JP7458181B2 - 遮蔽装置 - Google Patents
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Description
(遮蔽装置の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による遮蔽装置の全体構成を説明する。
図1から図11を参照すると、本発明の第1実施形態による遮蔽装置(以下、ブラインドという)10は、支持部材となるC形チャンネル状のヘッドレールBhと複数の移動部材を備えている。ヘッドレールBhは、複数のブラケットBrを介して、窓枠の上部又は天井面に取り付けできる。
次に、実施形態による第1ルーバー1Lv及び第2ルーバー2Lvの構成を説明する。図1又は図2を参照すると、第1マスターキャリア91m及び第1キャリア91cは、キャリアフック91fを介して(図3参照)、第1ルーバー1Lvを吊り下げている。同様に、第2マスターキャリア92m及び第2キャリア92cは、キャリアフック92fを介して(図3参照)、第2ルーバー2Lvを吊り下げている。
図1から図11を参照すると、ブラインド10は、長尺の駆動軸となるチルト軸SaをヘッドレールBhの内部に配置している。チルト軸Saは、ヘッドレールBhの長手方向に沿って配置している。
次に、実施形態によるブラインド10に備わる操作部材の構成を説明する。図1又は図2及び図9又は図11(A)を参照すると、操作部材は、棒状の第1バトン1Bt、棒状の第2バトン2Bt、及び、棒状の第3バトン3Btを含んでいる。第1バトン1Btは、ブラインド10の一方の端部に配置している。第2バトン2Btは、ブラインド10の他方の端部に配置している。第3バトン3Btは、ブラインド10の中央部に配置している(図1(A)参照)。なお、第1バトン1Btから第3バトン3Btは同じものであるが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図1又は図2及び図5を参照すると、ブラインド10は、ヘッドレールBhの一方の端部に第1操作ユニット91uを取り付けている。第1操作ユニット91uは、円環状の第1係合部材1Bjを底部から突出している(図5参照)。一方、第1バトン1Btは、ロックレバー付きのフックFを先端部に固定している(図5参照)。第1バトン1BtのフックFを第1係合部材1Bjの内部に導入することで、第1操作ユニット91uから離脱困難に、第1バトン1Btを吊り下げることができる。
図1又は図2及び図5を参照すると、ブラインド10は、ヘッドレールBhの他方の端部に第2操作ユニット92uを取り付けている。第2操作ユニット92uは、円環状の第2係合部材2Bjを底部から突出している(図5参照)。一方、第2バトン2Btは、ロックレバー付きのフックFを先端部に固定している(図5参照)。第2バトン2BtのフックFを第2係合部材2Bjの内部に導入することで、第2操作ユニット92uから離脱困難に、第2バトン2Btを吊り下げることができる。
図4又は図5を参照すると、スライダー2は、第3係合部材3Bjを底部に保持している。第3係合部材3Bjは、保持部材21で脱落困難にスライダー2に保持されている(4参照)。又、第3係合部材3Bjは、室外Ro側又は室内Ri側に移動可能にスライダー2に保持されている(図7(B)参照)。
次に、スライダー2を除く移動部材の構成を説明する。又、第1マスターキャリア91m及び第2マスターキャリア92mと第1キャリア91c及び第2キャリア92cの構成は、略同じであるので、第1マスターキャリア91mを代表して、スライダー2を除く移動部材の構成を以下、説明する。
次に、第1実施形態による第1スペーサリンク1Lsの構成を説明する。図4から図8を参照すると、第1マスターキャリア91m及び複数の第1キャリア91cは、帯板状の第1スペーサリンク1Lsで相互に連結されている。
次に、第1実施形態による第2スペーサリンク2Lsの構成を説明する。図3(B)又は図5及び図6を参照すると、第2マスターキャリア92m及び複数の第2キャリア92cは、帯板状の第2スペーサリンク2Lsで相互に連結されている。
次に、第1実施形態による駆動コード921の構成を説明する。駆動コード921は、屈曲自在な紐体又はロープからなることが好ましい。図1又は図3及び図7(B)を参照すると、駆動コード921は、ヘッドレールBhの長手方向に沿って、ヘッドレールBhの前方側に延びる部位と、ヘッドレールBhの長手方向に沿って、ヘッドレールBhの後方側に延びる部位がループしている。以下、駆動コード921の前方側(室内側)を「駆動コード921の他端」と呼び、駆動コード921の後方側(室外側)を「駆動コード921の一端」と呼ぶこともある。
次に、第1実施形態によるブラインド10の動作を説明しながら、ブラインド10の作用及び効果を説明する。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第2実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第2実施形態によるブラインド20の作用及び効果を説明する。図12又は図13を参照すると、ブラインド20は、つまみ部材2gを左右に移動させることで、第1ルーバー1Lvと第2ルーバー2Lvを連動して左右に開閉させることができる。又、ブラインド20は、スライダー2から第3バトン3Btなどの操作部材が吊り下らないため、操作部材が操作者と接触することがなく、安全性と意匠性を向上できる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第3実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第3実施形態によるブラインド30の作用及び効果を説明する。第3実施形態によれば、スライダー3と隣接する第1キャリア91cが連結した状態では、操作棒Sjを操作して、スライダー3を移動することで、第1実施形態と同様に、左右の第1ルーバー1Lvと第2ルーバー2Lvを連動して開閉できる。一方、図14を参照すると、スライダー3と第1マスターキャリア91mを分離した状態では、ブラインド30は、複数の第2ルーバー2Lvが展開した状態で、複数の第1ルーバー1LvのみをヘッドレールBhの一端部側に畳み込むことができる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第4実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第4実施形態によるブラインド40の作用及び効果を説明する。