JP7457522B2 - 気化システム - Google Patents

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Description

本出願は、気化システムに関する。
従来、例えば、気化システムは、液体材料を貯留するタンクと、タンク内の液体材料を気化させるために、タンク内の液体材料を加熱するタンク加熱部と備えている(例えば、特許文献1及び2)。そして、気化システムは、タンクへ液体材料を流入させる流入弁と、タンクから気化ガスを流出させる流出弁とを備えている。
ところで、近年、より小型化された気化システムが要望されており、それに対して、タンクをより小型化させる必要がある。一方で、トラブルが発生した場合に、タンクから液体材料が流出し易くなるため、気化システムの外部(下流側)へ、液体材料を流出させるおそれがある。
特開2016-122841号公報 特開2019-85611号公報
そこで、課題は、液体材料が外部へ流出することを抑制することができる気化システムを提供することである。
気化システムは、液体材料を貯留するタンクと、前記タンク内の液体材料を気化させるために、前記タンク内の液体材料を加熱するタンク加熱部と、前記タンクへ液体材料を流入させる流入弁と、前記タンクから気化ガスを流出させる流出弁と、前記流入弁及び前記流出弁を制御する制御部と、前記タンクから液体材料が流出することを検出する流出検出部と、前記流出弁よりも下流側に配置され、少なくとも液体材料を貯留可能な貯留部と、を備え、前記制御部は、前記タンクからの液体材料の流出が検出された場合に、前記流入弁を閉止する。
また、気化システムは、気化ガスの流量を検出するガス流量検出部をさらに備え、前記流出弁は、開度を変更することによって気化ガスの流量を変更可能な流出制御弁を含み、前記制御部は、前記ガス流量検出部が検出した気化ガスの流量に基づいて、前記流出制御弁の開度を制御し、前記貯留部は、前記ガス流量検出部及び前記流出制御弁よりも下流側に配置される、という構成でもよい。
また、気化システムにおいては、前記貯留部の流路断面積は、前記流出弁から前記貯留部の入口までの流路断面積よりも、大きい、という構成でもよい。
また、気化システムにおいては、前記貯留部の入口及び出口は、それぞれ前記貯留部の上方側に配置される、という構成でもよい。
また、気化システムにおいては、前記流出検出部は、前記貯留部よりも下流側の流路の圧力を検出する圧力検出部を備える、という構成でもよい。
また、気化システムは、前記流出弁が取り付けられるブロックを備え、前記貯留部は、前記ブロックの内部に形成され、前記ブロックは、前記流出弁と前記貯留部とを接続する流路部を内部に備える、という構成でもよい。
また、気化システムは、前記タンク、前記タンク加熱部、前記流入弁、及び前記流出弁を少なくとも有する第1システムユニットと、前記貯留部を少なくとも有し、前記第1システムユニットに対して着脱可能な第2システムユニットと、を備える、という構成でもよい。
また、気化システムは、前記貯留部内の液体材料を気化させるために、前記貯留部内の液体材料を加熱する貯留加熱部を備える、という構成でもよい。
また、気化システムにおいては、前記流出検出部は、前記タンクと前記流出弁との間の流路の圧力を検出する圧力検出部を備える、という構成でもよい。
図1は、一実施形態に係る気化システムの概要図であって、一部が断面で示されている図である。 図2は、同実施形態に係る気化システムの制御ブロック図である。 図3は、図1の要部拡大図であって、タンクからの液流出が発生した状態を示す図である。 図4は、図1の要部拡大図であって、タンクからの液流出が発生した状態を示す図である。 図5は、他の実施形態に係る気化システムの概要図であって、一部が断面で示されている図である。
以下、気化システムにおける一実施形態について、図1~図4を参照しながら説明する。なお、各図(図5も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係る気化システム1は、液体材料を気化させて気化ガスを生成する気化部2と、外部から気化部2へ液体材料を流入させる流入部3と、気化部2から外部へ気化ガスを流出させる流出部4とを備えている。また、気化システム1は、システム全体を制御する制御部5と、各部を収容する筐体6とを備えている。
特に限定されないが、本実施形態においては、気化システム1は、例えば、半導体製造ライン等に組み込まれて、半導体製造プロセスを行うチャンバに所定流量の気化ガスを供給するために用いられている。また、特に限定されないが、気化される液体材料として、例えば、TEOS、Si2Cl6、TMA等が挙げられる。
