JP7469484B2 - エンクロージャ用のケーブル入口装置ならびにアセンブリおよびこのアセンブリを動作させるための方法 - Google Patents

エンクロージャ用のケーブル入口装置ならびにアセンブリおよびこのアセンブリを動作させるための方法 Download PDF

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Description

本発明は、独立請求項1の前提部に記載したケーブル入口装置から出発する。
さらに、本発明は、エンクロージャと請求項1記載のケーブル入口装置とを有するアセンブリから出発する。
さらに、本発明は、請求項12記載のアセンブリを動作させるための方法から出発する。
このような装置、アセンブリおよび方法は、ケーブルをエンクロージャに導入し、張力軽減するようにエンクロージャに固定し、導入領域で密封するために必要とされる。
従来技術
従来技術において、エンクロージャ用のケーブル導入部は、例えばWikipediaの記事https://de.wikipedia.org/wiki/Kabeleinfuehrungから知られている。
欧州特許出願公開第2746634号明細書は、ケーブルを貫通案内するためのU字形のフレームと複数のシールインサート(「グロメット」)とを備える同様のケーブルホルダを開示している。このケーブルホルダは、2つの脚部を備えるU字形のフレームと、この両脚部を互いに接続するウェブとを有する。さらに、ケーブルホルダは複数のシールインサートを有する。これらのシールインサートのそれぞれが、ケーブルを貫通案内するための少なくとも1つの孔を有する。ケーブルホルダは、ロック体をさらに有する。このロック体は、組み付けられた状態で、両脚部を互いに結合して、ケーブルが装備されたシールインサートに圧力を加える。この従来技術から出発して、この刊行物は、ロック体および/またはフレームを弾性材料から形成することを提案しており、この場合、ロック体の両端部と、脚部の自由端部とは、凹設部または突出部を有し、この凹設部と突出部とが、一緒にスナップ結合部を形成する。
さらに従来技術では、ヘビーデューティプラグコネクタの分野に由来する付設ハウジングを修正して、エンクロージャ用のケーブル導入部として好適であるようにすることが知られている。
欧州特許第2845277号明細書は、1つ以上のケーブル用の貫通案内ハウジングを開示している。この貫通案内ハウジングは、エンクロージャハウジングに配置するように設計されたハウジング下側部分と、さらにハウジング上側部分とを有する。ハウジング上側部分は、ハウジング下側部分に固定されていない開放状態から、ハウジング下側部分に固定され、ハウジング下側部分を特に密封するように覆う閉鎖状態へともたらすことができる。ハウジング下側部分には、特に組立て済みのケーブルを収容するための少なくとも1つのケーブル貫通案内シール要素が設けられている。さらに、この貫通案内ハウジングは、少なくとも1つのケーブル用のそれぞれ1つの張力軽減装置を有する。さらに、ハウジング上側部分にもケーブル貫通案内シール要素および張力軽減装置を配置することが開示される。
この構造形態において不利であるのは、両側のケーブル貫通案内シール要素と、両ハウジング部分間で密封のために一般的かつ不可欠なリングシールとの間のシール特性が、このシールアセンブリ全体のいわゆる「T形状」に基づき、経験上、著しく悪化してしまうことである。さらに、ハウジング上側部分に保持されているケーブルでは、この上側部分を閉じる際に、エンクロージャ内で、ある程度のケーブル引き伸ばしが生じてしまう。したがって、このアセンブリ全体は、技術的に不利であるだけでなく、さらには比較的手間がかかり高価である。
上記明細書に基づき、操作性および密封性の改善を得るために、独国特許出願公開第102016114577号明細書は、以下のことを提案する。すなわち、好ましくは一体型の付設ハウジングの内側に、例えばケーブルクリップまたはケーブルバインダのような別体の張力軽減要素が取り付けられていることである。これらの張力軽減要素は、対向するハウジング側に設けられた組付け窓を通して操作可能になっている。この窓をカバーで閉鎖することによって、シール要素は圧縮され、付設ハウジングに対してケーブルを密封する。
これら公知のすべてのアセンブリにおいて不利であるのは、その構成および使用に極めて手間がかかるということである。これらのアセンブリは、多数の高価な個別部材を有し、設置にかかる時間は不都合に長い。さらに、屋外では、ケーブルを対応するシール要素と共に交換する可能性が、手間を要し、困難である。
ドイツ特許商標庁は、本出願の優先権主張出願において、以下の先行技術、すなわち、欧州特許出願公開第0560119号明細書、独国特許発明第4207281号明細書、スペイン国特許出願公開第2167149号明細書、独国特許出願公開第102016114577号明細書、欧州特許第2845277号明細書および欧州特許出願公開第2746634号明細書を調査した。
課題の設定
本発明の課題は、エンクロージャ用の単純かつ実用的に取扱い可能なケーブル入口装置を提供し、さらには、エンクロージャへの装着が簡単になるアセンブリおよび方法を提供することにある。特に、エンクロージャに導入されたケーブルの事後の交換が容易になることが望ましい。
この課題は、独立請求項の対象によって解決される。
本発明の有利な構成は、従属請求項および以下の説明に記載されている。
エンクロージャ用のケーブル入口装置は、剛性の、すなわち、例えば剛性の材料から成るフレーム部分を有する。フレーム部分は、組付け壁として設けられたエンクロージャ壁の、エンクロージャへのケーブル導入のために設けられた壁貫通部の領域に固定するための組付け面を有する。組付け壁は、(エンクロージャの構造によって、またそれぞれのアセンブリによって)それぞれその都度の用途にとって有意義な、ひいては有利な構成において、エンクロージャの側壁であってもよいし、前壁および/または背壁であってもよい。フレーム部分は、組付け面に、エンクロージャの上記組付け壁に対して密封するための組付けシール要素を有する。この組付けシール要素は、例えばシール面、例えば、適切に切り出されたゴムシートによって形成されていてよい。しかしまた、代替的または補足的に、組付けシール要素は、組付け面に設けられたシール溝内に保持されて案内されているシール要素を有してもよく、この場合、このシール溝は、シール切欠きを三方で取り囲んでいる。
すなわち、基本的に、フレーム部分の、組付けシール要素が配置されている面を、組付け面とみなすことができる。フレーム部分は、組付け面の反対側に側面を有する。
フレーム部分は、エンクロージャ内にまたはエンクロージャにフレーム部分を固定するために、固定装置、例えばねじ通過路および対応するねじ、または以下でなお詳細に説明するクイック固定装置をさらに有する。固定装置は、フレーム部分を、組付け壁に、または組付け壁の近傍でエンクロージャ内に存在する別の何らかの固定器具、特にねじ固定器具、例えば固定レールまたはこれに類するものに固定するための、特にねじ締結するためのものである。
