JP7470652B2 - 押釦スイッチ用部材 - Google Patents
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(2)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材では、好ましくは、前記キートップは、ゴム状弾性体と、前記第1磁石および前記第2磁石からの磁束を遮蔽する第2磁束遮蔽部と、を備え、前記第2磁束遮蔽部は、少なくとも前記キートップが前記第1貫通孔を往復移動する領域に備えられても良い。
(3)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材では、好ましくは、前記キートップは、柱状の前記ゴム状弾性体と、柱状の前記第2磁束遮蔽部と、を前記キートップの押圧方向に積載して成っても良い。
(4)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材では、好ましくは、前記キートップは、筒状の前記第2磁束遮蔽部と、前記第2磁束遮蔽部に挿入されている前記ゴム状弾性体と、を備えても良い。
(5)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材は、好ましくは、前記第1磁束遮蔽部は、前記第2貫通孔を有し、前記ベース部において前記キートップの押圧方向と逆側の先端方向に開口する開口部を覆う遮蔽面と、前記遮蔽面の外周端部から前記空間における前記押圧方向の先端へ延びる遮蔽壁と、を備え、前記第2磁石は、前記径方向において前記第2貫通孔より大きくかつ前記開口部より小さい磁石であって、前記遮蔽面の前記押圧方向側の面に保持されていても良い。
(6)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材では、好ましくは、前記第1磁石は、前記キートップの押圧方向の先端に固定されていても良い。
(7)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材は、好ましくは、前記第1磁石または前記キートップにおける押圧方向側の面に固定される導電性の可動接点をさらに備え、前記可動接点よりも押圧方向に位置する別の接点に電気的に接続可能としていても良い。
(8)別の実施形態に係る押釦スイッチ用部材は、好ましくは、前記可動接点と前記第1磁石との間に配置され、少なくとも前記第1磁石からの磁束を遮蔽する第3磁束遮蔽部をさらに備えても良い。
図1は、第1実施形態に係る押釦スイッチ用部材の平面図を示す。図2は、図1の平面図のA-A線断面図を示す。
第1実施形態に係る押釦スイッチ用部材1は、厚さ方向(図2の上下方向)に窪む若しくは貫通する空間32を備えたベース部30と、空間32内にて往復可動なキートップ11と、キートップ11に固定されていて、キートップ11の空間32内への押圧と当該押圧の解除によって空間32内を往復可動な第1磁石14と、第1磁石14よりもキートップ11を押圧する方向と逆側の先端方向(図2の上方向)において固定され、第1磁石14と磁力を通じて引き合う第2磁石15と、ベース部30自体またはベース部30の厚さ方向の一部に配置される壁を構成し、少なくとも第2磁石15および空間32を囲うように配置され、第1磁石14および第2磁石15からの磁束を遮蔽する第1磁束遮蔽部40と、を備える。第2磁石15は、キートップ11の往復移動時において挿通可能な大きさの第1貫通孔16を備える。第1磁束遮蔽部40は、キートップ11の往復移動時において挿通可能な大きさの第2貫通孔44を備える。第1磁石14は、第1貫通孔16の外周領域にて第2磁石15に吸着可能である。キートップ11は、好ましくは、ゴム状弾性体12と、第1磁石14および第2磁石15からの磁束を遮蔽する第2磁束遮蔽部46と、を備える。押釦スイッチ用部材1は、キートップ11を押圧する前には、第1磁石14と第2磁石15とが磁力で吸着している(図3のaを参照)。キートップ11を空間32内に向けて押圧すると、押釦スイッチ用部材1は、磁力に反して第1磁石14を第2磁石15から引き離し可能である(図3のcを参照)。そして、キートップ11の押圧を解除すると、押釦スイッチ用部材1は、第1磁石14と第2磁石15とが引き合い、第1磁石14が第2磁石15の方向に移動して再び吸着可能である(図3のaを参照)。押釦スイッチ用部材1の使用例については、図3を用いて詳細を後述する。
