JP7465637B2 - 電力供給されていない電気モータの回転速度を低減するための電子回路 - Google Patents

電力供給されていない電気モータの回転速度を低減するための電子回路 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、電気モータを駆動するためのモータ駆動回路に関し、より詳細には、たとえば、電気モータが電源から切断されたときに、電気モータの回転速度を低減するためのモータ駆動回路に関する。
電気モータによって運転されるファンのいくつかの用途では、電源オンされていないか、又はそれ以外に誤作動しているモータとともにファンを回転させるのに、モータ駆動回路が使用される場合、たとえば、他のファンが同じ筐体内で送風しているとき、ファン(すなわち、モータ)回転を最小化することが望ましい。電力供給されていないか、又は誤作動しているファンが自由に回転することが可能である場合、そのことは、安全上の問題がある場合がある。さらに、電力供給されていないか、又は誤作動しているファンは、自由に回転することが可能である場合、ファンがそれ以外に機能する熱環境などの環境に悪影響を及ぼす場合がある。基本的に、同じ筐体内の他のファンによって生成された気流は、自由に回転することが可能である電力供給されていないファンを通り越して誤った方向に比較的簡単に入るか、又は出る可能性がある。
電気モータ及び電気モータを正常動作で回転させる駆動回路が、電源オフされるか、又はそれ以外に誤作動するとき、ファンに結合された電気モータなどの電気モータの回転を減速させることができるモータ駆動回路を提供することが望ましい。
本発明は、電気モータ及び電気モータを正常動作で回転させるモータ駆動回路が、電源オフされるか、又はそれ以外に誤作動するとき、ファンに結合された電気モータなどの電気モータの回転を減速させることができるモータ駆動回路を提供する。
本発明の一態様を理解するのに役立つ一例によれば、電気モータを駆動するためのモータ駆動回路は、各々がハーフブリッジ構成においてローサイドトランジスタに結合されたハイサイドトランジスタを含む、複数のドライバ回路を含み、ハイサイドトランジスタの各々及びローサイドトランジスタの各々は、それぞれの制御ノード並びにそれぞれの第1及び第2の電流通過ノードを有し、ハイサイドトランジスタの各々の第2の電流通過ノードは、それぞれの接続点ノード(junction node)においてローサイドトランジスタのそれぞれの第1の電流通過ノードに結合され、複数のドライバ回路の各々は、それぞれの接続点ノードからのそれぞれの電流を電気モータのそれぞれの巻線に流すように機能する。モータ駆動回路は、ハイサイドトランジスタの各々の第1の電流通過ノードに結合された、キャパシタ電圧を保持するように機能するキャパシタをさらに含む。モータ駆動回路は、キャパシタからキャパシタ電圧を受け取るように結合され、モータ駆動回路に対する電源電圧がしきい値電圧未満であるときを検知するように機能する、電力損失ブレーキ制御回路をさらに含み、ブレーキ動作モードでは、ハイサイドトランジスタがオフになり、さらに、ブレーキ動作モードでは、電源電圧がしきい値電圧未満であるとき、電力損失ブレーキ制御回路は、少なくとも2つの状態遷移を有する少なくとも1つのパルス信号を生成するように機能し、ローサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの制御ノードのそれぞれの少なくとも1つに少なくとも1つのパルス信号を通信し、ローサイドトランジスタの少なくとも1つのオン状態及びオフ状態をもたらすように機能し、ローサイドトランジスタの少なくとも1つのオン状態は、オン状態中にブレーキ動作モードをもたらし、少なくとも2つの状態遷移は、キャパシタ電圧が、少なくとも2つの状態遷移なしに達成される電圧よりも高いブースト電圧となるように昇圧動作をもたらす。
複数の実施形態では、上記のモータ駆動回路は、以下の態様の1つ又は複数を任意の組合せで含むことができる。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、電源は、モータ駆動回路の外部のDC電源を含む。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、ハイサイドトランジスタの各々及びローサイドトランジスタの各々は、Nチャネル電界効果トランジスタ(NFET)である。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのパルス信号は、パルスを発する場合、電源電圧がしきい値電圧未満で電気モータが回転しているとき、キャパシタにある電圧をもたらすように機能する。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのパルス信号は、ローサイドトランジスタの少なくとも1つをオン及びオフに切り替えるように機能する複数のパルスを有する。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、モータが回転中で電源電圧がしきい値電圧未満であるときにモータによって生成される逆起電力、電気モータのインダクタンス、スイッチとして機能するローサイドトランジスタの少なくとも1つ、ハイサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの寄生ダイオード、及びキャパシタは、まとめて、電気モータが回転しているときにキャパシタ上に電圧をもたらす昇圧スイッチングレギュレータ構造を形成する。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、電源電圧がしきい値電圧を超えるとき、少なくとも1つのパルス信号は、パルスを有しない。
本発明の別の態様を理解するのに役立つ一例によれば、モータ駆動回路によって電気モータを駆動する方法は、各々がハーフブリッジ構成においてローサイドトランジスタに結合されたハイサイドトランジスタを含む、複数のドライバ回路を提供するステップを含み、ハイサイドトランジスタの各々及びローサイドトランジスタの各々は、それぞれの制御ノード並びにそれぞれの第1及び第2の電流通過ノードを有し、ハイサイドトランジスタの各々の第2の電流通過ノードは、それぞれの接続点ノードにおいてローサイドトランジスタのそれぞれの第1の電流通過ノードに結合され、複数のドライバ回路の各々は、それぞれの接続点ノードからのそれぞれの電流を電気モータのそれぞれの巻線に流すように機能する。本方法は、ハイサイドトランジスタの各々の第1の電流通過ノードに結合されたキャパシタを提供するステップをさらに含む。本方法は、キャパシタ上のキャパシタ電圧を保持するステップをさらに含む。本方法は、ブレーキ動作モードを識別するために、モータ駆動回路に対する電源電圧がしきい値電圧未満であるときを検知するステップをさらに含み、ブレーキ動作モードの場合、本方法は、ハイサイドトランジスタをオフに切り替えるステップと、少なくとも2つの状態遷移を有する少なくとも1つのパルス信号を生成するステップと、ローサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの制御ノードのそれぞれの少なくとも1つに少なくとも1つのパルス信号を通信するステップであって、ローサイドトランジスタの少なくとも1つのオン状態及びオフ状態をもたらす、ステップとをさらに含み、ローサイドトランジスタの少なくとも1つのオン状態は、オン状態中にブレーキ動作モードをもたらし、少なくとも2つの状態遷移は、キャパシタ電圧が、少なくとも2つの状態遷移なしに達成される電圧よりも高いブースト電圧となるように昇圧動作をもたらす。
