JP7476626B2 - 通信システム、端末装置、プリンタ、端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、プリンタのためのコンピュータプログラム - Google Patents

通信システム、端末装置、プリンタ、端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、プリンタのためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本明細書は、プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理する技術に関する。
特許文献1には、プリンタと、定額印刷処理のサービスを提供する情報管理サーバと、を備える通信システムが開示されている。プリンタは、情報管理サーバとの通信を実行不可能である場合に、定額印刷処理のサービスの利用を制限する(即ち印刷処理の実行を制限する)。そして、プリンタは、情報管理サーバとの通信を実行可能な状態に変化すると、上記の制限を解除する。
特開2017-47590号公報 特開2018-56761号公報 特開2016-193592号公報 特開2012-68913号公報
上記の技術では、プリンタにおいて、情報管理サーバとの通信を実行可能な状態に変化するまで、印刷処理の実行が制限される。このため、ユーザが不便に感じ得る。
本明細書では、ユーザの利便性を向上させるための技術を提供する。
本明細書によって開示される通信システムは、プリンタと、1個以上の端末装置と、を備え、前記プリンタは、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部を備え、前記1個以上の端末装置のうちの第1の端末装置は、前記制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を生成する認証情報生成部と、前記第1の認証情報を前記第1の端末装置の第1の出力部に出力させる第1の出力制御部と、を備え、前記プリンタは、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報が出力される場合に、前記第1の認証情報を取得する第1の取得部と、前記プリンタが前記不可能状態である場合に、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証を実行する認証実行部と、前記認証が成功する場合に、前記制限を解除する解除部と、を備える。
上記の構成によれば、プリンタは、第1の端末装置によって出力された第1の認証情報を取得する。そして、プリンタは、プリンタが不可能状態である場合に、取得済みの第1の認証情報を利用した認証が成功する場合に、制限を解除する。ユーザは、サーバとの通信を実行不可能である場合でも、制限を解除させることができ、プリンタに印刷を実行させることができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
また、本明細書によって開示される端末装置は、プリンタを備える通信システムで利用され、前記端末装置は、出力部と、第1の認証情報を生成する認証情報生成部であって、前記プリンタでの印刷処理は、前記プリンタでの印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバと前記プリンタとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバと前記プリンタとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限され、前記第1の認証情報は、前記プリンタでの印刷処理の実行の制限を解除するための認証に利用される、前記認証情報生成部と、前記第1の認証情報を前記出力部に出力させる第1の出力制御部であって、前記第1の認証情報は前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記不可能状態である状況において、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証が成功する場合に、解除される、前記第1の出力制御部と、を備える。
上記の構成によれば、端末装置は、制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を生成して出力する。第1の認証情報はプリンタによって取得される。これにより、プリンタが不可能状態である状況において、第1の認証情報を利用した認証が成功する場合に、プリンタでの印刷処理の実行の制限が解除される。ユーザは、サーバとの通信を実行不可能である場合でも、制限を解除させることができ、プリンタに印刷を実行させることができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
また、本明細書によって開示されるプリンタは、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、第1の端末装置が、前記制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を出力する場合に、前記第1の認証情報を取得する第1の取得部と、前記プリンタが前記不可能状態である場合に、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証を実行する認証実行部と、前記認証が成功する場合に、前記制限を解除する解除部と、を備える。
上記の構成でも、ユーザは、サーバとの通信を実行不可能である場合でも、制限を解除させることができ、プリンタに印刷を実行させることができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
上記の端末装置又はプリンタを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 各装置のブロック図を示す。 登録処理のシーケンス図を示す。 プリンタがオンラインからオフラインに変化する具体的なケースのシーケンス図を示す。 プリンタがオンラインからオンラインに戻る具体的なケースのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、端末10と、プリンタ100と、サービス提供サーバ200(以下では、「SPサーバ200」と記載)と、を備える。端末10とプリンタ100は、LAN(Local Area Networkの略)4に接続されている。LAN4は、有線LAN及び無線LANのどちらでもよい。SPサーバ200は、インターネット6及びLAN4を介して、各装置10、100と通信可能である。
(SPサーバ200の構成;図2)
SPサーバ200は、印刷処理に関する印刷サービスを提供するサーバである。印刷サービスは、プリンタ(例えばプリンタ100)に装着可能な色材カートリッジを発送する発送サービスと、プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理する管理サービスを含む。
管理サービスでは、所定期間(例えば1月)において印刷された印刷媒体の枚数(以下では「所定期間枚数」と記載)が所定の契約枚数(例えば1000枚)に到達することが管理される。例えば、ユーザは、所定期間における定額料金を支払う。所定期間枚数が所定の契約枚数に到達するまでは、ユーザは、追加の料金を支払はなくてもよい。そして、所定期間枚数が所定の契約枚数を超える場合には、ユーザは、枚数に所定の単価(例えば、10円/枚)を乗じた追加料金を支払う。別言すれば、管理サービスは、所定期間において印刷媒体の枚数が契約枚数に到達するまで印刷を定額で許容する定額制のサービスと、所定期間おいて印刷媒体の枚数が契約枚数を超える場合に印刷を所定の単価で許容する従量制のサービスと、を含む。契約枚数は、例えば、印刷サービスの契約を締結する際に、ユーザによって設定される。
