JP7467926B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、断裁部を有する画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置の後段側に後処理断裁機を接続し、画像形成装置により得られた印刷物を後処理断裁機によって断裁する画像形成システムが知られている。例えば、画像形成装置によるN in 1印刷により1枚の用紙に複数頁を印刷し、印刷後の用紙を断裁機により複数頁分に断裁することで、N枚の印刷物を作成する。この種の画像形成装置システムは、いわゆる名刺印刷やチケット印刷に好適である。つまり、画像形成装置によって1枚の用紙に複数の名刺やチケットを印刷し、それを断裁機によって複数に切断することで、複数枚の名刺やチケットを得ることができる。
また、この種の画像形成システムにおいて、印刷物の印刷欠陥(一般に「ヤレ」と呼ばれている)の有無を検査し、印刷欠陥をリカバリー処理する技術がある(例えば引用文献1-3参照)。
特開平5-147201号公報 特開2007-322465号公報 特開2018-31983号公報
しかしながら、従来の断裁部を有する画像形成システムにおける印刷欠陥のリカバリー処理においては、生産性の点で未だ不十分であった。
本発明は、所定画像をシートに繰り返し形成した後にシートを断裁することで前記所定画像単位のシートを得る画像形成システムにおいて、印刷欠陥のリカバリー処理に起因する生産性の低下を抑制できる画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成システムの一つの態様は、
所定画像についての出力個数が設定された印刷・断裁ジョブを受け付ける受付部と、
前記所定画像をシートに繰り返し形成する画像形成部と、
前記画像形成部により前記シート上に形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部の下流側に配置され、前記シートを断裁する断裁部と、
制御部と、
を備える画像形成システムであって、
前記制御部は、
前記出力個数の設定と前記シートの情報とから、前記印刷・断裁ジョブで利用するシート枚数を決定し、
前記画像形成部により形成される前記所定画像の合計の繰り返し形成個数が、前記設定された前記出力個数よりも多くなるように、前記シート枚数に対応する最後のシートの余剰部分に余剰な前記所定画像が形成されるように前記画像形成部を制御し、
前記読取部による読取画像に画像形成異常が検知された前記所定画像の個数に基づいて、前記最後のシートに対する前記断裁部による断裁を制御する。
本発明の画像形成システムの一つの態様は、
所定画像についての出力個数が設定された印刷・断裁ジョブを受け付ける受付部と、
前記所定画像を連続シートに繰り返し形成する画像形成部と、
画像形成部により前記連続シート上に形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部の下流側に配置され、前記連続シートを断裁する断裁部と、
制御部と、を備える画像形成システムであって、
前記制御部は、
前記出力個数の設定と前記連続シートの情報とから、前記出力個数に対応するシート長を決定し、
前記シート長の区間に加えて、少なくとも前記画像形成部と前記読取部との距離に対応する追加区間に、前記所定画像を前記画像形成部に形成させ、前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知の検知結果に基づいて、前記追加区間に対する前記断裁部による断裁を制御する。
本発明によれば、所定画像をシートに繰り返し形成した後にシートを断裁することで前記所定画像単位のシートを得る画像形成システムにおいて、印刷欠陥のリカバリー処理に起因する生産性の低下を抑制できる。
画像形成システムの第1の構成例を示す概要図である。 画像形成システムの第1の構成例を示すブロック図である。 画像形成システムの第2の構成例を示す概要図である。 画像形成システムの第2の構成例を示すブロック図である。 1枚の用紙への印刷の様子を示す図である。 100枚の印刷カードの印刷の様子を示す図であり、図6A、図6B、図6C、図6Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙への印刷の様子を示す図である。 一部の印刷カードが画像形成異常(印刷欠陥)となった様子を示した図であり、図7A、図7B、図7C、図7Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙への印刷の様子を示す図である。 断裁機による断裁の様子を示した図であり、図8A、図8B、図8C、図8Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙の断裁の様子を示す図である。 追加用紙への印刷の例を示す図である。 追加用紙の断裁の例を示す図である。 1枚の用紙への印刷の様子を示す図である。 実施の形態の画像形成システムによる100枚の印刷カードの印刷の様子を示す図であり、図12A、図12B、図12C、図12Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙への印刷の様子を示す図である。 