JP7462859B1 - オゾン濃度測定装置、オゾン濃度測定方法、および、オゾン発生システム - Google Patents

オゾン濃度測定装置、オゾン濃度測定方法、および、オゾン発生システム Download PDF

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Abstract

容器(8)の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定装置(100)において、光を照射する発光部(2)、光を受光する受光部(3)、および発光部(2)へ発光信号および受光部(3)から受光信号の送受信を行う信号処理部(1)が一体に形成された光電センサ(4)と、発光部(2)に接続され容器の内部に光を導入する投光用光ファイバ(5)と、容器(8)の内部を通過した光を受光部(3)に導出する受光用光ファイバ(6)と、信号処理部(1)の受光信号に基づいて被測定ガスのオゾンの濃度を演算する演算部(9)とを備える。

Description

本開示は、オゾン濃度測定装置、オゾン濃度測定方法、および、オゾン発生システムに関するものである。
オゾンは、水処理、脱臭、半導体製造、殺菌、およびウイルス不活化処理等、多岐に亘る分野で利用されている。オゾンの産業利用において、供給するオゾン濃度を測定する必要があり、簡易で高精度なオゾン濃度測定装置が求められている。例えば、オゾン発生器から発生された200g/Nm3以上の高濃度のオゾン濃度を測定する方法として、遮光した容器中のオゾンに、可視光光源からの光を照射し、それに対向しておいた受光素子により、オゾンの吸光度を測定することによりオゾン濃度を計測するオゾン濃度測定装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-132827号公報
従来のオゾン濃度測定装置は、光路長が数cm~数10cmの光を、遮光した容器に一対の光透過窓を設け、一方の光透過窓の外部に備えた可視光光源から他方の光透過窓に向けて照射された550nm~630nmの波長を含む可視光を、他方の光透過窓の外部に該可視光光源に受光面を向けて取り付けた受光素子により検出することでオゾンによる吸光度を測定する。このため、可視光光源と受光素子が少なくとも光路長だけ離れた場所に設置されることとなり、両者間の温度差、また、両者に接続された電気配線に誘起される微弱なノイズ等の影響により、測定される吸光度が不安定化しオゾン濃度の測定精度が低下するという問題点があった。また、一対の光透過窓の外部に可視光光源と受光素子をそれぞれ設置し、さらにこれらを駆動する電源が必要となることから、装置が複雑かつ大型化するという問題点があった。
本開示は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、小型かつ簡易な構成で、オゾン濃度の測定を高精度に行うことができるオゾン濃度測定装置、オゾン濃度測定方法、および、それらを採用したオゾン発生システムを提供することを目的とする。
本開示のオゾン濃度測定装置は、
容器の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定装置において、
光を照射する発光部、前記光を受光する受光部、および前記発光部へ発光信号および前記受光部から受光信号の送受信を行う信号処理部が一体に形成された光電センサと、
前記光電センサに形成された前記発光部に接続され前記容器の内部に前記光を導入する投光用光ファイバと、
前記容器の内部を通過した前記光を前記光電センサに形成された前記受光部に導出する受光用光ファイバと、
前記光電センサに形成された前記信号処理部の前記受光信号に基づいて前記被測定ガスの
オゾンの濃度を演算する演算部とを備え、
前記容器は、中空の管状部材にて形成され、
前記投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
前記受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置され、
前記中空の管状部材は、金属、または、外周に反射膜を形成したガラスにより構成され、前記光は、前記中空の管状部材の壁面で反射されながら伝播する
ものである。
また、本開示のオゾン濃度測定方法は、
容器の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定方法において、
前記容器は、中空の管状部材にて形成され、
投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置され、
前記中空の管状部材は、金属、または、外周に反射膜を形成したガラスにより構成され、光は、前記中空の管状部材の壁面で反射されながら伝播するものであって、
前記光を照射する発光部、前記光を受光する受光部、および前記発光部へ発光信号および前記受光部から受光信号の送受信を行う信号処理部が一体に形成された光電センサを準備する光電センサ準備工程と、
前記光電センサに形成された前記発光部に接続され前記容器の内部に前記光を導入する前記投光用光ファイバを準備する投光用光ファイバ準備工程と、
前記容器の内部を通過した前記光を前記光電センサに形成された前記受光部に導出する前記受光用光ファイバを準備する受光用光ファイバ準備工程と、
