JP7478892B1 - 制御装置、地中熱利用システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、例えば、空気調和システム等の機器が要求する負荷熱量が大きい場合、特許文献1に開示された地中熱利用システムでは、還水温度を調整できないことがある。
このため、還水温度が、地中環境に影響を与えることがある。
本開示に係る地中熱利用システムの実施形態について、図1から図12を参照して説明する。
(地中熱利用システムの構成)
図1に示すように、地中熱利用システム1は、熱源井戸設備10と、地中熱利用回路20と、補助熱供給設備30と、制御装置50とを備える。
熱源井戸設備10と地中熱利用回路20と機器AAとは、熱収受可能に、順に直列接続されている。
補助熱供給設備30と機器AAは、熱収受可能に、熱源井戸設備10及び地中熱利用回路20に対し並列接続されている。
機器AAにおいて暖房を利用している時(以下、「暖房運転時」という。)、地中熱利用システム1は、熱源井戸設備10に温水として蓄えられた温熱を暖房に利用すると同時に、機器AAからの排冷熱を、熱源井戸設備10に冷水として蓄える。
例えば、地中熱利用システム1は、季節ごとに揚水井戸と還水井戸とを切り替えることで、夏期の冷房温排熱(温水)を冬期の暖房に使用し、冬期の暖房冷排熱(冷水)を夏期の冷房に利用するシステムであってもよい。
熱源井戸設備10は、温水井戸11と、冷水井戸12と、井戸側配管13と、熱交換器14とを備える。
熱源井戸設備10は、温水井戸11及び冷水井戸12の各井戸側に、水温計15と水位計16とをさらに備える。
つまり、熱源井戸設備10の蓄熱利用モードは、冷房運転時において、冷水井戸12から地下水をくみ上げて温水井戸11に注入する冷熱利用モードと、暖房運転時において、温水井戸11から地下水をくみ上げて冷水井戸12に注入する温熱利用モードとを有する。
他方、冷熱利用モードの場合、くみ上げられた地下水は温水井戸11を介して帯水層LYに戻されるため、温水井戸11は、還水井戸として機能する。
他方、温熱利用モードの場合、くみ上げられた地下水は冷水井戸12を介して帯水層LYに戻されるため、冷水井戸12は、還水井戸として機能する。
温水井戸11及び冷水井戸12は、それぞれ、地上から帯水層LY内に延びている。
温水井戸11及び冷水井戸12は、それぞれスクリーンを有するケーシング等を備え、温水井戸11及び冷水井戸12の内部へ帯水層LYの地下水を取り込んだり、温水井戸11及び冷水井戸12の内部から帯水層LYへ地下水を戻したりできるように構成されている。
地中熱利用システム1の定常運転時において、温水井戸11周辺の帯水層LYには温水が蓄えられ、冷水井戸12周辺の帯水層LYには冷水が蓄えられている。
温水井戸11と冷水井戸12とは、蓄えられた温水と冷水とが混ざらない程度に互いに十分離れた距離に設けられている。
井戸側配管13は、温水井戸11から冷水井戸12へ延びている。
井戸側配管13は、温水井戸11と冷水井戸12とを接続する。
図1に示すように、井戸側配管13の一端である第一端131は、温水井戸11の内部に延びており、温水井戸11の内部の地下水に浸漬されている。
井戸側配管13の他端である第二端132は、冷水井戸12の内部に延びており、冷水井戸12の内部の地下水に浸漬されている。
水中ポンプPPは、制御装置50からの指令に応じて、インバータ制御により出力を変更できる。
熱交換器14は、井戸側配管13の途中に設けられている。
熱交換器14は、井戸側配管13内の水と地中熱利用回路20側の熱媒体との間で熱交換する。
冷水井戸12側の水温計15は、冷水井戸12から熱交換器14に向かう井戸側配管13の途中に設けられている。例えば、冷水井戸12側の水温計15は、冷水井戸12直上の地表の位置に設けられてもよい。
冷水井戸12側の水温計15は、冷水井戸12側の井戸側配管13内を流れる水の温度を計測し、計測結果を制御装置50に出力する。
温水井戸11側の水温計15は、温水井戸11側の井戸側配管13内を流れる水の温度を計測し、計測結果を制御装置50に出力する。
その際、冷水井戸12側の水温計15は、計測結果を揚水温度として、制御装置50に出力する。
他方、この冷房運転時、温水井戸11側の水温計15は、還水井戸への還水温度を計測する水温計として機能する。
その際、温水井戸11側の水温計15は、計測結果を還水温度として、制御装置50に出力する。
その際、温水井戸11側の水温計15は、計測結果を揚水温度として、制御装置50に出力する。
他方、この暖房運転時、冷水井戸12側の水温計15は、還水井戸への還水温度を計測する水温計として機能する。
その際、冷水井戸12側の水温計15は、計測結果を還水温度として、制御装置50に出力する。
冷水井戸12側の水位計16は、冷水井戸12内の水位を計測し、計測結果を制御装置50に出力する。
温水井戸11側の水位計16は、温水井戸11内の水位を計測し、計測結果を制御装置50に出力する。
