JP7465931B1 - 評価用回路、半導体装置及び評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個別のトランジスタにおける電圧値を正確に測定できるとともに、その電圧値の種類が4種類以下となるように構成された評価用回路及びこれを用いた半導体装置、評価方法の提供。【解決手段】評価用回路は、複数のトランジスタTrと、トランジスタのドレイン及び第1ドレイン電源の間に介設された第1スイッチ素子と、第1スイッチ素子と並列に設けられ、ドレイン及び第2ドレイン電源の間に介設された第2スイッチ素子と、を備え、トランジスタのソースは、ソース電源に電気的に接続され、第2ドレイン電源に印加される電圧と、ソース電源に印加される電圧とが同一であるように構成される。半導体装置及び評価方法はこれを用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、評価用回路、半導体装置及び評価方法に関する。
近年、微細化が進んだことにより、閾値電圧の低下や基板バイアス係数の劣化などのショートチャンネル効果と呼ばれる現象が生じて、ウェハ内の各素子の特性のバラツキが増大している。これらは、半導体素子に影響を及ぼす。
そこで、あらかじめ素子特性を測定する方法として、テストエレメントグループ(Test Element Group:TEG)を設け、各TEGに含まれるテスト素子の特性を評価する方法が知られている(例えば、特許文献1)。TEGを評価することで、半導体素子内の実動作素子の特性と回路との関係を推定することができる。
特許4973157号公報
例えば、縦i個、横j個のトランジスタがマトリクス状に搭載されている。各トランジスタをm(i、j)として特定すると、m(1、1)のトランジスタを測定するには、m(1、1)、m(2、1)。。。と同じ縦列に存在するトランジスタ間を流れるリーク電流が存在するために、実際にm(1、1)のトランジスタに流れるドレイン―ソース電流を測定することができない。そこで、通常TEGでは、このリーク電流を解決するために各トランジスタ間にスイッチ素子としてセレクタを配する。セレクタを非活性化することにより各トランジスタを互いに隣接するトランジスタから分離して、各トランジスタの測定が行われる。
ところで、TEGを用いてトランジスタの測定をするにあたっては、トランジスタのソース、ドレイン、ゲートに所望の電圧を与えたときの、ドレイン―ソース電流を測定することにより評価を行っている。たとえば、特許文献1の回路においては、電源として機能する5つのパッド(フォース)が設けられており、この各パッドの電圧値、電流値を測定する。この点について、従来の評価用回路を示す図6及び従来の評価用回路に用いられる素子の構成を示す図7を用いてこの点を説明する。
従来のTEGにおける素子101は、トランジスタ(電界効果トランジスタ:MOSFET)Trと、4つのセレクタtgd_e~tgd_hとを有する。トランジスタTrのドレインには、セレクタtgd_e、tgd_fをそれぞれ介して第1及び第2ドレイン電源パッド111、112が、ソースには、セレクタtgd_g、tgd_hをそれぞれ介して第1及び第2のソース電源パッド114、115が設けられている。また、トランジスタTrのゲートに対して1つのゲート電源パッド113が設けられている。
図6の回路においては、素子101(1、1)のトランジスタTrを測定する場合には、素子101(1、1)以外のすべての素子101(1、2…j)のセレクタtgd_e~tgd_hを非活性化する。これにより、素子101(1、1)のトランジスタTrが素子101中の他のトランジスタTrから分離され、素子101(1、1)のトランジスタTrのみに電流(第一ドレイン電源パッド111から第1ソース電源パッド114へ流れる電流)が流れる。