前記光電センサに形成された前記信号処理部の前記受光信号に基づいて前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する演算工程とを備えた
ものである。
また、本開示のオゾン発生システムは、
オゾンを生成し外部に前記被測定ガスとして送出するオゾン発生器と、
前記オゾン発生器から送出され前記被測定ガスを前記容器内に導入し、前記被測定ガスのオゾンの濃度を測定する前記オゾン濃度測定装置と、
前記オゾン濃度測定装置の前記被測定ガスのオゾンの濃度の測定結果に基づいて、前記オゾン発生器を制御する制御部とを備えた
ものである。
本開示に開示されるオゾン濃度測定装置、オゾン濃度測定方法、および、オゾン発生システムによれば、
小型かつ簡易な構成で、オゾン濃度の測定を高精度に行うことができる。
実施の形態1によるオゾン濃度測定装置の構成を示す図である。 図1に示したオゾン濃度測定装置の容器部分の構成を示す断面図である。 実施の形態2によるオゾン濃度測定装置の容器部分の構成を示す断面図である。 実施の形態2によるオゾン濃度測定装置の他の容器部分の構成を示す断面図である。 実施の形態3によるオゾン濃度測定装置の光電センサの発光部の発光パターンを示す図である。 実施の形態4によるオゾン濃度測定装置の構成を示す図である。 実施の形態5によるオゾン濃度測定装置の構成を示す図である。 実施の形態6によるオゾン発生システムの構成を示す図である。 実施の形態7によるオゾン発生システムの構成を示す図である。 実施の形態による光電センサの他の例を示すブロック図である。 実施の形態による制御部および演算部のハードウエアの構成の一例を示すブロック図である。
以下、本開示に係るオゾン濃度測定装置、オゾン濃度測定方法、および、オゾン発生システムの好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、同一内容および相当部分については同一符号を配し、その詳しい説明は適宜省略する。全ての実施の形態は同様に、同一符号を付した構成および動作について重複した説明は適宜省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるオゾン濃度測定装置の構成を示す図である。図2は、図1に示したオゾン濃度測定装置の容器部分の構成を示す断面図である。
図1に示すように、オゾン濃度測定装置100は、光電センサ4と、投光用光ファイバ5と、受光用光ファイバ6と、被測定ガス7を内包する容器(セルとも言う)8と、演算部9とを備える。光電センサ4は、筐体40内に、発光部2と、受光部3と、信号処理部1とが一体に形成されている。発光部2は、光としての可視光10を照射する。特に、AlInGAP(アルミニウム、インジウム、ガリウム、リン)からなる4元素系の赤色発光ダイオードを用いることが、波長、輝度、安定性の観点から好適であり、オゾン濃度の測定を高精度に行うことができる。また、可視光10は、少なくとも500nm以上、700nm以下の波長の光を含むものである。これは、オゾンによる吸収断面積が大きい波長であり、オゾン濃度の測定を高精度に行うことができる。
受光部3は、可視光10を受光する。光電センサ4内において、発光部2および受光部3は、容器8の中心軸に対して平行に配列されている。信号処理部1は、発光部2にあらかじめ設定された発光強度の可視光10を発光させるための発光信号を送信し、可視光10を受光した受光部3からの受光信号を受信する。投光用光ファイバ5は、発光部2および容器8の一端側に接続され、発光部2から照射された可視光10を容器8の一端側から容器8内に導入する。受光用光ファイバ6は、容器8の他端側および受光部3に接続され、容器8を通過した可視光10を容器8の他端側から受光して、受光部3に導出する。
このように形成された光電センサ4としては、例えば、デジタルファイバセンサを用いることができる。デジタルファイバセンサは、本開示による光電センサ4と同様に、筐体40の内部に発光部2と受光部3と信号処理部1とを備え、これらを光ファイバと接続する構造を有している。また、本開示と同様に、信号処理部1により、発光部2の発光強度の調節機能、受光部3の受光強度の信号を外部に出力する機能を備えることから、本開示のオゾン濃度測定装置100に好適に適用できる。また、光電センサ4として、当該デジタルファイバセンサを使用することにより、装置の小型化、低価格、高安定な光電センサ4を得ることが簡易となり、本開示による小型化かつ簡易な構成で、オゾン濃度の測定を高精度に行うことができるオゾン濃度測定装置100を形成するうえで極めて有効である。
図2に示すように、容器8は、中空の管状部材のここでは直管にて形成され、例えば、ステンレス管にて形成される。そして、内壁は、電解研磨処理またはブライトアニール処理等が施され、可視光10に対して高い反射率を有している。これにより、レンズまたはコリメータ等の光学部品を用いることなく、簡易な構成でオゾン濃度の測定を高精度に行うことができる。