その際、冷水井戸12側の水位計16は、計測結果を揚水側水位として、制御装置50に出力する。
他方、この冷房運転時、温水井戸11側の水位計16は、還水井戸の水位である還水側水位を計測する水位計として機能する。
その際、温水井戸11側の水位計16は、計測結果を還水側水位として、制御装置50に出力する。
その際、温水井戸11側の水位計16は、計測結果を揚水側水位として、制御装置50に出力する。
他方、この暖房運転時、冷水井戸12側の水位計16は、還水井戸の水位である還水側水位を計測する水位計として機能する。
その際、冷水井戸12側の水位計16は、計測結果を還水側水位として、制御装置50に出力する。
例えば、各水位計16は、自然水位時に図2に示す水位を計測するように設けられてもよい。
例えば、各水位計16は、揚水時及び還水時において、図3に示す水位を計測するように設けられてもよい。
地中熱利用回路20は、熱交換器14と機器AAとの間に設けられている。
地中熱利用回路20は、制御装置50の指令に応じて、熱交換器14と機器AAとの間で行われる熱収受の仲介及び制御を行う。
例えば、地中熱利用回路20は、ヒートポンプ21と、流量調整装置22と、主配管23とを備えてもよい。
ヒートポンプ21は、コンデンサ、エバポレータ、コンプレッサ等を備える。
例えば、ヒートポンプ21は、ターボヒートポンプである。
ヒートポンプ21は、熱交換器14と流量調整装置22との間に設けられている。
ヒートポンプ21は、熱交換器14で井戸側配管13内の水と熱交換を行った熱媒体を冷却したり、加熱したりする。これにより、ヒートポンプ21は、井戸側配管13内の水から得られた蓄冷熱又は蓄温熱を、機器AAに供給する一方、機器AAから排出される排温熱又は排冷熱を回収し、熱交換器14を介して、井戸側配管13内の水に蓄える。
流量調整装置22は、地中熱利用回路20から機器AAへ流れる熱媒体の流量FLを調整する。
図4に示すように、例えば、流量調整装置22は、自己バイパスにより流量FLの調整を行うために、バイパス弁223を備えてもよい。さらに、流量調整装置22は、流量FLの調整を行うために、ヒートポンプ21と主配管23とを結ぶ経路の途中にポンプ221と、電動弁222と備えてもよい。
主配管23は、流量調整装置22から機器AAへ延びている。
主配管23は、流量調整装置22と機器AAとの間で熱媒体が循環できるように、流量調整装置22と機器AAとを接続する。
補助熱供給設備30は、機器AAに対して熱源井戸設備10が行う温熱供給及び冷熱供給の少なくとも一方を補助する。
機器AAにおいて冷房を利用している時、補助熱供給設備30は、機器AAに冷熱を供給し、機器AAから排温熱を回収する。
機器AAにおいて暖房を利用している時、補助熱供給設備30は、機器AAに温熱を供給し、機器AAから排冷熱を回収する。
各熱源機31は、機器AAに供給する冷熱及び温熱の少なくとも一方を補う。
例えば、複数の熱源機31は、ターボ冷凍機、空冷ヒートポンプ、吸収式冷温水機等を備える。
補助配管32は、複数の熱源機31から機器AAへ延びている。
補助配管32は、複数の熱源機31と機器AAとの間で熱媒体が循環できるように、複数の熱源機31と機器AAとを接続する。
図5に示すように、制御装置50は、還水温度取得部511と、流量制御部512とを機能的に備える。
例えば、制御装置50は、熱源機制御部513と、揚水側水位取得部514と、揚水流量制御部515と、還水側水位取得部516と、還水流量制御部517とを、さらに機能的に備えてもよい。
CPU51は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、上述のように、還水温度取得部511及び流量制御部512としての機能を発揮する。
さらに、CPU51は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、上述のように、熱源機制御部513、揚水側水位取得部514、揚水流量制御部515、還水側水位取得部516、及び還水流量制御部517としての機能を発揮してもよい。
揚水側水位取得部514は、揚水側水位として、温水井戸11側の水位計16又は冷水井戸12側の水位計16の計測結果を取得する。
還水側水位取得部516は、還水側水位として、冷水井戸12側の水位計16又は温水井戸11側の水位計16の計測結果を取得する。
例えば、流量制御部512は、取得した揚水側水位に基づいて、流量調整装置22を制御することにより、流量FLを制御する。
例えば、流量制御部512は、取得した還水側水位に基づいて、流量調整装置22を制御することにより、流量FLを制御する。
例えば、流量制御部512は、取得した揚水側水位に基づいて、補助流量調整装置33を制御することにより、補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる冷媒の流量を調整してもよい。
例えば、流量制御部512は、取得した還水側水位に基づいて、補助流量調整装置33を制御することにより、補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる冷媒の流量を調整してもよい。
