JP7452202B2 - プリンタ、サーバ、プリンタのためのコンピュータプログラム、及び、サーバのためのコンピュータプログラム - Google Patents

プリンタ、サーバ、プリンタのためのコンピュータプログラム、及び、サーバのためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本明細書は、プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理する技術に関する。
特許文献1には、プリンタと、定額印刷処理のサービスを提供する情報管理サーバと、を備える通信システムが開示されている。プリンタは、情報管理サーバとの通信を実行不可能である場合に、定額印刷処理のサービスの利用を制限する(即ち印刷処理の実行を制限する)。そして、プリンタは、情報管理サーバとの通信を実行可能な状態に変化すると、上記の制限を解除する。
特開2017-47590号公報 特開2018-56761号公報 特開2016-193592号公報 特開2012-68913号公報
上記の技術では、プリンタにおいて、情報管理サーバとの通信を実行可能な状態に変化するまで、印刷処理の実行が制限される。このため、ユーザが不便に感じ得る。
本明細書では、ユーザの利便性を向上させるための技術を提供する。
本明細書によって開示されるプリンタは、前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部と、前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部と、を備える。
上記の構成によれば、端末装置は、サーバから解除情報を受信し、解除情報を出力する。これにより、プリンタは、解除情報を取得する。そして、プリンタは、解除情報を利用して制限を解除する。サーバとの通信を実行不可能である場合でも、制限が解除されることにより、ユーザの利便性が向上する。
また、本明細書によって開示されるサーバは、プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、を備える。
上記の構成によれば、サーバは、解除情報を端末装置に送信する。これにより、端末装置によって解除情報が出力され、プリンタによって取得される。これにより、プリンタでの印刷処理の実行の制限は、解除情報を利用して解除される。サーバとの通信を実行不可能である場合でも、制限が解除されることにより、ユーザの利便性が向上する。
上記のプリンタを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記のサーバを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記のプリンタ及び上記のサーバを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 各装置のブロック図を示す。 登録処理のシーケンス図を示す。 第1実施例において、プリンタがオンラインからオフラインに変化する具体的なケースのシーケンス図を示す。 第2実施例において、プリンタがオンラインからオフラインに変化する具体的なケースのシーケンス図を示す。 第3実施例において、プリンタがオンラインからオフラインに変化する具体的なケースのシーケンス図を示す。 第4実施例における具体的なケースのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、端末10と、プリンタ100と、サービス提供サーバ200(以下では、「SPサーバ200」と記載)と、を備える。端末10とプリンタ100は、LAN(Local Area Networkの略)4に接続されている。LAN4は、有線LAN及び無線LANのどちらでもよい。SPサーバ200は、インターネット6及びLAN4を介して、各装置10、100と通信可能である。
(SPサーバ200の構成;図2)
SPサーバ200は、印刷処理に関する印刷サービスを提供するサーバである。印刷サービスは、プリンタ(例えばプリンタ100)に装着可能な色材カートリッジを発送する発送サービスと、プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理する管理サービスを含む。
管理サービスでは、所定期間(例えば1月)において印刷された印刷媒体の枚数(以下では「所定期間枚数」と記載)が所定の契約枚数(例えば1000枚)に到達することが管理される。例えば、ユーザは、所定期間における定額料金を支払う。所定期間枚数が所定の契約枚数に到達するまでは、ユーザは、追加の料金を支払はなくてもよい。そして、所定期間枚数が所定の契約枚数を超える場合には、ユーザは、枚数に所定の単価(例えば、10円/枚)を乗じた追加料金を支払う。別言すれば、管理サービスは、所定期間において印刷媒体の枚数が契約枚数に到達するまで印刷を定額で許容する定額制のサービスと、所定期間おいて印刷媒体の枚数が契約枚数を超える場合に印刷を所定の単価で許容する従量制のサービスと、を含む。契約枚数は、例えば、印刷サービスの契約を締結する際に、ユーザによって設定される。
SPサーバ200は、プリンタ100等のベンダによってインターネット6上に設置される。なお、変形例では、SPサーバ200は、当該ベンダとは異なる事業者によってインターネット6上に設置されてもよい。
SPサーバ200は、ネットワークインターフェイス212と、制御部220と、を備える。各部212、220は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェイスのことを「I/F」と記載する。ネットワークI/F212は、インターネット6を介した通信を実行するためのI/Fであり、インターネット6に接続されている。制御部220は、CPU222と、メモリ224と、を備える。CPU222は、メモリ224に記憶されているプログラム230に従って、様々な処理を実行する。メモリ224は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ224は、上記のプログラム230の他に、ユーザテーブル232と、デバイステーブル234と、を記憶する。なお、変形例では、各テーブル232、234は、SPサーバ200と通信可能に接続されている外部の記憶装置に記憶されてもよい。
ユーザテーブル232には、印刷サービスの提供を受ける1以上のユーザに対応する1個以上のユーザ情報が登録される(即ち記憶される)。各ユーザ情報は、アカウント情報(例えばAC)と、当該ユーザに関する情報を含むユーザ関係情報(例えばUI)と、を含む。アカウント情報は、ユーザを識別するアカウント名と、アカウントパスワードと、を含む。ユーザ関係情報は、例えば、色材カートリッジの発送先を示す発送先情報と、ユーザの電子メールのメールアドレスと、ユーザのクレジットカードの番号と、を含む。また、ユーザテーブル232は、各ユーザ情報と関連付けて、PIN(Personal Identification Numberの略)コード(例えば「1234」)と、契約枚数(例えば「1000枚」)と、を記憶し得る。PINコードは、プリンタのシリアル番号をユーザテーブル232に登録するための認証に利用される。
デバイステーブル234には、1個以上のデバイス情報が登録される。各デバイス情報は、アカウント名(例えばAN)と、シリアル番号(例えばSN)と、アクセストークン(例えばAT)と、残量履歴情報(例えばHI)と、累積枚数情報と、所定期間枚数と、を含み得る。アクセストークンは、プリンタとSPサーバ200との通信に利用される認証情報である。残量履歴情報は、プリンタに現在装着されている色材カートリッジの残量の履歴を示す情報である。累積枚数情報は、最初の印刷から現在に至るまでにプリンタ100で印刷された印刷媒体の累積枚数を示す。
プリンタ100のシリアル番号SNがデバイステーブル234に登録されると、印刷サービスの提供が開始される。SPサーバ200との通信が実行可能な状態である場合には、プリンタ100による印刷処理の実行は、無制限に許容される。一方、SPサーバ200との通信が実行不可能な状態である場合には、プリンタ100による印刷処理の実行は制限される。
(プリンタ100の構成;図2)