一部の印刷カードが画像形成異常(印刷欠陥)となった様子を示した図であり、図13A、図13B、図13C、図13Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙への印刷の様子を示す図である。 断裁機による断裁の様子を示した図であり、図14A、図14B、図14C、図14Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙の断裁の様子を示す図である。 部の印刷カードが画像形成異常(印刷欠陥)となった様子を示した図であり、図15A、図15B、図15C、図15Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙への印刷の様子を示す図である。 断裁機による断裁の様子を示した図であり、図16A、図16B、図16C、図16Dはそれぞれ1枚目、2枚目、6枚目、7枚目の用紙の断裁の様子を示す図である。 設定画面の例を示す図である。 設定画面の例を示す図である。 実施の形態の画像形成システムによるカード印刷・断裁処理のフローチャートである。 実施の形態の画像形成システムによるカード印刷・断裁処理のフローチャートである。 従来のシートの状態例を示す図である。 従来のシートの状態例を示す図である。 実施の形態のシートの状態例を示す図である。 実施の形態の画像形成システムによるカード印刷・断裁処理のフローチャートである。 従来の連続紙への印刷の様子を示す図である。 従来の連続紙への印刷の様子を示す図である。 実施の形態による連続紙への印刷の様子を示す図である。 実施の形態における断裁機による糟上げの様子を示す図である。 画像に対応するシート長情報の説明に供する図である。 実施の形態の画像形成システムによるカード印刷・断裁処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<1>画像形成システムの全体構成
図1及び図2は本発明が適用される画像形成システムの第1の構成例を示す図であり、図3及び図4は本発明が適用される画像形成システムの第2の構成例を示す図である。なお、図1-図4で表されている構成要素自体は、従来から既知のものなので、ここでは簡単に説明する。本発明の特徴は、主に、図1-図4からなる構成要素で行われる処理にあるので、その処理については後で詳しく説明する。
先ず、図1及び図2で示した第1の構成例について簡単に説明する。図1は画像形成システム100の概要図であり、図2は画像形成システム100のブロック図である。
図1から分かるように、画像形成システム100は、給紙装置110と、画像形成装置120と、画像検査機130と、パージユニット140と、断裁機150と、を有する。
給紙装置110は、給紙部及び用紙搬送部などを有し、給紙部に格納した用紙(以下、シートと呼ぶこともある)を所定タイミングで続く画像形成装置120に供給する。
画像形成装置120は、画像形成部、画像読取部及び用紙搬送部などを有し、用紙の所定位置に画像を形成する。
画像検査機130は、例えばラインセンサーでなる画像読取部及び用紙搬送部などを有し、画像形成装置120によって用紙に形成された画像に印刷欠陥が有るか無いかを検査し、検査結果の情報を画像形成装置120や後段のパージユニット140及び断裁機150に通知する。
パージユニット140は、用紙搬送部などを有し、印刷済みの用紙のうち印刷欠陥の著しい用紙などを破棄する。例えば、パージユニット140は、画像検査機130から受信した検査結果の情報に基づいて、印刷欠陥が用紙全体に現れている用紙は続く断裁機150に送ることなく、サブトレイなどの別ルートに破棄(排紙)する。
断裁機150は、MD方向(Machine Direction)断裁部、CD方向(Crcss Machine Direction)断裁部、用紙搬送部、カードトレイ及び屑箱などを有し、MD方向断裁部及びCD方向断裁部によって用紙をカード状に断裁する。これにより、1枚の用紙から例えば複数枚の名刺が得られる。得られた名刺などの印刷物はカードトレイに収容され、余白や印刷欠陥の印刷物は屑箱に収容される。
給紙装置110、画像形成装置120、画像検査機130、パージユニット140及び断裁機150は、それぞれCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)103などからなる制御部を有し、当該制御部によって動作が制御される。実際上、各装置の制御部は、CPUがROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して各装置の動作を集中制御する。また、給紙装置110、画像形成装置120、画像検査機130、パージユニット140、及び、断裁機150の制御部間はインターフェイス(図示せず)によって接続され、これにより各装置の動作が同期連携して行われる。
次に、図3及び図4で示した第2の構成例について簡単に説明する。この第2の構成例の画像形成システム200は、連続紙に画像を形成する点で第1の構成例の画像形成システム100と異なる。つまり、第1の構成例の画像形成システム100がA判、B判といった予め決まったサイズの個々の用紙に画像を形成する構成であったのに対して、画像形成システム200は連続紙に画像を形成する構成を有する。
