JP7465987B2 - バヨネットロックの第１接続相手と第２接続相手をコーディングする装置および装置セット - Google Patents

Description

本発明は、バヨネットロックの第１の接続相手と第２の接続相手をコーディングするための装置および装置セットに関するものである。

装置内の異なる容器間、例えば冷却装置内で流体を搬送するために、流体ラインが使用される。これらの流体ラインは、流体ラインアダプタによって、例えば分配板に接続することができる。分配板は、流体ラインを介して供給される流体を異なる、場合によっては複数の追加の流体ラインに供給する。多数の流体ラインが使用される場合、装置の機能を確保し、損傷を防止するために、これらを混同してはならない。

このために、流体ラインと対応する流体ラインの受け部材を、流体ラインと受け部材を関連付ける記号によってコーディングすることもできる。よって、ユーザは、流体ラインを組み立てる前に、流体ライン上の記号を流体ラインの受け部材上の対応する記号と関連付ける必要がある。

したがって、本発明の目的は、より効果的な方法で取り扱うことができるラインのコーディングのための改良された装置を提供することである。

本発明の主要な特徴は、請求項１および８に記載されている。請求項２から７および９、１０は実施形態に関するものである。

バヨネットロックの第１の接続相手と第２の接続相手を備える装置において、第１の接続相手が、接続をロックするための少なくとも２つのロックアームを有し、かつ、流体ラインアダプタ上に配置され、第２の接続相手が、ロックアームを通してガイドするためのロックアームの数に対応する数の凹部を有し、かつ、アダプタ受け部材上に配置されるフランジリングであって、本発明によれば、第１の接続相手を通してガイドするためのフランジリングを有し、第１のロックアームが、第１の凹部のみに適合し、他のロックアームとは異なる形状を有し、第１のロックアームに関連する第１の凹部が、第１の接続相手と第２の接続相手とを予め定められた位置に位置決めするための適合する形状を有し、さらなる凹部が、第１のロックアームと適合せず、他のロックアームと適合する形状を有し、装置が、さらに、接続可能な第１の接続相手と第２の接続相手とを特定することであるコーディングを行う機械的なコーディングデバイスを備え、該コーディングデバイスが第１の接続相手上の第１のコーディング相手と、第２の接続相手上の第２のコーディング相手とを有し、第１のコーディング相手と第２のコーディング相手とは、第１の接続相手と第２の接続相手とが互いに対して予め定められた位置に配置され、かつ、バヨネットロックによって接続がもたらされるときに、第１のコーディング相手と第２のコーディング相手とが相互に適合する方法で方向付けられ、第１のコーディング相手が突起であり、第２のコーディング相手が、突起と関連するガイドであり、突起が、第１の接続相手から離れて流体ラインアダプタの半径方向に延び、第２の接続相手が、アダプタ受け部材の軸方向の端部に、アダプタ受け部材の周方向に延び、かつ、突起のためのガイドを有する縁部を備え、ガイドが、縁部の周方向の一部がアダプタ受け部材の軸方向に窪み、かつアダプタ受け部材の半径方向に貫通する凹形状を有し、周方向に延びている装置を提供する。