容器8の両端部には、T字状の接続管11A、11Bをそれぞれ設置している。容器8の一端側の接続管11Aには、第1受口部11A1に容器8の一端側が接続され、第2受口部11A2にファイバコネクタ12Aを介して投光用光ファイバ5が接続され、第3受口部11A3が被測定ガス7の導入部となる。容器8の他端側の接続管11Bには、第1受口部11B1に容器8の他端側が接続され、第2受口部11B2にファイバコネクタ12Bを介して受光用光ファイバ6が接続され、第3受口部11B3が被測定ガス7の導出部となる。接続管11A、11Bは、例えば、ステンレス鋼またはフッ素樹脂など、耐オゾン性に優れた材料が好適に用いられる。
ファイバコネクタ12A、12Bは、耐オゾン性および可視光透過性を有する材料で構成され、例えば、ガラス、半透明フッ素樹脂などが好適に用いられる。このように、接続管11A、11Bにファイバコネクタ12A、12Bを介して、投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6が設置されているため、投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6が被測定ガス7中のオゾンに直接晒されることを抑制し、投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6の劣化を抑制している。よって、長期間安定したオゾン濃度の測定が可能となる。また、投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6を必ずしも耐薬品性の高い材料で構成される光ファイバを使用する必要がないため、安価で汎用的な光ファイバを用いることが可能となる。これにより装置のコストが軽減される。
また、計測部は容器8、接続管11A、11B、ファイバコネクタ12A、12Bにより構成されることから、高い気密構造を容易に得ることができる。このため、陽圧あるいは陰圧の条件においても安定的にオゾン濃度を測定できる。また、計測部は容器8、接続管11A、11B、ファイバコネクタ12A、12Bにより構成されることから、耐熱性に優れた部材のみにより構築可能である。このため、広い温度範囲の被測定ガス中のオゾン濃度を測定できる。
演算部9は、光電センサ4から送られる受光信号(受光強度)の情報を基に、後述する(1)式によりオゾン濃度を演算する。演算部9はこのように算出する機能を有する機器を用いればよい。例えば、PC(personal computer/パーソナルコンピューター)、マイクロコントローラ、PLC(Programmable Logic Controller/プログラマブル・ロジック・コントローラ)、FPGA(Field Programmable Gate Array/フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)などを用いることが考えられる。
次に上記のように構成された実施の形態1のオゾン濃度測定装置100を用いたオゾン濃度測定方法について説明する。まず、被測定ガス7を、容器8の一端側の接続管11Aの第3受口部11A3から導入するとともに、容器8の他端側の接続管11Bの第3受口部11B3から導出する動作を連続的に行い、容器8内には被測定ガス7が常に充填された状態とする。
そして、光を照射する発光部2、光を受光する受光部3、および発光部2へ発光信号および受光部3から受光信号の送受信を行う信号処理部1が一体に形成された光電センサ4を準備する光電センサ準備工程を行い。そして、発光部2に接続され容器8の内部に光を導入する投光用光ファイバ5を準備する投光用光ファイバ準備工程を行い。そして、容器8の内部を通過した光を受光部3に導出する受光用光ファイバ6を準備する受光用光ファイバ準備工程を行う。
次に、光電センサ4は、信号処理部1の発光信号に基づいて、発光部2は設定された発光強度の可視光10を照射する。すると、可視光10は、投光用光ファイバ5を介して、容器8の一端側からファイバコネクタ12Aを介して容器8の内部に照射される。容器8に導入された可視光10は、容器8の内壁で反射を繰り返しながら伝播し、容器8の他端側のファイバコネクタ12Bを介して受光用光ファイバ6に到達し、受光部3にて受光強度が測定され信号処理部1に送信される。そして、演算部9は、信号処理部1の受光強度の信号に基づいて被測定ガス7のオゾン濃度を以下に示すように演算する演算工程を行う。
容器8内の被測定ガス7中にオゾンが存在しない場合には、可視光10は被測定ガス7に吸収されず、受光部3で測定される可視光10の受光強度は低下しない。一方、容器8内の被測定ガス7中にオゾンが存在する場合には、可視光10がオゾンに吸収され、受光部3で測定される可視光10の受光強度が低下する。演算部9は、光電センサ4から送られたこれら受光強度の比に基づいて、下記に示す(1)式により容器8内の被測定ガス7中のオゾン濃度を演算する。
Figure 0007462859000001
ここで、Iはオゾンが存在しない状態における受光強度、Iはオゾンが存在する状態における受光強度、εはオゾンの吸光係数(dm/mol)、Lは光路長(dm)、CO3はオゾン濃度(g/m)である。オゾンの吸光係数εは物性値、光路長Lは容器8の大きさによって決まる定数であるため、オゾンが存在しない場合と存在する場合とのそれぞれの受光強度から上記(1)式によりオゾン濃度が算出される。
なお、ここでは、被測定ガス7を、投光用光ファイバ5側の接続管11Aから導入し、受光用光ファイバ6側の接続管11Bから導出する例を示したが、被測定ガス7の流れ方向に制約はなく、例えば、被測定ガス7を受光用光ファイバ6側の接続管11Bから導入し、投光用光ファイバ5側の接続管11Aから導出するという逆方向の流れであっても同様に被測定ガス7のオゾン濃度は測定できる。