図3は画像形成システム200の概要図であり、図4は画像形成システム200のブロック図である。
画像形成システム200は、給紙装置210と、給紙調整部211と、画像形成装置220と、画像検査機230と、断裁機240と、巻取部250と、巻取調整部251と、を有する。
給紙装置210には連続紙が巻回されており、この連続紙が給紙調整部211によって送り出し量が調整されながら画像形成装置220に送り出される。
画像形成装置220は、画像形成部、画像読取部及び用紙搬送部などを有し、用紙の所定位置に画像を形成する。
画像検査機230は、例えばラインセンサーでなる画像読取部及び用紙搬送部などを有し、画像形成装置220によって用紙に形成された画像に印刷欠陥が有るか無いかを検査し、検査結果の情報を後段の断裁機240に通知する。
断裁機240は、カット部、糟上げ部及び用紙搬送部などを有する。具体的には、断裁機240は、カット部によって正常画像はカットし、異常画像及び不要画像はカットしないようになっている。ここで、この例の連続紙は、台紙+ラベル部の2層構造となっており、カットされた正常画像は後段の巻取部250及び巻取調整部251に搬送され、カットされなかった異常画像及び不要画像は糟上げ部によって巻き取られる。ただし、これに限らず、正常画像をカットせず、異常画像及び不要画像をカットするような選別を行う構成を採用してもよい。要は、断裁機240の構成は、正常画像と、異常画像及び不要画像とを断裁によって選別できる構成であればよい。
<2>画像形成システム100による印刷及び断裁
ここでは、画像形成システム100による印刷及び断裁について詳細に説明する。例として、72mm×105mmの印刷カードを100枚作成する場合について説明する。また、例としてA3(297mm×420mm)の用紙を使用する。
先ず、本実施の形態の画像形成システム100による印刷及び断裁を説明する前に、図5-図10を用いて、比較例として、従来の印刷及び断裁について説明する。
図5は、1枚のA3用紙への印刷の様子を示す。図中の「ABC」は1枚の印刷カードを示す。1枚のA3用紙には16枚の印刷カードが印刷される。
図6は、100枚の印刷カードの印刷の様子を示す。具体的には、図6Aには1枚目のA3用紙への1~16枚の印刷カードの印刷の様子が示され、図6Bには2枚目のA3用紙への17~32枚の印刷カードの印刷の様子が示され、図6Cには6枚目のA3用紙への81~96枚の印刷カードの印刷の様子が示され、図6Dには7枚目のA3用紙への97~100枚の印刷カードの印刷の様子が示されている。
図7は、一部の印刷カードが画像形成異常(印刷欠陥)となった様子を示した図である。図7の例では、図7Bで示した2枚目のA3用紙において、×印で示した2個の印刷カードに画像形成異常が生じている。図7Aで示した1枚目のA3用紙、図7Cで示した6枚目のA3用紙、図7Dには7枚目のA3用紙などの他のA3用紙においては、印刷カードに画像形成異常が生じていない。
図8は、断裁機による断裁の様子を示した図である。図7で示されている点線部分が断裁機によって断裁されることにより、図8の実線で示したように各印刷カードに分割される。そして、×印で示された2枚の印刷カードが屑箱に入れられ、残りの98枚の印刷カードがカードトレイに入れられる。
ここで、従来の画像形成システムにおいては、破棄された画像形成異常の印刷カードに相当する枚数の印刷カードを、追加の用紙を用いて作成する。つまり、リカバリー処理が行われる。具体的には、図9に示したように、追加の用紙である8枚目のA3用紙に、画像形成異常が生じ破棄された印刷カードの枚数に相当する2枚分の印刷カードが印刷される。次に、図10に示したように、断裁機によって2枚の印刷カードが断裁される。断裁された印刷カードはカードトレイに入れられ、残りの部分は屑箱に入れられる。
次に、図11-図16を用いて、本実施の形態の画像形成システム100による印刷及び断裁を説明する。
図11は、1枚のA3用紙への印刷の様子を示す。図中の「ABC」は1枚の印刷カードを示す。1枚のA3用紙には16枚の印刷カードが印刷される。
図12は、画像形成システム100による100枚の印刷カードの印刷の様子を示す。具体的には、図12Aには1枚目のA3用紙への1~16枚の印刷カードの印刷の様子が示され、図12Bには2枚目のA3用紙への17~32枚の印刷カードの印刷の様子が示され、図12Cには6枚目のA3用紙への81~96枚の印刷カードの印刷の様子が示され、図12Dには7枚目のA3用紙への印刷カードの印刷の様子が示されている。
図6Dと図12Dとを比較すれば分かるように、本実施の形態の画像形成システム100の画像形成装置120は、目標の枚数である100枚の印刷カードに加えて、余剰な枚数の印刷カードを予め印刷するようになっている。つまり、従来は図6Dに示したように、100枚丁度の印刷カードを印刷している。これに対して、本実施の形態の画像形成装置120は、図12Dに示したように、最後の用紙(つまり7枚目のA3用紙)の全ての領域に印刷カードを印刷することで、合計で112枚の印刷カードを印刷する。つまり、図12Dの例では、12枚の余剰な印刷カード(図中の一点鎖線で囲んで示されている印刷カード)が印刷されている。
