JP7459711B2 - 真空ポンプの堆積物の解析装置、真空ポンプシステムおよび解析プログラム - Google Patents

真空ポンプの堆積物の解析装置、真空ポンプシステムおよび解析プログラム Download PDF

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Description

本発明は、真空ポンプの堆積物の解析装置、真空ポンプシステムおよび解析プログラムに関する。
真空ポンプでは、排気されるガスが流れる流路に堆積物が堆積することにより、排気能力が低下し得る。ターボ分子ポンプでは、このような堆積物が堆積するのを防ぐため、ヒータによるベースおよび固定翼等の加熱を行っている(特許文献1参照)。また、検出されたポンプベース部の温度、または、回転体を回転駆動するモータのモータ電流値に基づいて、メンテナンス時期を推定することが提案されている(特許文献2および3参照)。
特開2018-35686号公報 特開2017-194040号公報 国際公開第2013/161399号
より簡便な処理により、真空ポンプに堆積した堆積物の量についての情報が得られることが望ましい。
本発明の第1の態様は、排気を行っている真空ポンプから得られた第1データに基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の量についての情報を生成する情報生成部を備え、前記第1データは、前記真空ポンプに配置された加熱部の動作の時間的変化を示すデータである、真空ポンプの堆積物の解析装置に関する。
本発明の第2の態様は、第1の態様の真空ポンプの堆積物の解析装置を備える真空ポンプシステムに関する。
本発明の第3の態様は、排気を行っている真空ポンプから得られたデータに基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の量についての情報を生成する情報生成処理を、コンピュータに行わせるための解析プログラムであって、前記第1データは、前記真空ポンプに配置された加熱部の動作の時間的変化を示すデータである、解析プログラムに関する。
本発明の第4の態様は、排気を行っている真空ポンプから得られたデータに基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の種類についての情報を生成する情報生成部と、前記情報を出力する出力制御部とを備える、真空ポンプの堆積物の解析装置に関する。
本発明によれば、より簡便に、真空ポンプに堆積した堆積物の量についての情報を提供することができる。
図1は、一実施形態の真空ポンプシステムを示す概念図である。 図2は、制御部の構成を示す概念図である。 図3は、情報処理部の構成を示す概念図である。 図4は、堆積物の量および種類の導出を説明するための概念図である。 図5は、一実施形態に係る堆積物の解析方法の流れを示す概念図である。 図6は、変形例に係る堆積物の量の導出を説明するための概念図である。 図7は、解析プログラムの提供を説明するための概念図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
-実施形態-
図1は、本実施形態の真空ポンプシステムの構成を示す概念図である。真空ポンプシステム1000は、ターボ分子ポンプ100と、情報処理部200とを備える。ターボ分子ポンプ100は、真空排気を行うポンプ部1と、ポンプ部1を駆動制御する制御部2とを備える。
ポンプ部1は、回転翼41と固定翼31とで構成されるターボポンプ段と、円筒部42とステータ32とで構成されるドラッグポンプ段(ネジ溝ポンプ段)とを有している。ネジ溝ポンプ段においては、ステータ32または円筒部42にネジ溝が形成されている。回転側排気機能部である回転翼41および円筒部42はポンプロータ4に形成されている。ポンプロータ4はシャフト5に締結されている。ポンプロータ4とシャフト5とによって回転体ユニット45が構成される。
複数段の固定翼31は、軸方向に対して回転翼41と交互に配置されている。各固定翼31は、スペーサリング33を介してベース3上に載置される。ポンプケーシング30をベース3にボルト固定すると、積層されたスペーサリング33がベース3とポンプケーシング30の係止部30aとの間に挟持され、固定翼31が位置決めされる。ベース3には排気口38aが形成された排気管38が設けられている。
図1に示すターボ分子ポンプ100は磁気浮上式のターボ分子ポンプであり、回転体ユニット45は、ベース3に設けられた磁気軸受34、35、36によって非接触支持される。