この素子101(1、1)のトランジスタTrを測定するためには、トランジスタTrのゲート電圧、ドレイン電圧、ソース電圧をそれぞれ測定する必要があるが、隣接する素子101と分離するためのセレクタtgd_e、tgd_gがそれぞれソース、ドレインに設けられていて、これらが第1ドレイン電源パッド111から第1ソース電源パッド114へ流れる電流に対しては抵抗とみなされるため、第1ドレイン電源パッド111、ゲート電源パッド113、および第1ソース電源パッド114を測定するだけでは正確にトランジスタTrの電圧測定を行うことができない。そこで、トランジスタTrを評価するためには、ドレイン電圧を測定するための第1ドレイン電源パッド111及び第2ドレイン電源パッド112,ゲート電圧を測定するためのゲート電源パッド113、ソース電圧を測定するための第1ソース電源パッド114及び第2ソース電圧パッド115の電圧を測定する必要がある。また、図6に示すように半導体装置100は、VDD電源パッド116、VSS電源パッド117を備える。VSS電源パッド117は、トランジスタTrのソースに電源電圧Vssを印加するための電源パッドであり、VDD電源パッド116は、トランジスタTrのドレインに電源電圧Vddを印加するための電源パッドである。これらの電源パッドは、設定した電圧で電圧を印加しているが、実際の値が異なることもあるため、電圧を測定する必要がある。
ただし、第1ドレイン電源パッド111から印加される電圧は、VDD電源パッド116から印加される電圧と等しいので、VDD電源パッド116における電圧のみを測定すればよく、第1ドレイン電源パッド111の電圧を測定する必要はない。また、第1ソース電源パッド114から印加される電圧は、VSS電源パッド117から印加される電圧と等しいのでVSS電源パッド117の電圧のみを測定すればよく、第1ソース電源パッド114の電圧を測定する必要はない。したがって、実際には、測定時には、VDD電源パッド116、VSS電源パッド117、ゲート電源パッド113、第2ソース電源パッド115、第2ドレイン電源パッド112の5種類の電圧を測定することになる。
ところが、電圧測定装置(電源パッドにおける電圧をプローブで測定する装置)によっては、測定できる電圧は4種類までである。したがって、電圧測定装置によっては、特許文献1に示す従来のTEGの電圧をすべて測定することができず、測定を行うことができないこともあった。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、個別のトランジスタにおける電圧値を正確に測定できるとともに、その電圧値の種類が4種類以下となるように構成された評価用回路及びこれを用いた半導体装置を提供することにある。また、本発明の目的は、個別のトランジスタにおける電圧値を正確に測定できるとともに、その電圧値の種類が4種類以下となる評価方法を提供することにある。
本発明の評価用回路は、複数のトランジスタと、前記トランジスタのドレイン及び第1ドレイン電源の間に介設された第1スイッチ素子と、前記第1スイッチ素子と並列に設けられ、前記ドレイン及び第2ドレイン電源の間に介設された第2スイッチ素子と、を備え、前記トランジスタのソースは、ソース電源に電気的に接続され、前記第2ドレイン電源に印加される電圧と、前記ソース電源に印加される電圧とが同一であるように構成されたことを特徴とする。
本発明の評価用回路においては、前記トランジスタのソースは、ソース電源に電気的に接続され、前記第2ドレイン電源に印加される電圧と、前記ソース電源に印加される電圧とが同一であるように構成されたことで、ソース電圧を測定する必要がなく、評価用回路においては、ソース電源、ゲート電源、第1ドレイン電源、の3種類の電圧を少なくとも測定すればよい。かつ、前記トランジスタのドレイン及び第1ドレイン電源の間に介設された第1スイッチ素子が設けられていることで、第1ドレイン電源とトランジスタとの間に存在する素子を分離することができるとともに、前記第1スイッチ素子と並列に設けられ、前記ドレイン及び第2ドレイン電源の間に介設された第2スイッチ素子が設けられていることで、第2ドレイン電源とトランジスタとの間に存在する素子を分離することができる。これにより、正確に素子の電圧を測定することができる。
前記トランジスタの前記ドレイン及び第3ドレイン電源の間に介設された第3スイッチ素子を備え、当該第3スイッチ素子は、電源パッドと電気的に接続されていることが好ましい。このように構成することで、第3スイッチ素子が第3ドレイン電源とトランジスタとの間に存在する素子を分離することが可能であり、かつ、測定すべき電源パッドとして第3ドレイン電源が一つ増えたとしても、合計4種類の電圧を測定すればよい。