図13は、一部の印刷カードが画像形成異常(印刷欠陥)となった様子を示した図である。図13の例では上述した図7の例と同じように、図13Bで示した2枚目のA3用紙において、×印で示した2個の印刷カードに画像形成異常が生じている。図13Aで示した1枚目のA3用紙、図13Cで示した6枚目のA3用紙、図13Dには7枚目のA3用紙などの他のA3用紙においては、印刷カードに画像形成異常が生じていない。
図14は、断裁機150による断裁の様子を示した図である。図13で示されている点線部分が断裁機によって断裁されることにより、図14の実線で示したように各印刷カードに分割される。
ただし、本実施の形態の断裁機150は、図13で示されている点線部分の全てを断裁するのではなく、断裁後の画像形成異常の無い正常な印刷カードが丁度100枚になるように断裁を行う。具体的には、断裁機150は、画像検査機130から画像形成異常(印刷欠陥)が生じている印刷カードの枚数の情報を入力し、この枚数分だけ余剰の印刷カードを断裁する。図14の例では、2枚の印刷カードに画像形成異常が生じているので、断裁機150は、図14Dに示されているように、2枚の余剰な印刷カードを断裁する。換言すれば、12枚の余剰な印刷カードを全て断裁するのではなく、画像形成異常が生じた2枚の印刷カードを補う数の印刷カードのみを断裁する。
そして、図14Bの×印で示された2枚の印刷カードと、図14Dで示された印刷カードのうち断裁されなかった印刷カードとが屑箱に入れられ、断裁された正常な100枚の印刷カードがカードトレイに入れられる。
なお、必ずしも図14Dに示したように、画像形成異常が生じた印刷カードを補う数の印刷カードのみを断裁する必要はなく、16枚の全ての印刷カードを断裁して余分な印刷カードも断裁してもよい。例えば、断裁により余分な印刷カードを作成した後に、カードトレイに入れる枚数を調整して選択することで、目標の100枚の印刷カードを得るようにしてもよい。
図13及び図14では、2枚目のA3用紙において2枚の印刷カードに画像形成異常が生じた場合について述べた。図15及び図16では他の例として、最後のA3用紙において1枚の印刷カードに画像形成異常が生じた場合(図15D)について示した。この場合においても、断裁機150は、画像検査機130から画像形成異常(印刷欠陥)が生じている印刷カードの枚数の情報を入力し、この枚数分だけ余剰の印刷カードを断裁する。図15の例では、1枚の印刷カードに画像形成異常が生じているので、断裁機150は、図16Dに示されているように、1枚の余剰な印刷カードを断裁することで、印刷欠陥の無い100枚の印刷カードを得る。
図17及び図18は、画像形成システム100における設定画面の例を示す。より具体的には、図17は給紙するシート(用紙)を選択するための画面例を示し、図18は出力する印刷カードのサイズや個数(目標枚数と言ってもよい)を設定するための画面例を示す。ユーザーは、例えば画像形成装置120の操作表示部に表示される図17及び図18のような設定画面を用いて、給紙するシートの種類や印刷カードのサイズ及び個数などを設定する。
次に、図19及び図20を用いて、画像形成システム100のカード印刷・断裁処理の処理フローを説明する。なお、実際上、図19及び図20の処理は、主に画像形成装置120のCPU(以下の説明では画像形成システム100の制御部と呼ぶ)によって、他の装置110、130、140、150のCPUと連携しながら行われる。
先ず、ステップS100において、画像形成システム100の制御部は、カード印刷・断裁モードかを判定し、カード印刷・断裁モードの場合にステップS102に進む。ステップS102において、制御部は、給紙されるシート(用紙)のサイズ情報を取得する。例えば給紙されるシートがA3用紙である場合には、サイズ情報としてA3用紙のサイズ情報を取得する。続くステップS104において、制御部は、出力する印刷カードのサイズ及び個数(枚数と言ってもよい)の情報を取得する。
ステップS106において、制御部は、ステップS102、S104で取得したシート(用紙)サイズ情報と、印刷カードのサイズ・個数情報とから、必要シート枚数及び印刷レイアウトを決定する。ここで、CD方向についての用紙サイズが297mm、印刷カードサイズが72mmであり、MD方向についての用紙サイズが420mm、印刷カードサイズが105mmの場合、制御部は、以下のようにして印刷レイアウト及び必要シート枚数を決定する。
・1枚の用紙におけるCD方向の印刷カード枚数: 297÷72=4 あまり 9
→ CD方向に印刷カードを4枚作成する。9mmの断裁屑が生じる。
・1枚の用紙におけるMD方向の印刷カードの枚数: 420÷105=4
→ FD方向に印刷カードを4枚作成する。
・よって、1枚のシートに対して4×4=16枚のカードを作成する。レイアウトはCD方向に4枚×FD方向に4枚の印刷カードの画像を形成する。
・必要シート枚数:100÷16=6 あまり 4
→ 6+1=7枚のシートが必要。
ステップS108において、制御部は、カード出力枚数と印刷画像数の差分Dを決定する。ここで、差分Dは、印刷カードの予備の(余剰な)印刷カードの画像数であり、図12の例では、7枚目のシート(図12D)から分かるように、D=16-4=12である。
ステップS110において、画像形成システム100は、印刷動作を開始する。
ステップS112において、画像検査機130が画像異常を検出して画像異常があったか否かを判断する。具体的には、画像検査機130は、シート1枚毎に画像異常検出を行う。画像に異常があった場合、処理はステップS114に移り、画像に異常がなかった場合、処理はステップS116に移る。
