JP7458252B2 - 車両重量推定装置、車両及び車両重量推定方法 - Google Patents

車両重量推定装置、車両及び車両重量推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両重量推定装置および車両に関する。
近年、自動車などの車両では、例えばその運転の安全性および快適性を高めるための種々の制御が行われている。このような車両の運転に係る制御を適切に実施するために、走行中の車両の質量(以下、車重または車両重量とも言う)を推定する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000-074727号公報(2000年3月14日公開) 特開2013-152170号公報(2013年8月8日公開)
しかしながら、従来の技術は、車両の車重を精度よく推定する観点において改善の余地を有していた。
本発明の一態様は、走行中の車両の重量を精度よく推定可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両重量推定装置は、車両重量推定装置であって、車両の前後方向の加速度を取得する加速度取得部と、前記車両の駆動トルクを取得するトルク取得部と、前記加速度の微分値である加速度微分値および前記駆動トルクの微分値である駆動トルク微分値を取得する微分値取得部と、前記加速度微分値および前記駆動トルク微分値を用いて、運動方程式の微分式に基づき、前記車両の重量を推定する第一の車両重量推定部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、走行中の車両の重量を精度よく推定することができる。
本発明の実施形態1に係る車両の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態1に係る車重推定装置の構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る車両重量推定部の構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る車重推定装置の構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る車両重量推定部の構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る車両重量推定部の構成を模式的に示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
[車両の構成]
図1は、本発明の実施形態1に係る車両の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、車両900は、懸架装置(サスペンション)100、車体200、車輪300、タイヤ310、操舵部材410、ステアリングシャフト420、ステアリングシャフト420に印加される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ430、舵角センサ440、車速(V)を検出する車速センサ450、トルク印加部460、ラックピニオン機構470、ラック軸480、エンジン500、ECU(Electronic Control Unit)600、発電装置700およびバッテリ800を備えている。車両900の前方の二つの車輪300A、300Bは、転舵輪である。ECU600は、車両重量推定装置に該当している。
なお、符号中のアルファベットA~Eは、それぞれ、車両900における位置を表している。Aは、車両900の左前の位置を表し、Bは、車両900の右前の位置を表し、Cは、車両900の左後ろを表し、Dは、車両900の右後ろを表し、Eは、車両900の後ろを表している。
また、車両900は、車輪300毎に設けられ各車輪300の車輪速(λ)を検出する車輪速センサ320、車両900の横方向の加速度(以下、「横G」とも言う)を検出する横Gセンサ330、車両900の前後方向の加速度(以下、「前後G」とも言う)を検出する前後Gセンサ340(以下、該前後Gセンサ340の出力値を「Gsens」とも言う)、車両900のヨーレートを検出するヨーレートセンサ350、エンジン500が発生させるトルク(車輪トルク(τ))を推定する車輪トルクセンサ510、エンジン500の回転数(ωe)を検出するエンジン回転数センサ520、およびブレーキ装置が有するブレーキ液に印加される圧力を検出するブレーキ圧センサ530を備えている。上記車輪トルクは、前述したように車両900の車輪に掛けられているトルクであり、車両900の駆動力に該当する。