また、容器8の光路長は、測定対象とする被測定ガス7のオゾン濃度および必要とされる測定精度などに応じて任意に決定される。ただし、10cm以上、100cm以下であることが好適である。これは、光路長を10cm以下であると、容器8内でオゾンによる十分な光吸収が生じずオゾン濃度の測定精度が低下する可能性があり、また、光路長を100cm以上とすると、被測定ガス7に高濃度のオゾンが存在するとオゾンの光吸収が大きすぎて測定が難しくなることに加え、装置が大型化し設置場所の制約が生じるためである。
また、本実施の形態1では、容器8としてステンレス管の直管を用いる例を示したが、被測定ガス7を内包して可視光10によるオゾン濃度測定が行える限りにおいてこれに限定されるものではない。例えば、容器8として、金属タンク状の構造であってもよい。また、例えば、ガラス管の外周に金属膜を成膜することで、高いオゾン耐性と高い可視光反射特性を備えた容器8を用いてもよい。
上記のように構成された実施の形態1のオゾン濃度測定装置によれば、
容器の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定装置において、
光を照射する発光部、前記光を受光する受光部、および前記発光部へ発光信号および前記受光部から受光信号の送受信を行う信号処理部が一体に形成された光電センサと、
前記発光部に接続され前記容器の内部に前記光を導入する投光用光ファイバと、
前記容器の内部を通過した前記光を前記受光部に導出する受光用光ファイバと、
前記信号処理部の前記受光信号に基づいて前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する演算部とを備えた
ので、
光電センサの発光部および受光部が一体に形成されているため、発光部と受光部との両者の間に温度差が生じにくく、温度差に起因する発光強度および受光感度の変化に伴うオゾン濃度の測定精度の低下を抑制できる。
さらに、光電センサの発光部および受光部が一体に形成されているため、装置構成を小型かつ簡素化できる。
さらに、容器側には、投光用光ファイバ、および受光用光ファイバが接続されているのみであるため、容器側において、電気配線が不要となり、電気配線を敷設する必要がない。そして、発光部および受光部においては、配線抵抗の温度変化、および、電磁ノイズの影響を受けることなく高精度で安定したオゾン濃度の測定ができる。
さらに、容器側には、投光用光ファイバ、および受光用光ファイバが接続されているのみであるため、容器とその周辺の構成が簡素かつ小型となり、オゾン濃度測定装置を狭隘なスペースに設置できる。
さらに、上記のように構成された実施の形態1のオゾン濃度測定装置によれば、
前記容器は、中空の管状部材にて形成され、
前記投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
前記受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置された
ので、
簡易な構成にて容器を形成でき、光の伝播が容易となり、安価で簡素な構成でオゾン濃度の測定を高精度に行うことができる。
さらに、上記のように構成された実施の形態1のオゾン濃度測定装置によれば、
第1受口部、第2受口部、および第3受口部を有するT字状の接続管を、前記容器の一端側および他端側にそれぞれ設置し、
前記容器の前記一端側の前記接続管は、前記第1受口部に前記容器の前記一端側が接続され、前記第2受口部に前記投光用光ファイバが接続され、前記第3受口部が前記被測定ガスの導入部となり、
前記容器の前記他端側の前記接続管は、前記第1受口部に前記容器の前記他端側が接続され、前記第2受口部に前記受光用光ファイバが接続され、前記第3受口部が前記被測定ガスの導出部となる
ので、
接続管により、各光ファイバの容器への設置、被測定ガスの導入および導出を容易かつ簡便に行うことができ、簡易な構造にて構成できる。
さらに、各光ファイバの劣化を抑制し、長期間安定的にオゾン濃度を測定できる。
また、上記のように構成された実施の形態1のオゾン濃度測定方法によれば、
容器の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定方法において、
光を照射する発光部、前記光を受光する受光部、および前記発光部へ発光信号および前記受光部から受光信号の送受信を行う信号処理部が一体に形成された光電センサを準備する光電センサ準備工程と、
前記発光部に接続され前記容器の内部に前記光を導入する投光用光ファイバを準備する投光用光ファイバ準備工程と、
前記容器の内部を通過した前記光を前記受光部に導出する受光用光ファイバを準備する受光用光ファイバ準備工程と、
前記信号処理部の前記受光信号に基づいて前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する演算工程とを備えたので、
温度差に起因する発光強度および受光感度の変化に伴うオゾン濃度の測定精度の低下を抑制できるとともに、配線抵抗の温度変化、および、電磁ノイズの影響を受けることなく高精度で安定したオゾン濃度の測定ができる。
実施の形態2.