複数の実施形態では、上記の方法は、以下の態様の1つ又は複数を任意の組合せで含むことができる。
上記の方法のいくつかの実施形態では、電源は、モータ駆動回路の外部のDC電源を含む。
上記の方法のいくつかの実施形態では、ハイサイドトランジスタの各々及びローサイドトランジスタの各々は、Nチャネル電界効果トランジスタ(NFET)である。
上記の方法のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのパルス信号は、パルスを発する場合、電源電圧がしきい値電圧未満で電気モータが回転しているとき、キャパシタにある電圧をもたらすように機能する。
上記の方法のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのパルス信号は、ローサイドトランジスタの少なくとも1つをオン及びオフに切り替えるように機能する複数のパルスを有する。
上記の方法のいくつかの実施形態では、モータが回転中で電源電圧がしきい値電圧未満であるときにモータによって生成される逆起電力、電気モータのインダクタンス、スイッチとして機能するローサイドトランジスタの少なくとも1つ、ハイサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの寄生ダイオード、及びキャパシタは、まとめて、電気モータが回転しているときにキャパシタ上に電圧をもたらす昇圧スイッチングレギュレータ構造を形成する。
上記の方法のいくつかの実施形態では、電源電圧がしきい値電圧を超えるとき、少なくとも1つのパルス信号は、パルスを有しない。
本発明の別の態様を理解するのに役立つ一例によれば、電気モータを駆動するためのモータ駆動回路は、各々がハーフブリッジ構成においてローサイドトランジスタに結合されたハイサイドトランジスタを含む、複数のドライバ回路を含み、ハイサイドトランジスタの各々及びローサイドトランジスタの各々は、それぞれの制御ノード並びにそれぞれの第1及び第2の電流通過ノードを有し、ハイサイドトランジスタの各々の第2の電流通過ノードは、それぞれの接続点ノードにおいてローサイドトランジスタのそれぞれの第1の電流通過ノードに結合され、複数のドライバ回路の各々は、それぞれの接続点ノードからのそれぞれの電流を電気モータのそれぞれの巻線に流すように機能する。モータ駆動回路は、ハイサイドトランジスタの各々の第1の電流通過ノードに結合された、キャパシタ電圧を保持するように機能するキャパシタをさらに含む。モータ駆動回路は、ブレーキ動作モードを識別するために、モータ駆動回路に対する電源電圧がしきい値電圧未満であるときを検知するための手段をさらに含み、ブレーキ動作モードの場合、モータ駆動回路は、ハイサイドトランジスタをオフに切り替えるための手段と、少なくとも2つの状態遷移を有する少なくとも1つのパルス信号を生成するための手段と、ローサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの制御ノードのそれぞれの少なくとも1つに少なくとも1つのパルス信号を通信するための手段であって、ローサイドトランジスタの少なくとも1つのオン状態及びオフ状態をもたらす、手段とをさらに含み、ローサイドトランジスタの少なくとも1つのオン状態は、オン状態中にブレーキ動作モードをもたらし、少なくとも2つの状態遷移は、キャパシタ電圧が、少なくとも2つの状態遷移なしに達成される電圧よりも高いブースト電圧となるように昇圧動作をもたらす。
複数の実施形態では、上記のモータ駆動回路は、以下の態様の1つ又は複数を任意の組合せで含むことができる。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、電源は、モータ駆動回路の外部のDC電源を含む。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、ハイサイドトランジスタの各々及びローサイドトランジスタの各々は、Nチャネル電界効果トランジスタ(NFET)である。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのパルス信号は、パルスを発する場合、電源電圧がしきい値電圧未満で電気モータが回転しているとき、キャパシタにある電圧をもたらすように機能する。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのパルス信号は、ローサイドトランジスタの少なくとも1つをオン及びオフに切り替えるように機能する複数のパルスを有する。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、モータが回転中で電源電圧がしきい値電圧未満であるときにモータによって生成される逆起電力、電気モータのインダクタンス、スイッチとして機能するローサイドトランジスタの少なくとも1つ、ハイサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの寄生ダイオード、及びキャパシタは、まとめて、電気モータが回転しているときにキャパシタ上に電圧をもたらす昇圧スイッチングレギュレータ構造を形成する。
上記のモータ駆動回路のいくつかの実施形態では、電源電圧がしきい値電圧を超えるとき、少なくとも1つのパルス信号は、パルスを有しない。
本発明の上記の特徴及び発明自体は、図面の次の詳細な説明からより十分に理解することができる。
電気モータの回転を減速させるために使用されることが可能である、先行技術のブレーキ回路を示すブロック図である。 昇圧スイッチングレギュレータを示すブロック図である。 電気モータの回転を減速させるために使用されることが可能であるブレーキ回路を有する例示的な電子回路(モータ駆動回路)を示すブロック図である。 図3のブレーキ回路の例示的な信号を示すグラフである。 図3のブレーキ回路の例示的な信号を示すグラフである。 N型FETの伝達特性を示すグラフである。 図3の例示的なブレーキ回路のさらなる詳細を有する例示的な電子回路を示すブロック図である。 図6の電子回路に関連する信号の例示的な起動を示すグラフである。
本発明について説明する前に、いくつかの導入概念及び用語が説明される。
本明細書で使用される「プロセッサ」という用語は、機能、動作、又は一連の動作を実行する電子回路について表現するために使用される。機能、動作、又は一連の動作は、電子回路内にコーディングされたハード、又は記憶デバイス内に保持された命令を介してコーディングされたソフトであってもよい。「プロセッサ」は、デジタル値を使用して、又はアナログ信号を使用して、機能、動作、又は一連の動作を実行することができる。
いくつかの実施形態では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)において具現化されてもよく、ASICはアナログASIC又はデジタルASICであってもよい。いくつかの実施形態では、「プロセッサ」は、関連のプログラムメモリによってマイクロプロセッサ内に具現化されてもよい。いくつかの実施形態では、「プロセッサ」は、アナログ又はデジタルであってもよい、個別の電子回路において具現化されてもよい。
本明細書で使用される「モジュール」という用語は、「プロセッサ」について表現するために使用される。
プロセッサは、プロセッサの機能、動作、又は一連の動作の一部を実行する内部プロセッサ又は内部モジュールを含むことができる。同様に、モジュールは、モジュールの機能、動作、又は一連の動作の一部を実行する内部プロセッサ又は内部モジュールを含むことができる。
