の
メモリ32の情報又は集中端末部8のメモリの情報は、
通信部を介して携帯読み取り装置7にて自動洗浄装置毎
の情報として読み取り可能とする方式とすることもでき
る。
る方式に代わる方式として、ON(オン)ラインによる
処理を行うことができる。この場合、トイレ施設に設置
された複数の自動洗浄装置6から、自動洗浄装置6毎又
は小便器2毎に得られる小便器2に係わる情報(前記洗
浄剤の減少情報、前記便器の維持管理に係る異常情報及
び又は前記便器の利用情報)は、図1のマイクロコンピ
ュータ式の集中端末部8の通信部を通して電話回線9又
は専用回線等のその他の回線9によって遠隔地にある管
理会社やこの管理システムへの加盟店等の管理部門のコ
ンピュータ10または50へ送信をする。この場合、各
自動洗浄装置6のメモリ32の情報を集中端末部8の通
信部を通して読み出す方式でもよく、また、各自動洗浄
装置6にはメモリ32を設けずに、各自動洗浄装置6又
は各便器2毎の情報を区分して記憶するメモリを各自動
洗浄装置6の情報を集約する集中端末部8に設けてお
き、このメモリの情報を集中端末部8の通信部を介して
読み取る方式でもよい。いずれも、携帯読み取り装置7
による前述のデータ収集の場合と実質的には同じような
順序で行うことができる。情報の読み取りは、タイマ装
置にて所定時刻毎若しくは所定時間毎に、或いは随時に
指令してコンピュータ10または50からの指令に基づ
いて集中端末部8が動作し、情報が読み出されてコンピ
ュータ10または50のメモリへ記憶され、この記憶さ
れた情報をコンピュータの中央処理装置(CPU)を含
む表示手段によってCRTや液晶表示部等の表示部へ表
示させる。この場合、その画面表示がサービス・メンテ
ナンスの利用に合わせた形態とすることによって、その
表示を確認し、必要ならば直ちに必要なサービス・メン
テナンスを行うことができる。コンピュータ10または
50において、読み取った情報を分析・加工して付加価
値を付けて、サービスマン等のペーパ、ファクシミリ、
パソコン、或いは表示部を有する携帯端末機器へ提供す
れば、より効果のあるサービス・メンテナンスが提供で
きる。この場合も、その表示形態がサービス・メンテナ
ンスの利用に合わせた形態とすることによって、その表
示を確認し、必要ならば直ちに必要なサービス・メンテ
ナンスを行うことができる。なお、各自動洗浄装置6の
メモリ32の情報又は集中端末部8のメモリの情報は、
通信部を介して携帯読み取り装置7にて自動洗浄装置毎
の情報として読み取り可能とする方式とすることもでき
る。
【0038】図3のシステムは、各便器2毎、即ち各自
動洗浄装置6毎に制御部14を設けているが、これに代
わって、各自動洗浄装置6に共通するCPU31、メモ
リ32、通信部33、電源部34を集中管理装置8に設
けて、各自動洗浄装置6毎にはこれらを設けない方式と
し、各自動洗浄装置6のセンサからの情報の何れか又は
全てを集中管理部8に記憶させ、ここから通信部を介し
て携帯読み取り装置7にて読み取り可能とする方式や、
上記のように集中管理部8からオンラインにて通信する
方式とする構成でもよい。
動洗浄装置6毎に制御部14を設けているが、これに代
わって、各自動洗浄装置6に共通するCPU31、メモ
リ32、通信部33、電源部34を集中管理装置8に設
けて、各自動洗浄装置6毎にはこれらを設けない方式と
し、各自動洗浄装置6のセンサからの情報の何れか又は
全てを集中管理部8に記憶させ、ここから通信部を介し
て携帯読み取り装置7にて読み取り可能とする方式や、
上記のように集中管理部8からオンラインにて通信する
方式とする構成でもよい。
【0039】図1の電源は商用電源AC100Vを整流
した低電圧直流を利用したが、工事のコスト、安全性等
を考慮して、自動洗浄装置6や集中管理装置8の電源
を、一次電池又は二次電池にすることができる。この場
合ニッケル電池、アルカリ電池などの乾電池の使用によ
って、特に自動洗浄装置6又は制御部14を小便器2毎
にユニット化して、小便器2の設置された直ぐ上方の壁
面に埋設等する場合には、その取り付け工事が容易にな
り、また取り扱い上でも安全である。
した低電圧直流を利用したが、工事のコスト、安全性等
を考慮して、自動洗浄装置6や集中管理装置8の電源
を、一次電池又は二次電池にすることができる。この場
合ニッケル電池、アルカリ電池などの乾電池の使用によ
って、特に自動洗浄装置6又は制御部14を小便器2毎
にユニット化して、小便器2の設置された直ぐ上方の壁
面に埋設等する場合には、その取り付け工事が容易にな
り、また取り扱い上でも安全である。
【0040】上記メモリに記憶される上記情報は、水洗
便器装置の維持管理に係る情報であり、便器2への洗浄
水の供給に係わる自動洗浄装置6に係わるものであり、
自動洗浄装置6毎又は小便器2毎に得られる水洗小便器
に係わる情報である。これらに情報は、自動洗浄装置6
に係わるメンテナンス(保守)のために必要な一つ又は
複数のメンテナンス情報と、便器2の利用状態を表すサ
ービスのために必要な一つ又は複数のサービス情報とに
区分することができる。この水洗便器装置の維持管理に
係る情報の一つ又は複数がメモリ32に記憶される。上
記実施形態において、電磁弁12が動作不良等電気回路
の異常情報、漏水検知センサ29からの漏水情報、検知
器19からのストレーナ37の目詰まり情報等の如く、
給水経路5の所定部分の機能が正常か異常かを表す機能
情報は、上記メンテナンス(保守)情報であり、センサ
27から得られる洗浄剤22の減り具合情報、マニュア
ルスイッチ35動作による便器毎又は自動洗浄装置6毎
の日付・時間管理によるメンテナンス回数情報、便器毎
又は自動洗浄装置6毎の日付・時間管理による便器利用
者数情報、洗浄水の使用水量情報等の如く便器の利用状
態に応じて変わる情報は、上記サービス情報である。こ
れら情報はそれぞれメモリ32の記憶領域へ区分して記
憶され、読み出されて前述のように区分表示される。メ
ンテナンス(保守)情報として、電磁弁12の情報に限
らずその他の電気回路の不良状態を検出して不良情報を
発する手段を加えることができる。またサービス情報と
しては上記の他に、上記洗浄剤と同様な方法にて、又は
下記の方法にて特別な消毒剤などの洗浄剤を洗浄水中に
供給するようにして、この情報を検出する方式を加える
ことができる。サービス及びメンテナンスの種類に応じ
て、メモリ32へは上記サービス情報及びメンテナンス
情報の双方又は一方を記憶させてそれを利用することが
できる。サービス情報及びメンテナンス情報の種類は、
上記に限定されるものではなく、この他にも、洗浄水系
情報として断水検知情報や水圧情報、電気回路系情報と
して各検知器やセンサ19、27、28等の故障情報や
他の回路部分の故障情報等があり、このように、メンテ
ナンス情報には、水洗便器の洗浄水系、電気制御系、そ
の他に係わる種種の情報がある。またサービス情報とし
て、水洗便器の利用状況、点検修理、洗浄剤の消耗に係
わる情報、その他の情報がある。なお、洗浄剤の減少に
係わる情報は、メンテナンス情報の範疇に入れてもよい
が、各種の情報をサービス情報及びメンテナンス情報の
何れに分類するかは、その情報の管理者又は利用者が決
定すればよい。このため、上記各情報の一つ又は複数を
総称して、サービス・メンテナンス情報と称しても良
い。
便器装置の維持管理に係る情報であり、便器2への洗浄
水の供給に係わる自動洗浄装置6に係わるものであり、
自動洗浄装置6毎又は小便器2毎に得られる水洗小便器
に係わる情報である。これらに情報は、自動洗浄装置6
に係わるメンテナンス(保守)のために必要な一つ又は