前記トランジスタ及び前記第1スイッチ素子に対して並列となるように、前記第1ドレイン電源と前記ソース電源との間に介設された第4スイッチ素子を備え、当該第4スイッチ素子は、前記第1スイッチ素子と同一の特性を有することが好ましい。第4スイッチ素子が第1スイッチ素子と同一の特性をすることで、トランジスタのドレインには第1及び第2ドレイン電源パッドのみ設けられていればよい。
前記トランジスタの前記ドレイン側には前記第1~第4のいずれかのスイッチ素子が設けられていない。
本発明の好ましい実施形態としては、前記第1~第4のいずれかのスイッチ素子は、二つの電界効果トランジスタからなり、二つの当該電界効果トランジスタのソース端子同士が接続されるとともに、二つの当該電界効果トランジスタのドレイン端子同士が接続されていることが挙げられる。
本発明の半導体装置は、上記したいずれかの評価用回路を備えたことを特徴とする。
本発明の評価方法は、上記したいずれかの評価用回路を用いて前記評価用回路における所望の前記素子の測定を行う評価方法であって、評価の際には、測定したい前記素子が前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子の場合、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子をオン状態とし、測定したい前記素子が前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子以外の素子の場合には、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子をオフ状態として、前記素子の測定を行うことを特徴とする。
本発明の評価用回路及び評価方法によれば、個別のトランジスタにおける電圧値を正確に測定できるとともに、その電圧値の種類が4種類以下とすることができる。
実施形態に係る評価用回路の構成例を示す構成図である。 実施形態に係る評価用回路の素子の構成を示す構成図である。 実施形態1に係る評価用回路の素子の動作を説明するためのフローチャート図である。 実施形態1に係る評価用回路の素子の動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態2に係る評価用回路の素子の構成を示す構成図である。 従来の評価用回路の構成例を示す構成図である。 従来の評価用回路の素子の構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態に係る評価用回路、半導体装置及び評価方法について添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、この実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、半導体装置1は、半導体基板(図1において不図示)上に、評価用回路のテストエレメントグループ(TEG)10と、デコードロジック回路20とを備えたものである。また、半導体装置1は、第1ドレイン電源パッド31、第2ドレイン電源パッド32、ゲート電源パッド33、ソース電源パッド34、VSS電源パッド35、VDD電源パッド36、AD電源パッド37を備える。
デコードロジック回路20は、図示しない複数の制御回路からの入力信号に基づいて入力信号ctrl_signalsを出力する。入力信号ctrl_signalsは、素子11のうち、測定対象の素子11を特定して測定を可能とするためのものであり、実際には素子の複数の位置を特定するアドレス信号から生成される。
本実施形態のテストエレメントグループ10は、実装評価用の素子11がマトリクス状に、すなわち列方向にi列、行方向にj行配置されて、それぞれ結線されてなる。なお、i及びjは1以上の整数である。図1においては、テストエレメントグループ10の一部のみ示している。各素子11は、図2に示すように構成されている。なお、素子11の構成要素をその位置によって他の素子等と区別する場合、本実施形態では、素子や構成要素について(i、j)とその位置を付して説明することもある。