本明細書では図面に示される電子回路は、アナログブロック又はデジタルブロックの形態で示される場合があるが、アナログブロックは、同じ又は同様の機能を実行するデジタルブロックによって置き換えられてもよく、デジタルブロックは、同じ又は同様の機能を実行するアナログブロックによって置き換えられてもよい。アナログ/デジタル変換又はデジタル/アナログ変換は、図面に明示的には示されていない場合があるが、理解されたい。
本明細書で使用される「所定の」という用語は、値又は信号を指すとき、製造時に工場において、又はその後のプログラミングなどの外部の手段によって設定又は固定された値又は信号を指すために使用される。本明細書で使用される「決定された」という用語は、値又は信号を指すとき、製造後の動作中に回路によって識別された値又は信号を指すために使用される。
本明細書で使用される「能動電子構成要素」という用語は、少なくとも1つのp-n接合部を有する電子構成要素について表現するために使用される。トランジスタ、ダイオード、及び論理ゲートは、能動電子構成要素の例である。対照的に、本明細書で使用される「受動電子構成要素」という用語は、少なくとも1つのp-n接合部も有しない電子構成要素について表現するために使用される。キャパシタ及び抵抗器は、受動電子構成要素の例である。
本明細書で使用される「線」及び「線の」という用語は、直線又は曲線のいずれかについて表現するために使用される。線は、無限未満の任意の次数を有する関数によって表現されてもよい。
図1を参照すると、電子回路100は、モータ122を駆動するためのノード110、112、114における駆動信号を生成するために駆動信号104を受け取るのに使用されてもよい。
モータ122は、接続点ノード129において結合された3つの回路脚部としてモデル化された3相モータ122であってもよい。3つの脚部は、対応する3つの抵抗器130、132、134と直列に結合され、対応する3つのインダクタ136、138、140と直列に結合された、対応する3つの逆起電力(BEMF:back emf)電圧源124、126、128(AC源)を有するものとしてモデル化されてもよい。
電子回路100は、2つのモードで動作することができる。
本明細書で「運転」モードとも呼ばれる第1の動作モードでは、ノード110、112、114において現れる駆動信号は、モータ122を回転させるための比較的高い電力のPWM信号であってもよい。運転動作モードでは、電子回路100は、キャパシタ120上に保持される電圧118をもたらすことができる入力電圧116を受け取る。電圧118は、たとえば、12ボルト、24ボルト、又は6ボルトであってもよい。ノード110、112、114において現れるPWM信号は、電圧118で又はその近くで高状態を有し、0ボルトで又はその近くで低状態を有してもよい。この目的で、ノード110、112、114において現れる信号は、各対が接続点ノードを有する、トランジスタのトーテムポール対(totem pole pair)によって生成されてもよい。ここでは、トランジスタの3つの対が示されているが、接続点ノード109を有するトランジスタ106、108は一例にすぎない。106、108などのトランジスタは、たとえば、NチャネルMOSFET(金属酸化膜シリコン電界効果トランジスタ)であってもよい。他のタイプのトランジスタ、たとえば、PチャネルMOSFET又はp型もしくはn型のバイポーラトランジスタも可能である。
駆動信号104の生成は、本明細書では説明されないが、理解されよう。3相モータ122に関して、駆動信号104及びノード110、112、114における得られた信号が、120度離間し得ると言えば足りる。
本明細書で「ブレーキ」モードとも呼ばれる第2の動作モードでは、電源電圧116が切断され、6つのドライバMOSFETが非導通になるように、駆動信号104が制御される。この切断は、たとえば、誤作動するモータを切断する人によって手動で行われる場合がある。しかし、この切断は、切断電子回路によって自動的に行われる場合もある。
ブレーキ動作モードでは、モータは、たとえば、モータ122がファンに機械的に結合され、空気が他の手段によってファンを吹き抜ける場合、依然として回転し得る。回転しているとき、ブレーキ動作モードでは、BEMF電圧124が生成され、電流142は、内在するMOSFET本体ダイオード144を流れ、MOSFET本体ダイオード144は、それによって、整流器として機能し、キャパシタ120を充電する。BEMF電圧124の振幅及びキャパシタ120上に現れる電圧は、モータ122の回転速度に比例してもよい。モータ122の回転速度が十分高く、キャパシタ120上の電圧が十分高い場合、その電圧は、ブレーキをかけるために使用される2つのトランジスタ152、154をオンに切り替えることができる。電流150は、モータ122の回転速度が十分高く、キャパシタ120上の電圧が十分高いときに生じ得る。電流150は、モータ122の回転速度を減速するために動作することができることが理解されよう。
2つのトランジスタ152、154を有するブレーキ構成は、十分高いモータ122の回転速度及び十分高いキャパシタ120上の電圧によって決まる。ブレーキ動作モードは、モータの回転速度を単に所定の速度まで低減することができる。
運転動作モードでは、トランジスタ152、154は、電子回路100の残りによって非導通にされてもよいが、前記非導通状態を作るための回路手段は示されていないことを諒解されたい。
次に、図2を参照すると、昇圧スイッチングレギュレータ200は、入力電圧202を受け取るために結合されてもよく、入力電圧よりも高い出力電圧214を生成するように機能することができる。従来の使用法では、入力電圧202は、DC電圧である。しかし、図3と併せて、入力電圧202は、代わりに、AC電圧とすることができることが説明される。
昇圧スイッチングレギュレータ200は、入力電圧202を受け取るために結合された第1の端部とダイオード210のアノードに結合された第2の端部とを有するインダクタ204を含むことができる。ダイオード210のカソード端部は、出力電圧214に結合されてもよい。キャパシタ212は、出力電圧214と、グランドなどの基準電圧との間に結合されてもよい。
スイッチ208も、インダクタの第2の端部と、グランドなどの基準電圧との間に結合されてもよい。
いくつかの実施形態では、パルスコントローラ218は、出力電圧214と、スイッチの制御ノードとの間に結合されてもよい。
動作時に、スイッチ208の閉鎖とそれに続くスイッチの開放は、インダクタの第2の端部における信号206の正電圧過渡状態(positive voltage transient)を起こすことができる。正電圧過渡状態は、ダイオード210を通してキャパシタ212内に充電させることができる。スイッチ208の閉鎖のより速いパルス幅変調(たとえば、パルス幅及びデューティサイクル)は、キャパシタ212に入るより多くの電荷及びより高い出力電圧214をもたらし得る。出力電圧214からパルスコントローラ218へのフィードバック信号216は、スイッチ208の閉鎖のパルス幅変調の制御をもたらすことができ、したがって、出力電圧214を制御して、調整された出力電圧にすることができる。
いくつかの実施形態では、フィードバック信号216は、省略されてもよく、その場合、パルスコントローラ218は、固定されたパルス持続時間を有する固定されたレートのパルスを生成することができ、その場合、出力電圧214は調整されない。
