JP7468728B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
実施された複数の取引のそれぞれに関する取引データの一覧を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された複数の前記取引データの一覧の中から選択された行における前記取引データの表示領域を広げ、広げた表示領域内に、前記選択された取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージを表示させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記レシート又はレポートの縦の長さが所定の長さより長い場合に、前記イメージの縦の長さが前記所定の長さになるように前記イメージを前記表示手段に表示させる。
(情報処理装置1の構成)
図1~図2を参照して、第1の実施形態に係る情報処理装置1の構成について説明する。
情報処理装置1は、個人商店、スーパーマーケット等の店舗に設置されるECR(Electronic Cash Resister)等であり、店員(オペレーター)の操作により顧客に販売した商品の金額、個数等の売上登録等を行う装置である。
ドロア29は、CPU21の制御により、例えば売上登録の締め時に、引き出しを開放する。
CPU21は、電子ジャーナルプログラム251との協働により、情報処理装置1で取引の操作が行われる毎に、電子ジャーナルファイル40に取引内容を示す取引データを記録するとともに、取引データに基づき取引内容を示すレシート又はレポートを発行する。ここでいう取引とは、商取引に限らず、レジで一般的に行われる業務を含む。例えば、開設、釣銭準備、両替、登録(売上登録)、入金、返品、点検、精算等を含む。
「種別」は、その行の目的を示す情報であり、例えば、顧客に対するメッセージ類であることを示す「メッセージ」、ヘッダー(主要な情報)であることを示す「ヘッダー」、本文(取引明細)であることを示す「本文」がある。「データ」は、レシートの各行に表示(印刷)される文字列のデータである。種別が「ヘッダー」のデータとしては、例えば、取引種別、端末番号、担当者、日付、時刻、一連番号、顧客の人数等の、取引データを特定するための主要な情報が含まれる。種別が「本文」のデータとしては、例えば、取引の明細(例えば、売上登録された商品名、価格、買い上げ点数、税金、合計、会計種別、会計金額等)が含まれる。
「種別」は、その行の目的を示す情報であり、例えば、ヘッダー(主要な情報)であることを示す「ヘッダー」、本文(取引明細)であることを示す「本文」がある。「データ」は、レポートの各行に表示(印刷)される文字列のデータである。種別が「ヘッダー」のデータとしては、例えば、日付、時刻、担当者、一連番号、レポート種別、レポート出力回数等の、取引データを特定するための主要な情報が含まれる。種別が「本文」のデータとしては、取引の明細が含まれる。
すなわち、レシートやレポートは、取引データの各項目の情報の他、取引明細情報を含み、オペレーターは、レシートやレポートを確認することにより取引の詳細を確認することが可能となる。
次に、情報処理装置1の動作を説明する。図6は、電子ジャーナル表示処理を示すフローチャートである。電子ジャーナル表示処理は、例えば、操作部22を介してオペレーターから電子ジャーナル表示処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21と、ROM25に記憶されている電子ジャーナルプログラム251との協働により実行される。
右矢印キー51bのタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS2;YES)、CPU21は、検索日表示欄51aの現在の検索日をその翌日に変更し、電子ジャーナルファイル40から「日付」の項目が変更後の現在の検索日に該当する取引データを検索して検索結果をリスト表示部52に一覧表示させ(ステップS3)、ステップS4に移行する。なお、現在の検索日が当日の場合は、翌日は存在しないため、右矢印キー51bの操作は無効となる。
右矢印キー51bのタッチ操作が検出されていないと判断した場合(ステップS2;NO)、CPU21は、ステップS4に移行する。
左矢印キー51cのタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS4;YES)、CPU21は、現在の検索日をその前日に変更し、電子ジャーナルファイル40から「日付」の項目が変更後の現在の検索日に該当する取引データを検索して検索結果をリスト表示部52に一覧表示させ(ステップS5)、ステップS6に移行する。
左矢印キー51cのタッチ操作が検出されていないと判断した場合(ステップS4;NO)、CPU21は、ステップS6に移行する。
検索キー54のタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS6;YES)、CPU21は、検索条件の入力画面を表示部24aにポップアップ表示する(ステップS7)。
検索ダイアログ60は、検索キー54のタッチ操作が検出された際に表示される画面であり、検索メニュー60aと、閉じるキー60bが設けられている。検索メニュー60aから「一連番号検索」がタッチ操作されると、一連番号入力画面61が表示される。一連番号入力画面61には、テンキー61a、確定キー61b、閉じるキー61cが設けられている。テンキー61aをタッチして一連番号を入力し、確定キー61bをタッチすることで入力された一連番号が検索条件として設定されるとともに、ポップアップされた画面を閉じることができる。検索メニュー60aから「文字検索」がタッチ操作されると、文字列入力画面62が表示される。文字列入力画面62には、キーボード62aが設けられている。キーボード62aのキーをタッチして文字列を入力し、リターンキーをタッチすることで、入力された文字列が検索条件として設定されるとともに、ポップアップされた画面を閉じることができる。検索メニュー60aから「全て(条件クリア)」がタッチ操作されると、現在設定されている検索条件をクリアすることができる。
