JP7463313B2 - 光学検査方法、光学検査装置、および光学検査プログラム - Google Patents

光学検査方法、光学検査装置、および光学検査プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、光学検査方法、光学検査装置、および光学検査プログラムに関する。
様々な産業において、物体の非接触での光学検査が重要となっている。光学検査において、光線の方向の識別は、物体情報を知る上で重要である。従来、色相(hue)と呼ばれる量を用いて光線方向を識別する方法がある。しかし、従来用いられていた色相(hue)はスカラー量(つまり、多次元ベクトルとは異なり、大きさのみを表す量)である。従来の色相を特に、色相スカラーと呼ぶ。
W. L. Hows, "Rainbow schlieren and its applications", Appl. Optics, vol. 23, No. 14, 1984. J. S. Kim and T. Kanade, "Multiaperture telecentric lens for 3D reconstruction", Optics Letters, vol. 36, No. 7, 2011.
本発明が解決しようとする課題は、光線方向を識別することができる光学検査方法、光学検査装置、および光学検査プログラムを提供することである。
実施形態の光学検査方法は、物点からの光線をイメージングした像点までの光線経路において、物点からの光線を、光線の方向に応じて、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離し、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線の強度を独立な軸とする色相ベクトルを取得し、色相ベクトルから物点からの光線の方向に関する情報を取得する。
実施形態の光学検査装置は、物点からの光線のイメージングを行うイメージング部と、物点からの光線をイメージングした像点までの光線経路において、物点からの光線を、光線の方向に応じて、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離して通過させる色相ベクトル生成部と、色相ベクトル生成部を通過した少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線でイメージングした像点を取得する画像取得部と、像点に対して少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線の強度を独立な軸とする色相ベクトルを取得し、色相ベクトルから物点からの光線の方向に関する情報を取得する処理部とを備える。
実施形態の光学検査プログラムは、物点からの光線をイメージングした像点までの光線経路において、物点からの光線を、光線の方向に応じて、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離してイメージングした像点に対して、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線の強度を独立な軸とする色相ベクトルを取得する処理と、色相ベクトルから物点からの光線の方向に関する情報を取得する処理とを、コンピュータに実施させる。
第1実施形態に係る光学検査装置の概略構成を示す側面図。 色相ベクトル生成部によって分離される光線の波長領域の例を示すグラフ。 色相ベクトル空間における色相ベクトルを示すブラフ。 第1実施形態に係る光学検査方法において処理部の処理を示すフローチャート。 第2実施形態に係る光学検査装置の概略構成を示す側面図。 第3実施形態に係る光学検査装置の概略構成を示す側面図。 第3実施形態に係る光線方向選択部の概略構成を示す平面図。 第3実施形態に係る光線方向選択部の変形例の概略構成を示す平面図。 第4実施形態に係る光学検査装置の概略構成を示す斜視図。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る光学検査装置10の概略構成を示す側面図を図1に示す。
光学検査装置10は、イメージング部20、色相ベクトル生成部30、画像取得部40、処理部50を備える。本実施形態では、便宜上、異なる方向の2つの光線L1,L2を想定する。異なる方向の2つの光線L1,L2を、それぞれ、第1の光線L1、第2の光線L2とする。
光線L1,L2は、光の伝搬方向を示したものである。例えば、光は、電磁波である。つまり、光は、X線、紫外線、可視光、赤外線、ミリ波、マイクロ波など、電磁波であればなんでもいい。ここでは、光は、特に、波長が400nmから800nmまでの可視光であるとする。