有利な構成では、ねじ通過路は、このために特に、上記側面を起点として、フレーム部分を貫通して延び、フレーム部分の組付け面で終端してよい。例えば、フレーム部分は、ねじ通過路に嵌め込まれたねじによって、エンクロージャの組付け壁に内側からまたは外側からねじ締結されてよい。
既に示唆したように、上記構成に対する代替的な構成では、固定装置として、ねじ締結部の代わりに、以下のようにクイック固定装置を使用することもできる。
このために、フレーム部分にも、組付け壁にも、少なくとも1つの、好ましくは複数の、特に2つの、特に方形の係止窓が設けられていてよい。組付け壁の係止窓は、サイズおよび形状においてフレーム部分の係止窓に相応し、組付け時に互いに固定するために、互いに直接重なり合ってよい。
好ましい構成では、フレーム部分は、少なくとも1つの、好ましくは複数の、特に2つの固定フランジを有してよく、この固定フランジに、フレーム部分の上記係止窓のうちの1つの係止窓がそれぞれ配置されている。
さらに、フレーム部分を固定するために、少なくとも1つの、好ましくは複数の、特に2つのクイック固定装置が設けられている。クイック固定装置は、それぞれ1つの係止ハウジングを有し、係止ハウジングは、好ましくは形状接続的に、係止窓を通して貫通案内可能である。
さらに、クイック固定装置は、係止手段、例えば係止ハウジング内にばね弾性的に支持された複数の係止フックを有し、これらの係止フックは、それぞれ1つの滑り斜面と、この滑り斜面から好ましくは鋭角に曲げられた係止面とを備える。したがって、互いに重なり合うフレーム部分の係止窓と組付け壁の係止窓とに係止ハウジングを差し込んで貫通させる際に、係止フックの滑り斜面により、係止フックを、まず、ばね力に抗して係止ハウジング内に押し込むことができる。しかし、次いで、係止フックは、完全に差し込まれた(すなわち、組み付けられた)状態では、係止ばねの戻し力により、係止ばねによって再び外方へ押され、係止フックの係止面が組付け壁の係止窓の背後に係止されることによって、フレーム部分が組付け壁に最終的に機械的に固定される。このために、フレーム部分側で、係止結合ハウジングが、好ましくは当接面、例えば全周にわたって延びるストッパフランジを有していてよく、このストッパフランジにより、係止結合ハウジングは、組み付けられた状態で、フレーム部分、特にフレーム部分のフランジを押圧している。
この場合、係止窓の反対側から組付け壁を押圧している係止フックの係止面は、必ずしもこの当接面、特にこのストッパフランジに対して平行に延びている必要はない。代わりに、係止フックは、有利にはストッパフランジに対して0°よりも幾分大きな角度、好ましくは2.5°よりも大きな角度、特に5°よりも大きな角度を有していてよい。この場合、係止ばねの戻し力によって、当接面、特にストッパフランジ、ひいてはまたフレーム部分のそれぞれの固定フランジは、係止フックによって組付け面に対して引っ張られ、それによってフレーム部分を力接続的に組付け壁に保持する。
このような係止固定手段により、付設ハウジングを、有利には工具なしで機器壁に組み付けることができる。簡便な取外しのためには、この係止固定手段を、ロック解除工具によって簡単に機器壁から再び取り除くことができる。このロック解除工具は、例えばL字形のロック解除ピンであってよい。ロック解除ピンの先端を係止ハウジングのロック解除開口に導入し、直角に突出するレバー領域で操作する、例えば回すことによって、係止ハウジング内に設けられた機構を操作し、この機構によって、係止要素を、ばね力に抗して係止ハウジング内で再び下降させて、固定を解除することができる。
別の構成では、この少なくとも1つのクイック固定装置は、例えばその係止ハウジングおよびストッパフランジがフレーム部分と共に一体に構成されていることによってフレーム部分の構成部分であってよく、これにより、クイック固定装置はフレーム部分に固定に結合されている。この場合、当然ながら、フレーム部分自体は係止窓を必要としない。
フレーム部分の組付け面に配置された組付けシール要素は、エンクロージャの相応する組付け壁に、取り付けられている側に応じて内側からまたは外側から押し付けられており、有利な改良形態では、組付けシール要素は、ケーブル貫通案内のために設けられている壁貫通部を、少なくとも三方で取り囲んでいる。
好ましい構成では、フレーム部分は、直方体状の基本形状を有していてよい。フレーム部分の組付け面と側面とは、この場合、互いに平行に延びていて、それぞれ方形の基本形状を有していてよい。この場合、組付け面と側面とは、直方体の実質的に方形の4つの縁部面を介して互いに接続されていてよい。この場合、「実質的に」という用語は、例えば、縁部面のうちの少なくとも1つの縁部面が、少なくとも1つの切欠きによって中断されていることを意味していてよい。
特に、組付け面と側面とは、フレーム部分の、組付け面と側面とに対して直角に方向づけられた前面を介して互いに接続されている。この前面は、直方体の上記縁部面によって形成されていてよい。組み付けられた状態で、前面は、エンクロージャ開口の少なくとも近傍に、特に直接接して、配置されている。前面は平坦に延びている。これによって、前面は、組み付けられた状態で、前面が固定されている上記組付け壁の露出した縁部と、ひいては上記エンクロージャ開口とも、面一に整合することができる。
この場合および以下において、「平ら」ならびに「平坦」および特にまた「面一」という用語が、当該の構成部分の通常の製造公差および組付け公差ならびに弾性の範囲内で理解されるべきであることは、当業者に明らかである。
フレーム部分は、前面を起点としてフレーム部分内に延びる、少なくとも1つの、好ましくは複数のU字形の凹状のシール切欠きをさらに有する。これによって、フレーム部分の前面は、この少なくとも1つのシール切欠きの領域で中断されている。
ケーブル入口装置は、弾性的な少なくとも1つのシールインサートをさらに有する。このシールインサートは、シール切欠きに対して相補的なU字形の凸状のインサート輪郭を有し、したがって、フレーム部分のそれぞれのシール切欠きに、形状接続的および力接続的に嵌込み可能である。
それぞれのシールインサートは、貫通する円筒状の少なくとも1つのケーブル貫通案内開口と、このケーブル貫通案内開口にケーブルを導入するための導入スリットとを有する。さらに、それぞれのシールインサートは、U字形の凸状のインサート輪郭によって取り囲まれていない側に、平坦な閉鎖面を有し、好ましい改良形態では、導入スリットはこの閉鎖面を通って延びていてよい。しかし、代替的には、導入スリットはインサート輪郭を通って延びていてもよい。