検索キー54のタッチ操作が検出されていないと判断した場合(ステップS6;NO)、CPU21は、ステップS9に移行する。
リスト表示部52のスクロール操作が検出されたと判断した場合(ステップS9;YES)、CPU21は、スクロール操作された方向に応じて、検索された取引データのうち、リスト表示部52に表示する取引データを変更し(ステップS10)、ステップS11に移行する。
リスト表示部52のスクロール操作が検出されていないと判断した場合(ステップS9;NO)、CPU21は、ステップS11に移行する。
リストタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS11;YES)、CPU21は、表示部24aにより、タッチされた行の領域を広げ、広げた領域内にタッチされた行の取引データに対応するレシート又はレポート(すなわち、タッチされた行の取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポート)のイメージ52a及び当該レシート又はレポートの印刷を指示するための印刷キー52bを表示させ(ステップS12)、ステップS13に移行する。なお、CPU21は、タッチされた行の取引データのイメージデータに基づいてイメージ52aの表示及び印刷を行う。
ここで、レシート又はレポートが縦に長かった場合、例えば、CPU21は、固定の長さまでの一部のイメージをイメージ52aとして表示させ、イメージ52aがタッチ操作されると、レシート又はレポートの全体が個別に表示されたイメージ表示画面70を表示部24aに表示させる。イメージ表示画面70は、図10に示すように、レシート又はレポートの全体イメージ71、印刷キー72、戻るキー73が表示された画面である。レシート又はレポートが非常に長く、全体イメージ71の表示領域においても全体が表示できない場合は、スクロールにより全体を表示させることができる。印刷キー72がタッチ操作されると、CPU21は、表示されたレシート又はレポートを印刷部28に印刷させる。戻るキー73がタッチ操作されると、CPU21は、表示部24aに電子ジャーナル画面50を表示させる(電子ジャーナル画面50に戻る)。
または、レシート又はレポートが縦に長かった場合、固定の長さまでの一部のイメージをイメージ52aとして表示させ、スクロールにより全体を表示可能としてもよい。あるいは、全体を表示すべくイメージ52aの領域を縦長で表示し、表示しきれない部分についてはスクロールにより表示可能としてもよい。
印刷キー52bがタッチ操作されたと判断した場合(ステップS13;YES)、CPU21は、そのタッチされた印刷キー52bに対応するレシート又はレポートを印刷部28に印刷させ(ステップS14)、ステップS15に移行する。
印刷キー52bがタッチされていないと判断した場合(ステップS13;NO)、CPU21は、ステップS15に移行する。
操作部22により閉じるキー53のタッチ操作が検出されていないと判断した場合(ステップS15;NO)、CPU21は、ステップS2に戻る。
操作部22により閉じるキー53のタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS15;YES)、CPU21は、電子ジャーナル画面50を閉じて電子ジャーナル表示処理を終了し、表示部24aに元の画面を表示させる。
したがって、電子ジャーナルファイルの取引データの一覧を見やすく表示することができるとともに、一覧から選択された取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートのイメージを、その選択された取引データに対応付けて見やすく表示することができる。その結果、オペレーターが確認したい取引のデータを容易に特定することが可能となるとともに、特定された取引データが示す取引の取引内容を見やすく表示することが可能となる。
次に、本発明を適用した第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における情報処理装置は、第1の実施形態に示した情報処理装置1と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。また、電子ジャーナルファイル40(図3)、レシートのイメージデータ(図4)、レポートのイメージデータ(図5)、電子ジャーナル表示処理(図6)についても、第1の実施形態と同様である。以下、第2の実施形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
図12に示すように、電子ジャーナル画面80には、日付選択部81と、リスト表示部82と、閉じるキー83と、検索キー84とが設けられている。
いずれかの行に対応する展開キー85のタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS11;YES)、CPU21は、表示部24aにより、タッチされた展開キー85に対応する行の領域を広げ、広げた領域内にタッチされた展開キー85に対応する行の取引データに対応するレシート又はレポートのイメージ82a及び当該レシート又はレポートの印刷を指示するための印刷キー82bを表示させる(ステップS12)。なお、CPU21は、タッチされた展開キー85に対応する行の取引データのイメージデータに基づいてイメージ82aの表示及び印刷を行う。