さらに、車両900は、当該車両900のギアの接続位置を検出するギアポジションセンサ540を備えている。
各種センサの出力値のECU600への供給、および、ECU600から各部への制御信号の伝達は、CAN(Controller Area Network)370を介して行われる。各センサは、後述の車重の推定のために新たに設けられてもよいが、コストの面から、車両900に既存のセンサであることが好ましい。
なお、本明細書において「~を参照して」との表現には、「~を用いて」「~を考慮して」「~に依存して」などの意味が含まれ得る。
[ECU600の構成]
ECU(車両重量推定装置)600は、車両900の各部を制御する。また、ECU600は、車両900の重量を推定する機能を有する。図2は、本実施形態に係るECU600の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ECU600は、各種センサ値を取得する取得部610、及び車両重量推定部620を備えている。
(取得部610)
図2に示すように、取得部610は、処理部611を備えており、取得した各種センサ値に対して、処理部611による処理が適用された各種信号を、車両重量推定部620に供給する。ここで、各種センサ値には、図2に示すように、一例として、
・前後Gセンサ340が検出した前後G
・車速センサ450が検出した車速
・車輪速センサ320が検出した車輪速
・横Gセンサ330が検出した横G
・ヨーレートセンサ350が検出したヨーレート
・操舵トルクセンサ430が検出した操舵トルク
・舵角センサ440が検出した舵角
・エンジン回転数センサ520が検出したエンジン回転数、及び
・ギアポジションセンサ540が検出したギアポジション
が含まれ得る。
処理部611は、取得した各種センサ値に対する処理を実行してもよい。一例として、処理部611は、取得した各種センサ値に対して、ノイズ低減のためのローパスフィルタ処理を適用してもよい。
また、処理部611は、取得した各種センサ値を参照し、車両900の駆動トルクを算出する。更に、処理部611は、車両900の駆動トルクの時間に関する微分値を算出し、算出した車両900の駆動トルクの微分値を車両重量推定部620に供給する。
なお、本明細書及び図面において、駆動トルクを記号「τ」と表現し、駆動トルクの時間に関する微分値を「ドット付のτ」と表現することもある。
処理部611による駆動トルク及び駆動トルクの微分値の取得の仕方の例を挙げれば以下の通りである。
(駆動トルクの取得例1)
車両900が車輪トルクセンサを備える構成とし、車輪トルクセンサが検出したトルクを、処理部611が上記駆動トルクとして取得する構成とすることができる。
(駆動トルクの取得例2)
処理部611又はECU600における他の構成が、エンジントルクを推定するエンジントルク推定部を備え、当該エンジントルク推定部が推定したエンジントルクを、処理部611が上記駆動トルクとして取得する構成とすることができる。ここでエンジントルクの推定の仕方は本実施形態を限定するものではないが、一例として、エンジン回転数センサ520が検出したエンジン回転数を参照して、エンジントルクを推定する構成とすることができる。
(駆動トルクの取得例3)
処理部611が以下の演算によって、車両900の終減速後のトルク(終減速済のトルクとも言う)を算出し、算出した終減速後のトルクを、前記駆動トルクとして取得する構成とすることができる。
本例において、処理部611は、
・エンジン回転数センサ520が検出したエンジン回転数であって、車両900が備えるトルクコンバータの入力側の回転数ωin
・上記トルクコンバータの出力側の回転数ωout
を取得し、取得した回転数ωin及びωoutから、速度比Rωを、
ω=ωout/ωin
によって算出する。
続いて、本例において処理部611は、容量係数f(Rω)、及びトルク比g(Rω)を、マップを参照して導出する。ここで当該マップは、速度比Rω各値と、容量係数f(Rω)及びトルク比g(Rω)の各値との対応関係を示すものである。
そして、処理部611は、終減速後のトルクτaxleを、
τaxle=f(Rω) g(Rω) ωin 2r
によって導出する。ここで、trは、ギアポジションセンサ540が検出したギアポジションを参照して特定されるトランスミッション比及びファイナルギア比である。
処理部611は、以上のようにして駆動トルクを取得すると共に、近接する複数のタイミングにおける当該駆動トルクの値を参照することによって、駆動トルクの微分値を導出(取得)する。
このように、取得部610は、
・車両900の前後方向の加速度である前後Gを取得する加速度取得部、
・車両900の駆動トルクを取得するトルク取得部、及び、
