JP7468845B2 - 分析支援装置、分析支援方法、分析支援プログラムおよび分析システム - Google Patents

分析支援装置、分析支援方法、分析支援プログラムおよび分析システム Download PDF

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Description

本発明は、超臨界流体クロマトグラフにおける分析条件の決定を支援する分析支援装置、分析支援方法、分析支援プログラムおよび分析システムに関する。
超臨界流体を移動相として用いる超臨界流体クロマトグラフ(SFC;Supercritical Fluid Chromatograph)が知られている。特許文献1および非特許文献1に記載された分析装置では、第1の流路に分析カラムが設けられ、分析カラムの下流に第1背圧調整弁が設けられている。また、第1の流路から分岐する第2の流路が設けられ、第2の流路に第2背圧調整弁が設けられている。超臨界流体クロマトグラフに導入された試料および移動相の一部が第1の流路の分析カラムに導入され、残りの試料および移動相が第2の流路を通して排出される。
国際公開第2016/031008号
Miho Sakai et al., "Development of a split-flow system for high precision variable sample introduction in supercritical fluid chromatography", Journal of Chromatography A, [online],(オランダ), Elsevier B.V., 2017年9月15日, 1515, p.218-231, インターネット<http://dx.doi.org/10.1016/j.chroma.2017.07.077>
特許文献1に記載の分析装置では、第1背圧調整弁および第2背圧調整弁の圧力の設定値を調整することにより第1の流路に供給される試料の量と第2の流路から排出される試料の量との割合(以下、試料導入割合と呼ぶ。)を調整することができる。それにより、分析カラムに導入される試料の量を調整することができる。
しかしながら、試料導入割合を所望の値に調整するために第1背圧調整弁および第2背圧調整弁の圧力の設定値を試料の分析ごとに試行錯誤を繰り返して調整する必要がある。そのため、試料導入割合を調整するために経験および時間を要する。非特許文献1では、試料導入割合を所望の値に調整するために、第1背圧調整弁および第2背圧調整弁の圧力の設定値以外に装置の流路、分析カラムおよびメイクアップ液の供給により発生する抵抗も試料導入割合に影響することの開示があるが、依然として試料導入割合の調整には経験および時間を要する。
本発明の目的は、試料導入割合を容易に調整することを可能にする分析支援装置、分析支援方法、分析支援プログラムおよび分析システムを提供することである。
本発明の一局面に従う分析支援装置は、超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、第1の流路において第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する分析支援装置であって、第2の流路に導入される試料の量に対する第1の流路に導入される試料の量の比を示す試料導入割合と第1および第2の背圧調整器の差圧との関係を第1の関係として記憶する記憶部と、試料導入割合の値および差圧の値のうち一方の値を受け付ける受付部と、第1の関係に基づいて、受け付けられた一方の値から試料導入割合および差圧のうち他方の値を算出する第1の算出部と、算出された値を提示する提示部とを備える。
その分析支援装置によれば、使用者が試料導入割合の任意の値を入力すると、記憶された第1の関係に基づいて、入力された試料導入割合の値を得るための第1および第2の背圧調整器の差圧の値が算出され、算出された差圧の値が提示される。したがって、使用者は、提示された差圧の値に基づいて試料導入割合を容易に調整することが可能である。また、使用者が第1および第2の背圧調整器の差圧の任意の値を入力すると、記憶された第1の関係に基づいて、入力された差圧の値により得られる試料導入割合の値が算出され、算出された試料導入割合の値が提示される。したがって、使用者は、提示された試料導入割合の値に基づいて差圧の値を調整することにより試料導入割合を容易に調整することが可能である。
分析支援装置は、第1の背圧調整器の圧力が第1の設定値に設定されるとともに第2の背圧調整器が閉じられた状態で送液部により第1の流量で供給流路に移動相を供給する第1の動作を行うように超臨界流体クロマトグラフに指示し、第2の背圧調整器の圧力が第2の設定値に設定されるとともに第1の背圧調整器が閉じられた状態で送液部により第2の流量で供給流路に移動相を供給する第2の動作を行うように超臨界流体クロマトグラフに指示する指示部と、第1の動作時に供給流路の圧力を第1の圧力値として取得し、第2の動作時に供給流路の圧力を第2の圧力値として取得する取得部と、第1の流量、第1の圧力値および第1の設定値に基づいて、分析カラムにかかる圧力と分析カラムにおける流量との関係を第2の関係として算出し、第2の流量、第2の圧力値および第2の設定値に基づいて、第2の流路にかかる圧力と第2の流路における流量との関係を第3の関係として算出する第2の算出部と、第2の関係および第3の関係に基づいて、第1の関係を導出する導出部とをさらに備え、記憶部は、導出された第1の関係を記憶してもよい。
この場合、超臨界流体クロマトグラフにおいて第1の動作が行われることにより第2の関係が算出され、超臨界流体クロマトグラフにおいて第2の動作が行われることにより第3の関係が算出される。さらに、第2の関係および第3の関係に基づいて、第1の関係が導出される。このように、第1の関係が自動的に導出される。したがって、第1の関係を導出するために使用者の手間がかからない。
指示部は、第1の動作時に第1の流路における分析カラムの下流にメイクアップ液を第3の流量で供給するように超臨界流体クロマトグラフに指示し、取得部は、メイクアップ液の供給により供給流路において増加した圧力を取得し、算出部は、増加した圧力および第3の流量に基づいて、メイクアップ液の供給による圧力増加量とメイクアップ液の流量との関係を第4の関係として算出し、導出部は、第2の関係、第3の関係および第4の関係に基づいて、第1の関係を導出してもよい。
この場合、メイクアップ液を用いる場合に第4の関係が算出され、第2の関係、第3の関係および第4の関係に基づいて、第1の関係が自動的に導出される。したがって、メイクアップ液を用いる場合でも、第1の関係を導出するために使用者の手間がかからない。