回転体ユニット45はモータMにより回転駆動される。磁気軸受34、35、36が作動していない時には、回転体ユニット45は非常用のメカニカルベアリング37a、37bによって支持される。ベース3の外周には、ベース3の温度を制御するためのヒータ51および不図示の冷却水配管が設けられている。ベース3の温度は温度センサ56によって検出される。温度センサ56による検出の検出信号は、制御部2に入力される。この際、検出信号は温度センサ56または制御部2で適宜アナログ/デジタル(Analog/Digital;A/D)変換される。
図2は、制御部2の構成を示す概念図である。制御部2は、ポンプコントローラ21と、温度コントローラ22と、通信部23とを備える。
ポンプコントローラ21は、モータMおよび磁気軸受34、35、36に電気的に接続されており、モータMおよび磁気軸受34、35、36を制御する。
温度コントローラ22は、ベース3の温度を制御する。温度コントローラ22は、ヒータ51と、温度センサ56と、電磁弁61と電気的に接続されている。電磁弁61は、ベース3を冷却する不図示の冷却水配管に設けられた電磁弁であり、冷却水の流れを制御する。温度コントローラ22は、温度センサ56で検出したベース3の温度に基づいてヒータ51への通電または電磁弁61の開閉を制御することで、ベース3の温度が設定温度T1になるように制御する。
通信部23は、情報処理部200と通信可能な通信装置を備える。情報処理部200から、通信部23を介して、設定温度T1の値、および、運転の開始または終了を指示する信号等がポンプコントローラ21に入力される。ポンプコントローラ21は、運転の開始を指示する信号を受信すると、ポンプ部1の各部に電力を供給する不図示の電源部を起動するとともに、温度コントローラ22に設定温度T1の値と、温度制御の開始を指示する信号とを出力する。
温度コントローラ22は、ポンプコントローラ21から温度制御の開始を指示する信号を受信すると、ベース3の温度制御を開始する。すなわち、温度コントローラ22は、ターボ分子ポンプ100の運転開始時にベース3が設定温度T1に達するまでは冷却水を流さずにヒータ51で加熱するようにヒータ51および電磁弁61を制御する。そして、温度コントローラ22は、ベース3の温度が設定温度T1に達すると、ポンプコントローラ21に回転体ユニット45の回転の開始を指示する信号を出力する。
ポンプコントローラ21は、温度コントローラ22からの上記信号を受信した後、回転体ユニット45を磁気浮上させつつモータMを起動する。
温度コントローラ22は、冷却水による冷却とヒータ51による加熱とによってベース3を設定温度T1に維持するようにヒータ51および電磁弁61を制御する。具体的には、温度コントローラ22は、温度センサ56で検出したベース3の温度が設定温度T1に達すると昇温制御を中止して保温制御を開始する。この保温制御は、ヒータ51への通電制御と、電磁弁61の開閉制御により、ベース3の温度が設定温度T1に保持されるような温調制御である。
ターボ分子ポンプ100では、ベース3の温度が十分に上昇した状態で回転体ユニット45を安定して運転できるようにするために、熱膨張等を考慮して各部のクリアランスが設定されている。ベース3の昇温が不十分のまま排気を行うと、ガスの昇華により流路に堆積物が堆積し、クリアランスが狭くなることにより、回転体ユニット45の回転が不安定になるおそれがある。この点は、半導体製造装置においてエッチングプロセスが行われる真空容器の排気を行う場合に特に問題となる。ターボ分子ポンプ100では、ヒータ51の加熱により、堆積物の堆積を抑制している。
温度コントローラ22は、ベース3の温度を設定温度T1に制御する際、ベース3の温度が設定温度T1に近づくように、ヒータ51のオンオフを繰り返す。温度コントローラ22は、温度センサ56から得られたベース3の温度を示すデータを、通信部23を介し情報処理部200に送信する。このデータを、温度データと呼ぶ。
さらに、温度コントローラ22は、ベース3に配置されたヒータ51がオン状態にあるかまたはオフ状態にあるかを示すデータを、通信部23を介し情報処理部200に送信する。このデータを、温度制御データと呼ぶ。
情報処理部200は、電子計算機等の情報処理装置を備え、真空ポンプシステム1000のユーザー(以下、単に「ユーザー」と呼ぶ)とのインターフェースとなる他、様々なデータに関する通信、記憶または演算等の処理を行う。
図3は、情報処理部200の構成を示す概念図である。情報処理部200は、入力部210と、通信部220と、記憶部230と、表示部240と、制御/処理部250とを備える。記憶部230は、参照データベース(Database;DB)231を備える。制御/処理部250は、運転制御部260と、情報生成部270と、出力制御部280とを備える。情報処理部200は、ターボ分子ポンプ100で得られたデータの処理を行うコンピュータ、真空ポンプから得られたデータの解析装置、および、真空ポンプの堆積物の解析装置として機能する。