例えば、熱源機制御部513は、取得した揚水側水位に基づいて、各熱源機31の起動及び停止を制御してもよい。
例えば、熱源機制御部513は、取得した還水側水位に基づいて、各熱源機31の起動及び停止を制御してもよい。
例えば、熱源機制御部513は、複数の熱源機31の増減段制御を行ってもよい。
還水流量制御部517は、取得した還水側水位に基づいて、還水井戸への還水流量を制御する。
本実施形態の制御装置50の動作の一例について説明する。
制御装置50の動作は、制御方法の実施形態に相当する。
制御装置50は、図6から図9に示す各ステップを実施する。
まず、還水温度制御の動作について説明する。
地中熱利用システム1を起動すると、図6に示すように、制御装置50は、機器AAが冷房運転時であるか否かを判定する(ST00)。
ST00において、冷房運転時であると判定された場合(ST00:Yes)、還水温度取得部511は、還水温度として、温水井戸11側の水温計15の計測結果を取得し、取得した還水温度が、熱源機31の起動を行うべき第一起動温度(例えば24℃)より高いか否かを判定する(ST01)。例えば、第一起動温度は、予め設定される設定値である。
例えば、ST03において、熱源機制御部513は、起動可能な熱源機31をまず1台(設定変更可)を起動する。起動可能な熱源機31が複数台ある場合は、ST01からST03を繰り返すことにより、熱源機制御部513は、増減段制御を行うことができる。その際、熱源機制御部513は、機器AAへ供給される熱量又は流量を見て、増減段制御を行ってもよい。
他方、流量制御部512は、後述するように、熱源井戸設備10の還水温度が予め設定された許容値内(予め設定された上限値以下)となるように、流量FLを制御し、熱源井戸設備10の負荷を抑制する。
例えば、ST05において、流量制御部512は、バイパス弁223を開いて流量FLを小さくする制御を行ってもよい。この制御により、自己バイパスでの負荷低減が可能となり、還水温度の制御が可能となる。
さらに、ST05において、流量制御部512は、補助流量調整装置33を制御して、補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる熱媒体(冷熱媒体)の流量を大きくする制御を行ってもよい。
ここで、地中熱利用システム1が機器AAに対し冷房運転を行う際に、熱源機31の起動条件と停止条件との間にヒステリシスを持たせるため、第一停止温度は、第一起動温度より低く設定している。
ST10において、暖房運転時であると判定された場合(ST10:Yes)、図7に示すように、還水温度取得部511は、還水温度として、冷水井戸12側の水温計15の計測結果を取得し、取得した還水温度が、熱源機31の起動を行うべき第二起動温度(例えば8℃)より低いか否かを判定する(ST21)。例えば、第二起動温度は、予め設定される設定値である。
例えば、ST23において、熱源機制御部513は、起動可能な熱源機31をまず1台(設定変更可)を起動する。起動可能な熱源機31が複数台ある場合は、ST21からST23を繰り返すことにより、熱源機制御部513は、増減段制御を行うことができる。その際、熱源機制御部513は、機器AAへ供給される熱量又は流量を見て、増減段制御を行ってもよい。
他方、流量制御部512は、後述するように、熱源井戸設備10の還水温度が、予め設定された許容値内(予め設定された下限値以上)となるように、流量FLを制御し、熱源井戸設備10の負荷を抑制する。
例えば、ST25において、流量制御部512は、バイパス弁223を開いて流量FLを小さくする制御を行ってもよい。この制御により、自己バイパスでの負荷低減が可能となり、還水温度の制御が可能となる。
さらに、ST25において、流量制御部512は、補助流量調整装置33を制御して、補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる熱媒体(温熱媒体)の流量を大きくする制御を行ってもよい。
ここで、地中熱利用システム1が機器AAに対し暖房運転を行う際に、熱源機31の起動条件と停止条件との間にヒステリシスを持たせるため、第二停止温度は、第二起動温度より高く設定している。
揚水井戸の水位制御の動作について説明する。
ここで、設定される第一制限水位は、この水位以下となった場合に揚水の流量を制限すべきであって、熱源機31を起動すべきである水位である。
なお、冷房運転時のこの水位制御において、揚水井戸とは、冷水井戸12であって、還水井戸とは、温水井戸11である。
他方、暖房運転時のこの水位制御において、揚水井戸とは、温水井戸11であって、還水井戸とは、冷水井戸12である。
例えば、ST43において、熱源機制御部513は、起動可能な熱源機31をまず1台(設定変更可)を起動する。起動可能な熱源機31が複数台ある場合は、ST41からST43を繰り返すことにより、熱源機制御部513は、増減段制御を行うことができる。その際、熱源機制御部513は、機器AAへ供給される熱量又は流量を見て、増減段制御を行ってもよい。
