JP7465374B2 - 静翼環、及び回転機械 - Google Patents

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Description

本開示は、静翼環、及び回転機械に関する。
本願は、2021年2月5日に日本に出願された特願2021-017268号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
特許文献1には、組付けや分解を容易にするために内周側シュラウド及び外周側シュラウドが複数に分割され、周方向に配列した複数枚の翼とともに一つのセグメントに設けられている静翼環が開示されている。
特許第6082285号公報
ところで、特許文献1に記載された静翼環では、両側がセグメントに拘束されている中央翼に対して片側がフリーとなる端翼はセグメントによる拘束力が弱くなる。そのため、翼の固有振動数に差異が生じる。このため、全ての翼全体としての固有振動数の帯域幅が広くなってしまい、回転機械の運転時に共振を回避することが困難となる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、固有振動数の帯域幅を狭めることが可能な静翼環、及び回転機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る静翼環は、互いに独立して軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、を備え、前記押圧部は、前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記圧力よりも前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記圧力が小さくなる圧力分布を有する。
本開示に係る静翼環は、軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、を備え、前記押圧部は、前記翼群と前記シュラウドセグメントとの間で前記周方向にわたって延びるように設けられて、各前記翼の径方向の端部に接触して前記圧力を付与する板ばねを有し、前記板ばねは、前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の板厚よりも前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の板厚が薄い。
本開示に係る静翼環は、軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、を備え、前記押圧部は、各前記翼に対応するように設けられて、各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のボルトを有し、前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記ボルトの押圧力よりも、前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記ボルトの押圧力が小さい。
本開示に係る静翼環は、軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、を備え、前記押圧部は、各前記翼に対応して複数が設けられて、前記翼群の各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与するアクチュエータと、前記翼群と前記アクチュエータとの間で前記周方向にわたって延びる押し付け板と、を有し、前記押し付け板を介して前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記アクチュエータの押圧力よりも、前記押し付け板を介して前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記アクチュエータの押圧力が小さい。
また、本開示に係る回転機械は、上記の静翼環を備える。
本開示によれば、固有振動数の帯域幅を狭めることが可能な静翼環、及び回転機械を提供することができる。
本開示の実施形態に係る静翼環を備えたガスタービンの模式的な縦断面図である。 本開示の第一実施形態に係る図1のII-II線方向の断面図である。 図2のIIIa部及びIIIc部を拡大した図、並びにIIIb-IIIb線方向及びIIId-IIId線方向の断面図である。 本開示の第二実施形態に係る図1のII-II線方向の断面図である。 図4のVa-Va線方向及びVb-Vb線方向の断面図である。 本開示の第三実施形態に係る図1のII-II線方向の断面図である。 図6のVIIa-VIIa線方向及びVIIb-VIIb線方向の断面図である。 本開示の第二実施形態の第一変形例に係る図1のII-II線方向の断面図である。 本開示の第二実施形態の第二変形例に係る図4のVa-Va線方向の断面図である。 本開示の第二実施形態の第三変形例に係る図4のVa-Va線方向の断面図である。 本開示のその他の実施形態に係る押圧部の構成を説明する図である。