ベース部30は、押圧および当該押圧の解除によりキートップ11が往復移動する空間32を備える部材である。ベース部30において、空間32は、キートップ11の押圧方向と逆側の先端方向(図2の上方向)に開口する開口部34を備える。この実施形態において、空間32は、厚さ方向に貫通する空間である。すなわち、空間32は、開口部34から基板50まで貫通する空間である。固定接点18,18は、好ましくは、基板50上であって、かつ空間32の内部に配置されている。この実施形態において、空間32は、開口部34を平面視にて略円形とする円筒形状の空間である。また、この実施形態において、ベース部30は、中央部に空間32を備える円筒形状の部材である。ただし、開口部34は、少なくともキートップ11および第1磁石14が通過可能な形状であれば、その形状に制約はなく、例えば、平面視にて楕円形状、多角形状等であっても良い。また、空間32は、その内部に固定接点18,18が配置可能であって、可動接点17と固定接点18,18とが接触可能な形状であれば、筒形状以外の形状を有するものであっても良い。ベース部30の形状もまた、円筒形状に制約されず、例えば、多角形筒形状等であっても良い。ベース部30の径方向の大きさは、押釦スイッチ用部材1の取付場所等に応じて適宜設計可能であるが、例えば、直径10~20mmが好ましい。また、空間32(開口部34)の径方向の大きさは、第1磁石14および第2磁石15の大きさに応じて適宜設計可能であるが、例えば、直径8~15mmが好ましい。
第1磁束遮蔽部40は、好ましくは、第2貫通孔44を有し、ベース部30の開口部34を覆う遮蔽面41と、遮蔽面41の外周端部から空間32における押圧方向(図2の下方向)の先端へ延びる遮蔽壁42と、を備える。第2貫通孔44は、少なくともキートップ11のうち第2磁束遮蔽部46が挿通可能な大きさであることが好ましい。この実施形態において、遮蔽面41は、その平面視形状を略円形とする第2貫通孔44を中央部に有する略円環状の部材である。ただし、遮蔽面41の形状は、第2貫通孔44を備え、開口部34を覆う形状であれば、略円環形状以外の形状であっても良い。また、第2貫通孔44は、キートップ11の往復移動において第2磁束遮蔽部46が挿通可能な大きさの貫通孔であれば、例えば、略楕円形、略多角形等、略円形以外の形状であっても良い。遮蔽壁42は、ベース部30の厚さ方向の一部に配置される壁を構成する部材である。この実施形態において、遮蔽壁42は、ベース部30の内壁に接するように空間32内に配置されている。第1磁束遮蔽部40は、第1磁石14および第2磁石15からの磁束を遮蔽する磁束遮蔽体で形成される部材である。磁束遮蔽体としては、鉄、パーマロイ、センダスト、珪素鋼、アモルファス等を用いるのが好ましい。上記材料の候補の内では、特に、鉄を用いるのが好ましい。第1磁束遮蔽部40の厚さは、好ましくは、0.5~10mm、より好ましくは、1~5mmである。ただし、第1磁束遮蔽部40の厚さは、押釦スイッチ用部材1の用途等に応じて、適宜設計可能である。このように構成された第1磁束遮蔽部40は、第2磁石15および第1磁石14が配置される空間32を囲うように備えられるため、第1磁石14および第2磁石15からの磁束による周辺部材への影響を抑制することができる。なお、第1磁束遮蔽部40は、第1磁石14および第2磁石15からの磁束を遮蔽するために、少なくとも第2磁石15および空間32を囲うように配置される部材であれば、遮蔽面41と遮蔽壁42とからなる上述の形状に制約されない。また、第1磁束遮蔽部40は、上記磁束遮蔽体の両面にベース部30を構成する材料のシートを貼り付けた遮蔽面41および遮蔽壁42から形成されていても良い。
キートップ11は、スイッチのオン、オフまたはその両方のときに、指やその他の押圧操作手段による基板50の方向(図2の下方向)への押圧を受けて空間32内を基板50の方向に移動可能な部材である。また、キートップ11は、当該押圧の解除を受けて空間32内を基板50の方向と逆方向(図2の上方向)に移動可能な部材である。キートップ11は、押圧部、押釦部、頭部等と称されることもある。キートップ11は、好ましくは、ゴム状弾性体12と、第1磁石14および第2磁石15からの磁束を遮蔽する第2磁束遮蔽部46と、を備える。キートップ11は、より好ましくは、柱状のゴム状弾性体12と、柱状の第2磁束遮蔽部46と、をキートップ11の押圧方向(図2の下方向)に積載して成る部材である。この実施形態において、キートップ11は、円柱形状の第2磁束遮蔽部46を円柱形状のゴム状弾性体12の押圧方向側の面に積載して成る部材である。ただし、ゴム状弾性体12および第2磁束遮蔽部46の形状は特に制約されず、例えば、多角柱状であっても良い。また、第2磁束遮蔽部46の径方向の大きさは、ゴム状弾性体12の径方向の大きさと同一であっても良いし、ゴム状弾性体12の径方向の大きさより大きくても小さくても良い。