ステップS114において、制御部は、シート情報に関連付けて画像異常情報を記憶する。具体的には、シート毎に画像異常検出数Nをインクリメントすることにより、シート毎に画像異常のあった印刷カードの数をカウントするとともに異常のあった位置を記憶する。例えば図13の例の場合には、2枚目のシートに2個の画像異常があったことが記憶されるとともに、異常位置がCD2列MD2行目、CD3列MD3行目であったことが記憶される。
ステップS116において、制御部は、現在画像検査機130で検査されたシートが当初予定していた最終シートである否か判断し、最終シートの場合にはステップS118に移り、最終シートでない場合にはステップS126に移る。ここで、実施例の場合には、当初予定していたシートの数が7枚なので、7枚目のシートが最終シートである。
ステップS118において、制御部は、追加シートが不要であるか否か判断し、不要の場合にはステップS120に移り、必要な場合にはステップS122に移る。追加シートが不要な場合とは、ステップS108で決定した差分(予備の画像数)Dと、ステップS114でカウントした異常画像検出数Nとの関係が、D≧Nの場合である。
追加シートが不要な場合、制御部は、ステップS120において、画像異常検出枚数N分の追加断裁数(カード出力枚数)を断裁機150に設定する。これに対して、追加シートが必要な場合、制御部は、ステップS122において、追加シートが必要であることを給紙装置110に設定し、ステップS124において、不足分(N-D)の追加断裁数を断裁機150に設定する。
ステップS126において、シートが断裁機150に搬送され、断裁が実行される。このとき、最終シート以外は元の断裁設定通りに断裁される。最終シートは元の断裁設定通り、または、ステップS120で設定された断裁設定に従って断裁され、追加シートはステップS124で設定された断裁設定に従って断裁される。
ステップS130において、断裁された印刷カードが振り分けられる。断裁された印刷カードが画像異常カードまたは不要カードの場合、処理はステップS130からステップS134に移って、当該印刷カードは屑箱へ搬送される。これに対して、断裁された印刷カードが正常カードの場合、処理はステップS130からステップS132に移って、当該印刷カードはカードトレイへ搬送される。因みに、画像異常カードか否かの情報はステップS114で設定されている。また、不要カードか否かはステップS108の処理及びステップS120の処理から把握できる。
ステップS136において、断裁された印刷カードが不要部分またはシート内の最後のカードであるか否か判断され、否定結果が得られた場合にはステップS130に戻る。ステップS130-S132(S134)-S136-S130の処理ループを繰り返すことにより、1枚のシートに対して断裁された印刷カード枚数分(実施例では16枚=16回)の印刷カードの分別が行われる。
ステップS136において肯定結果が得られた場合、処理はステップS138に移り、最終シートか否か判断され、否定結果が得られた場合にはステップS112に戻る。ステップS112~S138の処理ループを繰り返すことにより、1枚目から最終シートまでの各シートに対する処理が繰り返される(実施例では7枚=7回)。
ステップS142では、追加シート必要か否か判断し、必要な場合にはステップS144に移る。ステップS144では、追加シートの印刷が開始される。
ステップS146において、画像検査機130が追加シートの画像異常を検出して画像異常があったか否かを判断する。画像に異常があった場合、処理はステップS148に移り、画像に異常がなかった場合、処理はステップS149に移る。
ステップS148において、制御部は、シート情報に関連付けて画像異常情報を記憶する。具体的には、画像異常検出数Mをインクリメントすることにより、追加シートにおいて画像異常のあった印刷カードの数をカウントするとともに異常のあった位置を記憶する。
ステップS148において、制御部は、(N-D+M)分の追加断裁数(カード出力枚数)を断裁機150に設定する。
ステップS150において、追加シートが断裁機150に搬送され、断裁が実行される。続くステップS152において、断裁された印刷カードが振り分けられる。断裁された印刷カードが画像異常カードまたは不要カードの場合、処理はステップS152からステップS156に移って、当該印刷カードは屑箱へ搬送される。これに対して、断裁された印刷カードが正常カードの場合、処理はステップS152からステップS154に移って、当該印刷カードはカードトレイへ搬送される。
