JP7469867B2 - エリプソメータ及び半導体装置の検査装置 - Google Patents

エリプソメータ及び半導体装置の検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、エリプソメータ及び半導体装置の検査装置に関する。
エリプソメトリ(ellipsometry)は、1975年にAspnesらによって、自動計測が可能となって以来、測定時間の大幅な短縮と共に精度も大幅に向上し、多波長により計測する分光エリプソメトリも実用化された。これ以降、薄膜や微細構造の非破壊計測において、膜厚などの寸法や屈折率等の光学定数の計測を高精度に行えるという特性を生かして、半導体製造工程でも広く使われるようになった。現在でも、ウェハ上の回路パターンの線幅が10nm以下となる微細構造の寸法(Dimension)を計測するOCD(Optical Critical Dimension)測定装置として、測長SEM(Scanning Electron-beam Microscope)やAFM(Atomic Force Microscope)を相補する形で使用されている。
ここ10年ほどで、ロジック半導体では、FinFET、メモリでは、3D-NANDなど、半導体回路構造は3次元化が進み、より複雑な構造となってきている。多くのOCDは、分光エリプソメトリを計測原理としており、計測対象である半導体回路構造のDimensionや構成物質の光学定数を求めるためには、モデルを作成して計測対象のDimensionや光学定数を、Floating parameterとして、計測結果にモデルをフィッティングさせて解を得るという手法をとる。そのため、求める対象の構造が複雑になると、Floating parameterの数が増える。例えば、現在のFinFETのOCDによる計測では、20-30個程のFloating parameterを用いる必要がある。エリプソメトリは、一般的に、Ψ、Δの2つの値を計測結果であるエリプソメトリ係数として得るが、ΨとΔは共に波長依存性がある。このため、分光エリプソメトリの場合、エリプソメトリ係数は、Ψ(λ)、Δ(λ)と表記することができる。
Dimensionの解を求めるためには、Floating parameterの数より多い個数のエリプソメトリ係数を計測で得ることが、モデルにフィッティングするために最低限必要であるが、Floating parameterの数が多い場合に発生する問題として、実際のDimensionとは異なったFloating parameterの組み合わせでフィッティングが収束する場合がある。これはカップリングと呼ばれる問題で、これを避けるためには、Floating parameterに対して異なる依存性を持つようなエリプソメトリ係数を計測してフィッティングを行うことが有効である。そのため、波長に加え、入射角と入射方位も異なる条件でエリプソメトリ計測を行い、前記のFloating parameterに対して、より異なる依存性を持つエリプソメトリ係数が、モデルのフィッティングに使われる。
これらの理由により、半導体製造工程でのOCD測定装置に使われる分光エリプソメトリには、より短時間で、より多い測定条件でエリプソメトリ係数を計測できることが強く期待されている。
米国特許第5596411号明細書 米国特許第7667841号明細書 米国特許第6856384号明細書 米国特許第8908180号明細書
半導体製造工程でのOCD測定装置で使用される分光エリプソメトリは、1点の計測に1秒~数秒の計測時間が必要である。この理由として、一般的に、エリプソメータに用いられる回転補償子(Rotating compensator)や位相変調素子による変調周期内で、多数の計測点を必要とすることに起因する。さらに、分光計測であるために、回折格子等の分散素子で各波長に分かれた光の光量を、高いS/N比で計測する必要がある。このため、製造工程のウェハを全数検査するためには、ウェハ内で数点から数十点程度しか計測できず、ウェハ全面の評価のためには、膜厚測定器やマクロ検査装置と組み合わせる必要がある。
ウェハ内の測定点を増やすことを目的として、分光エリプソメトリの測定を短時間化するためには、回転補償子などの可動部を高速化する必要があるが、安定性や発熱等がネックとなり、OCD測定等のためのエリプソメトリ係数測定のスループット(Throughput)は向上することは困難である。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、OCD測定等のためのエリプソメトリ係数を測定するスループットを向上させることができるエリプソメータ及び半導体装置の検査装置を提供する。
従来のエリプソメトリ計測の基本的な手法としては、「単一の偏光状態の光の強度を複数条件で計測する」、ということであったが、本発明では「2つの偏光状態の光の強度比及び位相差を、干渉縞を測定することで求める」という異なったアプローチに基づいている。この測定のために、可干渉かつ完全偏光の照明光で試料を照明し、試料からの反射光を2つの直線偏光に分割した上で、反射光の分割前の同一光線が画像検出器上で再び重なるような光学系とする。これを実現する偏光素子としては、ノマルスキープリズム(nomarski prism)が理想的であるが、試料上の照明領域や光源の空間的コヒーレンス(coherence)の違いにより、ウォラストンプリズム(wollaston prism)やローションプリズム(rochon prism)を用いることも可能となる。
より具体的な構成としては、白色光源とモノクロメータ(monochrometer)の組み合わせ、または単色光源からの光を照明光として用い、さらに偏光子や波長板を透過させることにより、照明光を完全偏光の直線偏光または楕円偏光とする。試料上の照明光は点状に集光されるが、この際の照明領域の大きさにより、空間的コヒーレンスが変わる。 照明光は試料で反射された後、受光光学系の瞳付近で平行光となり、ノマルスキープリズム等で2つの直線偏光成分が異なる角度に進行するように分割され、画像検出器上で再び同一点で重なる。画像検出器の直前に、分割された2つの直線偏光の偏光方向の中間の透過軸を持つ偏光板が設置され、2つの直線偏光はこの偏光板の透過後に可干渉となり、画像検出器上で干渉縞を形成する。