各素子11は、第1ドレイン電源パッド31、第1ドレイン端子d0、第2ドレイン電源パッド32、第2ドレイン端子d1、ゲート電源パッド33、ゲート端子g0、ソース電源パッド34、ソース端子s0、VSS電源パッド35、及び、VSS端子vssを備える。また、各素子11は、デコードロジック回路20からの入力信号ctrl_signalsが入力される入力端子csを備える。
第1ドレイン電源パッド31、第2ドレイン電源パッド32は、図2に示す素子11のトランジスタTrのドレインに電圧を印加するための電源パッドである。ゲート電源パッド33は、トランジスタTrのゲートに電圧を印加するための電源パッドである。トランジスタTrのゲートに閾値電圧を印加することで、トランジスタTrのオン、オフ状態を切り替えることができる。ソース電源パッド34は、同様にトランジスタTrのソースに電圧を印加するための電源パッドである。VSS電源パッド35は、トランジスタTrのドレインに電源電圧Vssを印加するための電源パッドであり、VDD電源パッド36は、トランジスタTrのドレインに電源電圧Vddを印加するための電源パッドである。VSS電源パッド35及びVDD電源パッド36は、デコードロジック回路20に接続されデコードロジック回路20に電源電圧を供給する。ドレインの電源電圧Vddは、ソースの電源電圧Vssよりも大きい値であればよく、例えば、ドレインの電源電圧Vddはプラスの値で、ソースの電源電圧Vssは接地しているか、電源電圧Vddよりも低いマイナスの値であってもよい。また、AD電源パッド37は、アドレス電源であり、テストエレメントグループ10の各素子11を選択するための信号を生成し、デコードロジック回路20に入力するものである。
上述のように、図2に示す素子11は、N型電界効果トランジスタ(MOSFET)であるトランジスタTrを備える。トランジスタTrのゲートは、ゲート端子g0に電気的に接続し、ソースは、ソース端子s0に電気的に接続している。トランジスタTrのドレインは、第1ドレイン端子d0にセレクタtgd_a(本発明の第1スイッチ素子に相当する)を介して接続し、第2ドレイン端子d1にセレクタtgd_b(本発明の第スイッチ素子に相当する)を介して接続し、VSS端子vssにセレクタtgd_c(本発明の第スイッチ素子に相当する)を介して接続している。各端子は、図1に示すように対応する電源パッドに接続する。したがって、トランジスタTrのゲートは、セレクタを介さずにゲート電源パッド33に電気的に直接接続し、ソースも、セレクタを介さずにソース電源パッド34に電気的に直接接続している。
各セレクタtgd_a~tgd_cは、いずれも同一の構成となっており、Nチャネル型のMOSFET12と、Pチャネル型のMOSFET13とからなる。MOSFET12とMOSFET13とは、互いにソース同士が接続され、かつ、ドレイン同士が接続されている。セレクタtgd_a~tgd_cは、スイッチとして機能しており、本実施形態において図示しないが、MOSFET12およびMOSFET13のゲートに電圧を印加して、それぞれを活性化/非活性化することにより、スイッチのオン/オフ動作が行われ、隣接する素子11間において、トランジスタTrを分離することができる。
具体的には、このような各素子11では、トランジスタTrの測定時には、測定対象の素子11においては、セレクタtgd_aとセレクタtgd_bを活性化し、セレクタtgd_cを不活性化するように、デコードロジック回路20から入力信号ctrl_signalsが入力される。また、測定対象の素子以外の素子11においては、セレクタtgd_a, セレクタtgd_bが不活性化され、セレクタtgd_cが活性化するようにデコードロジック回路20から入力信号ctrl_signalsが入力される。
例えば、図3は素子11(1、1)と素子11(1、2)の等価回路であり、この図3において、素子11(1、1)においては、セレクタtgd_a, セレクタtgd_bがオン状態であり、セレクタtgd_cがオフ状態である。また、素子11(1、2)においては、セレクタtgd_a, セレクタtgd_bがオフ状態であり、セレクタtgd_cがオン状態である。