SPサーバ200は、プリンタ100等のベンダによってインターネット6上に設置される。なお、変形例では、SPサーバ200は、当該ベンダとは異なる事業者によってインターネット6上に設置されてもよい。
SPサーバ200は、ネットワークインターフェイス212と、制御部220と、を備える。各部212、220は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェイスのことを「I/F」と記載する。ネットワークI/F212は、インターネット6を介した通信を実行するためのI/Fであり、インターネット6に接続されている。制御部220は、CPU222と、メモリ224と、を備える。CPU222は、メモリ224に記憶されているプログラム230に従って、様々な処理を実行する。メモリ224は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ224は、上記のプログラム230の他に、ユーザテーブル232と、デバイステーブル234と、を記憶する。なお、変形例では、各テーブル232、234は、SPサーバ200と通信可能に接続されている外部の記憶装置に記憶されてもよい。
ユーザテーブル232には、印刷サービスの提供を受ける1以上のユーザに対応する1個以上のユーザ情報が登録される(即ち記憶される)。各ユーザ情報は、アカウント情報(例えばAC)と、当該ユーザに関する情報を含むユーザ関係情報(例えばUI)と、を含む。アカウント情報は、ユーザを識別するアカウント名と、アカウントパスワードと、を含む。ユーザ関係情報は、例えば、色材カートリッジの発送先を示す発送先情報と、ユーザの電子メールのメールアドレスと、ユーザのクレジットカードの番号と、を含む。また、ユーザテーブル232は、各ユーザ情報と関連付けて、PIN(Personal Identification Numberの略)コード(例えば「1234」)と、契約枚数(例えば「1000枚」)と、解除認証情報(例えばAI1)と、を記憶し得る。PINコードは、プリンタのシリアル番号をユーザテーブル232に登録するための認証に利用される。
デバイステーブル234には、1個以上のデバイス情報が登録される。各デバイス情報は、アカウント名(例えばAN)と、シリアル番号(例えばSN)と、アクセストークン(例えばAT)と、残量履歴情報(例えばHI)と、累積枚数情報と、所定期間枚数と、を含み得る。アクセストークンは、プリンタとSPサーバ200との通信に利用される認証情報である。残量履歴情報は、プリンタに現在装着されている色材カートリッジの残量の履歴を示す情報である。累積枚数情報は、最初の印刷から現在に至るまでにプリンタ100で印刷された印刷媒体の累積枚数を示す。
プリンタ100のシリアル番号SNがデバイステーブル234に登録されると、印刷サービスの提供が開始される。SPサーバ200との通信が実行可能な状態である場合には、プリンタ100による印刷処理の実行は、無制限に許容される。一方、SPサーバ200との通信が実行不可能な状態である場合には、プリンタ100による印刷処理の実行は制限される。ユーザテーブル232に記憶され得る解除認証情報は、当該制限を解除するための認証に利用される認証情報である。
(プリンタ100の構成;図2)
プリンタ100は、印刷機能を備える周辺機器(例えば、端末10の周辺機器)である。プリンタ100は、LANI/F112と、操作部116と、表示部118と、制御部120と、を備える。
LANI/F112は、LAN4を介した通信を実行するためのI/Fであり、LAN4に接続されている。操作部116は、複数のボタンを備える。ユーザは、操作部116を操作することによって、様々な指示をプリンタ100に入力することができる。表示部118は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部118は、いわゆるタッチパネルであり、操作部116の一部として機能してもよい。
制御部120は、CPU122と、メモリ124と、を備える。CPU122は、メモリ124に記憶されているプログラム130に従って、様々な処理を実行する。メモリ124は、上記のプログラム130の他に、プリンタ100を識別するためのシリアル番号SNと、サービスフラグと、オフライン上限枚数と、を記憶する。
サービスフラグは、印刷サービスを受けるための設定が実行されたことを示す「ON」と、印刷サービスを受けるための設定が実行されていないことを示す「OFF」と、のうちのいずれかの値を示す。サービスフラグは、デフォルトで「OFF」を示す。
プリンタ100は、プリンタが、SPサーバ200との通信が実行可能な状態(以下では、「オンライン状態」と記載)からSPサーバ200との通信が実行不可能な状態(以下では、「オフライン状態」と記載)に変化する場合に、プリンタ100による印刷処理の実行を制限する。具体的には、プリンタ100は、オフライン状態である期間における印刷処理に利用される印刷媒体の枚数(以下では、「オフライン枚数」)をメモリ124内のオフライン上限枚数によって示される枚数までしか許容しない。これにより、プリンタ100がオフライン状態である状況、即ち、SPサーバ200がプリンタ100における印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理することができない状況において、プリンタ100で印刷処理が無制限に実行されることを抑制することができる。
(端末10の構成;図2)
端末10は、デスクトップPC、タブレットPC,スマートフォン等の端末である。端末10は、LANI/F12と、操作部16と、表示部18と、制御部20と、を備える。LANI/F12は、LANI/F112と同様である。操作部16は、端末10に指示を入力するためのボタンを含む。表示部18は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部18は、タッチパネル(即ち操作部16の一部)として機能してもよい。
制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に記憶されているプログラム30、40に従って、様々な処理を実行する。OS(Operating Systemの略)プログラム30は、端末10の基本的な動作を実現するためのプログラムである。サービスアプリ40は、印刷サービスを受けるためのアプリケーションプログラムである。サービスアプリ40は、例えば、プリンタ100のベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から端末10にインストールされる。
(登録;図3)
図3を参照して、デバイステーブル234内の情報を登録するための処理について説明する。なお、以下では、各デバイスの各CPU(例えば端末10のCPU22等)が実行する処理について、理解の容易さの観点から、各CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えば端末10等)を主体として記載する。また、SPサーバ200とプリンタ100又は端末10との通信は、インターネット6及びLAN4を介して実行される。また、当該通信は、各装置のI/F(例えば、端末10のLANI/F12)を介して実行される。以下では、特に言及しない限り、「LANI/F12を介して」、「LANI/F112を介して」、「ネットワークI/F212を介して」、「インターネット6を介して」、及び、「LAN4を介して」という説明を省略する。
図3の初期状態では、ユーザテーブル232には、アカウント情報AC及びユーザ関係情報UIが登録されている(図2参照)。アカウント情報AC及びユーザ関係情報UIは、例えば、ユーザが端末10を操作することによってSPサーバ200に登録される。
端末10は、T2において、ユーザの操作に応じて、サービスアプリ40を起動する。そして、端末10は、サービスアプリ40に従って表示される画面においてアカウント情報ACの入力操作を受け付けると、T4において、アカウント情報ACを含むログイン要求をSPサーバ200に送信する。これにより、SPサーバ200は、T6において、アカウント情報ACの認証を実行する。本ケースでは、アカウント情報ACはユーザテーブル232に既に登録されている。このため、T6の認証は成功する。