この偏光板は従来のエリプソメータの検光子と同じように検出器の前に配置されているが、役割としては2つの偏光方向が直交する直線偏光を可干渉にするためであり、目的は全く異なる。
一般的なエリプソメータは照明光学系と受光光学系が別の構成が多い。この構成の利点としては、波長域が広くできることや、偏光子と検光子を試料と光学系の間に配置することができるために、レンズによる複屈折の影響を受けにくい等がある。しかし、同時には1つの入射角、入射方位しか計測できないため、スループットが非常に重要である半導体製造における計測、検査装置としては最適な構成とは言えない。
一方で大きなNAを持つ対物レンズを用い、対物レンズの瞳共役位置に画像検出器を配置する構成のエリプソメータは、同時に複数の入射角、入射方位を計測できるため、半導体検査装置としては優位性がある。本発明のエリプソメータは短時間での計測を利点の一つとしており、後者の光学系構成との組み合わせが最も効果を発揮することができる。
さらに白色光源を用いた場合に、画像検出器上の干渉縞をフーリエ(fourier)変換することで、各波長のΨとΔを単一の画像から得ることも可能となり、分光エリプソメータとして用いることも可能となる。
本発明にかかる半導体装置の検査装置は、上記記載の前記エリプソメータを備える。
本発明により、エリプソメトリ係数を測定するスループットを向上させることができるエリプソメータ及び半導体装置の検査装置を提供することができる。
実施形態1に係るエリプソメータ(ellipsometer)を例示した構成図である。 実施形態1に係るエリプソメータにおいて、偏光光学素子及び受光光学系を例示した構成図である。 実施形態1に係るエリプソメータにおいて、検光子を透過する直線偏光を例示した図である。 実施形態1に係るエリプソメータにおいて、画像検出器に入射する反射光に含まれた各直線偏光の波面を例示した図である。 実施形態1に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。 実施形態1に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上の干渉縞から求められたエリプソメトリ係数を例示した図である。 実施形態2に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態2に係るエリプソメータにおいて、ノマルスキープリズムの複数の分割片及び各分割片が2つの直線偏光に分離する方向を例示した図である。 実施形態2に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。 実施形態2に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上の干渉縞を例示した図であり、図9のAA線及びBB線の強度を示す。 実施形態3に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態3に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。 実施形態3に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞に含まれた強度及び位相を、反射光の波長に関してフーリエ変換した結果を例示したグラフである。 実施形態4に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態4に係るエリプソメータにおいて、2つの画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。 実施形態4に係るエリプソメータにおいて、偏光ビームスプリッタの反射及び透過する偏光方向を、偏光光学素子が分離する2つの直線方向に対して、45[deg]からずらした場合の各成分を例示した図である。 実施形態5に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態6に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態7に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態8に係るエリプソメータを例示した構成図である。 実施形態8に係るエリプソメータにおいて、偏光光学素子及び受光光学系を例示した構成図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施形態1)
実施形態1に係るエリプソメータを説明する。図1は、実施形態1に係るエリプソメータを例示した構成図である。図1に示すように、エリプソメータ1は、照明光学系10、集光光学系20、偏光光学素子30、受光光学系40を備えている。エリプソメータ1は、照明光L1が試料50で反射した反射光R1を受光して、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを測定する。
照明光学系10は、直線偏光を含む照明光L1で試料50を照明する。照明光学系10は、光源11、モノクロメータ12、ファイバー13、照明レンズ14、偏光子15、ビームスプリッタ16、対物レンズ17を含んでいる。
光源11は、照明光L1を生成する。光源11が生成する照明光L1は、例えば、白色光である。なお、光源11が生成する照明光L1は、白色光に限らず、特定の波長を有する単色光でもよい。光源11から生成された照明光L1は、モノクロメータ12に入射する。
モノクロメータ12は、入射した照明光L1から特定の波長の単色光を取り出して出射する。モノクロメータ12から出射した照明光L1は、単色光であり、ファイバー13に入射する。
ファイバー13は、一端及び他端を有するケーブル状の導光部材である。ファイバー13の一端に入射した照明光L1は、ファイバー13の他端から出射する。ファイバー13の他端から出射した照明光L1は、照明レンズ14に入射する。
照明レンズ14は、例えば、凸レンズである。照明レンズ14は、入射した照明光L1の角度分布を変化させ、照明光L1を偏光子15に照射させる。例えば、照明レンズ14は、ファイバー13の他端から出射した照明光L1を平行光に変換する。そして、平行光にした照明光L1を偏光子15に入射させる。