第1磁石14は、好ましくは、キートップ11(より具体的には、第2磁束遮蔽部46)の押圧方向の先端に固定されていて、キートップ11の往復移動に伴って空間32内を往復可動な磁石である。第1磁石14は、好ましくは、N極およびS極がその厚さ方向(図2の上下方向)の各側に着磁され、キートップ11(第2磁束遮蔽部46)の押圧方向の先端面に固定されている。第1磁石14は、好ましくは、その径方向において第1貫通孔16より大きく、かつ開口部34より小さい磁石である。よって、第1磁石14は、空間32内を往復移動可能であり、かつ第1貫通孔16の外周領域にて第2磁石15に吸着可能である。この実施形態において、第1磁石14は、その平面視形状を略円形とする磁石である。例えば、第1磁石14は、直径8~12mmの平面視略円形状の磁石であることが好ましい。ただし、第1磁石14の形状は、特に制約されず、例えば、略楕円形、略多角形等であっても良い。第1磁石14は、ネオジム系、フェライト系、サマリウムコバルト系等の磁石が好ましく、ネオジム磁石がより好ましい。
第2磁石15は、第1磁石14よりもキートップ11の押圧方向と逆側の先端方向(図2の上方向)に固定され、第1磁石14と磁力を通じて引き合うようにN極およびS極が着磁されている。第2磁石15は、キートップ11の往復移動において挿通可能な大きさの第1貫通孔16を備える。第1貫通孔16は、少なくともキートップ11のうち第2磁束遮蔽部46が挿通可能な大きさであることが好ましい。この実施形態において、第2磁石15は、その平面視形状を略円形とする第1貫通孔16を中央部に有する略円環状の磁石である。ただし、第2磁石15の形状は、第1貫通孔16を備え、第1磁石14よりもキートップ11の押圧方向と逆側の先端方向に固定可能な形状であれば、略円環形状以外の形状であっても良い。また、第1貫通孔16は、キートップ11の往復移動において第2磁束遮蔽部46が挿通可能な大きさの貫通孔であれば、例えば、略楕円形、略多角形等、略円形以外の形状であっても良い。第2磁石15は、好ましくは、その径方向において第2貫通孔44より大きくかつ開口部34より小さい磁石であって、遮蔽面41の押圧方向側(図2の下側)の面に保持されている。例えば、第2磁石15は、直径2~5mmの第1貫通孔16を備える直径8~12mmの平面視略円環状の磁石であることが好ましい。第2磁石15の遮蔽面41への保持方法は、特に制約されないが、鉄製またはステンレススチール製のピンやネジを用いて第2磁石15が遮蔽面41へ固定されることが好ましい。この場合、当該ピンやネジは、第2磁石15からの磁束を第1磁束遮蔽部40へ導く導線の役割を担うことができる。第2磁石15は、ネオジム系、フェライト系、サマリウムコバルト系等の磁石が好ましく、ネオジム磁石がより好ましい。第2磁石15は、第1磁石14と同一種類の材料からなる磁石であっても良いし、異なる種類の材料からなる磁石であっても良い。第1磁石14および第2磁石15は、キートップ11を最下点まで押し下げた位置からキートップ11への押圧を解除した際に、互いに引き合う結果、第1磁石14が第2磁石15に向けて上昇可能なレベルの磁力を有していれば良い。
可動接点17は、可動接点17よりも押圧方向(図2の下方向)に位置する別の接点に接触してスイッチをオンまたはオフさせる部材である。この実施形態において、可動接点17は、第3磁束遮蔽部48の押圧方向側(図2の下側)の面に接着され、キートップ11の往復移動に伴って基板50上の固定接点18,18に対して接触と非接触とを可能とする部材である。可動接点17は、好ましくは、金属や導電性のゴム状弾性体等の導電性を有する材料から構成される。可動接点17の形状は、固定接点18,18に対して接触と非接触とを可能とする形状であれば、特に制約されない。なお、可動接点17は、押釦スイッチ用部材1にとって必須の部材ではない。例えば、キートップ11の直下にメタルドームを配置して、キートップ11の先端がメタルドームを押下し、メタルドームの直下に配置された固定接点18,18を導通させるようにしても良い。以後の各実施形態においても同様である。
第3磁束遮蔽部48は、一方の面が第1磁石14の押圧方向側(図2の下側)の面に接着され、他方の面が可動接点17の押圧方向と逆側(図2の上側)の面に接着される部材である。第3磁束遮蔽部48は、少なくとも第1磁石14からの磁束を遮蔽する磁束遮蔽体で形成される部材である。磁束遮蔽体としては、上述の第1磁束遮蔽部40を形成する磁束遮蔽体と同様のものを用いるのが好ましい。第3磁束遮蔽部48は、第1磁束遮蔽部40と同様に、上記磁束遮蔽体の候補の内では、特に、鉄を用いるのが好ましい。ただし、第3磁束遮蔽部48を形成する磁束遮蔽体は、第1磁束遮蔽部40を形成する磁束遮蔽体と同一種類の材料であっても良いし、異なる種類の材料であっても良い。このように構成された第3磁束遮蔽部48は、第1磁石14からの磁束により可動接点17や固定接点18,18等の周辺部材に与える影響を抑制することができる。なお、第3磁束遮蔽部48の形状は、可動接点17と第1磁石14との間に配置され、少なくとも第1磁石14からの磁束の遮蔽を可能とする形状であれば、特に制約されない。