イメージング部20は、物点OPからの光線のイメージングを行う。物点OPからの光線のイメージングとは、物点OPから発せられる光線を像点IPに移すことを意味する。言い換えれば、物点OPを像点IPに結像することを意味する。幾何光学において、物点OPと像点IPは互いに共役である。ただし、物点OPや像点IPは、光学的に実質的に点と見做せる領域である。像点IPは画像取得部40に位置する。
画像取得部40は、イメージング部20によってイメージング(結像)される画像を取得する。画像取得部40は、少なくとも1つの画素41を備える。例えば、画像取得部40は、複数の画素41を備える。各画素41は、少なくとも2つの異なる波長領域に対する光強度を同時期に取得する。つまり、各画素41は、少なくとも2つの異なる波長領域の光を識別可能である。各画素41は、例えば、複数の波長領域の光線を受光できる複数の受光素子を備える。例えば、画像取得部40は、カラーフィルターと、CCDエリアセンサーあるいはCMOSエリアセンサーを備える。各画素41は、カラーフィルターの複数の色領域と、エリアセンサーの複数の受光素子を備える。これは、後述する実施形態と比較すると、単板式カメラによるイメージングを行うとも言える。
色相ベクトル生成部30は、到達した光線を、少なくとも2つの異なる波長領域の光線に分離して通過させることができる。ここで、通過させるとは、透過あるいは反射のどちらかを意味する。
本実施形態では、色相ベクトル生成部30は、2つの選択領域31,32を備える。2つの選択領域31,32は、それぞれ、2つの異なる独立な波長領域の光線に分離して通過させる。例えば、色相ベクトル生成部30の選択領域31,32は、それぞれ、互いに独立な波長領域の光線を選択的に通過させる光学フィルターを備える。
2つの選択領域31,32がそれぞれ通過させる光線の2つの波長領域をそれぞれ第1の波長領域と第2の波長領域とする。さらに、第1の波長領域と第2の波長領域は実質的に重ならない。実質的に重ならない波長領域のことを独立な波長領域と呼ぶ。
図2に、色相ベクトル生成部30の選択領域31,32によってそれぞれ分離される光線の2つの波長領域のグラフの例を示す。横軸が波長であり、縦軸が光の強度である。2つの異なる独立な波長領域をそれぞれBとRとする。例えば、2つの異なる独立な波長領域BとRを、それぞれ、第1の波長領域Bと第2の波長領域Rとする。第1の波長領域Bは、450nmの波長を含み、第2の波長領域Rは、650nmの波長を含むとする。つまり、第1の波長領域Bは青光を通過させ、第2の波長領域Rは赤光を通過させる。ただし、第1の波長領域Bと第2の波長領域Rは、この限りではなく、自由に選択されてよい。
本実施形態では、色相ベクトル生成部30に到達する前の第1の光線L1と第2の光線L2は、波長が400nmから800nmまでの可視光であるとする。色相ベクトル生成部30を通過した後、第1の光線L1は、450nmの波長を有し、第2の光線L2は、650nmの波長を有する。つまり、色相ベクトル生成部30の通過後、第1の光線L1は青光を含み、第2の光線L2は赤光を含む。
図3に、色相ベクトル空間における色相ベクトルのグラフを示す。横軸が波長領域Bであり、縦軸が波長領域Rである。各画素41における信号強度に基づいて、各画素41に対して色相ベクトル空間を張る(設定する)ことができる。2つの独立な波長領域BとRに対して画素41で得られた2つの信号強度をそれぞれbとrとする。つまり、信号強度bは、画素41で得られた青光の強度を示し、信号強度rは、画素41で得られた赤光の強度を示す。
さらに、信号強度bとrを、それぞれ独立な座標に割り当てる。ここでは、独立な2つの波長領域BとRにそれぞれ対応する直交座標BとRに対して、信号強度bとrをそれぞれ割り振っている。座標位置はベクトルVによって表現され、ここではV=(b,r)となる。つまり、色相ベクトル空間が直交座標BとRによって設定され、画素41にイメージングされた光線の強度は、色相ベクトルV=(b,r)によって表される。
画素41にイメージングされた光線の方向(例えば、物点OPから発せられる光線の3次元空間における単位方向)が変化すれば、この変化に伴って、色相ベクトルV=(b,r)の座標が変化する。従って、色相ベクトルの座標から、画素41にイメージングされた光線の方向を推定することが可能である。
色相ベクトルの重要な特徴は、一方の独立な波長領域を通過して得られる信号強度が、他方の独立な波長領域を通過して得られる信号強度に影響しないということである。これにより、互いに独立な座標軸に信号強度を割り振ることができる。