シールインサートがフレーム部分に最終的に挿入されると、シールインサートの閉鎖面は、フレーム部分の前面と面一に整合する。こうして、フレーム部分の前面とシールインサートの閉鎖面とは、通常の製造公差および弾性の範囲内で、一貫した平らな押圧面を形成する。
これによって、フレーム部分の前面と閉鎖面とを同時に、かつ直線状に延びる対応シール要素がこの押圧面に面状に押し付けられることによる特に高いシール作用でもって、密封することができる。
有利な構成では、平らな押圧面のシール特性は、以下の有利な構成によって改善可能である。すなわち、フレーム部分の少なくとも前面が、U字形のシール切欠きの両側に、付加的な凹部、特に線形の位置決め切欠きを有してよい。好ましい構成では、この両方の位置決め切欠きは、シール切欠き全体に配置され周方向に延びる溝であってもよいし、そのような溝によって接続されていてもよい。
シールインサートは、この位置決め切欠きに対して相補的な位置決め一体成形部を有する。位置決め一体成形部は、シールインサートをフレーム部分に嵌め込む際に、少なくとも部分的に形状接続的に、特に形状接続的かつ力接続的に上記位置決め切欠きに挿入可能である。このことは、ひとつにはそれぞれのシールインサートを可能な限り正確に位置決めすること、すなわちフレーム部分におけるシールインサートの正しい配向と適切な位置付けとに役立ち、このこと自体が既に1つの利点である。
さらに、特に重要な別の利点が、以下のことにある。すなわち、好ましい改良形態では、隣り合うシール切欠きに付加的に設けられた凹部/位置決め切欠きは、フレーム部分の前面で互いに直接接続しており、これによってシール切欠きも、これらの凹部を介して前面で互いに接続されている。つまり、次いでシール要素がフレーム部分に最終的に挿入されると、シール要素の同様に相応に延長された位置決め一体成形部が互いに直接接続することになり、これによって、フレーム側でも一貫したシール要素を形成することができる。それと同時に、既に言及したように、シール要素は、当然ながらフレーム部分の前面とも平らに整合する。このアセンブリによって、シール作用はさらに一層著しく向上することができる。
いずれにせよ、ケーブル入口装置に、フレーム部分の前面とシールインサートの閉鎖面とから成る平らな押圧面が形成されている。直線状に延びる対応シール要素が、この押圧面に面状に押し付けられることによって、この押圧面を密封することができる。
このために、対応シール要素は、直線状の、特に扁平な物体、特にエンクロージャ閉鎖要素に取り付けられていてよい。エンクロージャ閉鎖要素は、以下でより詳細に説明するが、エンクロージャを密に閉鎖するために用いられる。エンクロージャ閉鎖要素は、例えば旋回させて閉じることが可能なエンクロージャドア、被せて係止可能なエンクロージャカバー、および/またはねじ固定可能な金属薄板、例えば前壁に形成されていてよい。
エンクロージャ閉鎖要素は、好ましくはこれに取り付けられた対応シール要素でもって、押圧面に、すなわち少なくとも1つのシール要素の閉鎖面とエンクロージャ開口に配置された少なくとも1つのフレーム部分の前面とに押し付けられて、押圧面を密封することができる。
アセンブリは、複数のエンクロージャ壁、特に複数の、好ましくは4つの側壁、1つの前壁および1つの背壁を有し、そのうちの1つが組付け壁である。組付け壁は、いずれの場合にも、導入すべきケーブルを貫通案内するための1つ以上の上記壁貫通部を有することを特徴とする。
エンクロージャ壁のうちの複数の壁、例えば4つの側壁、または側壁のうちの3つの側壁および1つの背壁等は、エンクロージャが開放された状態で、それぞれ1つの露出した縁部を有する。これらの露出した縁部は、一緒になって1つのエンクロージャ開口を形成する。これらの複数のエンクロージャ壁のうちの1つの壁が、組付け壁である。この組付け壁は、壁貫通部を有することを特徴とする。この壁貫通部は、組付け壁の露出した縁部の近傍に、すなわちエンクロージャ開口の近傍に配置されている。特に、壁貫通部は開放されて形成されていてよく、すなわち、組付け壁の露出した縁部に直接、ひいてはエンクロージャ開口に直接配置されていてよい。
エンクロージャ開口は、一般に、相応に訓練された技術者の手作業によるエンクロージャへの装着と配線とを可能にするために利用され得る。エンクロージャへの装着と配線とが済んだならば、エンクロージャ開口、ひいてはエンクロージャ全体は、水密に閉鎖されなければならない。このために、エンクロージャは、上記エンクロージャ閉鎖要素を有する。
このエンクロージャ閉鎖要素は、例えば、既に言及したように、残りの(すなわち、エンクロージャ開口を形成する上記の複数のエンクロージャ壁の群に属さない)側壁であってよく、あるいは前壁または背壁であってもよい。特に、エンクロージャ閉鎖要素は、例えばエンクロージャ開口に取り付けられた、旋回させて閉じることが可能なエンクロージャドア、および/またはエンクロージャ開口でエンクロージャにねじ締結可能な金属薄板、および/またはエンクロージャ開口に係止可能なエンクロージャカバー等の形態で形成されていてよい。
好ましい構成では、エンクロージャ閉鎖要素は、エンクロージャの側壁である。この場合、組付け壁として、例えば背壁が設けられていてよい。
少なくとも1つのケーブル入口装置は、エンクロージャの内側に、すなわち「内側から」、または外側に、すなわち「外側から」、エンクロージャに取り付けられていてよい。特に、ケーブル入口装置は、壁貫通部で、上記組付け壁に内側からまたは外側から取り付けられ、ケーブル入口装置の組付けシール要素でもって密封するようにエンクロージャの組付け壁に押し付けられていてよい。
ケーブル入口装置の上記押圧面は、この上記組付け壁の露出した縁部に、かつこの縁部に対して平行に配置されていてよく、したがって、エンクロージャ開口に接続する、すなわち、エンクロージャ開口と平らに整合する。
これによって、閉鎖過程において、エンクロージャ閉鎖要素に取り付けられた直線状に延びる対応シール要素でもって、エンクロージャ閉鎖要素を、押圧面に、すなわちフレーム部分の前面とシールインサートの閉鎖面とに同時に押し付け、これによって密封することが可能になる。同時に、フレーム部分の組付け面は、フレーム部分の組付けシール要素でもって、エンクロージャの上記組付け壁に押し付けられている。この場合、エンクロージャ内に導入されたケーブルは、組付け壁に設けられ、組付けシール要素によって密封された少なくとも1つの壁貫通部を貫通して案内されており、同様に密封され、さらには特定の程度で張力軽減された状態で、それぞれのシールインサートのケーブル貫通案内開口を通って延びている。したがって、エンクロージャ閉鎖要素を閉じることによって、エンクロージャ全体が閉鎖され、密封されている。
特に強力な密封のためには、エンクロージャの構造形態に応じて、ケーブル入口装置用に、エンクロージャ閉鎖要素に別体の対応シール要素を取り付けるか、または、例えばコスト上の理由から、標準的に既にエンクロージャ閉鎖要素に設けられている、すなわち既に存在するシール要素を対応シール要素として使用することが有意義であり得る。