本発明の他の局面に従う分析支援方法は、超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、第1の流路において第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する分析支援方法であって、第2の流路に導入される試料の量に対する第1の流路に導入される試料の量の比を示す試料導入割合と第1および第2の背圧調整器の差圧との関係を第1の関係として記憶するステップと、試料導入割合の値および差圧の値のうち一方の値を受け付けるステップと、第1の関係に基づいて、受け付けられた一方の値から試料導入割合および差圧のうち他方の値を算出するステップと、算出された値を提示するステップとを含む。
その分析支援方法によれば、使用者は、提示された差圧の値に基づいて試料導入割合を容易に調整することが可能である。また、使用者は、提示された試料導入割合の値に基づいて差圧の値を調整することにより試料導入割合を容易に調整することが可能である。
分析支援方法は、第1の背圧調整器の圧力が第1の設定値に設定されるとともに第2の背圧調整器が閉じられた状態で送液部により第1の流量で供給流路に移動相を供給する第1の動作を行うように超臨界流体クロマトグラフに指示するステップと、第2の背圧調整器の圧力が第2の設定値に設定されるとともに第1の背圧調整器が閉じられた状態で送液部により第2の流量で供給流路に移動相を供給する第2の動作を行うように超臨界流体クロマトグラフに指示するステップと、第1の動作時に供給流路の圧力を第1の圧力値として取得するステップと、第2の動作時に供給流路の圧力を第2の圧力値として取得するステップと、第1の流量、第1の圧力値および第1の設定値に基づいて、分析カラムにかかる圧力と分析カラムにおける流量との関係を第2の関係として算出ステップと、第2の流量、第2の圧力値および第2の設定値に基づいて、第2の流路にかかる圧力と第2の流路における流量との関係を第3の関係として算出するステップと、第2の関係および第3の関係に基づいて、第1の関係を導出するステップとをさらに含み、記憶するステップは、導出された第1の関係を記憶することを含んでもよい。
この場合、第1の関係が自動的に導出される。したがって、第1の関係を導出するために使用者の手間がかからない。
分析支援方法は、第1の動作時に第1の流路における分析カラムの下流にメイクアップ液を第3の流量で供給するように超臨界流体クロマトグラフに指示するステップと、メイクアップ液の供給により供給流路において増加した圧力を取得するステップと、増加した圧力および第3の流量に基づいて、メイクアップ液の供給による圧力増加量とメイクアップ液の流量との関係を第4の関係として算出するステップとをさらに含み、導出するステップは、第2の関係、第3の関係および第4の関係に基づいて、第1の関係を導出することを含んでもよい。
この場合、メイクアップ液を用いる場合でも、第1の関係が自動的に導出される。したがって、メイクアップ液を用いる場合に、第1の関係を導出するために使用者の手間がかからない。
本発明のさらに他の局面に従う分析支援プログラムは、超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、第1の流路において第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する分析支援プログラムであって、第2の流路に導入される試料の量に対する第1の流路に導入される試料の量の比を示す試料導入割合と第1および第2の背圧調整器の差圧との関係を第1の関係として記憶する処理と、試料導入割合の値および差圧の値のうち一方の値を受け付ける処理と、第1の関係に基づいて、受け付けられた一方の値から試料導入割合および差圧のうち他方の値を算出する処理と、算出された値を提示する処理とを、コンピュータに実行させる。
その分析支援プログラムによれば、使用者は、提示された差圧の値に基づいて試料導入割合を容易に調整することが可能である。また、使用者は、提示された試料導入割合の値に基づいて差圧の値を調整することにより試料導入割合を容易に調整することが可能である。
本発明のさらに他の局面に従う分析システムは、超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、第1の流路において第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフと、超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する上記の分析支援装置とを備える。
その分析システムによれば、使用者は、提示された差圧の値に基づいて試料導入割合を容易に調整することが可能である。また、使用者は、提示された試料導入割合の値に基づいて差圧の値を調整することにより試料導入割合を容易に調整することが可能である。
本発明によれば、超臨界流体クロマトグラフにおける試料導入割合を容易に調整することが可能になる。
図1は本発明の一実施の形態に係る分析支援装置を含む分析システムの構成を示すブロック図である。 図2は図1の分析システムに含まれる超臨界流体クロマトグラフの構成を示す模式図である。 図3は図1の分析支援装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図4は分析支援プログラムのアルゴリズムを示すフローチャートである。 図5は分析支援プログラムのアルゴリズムを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る分析支援装置、分析支援方法、分析支援プログラムおよび分析システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。
(1)分析システムの構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る分析支援装置を含む分析システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1の分析システムに含まれる超臨界流体クロマトグラフの構成を示す模式図である。
図1の分析システム100は、超臨界流体クロマトグラフ1および分析支援装置3を含む。まず、図2に示される超臨界流体クロマトグラフ1について説明する。本実施の形態では、超臨界流体としてCO(二酸化炭素)が用いられる。
超臨界流体クロマトグラフ1は、送液部110、超臨界流体抽出部120、オートサンプラ130、カラムオーブン140、検出器150、第1の背圧調整器(Back Pressure Regulator;以下、BPRと呼ぶ。)161、第2の背圧調整器(Back Pressure Regulator;以下、BPRと呼ぶ。)162、およびメイクアップポンプ170を含む。本実施の形態では、超臨界流体抽出部120およびオートサンプラ130が試料導入部200を構成する。
