JP7478057B2 - 電気端子 - Google Patents

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Description

本発明は、電線が接続される電気端子に関する。
一般的に、電線を電気端子に接続するに際し、圧着、圧接、溶接等の様々な接続方法が採られている。この圧着、圧接、溶接等の接続方法にあっては、専用の工具や設備が必要になるため、これら専用の工具や設備を用いずに簡易な治具によって電線を電気端子に接続する種々の方法が、従来から提案されている。
例えば、特許文献1には、導電材料により形成された端子板と、端子板に接触すると共に電線を囲むようにして電線と接続される導体部と、電線を導体部で挟持することができるように導体部を押圧する弾性部材とを備える電線接続端子が提案されている。
また、特許文献2には、ハウジングの押付部が、電線の露出導体部が電線挿入孔から端子挿入孔内の接続端子の電線配置空間に配置された状態で、端子挿入孔内での接続端子のスライド動作に伴って、弾性片を電線配置空間内の露出導体部に押し付けるコネクタが提案されている。
また、特許文献3には、両端から電線の芯線が挿入される導電性スリーブ、導電性スリーブの外周面を覆う絶縁カバー、一端が導電性スリーブに接続された2つの導体接続部材、2個の絶縁スライドリング、及び絶縁リングストッパーを備えた電線接続用具が提案されている。2個の絶縁スライドリングは、絶縁カバーの外周にスライド移動自在に配置され、絶縁カバーの両端部にそれぞれがスライド移動したときに導体接続部材のそれぞれを内方に押し込み、導体接続部材のそれぞれを電線の芯線に接触させる。また、絶縁リングストッパーは、2個の絶縁スライドリング間において絶縁カバーに装着され、2個の絶縁スライドリングのスライド移動を規制するようになっている。
特開2013-109918号公報 特開2019-81742号公報 特開2010-198901号公報
しかしながら、これら従来の特許文献1に示す電線接続端子、特許文献2に示すコネクタ、及び特許文献3に示す電線接続用具にあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示す電線接続端子の場合、電線を導体部で挟持することができるように導体部を押圧する弾性部材が、経年変化で弾性力がおちる等の理由によって導体部を押圧する力が低下し、場合によっては電線が導体部で電気接続される状態を維持できないことがあった。
また、特許文献2に示すコネクタの場合、接続端子に設けられた弾性片を、接続端子のスライド動作に伴って露出導体部に押し付けて挟持する押付部は、接続端子が挿入されるハウジングに設けられており、接続端子側の構成部材だけで電線を接続することができない。
一方、特許文献3に示す電線接続用具の場合、電線接続用具に設けられた2個の絶縁スライドリングを、スライド移動させることによって電線の芯線を導体接続部材によって挟持させることができるので、電線接続用具側の構成部材だけで電線を接続することができる。また、2個の絶縁スライドリング間に絶縁リングストッパーを装着することで、2個の絶縁スライドリングのスライド移動を規制し、電線の芯線が導体接続部材に電気接続される状態を維持することができる。
しかし、電線の芯線が導体接続部に電気接続される状態を維持する絶縁リングストッパーが、絶縁スライドリングとは別個に必要となり、構成が複雑で部品点数が多くなってしまうという問題があった。
従って、本発明はこの従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、スライド移動によって電線を電線接続部によって挟持させるスリーブとは別個の部材を要することなく、電線の芯線が電線接続部に電気接続される状態を簡易な構成で維持することができる、圧着・圧接・溶接などの専用の工具や設備を不要とした簡易な治具で電線の芯線を接続することができる電気端子を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電気端子は、相手側端子が接続される端子接続部、及び該端子接続部から延び、電線が挿入され接続される電線接続部を備えた端子本体と、前記電線接続部に対してスライド移動可能に配置され、スライド移動によって前記電線接続部を押圧して変位させ、前記電線接続部に挿入された電線を前記電線接続部によって挟持させるスリーブとを備え、該スリーブには、前記電線の芯線が前記電線接続部に電気接続される状態を維持するロック部が形成されていることを要旨とする。