一方、従来から、一般に、色相(Hue)はスカラー量として扱われている。つまり、各波長強度の混合比を色相スカラーとしている。色相スカラーは大きさのみを表す量であるため、少なくとも2つ以上の構成要素を持つ2次元色相ベクトルを表すことができない。
これは、例えば、2つの光線の強度の重ね合わせにおいては、重ね合わせ後の光線の強度から、重ね合わせ前の2つの光線の強度の情報を取得することができない。これは、光線の強度の重ね合わせは、不可逆的であると言える。
これに対して、例えば、2つの互いに異なる波長を持つ光線の重ね合わせにおいては、重ね合わせ後の光線の強度から、重ね合わせ前の2つの波長のそれぞれに対する光線の強度の情報を原理的に取得することができる。これは、光線の波長の重ね合わせは、可逆的であると言える。
このため、各画素41に入射した光線L1,L2の2つの異なる波長に基づいて作り出される色相ベクトルは、色相ベクトル空間における方向と大きさの情報を有するため、従来の色相スカラーに比較して、多くの情報量を有することを意味する。
処理部50は、少なくとも2つの異なる波長に対する光強度の情報を各画素41から受け取る。さらに処理部50は、その情報から色相ベクトルを取得し、色相ベクトルから光線方向を推定する。
処理部50は、コンピュータを備える。つまり、処理部50は、プロセッサ(CPU)と記憶部(メモリ)を備える。記憶部は、例えば、主記憶部と補助記憶部を備える。記憶部は、プロセッサが実行するプログラムを記憶している。プロセッサは、記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、各種の処理をおこなう。記憶部はまた、処理に必要な情報を記憶している。例えば、プロセッサは、本実施形態に係る光学検査プログラムを記憶装置から読み出して実行することにより、本実施形態に係る光学検査方法の処理部50における処理を実施する。
以下、本実施形態に係る処理部50における動作原理について説明する。
例えば、画素41における信号強度bが実質的に0より大きく、信号強度rが実質的に0であれば、処理部50は、第1の光線L1の経路を通った光線が画素41に到達したと判断する。つまり、処理部50は、物点OPからの光線は、第1の光線L1の経路を通ったと判断する。
また、画素41における信号強度bが実質的に0であり、信号強度rが実質的に0より大きければ、処理部50は、第2の光線L2の経路を通った光線が画素41に到達したと判断できる。つまり、処理部50は、物点OPからの光線は、第2の光線L2の経路を通ったと判断する。
あるいは、画素41における信号強度bとrがいずれも実質的に0よりも大きければ、処理部50は、物点OPからの光線は、第1の光線L1の経路および第2の光線L2の経路の両方を通過したと判断する。
このようにして、処理部50は、画素41における信号強度bとrに基づいて、画素41で取得した色相ベクトルから、画素41にイメージングされる物点OPからの光線の方向を推定することができる。
ここで、仮に、本実施形態の色相ベクトル生成部30のように独立な波長領域に対して光線強度を振り分けることが出来ない場合を想定する。つまり、色相ベクトル生成部30によって分離される波長領域が互いに重なっており、波長領域が独立でない場合を想定する。このような場合、色相ベクトル空間を設定することができない。つまり、画素41に対して色相ベクトルが構成できない。
すると、第1の光線L1の経路を通った光線が画素41に到達したときの波長領域に対する信号強度は、第2の光線L2の経路を通った光線が画素41に到達したときの波長領域に対する信号強度とともに大きくなる。逆に、第2の光線L2の経路を通った光線が画素41に到達したときの波長領域に対する信号強度は、第1の光線L1の経路を通った光線が画素41に到達したときの波長領域に対する信号強度とともに大きくなる。このため、処理部50は、画素41の信号強度から、第1の光線L1あるいは第2の光線L2のどちらの光線方向かを推定することが困難である。
色相ベクトルが構成できない場合でも、色相スカラーは構成できる。従来、色相スカラーを用いて光線方向を推定しているが、スカラー量は大きさのみを表す量なので、スカラー量は2次元ベクトルに比べて保有する情報量が少ない。
そのため、色相ベクトルを用いることによって、色相ベクトルに対応付けできる光線方向の情報は、従来の色相スカラーに対応付けできる光線方向の情報に比べて、多大に増加させることが可能である。これにより、処理部50は、画素41にイメージングされる物点OPからの光線の方向を推定することが可能である。