送液部110は、COポンプ111、モディファイアポンプ112およびミキサ113を含む。COポンプ111は、ボンベ114からCOを加圧しつつ引き出す。COポンプ111は、吐出側の圧力を検出するための圧力計および圧力値を表示するモニタを有する。モディファイアポンプ112は、モディファイア容器115から極性溶媒であるモディファイア(修飾剤)を引き出す。モディファイアとしては、例えばメタノールまたはエタノールが用いられる。
ミキサ113は、COポンプ111により引き出されたCOおよびモディファイアポンプ112により引き出されたモディファイアを混合し、混合液を移動相として供給流路PAに供給する。本実施の形態では、ミキサ113は、COとモディファイアとを設定された比率で混合するグラディエントミキサである。
供給流路PAには、超臨界流体抽出部120が設けられている。超臨界流体抽出部120は、試料を収容する抽出容器121を含む。超臨界流体抽出部120は、試料の分析時に、移動相に含まれる超臨界流体(本実施の形態ではCO)により試料から分析対象の成分を試料成分として抽出する。抽出された試料成分および移動相は供給流路PAに供給される。
オートサンプラ130は、ニードル131、注入ポート132、切替バルブ133およびサンプルループ134を含む。ニードル131は、標準試料を吸入し、注入ポート132に吐出する。サンプルループ134は、注入ポート132に注入された標準試料を一時的に保持する。切替バルブ133には、供給流路PA、供給流路PB、注入ポート132およびサンプルループ134が接続されている。切替バルブ133は、供給流路PAを供給流路PBに接続しかつ注入ポート132をサンプルループ134に接続する第1の状態と、供給流路PA、サンプルループ134および供給流路PBを接続する第2の状態とに切り替えられる。すなわち、第1の状態は、超臨界流体抽出部120において抽出された成分が供給流路PBを経由して分析カラム141での分析が行われるモードであり、超臨界流体抽出―超臨界流体クロマトグラフィモード(以下、SFE-SFCモードともいう。)である。第2の状態は、オートサンプラ130から注入された試料が、サンプルループ134および供給流路PBを経由して分析カラム141での分析が行われるモードであり、超臨界流体クロマトグラフィモード(以下、SFCモードともいう。)である。
供給流路PBは、分岐部N1で第1の流路P1と第2の流路P2とに分岐している。カラムオーブン140は分析カラム141を収容し、分析カラム141を設定された温度に維持する。第1の流路P1には、分析カラム141、検出器150および第1のBPR161が順に設けられている。分析カラム141には、試料成分および移動相が導入される。分析カラム141は、試料成分をさらに成分ごとに分離する。分離された成分は検出器150により検出される。検出器150は、例えば紫外線検出器である。なお、図2の第1のBPR161の後段に、質量分析装置(図示せず)が接続されていてもよい。
第1のBPR161は、吸入側の圧力(本実施の形態では、検出器150の下流の圧力)を設定値に維持するように動作する。第1のBPR161の下流の圧力は大気圧である。メイクアップポンプ170は、メイクアップ容器171内からメイクアップ液を引き出し、第1の流路P1との合流部N2に供給する。メイクアップ液としては、例えば、メタノールのように超臨界二酸化炭素と相溶性のある溶媒が用いられる。検出器に質量分析計が用いられる場合には、メイクアップ液にギ酸またはギ酸アンモニア等のイオン化促進剤が含まれることもある。質量分析計が用いられない場合には、メイクアップ液は、低流量時のBPR161の圧力維持およびスプリット比の調整の役割を担う。
第2の流路P2には、第2のBPR162が設けられている。第2のBPR162は、吸入側の圧力(本実施の形態では、第2の流路P2の圧力)を設定値に維持するように動作する。
第1のBPR161の圧力の設定値および第2のBPR162の圧力の設定値を調整することにより、供給流路PA,PB、第1の流路P1および第2の流路P2内のCOが超臨界状態となる。また、第1のBPR161の圧力の設定値および第2のBPR162の圧力の設定値を調整することにより、第1の流路P1に導入される試料の流量と第2の流路P2に導入される試料の流量との比(以下、試料導入割合と呼ぶ。)が変化する。試料導入割合は、第1の流路P1に供給される移動相の流量と第2の流路P2に供給される移動相の流量との比に相当する。試料導入割合は、スプリット比とも呼ばれる。例えば、超臨界流体抽出―超臨界クロマトグラフィモード(SFE-SFCモード)での試料の分析の場合、試料中の分析対象の成分をより多く抽出するために、超臨界流体抽出部120に導入される試料の量が多いことが好ましい。一方、超臨界流体抽出部120で抽出された抽出液中には分析対象の成分の他に夾雑成分も多く含まれる。そのため、分析カラム141での分析対象の成分の検出精度を高めるために、分析カラム141に導入される試料の量は比較的少ないことが好ましい場合がある。このような場合に、試料導入割合を調整することにより超臨界流体抽出部120および分析カラム141に導入される試料の導入量をそれぞれ適切な値に調整することが可能である。
図1に示すように、超臨界流体クロマトグラフ1は、制御装置180を備える。制御装置180は、COポンプ111、モディファイアポンプ112、ミキサ113、超臨界流体抽出部120およびオートサンプラ130を制御する。また、制御装置180は、カラムオーブン140、第1のBPR161、第2のBPR162、検出器150およびメイクアップポンプ170を制御する。さらに、制御装置180は、COポンプ111の圧力計から圧力値を取得する。
図1に示すように、分析支援装置3は、入出力I/F(インタフェース)31、CPU(中央演算処理装置)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)34および記憶装置35を含み、例えばパーソナルコンピュータまたはサーバにより構成される。入出力I/F31、CPU32、RAM33、ROM34および記憶装置35はバス38に接続されている。分析支援装置3のバス38には、操作部36および表示部37が接続される。操作部36は、キーボードおよびポインティングデバイス等を含み、種々の値等の入力および種々の操作のために用いられる。表示部37は、液晶ディスプレイまたは有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等を含み、種々の情報および画像を表示する。操作部36および表示部37は、タッチパネルディスプレイにより構成されてもよい。