他方、流量制御部512は、熱源井戸設備10の還水温度が許容値内となるように、流量調整装置22を制御して流量FLを小さくし、熱源井戸設備10の負荷を抑制してもよい。さらに、流量制御部512は、補助流量調整装置33を制御して、補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる熱媒体の流量を大きくしてもよい。
ここで、設定される第一解除水位は、この水位以上となった場合に揚水の流量制限を解除すべきであって、熱源機31を停止すべきである水位である。
また、熱源機31の起動条件と停止条件との間にヒステリシスを持たせるため、第一解除水位は、第一制限水位より高く設定している。
他方、流量制御部512は、流量調整装置22を制御して流量FLを大きくし、補助流量調整装置33を制御して補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる熱媒体の流量を小さくしてもよい。
還水井戸の水位制御の動作について説明する。
ここで、設定される第二制限水位は、この水位以上となった場合に還水の流量を制限すべきであって、熱源機31を起動すべきである水位である。
なお、冷房運転時のこの水位制御において、還水井戸とは、温水井戸11であって、揚水井戸とは、冷水井戸12である。
他方、暖房運転時のこの水位制御において、還水井戸とは、冷水井戸12であって、揚水井戸とは、温水井戸11である。
例えば、ST63において、熱源機制御部513は、起動可能な熱源機31をまず1台(設定変更可)を起動する。起動可能な熱源機31が複数台ある場合は、ST61からST63を繰り返すことにより、熱源機制御部513は、増減段制御を行うことができる。その際、熱源機制御部513は、機器AAへ供給される熱量又は流量を見て、増減段制御を行ってもよい。
他方、流量制御部512は、熱源井戸設備10の還水温度が許容値内となるように、流量調整装置22を制御して流量FLを小さくし、熱源井戸設備10の負荷を抑制してもよい。さらに、流量制御部512は、補助流量調整装置33を制御して、補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる熱媒体の流量を大きくしてもよい。
ここで、設定される第二解除水位は、この水位以下となった場合に還水の流量制限を解除すべきであって、熱源機31を停止すべきである水位である。
また、熱源機31の起動条件と停止条件との間にヒステリシスを持たせるため、第二解除水位は、第二制限水位より低く設定している。
他方、流量制御部512は、流量調整装置22を制御して流量FLを大きくし、補助流量調整装置33を制御して補助熱供給設備30と機器AAとの間を流れる熱媒体の流量を小さくしてもよい。
本実施形態によれば、制御装置50は、還水温度に基づいて流量FLを制御している。
これにより、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAから熱源井戸設備10への排熱を制限することができる。
このため、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、地中環境に影響を与えにくい。
このため、比較例の地中熱利用システムでは、揚水量は井戸の性能によって上限があるため、機器が要求する負荷熱量が大きい場合、揚水量を最大にしても還水温度が成り行きとなって上限値(下限値)を超えてしまう。
また、比較例の地中熱利用システムでは、夏期や冬期の終わり頃には、前の季節で蓄えた熱が消費されてしまい、地下水温度は初期地下水温度に近づいてしまい、利用可能な温度差が小さくなる。このため、機器が高負荷である時に還水温度が上限値(下限値)を超えやすくなる。
他方、地中熱利用システムでは、還水温度は、帯水層の水質に変化を与えにくい温度とすること望まれ、例えば、還水温度は、微生物群集構造等に変化を与えにくい温度とすることが望まれる。
しかし、比較例の地中熱利用システムでは、還水温度が上限値(下限値)を超えることがあるため、帯水層の水質に変化を与えやすい。
これに対し、制御装置50は、上述のとおり還水温度に基づいて流量FLを制御しているので、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、帯水層の水質に変化を与えにくい。
これにより、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
このため、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、制御装置50は、基本的には高効率な熱源井戸設備10を運用し、揚水量を最大にしても還水温度が上限値を超える場合には、熱源井戸設備10とは別の熱源機31を起動し、負荷配分することで帯水層LYへの排熱量を制御(制限)できる。