ステップS158において、断裁された印刷カードが不要部分またはシート内の最後のカードであるか否か判断され、否定結果が得られた場合にはステップS152に戻る。ステップS152-S154(S156)-S158-S152の処理ループを繰り返すことにより、追加シートにおいて断裁された印刷カードの分別が行われる。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成システム100によれば、所定画像についての出力個数(実施例では100個)が設定された印刷・断裁ジョブを受け付ける受付部(例えば画像形成装置120の操作表示部)と、前記所定画像をシートに繰り返し形成する画像形成部(画像形成装置120)と、画像形成部により前記シート上に形成された画像を読み取る読取部(画像検査機130の画像読取部)と、前記読取部の下流側に配置され前記シートを断裁する断裁部(断裁機150)と、制御部(例えば画像形成装置120の制御部)と、を備え、前記制御部は、前記出力個数の設定と前記シートの情報とから、前記印刷・断裁ジョブで利用するシート枚数を決定し、前記画像形成部により形成される前記所定画像の合計の繰り返し形成個数が、前記設定された前記出力個数よりも多くなるように(実施例では112枚)、前記シート枚数に対応する最後のシート(実施例では7枚目のシート)に余剰な前記所定画像が形成されるように前記画像形成部を制御し、前記読取部による読取画像に画像形成異常が検知された前記所定画像の個数に基づいて、前記最後のシートに対する前記断裁部による断裁を制御する。
これにより、所定画像をシートに繰り返し形成した後にシートを断裁することで前記所定画像単位のシートを得る画像形成システムにおいて、印刷欠陥(異常画像)のリカバリー処理に起因する生産性の低下を抑制できる。
また、本実施の形態の画像形成システム100によれば、前記最後のシートに、他シートと同数の前記所定画像するように前記画像形成部を制御する。
これにより、追加シートを用いなくても、印刷欠陥(異常画像)をリカバリーできる確率を上げることができる。
また、本実施の形態の画像形成システム200によれば、前記制御部は、画像形成異常が検知された所定画像の個数が、前記シート枚数に形成される所定画像の個数と前記出力個数の設定との差分を超える場合、前記最後のシートの後の追加シートについて前記所定画像を前記画像形成部に形成させ、前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知の検知結果に基づいて、前記追加シートに対する前記断裁部による断裁を制御する。
これにより、予定の最後のシートだけでは印刷欠陥(異常画像)をリカバリーできない場合でも、追加シートを用いることで印刷欠陥(異常画像)をリカバリーできるようになる。
<3>シートの待機処理
本実施の形態の一つの態様においては、上述の実施の形態の制御に加えて、画像形成システム100の制御部は、読取部(画像検査機130の画像読取部)により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知を行う場合、読取部と断裁部(断裁機150)の間の搬送経路に、画像形成部(画像形成装置120)により所定画像が形成されたシートを待機させるようになっている。
また、より好ましくは、本実施の形態の一つの態様においては、上述の実施の形態の制御に加えて、画像形成システム100の制御部は、読取部(画像検査機130の画像読取部)により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知を行う場合、読取部と断裁部(断裁機150)の間の搬送経路に、画像形成部(画像形成装置120)により所定画像が形成された複数枚のシートを待機させるようになっている。
図21A、図21B、図21Cを用いて、これらの態様について説明する。図21A及び図21Bは、従来のシートの状態例を示す図であり、図21Cは本実施の形態のシートの状態例を示す図である。
ここで、断裁を行う画像形成システムにおいては、断裁機での処理(シートを停止させてカッター等で切断させる処理)が他の部分での処理よりも時間がかかるため、断裁前のシートをシステム中のいずれかの場所で待機させておく必要がある。
図21A及び図21Bは、シートPに対する次シートP+1の待機位置の一例である。図21Bの例では、断裁機150によるシートPの断裁中には次シートP+1は画像形成装置120の入り口付近で待機している。
これに対して、図21Cに示した本実施の形態のシートの状態例では、断裁機150によるシートPの断裁中に、次シートP+1及び次々シートP+2は、画像検査機130の読取部と断裁機150の断裁部の間の搬送経路に待機されている。これにより、シートの画像検査が終了した後で待機するようにしたので、画像検査を次のシートの印刷に反映しやすくなる。本実施の形態の考え方は、どうせ断裁機での待ち時間が発生するのであれば、続くシートは画像検査が終わった位置で待機させるといったものである。このようにすることで、最終シートや追加シートに画像検査を反映した印刷を施すことができる。
図22は、本実施の形態のシートの待機処理を含むカード印刷・断裁処理の処理フローである。
ステップS200において、画像形成システム100の制御部は、カード印刷・断裁モードかを判定し、カード印刷・断裁モードの場合にステップS201に進む。
ステップS202において、制御部は、断裁機150の断裁部から画像検査機130の読取部までの搬送経路と、シートサイズと、から停止可能なシート枚数を取得する。例えば、断裁機150の断裁部から画像検査機130の読取部の搬送路距離が1000mm、シート長が420mmの場合、1000÷420=2で、2枚のシートが停止可能であると判定する。
ステップS203において、停止可能枚数が0より多いかを判断し、多い場合にはステップS204に進む。因みに、図21Bの状態なら停止可能枚数は2枚、図21Cの状態なら停止可能枚数は0枚である。停止可能枚数が0枚の場合は、図21BのシートP+1の位置でシートを待機させる。