記憶装置35は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリまたはメモリカード等の記憶媒体を含み、分析支援プログラムを記憶する。RAM33は、CPU32の作業領域として用いられる。ROM34にはシステムプログラムが記憶される。CPU32が記憶装置35に記憶された分析支援プログラムをRAM33上で実行することにより、後述する分析支援方法が実施される。
(2)試料導入割合の算出方法
第1のBPR161の圧力の設定値および第2のBPR162の圧力の設定値に基づいて以下の方法で試料導入割合が算出される。試料成分の分析条件として、分析カラム141の種類(分析カラムの内径、分析カラムの長さおよび充填剤)、モディファイア濃度(COおよびモディファイアの合計の流量に対するモディファイアの流量の割合)および分析カラム141の温度等が分析メソッドにおいて規定されている。供給流路PAと供給流路PBとは切替バルブ133を通して接続されている。
まず、第1の流路P1の圧力について考察する。ここで、第1の流路P1における分析カラム141の上流側の圧力をカラム側圧力ΔPcolumn-sideと呼ぶ。第2の流路P2がないと仮定した場合、カラム側圧力ΔPcolumn-sideは次式で表される。
ΔPcolumn-side=P[BPR1]+ΔPcolumn+ΔPmake-up …(1)
上式(1)において、P[BPR1]は、第1のBPR161の圧力の設定値である。ΔPcolumnは、分析カラム141による圧力損失(以下、カラム圧力と呼ぶ。)である。ΔPmake-upは、メイクアップポンプ170により合流部N2に加えられる圧力(以下、メイクアップ圧力と呼ぶ。)である。
設定値P[BPR1]は既知である。第2のBPR162が閉じられた状態で、次のようにカラム圧力ΔPcolumnおよびメイクアップ圧力ΔPmake-upが算出される。カラム圧力ΔPcolumnは、分析カラム141の種類、モディファイア濃度および分析カラム141の温度に依存し、分析カラム141における移動相の流量に対して線形的に変化する。第1のBPR161の圧力の設定値によるカラム圧力ΔPcolumnへの影響は小さい。分析カラム141の種類、モディファイア濃度の値および分析カラム141の温度の値は分析メソッドにおいて予め規定されている。ミキサ113により移動相のモディファイア濃度が予め規定された値に設定される。
メイクアップポンプ170が作動しない状態(メイクアップ液が合流部N2に供給されない状態)で送液部110から供給流路PA,PBを通して第1の流量で第1の流路P1に移動相が供給される。本実施の形態では、第1の流量は、典型的な流量(例えば2mL/min)に設定される。この状態でCOポンプ111の圧力計から圧力値が取得される。取得された圧力値は第1の流路P1における分析カラム141の上流側の圧力値である。このとき、分析カラム141の下流側の圧力値は設定値P[BPR1]であるので、取得された圧力値から設定値P[BPR1]を差し引くことによりカラム圧力ΔPcolumnが算出される。分析カラム141における移動相の流量をカラム流量Fcとすると、比例計算によりカラム圧力ΔPcolumnとカラム流量Fcとの関係式が得られる。
ΔPcolumn=Ka・Fc …(A)
関係式(A)においてのKaは係数である。この関係式(A)を用いてカラム流量Fcの任意の値に対するカラム圧力ΔPcolumnの値を算出することが可能である。
その後、メイクアップポンプ170により第3の流量で合流部N2にメイクアップ液が供給される。本実施の形態では、第3の流量は、典型的な流量(例えば0.5mL/min)に設定される。それにより、COポンプ111の圧力計から取得される圧力値が増加する。メイクアップ液の供給による圧力値の増加量は、メイクアップ液の流量が0のときにCOポンプ111の圧力計から取得される圧力値とメイクアップ液の流量が第3の流量のときにCOポンプ111の圧力計から取得される圧力値との差に相当する。メイクアップ液の組成が一定である場合、メイクアップ圧力ΔPmake-upはメイクアップ液の流量に比例する。したがって、メイクアップ液の流量をFmとすると、メイクアップ液の供給による圧力値の増加量と第3の流量とから次の関係式が得られる。
ΔPmake-up=Km・Fm …(C)
この関係式(C)を用いてメイクアップ液の任意の流量に対するメイクアップ圧力ΔPmake-upの値を算出することが可能である。
以上より、第1のBPR161の圧力の設定値P[BPR1]、実際の分析条件でのカラム圧力ΔPcolumnおよび実際の分析条件でのΔPmake-upを用いて上式(1)よりカラム側圧力ΔPcolumn-sideが自動的に算出される。
次に、第2の流路P2の圧力について考察する。ここで、第2の流路P2における第2のBPR162の上流側の圧力を排出側(ベント側)圧力ΔPvent-sideと呼ぶ。第1の流路P1がないと仮定した場合、排出側圧力ΔPvent-sideは次式で表される。
ΔPvent-side=P[BPR2]+ΔPvent-system …(2)
上式(2)において、P[BPR2]は第2のBPR162の圧力の設定値である。ΔPvent-systemは、第2の流路P2の配管等の系の圧力損失(以下、排出系圧力と呼ぶ。)である。
設定値P[BPR2]は既知である。第1のBPR161が閉じられた状態で、次のように排出系圧力ΔPvent-systemが算出される。排出系圧力ΔPvent-systemは、モディファイア濃度に依存し、第2の流路P2における移動相の流量に対して線形的に変化する。上記のように、モディファイア濃度の値は分析メソッドにおいて予め規定されている。ミキサ113により移動相のモディファイア濃度が予め規定された値に設定される。
送液部110から供給流路PA,PBを通して第2の流量で第2の流路P2に移動相が供給される。本実施の形態では、第2の流量は、典型的な流量(例えば2mL/min)に設定される。この状態でCOポンプ111の圧力計から圧力値が取得される。取得された圧力値は第2の流路P2における分岐部N1近くの圧力値である。このとき、第2のBPR162の上流側の圧力値は、第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]であるので、取得された圧力値から設定値P[BPR2]を差し引くことにより排出系圧力ΔPvent-systemが算出される。第2の流路P2における移動相の流量を排出系流量Fventとすると、比例計算により排出系圧力ΔPvent-systemと排出系流量Fventとの関係式が得られる。
ΔPvent-system=Kb・Fvent …(B)