複数のメンテナンス情報と、便器2の利用状態を表すサ
ービスのために必要な一つ又は複数のサービス情報とに
区分することができる。この水洗便器装置の維持管理に
係る情報の一つ又は複数がメモリ32に記憶される。上
記実施形態において、電磁弁12が動作不良等電気回路
の異常情報、漏水検知センサ29からの漏水情報、検知
器19からのストレーナ37の目詰まり情報等の如く、
給水経路5の所定部分の機能が正常か異常かを表す機能
情報は、上記メンテナンス(保守)情報であり、センサ
27から得られる洗浄剤22の減り具合情報、マニュア
ルスイッチ35動作による便器毎又は自動洗浄装置6毎
の日付・時間管理によるメンテナンス回数情報、便器毎
又は自動洗浄装置6毎の日付・時間管理による便器利用
者数情報、洗浄水の使用水量情報等の如く便器の利用状
態に応じて変わる情報は、上記サービス情報である。こ
れら情報はそれぞれメモリ32の記憶領域へ区分して記
憶され、読み出されて前述のように区分表示される。メ
ンテナンス(保守)情報として、電磁弁12の情報に限
らずその他の電気回路の不良状態を検出して不良情報を
発する手段を加えることができる。またサービス情報と
しては上記の他に、上記洗浄剤と同様な方法にて、又は
下記の方法にて特別な消毒剤などの洗浄剤を洗浄水中に
供給するようにして、この情報を検出する方式を加える
ことができる。サービス及びメンテナンスの種類に応じ
て、メモリ32へは上記サービス情報及びメンテナンス
情報の双方又は一方を記憶させてそれを利用することが
できる。サービス情報及びメンテナンス情報の種類は、
上記に限定されるものではなく、この他にも、洗浄水系
情報として断水検知情報や水圧情報、電気回路系情報と
して各検知器やセンサ19、27、28等の故障情報や
他の回路部分の故障情報等があり、このように、メンテ
ナンス情報には、水洗便器の洗浄水系、電気制御系、そ
の他に係わる種種の情報がある。またサービス情報とし
て、水洗便器の利用状況、点検修理、洗浄剤の消耗に係
わる情報、その他の情報がある。なお、洗浄剤の減少に
係わる情報は、メンテナンス情報の範疇に入れてもよい
が、各種の情報をサービス情報及びメンテナンス情報の
何れに分類するかは、その情報の管理者又は利用者が決
定すればよい。このため、上記各情報の一つ又は複数を
総称して、サービス・メンテナンス情報と称しても良
い。
【0041】上記のように、本願は、便器利用者の存在
検知による給水指令等にて給水経路に設けた電磁弁を開
いて給水源からの供給水を前記便器へ洗浄水として供給
する給水経路を有する自動洗浄装置において、前記給水
経路の機能部分の状態を表す前記便器の保守のために必
要なメンテナンス情報と、前記便器の利用状態を表す前
記便器のサービスのために必要なサービス情報とを記憶
する記憶装置を設け、前記記憶装置に記憶されたメンテ
ナンス情報とサービス情報とを前記水洗便器の離れた位
置から前記水洗便器毎の情報として携帯読み取り装置に
て読み取り表示し、これらの情報を利用して便器のサー
ビス及びメンテナンスをすることができる水洗便器管理
システムの発明を含む。
検知による給水指令等にて給水経路に設けた電磁弁を開
いて給水源からの供給水を前記便器へ洗浄水として供給
する給水経路を有する自動洗浄装置において、前記給水
経路の機能部分の状態を表す前記便器の保守のために必
要なメンテナンス情報と、前記便器の利用状態を表す前
記便器のサービスのために必要なサービス情報とを記憶
する記憶装置を設け、前記記憶装置に記憶されたメンテ
ナンス情報とサービス情報とを前記水洗便器の離れた位
置から前記水洗便器毎の情報として携帯読み取り装置に
て読み取り表示し、これらの情報を利用して便器のサー
ビス及びメンテナンスをすることができる水洗便器管理
システムの発明を含む。
【0042】上記実施形態においては、洗浄剤22は固
形のものを対象に説明したが、容器に液体洗浄剤22を
収納しておき、洗浄水が流れる際に一定量を洗浄水中に
供給する方式でもよい。この場合には、容器内の液洗浄
剤の量の減り具合を検出すればよく、その方法として、
容器内の液洗浄剤に浮かぶフロートに磁石を設け、この
磁石にて動作するスイッチ、所謂上記固形洗浄剤の場合
と同様なリードスイッチ方式、又は容器に上下方向に一
対の電極を設け、この電極間の抵抗変化や電圧変化等の
電気的変化を検出する方法、容器内の液洗浄剤に浮かぶ
フロートを設けるか液洗浄剤に着色しておき、液洗浄剤
の減少によるレベル低下にてこのフロート或いは液洗浄
剤にて光の透過率が変わることを検出する方法等種種の
手段にて達成される。
形のものを対象に説明したが、容器に液体洗浄剤22を
収納しておき、洗浄水が流れる際に一定量を洗浄水中に
供給する方式でもよい。この場合には、容器内の液洗浄
剤の量の減り具合を検出すればよく、その方法として、
容器内の液洗浄剤に浮かぶフロートに磁石を設け、この
磁石にて動作するスイッチ、所謂上記固形洗浄剤の場合
と同様なリードスイッチ方式、又は容器に上下方向に一
対の電極を設け、この電極間の抵抗変化や電圧変化等の
電気的変化を検出する方法、容器内の液洗浄剤に浮かぶ
フロートを設けるか液洗浄剤に着色しておき、液洗浄剤
の減少によるレベル低下にてこのフロート或いは液洗浄
剤にて光の透過率が変わることを検出する方法等種種の
手段にて達成される。
【0043】本発明は、小便器に限らず、大便器に使用
する場合も上記同様に行うことができる。この場合、セ
ンサ20の変わりに利用者が押すスイッチであってもよ
い。また、上記各種の収集した情報は、プリンタにてプ
リントアウトできるように携帯読み取り装置7、パーソ
ナルタイプのマイクロコンピュータ50、ホストコンピ
ュータ10からプリンタへ信号を送る方式を加えること
ができる。
する場合も上記同様に行うことができる。この場合、セ
ンサ20の変わりに利用者が押すスイッチであってもよ
い。また、上記各種の収集した情報は、プリンタにてプ
リントアウトできるように携帯読み取り装置7、パーソ
ナルタイプのマイクロコンピュータ50、ホストコンピ
ュータ10からプリンタへ信号を送る方式を加えること
ができる。
【0044】図11は、本発明のトイレ施設の管理シス
テムの具体的な実施形態を示す全体の概要図であり、小
便器2(2A、2B、2C……)が設置されたトイレ施
設(トイレ施設又は便所施設と称しても良い)における
各種の情報の収集と管理系統を示す。図1乃至図10と
同じ機能部分には同一符号を付している。図11の方式
において、前述した各小便器2に対応して小便器2の自
動洗浄水供給装置(自動洗浄機能部……人の存在を検知
して洗浄水を流す装置)と洗浄剤部(洗浄剤収納部)を
有する前記自動洗浄装置6と、これに併設して、小便器
2を利用する人への利用者サービス情報を提供するため
に、道路状況、天気予報、イベント情報、レストラン情
報、おみやげ情報、コマーシャル情報、企業PR情報な
どの通常情報と、地震や火事等の緊急情報、或いはその
他の情報を文字又は映像で表示する文字情報表示部60
と映像表示部61と、地震や火事等の緊急情報、PR音
楽、トレンド音楽或いはその他の情報を音で報知するス
ピーカ部62が設けられている。文字情報表示部60は
ドット表示方式や液晶表示方式であり、CS受信による
文字放送を表示できる。映像表示部61は液晶表示方式
として上記情報を4コマ漫画での表示も可能である。こ
れらは、小便器2を利用者が利用する(用を足す)時間
(大体2乃至3分間)を有効に利用して、トイレの雰囲
気を明るくしたり、話題性等を作り出すために効果があ
る。洗浄剤部(洗浄剤収納部)は透明なタンク13の内
部の洗浄剤が見えるように透明部分を形成することもで