前記駆動トルクの微分値である駆動トルク微分値を取得する微分値取得部
としての機能を有する。
(車両重量推定部620)
続いて、ECU600が備える車両重量推定部620について図3を参照して具体的に説明する。図3は、本実施形態に係る車両重量推定部620の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、車両重量推定部620は、第一の車両重量推定部621および微分値取得部622を備えている。
微分値取得部622は、取得部610から供給される、近接する複数のタイミングにおける前後Gの値を参照することによって、前後Gの微分値を導出(取得)する。そして、取得した前後Gの微分値を、第一の車両重量推定部621に供給する。なお、本明細書において、前後Gの微分値のことをドット付のGと表現することもある。
第一の車両重量推定部621は、取得部610から供給される駆動トルク微分値であるドット付のτと、微分値取得部622から供給されるドット付のGと、を用いて、運動方程式の微分式に基づき、前記車両の重量を推定する。
ここで、上述した運動方程式の微分式とは、一例として、運動方程式
F=ma ・・・式(1)
(F:駆動力、m:車両重量、a:加速度)
の両辺を時間に関して微分して得られる微分式
Figure 0007458252000001
及び、当該微分式を用いて導出される式の少なくとも何れかのことを指す。ここで、加速度aとして前後Gを用い、車輪300の半径(タイヤ半径)R及び駆動トルクτを用いると、上記微分式は、
Figure 0007458252000002
と表現される。
第一の車両重量推定部621は、上記式(3)によってmを導出し、導出したmを、車両重量m1として出力する。
このように、本実施形態に係る車両重量推定部620は、加速度微分値および駆動トルク微分値を用いて、運動方程式の微分式に基づき、前記車両の重量を推定する。ここで、車両重量推定部620は、運動方程式の微分式を用いることにより、空気抵抗等の走行抵抗の寄与による車両重量の推定精度の低下を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る車両重量推定装置600によれば、車両重量を精度よく推定することができる。
また、本実施形態において、車両900は、車重の算出の精度をより一層高める観点から、さらなるセンサを有し、その検出値を取得、参照してもよい。
本実施形態において、ECU600は、前述の各種のセンサの検出値を、車両重量の推定に間接的に参照してもよい。たとえば、ECU600は、センサの検出値を、車両900の状態の補正に用いてもよい。より具体的には、ECU600は、車輪速センサ320の検出値を取得、参照して、タイヤ310の半径の補正を行ってもよい。
他の一例として、車両900は、前述した車両重量の推定において、車載カメラ、全地球測位システム(GPS)、MAP、レーダー、タイヤ舵角(タイヤの切れ角)などの種々の測定結果をさらに参照してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
[ECU600aの構成]
図4は、本実施形態に係るECU600aの構成を示すブロック図である。図4に示すように、ECU600aは、各種センサ値を取得する取得部610、及び車両重量推定部620aを備えている。
(取得部610)
図4に示すように、取得部610は、処理部611aを備えており、取得した各種センサ値に対して、処理部611aによる処理が適用された各種信号を、車両重量推定部620に供給する。ここで、各種センサ値には、実施形態1において例示した各種のセンサ値が含まれる。
処理部611aは、取得した各種センサ値を参照し、車両900の駆動トルク(τ)を算出し、算出した車両900の駆動トルクの微分値を車両重量推定部620に供給する。更に、処理部611aは、車両900の駆動トルクの時間に関する微分値(ドット付のτ)を算出し、算出した車両900の駆動トルクの微分値を車両重量推定部620に供給する。
処理部611aによる駆動トルク及び駆動トルクの微分値の取得の仕方については実施形態1と同様であるのでここでは説明を省略する。
(車両重量推定部620a)
続いて、ECU600が備える車両重量推定部620aについて図5を参照して具体的に説明する。図5は、本実施形態に係る車両重量推定部620aの構成を示すブロック図である。
図5に示すように、車両重量推定部620aは、実施形態1に係る車両重量推定部620が備える第一の車両重量推定部621、及び微分値取得部622に加え、第二の車両重量推定部623、及び第三の車両重量推定部625を備えている。
