JP7480640B2 - 形材成形用押出しダイス - Google Patents

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Description

本発明は、熱可塑性材料であるアルムニウム合金等を製品用の形材として押出し成形する形材成形用押出しダイスに関する。
一般にアルミニウム合金等は、熱伝導性が高く、かつ、加工性に優れており、断面形状の自由度も高く期待できる等、様々な形状を得ることができることから押出し加工に適している。そのため、この押出し加工は現在では広く採用されている。
例えば、アルミニウム合金の押出し加工により、幅方向に多数の穴が連続する扁平状多穴管、長尺の製品用の形材やパイプ部材等が成形されており、あるいは、表面にラック状や波形状等、凹凸形状の模様を成形することも行われている。
従来、長尺材の表面に模様を成形する技術として、塑性変形可能なメタルのプレス加工装置および方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された技術では、図27に示すように、固定ダイ110に、塑性変形可能なメタル115を導入するためのメタル導入用の凹所110Aと、それに続く開口111が形成されると共に、メタル115の流れをガイドする支持面118が形成されている。
また、固定ダイ110の開口111に近い位置に形成された第2開口117には、支持面118に沿って押し出されてくるメタル115の一表面にラックを形成するための歯車119が配設されおり、矢印Aに示すように、この歯車119が押し出されてくるメタル115に連れて回転しながら、そのメタル115の表面に歯車119の歯部121によりラックを形成するようになっている。
なお、この支持面118は、一般的には、メタル115の製品としての形状を決定するベアリング部に相当する部位である。
また、特許文献1における支持面118の下流側端部は、歯車の頂部と略対向する位置までの長さとなっており、支持面118の下流側の長さが短い。そして、支持面118の下流側端部が終端部となっており、その終端部に外側に広がる逃げ部が連続して形成されている。
特表2003-522647号公報
しかし、上記特許文献1に開示された技術では、所定幅でかつ所定長さの製品としてのメタル115を形成するには、一つの工程で1個しかできず、生産効率が悪い、という問題がある。
そのため、メタル115が多量に必要な場合に充分に対応することができない。
そこで、メタルのプレス加工装置を複数設置しておいてそれぞれを稼動させることで、メタル115が多量に必要な場合に対応できるが、費用が嵩む等の不具合が多く、実現し難い。
上記問題点を解決するために、本発明では、熱可塑性部材を製品用の形材として効率よく生産でき、生産性の向上を図れるようになる形材成形用押出しダイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の形材成形用押出しダイスは、素材供給装置から連続して押出されるメタルを製品用の形材として成形する形材成形用押出しダイスであって、熱可塑性部材のメタルを導入する上型ダイと、この上型ダイを支持する下型ダイと、を備えて構成し、
前記上型ダイの下面が前記下型ダイの上面に嵌合すると共に、両者が位置決めされ、前記上型ダイに、前記メタルを前記製品用の形材の形状に成形するベアリング部を複数設け、前記製品用の形材の表面に模様を成形する回転自在な1個の模様成形具を、前記下型ダイに前記メタルの押出し方向と直交する方向に沿って設け、
前記複数のベアリング部を、前記模様成形具の長手方向に沿いかつ間隔をおいて形成された第1のベアリング部および第2のベアリング部の複数で構成し、前記上型ダイに、当該上型ダイに導入された前記メタルを前記第1ベアリング部および第2ベアリング部に分流するベアリング部用中央分流部を設け、
前記下型ダイには模様成形具配置空間が形成され、前記成形具は当該成形具の両軸端を回転自在に支持する成形具取付け部材にて前記模様成形具配置空間内に設置されてなることを特徴とする。
本発明の形材成形用押出しダイスによれば、熱可塑性部材が、上型ダイに設けられた複数のベアリング部に押出されたとき、複数の製品用の形材が同時に成形される。その結果、熱可塑性部材を製品用の形材として効率よく生産でき、生産性の向上を図ることができる。
本発明に係る第1の形材成形用押出しダイスの第1実施形態を示す全体縦断面斜視図である。 前記第1実施形態の形材成形用押出しダイスを構成する下型ダイに上形ダイを組み込んだ状態を示す平面図である。 前記第1実施形態の製品用の形材形成用押出しダイスを構成する上型ダイにおける図2のIII-III線に沿った下面(裏面)を示す平面図である。 前記第1実施形態の模様成形具近傍の詳細を示す部分拡大断面図である。 図2におけるV矢視で模様成形具と2つのベアリング部との関連を示す平面における模式図である。 図4におけるVI-VI 線に沿った縦断面図を表し、2つのベアリング部の断面形状を示す平面図である。 前記第1実施形態の形材成形用押出しダイスにより形成された2枚の製品用の形材を表し、図7(A)は各製品用の形材の全体斜視図、図7(B)は図7(A)のB-B線に沿った拡大縦断面図である。 前記第1実施形態の2枚の製品用の形材と模様成形具との位置関係を示す模式図である。 前記第1実施形態の下型ダイを示す全体平面図である。 前記第1実施形態の下型ダイに模様成形具および成形具取付け部材を配設した状態を示す全体平面図である。 図10のXI-XI線に沿った縦断面の斜視図である。 図11の状態から模様成形具と模様成形具取付け部材とを取り出した状態を示す斜視図である。 図12の状態から上側のブロック部材を取外した状態を示す斜視図である。 前記第1実施形態の模様成形具位置調整機構を表し、模様成形具が製品用の形材に最大限喰い込んだ状態を示す平面図である。 前記第1実施形態の模様成形具位置調整機構を表し、模様成形具が製品用の形材にわずかに喰い込んだ状態を示す平面図である。 図15におけるXVI-XVI 線に沿った縦断面図である。 前記第1実施形態の模様成形具と2つのベアリング部(製品用の形材)との関連を示し、製品用の形材の板幅が異なる場合の平面模式図である。 本発明の形材成形用押出しダイスの第2実施形態の製品用の形材と模様成形具との位置関係を示す模式図である。 前記第2実施形態の下型ダイを示す全体平面図である。 図18におけるXX-XX 線に沿った縦断面図である。 前記第2実施形態における模様成形具用中央分流部と分流部支持部と2個の模様成形具との位置関係を示す縦断面斜視図である。 本発明の形材成形用押出しダイスの第3実施形態の形材と模様成形具との位置関係を示す模式図である。 前記第3実施形態の下型ダイを示す全体平面図である。 前記第3実施形態の1枚の製品用の形材と模様成形具との位置関係を示す模式図である。 前記第1実施形態における成形具と2枚の製品用の形材との各組み合わせの例を示し、(A)~(C)の3通りの組み合わせ例を示す平面模式図である。 前記第2実施形態における成形具と2枚の製品用の形材との各組み合わせの例を示し、(A)~(D)の4通りの組み合わせ例を示す平面模式図である。 従来の塑性変形可能なメタルのプレス加工装置を示す部分断面詳細図である。
