JP7472576B2 - 後処理装置、画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、後処理装置、画像形成システムに関する。
シート状の媒体に画像を形成する画像形成装置において画像が形成された媒体に綴じ処理などの後処理を行う後処理装置が知られている。また、画像形成装置と後処理装置と連結する画像形成システムも知られている。
画像が形成されたシートを処理トレイ上に複数枚積載して端部を整合し、ステイプルなどを用いて綴じ処理を行った後に、綴じられたシート束を処理トレイの下側に位置する排紙トレイに落下させてスタック(蓄積)する技術が知られている。
このような後処理装置は、ステイプルを行わずに、特定のシートの枚数をまとまりとして、各まとまりの積載位置をずらすことで仕分けをし、排紙トレイに落下させることも可能となっている。このようなシート束の仕分け動作を、本明細書においては「シフトソート」と称することとする。
また、シートの仕分けに関する技術として、シートの仕分けをシート搬送方向において行うことを目的とするものも知られている。例えば、排出されたの先端位置決めをする先端ストッパをシートに対し手前側と奥側との二重構成にし、シートの排出単位(ジョブ)ごとに、搬送方向手前または奥のいずれかの先端フェンスにシート先端を突き当てて、仕分けをする構成が開示されている(特許文献1)。
また、正逆転ローラを用いて、先端フェンスにシートの先端を突き当てる動作と、後端フェンスにシートの後端を突き当てる動作とをジョブごとに交互に行うことで、搬送方向に対してシートをずらして仕分けする構成も開示されている(特許文献2)。
なお、シートを排紙トレイ上で仕分け状態にするシフトソートの場合、従来では、シートの幅方向(シートの搬送方向を前後方向としたときの左右方向)で行うことが一般的であった。この場合、シート幅方向へシートの移動(シフト)をシフトコロによって行っていた。しかしながら、シフトコロを用いたシフト機構では、シートを幅方向に移動させ、次のシートを受け入れる状態になるまでの間、次のシートの受入ができず、その分生産性が向上できないとの課題がある。
一方、特許文献1や特許文献2に開示の技術では、シート束を搬送方向で仕分けするためには、先端フェンスを上下動させる機構や正逆転ローラを設ける必要があり、装置の大型化や部品点数が増加するという課題も生ずる。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、シート搬送方向でのシフトソートの実施により、生産性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は後処理装置に関し、搬送されるシートの幅方向に移動可能であって、前記シートの少なくとも幅方向の両端部をそれぞれで積載するとともに、前記幅方向における前記シートの外側の方向にそれぞれが移動されることで、積載している前記シートを落下させる一対のシート積載手段と、前記一対のシート積載手段の下に設けられ、搬送されるシート及び前記一対のシート積載手段から落下されたシートを蓄積するシート蓄積手段と、前記シートの搬送方向に移動可能であって、前記シート積載手段上に搬送されるシート及び前記シート蓄積手段上に搬送されるシートの搬送方向の先端を揃える先端揃え手段と、前記シート積載手段および前記先端揃え手段の移動動作を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、ジョブごとに、前記先端揃え手段を前記搬送方向の上流側と下流側とに移動させることでシート束の仕分けを行わせ、一方のジョブのシートについては、前記シート積載手段上に搬送されるシートの搬送方向の先端を前記先端揃え手段により前記搬送方向の上流側の第1の位置で揃えてから、前記シート積載手段上のシート束を前記シート積載手段上から落下させて前記シート蓄積手段上に蓄積させ、他方のジョブのシートについては、前記先端揃え手段を前記第1の位置よりも下流側の第2の位置に待機させ、前記シート積載手段上に搬送させることなく前記シート蓄積手段上に搬送されるシートを前記先端揃え手段に突き当てて、前記シート蓄積手段上に直接蓄積させる、ことを特徴とする。
本発明により、シート搬送方向でのシフトソートの実施により、生産性を向上させることができる。
画像形成システムの概略を示す模式図である。 後処理装置の上面図、後方側面図である。 ステイプルモードの動作を説明するための後処理装置の側面図である。 ステイプルモード時の後処理装置の動作遷移を示す上面図である。 ステイプルモード時の後処理装置の動作遷移を示す上面図である。 ステイプルモード時の後処理装置の動作遷移を示す上面図である。 ステイプルモード時の後処理装置の動作遷移を示す上面図である。 ステイプルモードの動作例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、シート束を上流側にシフトさせて排紙トレイ上に積載するときの側面図である。 図9の上面図である。 第1実施形態における、ソートする位置を上流側から下流側に切り替えるときの側面図である。 図11の上面図である。 第1実施形態における上流側シフトの動作を説明する側面図である。 第1実施形態における上流側シフトの動作を説明する側面図である。 第1実施形態における上流側シフトの動作を説明する上面図である。 第1実施形態における、上流側シフトから下流側シフトへ切り替えるときの動作を説明する側面図である。 第2実施形態における課題を説明する側面図である。 図17に示す課題の解決手法を説明する側面図である。 図17に示す課題の解決手法を説明する側面図である。 第4実施形態における課題を説明する側面図である。 図20に示す課題の解決手法を説明する側面図である。