プリンタ100は、印刷機能を備える周辺機器(例えば、端末10の周辺機器)である。プリンタ100は、LANI/F112と、NFCI/F114と、操作部116と、表示部118と、制御部120と、を備える。
LANI/F112は、LAN4を介した通信を実行するためのI/Fであり、LAN4に接続されている。操作部116は、複数のボタンを備える。ユーザは、操作部116を操作することによって、様々な指示をプリンタ100に入力することができる。表示部118は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部118は、いわゆるタッチパネルであり、操作部116の一部として機能してもよい。
NFCI/F114は、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。NFCI/F114は、NFCフォーラムタグである。NFCフォーラムタグは、NFC方式に従ったIC(Integrated Circuitの略)タグとして機能するインターフェイスである。
制御部120は、CPU122と、メモリ124と、を備える。CPU122は、メモリ124に記憶されているプログラム130に従って、様々な処理を実行する。メモリ124は、上記のプログラム130の他に、プリンタ100を識別するためのシリアル番号SNと、サービスフラグと、オフライン上限枚数と、サーバURLと、を記憶する。
サービスフラグは、印刷サービスを受けるための設定が実行されたことを示す「ON」と、印刷サービスを受けるための設定が実行されていないことを示す「OFF」と、のうちのいずれかの値を示す。サービスフラグは、デフォルトで「OFF」を示す。
プリンタ100は、プリンタが、SPサーバ200との通信が実行可能な状態(以下では、「オンライン状態」と記載)からSPサーバ200との通信が実行不可能な状態(以下では、「オフライン状態」と記載)に変化する場合に、プリンタ100による印刷処理の実行を制限する。具体的には、プリンタ100は、オフライン状態である期間における印刷処理に利用される印刷媒体の枚数(以下では、「オフライン枚数」)をメモリ124内のオフライン上限枚数によって示される枚数までしか許容しない。これにより、プリンタ100がオフライン状態である状況、即ち、SPサーバ200がプリンタ100における印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理することができない状況において、プリンタ100で印刷処理が無制限に実行されることを抑制することができる。
サーバURL(Uniform Resource Locatorの略)は、SPサーバ200から解除トークンを受信するためのURLである。解除トークンは、上記の制限の解除に利用されるトークンである。解除トークンの詳細は後述する。
(端末10の構成;図2)
端末10は、デスクトップPC、タブレットPC,スマートフォン等の端末である。端末10は、LANI/F12と、NFCI/F14と、操作部16と、表示部18と、制御部20と、を備える。LANI/F12は、LANI/F112と同様である。操作部16は、端末10に指示を入力するためのボタンを含む。表示部18は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部18は、タッチパネル(即ち操作部16の一部)として機能してもよい。
NFCI/F14は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fであり、NFCフォーラムデバイスである。NFCフォーラムデバイスは、P2P(Peer to Peerの略)モードと、R/W(Reader/Writerの略)モードと、CE(Card Emulationの略)モードと、のいずれかのモードで選択的に動作可能なI/Fである。NFCI/F14は、少なくともR/Wモードで動作可能である。
制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に記憶されているプログラム30、40に従って、様々な処理を実行する。OS(Operating Systemの略)プログラム30は、端末10の基本的な動作を実現するためのプログラムである。サービスアプリ40は、印刷サービスを受けるためのアプリケーションプログラムである。サービスアプリ40は、例えば、プリンタ100のベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から端末10にインストールされる。
(登録;図3)
図3を参照して、デバイステーブル234内の情報を登録するための処理について説明する。なお、以下では、各デバイスの各CPU(例えば端末10のCPU22等)が実行する処理について、理解の容易さの観点から、各CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えば端末10等)を主体として記載する。また、SPサーバ200とプリンタ100又は端末10との通信は、インターネット6及びLAN4を介して実行される。また、当該通信は、各装置のI/F(例えば、端末10のLANI/F12)を介して実行される。以下では、特に言及しない限り、「LANI/F12を介して」、「LANI/F112を介して」、「ネットワークI/F212を介して」、「インターネット6を介して」、及び、「LAN4を介して」という説明を省略する。
図3の初期状態では、ユーザテーブル232には、アカウント情報AC及びユーザ関係情報UIが登録されている(図2参照)。アカウント情報AC及びユーザ関係情報UIは、例えば、ユーザが端末10を操作することによってSPサーバ200に登録される。
端末10は、T2において、ユーザの操作に応じて、サービスアプリ40を起動する。そして、端末10は、サービスアプリ40に従って表示される画面においてアカウント情報ACの入力操作を受け付けると、T4において、アカウント情報ACを含むログイン要求をSPサーバ200に送信する。これにより、SPサーバ200は、T6において、アカウント情報ACの認証を実行する。本ケースでは、アカウント情報ACはユーザテーブル232に既に登録されている。このため、T6の認証は成功する。
端末10は、T6で認証が成功すると、T10において、アカウント情報AC内のアカウント名ANを含むPIN要求をSPサーバ200に送信する。
SPサーバ200は、T10において、端末10からPIN要求を受信すると、T12において、PINコード「1234」を生成し、PIN要求内のアカウント名ANと関連付けて、PINコード「1234」をユーザテーブル232に記憶する。そして、SPサーバ200は、T14において、PINコード「1234」を端末10に送信する。
端末10は、T14において、SPサーバ200からPINコード「1234」を受信すると、T16において、PINコード「1234」を表示する。これにより、ユーザは、PINコード「1234」を知ることができる。
プリンタ100は、T20において、ユーザからPINコード「1234」の入力を受け付けると、T22において、開始要求をSPサーバ200に送信する。開始要求は、上記の印刷サービスの開始を要求するコマンドであり、PINコード「1234」と、プリンタ100のシリアル番号SNと、を含む。
SPサーバ200は、T22において、プリンタ100から開始要求を受信すると、T24において、開始要求に含まれるPINコード「1234」の認証を実行する。本ケースでは、開始要求に含まれるPINコード「1234」がユーザテーブル232内のPINコード「1234」と一致するので、SPサーバ200は、PINコードの認証が成功したと判断し、PINコード「1234」に関連付けて記憶されているアカウント名ANを登録対象のアカウント名として決定する。次いで、SPサーバ200は、T26において、登録対象のアクセストークンATを生成する。
T28では、SPサーバ200は、登録対象のアカウント名ANと、開始要求に含まれるシリアル番号SNと、登録対象のアクセストークンATと、を関連付けて、デバイステーブル234に登録する。なお、現時点では、登録対象のアカウント名ANと関連付けて、残量履歴情報と累積枚数情報と所定期間枚数とがデバイステーブル234に記憶されていない。