きる。これらの各部は、各小便器2の上方に連続して設
置した暗渠方式の設置部63内に自動洗浄装置6に併設
して収納され、それによって美感を考慮した外観デザイ
ンを呈する。小便器2を利用する人へのサービス情報
は、後述の情報提供部門である情報センター66から通
信ライン9を通して各小便器2毎の文字情報表示部6
0、映像表示部61、スピーカ部62へ送信される。
テムの具体的な実施形態を示す全体の概要図であり、小
便器2(2A、2B、2C……)が設置されたトイレ施
設(トイレ施設又は便所施設と称しても良い)における
各種の情報の収集と管理系統を示す。図1乃至図10と
同じ機能部分には同一符号を付している。図11の方式
において、前述した各小便器2に対応して小便器2の自
動洗浄水供給装置(自動洗浄機能部……人の存在を検知
して洗浄水を流す装置)と洗浄剤部(洗浄剤収納部)を
有する前記自動洗浄装置6と、これに併設して、小便器
2を利用する人への利用者サービス情報を提供するため
に、道路状況、天気予報、イベント情報、レストラン情
報、おみやげ情報、コマーシャル情報、企業PR情報な
どの通常情報と、地震や火事等の緊急情報、或いはその
他の情報を文字又は映像で表示する文字情報表示部60
と映像表示部61と、地震や火事等の緊急情報、PR音
楽、トレンド音楽或いはその他の情報を音で報知するス
ピーカ部62が設けられている。文字情報表示部60は
ドット表示方式や液晶表示方式であり、CS受信による
文字放送を表示できる。映像表示部61は液晶表示方式
として上記情報を4コマ漫画での表示も可能である。こ
れらは、小便器2を利用者が利用する(用を足す)時間
(大体2乃至3分間)を有効に利用して、トイレの雰囲
気を明るくしたり、話題性等を作り出すために効果があ
る。洗浄剤部(洗浄剤収納部)は透明なタンク13の内
部の洗浄剤が見えるように透明部分を形成することもで
きる。これらの各部は、各小便器2の上方に連続して設
置した暗渠方式の設置部63内に自動洗浄装置6に併設
して収納され、それによって美感を考慮した外観デザイ
ンを呈する。小便器2を利用する人へのサービス情報
は、後述の情報提供部門である情報センター66から通
信ライン9を通して各小便器2毎の文字情報表示部6
0、映像表示部61、スピーカ部62へ送信される。
【0045】図11には、セキュリティ情報として防犯
管理情報や緊急情報の収集システムも備えている。即
ち、小便器2の設置されたトイレ施設内の大便器エリア
64における盗撮影や盗聴等の防止のための検知器65
を設けている。この場合の検知方式の一つとしては、盗
撮影や盗聴が行われているときの電界強度を検知器65
がキャッチして、その電界強度が一定時間以上所定値を
越えている場合には盗撮影や盗聴が行われていると電気
回路上で判定して、その盗撮影や盗聴情報が情報センタ
ー66のコンピュータへ自動送信され、この状況を情報
センター66から小便器2の設置されたトイレ施設の管
理者へ電話又はその他の方法によって通報する。また大
便器エリア64内には人の存在を赤外線センサなどの検
知器で検知する方式を設け、所定時間以上の検知が継続
している場合には、その情報が管理部門の一つである情
報センター66のコンピュータへ送信され、この状況を
情報センター66から小便器2の設置されたトイレ施設
の管理者へ電話又はその他の方法によって通報する。こ
れによって、もしそこに人が倒れている場合には、救急
処置などの対応がとれる。67は防犯用監視カメラであ
り、人物の存在は判るが人物の判別は困難なように全体
にぼかし映像状態とし、トイレの利用状況を撮影して、
喧嘩などの異常状態の把握を行うものであり、その映像
が情報センター66のコンピュータへ送信され、喧嘩な
どの異常があれば、情報センター66から小便器2の設
置されたトイレ施設の管理者へ電話又はその他の方法に
よって通報する。また、情報センター66へは小便器の
利用(者)情報として小便器の利用者数情報や洗浄水の
使用水量情報等がライン80を通して読み出される。
管理情報や緊急情報の収集システムも備えている。即
ち、小便器2の設置されたトイレ施設内の大便器エリア
64における盗撮影や盗聴等の防止のための検知器65
を設けている。この場合の検知方式の一つとしては、盗
撮影や盗聴が行われているときの電界強度を検知器65
がキャッチして、その電界強度が一定時間以上所定値を
越えている場合には盗撮影や盗聴が行われていると電気
回路上で判定して、その盗撮影や盗聴情報が情報センタ
ー66のコンピュータへ自動送信され、この状況を情報
センター66から小便器2の設置されたトイレ施設の管
理者へ電話又はその他の方法によって通報する。また大
便器エリア64内には人の存在を赤外線センサなどの検
知器で検知する方式を設け、所定時間以上の検知が継続
している場合には、その情報が管理部門の一つである情
報センター66のコンピュータへ送信され、この状況を
情報センター66から小便器2の設置されたトイレ施設
の管理者へ電話又はその他の方法によって通報する。こ
れによって、もしそこに人が倒れている場合には、救急
処置などの対応がとれる。67は防犯用監視カメラであ
り、人物の存在は判るが人物の判別は困難なように全体
にぼかし映像状態とし、トイレの利用状況を撮影して、
喧嘩などの異常状態の把握を行うものであり、その映像
が情報センター66のコンピュータへ送信され、喧嘩な
どの異常があれば、情報センター66から小便器2の設
置されたトイレ施設の管理者へ電話又はその他の方法に
よって通報する。また、情報センター66へは小便器の
利用(者)情報として小便器の利用者数情報や洗浄水の
使用水量情報等がライン80を通して読み出される。
【0046】図11には、前述の洗浄剤の減少に係わる
情報、水洗便器装置の維持管理に係わる異常情報、セキ
ュリティ情報などの各種の情報を管理方式によって、各
管理部門として機能するショップ店69、本部68及び
情報センター66へ伝達する方式を採っている。ショッ
プ店69は、所定の限られた地域を管理する支部管理部
門であり、本部68は複数ショップ店69を統括する広
域の統括管理部門である。前述の洗浄剤の減少に係わる
情報及び又は水洗便器装置の異常情報等の水洗便器装置
の維持管理にかかる情報は、携帯情報端末(PDA)7
によって巡回サービス人が収集できると共に、Aで示す
ように、集中端末部8から有線の電話回線70(例えば
NTT電話回線)を通して1日1回所定時刻に情報をシ
ョップ店69のパソコン50と本部68のコンピュータ
へ自動送信するシステムとしている。ショップ店69で
はこの情報に基づき、通常は巡回サービス人が定期の巡
回サービスやメンテナンスを行うが、緊急を要する場合
には、パソコン50の判定によってショップ店69から
自動的に携帯電話ライン75(無線電話)を通してサー
ビス人の携帯電話74へ緊急自動通報される緊急自動通
報システムとなっている。また、洗浄剤の減少に係わる
情報、便器の維持管理に係わる異常情報は、Bで示すよ
うに、巡回サービス時に巡回サービス人が携帯電話71
によって集中端末部8から携帯電話ライン72(無線電
話)を通して情報をショップ店69のパソコン50へ送
信する。防犯情報や緊急情報なども、上記のように、洗
浄剤の減少に係わる情報及び又は便器の維持管理に係わ
る異常情報と同様に送信することもできる。巡回サービ
ス人は、携帯情報端末(PDA)7によって収集した情
報について、ショップ店の担当者と携帯電話73(無線
電話)で相談、連絡して、適切な対応をすることができ
る。前記パソコン50やコンピュータに記憶した情報を
水洗便器のサービス及び又はメンテナンスや管理に適し
た所定のフォーマットで表示又はプリントアウト可能と