関係式(B)において、Kbは係数である。この関係式(B)を用いて排出系流量Fventの任意の値に対する排出系圧力ΔPvent-systemの値を算出することが可能である。
以上より、第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]および実際の分析条件での排出系圧力ΔPvent-systemを用いて上式(2)より排出側圧力ΔPvent-sideが自動的に算出される。
図2の超臨界流体クロマトグラフ1においては、第1の流路P1と第2の流路P2とは分岐部N1で接続されているので、カラム側圧力ΔPcolumn-sideと排出側圧力ΔPvent-sideとは等しくなる。したがって、次式が成り立つ。
ΔPcolumn-side=ΔPvent-side …(3)
上式(1),(2),(3)より次式が成り立つ。
P[BPR1]+ΔPcolumn+ΔPmake-up=P[BPR2]+ΔPvent-system …(4)
上式(4)を変形すると、次式が成り立つ。
ΔPcolumn-ΔPvent-system=P[BPR2]-P[BPR1]-ΔPmake-up …(5)
上式(5)において、P[BPR2]およびP[BPR1]は設定値であり、ΔPmake-upは固定値である。したがって、上式の右辺は決定された値となる。また、上式(5)および関係式(A),(B)により、次式が成り立つ。
Ka・Fc-Kb・Fvent=P[BPR2]-P[BPR1]-ΔPmake-up …(6)
ここで、送液部110から分岐部N1に供給される移動相の総流量をFtとすると、Fvent=Ft-Fcとなる。したがって、次式が成り立つ。
(Ka+Kb)・Fc-Kb・Ft=P[BPR2]-P[BPR1]-ΔPmake-up …(7)
上式において、移動相の総流量Ftは設定値であり、係数Kaおよび係数Kbはそれぞれ予め決定されている。上式(7)より次の関係式が成り立つ。
Fc=(Kb・Ft+P[BPR2]-P[BPR1]-ΔPmake-up)/(Ka+Kb) …(8)
上式(8)より、カラム流量Fcが算出される。また、排出系流量FventはFt-Fcである。分析カラム141に導入される試料の流量は分析カラム141におけるカラム流量Fcに相当し、第2の流路P2における試料の流量は排出系流量Fvent(=Ft-Fc)に相当する。よって、試料導入割合Rは次の関係式により算出される。
R=Fc/(Ft-Fc) …(9)
ここで、第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]と第1のBPR161の圧力の設定値P[BPR1]との差を差圧(P[BPR2]-P[BPR1])と呼ぶ。
以上のように、第1のBPR161の圧力の設定値P[BPR1]および第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]が決定されると、第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値が決定され、差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値に基づいて、関係式(8),(9)より試料導入割合Rを算出することができる。また、第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値が決定されると、関係式(8),(9)よりその差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値に対応する試料導入割合Rの値を算出することができる。さらに、関係式(8),(9)より、意図した試料導入割合Rの値を得るための第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を決定することができる。
(3)分析支援装置3の機能的な構成
図3は図1の分析支援装置3の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、分析支援装置3は、条件取得部301、条件設定部302、制御指示部303、圧力取得部304、試料導入割合算出部305、記憶部306、関係式導出部307、関係式算出部308、差圧値算出部309および提示部310を含む。上記の構成要素(301~310)の機能は、図1のCPU32が記憶装置35等の記憶媒体(記録媒体)に記憶されたコンピュータプログラムである分析支援プログラムを実行することにより実現される。なお、分析支援装置3の一部または全ての構成要素が電子回路等のハードウエアにより実現されてもよい。
記憶部306には、1または複数の分析メソッドが記憶される。条件取得部301は、操作部36を用いて使用者により入力された各種設定値等の分析条件をまたは記憶部306に記憶された分析メソッドにより規定された分析条件を取得する。条件設定部302は、条件取得部301により取得された分析条件または操作部36により入力された指示に基づいて超臨界流体クロマトグラフ1の制御装置180を介して超臨界流体クロマトグラフ1の各部の設定を行う。制御指示部303は、操作部36を用いて使用者により入力された各種指示または条件取得部301により取得された分析条件に基づいて超臨界流体クロマトグラフ1の各部の制御を制御装置180に指示する。
圧力取得部304は、制御装置180を通してCOポンプ111の圧力計の圧力値を取得する。関係式算出部308は、記憶部306に記憶された分析メソッドにより規定された分析条件および圧力取得部304により取得された圧力値に基づいて上記の関係式(A),(B),(C)を算出する。算出された関係式(A),(B),(C)は記憶部306に記憶される。関係式導出部307は、関係式算出部308により算出された関係式(A),(B),(C)に基づいて関係式(8),(9)を導出する。導出された関係式(8),(9)は記憶部306に記憶される。
試料導入割合算出部305は、条件取得部301により取得された差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値および記憶部306に記憶された関係式(8),(9)に基づいて試料導入割合Rの値を算出する。差圧値算出部309は、条件取得部301により取得された試料導入割合Rの値および記憶部306に記憶された関係式(8),(9)に基づいて差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を算出する。提示部310は、試料導入割合算出部305により算出された試料導入割合Rの値または差圧値算出部309により算出された差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を表示部37により提示する。なお、提示部310は、試料導入割合Rの値または差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を音声等の他の方法により使用者に提示してもよい。