図3および図4は、実施の形態2によるオゾン濃度測定装置の容器部分の構成を示す断面図である。図3に示すように、本実施の形態では、上記実施の形態1と比較して容器8に直管部80に加えて、1箇所の曲管部13を有している点が異なる。また他の例として、図4に示すように、容器8は、直管部80に加えて、2箇所の曲管部13A、13Bを有している。
容器8の内壁は、可視光10に対する反射率を高く形成することで、投光用光ファイバ5から照射された可視光10が、容器8の内壁で複数回反射しながら受光用光ファイバ6に向けて伝播する。よって、例え、図3または図4に示すように、直管部80以外に、曲管部13、13A、13Bが存在した場合であっても、可視光10が反射を繰り返すことで伝播でき、上記実施の形態1と同様にオゾン濃度を測定できる。
このように、容器8に曲管部13、13A、13Bを備えることで、オゾン濃度測定装置100の形状の自由度を向上できる。例えば、既設のオゾン発生器の配管に沿った形で適宜、曲管部13、13A、13Bを形成することで、設置の自由度を高めることができる。また、曲管部13、13A、13Bを備えることで、長い光路長の容器8を小さく形成可能であり、比較的小型のオゾン濃度測定装置100であっても高精度なオゾン濃度測定が可能となる。なお、図3および図4の曲管部13、13A、13Bは直角となっているが、曲げ角度は必ずしも直角である必要はなく、任意に決定することができる。例えば円環状に曲げたり、らせん状に曲げることでも同様の効果を得ることができる。
上記のように構成された実施の形態2のオゾン濃度測定装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、
前記容器は、直管部と曲管部とにて形成され、
前記投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
前記受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置された
ので、
オゾン濃度測定装置の形状の自由度を向上できる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3によるオゾン濃度測定装置の光電センサ4の発光部2の発光パターンを示す図である。
本実施の形態では、光電センサ4の発光部2からの可視光10の発光パターンをパルス変調させている。それ以外の構成および動作は上記各実施の形態と同様である。発光部2を連続的に発光させると温度が上昇する場合がある。一般に発光部2(発光素子)の発光強度と波長には温度依存性があるため、オゾン濃度を連続的に測定する際に発光部2の温度が上昇すると測定精度が低下するおそれがある。本実施の形態によれば、発光部2の発光をパルス変調し間欠的に発光させるため、連続発光の場合と比較して発熱が抑制され、温度増加に伴うオゾン濃度の測定精度の低下を抑制できる。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4によるオゾン濃度測定装置の構成を示す図である。本実施の形態では、オゾン濃度測定装置100の光電センサ4および演算部9を計装部14として形成し、容器8側を計測部15とし、分けて形成する点が上記各実施の形態と異なる。このように形成するために、投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6をそれぞれ複数の光ファイバ51、52および光ファイバ61、62にて構成する。そして、それぞれを連結する連結部511、512、および連結部611、612を備える。また、ここでは連結部511、611を計装部14に設置している。
このように形成すれば、計装部14と計測部15とは、投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6の連結部511、512、611、612にて連結され接続されているため、両者は構造的に独立している。よって、計装部14と計測部15とを互いに離間して設置できる。これにより、オゾン濃度測定装置100の設置スペースが限られる狭隘な場所においても設置が可能となり、オゾン濃度の測定が可能となる。また、計測部15には電気機器が一切含まれず、計測部15と計装部14とは各光ファイバ5、6のみによって接続されている。
よって、例えば、計装部14のみを、低電磁ノイズ環境場および風雨の防がれる屋内に設置し、計測部15を例えば屋外の測定する箇所に設置することが可能となる。また、計装部14を例えばオゾン発生システムのような他の装置の制御部と同一箇所に設置することが可能となる。なお、ここでは投光用光ファイバ5および受光用光ファイバ6をそれぞれ2つの光ファイバ51、52、61、62を用いる例を示したが、これに限られることはなく、3つ以上の光ファイバを用いてそれぞれに連結部を形成して設置することも可能である。
また、連結部511、611を計装部14に設置しているので、連結部511、512、611、612の着脱が容易になり光ファイバ51、52、61、62が動いたり曲がったりすることによる光強度の変化を抑制できる
上記のように構成された実施の形態4のオゾン濃度測定装置によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するとともに、
前記投光用光ファイバおよび前記受光用光ファイバは、それぞれ複数の光ファイバにて形成され、それぞれを連結する連結部を備えた
ので、
演算部および光電センサ側と、容器側とを光ファイバにより構造的に分離して形成できるため、演算部および光電センサ側のみを、低電磁ノイズ環境場および風雨の防がれる屋内に設置することが可能となる。また、演算部を他の装置の制御部と一緒に構成することが可能となる。
実施の形態5.