し、またこの情報をサービスやメンテナンスを行う人や
巡回車のパソコンや携帯端末機器へ送信可能とすれば、
利用上効果がある。その場合のフォーマットの一例とし
ては、図6乃至図10に示すような表形式のフォーマッ
トがある。このように、ショップ店69や本部68で
は、その管理部門の形態に応じて情報の読み取り・加工
を行うことができ、それぞれの管理形態の特徴を活かし
てトイレ施設のサービス・メンテナンスを行うことがで
きる。
情報、水洗便器装置の維持管理に係わる異常情報、セキ
ュリティ情報などの各種の情報を管理方式によって、各
管理部門として機能するショップ店69、本部68及び
情報センター66へ伝達する方式を採っている。ショッ
プ店69は、所定の限られた地域を管理する支部管理部
門であり、本部68は複数ショップ店69を統括する広
域の統括管理部門である。前述の洗浄剤の減少に係わる
情報及び又は水洗便器装置の異常情報等の水洗便器装置
の維持管理にかかる情報は、携帯情報端末(PDA)7
によって巡回サービス人が収集できると共に、Aで示す
ように、集中端末部8から有線の電話回線70(例えば
NTT電話回線)を通して1日1回所定時刻に情報をシ
ョップ店69のパソコン50と本部68のコンピュータ
へ自動送信するシステムとしている。ショップ店69で
はこの情報に基づき、通常は巡回サービス人が定期の巡
回サービスやメンテナンスを行うが、緊急を要する場合
には、パソコン50の判定によってショップ店69から
自動的に携帯電話ライン75(無線電話)を通してサー
ビス人の携帯電話74へ緊急自動通報される緊急自動通
報システムとなっている。また、洗浄剤の減少に係わる
情報、便器の維持管理に係わる異常情報は、Bで示すよ
うに、巡回サービス時に巡回サービス人が携帯電話71
によって集中端末部8から携帯電話ライン72(無線電
話)を通して情報をショップ店69のパソコン50へ送
信する。防犯情報や緊急情報なども、上記のように、洗
浄剤の減少に係わる情報及び又は便器の維持管理に係わ
る異常情報と同様に送信することもできる。巡回サービ
ス人は、携帯情報端末(PDA)7によって収集した情
報について、ショップ店の担当者と携帯電話73(無線
電話)で相談、連絡して、適切な対応をすることができ
る。前記パソコン50やコンピュータに記憶した情報を
水洗便器のサービス及び又はメンテナンスや管理に適し
た所定のフォーマットで表示又はプリントアウト可能と
し、またこの情報をサービスやメンテナンスを行う人や
巡回車のパソコンや携帯端末機器へ送信可能とすれば、
利用上効果がある。その場合のフォーマットの一例とし
ては、図6乃至図10に示すような表形式のフォーマッ
トがある。このように、ショップ店69や本部68で
は、その管理部門の形態に応じて情報の読み取り・加工
を行うことができ、それぞれの管理形態の特徴を活かし
てトイレ施設のサービス・メンテナンスを行うことがで
きる。
【0047】本発明は、更に、サービス情報の一つであ
るバイタル情報として、小便器の利用者の体重、血圧、
尿中の糖等の医学的データを各便器毎にセンサで測定し
て、記憶部32に記憶して制御部の動作によって、これ
を文字情報表示部60又は映像表示部61に一定時間表
示するシステムを備えることもできる。
るバイタル情報として、小便器の利用者の体重、血圧、
尿中の糖等の医学的データを各便器毎にセンサで測定し
て、記憶部32に記憶して制御部の動作によって、これ
を文字情報表示部60又は映像表示部61に一定時間表
示するシステムを備えることもできる。
【0048】上記の各情報は、その連絡先事情も考慮し
て、情報の読み出しを所定時間毎にするか所定時刻毎に
するか、自動通報方式にするか管理者が任意に読み出す
方式にするか等、その情報管理状態に合わせて適切な方
法が選択される。
て、情報の読み出しを所定時間毎にするか所定時刻毎に
するか、自動通報方式にするか管理者が任意に読み出す
方式にするか等、その情報管理状態に合わせて適切な方
法が選択される。
【0049】上記のように、本出願は、水源からの供給
水を水洗便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する
自動洗浄装置において、前記水洗便器への洗浄水の供給
に基づいて前記水洗便器毎又は前記自動洗浄装置毎に得
られる情報を記憶するメモリと、前記メモリの情報を電
話回線又はその他の回線を通して収集し管理する管理部
門のコンピュータとを設けてなるトイレ施設の管理シス
テムを包含する。
水を水洗便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する
自動洗浄装置において、前記水洗便器への洗浄水の供給
に基づいて前記水洗便器毎又は前記自動洗浄装置毎に得
られる情報を記憶するメモリと、前記メモリの情報を電
話回線又はその他の回線を通して収集し管理する管理部
門のコンピュータとを設けてなるトイレ施設の管理シス
テムを包含する。
【0050】また、本出願は、給水源からの供給水を水
洗便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する自動洗
浄装置において、前記水洗便器毎又は前記自動洗浄装置
毎に得られる情報をメモリに記憶し、前記メモリの情報
を電話回線又はその他の回線を通して管理部門のコンピ
ュータへ収集して管理し、公告宣伝やニュースを表示手
段によって前記各水洗便器に対応して設けた表示部へ表
示させることを特徴とするトイレ施設の管理方法を包含
する。
洗便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する自動洗
浄装置において、前記水洗便器毎又は前記自動洗浄装置
毎に得られる情報をメモリに記憶し、前記メモリの情報
を電話回線又はその他の回線を通して管理部門のコンピ
ュータへ収集して管理し、公告宣伝やニュースを表示手
段によって前記各水洗便器に対応して設けた表示部へ表
示させることを特徴とするトイレ施設の管理方法を包含
する。
【0051】また本出願は、前記情報を、前記水洗便器
毎又は前記自動洗浄装置毎に得られるメンテナンス情報
とサービス情報としたトイレ施設の管理システムを包含
する。
毎又は前記自動洗浄装置毎に得られるメンテナンス情報
とサービス情報としたトイレ施設の管理システムを包含
する。
【0052】また本出願は、前記情報を、前記自動洗浄
装置毎又は前記自動洗浄装置毎に得られる洗浄水系情
報、電気系情報、洗浄水に溶解する洗浄剤情報及び前記
水洗便器利用情報の一つまたは複数としたトイレ施設の
管理システムを包含する。
装置毎又は前記自動洗浄装置毎に得られる洗浄水系情
報、電気系情報、洗浄水に溶解する洗浄剤情報及び前記
水洗便器利用情報の一つまたは複数としたトイレ施設の
管理システムを包含する。
【0053】また本出願は、前記情報を、前記自動洗浄
装置毎又は前記自動洗浄装置毎に得られるメンテナンス
情報とサービス情報としたトイレ施設の管理方法を包含
する。
装置毎又は前記自動洗浄装置毎に得られるメンテナンス
情報とサービス情報としたトイレ施設の管理方法を包含
する。
【0054】また本出願は、前記自動洗浄装置毎又は前
記自動洗浄装置毎に得られる洗浄水系情報、電気系情
報、洗浄水に溶解する洗浄剤情報及び前記水洗便器利用
情報の一つまたは複数としたトイレ施設の管理方法を包
含する。
記自動洗浄装置毎に得られる洗浄水系情報、電気系情
報、洗浄水に溶解する洗浄剤情報及び前記水洗便器利用
情報の一つまたは複数としたトイレ施設の管理方法を包
含する。
【0055】更に本出願は、給水源からの供給水を水洗