入力部210は、マウス、キーボード、各種ボタンまたはタッチパネル等の入力装置を備える。入力部210は、制御/処理部250の処理に必要な情報を、ユーザーから受け付ける。通信部220は、制御部2と通信可能な通信装置を備え、制御/処理部50の処理に関するデータ等を適宜送受信する。
記憶部230は、記憶媒体を備え、制御/処理部250が処理を実行するためのプログラムおよびデータを記憶する。このプログラムには、後述する情報生成部270の処理を行うための解析プログラムが含まれる。記憶部230の参照DB231については後述する。
なお、真空ポンプシステム1000が用いるデータの一部は遠隔のサーバ等に保存してもよく、解析プログラムにより行われる演算処理の少なくとも一部は遠隔のサーバ等で行ってもよい。
表示部240は、液晶モニタ等の表示装置を含んで構成される。表示部240は、情報生成部270が生成した情報等を、出力制御部53の制御により、表示装置に表示する。
制御/処理部250は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサおよびメモリ等の記憶媒体を備える。当該プロセッサは、記憶部230等に記憶されたプログラムをメモリに読み込んで実行し、ターボ分子ポンプ100を制御したり、ターボ分子ポンプ100で得られたデータを処理する等、真空ポンプシステム1000の動作の主体となる。
なお、本実施形態に係る制御/処理部250の処理を行うことができれば、制御/処理部250の物理的構成は特に限定されない。
制御/処理部250の運転制御部260は、制御部2に信号を送信することによりターボ分子ポンプ100の運転操作を制御する。例えば、運転制御部260は、入力部210を介した入力等に基づいて、ターボ分子ポンプ100の運転に関する条件を設定し、当該条件が満たされるようにターボ分子ポンプ100が動作を行うよう、制御部2に信号を送信する。
制御/処理部250の情報生成部270は、排気を行っているターボ分子ポンプ100から得られたデータに基づいて、ターボ分子ポンプ100の流路に堆積した物質の量および種類の少なくとも一つについての情報を生成する。以下では、この情報を、堆積物情報と呼ぶ。以下の例のように、情報生成部270は、温度コントローラ22が保温制御を行っているときに堆積物情報の生成を行うことが好ましい。
図4は、情報生成部270による、堆積物の量および種類を導出する方法を説明するための概念図である。情報生成部270は、上述の温度データおよび温度制御データを参照する。情報生成部270は、必要に応じて、温度データを加工し、ベース3の温度の時間的変化を示す温度データとする。温度グラフ300は、当該温度データに対応するグラフであり、横軸に時間、縦軸に各時間におけるベース3の温度を示している。情報生成部270は、必要に応じて、温度制御データを加工し、ヒータ51がオン状態にあるかまたはオフ状態にあるかの時間的変化を示す温度制御データとする。温度制御グラフ400は、当該温度制御データに対応するグラフであり、横軸に時間、縦軸に各時間におけるヒータ電流を示している。ここで、ヒータ電流は、ヒータ51が電気ヒータのときの、電熱線を流れる電流である。
なお、ヒータ51の種類は、電気ヒータに特に限定されない。
温度制御グラフ400では、期間P1においてヒータ51がオン状態であり、期間P2においてヒータ51がオフ状態であることが示されている。温度グラフ300では、この点に対応して、期間P1ではヒータ51の加熱によりベース3の温度が上昇し、期間P2では、冷却水配管を通る冷却水による冷却または自然冷却による空冷によりベース3の温度が低下する。図4の例では、温度コントローラ22は、ベース3の温度がベース3の設定温度T1よりも所定の値以上高くなると加熱から冷却に切り替え、ベース3の温度がベース3の設定温度T1よりも所定の値以上低くなると冷却から加熱に切り替えている。
なお、図4の各グラフのプロットはわかりやすく説明するための例示であり、本実施形態に係る解析方法はこれらのグラフの内容に限定されない。
記憶部230の参照DB231(図3)には、参照データが記憶されている。参照データでは、堆積物の量または種類と、ターボ分子ポンプに当該堆積物が堆積しているときのベースに配置されたヒータの動作を示す情報とが対応付けられている。この情報を、参照情報と呼ぶ。流路に堆積物が堆積していると、ヒータ51の加熱に関与する実効的な熱容量等が変化する。そのため、保温制御が行われる際のヒータ51の動作は変化し、温度制御データに反映される。参照情報は、ターボ分子ポンプに特定の種類の堆積物が特定の量堆積しているときの温度制御データの特徴量を含むことができる。例えば、参照情報は、ターボ分子ポンプに特定の種類の堆積物が特定の量堆積しているときの温度制御グラフの波形を示すデータとすることができる。あるいは、参照情報は、ターボ分子ポンプに特定の種類の堆積物が堆積しているときの期間P1と期間P2の相対的な長さを示す値とすることができ、期間P1、P2の長さをそれぞれL1、L2とすると、比率L1/L2または比率L2/L1とすることができる。参照情報は、ターボ分子ポンプに特定の種類の堆積物が特定の量堆積しているときのL1またはL2を含むこともできる。