図7は、実施の形態5によるオゾン濃度測定装置の構成を示す図である。本実施の形態は、計装部14は、複数の光電センサ4A、4B、4Cを有し、各光電センサ4A、4B、4Cがそれぞれ独立した計測部15A、15B、15Cを有し、各光ファイバ5、6によってそれぞれ接続されている。それ以外の構成は上記実施の形態4と同様である。
本実施の形態では、オゾン濃度を複数箇所で測定する場合、または、複数のオゾン発生器から発生されるオゾン濃度を測定する場合において、別々の計測部15A、15B、15Cを設置し、各光電センサ4A、4B、4Cにて計測し、計装部14として集約することが可能となり、オゾン発生システムとして簡易な構成にできる。また、演算部9を1つに集約できることから、複数の計測部15に独立した演算部9を備える場合と比較して安価な構成にできる。
上記のように構成された実施の形態5のオゾン濃度測定装置によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するとともに、
前記光電センサを複数備え、
1つの前記光電センサ毎に、前記投光用光ファイバ、前記受光用光ファイバおよび前記容器をそれぞれ備え、
前記演算部は、各前記光電センサに接続された前記容器毎に前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する
ので、
オゾン濃度を複数箇所で測定する場合、また、複数のオゾン発生器から発生されるオゾン濃度を測定する場合において、簡易かつ安価に構成できる。
実施の形態6.
図8は、実施の形態6によるオゾン発生システムの構成を示す図である。図8に示すように、オゾン発生システムでは、原料ガス源20から酸素を含む原料ガス23がオゾン発生器21に供給される。そして、オゾン発生器21で生成されたオゾンが被測定ガス7としてオゾン配管25を通ってオゾン使用設備26に供給される。そして、オゾン発生システムは、オゾン発生器21を制御する制御部22を備えている。オゾン濃度測定装置100は、オゾン配管25を流れるオゾンを被測定ガス7として分岐する形で、被測定ガス7を容器8内に採取し、そのオゾン濃度を測定し、その後にオゾン配管25に返送する。なお、オゾン濃度測定装置100は必ずしも図8のように、オゾン配管25から分岐する形で設置する必要はなく、容器8自体をオゾン配管25として用いることも可能であり、同様に行うことができる。
制御部22は、オゾン濃度測定装置100にて測定されたオゾン濃度の情報を基に、あらかじめ設定されているオゾン濃度のオゾンが安定して供給できるよう、オゾン発生器21の運転条件をフィードバック制御する。なお、制御するオゾン発生条件として、オゾン発生器21に投入する電力、原料ガス23の流量、原料ガス23の組成などがあるが、オゾン発生器21の運転に関わる条件であればこれに限定されるものではない。
オゾン発生システムは、小型かつ簡易な構成で高精度にオゾン濃度を測定可能なオゾン濃度測定装置100によりオゾン発生器21で生成されるオゾンのオゾン濃度をインラインかつリアルタイムに測定できる。また、測定されたオゾン濃度の情報を基にオゾン発生器21をフィードバック制御することで、あらかじめ設定されたオゾン濃度のオゾンを安定してオゾン使用設備26に供給できる。
上記のように構成された実施の形態6のオゾン発生システムによれば、
オゾンを生成し外部に前記被測定ガスとして送出するオゾン発生器と、
前記オゾン発生器から送出され前記被測定ガスを前記容器内に導入し、前記被測定ガスのオゾンの濃度を測定する前記オゾン濃度測定装置と、
前記オゾン濃度測定装置の前記被測定ガスのオゾンの濃度の測定結果に基づいて、前記オゾン発生器を制御する制御部とを備えた
ので、
簡易な構成でオゾン濃度が測定できるため、当該測定したオゾン濃度に応じてあらかじめ設定されたオゾン濃度となるようにオゾン発生器を制御できるとともに、オゾン発生システムを簡便に構築できる。
実施の形態7.