このようなアセンブリを動作させるための方法は、
A. 少なくとも1つのケーブル入口装置のフレーム部分を、エンクロージャの組付け壁に内側からまたは外側から、組付け壁に配置された対応する壁貫通部の領域でかつエンクロージャのエンクロージャ開口に直接接するように固定し、これによって、少なくとも1つのフレーム部分の前面を、組付け壁の露出した縁部と、ひいてはエンクロージャのエンクロージャ開口とに面一に整合させるステップと、
B. 少なくとも1つのケーブルを、このケーブルに適合するそれぞれのシールインサートに挿入するステップと、
C. 少なくとも1つのシールインサートを少なくとも1つのフレーム部分のそれぞれ1つのシール切欠きに形状接続的かつ力接続的に嵌め込み、これによって、少なくとも1つのシールインサートの閉鎖面をフレーム部分の前面と平らに整合させるステップと、
D. エンクロージャのエンクロージャ開口をエンクロージャ閉鎖要素によって閉鎖し、エンクロージャ閉鎖要素に固定された直線状に延びる対応シール要素をエンクロージャ閉鎖要素によってケーブル入口装置の押圧面に密封するように押し付けるステップと
を有する。
ケーブル入口装置は、実質的に、少数の、しかも安価に作製され得る部材だけから成る。したがって、ケーブル入口装置は、有利な構成では、例えば射出成形されたプラスチックから成る1つのフレーム部分と、このフレーム部分に嵌め込まれた、例えばゴム、弾性ゴムおよび/またはシリコーン等から成る1つまたは複数のシールインサートとを有するだけでよい。これによって、ケーブル入口装置を特に手間なく作製することができ、このことは、ケーブル入口装置の製造にとっても特別な利点である。
したがって、本発明の特別な利点は、組立てプロセスにおいて、工具なしでケーブルをエンクロージャに挿入することができることにある。特に、ケーブルの配線を工具なしで実施することができる。ケーブル入口装置の最終的な密封は、特に、エンクロージャドアを単に閉じるだけで自動的に行うことができる。
したがって、本発明の別の利点は、簡単な取扱い可能性にある。配線は、1つ以上のフレーム部分をエンクロージャ内に取り付け、シールインサートを装備した適切な長さのケーブルを嵌め込むだけで済む。
更なる利点は、例えば異なる横断面/異なる数のケーブルがエンクロージャにおいて必要になった場合に、極めて僅かな手間だけで、後からケーブルを補足することや、別のケーブルと交換することができることにある。
本発明の特に大きな更なる利点は、このようにして特に多数のケーブルをエンクロージャに導入することができることにある。従来技術において知られている構成とは異なり、本発明により、最終的には、エンクロージャ開口の縁部長さの全部が、ケーブルを装着するために利用可能になる。エンクロージャ開口の縁部は、エンクロージャの構成に応じて、それぞれ複数のシールインサートを備える多数のケーブル入口装置を有することができる。この場合、特に有利であるのは、導入可能なケーブルの数が、これによって自動的にエンクロージャのサイズに適合するということである。
さらに、エンクロージャへの装着ひいては配線の頻繁な交換および変更も、最小限の手間で、迅速かつ面倒なく実現することができる。
従来技術から知られているアセンブリとは異なり、ケーブル入口装置の閉鎖は、例えば別体のロック体のような別体のケーブル入口装置要素によって行われるのではない。したがって、フレーム部分を密閉し、ケーブル入口装置によってシールインサートを力接続的に位置固定するためのそのようなロック体の必要性はなくなる。これにより、組付けが容易になり、製品の観点からは、ケーブル入口装置の製造コストが低減される。代わりに、ケーブル入口装置の閉鎖は、従来技術においてエンクロージャを閉鎖するためにもともと設けられている一般的なエンクロージャ閉鎖要素によって安価に行われる。ただし、このエンクロージャ閉鎖要素には、ケーブル入口装置によって、以下のように付加的な用途が与えられる。
つまり、エンクロージャを閉鎖する際に、密封のために、このエンクロージャ閉鎖要素を、特にその対応シール要素でもって、少なくとも1つのケーブル導入装置の少なくとも1つのシールインサートに押し付けることができる。これによって、このシールインサートを軽度に圧縮することができるので、シールインサートはなお引き続き、貫通案内された少なくとも1つのケーブルを位置固定し密封することができる。すなわち、ただ1つの行為、つまりエンクロージャ閉鎖要素、例えばエンクロージャドアを閉じることによって、2つの機能、つまり、
A.)エンクロージャを密閉して密封する機能、および
B.)ケーブル入口装置を閉鎖し、外部に対して密封することによって、貫通案内されたケーブルをケーブル入口装置内に密封し、特にまたケーブル入口装置内に位置固定する機能
が同時に果たされる。
有利な構成では、少なくとも1つのシールインサートは、対応シール要素に少なくとも片側で接触するための、特に対応シール要素を両側で把持するように取り囲むための、少なくとも1つの、好ましくはシールインサートの閉鎖面の両側に配置された2つのカラーを有してよい。この場合、好ましい構成において、対応シール要素が閉鎖面に押し付けられる間に、自動的に対応シール要素がカラーのうちの少なくとも1つのカラーに形状接続的かつ力接続的に押し付けられ、特に両方のカラーの間に形状接続的かつ力接続的に嵌め込まれると、特に有利である。なぜならば、これにより、対応シール要素とシールインサートとが一緒になって、特に良好なシール作用を発揮することができるからである。
互換性の理由から有利である構成では、ケーブル入口装置は、外側輪郭が互いに同一形状である複数のシールインサートを有し、フレーム部分は、互いに同一形状である複数のシール切欠きを有してよい。シールインサートの「外側輪郭」は、インサート輪郭と、閉鎖面の輪郭とから形成されている。
さらに、好ましい別の構成では、シールインサートのうちの少なくとも2つのシールインサートが、ケーブル貫通案内開口の数および/または直径によって互いに異なっていてよい。これによって、種々異なる横断面を備えるケーブルが、ケーブル導入装置の上記の諸利点の恩恵を受けることができる。さらに、1つのシールインサートが、好ましくはより小さな横断面を有する複数のケーブルを貫通案内するために使用されてもよい。これにより、エンクロージャ内に導入され得るケーブルの数の増大という基本的に存在する需要を満たすことに、有利に近づく。
シールインサートのうちの少なくとも1つのシールインサートが、少なくとも1つのケーブル貫通案内開口の少なくとも片側に、貫通案内されたケーブルを位置固定するための保持力を高めるための、特に円形に全周にわたって延びる保持カラーを有してよい。全周にわたって延びる保持カラーの外径は、露出した端部領域に向かって拡大されていてよい。特に、保持カラーは漏斗状に形成されていてよく、すなわち、例えば漏斗状部を有していてよい。上記の外径の拡大により、貫通案内されたケーブルを、張力軽減のための環状の位置固定要素、例えばねじ締結可能なクリップおよび/またはケーブルバインダ等によって特に高い保持力でシールインサートに固定することができ、しかも、環状の位置固定要素が保持カラーから不都合に外れてしまうことは阻止されている。これによって、もともと既に存在する張力軽減装置の保持力を、著しく高めることができる。
