JP7469457B2 - ロボットプログラミング装置及びロボットプログラミング方法 - Google Patents

ロボットプログラミング装置及びロボットプログラミング方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボットプログラミング装置及びロボットプログラミング方法に関する。
産業用ロボットをはじめとする各種ロボットの教示を行う手法として、コンピュータ上でロボット、ワーク等の3Dモデルをシミュレーション動作させながら教示を行う、いわゆるオフラインプログラミングが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2009-166172号公報 特開平05-289730号公報
オフラインプログラミングによる教示を行う場合、一般には各軸位置の確認までは行われないため、オフラインプログラミングにより得られた動作プログラムでロボットを実際に動作させた場合、ロボットの不自然な動きや急加速を招く場合がある。オフラインプログラミングによる教示においてこのような事態が生じないようにすることが望まれる。
本開示の一態様は、作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング装置であって、教示内容にしたがって前記ロボットモデルの所定の可動部位を第1の位置から第2の位置に移動させるロボットモデル移動部と、前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を前記第2の位置に移動させた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じているか否かを検出するアーム反転検出部と、前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、当該軸が前記所定状態とならないように、前記所定の可動部位が前記第2の位置にある場合における前記ロボットモデルの姿勢を修正するアーム反転修正部と、を具備し、前記アーム反転修正部は、前記ロボットモデルの姿勢の修正を、(規則1)可能な限り前記所定の可動部位の位置を動かさない、(規則2)軸の角度のみの修正を基本とする、(規則3)前記(規則1)および(規則2)が適用できない場合、前記所定の可動部位を並行移動させる、との規則に基づいて実行する、ロボットプログラミング装置である。
本開示の別の態様は、作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング方法であって、教示内容にしたがって前記ロボットモデルの所定の可動部位を第1の位置から第2の位置に移動させ、前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を前記第2の位置に移動させた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じているか否かを検出し、前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、当該軸が前記所定状態とならないように、前記所定の可動部位が前記第2の位置にある場合における前記ロボットモデルの姿勢を、(規則1)可能な限り前記所定の可動部位の位置を動かさない、(規則2)軸の角度のみの修正を基本とする、(規則3)前記(規則1)および(規則2)が適用できない場合、前記所定の可動部位を並行移動させる、との規則に基づいて修正する、ロボットプログラミング方法である。
本開示の更に別の態様は、作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング方法であって、動作プログラムに従って前記ロボットモデルをシミュレーション動作させ、前記シミュレーション動作中に、前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じていることが検出された場合に第1の警告を表示し、前記シミュレーション動作中に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあることが検出された場合に第2の警告を表示し、前記シミュレーション動作中に、前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の前記ロボットモデルの移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたことが検出された場合に第3の警告を表示し、前記シミュレーション動作中に、前記ツールモデルを搭載した前記ロボットモデルと、前記ワークモデルと、前記周辺機器モデルとの間に干渉が生じたことが検出された場合に第4の警告を表示する、ロボットプログラミング方法である。