便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する自動洗浄
装置において、前記洗浄水の供給に伴って前記洗浄水に
溶出して前記水洗便器の汚れ防止又はその他の所期の作
用をする洗浄剤供給装置と、前記洗浄剤の減少を検出す
る検出手段と、前記便器のそれぞれの維持管理に係わる
異常情報を検出する検出手段と、前記検出に基づく洗浄
剤の減少に係わる情報及び又は前記便器の維持管理に係
わる異常情報を自動洗浄装置毎又は水洗便器毎の情報と
して記憶する記憶装置を設け、前記記憶装置に記憶され
た情報を、電話回線又は専用回線を介して前記自動洗浄
装置の設置場所から離れた地にある管理部門のコンピュ
ータ装置へ記憶し表示可能とした水洗便器管理装置を包
含する。
便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する自動洗浄
装置において、前記洗浄水の供給に伴って前記洗浄水に
溶出して前記水洗便器の汚れ防止又はその他の所期の作
用をする洗浄剤供給装置と、前記洗浄剤の減少を検出す
る検出手段と、前記便器のそれぞれの維持管理に係わる
異常情報を検出する検出手段と、前記検出に基づく洗浄
剤の減少に係わる情報及び又は前記便器の維持管理に係
わる異常情報を自動洗浄装置毎又は水洗便器毎の情報と
して記憶する記憶装置を設け、前記記憶装置に記憶され
た情報を、電話回線又は専用回線を介して前記自動洗浄
装置の設置場所から離れた地にある管理部門のコンピュ
ータ装置へ記憶し表示可能とした水洗便器管理装置を包
含する。
【0056】また本出願は、給水源からの供給水を水洗
便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する自動洗浄
装置において、前記洗浄水の供給に伴って前記洗浄水に
溶出して前記水洗便器の汚れ防止又はその他の所期の作
用をする洗浄剤供給装置と、前記洗浄剤の減少を検出す
る検出手段と、前記便器のそれぞれの維持管理に係わる
異常情報を検出する検出手段と、前記検出に基づく洗浄
剤の減少に係わる情報及び又は前記便器の維持管理に係
わる異常情報を便器毎又は前記自動洗浄装置毎の情報と
して記憶する記憶装置を設け、前記記憶装置に記憶され
た情報を、所定時刻毎若しくは所定時間毎に、又は前記
自動洗浄装置の設置場所から離れた地にある管理部門の
コンピュータ装置からの指令に基づき、電話回線又は専
用回線を介して前記管理部門のコンピュータ装置へ記憶
し、この記憶した情報を水洗便器のサービス及び又はメ
ンテナンスに供する所定のフォーマットで表示又はプリ
ントアウト可能としたことを特徴とする水洗便器管理方
法を包含する。
便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する自動洗浄
装置において、前記洗浄水の供給に伴って前記洗浄水に
溶出して前記水洗便器の汚れ防止又はその他の所期の作
用をする洗浄剤供給装置と、前記洗浄剤の減少を検出す
る検出手段と、前記便器のそれぞれの維持管理に係わる
異常情報を検出する検出手段と、前記検出に基づく洗浄
剤の減少に係わる情報及び又は前記便器の維持管理に係
わる異常情報を便器毎又は前記自動洗浄装置毎の情報と
して記憶する記憶装置を設け、前記記憶装置に記憶され
た情報を、所定時刻毎若しくは所定時間毎に、又は前記
自動洗浄装置の設置場所から離れた地にある管理部門の
コンピュータ装置からの指令に基づき、電話回線又は専
用回線を介して前記管理部門のコンピュータ装置へ記憶
し、この記憶した情報を水洗便器のサービス及び又はメ
ンテナンスに供する所定のフォーマットで表示又はプリ
ントアウト可能としたことを特徴とする水洗便器管理方
法を包含する。
【0057】また本出願は、給水源からの供給水を水洗
小便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する小便器
用自動洗浄装置において、前記洗浄水の供給に伴って前
記洗浄水に溶出して前記水洗小便器の汚れ防止又はその
他の所期の作用をする洗浄剤供給装置と、前記洗浄剤の
減少を検出する検出手段と、前記小便器のそれぞれの維
持管理に係わる異常情報を検出する検出手段と、前記小
便器を利用する人へサービス情報を提供する情報提供部
とを備え、前記検出に基づく洗浄剤の減少に係わる情報
及び又は前記便器の維持管理に係わる異常情報を、電話
回線又は専用回線を介して前記自動洗浄装置の設置場所
から離れた地にある管理部門のコンピュータ装置へ記憶
し表示可能とし、前記サービス情報を前記小便器毎に対
応して設けた表示部へ表示可能としたことを特徴とする
水洗便器管理方法を包含する。
小便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する小便器
用自動洗浄装置において、前記洗浄水の供給に伴って前
記洗浄水に溶出して前記水洗小便器の汚れ防止又はその
他の所期の作用をする洗浄剤供給装置と、前記洗浄剤の
減少を検出する検出手段と、前記小便器のそれぞれの維
持管理に係わる異常情報を検出する検出手段と、前記小
便器を利用する人へサービス情報を提供する情報提供部
とを備え、前記検出に基づく洗浄剤の減少に係わる情報
及び又は前記便器の維持管理に係わる異常情報を、電話
回線又は専用回線を介して前記自動洗浄装置の設置場所
から離れた地にある管理部門のコンピュータ装置へ記憶
し表示可能とし、前記サービス情報を前記小便器毎に対
応して設けた表示部へ表示可能としたことを特徴とする
水洗便器管理方法を包含する。
【0058】また本願は、給水源からの供給水を水洗小
便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する小便器用
自動洗浄装置を有し、前記自動洗浄装置又は前記小便器
毎に得られる情報をメモリに記憶し、前記メモリに記憶
した情報を、携帯読み取り装置による読み取りと、電話
回線及び携帯電話回線を通して読み取りとを可能とし、
複数の管理部門でのトイレ施設のサービス・メンテナン
スのための前記情報の記憶と利用を可能としたトイレ施
設の管理システム又はトイレ施設の管理方法を含む。
便器へ洗浄水として供給する給水経路を有する小便器用
自動洗浄装置を有し、前記自動洗浄装置又は前記小便器
毎に得られる情報をメモリに記憶し、前記メモリに記憶
した情報を、携帯読み取り装置による読み取りと、電話
回線及び携帯電話回線を通して読み取りとを可能とし、
複数の管理部門でのトイレ施設のサービス・メンテナン
スのための前記情報の記憶と利用を可能としたトイレ施
設の管理システム又はトイレ施設の管理方法を含む。
【0059】上記から明らかなように、従来は個別機器
管理であるため、小便器個々のトラブル解決を行うこと
のみであったので、トイレ施設環境に最も必要な基礎デ
ータが蓄積できず、科学的且つ合理的な一括メンテナン
ス方式ではない。これに対して、本発明は、機器内部の
センサ機能を活用し、そのデータを自動洗浄装置毎の情
報として蓄積し、機器の故障や水漏れなどの緊急時に
は、自動緊急通報を電話回線を通してサービス人へ伝
え、スピーディにサービス・メンテナンス処理ができる
システムの構築ができる。また、無線電話やPDA機器
によるデータ収集をし、これらのデータにより全国のト
イレ施設環境情報が、管理本部において集中管理でき、
この蓄積情報の分析によって、機器の故障時期や洗浄剤
の補充交換時期などの予測ができる予防メンテナンス方
式が採用できることになり、より的確に、スピーディに
サービス・メンテナンスが提供できる。これは非科学的
メンテナンスから非科学的メンテナンスへの転換が図れ