好ましい構成では、少なくとも1つのシールインサートは、特に有利なHS30~40のショア硬さを有してよい。このショア硬さは、シールインサートが比較的高い弾性を有するという利点を有するので、シールインサートは、以下の問題を特に有利に解決する。
一方では、閉鎖面は、ケーブル入口装置と直線状の対応シール要素との間の間隙を防止するために、特に平らに構成されていることが望ましい。しかし、他方では、ケーブル横断面の構造形式に基づく公差への対処も保証されるべきである。実地においては、使用されるケーブルの直径は偏差を有することがあり、この偏差は、ケーブルの太さによって、例えば1.5~2mmであり得る。したがって、一般に太いケーブル用に設けられた1つのケーブル貫通案内開口しか備えていないシールインサートについては、約2mmの公差を考慮することができる。複数の、必然的により小さい直径を有するケーブル貫通案内開口を備えるシールインサートの場合は、むしろ約1.5mmの偏差を考慮すべきである。ゆえに、密封のためには、相対的に高い弾性、したがって上記のHS30~40のショア硬さが有効である。
しかし、多くの場合、少なくとも1つのシールインサートは、上記の環状の位置固定要素を使用しなくても、貫通案内されたケーブルの十分な張力軽減を提供することが望ましい。
このために、有利な別の構成では、シールインサートは、円筒状の少なくとも1つのケーブル貫通案内開口内に、少なくとも1つの内側のいわゆる「シールリップ」、すなわち、例えば全周にわたって延びる内側の隆起部を有してよい。このことは、特にシールインサートの、特に高い弾性との関連において有用である。というのも、この高い弾性によって、一般に、貫通案内されたケーブルに対する保持力も、まずは残念ながら低減されてしまうが、しかしこれが、1つの、好ましくは複数のこのようなシールリップの存在によって、有利には再び補償され得るからである。さらに、単に1つのシールリップではなく複数のシールリップが存在することは、これによって、単に1つのシールリップを使用する場合に比べて、保持力だけでなく、シール作用も一般に増大するという利点を有する。
実施例
本発明の実施例を図面に示し、以下に詳細に説明する。
複数のケーブル入口装置を備えるエンクロージャの図である。 複数のケーブル入口装置を備えるエンクロージャの別の図である。 複数のケーブル入口装置を備えるエンクロージャのさらに別の図である。 複数のケーブル入口装置を備えるエンクロージャのさらに別の図である。 複数のケーブル入口装置を備えるエンクロージャのさらに別の図である。 フレーム部分とシールインサートとを備える第1のケーブル入口装置の図である。 フレーム部分とシールインサートとを備える第1のケーブル入口装置の別の図である。 フレーム部分とシールインサートとを備える第1のケーブル入口装置のさらに別の図である。 フレーム部分とシールインサートとを備える第1のケーブル入口装置のさらに別の図である。 別体の個別部材としてのシールインサートの図である。 別体の個別部材としてのシールインサートの別の図である。 別体の個別部材としての第2のフレーム部分の図である。 第2のフレーム部分とそれぞれ異なる4つのシールインサートとを備える第2のケーブル入口装置の図である。 第2のフレーム部分とそれぞれ異なる4つのシールインサートとを備える第2のケーブル入口装置の別の図である。 装備を変更した第2のケーブル入口装置の図である。 装備を変更した第2のケーブル入口装置の別の図である。 対応シール要素を備える第2のケーブル入口装置の図である。 変更された単独のシールインサートの図である。 変更された3つのシールインサートを備える第3のケーブル入口装置の図である。
各図は、部分的に簡略化された概略的な図示を含む。一部では、同様の、しかし場合によっては同一ではない要素に、同一の符号が使用されている。同様の要素の種々異なる図が、それぞれ異なる縮尺で示されている場合がある。
図1a~図1eは、エンクロージャ1と、これに外側からねじ固定された複数のケーブル入口装置2,2’、すなわち第1のケーブル入口装置2および第2のケーブル入口装置2’とから成るアセンブリを示す。ここで留意すべきは、この図が概略的なものであり、単にアセンブリの原理的な構造を可能な限り見やすく描写しているということである。特に現実的な別の構成では、エンクロージャ開口の縁部長さが、図示されたエンクロージャ開口10の場合よりもさらにはるかに長く形成されていてよく、この場合、これによって、更なるケーブル入口装置2,2’を取り付けるための、さらにはるかに多くのスペースが存在する。
図1aに、エンクロージャ1が、背壁13を垂直方向に見て図示されている。この背壁13に、ケーブル入口装置2,2’が、外側からねじ固定されている。
さらに、エンクロージャ1は、4つの側壁11,11’,11’’,11’’’を有し、そのうちの第1の側壁11が、図1bで特に良好に認められる。第1の側壁11は、エンクロージャ閉鎖要素として機能しており、すなわち、エンクロージャ開口10を、この図1bでは閉鎖している。
図1cは、第1のケーブル入口装置2の断面を上から見た平面図である。第1の側壁11が、背壁13を越えて突出していて、ケーブル導入装置2のシールインサート22の閉鎖面223に密封するように押し付けられることが明らかに認められる。
図1dでは、第1のエンクロージャ壁11が除去されているので、エンクロージャ開口10を見ることができる。このエンクロージャ開口10を通して、エンクロージャ1の前壁12の内側を見ることができる。この図からは、さらに、ケーブル入口装置2,2’が、それぞれ背壁13の側方の壁貫通部に取り付けられていることが良好に認められる。この壁貫通部は、背壁13の露出した縁部に直接設けられているので、壁貫通部は、エンクロージャ開口10に向かって開放されて形成されている。
図1eは、同じアセンブリを、エンクロージャ開口10を垂直方向に見て示す。
エンクロージャ1の背壁13は、この構成では、組付け壁として用いられている。したがって、背壁13は、側方の壁貫通部を有し、この壁貫通部の領域に、それぞれ1つのケーブル入口装置2,2’が、この場合は外側から取り付けられている。しかし代替的な構成では、この同じケーブル入口装置2,2’が、内側から、すなわちエンクロージャ1の内側で、背壁13に取り付けられていてもよい。第1の側壁11によりエンクロージャ1を閉鎖することによって、ケーブル入口装置2,2’の密封、ひいてはまたエンクロージャ1の最終的な密封が行われる。
