JP7461026B2 - 農作業用膝補助装着具 - Google Patents
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Description
これにより、腿裏装着部11を腿部に対して、異なる2点の位置で固定(装着)することになるので、腿裏装着部11の位置ずれを防止することができる。
これにより、第1膝上ベルト14と第2膝上ベルト15の取り付け位置を前後方向でずらしていることで、互いのベルト(第1膝上ベルト14、第2膝上ベルト15)が重ならないように腿部に巻回させることができるので、ベルト(第1膝上ベルト14、第2膝上ベルト15)を巻回し易くなっている。
これにより、装着者1の直立した状態から膝を屈曲した状態までの腿部の太さに対応することができ、第1膝上ベルト14が緩んでしまうことによる腿裏装着部11の位置ずれを防止することができる。
これにより、作業の種類(作業時の膝の屈曲具合)に合わせて、膝部の関節角度を調整することができるので、膝補助装着具10の利便性を向上することができる。
これにより、補助部材13に第1凹部13aを設けることで、装着者1が膝を屈曲した状態となったときに、この第1凹部13aの凹部が膝窩や脹脛などを挟み込むように当接し、腿裏装着部11の腿部円周方向への回転(ずれ)を防止することができる。また、補助部材13に第2凹部13bを設けることで、装着者1の腿裏部が第2凹部13bに沿うようになり、この第2凹部13bの凹部が腿裏部を挟み込むように当接し、腿裏装着部11の腿部円周方向への回転(ずれ)を防止することができる。
なお、「膝窩」とは、膝の裏側の窪んだ部分のことである。
これにより、膝カップ部17を介して、膝部に膝カップベルト18及び膝下ベルト16を巻回させることで、装着者1が膝を屈曲する際に膝下ベルト16がずれてしまうことを防止することができ、腿裏装着部11の腿部円周方向への回転(ずれ)や腿部長手方向へのずれをより防止することができる。
これにより、膝が過度に屈曲されるのを防止することができる。
これにより、膝が過度に屈曲されるのを防止すると共に、腿裏装着部21及び脹脛装着部22(補助部材23)のクッション性によって膝部への負担を軽減することができる。
これにより、脹脛装着部22が農作物と接触し難くなっており、農作物と接触したことによる腿部円周方向への回転(ずれ)や腿部長手方向へのずれを防止すると共に、農作物を痛めてしまうことを防止することができる。また、長靴を履いて作業をしたい場合であっても、脹脛装着部22が邪魔になり難くなっており、膝補助装着具20の利便性を向上することができる。
これにより、膝補助装着具20を装着した装着者1が膝を伸ばして立位している状態や歩行状態において、腿裏装着部21が腿部長手方向へのずれ、すなわち腿裏装着部21のずり下がりを防止することができる。また、膝補助装着具20を装着した装着者1が膝を屈曲している状態において、腿裏装着部21の腿部円周方向への回転(ずれ)を防止することができる。
まず、図1を参照して、第1実施形態の膝補助装着具10について説明する。図1(a)は、膝補助装着具10の概観図であり、図1(b)は、膝補助装着具10の後述する上側面12fから見た側面図である。
また、腿裏装着部11を腿部に対して、異なる2点の位置で固定(装着)することになるので、腿裏装着部11の位置ずれを防止することができる。
このようにすることで、装着者1の直立した状態から膝を屈曲した状態までの腿部の太さに対応することができ、第1膝上ベルト14が緩んでしまうことによる腿裏装着部11の位置ずれを防止することができる。
次に、図2を参照して、補助部材13について説明する。図2(a)は、補助部材13の上面図であり、図2(b)は、図2(a)をA方向から見た補助部材の側面図であり、(c)は、図2(a)をB方向から見た補助部材の側面図である。
また、最上面の補助部材13の腿部長手方向の長さとカバー部材12の表面12aの腿部長手方向の長さとは略同一の長さであり、最下面(本第1実施形態では、5層目)の補助部材13の腿部長手方向の長さとカバー部材12の裏面12bの腿部長手方向の長さとは略同一の長さであり、補助部材13の腿部短手方向の長さとカバー部材12の腿部短手方向の長さとは略同一の長さであり、所定数(本第1実施形態では、5つ)の補助部材13を積層したときの高さ(厚み)とカバー部材12の高さ(厚み)とは略同一の高さ(厚み)である。
