JP7471569B1 - 廃棄物処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、一度により多くの廃棄物を処理できる廃棄物処理装置を提供することを目的とする。
従って、投入口210が後方に設けられている場合と比較して、使用者が廃棄物をより投入しやすくなる。
外扉22は、前面側から見て左右方向が長手となる矩形状の扉であり、投入口を塞ぐことができる。外扉22は、長手方向に延びる回転軸を有するヒンジ221を介して開く片開きの扉であり、閉じた状態から上方に開くことができる。
内扉24は、それぞれ前後方向に配置され下方へと開く一対の第1の受け部材241及び第2の受け部材242を有し、両開きの扉として構成されている。
第2の受け部材242の幅(回転軸AX242aが延びる方向と直交する方向の寸法)L2は、第1の受け部材241の幅(回転軸AX241aが延びる方向と直交する方向の寸法)L1よりも小さくなるように設定されている。
第1の受け部材241及び第2の受け部材242は、閉じた状態において外扉22から投入された廃棄物を受ける受けとして機能する。
第1の連結部材261a、261bは、それぞれ回転軸AX241aが延びる方向に間隔を空けて配置された棒状の部材である。第1の連結部材261a、261bの一端部は外扉22に設けられた回転軸AX222の回りに回転可能に設けられ、他端部は第1の受け部材241に回転可能に設けられている。更に詳細には、この他端部は、第2の受け部材242の側に配置された回転軸AX241bの回りに回転可能に設けられている。回転軸AX241bは、回転軸AX241aと間隔を空けて延びる軸である。
従って、外扉22と内扉24とによって二重扉が構成されており、外扉22が開くと内扉24が閉じ、外扉22が閉じると内扉24が開くように動作する。
なお、エア導入管302a、302bから導入されるエアは、磁気発生装置(不図示)により予め設定された強さの磁界が形成された空間(不図示)を通過し、ファン(不図示)により送出されたエアであることが好ましい。
上部処理室41は、投入部20から投入された廃棄物が溜まる室であり、前後方向が長手となる空間S2aを形成している。上部処理室41は、隔壁412aを介してエア溜まりS1aと隣接するとともに、隔壁412bを介してエア溜まりS1bと隣接している。
上部処理室41の背面側には、上部処理室41の温度を計測するための温度計414が設けられている。
下部処理室42の背面側の中央部には、廃棄物に着火するためのバーナー424の火口が設けられている。
上部エア供給管416a及び上部エア供給管416bは、それぞれ隔壁412a及び隔壁412bを貫通し、エア供給管の先端側から見て千鳥配置されている。各上部エア供給管416a、416bは、それぞれエア溜まりS1a及びエア溜まりS1bに繋がっており、主として上部処理室41に対し、廃棄物に含まれる有機物の分解に必要なエアを供給できる。また、各上部エア供給管416a、416bは、先端側(上部処理室41の側)が低くなるように傾斜して設けられている。
なお、各上部エア供給管416a、416b及び各下部エア供給管426a、426bが傾斜して設けられていることにより、廃棄物が管の内部に入り込んでしまう可能性が低減される。
処理部40の前面側には、処理済みの廃棄物を取り除くための開口部が形成され、この開口部を塞ぐための片開きの前面扉406(図2参照)が設けられている。
廃棄物処理装置10の投入部20から廃棄物が投入される。外扉22の上面には、図示しないアイボルトが設けられており、このアイボルトにかけられたチェーンが引き上げられることによって外扉22が開かれる。チェーンは、使用者が操作する巻き上げ機(不図示)によって巻き上げられる。
外扉22が閉じると、第1の連結部材261a、261b及び第2の連結部材262a、262bが、それぞれ、第1の受け部材241及び第2の受け部材242を押し下げるので、第1の受け部材241及び第2の受け部材242が、それぞれ、回転軸AX241a及び回転軸AX242a回りに回転して開き、廃棄物が投入空間Seから下方の上部処理室41へと落下し、受け部材402に載る。
すなわち、一度により多くの廃棄物が処理される。
従って、投入口210が廃棄物処理装置10の前面側に設けられているにも関わらず、廃棄物が上部処理室41の前面側に偏って集積されてしまうことが抑制されている。
着火後、エア溜まりS1a、S1bから上部エア供給管416a、416b及び下部エア供給管426a、426bを介してエアが供給される。エアの流量は抑制された状態で供給される。
