JP7474421B2 - 車両用発電ユニットの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用発電ユニットの構造に関する。
電動モータを駆動するためのバッテリを有する電動車両には、例えば、特許文献1に開示されているように、小型の発電ユニットが搭載されている車両が知られている。当該発電ユニットを搭載し、バッテリまたは電動モータに電力を供給することによって、航続距離を延長させることが可能となる。
上記例の発電ユニットは、車両の後部シートの下方側に設けられたスペースに、取り外し可能に搭載されている。この例では、発電ユニットの下部には、車輪が設けられており、発電ユニットは、車体後部に設けられた箱の下面を走行可能に構成され、箱の開口から搬入及び搬出が可能となっている。
このように発電ユニットを車体に対して取り外し可能に構成することによって、メンテナンス性が向上し、さらに、車両から離れた場所において、発電ユニットを単独で使用することも可能となる。
特開2016-84769号公報
車両に搭載される発電ユニットは、より小型化されていることが好ましい。一方で、車両に搭載される発電ユニットは、種々の衝撃荷重を受ける可能性があるため、所定の剛性を確保する必要がある。上記例の発電ユニットは、防音効果を有する箱が車体に設けられ、該箱の内部に発電ユニットが設置されている。このため、当該発電ユニットは、所定の剛性及び強度を有している。
ところが、上記例のような構成は、発電ユニットを搭載するための大型の箱を有しているため、箱を含む発電ユニット全体の構成が、より大型化する。そのため、発電ユニットを、よりコンパクトな構造とし、且つ所定の剛性を確保しようとする場合、上記例のような搭載構造には、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、よりコンパクトで且つ剛性を確保することが可能な車両用発電ユニットの構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る車両用発電ユニットの構造は、発電用エンジンと、該発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、該マフラに接続され外部に前記排気ガスを排気する排気管と、前記発電用エンジンの駆動により発電する発電機と、を備えている。当該車両用発電ユニットの構造において、前記排気管は、前記マフラの長手方向に交差する方向に延び、前記排気管には、前記発電機に連結される連結部が設けられ、前記マフラ及び前記排気管によって、上面視で、第1のL字形状が形成され、前記発電用エンジンは、ピストンが収容され、前記ピストンの長手方向に延びるシリンダケースを有し、前記発電機の回転軸は、前記ピストンに交差する方向に沿って配置され、前記発電用エンジンの前記シリンダケース及び前記発電機によって、上面視で、第2のL字形状が形成され、前記第1のL字形状及び前記第2のL字形状によって四角形構造が構成されている。
本発明の車両用発電ユニットの構造によれば、発電ユニットを、よりコンパクトで且つ剛性を確保することが可能である。
本発明に係る車両用発電ユニットが車両後部に取り付けられる状態を示す斜視図であり、発電ユニットの一部が車両外側にある状態を示している。 図1の発電ユニットの上面図である。 図2の発電ユニットの電気機器等を取り外した状態の上面図である。 図3のマフラ及び排気管等を上方から見た斜視図である。 図1のマフラ等がトレイに固定された状態を示す斜視図である。 図5の連結部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る車両用発電ユニットの構造の一実施形態について、図面(図1~図6)を参照しながら説明する。
なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印R,Lは、それぞれ車幅方向の右側、左側を示しており、本実施形態における「左右」は、乗員が車両前方を向いたときの「左側」及び「右側」に対応している。
本実施形態の車両用の発電ユニット1は、例えば、車両後部に設けられたラゲッジスペース3等の床下に、着脱可能に取り付けられる(図1)。当該発電ユニット1は、全体で車幅方向に延びる略直方体状であり、例えば、車両の後部に設けられた開口から車両内に挿入された状態で、車両後部に固定される。この例では、図1に示すように、車幅方向において、左右の後輪2の間に配置されており、車体骨格を構成する剛性の高いリアサイドメンバ及びリアクロスメンバ等に取り付けられている。