また、カバー部材12から補助部材13を抜いた場合、カバー部材12の中で各補助部材13が前後方向に移動して(ずれて)しまう可能性があるが、装着者1が膝を屈曲した状態となると、補助部材13は、上側面12fに押し当てられることにより、前後方向のずれが補正されて揃うことになる。
図3を参照して、膝補助装着具10を装着した装着者1が動作を行なった際の膝補助装着具10の動作を説明する。図3(a)は、装着者1が第1実施形態の膝補助装着具10を装着した際の側面図であり、図3(b)は、第1実施形態の膝補助装着具10を装着した装着者1が膝を屈曲した際の側面図である。
最初に、膝補助装着具10を使用する装着者1の膝を屈曲した際の所望の姿勢(腰の高さ)に応じて、カバー部材12に挿入している補助部材13の数を変更し、腿裏装着部11の厚みを調整する。
そして、腿裏装着部11が裏腿部と脹脛部の間に挟まれることによって、膝が過度に屈曲されるのを防止すると共に、腿裏装着部11(補助部材13)のクッション性によって膝部への負担を軽減することができる。
また、腿裏装着部11(補助部材13)のクッション性によって、膝補助装着具10を装着した装着者1が膝を屈曲した姿勢から立位に戻る、すなわち、立ち上がる際の立ちあがり動作を補助することができる。
また、膝下ベルト16があることにより、腿裏装着部11が腿部円周方向への回転(ずれ)を防止することができる。
なお、この図3(b)では、装着者1が立位から膝を屈曲することにより裏腿部と脹脛部に挟まれて、腿裏装着部11がやや後方に(膝窩から離間する方向に)押し出されることをやや誇張して示している。
また、長靴を履いて作業をしたい場合であっても、腿裏装着部11が邪魔になることがないようになっており、膝補助装着具10の利便性を向上することができる。
図4を参照して、第1実施形態の変形例を説明する。
最初に、使用する装着者1の膝を屈曲した際の所望の姿勢(腰の高さ)に応じて、カバー部材12に挿入している補助部材13の数を調整することで、腿裏装着部11の厚みを調整する。
図5及び図6を参照して、第2実施形態を説明する。
まず、図5を参照して、第2実施形態の膝補助装着具20について説明する。図5は、膝補助装着具20の概観図である。
また、第2実施形態では、上記の通り、腿裏装着部21の第1凹部13aを有する側面がスロープ状(斜面)となっているが、第1実施形態のように、階段状としても良い。
また、作業の種類(作業時の膝の屈曲具合)に合わせて、膝部の関節角度を調整することができるので、膝補助装着具20の利便性を向上することができる。
なお、脹脛装着部22における補助部材23の第1凹部23aにおける両端部分(腿裏装着部21に当接する部分)のことを「第1支持部29a」とする。
なお、脹脛装着部22における補助部材23の装着者1の脹脛部に接する面に対向する面のことを「第2支持部29b」とする。
図6を参照して、膝補助装着具20を装着した装着者1が動作を行なった際の膝補助装着具20の動作を説明する。図6(a)は、装着者1が第2実施形態の膝補助装着具20を装着した際の側面図であり、図6(b)は、第2実施形態の膝補助装着具20を装着した装着者1が膝を屈曲した際の側面図である。
最初に、膝補助装着具20を使用する装着者1の膝を屈曲した際の所望の姿勢(腰の高さ)に応じて、腿裏装着部21における補助部材23の数を調整することで、腿裏装着部21の厚みを調整する。
そして、腿裏装着部21及び脹脛装着部22が裏腿部と脹脛部の間に挟まれることによって、膝が過度に屈曲されるのを防止すると共に、腿裏装着部21及び脹脛装着部22(補助部材23)のクッション性によって膝部への負担を軽減することができる。
また、長靴を履いて作業をしたい場合であっても、脹脛装着部22が邪魔になり難くなっており、膝補助装着具20の利便性を向上することができる。
また、第1膝上ベルト14と第2膝上ベルト15との双方とも左右側面12c、12dに取り付けても良い。このように、第1膝上ベルト14と第2膝上ベルト15との双方とも左右側面12c、12dに取り付けた場合、カバー部材12に挿入する補助部材13を少なくしたときであっても、膝補助装着具10(腿裏装着部11)を太腿にしっかりと取り付けることができる。
10、20 膝補助装着具
11、21 腿裏装着部
12 カバー部材
12a 表面
12b 裏面
12c 左側面
12d 右側面
12e 下側面
12f 上側面
12g 開口部