また、外扉22が閉じている状態においては、内扉24の第1の受け部材241が開き前面側に位置しているため(図2の二点鎖線参照)、前面側への放射熱を遮る遮熱板として機能する。
処理完了後、有機物が熱分解された廃棄物は、前面扉406から取り除かれる。
20 投入部
22 外扉
24 内扉
26 リンク部
30 エア供給部
40 処理部
41 上部処理室
42 下部処理室
202a、202b 側面板
206 前面板
208 背面板
210 投入口
221 ヒンジ
241 第1の受け部材
242 第2の受け部材
243 塞ぎ板
261a、261b 第1の連結部材
262a、262b 第2の連結部材
302a、302b エア導入管
402 受け部材
404 支持部材
406 前面扉
412a、412b 隔壁
414 温度計
416a、416b 上部エア供給管
422a、422b 隔壁
424 バーナー
426a、426b 下部エア供給管
AX222 回転軸
AX241a、AX241b 回転軸
AX242a、AX242b 回転軸
g 隙間
S1a、S1b エア溜まり
S2a、S2b 空間
Se 投入空間
Claims (5)
- 前面側に設けられ、廃棄物が投入される投入空間が形成された投入部と、
前記投入部から投入された廃棄物を処理する処理室が形成された処理部と、を備え、
前記投入部が、外側に設けられた外扉と、
前記処理室の上方に設けられ閉じた状態で前記外扉から投入された廃棄物を受ける両開きの内扉と、
前記外扉と前記内扉とを連結するリンク部と、
上端が下端よりも前面側に位置するように前傾して設けられ、前記投入空間を形成するための前面板と、を有し、
前記外扉が開くと前記内扉が閉じ、前記外扉が閉じると前記内扉が開く廃棄物処理装置であって、
前記内扉が、それぞれ下方へと開く一対の第1の受け部材及び第2の受け部材と、
閉じた前記第1の受け部材及び前記第2の受け部材との間に生じる隙間を塞ぐための塞ぎ板と、を有し、
前記第2の受け部材の幅が、前記第1の受け部材の幅よりも小さく、
平面視して、前記第1の受け部材が、前記第2の受け部材よりも前面側に位置し、該第2の受け部材よりも面積が広く、第1の回転軸の回りに回転して開き、
前記第2の受け部材が、前記第1の回転軸と間隔を開けて延びる第2の回転軸の回りに回転して開く廃棄物処理装置。 - 請求項1記載の廃棄物処理装置において、
前記リンク部が、一端部が前記外扉に回転可能に設けられ、他端部が前記第1の受け部材に回転可能に設けられた第1の連結部材と、
一端部が前記外扉に回転可能に設けられ、他端部が前記第2の受け部材に回転可能に設けられた第2の連結部材と、を有する廃棄物処理装置。 - 請求項2記載の廃棄物処理装置において、
前記第1の連結部材の一端部が、前記第2の連結部材の一端部の内側に配置されている廃棄物処理装置。 - 請求項2又は3記載の廃棄物処理装置において、
前記処理部が、側面から延び内部に空気を供給する複数のエア供給管を有し、
前記複数のエア供給管が、それぞれ、先端側が低くなるように傾斜して設けられている廃棄物処理装置。 - 請求項4記載の廃棄物処理装置において、
前記複数のエア供給管が、該エア供給管の先端側から見て千鳥配置されている廃棄物処理装置。
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WO2007116598A1 (ja) | 2006-04-07 | 2007-10-18 | Abe, Yumi | 廃棄物の低温熱処理方法及び装置 |
JP2021116999A (ja) | 2020-01-22 | 2021-08-10 | 恭一 橋本 | 焼却炉及び焼却方法 |
CN214536193U (zh) | 2021-03-29 | 2021-10-29 | 忻州市洁晋发电有限公司 | 一种抑制垃圾焚烧炉co生成量的二次风装置 |
JP2023020674A (ja) | 2021-07-30 | 2023-02-09 | 株式会社Zero Moz Japan | 有機物低温分解装置 |
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- 2023-06-26 JP JP2023104573A patent/JP7471569B1/ja active Active
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