第一の車両重量推定部621、及び微分値取得部622の構成は実施形態1と同様であるのでここでは説明を省略する。
第二の車両重量推定部623は、取得部610から供給される駆動トルクであるτと、取得部610から供給される前後Gとを用いて、運動方程式に基づき、前記車両の重量を推定する。
ここで、上述した運動方程式とは、
・上述した式(1)で表される運動方程式、又は、
・加速度aとして前後Gを用い、車輪300の半径(タイヤ半径)R及び駆動トルクτを用いて式(1)を表現した
Figure 0007458252000003
の少なくとも何れかのことを指す。
第二の車両重量推定部623は、上記式(4)によってmを導出し、導出したmを、車両重量m2として出力する。
第三の車両重量推定部625は、第一の車両重量推定部621による車両900の重量の推定の結果であるm1、および第二の車両重量推定部623による車両900の重量の推定の結果であるm2を参照して最終的な車両900の重量の推定を行う。
ここで、第三の車両重量推定部625によるm1とm2とを用いた最終的な車両900の重量の推定の仕方は本実施形態を限定するものではないが、一例として、m1とm2との単純平均によって最終的な車両重量を推定する構成とすることができる。また、第三の車両重量推定部625は、m1とm2との加重平均をとることによって最終的な車両重量を推定する構成としてもよい。ここで、m1とm2とに乗ぜられる重み係数は、一例として取得部610が取得する各種センサ値を参照して決定する構成とすることができる。
本実施形態に係る車両重量推定部620aは、上述のように、運動方程式を用いて算出した車両重量m2と、運動方程式の微分式を用いて算出した車両重量m1とを参照して最終的な車両重量を推定する。互いに異なるロジックで算出したm1とm2とを参照することにより、m1とm2とにそれぞれ内包されている誤差が互いに打ち消し合うという効果が期待できる。したがって、車両重量推定部620aは、車両重量をより精度よく算出することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
[ECUの構成]
本実施形態に係るECU(車両重量推定装置)は、以下の点を除き、実施形態2に係るECU600aと同様の構成である。すなわち、本実施形態に係るECUは、実施形態2に係る車両重量推定部620aに代えて、620bを備えている。
(車両重量推定部620b)
本実施形態に係る車両重量推定部620bについて、図6を参照して具体的に説明する。図6は、本実施形態に係る車両重量推定部620bの構成を示すブロック図である。
図6に示すように、車両重量推定部620bは、第一の車両重量推定部621a、第二の車両重量推定部623a、第三の車両重量推定部625aおよび微分値取得部622を備えている。
本実施形態に係る微分値取得部622は、実施形態1に係る微分値取得部622と同様の構成であるのでここでは説明を省略する。
本実施形態に係る第一の車両重量推定部621aは、所定回数の推定の結果から最小二乗法に基づいて車両の重量の推定結果を決定する。
より具体的には、まず、第一の車両重量推定部621aは、複数のタイミングにおいて、駆動トルクの微分値(ドット付のτ)と前後Gの微分値(ドット付のG)とのセットを取得する。そして、これらのセットが示すデータプロファイルを近似する一次式を最小二乗法によって導出し、当該一次式の係数(傾き)を用いて、車両重量m1を算出する。
一方、本実施形態では、第二の車両重量推定部623aも、所定回数の推定の結果から最小二乗法に基づいて車両の重量の推定結果を決定する。
より具体的には、まず、第二の車両重量推定部623aは、複数のタイミングにおいて、駆動トルク(τ)と前後Gとのセットを取得する。そして、これらのセットが示すデータプロファイルを近似する一次式を最小二乗法によって導出し、当該一次式の係数(傾き)を用いて、車両重量m2を算出する。
第三の車両重量推定部625aは、実施形態2に係る第三の車両重量推定部625と同様に、第一の車両重量推定部621による車両900の重量の推定の結果であるm1、および第二の車両重量推定部623による車両900の重量の推定の結果であるm2を参照して最終的な車両900の重量の推定を行う。
第三の車両重量推定部625aによる具体的な処理は実施形態2に係る第三の車両重量推定部625と同様の構成とすることができるが、本実施形態に係る第三の車両重量推定部625aによる処理はこれに限られない。