本発明の一態様に係る電気端子によれば、スライド移動によって電線を電線接続部によって挟持させるスリーブとは別個の部材を要することなく、電線の芯線が電線接続部に接続される状態を簡易な構成で維持することができる、圧着・圧接・溶接などの専用の工具や設備を不要とした簡易な治具で電線を接続することができる電気端子を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電気端子を備えた電気コネクタの一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気端子を分解して示すもので、(a)は端子本体の端子接続部側を先頭にして斜め上方から見た分解斜視図、(b)はスリーブ側を先頭にして斜め下方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気端子の電線接続部に電線を挿入し、スリーブをスライド移動させる前の状態を示すもので、(a)は端子本体の端子接続部側を先頭にして斜め上方から見た斜視図、(b)は挿入された電線側を先頭にして斜め下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気端子の電線接続部に電線を挿入し、スリーブをスライド移動させた後の状態を示すもので、(a)は端子本体の端子接続部側を先頭にして斜め上方から見た斜視図、(b)は挿入された電線側を先頭にして斜め下方から見た斜視図である。 図3(a)における5-5線に沿う断面図である。 図4(a)における6-6線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1には、本発明の一実施形態に係る電気端子を備えた電気コネクタの一例が示されている。
図1に示す電気コネクタ1は、ハウジング10と、ハウジング10に収容される電気端子20とを備えている。
ハウジング10は、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成され、前側(図1における左側)に端子接続部収容キャビティ11を備え、後側(図1における右側)に電線接続部収容キャビティ12を備えている。端子接続部収容キャビティ11は、電気端子20の後述する端子接続部31を収容する。電線接続部収容キャビティ12は、端子接続部収容キャビティ11に連通するように形成され、電気端子20の後述する電線接続部32及びスリーブ40を収容する。電線接続部収容キャビティ12は、電線接続部収容キャビティ12内に収容されたスリーブ40が電線接続部32に沿ってスライド移動可能な大きさに形成される。
また、ハウジング10には、その前端面から端子接続部収容キャビティ11に連通するように形成される相手側端子(図示せず)の端子挿入用開口13が形成されるとともに、電線接続部収容キャビティ12から後端面に連通するように形成される電線導出用開口14が形成されている。
次に、電気端子20は、図1乃至図6に示すように、端子本体30と、スリーブ40とを備えている。
端子本体30は、図1乃至図6に示すように、導電性金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成され、端子接続部31及び電線接続部32を備えている。
ここで、端子接続部31は、相手側端子(図示せず)が挿入されて接続されるものである。端子接続部31は、上板部31a、上板部31aに対向する下板部31b、上板部31aの左端縁及び下板部31bの左端縁を連結する左側板部31c、及び上板部31aの右端縁及び下板部31bの右端縁を連結する右側板部31dとを備えた箱形に形成されている。
また、電線接続部32は、端子接続部31の後端部から延び、電線Wが挿入され接続されるものである。電線Wは、芯線W1と芯線W1を覆う絶縁性の被覆W2とを備えている。電線Wの被覆W2は、電線Wの先端部から所定長さだけ除去され、その部分だけ芯線W1が露出される。本実施形態の場合、電線接続部32には、電線Wの芯線W1が挿入され、接続されるようになっている。但し、電線接続部32には、電線Wの芯線W1のみならず、被覆W2を含めた電線Wの全体が挿入され、接続されてもよい。
電線接続部32は、端子接続部31の上板部31aの後端部から延びる板状の上側の接触片32a及び端子接続部31の下板部31bの後端部から延びる板状の下側の接触片32bの上下一対の接触片32a,32bを備えている。上側の接触片32aは、突起部32aaが上側凸の山形形状をなし、下側の接触片32bは、上側の接触片32aに対して対称形状に形成され、突起部32baが下側凸の山形形状をなしている。電線Wの露出した芯線W1の部分が電線接続部32の上下一対の接触片32a,32b間に挿入されて接続される。上下一対の接触片32a,32bのうち少なくとも一方の接触片32a、32bが突起部を有するものであればよく、上下一対の接触片32a,32bの双方に突起部32aa、32baを有する必要は必ずしもない。また、上下一対の接触片32a,32bのうち突起部を有する接触片32a、32bは、全体が山形形状である必要はなく、例えば、全体をドーム形状、アーチ形状、台形等で構成してもよいし、その一部に突起部を有する形状であってもよい。