本発明による装置においては、機械的なコーディングデバイスを使用して、流体ラインアダプタをアダプタ受け部材に接続するバヨネットロックの第１の接続相手と第２の接続相手の間の明確な関連付けを行うことができる。バヨネットロックは、この場合、第１の接続相手上に配置される少なくとも２つのロックアームを有する。さらに、バヨネットロックは、第２の接続相手上に、凹部を有するフランジリングを構成する。凹部の数は、この場合は、ロックアームの数と等しい。ロックアームは、装置の軸方向から見て、流体ラインアダプタの端部ピースの周りに星型に配置されている。フランジリングに設けられた凹部も同様で、流体ラインアダプタの端部ピースを通すことができるような内輪の直径を有している。凹部の位置では、フランジリングの内輪径が大きくなり、凹部の位置でロックアームがフランジリングを通してガイドされることが可能である。バヨネットロックを接続するために、第１の接続相手は第２の接続相手に接続され、その際、ロックアームはフランジリングの凹部を通ってガイドされる。ロックアーム及び凹部は、その形状から、接続相手の互いに対する位置決めをもたらすので、第１および第２の接続相手は、１つの予め定められた位置でのみ互いに接続されることが可能である。さらに、機械的なコーディング装置は、第２のコーディング相手と機械的に協働する第１のコーディング相手からなり、その際、２つのコーディング相手は相互に互換性があるように構成されている。機械的なコーディング装置を使用すると、バヨネットロックが接続されたときに、第１の接続相手と第２の接続相手との間の自動的な関連付けが行われる。第２の接続相手と関連付けることを意図していない第１の接続相手は、第２のコーディング相手と互換性があるように方向付けられていない第１のコーディング相手を有する。この場合、互換性のない第１および第２の接続相手のために、第１の接続相手と第２の接続相手との間の接続は、接続相手が予め定められた位置においてのみ互いに対して方向付けられることができるので、不可能である。第１の接続相手が第２の接続相手と関連付けられることを意図している場合、第１の接続相手は、予め定められた位置において、第２のコーディング相手と互換性を持つように方向付けられる第１のコーディング相手を有している。

あるいは、または追加的に、第１の凹部は、例えば、凹部の標準的な形状とは異なる形状を有していてもよく、対応する第１のロックアームは、適合する相補的な形状を有している。この場合、例えば、対応するロックアームのみがこの凹部を通ってガイドされ得るか、あるいは、対応するロックアームは他のどの凹部も通ってガイドされ得ないかのいずれかである。その結果、機械的なコーディング装置との組み合わせにより、２つの接続相手の間に、大きな複雑さを伴うことなく、機械的な関連付けが行われる。

この場合、ユーザは、流体ラインアダプタと対応する受け部材とを関連付けたいときに、ある記号を復号化して別の記号に結び付ける必要はもはやない。その結果、流体ラインアダプタとアダプタ受け部材に接続される流体ラインの不正確な関連付けが防止される。このため、装置の取扱いの効果が高まる。

例えば、第１のロックアームは、他のロックアームよりもバヨネットロックの周方向における範囲が大きく、第１の凹部は、周方向において適合する範囲を有し、周方向における追加の凹部は、第１のロックアームと適合しない小さい範囲を有していてもよい。

この例では、ロックアームの１つ、すなわち第１のロックアームが、他のロックアームよりも周方向において大きな範囲を有して構成されているため、他のロックアームと適合する凹部を介してガイドされることができない。第１のロックアームは、これに対して大きすぎるのである。その結果、第１の接続相手は、バヨネットロックをロックするために、第１のロックアームが第１の凹部と整合する位置においてのみ、第２の接続相手に接続されることができる。その結果、一方では、第１の接続相手は、第２の接続相手と関連付けられる。他方では、大きな複雑さなしに、２つの接続相手の互いに対する予め定められた位置決めがそれによってもたらされる。

さらに、第１のコーディング相手は、例えば、突起であってもよく、第２のコーディング相手は、凹部であってもよい。

この例では、突起は、凹部と互換性があり、すなわち、バヨネットロックがロックされることを意図しているときに、突起を凹部に導入してその中で移動させることができる。突起は、第２の接続相手に対する第１の接続相手の１つの予め定められた位置においてのみ、凹部内に導入され得る。その結果、第1の接続相手は第２の接続相手と関連付けられる。

一実施例によれば、突起が、第１の接続相手から離れて流体ラインアダプタの半径方向に延びてもよく、第２の接続相手が、アダプタ受け部材の周方向に延び、かつ、突起のためのガイドを有する縁部を備え、ガイドが周方向に延びている。

突起は、本実施例においては、第１の接続相手から離れる方向に、その結果、流体ラインアダプタから離れる方向に半径方向外側に突出している。縁部は、本実施例においては、第１の接続相手が第２の接続相手上に配置され、それに接続されたときに、第１の接続相手を取り囲む。突起は、本実施例においては、ガイド内に配置され、バヨネットロックがロックされたときにガイドに沿って円周方向に移動させられてもよい。