ることになり、トイレ施設の利用者への施設美化環境の
提供や情報サービスなどにより、満足度の向上が図れ、
トイレに対するイメージチェンジが図れる。
管理であるため、小便器個々のトラブル解決を行うこと
のみであったので、トイレ施設環境に最も必要な基礎デ
ータが蓄積できず、科学的且つ合理的な一括メンテナン
ス方式ではない。これに対して、本発明は、機器内部の
センサ機能を活用し、そのデータを自動洗浄装置毎の情
報として蓄積し、機器の故障や水漏れなどの緊急時に
は、自動緊急通報を電話回線を通してサービス人へ伝
え、スピーディにサービス・メンテナンス処理ができる
システムの構築ができる。また、無線電話やPDA機器
によるデータ収集をし、これらのデータにより全国のト
イレ施設環境情報が、管理本部において集中管理でき、
この蓄積情報の分析によって、機器の故障時期や洗浄剤
の補充交換時期などの予測ができる予防メンテナンス方
式が採用できることになり、より的確に、スピーディに
サービス・メンテナンスが提供できる。これは非科学的
メンテナンスから非科学的メンテナンスへの転換が図れ
ることになり、トイレ施設の利用者への施設美化環境の
提供や情報サービスなどにより、満足度の向上が図れ、
トイレに対するイメージチェンジが図れる。
【0060】
【発明の効果】上記のように、第1の発明は、前記情報
の収集は、これまで必要としていた経験者による情報収
集に代えて電話回線又は専用回線を介して収集でき、収
集した情報を所定の形式にしてコンピュータ画面に表示
させ、収集した情報の種類に応じて、洗浄剤の点検や補
充、各部の修理、点検等が把握でき、緊急状況に対して
スピーディな対応ができ、自動洗浄装置の的確な維持管
理が提供できる。これは機器部のセンサ機能を活用し、
そのデータを自動洗浄装置個々に蓄積し、機器の故障や
水漏れなどの緊急時には、自動緊急通報を回線を通して
サービス人へ伝え、スピーディにメンテナンス処理がで
きるシステムの構築ができる。また、収集したのデータ
により各地のトイレ施設環境情報が、管理部門において
集中管理でき、この蓄積情報の分析によって、機器の故
障時期や洗浄剤の補充交換時期などの予測ができる予防
メンテナンス方式が採用できることになり、より的確
に、スピーディにサービス・メンテナンスが提供でき
る。
の収集は、これまで必要としていた経験者による情報収
集に代えて電話回線又は専用回線を介して収集でき、収
集した情報を所定の形式にしてコンピュータ画面に表示
させ、収集した情報の種類に応じて、洗浄剤の点検や補
充、各部の修理、点検等が把握でき、緊急状況に対して
スピーディな対応ができ、自動洗浄装置の的確な維持管
理が提供できる。これは機器部のセンサ機能を活用し、
そのデータを自動洗浄装置個々に蓄積し、機器の故障や
水漏れなどの緊急時には、自動緊急通報を回線を通して
サービス人へ伝え、スピーディにメンテナンス処理がで
きるシステムの構築ができる。また、収集したのデータ
により各地のトイレ施設環境情報が、管理部門において
集中管理でき、この蓄積情報の分析によって、機器の故
障時期や洗浄剤の補充交換時期などの予測ができる予防
メンテナンス方式が採用できることになり、より的確
に、スピーディにサービス・メンテナンスが提供でき
る。
【0061】また、第2の発明は、第1の発明に加え
て、小便器の利用者へ通常情報や緊急情報等を必要に応
じて提供できるシステムとすることができ、高速道路に
付随して設けられたサービスエリアのトイレ施設などへ
の適用方式として効果ある。
て、小便器の利用者へ通常情報や緊急情報等を必要に応
じて提供できるシステムとすることができ、高速道路に
付随して設けられたサービスエリアのトイレ施設などへ
の適用方式として効果ある。
【0062】また、第3の発明は、小便器用自動洗浄装
置から得られる情報を、自動洗浄装置毎または小便器毎
に得られる洗浄水系情報、電気系情報、洗浄水に溶解す
る洗浄剤情報及び前記水洗便器利用情報の一つまたは複
数としたことにより、どの部分が故障か、洗浄剤の減少
状況はどの程度か等を的確に把握できる。
置から得られる情報を、自動洗浄装置毎または小便器毎
に得られる洗浄水系情報、電気系情報、洗浄水に溶解す
る洗浄剤情報及び前記水洗便器利用情報の一つまたは複
数としたことにより、どの部分が故障か、洗浄剤の減少
状況はどの程度か等を的確に把握できる。
【0063】また、第4の発明は、携帯読み取り装置に
よる読み取りと、電話回線及び携帯電話回線を通して読
み取りとを可能とし、複数の管理部門でのトイレ施設の
サービス・メンテナンスのための前記情報の記憶と利用
を可能としたことにより、管理部門の形態に応じて情報
の読み取り・加工を行うことができ、それぞれの管理形
態の特徴を活かしてトイレ施設のサービス・メンテナン
スを行うことができる。
よる読み取りと、電話回線及び携帯電話回線を通して読
み取りとを可能とし、複数の管理部門でのトイレ施設の
サービス・メンテナンスのための前記情報の記憶と利用
を可能としたことにより、管理部門の形態に応じて情報
の読み取り・加工を行うことができ、それぞれの管理形
態の特徴を活かしてトイレ施設のサービス・メンテナン
スを行うことができる。
【図1】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す全体の概要図である。
施形態を示す全体の概要図である。
【図2】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す水洗便器装置の構成図である。
施形態を示す水洗便器装置の構成図である。
【図3】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示すトイレ小便器用自動洗浄装置の制御構成図
である。
施形態を示すトイレ小便器用自動洗浄装置の制御構成図
である。
【図4】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す洗浄剤収納装置の断面図である。
施形態を示す洗浄剤収納装置の断面図である。
【図5】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す携帯読み取り装置の電源OFFのときの表
示画面を表す図である。
施形態を示す携帯読み取り装置の電源OFFのときの表
示画面を表す図である。
【図6】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す携帯読み取り装置の初期画面を表す図であ
る。
施形態を示す携帯読み取り装置の初期画面を表す図であ
る。
【図7】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す携帯読み取り装置の自動洗浄現在情報収集
中の画面を表す図である。
施形態を示す携帯読み取り装置の自動洗浄現在情報収集
中の画面を表す図である。
【図8】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す携帯読み取り装置の便器番号001の自動
洗浄現在情報表示画面を表す図である。
施形態を示す携帯読み取り装置の便器番号001の自動
洗浄現在情報表示画面を表す図である。
【図9】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の実
施形態を示す携帯読み取り装置の各便器番号毎の自動洗
浄情報表示画面を表す図である。
施形態を示す携帯読み取り装置の各便器番号毎の自動洗
浄情報表示画面を表す図である。
【図10】本発明のトイレ施設の管理システムの第1の
実施形態を示す携帯読み取り装置の各便器番号毎のメン