本実施形態に係る光学検査方法は、イメージング部20によってイメージングされる物点OPからの光線を、色相ベクトル生成部30によって少なくとも2つの異なる独立な波長領域の光線に分離する。その結果、少なくとも2つの独立な波長領域の光線でイメージングされた像点IPが画像取得部40に形成される。光学検査方法はまた、画像取得部40の各画素41において、少なくとも2つの独立な波長領域の光線の光強度を取得する。光学検査方法はまた、処理部50において、各画素41の光強度に基づいて、物点OPからの光線の方向を推定する。
処理部50において実施される処理のフローチャートを図4に示す。
まず、処理部50に対して、色相ベクトルと光線方向の関係が予めセットされる(S1)。例えば、色相ベクトルと光線方向の関係は、色相ベクトルの種々の座標に対して、光線方向の情報を記録したルックアップテーブルであってよい。ここで、光線方向は、例えば、物点OPから発せられる光線の3次元空間における単位方向である。例えば、色相ベクトルと光線方向の関係は、処理部50内の記憶部に記憶される。
例えば、色相ベクトル空間において、色相ベクトルがB軸に平行であれば、イメージングされる光線は第1の光線L1の経路を通ったということであり、色相ベクトルがR軸と平行であれば、第2の光線L2の経路を通ったということである。
ただし、色相ベクトル生成部30に入射する直前の光線の波長スペクトルあるいは外部からの環境光などによって、光線方向の推定結果が影響される場合もある。そのような場合は、色相ベクトルと光線方向のキャリブレーションを行うとよい。あるいは、外部環境光による影響をオフセットさせるとよい。
次に、処理部50は、イメージングした画像に対する画像取得部40の各画素41における信号強度に基づいて、各画素41における色相ベクトルを取得する(S2)。すなわち、処理部50は、各画素41における青光の信号強度bと赤光の信号強度rに基づいて、各画素41における色相ベクトルV=(b,r)を取得する。
さらに、処理部50は、得られた色相ベクトルを用い、予めセットされた色相ベクトルと光線方向の関係を参照し、各画素41にイメージングされる物点OPからの光線の方向を推定する(S3)。例えば、光線方向は、前述したように、物点OPから発せられる光線の3次元空間における単位方向である。以上より、全画素41に渡って光線方向が推定できる。
以上、本実施形態に係る光学検査方法および光学検査装置によれば、色相ベクトルに基づいて光線方向を推定するため、光線方向を識別することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、図を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る光学検査装置10の概略構成を示す側面図を図5に示す。
本実施形態に係る光学検査装置10は、基本的には第1実施形態と同じであるが、さらに光線方向選択部60を備える。また、本実施形態は2板式カメラ70によるイメージングを行う。以下では、第1実施形態と異なるところについて述べる。
2板式カメラ70は、色相ベクトル生成部30、2つの画像取得部40a,40b(第1の画像取得部40a、第2の画像取得部40b)を備える。画像取得部40a,40bは、例えばCCDエリアセンサーあるいはCMOSエリアセンサーなどでよい。ただし、それに限らない。
第1の画像取得部40aは、少なくとも1つの第1の画素41aを備え、第2の画像取得部40bは、少なくとも1つの第2の画素41bを備える。例えば、第1の画像取得部40aは、複数の第1の画素41aを備え、第2の画像取得部40bは、複数の第2の画素41bを備える。第1の各画素41aは、1つの第1の受光素子を備え、第2の各画素41bは、1つの第2の受光素子を備える。例えば、第1の各画素41aの第1の受光素子と第2の各画素41bの第2の受光素子は、それぞれ、エリアセンサーの1つの受光素子である。
第1の画像取得部40aにおける第1の各画素41aの第1の受光素子から得られる信号と、第2の画像取得部40bにおける第2の各画素41bの第2の受光素子から得られる信号は、互いに独立な信号であり、各画像取得部40a,40bにおける各同一画素41a,41bに対する信号として割り振られる。つまり、2つの画像取得部40a,40bにおける各画素41a,41bは、画素の位置座標に従って、1対1に対応している。
本実施形態に係る色相ベクトル生成部30では、選択領域31は第1の波長領域の光線を通過させ、選択領域32は第2の波長領域の光線を反射させる。第1の波長領域と第2の波長領域は互いに独立である。例えば、第1の波長領域は、青光の450nmの含み、第2の波長領域は、赤光の650nmの波長を含む。
イメージング部20は、物点OPから発した光線を第1の像点IPおよび第2の像点IPにイメージング(結像)する。第1の像点IPおよび第2の像点IPは、それぞれ、第1の画像取得部40aおよび第2の画像取得部40bに位置する。