しかし、ここに図示しない別のエンクロージャ構成では、この同じケーブル入口装置2,2’が、例えば1つの側壁の壁貫通部に配置されていて、背壁または代替的には前壁を閉じることによって密封されてもよい。この場合、背壁または前壁がそれぞれエンクロージャ閉鎖要素の機能を有し、一方で、この場合に壁貫通部を有する側壁が、組付け壁として用いられることになる。
以下により詳しく説明するケーブル入口装置2,2’,2’’は、有利には、組付け壁が背壁であるか側壁であるかに左右されず、したがって、前述のエンクロージャおよび原則として多種多様なエンクロージャにも、極めて柔軟に使用可能である。
図2a~図2dは、第1のケーブル入口装置2を、4つの異なる図で示す。この第1のケーブル入口装置2は、単に唯一のシール切欠き236を備えるフレーム部分23を有し、相応して、やはり単に唯一のシールインサート22を有する。
図2aは、第1のケーブル入口装置2を側方の横断面図で示す。この図では、シールインサート22が、そのケーブル貫通案内開口220に、漏斗状部222を備える保持カラー221を有することが良好に認められる。
図2bは、第1のケーブル入口装置2を側面図で、すなわち、フレーム部分23の側面(符号なし)を見て示す。製造技術上の理由から、フレーム部分23は、この側面に複数の中空空間を有する。
フレーム部分23は、側面に対して直角に配置された平坦な前面233をさらに有する。この前面233は、U字形の凹状のシール切欠き236によって中断されている。シール切欠き236は、前面233から、フレーム部分23に延びている。
U字形の凸状のインサート輪郭によってシール切欠き236に形状接続的かつ力接続的に挿入されたシールインサート22は、平坦な閉鎖面223をさらに有し、この閉鎖面223は、フレーム部分23の前面233と平らに整合する。さらに、シールインサート22は、貫通する円筒状のケーブル貫通案内開口220と、このケーブル貫通案内開口220にケーブルを導入するための導入スリット227とを有する。
固定装置として、フレーム部分23は、複数の、この構成では2つのねじ通過路230を有する。ねじ通過路230は、組付け面を起点として、側面の方向に、すなわち図2bでは視線方向に延びている。
別の構成では、エンクロージャ1の組付け壁へのフレーム部分23の固定は、前述のねじ締結の代わりに、クイック固定技術の形式で、すなわち1つまたは複数のクイック固定装置(ただし図示せず)によって行われてもよい。
図2cは、ケーブル入口装置2を平面図で示す。
図2dは、ケーブル入口装置2を、上記側面(符号なし)の斜め上から見た図で示す。フレーム部分23は、側面の反対側に組付け面(同様に符号なし)を有する。この組付け面は、組付け壁、すなわちこの構成ではエンクロージャ1の背壁13に組み付けるために設けられている。フレーム部分23の組付け面に、三方を取り囲んで延びる組付けシール要素238が配置されており、この図2dでは単に暗示的に(そして後に続く図3dおよび図3eでは、僅かに変更された形態で特に良好に)認められる。
図2eおよび図2fは、別体の個別部材としてのシール要素22を示す。図2eに、シール要素22の保持カラー221および漏斗状部222が特に良好に認められる。
環状に全周にわたって延びる保持カラー221に、環状の位置固定要素(図示せず)が配置されてよい。1つの構成では、この環状の位置固定要素は、ねじ締結可能なクリップである。別の構成では、この位置固定要素はケーブルバインダである。位置固定要素は、ケーブル貫通案内開口220を通して貫通案内されたケーブル(同様に図示せず)を位置固定する際の保持力を高めるために用いられる。
漏斗状部222によって、保持カラー221の直径が、露出した端部領域に向かって拡大されている。これによって、環状の位置固定要素(図示せず)を、紛失しないように保持カラー221に保持することができる。
図3a~図3fは、第2のケーブル入口装置2’を示す。
特に、このために図3aに、別体の個別部材としての第2のフレーム部分23’が図示されている。この第2のフレーム部分23’は、前述の形式の4つの同形状のシール切欠き236を有する。シール切欠き236同士の間に、前面233が認められる。換言すれば、前面233は、シール切欠き236によって複数個所で中断されている。それぞれのシール切欠き236に、位置決め切欠き234が配置されている。この場合、位置決め切欠きはそれぞれ溝として、U字形の凹状のシール切欠き236全体の内側の縁部にわたって延びており、その両端部は前面233に配置されている。
これに基づき、図3bおよび図3cに示すように、シール切欠き236に種々異なるシールインサート22を嵌め込むことができる。
シールインサートは、少なくともその閉鎖面223に、それぞれ、シールインサートのインサート輪郭にわたって周方向に延びる少なくとも1つの、この場合は1つの位置決め一体成形部224を有する。この位置決め一体成形部224は、それぞれのシールインサート22を正確に位置決めするために、対応するシール切欠き236のそれぞれの位置決め切欠き234内に、少なくとも形状接続的に、特に形状接続的かつ力接続的に係合する。
ここに示す4つのシールインサート22は、ケーブル貫通案内開口220のサイズおよび/または数、ならびに導入スリット227の長さにおいて互いに異なっているものの、互いに類似しており、さらには同様の機能を有してもいるので、これらのシールインサート22には、同一の符号が付されている。
図3dおよび図3eは、引き続き第2のケーブル入口装置2’を示すが、シールインサート22のうちのいくつかのシールインサート22が、上記の図に対して入れ替えられているか、または別のシールインサート22に交換されているという僅かな相違がある。
つまり、これらのシールインサート22は、互いに同じ基本形状、すなわち同じU字形のインサート輪郭と、同じ閉鎖面223とを有しており、さらにはフレーム部分23,23’,23’’のシール切欠き236も互いに一致しているので、これらのシールインサート22は、アセンブリに応じて任意に互いに交換可能であり、このことは、当然ながら、互換性の理由から極めて有利である。
図3d、図3eの両図では、既に短く言及したフレーム部分23の組付けシール要素238も良好に認められる。組付けシール要素238は、組付け面のU字形のシール溝内に保持され、シール切欠き236を三方で取り囲んでいる。組付けシール要素238によって、組付け面が規定されている。すなわち、これにより、フレーム部分23の、組付けシール要素238が配置されている外面が、組付け面とみなされる。
結局のところ、フレーム部分23は、その組付け面、ひいてはまた組付けシール要素238でもって、それぞれの壁貫通部の領域で、組付け壁、すなわちこの場合はエンクロージャ1の背壁13に密封するように押し付けられるために設けられている。
