JP2010059968A - タービンエアフォイルのクロッキング - Google Patents

タービンエアフォイルのクロッキング Download PDF

Info

Publication number
JP2010059968A
JP2010059968A JP2009196263A JP2009196263A JP2010059968A JP 2010059968 A JP2010059968 A JP 2010059968A JP 2009196263 A JP2009196263 A JP 2009196263A JP 2009196263 A JP2009196263 A JP 2009196263A JP 2010059968 A JP2010059968 A JP 2010059968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
row
airfoil
upstream
compressor
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009196263A
Other languages
English (en)
Inventor
Wei Ning
ウェイ・ニン
Michael E Friedman
マイケル・イー・フリードマン
John F Ryman
ジョン・エフ・ライマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2010059968A publication Critical patent/JP2010059968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/141Shape, i.e. outer, aerodynamic form
    • F01D5/142Shape, i.e. outer, aerodynamic form of the blades of successive rotor or stator blade-rows
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/04Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
    • F01D9/041Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector using blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/666Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps by means of rotor construction or layout, e.g. unequal distribution of blades or vanes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】効率の良い回転翼列機械の提供。
【解決手段】中間エアフォイル列136、第1上流エアフォイル列134、及び第1下流エアフォイル列138からなる、タービンエンジンの圧縮機におけるエアフォイル130のアセンブリを開示する。中間エアフォイル列136は、その両側が、第1上流エアフォイル列134と第1下流エアフォイル列138とに隣接している。第1上流エアフォイル列134及び第1下流エアフォイル列138は各々が、作動中に実質的に同じ速度で回転する動翼の列からなる。中間エアフォイル列136は、作動中に実質的に静止している静翼の列からなる。第1上流エアフォイル列134の少なくとも90%のエアフォイル130及び第1下流エアフォイル列134の少なくとも90%のエアフォイル130は、25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、タービンエンジンに関する。本発明は特に、これに限定されないが、一定の作動利益が得られるように隣又は近くの列のエアフォイルに対して一列にエアフォイルを配置することに関する。
ガスタービンエンジンは、通常、圧縮機と、燃焼器と、タービンとを含む。圧縮機及びタービンは、一般的に、段状に軸方向に積み重ねられたエアフォイル又は翼の列を含む。各々の段は、一般的に、固定されている、円周方向に離間された静翼の列と、中心軸又はシャフトの周りを回転する、円周方向に離間された動翼の組を含む。一般に、作動中、圧縮機ロータの動翼はシャフトの周りを回転して、空気流を圧縮する。燃料供給を燃焼させるために、燃焼器内で圧縮空気供給が使用される。燃焼による高温ガス流がタービン内に広がることにより、タービン動翼がシャフトの周りを回転する。このように、燃料に含まれるエネルギーを動翼の機械的エネルギーに変換して、圧縮機の動翼と発電機のコイルを回転させて電気を発生させることができる。作動中は、極端な温度、作動流体の速度、及び動翼の回転速度によって、圧縮機及びタービン両方の静翼及び動翼が高応力部品となる。
多くの場合、タービンエンジンの圧縮機及びタービン部分両方において、近く又は隣の段の静翼又は動翼の列は、実質的に同じ数の円周方向に離間された翼で構成される。タービンエンジンの空気効率を向上させる目的で、近く又は隣の列の翼の円周方向位置に対して、1つの列の翼の相対的な円周方向位置をインデックス(角度割り出し)即ち「クロック(clock)」する努力がなされている。しかし、そのような従来のクロッキング(clocking)方法では、ほんの僅か又は取るに足らない程度のエンジンの空気効率の向上はあるものの、一般的に、作動中のエアフォイルに作用する機械的応力が増加してしまうことがわかった。当然ながら、作動応力の増加によって翼損傷が生じる可能性があり、ガスタービンエンジンに多大な損害をもたらす場合がある。最低限でも、作動応力の増加によってエアフォイルの部品寿命が縮まり、エンジンの作動コストが増加する。
米国特許第5,486,091号 米国特許第5,681,142号 米国特許第6,174,129B1号 米国特許第6,402,458B1号 米国特許第6,554,562B2号 米国特許第6,913,441B2号
エネルギー需要の増大により、効率的なタービンエンジンを設計することが、継続的且つ重要な課題となっている。しかし、タービンエンジンを効率的にする方法の多くは、エンジンの圧縮機及びタービン部分のエアフォイルに重点を置いている。即ち、タービン効率は、一般的に、寸法の大きさ、焼成温度、及び/又は回転速度などのいくつかの手段によって向上するが、これらは全て、作動中のエアフォイルに大きな負担をかけるものである。その結果、タービンエアフォイルへの応力を低減する新しい方法及びシステムが必要である。エアフォイルに作用する作動応力を低減する、新しいタービンエアフォイルのクロッキング方法又はシステムにより、効率的なタービンエンジンの設計が大きく進歩する。
本発明の例示的実施形態において、少なくとも3つの軸方向に積み重ねられたエアフォイルの列:中間エアフォイル列、第1上流エアフォイル列、及び第1下流エアフォイル列を含む、タービンエンジンの圧縮機におけるエアフォイルのアセンブリを開示する。中間エアフォイル列は、両側が、中間エアフォイル列から上流方向にあるエアフォイルの第1列からなる第1上流エアフォイル列と、中間エアフォイル列から下流方向にあるエアフォイルの第1列からなる第1下流エアフォイル列と隣接する。第1上流エアフォイル列及び第1下流エアフォイル列は、実質的に同じ数の同様形状のエアフォイルを有する。第1上流エアフォイル列及び第1下流エアフォイル列は各々が、作動中に実質的に同じ速度で回転する動翼の列からなる。中間エアフォイル列は、作動中に実質的に静止している静翼の列からなる。第1上流エアフォイル列の少なくとも90%のエアフォイル及び第1下流エアフォイル列の少なくとも90%のエアフォイルは、25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有する。