本実施形態の発電ユニット1は、図2に示すように、発電用エンジン20と、燃料タンク25と、マフラ30と、台座40と、インバータ(電気機器)50と、発電機60と、冷却装置70と、を有している。また、当該発電ユニット1は、上記の装置及び部材が収容される収容構造体10を備えている。
収容構造体10は、トレイ11と、上蓋11Aを有している。トレイ11は、設置面部12と、側壁部15と、を有している。設置面部12は、車幅方向に延びる略長方形状で、当該設置面部12には、長尺のフレーム13が設けられている。上記した発電用エンジン20、燃料タンク25、マフラ30、台座40、発電機60及び冷却装置70等は、フレーム13を介して設置面部12に固定されている。
側壁部15は、設置面部12の車幅方向両端から車両上方に突出する縦壁で、車両前後方向に延びている。側壁部15の上部には、車幅方向外側に突出し、車両前後方向に延びる側部フランジ16が設けられ、該側部フランジ16の上面には、設置作業及び運搬等で用いられる取っ手17等が設けられている。上蓋11Aは、トレイ11の設置面部12を車両上方から覆う部材である。上蓋の天面には、燃料タンク25に対応する位置が切り欠かれている(図1)。
発電用エンジン20は、シリンダ(図示せず)及びピストン(図示せず)等を収容するシリンダケース21と、クランクシャフト23aを覆うクランクケース23と、を有している。なお、本実施形態では、ピストンの詳細な図示は省略しているが、図3では、ピストンの摺動方向を矢印Aで示している。また、クランクシャフト23aについては、図3において凡その位置を仮想的に示している。クランクケース23は、車幅方向に延びている部材で、トレイ11の設置面部12の後部における車幅方向のほぼ中央部に配置されている。クランクシャフト23aは、車幅方向に延びている状態で、クランクケース23の内部に収容されている。また、ピストンは、車両前後方向に延びた状態で、シリンダケース21の内部に収容され、発電用エンジン20の駆動時には車両前後方向(図3の矢印Aの方向)に往復する。
燃料タンク25は、発電用エンジン20を駆動するための燃料が充填されているタンクであり、燃料タンク25の上面は平坦であり、該上面には、燃料を補給する開口(図示せず)が設けられている。該開口には、燃料補給時に取り外し可能なキャップ26が取り付けられている。燃料タンク25は、収容構造体10のトレイ11の設置面部12における右前側の角部に配置されている。
燃料タンク25の上面には、発電用エンジン20のシリンダケース21に燃料を供給するための燃料供給部25bが設けられており、該燃料供給部25bには、シリンダケース21の上部に設けられた例えば燃料噴射装置21c等に向かって延びる燃料供給配管が接続されている(図2)。
発電機60は、図2及び図3に示すように、車幅方向に延びる装置で、クランクケース23の車幅方向における左側に位置する設置面部12に固定されている。発電機60は、発電機本体61と、設置用ブラケット63とを有している。発電機本体61は、クランクケース23の車幅方向の左側に配置され、発電機本体61の後端は、設置面部12の後端付近に配置されている。発電機本体61は、車幅方向に延びる回転軸62を有し、当該回転軸62は、クランクシャフト23aの左側部が接続されている。なお、本実施形態では、回転軸62は、図3において凡その位置を仮想的に示している。発電機60は、発電用エンジン20の駆動により回転軸62が回転することにより発電する。また、発電機本体61には、後述するラジエータ71を流通する冷却水(冷媒)が流れる冷却水配管82が接続されている。
設置用ブラケット63は、発電機本体61を設置面部12に固定するための部材で、発電機本体61の車幅方向の左側に配置されている。設置用ブラケット63は、設置面部12から車両上方に延び、車幅方向を臨む縦壁を有している。縦壁は、排気管32と発電機本体61との間に配置され、縦壁には、発電機本体61の左側部がボルト等により接合されている。
マフラ30は、車幅方向に延びる部材で、該発電用エンジン20から放出される排気ガスが流通する。マフラ30は、図2及び図3に示すように、シリンダケース21に隣接するように配置され、マフラ30の車幅方向の左側端部は、接続用配管31を介して、シリンダケース21に接続されている。マフラ30は、車幅方向に延びた状態で、マフラ30の車幅方向の右側端部が、収容構造体10のトレイ11の設置面部12における左前側の角部に配置されている。