テナンス情報表示画面を表す図である。
実施形態を示す携帯読み取り装置の各便器番号毎のメン
テナンス情報表示画面を表す図である。
【図11】本発明のトイレ施設の管理システムの具体的
な実施形態を示す全体の概要図である。
な実施形態を示す全体の概要図である。
1……トイレ施設の水洗便器管理システム 2……便器 3……給水源 5……給水経路 6……トイレ小便器用自動洗浄装置 7……携帯読み取り装置 8……集中管理装置 11…流量検出装置 12…電磁弁 13…洗浄剤タンク 14…制御部 19…検知器 20…利用者検知センサ 22…洗浄剤 26…磁石体 27…洗浄剤検知センサ 29…漏水検知センサ 31…中央処理装置 32…メモリ 33…通信部 50…マイクロコンピュータ 60…文字情報表示部 61…映像表示部 62…スピーカ部 66…情報提供部(情報センター)
Claims (4)
- 【請求項1】 給水経路からの洗浄水を自動洗浄装置に
よって小便器へ供給する水洗便器装置を複数設けたトイ
レ施設において、前記自動洗浄装置毎又は小便器毎に得
られる情報をメモリに記憶し、前記メモリの情報を電話
回線又はその他の回線を通して定時に又は随時に管理部
門のコンピュータへ収集し、この収集した情報を前記自
動洗浄装置の所定部分の状態が目視判読可能な形態で表
示部に表示可能とし、前記収集した情報のうち緊急を要
するものは前記コンピュータから緊急自動通報ラインを
通して所定の人又は部署へ自動的に通報することを特徴
とするトイレ施設の管理システム。 - 【請求項2】 給水経路からの洗浄水を自動洗浄装置に
よって小便器へ供給する水洗便器装置を複数設けたトイ
レ施設において、前記自動洗浄装置毎又は小便器毎に得
られる情報をメモリに記憶し、前記メモリの情報を電話
回線又はその他の回線を通して管理部門のコンピュータ
へ収集し、この収集した情報の種類を前記自動洗浄装置
毎又は小便器毎に区分して目視判読可能な形態で表示部
に表示し、前記各小便器に対応して設けた表示部へ公告
宣伝やニュース等を表示手段によって表示させることを
特徴とするトイレ施設の管理システム。 - 【請求項3】 前記情報を、前記自動洗浄装置毎又は前
記小便器毎に得られる洗浄水系情報、電気系情報、洗浄
水に溶解する洗浄剤情報及び前記水洗便器利用情報の一
つまたは複数とした請求項1又は2に記載のトイレ施設
の管理システム。 - 【請求項4】 給水経路からの洗浄水を自動洗浄装置に
よって小便器へ供給する水洗便器装置を複数設けたトイ
レ施設において、前記自動洗浄装置毎又は小便器毎に得
られる情報をメモリに記憶する手段と、前記メモリの情
報を電話回線又はその他の回線を通して定時又は随時に
支部管理部門と統括管理部門のそれぞれのコンピュータ
へ収集可能な手段と、前記メモリの情報を携帯読み取り
装置によって読み取り可能な手段と、この携帯読み取り
装置によって読み取った情報を分類して目視判読可能な
形態で表示部に表示可能な手段と、前記支部管理部門で
収集した情報のうち緊急を要するものは前記コンピュー
タから緊急自動通報ラインを通してサービス人又はサー
ビス部署等の所定の人又は部署へ自動的に通報可能な手
段と、前記統括管理部門に収集した情報を蓄積し必要な
分析を付加して前記支部管理部門へ提供可能な手段を設
けて収集した情報に基づいてサービス・メンテナンスを
行うトイレ施設の管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205211A JP2002021163A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | トイレ施設の管理システム及びトイレ施設の管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205211A JP2002021163A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | トイレ施設の管理システム及びトイレ施設の管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002021163A true JP2002021163A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18702339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000205211A Pending JP2002021163A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | トイレ施設の管理システム及びトイレ施設の管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002021163A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100881596B1 (ko) | 2008-08-26 | 2009-02-04 | (주)아이리녹스 | 화장실의 상태를 관리하기 위한 방법 및 시스템 |
WO2014178412A1 (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-06 | 株式会社Nttファシリティーズ | トイレシステム |
KR101471013B1 (ko) * | 2013-02-04 | 2014-12-09 | 강옥수 | 소변기용 수전매몰함 |
KR20160000890U (ko) * | 2014-09-05 | 2016-03-15 | 삼성중공업 주식회사 | 변기 커버 |
JP2017031623A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 株式会社木村技研 | トイレシステム |
JP2017145650A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | 共立製薬株式会社 | 小便器利用位置誘導装置、小便器利用状況管理システム、小便器利用状況管理方法およびコンピュータプログラム |
CN112106083A (zh) * | 2018-05-31 | 2020-12-18 | 金伯利-克拉克环球有限公司 | 洗手间维护自动化系统 |
JP2021035408A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | Toto株式会社 | 小便器 |
CN113230063A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-08-10 | 上海弈东医疗科技有限公司 | 一种大小便感应识别处理系统 |
JP2021129956A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | Toto株式会社 | トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム |
JP2021129954A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | Toto株式会社 | トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム |
-
2000