(第一実施形態)
(ガスタービン)
図1に示すように、本実施形態に係るガスタービン1は、圧縮空気を生成する圧縮機2と、圧縮空気に燃料を混合して燃焼させることで燃焼ガスを生成する燃焼器9と、燃焼ガスによって駆動されるタービン10と、を備えている。
(圧縮機)
圧縮機2は、軸線O回りに回転する圧縮機ロータ3と、圧縮機ロータ3を外周側から覆う圧縮機ケーシング4と、を有している。圧縮機ロータ3は、軸線Oに沿って延びる柱状をなしている。圧縮機ロータ3の外周面上には、軸方向Aに間隔をあけて配列された複数の圧縮機動翼環5が設けられている。各圧縮機動翼環5は、圧縮機ロータ3の外周面上で軸線Oの周方向Bに間隔をあけて配列された複数の圧縮機動翼を有している。本実施形態では、軸方向Aは軸線Oの延在する方向を意味する。
圧縮機ケーシング4は、軸線Oを中心とする筒状をなしている。圧縮機ケーシング4の内周面には、軸方向Aに間隔をあけて配列された複数の圧縮機静翼環7が設けられている。これらの圧縮機静翼環7は、上記の圧縮機動翼環5に対して、軸方向Aから見て交互に配列されている。各圧縮機静翼環7は、圧縮機ケーシング4の内周面上で、軸線Oの周方向Bに間隔をあけて配列された複数の圧縮機静翼を有している。
(燃焼器)
燃焼器9は、圧縮機2と、下流側(図1の右側)へ続くタービン10との間に設けられている。圧縮機2で生成された圧縮空気は、燃焼器9内部で燃料と混合されて予混合ガスとなる。燃焼器9内で、この予混合ガスが燃焼することで高温高圧の燃焼ガスが生成され、燃焼ガスはタービン10内へと導かれる。
(タービン)
タービン10は、軸線O回りに回転するロータ11と、ロータ11を囲うステータ12と、を有している。
ロータ11は、回転軸11aと、複数のタービン動翼環20と、を有している。
回転軸11aは、軸線Oに沿って延びる柱状をなしている。回転軸11aは、上記の圧縮機ロータ3に軸方向Aに一体に連結されることで、軸線O回りに回転するガスタービンロータを形成する。
複数のタービン動翼環20は、回転軸11aの外周面に設けられており、軸方向Aに間隔をあけて配列されている。
各タービン動翼環20は、複数のタービン動翼を有している。複数のタービン動翼は、ロータ11の外周面上で、軸線Oの周方向Bに間隔をあけて配列されている。
ステータ12は、タービンケーシング15と、複数の静翼環13と、を有している。
タービンケーシング15は、軸線Oを中心とする筒状をなしている。
複数の静翼環13は、タービンケーシング15の内周側に設けられており、軸方向Aに間隔をあけて配列されている。これらの静翼環13は、上記のタービン動翼環20に対して、軸方向Aから見て交互に配列されている。
各静翼環13は、タービンケーシング15の内周面付近で、軸線Oの周方向Bに間隔をあけて配列された複数の翼14aを有している。
以下、第一実施形態の静翼環13を図2及び図3を参照して説明する。
(静翼環)
図2は、図1で示す静翼環13のII-II線方向の断面視である。
静翼環13は、外周側シュラウド40と、複数の翼群14と、複数のシュラウドセグメント43と、押圧部44と、を備えている。
外周側シュラウド40は、軸線Oを中心とした環状をなす柱状の構造体である。
翼群14は、軸線Oの周方向Bに配列されている複数の翼14aを有している。複数の翼14aの軸線Oの径方向外側端部は外周側シュラウド40の径方向内側を向く内周面に設けられており、径方向内側端部はシュラウドセグメント43の径方向外側を向く外周面に設けられている。
本実施形態では、翼群14は5つの翼14aを有しており、2つの端翼41がシュラウドセグメント43の周方向B両端に設けられており、3つの中央翼42が2つの端翼41同士の間に挟まれる形でシュラウドセグメント43の周方向B中央に設けられている。
シュラウドセグメント43は、翼群14の複数の翼14aを周方向Bに接続するように、これら複数の翼14aの径方向内側の端部を接続している。したがって、シュラウドセグメント43は、各翼14aの周方向Bの移動を規制している。
シュラウドセグメント43は、軸線Oを中心とした円弧状に形成された軸方向Aに延びる構造体であり、複数が周方向Bに配列され、各シュラウドセグメント43の端部同士が当接することで、環状の内周側シュラウドが形成される。図2では本実施形態の説明の便宜上、一つのシュラウドセグメント43と該シュラウドセグメント43に設けられた一つの翼群14、及び外周側シュラウド40の一部を示している。
押圧部44は、翼群14とシュラウドセグメント43との間で周方向Bにわたって延びるように設けられている板ばね50である。