上記構成によれば、ロボットの不自然な動作、ロボットの急加速、サイクルタイムへの影響が生じること、ロボットに取り付けられたケーブルへの負荷の増大といった事態が生じるのを回避することが可能となる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態に係るロボットプログラミング装置の機能ブロックである。 オフライン教示処理を表すフローチャートである。 ロボットモデル、ワークモデル及び周辺機器モデルを仮想空間(表示画面)に配置して表示した状態を表す図である。 マウスのドラッグによるロボットの移動先の指定を表す図である。 マウスのドラッグによるロボットの移動先の指定を表す図である。 マウスのクリックによるロボットの移動先の指定を表す図である。 マウスのクリックによるロボットの移動先の指定を表す図である。 マウスのクリック(ワークの位置の指定)によるロボットの移動先の指定を表す図である。 マウスのクリック(ワークの位置の指定)によるロボットの移動先の指定を表す図である。 マウスのクリック(収納棚の位置の指定)によるロボットの移動先の指定を表す図である。 軸の反転状態の検出及び修正について説明するための図である。 軸の反転状態の検出及び修正について説明するための図である。 軸が動作範囲の制限の近傍にある状態の検出及び修正について説明するための図である。 軸が動作範囲の制限の近傍にある状態の検出及び修正について説明するための図である。 軸の回転過大状態の検出及び修正について説明するための図である。 軸の回転過大状態の検出及び修正について説明するための図である。 干渉状態の検出及び修正について説明するための図である。 干渉状態の検出及び修正について説明するための図である。 シミュレーション実行部によるシミュレーション動作のフローチャートである。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は一実施形態に係るロボットプログラミング装置10の機能ブロックである。ロボットプログラミング装置10は、ロボット、ワーク等の3Dモデルを模擬的に動作させながらロボット(ロボットプログラム)の教示をオフラインで行うプログラミング装置である。図1に示すように、ロボットプログラミング装置10は、仮想空間作成部11と、モデル配置部12と、移動位置指定部13と、ロボットモデル移動部14と、アーム反転検出部21と、アーム反転警告部22と、アーム反転修正部23と、動作範囲制限検出部31と、動作範囲制限警告部32と、動作範囲制限修正部33と、回転過大検出部41と、回転過大警告部42と、回転過大修正部43と、干渉検出部51と、干渉警告部52と、干渉回避部53と、シミュレーション実行部54と、表示装置60とを含む。ロボットプログラミング装置10は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、操作部(キーボード、マウス)、表示部、入出力インタフェース、ネットワークインタフェース等を有する一般的なコンピュータとしての構成を有していても良い。図1に示した機能ブロック構成は、ロボットプログラミング装置10のCPUが、記憶装置に格納された各種ソフトウェアを実行することで実現されても良く、或いは、ASIC(Application Specific Integrated IC)等のハードウェアを主体とした構成により実現されても良い。
仮想空間作成部11は、作業空間を三次元的に表現した仮想空間を作成する。モデル配置部12は、ツールモデル102を搭載したロボットモデル101、ワークモデルW、及び周辺機器モデル(103、104)を仮想空間に配置して同時に表示装置60の表示画面61上に表示する。図3は、仮想空間作成部11が作成した仮想空間(表示画面)に、モデル配置部12によりツールモデル102を仮想的に搭載したロボットモデル101、ワークモデルW、ワークWの収納棚を搭載した移動台モデル103、及び工作機械モデル104が配置された状態を示している。
本実施形態においてロボットモデル101は6軸の垂直多関節ロボットであるものとするが、他のタイプのロボットモデルが用いられても良い。ロボットモデル101の構成について図4Aを参照して説明する。図4Aに示すように、ロボットモデル101は、基部側から順にJ1軸、J2軸、J3軸、J4軸、J5軸、J6軸の6つの軸を有する。J1軸は、第1リンク121を設置面に垂直な軸回りに回転させる。J2軸は、第2リンク122を回転させる。J3軸は、第3リンク123を回転させる。J4軸は、第4リンク124を回転させる。J5軸は、第5リンク125を回転させる。J6軸は、手首部先端を回転させる。ロボットモデル101の手首部先端にはツールモデル102が搭載されている。ツールモデル102は、本実施形態では2つのチャックを有するハンド装置であるが、他のタイプのツールモデルが用いられても良い。図4Aに示すように、ツール先端位置P0に、ツール座標系211の座標軸を表示するようにしても良い。
移動位置指定部13は、仮想空間内でロボットモデル101の所定の可動部位(本実施形態ではツール先端位置とする)の移動先の指定を受け付ける。ロボットモデル移動部14は、教示内容にしたがってロボットモデル101のツール先端部を移動前位置(第1の位置)から移動先位置(第2の位置)に移動させる。ここで、教示内容とは、移動位置指定部13を介して操作者によって指定された教示位置を含む他、予め準備された動作プログラムを含む。すなわち、ロボットモデル移動部14は、移動位置指定部13を介して操作者により指定された教示位置にロボットモデル101等を移動させる機能を有すると共に、予め準備されてロボットプログラミング装置10内に記憶されている動作プログラムに従ってロボットモデル101等を模擬動作させる機能を有する。