気化部2は、液体材料を貯留するタンク21と、タンク21内の液体材料を気化させるために、タンク21内の液体材料を加熱するタンク加熱部22とを備えている。また、気化部2は、タンク21内の液体材料の貯留量を検出する液量検出部23と、タンク21内の液体材料の温度を検出する液温検出部24を備えている。
気化システム1の装置全体を小型化するために、タンク21は、小型化されている。特に限定されないが、タンク21の容量は、例えば、500cc(500mm)以下としてもよく、また、例えば、200cc(200mm)以下としてもよく、また、例えば、100cc(100mm)以下としてもよい。
タンク加熱部22は、特に限定されないが、タンク21の壁を加熱するヒータとすることができる。そして、制御部5が液温検出部24の検出温度に基づいてタンク加熱部22を制御することによって、タンク21内の液体材料は、沸点以上となるようにタンク加熱部22に加熱されることで気化される。
このように、気化部2は、キャリアガスを用いることなく、液体材料を加熱することによって気化させる方式、所謂、ベーキング方式である。なお、タンク21内の圧力が、大気圧よりも低い圧力(例えば、真空に近い圧力)であるため、タンク21内の液体材料は、大気圧における沸点よりも低い温度に加熱されることによって、気化されている。
液量検出部23は、特に限定されないが、本実施形態においては、一つのみ設けられている。また、特に限定されないが、液量検出部23は、例えば、周囲の熱抵抗を測定する方式(自己発熱式)のセンサとすることができ、また、例えば、液温測定式、磁気式、静電容量式、超音波式、フロート式、圧力式、重量式、光学式等のセンサとすることができる。
流入部3は、液体材料が導入される導入部31と、導入された液体材料を予熱する予熱部32と、気化部2のタンク21へ液体材料を流入させる流入弁33とを備えている。また、流入部3は、導入部31、予熱部32、流入弁33、及びタンク21にそれぞれ取り付けられる流入ブロック34を備えている。なお、図1においては、流入ブロック34は、断面を図示している。
予熱部32は、内部に液体材料が流れる流路が形成された予熱ブロック32aと、予熱ブロック32a内を流れる液体材料を予熱する予熱ヒータ32bとを備えている。そして、予熱部32は、予熱ヒータ32bによって、予熱ブロック32a内の液体材料を所定温度(沸点未満の温度)まで加熱する。なお、流入部3は、予熱部32を備えていない、という構成でもよい。
流入弁33は、タンク21への液体材料を流入するための流入路を開閉する流入開閉弁33aと、液体材料の流量を制御する流入制御弁33bとを備えている。なお、特に限定されないが、本実施形態においては、流入部3は、上流側から、流入開閉弁33a、予熱部32、流入制御弁33bの順に配置されている。
流入開閉弁33aは、開放状態(全開)と閉止状態(全閉)とを切り替えることによって、流入路を開閉している。特に限定されないが、流入開閉弁33aは、例えば、電磁開閉弁とすることができる。また、流入制御弁33bは、開度を変更することによって、流入路の液体材料の流量を制御している。特に限定されないが、流入制御弁33bは、例えば、ピエゾバルブとすることができる。
流入ブロック34は、内部に、複数の流路部34a~34dを備えている。具体的には、流入ブロック34は、導入部31と流入開閉弁33aとを連通させる第1流路部34aと、流入開閉弁33aと予熱部32とを連通させる第2流路部34bと、予熱部32と流入制御弁33bとを連通させる第3流路部34cと、流入制御弁33bと気化部2のタンク21とを連通させる第4流路部34dとを備えている。
これにより、導入部31、予熱部32、流入開閉弁33a、流入制御弁33b、及びタンク21が、直列に接続されることで、導入部31からタンク21まで繋がる流入路が形成されている。なお、流入ブロック34は、例えば、ステンレス鋼等の金属のボディの内部空間によって、流路部34a~34dを形成している。また、流入ブロック34は、各流路部34a~34dを加熱するブロック加熱部34eを備えている。
流出部4は、気化部2のタンク21から気化ガスを流出させる流出弁41と、気化ガスの流量を検出するガス流量検出部42と、気化ガスを導出する導出部43とを備えている。また、流出部4は、流出弁41、ガス流量検出部42及び導出部43にそれぞれ取り付けられる流出ブロック44を備えている。なお、図1においては、流出ブロック44は、断面を図示している。
流出弁41は、タンク21からの気化ガスを流出するための流出路を開閉する流出開閉弁41aと、気化ガスの流量を制御する流出制御弁41bとを備えている。なお、特に限定されないが、本実施形態においては、流出部4は、上流側から、流出開閉弁41a、流出制御弁41b、ガス流量検出部42の順に配置されている。