図2及び図4に示すように、角部に位置するマフラ30の側部、すなわち、マフラ30の後側面における車幅方向の右側部には、車両前後方向に延びる略円筒状の排気管32が取り付けられている。当該排気管32には、マフラ30を流通した排ガスが流入し、流入した排ガスは、排気管32の後部から発電ユニット1の外部に排気される。排気管32には、発電機60の後述する設置用ブラケット63に連結する連結部材(連結部)35が設けられている。
ここで、連結部材35について説明する。連結部材35は、車両前後方向に延びる底部35aと、該底部35aの車幅方向右端から車両上方に延びる接合面部35bと、を有する。また、底部35aの前端及び後端には、三角形状の側壁35c(図5)が設けられており、該側壁35cは、車両前後方向を臨む板状で、底部35aと接合面部35bとに接続されている。
本実施形態では、連結部材35の底部35aは、後述するチャンバ部32aの上部に接合されており、この例では、車両前後方向に互いに間隔を空けて配置される2本のボルトによって接合されている。また、締結方向(ボルトの長手方向)は、車両上下方向に設定している。一方、接合面部35bは、設置用ブラケット63の縦壁に接合されており、車両前後方向に互いに間隔を空けて配置される2本のボルトによって接合されており、締結方向は、車幅方向に設定している。
また、排気管32は、小径部32bと、該小径部32bよりも径大のチャンバ部32aと、を有している。この例では、チャンバ部32aは、マフラ30の側部に連結されており、車両前後方向に延びている。小径部32bは、チャンバ部32aの後部から車両後方に向かって、発電ユニット1の外部まで延びている。本実施形態では、チャンバ部32aの上部に連結部材35が設けられている。
冷却装置70は、クランクケース23の車幅方向における右側に位置する設置面部12に固定されている。冷却装置70は、全体で車幅方向に延びる装置で、冷却装置70の後端は、設置面部12の後端付近に配置されている。冷却装置70には、シリンダケース21及びその内部等を冷却するエンジン連動ファン(図示せず)、及びラジエータ71が設けられている。
エンジン連動ファンは、クランクシャフト23aの車幅方向の右側部に図示しない減速機等を介して取り付けられており、クランクシャフト23aに連動して同軸で回転する。エンジン連動ファンが回転することにより発生する冷却風は、例えばシリンダケース21に吹き付けられる。
ラジエータ71は、冷却装置70の右側端部に設けられている。また、ラジエータ71には、冷却水配管81が接続されている。当該冷却水配管は、ラジエータ71の内部で冷却された冷却水を送出する送り側配管81と、ラジエータ71の外部で熱交換された温度が上昇した冷却水をラジエータ71に戻すための戻り側配管(図示せず)とを有している。
マフラ30の上部には、図5に示すように、台座40が設けられている。当該台座40は、マフラ30を車両上方側から覆う略直方体状の中空の部材である。台座40の上部には、インバータ(電気機器)50が設置されている。
台座40は、マフラ30を車両上方側から覆う略直方体状の中空の部材である。台座40の前壁41は、車両上下方向に延び、車両前方を臨み、設置面部12の前端付近に配置される。台座40の左側壁43は、車両上下方向に延び、前壁41の左端から車両後方に延び、トレイ11の左側の側壁部15に隣接して配置される。台座40の右側壁42は、車両上下方向に延び、前壁41の右端から車両後方に延びている。
また、右側壁42には、図5に示すように、下端から上方に略半円形状の切欠き44が設けられ、該切欠き44は、マフラ30を車両上方から取り囲むように形成されている。すなわち、この例では、マフラ30は、右側壁42を通り抜けるように配置されている。
また、本実施形態では、図2及び図3に示すように、マフラ30をトレイ11の角部に配置して、マフラ30に接続される排気管32を車両前後方向に延びるように配置し、排気管32及びマフラ30によって、上面視で仮想的に第1のL字形状L1が形成されている。図3では、第1のL字形状L1は、破線で示している。インバータ50等の電気機器は、台座40を介してマフラ30の車両上方であって、第1のL字形状L1の角の上方側に配置されている。
本実施形態の発電用エンジン20は、上記したように、収容構造体10のトレイ11の設置面部12の車幅方向中間部に配置されており、ピストンが車両前後方向に延び、クランクシャフト23aが車幅方向に延びるように配置されている。また、クランクシャフト23aに連結される発電機60の回転軸62は車幅方向に延びている。すなわち、図3に示すように、ピストンと、クランクシャフト23a及び回転軸62によって、上面視で仮想的に第2のL字形状L2が形成されている。図3では、第2のL字形状L2は、第1のL字形状L1と同様に、破線で示している。本実施形態では、上記した第1のL字形状L1の角部及び第2のL字形状L2の角部は、互いに対向配置されている。この例では、第1のL字形状L1及び第2のL字形状L2によって、上面視で四角形構造が形成されている。