このため、制御装置50は、上述のとおり還水温度に基づいて、熱源機31の起動及び停止を制御することにより、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、帯水層の水質に変化を与えにくい。
例えば、制御装置50は、図11に示すように、熱源機31の起動条件と停止条件とにヒステリシスを持たすことができる。
これにより、制御装置50は、例えば、熱源機31の起動と停止との発振動作を抑制できる。
したがって、制御装置50は、熱源機31の動作を安定させることができる。
これにより、制御装置50は、例えば、熱源機31の起動と停止との発振動作を抑制できる。
したがって、制御装置50は、熱源機31の動作を安定させることができる。
したがって、制御装置50は、複数の熱源機31を効率的に利用することができる。
これにより、制御装置50は、例えば、揚水井戸のスクリーンの目詰まり等に起因する揚水井戸の水位低下といった、揚水井戸の水位変動を制限することができる。
このため、制御装置50は、例えば、揚水井戸の水中ポンプPPの空運転による故障や揚水井戸の目詰まり進行を抑えることができる。
したがって、制御装置50は、地中熱利用システム1の長期運用を可能にする。
これにより、制御装置50は、揚水側水位に基づいて、機器AAが要求する負荷熱量を補助できる。
このため、揚水側水位の維持のために熱源井戸設備10だけで機器AAが要求する負荷熱量を負担できない場合であっても、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
したがって、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を供給できるように、地中熱利用システム1を制御することができる。
例えば、熱源井戸構築時に揚水試験等で揚水量の上限を定めているが、スクリーン目詰まり等の経年劣化により、同じ揚水量でも水位変動が大きくなる場合があるため、水位基準による揚水量の制限と別熱源の活用が望まれる。
他方、例えば、基本的には高効率な熱源井戸設備10を運用し、揚水側の水位低下が設定値を超えた場合に、制御装置50は、揚水流量を制御するとともに、熱源井戸設備10とは別の熱源機31を起動し、負荷配分することができる。
したがって、制御装置50によれば、揚水側水位に基づいて揚水量の制限と別熱源の活用とを実現できる。
例えば、制御装置50は、図12に示すように、熱源機31の起動条件と停止条件とにヒステリシスを持たすことができる。
これにより、制御装置50は、例えば、熱源機31の起動と停止との発振動作を抑制できる。
したがって、制御装置50は、熱源機31の動作を安定させることができる。
これにより、制御装置50は、例えば、還水井戸のスクリーンの目詰まり等に起因する還水井戸の水位上昇といった、還水井戸の水位変動を制限することができる。
このため、制御装置50は、例えば、還水井戸の目詰まり進行を抑えることができる。
したがって、制御装置50は、地中熱利用システム1の長期運用を可能にする。
これにより、制御装置50は、還水側水位に基づいて、機器AAが要求する負荷熱量を補助できる。
このため、還水側水位の維持のために熱源井戸設備10だけで機器AAが要求する負荷熱量を負担できない場合であっても、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
したがって、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を供給できるように、地中熱利用システム1を制御することができる。
例えば、熱源井戸構築時に還水試験等で還水量の上限を定めているが、スクリーン目詰まり等の経年劣化により、同じ還水量でも水位変動が大きくなる場合があるため、水位基準による還水量の制限と別熱源の活用が望まれる。
他方、例えば、基本的には高効率な熱源井戸設備10を運用し、還水井戸の水位上昇が設定値を超えた場合に、制御装置50は、還水流量を制御するとともに、熱源井戸設備10とは別の熱源機31を起動し、負荷配分することができる。
したがって、制御装置50によれば、還水側水位に基づいて還水量の制限と別熱源の活用とを実現できる。
これにより、制御装置50は、例えば、熱源機31の起動と停止との発振動作を抑制できる。
したがって、制御装置50は、熱源機31の動作を安定させることができる。
このため、熱源井戸設備10が帯水層LYを天然の蓄熱槽と見立てた設備であり、自然を利用するため不測の事態が起こる可能性があるのに対し、制御装置50によれば、補助熱供給設備30が熱源井戸設備10のバックアップになる。
上述の実施形態の一例では、制御装置50は、還水温度に基づいて流量FLの制御と、熱源機31の起動及び停止の制御との両方を行っているが、還水温度を制御できるなら、どのように制御してもよい。
変形例として、制御装置50は、還水温度を制御できるなら、還水温度に基づいて流量FLの制御と、熱源機31の起動及び停止の制御との制御のうち、少なくとも一方を制御してもよい。その際、地中熱利用システム1は、流量調整装置22と補助熱供給設備30との構成のうち、少なくとも一方を備えてもよい。