別の実施例においては、突起は、流体ラインアダプタから離れるように流体ラインアダプタの軸方向に延びてもよく、第２の接続相手は、突起のためのアダプタ受け部材の円周方向に延びるガイドを有している。

この例では、第１の接続相手と第２の接続相手との接続において、突起は、アダプタ受け部材内に配設されるガイドに配置されている。バヨネットロックが閉じられると、突起はガイドに沿って円周方向に移動することができる。

この実施例においては、第２のコーディング相手が、例えば、装置のロック位置において、周方向に、突起と接触することによって、突起の周方向へのさらなる回転を防止するストッパを有していてもよい。

このストッパによって、第１の接続相手と第２の接続相手が正しい位置に取り付けられ、ロックされていることがユーザに表示される。

別の実施例によれば、第１の接続相手が、３つのロックアームを有することができる。

しかしながら、それによって、第１のロック相手がより多いまたはより少ない数のロックアームを有していてもよいことが除外されない。さらに、第２の接続相手は、それに応じて、ロックアームがガイドされることが可能な３つの凹部から構成される。

本発明はさらに、前述の説明による多数の装置を備える装置セットに関し、多数の装置の各々が、装置を明確に識別するために、多数の装置の他の装置のコーディングデバイスとは適合しないコーディングデバイスを有していることを特徴とする。

装置セットの各々の装置のコーディングデバイスが異なるため、各々の装置は、異なる装置に由来する場合、互いに使用できない第１の接続相手と第２の接続相手とを有する。その結果、多数の装置の各々が混同されるおそれを防止することができる。さらに、各々の装置を取り付ける際に、第１の接続相手と第２の接続相手との接続を可能にすることにより、第１の接続相手と第２の接続相手との正しいペアリングの自動識別を提供することができる。

一実施例においては、多数の装置の流体ラインアダプタが、それぞれ流体ライン湾曲部を有するとき、多数の装置の各々が、それぞれの流体ラインアダプタの周方向におけるコーディングデバイスの突起の位置とそれぞれの流体ライン湾曲部の湾曲方向との間に、第２の接続相手が配置されているアダプタ受け部材に対して、流体ライン湾曲部が組立後に延びる方向を決定する個別の角度関係を有してもよい。

組立状態における流体ライン湾曲部は特定の方向を向いていなければならないので、コーディングデバイスと流体ライン湾曲部との間のそれぞれの装置に個別の角度関係は、第１の接続相手と第２の接続相手との間の接続における流体ラインアダプタの流体ライン湾曲部の正しい位置決めをもたらす。これにより、アダプタ受け部材への装置または流体ラインアダプタの組み立てが簡素化される。

別の実施例によれば、多数の装置のうちの１つの装置の第１のコーディング相手と、多数の装置のうちの他の装置の第２のコーディング相手とは、互換性を有しない場合がある。

多数の装置のうちの１つの装置の第１のコーディング相手と多数の装置のうちの他の装置の第２のコーディング相手との間の非互換性の結果として、装置セットの異なる装置の接続相手の混乱が防止される。

本発明のさらなる特徴、詳細および利点は、特許請求の範囲の文言および図面を参照した以下の実施形態の説明から明らかである。

軸方向から見た第１の図として、装置の概略を示す図である。 第１の接続相手を備えた流体ラインアダプタと、第２の接続相手を備えたアダプタ受け部材の概略説明図である。 第１の接続相手を備えた流体ラインアダプタと、第２の接続相手を備えたアダプタ受け部材の概略説明図である。 装置の他の外観を示す別の方向から見た概略図である。 他の実施形態による、第１の接続相手を有する流体ラインアダプタと、第２の接続相手を備えるアダプタ受け部材の概略説明図である。 他の実施形態による、第１の接続相手を有する流体ラインアダプタと、第２の接続相手を備えるアダプタ受け部材の概略説明図である。 本装置の他の実施例を示す概略説明図である。 本装置の他の実施例を示す概略説明図である。 装置セットの多数の装置を示す概略図である。 装置セットの多数の装置を示す概略図である。 分配板と、その分配板に接続される流体ラインを備えるシステムの概略図である。