アーム反転検出部21は、ロボットモデル101のツール先端部を移動先位置に移動させた場合にロボットモデル101を構成するいずれかの軸に、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態(以下、反転状態と記載する)が生じているか否かを検出する。ここで第1所定値は、10°、20°、30°等が想定されるが、予めロボットプログラミング装置10に設定されていても良く、或いは、操作者がロボットプログラミング装置10(アーム反転検出部21)に対して設定入力できるように構成されていても良い。アーム反転警告部22は、アーム反転検出部21によりロボットモデル101を構成するいずれかの軸に反転状態が検出された場合に、表示画面61に警告を表示する。アーム反転修正部23は、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸に反転状態が検出された場合に、当該軸が反転状態とならないように、ツール先端部が移動先位置にある場合におけるロボットモデル101の姿勢を修正する。
動作範囲制限検出部31は、ロボットモデル101に移動先位置での姿勢をとらせた場合にロボットモデル101を構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあるか否かを検出する。ここで、第2所定値とは動作範囲の上限又は下限に近付いていることを判定するための閾値であり、例えば5°、10°、15°が想定されるが、予めロボットプログラミング装置10に設定されていても良く、或いは、操作者がロボットプログラミング装置10(動作範囲制限検出部31)に対して設定入力可能であっても良い。
動作範囲制限警告部32は、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあることが検出された場合に、表示画面61に警告を表示する。動作範囲制限修正部33は、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあることが検出された場合に、当該軸の回転角度が所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内とならないようにロボットモデル101の姿勢を修正する。
回転過大検出部41は、ロボットモデル101に移動先位置における姿勢をとらせた場合に、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸のロボットモデル101の移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたか否かを検出する。この各軸毎の設定回転角は、操作者がロボットプログラミング装置10に設定入力可能であるものとする。例えば、操作者はロボットのあまり大きな動きを望まない場合は、設定回転角度を比較的小さな値に設定することができる。
回転過大警告部42は、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸のロボットモデル101の移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたことが検出された場合に、表示画面61に警告を表示する。回転過大修正部43は、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸のロボットモデル101の移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたことが検出された場合に、当該軸の回転角度が設定回転角を超えないようにロボットモデル101の姿勢を修正する。
干渉検出部51は、ロボットモデル101に移動先位置における姿勢をとらせた場合に、ツールモデル102を搭載したロボットモデル101と、ワークモデルWと、周辺機器モデル(103、104)との間に干渉が生じるか否かを検出する。干渉警告部52は、干渉が生じることが検出された場合に、表示画面61に警告を表示する。干渉回避部53は、干渉が生じることが検出された場合に、干渉が生じないようにロボットモデル101の姿勢を修正する。
図2は、ロボットプログラミング装置10のCPUによる制御の下で実行されるオフライン教示処理(ロボットプログラミング方法)を表すフローチャートである。以下、図2のフローチャート及び図3以降のシミュレーション画面例を参照して教示処理について説明する。この教示処理が開始されると、はじめに仮想空間作成部11により、作業空間を三次元的に表現した仮想空間が作成される(ステップS1)。次に、モデル配置部12により仮想空間内にツールモデル102を搭載したロボットモデル101、ワークモデルW、及び周辺機器モデルが配置される(ステップS2)。ここでは、図3に例示するように、ツールモデル102を搭載したロボットモデル101、ワークモデルW、移動台モデル103、工作機械モデル104が仮想空間内に同時に表示される。
次に、移動位置指定部13を介してロボットモデル101のツール先端部の移動先位置を指定する操作の受付が行われる(ステップS3)。ロボットモデル101のツール先端部の移動先を指定する操作を受け付ける例について説明する。ロボットモデル101の移動先を指定する操作の第1の例はマウスによるドラッグ動作である。この場合、図4Aに示すように、操作者は、マウスカーソル201をロボットモデル101のツール先端部に合わせてマウスのボタンを押す。そして、図4Bに示すように、操作者は、マウスをドラッグしながら、マウスカーソル201を所望の移動先位置に移動させる。図4Bの例では、操作者は、ロボットモデル101のツール先端部をワーク収納棚近辺に移動させている。マウスがドラッグされている間、ロボットモデル移動部14は、ツール先端位置に基づく逆運動学計算を行うことで、マウスカーソル201の移動に追従するようにロボットモデル101を移動させる(ステップS4)。