第1のL字形状L1と第2のL字形状L2で四角形構造を構成することにより、騒音・振動源である発電用エンジン20の排気系を1つの剛性体とすることができる。また、発電用エンジン20及び発電機60が、剛性連結されているため、第2のL字形状L2は、剛性体を構成している。一方で、マフラ30と排気管32により第1のL字形状L1の剛性体が構成されるため、第1のL字形状L1及び第2のL字形状L2を併せて1つの剛性体とすることにより、よりコンパクトな配置で、高い剛性を得ることが可能となる。また、マフラ30の左側端が、設置面部12の左前角に配置されているため、コンパクトなレイアウトが可能となる。
また、連結部材35によって排気管32及び発電機60を剛性連結することによって、四角形構造の剛性をさらに向上させることができる。そのため、四角形構造の剛性を確保した上で、当該構造を構成する装置は、ユニット骨格を構成するフレーム13に取り付けられる。そのため、フレーム13は、各装置それぞれに四角形構造の内側方向の荷重を支持する負担が軽減される。よって、四角形構造に対して、フレーム13の設置において、上下方向及び回転方向を荷重の支持することに重点を置いた構成にすればよいため、フレーム13のレイアウトが容易になる。
マフラ30を設置面部12の角部に配置することで、四角形構造は、設置面部12の角部に配置されることになる。その結果、四角形構造も、発電ユニット1の骨格構造として用いることが可能となり、発電ユニット1の全体の剛性が向上する。
また、本実施形態では、排気管32のチャンバ部32aに連結部材35が接合されている。チャンバ部32aを設けることにより、排気騒音をさらに低減できる。チャンバ部32aは、通常の排気用の配管に比べて径が大きく、重量も大きい。経大のチャンバ部32aは、連結部材35の底部35aとの接合部の面積をより大きく設定することが可能となる。そのため、排気管32の重い部分を剛性が高い発電機60で確実の保持することが可能となる。
また、本実施形態では、マフラ30の右方向端部が、シリンダケース21の側部に固定されている。この例では、図4に示すように、マフラ30の右端の上部からマフラ30の径向外側に張り出すフランジ部30aが設けられている。また、シリンダケース21の左側部には、マフラ30に向かって突出する2つの受部21bが、設けられている。2つの受部21bは、車両上下方向に間隔を空けて配置されており、先端部には、ねじ穴が設けられている。また、フランジ部30aには、受部21bに対応する位置に貫通孔が設けられている。フランジ部30aが受部21bの先端部に当接した状態で、ボルトを貫通孔に貫通させてねじ穴に取り付けることによって、フランジ部30aと受部21bが締結されている。これにより、四角形構造の剛性がさらに向上し、荷重により、第2のL字形状L2の角部の角度変化を低減させることが可能となる。
また、本実施形態では、第2のL字形状L2の角部には、補強部材37が設けられている。該補強部材37は、シリンダケース21及び発電機60に接合されている。第2のL字形状L2の角部は、シリンダケース21とクランクケース23とによって形成されている角部である。この例では、補強部材37は、上面視で、車幅方向に延びている略長方形状のリブであり、設置面部12に設けられたフレーム13に固定されている。補強部材37の右側部は、シリンダケース21の左側部に接合されており、補強部材37の後部は、クランクケース23の前部に接合されている。
補強部材37を設けることにより、四角形構造の角度変化等の変形を低減させることができる。例えば、本実施形態では、シリンダケース21とユニット骨格を構成するフレーム13とが直接固定されていないため、発電用エンジン20のケース剛性によって第2のL字形状L2の一辺(車両前後方向の辺)は支持されている。そのため、第2のL字形状L2の角部を補強することにより、四角形構造の平面剛性を確保することができる。