図3(a)は、図2で示す端翼41のIIIa部の拡大視であり、図3(b)は図2で示す端翼41のIIIb-IIIb線方向の断面視である。また、図3(c)は、図2で示す中央翼42のIIIc部の拡大視であり、図3(d)は、図2で示す中央翼42のIIId-IIId線方向の断面視である。
図3(b)及び(d)に示すように、シュラウドセグメント43は、軸線Oの径方向外側を向く外周面に翼14aの径方向内側端部を収容可能な凹部43aを有している。凹部43aは、該凹部43aの内周面から軸方向Aに延びる係合部43bを有している。また、各翼14aの径方向内側の端部は、軸方向Aに延びるフランジ部14bを有している。これにより、凹部43a内でフランジ部14bと、係合部43bとが係合している。
板ばね50は、翼14aの径方向内側を向く内周面に接触して径方向外側に向かう弾性的な圧力(付勢力)を翼14aに対して付与している。これにより、フランジ部14bと係合部43bとが係合することで画成される圧力発生領域Pでシュラウドセグメント43に対して翼14aが拘束される圧力が発生している。これにより、翼14aがシュラウドセグメント43に対して径方向に動かないように拘束される。
したがって、押圧部44としての板ばね50は、翼群14に対して径方向外側に向かう圧力を付与することで、圧力発生領域Pを利用して翼群14をシュラウドセグメント43に押し付けている。
シュラウドセグメント43の周方向B中央側に設けられている各中央翼42に対応する板ばね50の板厚は、シュラウドセグメント43における周方向B両端に設けられている端翼41に対応する板ばね50の板厚よりも薄く形成されている。したがって、端翼41の圧力発生領域Pで生じる径方向にかかる圧力は相対的に強くなり、中央翼42の圧力発生領域Pで生じる径方向にかかる圧力は相対的に弱くなる。即ち、押圧部44としての板ばね50は、シュラウドセグメント43における周方向B両端の圧力よりもシュラウドセグメント43における周方向B中央の圧力が小さくなる圧力分布を有している。
(作用効果)
第一実施形態に係る静翼環13は、押圧部44としての板ばね50が、圧力発生領域Pを介して翼群14がシュラウドセグメント43に押し付けられるように、該翼群14に対して径方向外側に向かう圧力を付与している。さらに、圧力発生領域Pにおける径方向にかかる圧力は端翼41では相対的に強く、中央翼42では相対的に弱い構成である。
これにより、シュラウドセグメント43による拘束力が比較的弱い端翼41は固有振動数を上昇させることができ、拘束力が比較的強い中央翼42は固有振動数を低下させることができる。したがって、各翼14aの固有振動数が相互に近づくため、静翼環13全体としての固有振動数の帯域幅を狭めることができる。これにより、ガスタービン1の運転中の回転数に応じた励振ハーモニックと静翼環13全体としての固有振動数の帯域幅との交差を回避し易くなる。その結果、静翼環13全体として共振の発生を抑制することができる。
(第二実施形態)
以下、本開示の第二実施形態の静翼環13の構成について図4及び図5を参照して説明する。第二実施形態では、静翼環13が備える押圧部44の構成以外は第一実施形態と同様の構成をなしている。第一実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図4は、図1で示すII-II線方向の断面視である。
(静翼環)
押圧部44は、押し付け板70と、複数のボルト60と、を有している。
押し付け板70は、翼群14とシュラウドセグメント43との間で周方向Bにわたって延びるように設けられている。
複数のボルト60は、各翼14aに対応するように押し付け板70よりも径方向内側のシュラウドセグメント43内部にそれぞれ設けられている。
図5(a)は、図4に示す端翼41のVa-Va線方向の断面視であり、図5(b)は、図4で示す中央翼42のVb-Vb線方向の断面視である。
図4及び図5(a)、(b)に示すように、押し付け板70の径方向外側を向く一面70aは翼14aの径方向内側を向く内周面に当接しており、押し付け板70の径方向内側を向く他面70bはボルト60の径方向外側の端部に接触している。
複数のボルト60は、それぞれ押し付け板70を径方向外側に向かって押圧することで、押し付け板70を介して翼群14に圧力を付与している。これにより、圧力発生領域Pでシュラウドセグメント43に対して翼14aが拘束される圧力が発生し、翼14aがシュラウドセグメント43に対して径方向に動かないよう拘束される。
また、中央翼42における押し付け板70に接触するボルト60の締め付けトルクは、端翼41における押し付け板70に接触するボルト60の締め付けトルクよりも小さい。したがって、端翼41の圧力発生領域Pで生じる径方向にかかる圧力は相対的に強くなり、中央翼42の圧力発生領域Pで生じる径方向にかかる圧力は相対的に弱くなる。即ち、押圧部44は、周方向B両端の翼14aを押圧する押圧力よりも周方向B中央の翼14aを押圧する押圧力が小さくなる圧力分布を有している。