(4)分析支援プログラム
図4および図5は、分析支援プログラムのアルゴリズムを示すフローチャートである。図4および図5を用いて分析支援プログラムのアルゴリズムを説明する。分析支援プログラムの実行により分析支援方法が実施される。
まず、条件取得部301は、記憶部306に記憶された分析メソッドから分析条件を取得する(ステップS1)。分析条件は、分析カラム141の温度、モディファイア濃度、移動相の総流量、第1のBPR161の圧力の設定値、第2のBPR162の圧力の設定値およびメイクアップ液の流量等を含む。条件取得部301は、一部または全ての分析条件を使用者により操作される操作部36から取得してもよい。
次に、条件設定部302は、条件取得部301により取得された分析条件に基づいてカラムオーブン140の温度を制御装置180を介して設定する(ステップS2)。また、条件設定部302は、条件取得部301により取得された分析条件に基づいてミキサ113の混合比を制御装置180を介して設定する(ステップS3)。さらに、条件設定部302は、条件取得部301により取得された分析条件に基づいて移動相の総流量を制御装置180を介して送液部110に設定する(ステップS4)。
次に、制御指示部303は、超臨界流体クロマトグラフ1の第2のBPR162を閉じるように制御装置180に指示する(ステップS5)。また、制御指示部303は、メイクアップポンプ170を停止させるように制御装置180に指示する(ステップS6)。次いで、条件設定部302は、制御指示部303を介して第1のBPR161の圧力を第1の設定値に設定する(ステップS7)。
その後、制御指示部303は、第1の流量で移動相を供給流路PA,PBに供給するように制御装置180に指示する(ステップS8)。それにより、送液部110により供給流路PA,PBを通して第1の流路P1に第1の流量で移動相が供給される。この状態で、圧力取得部304は、制御装置180を通してCOポンプ111の圧力計の圧力値を取得する(ステップS9)。関係式算出部308は、移動相の流量および圧力取得部304により取得された圧力値に基づいて、カラム圧力ΔPcolumnとカラム流量Fcとの関係式(A)を算出する(ステップS10)。
その後、制御指示部303は、メイクアップポンプ170によりメイクアップ液を第3の流量で合流部N2に供給するように制御装置180に指示する(ステップS11)。この状態で、圧力取得部304は、制御装置180を通してCOポンプ111の圧力計の圧力値を取得する(ステップS12)。関係式算出部308は、取得された圧力値に基づいてメイクアップ圧力ΔPmake-upを算出する(ステップS13)。また、関係式算出部308は、算出されたメイクアップ圧力ΔPmake-upとメイクアップ液の流量Fmとの関係式(C)を算出する(ステップS14)。
次に、制御指示部303は、第1のBPR161を閉じるように制御装置180に指示する(ステップS15)。条件設定部302は、制御指示部303を介して第2のBPR162の圧力を第2の設定値に設定する(ステップS16)。制御指示部303は、第2の流量で移動相を供給流路PA,PBに供給するように制御装置180に指示する(ステップS17)。それにより、送液部110により供給流路PA,PBを通して第2の流路P2に第2の流量で移動相が供給される。この状態で、圧力取得部304は、制御装置180を通してCOポンプ111の圧力計の圧力値を取得する(ステップS18)。関係式算出部308は、移動相の流量および圧力取得部304により取得された圧力値に基づいて排出系圧力ΔPvent-systemと排出系流量Fventとの関係式(B)を算出する(ステップS19)。
関係式導出部307は、試料導入割合Rと第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])との関係式(8),(9)を導出する(ステップS20)。試料導入割合Rと差圧(P[BPR2]-P[BPR1])との関係式(8),(9)は記憶部306に記憶される。この場合、提示部310は、第1および第2のBPR161,162の差圧と試料導入割合との関係式(8),(9)を表示部37により提示してもよい。
使用者は、操作部36を用いて第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の任意の値を入力することができる。条件取得部301は、操作部36から第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を受け付けたか否かを判定する(ステップS21)。なお、第1のBPR161の圧力の設定値P[BPR1]が設定されている場合には、使用者が第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]を入力することにより、条件取得部301は差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を受け付けることができる。また、第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]が設定されている場合には、使用者が第1のBPR161の圧力の設定値P[BPR1]を入力することにより、条件取得部301は差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を受け付けることができる。
差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値が受け付けられた場合には、試料導入割合算出部305は、関係式(8),(9)に基づいて差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値に対応する試料導入割合Rの値を算出する(ステップS22)。提示部310は、算出された試料導入割合Rの値を表示部37により使用者に提示する(ステップS23)。ステップS21で差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値が受け付けられていない場合には、条件取得部301はステップS24に進む。