光線方向選択部60は、少なくとも2つの異なる選択領域を備える。各選択領域は、到達した光線を、特定の波長領域の光線に分離して通過させる。ここで通過というのは、透過あるいは反射を意味する。ここで、2つの異なる選択領域の波長領域は独立でなくてもよい。つまり、2つの波長領域が互いに重なっていてもよい。ただし、2つの波長領域は独立であってもよい。
本実施形態では、例えば、光線方向選択部60は、第1の選択領域61と第2の選択領域62を備える。第1の選択領域61は450nmの波長の光線を通過させ、第2の選択領域62は650nmの波長の光線を通過させる。つまり、第1の選択領域61は青光を通過させ、第2の選択領域62は赤光を通過させる。例えば、光線方向選択部60の第1の選択領域61と第2の選択領域62は、互いに異なる波長領域の光線を通過させる光学フィルターである。
処理部50は、第1の画像取得部40aと第2の画像取得部40bから画像データを受け取り、画像データに基づいて色相ベクトルを取得する。つまり、処理部50は、2つの画像取得部40a,40bの同じ位置座標の各画素41a,41bの光強度の情報から色相ベクトルを取得する。さらに処理部50は、色相ベクトルから光線方向を推定する。処理部50における処理は、第1実施形態で説明したとおりである。
本実施形態に係る光学検査装置10における動作について述べる。
物点OPから発せられ第1の光線L1の経路を通る光線は、光線方向選択部60の第1の選択領域61を通過し、波長450の青光を含む光線となる。また、物点OPから発せられ第2の光線L2の経路を通る光線は、光線方向選択部60の第2の選択領域62を通過し、波長650の赤光を含む光線となる。
第1の光線L1の経路を通った光線は、第1の画像取得部40aにおける第1の各画素41aの第1の受光素子で受光される。また、第2の光線L2の経路を通った光線は、第2の画像取得部40bにおける第2の各画素41bの第2の受光素子で受光される。第1の受光素子と第2の受光素子は、同一画素41a,41bの構成要素として割り振られる。つまり、各画素41a,41bに対して、独立な2軸で張られる色相ベクトルが構成できる。
本実施形態に係る光学検査方法は、イメージング部20によってイメージングされる物点OPからの光線を、まず、光線方向選択部60によって少なくとも2つの異なる波長領域の光線に分離し、次いで、色相ベクトル生成部30によって少なくとも2つの異なる独立な波長領域の光線に分離する。その結果、少なくとも2つの独立な波長領域の光線でイメージングされた像点IPが画像取得部40に形成される。光学検査方法はまた、画像取得部40の各画素41において、少なくとも2つの独立な波長領域の光線の光強度を取得する。光学検査方法はまた、処理部50において、各画素41の光強度に基づいて、物点OPからの光線の方向を推定する。
処理部50は、同一位置座標の各画素41a,41bにおける色相ベクトルを取得し、色相ベクトルから光線方向を推定する。光線方向の推定のために処理部50が実施する処理は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、色相ベクトルに基づいて光線方向を推定するため、光線方向を識別することができる。
本実施形態に係る光学検査方法および光学検査装置においては、色相ベクトル生成部30を透過した第1の光線L1および反射した第2の光線L2の両方を利用する。色相ベクトル生成部30は、透過する波長領域と反射する波長領域を独立にすることが容易である。そのため、独立な波長領域が容易に実現できる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、図を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る光学検査装置10の概略構成を示す側面図を図6に示す。図6では、処理部50の図示は省略している。また、本実施形態に係る光線方向選択部60の概略構成を示す平面図を図7に示す。
本実施形態に係る光学検査装置10は、基本的には第2実施形態と同じであるが、イメージング部20の焦点面FPに光線方向選択部60を備える。イメージング部20に入射する光線は、イメージング部20の焦点面FPにおいて、その光線方向に応じた位置を通過する。つまり、同一の方向の光線は、同一の位置を通過する。図6において、光軸OAに平行な直線Lpに対して同じθを持つ光線は、焦点面FPにおいて同じ円周上の位置に到達する。本実施形態は3板式カメラ80によるイメージングを行う。以下では、第2実施形態と異なるところについて述べる。