偏光子15は、光源11から生成された照明光L1が入射される。偏光子15は、一方向の直線偏光を含む照明光L1を透過させる。例えば、偏光子15は、偏光方向が紙面に対して45°傾いた直線偏光の照明光L1をビームスプリッタ16に出射する。
ビームスプリッタ16は、入射した照明光L1の一部を反射し、一部を透過させる。ビームスプリッタ16は、入射した照明光L1の一部を対物レンズ17に向けて反射する。ビームスプリッタ16で反射した照明光L1は、対物レンズ17に入射する。
対物レンズ17は、直線偏光を含む照明光L1で試料50を照明する。対物レンズ17は、ビームスプリッタ16で反射した照明光L1を点状に集光させて試料50を照明する。そして、対物レンズ17は、照明光L1が試料50で反射した反射光R1を透過させる。本実施形態のエリプソメータ1では、試料50に入射する照明光L1の光軸C、及び、試料50で反射した反射光R1の光軸Cは、試料50の測定面に対して直交している。
試料50を照明する照明光L1は、一方向の直線偏光を含んでいる。そのような一方向の直線偏光を含む照明光L1は、集光されながら、試料50の測定面に入射する。よって照明光L1が完全偏光でかつ直線偏光である場合には、光軸Cが試料50の測定面に直交する場合に、測定面に入射する方位によって、照明光L1は、P偏光の部分もあれば、S偏光の部分もある。照明光L1におけるS偏光の部分は、S偏光として反射する。照明光L1におけるP偏光の部分は、P偏光として反射する。
集光光学系20は、照明光L1が試料50で反射した反射光R1を集光する。集光光学系20は、対物レンズ17、ビームスプリッタ16、リレーレンズ21及び22を含んでいる。対物レンズ17は、照明光学系10の部材でもあり、集光光学系20の部材でもある。対物レンズ17は、照明光L1が試料50で反射した反射光R1を透過させて、ビームスプリッタ16に入射させる。
ビームスプリッタ16は、入射した反射光R1の一部を透過させる。例えば、ビームスプリッタ16を透過した反射光R1は、リレーレンズ21に入射する。
リレーレンズ21は、ビームスプリッタ16を透過した反射光R1を集光させ、像を結んだ後にリレーレンズ(relay lens)22に入射させる。リレーレンズ22は、入射した反射光R1を透過させて、偏光光学素子30に入射させる。
図2は、実施形態1に係るエリプソメータにおいて、偏光光学素子及び受光光学系を例示した構成図である。図2に示すように、偏光光学素子30は、直線偏光を含む照明光L1が試料50で反射した反射光R1を、互いに直交する偏光方向の2つの直線偏光に分離して出射させる。偏光光学素子30は、例えば、ノマルスキープリズム31である。
偏光光学素子30が分離する互いに直交した偏光方向を、X方向及びY方向とする。この場合、X方向とY方向が作る面と反射光R1の光軸は直交する。そうすると、ノマルスキープリズム31は、X方向の直線偏光とY方向の直線偏光とに分離する。そして、ノマルスキープリズム31は、分離させたX方向の直線偏光とY方向の直線偏光とを、画像検出器上で再び同一点となるように偏向して出射させる。なお、偏光光学素子30は、ノマルスキープリズム31に限らず、ウォラストンプリズム、または、ローションプリズムを含んでもよい。
受光光学系40は、反射光R1を受光し、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを算出する。受光光学系40は、検光子41、画像検出器42、画像処理部43を有している。検光子41は、例えば、偏光板である。
図3は、実施形態1に係るエリプソメータにおいて、検光子を透過する直線偏光を例示した図である。図3に示すように、検光子41は、偏光光学素子30が分離させたX方向の偏光方向及びY方向の偏光方向と、45[deg]傾いた方向における直線偏光の成分を透過させる。よって、検光子41は、X方向の偏光方向を有する直線偏光のうち、X方向と45[deg]傾いた偏光成分を透過させる。また、検光子41は、Y方向の偏光方向を有する直線偏光のうち、Y方向と45[deg]傾いた偏光成分を透過させる。よって、互いに直交した2つの直線偏光は、検光子41を透過することによって、同じ方向(45[deg]傾いた方向)に偏光した偏光成分として出射する。検光子41から出射した当該偏光成分を含む反射光R1は、画像検出器42に入射する。
画像検出器42は、入射した反射光R1を受光する。画像検出器42は、対物レンズ17の瞳位置19aと共役な瞳共役位置19bに配置されている。反射光R1は、互いに直交した2つの直線偏光における同じ方向の偏光成分を含んでいる。よって、反射光R1は、画像検出器42上で干渉する。これにより、画像検出器42上に干渉縞が形成される。画像検出器42は、検光子41を透過した各偏光成分の干渉縞を検出する。
図4は、実施形態1に係るエリプソメータにおいて、画像検出器に入射する反射光に含まれた各直線偏光の波面を例示した図である。図5は、実施形態1に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。図4及び図5に示すように、偏光光学素子30によって分離された2つの直線偏光R1X及びR1Yを含む反射光R1は、検光子41を透過し、画像検出器42上で干渉縞を形成する。
画像処理部43は、例えば、PCである。画像処理部43は、画像検出器42が検出した干渉縞から、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを算出する。例えば、画像処理部43は、干渉縞における反射光R1の強度分布Ifringeを以下の(1)式にフィッティングすることにより、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを算出する。ここで、強度分布Ifringeは画像検出器42上の位置の関数である。
Figure 0007469867000001
ここで、エリプソメトリ係数Ψは、(2)式より算出する。
Figure 0007469867000002