(作用効果)
第二実施形態に係る静翼環13は、押圧部44としての押し付け板70及び複数のボルト60が、該翼群14に対して径方向外側に向かう圧力を付与しており、各翼14aの圧力発生領域Pにおける径方向にかかる圧力は端翼41では相対的に強く、中央翼42では相対的に弱い構成である。
これにより、第一実施形態の構成と同様の作用効果を得ることができる。さらに、ボルト60と押し付け板70といった単純かつ安価な材料を用いる構成で上記作用効果を実現することができる。
(第三実施形態)
以下、本開示の第三実施形態の静翼環13の構成について図6及び図7を参照して説明する。第三実施形態では、静翼環13が備える押圧部44の構成以外は第一実施形態と同様の構成をなしている。第一実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図6は、図1で示すII-II線方向の断面視である。
(静翼環)
押圧部44は、押し付け板70と、複数のアクチュエータ90と、を有している。
押し付け板70は、翼群14とシュラウドセグメント43との間で周方向Bにわたって延びるように設けられている。
複数のアクチュエータ90は、各翼14aに対応するように押し付け板70とシュラウドセグメント43との間にそれぞれ設けられている。
図7(a)は、図6に示す端翼41のVIIa-VIIa線方向の断面視であり、図7(b)は、図6で示す中央翼42のVIIb-VIIb線方向の断面視である。
複数のアクチュエータ90は、それぞれケーブル(不図示)で静翼環13外部の電源(不図示)と電気的に接続されている。アクチュエータ90は、電源から入力された電気信号を物理的な運動に変換する機械要素であり、電気信号が入力されることで当該電気信号の電圧の大きさに応じた所定の長さで径方向に伸縮する。電源から出力される電気信号の電圧の大きさはコンピュータ(不図示)によってガスタービン1の外部から好適に制御されている。即ち、コンピュータによって各翼14aに対応したアクチュエータ90の伸縮量が好適に制御されている。アクチュエータ90には、例えば圧電素子が用いられる。
複数のアクチュエータ90は、径方向外側に向かって伸縮し、押し付け板70を押圧することで、押し付け板70を介して翼群14に圧力を付与している。これにより、圧力発生領域Pでシュラウドセグメント43に対して翼14aが拘束される圧力が発生し、翼14aがシュラウドセグメント43に対して径方向に動かないよう拘束される。
また、中央翼42における押し付け板70に接触するアクチュエータ90の径方向の伸縮量は、端翼41における押し付け板70に接触するアクチュエータ90の径方向の伸縮量よりも小さい。したがって、端翼41の圧力発生領域Pで生じる径方向にかかるアクチュエータ90の押圧力は相対的に強くなり、中央翼42の圧力発生領域Pで生じる径方向にかかるアクチュエータ90の押圧力は相対的に弱くなる。これにより、押圧部44は、周方向B両端の翼14aを押圧する押圧力よりも周方向B中央の翼14aを押圧する押圧力が小さくなる圧力分布を有している。
(作用効果)
第三実施形態に係る静翼環13は、押圧部44としてのアクチュエータ90が、翼群14に対して径方向外側に向かう圧力を付与しており、各翼14aの圧力発生領域Pにおける径方向にかかる圧力は端翼41では相対的に強く、中央翼42では相対的に弱い構成である。これにより、第一実施形態の構成と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記構成によると、アクチュエータ90に入力される電気信号の電圧はコンピュータによって制御可能である。これにより、ガスタービン1運転中においてもアクチュエータ90の伸縮量を外部から制御することが可能となり、状況に応じた好適なアクティブ制御を実現することができるため、上記作用効果を高めることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は各実施形態の構成に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本開示は実施形態によって限定されることはなく、請求の範囲によってのみ限定される。
なお、第二実施形態の第一変形例を図8に示す。図8に示すように、押圧部44のボルト60は端翼41にのみ対応してシュラウドセグメント43内部に設けられ、中央翼42には設けられない構成であってもよい。つまり、押圧部44は周方向B両端の翼14aのみを押圧することで翼群14に対して径方向外側に向かう圧力を付与している。
これにより、各翼14aの圧力発生領域Pにおける径方向にかかる圧力は端翼41では相対的に強く、中央翼42では相対的に弱くなり、第二実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、ボルト60を設ける箇所が周方向B両端のみに留まるため、製造における加工が容易となる。