以下、図面を参照しつつ実施形態に係る後処理装置、画像形成システムについて説明する。また以下の説明では、シート状の媒体としてのシートの一例として紙媒体(用紙)を例示しているが、例えばプラスチック製、布製、金属製のシートなどでも適用可能である。また以下の説明では、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
<全体構成>
図1は、画像形成システムの概略を示す図である。画像形成システム1は、画像形成装置100、少なくともシート積載機能を有する後処理装置200、及び画像読み取り装置300を有する。
画像形成装置100は、カラー画像を形成する間接転写方式タンデム型の画像形成ユニットであり、シート状の媒体としてのシートの面に画像を形成する画像形成部として機能する。画像形成装置100は、4色の作像ステーション111が配置された作像部110、作像部110の下方に隣接して設けられた光書き込み部113を有する。画像形成装置100は、作像部110の下方に設けられた給紙部120、給紙部120でピックアップされたシートを2次転写部140及び定着部150に搬送させるために案内する給紙搬送路130を有する。画像形成装置100は、画像が定着されたシートを後処理装置200に搬送させるために案内する排紙経路160、一面に画像が形成されたシートを反転(スイッチバック)し、他方面に画像形成させるために給紙搬送路130に案内する両面搬送路170を有する。
作像部110の作像ステーション111は、YMCK各色用の感光体ドラムと、この感光体ドラムの外周に沿って配置された帯電ユニット、現像ユニット、1次転写ユニット、クリーニングユニット、及び除電ユニット等を有する。作像部110は、感光体ドラムに形成された画像が1次転写ユニットによって転写される中間転写ベルト112と、感光体ドラムに色毎に画像を書き込む光書き込み部113とを有する。光書き込み部113は、作像ステーション111の下側に配置され、中間転写ベルト112は作像ステーション111の上側に配置されている。中間転写ベルト112は、複数の支持ローラによって回転可能に支持されている。そのうちの1つの支持ローラ114は、2次転写部140で中間転写ベルト112を介して2次転写手段としての2次転写ローラ115と対向し、中間転写ベルト112上の画像をシートの面に2次転写できるようになっている。尚、このような画像形成プロセスとして、上記以外に公知なものを採用してもよい。
給紙部120は、給紙トレイ121、ピックアップローラ122、給紙搬送ローラ123を有し、給紙トレイ121からピックアップしたシートを給紙搬送路130に沿って上方に送り出す。送り出されたシートは、2次転写部140で画像が転写され、定着部150に送られる。定着部150は、定着ローラと加圧ローラを備え、シートが両者間のニップを通過する過程で、加熱及び加圧が行われ、トナーがシートに定着される。
定着部150の下流には、排紙経路160と両面搬送路170が設けられ、分岐部材としての分岐爪161によってどちらか一方の搬送路にシートが導かれるように切り替えられることで、後処理装置200側に搬送される場合と、両面搬送路170に搬送される場合とで搬送路が選択される。尚、分岐爪161のシート搬送方向上流側の直近には分岐搬送ローラ162が設けられ、シートへ搬送力を付与している。
後処理装置200は、画像形成装置100から搬送された画像形成済みシートに所定の処理(例えば仕分け処理、揃え処理や綴じ処理)を施し、最下流に位置するシート蓄積手段としての排紙トレイ204に蓄積(積載)するもので、詳細については後述する。尚、図1に示すように画像読み取り装置300を備えた場合には、後処理装置200は、画像形成装置100と画像読み取り装置300との間であって、画像形成装置100の筐体に形成された、本来はシート排出先として利用される空間部に装着される。これにより、空間の有効利用を図り、省スペース化を促進することができる。
後処理装置200内に配置される制御部260は、例えば中央演算装置、主記憶装置、補助記憶装置などを含む基板であり、ソフトウェア処理により各ハードウェアを動作させるユニットである。制御手段としての制御部260は、各搬送路に設置されるセンサから、シートの有無を示す検出信号を入力し、検出信号に基づき後処理装置200内でのシートの搬送制御を行うとともに、後述の各ユニットの動作制御を行う。尚、画像形成装置100内に備えられる制御部が、制御部260と通信することによって、画像形成システム1が制御されるようになっているが、これに代えて、統括的に後処理装置200内の各ユニットの制御を行ってもよい。
画像読み取り装置300は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を光走査して原稿面の画像を読み取る。画像読み取り装置300自体の構成及び機能は公知なものを採用してもよい。