図6は、実施形態1に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上の干渉縞から求められたエリプソメトリ係数を例示した図である。図6に示すように、2つの偏光の強度の比(Ψ)と位相差(Δ)を変化させた場合には、画像検出器42の各位置において、干渉縞を形成する反射光R1の強度が変化する。この関係を利用して干渉縞から、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを求めることができる。
例えば、太線が示す強度変化を有する反射光R1については、2つの偏光の強度比E1:E2は1:1であり、位相差Δは0である。また、点線が示す強度変化を有する反射光R1については、2つの偏光の強度比E1:E2は1:1であり、位相差Δはπ/4である。また、細線が示す強度変化を有する反射光R1については、2つの偏光の強度比E1:E2は2:1であり、位相差Δは0である。このように、受光光学系40は、分離された各偏光方向(X方向及びY方向)の直線偏光を、45[deg]傾斜させた透過軸を持つ検光子を透過させることで、2つの直線偏光の成分を干渉させ、画像検出器42上の干渉縞からエリプソメトリ係数ΨとΔを算出する。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態のエリプソメータ1は、エリプソメトリ係数Ψ及びΔの測定において、偏光光学素子30を利用する。偏光光学素子30は、試料50で反射した反射光R1を、互いに直交する偏光方向の2つの直線偏光R1X及びR1Yに分離し、分離した2つの直線偏光から干渉縞を画像検出器42上に形成する。その干渉縞のコントラスト及び位相の測定結果から、2つの独立パラメータであるエリプソメトリ係数ΨとΔを直接測定する。これにより、これまでのエリプソメトリ係数ΨとΔの測定に必要であった回転する偏光子や補償子を用いた時系列の少なくとも4個の偏光成分の光量測定を不要とする。
また、これまでのエリプソメトリ係数ΨとΔの測定は、複数の異なる偏光状態の光の光量からストークス(stokes)パラメータを求め、求めたストークスパラメータからエリプソメトリ係数Ψ及びΔを求めている。本実施形態では、直接かつ単一画像からエリプソメトリ係数ΨとΔを求めることができる。よって、短時間で測定することができるので、OCD測定のスループットを向上させることができる。
また、これまでのエリプソメータと比較して、可動部がないため、より安定したエリプソメトリ係数ΨとΔの測定をすることができる。
さらに、OCD測定装置に用いられる多くのエリプソメータにおいては、試料50の表面に入射させる照明光L1の入射角は、ブリュースター(brewster)角で固定であった。しかしながら、本実施形態では、大NAの対物レンズ17の瞳位置に共役な瞳共役位置に画像検出器42を配置させることで、任意の入射角、入射方位でのエリプソメトリ係数ΨとΔの測定を可能とする。このような構成は、検光子等を回転させるこれまでのエリプソメータの構成では容易には実現することができない。
その結果、例えば、ウェハ上の微細構造モデルへのフィッティングにおいて、より多くの条件での計測結果を用いることができ、OCD測定装置で問題となることの多い、異なるDimensionのカップリングの低減にもつながるため、特に3次元化が進展した現在の半導体構造の計測において精度を向上させることが期待される。さらに、照明光L1による試料50の照明領域を、これまでのφ30[μm]程度からφ1[μm]以下まで小さくすることができ、チップ内のDimensionの分布の評価もより高い位置分解能で行うことが可能となる。これらの測定結果をリソグラフィーや成膜、エッチング工程に反映させ、半導体製造のプロセスコントロールを適切に行うことができる。これにより、半導体製造における歩留まり及び生産性を向上させることができる。
さらに、ロジックにおいて、半導体チップ内に配置されているエリプソメトリ係数の測定用のテストパターンを、これまでの数十[μm]角であったものを、数[μm]角以下まで小さくすることができる。このため、半導体チップ内の回路に使える領域が増え、半導体デバイスのコスト低減にも貢献することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係るエリプソメータを説明する。本実施形態のエリプソメータ2では、偏光子18、ノマルスキープリズム32、検光子44が4分割されている。図7は、実施形態2に係るエリプソメータを例示した構成図である。図7に示すように、エリプソメータ2は、実施形態1のエリプソメータ1と、偏光子18、ノマルスキープリズム32、検光子44が異なっている。
図8は、実施形態2に係るエリプソメータにおいて、ノマルスキープリズムの複数の分割片及び各分割片が2つの直線偏光に分離する方向を例示した図である。図8に示すように、ノマルスキープリズム32は反射光R1の光軸Cに直交する面内で、4分割されている。
光軸Cを中心にした360[deg]を等分割されている。例えば、ノマルスキープリズム32は、中心角が90[deg]の4つの扇型状の分割片32a~32dに分割されている。各分割片32a~32dは、中心角の二等分線に直交する方向に、2つの直線偏光を分離する。
よって、光軸Cを挟んで対向する分割片32a及び32cが分離する方向は平行であり、分割片32b及び32dが分離する方向は平行である。各分割片32a~32dが分離する方向は、隣り合う分割片32a~32dが分離する方向と直交する。すなわち、分割片32a及び32cが分離する方向は、分割片32b及び32dが分離する方向と直交する。
検光子44も、ノマルスキープリズム32の分割に伴って、分割片44a~44dに分割されている。検光子44は、透過する反射光R1の光軸Cに直交する面内で、光軸Cの周り1回転の回転角を等分割した中心角を有する扇型状の複数の分割片を含んでいる。具体的には、検光子44は、中心角が90[deg]の4つの扇型状の分割片44a~44dに分割されている。
各分割片44a~44dは、各分割片32a~32dと対応している。各分割片44a~44dは、各分割片32a~32dを透過した反射光R1が入射する。したがって各分割片44a~44dは、分割片32a~32dが分離した2つの直線偏光と45度傾いた偏光方向の反射光R1を透過させる。