変形例として、補助熱供給設備30は、複数の熱源機31に代えて、一台の熱源機31を備えてもよい。
他の変形例として、補助熱供給設備30は、複数の熱源機31に代えて又は加えて、冷却塔を備えてもよい。
変形例として、補助熱供給設備30は、複数の熱源機31に代えて、一台の熱源機31を備えてもよい。
他の変形例として、補助熱供給設備30は、複数の熱源機31に代えて又は加えて、冷却塔を備えてもよい。
変形例として、地中熱利用回路20は、流量調整装置22と、主配管23とを備え、ヒートポンプ21を備えなくてもよい。その際、流量調整装置22は、熱交換器14の機器AA側から機器AAへ直接流れる熱媒体の流量を調整してもよい。
変形例として、還水温度の上限値(下限値)は、地中熱利用システム1が設置される地域の初期地下水温度に依存するため、制御装置50において、還水温度の上限値(下限値)は、特に限定されず、適宜設定可能なものに更新されてもよい。
変形例として、バイパス弁223の制御に加え又はバイパス弁223の制御に代えて、流量制御部512は、ポンプ221のインバータ制御や電動弁222の開度制御を行うことにより、流量FLを制御してもよい。
さらに、流量制御部512は、流量調整装置22に対する制御と同様に、補助流量調整装置33のバイパス弁の開度制御や補助流量調整装置33のポンプのインバータ制御や補助流量調整装置33の電動弁の開度制御を行って、補助熱供給設備30から機器AAへ流れる媒体の流量を調整してもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として示したものであり、本開示の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、本開示の範囲や要旨に含まれると同様に、本開示の範囲とその均等の範囲に含まれるものとする。
上述の実施形態に記載の制御装置50、地中熱利用システム1、制御方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
これにより、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAから熱源井戸設備10への排熱を制限することができる。
このため、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
このため、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、制御装置50は、例えば、熱源機31の起動と停止との発振動作を抑制できる。
したがって、制御装置50は、熱源機31の動作を安定させることができる。
これにより、制御装置50は、例えば、機器AAの起動と停止との発振動作を抑制できる。
したがって、制御装置50は、熱源機31の動作を安定させることができる。
したがって、制御装置50は、複数の熱源機31を効率的に利用することができる、
これにより、制御装置50は、例えば、揚水井戸(冷水井戸12又は温水井戸11)のスクリーンの目詰まり等に起因する揚水井戸(冷水井戸12又は温水井戸11)の水位低下といった、揚水井戸(冷水井戸12又は温水井戸11)の水位変動を制限することができる。
このため、制御装置50は、例えば、揚水井戸(冷水井戸12又は温水井戸11)の水中ポンプPPの空運転による故障や揚水井戸(冷水井戸12又は温水井戸11)の目詰まり進行を抑えることができる。
したがって、制御装置50は、地中熱利用システム1の長期運用を可能にする。
このため、揚水側水位の維持のために熱源井戸設備10だけで機器AAが要求する負荷熱量を負担できない場合であっても、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
したがって、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を供給できるように、地中熱利用システム1を制御することができる。
これにより、制御装置50は、例えば、還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)のスクリーンの目詰まり等に起因する還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)の水位上昇といった、還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)の水位変動を制限することができる。
このため、制御装置50は、例えば、還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)の目詰まり進行を抑えることができる。
したがって、制御装置50は、地中熱利用システム1の長期運用を可能にする。