上記のように構成された画像形成装置100は、画像読み取り装置300から読み取られた原稿データあるいは外部のパーソナルコンピュータなどから転送された印刷データに基づいて、書き込みに使用する画像データを生成する。そして、画像データに基づいて光書き込み部113が各感光体ドラムに対して光書き込みを行い、各作像ステーション111で色毎に形成された画像が順次、中間転写ベルト112に転写される。これにより中間転写ベルト112上に4色の画像が重畳されたカラー画像が形成される。一方、給紙トレイ121からは画像形成に応じてシートが給送される。シートは、2次転写部140の直前のレジストローラ位置で一旦停止し、中間転写ベルト112上の画像先端とタイミングを合わせて送り出され、2次転写部140で2次転写され、定着部150へと送り込まれる。
定着部150で画像が定着されたシートは、片面印刷の場合及び両面印刷の両面印刷後の場合には、分岐爪161の切り替え動作により排紙経路160側へ搬送され、両面印刷の場合には両面搬送路170側へ搬送される。両面搬送路170に搬送されたシートは、反転後、2次転写部140に再度送り込まれて他側の面に画像が形成され、排紙経路160に搬送される。排紙経路160に搬送されたシートは、後処理装置200に搬送され、後処理装置200で綴じ処理などの所定処理が施され、あるいは処理なしで排紙トレイ204に排紙される。
<後処理装置>
図2(A)は後処理装置200の概略構成を示す上面図、図2(B)は先端ストッパ207の側から視認した場合における後処理装置200の概略構成を示す後方側面図である。また図3は後処理装置200の側面図である。図2及び図3は、以降に説明する各実施形態に適用される基本的な構成を示している。
後処理装置200は、シート搬送方向上流側から入口ローラ対202、紙面検出センサ211(図3参照)、後端基準フェンス210、搬送手段である排出ローラとしての排紙ローラ対203、シート束の幅方向の側端(端部)を揃えるシート揃え手段としての奥側及び手前側の一対のジョガーフェンス205、206、後端ガイド手段としての後端ガイド208(図3参照)、綴じ手段としてのステイプルユニット209、シートの搬送方向の先端を揃える先端揃え手段としての先端ストッパ207を有する。また後処理装置200は、これら各ユニットの下側にシート蓄積手段としての排紙トレイ204を有する。
図2(B)に示すように、一対のジョガーフェンス205、206は、排紙ローラ対203からのシートの排紙(搬送)方向側から見た断面形状(Y-Z断面形状)が、互いに異なる形状を有している。シートの排紙方向において左側に配置されるジョガーフェンス206は、シート積載手段としてのシート積載部262と、シート揃え部261を有する。シート積載部262は、搬送されたシートを下方向から支えて積載する部位であり、シート揃え部261は、搬送されたシートを側面から揃える部位である。
一方、シートの排紙方向において右側に配置されるジョガーフェンス205もジョガーフェンス206と同様に、シート積載手段としてのシート積載部252と、シート揃え部251とを有している。
ここでは、シート積載部とシート揃え部とが一体的な構成としたジョガーフェンス205、206を例示しているが、これに限定されるものでなく、シート積載部とシート揃え部とを別体としてそれぞれ独立して移動するような構成にしてもよい。なお、シート積載部262とシート積載部252は、一対のシート積載手段を構成するが、シート積載部262の方がシート積載部252よりも、シートを支える部分の長さが長くなっている。
後処理装置200のシート受け入れ部には、画像形成装置100の排紙搬送路からシートを受け入れるガイド板201が配置され、このガイド板201のシート搬送方向最上流側に入口ローラ対202が配置される。またガイド板201のシート搬送方向最下流側には、排紙ローラ対203が設けられている。入口モータにより入口ローラ対202及び排紙ローラ対203が回転することで、ガイド板201に沿ってシートが後処理装置200内を搬送される。
後処理装置200の排紙動作としては、シートをジョブごとに、シートの排紙方向の異なる位置にシフトして排紙するシフトモードと、そのまま排紙するストレート排紙モードと、複数枚のシートを綴じて排紙するステイプルモードとの3つのモードがある。ストレート排紙モードの動作は通常に排紙トレイ204に排紙するだけなので、説明を省略し、以降、ステイプルモードおよびシフトモードにおける各部の構成や動作について説明する。
<ステイプルモード>
図3~図8を用いて、ステイプルモードについて説明する。尚、図3はステイプルモードを説明するための後処理装置200の側面図であり、図4~図7はステイプルモード時の各動作遷移を示した上面図である。また図8は、ステイプルモード時の動作例を示すフローチャートである。以下では、図8のフローチャートに沿って説明する。
ステイプルモードは、シートを排紙する際に所定枚数毎にステイプラによって綴じて、排紙するモードである。
ステイプルモード時には、まず図3、4に示すように、排紙トレイ204、ジョガーフェンス205、206、先端ストッパ207が、イニシャル位置から規定のシート受け位置へと移動され、ステイプルユニット209も、イニシャル位置から規定のステイプル位置に移動される(図8のS1201)。尚、排紙トレイ204のシート受け位置は、排紙トレイ204の上面又は排紙トレイ204上のシートの最上面の位置がジョガーフェンス205、206の底面から30mm程度下方となる。またジョガーフェンス205、206のシート受け位置は、シート揃え部261の内側の面の位置が排紙される紙幅に対しそれぞれ7mm外側となる。先端ストッパ207はジョガーフェンス205、206のシート後端受け部205B、206Bから、排紙されるシートの長さに25mm程度加えた分、排紙方向下流側に退避(待機)させた位置となる。