端末10は、T6で認証が成功すると、T10において、アカウント情報AC内のアカウント名ANを含むPIN要求をSPサーバ200に送信する。
SPサーバ200は、T10において、端末10からPIN要求を受信すると、T12において、PINコード「1234」を生成し、PIN要求内のアカウント名ANと関連付けて、PINコード「1234」をユーザテーブル232に記憶する。そして、SPサーバ200は、T14において、PINコード「1234」を端末10に送信する。
さらに、端末10は、アカウント情報AC内のアカウント名ANを含む契約枚数要求をSPサーバ200に送信する。これにより、SPサーバ200は、T22において、契約枚数要求内のアカウント名ANと関連付けて記憶されている契約枚数「1000枚」を端末10に送信する。
端末10は、T22において、SPサーバ200から契約枚数「1000枚」を受信すると、T24において、解除認証情報AI1を生成して、解除認証情報AI1をメモリ24に記憶する。解除認証情報AI1は、端末10によってランダムに生成された文字列である解除パスワードと、受信済みの契約枚数「1000枚」と、を含む。なお、変形例では、複数個のユニークな文字列が端末10のメモリ24に予め記憶されており、端末10は、メモリ124内の複数個のユニークな文字列の中から、1個の文字列を解除パスワードとして選択してもよい。
T26では、端末10は、生成済みの解除認証情報AI1をSPサーバ200に送信する。これにより、SPサーバ200は、T28において、解除認証情報AI1をユーザテーブル232に記憶する。
なお、仮に、T6のアカウント情報の認証が失敗する場合に、端末10は、T20~T26の処理を実行しない。別言すれば、端末10は、SPサーバ200がアカウント情報を認証済みであることを条件として、解除認証情報AI1を生成する。上記の構成によれば、アカウント情報ACを知らない第三者によって端末10が操作されて、解除認証情報AI1が不正に生成されることを抑制することができる。
さらに、端末10は、T40において、LANI/F12及びLAN4を介して、T16で受信されたPINコード「1234」とT24で生成された解除認証情報AI1とをプリンタ100に送信する。上記の構成によれば、プリンタ100のシリアル番号SNがユーザテーブル232に登録される前の早いタイミング(即ち、印刷サービスが開始される前のタイミング)において、印刷処理の実行の制限を解除するための解除認証情報AI1をプリンタ100に送信することができる。印刷サービスの開始前から解除認証情報AI1をプリンタ100に送信することにより、印刷サービスの開始直後のタイミングに印刷処理が制限される場合であっても、当該制限の解除を実行することができる。ユーザの利便性が向上する。
プリンタ100は、T40において、LANI/F112及びLAN4を介して、端末10からPINコード「1234」と解除認証情報AI1とを受信すると、T42において、解除認証情報AI1をメモリ124に記憶する。
T44では、プリンタ100は、開始要求をSPサーバ200に送信する。開始要求は、上記の印刷サービスの開始を要求するコマンドであり、PINコード「1234」と、プリンタ100のシリアル番号SNと、を含む。
SPサーバ200は、T44において、プリンタ100から開始要求を受信すると、T46において、開始要求に含まれるPINコード「1234」の認証を実行する。本ケースでは、開始要求に含まれるPINコード「1234」がユーザテーブル232内のPINコード「1234」と一致するので、SPサーバ200は、PINコードの認証が成功したと判断し、PINコード「1234」に関連付けて記憶されているアカウント名ANを登録対象のアカウント名として決定する。次いで、SPサーバ200は、T48において、登録対象のアクセストークンATを生成する。
T50では、SPサーバ200は、登録対象のアカウント名ANと、開始要求に含まれるシリアル番号SNと、登録対象のアクセストークンATと、を関連付けて、デバイステーブル234に登録する。なお、現時点では、登録対象のアカウント名ANと関連付けて、残量履歴情報と累積枚数情報と所定期間枚数とがデバイステーブル234に記憶されていない。
T52では、SPサーバ200は、アクセストークンATをプリンタ100に送信する。これにより、プリンタ100は、アクセストークンATをプリンタ100のメモリ124に記憶する。
プリンタ100は、T54において、メモリ124内のアクセストークンATを利用して、SPサーバ200とのXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocolの略)接続を確立する。XMPP接続は、いわゆる常時接続であり、プリンタ100の電源が切断されるまで確立され続ける接続である。SPサーバ200は、XMPP接続を利用すれば、プリンタ100から要求を受信しなくても、プリンタ100が所属するLAN4のファイヤウォールを越えて、プリンタ100に要求を送信することができる。なお、SPサーバ200からプリンタ100に要求を送信する仕組みは、XMPP接続ではなく、他の手法であってもよい。例えば、プリンタ100とSPサーバ200との間にHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)接続が確立されてもよい。
T60では、プリンタ100は、T54のXMPP接続の確立をトリガとして、サービスフラグを「OFF」から「ON」に変更する。T64では、プリンタ100は、印刷サービスを受ける準備が完了したことを示す準備完了通知をSPサーバ200に送信する。
SPサーバ200は、T64において、プリンタ100から準備完了通知を受信すると、T66において、印刷サービス(即ち、定額制及び従量制のサービス)が開始されたことを示すメッセージであるサービス開始メッセージを端末10に送信する。これにより、端末10は、T68において、サービス開始メッセージを表示部18に表示させる。ユーザは、端末10の表示部18を見て、印刷サービスが開始されたことを知ることができる。
(プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する具体的なケース;図4)
図4を参照して、プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する具体的なケースについて説明する。図4は、図3の続きである。
SPサーバ200は、図3のT54において、プリンタ100とのXMPP接続を確立すると、T80において、プリンタ100の現在の状態を示す状態情報をSPサーバ200に繰り返し送信することを要求するSubscribe要求をプリンタ100に送信する。Subscribe要求は、プリンタ100が状態情報を送信する周期を示す周期情報を含む。
プリンタ100は、T80において、SPサーバ200からSubscribe要求を受信すると、T82において、Subscribe要求に含まれる周期情報によって示される周期で状態情報を送信することを開始する。状態情報は、シリアル番号SNと、プリンタ100に現在装着されている色材カートリッジの残量を示す残量情報と、最初の印刷から現在に至るまでにプリンタ100で印刷された印刷媒体の累積枚数を示す累積枚数情報と、を含む。
SPサーバ200は、T82において、プリンタ100から状態情報を受信すると、T84において、状態情報内のシリアル番号SNに関連付けて、状態情報内の残量情報を残量履歴情報HIとしてデバイステーブル234に記憶する。さらに、SPサーバ200は、状態情報内のシリアル番号SNに関連付けて、所定期間枚数をデバイステーブル234に記憶する。ここで、所定期間枚数は、以下のように、算出される。SPサーバ200は、プリンタ100から状態情報が初めて受信される場合に、当該状態情報内の累積枚数情報によって示される枚数を基準の枚数に決定する。その後、SPサーバ200は、状態情報が繰り返し受信される毎に、当該状態情報内の累積枚数情報によって示される枚数と基準の枚数との差分枚数を所定期間枚数として算出し、算出済みの所定期間枚数をデバイステーブル234に記憶する。なお、所定期間枚数は、所定期間枚数のカウントを開始した日時から所定期間(例えば1月)が経過する場合に、枚数「0」にリセットされる。