図4に戻って、情報生成部270は、温度制御データと、参照データとの比較に基づいて、ターボ分子ポンプ100の堆積物の量および種類を導出することができる。例えば、参照データに堆積物の種類ごとのL1/L2の値が示されている場合には、情報生成部20は、温度制御データから算出されたL1/L2の値に最も近いL1/L2の値を有する物質を、ターボ分子ポンプ100の堆積物と導出することができる。さらに、情報生成部270は、参照データに堆積量の指標としてL1またはL2が示されている場合には、L1またはL2の値により堆積物の量を導出することができる。その他、任意の波形の解析方法を用いて温度制御データと参照データの類似度を算出し、最も類似度の高い堆積物を参照DB231から抽出してもよい。図4では、温度制御データと参照データとの比較を矢印A1で模式的に示した。
情報生成部270は、導出された堆積物の量および種類を示す堆積物情報を生成し、記憶部230等に記憶させる。堆積物情報の表現方法は特に限定されないが、例えば、導出された堆積物の名称および量を含むことができる。堆積物情報では、想定される複数の堆積物の種類を示してもよい。この際、上述の類似度等に基づいて、適宜可能性の高いものから順番に示すこともできる。
出力制御部53(図3)は、堆積物情報を表示部44に表示させたり、通信部220を介して送信したりすることにより、堆積物情報を出力する。情報生成部270による堆積物情報の生成および出力制御部53による堆積物情報の出力は、予め定められた時間に、若しくは予め定められた時間間隔で行ってもよいし、または、入力部210を介してユーザーからの入力があったときに行ってもよい。
ユーザーは、出力された堆積物情報を確認し、利用することができる。例えば、ユーザーは、堆積物情報を用いてメンテナンスが必要となる時期を算出することで、より正確に当該時期を予測することができる。
図5は、本実施形態に係る真空ポンプの堆積物の解析方法の流れを示すフローチャートである。ステップS1001において、運転制御部260は、制御部2に信号を送信し、ターボ分子ポンプ100による排気を開始させる。ステップS1001が終了したら、ステップS1003が開始される。ステップS1003において、情報生成部270は、温度制御データを取得し、適宜メモリ等の記憶媒体に格納する。ステップS1003が終了したら、ステップS1005が開始される。
ステップS1005において、情報生成部270は、参照データを参照する。ステップS1005が終了したら、ステップS1007が開始される。ステップS1007において、情報生成部270は、温度制御データと、参照データとに基づいて、堆積物情報を生成する。ステップS1007が終了したら、ステップS1009が開始される。ステップS1009において、出力制御部280は、堆積物情報を表示部44の表示装置に表示させる。ステップS1009が終了したら、処理が終了される。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)本実施形態に係る真空ポンプの堆積物の解析装置(情報処理部200)および真空ポンプシステム1000は、排気を行っているターボ分子ポンプ100から得られた温度制御データに基づいて、ターボ分子ポンプ100の流路に堆積した物質の種類についての情報を含む堆積物情報を生成する情報生成部270を備える。これにより、ターボ分子ポンプ100に堆積した堆積物の種類についての情報をユーザー等に提供することができる。
(2)本実施形態に係る真空ポンプの堆積物の解析装置(情報処理部200)において、温度制御データは、ターボ分子ポンプ100に配置された加熱部であるヒータ51の動作の時間的変化を示すデータである。これにより、堆積物ごとの加熱制御への影響に基づいて、堆積物の量および種類を導出することができる。
(3)本実施形態に係る真空ポンプの堆積物の解析装置(情報処理部200)において、温度制御データは、ヒータ51がオン状態にあるかまたはオフ状態にあるかを示すデータである。これにより、堆積物ごとの、加熱制御におけるオン/オフの切替への影響に基づいて、堆積物の量および種類を導出することができる。