本実施形態では、便宜上、異なる方向の3つの光線L1,L2,L3を想定する。異なる方向の3つの光線L1,L2,L3を、第1の光線L1、第2の光線L2、第3の光線L3とする。例えば、第1の光線L1は650nmの波長を有し、第2の光線L2は450nmの波長を有し、第3の光線L3は550nmの波長を有するとする。つまり、第1の光線L1は赤光を含み、第2の光線L2は青光を含み、第3の光線L3は緑光を含むとする。ただし、この限りではなく、波長は自由に選択できる。
光線方向選択部60は、例えば、同心円状の複数の異なる選択領域を備える。例えば、図7に示すように、光線方向選択部60は、光軸OAが通る点を座標の原点Oとし、原点Oを中心とする同心円状の第1の選択領域61と第2の選択領域62と第3の選択領域63を備える。第1の選択領域61は650nmの波長の光線を通過させ、第2の選択領域62は450nmの波長の光線を通過させ、第3の選択領域63は550nmの波長の光線を通過させる。つまり、第1の選択領域61は赤光を通過させ、第2の選択領域62は青光を通過させ、第3の選択領域63は緑光を通過させる。
例えば、光線方向選択部60の第1の選択領域61と第2の選択領域62と第3の選択領域63は、第2実施形態と同様、互いに異なる波長領域の光線を通過させる光学フィルターである。
第1の光線L1の経路を通る光線は、最も内側の第1の選択領域61を通過し、第2の光線L2の経路を通る光線は、中間の第2の選択領域62を通過し、第3の光線L3の経路を通る光線は、最も外側の第3の選択領域63を通過する。
ここでは、光線方向選択部60が同心円状の選択領域61,62,63を備える例を示したが、選択領域61,62,63は、必ずしも同心円状に配置される必要はなく、他の形態に配置されてもよい。光線方向選択部60の変形例の概略構成を示す平面図を図8に示す。変形例の光線方向選択部60は、ストライプ状の複数の異なる選択領域61,62,63を備える。第1の選択領域61は、座標の原点Oを含む中央に位置し、第2の選択領域62は、y軸に沿って第1の選択領域61の上下に位置し、第3の選択領域63は、y軸に沿って第2の選択領域62の上下に位置している。図8の光線方向選択部60の各選択領域61,62,63の光学特性は、図7の光線方向選択部60の各選択領域61,62,63の光学特性と同様である。
図6において、3板式カメラ80は、第2実施形態の2板式カメラ70を3板式に拡張したものである。図示しないが、容易に想像できるように、3板式カメラ80は、色相ベクトル生成部と、3つの画像取得部を備える。色相ベクトル生成部は、到達する光線を、3つの異なる独立な波長領域の光線に分離して通過させる。3つの画像取得部は、それぞれ、色相ベクトル生成部によって分離された3つの異なる波長領域の光線を受光する。イメージング部20は、物体Mの表面上の物点OPを、3板式カメラ80内の3つの画像取得部に位置する3つの像点に結像する。
本実施形態に係る光学検査装置10は、3板式カメラ80を用いるため、互いに独立な3軸で張られる3次元色相ベクトルを取得できる。つまり、これは、各軸の強度諧調が例えばMであるとすると、M×M×M=M通りの光線方向を色相ベクトルに割り振ることができることを意味する。
本実施形態に係る光学検査装置10は、3板式カメラ80を用いる例であるが、これに代えて、N板式カメラを用いてもよい。一般的に、N板式カメラでは、N次元色相ベクトルが取得できる。そのとき、M通りの光線方向を色相ベクトルに割り振ることができる。
また、イメージング部20に入射する光線は、イメージング部20の焦点面FPに配置された光線方向選択部60によって、その光線方向に応じた位置を通過する。つまり、同一の方向の光線は、同一の位置を通過する。これより、光線方向選択部60において、光線の方向に応じて異なる波長領域を有する光線が通過する。ここで、各波長領域は、独立であっても、独立でなくてもよい。ただし、各波長領域は異なるものとする。
本実施形態に係る光学検査方法および光学検査装置においては、色相ベクトルは、M通りの諧調が割り振られることが可能である。これより、光線方向選択部60にM通りの異なる選択領域を作成しておけば、処理部50によってM通りの異なる光線方向を識別できる。処理部50における光線方向の識別の処理は、第1実施形態と同様である。
本実施形態に係る光学検査方法および光学検査装置においても、色相ベクトルに基づいて光線方向を推定するため、光線方向を識別することができる。光線方向選択部60における各波長領域が独立ではない場合でも、各波長領域は異なるので色相ベクトルによってそれらの違いを識別することができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、図を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る光学検査装置10の概略構成を示す斜視図を図8に示す。図8では、処理部50の図示は省略している。