また、SPサーバ200は、T82において、プリンタ100から状態情報を受信すると、発送サービスにおいて色材カートリッジを発送するのか否かの判断を実行する。例えば、SPサーバ200は、残量履歴情報の履歴のうちの最新の残量情報によって示される最新の残量が予め決められている閾値(例えば10%)以下であるのか否かを判断する。SPサーバ200は、最新の残量が閾値以下であると判断する場合に、ユーザ関係情報UI内の発送先情報によって示される発送先に色材カートリッジを発送することを作業員に通知する。これにより、色材カートリッジがプリンタ100のユーザへ発送される。なお、変形例では、SPサーバ200は、状態情報を受信するタイミングとは異なる別のタイミング(例えば、毎月の末日)において、発送サービスにおいて色材カートリッジを発送するのか否かの判断を実行してもよい。
本ケースでは、プリンタ100とSPサーバ200とのXMPP接続が切断される。これにより、プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する。オフライン状態では、状態情報の送信が不可能である。
XMPP接続の切断の原因は、例えば、SPサーバ200のメンテナンス等によりSPサーバ200がインターネット6から切断されることである。また、他の原因は、例えば、プリンタ100がLAN4から切断されることである。本ケースでは、当該原因は、SPサーバ200がインターネット6から切断されることである。
プリンタ100は、XMPP接続が切断されると、T100において、プリンタ100がオフライン状態であると判断する。
T102では、プリンタ100は、メモリ124内のオフライン上限枚数「500」による制限を開始する。そして、プリンタ100は、オフライン枚数のカウントを開始する。具体的には、プリンタ100は、オフライン枚数がオフライン上限枚数「500」に到達するまで印刷処理の実行を許容する。一方、プリンタ100は、オフライン枚数がオフライン上限枚数「500」を超える場合に、印刷処理の実行を禁止する。
プリンタ100は、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数「500」の80%である「400」に到達するのか否かを判断する。プリンタ100は、T104において、現在のオフライン枚数が「400」に到達したと判断し、T106に進む。なお、上記の80%は、例示に過ぎず、例えば、70%、90%でもよい。また、他の変形例では、プリンタ100は、現在のオフライン枚数が、オフライン上限枚数「500」から所定の枚数(例えば「100」)を減算した枚数に到達するのか否かを判断してもよい。
T106では、プリンタ100は、警告画面を表示部118に表示させる。警告画面は、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数に近づいていることを示すメッセージと、オフライン上限枚数「500」をオフライン上限枚数「500」よりも多い上限枚数に変更する(即ち、オフライン上限枚数「500」を拡張する)ための所定の操作をユーザに促すためのメッセージと、を含む。所定の操作は、端末10のサービスアプリ40を起動するための操作である。オフライン上限枚数を拡張することにより、オフライン上限枚数「500」による制限が解除される。警告画面の表示により、所定の操作が促され、オフライン上限枚数「500」による制限の解除が促される。ユーザの利便性が向上する。
端末10は、T110において、ユーザの操作に応じて、サービスアプリ40を起動する。そして、端末10は、T112、T114の処理を実行して、SPサーバ200にアクセス可能であるのか否かを判断する。具体的には、T112では、端末10は、確認信号をSPサーバ200に送信する。そして、T114では、端末10は、SPサーバ200から確認信号に対する応答を受信するのか否かを判断する。例えば、プリンタ100がLAN4から切断されており、端末10がLAN4に接続されており、かつ、SPサーバ200がインターネット6に接続されている場合には、端末10は、SPサーバ200から応答を受信することができる。この場合、端末10は、SPサーバ200にアクセス可能である判断して(T114でYES)、T115において、プリンタ100をLAN4に接続するための案内を示す案内画面を表示部18に表示させる。プリンタ100がLAN4に接続されることにより、プリンタ100は、SPサーバ200とのXMPP接続を再び確立して、状態情報の送信を再開する。そして、プリンタ100は、オフライン上限枚数「500」による制限を解除して、無制限の印刷処理を許容する。上記の構成によれば、後述するT116以降の処理とは異なる処理によって、オフライン上限枚数「500」による制限を解除可能な場合に、T116以降の処理が不必要に実行されることを抑制することができる。
また、例えば、SPサーバ200がインターネット6から切断されている場合には、端末10は、SPサーバ200から応答を受信することができない。この場合、端末10は、SPサーバ200にアクセス不可能であると判断して(T114でNO)、T116に進む。
T116では、端末10は、解除指示情報を生成する。解除指示情報は、メモリ24内の解除認証情報AI1内の解除パスワードと、オフライン上限枚数を拡張する指示を示すコマンドである拡張指示と、を含む。
T118では、端末10は、LANI/F12及びLAN4を介して、生成済みの解除指示情報をプリンタ100に送信する。
プリンタ100は、T118において、LANI/F112及びLAN4を介して、端末10から解除指示情報を受信すると、受信済みの解除指示情報内の拡張指示に従って、T120以降の処理を実行する。
T120では、プリンタ100は、受信済みの解除指示情報内の解除パスワードがメモリ124に記憶されている解除認証情報AI1内の解除パスワードと一致するのか否かを判断する。両パスワードが一致することは、解除認証情報AI1を生成した端末と解除指示情報を生成した端末とが同じであることを意味する。両端末が同じであることは、解除指示情報を生成した端末が、アカウント情報ACを知っているユーザが操作可能な端末である可能性が高いことを意味する。アクセス不可能なSPサーバ200がアカウント情報ACの認証を実行することに代えて、プリンタ100がT120の判断を行う。本ケースでは、プリンタ100は、両パスワードが一致すると判断して(T120でYES)、T122に進む。なお、仮に、プリンタ100は、両パスワードが一致しないと判断する場合(T120でNO)に、T122以降の処理をスキップして、図4の処理を終了する。
T122では、プリンタ100は、メモリ124に記憶されている解除認証情報AI1内の契約枚数「1000」から現在のオフライン枚数「450」を減算した拡張枚数「550」を算出する。
T124では、プリンタ100は、拡張枚数「550」をオフライン上限枚数「500」に加算した新しいオフライン上限枚数「1050」を算出する。これにより、オフライン上限枚数「500」による制限が解除される。そして、プリンタ100は、オフライン枚数が新しいオフライン上限枚数「1050」に到達するまで印刷処理の実行を許容する。
T124の計算では、拡張枚数は、契約枚数「1000」以下である。契約枚数「1000」に基づいて拡張枚数を計算することで、オフライン上限枚数「500」が契約枚数「1000」を超えて過度に拡張されることを抑制することができる。