また、マフラ30の側部は、補強部材37に接合されている。この例では、マフラ30の後面における右側部には、車両後方に突出する棒状の支持部30bが設けられている。また、補強部材37の上面には、底部33aと縦壁33bとを有するブラケット33が取り付けられている。この例では、底部33aと補強部材37とは、ボルト等により接合されている。また、縦壁33bに支持部30bの前端が当接した状態で、縦壁33bと支持部30bがボルト等により接合されている。このように、補強部材37をマフラ30に固定することにより、マフラ30、シリンダケース21、クランクケース23及び発電機60の連結がさらに強化される。その結果、四角形構造の剛性をさらに高めることが可能となる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態の連結部材35の接合面部35bは、底部35aから上方に延びているが、これに限らない。例えば、図6に示すように、連結部材35と発電機60との締結される位置(ボルトの位置)を、チャンバ部32aの上端よりも下方に配置してもよい。すなわち、ボルトの位置がチャンバ部32aに車幅方向視で重複する配置されてもよい。このように締結位置を設定することにより、四角形構造の平面形状を維持しやすくなる。
この例では、マフラ30は、設置面部12に直接固定されているが、これに限らない。マフラ30がフレーム13を介して設置面部12に固定されてもよい。これにより、四角形構造の剛性をさらに高めることもできる。
また、本実施形態では、発電ユニット1を、車両後面から挿入するように構成された例を説明しているが、これに限らない。例えば、発電ユニット1を、車体側部から幅方向に挿入するように構成してもよい。さらに、本実施形態では、発電ユニット1を、ピストンの長手方向(摺動方向)が車両前後方向となるように配置しているが、これに限らない。ピストン及び排気管32を、車両上下方向に延びた状態で配置してもよい。この場合、四角形構造は、起立した状態となる。
1 発電ユニット
2 後輪
10 収容構造体
11 トレイ
11A 上蓋
12 設置面部
13 フレーム
15 側壁部
16 側部フランジ
17 取っ手
20 発電用エンジン
21 シリンダケース
21b 受部
21c 燃料噴射装置
23 クランクケース
23a クランクシャフト
25 燃料タンク
26 キャップ
30 マフラ
30a フランジ部
30b 支持部
31 接続配管
32 排気管
32a チャンバ部
32b 小径部
33 ブラケット
33a 底部
33b 縦壁
35 連結部材
35a 底部
35b 接合面部
35c 側壁
37 補強部材
40 台座
41 前壁
42 右側壁
43 左側壁
44 切欠き
50 インバータ(電気機器)
60 発電機
61 発電機本体
63 設置用ブラケット
70 冷却装置
71 ラジエータ
81 冷却水配管
82 冷却水配管
L1 第1のL字形状
L2 第2のL字形状

Claims (5)

  1. 発電用エンジンと、該発電用エンジンから放出される排気ガスが流通するマフラと、該マフラに接続され外部に前記排気ガスを排気する排気管と、前記発電用エンジンの駆動により発電する発電機と、を備えている、車両用発電ユニットの構造において、
    前記排気管は、前記マフラの長手方向に交差する方向に延び、前記排気管には、前記発電機に連結される連結部が設けられ、
    前記マフラ及び前記排気管によって、上面視で、第1のL字形状が形成され、
    前記発電用エンジンは、ピストンが収容され、前記ピストンの長手方向に延びるシリンダケースを有し、
    前記発電機の回転軸は、前記ピストンに交差する方向に沿って配置され、
    前記発電用エンジンの前記シリンダケース及び前記発電機によって、上面視で、第2のL字形状が形成され、
    前記第1のL字形状及び前記第2のL字形状によって四角形構造が構成されていることを特徴とする、車両用発電ユニットの構造。
  2. 前記排気管は、小径部と、該小径部よりも径大のチャンバ部と、を有しており、
    前記連結部は、前記チャンバ部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用発電ユニットの構造。
  3. 前記マフラの一方の長手方向端部は、前記シリンダケースに固定されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用発電ユニットの構造。
  4. 前記第2のL字形状の角部には、補強部材が設けられ、該補強部材は、前記シリンダケース及び前記発電機に接合されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車両用発電ユニットの構造。
  5. 前記マフラは、前記補強部材に接合されていることを特徴とする、請求項4に記載の車両用発電ユニットの構造。
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