T30では、SPサーバ200は、アクセストークンATをプリンタ100に送信する。これにより、プリンタ100は、アクセストークンATをプリンタ100のメモリ124に記憶する。
プリンタ100は、T32において、メモリ124内のアクセストークンATを利用して、SPサーバ200とのXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocolの略)接続を確立する。XMPP接続は、いわゆる常時接続であり、プリンタ100の電源が切断されるまで確立され続ける接続である。SPサーバ200は、XMPP接続を利用すれば、プリンタ100から要求を受信しなくても、プリンタ100が所属するLAN4のファイヤウォールを越えて、プリンタ100に要求を送信することができる。なお、SPサーバ200からプリンタ100に要求を送信する仕組みは、XMPP接続ではなく、他の手法であってもよい。例えば、プリンタ100とSPサーバ200との間にHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)接続が確立されてもよい。
T34では、プリンタ100は、T54のXMPP接続の確立をトリガとして、サービスフラグを「OFF」から「ON」に変更する。これにより、印刷サービスが開始される。
SPサーバ200は、T32において、プリンタ100とのXMPP接続を確立すると、T40において、プリンタ100の現在の状態を示す状態情報をSPサーバ200に繰り返し送信することを要求するSubscribe要求をプリンタ100に送信する。Subscribe要求は、プリンタ100が状態情報を送信する周期を示す周期情報を含む。
プリンタ100は、T40において、SPサーバ200からSubscribe要求を受信すると、T42において、Subscribe要求に含まれる周期情報によって示される周期で状態情報を送信することを開始する。状態情報は、シリアル番号SNと、プリンタ100に現在装着されている色材カートリッジの残量を示す残量情報と、最初の印刷から現在に至るまでにプリンタ100で印刷された印刷媒体の累積枚数を示す累積枚数情報と、を含む。
SPサーバ200は、T42において、プリンタ100から状態情報を受信すると、T44において、状態情報内のシリアル番号SNに関連付けて、状態情報内の残量情報を残量履歴情報HIとしてデバイステーブル234に記憶する。さらに、SPサーバ200は、状態情報内のシリアル番号SNに関連付けて、所定期間枚数をデバイステーブル234に記憶する。ここで、所定期間枚数は、以下のように、算出される。SPサーバ200は、プリンタ100から状態情報が初めて受信される場合に、当該状態情報内の累積枚数情報によって示される枚数を基準の枚数に決定する。その後、SPサーバ200は、状態情報が繰り返し受信される毎に、当該状態情報内の累積枚数情報によって示される枚数と基準の枚数との差分枚数を所定期間枚数として算出し、算出済みの所定期間枚数をデバイステーブル234に記憶する。なお、所定期間枚数は、所定期間枚数のカウントを開始した日時から所定期間(例えば1月)が経過する場合に、枚数「0」にリセットされる。
また、T46では、SPサーバ200は、T42の状態情報に対する応答であって、状態情報内の情報をデバイステーブル234に記憶したことを示す応答をプリンタ100に送信する。
また、SPサーバ200は、T42において、プリンタ100から状態情報を受信すると、所定のタイミング(例えば、毎月の末日)において、発送サービスにおいて色材カートリッジを発送するのか否かの判断を実行する。例えば、SPサーバ200は、残量履歴情報の履歴のうちの最新の残量情報によって示される最新の残量が予め決められている閾値(例えば10%)以下であるのか否かを判断する。SPサーバ200は、最新の残量が閾値以下であると判断する場合に、ユーザ関係情報UI内の発送先情報によって示される発送先に色材カートリッジを発送することを作業員に通知する。これにより、色材カートリッジがプリンタ100のユーザへ発送される。なお、変形例では、SPサーバ200は、状態情報を受信するタイミングとは異なる別のタイミング(例えば、毎月の末日)において、発送サービスにおいて色材カートリッジを発送するのか否かの判断を実行してもよい。
(プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する具体的なケース;図4)
図4を参照して、プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する具体的なケースについて説明する。図4は、図3の続きである。
本ケースでは、プリンタ100とSPサーバ200とのXMPP接続が切断される。これにより、プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する。オフライン状態では、状態情報の送信が不可能である。
XMPP接続の切断の原因は、様々である。本ケースでは、プリンタ100がLAN4から切断されることにより、XMPP接続が切断される。
プリンタ100は、XMPP接続が切断されると、T100において、プリンタ100がオフライン状態であると判断する。
T102では、プリンタ100は、メモリ124内のオフライン上限枚数「500」による制限を開始する。そして、プリンタ100は、オフライン枚数のカウントを開始する。具体的には、プリンタ100は、オフライン枚数がオフライン上限枚数「500」に到達するまで印刷処理の実行を許容する。一方、プリンタ100は、オフライン枚数がオフライン上限枚数「500」を超える場合に、印刷処理の実行を禁止する。
プリンタ100は、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数「500」の80%である「400」に到達するのか否かを判断する。プリンタ100は、T104において、現在のオフライン枚数が「400」に到達したと判断し、T106に進む。なお、上記の80%は、例示に過ぎず、例えば、70%、90%でもよい。また、他の変形例では、プリンタ100は、現在のオフライン枚数が、オフライン上限枚数「500」から所定の枚数(例えば「100」)を減算した枚数に到達するのか否かを判断してもよい。
T106では、プリンタ100は、警告画面を表示部118に表示させる。警告画面は、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数に近づいていることを示すメッセージと、オフライン上限枚数「500」をオフライン上限枚数「500」よりも多い上限枚数に変更する(即ち、オフライン上限枚数「500」を拡張する)ための所定の操作をユーザに促すためのメッセージと、サーバURLと、を含む。所定の操作は、サーバURLを端末10に入力するための操作である。オフライン上限枚数を拡張することにより、オフライン上限枚数「500」による制限が解除される。警告画面の表示により、所定の操作が促され、オフライン上限枚数「500」による制限の解除が促される。ユーザの利便性が向上する。
ユーザは、T110において、警告画面内のサーバURLを端末10に入力する。これにより、端末10は、汎用のブラウザプログラム(図示省略)を利用して、サーバURLを含むHTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)コマンドをSPサーバ200に送信する。このような構成によれば、警告画面内のサーバURLを端末10に入力するだけで、SPサーバ200にアクセスすることができる。ユーザの利便性が向上する。なお、図中のサーバURL「http://www.spserver.com」は、一例に過ぎず、サーバURLは、ホスト名「spserver」だけでなく、パス名も含んでもよい。
SPサーバ200は、T112において、HTTPコマンドを受信すると、T114において、解除トークンTK1を生成する。具体的には、SPサーバ200は、T112のHTTPコマンドを受信すると、アカウント情報ACの入力操作を受け付けるための画面を端末10に表示させ、端末10からアカウント情報ACを受信する。SPサーバ200は、デバイステーブル234から受信済みのアカウント名ANに関連付けて記憶されているシリアル番号SNを特定する。そして、SPサーバ200は、特定済みのシリアル番号SNを鍵として利用して現在日時を暗号化した解除トークンTK1を生成する。なお、他の例では、シリアル番号SNを特定するため情報(例えばアカウント名AN)がT112のHTTPコマンドに含まれていてもよい。このような構成によれば、プリンタ100のシリアル番号SNを利用して、プリンタ100が復号可能な解除トークンTK1を生成することができる。