また、スリーブ40は、電線接続部32に対してスライド移動可能に配置され、スライド移動によって電線接続部32を押圧して変位させ、電線接続部32に挿入された電線Wを電線接続部32によって挟持させ、電線接続部32が電線Wの芯線W1に電気接続されるものである。本実施形態では、電線接続部32には電線Wの芯線W1が挿入され、スリーブ40がスライド移動することにより電線接続部32に挿入された芯線W1が電線接続部32によって挟持され、電気接続される。なお、電線接続部32に芯線W1のみでなく被覆W2を含む電線Wの全体が挿入される場合、電線接続部32の先端が被覆W2を挟持しつつその先端に形成された突起部が芯線W1に接触するようにしてもよい。
具体的に述べると、一実施例において、スリーブ40は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成され、電線接続部32を構成する上下一対の接触片32a,32bを囲む角筒状に形成され、上板部40a、下板部40b、左側板部40c及び右側板部40dを有する。スリーブ40は、電線接続部32の後側から上側の接触片32aを下方に下側の接触片32bを上方に変位させつつ電線接続部32の周囲であって前後方向中央寄りの位置に配置される。
なお、スリーブ40は、電線接続部32を構成する上下一対の接触片32a,32bを囲む形状であれば、角筒状に形成される場合に限られない。
スリーブ40は、例として金属製であり、その金属材料は、加工性に優れた銅合金、高強度な鉄系ステンレス、軽量化のためのアルミニウムなどである。スリーブ40は、電線接続部32の周囲であって前後方向中央寄りの位置からスライド移動され、これによって上下一対の接触片32a,32bを上下方向から押圧して上側の接触片32aを下方に、下側の接触片32bを上方に変位させる。これにより、上下一対の接触片32a,32b間に挿入された電線Wを上下一対の接触片32a,32bの先端間で挟持させる。本実施形態の場合、上下一対の接触片32a,32b間に挿入された電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間で挟持させる。
また、スリーブ40は、金属製でなくとも耐熱性を有する部材としてもよい。
また、スリーブ40には、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態を維持するロック部41が形成されている。このロック部41は、スリーブ40の上板部40aに形成された上側の開口部41aと、スリーブ40の下板部40bに形成された下側の開口部41bとで構成されている。上側の開口部41aには、スリーブ40がスライド移動して電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際に、上側の接触片32aの突起部32aaが入り込み、スリーブ40のスライド移動を規制する。また、下側の開口部41bには、スリーブ40がスライド移動して電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際に、下側の接触片32bの突起部32baが入り込み、スリーブ40のスライド移動を規制する。これにより、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態が維持される。
そして、このような構成を有する電気端子20の電線接続部32に電線Wの芯線W1を接続する方法について説明する。この際に、先ず、図3(a),(b)及び図5に示すように、スリーブ40を電線接続部32の周囲であってやや前後方向中央寄りの位置に位置させ、上下一対の接触片32a,32bの間隔が開いた状態で、電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32b間に挿入する。
次いで、図4(a),(b)及び図6に示すように、簡単な治具を用いてスリーブ40を電線接続部32の後方側へスライド移動させる。これにより、スリーブ40が上下一対の接触片32a,32bを上下方向から押圧して上側の接触片32aを下方に、下側の接触片32bを上方に変位させる。これにより、上下一対の接触片32a,32b間に挿入された電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間で挟持させ、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される。
そして、スリーブ40がスライド移動して電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際には、上側の接触片32aの突起部32aaがロック部41の上側の開口部41aに入り込む。また、同時に、下側の接触片32bの突起部32baがロック部41の下側の開口部41bに入り込む。これにより、スリーブ40のスライド移動が規制され、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態が維持される。