本発明による装置は、図１に示すように、その全体は装置１０として示されている。

装置１０は、この例においては、第１の接続相手１２を有する流体ラインアダプタと、第２の接続相手１４を有するアダプタ受け部材とから構成される。流体ラインアダプタをアダプタ受け部材に接続するために、第１の接続相手１２と第２の接続相手１４とが互いに接続されてもよい。この組み立て状態が図１に示されている。

図２ａに示されるように、第１の接続相手１２は、流体ラインアダプタの端部片に星の形に配置された少なくとも２つのロックアーム１６、１８、２０から構成される。ロックアーム１６、１８、２０は、この例においては、流体ラインアダプタの半径方向４８に延び、流体ラインアダプタから離れる方向を向いている。この実施例においては、３つのロックアーム１６、１８、２０が設けられている。

さらに、ロックアーム１６、１８、２０は、流体ラインアダプタの周方向４６に延在している。この例では、ロックアーム１６の周方向４６における範囲は、他のロックアーム１８、２０の範囲よりも大きい。ロックアーム１６は、第１のロックアーム１６と称することができる。

図２ｂによれば、第２の接続相手１４は、フランジリング２２を有する。フランジリング２２は、その内周に沿って、ロックアーム１６、１８、２０と適合するように構成された凹部２４、２６、２８を有している。すなわち、ロックアーム１６、１８、２０は、それと位置合わせされたときに、凹部２４、２６、２８の少なくとも１つを通ってガイドされることが可能である。しかしながら、この例では、凹部２６、２８は、第１のロックアーム１６よりも周方向４６に小さな広がりを有している。そのため、第１のロックアーム１６は、結果として、凹部２６、２８を通してガイドされることができない。第１の凹部２４と呼ぶことができる凹部２４のみが、第１のロックアーム１６をガイドすることができる周方向４６の形状を有している。したがって、第１のロックアーム１６は、第１の凹部２４を通してのみガイドされることができる。第１の接続相手１２と第２の接続相手１４との間の接続は、したがって、１つの予め定められた位置においてのみ可能である。

流体ラインアダプタは、Ｏリングの形状のシール要素３８をさらに有することができる。シール要素３８は、ロックアーム１６、１８、２０が凹部２４、２６、２８を通ってガイドされたときに、第１の接続相手１２と第２の接続相手１４との間の接続を密封する。

図３は、装置１０の別の方向から見た図である。機械的なコーディング装置は、この例では、第１のコーディング相手４２として、第１の接続相手１２から離れる径方向に延びる突起３０を含んで構成される。

第２の接続相手１４として機能するアダプタ受け部材は、縁部３２に配置され、第２のコーディング相手４４として機能するガイド３４を含んで構成されている。なお、ガイド３４は、縁部３２の周方向の凹部として形成されていてもよい。

さらに、第２の接続相手１４は、装置１０の組立位置において、突起３０がポジティブロック接続によって周方向へのさらなる回転を防止されるストッパ５２を含んでいる。突起３０がストッパ５２上に配置されると、それによって、第１の接続相手１２と第２の接続相手１４との間の適切な接続が行われたことがわかる。ユーザは、突起３０を基準にして、第１の接続相手１２と第２の接続相手１４とが互いに正しく接続されてロックされたか否かを確認することができる。

図４ａは、本実施例の第１の接続相手１２を別の方向から見た図である。第１の接続相手１２は、本実施例でも３つのロックアーム１６、１８、２０を有して構成されている。突起３０は、流体ラインアダプタの端部片から軸方向５０に間隔を空けて配置されている。シール要素３８は、突起３０とロックアーム１６、１８、２０との間に配置されている。

流体ラインアダプタは、流体ラインアダプタの２つの端部片が互いに対して斜めに配置されるように、流体ライン湾曲部５４をさらに有している。突起３０は、この例では、流体ライン湾曲部５４とロックアーム１６、１８、２０との間に配置されている。