また、T124の計算では、現在のオフライン枚数が多いほど、拡張枚数が少なくなり、その結果、新しいオフライン上限枚数が少なくなる。例えば、オフライン状態である間に多くの印刷を実行するユーザは、オンライン状態である間でも多くの印刷を実行していると推測される。現在のオフライン枚数が多いほど新しいオフライン上限枚数を少なくすることで、オフライン状態であるにも関わらず、従量制による追加料金が高額になることを抑制することができる。また、例えば、オフライン状態である間に多くの印刷を実行しないユーザは、オンライン状態である間でも多くの印刷を実行していないと推測される。この場合には、新しいオフライン上限枚数が多くても、従量制による追加料金が高額になる可能性は低い。従量制による追加料金が高額になる可能性は低い場合に、新しいオフライン上限枚数が多いことにより、ユーザの利便性が向上する。
続くT126では、プリンタ100は、オフライン上限枚数の拡張が完了したことを示す拡張完了通知を端末10に送信する。これにより、端末10は、T130において、オフライン上限枚数の拡張が完了したことを示すメッセージを表示部18に表示させる。ユーザは、オフライン上限枚数の拡張が完了したことを知ることができる。
(プリンタがオンライン状態に戻る具体的なケース;図5)
図5を参照して、プリンタ100がオフライン状態からオンライン状態に戻る具体的なケースについて説明する。図5は、図4の続きである。
本ケースでは、SPサーバ200がインターネット6に再び接続されることにより、プリンタ100がオンライン状態に戻る。これにより、T200では、プリンタ100は、SPサーバ200とのXMPP接続を再び確立する。そして、T202では、プリンタ100は、状態情報を送信することを再開する。ここで、再開後に最初に送信される状態情報は、図4のT82の状態情報に含まれる情報に加えて、現在のオフライン枚数を含む。これにより、SPサーバ200は、プリンタ100がオンライン状態である期間における印刷処理に利用された印刷媒体の枚数を知ることができる。
T206では、プリンタ100は、オフライン上限枚数「1050」による制限を解除する。これにより、印刷処理が無制限で許容される。そして、プリンタ100は、オフライン枚数を「0」にリセットする。
また、本実施例では、端末10は、解除認証情報AI1を更新することができる。本ケースでは、解除認証情報AI1は、所定のタイミング(例えば毎月の末日)に更新される。他の例では、解除認証情報AI1は、ユーザの指示に応じて更新されてもよい。
端末10は、所定のタイミングが到来する場合に、T220において、図3のT20と同様に、アカウント情報AC内のアカウント名ANを含む契約枚数要求をSPサーバ200に送信する。T222は、T22と同様である。T224では、端末10は、T24の解除パスワードとは異なる解除パスワードと、契約枚数「1000」と、を含む新しい解除認証情報AI2を生成して、解除認証情報AI1に代えて、解除認証情報AI2をメモリ24に記憶する。T226、T228は、T26、T28と同様である。T240、T242は、PINコードがプリンタ100に送信されない点を除いて、T40、T42と同様である。
上記の構成によれば、解除認証情報AI1を入手した第三者によりオフライン上限枚数「500」による制限が不正に解除されることを抑制することができる。
(本実施例の効果)
本実施例の構成によれば、端末10は、制限を解除するための認証に利用される解除認証情報AI1を生成して、プリンタ100に送信する(図3のT40)。これにより、プリンタ100は、オフライン状態である場合に、解除認証情報AI1を利用した認証を実行し、当該認証が成功する場合(図4のT120でYES)に、制限を解除する(T124)。ユーザは、SPサーバ200との通信を実行不可能である場合でも、制限を解除させることができ、プリンタ100に印刷を実行させることができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
(対応関係)
端末10が、「1個以上の端末装置」の一例である。端末10が、「第1の端末装置(及び第2の端末装置)」の一例である。プリンタ100、SPサーバ200、通信システム2が、それぞれ、「プリンタ」、「サーバ」、「通信システム」の一例である。オンライン状態、オフライン状態が、それぞれ、「可能状態」、「不可能状態」の一例である。LANI/F12が、「第1の出力部(及び装置側通信インターフェイス)」の一例である。LANI/F112が、「プリンタ側通信インターフェイス」の一例である。LANI/F12が、「第2の出力部」の一例である。解除認証情報AI1、解除指示情報、解除パスワードが、それぞれ、「第1の認証情報」、「第2の認証情報」、「パスワード」の一例である。PINコード「1234」が、「コード」の一例である。オフライン枚数、オフライン上限枚数が、「不可能期間枚数」、「上限枚数」の一例である。オフライン上限枚数「500」、オフライン上限枚数「1050」が、それぞれ、「第1の枚数」、「第2の枚数」の一例である。契約枚数「1000」、拡張枚数「550」が、「所定の管理枚数」、「差分枚数」の一例である。オフライン上限枚数「500」の80%が、「報知枚数」の一例である。図4のT106の警告画面を表示することが、「報知動作」の一例である。
図4のT102、図3のT24、T40が、それぞれ、「制限部」、「認証情報生成部」、「第1の出力制御部」によって実現される処理の一例である。図3のT40、図4のT120、T124が、それぞれ、「第1の取得部」、「認証実行部」、「解除部」によって実現される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の実施例では、SPサーバ200は、定額制のサービスと従量制のサービスとを含む印刷サービスを提供する。これに代えて、例えば、SPサーバ200は、定額制のサービスを含み、従量制のサービスを含まないサービスや、定額制のサービスを含まず、従量制のサービスを含むサービスを提供してもよい。これら変形例のサービスにおいて印刷媒体の枚数を管理するSPサーバ200が、「サーバ」の一例である。
(変形例2)上記の実施例では、プリンタ100は、オフライン枚数をオフライン上限枚数「500」までしか許容しないことによって、プリンタ100による印刷処理の実行を制限する。これに代えて、プリンタ100は、プリンタ100による印刷処理を禁止してもよい。本変形例では、印刷処理を禁止することが、「制限」の一例である。
また、一例では、「制限」が印刷処理を禁止することである場合において、プリンタ100がオフライン枚数を所定の上限枚数(例えば「1000」)まで許容することが、「解除」の一例である。また、他の例では、プリンタ100がオフライン状態における印刷処理の実行を無制限に許容することが、「解除」の一例である。
(変形例3)上記の実施例では、プリンタ100は、オフライン上限枚数「500」をオフライン上限枚数「1050」に変更することよって、制限を解除する。これに代えて、プリンタ100は、オフライン状態における印刷処理の実行を無制限に許容することによって、制限を解除してもよい。
(変形例4)上記の実施例では、端末10は、LANI/F12を介して、解除認証情報AI1をプリンタ100に送信する(図3のT40)。これに代えて、端末10は、LANI/F12とは異なる通信I/F(例えば、Bluetooth(登録商標)方式、NFC(Near Field Communicationの略)方式、又は、USB(Universal Serial Busの略)方式に従った通信を実行するためのI/F)を介して、解除認証情報AI1をプリンタ100に送信してもよい。この変形例では、異なる通信I/Fが、「第1の出力部(及び装置側通信インターフェース)」の一例である。また、他の例では、端末10は、解除認証情報AI1を含む情報(例えば、文字列、バーコード、QRコード(登録商標))を表示部18に表示させてもよい。そして、プリンタ100は、当該情報から解除認証情報AI1を読み出してもよい(例えば、文字列のOCR、バーコードのデコード)。また、他の例では、端末10は、解除認証情報AI1を示す文字列を表示部18に表示させてもよい。そして、プリンタ100は、操作部116で当該文字列の入力を受け付けることによって、解除認証情報AI1を取得してもよい。これら変形例では、表示部18が、「第1の出力部(及び装置側通信インターフェース)」の一例である。