ロボットモデル101の移動先を指定する操作の第2の例は、マウスのクリック操作でツール先端部の移動先を指定する例である。例えば、図5Aに示すように、操作者は、ツール先端部を移動させたい位置にマウスカーソル201を移動させてマウスをクリックする。この場合、ロボットモデル移動部14は、図5Bに示すように、マウスクリックにより指定された移動先位置に基づき逆運動学の計算を行い、移動先位置にロボットモデル101のツール先端部を移動させる(ステップS5)。
次に、把持対象のワークを指定してロボットモデル101を移動させる動作例について図6A-図6Cを参照して説明する。図6Aに示すように、操作者は、工作機械モデル104の内部に配置されているワークモデルWの位置P1を例えばマウスクリック操作により指定する。それに応じてロボットモデル移動部14は、ロボットモデル101のツール先端部を、指定位置P1に移動させる(図6B)。或いは、操作者が、ロボットモデル101のツール先端部の移動先としてワークWの収納棚103Aの位置を指定した場合、ロボットモデル移動部14は、ロボットモデル101のツール先端部を指定された位置まで移動させる(図6C)。
次に、アーム反転検出部21は、ロボットモデル101が、移動位置指定部13を介して指定された移動先位置に移動した場合に、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸が基準となるアーム回転角度に対して反転状態となっているか否かを検出する(ステップS5)。ここで基準となる回転角度は、例えば0°、移動前の位置、或いは、ユーザが設定した設定角度としても良い。
図7Aは、ロボットモデル101のツール先端部を指定位置に移動させたことによって、J4軸(第4リンク124)が基準となる回転角度0°の姿勢に対し反転している(180°回転している)状態を表している。この場合(S5:YES)、図7Aに示すように、アーム反転警告部22は、J4軸が反転していることを表す警告メッセージ301を表示画面61に表示する(ステップS6)。アーム反転警告部22は、更に、操作者が、反転状態となっている軸(リンク)を迅速に把握できるように、反転が生じている軸(リンク)を囲むようにマークAを表示しても良い。反転状態が検出されない場合(S5:NO)、処理はステップS8に進む。
このような反転が検出されると、アーム反転修正部23は、図7Bに示すように、反転が検出された軸であるJ4が反転しないように、アーム先端部の移動先位置におけるロボットモデル101の姿勢を修正する(ステップS7)。ロボットモデル101の姿勢を修正する場合には、できるだけツール先端位置が変化しないように修正を行う。ここで、ロボットモデル101の移動先位置における姿勢の修正は、
(a1)可能な限りツール先端位置を動かさない
(a2)軸の角度のみの修正を基本とする
(a3)上記(a1)、(a2)ができない場合、ツール先端を並行移動等により移動させて姿勢の修正を行う、
とのルールにしたがって行っても良い。なお、これらルールに沿った計算は、運動学的或いは逆運動学的計算を適宜適用することで行うことができる。
J4軸の場合180°回転させてもロボットモデル101が同等の姿勢をとることができるため、図7Bの例ではツール先端部の位置を維持しつつJ4軸を回転角度0°に修正している。なお、アーム反転修正部23は、修正前後でロボットモデル101の姿勢が大きく変化しないように、所定の修正条件に従って修正を行うように構成されていても良い。例えば、修正角度範囲を、J4軸は-30°から+30°、J5軸は-30°から+30°、J6軸は-360°から+360°に設定しても良い。これら修正条件は、操作者が、ロボットプログラミング装置10(アーム反転修正部23)に設定入力可能になっていても良い。
このように軸(すなわち、アームを構成する各リンク)の反転が生じないようにすることで、ロボットの不自然な動作、ロボットの急加速、サイクルタイムへの影響が生じること、ロボットに取り付けられたケーブルへの負荷の増大といった事態が生じるのを回避することが可能となる。
次に、動作範囲制限検出部31は、ロボットモデル101が移動位置指定部13を介して指定された移動先位置に移動した場合に、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の制限の近傍にあるか否かを検出する(ステップS8)。ここでは、動作範囲制限検出部31は、軸の角度が所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあるか否かを検出することによって、軸が所定の動作範囲の近傍にあるか否かを検出する。
例えば、J6軸の動作範囲が-360°から+360°であり、第2所定値が10°であるとする。図8Aは、ロボットモデル101の移動先における姿勢を表しており、また、図8Aの画面中にはロボットモデル101の移動先位置における姿勢(各軸の角度)を表す表示ボックス402が表示されている。この姿勢においてJ6の回転角度は355°となっているため、動作範囲制限検出部31は、J6軸が動作範囲の制限の近傍にあると判断し(S8:YES)、そのことを示す警告メッセージ302を表示画面に表示する(ステップS9)。