次に、電気端子20をハウジング10に収容する方法について説明する。
先ず、スリーブ40を電線接続部32の周囲であってやや前後方向中央寄りの位置に位置させた状態で、図1に示すように、電気端子20の端子接続部31を端子接続部収容キャビティ11内に、電線接続部32及びスリーブ40を電線接続部収容キャビティ12内に予め収容しておく。
次いで、電線Wの芯線W1を、ハウジング10の電線導出用開口14を通して上下一対の接触片32a,32b間に挿入する。
その後、簡単な治具を用いてスリーブ40を電線接続部32の後方側へスライド移動させる。これにより、スリーブ40が上下一対の接触片32a,32bを上下方向から押圧して上側の接触片32aを下方に、下側の接触片32bを上方に変位させる。これにより、上下一対の接触片32a,32b間に挿入された電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間で挟持させ、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される。
そして、スリーブ40が電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際には、前述したように、上側の接触片32aの突起部32aaがロック部41の上側の開口部41aに入り込む。また、同時に、下側の接触片32bの突起部32baがロック部41の下側の開口部41bに入り込む。これにより、スリーブ40のスライド移動が規制され、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態を維持する。
これにより、電線Wが接続された電気端子20がハウジング10に収容される。
このように、本実施形態に係る電気端子20によれば、端子本体30の電線接続部32に対してスライド移動可能に配置され、スライド移動によって電線接続部32を押圧して変位させ、電線接続部32に挿入された電線Wを電線接続部32によって挟持させるスリーブ40を備えている。これにより、電気端子20側の構成部材だけで電線Wを接続することができることになる。
そして、このスリーブ40は、例えば金属製であり、また、スリーブ40に耐熱性を持たせることができ、スリーブ40が高温になったとき変形が生じることなく電線接続部32に対する押圧力を安定させることができる。
また、スリーブ40を、耐熱性を有する部材とした場合も、スリーブ40が高温になったとき変形が生じることなく電線接続部32に対する押圧力を安定させることができる。
また、スリーブ40には、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態を維持するロック部41が形成されている。このため、スリーブ40が電線Wを電線接続部32によって挟持させた状態で、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態を維持することができる。そして、ロック部41がスリーブ40に直接形成されているので、スライド移動によって電線Wを電線接続部32によって挟持させるスリーブ40とは別個の部材を要することなく、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態を簡易な構成で維持することができる。
また、本実施形態に係る電気端子20によれば、電線Wを接続するに際し、圧着・圧接・溶接などの専用の工具や設備を不要とした簡易な治具で電線Wを接続することができる。
また、電線接続部32は、端子接続部31から延びる板状の上側の接触片32a及び板状の下側の接触片32bの上下一対の接触片32a,32bを備えている。そして、上側の接触片32aは、突起部32aaが上側凸の山形形状をなし、下側の接触片32bは、上側の接触片32aに対して対称形状に形成され、突起部32baが下側凸の山形形状をなしている。そして、スリーブ40は、スライド移動によって上下一対の接触片32a,32bを上下方向から押圧して上側の接触片32aを下方に、下側の接触片32bを上方に変位させる。これにより、上下一対の接触片32a,32b間に挿入された電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間で挟持させる。これにより、電線接続部32及びスリーブ40を簡易な構成により構成して、電線接続部32に挿入された電線Wを、スリーブ40をスライド移動させることにより電線接続部32によって挟持させることができる。