本実施形態に係る光学検査装置10は、基本的には第2実施形態と同じであるが、さらにプロジェクター照明部90を備える。プロジェクター照明部90は、少なくとも2つの異なる独立な波長領域の光線を物体に投影することができる。光線の投影によって、照射野100(プロジェクター照明部90による照射によって明るくなった領域)が物体の表面に形成される。照射野100には、少なくとも2つの異なる独立な波長領域の光線が異なる位置に投影される。それらの異なる位置を通過(つまり、反射あるいは透過)する光線は、3板式カメラ80でイメージングされる。
本実施形態では、プロジェクター照明部90は、異なる方向の3つの光線L1,L2,L3を投影する。異なる方向の3つの光線L1,L2,L3を、第1の光線L1、第2の光線L2、第3の光線L3とする。例えば、第1の光線L1は450nmの波長を有し、第2の光線L2は650nmの波長を有し、第3の光線L3は550nmの波長を有するとする。つまり、第1の光線L1は青光であり、第2の光線L2は赤光であり、第3の光線L3は緑光であるとする。ただし、この限りではなく、波長は自由に選択できる。
プロジェクター照明部90によって照射野100が形成される。照射野100は、3つの領域(第1の領域101、第2の領域102、第3の領域103)を有する。第1の領域101は、第1の光線L1の青光が照射された青色の領域であり、第2の領域102は、第2の光線L2の赤光が照射された赤色の領域、第3の領域103は、第3の光線L3の緑光が照射された緑色の領域である。
照射野100は、光学作用的には、第2実施形態および第3実施形態における光線方向選択部60と同等と見做せる。照射野100からの光線は、イメージング部20と3板式カメラ80によってイメージングされる。3板式カメラ80の構成は、第3実施形態で説明したとおりである。すなわち、3板式カメラ80は3つの画像取得部を有する。3板式カメラ80の画像取得部は、照射野100がイメージングされた画像を取得し、画像取得部の各画素の信号強度は、処理部50において、第1実施形態と同様に処理され、光線方向が推定される。
以上から、処理部50において、色相ベクトルに基づいて照射野100のどの位置から光線が通過してきたのか、すなわち光線方向が取得できる。
本実施形態に係る光学検査方法および光学検査装置においても、色相ベクトルに基づいて光線方向を推定するため、光線方向を識別することができる。
プロジェクター照明部90は、照射野に結像した画像を投影することができるものでもよい。その場合、光線方向の同定の精度の向上を図ることができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態に係る光学検査方法および光学検査装置によれば、色相ベクトルから光線方向を取得することにより、光線方向を識別することが可能となる。
実施形態では、色相ベクトル生成部30が2つの選択領域31,32または3つの選択領域31,32,33を備える例について説明したが、色相ベクトル生成部30が備える選択領域の個数はこれらに限定されない。色相ベクトル生成部30は、4つ以上の選択領域を備えていてもよい。例えば、色相ベクトル生成部30は、各選択領域を通過した光線を分光して検出できる限りにおいて、多くの選択領域を備えていてもよい。
色相ベクトル生成部30が4つ以上の選択領域を備えている場合、4つ以上の独立した座標軸を有する多次元色相ベクトル空間と多次元色相ベクトルを設定することが可能である。このような多次元色相ベクトルを用いて光線方向を取得することにより、実施形態よりも詳細に光線方向を識別することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…光学検査装置、20…イメージング部、30…色相ベクトル生成部、31,32…選択領域、40,40a,40b…画像取得部、41…画素、50…処理部、60…光線方向選択部、61,62,63…選択領域、70…2板式カメラ、80…3板式カメラ、90…プロジェクター照明部、100…照射野、101,102,103…領域、L1,L2,L3…光線、OA…光軸、Lp…直線。

Claims (13)

  1. 物点からの光線をイメージングした像点までの光線経路において、前記物点からの前記光線を、前記光線の方向に応じて、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離し、前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線の強度を独立な軸とする色相ベクトルを取得し、