次に、動作範囲制限修正部33は、動作範囲の制限の近傍にあると検出された軸の角度が、動作範囲の制限の近傍とならないように、ロボットモデル101の姿勢を修正する(ステップS10)。この場合の修正も上記(a1)から(a3)のルールにしたがって行っても良い。図8Bは、図8AにおいてJ6がほぼ1回転している姿勢から、J6の回転角度を0°として修正前後でロボットモデル101の位置及び姿勢が変化しないようにしている(表示ボックス403)。修正条件として、修正前後でロボットモデル101の姿勢が大きく変化しないように、動作範囲制限修正部33において、軸の修正範囲が設定されていても良い。例えば、修正角度範囲を、J4軸は-30°から+30°、J5軸は-30°から+30°、J6軸は-360°から+360°に設定しても良い。J6軸は1回転させてもロボットモデル101の位置及び姿勢が変化しない場合があるため、修正範囲として±360°を許容している。これら修正条件は、操作者が、ロボットプログラミング装置10(動作範囲制限修正部33)に設定入力可能になっていても良い。なお、ステップS8において、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の制限の近傍にあることが検出されない場合(S8:NO)、処理はステップS11に進む。
このように軸が動作範囲の制限の近傍とならないようにすることで、ロボットの不自然な動作、ロボットの急加速等を回避することが可能となる。
次に、回転過大検出部41は、ロボットモデル101が移動位置指定部13を介して指定された移動先位置に移動した場合に、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸のロボットモデル101の移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたか否かを検出する(ステップS11)。すなわち、ここでは、軸の回転が過大になっているか否かを検出している。図9Aには、ロボットモデル101が移動先に移動した状態の姿勢が表されると共に、表示画面右上には、ロボットモデル101の現在の姿勢に対する移動前の姿勢から相対的な各軸位置の変化量が表示ボックス404内に示されている。
ここでは、一例として、設定回転角は、J4軸が-30°から+30°、J5軸が-30°から+30°、J6軸が-90°から+90°であるとする。この場合、J6軸の相対回転角度(95.786°)が設定回転角度を超えているため、回転過大検出部41は、J6軸の回転が過大になっていることを検出する(S11:YES)。そして、回転過大警告部42は、J6軸の回転が過大になっている旨の警告メッセージ303を表示画面61に表示する(ステップS12)。次に、回転過大修正部43は、相対的な回転角度が設定回転角度を超えた軸について、設定回転角度を超えないようにロボットモデル101の姿勢を修正する(ステップS13)。
修正前後でロボットモデル101の姿勢が大きく変化しないように、回転過大修正部43において、軸の修正範囲が設定されていても良い。例えば、修正角度範囲を、J4軸は-30°から+30°、J5軸は-30°から+30°、J6軸は-90°から+90°に設定しても良い。この場合の修正も上記(a1)から(a3)のルールにしたがって行っても良い。これら修正条件は、操作者が、ロボットプログラミング装置10(回転過大修正部43)に設定入力可能になっていても良い。図9Bにおいて表示ボックス405に示されるように、ここでは、J6軸の角度を-90°修正することでJ6の回転角度が設定回転角度内の5.786°の姿勢に修正されている。なお、ステップS11において、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸のロボットモデル101の移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたことが検出されない場合(S11:NO)、処理はステップS14に進む。
このように前の姿勢からの軸の回転が過大になることを回避することで、ロボットの不自然な動作、ロボットの急加速、サイクルタイムへの影響が生じること、ロボットに取り付けられたケーブルへの負荷の増大といった事態を回避することが可能となる。
次に、干渉検出部51は、ロボットモデル101が移動位置指定部13を介して指定された移動先位置に移動した場合に、ツールモデル102を搭載したロボットモデル101と、ワークモデルWと、周辺機器モデル(103、104)との間に干渉が生じるか否かを検出する(ステップS14)。図10Aは、ロボットモデル101が移動先に移動した状態の姿勢が示されている。ここでは、円Bで示した位置にツールモデル102と工作機械モデル104との干渉が検出されている。このように干渉が検出された場合(S14:YES)、干渉警告部52は、干渉が生じたことを示す警告メッセージ304を表示する(ステップS15)。干渉警告部52は、更に、操作者が干渉が生じている位置を迅速に把握できるように、干渉が生じている位置にマークBを表示しても良い。