素子11(1、1)のトランジスタTrを動作させる、即ちゲート電圧が印加されることで、図3にしめすように、測定される素子11(1、1)においては、第1ドレイン端子d0からソース端子s0に向かって実線で示す電流Idsが流れるが、測定されない素子11(1、2)においては、電流Idsは流れない。また、測定される素子11(1、1)に隣接する素子11(1,2)においては、点線で示すvss端子からソース端子s0へ向かって流れる電流Ivssも流れない。これは、素子11において、VSS電源パッド35に印加する電圧と、ソース電源パッド34に印加する電圧とが等しくなるように設定しているので、電流が発生しないことによる。
素子の測定時のタイミングチャートを図4に示す。図4は、評価対象である素子11(1,1)及びその隣接する素子11(1,2)の各電圧値と、ドレインーソース間に流れる電流を示したものである。測定される素子11(1、1)では、図3と同様に、セレクタtgd_a, セレクタtgd_bがオン状態であり、セレクタtgd_cがオフ状態とされ、素子11(1、2)のセレクタtgd_a, セレクタtgd_bがオフ状態であり、セレクタtgd_cがオン状態に設定された状態である。時間t01から第1及び第2ドレイン電源パッド31,32から電圧を印加している。その後時間t02からゲート電源から素子11(1、1)のみトランジスタTrのゲートに電圧を印加している。ゲート電源パッド33における電圧値をG0、第1及び第2ドレイン電源パッド31、32における電圧値をそれぞれD0、D1、ソース電源パッド34の電圧値をS0とし、素子11(1、1)の電圧値については(1、1)を付し、素子11(1、2)の電圧値については(1、2)を付して示している。
図4に示すように、初めに、時間t01からt02の間では、ゲート電源パッド33、ソース電源パッド34からはいずれの素子11においても電圧が印加されていないので、電圧値は変化がない。他方で、第1ドレイン電源パッド31及び第2ドレイン電源パッド32からは、電源電圧値Vddで電圧が印加されている。ここで、実際にはトランジスタTrを流れるリーク電流が微小ながら発生する。第1ドレイン電源パッド31では電源電圧値Vddが測定されるものの、第2ドレイン電源パッド32では、電源電圧値Vddよりも小さい電圧値Vd1が測定される。
次いで、時間t02において、ゲート電源パッド33から素子11にゲート電圧が印加され、ゲートがアサ―トされる。これにより、素子11(1、1)では、電流Idsがドレイン―ソース間において流れるようになる。この時、第2ドレイン電源パッド32では、電流Idsが生成されたことで、電圧値Vd1よりも小さい電圧値Vd2が測定される。
本実施形態では、セレクタtgd_a~tgd_cを用いて各素子11を隣接する素子11から分離することで、所望のトランジスタTrの測定を行う場合に素子11間を流れるリーク電流が発生しないようにして正確にトランジスタTrの特性を測定することができるように構成されている。
この場合に、トランジスタTrの特性を得るため測定すべき電源パッドは、ゲート電源パッド33、第1ドレイン電源パッド31、第2ドレイン電源パッド32、ソース電源パッド34、VSS電源パッド35、VDD電源パッド36の6種類となるが、第1ドレイン電源パッドから印加する電圧はVDD電源パッド36から印加する電圧値と等しく、したがって測定される電圧値も等しい。また、ソース電源パッド34から印加する電圧もVSS電源パッド35から印加する電圧値と等しく、したがって測定される電圧値も等しい。したがって、本実施形態で実際に測定される電圧は、ゲート電源パッド33における電圧、VDD電源パッド36における電圧、VSS電源パッド35における電圧、第2ドレイン電源パッド32における電圧の4種類ということになる。したがって、本実施形態では、従来の評価用回路に比べて測定すべき電圧の種類を減ずることができる。
上述した実施形態では、測定すべき電圧の種類は4種類であったが、本実施形態では、測定すべき電圧の種類は3種類である点が異なる。以下図詳述する。なお、実施形態1と同一の構成要素については同じ参照符号を付して説明する。