以下に、図1~17に基づいて本発明の形材成形用押出しダイスの第1実施形態を説明する。
[本発明の全体説明]
第1実施形態の形材成形用押出しダイス(以下、単に押出しダイスという)1は、素材供給装置としてのメタル供給装置100から連続して押出されるアルミニウム合金(熱可塑性部材)等のメタルMを、一工程で同時に2個の製品用の形材、つまり、第1、第2の製品用の形材(以下、単に形材と言う)50,51の2個の形材を成形する装置である。
上記メタルMは、メタル供給装置100内で、例えば、粘土状の柔らかさにされ、かつその状態が維持されるようになっている。
第1実施形態では、上記上型ダイ10に、それぞれ、第1、第2の形材50,51を形成する2つのベアリング部10B,10Cが設けられている。そして、これらのベアリング部10B,10CのそれぞれにメタルMが押し出されると共に、その途中において、メタルMに1個の歯車状の滑り止め模様成形具(以下、単に成形具という)30により滑り止め模様Dが形成されて、図1,7等に示すように、各形材50,51の2枚が1工程で同時に押出し成形されるような構成となっている。
まず、図1,7,8を参照にして、上記第1,2の形材50,51を説明する。
図7に示すように、第1の形材51は幅寸法がW1、第の2形材52は幅寸法がW2となっており、それぞれの長さ寸法がLとなっている。そして、厚さ寸法がtとなっている。また、各形材50,51が成形される際は、当該形材50,51間の隙間の寸法がW3となっている。
ここで、寸法W3は、後述するベアリング部用中央分流部10Dの幅寸法である。
第1,2の形材50,51のそれぞれの表面部50A,51Aには、その全面部にわたって、例えば、滑り止め模様50Dが設けられている。
すなわち、滑り止め模様50Dは、長手方向および幅方向のそれぞれに一定間隔をおいて連続配置された四角形の凹凸状模様により形成されている。
この四角形の凹凸状模様は、四角形模様部50Aaが凹んだ状態、つまり、凹部となっており、また、隣り合う四角形模様部50Aa同士の隙間部50Abが、四角形模様部50Aaに対してが浮き上がった状態、つまり、凸部となっている。そして、このような連続する凹凸状の模様により上記滑り止め模様50Dが形成されている。
なお、隙間部50Abの高さは、上記表面部50Aの表面高さである。
図8には、第1,2の形材50,51の各表面部50A,51Aに上記滑り止め模様50Dを形成するための模様成形具(以下、単に成形具という)30との関係が模式的に示されている。
成形具30は、軸部30Bに装着された丸パイプ状の本体部30Aを備えて構成されており、この本体部30Aの外周面が模様成形部30Cとされ、この模様成形部30Cに滑り止め模様成形部30Dが設けられている。そして、この滑り止め模様成形部30Dが、上記形材50,51の表面部50Aに形成された凹凸状の滑り止め模様50Dに対応している。
また、軸部30Bの両端は、高温用軸受36(図11参照)を介して成形具取付け部材32(図9参照)に回転自在に取付けられており、これらの高温用軸受36および成形具取付け部材32は、下型ダイ20に設けられている。
ここで、成形具30の滑り止め模様成形部30Dの凹凸状模様は、上記表面部50A,51Aの滑り止め模様50Dの凹凸状模様と、凹凸部が逆となっている。
すなわち、形材50,51の表面部50Aの滑り止め模様50Dでは、四角形模様部50Aaが凹部となっており、隣り合う四角形模様部同士の隙間部50Abが凸部となっているのに対して、模様成形具30の滑り止め模様成形部30Dでは、四角形模様成形部30Abが凸部となっており、隣り合う四角形模様成形部30Ab同士の隙間部30Aaが凹部となっている。
なお、図8では、第1,2の形材50,51が矢印Aで示すように、略水平方向に移動するようになっているが、実際には、図1等に示すように、メタル供給装置100から供給されたメタルMが上型ダイ10を経由して下型ダイ20側に送られるように、上方から下方に移動するようになっている。
また、この成形具30の滑り止め模様成形部30Dの詳細については、後で詳細に説明する。
[押出しダイスの全体構成]
次に、第1,2の形材50,51を製造する前記押出しダイス1の詳細を説明する。
押出しダイス1は、図1,2等に示すように、前記メタル供給装置100から押出し供給されるメタルMを導入する上型ダイ10と、この上型ダイ10を支持する下型ダイ20とを備えて構成されている。
上型ダイ10と下型ダイ20とは、図2等に示すように、それぞれ略円柱状部材で形成されており、本実施形態では、下型ダイ20に対して上型ダイ10が小径に形成されている。そして、上型ダイ10は、メタル供給装置100にも保持された状態となっている。
なお、上型ダイ10と下型ダイ20とは、例えば、下型ダイ20の表面から差し込んで固定された連結ピン40に、上型ダイ10の下面に形成されたピン孔10a(図3参照)を挿入させることで連結されている。
まず、上型ダイ10の構成について説明する。
上型ダイ10には、図1~4に示すように、メタル供給装置100から押出されるメタルMの導入をガイドするメタル導入口10Aが形成されている。
上型ダイ10の上面には、所定深さの凹部に形成されると共にメタルMを受けるメタル受部10Uが形成されており、このメタル受部10Uの略中央部に上記メタル導入口10Aが設けられている。このメタル導入口10Aは、メタル受部10Uの上端部から上型ダイ10の下端部近傍まで連続する略直方体状の形状となっている。
上型ダイ10の下面および当該下面と対応する下型ダイ20の上面とは、前記成形具30の配置と、前記2つのベアリング部10B,10Cの位置との関係から段差形状となっている。
すなわち、上型ダイ10の下面は、図1、図3に示すように、成形具30の上方に位置する第1下面部10Eと、メタル導入口10Aを挟んで成形具30の反対側に位置する第2下面部10Fと、第1下面部10Eおよび第2下面10Eの両側に位置している第3下面部10Hとで形成されている。
ここで、上型ダイ10の第1下面部10Eと第2下面部10Fとの段差間寸法は、両者10E,10Fの差の間に上記成形具30を収容できる程度の寸法となっている。
第1下面部10Eと第2下面部10Fとを有する上型ダイ10は、図3に示すように、径方向の中央部に位置する所定幅Wの部位が段差部を形成する部位となっており、これらの部位の両側に、平面半月形状の上記第3下面部10Hを有する部位が設けられている。
第3下面部10Hは、次に述べる下型ダイ20の第4上面部20H(図8参照)に対応しており、第1下面部10Eより所定寸法高い高さ位置となっている。
なお、図1,4に示すように、メタル導入口10Aの下端面部10Aaの高さ位置は、第1下面部10Eの高さより所定寸法高い高さ位置となっている。
図4に詳細を示すように、前記メタル導入口10Aの下端面部10Aaは、上型ダイ10に形成されると共に、メタルMを第1,2の形材50,51の断面外形形状に成形する前記ベアリング部10B,10Cに連通している。