このように干渉が検出された場合、干渉回避部53は、干渉を回避するようにロボットモデル101の位置を修正する(ステップS16)。図10Bは、図10Aの状態からツール先端に設定されたツール座標系のX軸回りにツールモデル102を回転させることで、ツール先端の位置を変化させることなくロボットモデル101の位置を修正して干渉を回避した動作例を表している。なお、ステップS14において干渉が検出されない場合(S14:NO)、本教示処理を終了する。
このようにツールモデル102を搭載したロボットモデル101、ワークモデルW、及び周辺機器モデル(103、104)間に干渉が生じることを回避することが可能となる。なお、図2のフローに示されるように、干渉の検出及び修正(S14-S16)は、軸の反転の検出及び修正(S5-S7)、軸の動作制限近傍の検出及び修正(S8-S10)、軸の回転過大の検出及び修正(S11-S13)が行われた状態で行うようにしても良い。
次に、シミュレーション実行部54による動作について説明する。シミュレーション実行部54は、予め作成された動作プログラムに従ってロボット、ワーク等の3Dモデルを模擬動作させながら上述した反転状態、動作範囲の制限、設定角度以上の回転、干渉を確認しながらこれらの状態が生じた場合に警告を表示させるシミュレーションを実行する。これらのシミュレーション動作は、シミュレーション実行部54が、仮想空間作成部11、モデル配置部12、アーム反転検出部、アーム反転警告部22、動作範囲制限検出部31、動作範囲制限警告部32、回転過大検出部41、回転過大警告部42、干渉検出部51、及び干渉警告部52と連携して行う。図11は、シミュレーション実行部54により実行されるシミュレーション動作(ロボットプログラミング方法)のフローチャートである。
はじめに、ステップ101では、動作プログラムに従ってロボットモデル101をシミュレーション動作させる。次に、ステップS102では、シミュレーション動作中に、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する反転状態が生じていることが検出された場合にその旨の警告(第1の警告)を表示画面61に表示する。すなわち、動作プログラムで指定されている1つの教示点から次の教示点に移動する際に反転状態が生じるかを検出している。
次に、ステップS103では、シミュレーション動作中にロボットモデル101を構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあることが検出された場合にその旨の警告(第2の警告)を表示画面61に表示する。すなわち、動作プログラムで指定されている1つの教示点から次の教示点に移動する際に軸が動作範囲の近傍にあることを検出している。次に、ステップS104では、シミュレーション動作中に、ロボットモデル101を構成するいずれかの軸のロボットモデル101の移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたことが検出された場合にその旨の警告(第3の警告)を表示画面61に表示する。すなわち、動作プログラムで指定されている1つの教示点から次の教示点に移動する際に軸の回転量が過大になったことを検出している。
次にステップS104では、シミュレーション動作中に、ツールモデル102を搭載したロボットモデル101と、ワークモデルWと、周辺機器モデル(103、104)との間に干渉が生じたことが検出された場合にその旨の警告(第4の警告)を表示画面に表示する。
図11に示すシミュレーション動作を実行する過程で、シミュレーション実行部54は、警告の履歴(どのような警告がどの教示点に対して生じたかを示す履歴)を記録するようにしても良い。図11に示すシミュレーション動作を実行することで、操作者は、動作プログラムを最初から最後まで通して実行させ、反転状態等が生じていることを把握することができる。操作者は、シミュレーション結果に応じて教示点の修正を行うことができる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
図1に示したロボットプログラミング装置の機能ブロックの全てが必ずしも備えられていなくても良い。例えば、仮想空間作成部11、モデル配置部12、移動位置指定部13、ロボットモデル移動部14、アーム反転検出部21、及びアーム反転修正部23によりロボットプログラミング装置を構成しても良い。この場合、ロボットプログラミング装置は、軸の反転状態を検出した場合に、当該軸に反転状態が生じないようにロボットモデルの姿勢の修正を行う。
図2に例示した教示処理では、必ずしも図示したすべての処理ステップが含まれていなくても良い。例えば、ステップS1からS5、及びS7を含む教示処理(反転状態の検出を目的とする教示処理)を実現することもできる。
上述した実施形態における教示処理、シミュレーション動作等の各種の処理(図2、図11)を実行するプログラムは、コンピュータに読み取り可能な各種記録媒体(例えば、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気記録媒体、CD-ROM、DVD-ROM等の光ディスク)に記録することができる。
10 ロボットプログラミング装置
11 仮想空間作成部
12 モデル配置部
13 移動位置指定部
14 ロボットモデル移動部
21 アーム反転検出部
22 アーム反転警告部
23 アーム反転修正部
31 動作範囲制限検出部
32 動作範囲制限警告部
33 動作範囲制限修正部