例えば、第三の車両重量推定部625aは、第一の車両重量推定部621が参照するデータのばらつきと、第二の車両重量推定部623が参照するデータのばらつきとに応じて、重み係数を設定し、設定した重み係数を用いたm1とm2との加重平均をとることによって最終的な車両重量を推定する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態では、第一の車両重量推定部621aは、所定回数の推定の結果から最小二乗法に基づいて車両の重量の推定結果を決定し、第二の車両重量推定部623aも、所定回数の推定の結果から最小二乗法に基づいて車両の重量の推定結果を決定する。
このように本実施形態に係る車両重量推定部620bは、複数回の推定結果を参照し、最小二乗法を用いて算出した重量を用いるので、車両900の重量をより精度よく推定することができる。
[ソフトウェアによる実現例]
ECU600の制御ブロック(特に取得部610および車両重量推定部620、620a、620b)は、集積回路(ICチップ)などに形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ECU600は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)などの他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波など)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100 懸架装置
200 車体
300 車輪
310 タイヤ
320 車輪速センサ
330 横Gセンサ
340 前後Gセンサ
350 ヨーレートセンサ
410 操舵部材
420 ステアリングシャフト
430 操舵トルクセンサ
440 舵角センサ
450 車速センサ
460 トルク印加部
470 ラックピニオン機構
480 ラック軸
500 エンジン
520 エンジン回転数センサ
540 ギアポジションセンサ
600 ECU(車両重量推定装置)
610 取得部
611 処理部
620、620a、620b 車両重量推定部
621、621a 第一の車両重量推定部
622 微分値取得部
623、623a 第二の車両重量推定部
625、625a 第三の車両重量推定部
700 発電装置
800 バッテリ
900 車両

Claims (6)

  1. 車両の前後方向の加速度を取得する加速度取得部と、
    前記車両の駆動トルクを取得するトルク取得部と、
    前記加速度の微分値である加速度微分値および前記駆動トルクの微分値である駆動トルク微分値を取得する微分値取得部と、
    前記加速度微分値および前記駆動トルク微分値を用いて、運動方程式の微分式に基づき、前記車両の重量を推定する第一の車両重量推定部と、
    前記加速度と前記駆動トルクとを用いて、運動方程式に基づき、前記車両の重量を推定する第二の車両重量推定部と、
    前記第一の車両重量推定部の前記車両の重量の推定の結果および前記第二の車両重量推定部の前記車両の重量の推定の結果を参照して最終的な前記車両の重量の推定を行う第三の車両重量推定部と、
    を備える車両重量推定装置。
  2. 前記駆動トルクは前記車両が備える駆動力伝達系統の、終減速後のトルクである、請求項1に記載の車両重量推定装置。
  3. 前記第一の車両重量推定部は、
    所定回数の推定の結果から最小二乗法に基づいて前記車両の重量の推定結果を決定する、請求項1または2に記載の車両重量推定装置。
  4. 前記第二の車両重量推定部は、
    所定回数の推定の結果から最小二乗法に基づいて前記車両の重量の推定結果を決定する請求項1~3のいずれか一項に記載の車両重量推定装置。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載の車両重量推定装置を備える車両。
  6. 車両の前後方向の加速度を取得する加速度取得ステップと、
    前記車両の駆動トルクを取得するトルク取得ステップと、
    前記加速度の微分値である加速度微分値および前記駆動トルクの微分値である駆動トルク微分値を取得する微分値取得ステップと、
    前記加速度微分値および前記駆動トルク微分値を用いて、運動方程式の微分式に基づき、前記車両の重量を推定する第一の車両重量推定ステップと、
    前記加速度と前記駆動トルクとを用いて、運動方程式に基づき、前記車両の重量を推定する第二の車両重量推定ステップと、
    前記第一の車両重量推定ステップの前記車両の重量の推定の結果および前記第二の車両重量推定ステップの前記車両の重量の推定の結果を参照して最終的な前記車両の重量の推定を行う第三の車両重量推定ステップと、
    を備える車両重量推定方法。
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