    前記色相ベクトルから前記物点からの前記光線の方向に関する情報を取得する、
    光学検査方法。
  2. 前記物点からの前記光線を、前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離する前において、少なくとも2つの異なる波長領域の光線に分離する、
    請求項1に記載の光学検査方法。
  3. 前記像点のイメージングは、N板式カメラ(Nは2以上の整数)により行う、
    請求項1に記載の光学検査方法。
  4. 少なくとも2つの異なる波長領域の光線を物体に照射して形成される照射野をイメージングした画像の各画素に対して、前記色相ベクトルの取得と前記情報の取得を行う、
    請求項1に記載の光学検査方法。
  5. 前記物点からの前記光線を、前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離することは、前記物点からの前記光線を、互いに異なる波長領域の光線に分離して通過させる同心円状の複数の異なる波長領域を備える光線方向選択部により行う、
    請求項2に記載の光学検査方法。
  6. 前記物点からの前記光線を、前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離することは、前記物点からの前記光線を、互いに異なる波長領域の光線に分離して通過させるストライプ状の複数の異なる波長領域を備える光線方向選択部により行う、
    請求項2に記載の光学検査方法。
  7. 物点からの光線のイメージングを行うイメージング部と、
    前記物点からの前記光線をイメージングした像点までの光線経路において、前記物点からの前記光線を、前記光線の方向に応じて、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離して通過させる色相ベクトル生成部と、
    前記色相ベクトル生成部を通過した前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線でイメージングした像点を取得する画像取得部と、
    前記像点に対して前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線の強度を独立な軸とする色相ベクトルを取得し、前記色相ベクトルから前記物点からの前記光線の方向に関する情報を取得する処理部と、
    を備える光学検査装置。
  8. 前記物点からの前記光線を、前記色相ベクトル生成部に到達する前において、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離して通過させる光線方向選択部をさらに備える、
    請求項7に記載の光学検査装置。
  9. 前記像点をイメージングするN板式カメラ(Nは2以上の整数)を備え、前記N板式カメラは前記色相ベクトル生成部と前記画像取得部を含む、
    請求項7に記載の光学検査装置。
  10. 少なくとも2つの異なる波長領域の光線を物体に照射して照射野を形成するプロジェクター照明部を備え、
    前記画像取得部は、前記イメージング部と前記色相ベクトル生成部を介して、前記照射野をイメージングした画像を取得し、
    前記処理部は、前記画像の各画素に対して、前記色相ベクトルの取得と前記情報の取得を行う、
    請求項7に記載の光学検査装置。
  11. 前記光線方向選択部は、前記物点からの前記光線を、互いに異なる波長領域の光線に分離して通過させる同心円状の複数の異なる波長領域を備える、
    請求項8に記載の光学検査装置。
  12. 前記光線方向選択部は、前記物点からの前記光線を、互いに異なる波長領域の光線に分離して通過させるストライプ状の複数の異なる波長領域を備える、
    請求項8に記載の光学検査装置。
  13. 物点からの光線をイメージングした像点までの光線経路において、前記物点からの前記光線を、前記光線の方向に応じて、少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線に分離し、前記少なくとも2つの異なる互いに重複しない独立な波長領域の光線の強度を独立な軸とする色相ベクトルを取得する処理と、
    前記色相ベクトルから前記物点からの前記光線の方向に関する情報を取得する処理とを

    コンピュータに実施させる光学検査プログラム。
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