すなわち、ベアリング部10B,10Cは、上型ダイ10の前記第1下面部10Eに形成されている突起部10Eaと、上型ダイ10の第2下面部10F側における上型ダイ10の一側面と、上記突起部10Eaとの間に形成された所定寸法の隙間tにより形成されている。そして、この隙間tは、形材50,51の各表面部50A,51Aの厚さ寸法tである。
ここで、上記突起部10Eaは、第1下面部10Eの一部が成形具30側に向かって下方に突出した嘴状の形状となっており、成形具30の外周面の垂直方向の頂点から水平方向の中心近傍まで覆えるような形状となっている。
図6には、第1,第2ベアリング部10B,10Cの形状が示されている。
各ベアリング部10B,10Cは、前述のように、第1,2の形材50,51の断面の外形を形成するようになっている。
すなわち、第1ベアリング部10Bは、図6の直交方向の長さ寸法と、第1の形材50の表面部50Aの幅に該当する幅寸法W1にとに形成され、第2ベアリング部10Cは、上記長さ寸法と、第2の形材51の表面部51Aの幅に該当する幅寸法W2とに形成されており、各ベアリング部10B,10Cの厚さ寸法tは、各形材50,51の厚さに該当する寸法tとされ、それぞれ断面略長方形状に形成されている。
なお、第1,2の形材50,51の間の隙間W3は、後述するベアリング部用中央分流部10Dであり、また、寸法mは、各ベアリング部10B,10Cとガイド用逃げ部10Faとの隙間である。
また、図4に示すように、上型ダイ10において、第1,2ベアリング部10B,10Cの下方には、これらのベアリング部10B,10Cに連続するガイド用逃げ部10Faが形成されている。このガイド用逃げ部10Faは、各形材50,51の裏面に対応しており、押出される形材50,51の裏面との間の所定の隙間mで形成されている。
この隙間mを設けることにより、押出される形材50,51の表面に成形具30により滑り止め模様50Dを成形する際の、各形材50,51に対する押圧力を逃がしながら送り出すことができるので、スムーズな第1、第2の形材50,51の形成が可能となる。
なお、各形材50,51の幅寸法W1,W2、厚さ寸法t、および長さ等は、例えば、各形材50,51を床材として使用する場所に応じて適宜設定されるようになっている。
次に、図9、図10に基づいて下型ダイ20の構成を説明する。
下型ダイ20は、前述のように、略円柱状部材で形成されている。下型ダイ20の平面の略中央部近傍には、前記成形具30を配置するための模様成形具配置空間20Aが形成されており、この模様成形具配置空間20Aは、略長方形形状の貫通穴となっている。
また、この模様成形具配置空間20Aの長手方向の両隣部には、後述する一対の成形具取付部材32,32を設置するための設置用穴20B,20Bがそれぞれ形成されている。
下型ダイ20の上面は、成形具配置空間20Aに臨む一方側の第1上面部20Eおよび他方側の第2上面部20Fと、第2上面部20Fの外周側に位置している第3上面部20Gと、これら各上面部20E,20F,20Gの両側に位置している第4上面部20Hの、それぞれ高さ位置の異なる4箇所の上面部で形成されている。
各上面部20E,20F,20Gは、それぞれ高さ位置は異なるが、図9、図10に示すように、下型ダイ20の中心を挟んで左右に等しい距離に広がった幅寸法W1に形成されている。そして、この幅寸法W1は、前記成形具配置空間20Aの長さ寸法と略等しい寸法となっており、この幅寸法W1の間が、前記上型第10の下面の段差部に対応している。
また、成形具配置空間20Aの長さは、対向する取付部材設置用穴20B,20Bの対向面同士の距離と等しい寸法に設定されている。
なお、幅寸法W1は、前記上型ダイ10の段差部の幅寸法Wよりわずかに小さな寸法に設定されており、上型ダイ10の下面が下型ダイ20の上面に嵌合し、これにより、両者が位置決めされるようになっている。
図1、図11に示すように、第1上面部20Eの高さ位置に対して第2上面部20Fの高さ位置は、成形具30の半径寸法ほどの寸法で低い高さにあり、第3上面部20Gの高さ位置は第1上面部20Eの高さ位置と略同じとなっている。
また、第1上面部20Eおよび第3上面部20Gの高さは、第4上面部20Hの高さよりわずかに低くなっている。これに対して、前記上型ダイ10においては、第1下面部10Eと第2下面部10Fとが、第3上面部10Hよりわずかに突出した形状となっている。
そして、上型ダイ10におけるこの突出寸法は、下型ダイ20における第3上面部20G等の高さと、第4上面部20Hの高さとの差と略等しい寸法となっている。
従って、上型ダイ10と下型ダイ20とを連結する際、上型ダイ10の第1下面部10Eと第2下面部10Fとを、下型ダイ20の第1上面部20Eおよび第3上面部20Gに嵌め込むようにして載置すれば両者10,20を連結することができるようになっている。
つまり、上型ダイ10における第1下面部10E等と、下型ダイ20における第1上面部20E等とは、上型ダイ10と下型ダイ20との連結時の位置決め用ともなっている。
また、下型ダイ20の各上面部20E,20F,20G,20Hの外周寄りには、それぞれ1か所に上型ダイ10との連結用の連結ピン40(図1参照)を埋め込むためのピン孔20aがあけられ、これらのピン孔20aに上記連結ピン40が埋め込まれて固定されている。そして、この連結ピン40を上型ダイ10の第1下面10E等にあけられた連結用のピン孔10a(図3参照)に挿通させることで、上型ダイ10と下型ダイ20とが連結されることになる。
なお、図9に仮想線で示す部位は上型ダイ10である。
図10には、下型ダイ20の成形具配置空間20Aと成形具取付部材設置用穴(以下、単に部材設置用穴という)20B,20Bとのそれぞれに、前記成形具30と成形具取付部材32とを配置した状態が示されている。
成形具30は、成形具配置空間20Aに臨む下型ダイ20の第1上面部20E寄りに配置されている。また、前記一対の部材設置用穴20B,20Bは、成形具配置空間20Aの長手方向の両端部に形成されており、長手方向と直交する方向に長さの長い部位を有する略T字状形状とされ、かつ所定深さに形成されている。
前記部材設置用穴20B,20Bには、それぞれ成形具取付部材32,32が挿入されるようっており、これらの成形具取付部材32,32は、図11等に示すように、上下一対の上側取付けブロック32Aと下側取付けブロック32Bとで構成されている。
なお、これらの上側取付けブロック32A、下側取付けブロック32Bの詳細は後述する。
また、図9、図10に示すように、下型ダイ20の外周一部には、各部材設置用穴20Bの延長上の位置にそれぞれ平面壁部20Cが形成されている。これらの平面壁部20Cは、上記部材設置用穴20Bの長手方向一方側端部の面、つまり、成形具配置空間20Aの長手方向と平行になっている。
そして、これらの平面壁部20Cと部材設置用穴20Bの一側面部との間にはネジ孔20Dが切られ、このネジ孔20Dに、後述する成形具位置調整機構38を構成する位置調整用ボルト35(図10等参照)が螺合されるようになっている。