また、「第2の出力部」も、LANI/F12に限らず、例えば、上記の異なる通信I/F、表示部18であってもよい。
(変形例5)上記の実施例では、解除指示情報内の解除パスワードが解除認証情報AI1内の解除パスワードと一致する場合に、認証が成功する(図4のT120でYES)。これに代えて、解除指示情報が、拡張指示を解除パスワードによって暗号化した情報であり、解除認証情報AI1内の解除パスワードを利用した解除指示情報の復号が成功する場合に、認証が成功してもよい。本変形例では、拡張指示を解除パスワードによって暗号化した情報が、「第2の認証情報」の一例である。また、本変形例では、「パスワード」と「パスワード」とが一致するか否かの判断を省略可能である。
(変形例6)上記の実施例では、プリンタ100は、契約枚数「1000」から現在のオフライン枚数「450」を減算した拡張枚数「550」を加算する(図4のT124)。これに代えて、プリンタ100は、プリンタ100のメモリ124に予め記憶されている所定の枚数(例えば「1000」)を加算してもよい。本変形例では、当該枚数を加算したオフライン上限枚数が、「第2の枚数」の一例である。また、他の例では、プリンタ100は、契約枚数「1000」の50%の枚数「500」を加算してもよい。また、他の例では、プリンタ100は、契約枚数「1000」から現在のオフライン上限枚数「500」を減算した枚数「500」を加算してもよい。即ち、プリンタ100は、オフライン枚数を契約枚数「1000」まで許容してもよい。これら変形例では、50%の枚数を加算したオフライン上限枚数、契約枚数「1000」と同じ枚数であるオフライン上限枚数が、「第2の枚数」の一例である。
(変形例7)上記の実施例では、プリンタ100は、端末10から解除指示情報を受信する(図4のT118)。これに代えて、プリンタ100は、端末10から解除認証情報AI1を取得した他の端末から解除指示情報を受信してもよい。本変形例では、他の端末が、「第2の端末装置」の一例である。
(変形例8)図4のT110~T120の処理は実行されなくてもよい。これに代えて、プリンタ100は、プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化した後に、ユーザから所定の指示を受け付ける場合に、端末10から取得した解除認証情報AI1に含まれる情報がプリンタ100のメモリ124に予め記憶されている情報(例えばシリアル番号SN)と一致するのか否かを判断してもよい。そして、プリンタ100は、両情報が一致する場合に、制限を解除してもよい。本変形例では、所定の指示が、「認証を実行するための操作」の一例である。また、本変形例では、「第2の端末装置」、「第2の認証情報」を省略可能である。
(変形例9)上記の実施例では、プリンタ100は、警告画面を表示する(図4のT106)。これに代えて、プリンタ100は、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数に近づいていることを示す音声又はブザー音を出力してもよいし、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数に近づいていることを示す警告灯を点灯してもよい。本変形例では、音声又はブザー音を出力すること、及び、警告灯を点灯することが、「報知動作」の一例である。また、他の例では、図4のT106の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「報知動作」を省略可能である。
(変形例10)上記の実施例では、プリンタ100は、プリンタ100がオフライン状態である場合に、端末10から拡張指示情報を受信する(図4のT118)。これに代えて、プリンタ100は、プリンタ100がオンライン状態である間に、端末10から拡張指示情報を予め受信してもよい。一般的に言えば、「第2の認証情報」は、プリンタが可能状態である場合に取得されてもよい。
(変形例11)上記の実施例では、プリンタ100は、端末10からPINコード「1234」と解除認証情報AI1とを受信する(図3のT40)。これに代えて、プリンタ100は、SPサーバ200とのXMPP接続が確立された後に、端末10から解除認証情報AI1を受信してもよい。一般的に言えば、「第1の認証情報」と「コード」はそれぞれ、異なるタイミングで出力されてもよい。
(変形例12)T115の処理は実行されなくてもよい。一般的に言えば、サーバにアクセス可能であると判断する場合に、第2の認証情報は出力されなければよい。
(変形例13)T112、T114の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「アクセス判断部」を省略可能である。
(変形例14)上記の実施例では、端末10は、図3のT6のアカウント情報の認証が失敗する場合に、T24の処理(即ち解除認証情報AI1の生成)を実行しない。これに代えて、端末10は、当該認証の結果に関わらず、解除認証情報AI1を生成してもよい。本変形例では、「第1の端末装置を認証済みである条件」を省略可能である。
(変形例15)上記の実施例では、プリンタ100は、プリンタ100がオンライン状態に戻る場合に、現在のオフライン枚数を含む状態情報をSPサーバ200に送信する(図5のT202)。これに代えて、プリンタ100は、状態情報を送信するタイミング(即ち周期情報によって示される周期が到来するタイミング)とは別のタイミングで、現在のオフライン枚数のみをSPサーバ200に送信してもよい。本変形例では、当該別のタイミングにおける現在のオフライン枚数の送信が、「枚数送信部」によって実現される処理の一例である。また、T202の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「枚数送信部」を省略可能である。
(変形例16)図5のT220~T242の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「新たな認証情報」を省略可能である。
(変形例17)上記の各実施例では、図3~図5の各処理がソフトウェア(例えばサービスアプリ40)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下、本明細書で開示する技術の特徴を列挙する。
(項目1)
プリンタと、1個以上の端末装置と、を備える通信システムであって、
前記プリンタは、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部を備え、
前記1個以上の端末装置のうちの第1の端末装置は、
前記制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を生成する認証情報生成部と、
前記第1の認証情報を前記第1の端末装置の第1の出力部に出力させる第1の出力制御部と、を備え、
前記プリンタは、
前記第1の端末装置から前記第1の認証情報が出力される場合に、前記第1の認証情報を取得する第1の取得部と、
前記プリンタが前記不可能状態である場合に、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証を実行する認証実行部と、
前記認証が成功する場合に、前記制限を解除する解除部と、
を備える、通信システム。
(項目2)
前記制限は、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を予め決められている上限枚数までしか許容しないことを含む、項目1に記載の通信システム。
(項目3)
前記解除部は、前記上限枚数を第1の枚数から前記第1の枚数よりも多い第2の枚数に変更することによって、前記制限を解除する、項目2に記載の通信システム。
(項目4)
前記サーバは、所定期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である所定期間枚数が所定の管理枚数に到達することを管理し、
前記第1の認証情報は、前記所定の管理枚数を示す情報を含み、
前記第2の枚数は、前記第1の認証情報に含まれる前記所定の管理枚数と前記不可能期間枚数との差分枚数が前記第1の枚数に加算された枚数である、項目3に記載の通信システム。