紙面検出センサ211は、排紙トレイ204の移動が終了すると後端基準フェンス210内に退避させる(S1202)。ステイプルモードの場合、紙面検出センサ211は、検知位置に位置している場合、排紙トレイ204の上面又は排紙トレイ204上のシートの最上面の位置がジョガーフェンス205、206の底面から30mm以下になった場合はON、30mmより大きい場合にはOFFになるように構成されているため、ON/OFFの切り替わりにより高さの検出を可能としている。
各ユニットの移動完了後、排紙ローラ対203からシートが排紙トレイ204に排紙され(S1203)、シート後端が排紙ローラ対203から抜けるタイミングで、上部に待機していた後端ガイド手段としての後端ガイド208が排紙トレイ204に向けて下降される(下方に移動される)(S1204)。この動作により、シート後端が排紙ローラ対203から落下しないまま排紙ローラ対203に引っ掛かっていた場合、シートの後端部の上面を押圧し、排紙ローラ対203に引っ掛かっていない状態にすることで、排出されたシートの後端とぶつかることなく次のシートが排紙されジャム発生の原因となることを防ぐことができる。
後端ガイド208の下降後、図5のように先端ストッパ207が矢印で示すシートの排紙方向と逆方向(X方向)の点線で示した揃え位置(シートを先端ストッパ207とシート後端受け部205B、206Bとで挟み込む位置)に移動される。また、先端ストッパ207の移動に合わせてジョガーフェンス205、206のシート揃え部261が相互に近接するように移動されてシートの両端部を支えて挟み込むことで、シートの排紙方向と幅方向の位置揃えが行われる(S1205)。位置揃えの完了後、ジョガーフェンス205、206、先端ストッパ207、後端ガイド208は再びシート受け位置へと移動される(S1206)。
上記の位置揃え動作を1枚目から最終紙まで繰り返し(S1207:NOのループ)、最終紙の位置揃えが完了すると(S1207:YES)、先端ストッパ207がジョガーフェンス205、206間から退避される(S1208)。そしてジョガーフェンス205、206は、幅方向の挟み込み位置を相対的に保持したまま、シート束をステイプルユニット209の設置位置(ステイプル位置)まで移動させる(図6参照)。
ジョガーフェンス205、206がステイプルの設置位置まで移動された後、ステイプルユニット209により綴じ処理が行われる(S1210)。
ステイプルユニット209による綴じ処理が完了した後、図7のようにジョガーフェンス205、206はシートの幅方向の位置揃えを行っていた位置まで移動され(S1211)、先端ストッパ207もシート搬送方向の位置揃え位置まで移動される。ジョガーフェンス205、206、先端ストッパ207の移動完了後、ジョガーフェンス205、206の下部に位置する排紙トレイ204にシート束を自重で落下させるため、ジョガーフェンス205、206が、相互に離間するように移動される(S1212)。シート束落下後、ジョガーフェンス205、206、先端ストッパ207は上記のシート受け位置へと移動される。またジョガーフェンス205、206からシート束落下後、紙面検出センサ211が退避位置から検出位置に復帰(移動)される(S1213)。
紙面検出センサ211が高さの検出を行うことで、排紙トレイ204は、積載しているシート束の厚み分下降される(排紙トレイ204の上面又は排紙トレイ204上のシートの最上面の位置が所定の位置となるように移動される)(S1214~S1216)。これによりジョガーフェンス205、206の底面から排紙トレイ204上の最上部のシートまでの距離が一定に保たれるため、多数枚の積載が可能になる。なお、ジョガーフェンス205、206のシート受入位置への移動は、S1213で行われるのではなく、S1217の直前に行われるようにしてもよい。
印刷ジョブが全ての完了していない場合(S1217:NO)、処理はS1202まで戻る。全ての印刷ジョブが完了すると(S1217:YES)、排紙トレイ204は最下部(イニシャル位置)まで下降し、その他の部材やユニットも規定のイニシャル位置に移動される(S1218)。
<シフトモード(シートの搬送方向での仕分け)>
<第1実施形態>
以下、搬送(排紙)されるシートをシート搬送(排紙)方向で仕分ける搬送方向シフトの動作について説明する。搬送方向シフトとは、シートのまとまりごと(例えばジョブごと)に、シートの搬送方向の端部(先端又は後端)を特定の位置で纏まるように積載(蓄積)させる動作、及び当該動作を実行するための動作モードを指すものとする。なお、シートの搬送方向における下流の位置で纏められる特定の位置を「第1の位置」とする。また、シートの搬送方向における第1の位置より上流の位置で纏められる特定の位置を「第2の位置」とする。以下、特定の位置を2箇所とする例で説明するが、これに限定されるものではなく、複数箇所を特定の位置にしてもよい。
また以降の説明において、排紙トレイ204、ジョガーフェンス205、206、先端ストッパ207などの各部位は、制御部250からの制御指示に基づき行われるものとする。