このネジ孔20Dは、図12等にも示すように、上側取付けブロック32Aと下側取付けブロック32Bとのそれぞれに対応して設けられている。
上型ダイ10の2つのベアリング部10B,10Cを経由した第1、第2の形材(滑り止め模様成形前の状態)50,51には、その表面部50A,51Aに、前述したように、下型ダイ20に配設されている成形具30によって滑り止め模様50Dが成形されるようになっており、これにより、製品用としての第1、第2の形材50,51が形成される。
[成形具の構成]
前記成形具30は、上型ダイ10側から押出されてくる第1,2の形材50,51を間にしてガイド用逃げ部10Faの反対側に配設されている。
図10等に示すように、成形具30は、略丸パイプ状に形成されると共に軸部30Bに装着された本体部30Aを備えている。そして、本体部30Aの外周面が模様成形部30Cとなっており、この模様成形部30Cに、前記各形材50,51の表面部50Aの凹凸状の滑り止め模様50Dに対応する滑り止め模様成形部30Dが形成されている。
また、軸部30Bの両端は、高温用軸受36(図12参照)を介して前記成形具取付け部材32に支持されている。
ここで、成形具30の滑り止め模様成形部30Dの凹凸状模様は、前記表面部50Aの滑り止め模様50Dの凹凸状模様と、凹凸部が逆となっている。
すなわち、表面部50Aの滑り止め模様50Dでは四角形模様部50Aaが凹部となっており、隣り合う四角形模様部50Ab同士間の隙間が凸部となっているのに対して、成形具30の滑り止め模様成形部30Dでは、四角形模様成形部30Aaが凸部となっており、隣り合う四角形模様成形部30Aa同士間の隙間部30Abが凹凸部となっている。
そのため、表面部50Aに滑り止め模様成形部30Dが押し当てられたとき、四角形模様成形部30Aaが表面部50Aに喰い込むので、表面部50Aに凹んだ状態の四角形模様部50Aaが形成されることになる。
成形具30は、メタル供給装置100から押出されると共に上型ダイ10の2つのベアリング部10B,10Cにより外形形状が決められた第1、第2の形材50,51の下流側への移動に付勢され、つまり、外力によって回転するようになっており、これにより、各形材50,51の表面部50A,51Aに凹凸状の滑り止め模様50Dを形成できるようになっている。
ここで、本実施形態では、前述のように、製品用の形材が、所定の隙間W3をおいて同時に成形される第1、第2の形材50,51で構成され、各形材50,51の表面部50A,51Aに滑り止め模様Dが形成されるため、上記所定の隙間W3の部位には、滑り止め模様成形部30Dが設けられていない。
また、図13,16等に示すように、成形具30は、その軸部30Bが、前記高温用軸受け36を介して、成形具取付け部材32を構成する上下一対の取付けブロック32A,32Bで挟み込まれた状態で設けられている。
この取付け部材32は、図10等に示すように、前述のように、取付部材設置用穴20Bに挿入され、かつ、形材50,51と直交する方向にスライド自在に嵌込まれている。
なお、成形具30の本体部30Aと軸部30Bとはキー39で連結されている。
上下一対の取付けブロック32A,32Bは、上側の取付けブロック32Aから差し込まれた連結ボルト34により連結されるようになっている。
また、成形具30の軸部30Aには、高温用軸受36が嵌着されており、この高温用軸受36は、各取付けブロック32A,32Bの長さ方向中央部の凹部32Aa,32Baに嵌め込まれている。
なお、図11~15においては、一方および他方の取付け部材32,32のうち、一方側の上下一対の取付けブロック32A,32Bについて説明するが、他方側の取付け部材32の上下一対の取付けブロック32A,32Bも同じである。
次に、図14~図16に基づいて、成形具位置調整機構を説明する。
成形具位置調整機構38は、上側および下側取付けブロック32A,32Bの長さ方向一方側端部と当接する成形具位置調整用ボルト(以下、単に調整用ボルトという)35,35と、前記成形具取付け部材設置穴20Bに挿脱自在に設けられる調整用ワッシャー37とで構成されている。
調整用ボルト35,35は、下型ダイ20の外周側面に形成されている前記平面壁部20Cから上下一対の取付けブロック32A,32Bのそれぞれの側面に向けて形成されたネジ孔20Dに螺合させることで、各ボルト35,35の先端部を各取付けブロック32A,32Bの長さ方向一方側端部に当接させるようになっている。
例えば、図14に示すように、調整用ボルト35をネジ孔20Dにねじ込むと、調整用ボルト35の先端部が取付けブロック32Aの一方側の側面部に当接する。さらにねじ込むと、取付けブロック32Aが成形具取付け部材設置穴20B内を矢印B方向にスライドし、これにより、成形具30の滑り止め模様成形部30Dが形材50,51の表面に喰い込む量の調整、言い換えれば、成形具30の模様成形部30Cと形材50,51との距離を調整することができる。
なお、図14では、調整用ボルト35を最大限ねじ込んだ状態であり、このとき、取付けブロック32Aの他方側の側面部が成形具取付け部材設置穴20Bの端部に当接している。また、取付けブロック32Aの他方側の側面部と成形具取付け部材設置穴20Bの他方側の側面部との間は、所定寸法Kの隙間となっている。
図15には、成形具30における模様成形部30Cの滑り止め模様成形部30Dが、形材50,51の表面に喰い込む量を少なくする場合の調整方法が示されている。
この場合、調整用ボルト35を逆方向に回すと、取付けブロック32Aが成形具取付け部材設置穴20B内を矢印C方向にスライド自在となる。そこで、まず、上記所定寸法Kの隙間がなくなるまで調整用ボルト35を逆方向に回す。
次いで、矢印Cで示すように、成形具30を手で掴んで調整用ボルト35側に引き寄せる。その後、成形具30の滑り止め模様成形部30Dの凹凸部が、形材50,51の表面部50Aに設定された喰い込み量となるように、他方側の側面の寸法K2の隙間、つまりワッシャー用孔20Jに調整用ワッシャー37を挿入しておいて、調整用ボルト35を取付けブロック32Aの側面に当接するまでねじ込む。
このとき、取付けブロック32Aと成形具取付け部材設置穴20Bの側面との間の隙間K1と、取付けブロック32Aと成形具取付け部材設置穴20Bの他方側の側面の隙間K2とを合わせた寸法は、上記図14における隙間Kと同じである。
また、図14、図15においては、取付けブロック32A,32Bのうち、上側の取付けブロック32Aを説明したが、前述のように、上側の取付けブロック32Aと下側の取付けブロック32Bとは連結ボルト34で一体的に固定されているので、両取付けブロック32A,32Bの動作は全く同じである。
ここで、調整用ボルト35,35は、上下一対の取付けブロック32A,32Bのそれぞれに対応して設けられているが、いずれか一方の調整用ボルト35を操作するだけでもよい。
図16に示すように、上記調整用ワッシャー37は、所定厚さ寸法に仕上げられたプレートで形成されており、調整用ワッシャー37は、成形具30の滑り止め模様成形部30Dの形材50,51に対する喰い込み量を調整できるように、厚さの異なる複数種類のプレートが予め準備されている。