図3を参照すると、例示的な電子回路300は、モータ322を駆動するためのノード310、312、314における駆動信号を生成するために駆動信号304を受け取るのに使用されてもよい。電子回路300は、基板302上に配置されてもよい。
モータ322は、接続点ノード329において結合された3つの回路脚部としてモデル化された3相モータ322であってもよい。3つの脚部は、対応する3つの抵抗器330、332、334と直列に結合され、対応する3つのインダクタ336、338、340と直列に結合された、対応する3つの逆起電力(BEMF)電圧源324、326、328(AC源)を有するものとしてモデル化されてもよい。
電子回路300は、2つのモードで動作することができる。
本明細書で「運転」モードとも呼ばれる第1の動作モードでは、ノード310、312、314において現れる駆動信号は、モータ322を回転させるための比較的高い電力のPWM信号であってもよい。運転動作モードでは、電子回路300は、キャパシタ320上に保持される電圧318をもたらすことができる入力電圧316を受け取る。電圧318は、たとえば、12ボルト、24ボルト、又は6ボルトであってもよい。ノード310、312、314において現れるPWM信号は、電圧318で又はその近くで高状態を有し、0ボルトで又はその近くで低状態を有してもよい。この目的で、ノード310、312、314において現れる信号は、各対が接続点ノードを有する、トランジスタのトーテムポール対(ハーフブリッジ)によって生成されてもよい。ここでは、トランジスタの3つの対が示されているが、接続点ノード349を有するトランジスタ348、350は一例にすぎない。348、350などのトランジスタは、たとえば、NチャネルMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)であってもよい。他のタイプのトランジスタ、たとえば、PチャネルMOSFET又はp型もしくはn型のバイポーラトランジスタも可能である。
駆動信号304の生成は、本明細書では説明されないが、理解されよう。3相モータ322に関して、駆動信号304及びノード310、312、314における得られた信号が、120度離間し得ると言えば足りる。いくつかの実施形態では、駆動信号は、全体が参照により本明細書に組み込まれている、2014年5月20日に公開された米国特許第8,729,841号に記載された駆動信号と同様であってもよい。いくつかの実施形態では、駆動信号304を生成するための回路は、基板302上に配置されてもよい。しかし、他の実施形態では、駆動回路は、基板上に配置されない。
本明細書で「ブレーキ」モードとも呼ばれる第2の動作モードでは、電源電圧316が切断され(又はそれ以外に1ボルト又は0.5ボルトなどのしきい値電圧未満であり)、駆動信号304は、電力損失ブレーキ制御回路362に下段のMOSFET350、352、及び354の駆動信号A、B、及びCを制御させておきながら上段のMOSFET346、347、348を非導通(すなわちオフ)にする電圧に設定される。ブレーキ動作モードでは、モータは、たとえば、モータ322がファンに機械的に結合され、空気がファンを吹き抜ける場合、依然として回転し得る。
ブレーキ動作の第1の部分では、BEMF電圧324、326が生成され、電流342、344は、内在するMOSFET本体ダイオード346、348を流れ、MOSFET本体ダイオード346、348は、それによって、整流器として機能し、キャパシタ320を充電する。BEMF電圧324、326の振幅及びキャパシタ320上に現れる電圧は、モータ322の回転速度に比例し得る。モータ322の回転速度が十分高く、キャパシタ320上の電圧が十分高い場合、キャパシタ320における電圧は、電力損失ブレーキ制御回路362に電力を供給することができる。電力損失ブレーキ制御回路362は、入力電圧316を受け取るために結合されてもよい。
ブレーキ動作の第2の部分では、入力電圧316が切断されたままであり(又はそれ以外に上述のしきい値電圧未満であり)、駆動信号304は、電力損失ブレーキ制御回路362に下段のMOSFET350、352、及び354の駆動信号A、B、及びCを制御させておきながら上段のMOSFET346、347、348を非導通にする電圧に依然として設定されている。キャパシタ320上の電圧が、ブレーキ動作の第1の部分において電力損失ブレーキ制御回路362をオンに切り替えるために十分高いとき、電力損失ブレーキ制御回路362は、3つの信号A、B、Cなどの信号を生成することができる。3つの信号A、B、Cは、下段のトランジスタ350、352、354のゲートなどの制御ノードに結合されてもよい。3つの信号A、B、Cは、全体的に、ほとんどの時間は3つの下段のトランジスタ350、352、354をオンに切り替えるほど高くてもよいが、短い持続時間の負のパルスにおいて低から再び高にパルスを発されてもよい。3つの下段のトランジスタ350、352、354の1つ又は複数のオン状態は、特に、上段の3つのトランジスタ346、347、348に対する制御信号が無効でこれらのトランジスタをオフにするとき、モータ322のブレーキ動作をもたらす。
信号A、B、Cの例は、以下の図4及び図4Aに示される。パルス信号A、B、Cは、キャパシタ320上の電圧を、別途上述のブレーキ動作の第1の部分の動作のみによって達成されるものよりも高い電圧まで駆動するために昇圧スイッチングレギュレータ動作をもたらし得ることが以下の説明から明らかになろう。したがって、ブレーキ機能は、別途達成されるものよりも低いモータ322の回転速度へと動作することができる。
次に昇圧スイッチングレギュレータの1つを参照すると、動作時に、図2の昇圧スイッチングレギュレータ200と比較すれば、モータ322が回転している間はAC電圧である、BEMF電圧324が注目される。このAC電圧は、図2のDC(又はAC)入力電圧202と比較されてもよい。インダクタ336は、図2のインダクタ204と比較されてもよい。トランジスタ350は、図2のスイッチ208と比較されてもよい。ダイオード346は、図2のダイオード210と比較されてもよい。キャパシタ320は、図2のキャパシタ212と比較されてもよい。
ブレーキ動作モードにおいて通常は閉鎖されているスイッチ350が、信号Aによって一瞬開放され再び閉鎖されるとき、正電圧過渡状態がインダクタ336において起こり、ダイオード346を通ってキャパシタ320内に流れる電流をもたらす。キャパシタ320において、図1のキャパシタ120上で別途達成されるものよりも高い電圧が生成される。
図4Aに示されるいくつかの実施形態では、信号A、B、Cは、順にパルスを発されるが、負のパルスの組は、トランジスタ350、352、354の1つのみにおいてある時間に生じ、信号A、B、Cの間には120度の位相差がある。したがって、トランジスタ350、352、354の3つすべては、キャパシタ320におけるより高い電圧に寄与し得る。他の実施形態では、信号A、B、Cは、たとえば、図4に示されるように、基本的に同時にパルスを発されてもよい。
スイッチ350、352、354を順に開放することは、キャパシタ320における昇圧をもたらすために、ダイオード346、347、348を順に通過する電流パルスをもたらすことが明らかであろう。代替として、同時に開放するスイッチ350、352、354は、キャパシタ320における昇圧をもたらすために、ダイオード346、347、348を同時に通過する電流パルスをもたらす。