T116では、SPサーバ200は、生成済みの解除トークンTK1を端末10に送信する。
端末10は、T116において、SPサーバ200から解除トークンTK1を受信すると、T118において、NFCI/F14を介して、受信済みの解除トークンTK1をプリンタ100に送信する。このような構成によれば、プリンタ100がLAN4から切断されている場合でも、LANを利用した通信とは異なるNFC方式に従った無線通信を利用して、解除トークンTK1をプリンタ100に送信することができる。
プリンタ100は、T118において、NFCI/F114を介して、端末10から解除トークンTK1を受信すると、受信済みの解除トークンTK1を利用したT120以降の処理を実行する。
T120では、プリンタ100は、シリアル番号SNを利用して、受信済みの解除トークンTK1を復号することを試行する。本ケースでは、解除トークンTK1の復号が成功して、プリンタ100は、T114における現在日時(即ち解除トークンTK1が生成された日時である生成日時)を取得し(T120でYES)、T122に進む。仮に、解除トークンTK1の復号が失敗する場合(T120でNO)に、プリンタ100は、T122以降の処理をスキップして、図4の処理を終了する。この場合、プリンタ100は、例えば、オフライン上限枚数「500」を拡張することができないことを示すエラーメッセージを表示部118に表示させる。
例えば、プリンタ100とは異なるプリンタのシリアル番号を鍵として生成された解除トークンが受信される場合には、当該解除トークンの復号は失敗する。T120の判断により、当該異なるプリンタを利用するユーザによって制限が解除されることを抑制することができる。
T122では、プリンタ100は、取得済みの生成日時と現在日時との差分期間が予め決められている特定期間(例えば12時間)以下であるのか否かを判断する(即ち、現在日時が生成日時から特定期間が経過した日時である特定の期限を超えているのか否かを判断する)。本ケースでは、プリンタ100は、上記の差分期間が特定期間以下であると判断し(T122でYES)、T124に進む。仮に、上記の差分期間が特定期間より大きいと判断される場合(T122でNO)には、プリンタ100は、T124以降の処理をスキップして、エラーメッセージを表示して、図4の処理を終了する。
例えば、現在日時が特定の期限を超えていないことは、端末10のユーザが、当該期限が到来する前にプリンタ100を操作可能な位置に居ることを意味する。別言すれば、現在日時が当該期限を超えることは、プリンタ100が設置されている場所から離れた場所において、第三者が他の端末を操作して、解除トークンTK1を不正に取得した可能性が高いことを意味する。現在日時が特定の期限を超える場合に制限を解除しないことにより、第三者によって制限が不正に解除されることを抑制することができる。
T124では、プリンタ100は、所定値「200」をオフライン上限枚数「500」に加算した新しいオフライン上限枚数「700」を算出する。これにより、オフライン上限枚数「500」による制限が解除される。そして、プリンタ100は、オフライン枚数が新しいオフライン上限枚数「700」に到達するまで印刷処理の実行を許容する。なお、所定値「200」は、例示に過ぎず、所定値は、「200」より小さい値(例えば「100」)でもよいし、「200」より大きい値(例えば「500」)でもよい。
T130では、プリンタ100は、オフライン上限枚数「700」による制限が開始されてから予め決められている有効期限(例えば24時間)が経過する場合に、オフライン上限枚数「700」による制限を解除する。そして、プリンタ100は、元のオフライン上限枚数「500」による制限を再び開始する。例えば、有効期限が経過した時点において、オフライン枚数が「600」である場合には、オフライン枚数「600」が元のオフライン上限枚数「500」を超えているので、プリンタ100は、印刷処理の実行を禁止する。
続いて、本ケースでは、プリンタ100がLAN4に再び接続されることにより、プリンタ100がオンライン状態に戻る。これにより、T150では、プリンタ100は、SPサーバ200とのXMPP接続を再び確立する。そして、T152では、プリンタ100は、状態情報を送信することを再開する。T154は、図3のT44と同様である。ここで、再開後に最初に送信される状態情報は、図3のT42の状態情報に含まれる情報に加えて、現在のオフライン枚数を含む。これにより、SPサーバ200は、プリンタ100がオンライン状態である期間における印刷処理に利用された印刷媒体の枚数を知ることができる。なお、プリンタ100がオンライン状態に戻ると、オフライン枚数は「0」にリセットされる。
(本実施例の効果)
本実施例の構成によれば、SPサーバ200は、解除トークンTK1を端末10に送信する(図4のT116)。端末10は、解除トークンTK1をプリンタ100に送信する(T118)。これにより、プリンタ100は、オフライン状態である場合(即ち、印刷処理の実行を制限している場合)に、取得済みの解除トークンTK1を利用して、制限を解除する(T124)。サーバとの通信を実行不可能である場合でも、制限が解除されることにより、ユーザの利便性が向上する。
(対応関係)
プリンタ100、SPサーバ200、端末10が、それぞれ、「プリンタ」、「サーバ」、「端末装置」の一例である。オンライン状態、オフライン状態が、それぞれ、「可能状態」、「不可能状態」の一例である。解除トークンTK1が、「解除情報」の一例である。解除トークンTK1に含まれる生成日時が、「期限特定情報」の一例である。図4のT122の特定期間が、「特定期間」の一例である。オフライン枚数、オフライン上限枚数が、「不可能期間枚数」、「上限枚数」の一例である。オフライン上限枚数「500」、オフライン上限枚数「700」が、それぞれ、「第1の枚数」、「第2の枚数」の一例である。オフライン上限枚数「500」の80%が、「報知枚数」の一例である。図4のT106の警告画面を表示することが、「報知動作」の一例である。シリアル番号SNが、「所定の鍵(及び識別情報)」の一例である。サーバURLが、「アクセス情報」の一例である。
図4のT102、T118、T124が、それぞれ、「制限部」、「取得部」、「解除部」によって実現される処理の一例である。図3のT42、図4のT116が、「枚数情報受信部」、「解除情報送信部」によって実現される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例は、SPサーバ200によって生成される解除トークンの内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。
(プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する具体的なケース;図5)
図5を参照して、本実施例において実現される具体的なケースについて説明する。T200~T212は、図4のT100~T112と同様である。
T214では、SPサーバ200は、シリアル番号SNを鍵として利用して現在日時と残枚数とを暗号化した解除トークンTK2を生成する。ここで、残枚数は、ユーザテーブル232においてアカウント名ANに関連付けて記憶されている契約枚数「1000」とデバイステーブル234においてアカウント名ANに関連付けて記憶されている所定期間枚数との差分枚数である。即ち、残枚数は、現時点において定額で印刷可能な印刷媒体の枚数である。
T216~T222は、解除トークンTK2が利用される点、及び、T220において復号が成功される場合に残枚数が取得される点を除いて、図4のT116~T122と同様である。T224では、プリンタ100は、取得済みの残枚数(例えば「250」)をオフライン上限枚数「500」に加算した新しいオフライン上限枚数(例えば「750」)を算出する。これにより、オフライン上限枚数「500」による制限が解除され、新しいオフライン上限枚数(例えば「750」)による制限が開始される。