偏光子18も、透過する照明光L1の光軸C方向に直交する面内で、光軸Cの周り1回転の回転角を等分割した中心角を有する扇型状の複数の分割片を含んでいる。具体的には、偏光子18は、中心角が90[deg]の4つの扇型状の分割片18a~18dに分割されている。各分割片18a~18dは、各分割片32a~32dと対応している。各分割片32a~32dには、各分割片18a~18dを透過し、試料50によって反射した反射光R1が入射する。
画像検出器42上の瞳面において、中心部分は、試料50に対して垂直に照明光L1を入射させた場合の反射光R1である。一方、瞳面において、周辺部分は、試料50に対して傾いて照明光L1を入射させた場合の反射光R1である。エリプソメータ2による測定において、照明光L1の試料50に対する入射角が変わると、エリプソメトリ係数Ψ及びΔも変わる。
そこで、本実施形態では、ノマルスキープリズム32を4分割して、分離方向が各分割片32a~32dの中心角の二等分線に直交する方向としている。これにより、分離方向が光軸Cを中心軸とした円筒の接線方向となる部分を有するようにしている。反射光R1の干渉縞に上述の(1)式をフィッティングさせる場合には、ある程度の範囲のプロファイルに(1)式をフィッティングする。その場合に、照明光L1の入射角を一定にするためには、光軸Cを中心軸とした円筒の接線方向に沿った干渉縞のプロファイルを用いることが好ましい。
図9は、実施形態2に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。図10は、実施形態2に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上の干渉縞を例示した図であり、図9のAA線及びBB線の強度を示す。
図9及び図10に示すように、本実施形態のエリプソメータ2では、4つの分割片32a~32dの干渉縞が並ぶ方向が、図9のAA線及びBB線に示すように、光軸Cを中心軸とした円筒の接線方向に沿った部分を有している。そうすると、図10に示すように、照明光L1が試料50に入射する入射角をほぼ一定の反射光をフィッティングすることができる。よって、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを精度よく測定することができる。
図10に示すように、干渉縞の位置から位相差(Δ)が求められる。また、干渉縞のAC/DC比から強度比(Ψ)が求められる。なお、本実施形態では、ノマルスキープリズム32等を4分割したが、これに限らず、8分割してもよいし、16分割してもよい。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係るエリプソメータを説明する。図11は、実施形態3に係るエリプソメータを例示した構成図である。図11に示すように、エリプソメータ3は、モノクロメータを備えていない。これ以外の構成は、実施形態2のエリプソメータ2の構成と同様である。
本実施形態のエリプソメータ3において、照明光L1は、白色光である。実施形態1及び2のエリプソメータのように、照明光L1が単色光の場合には、位相がそろった干渉縞が測定される。一方、照明光L1が白色光の場合には、位相がそろったところだけ、コントラストが強くなる。
図12上は、実施形態3に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞を例示した図である。図12下は、AA‘線に沿った強度を示している。図13は、実施形態3に係るエリプソメータにおいて、画像検出器上で干渉した反射光の干渉縞の強度分布をフーリエ変換し、振幅を表す実数部分と位相を表す虚数部分に分け、周波数を照明光L1の波長に関連付けた結果を例示したグラフである。
図12に示すように、例えば、光軸Cを中心軸とした円筒の接線方向に沿った干渉縞は、干渉している2つの直線偏光成分の光路差が小さい中心部分において、コントラストが大きく、両端部において、コントラストが小さい。本実施形態では、画像処理部43は、干渉縞をフーリエ変換し、フーリエ変換された干渉縞からエリプソメトリ係数を算出する。
本実施形態の照明光L1は白色光であり、様々な波長を含んでいる。干渉縞の周期も白色光に含まれる波長によって変化する。よって、図13に示すように、フーリエ変換により、それぞれの波長の成分の強度及びそれぞれの波長の位相をフーリエ変換により取り出す。これにより、波長ごとに、エリプソメトリ係数Ψ及びΔを求める。
本実施形態によれば、モノクロメータ12を不要とすることができる。よって、装置を簡素化することができ、低コスト化することができる。また、様々な波長で測定する場合に、モノクロメータを切り替えることが不要になる。よって、測定時間を短縮することができる。これ以外の構成及び効果は実施形態1及び2の記載に含まれている。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係るエリプソメータを説明する。本実施形態のエリプソメータは、受光光学系40において、検光子41の代わりに、偏光ビームスプリッタ45を配置する。以下、図面を参照して説明する。
図14は、実施形態4に係るエリプソメータを例示した構成図である。図14に示すように、エリプソメータ4の受光光学系40は、偏光ビームスプリッタ45と、2つの画像検出器42a及び42bを有している。
前述の実施形態1の検光子41は、例えば、偏光光学素子30により、0[deg]及び90[deg]の偏光方向に分離された2つの直線偏光の45[deg]成分を透過させて干渉させるものである。この場合には、検光子41は、135[deg]成分を吸収または反射している。
一方、本実施形態の偏光ビームスプリッタ45は、45[deg]成分を反射させ、135[deg]成分を透過させるように配置されている。このように、偏光ビームスプリッタ45は、各偏光方向と異なる方向における2つの直線偏光の成分を反射させるとともに、異なる方向と直交した方向における2つの直線偏光の成分を透過させる。具体的には、偏光光学素子30が分離した各直線偏光のうち、45[deg]傾いた方向の直線偏光を反射させ、135[deg]傾いた方向の直線偏光を透過させる。
画像検出器42は、画像検出器42a及び42bを含む。画像検出器42aは、偏光ビームスプリッタ45で反射した(45[deg]方向の)各偏光成分の干渉縞を検出する。画像検出器42bは、偏光ビームスプリッタ45を透過した(135[deg]方向の)各偏光成分の干渉縞を検出する。