図3fは、エンクロージャ1に付設され、密封された状態の第2のケーブル導入装置2’を、エンクロージャ閉鎖要素、すなわちこの場合は第1の側方部分11の方向から見て、エンクロージャ閉鎖要素(側方部分11)の内側に取り付けられていて直線状に延びる対応シール要素113を通る断面図で示す。
エンクロージャ閉鎖要素、すなわち、この構成では側壁11によってエンクロージャを閉鎖することによって、対応シール要素113がどのようにケーブル入口装置2’の平坦な押圧面に押し付けられるかが、容易に想像可能である。この押圧面は、フレーム部分23の前面233と、シールインサート22の閉鎖面223とから形成されている。
示されている図では、対応シール要素113は、上記押圧面よりも狭幅である。しかし、別の構成では、対応シール要素113は、シールインサート22の閉鎖面223と同様に広幅であってもよい。
図4aに、僅かに変更されたシールインサート22’を、僅かに変更された実施形態で示す。このシールインサート22’は、特に高いシール作用を有する。シールインサート22’は、閉鎖面223の両側に、それぞれ1つの直線状に延びるカラー229を有する。ここで、上記で示唆したように、対応シール要素113が閉鎖面223と同様に広幅である場合、対応シール要素を、両方のカラー229の間に形状接続的に、特にまた形状接続的かつ力接続的に嵌め込み、閉鎖面223に押し付けることができるので、シール部の品質は著しく改善される。しかしまた、両方のカラー229のうちの一方のカラー229に、対応シール要素113が片側だけで接触する場合でも、シール作用の明らかな改善が生じる。
さらに、この変更されたシールインサート22’も、その前に挙げたシールインサート22も、ケーブル貫通案内開口220内に2つのシールリップ202を有する。これによって、シールインサート22’が、例えばHS20~30のショア硬さを備える特に弾性的な材料から成る場合でも、貫通案内されたケーブルに対する十分な保持力が保証されたままとなる。
さらに、位置決め一体成形部224’は、前述の構成に対して、少なくとも閉鎖面223の領域で、幾分延長されている。
図4bから、第3のケーブル入口装置2’’のフレーム部分23’’の第3の構成の側面を見て、以下のことが認められる。
第3のフレーム部分23’’の前面233でも、位置決め切欠き234’は、前述の構成に対して拡大されており、互いに直接接続している。これによって、組み込まれた状態で隣り合うシールインサート22’の位置決め一体成形部224’も、互いに直接接続する。これにより、密封された状態において、すなわち対応シール要素113が押し付けられている場合に、特に強力な密封が可能になる。
図面には、本発明の様々な態様または特徴が、それぞれ組み合わされて示されているが、当業者には、別段の記載のない限り、図示され説明された組み合わせが唯一可能なものではないことが認識できる。特に、それぞれ異なる実施例からの、互いに相応するユニットまたは特徴複合体は、互いに交換することが可能である。
1 エンクロージャ
11,11’,11’’,11’’’ 側壁
12 前壁
13 背壁
2,2’,2’’ ケーブル入口装置
22,22’ (変更された)シールインサート
220 ケーブル貫通案内開口
221 保持カラー
222 漏斗状部
223 閉鎖面
224,224’ 位置決め一体成形部
227 導入スリット
229 カラー
23,23’,23’’ フレーム部分
230 ねじ通過路
233 前面
234,234’ 位置決め切欠き
236 シール切欠き

Claims (14)

  1. エンクロージャ(1)用のケーブル入口装置(2,2’,2’’)であって、
    剛性のフレーム部分(23,23’,23’’)を有し、該フレーム部分(23,23’,23’’)は、該フレーム部分(23,23’,23’’)を前記エンクロージャ(1)に固定するために、固定装置を有し、
    前記フレーム部分(23,23’,23’’)は、一方では、該フレーム部分(23,23’,23’’)のために組付け壁として設けられた組付け壁(13)に対して密封するための組付けシール要素(238)を備える組付け面を有し、
    前記フレーム部分(23,23’,23’’)は、他方では、前記組付け面の反対側に位置する側面を有し、前記組付け面と前記側面とは、前面(233)を介して互いに接続されており、
    前記前面(233)は、平坦に延びていて、これによって、前記エンクロージャ(1)のエンクロージャ開口(10)に組み付けられた状態で、前記組付け壁(13)の露出した縁部と平らに整合し、
    前記フレーム部分(23,23’,23’’)は、前記前面(233)を起点として前記フレーム部分(23,23’,23’’)内に延びる少なくとも1つのU字形の凹状のシール切欠き(236)を有し、
    前記ケーブル入口装置(2,2’,2’’)は、前記シール切欠き(236)に対して相補的なU字形の凸状のインサート輪郭でもって前記フレーム部分(23,23’,23’’)のそれぞれの前記シール切欠き(236)に形状接続的および力接続的に嵌込み可能な弾性的な少なくとも1つのシールインサート(22,22’)をさらに有し、
    前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)は、貫通する円筒状の少なくとも1つのケーブル貫通案内開口(220)と、該ケーブル貫通案内開口(220)にケーブルを導入するためのそれぞれ1つの導入スリット(227)とを有し、
    それぞれの前記シールインサート(22,22’)は、平坦な閉鎖面(223)をさらに有し、
    前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)の前記閉鎖面(223)は、前記シールインサート(22,22’)が嵌め込まれた状態で、前記フレーム部分(23,23’,23’’)の前記前面(233)と平らに整合する、
    ケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  2. 前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)は、前記閉鎖面(223)の両側に、対応シール要素(113)を両側で形状接続的かつ力接続的に把持するように取り囲むための、嵌め込まれた状態で前記フレーム部分(23,23’,23’’)の第1の長手方向側に沿って線形に延びるそれぞれ1つのカラー(229)を有する、請求項1記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  3. 前記ケーブル入口装置(2,2’,2’’)は、外側輪郭が互いに同一形状である少なくとも2つのシールインサート(22,22’)を有し、前記フレーム部分(23,23’,23’’)は、互いに同一形状である少なくとも2つのシール切欠き(236)を有する、請求項1または2記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  4. 