図9は、実施の形態7によるオゾン発生システムの構成を示す図である。本実施の形態は、オゾン使用設備26に導入される上流側のオゾン配管251を通る被測定ガスを第1被測定ガス7Aとし、当該第1被測定ガス7Aのオゾン濃度を測定するための計測部15Aを設置し、さらに、オゾン使用設備26から排出される下流側のオゾン配管252を通る被測定ガスを第2被測定ガス7Bとし、当該第2被測定ガス7Bのオゾン濃度を測定するための計測部15Bを設置する。そして、計測部15Aと計測部15Bが計装部14に各光ファイバ5、6にて接続されている。オゾン濃度測定装置100は計測部15Aと計測部15B、および計装部14とから構成されている。
オゾン濃度測定装置100は、計測部15Aのオゾン濃度、すなわちオゾン使用設備26の上流側の第1被測定ガス7Aのオゾン濃度と、計測部15Bのオゾン濃度、すなわちオゾン使用設備26の下流側の第2被測定ガスのオゾン濃度との両方を測定し、その信号を制御部22に送る。制御部22は、送られたそれぞれのオゾン濃度の情報に応じてオゾン発生器21の運転条件をフィードバック制御する。その他の構成および動作は上記実施の形態6と同様である。
オゾン使用設備26として、例えば水処理槽が挙げられる。本実施の形態では、水処理槽の上流側と下流側とのオゾン濃度を同時に測定することで、オゾン消費量を算出し、下流側への漏洩オゾン量を最小化するなどの高度な制御が可能となる。また、2つの計測部15A、15Bに対して計装部14を共通化して1台とできるため、小型かつ簡易な構成で2箇所におけるオゾン濃度を測定できる。
上記のように構成された実施の形態7のオゾン発生システムによれば、
オゾンを生成し外部に前記被測定ガスとしての第1被測定ガスを送出するオゾン発生器と、
前記オゾン発生器から前記第1被測定ガスを導入して当該オゾンを使用し、前記被測定ガスとしての第2被測定ガスを排出するオゾン使用設備と、
前記オゾン使用設備に導入される前記第1被測定ガスを前記容器内に導入し、前記第1被測定ガスのオゾンの濃度を測定するとともに、前記オゾン使用設備から排出される前記第2被測定ガスを前記容器と異なる前記容器内に導入し、前記第2被測定ガスのオゾンの濃度を測定する上記オゾン濃度測定装置と、
前記オゾン濃度測定装置の前記第1被測定ガスと前記第2被測定ガスとのオゾンの濃度の測定結果に基づいて、前記オゾン発生器を制御する制御部とを備えた
ので、
オゾン使用設備の前後で簡易な構成でオゾン濃度が測定できるため、オゾンの使用量に応じてオゾン発生器のオゾン発生量が最適となるように制御できるオゾン発生システムを構築できる。
簡易な構成であらかじめ設定されたオゾン濃度の被測定ガス(オゾンガス)を発生可能なオゾン発生システムを構築できる。
なお、上記各実施の形態においては、光電センサ4の発光部2および受光部3の配列関係が、容器8の中心軸に対して平行に配列する例を示したが、これに限られることはなく、図10に示すように、発光部2および受光部3の配列関係が、容器8の中心軸に対して垂直に配列してもよい。これにより光電センサ4を小型に構築可能となり、設置の柔軟性が向上する。
なお、演算部9および制御部22は、ハードウエアの一例を図11に示すように、プロセッサ200と記憶装置300から構成される。記憶装置は図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを備える。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を備えてもよい。プロセッサ200は、記憶装置300から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ200にプログラムが入力される。また、プロセッサ200は、演算結果等のデータを記憶装置300の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本開示は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、この明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 信号処理部、10 可視光、100 オゾン濃度測定装置、11A 接続管、11B 接続管、12A ファイバコネクタ、12B ファイバコネクタ、13 曲管部、13A 曲管部、13B 曲管部、14 計装部、15 計測部、15A 計測部、15B 計測部、15C 計測部、2 発光部、20 原料ガス源、21 オゾン発生器、22 制御部、23 原料ガス、25 オゾン配管、251 オゾン配管、252 オゾン配管、26 オゾン使用設備、3 受光部、4 光電センサ、4A 光電センサ、4B 光電センサ、4C 光電センサ、40 筐体、5 投光用光ファイバ、51 光ファイバ、511 連結部、512 連結部、52 光ファイバ、6 受光用光ファイバ、61 光ファイバ、611 連結部、612 連結部、62 光ファイバ、7 被測定ガス、7A 第1被測定ガス、7B 第2被測定ガス、8 容器、80 直管部、9 演算部。

Claims (10)

  1. 容器の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定装置において、
    光を照射する発光部、前記光を受光する受光部、および前記発光部へ発光信号および前記受光部から受光信号の送受信を行う信号処理部が一体に形成された光電センサと、
    前記光電センサに形成された前記発光部に接続され前記容器の内部に前記光を導入する投光用光ファイバと、
    前記容器の内部を通過した前記光を前記光電センサに形成された前記受光部に導出する受光用光ファイバと、