これにより、還水側水位の維持のために熱源井戸設備10だけで機器AAが要求する負荷熱量を負担できない場合であっても、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
したがって、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量を供給できるように、地中熱利用システム1を制御することができる。
これにより、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
このため、制御装置50は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、制御装置50は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、地中熱利用システム1は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAから熱源井戸設備10への排熱を制限することができる。
このため、地中熱利用システム1は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、地中熱利用システム1は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、制御方法は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAから熱源井戸設備10への排熱を制限することができる。
このため、制御方法は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、制御方法は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、制御方法は、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
このため、制御方法は、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、制御方法は、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、プログラムは、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAから熱源井戸設備10への排熱を制限することができる。
このため、プログラムは、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、プログラムは、地中環境に影響を与えにくい。
これにより、プログラムは、機器AAが要求する負荷熱量が大きい場合において、機器AAが要求する負荷熱量を熱源井戸設備10と補助熱供給設備30とに分担させることができる。
このため、プログラムは、機器AAが要求する負荷熱量にかかわらず、地中環境に影響を与えにくい温度に地下水の温度を調整して還水井戸(温水井戸11又は冷水井戸12)に戻すことができる。
したがって、プログラムは、地中環境に影響を与えにくい。
10 熱源井戸設備
11 温水井戸(還水井戸又は揚水井戸)
12 冷水井戸(揚水井戸又は還水井戸)
13 井戸側配管
14 熱交換器
15 水温計
16 水位計
20 地中熱利用回路
21 ヒートポンプ
22 流量調整装置
23 主配管
30 補助熱供給設備
31 熱源機
32 補助配管
33 補助流量調整装置
50 制御装置
51 CPU
52 メモリ
53 通信インタフェース
54 記録媒体
131 第一端
132 第二端
221 ポンプ
222 電動弁
223 バイパス弁
511 還水温度取得部
512 流量制御部
513 熱源機制御部
514 揚水側水位取得部
515 揚水流量制御部
516 還水側水位取得部
517 還水流量制御部
AA 機器
FL 流量
LY 帯水層
PP 水中ポンプ
VA 注水弁
VB 逆止弁
Claims (15)
- 揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、前記地中熱利用回路と並列に前記機器に設けられていて熱源機を備える補助熱供給設備と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得する還水温度取得部と、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御する流量制御部と、
前記還水温度に基づいて、前記熱源機の起動及び停止を制御する熱源機制御部と、
を備える
制御装置。 - 前記地中熱利用システムが前記機器に対し冷房運転を行う際に、前記停止を行うべき第一停止温度が、前記起動を行うべき第一起動温度より低い
請求項1に記載の制御装置。 - 前記地中熱利用システムが前記機器に対し暖房運転を行う際に、前記停止を行うべき第二停止温度が、前記起動を行うべき第二起動温度より高い
請求項1に記載の制御装置。 - 前記熱源機が複数の熱源機を備え、