(4)本実施形態の真空ポンプの堆積物の解析装置(情報処理部200)において、ヒータ51は、電気ヒータとすることができ、温度制御データは、ヒータ51を流れる電流の時間的変化を示すデータである。これにより、ヒータ51の出力についての情報を正確に得ることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、上述の実施形態と組み合わせることが可能である。以下の変形例において、上述の実施形態と同様の構造、機能を示す部位等に関しては、同一の符号で参照し、適宜説明を省略する。
(変形例1)
上述の実施形態では、情報生成部270は、ベース3の温度を制御するためのヒータ51についての温度制御データを用いて堆積物情報を生成した。しかし、固定翼31または排気管38の温度を制御するためのヒータについての温度制御データを用いて堆積物情報を生成してもよい。この場合の堆積物情報の生成もベース3の場合と同様に行うことができる。固定翼31の温度を制御するためのヒータは、ポンプケーシング30の外周等に配置することができる。排気管38の温度を制御するためのヒータは、排気管38の外周等に配置することができる。また、ベース3、固定翼31または排気管38のそれぞれについての温度制御データを複数組み合わせて堆積物情報を生成してもよい。代替的または追加的に、ターボ分子ポンプ100の任意の1以上の位置に配置されたヒータについての温度制御データを用いて堆積物情報を生成してもよい。
(変形例2)
上述の実施形態では、ターボ分子ポンプ100が磁気浮上型のターボ分子ポンプとして説明した。しかし、上述の実施形態の堆積物の解析方法は、温度制御が行われる真空ポンプであって、流路に堆積物が堆積する可能性のあるものであれば適用できる。例えば、上述の実施形態の解析方法は、玉軸受型のターボ分子ポンプにも適用することができる。
(変形例3)
上述の実施形態では、情報生成部270が、ターボ分子ポンプ100の流路の堆積物の量および種類を導出する構成としたが、当該量または種類のいずれか一方のみを導出する構成としてもよい。
(変形例4)
上述の実施形態では、参照データにおいて、堆積物の量または種類と、ターボ分子ポンプに当該堆積物が堆積しているときのヒータの動作を示す情報とが対応付けられている構成とした。しかし、参照データは、堆積物の量の変化の閾値を含んでもよい。この場合、情報生成部270は以下のようにターボ分子ポンプ100の流路の堆積物の量を導出することができる。
情報生成部270は、入力部210を介した入力等に基づいて、ターボ分子ポンプ100の使用を開始したときまたはメンテナンス後に使用を再開したときの期間P1と期間P2(後述する図6参照)を合わせた期間の長さを記憶部230等に記憶させる。この長さをヒータオン周期と呼び、特に上記使用を開始したときまたはメンテナンス後に上記使用を再開したときのヒータオン周期を基準ヒータオン周期と呼ぶ。基準ヒータオン周期は、流路に堆積物が実質的にないときのヒータオン周期であることが好ましい。
なお、ヒータオン周期の代わりに、期間P1の長さまたは期間P2の長さ等のヒータのオン/オフの間隔の長さを示す任意の数値を用いることができる。
情報生成部270は、その後、ターボ分子ポンプ100の運転中に、定期的にまたは入力部210を介した入力に応じて、上記ヒータオン周期を算出し記録する。
参照DB231には、参照データとして、メンテナンスが必要となる、堆積物の量の変化の閾値が記憶されている。この閾値をメンテナンス閾値と呼ぶ。情報生成部270は、算出されたヒータオン周期を基準ヒータオン周期で割った数値を算出する。情報生成部270は、当該数値がメンテナンス閾値以上またはメンテナンス閾値を超えていれば、堆積物が多くターボ分子ポンプ100のメンテナンスが必要であることを示す堆積物情報を生成する。情報生成部270は、当該数値がメンテナンス閾値以下または未満であれば、堆積物が多くなくターボ分子ポンプ100のメンテナンスが必要でないことを示す堆積物情報を生成することができる。
図6は、本変形例のメンテナンス時期の算出方法を説明するための概念図である。図6上段の温度制御グラフ401は、ターボ分子ポンプ100の使用を開始したとき等、堆積物の量が少ない場合の温度制御グラフである。図6下段の温度制御グラフ402は、使用により流路に堆積物が堆積した場合の温度制御グラフである。温度制御グラフ402では、温度制御グラフ401に比べて、堆積物の増加による熱容量の増加を反映し、ヒータオン周期(P1とP2を合わせた期間)が長くなる。
出力制御部280は、表示部240を制御し、生成された堆積物情報を表示する。メンテナンスが必要な場合、音またはポップアップメッセージ等でユーザーに警告してもよい。
このように、ヒータオン周期等の温度制御データの特徴量を用い、予め設定されたメンテナンス閾値と比較を行うことで、少ない計算量で効率的にメンテナンス時期を算出することができる。