図15を参照すると、ブラインド40は、ベルトからなる駆動コード92bを駆動することで、左右の第1ルーバー1Lvと第2ルーバー2Lvを連動して開閉できる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第5実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第5実施形態によるブラインド50の作用及び効果を説明する。図16又は図17を参照すると、ブラインド50は、スライダー5に設けた回転ドラム5dを回転することで、駆動コード921を緊張状態から弛緩状態に移行でき、又は、駆動コード921を弛緩状態から緊張状態に移行できる。これにより、駆動コード921をヘッドレールBhの内部に容易に組み込むことができる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第6実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第6実施形態によるブラインド60の作用及び効果を説明する。図18又は図19を参照すると、ブラインド60は、駆動コード921の両端末に挿嵌自在な一対のスペーサ6t・6tをスライダー6に係脱することで、駆動コード921を緊張状態から弛緩状態に移行でき、又は、駆動コード921を弛緩状態から緊張状態に移行できる。これにより、駆動コード921をヘッドレールBhの内部に容易に組み込むことができる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第7実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第7実施形態によるブラインド70の作用及び効果を説明する。図20を参照すると、ブラインド70は、プーリ9pの回転軸91pの支持位置を変更できるロックアーム4Ea有するエンドキャップ4Ecを備えているので、プーリ9pの回転軸91pの支持位置を変更することで、駆動コード921を緊張状態から弛緩状態に移行でき、又は、駆動コード921を弛緩状態から緊張状態に移行できる。これにより、駆動コード921をヘッドレールBhの内部に容易に組み込むことができる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第8実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
第1バトン1Bt又は第2バトン2Btにいずれか一方を操作して、複数の第1ルーバー1Lv及び第2ルーバー2Lvを時計方向に回転することで、第1ルーバー1Lv及び第2ルーバー2Lvが全閉状態において、第1スライダー81及び第2スライダー82に対して第1係合部材81Bj及び第2係合部材82Bjを室外Ro側に位置することができる。(図21参照)。第1スライダー81及び第2スライダー82に対して第1係合部材81Bj及び第2係合部材82Bjを室外Ro側に位置した状態では、第1係合部材81Bj及び第2係合部材82Bjから吊り下げた第3バトン3Bt及び第4バトン4Btを第1ルーバー1Lv及び第2ルーバー2Lvで覆うことができる。
次に、第8実施形態によるブラインド80の作用及び効果を説明する。図21を参照すると、ブラインド80は、ヘッドレールBhの内部に駆動コード921を配置していない。第8実施形態によるブラインド80は、第3バトン3Bt及び第4バトン4Btを操作することで、複数の第1ルーバー1Lvと複数の第2ルーバー2LvをヘッドレールBhの中央部から左右に畳み込むことができる。
(遮蔽装置の構成)
次に、本発明の第9実施形態による遮蔽装置の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにしているので、以下説明を省略する場合がある。
次に、第9実施形態によるブラインド90の作用及び効果を説明する。図22を参照すると、ブラインド90は、第1実施形態によるブラインド10の構成に加え、第3マスターキャリア93m及び複数の第1キャリア91cを移動させる駆動コード923を更に備えている。これにより、駆動コード923を操作することで、複数の第1キャリア91cのみを移動することもできる。
2 スライダー(操作部)
2Lv 第2ルーバー(遮蔽材)
10 ブラインド(遮蔽装置)
91c 第1キャリア(移動部材)
92c 第2キャリア(移動部材)
91m 第1マスターキャリア(移動部材)
92m 第2マスターキャリア(移動部材)
921 駆動コード(開閉部材)
Bh ヘッドレール(支持部材)
Claims (4)
- 支持部材の長手方向に沿って移動できる複数の移動部材と、
これらの移動部材から吊り下げた遮蔽材と、
前記移動部材に連結されると共に、前記支持部材から垂下することなく、前記支持部材に沿って無端状に配回した開閉部材と、を備え、
前記移動部材は、
前記支持部材の中央部に隣り合って配置し、前記開閉部材と連結した二つのマスターキャリアと、
前記支持部材の中央部から前記支持部材の端部の間に配置した一つ以上のキャリアと、を含み、
少なくとも一方の前記マスターキャリアは、前記支持部材の一方側に配置した一つ以上の前記キャリアを移動させる際に操作する操作部を有し、
前記操作部を操作して、一方の前記マスターキャリアが前記支持部材に沿って移動すると、一方の前記マスターキャリアに対して、他方の前記マスターキャリアは逆方向に移動し、
前記支持部材の長手方向の少なくとも一方の端部には、前記支持部材の端部に対して脱離可能に保持され、前記支持部材の端部に対して脱離した状態で前記支持部材の長手方向に移動可能な操作ユニットが設けられ、
前記操作ユニットを操作することで、前記支持部材の端部から前記操作ユニットを引き離し、前記操作ユニットを前記支持部材の長手方向の中央部側に移動させることで、前記キャリアを前記支持部材の中央部側に向かって移動させ、前記キャリアに吊り下げた前記遮蔽材を畳み込む、遮蔽装置。 - 一方の前記マスターキャリアは、前記開閉部材と連結した第1連結部を有し、
他方の前記マスターキャリアは、前記開閉部材と連結した第2連結部を有し、
一方の前記マスターキャリアが前記支持部材の一端部側に向かって移動すると、他方の前記マスターキャリアは、前記支持部材の他端部側に向かって移動する、請求項1記載の遮蔽装置。 - 前記操作部は、前記操作部から吊り下げた操作部材を備え、
前記操作部材は、前記遮蔽材を左右に開閉できる、請求項1又は2記載の遮蔽装置。 - 前記操作部は、前記支持部材の長手方向に沿って左右に移動自在なつまみ部材を備えている、請求項1又は2記載の遮蔽装置。
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