図9は、シート束を排紙トレイ204上の搬送方向の下流側にシフトさせた(位置させた)位置に積載するときの側面図である。図10は、そのときの上面図である。図11は、シート束を排紙トレイ204上の搬送方向の下流側にシフトさせた位置に積載させた後の排紙トレイ204と先端ストッパ207の移動動作を示す側面図である。図12は、シート束を排紙トレイ204上の搬送方向の上流側にシフトさせた位置に積載するために先端ストッパ207とジョガーフェンス205、206とをシート受入位置に移動させたときの上面図である。尚、ここでの説明では、最初に搬送方向の下流側にシフトさせた位置に積載されたシート束の上に、それより上流側にシフトさせた位置にシート束を積層させてから交互に積載させているが、この順序は逆でもよい。すなわち、最初に上流側にシフトさせた位置に積載されたシート束の上に、それより上流側にシフトさせた位置にシート束を積層させてから交互に積載させてもよい。また以下の説明では、シート搬送方向の上流側にシフトさせて積載させることを「右シフト」などと称し、それより下流側にシフトさせて積載させることを「左シフト」などと称する。
図9、図10に示すように、左シフト用のシートを受け入れる準備のため、ジョガーフェンス205、206は退避位置に移動され、先端ストッパ207はシートサイズにより予め既定される位置(第1の位置)に移動されて待機する。ジョガーフェンス205、206の退避位置は、図10に示すようにシートの幅方向の寸法よりも相互の距離が長く、シートの幅方向の側端より外側に位置するように離間した位置となっている。よって、図9に示すように、排紙ローラ対203から排出(搬送)されたシートP1の先端は、先端ストッパ207に突き当たり、ジョガーフェンス205、206を介すことなく、そのまま直接排紙トレイ204上に積載される。尚、排紙ローラ対203から排出されたシートP1は、排紙トレイ204の上面(もしくは排紙トレイ204に既に積載されたシート束の面)にその先端部が摺動されながら搬送されて先端ストッパ207に突き当たり、突き当たった位置に停止されるように、搬送速度などが設計されている。
図11に示すように、排紙トレイ204が下降され、先端ストッパ207が右シフト用のシート受入位置に移動される。左シフトの対象となるシートP1がシート束Pt1になるまで所定枚数受け入れられると、その後、排紙トレイ204はシート束Pt1の厚みに応じた所定量(右シフト用のシート受入位置に)下降され、先端ストッパ207は搬送方向の上流側の左シフト用の受け入れ位置まで移動される。そして図12に示すように、ジョガーフェンス205、206は相互に近接して受け入れ位置まで移動される。
引き続き、図13~図16を参照しつつ右シフトに関する動作を説明する。
図13の側面図に示すとおり、ジョガーフェンス205、206に少なくともシートの幅方向の側端部が保持(積載)された状態で、排紙トレイ204の上に、右シフトの対象となるシートP2は受け入れられる。そして先端ストッパ207は、シートP2の後端が排紙ローラ対203から排出され、後端ガイド208を下方に移動させた後にシートP2の先端を右側(搬送方向の上流側)へ押すことで、シート後端受け部205B、206BにシートP2の後端を突き当てて、シート先端が特定の右シフトの位置(第2の位置)となるように揃える。その後、次のシートP2を受け入れるために、先端ストッパ207及び後端ガイド208は受け入れ位置へと移動され、次のシートP2の先端が先端ストッパ207に突き当たったのち、同様に先端ストッパ207によりシートP2をシート後端受け部205B、206Bに突き当てて、第2の位置における整合を行う。また、先端ストッパ207とシート後端受け部205B、206BによりシートP2の搬送方向の整合を行うときに、ジョガーフェンス205、206を互いに接近する方向に往復移動させてシートP2の幅方向の整合を行う。
そして、右シフト用のシートP2がシート束Pt2になるまで所定枚数受け入れられ、整合されると、図14の側面図および図15の上面図に示すように、先端ストッパ207は、左シフト用の受け入れ位置に移動され、ジョガーフェンス205、206は退避位置に移動される。これにより、右シフト用のシート束Pt2が落下して、排紙トレイ204上の第2の位置に積載される。
図16は、このようにシート束Pt1、Pt2が搬送方向で異なる位置となるように積載された状態を示す側面図である。また図16では、制御部250の制御により紙面検出センサ211が回動して、シート束Pt2の後端を上方から押さえている状態も図示している。この紙面検出センサ211で押さえる理由については後述する。
先端ストッパ207が左シフト用の受け入れ位置に移動され、ジョガーフェンス205、206が退避位置に移動された後は、図9、図10で説明した左シフトの動作が引き続き行われる。後処理装置200は、このような左シフトおよび右シフトの各動作を交互に繰り返し行うことで、シート束が左シフト位置と右シフト位置に交互に蓄積され、搬送方向シフトを行う。すなわち、排紙トレイ204は、上下方向に移動可能な構成を含み、シート束が蓄積されるごとに下方向に移動してから、蓄積されているシート束の最上面の位置を、ジョブごとに応じた位置に移動させる。また、シート幅方向移動機構としてのジョガーフェンス205、206は、ジョブごとに排紙トレイ204に蓄積されるシートPの幅方向の蓄積位置を異ならせることができる。
<スタック性の確保>
本実施形態では、右シフトの対象であるシートP2によるシート束Pt2の整合を、ジョガーフェンス205、206に挟持させた状態で行い、そのまま真下に落下させる。このように真下に落下させることで、シート束Pt2と排紙トレイ204上に既に積載された左シフトの対象であるシートP1によるシート束Pt1との間で、横方向に働く摩擦による影響を低減させることができる。このことから、既に積載された左シフトのシート束Pt1の位置ズレを防止することができ、スタック性を確保することができる。