12h 線ファスナー
12i 鋭角部
13、23 補助部材
13a、23a 第1凹部
13b、23b 第2凹部
14、24 第1膝上ベルト
15、25 第2膝上ベルト
16、26 膝下ベルト
17 膝カップ部
18 膝カップベルト
22 脹脛装着部
27 結束ベルト
28 連結部
29a 第1支持部
29b 第2支持部
Claims (10)
- 腿裏部に装着するクッション性を有した補助部材からなる腿裏装着部と、装着者の膝部よりも上の位置に巻回される膝上ベルトと、装着者の膝部より下の位置に巻回される膝下ベルトと、を備えた膝補助装着具において、
前記腿裏装着部は、
装着者の腿裏に接する接触面と、装着時に前記接触面の上側に位置する上側面と、装着時に前記上側面の反対側に位置する下側面と、前記上側面及び前記下側面の間に位置する2つの側面を少なくとも含む立体形状であり、
前記膝上ベルトは、
前記腿裏装着部において、前記側面に取り付けられた第1膝上ベルトと、前記接触面に取り付けられた第2膝上ベルトとによって構成され、
前記膝下ベルトは、
前記腿裏装着部において、前記第1膝上ベルトが取り付けられている面及び前記第2膝上ベルトが取り付けられている面とは異なる面に取り付けられていることを特徴とする膝補助装着具。 - 前記第2膝上ベルトは、
前記第1膝上ベルトよりも膝部寄りの位置に取り付けられ、
前記第1膝上ベルトと前記第2膝上ベルトは、
互いが重ならないように巻回されて装着者に固定されることを特徴とする請求項1に記載の膝補助装着具。 - 前記第1膝上ベルトは、
前記第2膝上ベルトに比べて伸長し易い部材からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の膝補助装着具。 - 前記腿裏装着部は、
複数の前記補助部材が積層された複層構造を有し、
前記補助部材は、
前記腿裏装着部の厚みを調整するために着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の膝補助装着具。 - 前記補助部材は、
装着者の身体と接触する部分に、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の膝補助装着具。 - 前記膝補助装着具は、
装着者の膝部を保護する膝カップ部と、前記膝カップ部を装着者の膝部に取り付ける膝カップベルトを備え、
前記膝カップベルトは、
前記膝カップ部の前面側に巻回されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の膝補助装着具。 - 腿裏部に装着するクッション性を有した補助部材からなる腿裏装着部と、装着者の膝部よりも上の位置に巻回される膝上ベルトと、装着者の膝部より下の位置に巻回される膝下ベルトと、を備えた膝補助装着具において、
脹脛部に装着する脹脛装着部を更に備え、
前記腿裏装着部は、
装着者の腿裏に接する接触面と、装着時に前記接触面の上側に位置する上側面と、装着時に前記上側面の反対側に位置する下側面と、前記上側面及び前記下側面の間に位置する2つの側面を少なくとも含む立体形状であり、
前記膝上ベルトは、
前記腿裏装着部において、前記側面に取り付けられた第1膝上ベルトと、前記接触面に取り付けられた第2膝上ベルトとによって構成され、
前記脹脛装着部は、
連結部を介して前記腿裏装着部に屈曲可能に連結され、前記膝下ベルトによって脹脛部に固定されることを特徴とする膝補助装着具。 - 前記脹脛装着部は、
クッション性を有した補助部材によって構成されていることを特徴とする請求項7に記載の膝補助装着具。 - 前記脹脛装着部の厚みは、
前記腿裏装着部の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の膝補助装着具。 - 前記腿裏装着部は、
装着者の膝部側であって前記接触面と略垂直な底面を有し、
前記脹脛装着部は、
装着者が膝を伸ばして立位している状態のときには、前記腿裏装着部の前記底面を支持する上面支持部と、
装着者が膝を屈曲している状態のときには、前記腿裏装着部の前記下側面を支持する平面支持部と、を有することを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れか1項に記載の膝補助装着具。
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