また、ロック部41は、スリーブ40の上板部40aに形成された上側の開口部41aと、スリーブ40の下板部40bに形成された下側の開口部41bとで構成されている。上側の開口部41aには、スリーブ40がスライド移動して電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際に、上側の接触片32aの突起部32aaが入り込み、スリーブ40のスライド移動を規制する。また、下側の開口部41bには、スリーブ40がスライド移動して電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際に、下側の接触片32bの突起部32baが入り込み、スリーブ40のスライド移動を規制する。このため、ロック部41を簡易な構成により構成して、スリーブ40のスライド移動を確実に規制し、電線Wの芯線W1が電線接続部32に電気接続される状態を確実に維持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、電線接続部32は、電線Wが挿入され接続されるものであって、スリーブ40のスライド移動によって押圧されて変位し、電線Wを挟持するものであればよく、端子接続部31から延びる板状の上側の接触片32a及び板状の下側の接触片32bの上下一対の接触片32a,32bで構成される必要は必ずしもない。
また、電線接続部32を端子接続部31から延びる板状の上下一対の接触片32a,32bで構成する場合、上側の接触片32a及び下側の接触片32bの双方が突起部32aa,32baを有する形状にする必要はなく、いずれか一方の接触片32aあるいは32bが突起部32aaあるいは32baを有する形状としてもよい。
また、接触片32a,32bは山形形状とする必要はなく、前述したように、ドーム形状、アーチ形状、台形等で構成し、その一部に突起部を有する形状としてもよい。
また、スリーブ40は、上下一対の接触片32a,32bを囲む角筒状に形成されているが、前述したように、上下一対の接触片32a,32bを囲む形状であればよい。
また、電線接続部32において、上下一対の接触片32a,32bのうちいずれか一方の接触片32aあるいは32bが突起部32aaあるいは32baを有する形状とした場合、ロック部41は、スリーブ40に形成されたいずれか一つの開口部41aあるいは41bで構成されてもよい。このスリーブ40に形成された一つの開口部41aあるいは41bには、スリーブ40がスライド移動によって電線Wの芯線W1を上下一対の接触片32a,32bの先端間によって挟持させた際に上下一対の接触片32a,32bのうちの一方の突起部32aaあるいは32baを有する接触片32aあるいは32bの突起部32aaあるいは32baが入り込み、スリーブ40のスライド移動を規制する。
また、電気端子20をハウジング10に収容するに際しては、電線Wを電気端子20の電線接続部32に接続しておき、この電線Wを接続した電気端子2の端子接続部31を端子接続部収容キャビティ11内に、電線接続部32及びスリーブ40を電線接続部収容キャビティ12内に収容するようにしてもよい。
1 電気コネクタ
10 ハウジング
11 端子接続部収容キャビティ
12 電線接続部収容キャビティ
13 端子挿入用開口
14 電線導出用開口
20 電気端子
30 端子本体
31 端子接続部
31a 上板部
31b 下板部
31c 左側板部
31d 右側板部
32 電線接続部
32a 上側の接触片
32aa 突起部
32b 下側の接触片
32ba 突起部
40 スリーブ
40a 上板部
40b 下板部
40c 左側板部
40d 右側板部
41 ロック部
41a 上側の開口部
41b 下側の開口部
W 電線
W1 芯線
W2 被覆

Claims (3)

  1. 相手側端子が接続される端子接続部、及び該端子接続部から延び、電線が挿入され接続される電線接続部を備えた端子本体と、前記電線接続部に対してスライド移動可能に配置され、スライド移動によって前記電線接続部を押圧して変位させ、前記電線接続部に挿入された電線を前記電線接続部によって挟持させるスリーブとを備え、
    該スリーブには、前記電線の芯線が前記電線接続部に電気接続される状態を維持するロック部が形成されており、
    前記電線接続部は、前記端子接続部から延びる板状の上下一対の接触片を備え、該上下一対の接触片のうち少なくとも一方の接触片は突起部を有し、
    前記スリーブは、前記上下一対の接触片の周囲を囲む形状に形成されるとともに、スライド移動によって前記上下一対の接触片のうちの少なくとも一方の接触片を押圧して変位させ、前記上下一対の接触片間に挿入された前記電線を前記上下一対の接触片の先端間で挟持させるものであり、
    前記ロック部は、前記スリーブが前記電線を前記上下一対の接触片の先端間によって挟持させた際に、前記上下一対の接触片のうちの少なくとも一方の接触片の突起部が入り込み、前記スリーブのスライド移動を規制する前記スリーブに形成された少なくとも一つの開口部で構成されることを特徴とする電気端子。
  2. 前記スリーブが、金属製であることを特徴とする請求項に記載の電気端子。
  3. 前記スリーブが、耐熱性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気端子。
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