ステップS204では画像形成装置120による画像形成及び用紙搬送が開始され、ステップS205で画像検査機130による異常画像の検出が行われる。
ステップS206において、制御部は、断裁機150が断裁可能であるか、換言すれば断裁機150の断裁部搬送路が空いているかを判断する。制御部は、断裁可能であると判断すると、ステップS207に移ってシートを断裁部に搬送させ、ステップS208において断裁機150によってシートを断裁させる。
これに対して、制御部は、ステップS206で断裁可能でないと判断すると、ステップS209に移って、シートを停止位置まで搬送し、停止可能枚数をデクリメントする。次に、制御部は、ステップS210において、断裁機150が断裁可能であるか判断する。制御部は、断裁可能であると判断すると、ステップS211において停止可能枚数をインクリメントした後に、ステップS207に移る。
ステップS212において、制御部は、断裁したシートが最終シートであるか判断し、最終シートでない場合には、ステップS203に戻る。
<4>連続紙に対する処理
次に、図3及び図4に示した連続紙を使用する画像形成システム200の処理について説明する。
図23A及び図23Bは、従来の連続紙への印刷の様子を示す図である。図23Aに示したように最終画像で異常画像(図中×印で示されている)が検出されると、図23Bに示したように、異常画像をリカバリー画像が印刷される。このとき、最終画像とリカバリー画像との間には、画像検査機230の画像読取部と画像形成装置220の画像処理部との間の搬送距離に相当する「空白」ができてしまうという問題がある。
また、最終画像検査完了まで次のジョブをスタートできない(同一連続紙に次のジョブの画像を形成できない)といった問題がある。もしも、次のジョブを見切りでスタートした場合には、リカバリー画像と次のジョブの画像の順序が入れ子になってしまうので、後工程で連続紙の切り貼りが必要となるという問題がある。
図24Aは、本実施の形態による連続紙への印刷の様子を示す図である。図24Aから分かるように、本実施の形態の画像形成システム200は、ジョブの最終画像以降も画像形成を繰り返すようになっている。
このとき、画像形成システム200は、ジョブによる出力個数(実施例では100個)の設定と連続シート(連続紙)の情報とから、出力個数に対応するシート長を決定する。また、画像形成システム200は、前記シート長の区間に加えて、少なくとも画像形成装置220の画像形成部と画像検査機230の画像読取部との距離に対応する追加区間(図24Aの両矢印区間)に、前記所定画像を前記画像形成部に形成させ、前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知の検知結果に基づいて、前記追加区間に対する前記断裁部による断裁を制御するようになっている。
図24Bは、断裁機240による糟上げの様子を示す図である。図中の●印は、断裁機240の糟上げよって除去される不要画像を示す。不要画像には、異常画像及び余剰画像が含まれる。なお、図24B中の「DEF」は、次のジョブによる印刷画像である。
図25は、画像形成システム200の印刷・断裁処理の説明に供するフローチャートである。実施例の図(図24A、図24B、図24C)では連続紙にA、B、Cの画像が印刷されている。図25のフローチャートは、1列(B列)のみに注目したフローチャートである。実際には、図25のフローチャートを列数分を行うなどの処理を実施可能である。また、図25の処理は、主に画像形成装置220のCPU(以下の説明では画像形成システム200の制御部と呼ぶ)によって、他の装置210、211、230、240、250、251のCPUと連携しながら行われる。
先ず、ステップS300において、画像形成システム200の制御部は、画像形成装置220の画像形成部と、画像検査機230の画像読取部の距離情報を取得する。続くステップS302において、制御部は、画像に対応するシート長情報を取得する。この画像に対応するシート長情報とは、図24Cの両方向矢印の長さを意味する。続くステップS304において、制御部は、ステップS300で得た距離情報と、ステップS302で得た画像に対応するシート長情報とから追加画像数を決定する。
例えば、画像に対応するシート長情報が150mm、画像形成装置220の画像形成部と画像検査機230の画像読取部との間の距離が600mmの場合、600÷150=4なので、追加画像数は4画像と決定する。因みに、制御部は、さらにステップS304において、追加分の画像については不要部情報を設定する。
ステップS306において、画像形成システム200は、印刷動作を開始する。
ステップS308において、画像検査機230が画像異常を検出して画像異常があったか否かを判断する。画像に異常があった場合、処理はステップS310に移り、画像に異常がなかった場合、処理はステップS312に移る。
ステップS310では、画像異常位置をセットするとともに、画像異常数をインクリメントする。図24Aの例では、100画像目に画像異常情報をセットするとともに、画像異常数のカウント値が1とされる。