41 回転過大検出部
42 回転過大警告部
43 回転過大修正部
51 干渉検出部
52 干渉警告部
53 干渉回避部
54 シミュレーション実行部
60 表示装置
61 表示画面
101 ロボットモデル
102 ツールモデル
103 移動台モデル
104 工作機械モデル

Claims (12)

  1. 作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング装置であって、
    教示内容にしたがって前記ロボットモデルの所定の可動部位を第1の位置から第2の位置に移動させるロボットモデル移動部と、
    前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を前記第2の位置に移動させた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じているか否かを検出するアーム反転検出部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、当該軸が前記所定状態とならないように、前記所定の可動部位が前記第2の位置にある場合における前記ロボットモデルの姿勢を修正するアーム反転修正部と、
    を具備し、
    前記アーム反転修正部は、前記ロボットモデルの姿勢の修正を、
    (規則1)可能な限り前記所定の可動部位の位置を動かさない、
    (規則2)軸の角度のみの修正を基本とする、
    (規則3)前記(規則1)および(規則2)が適用できない場合、前記所定の可動部位を並行移動させる、
    との規則に基づいて実行する、
    ロボットプログラミング装置。
  2. 前記仮想空間内で前記ロボットモデルの前記所定の可動部位が前記第1の位置にある場合において、前記所定の可動部位の移動先として前記第2の位置の指定を受け付ける移動位置指定部を更に備え、
    前記ロボットモデル移動部は、前記移動先として指定された前記第2の位置に前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を移動させる、請求項1に記載のロボットプログラミング装置。
  3. 前記アーム反転検出部により前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、前記所定状態が発生したことを示す警告を前記表示画面に表示するアーム反転警告部を更に備える、請求項1又は2に記載のロボットプログラミング装置。
  4. 前記アーム反転修正部は、修正を行う軸、及び当該軸の修正角度範囲を含む所定の修正条件にしたがって前記ロボットモデルの姿勢の修正を行う、請求項1から3のいずれか一項に記載のロボットプログラミング装置。
  5. 作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング装置であって、
    教示内容にしたがって前記ロボットモデルの所定の可動部位を第1の位置から第2の位置に移動させるロボットモデル移動部と、
    前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を前記第2の位置に移動させた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じているか否かを検出するアーム反転検出部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、当該軸が前記所定状態とならないように、前記所定の可動部位が前記第2の位置にある場合における前記ロボットモデルの姿勢を修正するアーム反転修正部と、
    前記ロボットモデルに前記第2の位置における姿勢をとらせた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあるか否かを検出する動作範囲制限検出部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の前記所定の動作範囲の上限又は下限から前記第2所定値以内にあることが検出された場合に、前記表示画面に警告を表示する動作範囲制限警告部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の前記所定の動作範囲の上限又は下限から前記第2所定値以内にあることが検出された場合に、当該軸の回転角度が前記所定の動作範囲の上限又は下限から前記第2所定値以内とならないように前記ロボットモデルの前記第2の位置における姿勢を修正する動作範囲制限修正部と、
    を具備するロボットプログラミング装置。
  6. 前記動作範囲制限修正部は、修正を行う軸、及び当該軸の修正角度範囲を含む所定の修正条件にしたがって前記ロボットモデルの姿勢の修正を行う、請求項5に記載のロボットプログラミング装置。
  7. 作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング装置であって、
    教示内容にしたがって前記ロボットモデルの所定の可動部位を第1の位置から第2の位置に移動させるロボットモデル移動部と、