なお、堆積物の量が一定以上変化したことを、メンテナンス閾値を用いた条件を満たすか否かにより検出することができれば、メンテナンス閾値の設定方法は特に限定されない。例えば、メンテナンス閾値として、測定されたヒータオン周期と基準ヒータオン周期との差に閾値を設定してもよい。また、流路の堆積物が多いほどメンテナンス閾値が低くなるようにアルゴリズムを設定してもよい。
(変形例5)
真空ポンプシステム1000の情報処理機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された、上述した情報生成部270の処理およびそれに関連する処理の制御に関するプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行させてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等の可搬型記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクまたはソリッドステートドライブ(Solid State Drive; SSD)等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものを含んでもよい。また上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせにより実現するものであってもよい。
また、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)等に適用する場合、上述した制御に関するプログラムは、CD-ROMまたはDVD-ROM等の記録媒体やインターネット等のデータ信号を通じて提供することができる。図7はその様子を示す図である。PC950は、CD-ROM953を介してプログラムの提供を受ける。また、PC950は通信回線951との接続機能を有する。コンピュータ952は上記プログラムを提供するサーバーコンピュータであり、ハードディスク等の記録媒体にプログラムを格納する。通信回線951は、インターネット、パソコン通信などの通信回線、あるいは専用通信回線などである。コンピュータ952はハードディスクを使用してプログラムを読み出し、通信回線951を介してプログラムをPC950に送信する。すなわち、プログラムをデータ信号として搬送波により搬送して、通信回線951を介して送信する。このように、プログラムは、記録媒体または搬送波などの種々の形態のコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供給できる。
(態様)
上述した複数の例示的な実施形態またはその変形は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係る真空ポンプの堆積物の解析装置は、排気を行っている真空ポンプから得られた第1データ(温度制御データ)に基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の量についての情報を生成する情報生成部を備え、前記第1データは、前記真空ポンプに配置された加熱部の動作の時間的変化を示すデータである。これにより、この解析装置は、簡便な処理により真空ポンプに堆積した堆積物の量についての情報を提供することができる。
(第2項)他の一態様に係る真空ポンプの堆積物の解析装置では、第1項の態様の真空ポンプの堆積物の解析装置において、前記第1データは、前記加熱部がオン状態にあるかまたはオフ状態にあるかを示すデータとすることができる。これにより、この解析装置は、堆積物の、加熱制御におけるオン/オフの切替への影響に基づいて、堆積物の量を導出することができる。
(第3項)他の一態様に係る真空ポンプの堆積物の解析装置では、第1項または第2項の態様の真空ポンプの堆積物の解析装置において、前記加熱部は電気ヒータを備え、前記第1データは、前記加熱部を流れる電流の時間的変化を示すデータである。これにより、この解析装置は、加熱部の出力についての正確な情報を得ることができる。
(第4項)他の一態様に係る真空ポンプの堆積物の解析装置では、第1項の態様の真空ポンプの堆積物の解析装置において、前記情報生成部は、真空ポンプに配置された加熱部の動作の時間的変化を示す第2データ(参照情報に対応)と物質の量とが対応づけられた参照データを参照し、前記第1データと前記第2データとを比較して、前記物質の量を推定することができる。これにより、この解析装置は、予め得られたデータを利用して、真空ポンプに堆積した堆積物の量についてのさらに正確な情報を提供することができる。
(第5項)他の一態様に係る真空ポンプの堆積物の解析装置では、第1項から第4項までいずれかの態様の真空ポンプの堆積物の解析装置において、前記真空ポンプは、ターボ分子ポンプとすることができる。ターボ分子ポンプでは、流路に堆積物が堆積し得るため、上記態様を特に好ましく適用することができる。