また、ボルト60は端翼41にのみ対応して複数個設けてもよい。
また、第二実施形態の第二変形例を図9に示す。図9に示すように、押圧部44のボルト60は端翼41に対応する2個以上の複数がシュラウドセグメント43内部に設けられ、中央翼42を押圧するボルト60の個数は、端翼41を押圧するボルト60の個数よりも少ない構成であってもよい。
これにより、各翼14aの圧力発生領域Pにおける径方向にかかる圧力は端翼41では相対的に強く、中央翼42では相対的に弱くなり、第二実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第二実施形態の第三変形例を図10に示す。図10に示すように、押圧部44は、押し付け板70とボルト60との間に押し付けばね80をさらに有している構成であってもよい。
これにより、弾性的な圧力(付勢力)に変換されたボルト60の押圧力を翼14aに付与することができる。したがって、ガスタービン1運転中にステータ12に何らかの異常振動が急激に発生した際、シュラウドセグメント43の押圧部44からの撃力が翼14aに付与されることがない。これにより、圧力発生領域Pにより適切な圧力を生じさせることができ、静翼環13の信頼性を高めることができる。
また、上記実施形態が備える押圧部44の構成は、それぞれ独立した構成に留まることはなく、適宜組み合わせて静翼環13の押圧部44を構成してもよい。
また、上記実施形態の静翼環13が備える押圧部44はシュラウドセグメント43側に配置されているが、外周側シュラウド40側に押圧部44を配置してもよい。この際、押圧部44は径方向内側に向かう圧力を翼群14に対して付与するものとなり、この場合でもシュラウドセグメント43側に設けられた上記押圧部44が有する上記作用効果と同様の作用効果を奏する。
また、外周側シュラウド40側及びシュラウドセグメント43側の両方において上記押圧部44が配置されてもよい。これにより、上記作用効果をさらに高めることができる。
また、押圧部44は、上記第一実施形態で説明した板ばね50の構成に限定されることはない。例えば、図11に示すように、押圧部44は、翼群14とシュラウドセグメント43との間で周方向Bにわたって延びるように設けられている板ばね51であり、当該板ばね51は、シュラウドセグメント43における周方向B両端に配置された一対の平板部51aと、周方向B両端の平板部51aの間に配置された波板部51bと、を有してもよい。以下、押圧部44が板ばね51である場合の当該板ばね51が有する平板部51a及び波板部51bの構成を説明する。
平板部51aは、平板状をなしている。平板部51aは、軸方向Aからみて、直線状に延びている。一対の平板部51aのうち、周方向Bの一方側に配置された平板部51aにおける周方向Bの一方側の端部は、シュラウドセグメント43における周方向Bの一方側の端部に固定されている。当該平板部51aにおける周方向Bの他方側の端部は、この一方側の端部よりも径方向外側に位置している。
一対の平板部51aのうち、周方向Bの他方側に配置された平板部51aにおける周方向Bの他方側の端部は、シュラウドセグメント43における周方向Bの他方側の端部に固定されている。当該平板部51aにおける周方向Bの一方側の端部は、この他方側の端部よりも径方向外側に位置している。
波板部51bは、周方向Bに延びる波板状をなしている。波板部51bは、軸方向Aからみて、曲線状に延びている。具体的には、波板部51bは、軸方向Aからみて周方向Bに波打っている。波板部51bにおける周方向B両端は、一対の平板部51aの端部にそれぞれ接続されている。したがって、波板部51bは、周方向B両端の平板部51aに挟まれている。
波板部51bの厚さは、平板部51aの厚さと同一である。なお、ここでいう厚さが同一とは、実質的に同じ厚さを指すものであって、製造上のわずかな誤差や設計上の公差は許容される。
ここで、平板部51aと波板部51bとの接続部分は、翼群14における翼14aよりも径方向内側のシュラウドセグメント43の領域のうち、中央翼42よりも周方向B両端側に位置している。
したがって、シュラウドセグメント43の周方向B中央側に設けられている各中央翼42に対応する板ばね51は、波板部51bであり、周方向B両端に設けられている端翼41に対応する板ばね51は、平板部51aである。この構成によっても、上記第一実施形態で説明した作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記の実施形態の静翼環13は、ガスタービン1に用いられる静翼環13であるが、蒸気タービン等の他の回転機械に用いられてもよい。
[付記]