3つの信号A、B、Cは、3つの昇圧レギュレータ構造をもたらすが、他の実施形態では、信号A、B、又はCの1つのみ又は2つが使用され、トランジスタ350、352、354の1つのみ又は2つが、昇圧スイッチングレギュレータ構造に使用される。
いくつかの実施形態では、電力損失制御回路は、信号A、B、Cのスイッチング速度及び/又はパルス幅を制御(すなわち、パルス幅変調、PWM)するためにキャパシタ320上の検知電圧を使用することができる。したがって、スイッチング速度は、キャパシタ320上の調整電圧を生成するために制御されてもよい。
電子回路のブレーキ動作モードは、モータ322の回転速度を、図1のモータ122の所定の回転速度よりも低い速度まで低減することができる。
運転動作モードでは、トランジスタ350、352、354は、信号A、B、Cではなく駆動信号に接続されてもよいが、再接続するための手段は示されていないことを諒解されたい。いくつかの実施形態では、たとえば、ORゲートなどのデジタルゲートが、この目的で使用されてもよい。さらなる詳細は、以下に図6と併せて説明される。
トランジスタ350、352、354は、トランジスタ350、352、354が基本的に完全にオンに切り替わって抵抗RDSeを呈する、それぞれのゲートソース電圧などの、いわゆる「強化電圧(enhancement voltage)」Veを有することができる。キャパシタ320におけるより高い電圧により、信号A、B、Cは、強化電圧Veを超える高状態を有することができる。より低いゲート電圧において、トランジスタ350、352、354は、部分的にのみオンになる。いくつかの実施形態では、トランジスタ350、352、354の強化電圧は、約5ボルトを超える。強化電圧は、以下に図5と併せてより十分に説明される。
いくつかの実施形態では、ローサイドトランジスタ350、352、354の1つに結合されてもよい、別のトランジスタ366が含まれてもよい。トランジスタ366は、2ボルトなどの、トランジスタ350、352、354よりも低い強化電圧を有することができる。したがって、トランジスタ366は、他のトランジスタ350、352、354よりも前に信号C’の電圧でオン及びオフに切り替わることができる。したがって、昇圧は、より低い電圧で起こり得る。
いくつかの実施形態では、トランジスタ366は、他のMOSFETトランジスタ350、352、354、346、347、348と同じ半導体基板上に含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、3つのローサイドトランジスタ350、352、354は、外部のトランジスタであり、同じ半導体基板上にない。
トランジスタ346、347、348、350、352、354、366の任意の組合せは、共通の半導体基板上に含まれてもよく、他のトランジスタは、外部の別個のトランジスタであってもよい。
次に図4及び図4Aを参照すると、グラフ400、420は各々、任意の単位の時間スケールを有する3つの水平軸と、任意の単位のボルト単位のスケールを有する共通の垂直軸とを有する。信号402、404、406は、図3の信号A、B、Cに対応し得る。代わりの実施形態では、信号422、424、426は、図3の信号A、B、Cに対応し得る。
信号A、B、Cの高値は、それぞれ、トランジスタ350、352、354のオン状態を示し、低状態は、トランジスタがオフであることを示す。示されたパルスの組は、各々が2つの状態遷移を有する、1つ又は複数のパルスを有することができる。パルスの組402、404、406は、同時に起こり得る。パルスの組422、424、426は、互いに120度(又は別の関係)離間し得る。
いくつかの実施形態では、信号402、404、406のパルスの組の速度は、はるかに高く、たとえば、AC BEMF電圧324、326、328のサイクルの速度の10倍よりも高い。いくつかの実施形態では、これらのパルスの組の速度は、約25キロヘルツであり、負の遷移パルス幅は、約1マイクロ秒(又は短い)の長さであり、キャパシタ320上の電圧を制御するために図3の電力損失ブレーキ制御回路362による変化を受け得る。電力損失ブレーキ制御回路362による変化は、以下に図7と併せて説明される。
いくつかの実施形態では、パルスの組402、404、406、422、424、426は、AC BEMF電圧324、326、328のサイクルと同期しない。他の実施形態では、パルスの組402、404、406、422、424、426は、AC BEMF電圧324、326、328のサイクルと同期する。
いくつかの実施形態では、パルスの組422、424、426は、互いに約90度から約150度の間で存在する。
次に図5を参照すると、グラフは、任意の単位の電圧単位のスケールを有する水平軸と、任意の単位の電流単位のスケールを有する垂直軸とを有する。水平軸は、MOSFETのゲートソース電圧を示し、垂直軸は、MOSFETのドレインソース電圧を示す。伝達特性曲線502は、領域504及び領域506を有する。しきい値ゲートソース電圧Vthを超えると、MOSFETは、導通し始める。強化ゲートソース電圧Veを超えると、MOSFETは、高いコンダクタンス及び低い抵抗RDSeに達する。強化電圧Veを超えると、MOSFETは、基本的に完全にオンになる。
異なる強化電圧Ve及び異なるしきい値電圧Vtを有するMOSFETが達成されてもよい。
次に図6を参照すると、例示的なモータ駆動回路600は、明らかなように、図3の要素を含むことができる。本明細書では、電力損失ブレーキ制御回路602は、図3の電力損失ブレーキ制御回路362と同じか、又は同様であってもよい。電力損失ブレーキ制御回路602は、図4のグラフ400の信号を生成するために使用されてもよい。他の同様の回路が、図4Aのグラフ420の信号を生成するために使用されてもよい。
抵抗器604、606、607が、キャパシタ640の電圧と、グランドなどの基準電圧との間に直列に結合されてもよい。抵抗器604、606、607の2つの接続点ノードが、第1及び第2のそれぞれの比較器612、614の入力ノードに結合されてもよい。
別の2つの抵抗器608、610が、入力電圧642と、グランドなどの基準電圧との間に直列に結合されてもよい。抵抗器608、610の接続点ノードが、第3の比較器616の入力ノードに結合されてもよい。遅延モジュール622が、比較器616からの出力信号を受け取るために結合されてもよい。
基準電圧発生器620が、第1、第2、及び第3の比較器612、614、616の入力ノードに結合されてもよい。
第1のORゲート619が、第2の比較器614からの出力信号と、発振器618によって生成されたクロック信号とを受け取るために結合された2つの入力端子を有してもよい。
3入力ANDゲート624が、第1の比較器612によって生成された出力信号、ORゲート619によって生成された出力信号、及び遅延モジュール622によって生成された出力信号を受け取るために結合されてもよい。
2入力ANDゲート626が、第1のORゲート619からの出力信号と、遅延モジュール622からの出力信号とを受け取るために結合されてもよい。2入力ANDゲート626からの出力信号C’は、図3の信号C’と同様であってもよい。
ブレーキ動作モードでは、第2のORゲート628が、3入力ANDゲート624からの出力信号を受け取るために結合されてもよい。第3のORゲート630も、3入力ANDゲート624からの出力信号を受け取るために結合されてもよい。第4のORゲート632が、2入力ANDゲート626からの出力信号を受け取るために結合されてもよい。