また、排紙トレイ204が左シフトのシート束Pt1を受け入れる際、紙面検出センサ211が既に積載されている右シフトのシート束Pt2の後端を押さえている。これにより、右シフトのシート束Pt2の上を次の左シフトのシートが摺動されて搬送される際に、シート間摩擦による右シフトのシート束Pt2の位置ズレを防止することができ、スタック性を確保することができる。
<大型化の防止>
本実施形態により、ステイプルモードを実行させる構成以外に、モータ等のアクチュエータの追加なしに搬送方向シフトを達成させることができるため、装置の大型化や部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。
また、排紙トレイ204上の左シフトのシート束Pt1を押さえる機構を設けることなく、上記の実施形態を行うことができる。左シフトのシート束Pt1を押さえる機構を仮に設けると、シートのサイズに応じて当該機構を搬送方向に移動させる必要があり、この分大型化する。これに対し本実施形態では、左シフトのシート束Pt1を押さえる必要がないため、装置の大型化を防ぐことができる。
<生産性への影響の極小化>
左シフトのシート束Pt1に対してもジョガーフェンス205、206に挟持させて行う場合、左シフトのシート束Pt1の整合後、右シフトのシートP2を受け入れる前に、ジョガーフェンス205、206を整合位置(=受け入れ位置)から放出位置(=退避位置)へ移動させる必要がある。またシート束Pt1の落下後に右シフトのシートP2の受け入れ位置へとジョガーフェンス205、206を移動させる必要がある。このような一連の移動の間、ジョガーフェンス205、206は次のシートP2を受け入れることができない。これは、右シフトのシート束Pt2の整合後に左シフトのシートP1を受け入れる際についても、同様である。本実施形態では、左シフトのシートは排紙トレイ204上に直接そのまま排出する実装であるため、右シフトのシート束Pt2を受け入れる前にジョガーフェンス205、206が動くのは、退避位置から受け入れ位置への移動のみで済む。よって、生産性への影響を小さくすることができる。同様に右シフトのシート束Pt2の整合後に左シフトのシートP1を受け入るときも、ジョガーフェンス205、206は受け入れ位置から退避位置への移動のみで済むため、生産性への影響を小さくすることができる。
<耐久性、生産性の向上>
シート束をシフトソートする際、従来技術のように、排紙ローラ対203を用いてシート幅方向にシートをシフトさせて行うソート処理では、排紙ローラ対203の軸を支える部材の耐久性が下がり、異音などが発生してしまう。本実施形態では、シートを搬送方向にシフトソートすることができ、シートに圧をかけずにシフト処理を行うことができるため、耐久性に関する課題は解決される。また、シートを幅方向に移動させ、次のシートを受け入れる状態になるまでの間、次のシートの受入ができなくなることがなく、生産性に関する課題は解決される。
<第2実施形態>
後処理装置200は、第1実施形態として説明した、シートの搬送方向での「仕分け」の他、シートの幅方向における「仕分け」を行うことが可能である。この場合、「シート搬送方向における仕分け(搬送方向シフト)と、シート幅方向における仕分け(幅方向シフト)」を複合して行うこともできる。
例えば、搬送(排紙)されるシートの纏まりごと(例えばジョブ毎)に、シート搬送(排紙)方向で仕分ける搬送方向シフトにおいて、排紙ローラ対203をシートの搬送方向に対して直交する方向(図1における手前側)に移動させながら搬送することでシート搬送方向に対する左(図1における手前側)へのシフト(手前側シフト)位置にシートを搬送することを合わせて実行することにより、第1実施形態に加え、更に、右シフト位置より搬送方向と直交する方向に位置する手前側右シフト位置と、左シフト位置より搬送方向と直交する方向に位置する手間側左シフト位置とにシートを搬送して、シート束を仕分ける。
この場合、例えば、最初のジョブを右シフト位置に蓄積させ、次のジョブでは、左シフト位置に蓄積させ、その次のジョブでは、手前側左シフト位置に蓄積させ、その次のジョブでは、手前側右シフト位置に蓄積させ、その次のジョブでは、最初のジョブと同じ右シフト位置に蓄積させるように繰り返し、ジョブごとに4つの蓄積位置への蓄積動作を行うことにより、シート束の4つの蓄積位置への仕分けを行うことができる。
以上のように、搬送方向シフトと幅方向シフトを組み合わせることで、搬送(排紙)されるシート(ジョブ)ごとに、幅方向と搬送方向に仕分けを交互に繰り返し、4箇所で順番に仕分けるようにしてもよい。なお、蓄積の順番は、右シフト位置→左シフト位置→手前側左シフト位置→手前側右シフト位置の順に限定されるものではなく、例えば、右シフト位置→左シフト位置→手前側右シフト位置→手前側左シフト位置の順でもよく、また、それらの逆の順番でもよい。また、最初に蓄積される位置も右シフト位置に限定されるものではなく、どの位置から蓄積を開始してもよい。
<第3実施形態>
図17に示すように、例えばシート束Pt2の端部(先端)がカールした状態で排紙トレイ204上に積載されている左シフトの対象としてのシートP1が搬送される場合、左シフト用のシートP1の先端がシート束Pt2のカールした端部(先端部)に引っかかってしまい、良好に積載できない可能性がある。特に、コシが弱いシートや薄いシートなどが排紙ローラ対203から排出される場合、当該シートは、先端部がすぐに下方向を向いて積載済みのシート束Pt2のカールした端部(先端部)に引っかかり、丸まってしまうことがある。この場合も良好に積載できない。