    前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を前記第2の位置に移動させた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じているか否かを検出するアーム反転検出部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、当該軸が前記所定状態とならないように、前記所定の可動部位が前記第2の位置にある場合における前記ロボットモデルの姿勢を修正するアーム反転修正部と、
    前記ロボットモデルに前記第2の位置における姿勢をとらせた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の前記ロボットモデルの移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたか否かを検出する回転過大検出部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の前記ロボットモデルの移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された前記設定回転角を超えたことが検出された場合に、前記表示画面に警告を表示する回転過大警告部と、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の前記ロボットモデルの移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された前記設定回転角を超えたことが検出された場合に、当該軸の回転角度が前記設定回転角を超えないように前記ロボットモデルの前記第2の位置における姿勢を修正する回転過大修正部と、
    を具備するロボットプログラミング装置。
  8. 前記回転過大修正部は、修正を行う軸、及び当該軸の修正角度範囲を含む所定の修正条件にしたがって前記ロボットモデルの姿勢の修正を行う、請求項7に記載のロボットプログラミング装置。
  9. 前記ロボットモデルに前記第2の位置における姿勢をとらせた場合に、前記ツールモデルを搭載した前記ロボットモデルと、前記ワークモデルと、前記周辺機器モデルとの間に干渉が生じるか否かを検出する干渉検出部と、
    前記干渉が生じることが検出された場合に、前記表示画面に警告を表示する干渉警告部と、
    前記干渉が生じることが検出された場合に、前記干渉が生じないように前記ロボットモデルの前記第2の位置における姿勢を修正する干渉修正部と、を備える請求項1から8のいずれか一項に記載のロボットプログラミング装置。
  10. 作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング方法であって、
    教示内容にしたがって前記ロボットモデルの所定の可動部位を第1の位置から第2の位置に移動させ、
    前記ロボットモデルの前記所定の可動部位を前記第2の位置に移動させた場合に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じているか否かを検出し、
    前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸に前記所定状態が検出された場合に、当該軸が前記所定状態とならないように、前記所定の可動部位が前記第2の位置にある場合における前記ロボットモデルの姿勢を
    (規則1)可能な限り前記所定の可動部位の位置を動かさない、
    (規則2)軸の角度のみの修正を基本とする、
    (規則3)前記(規則1)および(規則2)が適用できない場合、前記所定の可動部位を並行移動させる、
    との規則に基づいて修正する、
    ロボットプログラミング方法。
  11. 作業空間を三次元的に表現した仮想空間に、ツールモデルを搭載したロボットモデル、ワークモデル、及び周辺機器モデルを配置して表示画面に表示しロボットプログラムの教示を行うロボットプログラミング方法であって、
    動作プログラムに従って前記ロボットモデルをシミュレーション動作させ、
    前記シミュレーション動作中に、前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸が、基準となる回転角度から180°±第1所定値回転する所定状態が生じていることが検出された場合に第1の警告を表示し、
    前記シミュレーション動作中に前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の回転角度が当該軸の所定の動作範囲の上限又は下限から第2所定値以内にあることが検出された場合に第2の警告を表示し、
    前記シミュレーション動作中に、前記ロボットモデルを構成するいずれかの軸の前記ロボットモデルの移動前の姿勢における回転位置を基準とする回転量が、当該軸に予め設定された設定回転角を超えたことが検出された場合に第3の警告を表示し、
    前記シミュレーション動作中に、前記ツールモデルを搭載した前記ロボットモデルと、前記ワークモデルと、前記周辺機器モデルとの間に干渉が生じたことが検出された場合に第4の警告を表示する、ロボットプログラミング方法。
  12. 前記所定状態は反転状態であり、前記第1所定値は10°、20°または30°である、請求項1から9のいずれか一項に記載のロボットプログラミング装置。
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