実施形態に記載の静翼環13、及び回転機械は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る静翼環13は、軸線Oの周方向Bに配列されている複数の翼14aを有する翼群14と、前記翼群14の複数の前記翼14aを前記周方向Bに接続するように、これら複数の翼14aの径方向の端部を接続し、前記周方向Bに延びる円弧状をなすシュラウドセグメント43と、前記翼群14が前記シュラウドセグメント43に押し付けられるように、前記翼群14に対して径方向に圧力を付与する押圧部44と、を備え、前記押圧部44は、前記シュラウドセグメント43における周方向B両端の前記圧力よりも前記シュラウドセグメント43における周方向B中央の前記圧力が小さくなる圧力分布を有する。
これにより、端翼41の固有振動数を上昇させることができ、中央翼42で生じる固有振動数を低下させることができる。したがって、各翼14aの固有振動数が相互に近づくため、静翼環13全体としての固有振動数の帯域幅を狭めることができる。
(2)第2の態様に係る静翼環13は、(1)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記翼群14と前記シュラウドセグメント43との間で前記周方向Bにわたって延びるように設けられて、前記圧力を付与する板ばね50を有し、前記板ばね50は、前記シュラウドセグメント43における周方向B両端の板厚よりも前記シュラウドセグメント43における周方向B中央の板厚が薄くてもよい。
これにより、より具現化した方法で翼群14に対して適切な圧力を付与することができ、中央翼42の固有振動数を低下させ、端翼41の固有振動数を上昇させることができる。
(3)第3の態様に係る静翼環13は、(1)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記翼群14の各前記翼14aを径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のボルト60を有し、前記シュラウドセグメント43における周方向B両端の前記翼14aを押圧する前記ボルト60の押圧力よりも、前記シュラウドセグメント43における周方向B中央の前記翼14aを押圧する前記ボルト60の押圧力が小さくてもよい。
これにより、ボルト60といった単純かつ安価な構成で翼群14に圧力を付与することができ、中央翼42の固有振動数を低下させ、端翼41の固有振動数を上昇させることができる。
(4)第4の態様に係る静翼環13は、(1)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記シュラウドセグメント43における周方向B両端の前記翼14aのみを押圧することで前記圧力を付与する複数のボルト60を有していてもよい。
これにより、ボルト60といった単純かつ安価な構成で翼群14に圧力を付与することができ、中央翼42の固有振動数を低下させ、端翼41の固有振動数を上昇させることができる。また、ボルト60を設ける箇所が周方向B両端のみに留まるため、製造における加工が容易となる。
(5)第5の態様に係る静翼環13は、(1)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記翼群14の各前記翼14aを径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のボルト60を有し、前記シュラウドセグメント43における周方向B両端の前記翼14aを押圧する前記ボルト60の個数よりも、前記シュラウドセグメント43における周方向B中央の前記翼14aを押圧する前記ボルト60の個数が少なくてもよい。
これにより、ボルト60といった単純かつ安価な構成で翼群14に圧力を付与することができ、中央翼42の固有振動数を低下させ、端翼41の固有振動数を上昇させることができる。
(6)第6の態様に係る静翼環13は、(3)から(5)のいずれかの静翼環13であって、前記押圧部44は、前記翼群14と前記押圧部44との間で前記周方向Bにわたって延びる押し付け板70をさらに有し、前記ボルト60は前記押し付け板70を介して前記翼14aを押圧してもよい。
これにより、翼群14を押し付け板70で面的に押圧するため、翼群14に対してより効果的な圧力を付与できる。
(7)第7の態様に係る静翼環13は、(6)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記押し付け板70と前記ボルト60との間に設けられた押し付けばね80をさらに有していてもよい。
これにより、押し付けばね80が介在することで、弾性的な圧力でより適切に翼群14を押圧することができる。