更なる実施形態において、圧縮機を有するタービンエンジンの作動方法を開示する。圧縮機は、少なくとも3つの軸方向に積み重ねられたエアフォイルの列:中間エアフォイル列、第1上流エアフォイル列、及び第1下流エアフォイル列を有する。中間エアフォイル列は、両側が、中間エアフォイル列から上流方向にあるエアフォイルの第1列からなる第1上流エアフォイル列と、中間エアフォイル列から下流方向にあるエアフォイルの第1列からなる第1下流エアフォイル列と隣接する。第1上流エアフォイル列及び第1下流エアフォイル列は、実質的に同じ数の同様形状のエアフォイルを有する。第1上流エアフォイル列及び第1下流エアフォイル列は各々が、作動中に実質的に同じ速度で回転する動翼の列からなる。中間エアフォイル列は、作動中に実質的に静止している静翼の列からなる。この方法は、第1上流エアフォイル列のエアフォイル及び第1下流エアフォイル列のエアフォイルを、第1上流エアフォイル列の少なくとも90%のエアフォイル及び第1下流エアフォイル列の少なくとも90%のエアフォイルが25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有するように構成するステップを含む。
少なくとも6つの軸方向に積み重ねられたエアフォイルの列:第1動翼列、第1静翼列、第2動翼列、第2静翼列、第3動翼列、及び第3静翼列からなる圧縮機であって、第1動翼列、第2動翼列、及び第3動翼列は、作動中に実質的に同じ速度で回転する、実質的に同じ数の同様形状の動翼を有する、ガスタービンエンジンの圧縮機において、本発明は更に、第1動翼列のエアフォイル及び第2動翼列のエアフォイルを、第1動翼列の実質的に全てのエアフォイル及び第2動翼列の実質的に全てのエアフォイルが25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有するように構成するステップと、第2動翼列のエアフォイル及び第3動翼列のエアフォイルを、第2動翼列の実質的に全てのエアフォイル及び第3動翼列の実質的に全てのエアフォイルが25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有するように構成するステップとを含む、タービンエンジンの作動方法を開示する。
本発明に係る以上の及びその他の特徴は、図面及び添付の特許請求の範囲を参照しながら以下の好適な実施形態の詳細な説明を検討することによって明らかとなるであろう。
また、本発明のこれら及びその他の目的及び利点は、添付図面を参照しながら本発明の例示的実施形態の以下のより詳細な説明を慎重に検討することによって、より良く理解し評価されよう。
本発明の実施形態による例示的なタービンエンジンの概略図である。 本発明の実施形態によるガスタービンエンジンにおける圧縮機の断面図である。 本発明の実施形態によるガスタービンエンジンにおけるタービンの断面図である。 例示的なクロッキング関係を示す隣接するエアフォイル列の概略図である。 例示的なクロッキング関係を示す隣接するエアフォイル列の概略図である。 例示的なクロッキング関係を示す隣接するエアフォイル列の概略図である。 例示的なクロッキング関係を示す隣接するエアフォイル列の概略図である。 本発明の例示的実施形態によるクロッキング関係を示す隣接するエアフォイル列の概略図である。
図1は、ガスタービンエンジン100の概略図を示す。一般に、ガスタービンエンジンは、圧縮空気流内の燃料の燃焼によって発生する圧縮された高温ガス流からエネルギーを抽出することによって作動する。図1に示すように、ガスタービンエンジン100は、共通シャフト又はロータによって下流タービン部分又はタービン110に機械的に連結される軸流圧縮機106と、圧縮機106とタービン110の間に配置された燃焼器112とで構成される。なお、以下の発明は、ガスタービンエンジン、蒸気タービンエンジン、航空機エンジンなどを含むあらゆるタイプのタービンエンジンにも適用可能である。更に、本明細書に記載の発明は、複数のシャフトおよび再加熱構成を備えたタービンエンジンのみならず、様々な構造、例えば、環状又は缶燃焼器構成の燃焼器を備えたガスタービンエンジンにも適用可能である。以下に、図1に示すような例示的なガスタービンエンジンに関して本発明を説明する。当業者であれば、この説明が単なる例示であって、何ら限定するものではないことがわかるであろう。
図2は、ガスタービンエンジンで使用される例示的な多段軸流圧縮機118の図を示す。図示のように、圧縮機118は複数の段を含む。各々の段は、圧縮機動翼120の列と、圧縮機静翼122の列とを含む。従って、第1段は、中心シャフトの周りを回転する圧縮機動翼120の列と、作動中に静止している圧縮機静翼122の列とを含む。圧縮機静翼122は、一般的に、互いに円周方向に離間されて、回転軸の周りに固定される。圧縮機動翼120は、ロータ軸の周りに円周方向に離間されて、作動中にシャフトの周りを回転する。当業者であれば、圧縮機動翼120は、シャフトの周りを回転する時、圧縮機118を流れる空気または作動流体に運動エネルギーを与えるように構成されることがわかるであろう。当業者であれば、圧縮機118は、図2に示す段よりも多くの段を有しても良いこともわかるであろう。各々の追加段は、複数の円周方向に離間された圧縮機動翼120と、複数の円周方向に離間された圧縮機静翼122とを含む。
図3は、ガスタービンエンジンで使用される例示的なタービン124の部分図である。タービン124は、複数の段を含む。3つの例示的な段が図示されているが、それ以上又はそれ以下の段がタービン124に存在しても良い。第1段は、作動中にシャフトの周りを回転する複数のタービンバケット又はタービン動翼126と、作動中に静止している複数のノズル又はタービン静翼128とを含む。タービン静翼128は、一般的に、互いに円周方向に離間されて、回転軸の周りに固定される。タービン動翼126は、タービンホイール(図示せず)に取り付けられて、シャフト(図示せず)の周りを回転する。タービン124の第2段も図示されている。第2段も同様に、複数の円周方向に離間されたタービン静翼128と、やはりタービンホイールに取り付けられて回転する複数の円周方向に離間されたタービン動翼126とを含む。第3段も図示されており、同様に、複数の円周方向に離間されたタービン静翼128及びタービン動翼126を含む。タービン静翼128及びタービン動翼126は、タービン124の高温ガス経路にあることがわかるであろう。高温ガス経路内の高温ガスの流れ方向は、矢印で示される。当業者であれば、タービン124は、図3に示す段よりも多くの段を有しても良いことがわかるであろう。各々の追加段は、複数の円周方向に離間されたタービン静翼128と、複数の円周方向に離間されたタービン動翼126とを含む。
なお、本明細書において、「動翼」について更なる特定を伴うことなく言及する場合、圧縮機118又はタービン124どちらかの回転翼に言及しており、圧縮機動翼120及びタービン動翼126の両方を含むことを意味する。「静翼」について特定を伴うことなく言及する場合、圧縮機118又はタービン124どちらかの静止翼に言及しており、圧縮機静翼122及びタービン静翼128の両方を含むことを意味する。用語「エアフォイル」は、本明細書では、両タイプの翼について言及している。従って、特定を伴わずとも、用語「エアフォイル」は、圧縮機動翼120、圧縮機静翼122、タービン動翼126、及びタービン静翼128を含む、あらゆるタイプのタービンエンジン翼を含んでいる。