この例では、第１のコーディング相手４２として機能する突起３０と流体ライン湾曲部５４との間の接続相手１２は、予め定められた角度関係を有している。この角度関係は、この例では、第２の接続相手１４が配置されているアダプタ受け部材に対して、流体ライン湾曲部５４が組立後に延びる方向を決定する。

ここでは、図４ｂに本実施例のアダプタ受け部材を示す。第２の接続相手１４として機能するアダプタ受け部材も、凹部２４、２６、２８を有するフランジリング２２から構成される。この図では、凹部２４のみが見えている。縁部３２上のガイド３４の形態である第１のコーディング相手４２と第２のコーディング相手４４の協調作用の結果、ロックアーム１６、１８、２０と凹部２４、２６、２８とによってもたらされる所定の位置によって、接続相手１２、１４の間の固定した関連性が提供される。その結果、アダプタ受け部材に対する組立位置での流体ライン湾曲部３４の方向も決定される

図５ａおよび図５ｂによる装置１０の別の実施例によれば、突起３０は、軸方向５０に配向させることも可能である。これは、第１の接続相手１２を示す図５ａに示されている。

図５ｂは、第２の接続相手１４を示し、第２のコーディング相手４４として対応するように構成されたガイド３４が示されている。ガイド３４は、この例では、アダプタ受け部材の内部に配置されている。

図６ａおよび図６ｂは、多数の装置１０を有する装置セットの装置１０の第１の接続相手１２を示す。装置１０は、この例では、様々な装置１０間で異なる機械的なコーディングデバイスを有している。

これに関し、図６ａにおいては、第１のコーディング相手４２は、突起３０として図中右下に配置されている。

図６ｂにおいては、第１のコーディング相手４２は、突起３０として図中左下に配置されている。

図２ａは、これに関し、第１のコーディング相手４２が突起３０として図中上部に配置されている装置セットの別の装置１０を示している。

装置１０における異なる第１のコーディング相手４２の結果、第１および第２の接続相手１２、１４は、互いに明確に関連付けられることができる。このため、異なる装置１０のものである異なる接続相手１２、１４の混同が防止される。

図７は、流体ライン用の分配板４０と、装置１０によってそれに接続される流体ライン３６とを示している。流体ライン３６は、この例では、流体ラインアダプタ、すなわち、第１の接続相手１２に接続されている。分配板４０は、アダプタ受け部材、すなわち第２の接続相手１４を有する。第１の接続相手１２は、それぞれのコーディングデバイスによって第２の接続相手１４と明確な態様で関連付けられている。

本発明は、上述した実施形態の一つに限定されるものではなく、むしろ様々な態様で変更可能である。

特許請求の範囲、明細書および図面から生じる構造的詳細、空間的配置、およびプロセスステップを含むすべての特徴および利点は、個々に、および多種多様な組み合わせで、本発明の本質となり得るものである。

１０ 装置
１２ 第１の接続相手
１４ 第２の接続相手
１６ 第１のロックアーム
１８ ロックアーム
２０ ロックアーム
２２ フランジリング
２４ 第１の受け部材
２６ 受け部材
２８ 受け部材
３０ 突起
３２ 縁部
３４ ガイド
３６ 流体ライン
３８ シール要素
４０ 分配板
４２ 第１のコーディング相手
４４ 第２のコーディング相手
４６ 周方向
４８ 半径方向
５０ 軸方向
５２ ストッパ
５４ 流体ライン湾曲部

Claims (7)