流出開閉弁41aは、開放状態(全開)と閉止状態(全閉)とを切り替えることによって、流出路を開閉している。特に限定されないが、流出開閉弁41aは、例えば、電磁開閉弁とすることができる。また、流出制御弁41bは、開度を変更することによって、流出路の気化ガスの流量を制御している。特に限定されないが、流出制御弁41bは、例えば、ピエゾバルブとすることができる。
ガス流量検出部42は、特に限定されないが、本実施形態においては、流出路から分岐された検出路42aと、検出路42aの上流側に設けられた第1発熱抵抗体42bと、検出路42aの下流側に設けられた第2発熱抵抗体42cとを備えている。斯かる構成においては、第1発熱抵抗体42b及び第2発熱抵抗体42cの検出値に基づいて、気化ガスの流量は、検出される。
なお、ガス流量検出部42は、流出路に設けられた流体抵抗の上流側の圧力を検出する第1圧力センサと、当該流体抵抗の下流側の圧力を検出する第2圧力センサとを備えている、という構成でもよい。斯かる構成においては、第1圧力センサ及び第2圧力センサの検出値に基づいて、気化ガスの流量は、検出される。
流出ブロック44は、内部に、液体材料を貯留可能な貯留部44aと複数の流路部44b~44eとを備えている。なお、貯留部44aは、(後述する)異常時に、液体材料(又は、液体材料及び気化ガス)を貯留可能に構成されており、正常時には、気化ガスで満たされている。
また、流出ブロック44は、気化部2のタンク21と流出開閉弁41aとを連通させる第5流路部44bと、流出開閉弁41aと流出制御弁41bとを連通させる第6流路部44cと、流出制御弁41bと貯留部44aとを連通させる第7流路部44dと、貯留部44aと導出部43とを連通させる第8流路部44eとを備えている。
これにより、タンク21、流出開閉弁41a、流出制御弁41b、及び貯留部44aが、直列に接続されることで、タンク21から導出部43まで繋がる流出路が形成されている。なお、流出ブロック44は、例えば、ステンレス鋼等の金属のボディの内部空間によって、貯留部44a及び流路部44b~44eを形成している。
また、流出ブロック44は、各流路部44b~44eを加熱するブロック加熱部44fを備えている。なお、ブロック加熱部44fは、貯留部44a内の流体を加熱する貯留加熱部44gを含んでいる。また、流出ブロック44は、第7流路部44dから、ガス流量検出部42の検出路42aへ分流させる分流部44hと、ガス流量検出部42の検出路42aから、第7流路部44dへ合流させる合流部44iとを備えている。
なお、特に限定されないが、本実施形態においては、流出ブロック44は、第1及び第2ブロック44j,44kで構成されている。そして、特に限定されないが、本実施形態においては、第2ブロック44k、流出制御弁41b及びガス流量検出部42は、ユニット化されており、例えば、マスフローコントローラと呼ばれる。
また、特に限定されないが、本実施形態においては、流出ブロック44の第1ブロック44jは、流入ブロック34と一体化されている。なお、図1(図5も同様)において、流入ブロック34と流出ブロック44(第1ブロック44j)の境界は、一点鎖線で示されている。
ところで、タンク21を小型化しており、トラブルが発生した場合に、タンク21から液体材料が流出し易くなるため、気化システム1の外部(下流側)へ、液体材料が流出するおそれがある。そこで、気化システム1は、タンク21から液体材料が流出することを検出する流出検出部7を備えている。
流出検出部7は、タンク21と流出弁41との間の流路の圧力を検出する第1圧力検出部71と、貯留部44aよりも下流側の流路の圧力を検出する第2圧力検出部72とを備えている。なお、特に限定されないが、第1及び第2圧力検出部71,72は、例えば、静電容量型の圧力センサとすることができる。
また、特に限定されないが、本実施形態においては、第1圧力検出部71は、タンク21と流出開閉弁41aとの間の第5流路部44bの圧力を検出している。そして、第1圧力検出部71は、流出ブロック44に取り付けられており、流出ブロック44は、第5流路部44bと第1圧力検出部71とを接続する検出路44mを備えている。
また、特に限定されないが、本実施形態においては、第2圧力検出部72は、貯留部44aと導出部43との間の第8流路部44eの圧力を検出している。そして、第2圧力検出部72は、流出ブロック44に取り付けられており、流出ブロック44は、第8流路部44eと第2圧力検出部72とを接続する検出路44nを備えている。