上述した実施形態においては、図4に示すように、トランジスタTrに電流Idsが流れる場合、セレクタtgd_aが電流Idsに対して抵抗とみなされることから、第2ドレイン電源パッド32における電圧は、第1ドレイン電源パッド31から印加される電圧Vddよりも低い電圧値Vd2となる。そのため、トランジスタTrの測定を行うに当たっては、第2ドレイン電源パッド32における電圧も測定する必要があった。これに対し、本実施形態では、あらかじめ第2ドレイン電源パッド32における電圧が、第1ドレイン電源パッド31から印加される電圧Vddよりもどの程度少し低い電圧値となるかを取得しているので、第2ドレイン電源パッド32における電圧の測定を行わない。このため、本実施形態では、測定すべき電圧の種類は3種類である。
本実施形態における素子11Aの構成を、図5を用いて説明する。素子11Aは、図5に示すように、セレクタtgd_d(本発明の第4スイッチ素子に相当する)を、セレクタtgd_aに対して並列となるように、ソース端子s0とドレイン端子d0との間に有する。セレクタtgd_dは、セレクタtgd_aと同じ特性を有するように、例えば同じサイズで構成されている。
そして、あらかじめセレクタtgd_dのみオンとし、それ以外のセレクタをオフとして、第1ドレイン電源パッド31及びゲート電源パッド33から電圧を印加して、当該素子11の第一ドレイン電源パッド31からソース電源パッド34に向かって流れる電流の各電圧における値を得る。即ち、ソース電源パッド34の電圧を一定として、第一ドレイン電源パッド31からの電圧を変化させて、各ドレイン電圧における素子11に流れる電流値を測定する。この場合の第一ドレイン電源パッド31からの電圧値を初期電圧値、各ドレイン電圧における素子11に流れる電流値を初期電流値とする。
トランジスタTrの測定を行う際には、測定される素子11のセレクタtgd_aのみオンとし、それ以外のセレクタをオフとする。また、測定されない素子11のセレクタtgd_aのみオフとし、それ以外のセレクタをオンとする。そして、ソース電源パッド34から電圧を印加するとともに、第一ドレイン電源パッド31から電圧を印加して素子11に流れる電流値を測定する。この素子11の電流値と同じ初期電流値の時の電圧値が、第1ドレイン電源パッド31の電圧値となる。
即ち、本実施形態では、あらかじめセレクタtgd_aの抵抗値によりどの程度電圧降下が起こるのか取得することにより、ドレイン電圧が第1ドレイン電源パッド31から印加される電圧よりもどの程度少し低い電圧値となるかを取得することが可能である。これにより、本実施形態では、半導体装置1には、第1ドレイン電圧パッド31、ゲート電源パッド33、ソース電源パッド34、VDD電源パッド36、VSS電源パッド35が設けられているところ、第1ドレイン電源パッド31の電圧値を測定する必要がない。実際に測定するのは、VDD電源パッド36、ゲート電源パッド33、VSS電源パッド35の3種類のみとすることができる。
上述した実施形態におけるテストエレメントグループ10の構成は一例であり、適宜変更されてもよいし、他の様々な構成が採用されてもよい。また、素子10、10Aの構成として図2及び図5を示したが、これらの構成も一例であり、適宜変更されてもよいし、他の様々な構成が採用されてもよい。例えば、スイッチ素子としてセレクタtgd_a~tgd_dを示したが、これに限定されない。スイッチ素子として機能することができるものであればよい。
1 半導体装置
10 テストエレメントグループ
11 素子
11A 素子
20 デコードロジック回路
31 第1ドレイン電源パッド
32 第2ドレイン電源パッド
33 ゲート電源パッド
34 ソース電源パッド
35 VSS電源パッド
36 VDD電源パッド
37 AD電源パッド
Ids 電流
Ivss 電流
Tr トランジスタ
d0 第1ドレイン端子
d1 第2ドレイン端子
g0 ゲート端子
s0 ソース端子
tgd セレクタ
vss VSS端子

Claims (10)

  1. トランジスタ(Tr)と、
    前記トランジスタ(Tr)のドレイン及び第1ドレイン電源(d0)の間に介設された第1スイッチ素子(tgd_a)と、