次に、第2実施形態に係る押釦スイッチ用部材について説明する。先の実施形態と共通する部分については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る押釦スイッチ用部材について説明する。先の実施形態と共通する部分については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第4実施形態に係る押釦スイッチ用部材について説明する。先の実施形態と共通する部分については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第5実施形態に係る押釦スイッチ用部材について説明する。先の実施形態と共通する部分については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第6実施形態に係る押釦スイッチ用部材について説明する。先の実施形態と共通する部分については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
上述のように、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
Claims (8)
- 厚さ方向に窪む若しくは貫通する空間を備えたベース部と、
前記空間内にて往復可動なキートップと、
前記キートップに固定されていて、前記キートップの前記空間内への押圧と当該押圧の解除によって前記空間内を往復可動な第1磁石と、
前記第1磁石よりも前記キートップを押圧する方向と逆側の先端方向において固定され、前記第1磁石と磁力を通じて引き合う第2磁石と、
前記ベース部自体または前記ベース部の厚さ方向の一部に配置される壁を構成し、少なくとも前記第2磁石および前記空間を囲うように配置され、前記第1磁石および前記第2磁石からの磁束を遮蔽する第1磁束遮蔽部と、
を備える押釦スイッチ用部材であって、
前記第2磁石は、前記キートップの往復移動時において挿通可能な大きさの第1貫通孔を備え、
前記第1磁束遮蔽部は、前記キートップの往復移動時において挿通可能な大きさの第2貫通孔を備え、
前記第1磁石は、前記第1貫通孔の外周領域にて前記第2磁石に吸着可能であって、
前記キートップを押圧する前には、前記第1磁石と前記第2磁石とが磁力で吸着しており、
前記キートップを前記空間内に向けて押圧すると、前記磁力に反して前記第1磁石を前記第2磁石から引き離し可能であり、
前記キートップの押圧を解除すると、前記第1磁石と前記第2磁石とが引き合い、前記第1磁石が前記第2磁石の方向に移動して再び吸着可能であることを特徴とする押釦スイッチ用部材。 - 前記キートップは、ゴム状弾性体と、前記第1磁石および前記第2磁石からの磁束を遮蔽する第2磁束遮蔽部と、を備え、
前記第2磁束遮蔽部は、少なくとも前記キートップが前記第1貫通孔を往復移動する領域に備えられることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用部材。 - 前記キートップは、柱状の前記ゴム状弾性体と、柱状の前記第2磁束遮蔽部と、を前記キートップの押圧方向に積載して成ることを特徴とする請求項2に記載の押釦スイッチ用部材。
- 前記キートップは、筒状の前記第2磁束遮蔽部と、前記第2磁束遮蔽部に挿入されている前記ゴム状弾性体と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の押釦スイッチ用部材。
- 前記第1磁束遮蔽部は、
前記第2貫通孔を有し、前記ベース部において前記キートップの押圧方向と逆側の先端方向に開口する開口部を覆う遮蔽面と、
前記遮蔽面の外周端部から前記空間における前記押圧方向の先端へ延びる遮蔽壁と、
を備え、
前記第2磁石は、前記径方向において前記第2貫通孔より大きくかつ前記開口部より小さい磁石であって、前記遮蔽面の前記押圧方向側の面に保持されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の押釦スイッチ用部材。 - 前記第1磁石は、前記キートップの押圧方向の先端に固定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の押釦スイッチ用部材。
- 前記第1磁石または前記キートップにおける押圧方向側の面に固定される導電性の可動接点をさらに備え、前記可動接点よりも押圧方向に位置する別の接点に電気的に接続可能としていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の押釦スイッチ用部材。
- 前記可動接点と前記第1磁石との間に配置され、少なくとも前記第1磁石からの磁束を遮蔽する第3磁束遮蔽部をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の押釦スイッチ用部材。
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