上記の残枚数は、契約枚数以下である。本実施例の構成によれば、オフライン上限枚数「500」が契約枚数「1000」を超えて過度に拡張されることを抑制することができる。
例えば、残枚数が少ない状況において、オフライン上限枚数「500」が残枚数を超えて拡張される場合には、オフライン状態である間に所定期間枚数が契約枚数を超える可能性が高いにも関わらず、ユーザが、所定期間枚数が契約枚数を超えないと勘違いする可能性がある。これに対して、本実施例の構成によれば、オフライン上限枚数「500」は、残枚数を超えて過度に拡張されない。これにより、ユーザの勘違いを抑制することができる。
(対応関係)
解除トークンTK2が、「解除情報」の一例である。契約枚数「1000」、残枚数が、それぞれ、「所定の管理枚数」、「差分枚数」の一例である。
(第3実施例)
本実施例では、解除トークンは、SPサーバ200によって準備される共通鍵CKを利用して生成される。
(SPサーバ200の構成;図2)
本実施例のSPサーバ200は、ユーザテーブル232においてアカウント情報ACと関連付けて共通鍵CKを記憶し得る点を除いて、第1実施例のSPサーバ200と同様である。本実施例のプリンタ100、端末10は、第1実施例と同様である。
(登録;図3)
本実施例では、デバイステーブル234内の情報を登録するための処理が実行される場合に、共通鍵CKがSPサーバ200からプリンタ100に送信される。具体的には、SPサーバ200は、T28において、共通鍵CKを生成して、生成済みの共通鍵CKをユーザテーブル232に記憶する。そして、SPサーバ200は、T30において、アクセストークンATと共通鍵CKとをプリンタ100に送信する。これにより、プリンタ100は、共通鍵CKをメモリ124に記憶する。なお、他の例では、SPサーバ200は、メモリ224に予め記憶されている複数個の公開鍵の中から1個の共通鍵CKを選択し、T30において、選択済みの共通鍵CKをプリンタ100に送信してもよい。
(プリンタ100がオンライン状態からオフライン状態に変化する具体的なケース;図6)
図6を参照して、本実施例において実現される具体的なケースについて説明する。T300~T312は、図4のT100~T112と同様である。
T314では、SPサーバ200は、アカウント名ANに関連付けて記憶されている共通鍵CKを利用して現在日時を暗号化した解除トークンTK3を生成する。
T316~T330は、解除トークンTK3が利用される点、及び、T320の復号においてメモリ124内の共通鍵CKが利用される点を除いて、T116~T130と同様である。
第1実施例では、プリンタ100のシリアル番号SNを利用して解除トークンTK1が生成される。これに対して、本実施例では、SPサーバ200によって準備された共通鍵CKを利用して解除トークンTK3が生成される。例えば、シリアル番号SNは、製造日時等を含む。一方、共通鍵CKは、ランダムな文字列である。このため、共通鍵CKは、シリアル番号SNと比較して、第三者によって推測され難い。第1実施例と比較して、第三者が解除トークンTK3を不正に復号することを抑制することができる。
(対応関係)
解除トークンTK3が、「解除情報」の一例である。共通鍵CKが、「所定の鍵」の一例である。図3のT22における開始要求が、「開始要求」の一例である。
(第4実施例)
本実施例は、共通鍵CKが更新されて、更新後の共通鍵CKがプリンタ100に送信される点を除いて、第3実施例と同様である。
(具体的なケース;図7)
図7を参照して、本実施例において実現される具体的なケースについて説明する。第3実施例では、共通鍵CKは、デバイステーブル234内の情報を登録するための処理が実行される場合に、SPサーバ200からプリンタ100に送信される。これに対して、本実施例では、共通鍵CKは、プリンタ100から送信される状態情報に対する応答に含まれる。具体的には、SPサーバ200は、T402において、所定のタイミング(例えば、(例えば毎日の17時))が到来する場合に、共通鍵CKを更新する。続いて、SPサーバ200は、T442において、プリンタ100から状態情報を受信する。T444は、図3のT44と同様である。そして、SPサーバ200は、T446において、T402で更新された共通鍵CKを含む応答をプリンタ100に送信する。これにより、プリンタ100は、メモリ124内の共通鍵CKに代えて、当該応答に含まれる更新後の共通鍵CKをメモリ124に記憶する。
T500~T530は、更新後の共通鍵CKが利用される点を除いて、図6のT300~T330と同様である。
本実施例でも、第3実施例と同様に、第三者が解除トークンTK3を不正に復号することを抑制することができる。さらに、本実施例では、共通鍵CKが更新されるので、第3実施例と比較して、共通鍵CKの秘匿性が向上される。
また、例えば、SPサーバ200が共通鍵CKを更新したタイミングで共通鍵CKをプリンタ100に送信する比較例が想定される。この比較例では、SPサーバ200は、状態情報に対する応答とは別に、共通鍵CKを含む信号をプリンタ100に送信する。これに対して、本実施例では、共通鍵CKは、状態情報に対する応答に含まれる。即ち、上記の比較例と比べて、SPサーバ200とプリンタ100との通信回数を少なくすることができる。なお、変形例では、上記の比較例の構成を採用してもよい。
(対応関係)
状態情報内の累積枚数情報が、「枚数情報」の一例である。図7のT446の応答が、「応答」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、SPサーバ200は、定額制のサービスと従量制のサービスとを含む印刷サービスを提供する。これに代えて、例えば、SPサーバ200は、定額制のサービスを含み、従量制のサービスを含まないサービスや、定額制のサービスを含まず、従量制のサービスを含むサービスを提供してもよい。これら変形例のサービスにおいて印刷媒体の枚数を管理するSPサーバ200が、「サーバ」の一例である。
(変形例2)上記の各実施例では、プリンタ100は、オフライン枚数をオフライン上限枚数「500」までしか許容しないことによって、プリンタ100による印刷処理の実行を制限する。これに代えて、プリンタ100は、プリンタ100による印刷処理を禁止してもよい。本変形例では、印刷処理を禁止することが、「制限」の一例である。
また、一例では、印刷処理を禁止することが「制限」である場合において、プリンタ100がオフライン枚数を所定の上限枚数(例えば「1000」)まで許容することが、「解除」の一例である。また、他の例では、プリンタ100がオフライン状態における印刷処理の実行を無制限に許容することが、「解除」の一例である。
(変形例3)上記の各実施例では、プリンタ100は、オフライン上限枚数「500」をオフライン上限枚数(例えば「700」)に変更することよって、制限を解除する。これに代えて、プリンタ100は、オフライン状態における印刷処理の実行を無制限に許容することによって、制限を解除してもよい。
(変形例4)上記の各実施例では、プリンタ100は、NFCI/F114を介して、端末10から解除トークン(例えばTK1)を受信する(図4のT118等)。これに代えて、プリンタ100は、NFCI/F114とは異なる通信I/F(例えば、Bluetooth(登録商標)方式、又は、USB(Universal Serial Busの略)方式に従った通信を実行するためのI/F)を介して、端末10から解除トークンを受信してもよい。異なる通信I/Fを介して解除トークンを受信することが、「解除情報を取得する」ことの一例である。また、他の例では、端末10は、解除トークンを含む情報(例えば、文字列、バーコード、QRコード(登録商標))を表示部18に表示させてもよい。そして、プリンタ100は、当該情報から解除トークンを読み出してもよい(例えば、文字列のOCR、バーコードのデコード)。本変形例では、当該情報から解除トークンを読み出すことが、「解除情報を取得する」ことの一例である。また、他の例では、端末10は、解除トークンを示す文字列を表示部18に表示させてもよい。そして、プリンタ100は、操作部116で当該文字列の入力を受け付けることによって、解除トークンを取得してもよい。本変形例では、操作部116で文字列の入力を受け付けることが、「解除情報を取得する」ことの一例である。