図2に示すように、気化システム1は、情報(例えば、運転開始・停止、設定値等)が入力される入力部8を備えている。特に限定されないが、入力部8は、例えば、キーボード、マウス、ボタン等とすることができる。
制御部5は、情報を取得する取得部51と、情報が記憶される記憶部52と、情報を演算する演算部53と、タンク加熱部22及びブロック加熱部34e,44fを制御する加熱制御部54と、各弁33,41を制御する弁制御部55とを備えている。なお、弁制御部55は、流入弁33(流入開閉弁33a及び流入制御弁33b)を制御する流入弁制御部55aと、流出弁41(流出開閉弁41a及び流出制御弁41b)を制御する流出弁制御部55bとを備えている。
なお、制御部5は、CPU、メモリ等を有した所謂コンピュータである。そして、制御部5は、メモリに格納されたプログラムをCPUで実行することによって、取得部51、記憶部52、演算部53、加熱制御部54、及び弁制御部55としての機能を有するものである。
そして、流入弁制御部55aは、タンク21に所定の量の液体材料が貯留されるように、流入弁33を制御している。特に限定されないが、本実施形態においては、通常運転の場合に、流入開閉弁33aは、開放の状態で維持され、液量検出部23の検出値に基づいて、流入制御弁33bの開度が制御されている。
また、流出弁制御部55bは、設定量の気化ガスが流出されるように、流出弁41を制御している。特に限定されないが、本実施形態においては、通常運転の場合に、流出開閉弁41aは、開放の状態で維持され、ガス流量検出部42の検出値に基づいて、流出制御弁41bの開度が制御されている。
そして、貯留部44aは、ガス流量検出部42及び流出制御弁41bよりも下流側に、配置されている。即ち、貯留部44aは、ガス流量検出部42及び流出制御弁41b間に、配置されていない。これにより、流出制御弁41bから流出した気化ガスの流量と、ガス流量検出部42で検出された気化ガスの流量とに、タイムラグが生じることを抑制することができる。したがって、例えば、気化ガスの流量を適切に制御することができる。
なお、タンク21が小型化されているため、タンク21への液体材料の流入とタンク21からの気化ガスの流出とは、並行して行われている。即ち、流入弁33(流入開閉弁33a及び流入制御弁33b)及び流出弁41(流出開閉弁41a及び流出制御弁41b)が同時に開放される状態は、存在する。
特に限定されないが、本実施形態においては、通常運転の場合に、流入弁制御部55aは、液量検出部23の検出値のみに基づいて、流入弁33を制御しており、流出弁制御部55bは、ガス流量検出部42の検出値のみに基づいて、流出弁41を制御している。即ち、流入弁制御部55aによる流入弁33の制御と、流出弁制御部55bによる流出弁41の制御とは、互いに関わることなく独立している。
本実施形態に係る気化システム1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る気化システム1のトラブル発生時(以下「異常時」ともいう)について図3及び図4を参照しながら説明する。
特に限定されないが、例えば、気化部2の液量検出部23が誤検出(又は故障)した場合や、流入制御弁33bが誤動作(又は故障)した場合には、タンク21から液体材料が流出する可能性がある。そして、仮に、タンク21から液体材料が流出した場合には、図3に示すように、液体材料は、第1圧力検出部71まで到達する。
これにより、第1圧力検出部71が検出する圧力値は、大きく変化する。例えば、タンク21から気化ガスが流出されている正常時の場合には、第1圧力検出部71の検出値は、大気圧以下である。一方、タンク21から液体材料が流出されている異常時の場合には、液体材料が圧送されているため、第1圧力検出部71の検出値は、大気圧を大きく越える。
演算部53(図2参照)は、第1圧力検出部71の検出値に基づいて、タンク21からの液体材料の流出の有無を判定する。そして、タンク21からの液体材料の流出が有ると判定された場合には、流入弁制御部55a(図2参照)は、流入弁33(例えば、流入開閉弁33a(図1及び図2参照))を閉止する。これにより、タンク21への液体材料の流入が停止される。
また、タンク21からの液体材料の流出が有ると判定された場合には、流出弁制御部55b(図2参照)は、流出弁41(例えば、流出開閉弁41a(図1及び図2参照))も併せて閉止してもよい。このように、弁33,41を二重で閉止することによって、気化システム1の外部へ液体材料が流出することを確実に抑制することができる。
また、図4に示すように、仮に、液体材料が流出弁41を越えて流出する、といった異常時の場合には、液体材料は、流出弁41よりも下流側に配置されている貯留部44aに貯留される。ところで、貯留部44aへ連接される上流側の流路、即ち、第7流路部44dは、貯留部44aの上方側に連接されており、貯留部44aへ連接される下流側の流路、即ち、第8流路部44eも、貯留部44aの上方側に連接されている。