作動中、軸流圧縮機118内の圧縮機動翼120の回転により、空気流を圧縮する。燃焼器112において、圧縮空気が燃料と混合されて点火すると、エネルギーが放出される。そして、燃焼器112から得られた高温ガス流がタービン動翼126の上に案内されて、シャフトの周りのタービン動翼126の回転が生じることで、高温ガス流のエネルギーが回転シャフトの機械的エネルギーに変換される。そして、シャフトの機械的エネルギーは、必要な供給量の圧縮空気が生成されるような圧縮機動翼120の回転、更には、例えば、電気を発生させる発電機を駆動させるために使用される。
多くの場合、ガスタービンの圧縮機106及びタービン110の両方において、近く又は隣のエアフォイル130の列は、実質的に同じ構成を有する、即ち、列の円周上に同様に離間される同じ数の同様寸法のエアフォイルを有する。この場合、更に、2つ以上の列が各々の間で相対運動がないように作動する(例えば、2つ以上の動翼列又は2つ以上の静翼列の場合がそうである)場合、これらの列のエアフォイルは「クロック」される。本明細書において使用する用語「クロック」又は「クロッキング」は、近くの列のエアフォイルの円周方向位置に対して1つの列のエアフォイルの一定の円周方向位置を指す。
図4〜7は、エアフォイル130の列がクロックされる方法の例の簡略図を示す。これらの図は、並んでいる3つのエアフォイル130の列を含む。図4〜7の2つの外側のエアフォイル130の列は各々が動翼の列を表し、中間にある列は静翼の列を表しており、或いは、当業者であればわかるように、2つの外側列が静翼の列を表し、中間にある列が動翼の列を表す。当業者であればわかるように、2つの外側列は、静翼であろうと動翼であろうと、それらの間で実質的に相対運動がなく(即ち、作動中に両方共静止しているか、両方共同じ速度で回転する)、一方、両方の外側列は、中間列に対して実質的に同じ相対運動がある(即ち、中間列が静止している間は外側列の両方が回転するか、中間列が回転している間は両方の外側列が静止している)。更に、すでに説明したように、2つの外側列の間で最も効果的にクロッキングするためには、それらを各々同様に構成しなければならない。そのため、図4〜7の2つの外側列は実質的に同じ数のエアフォイルを有すると考えられ、各々の列のエアフォイルは各々の列の円周上に同様に寸法決め及び離間されると考えられる。
図4〜7の例では便宜上、エアフォイルの一方の外側列を第1上流エアフォイル列又は第1エアフォイル列134と称し、エアフォイルの中間列を中間エアフォイル列又は第2エアフォイル列136と称し、エアフォイルの他方の外側列を第1下流エアフォイル列又は第3エアフォイル列138と称する。矢印140で、第1エアフォイル列134及び第3エアフォイル列138の相対運動を示す。矢印142で、圧縮機118又はタービン124の流れ方向のいずれもが示される。ここで留意すべきは、図4〜7で使用される例示的なエアフォイル列は、用語「第1」、「第2」、及び「第3」と記載されていることである。この記載は、各々の図の他の列に対する図示の列の相対位置のみに適用されるものであって、タービンエンジンにおけるその他の列のエアフォイルに関する全体位置を示すものではない。例えば、その他の列のエアフォイルは、「第1エアフォイル列136」の上流に配置される(即ち、第1エアフォイル列136は、必ずしもタービンエンジンにおけるエアフォイルの第1列ではない)。
本明細書において、エアフォイル列の「ピッチ」とは、特定の列の円周上の反復パターンの測定値に言及するためのものである。従って、ピッチは、例えば、特定の列のエアフォイルの前縁と同じ列のどちらかの隣のエアフォイルの前縁の間の円周方向距離で記載される。ピッチはまた、例えば、特定の列のエアフォイルの後縁と同じ列のどちらかの隣のエアフォイルの後縁の間の円周方向距離を記載する。当然のことながら、より効果的なクロッキングのためには、2つの列は、一般的に、同様のピッチ測定値を有することになる。第1エアフォイル列134及び第3エアフォイル列138は、図示のように、実質的に同じピッチを有しており、図4の第3エアフォイル列138において距離144として示されている。なお、図4〜7のクロッキング例は、ある一定の方法を描写することで、近く又は隣のエアフォイル列の間の様々なクロッキング関係を説明し、理解を助けるためのものである。一般に、下記に更に詳しく説明するように、2つの列の間のクロッキング関係は、ピッチ測定値の百分率において示される。即ち、2つの列のエアフォイルがクロック又はオフセットしている距離を示すのがピッチ測定値の百分率である。従って、ピッチ測定値の百分率は、例えば、特定の列のエアフォイルの前縁及び第2の列の対応するエアフォイルの前縁が互いに対してオフセットしている円周方向距離を示している。
図4〜7に、2つの外側列、即ち、第1エアフォイル列134及び第3エアフォイル列138の間の様々なクロッキング関係のいくつかの例を挙げる。図4において、明らかなように、第3エアフォイル列138は、第1エアフォイル列134に対して約0%ピッチだけオフセットされる。従って、図示するように、第3エアフォイル列138のエアフォイル130の円周方向位置は、約0%のピッチ測定値のオフセット分だけ第1エアフォイル列134の対応するエアフォイル130の後方にあり、言うまでもなく、第3エアフォイル列138のエアフォイル130が第1エアフォイル列134の対応するエアフォイル130と実質的に同じ円周方向位置を維持することとなる。そのため、第1エアフォイル列134のエアフォイル130の前縁(その1つを参照番号148で示す)は、約0%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第3エアフォイル列138の対応するエアフォイル130の前縁(参照番号150で示す)の前方にあり、対応するエアフォイルの前縁が実質的に同じ円周方向位置を占めることとなる。
図5において、明らかなように、第3エアフォイル列138は、第1エアフォイル列134に対して約25%ピッチだけオフセットしている。従って、図示のように、第3エアフォイル列138のエアフォイル130の円周方向位置は、約25%のピッチ測定値のオフセット分だけ第1エアフォイル列134の対応するエアフォイル130の(外側列の相対運動の方向で示して)後方にある。そのため、第1エアフォイル列134のエアフォイル130の前縁(その1つを参照番号154で示す)は、約25%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第3エアフォイル列138の対応するエアフォイル130の前縁(参照番号156で示す)の前方にある。
図6において、明らかなように、第3エアフォイル列138は、第1エアフォイル列134に対して約50%ピッチだけオフセットしている。従って、図示するように、第3エアフォイル列138のエアフォイル130の円周方向位置は、約50%のピッチ測定値のオフセット分だけ第1エアフォイル列134の対応するエアフォイル130の(外側列の相対運動の方向で示して)後方にある。そのため、第1エアフォイル列134のエアフォイル130の前縁(その1つを参照番号158で示す)は、約50%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第3エアフォイル列138の対応するエアフォイル130の前縁(参照番号160で示す)の前方にある。