前記熱源機制御部が、前記複数の熱源機の増減段制御を行う
請求項1に記載の制御装置。 - 揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得する還水温度取得部と、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御する流量制御部と、
を備え、
前記揚水井戸の水位である揚水側水位を取得する揚水側水位取得部と、
前記揚水側水位に基づいて、前記揚水井戸からの揚水流量を制御する揚水流量制御部と、
をさらに備える
制御装置。 - 前記地中熱利用システムが、前記地中熱利用回路と並列に前記機器に設けられていて熱源機を備える補助熱供給設備をさらに備え、
前記揚水側水位に基づいて、前記熱源機の起動及び停止を制御する熱源機制御部をさらに備える
請求項5に記載の制御装置。 - 揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得する還水温度取得部と、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御する流量制御部と、
を備え、
前記還水井戸の水位である還水側水位を取得する還水側水位取得部と、
前記還水側水位に基づいて、前記還水井戸への還水流量を制御する還水流量制御部と、
をさらに備える
制御装置。 - 前記地中熱利用システムが、前記地中熱利用回路と並列に前記機器に設けられていて熱源機を備える補助熱供給設備をさらに備え、
前記還水側水位に基づいて、前記熱源機の起動及び停止を制御する熱源機制御部をさらに備える
請求項7に記載の制御装置。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置と、
前記熱源井戸設備と、
前記地中熱利用回路と、
を備える
地中熱利用システム。 - 揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、前記地中熱利用回路と並列に前記機器に設けられていて熱源機を備える補助熱供給設備と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得し、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御し、
前記還水温度に基づいて、前記熱源機の起動及び停止を制御する
制御方法。 - 揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得し、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御し、
前記揚水井戸の水位である揚水側水位を取得し、
前記揚水側水位に基づいて、前記揚水井戸からの揚水流量を制御する
制御方法。 - 揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得し、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御し、
前記還水井戸の水位である還水側水位を取得し、
前記還水側水位に基づいて、前記還水井戸への還水流量を制御する
制御方法。 - コンピュータに、
揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、前記地中熱利用回路と並列に前記機器に設けられていて熱源機を備える補助熱供給設備と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得し、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御し、
前記還水温度に基づいて、前記熱源機の起動及び停止を制御する、
ことを実行させる
プログラム。 - コンピュータに、
揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得し、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御し、
前記揚水井戸の水位である揚水側水位を取得し、
前記揚水側水位に基づいて、前記揚水井戸からの揚水流量を制御する
ことを実行させる
プログラム。 - コンピュータに、
揚水井戸と、還水井戸と、前記揚水井戸から前記還水井戸へ延びる井戸側配管と、前記井戸側配管の途中に設けられている熱交換器と、を備える熱源井戸設備と、前記熱交換器と機器との間に設けられている地中熱利用回路と、を備える地中熱利用システムの前記還水井戸への還水温度を取得し、
前記還水温度に基づいて、前記地中熱利用回路から前記機器へ流れる冷媒の流量を制御し、
前記還水井戸の水位である還水側水位を取得し、
前記還水側水位に基づいて、前記還水井戸への還水流量を制御する
ことを実行させる
プログラム。
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