運転動作モードでは、第2のORゲート628は、運転モード制御回路638からの第1の出力信号を受け取るために結合されてもよい。第3のORゲート630は、運転モード回路638からの第2の出力信号を受け取るために結合されてもよい。第4のORゲート632は、運転モード回路638からの第3の出力信号を受け取るために結合されてもよい。
上記の構成によって、ブレーキ動作モードのとき、ローサイドMOSFETゲートドライバ634が、3入力ANDゲート624及び2入力ANDゲート626からの信号によって制御されてもよい。対照的に、運転動作モードのとき、ローサイドMOSFETゲートドライバ634は、運転モード制御回路638からの信号によって制御されてもよい。
基準電圧発生器620は、主回路600の一部分であるか、又は電力損失ブレーキ機能専用の低電力/低ヘッドルーム構造である場合がある。
動作時に、第3の比較器616は、入力電圧642の損失を検出し、運転モード制御回路638に信号を提供して、ローサイドソースドライバを無効にする。第3の比較器616に関する典型的なしきい値は、チャタリングを防止するための多少のヒステリシス(たとえば、200mV)を有する約2ボルトであってもよい。
第3の比較器616からの出力信号は、遮断するための任意の有効なソースドライバ時間を与えるために電力損失モードへの変化を有効にする前に遅延モジュール622によって遅延されてもよい。典型的な遅延は、1マイクロ秒であってもよい。
動作時に、第2の比較器614は、キャパシタ640上の電圧VBBが、調整レベルの上か、又は下か、及びヒステリシスも有するかどうかを検出することができる。典型的な立上りしきい値は約6ボルトであってもよく、典型的な立下りしきい値は約5.5ボルトであってもよい。VBBが6ボルトよりも大きいとき、第2の比較器614の出力は、高くなり得、その出力が、第1のORゲート619の出力を高くし、それによって、発振器618からの信号を遮断する。
発振器618は、約38マイクロ秒の典型的な高状態持続時間と、約2マイクロ秒の典型的な低パルス幅とを有してもよい。発振器618は、連続的に動作することができるが、キャパシタ640上の電圧が6ボルト調整レベルを超えるとき、2つのANDゲートによって生成されるオフ状態(すなわち、ANDゲート624、626の出力が高い)が存在しない(すなわち、昇圧がオフである)ように、第2の比較器614の出力によってゲート制御されてもよい。
動作時に、第1の比較器612は、キャパシタ640上の電圧が、上述の昇圧回路のすべてが正しく動作するほど十分高いときを検出することができる。第1の比較器612に関する典型的なしきい値は、チャタリングを防止するための多少のヒステリシス(たとえば、200mV)を有する約2ボルトであってもよい。
図7及びさらに図6を参照すると、グラフ700は、任意の単位の時間スケールを有する共通の水平軸と、任意の単位のボルト単位のスケールを有する共通の垂直軸とを有する。
信号708、710、712は、図6の信号A、B、Cに対応し得る。信号702は、キャパシタ640上のVBB電圧を示す。信号704は、第2の比較器614からの出力信号を示す。信号706は、第1の比較器612からの出力信号を示す。
時刻t0からt1の間に、キャパシタ640上のVBB電圧は、図3と併せて上述したブレーキ動作モードの第1の部分において上段及び下段のドライバMOSFETの本体ダイオードを通った整流を使用して充電することができる。
時刻t1からt2では、キャパシタ上のVBB電圧は、そのVBB電圧がローサイドMOSFETの1つを切り替えるのに十分であるとき、増加した速度で立ち上がり続けることができる。この挙動は、以下にさらに説明される。これは、1つのドライバをオンに切り替えるのには十分であるが、完全に機能するには十分でないVBB電圧(DC)が存在する点であると言えば十分である。1つのドライバをオンに切り替えることによって、VBB整流電圧は、ハイサイド及びローサイドのダイオード電圧降下ではなく、ハイサイドのダイオード電圧降下のみによって達成される。
時刻t2に開始するが、A、B、及びC信号において出力パルスが起こり、図3と併せて上述したブレーキモードの第2の部分の間にキャパシタ640上のVBB電圧の上昇をもたらす。この目的で、時刻t2からt3の間に、信号708、710、712においてパルスの第1の組が存在してもよい。時刻t3において、VBB電圧は、調整状態を達成することができ、この場合、信号708、710、712は、各々がより少ないパルスを有するパルスの組を有することができ、VBB電圧は、調整状態の周辺で脈動してもよい。
再び図6を参照すると、極めて低いモータ速度回転中にモータ電力が切断されている状態で、整流VBB電圧が論理回路に電力供給するのに十分である場合、2入力ANDゲート626は、発振器618からの信号が高であり入力電圧642が低であるとき、AチャネルのMOSFETドライバ(634内)を有効にすることができる。このことは、すべての電力損失ブレーキ機能が動作するのに十分な電圧があることには依存せず、それは、このことが、時刻t1から時刻t2までキャパシタ電圧640に最初に電力供給するのを助けるグランド端子OUTAに役立つにすぎないからである。基本的に、オンに切り替えるための端子OUTAにおける信号を作ることができる場合、BEMF電圧のみが、時刻t1から時刻t2までキャパシタ640を充電するためにトップサイドの本体ダイオードによって整流される必要がある。発振器618は、キャパシタ640上の電圧がどんな値でも低にとどまらないように設計されてもよい。
上述のグランド端子OUTA又はモータ回転速度の増加の結果として、VBB(すなわち、キャパシタ640上の電圧)がさらに増加するので、第2の比較器614の出力が、低で、電力損失ブレーキ制御回路602のすべてを動作させるのに十分なVBB電圧があることを示すとき、論理ゲート及びローサイドMOSFETゲート駆動回路634を介して結合された発振器信号は、t2からt3までの時間の間にローサイドMOSFETに短いオフパルスを適用し始めることができる。各オフパルス中に、モータのインダクタンスに保存されたエネルギーのいくらかは、VBBキャパシタ640を充電するための電流を供給する。
時刻t3においてVBBキャパシタ640が所望の調整レベルに達すると、第2の比較器614の出力は、VBB電圧702が第2の比較器614のヒステリシスによって設定された上述のレベルに減少するまで、前記の短いオフパルスをさらに遮断することができ、上述のレベルまで減少した時刻に、ヒステリシス制御サイクルを反復するために前記の短いオフパルスが再び適用される。
調整レベルがモータのBEMF電圧よりも高くてもよいので、モータの巻線を駆動するロー(シンク)サイドMOSFETは、完全にオンに切り替わる場合があり、ブレーキ動作は、低回転速度に維持されてもよい。さらに、3つすべてのシンクサイドMOSFETが、高いデューティサイクルで導通するので、ブレーキ効率は、図1の先行技術と比較して改善され、2つのMOSFETのみが、モータにブレーキをかけるために使用される。さらに、シンクサイドMOSFETが完全にオンに切り替わるので、MOSFETの電力消費が低減され、これらの構成要素の余分な加熱を回避する。
電力損失ブレーキ制御回路602の要素のすべては、上述の昇圧動作によって昇圧され得るキャパシタ640上の電圧によって電力供給されてもよいことを認識されたい。したがって、電力損失ブレーキ制御回路602は、他の可能であるものよりも低いモータの回転速度まで動作することができる。
特定のゲート及び回路が、電力損失ブレーキ制御回路602を形成するために使用されるが、同じ又は同様の信号を生成するために、他の回路が使用されてもよい。