図7において、明らかなように、第3エアフォイル列138は、第1エアフォイル列134に対して約75%ピッチだけオフセットしている。従って、図示するように、第3エアフォイル列138のエアフォイル130の円周方向位置は、約75%のピッチ測定値のオフセット分だけ第1エアフォイル列134の対応するエアフォイル130の(外側列の相対運動の方向で示して)後方にある。そのため、第1エアフォイル列134のエアフォイル130の前縁(その1つを参照番号162で示す)は、約75%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第3エアフォイル列138の対応するエアフォイル130の前縁(参照番号164で示す)の前方にある。
もちろん、エアフォイル130は、上記の関係(即ち、0%、25%、50%、75%ピッチ)とは異なるようにクロックする(即ち、第1及び第3エアフォイル列間で異なるオフセットを維持する)ことができる。上記のいくつかのクロッキング関係は(下記で更に詳しく説明するように)本発明の特定の実施形態の範囲内であるが、例示的なものでもあり、いくつかの近く又は隣のエアフォイル列の間のクロッキング関係を説明する方法を明記することを意図している。当業者であれば、クロッキング関係を説明するために他の方法を使用しても良いことがわかるであろう。本明細書において使用する例示的な方法は、何ら限定することを意図するものではない。むしろ、重要なのは、近くのエアフォイル間の相対位置、即ち、下記及び特許請求の範囲において描写するようなクロッキング関係であって、クロッキング関係を説明する方法ではない。
分析モデリング及び実験データによって、特定のクロッキング構成が圧縮機118及びタービン124に特定の作動利点をもたらすことがわかった。より詳細には、作動中にエアフォイル列が受ける機械的応力又は作動応力には、エアフォイル、特に静翼の振動又は揺動が含まれるが、隣及び/又は近くのエアフォイル列のクロッキング関係によって大きな影響を受ける可能性があることがわかった。特定のクロッキング関係は特定のエアフォイル列に作用する作動応力を増加させるが、その他のクロッキング関係は列に作用する応力を低減する。更に、図4〜7は3つのエアフォイル列を含むクロッキング構成のみを示しているが、更なる作動利点が得られるように、クロッキング関係を更なる列に適用しても良いことがわかった。
図8は、本発明の例示的実施形態に従ったクロッキング構成を示す。図8は、並んでいる5つのエアフォイル列:第1エアフォイル列171、第2エアフォイル列172、第3エアフォイル列173、第4エアフォイル列174、及び第5エアフォイル列175を含む。当業者であれば、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175が動翼を表し、これらの動翼列の間の第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174が静翼列を表すことがわかるであろう。或いは、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は、静翼も表す。この場合、静翼列の間の第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174は動翼を表す。更に、当業者であればわかるように、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は、各々が静翼であろうと動翼であろうと、作動中にそれらの間で実質的に相対運動がないことになる(即ち、全ての列が、静翼である場合は静止しているか、動翼である場合は同じ速度で回転する)。また、第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174は、各々が静翼であろうと動翼であろうと、作動中にそれらの間で実質的に相対運動がないことになる(即ち、これらの2つの列は、静翼である場合は静止しているか、動翼である場合は同じ速度で回転する)。このことから、言うまでもなく、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は、第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174に対して実質的に同じ相対運動を有することになる(即ち、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175が回転する一方、第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174が静止している、或いは、3つの列が静止している一方、第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174が回転する)。当業者であれば、図8のエアフォイル列はタービンエンジンの圧縮機118又はタービン124に配置しても良いことがわかるであろう。
更に、既に説明したように、一般に、クロッキング構成をより効果的に実行するためには、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は、実質的に同様に構成される。そのため、図8の第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は、一般的に、同じ数のエアフォイル又は実質的に同じ数のエアフォイルを有する。各々の列のエアフォイルはまた、実質的に同じ寸法であって、各々の列の円周上に実質的に同様に離間される。
図8において、本発明の例示的実施形態によれば、第3エアフォイル列173は、第1エアフォイル列171に対して約50%ピッチでクロックされる。従って、図示するように、第3エアフォイル列173のエアフォイルの円周方向位置は、約50%のピッチ測定値のオフセット分だけ第1エアフォイル列171の対応するエアフォイルの(列の相対運動の方向で示して)後方にある。そのため、第1エアフォイル列171のエアフォイルの前縁(その1つを参照番号182で示す)は、約50%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第3エアフォイル列173の対応するエアフォイルの前縁(参照番号184で示す)の前方にある。
いくつかある利点の中でも特に、分析モデリング及び実験データによって、第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173の間で表わされる近似値、即ち50%ピッチのクロッキング構成が、作動中に第2エアフォイル列172のエアフォイルに作用する応力、例えば振動及び揺動等の機械的応力を低減することが確認された。即ち、特定の列のエアフォイルに作用する作動応力の著しい減少は、2つの隣接するエアフォイル列、即ち、特定の列の両側のエアフォイル列を図8に示すのと同じ方法でクロッキングすることによって達成されること、及び50%ピッチにごく近い値または50%ピッチの値であるクロッキング構成が一部の実施形態及び用途においてほぼ最大レベルの応力緩和をもたらすことがわかった。また、50%ピッチ値のプラスマイナス10%の値の範囲内のクロッキング値が最大応力低減レベルに近い応力低減をもたらすことが判明した。(本明細書において使用する50%ピッチ±10%は、45%〜55%ピッチのピッチ範囲である。)当業者であれば、いくつかある利点の中でも特に、作動応力の低減がエアフォイルの部品寿命を延ばすことによって、タービンをより費用効率の高い方法で作動させることが可能になることがわかるであろう。