- 2000-07-06 JP JP2000205211A patent/JP2002021163A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100881596B1 (ko) | 2008-08-26 | 2009-02-04 | (주)아이리녹스 | 화장실의 상태를 관리하기 위한 방법 및 시스템 |
KR101471013B1 (ko) * | 2013-02-04 | 2014-12-09 | 강옥수 | 소변기용 수전매몰함 |
CN105189879B (zh) * | 2013-04-30 | 2017-05-10 | 株式会社Ntt设施 | 卫生间系统 |
JP2014214594A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 株式会社Nttファシリティーズ | トイレシステム |
CN105189879A (zh) * | 2013-04-30 | 2015-12-23 | 株式会社Ntt设施 | 卫生间系统 |
WO2014178412A1 (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-06 | 株式会社Nttファシリティーズ | トイレシステム |
KR20160000890U (ko) * | 2014-09-05 | 2016-03-15 | 삼성중공업 주식회사 | 변기 커버 |
KR200481722Y1 (ko) * | 2014-09-05 | 2016-11-04 | 삼성중공업 주식회사 | 변기 커버 |
JP2017031623A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 株式会社木村技研 | トイレシステム |
JP2017145650A (ja) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | 共立製薬株式会社 | 小便器利用位置誘導装置、小便器利用状況管理システム、小便器利用状況管理方法およびコンピュータプログラム |
CN112106083A (zh) * | 2018-05-31 | 2020-12-18 | 金伯利-克拉克环球有限公司 | 洗手间维护自动化系统 |
US12099951B2 (en) | 2018-05-31 | 2024-09-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Management of washroom components |
JP2021035408A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | Toto株式会社 | 小便器 |
JP7269536B2 (ja) | 2019-08-30 | 2023-05-09 | Toto株式会社 | 小便器 |
JP2021129956A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | Toto株式会社 | トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム |
JP2021129954A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | Toto株式会社 | トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム |
CN113230063A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-08-10 | 上海弈东医疗科技有限公司 | 一种大小便感应识别处理系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11473284B2 (en) | Intelligent, data gathering and communicating portable restrooms | |
US8970391B2 (en) | Toilet management systems, methods, and techniques | |
US6975231B2 (en) | Systems and methods for improving hand hygiene compliance | |
US20150177917A1 (en) | Toilet management systems, methods, and techniques | |
KR101889913B1 (ko) | 스마트 화장실 관리서버 | |
US10430737B2 (en) | Restroom convenience center | |
CN102598073B (zh) | 用于激发和/或督促人洗手的系统和方法 | |
US10376109B2 (en) | Paper product dispenser | |
JP2002021163A (ja) | トイレ施設の管理システム及びトイレ施設の管理方法 | |
US12062000B2 (en) | Information providing apparatus and information providing program | |
WO2019020977A1 (en) | INTEGRATED HAND WASH SYSTEM | |
JP6363332B2 (ja) | 洗面所 | |
KR20150127426A (ko) | 사물지능통신을 이용한 공중화장실 관리장치 | |
JP2018062776A (ja) | トイレ管理サーバ、トイレ管理システムおよびコンピュータプログラム | |
JP6258910B2 (ja) | 個室管理システム | |
EP3267378A1 (en) | Distributed system for resource management for hand hygiene units | |
JP2002021162A (ja) | 水洗小便器の管理システム及び水洗小便器の管理方法 | |
JP6827010B2 (ja) | 洗面システム及びそれを用いた広告提供システム | |
CN114753757A (zh) | 用于卫生间控制的方法及装置、终端设备 | |
JP2004113531A (ja) | 簡易公衆トイレの管理システム及び管理方法 | |
CN213025158U (zh) | 一种带有厕位指示功能的广告牌 | |
US20240153622A1 (en) | Management apparatus, management system, terminal device, and non-transitory computer-readable storage medium storing management program for managing work on lavatory equipment | |
US20240152839A1 (en) | Management apparatus, management system, terminal device, and non-transitory computer-readable storage medium storing management program for managing work on lavatory equipment | |
JP7482389B2 (ja) | トイレ管理方法、トイレ管理システム、トイレ管理装置、及びトイレ管理プログラム | |
CN220651285U (zh) | 基于物联网设备的卫生间管理平台装置 |