モータ駆動回路600全体が、共通の半導体基板601上に配置されるように示されているが、他の実施形態では、モータ駆動回路600の任意の部分が、1つ又は複数の他の半導体基板上に配置されてもよい。
本明細書に引用されたすべての参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
本特許の主題である様々な概念、構造、及び技法を説明するのに役立つ、好ましい実施形態について説明してきたが、これらの概念、構造、及び技法を含む他の実施形態が使用される場合があることが次に明らかになるであろう。したがって、特許の範囲は、説明された実施形態に限定されるべきでなく、むしろ、次の特許請求の範囲の思想及び範囲によってのみ限定されるべきであることが提示される。
本明細書で説明された実施形態の要素は、具体的に上述しなかった他の実施形態を形成するために組み合わせられる場合がある。単一の実施形態の文脈で説明された様々な要素は、別個に、又は任意の適切な部分組合せ(subcombination)で提供される場合もある。本明細書で具体的には説明されなかった他の実施形態も、次の特許請求の範囲の範囲内にある。
100 電子回路
104 駆動信号
106 トランジスタ
108 トランジスタ
109 接続点ノード
110 ノード
112 ノード
114 ノード
116 入力電圧、電源電圧
118 電圧
120 キャパシタ
122 モータ、3相モータ
124 逆起電力(BEMF)電圧源、BEMF電圧
126 逆起電力(BEMF)電圧源
128 逆起電力(BEMF)電圧源
129 接続点ノード
130 抵抗器
132 抵抗器
134 抵抗器
136 インダクタ
138 インダクタ
140 インダクタ
142 電流
144 MOSFET本体ダイオード
150 電流
152 トランジスタ
154 トランジスタ
200 昇圧スイッチングレギュレータ
202 入力電圧
204 インダクタ
206 信号
208 スイッチ
210 ダイオード
212 キャパシタ
214 出力電圧
216 フィードバック信号
218 パルスコントローラ
300 電子回路
302 基板
304 駆動信号
310 ノード
312 ノード
314 ノード
316 入力電圧、電源電圧
318 電圧
320 キャパシタ
322 モータ、3相モータ
324 逆起電力(BEMF)電圧源、BEMF電圧
326 逆起電力(BEMF)電圧源、BEMF電圧
328 逆起電力(BEMF)電圧源、BEMF電圧
329 接続点ノード
330 抵抗器
332 抵抗器
334 抵抗器
336 インダクタ
338 インダクタ
340 インダクタ
342 電流
344 電流
346 上段のMOSFET、MOSFET本体ダイオード、上段のトランジスタ、ダイオード、MOSFETトランジスタ、トランジスタ
347 上段のMOSFET、MOSFET本体ダイオード、上段のトランジスタ、ダイオード、MOSFETトランジスタ、トランジスタ
348 トランジスタ、上段のMOSFET、MOSFET本体ダイオード、上段のトランジスタ、ダイオード、MOSFETトランジスタ
349 接続点ノード
350 トランジスタ、下段のMOSFET、下段のトランジスタ、スイッチ、ローサイドトランジスタ、MOSFETトランジスタ
352 下段のMOSFET、下段のトランジスタ、トランジスタ、スイッチ、ローサイドトランジスタ、MOSFETトランジスタ
354 下段のMOSFET、下段のトランジスタ、トランジスタ、スイッチ、ローサイドトランジスタ、MOSFETトランジスタ
362 電力損失ブレーキ制御回路
366 トランジスタ
400 グラフ
402 信号、パルスの組
404 信号、パルスの組
406 信号、パルスの組
420 グラフ
422 信号、パルスの組
424 信号、パルスの組
426 信号、パルスの組
502 伝達特性曲線
504 領域
506 領域
600 モータ駆動回路、主回路
601 共通の半導体基板
602 電力損失ブレーキ制御回路
604 抵抗器
606 抵抗器
607 抵抗器
608 抵抗器
610 抵抗器
612 第1の比較器
614 第2の比較器
616 第3の比較器
618 発振器
619 第1のORゲート、ORゲート
620 基準電圧発生器
622 遅延モジュール
624 3入力ANDゲート、ANDゲート
626 2入力ANDゲート、ANDゲート
628 第2のORゲート
630 第3のORゲート
632 第4のORゲート
634 ローサイドMOSFETゲートドライバ、ローサイドMOSFETゲート駆動回路
638 運転モード制御回路、運転モード回路
640 キャパシタ
642 入力電圧
700 グラフ
702 キャパシタ640上のVBB電圧
704 第2の比較器614からの出力信号
706 第1の比較器612からの出力信号
708 信号
710 信号
712 信号

Claims (18)

  1. 電気モータを駆動するためのモータ駆動回路であって、
    各々がハーフブリッジ構成においてローサイドトランジスタに結合されたハイサイドトランジスタを含む複数のドライバ回路であって、前記ハイサイドトランジスタの各々及び前記ローサイドトランジスタの各々は、それぞれの制御ノード並びにそれぞれの第1及び第2の電流通過ノードを有し、前記ハイサイドトランジスタの各々の前記第2の電流通過ノードは、それぞれの接続点ノードにおいて前記ローサイドトランジスタのそれぞれの前記第1の電流通過ノードに結合され、前記複数のドライバ回路の各々は、それぞれの接続点ノードからのそれぞれの電流を前記電気モータのそれぞれの巻線に流すように機能する、複数のドライバ回路と、
    前記ハイサイドトランジスタの各々の前記第1の電流通過ノードに結合された、キャパシタ電圧を保持するように機能する、キャパシタと、
    前記キャパシタから前記キャパシタ電圧を受け取るように結合され、前記モータ駆動回路に対する電源電圧がしきい値電圧未満であるときを検知するように機能するブレーキ制御回路と
    を含み、
    ブレーキ動作モードでは、前記ハイサイドトランジスタがオフ状態になり、さらに、前記ブレーキ動作モードでは、前記電源電圧が前記しきい値電圧未満であるとき、前記ブレーキ制御回路は、前記ローサイドトランジスタをオン状態にする信号状態と前記ローサイドトランジスタをオフ状態にする信号状態との間で少なくとも2つの状態遷移を有する少なくとも1つのパルス信号を生成するように機能し、前記ローサイドトランジスタのうちの少なくとも1つのローサイドトランジスタの前記制御ノードに前記少なくとも1つのパルス信号を供給するように機能し、
    前記少なくとも2つの状態遷移を有する前記少なくとも1つのパルス信号は、前記キャパシタ電圧が、前記少なくとも2つの状態遷移なしに達成される電圧よりも高いブースト電圧に昇圧するよう昇圧動作をもたらす、
    モータ駆動回路。
  2. 前記電源電圧は、前記モータ駆動回路の外部のDC電源電圧を含む、請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記ハイサイドトランジスタの各々及び前記ローサイドトランジスタの各々は、Nチャネル電界効果トランジスタ(NFET)である、請求項1に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記少なくとも1つのパルス信号は、前記少なくとも1つのローサイドトランジスタをオン及びオフに切り替えるように機能する複数のパルスを有する、請求項1に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記電気モータが回転中で前記電源電圧が前記しきい値電圧未満であるときに前記電気モータによって生成される逆起電力、前記電気モータのインダクタンス、スイッチとして機能する前記少なくとも1つのローサイドトランジスタ、前記ハイサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの寄生ダイオード、及び前記キャパシタは、まとめて、前記電気モータが回転しているときに前記キャパシタ上に昇圧電圧をもたらす昇圧スイッチングレギュレータ構造を形成する、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のモータ駆動回路。