第1エアフォイル列171および第3エアフォイル列173等の2つのエアフォイル列がクロックされる一部の実施形態において、第1エアフォイル列171は圧縮機動翼120の列であり、第2エアフォイル列172は圧縮機静翼122の列であり、第3エアフォイル列173は圧縮機動翼120の列である。より詳細には、本発明の例示的実施形態において、第1エアフォイル列171は圧縮機の第14段の圧縮機動翼120の列であり、第2エアフォイル列172は圧縮機の第14段の圧縮機静翼122の列であり、第3エアフォイル列173は圧縮機の第15段の圧縮機動翼120の列である。この例示的実施形態のいくつかの例において、第14段及び第15段は、ニューヨーク州スケネクタディのゼネラル・エレクトリック社製の7F又は9FガスタービンエンジンのFクラス圧縮機の第14段及び第15段である。更に、この例及び一部の実施形態において、圧縮機は、各々の段が単一の動翼列及び単一の静翼列を有する全17段のエアフォイルを有する。17段に加えて、Fクラス圧縮機は、1つの入口案内翼列及び2つの出口案内翼列も有する。第14段の動翼列は計64個の動翼を有し、第15段の動翼列は計64個の動翼を有する。最後に、一部の実施形態において、第14段の静翼列は計132個の静翼を有し、第15段の静翼列は計130個の静翼を有する。本明細書において説明及び主張したようなクロッキング関係は、本段落において上記した圧縮機構成で十分に機能することが実験データ及び分析モデリングによってわかった。
更に、代替的実施形態において、第1エアフォイル列171は圧縮機の第15段の圧縮機動翼120の列であり、第2エアフォイル列172は圧縮機の第15段の圧縮機静翼122の列であり、第3エアフォイル列173は圧縮機の第16段の圧縮機動翼120の列である。この例示的実施形態のいくつかの例において、第15段及び第16段は、ニューヨーク州スケネクタディのゼネラル・エレクトリック社製の7F又は9FガスタービンエンジンのFクラス圧縮機の第15段及び第16段である。更に、この例及び一部の実施形態において、圧縮機は、各々の段が単一の動翼列及び単一の静翼列を有する全17段のエアフォイルを有する。第15段の動翼列は計64個の動翼を有し、第16段の動翼列は計64個の動翼を有する。最後に、一部の実施形態において、第15段の静翼列は計130個の静翼を有し、第16段の静翼列は計132個の静翼を有する。本明細書において説明及び主張したようなクロッキング関係は、本段落において上記した圧縮機構成で十分に機能することが実験データ及び分析モデリングによってわかった。
分析モデリング及び実験データによって、作動利点及び応力低減は、一部の実施形態では利点がそれほど大きくはないが、上記したよりも広い範囲のクロッキング構成によって可能であることも確認された。作動応力は、約50%ピッチ±50%の第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173の間のクロッキング構成の範囲内で低減される。(本明細書において使用する50%ピッチ±50%は、25%〜75%ピッチのピッチ範囲である。)上記のように、オフセット範囲が50%ピッチレベルに近いと、より好結果が得られる。オフセットが約50%ピッチ±30%の範囲(即ち、35%〜65%ピッチのピッチ範囲)内の場合、この狭い範囲外の値よりも明らかな作動利点があり、応力が低減される。
図8は、2つの更なるエアフォイル列:第4エアフォイル列174及び第5エアフォイル列175も含む。第2エアフォイル列172に関して上記したものと同様に、第3エアフォイル列173に対して第5エアフォイル列175をクロッキングすることによって、第4エアフォイル列174への作動応力が低減される。2つのエアフォイル列が中間エアフォイル列に有利にクロックされる一部の実施形態において、中間エアフォイル列は静翼列であり、2つのクロックされたエアフォイル列は動翼列である。その他の実施形態において、中間エアフォイル列は動翼列であり、2つのクロックされたエアフォイル列は静翼列である。エアフォイル列は、圧縮機エアフォイル列又はタービンエアフォイル列である。
更に、エアフォイルの特定列に作用する作動応力が、2つの隣接するエアフォイル列、即ち、すぐ両側のエアフォイルよりも多くのエアフォイル列をクロッキングすることによって更に低減されることがわかった。第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は、第4エアフォイル列174の相対位置に位置する列が、一部の実施形態において作動応力のより著しい低減を示すように、互いに対してクロックされる。この場合、第3エアフォイル列173は第1エアフォイル列171に対して約50%ピッチでクロックされ、第5エアフォイル列175は第3エアフォイル列173に対して約50%ピッチでクロックされる。従って、図示するように、第1エアフォイル列171のエアフォイルの前縁(参照番号182を参照)は、約50%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第3エアフォイル列173の対応するエアフォイルの前縁(参照番号184を参照)の前方にあり、第3エアフォイル列173のエアフォイルの前縁(参照番号184を参照)は、約50%のピッチ測定値の円周方向距離だけ第5エアフォイル列175の対応するエアフォイルの前縁の前方にある。3つのクロックされたエアフォイル列を含んでいる実施形態で使用されるピッチ値の範囲は、2つのクロックされたエアフォイル列を含んでいる実施形態で使用されるピッチ値の範囲と同じである。即ち、第4エアフォイル列174に配置されたエアフォイルに対する応力がほぼ最大限に緩和されるのは、第3エアフォイル列173が第1エアフォイル列171に対して約50%ピッチでクロックされ、第5エアフォイル列175が第3エアフォイル列173に対して約50%ピッチでクロックされた時である。
上記の範囲内である第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175に関するその他のクロッキング構成において、第4エアフォイル列174に対して明白且つ顕著に作動利益があり、作動応力が低減されることも判明した。そのため、45%〜55%ピッチ、35%〜65%ピッチ、又は25%〜75%ピッチのピッチ範囲は全て、様々な成功度合いで使用される。更に、第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173と第3エアフォイル列173及び第5エアフォイル列175間のクロッキング関係は、作動利益を得て応力を低減させるために(ほぼ同じではあるが)同じである必要はない。即ち、3つの列がクロックされている場合、作動利益及び応力低減は、第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173の間のクロッキング関係が上述の範囲内の関係であり、第3エアフォイル列173及び第5エアフォイル列175の間のクロッキング関係が(第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173の間のクロッキング関係とは異なるが)上述の範囲内の関係であれば可能である。つまり、両者が広いピッチ範囲、即ち、25%〜75%ピッチの範囲内であれば、作動利益が見られる。一部の実施形態において、第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173と第3エアフォイル列173及び第5エアフォイル列175を同じピッチ又はほぼ同じピッチでクロッキングすることによって、可能な作動利益及び応力低減が増加する。