使用者は、操作部36を用いて試料導入割合Rの任意の値を入力することができる。条件取得部301は、試料導入割合Rの値を受け付けたか否かを判定する(ステップS24)。条件取得部301により試料導入割合Rの値が受け付けられた場合には、差圧値算出部309は、関係式(8),(9)に基づいて試料導入割合Rの値に対応する差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を算出する(ステップS25)。提示部310は、算出された差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を表示部37により使用者に提示する(ステップS26)。ステップS24で試料導入割合Rの値が受け付けられていない場合には、条件取得部301はステップS27に進む。
条件取得部301は、操作部36により別の分析条件で試料導入割合Rと差圧(P[BPR2]-P[BPR1])との関係を導出することが指示されたか否かを判定する(ステップS27)。別の分析条件で試料導入割合Rと差圧(P[BPR2]-P[BPR1])との関係を導出することが指示されていない場合には、条件取得部301はステップS21に戻り、ステップS21~S26の処理を繰り返す。別の分析条件で試料導入割合Rと差圧(P[BPR2]-P[BPR1])との関係を導出することが指示された場合には、条件取得部301はステップS1に戻り、ステップS1~S26の処理を繰り返す。
ステップS5~S14の処理が第1の動作であり、ステップS15~S19が第2の動作である。
(5)実施の形態の効果
本実施の形態によれば、使用者が試料導入割合Rの任意の値を入力すると、記憶された関係式(8),(9)に基づいて、入力された試料導入割合Rの値に対応する第1のBPR161の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値が提示される。したがって、使用者は、提示された(P[BPR2]-P[BPR1])の値に基づいて試料導入割合Rを容易に調整することが可能である。また、使用者が第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の任意の値を入力すると、記憶された関係式(8),(9)に基づいて、入力された差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値に対応する試料導入割合Rの値が算出され、算出された試料導入割合Rの値が提示される。したがって、使用者は、提示された試料導入割合Rの値に基づいて差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を調整することにより試料導入割合Rを容易に調整することが可能である。この場合、使用者は、第1および第2のBPR161,162の圧力の設定値P[BPR1],P[BPR2]のうち少なくとも一方を調整することにより差圧(P[BPR2]-P[BPR1])の値を調整することができる。
また、超臨界流体クロマトグラフ1において第1の動作が行われることにより関係式(A),(C)が算出され、超臨界流体クロマトグラフ1において第2の動作が行われることにより関係式(B)が算出される。さらに、関係式(A),(B),(C)に基づいて、関係式(8),(9)が自動的に導出される。したがって、関係式(8),(9)を導出するために使用者の手間がかからない。
さらに、試料導入割合Rと第1および第2のBPR161,162の差圧(P[BPR2]-P[BPR1])との関係式(8),(9)に基づいて、試料導入割合Rの値、第1のBPR161の圧力の設定値P[BPR1]および第2のBPR162の圧力の設定値P[BPR2]を容易に決定することができる。したがって、種々の試料について分析メソッドを容易に作成することが可能となる。
(6)他の実施の形態
(a)超臨界流体クロマトグラフ1においてメイクアップ液が用いられない場合には、関係式(C)は算出されなくてよい、この場合、メイクアップ圧力ΔPmake-upは0となる。
(b)使用者は、複数の分析条件の値の一部を超臨界流体クロマトグラフ1の該当する部分に直接設定してもよい。
(c)上記実施の形態では、試料導入部200が超臨界流体抽出部120およびオートサンプラ130を含むが、試料導入部200が超臨界流体抽出部120またはオートサンプラ130のいずれか一方を含んでもよい。
(7)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。上記実施の形態では、制御指示部303が指示部の例であり、試料導入割合算出部305および差圧値算出部309が第1の算出部の例であり、条件取得部301が受付部の例であり、圧力取得部304が取得部の例であり、関係式算出部308が第2の算出部の例であり、関係式導出部307が導出部の例である。また、関係式(8),(9)が第1の関係の例であり、関係式(A)が第2の関係の例であり、関係式(B)が第3の関係の例であり、関係式(C)が第4の関係の例である。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
1…超臨界流体クロマトグラフ,3…分析支援装置,31…入出力I/F,32…CPU,33…RAM,34…ROM,35…記憶装置,36…操作部,37…表示部,38…バス,100…分析システム,110…送液部,111…CO2ポンプ,112…モディファイアポンプ,113…ミキサ,114…ボンベ,115…モディファイア容器,120…超臨界流体抽出部,121…抽出容器,130…オートサンプラ,131…ニードル,132…注入ポート,133…切替バルブ,134…サンプルループ,140…カラムオーブン,141…分析カラム,150…検出器,161,162…BPR,170…メイクアップポンプ,171…メイクアップ容器,180…制御装置,200…試料導入部,301…条件取得部,302…条件設定部,303…制御指示部,304…圧力取得部,305…試料導入割合算出部,306…記憶部,307…関係式導出部,308…関係式算出部,309…差圧値算出部,310…提示部,N1…分岐部,N2…合流部,P1…第1の流路,P2…第2の流路,PA,PB…供給流路

Claims (8)

  1. 超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、前記供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、前記第1の流路において前記第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する分析支援装置であって、
    前記第2の流路に導入される試料の量に対する前記第1の流路に導入される試料の量の比を示す試料導入割合と前記第1および第2の背圧調整器の差圧との関係を第1の関係として記憶する記憶部と、
    前記試料導入割合の値および前記差圧の値のうち一方の値を受け付ける受付部と、