図15は、実施形態4に係るエリプソメータにおいて、2つの画像検出器上で干渉した反射光R1の干渉縞を例示した図である。図15に示すように、各画像検出器42a及び42上には、位相が180[deg]反転した干渉縞が形成される。
図16は、実施形態4に係るエリプソメータにおいて、偏光ビームスプリッタの反射及び透過する偏光方向を、偏光光学素子が分離する2つの直線方向に対して、45[deg]からずらした場合の各成分を例示した図である。
図16に示すように、X方向の成分とY方向の成分との強度が異なる場合、例えば、X方向の成分の強度が2で、Y方向の成分の強度が1の場合を検討する。偏光ビームスプリッタ45の反射及び透過する偏光方向を、偏光光学素子30が分離する2つの直線方向に対して45[deg]から40[deg]にずらした場合には、X方向の成分は大きくなり、Y方向の成分は小さくなる。よって、X方向の成分とY方向の成分との差は、ますます大きくなり、コントラストは低下する。
一方、135[deg]から130[deg]にずらした場合には、X方向の成分は小さくなり、Y方向の成分は大きくなる。よって、X方向の成分とY方向の成分との差は小さくなり、コントラストは増加する。実施形態1では、偏光光学素子30によって分離された2つの直線偏光のうち、一方の強度が低下するとコントラストが低下する。この場合に、どちらの直線偏光が低下したかまでは測定することができない。しかしながら、本実施形態では、どちらの直線偏光が低下したかも判別することができる。
なお、図14では、偏光ビームスプリッタ45で反射及び透過した反射光R1が紙面に平行な面内の2つの方向に進んでいるが、実際は、45[deg]傾いた方向に進んでいる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1~3の記載に含まれている。
(実施形態5)
次に、実施形態5に係るエリプソメータを説明する。本実施形態のエリプソメータは、実施形態4における偏光ビームスプリッタの代わりに、2つの三角柱を接合させた偏光ビームスプリッタを用いている。
図17は、実施形態5に係るエリプソメータを例示した構成図である。図17に示すように、実施形態5のエリプソメータ5において、受光光学系40は、2つの三角柱46及び47を接合させた偏光ビームスプリッタを有している。2つの三角柱46及び47は、直角三角形を底面する。三角柱46は、直角のエッジを挟む2つの側面46a及び46c、並びに、エッジに対向する側面46bを有しており、直角以外の頂点の角度は30[deg]と60[deg]である。三角柱47は、直角のエッジを挟む2つの側面47a及び47c、並びに、エッジに対向する側面47bを有しており、三角柱46と47aを軸として線対称である。三角柱46の側面46aと三角柱47の側面47aは接合されている。接合面である側面46a及び47aは、偏光光学素子30が分離した各直線偏光のうち、例えば、45[deg]傾いた方向の直線偏光を反射させるとともに、135[deg]傾いた方向の直線偏光を透過させる。
反射光R1は、三角柱46の側面46bから入射する。入射する場合には、側面46bに対して反射光R1の光軸Cが直交ように偏光ビームスプリッタは設置される。入射した反射光R1は、接合面である側面46a及び47aにおいて、反射及び透過される。反射した反射光R1は、三角柱の側面46bで反射する。この場合、三角柱46のガラス材料を適切に選べば、反射光R1は、側面46bにおいて全反射する。側面46bで反射した反射光R1は、三角柱46の側面46cから出射する。
接合面である側面46a及び47aを透過した反射光R1は、三角柱47の側面47bで反射する。この場合も、三角柱47のガラス材料を適切に選ぶことで、反射光R1は、側面47bにおいて全反射する。側面47bで反射した反射光R1は、三角柱47の側面47cから出射する。
このように、本実施形態の偏光ビームスプリッタは、各偏光方向と異なる方向(例えば、45[deg]方向)における2つの直線偏光の成分を反射させるとともに、異なる方向に直交した方向(例えば、135[deg])における2つの直線偏光の成分を透過させる。そして、偏光ビームスプリッタは、反射させた各成分及び透過させた各成分を同じ画像検出器42の瞳面上に出射する。例えば、偏光ビームスプリッタは、反射させた各成分及び透過させた各成分を同じ方向に出射する。
このような構成とすると、偏光ビームスプリッタで反射及び透過した反射光R1は、2つの三角柱46及び47の側面46c及び47cから出射される。このため、1つの画像検出器42で反射光R1を受光することができる。
また、実施形態4と同様に、偏光ビームスプリッタを反射及び透過する偏光方向を、偏光光学素子30が分離する2つの直線方向に対して45[deg]からずらした場合には、2つの直線方向の強度比を容易に求めることができる。よって、どちらの直線偏光が低下したかを測定することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1~4の記載に含まれている。
(実施形態6)
次に、実施形態6に係るエリプソメータを説明する。本実施形態のエリプソメータは、照明光を斜入射させる。そして、試料を点照明し、対物レンズの瞳位置に画像検出器を配置する。
図18は、実施形態6に係るエリプソメータを例示した構成図である。図18に示すように、本実施形態のエリプソメータ6は、照明光学系10、集光光学系20、偏光光学素子30、受光光学系40を備えている。
照明光学系10は、直線偏光を含む照明光L1で試料50を照明する。照明光学系10は、光源11、モノクロメータ12、ファイバー13、照明レンズ14、偏光子15を含んでいる。実施形態1と異なり、ビームスプリッタ16及び対物レンズ17を有していない。また、試料50に入射する照明光L1の光軸Cは、試料50に対して傾斜している。
光源11から生成された照明光L1は、モノクロメータ12に入射する。モノクロメータ12は、入射した照明光L1から特定の波長の単色光を取り出してファイバー13に出射する。モノクロメータ12は、照明光L1として、紫外光から赤外光までの範囲の所定の波長の単色光を選択して出射する。ファイバー13の一端に入射した照明光L1は、ファイバー13の他端から出射する。ファイバー13の他端から出射した照明光L1は、照明レンズ14に入射する。