1. バヨネットロックの第１の接続相手（１２）と第２の接続相手（１４）とを備える装置であって、
   前記第１の接続相手（１２）が、接続をロックするための少なくとも２つのロックアーム（１６，１８，２０）を有し、かつ、流体ラインアダプタ上に配置され、
   前記第２の接続相手（１４）が、前記ロックアーム（１６，１８，２０）を通してガイドするための該ロックアーム（１６，１８，２０）の数に対応する数の凹部（２４，２６，２８）を有し、かつ、アダプタ受け部材上に配置されるフランジリング（２２）であって、前記第１の接続相手（１２）を通してガイドするためのフランジリング（２２）を有し、
   第１のロックアーム（１６）が、第１の凹部（２４）のみに適合し、他のロックアーム（１８，２０）とは異なる形状を有し、
   前記第１のロックアーム（１６）に関連する前記第１の凹部（２４）が、前記第１の接続相手（１２）と前記第２の接続相手（１４）とを予め定められた位置に位置決めするための適合する形状を有し、
   さらなる凹部（２６，２８）が、前記第１のロックアーム（１６）と適合せず、前記他のロックアーム（１８，２０）と適合する形状を有し、
   前記装置（１０）が、さらに、接続可能な前記第１の接続相手（１２）と前記第２の接続相手（１４）とを特定することであるコーディングを行う機械的なコーディングデバイスを備え、
   該コーディングデバイスが、前記第１の接続相手（１２）上の第１のコーディング相手（４２）と、前記第２の接続相手（１４）上の第２のコーディング相手（４４）とを有し、前記第１のコーディング相手（４２）と前記第２のコーディング相手（４４）とは、前記第１の接続相手（１２）と第２の接続相手（１４）とが互いに対して予め定められた位置に配置され、かつ、バヨネットロックによって接続がもたらされるときに、前記第１のコーディング相手（４２）と前記第２のコーディング相手（４４）とが相互に適合する方法で方向付けされ、
   前記第１のコーディング相手（４２）が突起（３０）であり、前記第２のコーディング相手（４４）が、前記突起（３０）と関連するガイド（３４）であり、
   前記突起（３０）が、前記第１の接続相手（１２）から離れて前記流体ラインアダプタの半径方向（４８）に延び、
   前記第２の接続相手（１４）が、前記アダプタ受け部材の軸方向の端部に、前記アダプタ受け部材の周方向（４６）に延び、かつ、前記突起（３０）のためのガイド（３４）を有する縁部（３２）を備え、
   前記ガイド（３４）が、前記縁部（３２）の前記周方向（４６）の一部が前記アダプタ受け部材の軸方向に窪み、かつ前記アダプタ受け部材の半径方向に貫通する凹形状を有し、周方向に延びている装置。
2. 前記第１のロックアーム（１６）が、前記他のロックアーム（１８，２０）よりもバヨネットロックの周方向（４６）に大きな範囲を有し、
   前記第１の凹部（２４）が、周方向（４６）に適合する範囲を有し、
   前記周方向（４６）の前記さらなる凹部（２６，２８）が、前記第１のロックアーム（１６）と適合しない小さな範囲を有する請求項１に記載の装置。
3. 前記第２のコーディング相手（４４）が、前記装置（１０）のロック位置において、周方向（４６）に、前記突起（３０）と接触することによって、前記突起（３０）の前記周方向（４６）へのさらなる回転を防止するストッパ（５２）を有する請求項１または請求項２に記載の装置。
4. 前記第１の接続相手（１２）が、３つのロックアーム（１６，１８，２０）を有する請求項１または請求項２に記載の装置。
5. 請求項１または請求項２に記載の多数の装置（１０）を備え、
   該多数の装置（１０）の各々が、明確な識別のために、前記多数の装置（１０）の他の装置の前記コーディングデバイスとは適合しないコーディングデバイスを有する装置セット。
6. 前記多数の装置（１０）の前記流体ラインアダプタが、それぞれ流体ライン湾曲部（５４）を有するとき、前記多数の装置（１０）の各々が、それぞれの前記流体ラインアダプタの周方向における前記コーディングデバイスの前記突起の位置とそれぞれの前記流体ライン湾曲部（５４）の湾曲方向との間に、前記第２の接続相手（１４）が配置されている前記アダプタ受け部材に対して、前記流体ライン湾曲部（５４）が組立後に延びる方向を決定する個別の角度関係を有する請求項５に記載の装置セット。
7. 前記多数の装置（１０）のうちの１つの装置の前記第１のコーディング相手（４２）と、前記多数の装置（１０）のうちの他の装置の前記第２のコーディング相手（４４）とが、互換性を有しない請求項５または請求項６に記載の装置セット。

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