(8)第8の態様に係る静翼環13は、(1)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記翼群14の各前記翼14aを径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のアクチュエータ90と、前記翼群14と前記アクチュエータ90との間で前記周方向Bにわたって延びる押し付け板70と、を有し、前記押し付け板70を介して前記シュラウドセグメント43における周方向B両端の前記翼14aを押圧する前記アクチュエータ90の押圧力よりも、前記押し付け板70を介して前記シュラウドセグメント43における周方向B中央の前記翼14aを押圧する前記アクチュエータ90の押圧力が小さくてもよい。
これにより、ガスタービン1運転中においてもアクチュエータ90の伸縮量を制御することが可能となり、状況に応じた好適なアクティブ制御を実現することができる。
(9)第9の態様に係る静翼環13は、(1)の静翼環13であって、前記押圧部44は、前記翼群14と前記シュラウドセグメント43との間で前記周方向Bにわたって延びるように設けられて、前記圧力を付与する板ばね51を有し、前記板ばね51は、前記シュラウドセグメント43における周方向B両端に配置された平板部51aと、前記周方向B両端の前記平板部51aの間に配置された波板部51bと、を有してもよい。
これにより、より具現化した方法で翼群14に対して適切な圧力を付与することができ、中央翼42の固有振動数を低下させ、端翼41の固有振動数を上昇させることができる。
(10)第10の態様に係る回転機械は、(1)から(9)のいずれかの静翼環13を備える。
これにより、静翼環13における固有振動数の帯域幅が狭まった回転機械を提供することができる。
本開示によれば、固有振動数の帯域幅を狭めることが可能な静翼環、及び回転機械を提供することができる。
1…ガスタービン 2…圧縮機 3…圧縮機ロータ 4…圧縮機ケーシング 5…圧縮機動翼環 7…圧縮機静翼環 9…燃焼器 10…タービン 11…ロータ 11a…回転軸 12…ステータ 13…静翼環 14…翼群 14a…翼 14b…フランジ部 15…タービンケーシング 20…タービン動翼環 40…外周側シュラウド 41…端翼 42…中央翼 43…シュラウドセグメント 43a…凹部 43b…係合部 44…押圧部 50,51…板ばね 51a…平板部 51b…波板部 60…ボルト 70…押し付け板 70a…一面 70b…他面 80…押し付けばね 90…アクチュエータ O…軸線 A…軸方向 B…周方向 P…圧力発生領域

Claims (13)

  1. 互いに独立して軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、
    前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、
    前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、
    を備え、
    前記押圧部は、
    前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記圧力よりも前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記圧力が小さくなる圧力分布を有する静翼環。
  2. 前記押圧部は、前記翼群と前記シュラウドセグメントとの間で前記周方向にわたって延びるように設けられて、前記圧力を付与する板ばねを有し、
    前記板ばねは、前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の板厚よりも前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の板厚が薄い請求項1に記載の静翼環。
  3. 軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、
    前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、
    前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、
    を備え、
    前記押圧部は、
    前記翼群と前記シュラウドセグメントとの間で前記周方向にわたって延びるように設けられて、各前記翼の径方向の端部に接触して前記圧力を付与する板ばねを有し、
    前記板ばねは、前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の板厚よりも前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の板厚が薄い静翼環。
  4. 前記押圧部は、
    前記翼群の各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のボルトを有し、