照明レンズ14は、偏光子15を介して、入射した照明光L1を点状に集光させて試料50を照明する。偏光子15は、光源11から生成された照明光L1が入射され、一方向の直線偏光を含む照明光L1を透過させる。したがって、照明レンズ14は、直線偏光を含む照明光L1で試料50の一点を点照明する。
集光光学系20は、集光レンズ23を含んでいる。集光レンズ23は、照明光L1が試料50で反射した反射光R1を透過させて、偏光光学素子30に入射させる。試料50で反射した反射光の光軸Cは、試料50の測定面に対して傾斜している。画像検出器42は、集光レンズ23の瞳共役位置19bに配置されている。これ以外の偏光光学素子30及び受光光学系40の構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態のエリプソメータ6によれば、一般的なエリプソメータでよくみられる斜入射の構成でもエリプソメトリ係数Ψ及びΔを直接測定することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1~5の記載に含まれている。
(実施形態7)
次に、実施形態7に係るエリプソメータを説明する。本実施形態のエリプソメータは、照明レンズで、面照射し、試料上の広がりを持った領域を測定する。図19は、実施形態7に係るエリプソメータを例示した構成図である。
図19に示すように、本実施形態のエリプソメータ7において、照明レンズ14は、試料50を点照射するのではなく、試料50を面照射する。すなわち、照明レンズ14は、照明光L1を試料50における所定の広がりを有する領域を照明する。例えば、照明レンズ14は、平行光とした照明光L1で試料50を照明する。画像検出器42は、瞳位置に配置されるのではなく、試料50の集光レンズ23が作る像位置52に配置されている。例えば、画像検出器42はシャインプルーフの条件を満たすように光軸Cに対して傾いて配置される。画像検出器42は、試料50上の広がりを持った領域を測定する。
本実施形態のエリプソメータ7において、照明光L1が試料50に入射する入射角は、一定なので、像位置52に配置された画像検出器42は、イメージとして干渉縞を検出することができる。これ以外の構成及び効果は実施形態1~6の記載に含まれている。
(実施形態8)
次に、実施形態8に係るエリプソメータを説明する。本実施形態のエリプソメータは、瞳空間にノマルスキープリズムを配置する代わりに、像空間にビームディスプレーサ(beam displacer)を配置する。瞳空間は、試料50上の1点を照明した照明光の反射光が平行になる空間であり、像空間は、反射光が集光/拡散する空間である。
図20は、実施形態8に係るエリプソメータを例示した構成図である。図21は、実施形態8に係るエリプソメータにおいて、偏光光学素子及び受光光学系を例示した構成図である。図20及び図21に示すように、実施形態8のエリプソメータ8において、偏光光学素子30は、ビームディスプレーサ33である。
ビームディスプレーサ33は、リレーレンズ21とリレーレンズ22との間における像空間に配置されている。具体的には、ビームディスプレーサ33は、リレーレンズ22の焦点と、リレーレンズ22との間に配置されている。よって、反射光R1が発散する領域に配置されている。
ビームディスプレーサ33は、直線偏光を含む照明光L1が試料50で反射した反射光R1を、互いに直交する偏光方向の2つの直線偏光に分離する。そして、ビームディスプレーサ33は、分離した2つの直線偏光を出射させる際に、一方の直線偏光を平行にシフトさせて出射させる。ビームディスプレーサ33を出射した2つの直線偏光を含む反射光R1は、リレーレンズ22に入射する。
リレーレンズ22は、検光子41を介して、入射した反射光R1を画像検出器42上に集光させる。具体的には、リレーレンズ22は、分離させたX方向の直線偏光とY方向の直線偏光とを、画像検出器上で再び同一点となるように出射させる。
検光子41は、ビームディスプレーサ33が分離させたX方向の偏光方向及びY方向の偏光方向と、45[deg]傾いた方向における2つの直線偏光成分を透過させる。よって、互いに直交した2つの直線偏光は、検光子41を透過することによって、同じ方向(45[deg]傾いた方向)に偏光した偏光成分として出射する。検光子41から出射した当該偏光成分を含む反射光R1は、画像検出器42に入射する。
本実施形態のエリプソメータ8によれば、偏光光学素子30として、ビームディスプレーサ33を用いることができる。よって、偏光光学素子30を、瞳空間に配置する代わりに、像空間に配置することもできる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1~7の記載に含まれている。
(実施形態9)
次に、実施形態9に係る半導体装置の検査装置を説明する。本実施形態の半導体装置の検査装置は、実施形態1~8に記載のエリプソメータを備えている。よって、本実施形態の半導体装置の検査装置は、半導体装置の検査に要する時間を短縮することができる。また、検査精度を向上させることができる。さらに、半導体装置のサイズの縮小化に貢献する。これ以外の構成及び効果は、実施形態1~8の記載に含まれている。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1~9の各構成は相互に組み合わせることができる。
1、2、3、4、5、6、7、8 エリプソメータ
10 照明光学系
11 光源
12 モノクロメータ
13 ファイバー
14 照明レンズ
15、18 偏光子
18a、18b、18c、18d 分割片
16 ビームスプリッタ
17 対物レンズ
19a 瞳位置
19b 瞳共役位置
20 集光光学系
21、22 リレーレンズ
23 集光レンズ
30 偏光光学素子
31、32 ノマルスキープリズム
32a、32b、32c、32d 分割片
33 ビームディスプレーサ
40 受光光学系
41、44 検光子
42、42a、42b 画像検出器
43 画像処理部
44a、44b、44c、44d 分割片
45 偏光ビームスプリッタ
46、47 三角柱