具体的には、貯留部44aの入口44p及び出口44qは、それぞれ貯留部44aの上方側に配置されている。より具体的には、貯留部44aの入口44p及び出口44qは、それぞれ貯留部44aの上下方向D1の中心よりも上方側に配置されている。
これにより、貯留部44aに流入した液体材料が、重力によって、貯留部44aの下方側から貯留されるため、貯留部44aの入口44pの位置に液体材料が貯留するまで、貯留部44a内の液体材料は、貯留部44aの出口44qから流出しない。したがって、貯留部44aの出口44qから液体材料が流出するまでに、貯留部44aの内部に十分な量の液体材料を貯留することができる。
なお、特に限定されないが、本実施形態においては、貯留部44aは、上下方向D1に長い形状である。また、特に限定されないが、本実施形態においては、貯留部44aの出口44qは、貯留部44aの入口44pよりも上方側に配置されている。
また、貯留部44aの流路断面積は、流出弁41から貯留部44aの入口44pまでの流路断面積よりも、大きくなっている。なお、流路断面積とは、流体(液体材料、気化ガス)の流れ方向と直交する方向に切断した断面のうち、流体が流れる領域の面積のことである。なお、貯留部44aの断面の形状は、特に限定されず、例えば、矩形状としてもよく、円形状としてもよく、楕円形状としてもよい。
そして、貯留部44aに液体材料が流入して貯留した場合には、貯留部44aの流路断面積の大きさに応じて、貯留部44a内の液体材料は、気化される。これにより、貯留部44aに液体材料が流入して貯留した場合には、貯留部44aから流出する気化ガスの量、即ち、第8流路部44eを流れる気化ガスの量が変化する。
したがって、第2圧力検出部72が検出する圧力値は、変化する。例えば、異常時(貯留部44aに液体材料が貯留している時)の第2圧力検出部72の検出値は、正常時(貯留部44aに液体材料が貯留していない時)の第2圧力検出部72の検出値よりも、大きくなる。
その結果、演算部53(図2参照)は、第2圧力検出部72の検出値に基づいて、タンク21からの液体材料の流出の有無(貯留部44aの液体材料の貯留の有無)を判定することができる。そして、タンク21からの液体材料の流出が有ると判定された場合には、流入弁制御部55a(図2参照)は、流入弁33(例えば、流入開閉弁33a(図1及び図2参照))を閉止する。これにより、タンク21への液体材料の流入が停止される。
また、タンク21からの液体材料の流出が有ると判定された場合には、流出弁制御部55b(図2参照)は、流出弁41(例えば、流出開閉弁41a(図1及び図2参照))も併せて閉止してもよい。このように、弁33,41を二重で閉止することによって、気化システム1の外部へ液体材料が流出することを確実に抑制することができる。
ところで、タンク21から液体材料が流出した場合には、気化システム1を復旧させる必要がある。具体的には、タンク21(図1及び図3参照)から流出した液体材料を気化させる必要がある。それに対して、貯留部44aの流路断面積が、大きくなっているため、液体材料を貯留部44aで多く気化させることができる。
しかも、貯留加熱部44gが貯留部44a内の液体材料を加熱することによって、貯留部44a内の液体材料の気化を促進させることができる。例えば、加熱制御部54(図2参照)が貯留加熱部44gを制御することによって、復旧時の貯留加熱部44gの発熱量を、通常運転時(正常時)の貯留加熱部44gの発熱量よりも大きくしてもよい。これにより、例えば、貯留部44a内の液体材料を気化させて復旧させる場合に、復旧に必要となる時間を短くすることができる。
なお、貯留部44aの容量は、特に限定されないが、例えば、タンク21の容量の50%以下としてもよい。また、貯留部44aの容量は、例えば、タンク21の容量の5%~40%としてもよく、また、例えば、タンク21の容量の10%~30%としてもよい。
また、例えば、貯留部44aの容量は、流出開閉弁41aの出口から貯留部44aの入口44pまでの流路の容量(即ち、第6流路部44c及び第7流路部44dの容量)よりも、大きくしてもよい。斯かる構成によれば、流出開閉弁41aが閉止された後、流出開閉弁41aの出口から貯留部44aの入口44pまでの流路に貯留した液体材料が貯留部44aに吸引された場合でも、貯留部44aから液体材料が流出することを抑制することができる。