    前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記ボルトの押圧力よりも、前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記ボルトの押圧力が小さい請求項1に記載の静翼環。
  5. 軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、
    前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、
    前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、
    を備え、
    記押圧部は、
    各前記翼に対応するように設けられて、各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のボルトを有し、
    前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記ボルトの押圧力よりも、前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記ボルトの押圧力が小さい静翼環。
  6. 前記押圧部は、前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼のみを押圧することで前記圧力を付与する複数のボルトを有する請求項1に記載の静翼環。
  7. 前記押圧部は、
    前記翼群の各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のボルトを有し、
    前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記ボルトの個数よりも、前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記ボルトの個数が少ない請求項1に記載の静翼環。
  8. 前記押圧部は、前記翼群と前記押圧部との間で前記周方向にわたって延びる押し付け板をさらに有し、
    前記ボルトは前記押し付け板を介して前記翼を押圧する請求項5から7のいずれか一項に記載の静翼環。
  9. 前記押圧部は、前記押し付け板と前記ボルトとの間に設けられた押し付けばねをさらに有する請求項に記載の静翼環。
  10. 前記押圧部は、
    前記翼群の各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与する複数のアクチュエータと、
    前記翼群と前記アクチュエータとの間で前記周方向にわたって延びる押し付け板と、
    を有し、
    前記押し付け板を介して前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記アクチュエータの押圧力よりも、前記押し付け板を介して前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記アクチュエータの押圧力が小さい請求項1に記載の静翼環。
  11. 軸線の周方向に配列されている複数の翼を有する翼群と、
    前記翼群の複数の前記翼を前記周方向に接続するように、これら複数の翼の径方向の端部を接続し、前記周方向に延びる円弧状をなすシュラウドセグメントと、
    前記翼群が前記シュラウドセグメントに押し付けられるように、前記翼群に対して径方向に圧力を付与する押圧部と、
    を備え、
    前記押圧部は
    各前記翼に対応して複数が設けられて、前記翼群の各前記翼を径方向に押圧することで前記圧力を付与するアクチュエータと、
    前記翼群と前記アクチュエータとの間で前記周方向にわたって延びる押し付け板と、
    を有し、
    前記押し付け板を介して前記シュラウドセグメントにおける周方向両端の前記翼を押圧する前記アクチュエータの押圧力よりも、前記押し付け板を介して前記シュラウドセグメントにおける周方向中央の前記翼を押圧する前記アクチュエータの押圧力が小さい静翼環。
  12. 前記押圧部は、前記翼群と前記シュラウドセグメントとの間で前記周方向にわたって延びるように設けられて、前記圧力を付与する板ばねを有し、
    前記板ばねは、
    前記シュラウドセグメントにおける周方向両端に配置された平板部と、
    前記周方向両端の前記平板部の間に配置された波板部と、
    を有する請求項1に記載の静翼環。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の静翼環を備える回転機械。
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