3つのエアフォイル列がクロックされる一部の実施形態において、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は動翼列であり、第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174は静翼列である。その他の実施形態において、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175は静翼列であり、第2エアフォイル列172及び第4エアフォイル列174は動翼列である。いずれの場合も、エアフォイル列は、タービンエンジンの圧縮機又はタービンに配置される。更なる利点として、例えば、第1エアフォイル列171及び第3エアフォイル列173であっても良く、或いは、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175であっても良い、互いに対してクロックされるエアフォイル列に作用する作動応力も低減される。
更に、第1エアフォイル列171、第3エアフォイル列173、及び第5エアフォイル列175等の3つのエアフォイル列がクロックされる一部の実施形態において、第1エアフォイル列171は圧縮機動翼120の列であり、第2エアフォイル列172は圧縮機静翼122の列であり、第3エアフォイル列173は圧縮機動翼120の列であり、第4エアフォイル列174は圧縮機静翼122の列であり、第5エアフォイル列175は圧縮機動翼120の列である。より詳細には、本発明の例示的実施形態において、第1エアフォイル列171は圧縮機の第14段の圧縮機動翼120の列であり、第2エアフォイル列172は圧縮機の第14段の圧縮機静翼122の列であり、第3エアフォイル列173は圧縮機の第15段の圧縮機動翼120の列であり、第4エアフォイル列174は圧縮機の第15段の圧縮機静翼122の列であり、第5エアフォイル列175は圧縮機の第16段の圧縮機動翼120の列である。この例示的実施形態のいくつかの例において、第14段、第15段、及び第16段は、ニューヨーク州スケネクタディのゼネラル・エレクトリック社製の7F又は9FガスタービンエンジンのFクラス圧縮機の第14段、第15段、及び第16段である。更に、この例及び一部の実施形態において、圧縮機は、各々の段が単一の動翼列及び単一の静翼列を有する全17段のエアフォイルを有する。第14段の動翼列は計64個の動翼を有し、第15段の動翼列は計64個の動翼を有し、第16段の動翼列は計64個の動翼を有する。最後に、一部の実施形態において、第14段の静翼列は計132個の静翼を有し、第15段の静翼列は計130個の静翼を有し、第16段の静翼列は計132個の静翼を有する。本明細書において説明及び主張したようなクロッキング関係は、本段落において上記した圧縮機構成で十分に機能することが実験データ及び分析モデリングによってわかった。
以上に説明した本発明の好ましい実施形態について、当業者には様々な改良、変更、及び修正が想起可能であろう。かかる改良、変更、及び修正は、添付の特許請求の範囲に含まれるものとする。更に、上記の説明は、あくまでも本明細書に記載の実施形態に関するものであり、添付の特許請求の範囲に記載の本発明の本質及び意図から逸脱することなく、これらに多様な改良、変更、及び修正を加えることができる。
100 ガスタービンエンジン
106 圧縮機
110 タービン
112 燃焼器
118 圧縮機
120 圧縮機動翼
122 圧縮機静翼
124 タービン
126 タービン動翼
128 タービン静翼
130 エアフォイル
134 第1エアフォイル列
136 第2エアフォイル列
138 第3エアフォイル列
140 矢印
142 矢印
171 第1エアフォイル列
172 第2エアフォイル列
173 第3エアフォイル列
174 第4エアフォイル列
175 第5エアフォイル列

Claims (10)

  1. 少なくとも3つの軸方向に積み重ねられたエアフォイル(130)の列:中間エアフォイル列(136)、第1上流エアフォイル列(134)、及び第1下流エアフォイル列(138)からなる、タービンエンジン(100)の圧縮機(106)におけるエアフォイル(130)のアセンブリであって、
    前記中間エアフォイル列(136)は、両側が、前記中間エアフォイル列(136)から上流方向にあるエアフォイルの第1列からなる前記第1上流エアフォイル列(134)と、前記中間エアフォイル列(136)から下流方向にあるエアフォイルの第1列からなる第1下流エアフォイル列(138)と隣接しており、
    前記第1上流エアフォイル列(134)及び第1下流エアフォイル列(138)は、実質的に同じ数の同様形状のエアフォイル(130)を有しており、
    前記第1上流エアフォイル列(134)及び第1下流エアフォイル列(138)は各々が、作動中に実質的に同じ速度で回転する動翼(120)の列からなっており、
    前記中間エアフォイル列(136)は、作動中に実質的に静止している静翼(122)の列からなっており、
    前記第1上流エアフォイル列(134)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)及び前記第1下流エアフォイル列(138)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)は、25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有する、エアフォイル(130)のアセンブリ。
  2. 前記第1上流エアフォイル列(134)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)及び前記第1下流エアフォイル列(138)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)は、35%〜65%ピッチのクロッキング関係を有する、請求項1に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  3. 前記第1上流エアフォイル列(134)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)及び前記第1下流エアフォイル列(138)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)は、約50%ピッチのクロッキング関係を有する、請求項1に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  4. 前記第1上流エアフォイル列(134)は前記圧縮機(106)の第14段の動翼(120)の列であり、
    前記中間エアフォイル列(136)は前記圧縮機(106)の前記第14段の静翼(122)の列であり、
    前記第1下流エアフォイル列(138)は前記圧縮機(106)の第15段の動翼(120)の列である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  5. 前記圧縮機(106)は、ニューヨーク州スケネクタディのゼネラル・エレクトリック社製のFクラス圧縮機であり、前記タービンエンジン(100)は、ニューヨーク州スケネクタディのゼネラル・エレクトリック社製の7Fガスタービンエンジン及び9Fガスタービンエンジンの一方である、請求項4に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  6. 前記第14段の前記動翼(120)の列は64個の動翼(120)を有し、前記第15段の前記動翼(120)の列は64個の動翼(120)を有し、前記第14段の前記静翼(122)の列は132個の静翼(122)を有する、請求項4に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  7. 第1上流エアフォイル列(173)に隣接し、中間エアフォイル列(174)から上流方向にある前記エアフォイル(130)の第2列からなる、第2上流エアフォイル列(172)と、