この調整用ワッシャー37は、上側の調整部材32Aと下側の調整部材32Bとを合わせた厚さと略同じ寸法の長さに形成されている。
また、調整用ワッシャー37の上端部には、図15、図16に示すように、幅方向両端部に把持部37Aが形成されている。この把持部37Aは、調整用ワッシャー37を成形具取付け部材設置穴20B内に挿入させる際に、所定の挟み具(治具)で挟んで作業するために形成されている。
図17には、本第1実施形態における第1、第2のベアリング部10B,10CにメタルMが押出されて形成された第1,2の形材50,51と、成形具30との位置関係が模式的に示されている。
これによれば、第1の形材50の幅寸法W1が第2の形材51の幅寸法W2より大きくなっている。なお、両者50,51の間はベアリング部用中央分流部10Dの幅である。
[押出しダイスによる形材の製造方法]
次に、以上のような構成の押出しダイス1による製品用の第1,2の形材50,51の製造方法を説明する。
作業に先立って、第1の形材51と第2の形材52のそれぞれの表面部50A,51Aに滑り止め模様50Dを成形するための成形具30を下型ダイ20にセットしておく。
このとき、成形具30の滑り止め模様成形部30Dの凹凸形状の模様、特に四角形模様成形部30Aaの凸状部が形材50,51の表面に喰いこむ量、つまり凹部50bおよび凸部50aの高さ寸法を所望の寸法とするため、調整用ボルト35,35により成形具30の位置を調整しておく。
メタル供給装置100から上型ダイ10のメタル導入口10AにメタルMが導入されると共に下流側に押し出されると、メタルMは、ベアリング部用中央分流部10Dにより、上型ダイ10の第1のベアリング部10B側と、第2のベアリング部10C側とに分流される。
そして、第1のベアリング部10Bにより第1の形材51が、第2のベアリング部10Cにより第2の形材51が、同時に形成されながら、ガイド用逃げ部10Faから下型ダイ20側に押出される。
下型ダイ20側に押出された各形材50,51は、下方に押し出される途中で、外力、つまり、メタルMの押出しに伴って回転する成形具30により、各形材50,51の表面に滑り止め模様50Dが連続して成形される。
また、成形具30の滑り止め模様成形部30Dによる喰い込み量を変えたい場合、例えば、喰い込む量を少なくする場合には、調整用ボルト35を逆方向に回して、取付けブロック32A,32Bが成形具取付け部材設置穴20B内をスライド可能とする。
次いで、成形具30を調整用ボルト35側に引き寄せた後、成形具30のの滑り止め模様成形部30Dによる所定の喰い込み量となるように、成形具取付け部材設置穴20B内に所定の調整用ワッシャー37を挿入し、調整用ボルト35を、例えば上側取付けブロック32Aの側面に当接するまでねじ込む。
そうしておいて、前述のように、メタル供給装置100を操作して、メタルMを押出しダイス1に供給して、成形具30により各形材50,51の表面50A,51Aに凹凸模様Dを成形する。そして、所定の製品長さとなった時点で、所定の切断用器具により切断され、所定のストックヤードに搬送される。
この作業の間は、メタル供給装置100からのメタル供給作業を停止すると共に、押出しダイス1による各形材50,51の製造作業も中断する。
滑り機能付きとして完成した第1、第2の形材50,51の搬出が完了したら、上記と同じような作業が繰り返され、第1、第2の形材50,51が所定の枚数に達するまで作業が継続される。
ここで、以上のようにして形成された第1、第2の形材50,51のそれぞれの断面積と、押出比と、模様付き形材の押出し加工との関係を説明する。
まず、押出比とは、金型の材料を押付ける側の断面積を最終的に材料が出て行く側の孔の断面積で割った値を言う。そして、一般的に、断面積が大きい材料(押出比が小さい場合)は、模様付き形材の押出し加工が容易であり、断面積が小さい材料(押出比が大きい場合)は、圧力が高くなり、また、材料温度も高くなって模様付き形材の押出し加工が困難となるとされている。
上記第1、第2の形材50,51は同列上に2分割された状態であるが、前記ベアリング部用中央分流部10Dの幅を小さくすることで、両形材50,51を合算した断面積と略同じ断面積を有することになり、押出比を小さくすることができ、その結果、各形材50,51の断面積は小さくても模様付き形材の押出し加工が容易となる。
本第1実施形態の押出しダイス1は以上のように構成されているので、次のような効果を得ることができる。
(1)上型ダイ10には、ベアリング部用中央分流部10Dを挟んで2つのベアリング部10B,10Cが形成されており、メタル供給装置100により押出し供給されたメタルMがベアリング部用中央分流部10Dにより2つに分けられて押し出される。これにより、1回の工程で同時に2枚の製品用の第1,第2の形材50,51を成形することができるので、アルミニウム合金等を製品用の形材として効率よく生産できる。その結果、生産性の向上を図ることができる。
(2)押出しダイス1により形成される第1,第2の形材50,51の幅が違うので、それらの形材50,51を、設置場所に応じて適宜組み合わせて使用することができるので利用範囲が広がる。その結果、利用価値の高い製品とすることができる。
(3)第1,第2の形材50,51がその表面部50A,51Aに、成形具30によって滑り止め模様50D,51Dが形成された状態で成形されるので、各形材50,51を、例えば、床部材として使用する場合、滑り止め効果の高い床部材とすることができ、これにより、靴等の履物の滑りを防止することができ、使用時の安全を図ることができる。
(4)第1、第2の形材50,51は同列上に2分割された状態であるが、第1,第2の形材50,51は同列上に2分割された状態であるが、両形材50,51を合算した断面積が大きくなるので、押出比を小さくすることができ、その結果、各形材50,51は、その断面積が小さくても模様付き形材の押出し加工が容易となる。
次に、図18~21に基づいて本発明の形材成形用押出しダイスの第2実施形態を説明する。
前記第1実施形態の押出しダイス1では、1個の成形具30により製品用の第1、第2の形材50,51を形成できるような構成としたが、本第2実施形態の形材成形用押出しダイス(以下、単に押出しダイスという)2では、上記成形具30を2個並設させ、それぞれの成形具30,30に対応した2つずつのベアリング部60B,60Cを設け、これらの各ベアリング部60B,60CにメタルMを押し出すことで、同時に、2枚ずつの各形材50,51を形成できるような構成としたものである。
両押出しダイス1,2は、上述のような違いはあるが、基本的な構成は略同じである。従って、同一構成部材、同一機構等には、同一符号を付すと共に、それらの詳細な説明は省略する。
本第2実施形態の押出しダイス2は、図18に示すように、第1,第2の成形具30,30が水平方向に間隔をおいて対向配置された構成となっている。そして、成形具30,30が2個配置されている分、押出しダイス2の全体が、第1実施形態の押出しダイス1の全体よりより大きくなっている。