例えば、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリ等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
実施された取引に関する取引データの一覧を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された一覧の中からいずれかの行が選択された場合に、選択された行の領域を広げ、広げた領域内に当該領域に表示されている取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージを表示させる制御手段と、
を備える情報処理装置。
<請求項2>
前記制御手段は、前記広げた領域内に、さらに、当該領域に表示されているレシート又はレポートの印刷を指示するための印刷キーを表示させ、前記印刷キーが操作された場合に、前記レシート又は前記レポートを印刷手段に印刷させる請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記制御手段は、前記表示手段に表示された一覧の中から複数の行が選択された場合、選択された複数の行の領域をそれぞれ広げ、広げた各領域内に、その領域に表示されている取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートのイメージを表示させる請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記制御手段は、前記広げた領域内に表示されたレシート又はレポートのイメージが操作された場合に、前記レシート又は前記レポートの全体のイメージが表示された別画面を前記表示手段に表示させる請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
コンピュータを、
実施された取引に関する取引データの一覧を表示する表示手段、
前記表示手段に表示された一覧の中からいずれかの行が選択された場合に、選択された行の領域を広げ、広げた領域内に当該領域に表示されている取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージを表示させる制御手段、
として機能させるためのプログラム。
21 CPU(制御手段)
22 操作部
23 RAM
24a 表示部(表示手段)
24b 表示部
25 ROM
251 電子ジャーナルプログラム
26 通信部
27 記憶部
40 電子ジャーナルファイル
28 印刷部
29 ドロア
30 計時部
31 バス
50 電子ジャーナル画面
51 日付選択部
51a 検索日表示欄
51b 右矢印キー
51c 左矢印キー
52 リスト表示部
53 閉じるキー
54 検索キー
80 電子ジャーナル画面
81 日付選択部
81a 検索日表示欄
81b 右矢印キー
81c 左矢印キー
82 リスト表示部
83 閉じるキー
84 検索キー
Claims (5)
- 実施された複数の取引のそれぞれに関する取引データの一覧を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された複数の前記取引データの一覧の中から選択された行における前記取引データの表示領域を広げ、広げた表示領域内に、前記選択された取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージを表示させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記レシート又はレポートの縦の長さが所定の長さより長い場合に、前記イメージの縦の長さが前記所定の長さになるように前記イメージを前記表示手段に表示させる情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記広げた表示領域内に、さらに、当該表示領域に表示されているレシート又はレポートの印刷を指示するための印刷キーを表示させ、前記印刷キーが操作された場合に、前記レシート又は前記レポートを印刷手段に印刷させる請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、前記表示手段に表示された複数の前記取引データの中から複数の前記取引データが選択された場合、選択された前記取引データの表示領域をそれぞれ広げ、広げた各表示領域内に、その表示領域に表示されている取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージを表示させる請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、前記所定の長さで表示されている、前記広げた表示領域内に表示されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージが操作された場合に、前記レシート又は前記レポートの全体のイメージが表示された別画面を前記表示手段に表示させる請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- コンピュータを、
実施された複数の取引のそれぞれに関する取引データの一覧を表示する表示手段、
前記表示手段に表示された複数の前記取引データの一覧の中から選択された行における前記取引データの表示領域を広げ、広げた表示領域内に、前記選択された取引データが示す取引において発行されたレシート又はレポートの少なくとも一部のイメージを表示させる制御手段、
として機能させ、
前記制御手段は、前記レシート又はレポートの縦の長さが所定の長さより長い場合に、前記イメージの縦の長さが前記所定の長さになるように前記イメージを前記表示手段に表示させる、プログラム。
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