前記シールインサート(22,22’)のうちの少なくとも2つのシールインサート(22,22’)は、前記ケーブル貫通案内開口(220)の数および/または直径によって互いに異なっている、請求項1から3までのいずれか1項記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  5. 前記シールインサート(22,22’)のうちの少なくとも1つのシールインサート(22,22’)は、少なくとも1つの前記ケーブル貫通案内開口(220)の少なくとも片側に、貫通案内された前記ケーブルを位置固定する際の保持力を高めるための、全周にわたって延びる保持カラー(221)と環状の位置固定要素とを有する、請求項1から4までのいずれか1項記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  6. 全周にわたって延びる前記保持カラー(221)の外径は、前記保持カラー(221)の露出した領域に向かって拡大されており、これによって、環状の前記位置固定要素が、紛失しないように前記保持カラー(221)に保持されている、請求項5記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  7. 環状の前記位置固定要素は、ねじ締結可能なクリップまたはケーブルバインダである、請求項6記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  8. 前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)の材料は、HS30~40のショア硬さを有する、請求項1から7までのいずれか1項記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  9. 前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)は、円筒状の前記少なくとも1つのケーブル貫通案内開口(220)内に、少なくとも1つのシールリップ(202)を有し、これによって、前記シールインサート(22,22’)の弾性にもかかわらず、前記貫通案内されたケーブルに対する可能な限り高い保持力が保証されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  10. 前記フレーム部分(23,23’,23’’)は、固定装置として、複数のねじ通過路(230)を有する、請求項1から9までのいずれか1項記載のケーブル入口装置(2,2’,2’’)。
  11. 前記フレーム部分(23,23’,23’’)は、固定装置として、少なくとも1つの係止窓および別体の少なくとも1つのクイック固定装置または前記フレーム部分(23,23’,23’’)に固定に結合された少なくとも1つのクイック固定装置のいずれかを有する、請求項1から9までのいずれか1項記載のケーブル入口装置。
  12. アセンブリであって、請求項1から11までのいずれか1項記載の少なくとも1つのケーブル入口装置(2,2’,2’’)と、エンクロージャ開口(10)および該エンクロージャ開口(10)を閉鎖することができるエンクロージャ閉鎖要素(11)を備えるエンクロージャ(1)とを有し、前記少なくとも1つのケーブル入口装置(2,2’,2’’)は、前記エンクロージャ(1)内にまたは前記エンクロージャ(1)に、前記エンクロージャ(1)の前記組付け壁(13)の壁貫通部の領域で取り付けられていて、前記組付けシール要素(238)でもって密封するように前記組付け壁(13)に押し付けられており、前記組付けシール要素(238)は、それぞれの前記壁貫通部を少なくとも三方で取り囲んでおり、前記フレーム部分(23,23’,23’’)の前記前面(233)は、前記シールインサート(22,22’)の前記閉鎖面(223)と一緒に、前記組付け壁(13)の露出した縁部に対して平らに前記エンクロージャ開口(10)に接続しており、それにより、閉鎖された状態で、前記エンクロージャ閉鎖要素(11)によって、前記エンクロージャ閉鎖要素(11)に固定された直線状に延びる対応シール要素(113)に押し付けられていて、ひいては密封されている、アセンブリ。
  13. 前記エンクロージャ閉鎖要素は、前記エンクロージャ開口(10)に取り付けられた、旋回させて閉じることが可能なエンクロージャドア、および/または前記エンクロージャ開口(10)で前記エンクロージャ(1)にねじ締結可能な金属薄板、および/または前記エンクロージャ開口(10)に係止可能な前記エンクロージャ(1)のエンクロージャ壁(11)、または前記エンクロージャ開口(10)に係止可能なエンクロージャカバーである、請求項12記載のアセンブリ。
  14. 請求項12記載のアセンブリを動作させるための方法であって、
    A. 少なくとも1つのケーブル入口装置(2,2’,2’’)の前記フレーム部分(23,23’,23’’)を、前記エンクロージャ(1)の前記組付け壁(13)に内側からまたは外側から、対応する前記壁貫通部でかつ前記エンクロージャ(1)の前記エンクロージャ開口(10)に直接接するように固定し、これによって、少なくとも1つの前記フレーム部分(23,23’,23’’)の前記前面(233)を、前記組付け壁(13)の露出した縁部と、ひいては前記エンクロージャ(1)の前記エンクロージャ開口(10)とに面一に整合させるステップと、
    B. 少なくとも1つのケーブルを少なくとも1つのシールインサート(22,22’)に挿入するステップと、
    C. 前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)を前記フレーム部分(23,23’,23’’)のそれぞれ1つのシール切欠き(236)に形状接続的かつ力接続的に嵌め込み、これによって、前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)の前記閉鎖面(223)を前記少なくとも1つのフレーム部分(23,23’,23’’)の前記前面(233)と平らに整合させるステップと、
    D. 前記エンクロージャ(1)の前記エンクロージャ開口(10)を前記エンクロージャ閉鎖要素(11)によって閉鎖し、前記エンクロージャ閉鎖要素(11)に固定された直線状に延びる前記対応シール要素(113)を前記エンクロージャ閉鎖要素(11)によって、前記少なくとも1つのシールインサート(22,22’)の前記閉鎖面(223)と、前記少なくとも1つのフレーム部分(23,23’,23’’)の前記前面(233)とに同時に密封するように押し付けるステップと
    を含む、方法。
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