(変形例5)上記の各実施例では、解除トークン(例えばTK1)は、解除トークンが生成された日時である生成日時を含む(図4のT114等)。これに代えて、解除トークンは、生成日時から特定期間が経過した将来の日時である特定の期限を含んでもよい。本変形例では、特定の期限そのものが、「期限特定情報」の一例である。また、他の例では、解除トークンは、生成日時と特定期間とを含んでもよい。本変形例では、生成日時と所定期間が、「期限特定情報」の一例である。
(変形例6)上記の第3実施例では、解除トークンTK3は、共通鍵CKを利用して生成日時を暗号化した情報である(図6のT314)。これに代えて、解除トークンTK3は、共通鍵CKを利用してシリアル番号SNを暗号化した情報でもよい。この場合、プリンタ100は、解除トークンTK3を復号して、シリアル番号SNを取得する。そして、プリンタ100は、取得済みのシリアル番号SNとメモリ124内のシリアル番号SNが一致することを条件として、T324以降の処理を実行してもよい。本変形例では、「期限特定情報」を省略可能である。
(変形例7)上記の実施例では、プリンタ100は、警告画面を表示する(図4のT106)。これに代えて、プリンタ100は、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数に近づいていることを示す音声又はブザー音を出力してもよいし、現在のオフライン枚数がオフライン上限枚数に近づいていることを示す警告灯を点灯してもよい。本変形例では、音声又はブザー音を出力すること、及び、警告灯を点灯することが、「報知動作」の一例である。また、他の例では、図4のT106の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「報知動作」を省略可能である。
(変形例8)上記の各実施例では、解除トークン(例えばTK1)は、所定の鍵(例えばシリアル番号SN)を利用して生成日時を暗号化した情報である(図4のT114等)。これに代えて、解除トークン(例えばTK1)は、生成日時の平文を含んでもよい。この場合、図4のT120等の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「所定の鍵」を省略可能である。
(変形例9)「アクセス情報」は、サーバURLに限らず、例えば、サーバURLの一部(例えばパス名)であってもよい。
(変形例10)図4のT106において、警告画面は、サーバURLを含まなくてもよい。本変形例では、「アクセス情報」を省略可能である。
(変形例11)上記の各実施例では、プリンタ100は、プリンタ100がオンライン状態に戻る場合に、現在のオフライン枚数を含む状態情報をSPサーバ200に送信する(図4のT152)。これに代えて、プリンタ100は、状態情報を送信するタイミング(即ち周期情報によって示される周期が到来するタイミング)とは別のタイミングで、現在のオフライン枚数のみをSPサーバ200に送信してもよい。本変形例では、当該別のタイミングにおける現在のオフライン枚数の送信が、「枚数送信部」によって実現される処理の一例である。また、T152の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「枚数送信部」を省略可能である。
(変形例12)上記の各実施例では、図3~図7の各処理がソフトウェア(例えばサービスアプリ40)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下、本明細書で開示する技術の特徴を列挙する。
(項目1)
プリンタであって、
前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部と、
前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部と、
を備える、プリンタ。
(項目2)
前記解除情報は、特定の期限に関する期限情報を含み、
前記プリンタは、さらに、
前記解除情報が取得される場合に、前記期限情報を利用して、現在日時が前記特定の期限を超えているのか否かを判断する判断部を備え、
前記解除部は、
前記現在日時が前記特定の期限を超えていないと判断される場合に、前記制限を解除し、
前記現在日時が前記特定の期限を超えていると判断される場合に、前記制限を解除しない、項目1に記載のプリンタ。
(項目3)
前記期限情報は、前記解除情報が前記サーバによって生成された日時である生成日時を含み、
前記判断部は、
前記生成日時と前記現在日時との間の差分期間が予め決められている特定期間以下である場合に、前記現在日時が前記特定の期限を超えていないと判断し、
前記差分期間が前記特定期間より大きい場合に、前記現在日時が前記特定の期限を超えていると判断する、項目2に記載のプリンタ。
(項目4)
前記制限は、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を予め決められている上限枚数までしか許容しないことを含む、項目1から3のいずれか一項に記載のプリンタ。
(項目5)
前記プリンタは、さらに、
前記不可能期間枚数が前記上限枚数より少ない報知枚数に到達する場合に、前記解除情報を前記端末装置に出力させるための操作をユーザに促すための報知動作を実行する報知動作実行部を備える、項目4に記載のプリンタ。
(項目6)
前記解除部は、前記上限枚数を第1の枚数から前記第1の枚数よりも多い第2の枚数に変更することによって、前記制限を解除する、項目5に記載のプリンタ。
(項目7)
前記サーバは、所定期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である所定期間枚数が所定の管理枚数に到達することを管理し、
前記解除情報は、前記所定の管理枚数と前記所定期間枚数との差分枚数を示す情報を含み、
前記第2の枚数は、前記解除情報内の前記情報によって示される前記差分枚数が前記第1の枚数に加算された枚数である、項目6に記載のプリンタ。
(項目8)
前記解除情報は、前記サーバによって暗号化された情報であり、
前記プリンタは、さらに、
前記解除情報が取得される場合に、所定の鍵を利用して、前記解除情報の復号を試行する復号部を備え、
前記解除部は、
前記解除情報の復号が成功する場合に、前記制限を解除し、
前記解除情報の復号が失敗する場合に、前記制限を解除しない、項目1から7のいずれか一項に記載のプリンタ。
(項目9)
前記所定の鍵は、前記プリンタを識別する識別情報である、項目8に記載のプリンタ。
(項目10)
前記所定の鍵は、前記サーバによって準備される鍵である、項目8に記載のプリンタ。
(項目11)
前記プリンタは、さらに、
前記印刷媒体の枚数の管理の開始を要求する開始要求を前記サーバに送信する要求送信部と、
前記開始要求に対する応答として、前記サーバから前記所定の鍵を受信する第1の鍵受信部と、
を備える、項目10に記載のプリンタ。
(項目12)
前記所定の鍵は、前記サーバによって更新され、
前記所定の鍵は、前記サーバから前記プリンタに繰り返し送信される、項目10又は11に記載のプリンタ。
(項目13)
前記プリンタは、さらに、
前記印刷処理に利用された前記印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し前記サーバに送信する枚数情報送信部と、
前記サーバに送信される複数個の前記枚数情報のそれぞれについて、当該枚数情報に対する応答として、前記サーバから前記所定の鍵を受信する第2の鍵受信部を備える、項目12に記載のプリンタ。
(項目14)
前記プリンタは、さらに、
出力部と、
前記可能状態から前記不可能状態に変化する場合に、前記サーバにアクセスするためのアクセス情報を前記出力部に出力させる出力制御部を備え、
前記端末装置は、
前記プリンタから前記アクセス情報が出力される場合に、前記アクセス情報を取得し、
取得済みの前記アクセス情報を利用して、前記サーバから前記解除情報を受信する、項目1から13のいずれか一項に記載のプリンタ。
(項目15)
前記プリンタは、さらに、
前記不可能状態から前記可能状態に変化する場合に、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を前記サーバに送信する枚数送信部を備える、項目1から14のいずれか一項に記載のプリンタ。
(項目16)
サーバであって、
プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、
を備える、サーバ。
(項目17)
プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記プリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部と、
前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
(項目18)
サーバのためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
2:通信システム、6:インターネット、10:端末、12:LANI/F、14:NFCI/F、16:操作部、18:表示部、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、30:OSプログラム、40:サービスアプリ、100:プリンタ、112:LANI/F、114:NFCI/F、116:操作部、118:表示部、120:制御部、122:CPU、124:メモリ、130:プログラム、200:SPサーバ、212:ネットワークI/F、220:制御部、222:CPU、224:メモリ、230:プログラム、232:ユーザテーブル、234:デバイステーブル、234:テーブル、AC:アカウント情報、AN:アカウント名、UI:ユーザ関係情報、SN:シリアル番号、AT:アクセストークン、TK1~TK3:解除トークン、CK:共通鍵

Claims (23)

  1. プリンタであって、
    前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
    端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部であって、前記解除情報は、特定の期限を含む、前記取得部と、
    前記解除情報が取得される場合に、現在日時が前記解除情報に含まれる前記特定の期限を超えているのか否かを判断する判断部と、
    前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において前記現在日時が前記特定の期限を超えていないと判断される場合に、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部であって、前記現在日時が前記特定の期限を超えていると判断される場合に、前記制限を解除しない、前記解除部と、
    を備える、プリンタ。
  2. プリンタであって、
    前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
    端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部であって、前記解除情報は、前記解除情報が前記サーバによって生成された日時である生成日時を含む、前記取得部と、
    前記解除情報が取得される場合に、前記解除情報に含まれる前記生成日時と現在日時との間の差分期間が予め決められている特定期間以下であるのか否かを判断する判断部と、
    前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において前記差分期間が前記特定期間以下であると判断される場合に、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部であって、前記差分期間が前記特定期間より大きい場合に、前記制限を解除しない、前記解除部と、
    を備える、プリンタ。
  3. 前記制限は、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を予め決められている上限枚数までしか許容しないことを含む、請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 前記プリンタは、さらに、
    前記不可能期間枚数が前記上限枚数より少ない報知枚数に到達する場合に、前記解除情報を前記端末装置に出力させるための操作をユーザに促すための報知動作を実行する報知動作実行部を備える、請求項に記載のプリンタ。
  5. 前記解除部は、前記上限枚数を第1の枚数から前記第1の枚数よりも多い第2の枚数に変更することによって、前記制限を解除する、請求項に記載のプリンタ。
  6. 前記サーバは、所定期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である所定期間枚数が所定の管理枚数に到達することを管理し、
    前記解除情報は、前記所定の管理枚数と前記所定期間枚数との差分枚数を示す情報を含み、
    前記第2の枚数は、前記解除情報内の前記情報によって示される前記差分枚数が前記第1の枚数に加算された枚数である、請求項に記載のプリンタ。
  7. 前記解除情報は、前記サーバによって暗号化された情報であり、
    前記プリンタは、さらに、
    前記解除情報が取得される場合に、所定の鍵を利用して、前記解除情報の復号を試行する復号部を備え、
    前記解除部は、
    前記解除情報の復号が成功する場合に、前記制限を解除し、
    前記解除情報の復号が失敗する場合に、前記制限を解除しない、請求項1からのいずれか一項に記載のプリンタ。
  8. 前記所定の鍵は、前記プリンタを識別する識別情報である、請求項に記載のプリンタ。
  9. 前記所定の鍵は、前記サーバによって準備される鍵である、請求項に記載のプリンタ。
  10. 前記プリンタは、さらに、
    前記印刷媒体の枚数の管理の開始を要求する開始要求を前記サーバに送信する要求送信部と、
    前記開始要求に対する応答として、前記サーバから前記所定の鍵を受信する第1の鍵受信部と、
    を備える、請求項に記載のプリンタ。
  11. 前記所定の鍵は、前記サーバによって更新され、
    前記プリンタは、さらに、
    前記印刷処理に利用された前記印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し前記サーバに送信する枚数情報送信部と、
    前記サーバに送信される複数個の前記枚数情報のそれぞれについて、当該枚数情報に対する応答として、前記サーバから前記所定の鍵を受信する第2の鍵受信部を備える、請求項に記載のプリンタ。
  12. 前記プリンタは、さらに、
    出力部と、
    前記可能状態から前記不可能状態に変化する場合に、前記サーバにアクセスするためのアクセス情報を前記出力部に出力させる出力制御部を備え、
    前記端末装置は、
    前記プリンタから前記アクセス情報が出力される場合に、前記アクセス情報を取得し、
    取得済みの前記アクセス情報を利用して、前記サーバから前記解除情報を受信する、請求項1から11のいずれか一項に記載のプリンタ。
  13. 前記プリンタは、さらに、
    前記不可能状態から前記可能状態に変化する場合に、前記不可能状態である期間における前記印刷処理に利用される前記印刷媒体の枚数である不可能期間枚数を前記サーバに送信する枚数送信部を備える、請求項1から12のいずれか一項に記載のプリンタ。
  14. サーバであって、
    プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
    前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、特定の期限を含み、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において現在日時が前記解除情報に含まれる前記特定の期限を超えていないと判断される場合に、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、
    を備える、サーバ。
  15. プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記プリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