    前記第2上流エアフォイル列(172)に隣接し、前記中間エアフォイル列(174)から上流方向にある前記エアフォイル(130)の第3列からなる、第3上流エアフォイル列(171)とを更に含んでおり、
    前記第3上流エアフォイル列(171)、前記第1上流エアフォイル列(173)、及び前記第1下流エアフォイル列(175)は、実質的に同じ数の同様形状のエアフォイル(130)を有しており、
    前記第3上流エアフォイル列(171)、前記第1上流エアフォイル列(173)、及び前記第1下流エアフォイル列(175)は各々が、作動中に実質的に同じ速度で回転する動翼(120)の列からなっており、
    前記第2上流エアフォイル列(172)は、作動中に実質的に静止している静翼(122)の列からなっており、
    前記第3上流エアフォイル列(171)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)及び前記第1上流エアフォイル列(173)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)は、25%〜75%ピッチのクロッキング関係を有する、請求項1に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  8. 前記第3上流エアフォイル列(171)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)及び前記第1上流エアフォイル列(173)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)は、35%〜65%ピッチのクロッキング関係を有する、請求項7に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  9. 前記第3上流エアフォイル列(171)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)及び前記第1上流エアフォイル列(173)の少なくとも90%の前記エアフォイル(130)は、45%〜55%ピッチのクロッキング関係を有する、請求項7に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
  10. 前記第3上流エアフォイル列(171)は前記圧縮機(106)の第14段の動翼(120)の列であり、
    前記第2上流エアフォイル列(172)は前記圧縮機(106)の前記第14段の静翼(122)の列であり、
    前記第1上流エアフォイル列(173)は前記圧縮機(106)の第15段の動翼(120)の列であり、
    前記中間エアフォイル列(174)は前記圧縮機(106)の前記第15段の静翼(122)の列であり、
    前記第1下流エアフォイル列(175)は前記圧縮機(106)の第16段の動翼(120)の列であり、
    前記第14段の前記動翼(120)の列は64個の動翼(120)を有し、前記第15段の前記動翼(120)の列は64個の動翼(120)を有し、前記第16段の前記動翼(120)の列は64個の動翼(120)を有し、前記第14段の前記静翼(122)の列は132個の静翼(122)を有し、前記第15段の前記静翼(122)の列は132個の静翼(122)を有する、請求項7乃至9のいずれか1項に記載のエアフォイル(130)のアセンブリ。
JP2009196263A 2008-09-04 2009-08-27 タービンエアフォイルのクロッキング Pending JP2010059968A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/204,151 US20100054929A1 (en) 2008-09-04 2008-09-04 Turbine airfoil clocking

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010059968A true JP2010059968A (ja) 2010-03-18

Family

ID=41720065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009196263A Pending JP2010059968A (ja) 2008-09-04 2009-08-27 タービンエアフォイルのクロッキング

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100054929A1 (ja)
JP (1) JP2010059968A (ja)
CN (1) CN101666327A (ja)
DE (1) DE102009043833A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8540490B2 (en) * 2008-06-20 2013-09-24 General Electric Company Noise reduction in a turbomachine, and a related method thereof
US8087253B2 (en) * 2008-11-20 2012-01-03 General Electric Company Methods, apparatus and systems concerning the circumferential clocking of turbine airfoils in relation to combustor cans and the flow of cooling air through the turbine hot gas flowpath
US8727733B2 (en) * 2011-05-26 2014-05-20 General Electric Company Gas turbine compressor last stage rotor blades with axial retention
US9267687B2 (en) 2011-11-04 2016-02-23 General Electric Company Combustion system having a venturi for reducing wakes in an airflow
US8899975B2 (en) 2011-11-04 2014-12-02 General Electric Company Combustor having wake air injection
US9500085B2 (en) 2012-07-23 2016-11-22 General Electric Company Method for modifying gas turbine performance
US9739201B2 (en) 2013-05-08 2017-08-22 General Electric Company Wake reducing structure for a turbine system and method of reducing wake
US9322553B2 (en) 2013-05-08 2016-04-26 General Electric Company Wake manipulating structure for a turbine system
US9435221B2 (en) * 2013-08-09 2016-09-06 General Electric Company Turbomachine airfoil positioning
DE102013224081B4 (de) * 2013-11-26 2015-11-05 Man Diesel & Turbo Se Verdichter