(第6項)一態様に係る真空ポンプシステムは、第1項から第5項までいずれかの態様の真空ポンプの堆積物の解析装置を備える。これにより、この真空ポンプシステムは、簡便な処理により真空ポンプに堆積した堆積物の量についての情報を提供することができる。
(第7項)一態様に係る解析プログラムは、排気を行っている真空ポンプから得られた第1データに基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の量についての情報を生成する情報生成処理(図5のフローチャートのステップS1007に対応)を、コンピュータに行わせるための解析プログラムであって、前記第1データは、前記真空ポンプに配置された加熱部の動作の時間的変化を示すデータである。これにより、このコンピュータは、簡便な処理により真空ポンプに堆積した堆積物の量についての情報を提供することができる。
(第8項)一態様に係る真空ポンプの堆積物の解析装置は、排気を行っている真空ポンプから得られたデータ(温度制御データ)に基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の種類についての情報を生成する情報生成部と、前記情報を出力する出力制御部とを備える。これにより、この解析装置は、真空ポンプに堆積した堆積物の種類についての情報を提供することができる。
上記では、種々の実施形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、各実施形態および変形例は、それぞれ単独で適用しても良いし、組み合わせて用いても良い。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 ポンプ部
2 制御部
3 ベース
21 ポンプコントローラ
22 温度コントローラ
30 ポンプケーシング
31 固定翼
38 排気管
51 ヒータ
56 温度センサ
100 ターボ分子ポンプ
200 情報処理部
230 記憶部
231 参照DB
240 表示部
250 制御/処理部
270 情報生成部
280 出力制御部
300 温度グラフ
400,401,402 温度制御グラフ
1000 真空ポンプシステム

Claims (4)

  1. 排気を行っている真空ポンプから得られたヒータオン周期に基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した堆積物の量についての堆積物情報を生成する情報生成部を備え、
    前記ヒータオン周期は、前記真空ポンプに配置されたヒータがオン状態である期間と前記ヒータがオフ状態である期間を合わせた期間の長さであり、
    前記堆積物情報は、メンテナンスが必要であることを示す情報、またはメンテナンスが必要でないことを示す情報であり、
    前記情報生成部は、堆積物がないときの前記ヒータオン周期である基準ヒータオン周期を記憶し、
    前記情報生成部は、前記ヒータオン周期を前記基準ヒータオン周期で割った値、または前記ヒータオン周期と前記基準ヒータオン周期の差と、予め記憶されたメンテナンスが必要となる、堆積物の量の変化の閾値であるメンテナンス閾値と、を比較することによって、前記堆積物情報を生成する
    真空ポンプの堆積物の解析装置。
  2. 請求項1に記載の真空ポンプの堆積物の解析装置において、
    前記真空ポンプは、ターボ分子ポンプである、真空ポンプの堆積物の解析装置。
  3. 請求項1または2に記載の真空ポンプの堆積物の解析装置を備える真空ポンプシステム。
  4. 排気を行っている真空ポンプから得られたヒータオン周期に基づいて、前記真空ポンプの流路に堆積した物質の量についての堆積物情報を生成する情報生成処理を、コンピュータに行わせるための解析プログラムであって、
    前記ヒータオン周期は、前記真空ポンプに配置されたヒータがオン状態である期間と前記ヒータがオフ状態である期間を合わせた期間の長さであり、
    前記堆積物情報は、メンテナンスが必要であることを示す情報、またはメンテナンスが必要でないことを示す情報であり、
    前記情報生成処理は、堆積物がないときの前記ヒータオン周期である基準ヒータオン周期を記憶し、
    前記情報生成処理は、前記ヒータオン周期を前記基準ヒータオン周期で割った値、または前記ヒータオン周期と前記基準ヒータオン周期の差と、予め記憶されたメンテナンスが必要となる、堆積物の量の変化の閾値であるメンテナンス閾値と、を比較することによって、前記堆積物情報を生成する
    解析プログラム。
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