この課題を解消するため、第2実施形態では、図18に示すように、制御部250が、画像形成装置100からシートの種別(例えば、コシが弱いシートか、薄いシートかなど)に関する情報を取得し、このシートの種別に応じて排紙トレイ204の制御をする。例えば、シートの種別に応じて、排紙トレイ204をあらかじめ下降させておくか否かを決定し、決定に基づいて排紙トレイ204の昇降を制御する。制御部250は、排紙ローラ対203から排出されるシートP1が、例えばカールの発生しやすいシート、コシの弱いシート、薄いシートであるかを、シートの種別から判定し、シートP1がこれらのうちの1つもしくは複数に該当する場合に、排紙トレイ204を第1実施形態の左シフトのシートの受け入れ位置よりも低い位置に降下させる。
この動作について付言すると、制御部250は、上流側のシート束Pt2を蓄積した後に下流側のシート束を蓄積するときの排紙トレイ204の下方向への移動距離が、下流側のシート束を蓄積した後に上流側のシート束を蓄積するときの下方向への移動距離とほぼ同じになるように制御する。これにより、排出されたシートP1の先端と積載されたシート束Pt2とが当接する位置を、排紙ローラ対203から見て離れた上流位置とすることができ、良好な積載を確保することができる。
また図19に示すように、制御部250は、シートの種別に関する情報に応じて、カールの発生しやすいシート、コシの弱いシート、薄いシートであるかを、シートの種別から判定し、シートP1がこれらのうちの1つもしくは複数に該当すると判定すると、排紙ローラ対203の回転速度を切り替え、規定の通常速度よりも速めるように制御してもよい。これにより、シートP1の排紙線を、通常の回転速度における破線の状態から実線で示す状態に上昇させることができる。すなわち、排紙ローラ対203の回転を速めることで、排紙ローラ対203から離れた上流位置でシートP1と排紙トレイ204上に積載されたシート束Pt2とが接するようになり、良好な積載を確保することができる。
尚、図18で説明した排紙トレイ204をあらかじめ下降させておく実装と、図19で説明した排紙ローラ対203の回転を速める実装とを組み合わせてもよい。
<第4実施形態>
左シフト用のシートP1がコシの強い厚紙等であると、排紙ローラ対203から排出される勢いが衰えないまま先端ストッパ207に突き当たる。この場合、シートP1は先端ストッパ207から跳ね返されてしまい、排紙トレイ204上の狙いの積載位置とならずに良好な積載を確保することができない。
そこで第4実施形態の制御部250は、シートの種別に関する情報に基づき厚紙等であると判定すると、排紙ローラ対203の回転を規定の通常速度よりも遅くして、左シフト用のシートP1を排出する。これにより、シートP1の跳ね返りを少なくすることができ、良好な積載を確保することが可能となる。
また一方で、右シフト用のシートP2を排出する場合、排紙ローラ対203の回転を通常速度と同等もしくは速く回転させることで、排出時間を稼いで遅くなった分を補填することができ、生産性を確保することができる。
また、小サイズのシート等、排紙ローラ対203と先端ストッパ207の距離が小さい状況に左シフト用のシートP1を排出する場合、制御部250は、シートP1の排出の途中までは規定の通常速度で搬送させる。そして先端ストッパ207にシートP1の先端が到達するときのみ、制御部250は、排紙ローラ対203の回転速度を遅くする。これにより、シートP1の跳ね返りを低減して良好な積載を確保しつつ、回転速度を遅くする時間を短くすることができ、生産性を確保することができる。
<第5実施形態>
図20及び図21を用いて、第5実施形態の態様を説明する。
図20は、右シフト時、シートP2がジョガーフェンス205、206で受け入れられ、先端ストッパ207がシートP2の先端を右側(上流側)へ押し込むときの側面図である。この際、シートP2の後端がカールしていると、例えば図20に示す斜面部位AにシートP2の後端が乗り上がり、当該後端がジョガーフェンス205、206のシート後端受け部205B、206Bと正しく当接せずに、良好に整合できないことがある。
この課題を解消するため、制御部250は、図21に示すように、ジョガーフェンス205、206上に積載したシートP2の先端を揃えるときに、後端ガイド208を下方に回動(移動)させてシートP2の後端部を斜面部位A又は排紙ローラ対203から掻き落とすし、引っ掛かっていない状態にする。これにより、シートP2の後端をジョガーフェンス205、206のシート後端受け部205B、206Bに正しく当接させることができ、良好な整合性を確保することができる。
また、ジョガーフェンス205、206で挟持された右シフト用のシート束Pt2を整合した後、排紙トレイ204に放出する際にも、後端ガイド208を下方に回動(移動)させてシート束Pt2を落とす方向に付勢することで、スタック性の向上を見込むことができる。
上記各実施形態で説明した態様を組み合わせてもよい。
以上、本実施形態により、シート搬送方向でのシフトソートの実施による部品点数の増加を抑制し、搬送方向での整合不良の発生を低減させることができる。
1:画像形成システム
100:画像形成装置
110:作像部
120:給紙部
200:後処理装置
204:排紙トレイ
205、206:ジョガーフェンス
205B、206B:シート後端受け部
207:先端ストッパ
208:後端ガイド
209:ステイプルユニット