    前記第1スイッチ素子(tgd_a)と並列に設けられ、前記トランジスタ(Tr)のドレイン及びVSS電源(vss)の間に介設された第2スイッチ素子(tgd_c)と、を備え、
    前記トランジスタ(Tr)のソースは、ソース電源(s0)に電気的に接続され、
    前記VSS電源(vss)に印加される電圧と、前記ソース電源(s0)に印加される電圧とが同一であるように構成されたことを特徴とする評価用回路。
  2. 前記トランジスタ(Tr)の前記ドレイン及び第2ドレイン電源(d1)の間に介設された第3スイッチ素子(tgd_b)を備え、
    当該第3スイッチ素子(tgd_b)は、第2ドレイン電源パッド(32)と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の評価用回路。
  3. 前記トランジスタ(Tr)及び前記第1スイッチ素子(tgd_a)に対して並列となるように、前記第1ドレイン電源(d0)と前記ソース電源(s0)との間に介設された第4スイッチ素子(tgd_d)を備え、
    当該第4スイッチ素子(tgd_d)は、前記第1スイッチ素子(tgd_a)と同一の特性を有することを特徴とする請求項1に記載の評価用回路。
  4. 前記トランジスタ(Tr)の前記ソース側には前記第1~第4(tgd_a,tgd_c,tgd_b,tgd_d)のいずれかのスイッチ素子が設けられていないことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の評価用回路。
  5. 前記第1~第4(tgd_a,tgd_c,tgd_b,tgd_d)のいずれかのスイッチ素子は、異なるチャネル型の二つの電界効果トランジスタからなり、二つの当該電界効果トランジスタのソース端子同士が接続されるとともに、二つの当該電界効果トランジスタのドレイン端子同士が接続されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の評価用回路。
  6. 前記第1ドレイン電源(d0)は、第1ドレイン電源パッド(31)に印加される電圧であり、
    前記第2ドレイン電源(d1)は、第2ドレイン電源パッド(32)に印加される電圧であり、
    前記VSS電源(vss)は、VSS電源パッド(35)に印加される電圧であり、
    前記ソース電源(s0)は、ソース電源パッド(34)に印加される電圧であることを特徴とする請求項に記載の評価用回路。
  7. 前記第1ドレイン電源(d0)は、第1ドレイン電源パッド(31)から前記トランジスタ(Tr)の前記ドレインに印加される電圧であり、
    前記第2ドレイン電源(d1)は、第2ドレイン電源パッド(32)から前記トランジスタ(Tr)の前記ドレインに印加される電圧であり、
    前記VSS電源(vss)は、VSS電源パッド(35)から前記トランジスタ(Tr)の前記ドレインに印加される電圧であり、
    前記ソース電源(s0)は、ソース電源パッド(34)から前記トランジスタ(Tr)の前記ソースに印加される電圧であることを特徴とする請求項に記載の評価用回路。
  8. 前記VSS電源パッド(35)から前記ドレインに印加される電圧と、前記ソース電源(s0)パッドから前記ソースに印加される電圧とが同一であることを特徴とする請求項7に記載の評価用回路。
  9. 請求項1~3のいずれかに記載の評価用回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項2に記載の評価用回路を用いて前記評価用回路における所望の素子の測定を行う評価方法であって、
    測定したい前記素子が前記第1スイッチ素子(tgd_a)及び前記第3スイッチ素子(tgd_b)の場合には、
    前記第1スイッチ素子及び前記第3スイッチ素子(tgd_b)をオン状態とし、
    測定したい前記素子が前記第1スイッチ素子(tgd_a)及び前記第3スイッチ素子(tgd_b)以外の素子の場合には、
    前記第1スイッチ素子(tgd_a)及び前記第3スイッチ素子(tgd_b)をオフ状態として、前記素子の測定を行うことを特徴とする評価方法。
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