  6. 前記電源電圧が前記しきい値電圧を超えるとき、前記少なくとも1つのパルス信号は、パルスを有しない、請求項4に記載のモータ駆動回路。
  7. モータ駆動回路によって電気モータを駆動する方法であって、
    各々がハーフブリッジ構成においてローサイドトランジスタに結合されたハイサイドトランジスタを含む複数のドライバ回路を提供するステップであって、前記ハイサイドトランジスタの各々及び前記ローサイドトランジスタの各々は、それぞれの制御ノード並びにそれぞれの第1及び第2の電流通過ノードを有し、前記ハイサイドトランジスタの各々の前記第2の電流通過ノードは、それぞれの接続点ノードにおいて前記ローサイドトランジスタのそれぞれの前記第1の電流通過ノードに結合され、前記複数のドライバ回路の各々は、それぞれの接続点ノードからのそれぞれの電流を前記電気モータのそれぞれの巻線に流すように機能する、ステップと、
    前記ハイサイドトランジスタの各々の前記第1の電流通過ノードに結合されたキャパシタを提供するステップと、
    前記キャパシタ上のキャパシタ電圧を保持するステップと、
    ブレーキ動作モードを識別するために、前記モータ駆動回路に対する電源電圧がしきい値電圧未満であるときを検知するステップと
    を含み、前記ブレーキ動作モードの場合、前記方法は、
    前記ハイサイドトランジスタをオフ状態に切り替えるステップと、
    前記ローサイドトランジスタをオン状態にする信号状態と前記ローサイドトランジスタをオフ状態にする信号状態との間で少なくとも2つの状態遷移を有する少なくとも1つのパルス信号を生成するステップと、
    前記ローサイドトランジスタのうちの少なくとも1つのローサイドトランジスタの前記制御ノードに前記少なくとも1つのパルス信号を供給するステップであって、前記少なくとも2つの状態遷移を有する当該少なくとも1つのパルス信号は、前記キャパシタ電圧が、前記少なくとも2つの状態遷移なしに達成される電圧よりも高いブースト電圧に昇圧するよう昇圧動作をもたらす、ステップと
    をさらに含む、方法。
  8. 前記電源電圧は、前記モータ駆動回路の外部のDC電源電圧を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ハイサイドトランジスタの各々及び前記ローサイドトランジスタの各々は、Nチャネル電界効果トランジスタ(NFET)である、請求項7に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのパルス信号は、前記少なくとも1つのローサイドトランジスタをオン及びオフに切り替えるように機能する複数のパルスを有する、請求項7に記載の方法。
  11. 前記電気モータが回転中で前記電源電圧が前記しきい値電圧未満であるときに前記電気モータによって生成される逆起電力、前記電気モータのインダクタンス、スイッチとして機能する前記少なくとも1つのローサイドトランジスタ、前記ハイサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの寄生ダイオード、及び前記キャパシタは、まとめて、前記電気モータが回転しているときに前記キャパシタ上に昇圧電圧をもたらす昇圧スイッチングレギュレータ構造を形成する、請求項7から10のうちのいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記電源電圧が前記しきい値電圧を超えるとき、前記少なくとも1つのパルス信号は、パルスを有しない、請求項10に記載の方法。
  13. 電気モータを駆動するためのモータ駆動回路であって、
    各々がハーフブリッジ構成においてローサイドトランジスタに結合されたハイサイドトランジスタを含む複数のドライバ回路であって、前記ハイサイドトランジスタの各々及び前記ローサイドトランジスタの各々は、それぞれの制御ノード並びにそれぞれの第1及び第2の電流通過ノードを有し、前記ハイサイドトランジスタの各々の前記第2の電流通過ノードは、それぞれの接続点ノードにおいて前記ローサイドトランジスタのそれぞれの前記第1の電流通過ノードに結合され、前記複数のドライバ回路の各々は、それぞれの接続点ノードからのそれぞれの電流を前記電気モータのそれぞれの巻線に流すように機能する、複数のドライバ回路と、
    前記ハイサイドトランジスタの各々の前記第1の電流通過ノードに結合された、キャパシタ電圧を保持するように機能する、キャパシタと、
    ブレーキ動作モードを識別するために、前記モータ駆動回路に対する電源電圧がしきい値電圧未満であるときを検知するための手段と
    を含み、前記ブレーキ動作モードの場合、前記モータ駆動回路は、
    前記ハイサイドトランジスタをオフ状態に切り替えるための手段と、
    前記ローサイドトランジスタをオン状態にする信号状態と前記ローサイドトランジスタをオフ状態にする信号状態との間で少なくとも2つの状態遷移を有する少なくとも1つのパルス信号を生成するための手段と、
    前記ローサイドトランジスタのうちの少なくとも1つのローサイドトランジスタの前記制御ノードに前記少なくとも1つのパルス信号を供給するための手段であって、前記少なくとも2つの状態遷移を有する当該少なくとも1つのパルス信号は、前記キャパシタ電圧が、前記少なくとも2つの状態遷移なしに達成される電圧よりも高いブースト電圧に昇圧するよう昇圧動作をもたらす、手段と
    をさらに含む、モータ駆動回路。
  14. 前記電源電圧は、前記モータ駆動回路の外部のDC電源電圧を含む、請求項13に記載のモータ駆動回路。
  15. 前記ハイサイドトランジスタの各々及び前記ローサイドトランジスタの各々は、Nチャネル電界効果トランジスタ(NFET)である、請求項13に記載のモータ駆動回路。
  16. 前記少なくとも1つのパルス信号は、前記少なくとも1つのローサイドトランジスタをオン及びオフに切り替えるように機能する複数のパルスを有する、請求項13に記載のモータ駆動回路。
  17. 前記電気モータが回転中で前記電源電圧が前記しきい値電圧未満であるときに前記電気モータによって生成される逆起電力、前記電気モータのインダクタンス、スイッチとして機能する前記少なくとも1つのローサイドトランジスタ、前記ハイサイドトランジスタのそれぞれの少なくとも1つの寄生ダイオード、及び前記キャパシタは、まとめて、前記電気モータが回転しているときに前記キャパシタ上に昇圧電圧をもたらす昇圧スイッチングレギュレータ構造を形成する、請求項13から16のうちのいずれか1項に記載のモータ駆動回路。
  18. 前記電源電圧が前記しきい値電圧を超えるとき、前記少なくとも1つのパルス信号は、パルスを有しない、請求項16に記載のモータ駆動回路。
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