US20170342839A1 (en) * 2016-05-25 2017-11-30 General Electric Company System for a low swirl low pressure turbine

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54114618A (en) * 1978-02-28 1979-09-06 Toshiba Corp Moving and stator blades arranging method of turbine

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5681142A (en) * 1993-12-20 1997-10-28 United Technologies Corporation Damping means for a stator assembly of a gas turbine engine
US5486091A (en) * 1994-04-19 1996-01-23 United Technologies Corporation Gas turbine airfoil clocking
US6174129B1 (en) * 1999-01-07 2001-01-16 Siemens Westinghouse Power Corporation Turbine vane clocking mechanism and method of assembling a turbine having such a mechanism
US6402458B1 (en) * 2000-08-16 2002-06-11 General Electric Company Clock turbine airfoil cooling
DE10053361C1 (de) * 2000-10-27 2002-06-06 Mtu Aero Engines Gmbh Schaufelgitteranordnung für Turbomaschinen
US6554562B2 (en) * 2001-06-15 2003-04-29 Honeywell International, Inc. Combustor hot streak alignment for gas turbine engine
US6913441B2 (en) * 2003-09-04 2005-07-05 Siemens Westinghouse Power Corporation Turbine blade ring assembly and clocking method
US7278821B1 (en) * 2004-11-04 2007-10-09 General Electric Company Methods and apparatus for assembling gas turbine engines
US7510371B2 (en) * 2005-06-06 2009-03-31 General Electric Company Forward tilted turbine nozzle
US8297919B2 (en) * 2008-10-31 2012-10-30 General Electric Company Turbine airfoil clocking
US8087253B2 (en) * 2008-11-20 2012-01-03 General Electric Company Methods, apparatus and systems concerning the circumferential clocking of turbine airfoils in relation to combustor cans and the flow of cooling air through the turbine hot gas flowpath
US8439626B2 (en) * 2008-12-29 2013-05-14 General Electric Company Turbine airfoil clocking

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54114618A (en) * 1978-02-28 1979-09-06 Toshiba Corp Moving and stator blades arranging method of turbine

Also Published As

Publication number Publication date
CN101666327A (zh) 2010-03-10
US20100054929A1 (en) 2010-03-04
DE102009043833A1 (de) 2010-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010059968A (ja) タービンエアフォイルのクロッキング
JP5752353B2 (ja) タービンエーロフォイルのクロッキング
CN109538352B (zh) 外鼓转子组件和燃气涡轮发动机
JP5681384B2 (ja) タービンエンジン用のロータブレード
JP2015140807A (ja) 2つの部分スパンシュラウドおよび湾曲したダブテールを有する高翼弦動翼
US10422233B2 (en) Baffle insert for a gas turbine engine component and component with baffle insert
US10273976B2 (en) Actively morphable vane
US10280841B2 (en) Baffle insert for a gas turbine engine component and method of cooling
US10718340B2 (en) Gas turbine manufacturing method
US10337334B2 (en) Gas turbine engine component with a baffle insert
JP2010156338A (ja) タービン翼付け根構成
JP2010065685A (ja) 蒸気タービンエンジンの低圧セクション用の蒸気タービン回転動翼
JP2015155697A (ja) タービンバケット及びタービンバケットの先端シュラウドをバランスさせるための方法
US10577947B2 (en) Baffle insert for a gas turbine engine component
JP5552281B2 (ja) タービン翼形部をクロッキングする方法
JP2017110642A (ja) ガスタービンエンジンの間隙の制御のコンプライアントなシュラウド
US20160201571A1 (en) Turbomachine having a gas flow aeromechanic system and method
US10301967B2 (en) Incident tolerant turbine vane gap flow discouragement
US9719355B2 (en) Rotary machine blade having an asymmetric part-span shroud and method of making same
WO2011145326A1 (ja) ガスタービンエンジンのタービン
JP6411774B2 (ja) ノズルインサートのリブキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304