以上より、本実施形態に係る気化システム1は、液体材料を貯留するタンク21と、前記タンク21内の液体材料を気化させるために、前記タンク21内の液体材料を加熱するタンク加熱部22と、前記タンク21へ液体材料を流入させる流入弁33と、前記タンク21から気化ガスを流出させる流出弁41と、前記流入弁33及び前記流出弁41を制御する制御部5と、前記タンク21から液体材料が流出することを検出する流出検出部7と、前記流出弁41よりも下流側に配置され、少なくとも液体材料を貯留可能な貯留部44aと、を備え、前記制御部5は、前記タンク21からの液体材料の流出が検出された場合に、前記流入弁33を閉止する。
斯かる構成によれば、タンク21からの液体材料の流出が検出された場合に、流入弁33が閉止されるため、液体材料が気化システム1の外部へ流出することを抑制することができる。しかも、タンク21から液体材料が流出し、液体材料が流出弁41よりも下流側へ流出した場合に、液体材料を貯留部44aで貯留させることができるため、液体材料が気化システム1の外部へ流出することを抑制することができる。
また、本実施形態に係る気化システム1においては、気化ガスの流量を検出するガス流量検出部42をさらに備え、前記流出弁41は、開度を変更することによって気化ガスの流量を変更可能な流出制御弁41bを含み、前記制御部5は、前記ガス流量検出部42が検出した気化ガスの流量に基づいて、前記流出制御弁41bの開度を制御し、前記貯留部44aは、前記ガス流量検出部42及び流出制御弁41bよりも下流側に配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、貯留部44aが、ガス流量検出部42及び流出制御弁41bよりも下流側に配置されているため、流出制御弁41bから流出した気化ガスの流量と、ガス流量検出部42で検出された気化ガスの流量とに、タイムラグが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態に係る気化システム1においては、前記貯留部44aの流路断面積は、前記流出弁41から前記貯留部44aの入口44pまでの流路断面積よりも、大きい、という構成である。
斯かる構成によれば、貯留部44aの流路断面積が、流出弁41から貯留部44aの入口44pまでの流路断面積よりも、大きいため、液体材料が貯留部44aで貯留された場合に、貯留部44a内の液体材料を多く気化させることができる。
また、本実施形態に係る気化システム1においては、前記貯留部の入口44p及び出口44qは、それぞれ前記貯留部44aの上方側に配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、貯留部44aに流入した液体材料が、重力によって、貯留部44aの下方側から貯留されるため、貯留部44aの入口44pの位置に液体材料が貯留するまで、貯留部44a内の液体材料は、貯留部44aの出口44qから流出しない。これにより、貯留部44aの出口44qから液体材料を流出するまでに、貯留部44aの内部に十分な量の液体材料を貯留することができる。
また、本実施形態に係る気化システム1においては、前記流出検出部7は、前記貯留部44aよりも下流側の流路の圧力を検出する圧力検出部72を備える、という構成である。
斯かる構成によれば、液体材料が貯留部44aまで流出して貯留部44aに貯留された場合に、貯留部44aでも液体材料が気化されるため、貯留部44aよりも下流側の流路における気化ガスの流出量が多くなる。そして、気化ガスの流量が多くなることを圧力検出部72の圧力で検出することができるため、液体材料が貯留部44aまで流出したことを検出することができる。
また、本実施形態に係る気化システム1は、前記流出弁41が取り付けられるブロック44を備え、前記貯留部44aは、前記ブロック44の内部に形成され、前記ブロック44は、前記流出弁41と前記貯留部44aとを接続する流路部44c,44dを内部に備える、という構成である。
斯かる構成によれば、貯留部44aは、流路部44c,44dと共に、ブロック44の内部に形成されており、そして、貯留部44aは、流路部44c,44dによって、流出弁41と接続されている。これにより、ブロック44のスペースを貯留部44aとして有効に使用することができる。
また、本実施形態に係る気化システム1は、前記貯留部44a内の液体材料を気化させるために、前記貯留部44a内の液体材料を加熱する貯留加熱部44gを備える、という構成である。
斯かる構成によれば、液体材料が貯留部44aまで流出して貯留部44a内に貯留された場合に、貯留加熱部44gが貯留部44a内の液体材料を加熱することによって、貯留部44a内の液体材料を効率的に気化させることができる。
また、本実施形態に係る気化システム1においては、前記流出検出部7は、前記タンク21と前記流出弁41との間の流路の圧力を検出する圧力検出部71を備える、という構成である。