    前記光電センサに形成された前記信号処理部の前記受光信号に基づいて前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する演算部とを備え、
    前記容器は、中空の管状部材にて形成され、
    前記投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
    前記受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置され、
    前記中空の管状部材は、金属、または、外周に反射膜を形成したガラスにより構成され、前記光は、前記中空の管状部材の壁面で反射されながら伝播するオゾン濃度測定装置。
  2. 前記容器は、直管部と曲管部とにて形成され、
    前記投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
    前記受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置される請求項に記載のオゾン濃度測定装置。
  3. 前記光電センサは、前記発光部が波長500nm以上、700nm以下の波長を発する発光ダイオードにより構成されるデジタルファイバセンサである請求項1に記載のオゾン濃度測定装置。
  4. 前記投光用光ファイバおよび前記受光用光ファイバは、それぞれ複数の光ファイバにて形成され、それぞれを連結する連結部を備える請求項1から請求項のいずれか1項に記載のオゾン濃度測定装置。
  5. 前記光電センサ内における前記発光部および前記受光部の配列関係が、前記容器の中心軸に対して平行に配列されるか、または、前記容器の中心軸に対して垂直に配列されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載のオゾン濃度測定装置。
  6. 第1受口部、第2受口部、および第3受口部を有するT字状の接続管を、前記容器の一端側および他端側にそれぞれ設置し、
    前記容器の前記一端側の前記接続管は、前記第1受口部に前記容器の前記一端側が接続され、前記第2受口部に前記投光用光ファイバが接続され、前記第3受口部が前記被測定ガスの導入部となり、
    前記容器の前記他端側の前記接続管は、前記第1受口部に前記容器の前記他端側が接続され、前記第2受口部に前記受光用光ファイバが接続され、前記第3受口部が前記被測定ガスの導出部となる請求項1から請求項のいずれか1項に記載のオゾン濃度測定装置。
  7. 前記光電センサを複数備え、
    1つの前記光電センサ毎に、前記投光用光ファイバ、前記受光用光ファイバおよび前記容器をそれぞれ備え、
    前記演算部は、各前記光電センサに接続された前記容器毎に前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のオゾン濃度測定装置。
  8. オゾンを生成し外部に前記被測定ガスとして送出するオゾン発生器と、
    前記オゾン発生器から送出され前記被測定ガスを前記容器内に導入し、前記被測定ガスのオゾンの濃度を測定する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のオゾン濃度測定装置と、
    前記オゾン濃度測定装置の前記被測定ガスのオゾンの濃度の測定結果に基づいて、前記オゾン発生器を制御する制御部とを備えるオゾン発生システム。
  9. オゾンを生成し外部に前記被測定ガスとしての第1被測定ガスを送出するオゾン発生器と、
    前記オゾン発生器から前記第1被測定ガスを導入して当該オゾンを使用し、前記被測定ガスとしての第2被測定ガスを排出するオゾン使用設備と、
    前記オゾン使用設備に導入される前記第1被測定ガスを前記容器内に導入し、前記第1被測定ガスのオゾンの濃度を測定するとともに、前記オゾン使用設備から排出される前記第2被測定ガスを前記容器と異なる前記容器内に導入し、前記第2被測定ガスのオゾンの濃度を測定する請求項に記載のオゾン濃度測定装置と、
    前記オゾン濃度測定装置の前記第1被測定ガスと前記第2被測定ガスとのオゾンの濃度の測定結果に基づいて、前記オゾン発生器を制御する制御部とを備えるオゾン発生システム。
  10. 容器の内部の被測定ガスのオゾンの濃度を測定するオゾン濃度測定方法において、
    前記容器は、中空の管状部材にて形成され、
    投光用光ファイバは、前記容器の一端側に設置され、
    受光用光ファイバは、前記容器の他端側に設置され、
    前記中空の管状部材は、金属、または、外周に反射膜を形成したガラスにより構成され、光は、前記中空の管状部材の壁面で反射されながら伝播するものであって、
    前記光を照射する発光部、前記光を受光する受光部、および前記発光部へ発光信号および前記受光部から受光信号の送受信を行う信号処理部が一体に形成された光電センサを準備する光電センサ準備工程と、
    前記光電センサに形成された前記発光部に接続され前記容器の内部に前記光を導入する前記投光用光ファイバを準備する投光用光ファイバ準備工程と、
    前記容器の内部を通過した前記光を前記光電センサに形成された前記受光部に導出する前記受光用光ファイバを準備する受光用光ファイバ準備工程と、
    前記光電センサに形成された前記信号処理部の前記受光信号に基づいて前記被測定ガスのオゾンの濃度を演算する演算工程とを備えたオゾン濃度測定方法。
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