46a、46b、46c、47a、47b、47c 側面
50 試料
52 像位置
L1 照明光
R1 反射光

Claims (17)

  1. 直線偏光を含む照明光が試料で反射した反射光を、互いに直交する偏光方向の2つの直線偏光に分離する偏光光学素子と、
    各前記偏光方向と異なる方向における前記2つの直線偏光の成分を干渉させた干渉縞からエリプソメトリ係数を算出する受光光学系と、
    を備え、
    前記受光光学系は、
    前記干渉縞を検出する画像検出器と、
    前記干渉縞から前記エリプソメトリ係数を直接算出する画像処理部と、
    を有し、
    前記エリプソメトリ係数は、前記2つの直線偏光の強度の比と位相差であり、
    前記偏光光学素子は、ノマルスキープリズムのみであり、
    前記ノマルスキープリズムである前記偏光光学素子は、分離させた前記2つの直線偏光を、前記画像検出器上で同一点となるように偏向して出射させる、エリプソメータ。
  2. 照明光を生成する光源と、
    前記光源から生成された前記照明光が入射され、一方向の直線偏光を含む前記照明光を透過させる偏光子と、
    前記直線偏光を含む前記照明光で前記試料を照明するとともに、前記照明光が前記試料で反射した前記反射光を透過させる対物レンズと、
    をさらに備える、
    請求項1に記載のエリプソメータ。
  3. 前記試料に入射する前記照明光の光軸、及び、前記試料で反射した前記反射光の光軸は、前記試料に対して直交する、
    請求項2に記載のエリプソメータ。
  4. 前記対物レンズは、前記照明光を点状に集光させて前記試料を照明し、
    前記画像検出器は、前記対物レンズの瞳位置と共役な瞳共役位置に配置された、
    請求項2または3に記載のエリプソメータ。
  5. 照明光を生成する光源と、
    前記光源から生成された前記照明光が入射され、一方向の直線偏光を含む前記照明光を透過させる偏光子と、
    前記直線偏光を含む前記照明光で前記試料を照明する照明レンズと、
    前記照明光が前記試料で反射した前記反射光を透過させる集光レンズと、
    をさらに備える、
    請求項1に記載のエリプソメータ。
  6. 前記試料に入射する前記照明光の光軸、及び、前記試料で反射した前記反射光の光軸は、前記試料に対して傾斜した、
    請求項5に記載のエリプソメータ。
  7. 前記照明レンズは、前記照明光を点状に集光させて前記試料を照明し、
    前記画像検出器は、前記集光レンズの瞳位置に配置された、
    請求項5または6に記載のエリプソメータ。
  8. 前記照明レンズは、前記照明光を前記試料における所定の広がりを有する領域に集光させて前記試料を照明し、
    前記画像検出器は、前記試料の像位置に配置された、
    請求項5または6に記載のエリプソメータ。
  9. 前記受光光学系は、各前記偏光方向と45[deg]傾いた方向における前記2つの直線偏光の成分を透過させる検光子をさらに有し、
    前記画像検出器は、前記検光子を透過した各前記成分の前記干渉縞を検出する、
    請求項2~8のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  10. 前記受光光学系は、各前記偏光方向と異なる方向における前記2つの直線偏光の成分を反射させるとともに、前記異なる方向と直交した方向における前記2つの直線偏光の成分を透過させる偏光ビームスプリッタを有し、
    前記画像検出器は、
    前記偏光ビームスプリッタで反射した各前記成分の前記干渉縞を検出する第1画像検出器と、
    前記偏光ビームスプリッタを透過した各前記成分の前記干渉縞を検出する第2画像検出器と、
    を含む、
    請求項2~8のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  11. 前記受光光学系は、各前記偏光方向と異なる方向における前記2つの直線偏光の成分を反射させるとともに、前記異なる方向に直交した方向における前記2つの直線偏光の成分を透過させる偏光ビームスプリッタを有し、
    前記偏光ビームスプリッタは、反射させた前記各成分及び透過させた前記各成分を同じ前記画像検出器上に出射する、
    請求項2~8のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  12. 前記ノマルスキープリズムは、前記反射光の光軸に直交する面内で、前記光軸の周り1回転の回転角を等分割した中心角を有する扇型状の複数の分割片を含み、
    各前記分割片は、各前記中心角の二等分線に直交する方向に、前記2つの直線偏光を分離する、
    請求項1~11のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  13. 前記照明光は、単色光である、
    請求項1~12のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  14. 前記照明光は、白色光であり、
    前記受光光学系は、
    前記干渉縞を検出する画像検出器と、
    前記干渉縞をフーリエ変換し、前記フーリエ変換された前記干渉縞から前記エリプソメトリ係数を算出する画像処理部と、
    を有する、
    請求項1~12のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  15. 前記直線偏光を含む照明光は、完全偏光の直線偏光である、
    請求項1~14のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  16. 前記直線偏光を含む照明光は、完全偏光の楕円偏光を含む、
    請求項1~14のいずれか1項に記載のエリプソメータ。
  17. 請求項1~16のいずれか1項に記載の前記エリプソメータを備えた半導体装置の検査装置。
JP2019212990A 2019-11-26 2019-11-26 エリプソメータ及び半導体装置の検査装置 Active JP7469867B2 (ja)

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