(項目5)
前記プリンタは、さらに、
前記不可能期間枚数が前記上限枚数より少ない報知枚数に到達する場合に、前記認証を実行するための操作をユーザに促すための報知動作を実行する報知動作実行部を備える、項目2から4のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目6)
前記第1の端末装置は、さらに、
前記第1の出力部である装置側通信インターフェイスを備え、
前記第1の出力制御部は、前記第1の認証情報を前記装置側通信インターフェイスに送信させることによって、前記第1の認証情報を出力させ、
前記プリンタは、さらに、
プリンタ側通信インターフェイスを備え、
前記第1の取得部は、前記プリンタ側通信インターフェイスを介して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報を受信することによって、前記第1の認証情報を取得する、項目1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目7)
前記1個以上の端末装置のうちの第2の端末装置は、
前記第1の認証情報を用いて得られる第2の認証情報を前記第2の端末装置の第2の出力部に出力させる第2の出力制御部を備え、
前記プリンタは、さらに、
前記第2の端末装置から前記第2の認証情報が出力される場合に、前記第2の認証情報を取得する第2の取得部を備え、
前記認証実行部は、取得済みの前記第1の認証情報と取得済みの前記第2の認証情報とを利用した前記認証を実行する、項目1から6のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目8)
前記第2の取得部は、前記第1の認証情報の取得後で、前記プリンタが前記不可能状態である場合に、前記第2の認証情報を取得する、項目7に記載の通信システム。
(項目9)
前記第2の端末装置は、さらに、
前記サーバにアクセス可能であるのか否かを判断するアクセス判断部を備え、
前記第2の出力制御部は、前記サーバにアクセス不可能であると判断する場合に、前記第2の認証情報を前記第2の出力部に出力させ、
前記サーバにアクセス可能であると判断する場合に、前記第2の認証情報は出力されない、項目7又は8に記載の通信システム。
(項目10)
前記認証情報生成部は、前記サーバが前記第1の端末装置を認証済みであることを条件として、前記第1の認証情報を生成する、項目1から9のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目11)
前記第1の端末装置は、さらに、
前記サーバから、前記印刷媒体の枚数の管理を開始するための認証に利用されるコードを受信するコード受信部を備え、
前記第1の出力制御部は、前記第1の認証情報と受信済みの前記コードとを前記第1の出力部に出力させ、
前記第1の取得部は、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報と前記コードが出力される場合に、前記第1の認証情報と前記コードとを取得し、
前記プリンタは、さらに、
取得済みの前記コードを前記サーバに送信するコード送信部を備え、
前記サーバは、前記プリンタから受信された前記コードを利用した認証が成功する場合に、前記印刷媒体の枚数の管理を開始する、項目1から10のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目12)
前記第1の認証情報に含まれるパスワードと前記プリンタのメモリに記憶されているパスワードとが一致することに起因して、前記認証が成功する、項目1から11のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目13)
前記プリンタは、さらに、
前記不可能状態から前記可能状態に変化する場合に、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を前記サーバに送信する枚数送信部を備える、項目1から12のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目14)
前記認証情報生成部は、さらに、所定のタイミングにおいて、前記第1の認証情報に代わる新たな認証情報を生成する、項目1から13のいずれか一項に記載の通信システム。
(項目15)
プリンタを備える通信システムで利用される端末装置であって、
出力部と、
第1の認証情報を生成する認証情報生成部であって、
前記プリンタでの印刷処理は、前記プリンタでの印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバと前記プリンタとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバと前記プリンタとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限され、
前記第1の認証情報は、前記プリンタでの印刷処理の実行の制限を解除するための認証に利用される、前記認証情報生成部と、
前記第1の認証情報を前記出力部に出力させる第1の出力制御部であって、
前記第1の認証情報は前記プリンタによって取得され、
前記プリンタでの印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記不可能状態である状況において、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証が成功する場合に、解除される、前記第1の出力制御部と、
を備える、端末装置。
(項目16)
プリンタであって、
前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
第1の端末装置が、前記制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を出力する場合に、前記第1の認証情報を取得する第1の取得部と、
前記プリンタが前記不可能状態である場合に、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証を実行する認証実行部と、
前記認証が成功する場合に、前記制限を解除する解除部と、
を備える、プリンタ。
(項目17)
プリンタを備える通信システムで利用される端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
第1の認証情報を生成する認証情報生成部であって、
前記プリンタでの印刷処理は、前記プリンタでの印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバと前記プリンタとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバと前記プリンタとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限され、
前記第1の認証情報は、前記プリンタでの印刷処理の実行の制限を解除するための認証に利用される、前記認証情報生成部と、
前記第1の認証情報を前記端末装置の出力部に出力させる第1の出力制御部であって、
前記第1の認証情報は前記プリンタによって取得され、
前記プリンタでの印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記不可能状態である状況において、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証が成功する場合に、解除される、前記第1の出力制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
(項目18)
プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記プリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