    前記第1の関係に基づいて、前記受け付けられた前記一方の値から前記試料導入割合および前記差圧のうち他方の値を算出する第1の算出部と、
    前記算出された値を提示する提示部とを備えた、分析支援装置。
  2. 前記第1の背圧調整器の圧力が第1の設定値に設定されるとともに前記第2の背圧調整器が閉じられた状態で前記送液部により第1の流量で前記供給流路に移動相を供給する第1の動作を行うように前記超臨界流体クロマトグラフに指示し、前記第2の背圧調整器の圧力が第2の設定値に設定されるとともに前記第1の背圧調整器が閉じられた状態で前記送液部により第2の流量で前記供給流路に移動相を供給する第2の動作を行うように前記超臨界流体クロマトグラフに指示する指示部と、
    前記第1の動作時に前記供給流路の圧力を第1の圧力値として取得し、前記第2の動作時に前記供給流路の圧力を第2の圧力値として取得する取得部と、
    前記第1の流量、前記第1の圧力値および前記第1の設定値に基づいて、前記分析カラムにかかる圧力と前記分析カラムにおける流量との関係を第2の関係として算出し、前記第2の流量、前記第2の圧力値および前記第2の設定値に基づいて、前記第2の流路にかかる圧力と前記第2の流路における流量との関係を第3の関係として算出する第2の算出部と、
    前記第2の関係および前記第3の関係に基づいて、前記第1の関係を導出する導出部とをさらに備え、
    前記記憶部は、前記導出された前記第1の関係を記憶する、請求項1記載の分析支援装置。
  3. 前記指示部は、前記第1の動作時に前記第1の流路における前記分析カラムの下流にメイクアップ液を第3の流量で供給するように前記超臨界流体クロマトグラフに指示し、
    前記取得部は、前記メイクアップ液の供給により前記供給流路において増加した圧力を取得し、
    前記算出部は、前記増加した圧力および前記第3の流量に基づいて、前記メイクアップ液の供給による圧力増加量と前記メイクアップ液の流量との関係を第4の関係として算出し、
    前記導出部は、前記第2の関係、前記第3の関係および第4の関係に基づいて、前記第1の関係を導出する、請求項2記載の分析支援装置。
  4. 超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、前記供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、前記第1の流路において前記第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する分析支援方法であって、
    前記第2の流路に導入される試料の量に対する前記第1の流路に導入される試料の量の比を示す試料導入割合と前記第1および第2の背圧調整器の差圧との関係を第1の関係として記憶するステップと、
    前記試料導入割合の値および前記差圧の値のうち一方の値を受け付けるステップと、
    前記第1の関係に基づいて、前記受け付けられた前記一方の値から前記試料導入割合および前記差圧のうち他方の値を算出するステップと、
    前記算出された値を提示するステップとを含む、分析支援方法。
  5. 前記第1の背圧調整器の圧力が第1の設定値に設定されるとともに前記第2の背圧調整器が閉じられた状態で前記送液部により第1の流量で前記供給流路に移動相を供給する第1の動作を行うように前記超臨界流体クロマトグラフに指示するステップと、
    前記第2の背圧調整器の圧力が第2の設定値に設定されるとともに前記第1の背圧調整器が閉じられた状態で前記送液部により第2の流量で前記供給流路に移動相を供給する第2の動作を行うように前記超臨界流体クロマトグラフに指示するステップと、
    前記第1の動作時に前記供給流路の圧力を第1の圧力値として取得するステップと、
    前記第2の動作時に前記供給流路の圧力を第2の圧力値として取得するステップと、
    前記第1の流量、前記第1の圧力値および前記第1の設定値に基づいて、前記分析カラムにかかる圧力と前記分析カラムにおける流量との関係を第2の関係として算出ステップと、
    前記第2の流量、前記第2の圧力値および前記第2の設定値に基づいて、前記第2の流路にかかる圧力と前記第2の流路における流量との関係を第3の関係として算出するステップと、
    前記第2の関係および前記第3の関係に基づいて、前記第1の関係を導出するステップとをさらに含み、
    前記記憶するステップは、前記導出された前記第1の関係を記憶することを含む、請求項4記載の分析支援方法。
  6. 前記第1の動作時に前記第1の流路における前記分析カラムの下流にメイクアップ液を第3の流量で供給するように前記超臨界流体クロマトグラフに指示するステップと、
    前記前記メイクアップ液の供給により前記供給流路において増加した圧力を取得するステップと、
    前記増加した圧力および前記第3の流量に基づいて、前記メイクアップ液の供給による圧力増加量と前記メイクアップ液の流量との関係を第4の関係として算出するステップとをさらに含み、
    前記導出するステップは、前記第2の関係、前記第3の関係および第4の関係に基づいて、前記第1の関係を導出することを含む、請求項5記載の分析支援方法。
  7. 超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、前記供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、前記第1の流路において前記第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する分析支援プログラムであって、
    前記第2の流路に導入される試料の量に対する前記第1の流路に導入される試料の量の比を示す試料導入割合と前記第1および第2の背圧調整器の差圧との関係を第1の関係として記憶する処理と、
    前記試料導入割合の値および前記差圧の値のうち一方の値を受け付ける処理と、
    前記第1の関係に基づいて、前記受け付けられた前記一方の値から前記試料導入割合および前記差圧のうち他方の値を算出する処理と、
    前記算出された値を提示する処理とを、コンピュータに実行させる、分析支援プログラム。
  8. 超臨界流体を含む移動相を供給流路に供給する送液部と、前記供給流路から分岐する第1および第2の流路にそれぞれ設けられる第1および第2の背圧調整器と、前記第1の流路において前記第1の背圧調整器の上流に設けられる分析カラムとを含む超臨界流体クロマトグラフと、
    前記超臨界流体クロマトグラフの分析条件の決定を支援する請求項1~3のいずれか一項に記載の分析支援装置とを備えた、分析システム。
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