210:後端基準フェンス
211:紙面検出センサ
250:制御部
251:シート揃え部
252:シート積載部
261:シート揃え部
262:シート積載部
300:画像読み取り装置
特開平9-235066号公報 特開2011-63411号公報

Claims (9)

  1. 搬送されるシートの幅方向に移動可能であって、前記シートの少なくとも幅方向の両端部をそれぞれで積載するとともに、前記幅方向における前記シートの外側の方向にそれぞれが移動されることで、積載している前記シートを落下させる一対のシート積載手段と、
    前記一対のシート積載手段の下に設けられ、搬送されるシート及び前記一対のシート積載手段から落下されたシートを蓄積するシート蓄積手段と、
    前記シートの搬送方向に移動可能であって、前記シート積載手段上に搬送されるシート及び前記シート蓄積手段上に搬送されるシートの搬送方向の先端を揃える先端揃え手段と、
    前記シート積載手段および前記先端揃え手段の移動動作を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、ジョブごとに、前記先端揃え手段を前記搬送方向の上流側と下流側とに移動させることでシート束の仕分けを行わせ、
    一方のジョブのシートについては、前記シート積載手段上に搬送されるシートの搬送方向の先端を前記先端揃え手段により前記搬送方向の上流側の第1の位置で揃えてから、前記シート積載手段上のシート束を前記シート積載手段上から落下させて前記シート蓄積手段上に蓄積させ、
    他方のジョブのシートについては、前記先端揃え手段を前記第1の位置よりも下流側の第2の位置に待機させ、前記シート積載手段上に搬送させることなく前記シート蓄積手段上に搬送されるシートを前記先端揃え手段に突き当てて、前記シート蓄積手段上に直接蓄積させる、
    ことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記シート蓄積手段は、上下方向に移動可能であって、
    前記制御手段は、前記シート蓄積手段にシート束が蓄積されるごとに前記シート蓄積手段を下方向に移動させてから、前記シート蓄積手段上に蓄積されたシート束の最上面の位置を各ジョブに応じた位置に移動させる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記制御手段は、シート束を仕分ける場合であって、前記シート積載手段上にシートが搬送される場合、前記シート蓄積手段上にシートが搬送される場合の前記第2の位置より前記先端揃え手段を前記搬送方向の上流側に待機させるように制御する、
    請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記シート積載手段上及び前記シート蓄積手段上にシートを搬送する搬送手段を有し、
    前記制御手段は、
    シート束を仕分ける場合であって、前記シート積載手段上にシートが搬送される場合と前記シート蓄積手段上にシートが搬送される場合とで、前記搬送手段によるシートの搬送速度が異なるように制御する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の後処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記シートの種別に基づき、前記シート蓄積手段上に搬送されるシートが、薄いシート、コシの弱いシート、またはカールのしやすいシートのいずれか1つ若しくは複数に該当する場合、前記シート蓄積手段上に搬送されるシートの搬送速度が規定の通常速度よりも速い速度となるように制御する、
    請求項4に記載の後処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記シートの種別に基づき、前記シート蓄積手段上に搬送されるシートが厚いシートである場合、前記シート蓄積手段上に搬送されるシートの搬送速度が規定の通常速度よりも遅い速度となるように制御する、
    請求項4または5に記載の後処理装置。
  7. 前記搬送手段より前記搬送方向の下流側で前記シート積載手段上に搬送されるシートの前記搬送方向の後端部を前記シートの上方から下方に押圧可能に移動される後端ガイド手段を有し、
    前記制御手段は、前記シート積載手段上に積載されたシートの先端が前記第1の位置で揃えられる前に、前記後端ガイド手段を下方に移動させるように制御する、
    請求項4乃至6のいずれか一項に記載の後処理装置。
  8. 幅方向の異なる位置にシートを搬送させるシート幅方向移動機構を備え、
    前記制御手段は、前記シート積載手段、前記先端揃え手段、およびシート幅方向移動機構を制御することによって、ジョブごとに、シート蓄積手段に蓄積されるシートの搬送方向又は幅方向の蓄積位置を異ならせるように制御する、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の後処理装置。
  9. シートの面に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された後のシートに対して仕分けを行う、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の後処理装置と、
    を有する画像形成システム。
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