第1の端末装置が、前記制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を出力する場合に、前記第1の認証情報を取得する第1の取得部と、
前記プリンタが前記不可能状態である場合に、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証を実行する認証実行部と、
前記認証が成功する場合に、前記制限を解除する解除部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
2:通信システム、6:インターネット、10:端末、14:LANI/F、16:操作部、18:表示部、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、30:OSプログラム、40:サービスアプリ、100:プリンタ、114:LANI/F、116:操作部、118:表示部、120:制御部、122:CPU、124:メモリ、130:プログラム、200:SPサーバ、212:ネットワークI/F、220:制御部、222:CPU、224:メモリ、230:プログラム、232:ユーザテーブル、234:デバイステーブル、AC:アカウント情報、AN:アカウント名、UI:ユーザ関係情報、AT:アクセストークン、SN:シリアル番号、AI1、AI2:解除認証情報

Claims (14)

  1. プリンタと、1個以上の端末装置と、を備える通信システムであって、
    前記プリンタは、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部を備え、
    前記1個以上の端末装置のうちの第1の端末装置は、
    前記制限を解除するための認証に利用される第1の認証情報を生成する認証情報生成部と、
    前記第1の認証情報を前記第1の端末装置の第1の出力部に出力させる第1の出力制御部と、を備え、
    前記プリンタは、
    前記第1の端末装置から前記第1の認証情報が出力される場合に、前記第1の認証情報を取得する第1の取得部と、
    前記プリンタが前記不可能状態である場合に、取得済みの前記第1の認証情報を利用した前記認証を実行する認証実行部と、
    前記認証が成功する場合に、前記制限を解除する解除部と、
    を備える、通信システム。
  2. 前記制限は、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を予め決められている上限枚数までしか許容しないことを含む、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記解除部は、前記上限枚数を第1の枚数から前記第1の枚数よりも多い第2の枚数に変更することによって、前記制限を解除する、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記サーバは、所定期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である所定期間枚数が所定の管理枚数に到達することを管理し、
    前記第1の認証情報は、前記所定の管理枚数を示す情報を含み、
    前記第2の枚数は、前記第1の認証情報に含まれる前記所定の管理枚数と前記不可能期間枚数との差分枚数が前記第1の枚数に加算された枚数である、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記プリンタは、さらに、
    前記不可能期間枚数が前記上限枚数より少ない報知枚数に到達する場合に、前記認証を実行するための操作をユーザに促すための報知動作を実行する報知動作実行部を備える、請求項2から4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記第1の端末装置は、さらに、
    前記第1の出力部である装置側通信インターフェイスを備え、
    前記第1の出力制御部は、前記第1の認証情報を前記装置側通信インターフェイスに送信させることによって、前記第1の認証情報を出力させ、
    前記プリンタは、さらに、
    プリンタ側通信インターフェイスを備え、
    前記第1の取得部は、前記プリンタ側通信インターフェイスを介して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報を受信することによって、前記第1の認証情報を取得する、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記1個以上の端末装置のうちの第2の端末装置は、
    前記第1の認証情報を用いて得られる第2の認証情報を前記第2の端末装置の第2の出力部に出力させる第2の出力制御部を備え、
    前記プリンタは、さらに、
    前記第2の端末装置から前記第2の認証情報が出力される場合に、前記第2の認証情報を取得する第2の取得部を備え、
    前記認証実行部は、取得済みの前記第1の認証情報と取得済みの前記第2の認証情報とを利用した前記認証を実行する、請求項1から6のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記第2の取得部は、前記第1の認証情報の取得後で、前記プリンタが前記不可能状態である場合に、前記第2の認証情報を取得する、請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記第2の端末装置は、さらに、
    前記サーバにアクセス可能であるのか否かを判断するアクセス判断部を備え、
    前記第2の出力制御部は、前記サーバにアクセス不可能であると判断する場合に、前記第2の認証情報を前記第2の出力部に出力させ、
    前記サーバにアクセス可能であると判断する場合に、前記第2の認証情報は出力されない、請求項7又は8に記載の通信システム。
  10. 前記認証情報生成部は、前記サーバが前記第1の端末装置を認証済みであることを条件として、前記第1の認証情報を生成する、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信システム。
  11. 前記第1の端末装置は、さらに、
    前記サーバから、前記印刷媒体の枚数の管理を開始するための認証に利用されるコードを受信するコード受信部を備え、
    前記第1の出力制御部は、前記第1の認証情報と受信済みの前記コードとを前記第1の出力部に出力させ、
    前記第1の取得部は、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報と前記コードが出力される場合に、前記第1の認証情報と前記コードとを取得し、
    前記プリンタは、さらに、
    取得済みの前記コードを前記サーバに送信するコード送信部を備え、
    前記サーバは、前記プリンタから受信された前記コードを利用した認証が成功する場合に、前記印刷媒体の枚数の管理を開始する、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信システム。
  12. 前記第1の認証情報に含まれるパスワードと前記プリンタのメモリに記憶されているパスワードとが一致することに起因して、前記認証が成功する、請求項1から11のいずれか一項に記載の通信システム。
  13. 前記プリンタは、さらに、
    前記不可能状態から前記可能状態に変化する場合に、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を前記サーバに送信する枚数送信部を備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の通信システム。
  14. 前記認証情報生成部は、さらに、所定のタイミングにおいて、前記第1の認証情報に代わる新たな認証情報を生成する、請求項1から13のいずれか一項に記載の通信システム。
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