押出しダイス2は、図20等に示すように、前記メタル供給装置100から押出し供給されるメタルMを導入する上型ダイ60と、この上型ダイ60を支持する下型ダイ70とを備えて構成されている。
上型ダイ60には、メタルMを所定の形材の形状に成形する第1、第2ベアリング部60B,60Cが、上記成形具30,30にそれぞれ対応して設けられている。各ベアリング部60B,60Cは、前記第1実施形態のベアリング部10B,10Cとの位置が反対向きとなって異なっているが、幅寸法、厚さ寸法等は略同じとなっている。
また、下型ダイ70には、各形材50,51の表面に滑り止め模様50D,51Dを成形する上記2個の成形具30,30が装備されている。
なお、符号70Cは、成形具位置調整ボルト35を取り付けるための平面壁部を示す。
上型ダイ60には、図20に示すように、メタルMを投入するメタル投入口60Aが形成されており、このメタル投入口60Aは、図21に示すように、略直方体形状に形成されている。
また、上型ダイ60の略中央部には、メタル投入口60Aを経由したメタルMを各成形具30,30側に送り込む成形具用中央分流部60Eが設けられている。
成形具用中央分流部60Eは、メタル投入口60Aの下端部から下型ダイ70側に所定寸法突出して(成形具30の径寸法と略同じ寸法)形成されている。成形具用中央分流部60Eは、図20に示すように、メタル投入口60Aの幅より所定寸法だけ狭い寸法に設定されている。
下型ダイ70において、成形具用中央分流部60Eの両側には、上記2個の成形具30,30が、互いに反対方向(内側方向)に回転するように配置されている。
成形具30,30は、上形ダイ60の下端面60Gから成形具用中央分流部60Eに至る連結部は円弧状の嘴状に形成されており、この嘴状連結部60Fに各成形具30,30の外周が沿うように、当該成形具30,30が設けられている。
そして、上型ダイ60の嘴状連結部60Fの側面と成形具用中央分流部60Eの側面との隙間により前記ベアリング部60B,60Cが形成されている。
各成形具30,30に対応するそれぞれ2つのベアリング部60B,60Cは、図18に示すように、上形ダイ60に形成されたベアリング部用中央分流部60Dによって左右に分けられた状態で形成されている。
それぞれ2つのベアリング部60B,60Cは、各成形具30,30のそれぞれの長手方向に沿いかつ間隔をおいて形成されている。
下型ダイ70の中央部には、図21,22に示すように、成形具用中央分流部60Eの下端面を支持する分流部支持台70Aが設けられており、これにより、成形具用中央分流部60Eのたわみと変形とが防止される。
ここで、本第2実施形態において、各成形具30,30を取付ける成形具取付け部材32や、成形具位置調整機構38は、前記第1実施形態の成形具取付け部材32、成形具位置調整機構38と略同じである。そのため、各構成部材等には同一符号を付すと共に、それらの動作等の詳細な説明は省略する。
次に、第2実施形態の押出しダイス2による製品用の第1、第2の形材50.51の製造方法を説明する。
まず、メタル供給装置100から上型ダイ60のメタル導入口60AにメタルMが導入されると共に下流側に押し出されると、メタルMは、上型ダイ60に形成されている成形具用中央分流部60Eによりその左右両側の成形具30,30側に分流されると共に、それぞれの成形具30,30側のベアリング部用中央分流部60Dにより2つのベアリング部60B,60Cに分流される。
そして、第1のベアリング部60Bにより一方の成形具30に対応する第1の形材50が、第2のベアリング部60Cにより第2の形材51が同時に形成されながら、前記第1実施形態のガイド用逃げ部10Faと同様のガイド用逃げ部から下型ダイ70側に押出される。
下型ダイ70側に押出された各形材50,51は、下方に押し出される途中で、外力、つまり、メタルMの押出しに伴って回転する成形具30,30により、各形材50,51の表面に滑り止め模様50D,51Dが連続して成形される。
本第2実施形態の押出しダイス2によれば、上記(3)、(4)と略同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。
(5)上記成形具30を2個並設させ、それぞれの成形具30,30に対応した2つずつのベアリング部60B,60Cを設け、これらの各ベアリング部60B,60CにメタルMを押し出すことで、両成形具30,30側において、同時に、2枚ずつ合計4枚の製品用の形材50,51を形成できる。これにより、アルミニウム合金等を製品用の形材として効率よく生産でき、その結果、生産性の向上を図ることができる。
次に、図22~24に基づいて本発明の形材成形用押出しダイスの第3実施形態を説明する。
本第3実施形態の形材成形用押出しダイス3では、そのベアリング部80Bの形状が、前記第2実施形態の形材成形用押出しダイス2のベアリング部60B,60Cと異なるだけの構成であり、その他の全体構成、作用等は、第2実施形態の形材成形用押出しダイス2とまったく同じである。
従って、同一構成部材、機構等には、第2実施形態の形材成形用押出しダイス2と同一符号を付すと共に、それらの詳細な説明は省略する。
図22,23に示すように、形材成形用押出しダイス3は、上型ダイ80とこの上型ダイ80を支持する下型ダイ90とを備え、上型ダイ80にメタル投入口80Aが設けられている。
また、上型ダイ80には、対向配置された前記成形具30,30にそれぞれ対応する一つずつのベアリング部80B,80Bが設けられている。つまり、上型ダイ80において、ベアリング部80B,80Bは2つ設けられていることになる。
また、各ベアリング部80B,80Bは、各成形具30,30の長手方向に沿い、かつ略全長にわたる幅寸法に形成されている。
なお、符号90Cは、成形具位置調整ボルト35を取り付けるための平面壁部を示す。
次に、第3実施形態の押出しダイス3による製品用の二つの形材80.80の製造方法は、前記第2実施形態の押出しダイス2による製品用の形材50.51の製造方法と略同じである。
すなわち、メタル供給装置100から上型ダイ80のメタル導入口80AにメタルMが導入されると共に下流側に押し出されると、メタルMは、上型ダイ80に形成されている成形具用中央分流部80Eによりその左右両側の成形具30,30側に分流され、そこから、それぞれ一つずつのベアリング部80B,80Bに押し出される。
メタルMは、対向位置のベアリング部80B,80Bにより同時に一つずつの形材95,95に形成されながら、下型ダイ90側に押出される。
下型ダイ90側に押出された各形材95,95(模様成形前の状態)は、下方に押し出される途中で、外力、つまり、メタルMの押出しに伴って回転する成形具30,30により、各形材95,95の表面に滑り止め模様95D,95Dが連続して成形される。
図24には、以上のような構成の形材成形用押出しダイス3により成形された製品用の1枚の形材95と、成形具30との関係が模式的に示されている。この形材95は、その表面95Aに、成形具30の滑り止め模様成形部30Dにより滑り止め模様95Dが形成されている。