    端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部であって、前記解除情報は、特定の期限を含む、前記取得部と、
    前記解除情報が取得される場合に、現在日時が前記解除情報に含まれる前記特定の期限を超えているのか否かを判断する判断部と、
    前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において前記現在日時が前記特定の期限を超えていないと判断される場合に、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部であって、前記現在日時が前記特定の期限を超えていると判断される場合に、前記制限を解除しない、前記解除部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  16. サーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
    前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、特定の期限を含み、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において現在日時が前記解除情報に含まれる前記特定の期限を超えていないと判断される場合に、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  17. サーバであって、
    プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
    前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、前記解除情報が前記サーバによって生成された日時である生成日時を含み、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において前記解除情報に含まれる前記生成日時と現在日時との間の差分期間が予め決められている特定期間以下である場合に、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、
    を備える、サーバ。
  18. プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記プリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
    端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部であって、前記解除情報は、前記解除情報が前記サーバによって生成された日時である生成日時を含む、前記取得部と、
    前記解除情報が取得される場合に、前記解除情報に含まれる前記生成日時と現在日時との間の差分期間が予め決められている特定期間以下であるのか否かを判断する判断部と、
    前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況においてにおいて前記差分期間が前記特定期間以下であると判断される場合に、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部であって、前記差分期間が前記特定期間より大きい場合に、前記制限を解除しない、前記解除部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  19. サーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
    前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、前記解除情報が前記サーバによって生成された日時である生成日時を含み、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において前記解除情報に含まれる前記生成日時と現在日時との間の差分期間が予め決められている特定期間以下である場合に、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除される、前記解除情報送信部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  20. プリンタであって、
    前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
    端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部であって、前記解除情報は、前記サーバによって暗号化された情報である、前記取得部と、
    前記解除情報が取得される場合に、所定の鍵を利用して、前記解除情報の復号を試行する復号部と、
    前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において、前記解除情報の復号が成功する場合に、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部であって、前記解除情報の復号が失敗する場合に、前記制限を解除しない前記解除部と、
    を備える、プリンタ。
  21. サーバであって、
    プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
    前記制限の解除に利用される解除情報を端末装置に送信する解除情報送信部であって、前記解除情報は、前記サーバによって暗号化された情報であり、前記解除情報は、前記解除情報を受信した前記端末装置から出力され、前記端末装置によって出力された前記解除情報は、前記プリンタによって取得され、前記プリンタは、前記解除情報が取得される場合に、所定の鍵を利用して、前記解除情報の復号を試行し、前記プリンタでの前記印刷処理の実行の制限は、前記解除情報の復号が成功する場合に、前記プリンタによって取得された前記解除情報を利用して解除され、前記解除情報の復号が失敗する場合に、前記制限を解除されない、前記解除情報送信部と、
    を備える、サーバ。
  22. プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記プリンタのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記プリンタが、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を管理するサーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、前記プリンタによる前記印刷処理の実行を制限する制限部と、
    端末装置が、前記サーバから、前記制限の解除に利用される解除情報を受信して、受信済みの前記解除情報を出力する場合に、前記解除情報を取得する取得部であって、前記解除情報は、前記サーバによって暗号化された情報である、前記取得部と、
    前記解除情報が取得される場合に、所定の鍵を利用して、前記解除情報の復号を試行する復号部と、
    前記プリンタが前記印刷処理の実行を制限している状況において、前記解除情報の復号が成功する場合に、取得済みの前記解除情報を利用して、前記制限を解除する解除部であって、前記解除情報の復号が失敗する場合に、前記制限を解除しない前記解除部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  23. サーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
    プリンタから、前記プリンタにおける印刷処理に利用される印刷媒体の枚数を示す枚数情報を繰り返し受信する枚数情報受信部であって、前記サーバは、前記プリンタから受信した前記枚数情報を管理し、前記プリンタでの前記印刷処理は、前記サーバとの通信を実行可能である可能状態から、前記サーバとの通信を実行不可能である不可能状態に変化する場合に、制限される、前記枚数情報受信部と、
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