ステップS312では、ジョブで指定された出力画像数と、ステップS304で決定された追加画像数の画像異常の検出処理が完了したか否か判断し、完了した場合にはステップS314に進み、完了しない場合にはステップS308に戻る。
ステップS314において、制御部は、画像異常数分の不要部情報を削除する。図24のような画像の場合には、ステップS310でカウントされた画像異常数1に従って、追加画像の1画像目(101画像目)を不要部情報から削除する。
ステップS400において、制御部は、ステップS304、S310、S314で設定またはクリアされた情報に基づいて、各印刷画像が異常画像または不要部(不要画像)であるか否かの判断を行う。印刷画像が異常画像または不要部でない場合には、ステップS402に移り、断裁機240によってその印刷画像をカットする(つまり、その印刷画像は糟上げされない)。これに対して、印刷画像が異常画像または不要部の場合には、ステップS404に移り、断裁機240によってその印刷画像をカットしない(つまり、その印刷画像は糟上げされる)。
続くステップS406では、ジョブで指定された出力画像数と、ステップS304で決定された追加画像数の選択的カット処理が完了したか否か判断し、完了した場合には処理を終了し、完了しない場合にはステップS400に戻る。
このように、画像形成システム100によれば、ジョブによる出力個数(実施例では100個)の設定と連続シート(連続紙)の情報とから、出力個数に対応するシート長を決定し、前記シート長の区間に加えて、少なくとも画像形成装置220の画像形成部と画像検査機230の画像読取部との距離に対応する追加区間(図24Aの両矢印区間)に、前記所定画像を前記画像形成部に形成させ、前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知の検知結果に基づいて、前記追加区間に対する前記断裁部による断裁を制御したことにより、最終画像とリカバリー画像との間に、画像検査機230の画像読取部と画像形成装置220の画像処理部との間の搬送距離に相当する「空白」が生じるのを回避できる。
これにより、印刷欠陥のリカバリー処理に起因する生産性の低下を抑制できる画像形成システム200を実現できる。
なお、上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
100、200 画像形成システム
110、210 給紙装置
120、220 画像形成装置
130、230 画像検査機
140 パージユニット
150、240 断裁機
211 給紙調整部
250 巻取部
251 巻取調整部

Claims (5)

  1. 所定画像についての出力個数が設定された印刷・断裁ジョブを受け付ける受付部と、
    前記所定画像をシートに繰り返し形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記シート上に形成された画像を読み取る読取部と、
    前記読取部の下流側に配置され、前記シートを断裁する断裁部と、
    制御部と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    前記出力個数の設定と前記シートの情報とから、前記印刷・断裁ジョブで利用するシート枚数を決定し、
    前記画像形成部により形成される前記所定画像の合計の繰り返し形成個数が、前記設定された前記出力個数よりも多くなるように、前記シート枚数に対応する最後のシートの余剰部分に余剰な前記所定画像が形成されるように前記画像形成部を制御し、
    前記読取部による読取画像に画像形成異常が検知された前記所定画像の個数に基づいて、前記最後のシートに対する前記断裁部による断裁を制御する、
    画像形成システム。
  2. 前記制御部は、
    前記最後のシートに、他シートと同数の前記所定画像を形成するように前記画像形成部を制御する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、
    画像形成異常が検知された所定画像の個数が、前記シート枚数に形成される所定画像の個数と前記出力個数の設定との差分を超える場合、前記最後のシートの後の追加シートについて前記所定画像を前記画像形成部に形成させ、
    前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知の検知結果に基づいて、前記追加シートに対する前記断裁部による断裁を制御する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、
    前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知を行う場合、
    前記読取部と前記断裁部の間の搬送経路に、前記画像形成部により前記所定画像が形成されたシートを待機させる、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御部は、
    前記読取部により読み取られた読取画像に基づく画像形成異常の検知を行う場合、
    前記読取部と前記断裁部の間の搬送経路に、前記画像形成部により前記所定画像が形成された複数枚のシートを待機させる、
    請求項3に記載の画像形成システム。
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