なお、図24には、対向配置された成形具30,30のうち、一つの成形具30と形材95とが示されている。
本第3実施形態の押出しダイス3によれば、上記(3)、(4)と略同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。
(5)各ベアリング部80B,80Bが、対向配置された成形具30,30の、それぞれの全長にわたって形成されているので、各ベアリング部80B,80BにメタルMが押し出されたとき、1回の工程で、幅の広い製品用の形材95を2枚成形することができるので、アルミニウム合金等を製品用の形材として効率よく生産できる。その結果、生産性の向上を図ることができる。
以上、前記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記核実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、前記第1実施形態では、第1、第2の形材50,51の形状が、図17に示すように、厚さ寸法は同じで、幅寸法は、第1の形材50の幅が第2の形材51の幅よりも長くなっているが、各形材50,51の形状はこれに限らない。図25(A)~(C)のように組み合わせてもよい。
すなわち、図25(A)は、第1、第2の形材50-1,51-1が同じ板幅、板厚の場合である。この第1の形材50-1は第1ベアリング部10B1で、第2の形材51-1は第2ベアリング部10C1でそれぞれ形成される。そして、このタイプでは、同時に同じ形状の2枚の形材50-1,51-1が成形されるので、多量に生産する際に適している。
図25(B)は、第1、第2の形材50-1,51-1が同じ板幅で、板厚が異なる場合である。この第1の形材50-1は第1ベアリング部10B1で、第2の形材51-1は第2ベアリング部10C1でそれぞれ形成される。そして、このタイプでは、成形具30に形成された模様を各形材50-1,51-1毎に変えることで、それぞれ違う模様の形材50-1,51-1を同時に形成することができる。
図25(C)は、第1、第2の形材50-1,51-1が、それぞれ板幅と板厚とが異なる場合である。この第1の形材50-1は第1ベアリング部10B1で、第2の形材51-1は第2ベアリング部10C1でそれぞれ形成される。そして、このタイプでは、成形具30に形成された模様を各形材50-1,51-1毎に変えることで、それぞれ違う模様の形材50-1,51-1を同時に形成することができる。
また、前記第2実施形態では、図10等に示すように、板厚は同じであるが第1の形材50の板幅が第2の形材51の板幅より大きな場合であったが、各形材の組み合わせを、図26(A)~(D)に示すような組み合わせ例としてもよい。
すなわち、図26(A)は、各成形具30,30のそれぞれに対応して、板幅と板厚とが同じとなった第1、第2の形材50-1,51-1がそれぞれ設けられている。この第1の形材50-1は第1ベアリング部60B1で、第2の形材51-1は第2ベアリング部60C1でそれぞれ形成される。
そして、一方の成形具30側の第1の形材50-1と他方の成形具30側の第1の形材50-1とが対向し、一方の成形具30側の第2の形材51-1と他方の成形具30側の第2の形材51-1とが対向配置されている。
図26(B)は、各成形具30,30のそれぞれに対応して、板幅と板厚とが異なった第1、第2の形材50-1,51-1、および第1、第2の形材50-2,51-2が設けられている。そして、一方の成形具30側の板厚の薄い形材50-1は第1ベアリング部60B1で、板厚の厚い形材51-1は第2ベアリング部60C1でそれぞれ形成される。
これに対して、他方の成形具30側の板厚の厚い第1の形材50-2は第2ベアリング部60B2で、板厚の薄い形材51-2は第2ベアリング部60C2でそれぞれ形成される。
そして、第1の形材50-1,50-2、および第2の形材51-1,51-2が対向して設けられている。
図26(C)は、各成形具30,30のそれぞれに対応して、板幅のみが異なった第1、第2の形材50-1,51-1、および第1、第2の形材50-2,51-2が設けられている。そして、一方の成形具30側の板幅の広い形材50-1は第1ベアリング部60B1で、板幅の狭い形材51-1は第2ベアリング部60C1でそれぞれ形成される。
これに対して、他方の成形具30側の板幅の狭い第1の形材50-2は第2ベアリング部60B2で、板幅の広い形材51-2は第2ベアリング部60C2でそれぞれ形成される。
そして、第1の形材50-1,50-2、および第2の形材51-1,51-2が対向して設けられている。
図26(D)は、各成形具30,30のそれぞれに対応して、板幅および板厚が異なった第1、第2の形材50-1,51-1、および第1、第2の形材50-2,51-2が設けられている。そして、一方の成形具30側の板幅の広く板厚が厚い第1の形材50-1は第1ベアリング部60B1で、板幅が狭く板厚が厚い第2形材51-1は第2ベアリング部60C1でそれぞれ形成される。
これに対して、他方の成形具30側の板幅が狭く板幅が広い第1の形材50-2は第2ベアリング部60B2で、板幅が広く板厚が厚い第2の形材51-2は第2ベアリング部60C2でそれぞれ形成される。
そして、第1の形材50-1,50-2、および第2の形材51-1,51-2が対向して設けられている。
ここで、上記図26(A)~(D)において、成形具30に形成された模様成形部の模様を、各形材50-1,51-1等に合わせて適宜変えることで、それぞれ違う模様の形材を形成することも可能である。
また、前記各実施形態では、熱可塑性材料として、アルミニウム合金が使用されているが、これに限らず、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)等の汎用プラスチックや、PA(ポリアミド)等のエンジニアリング・プラスチック等の合成樹脂を使用してもよい。
さらに、前記各実施形態では、押出しダイス1に対して、アルミニウム合金からなるメタルMを上方側から供給する縦型構成としたが、これに限らない。例えば、押出しダイス1を水平方向に配置し、メタルMを横側から供給する横型構成としてもよい。
また、前記各実施形態では、成形具30の形材50,51に対する取付け位置の調整を、調整用ボルト35による成形具取付け部材32のスライドと、調整用ワッシャー37とを使用して行っていたが、これに限らない。
例えば、成形具取付け部材設置穴20Bの調整用ボルト35の反対側側面に、例えば板バネを設置し、あるいは圧縮コイルバネを下型ダイに埋め込んだ構成としてもよい。
このようにした場合、調整用ワッシャー37およびその調整用ワッシャー37を着脱する手間を省くことができる。
また、前記第1実施形態では2つのベアリング部10B,10C、第2実施形態では2個の成形具30,30に対応するそれぞれ2つのベアリング部60B,60Cを設けた構成としたが、これに限らない。それぞれ、ベアリング部を3つ以上設けてもよい。
このような構成では、さらに断面積の小さな形材を得ることができる。
さらに、前記第1、第2実施形態では、成形具30における模様成形部30Cの形状は、各形材50,51に対してそれぞれ同じ滑り止め模様成形部30Dとなっていたが、これに限らない。模様成形具30の形状を、各形材50、51の模様がそれぞれ別の模様となるように変化させてもよい。このようにすることで、より変化に富んだ製品用の形材50、51を得ることができる。
本発明の形材成形用押出しダイスは、製品用の形材を、一つの工程で効率よく生産する際に利用される。
1 形材成形用押出しダイス(第1実施形態)
2 形材成形用押出しダイス(第2実施形態)
3 形材成形用押出しダイス(第3実施形態)
10 上型ダイ
10A メタル導入口
10B 第1ベアリング部
10C 第2ベアリング部
20 下型ダイ
30 模様成形具
30C 模様成形部
30D 滑り止め模様成形部
32 成形具取付け部材
35 成形具位置調整用ボルト(成形具位置調整機構)
38 成形具位置調整機構
50 製品用の第1の形材
51 製品用の第2の形材
60 上型ダイ
60A メタル導入口
60B 第1ベアリング部
60C 第2ベアリング部
60D ベアリング部用中央分流部
60E 成形具用中央分流部
70 下型ダイ
70A メタル導入口
80 上型ダイ
80A メタル導入口
80B ベアリング部
90 下型ダイ
95 製品用の形材
M メタル(アルミニウム合金;熱可塑性部材)

Claims (8)

  1. 素材供給装置から連続して押出されるメタルを製品用の形材として成形する形材成形用押出しダイスであって、
    熱可塑性部材のメタルを導入する上型ダイと、この上型ダイを支持する下型ダイと、を備えて構成し、
    前記上型ダイの下面が前記下型ダイの上面に嵌合すると共に、両者が位置決めされ、前記上型ダイに、前記メタルを前記製品用の形材の形状に成形するベアリング部を複数設け、前記製品用の形材の表面に模様を成形する回転自在な1個の模様成形具を、前記下型ダイに前記メタルの押出し方向と直交する方向に沿って設け、
    前記複数のベアリング部を、前記模様成形具の長手方向に沿いかつ間隔をおいて形成された第1のベアリング部および第2のベアリング部の複数で構成し、
    前記上型ダイに、当該上型ダイに導入された前記メタルを前記第1ベアリング部および第2ベアリング部に分流するベアリング部用中央分流部を設け、
    前記下型ダイには模様成形具配置空間が形成され、前記成形具は当該成形具の両軸端を回転自在に支持する成形具取付け部材にて前記模様成形具配置空間内に設置されてなることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  2. 素材供給装置から連続して押出されるメタルを製品用の形材として成形する形材成形用押出しダイスであって、
    熱可塑性部材のメタルを導入する上型ダイと、この上型ダイを支持する下型ダイと、を備えて構成し、
    前記上型ダイの下面が前記下型ダイの上面に嵌合すると共に、両者が位置決めされ、前記上型ダイに、前記メタルを前記製品用の形材の形状に成形するベアリング部を複数設け、前記下型ダイに、前記製品用の形材の表面に模様を成形する回転自在な少なくとも2個の模様成形具を設けると共に、これらの模様成形具を前記下型ダイに前記メタルの押出し方向と直交する方向に沿った水平方向に間隔をおいて対向配置し、
    前記複数のベアリング部を、前記2個の模様成形具のそれぞれの長手方向に沿いかつ間隔をおいて形成し、
    前記上型ダイに、当該上型ダイに導入された前記メタルを前記2個の模様成形具側のそれぞれに分流する模様成形具用中央分流部を設けると共に、前記各模様成形具の各ベアリング部に分流するベアリング部用中央分流部を設け、
    前記下型ダイには模様成形具配置空間が形成され、前記成形具は当該成形具の両軸端を回転自在に支持する成形具取付け部材にて前記模様成形具配置空間内に設置されてなることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  3. 請求項2に記載の形材成形用押出しダイスにおいて、
    前記模様成形具用中央分流部は、前記上型ダイのメタル投入口の下端部から下方に突出し、かつ前記対向配置された2個の模様成形具の間に設けられていることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  4. 請求項3に記載の形材成形用押出しダイスにおいて、
    前記下型ダイの中央部には、前記模様成形具用中央分流部の下端面を支持する分流部支持部が設けられていることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  5. 素材供給装置から連続して押出されるメタルを製品用の形材として成形する形材成形用押出しダイスであって、
    熱可塑性部材のメタルを導入する上型ダイと、この上型ダイを支持する下型ダイと、を備えて構成し、
    前記上型ダイの下面が前記下型ダイの上面に嵌合すると共に、両者が位置決めされ、前記上型ダイに、前記メタルを前記製品用の形材の形状に成形するベアリング部を複数設け、前記下型ダイに、前記製品用の形材の表面に模様を成形する回転自在な2個の模様成形具を前記メタルの押出し方向と直交する方向に沿った水平方向に間隔をおいて対向配置し、前記上型ダイに、前記メタルを前記製品用の形材の形状に成形するベアリング部を設け、前記複数のベアリング部を、前記2個の模様成形具のそれぞれの長手方向に沿って形成されたそれぞれ1個ずつの二つで形成し、
    前記上型ダイに、当該上型ダイに導入された前記メタルを前記2個の模様成形具側のそれぞれに分流する模様成形具用中央分流部を設け、
    前記下型ダイには模様成形具配置空間が形成され、前記成形具は当該成形具の両軸端を回転自在に支持する成形具取付け部材にて前記模様成形具配置空間内に設置されてなることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  6. 請求項5に記載の形材成形用押出しダイスにおいて、
    前記模様成形具用中央分流部は、前記上型ダイのメタル投入口の下端部から下方に突出し、かつ前記対向配置された2個の模様成形具の間に設けられていることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  7. 請求項6に記載の形材成形用押出しダイスにおいて、
    前記下型ダイの中央部には、前記模様成形具用中央分流部の下端面を支持する分流部支持部が設けられていることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の形材成形用押出しダイスにおいて、前記形材の表面の模様は、連続する凹凸状模様であることを特徴とする形材成形用押出しダイス。
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