斯かる構成によれば、液体材料がタンク21と流出弁41との間の流路まで流出した場合に、当該流路内の圧力が変化する。そして、その流路内の圧力の変化を圧力検出部71で検出することができるため、液体材料がタンク21と流出弁41との間の流路まで流出したことを検出することができる。
なお、気化システム1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、気化システム1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係る気化システム1においては、貯留部44aは、流出弁41が取り付けられるブロック44の内部に形成されている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、図5に示すように、貯留部44aは、流出弁41が取り付けられるブロック44の外部に形成されている、という構成でもよい。
図5に係る気化システム1は、前記タンク21、前記タンク加熱部22、前記流入弁33、及び前記流出弁41を少なくとも有する第1システムユニット1aと、前記貯留部44aを少なくとも有し、前記第1システムユニット1aに対して着脱可能な第2システムユニット1bと、を備える。
斯かる構成によれば、第2システムユニット1bが、第1システムユニット1aに着脱できるため、流出弁41よりも下流側に貯留部44aを着脱することができる。これにより、例えば、流出弁41よりも下流側に、貯留部44aが一つ又は複数装着されることによって、必要な容量の貯留部44aを設置することができる。また、第1システムユニット1aを設置した後に、貯留部44aが必要となった場合でも、貯留部44aを設置することができる。
特に限定されないが、図5に係る気化システム1においては、第1システムユニット1aは、気化部2と、流入部3と、流出部4のうち流出弁41及びガス流量検出部42と、第1圧力検出部71とを備えており、第2システムユニット1bは、貯留部44a及び第2圧力検出部72を備えている。また、特に限定されないが、第1システムユニット1aと第2システムユニット1bとは、配管1cによって接続されている。
また、特に限定されないが、図5においては、貯留部44aは、横方向D2,D3に長い形状である。また、特に限定されないが、図5においては、貯留部44aの入口44pは、貯留部44aの下方側に配置されており、貯留部44aの出口44qは、貯留部44aの上方側に配置されている。
(2)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、貯留部44aは、ガス流量検出部42よりも下流側に配置される、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、貯留部44aは、ガス流量検出部42よりも上流側に配置されている、という構成でもよい。。
(3)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、貯留部44aの流路断面積は、流出弁41から貯留部44aの入口44pまでの流路断面積よりも、大きい、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、貯留部44aの流路断面積は、流出弁41から貯留部44aの入口44pまでの流路断面積と、同じであり、貯留部44aの流路は、液体材料を貯留可能に、螺旋状に形成されている、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、貯留部44aの入口44p及び出口44qは、それぞれ貯留部の上方側に配置される、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、貯留部44aの入口44p及び出口44qの少なくとも一方は、貯留部44aの下方側に配置される、という構成でもよい。例えば、図5に係る貯留部44aにおいては、入口44pは、貯留部44aの下方側に配置され、出口44qは、貯留部44aの上方側に配置されている。
(5)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、流出検出部7は、タンク21と流出弁41との間の流路の圧力を検出する第1圧力検出部71と、貯留部44aよりも下流側の流路の圧力を検出する第2圧力検出部72とを備えている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。
例えば、流出検出部7は、当該第1圧力検出部71又は当該第2圧力検出部72の何れか一方のみを備えている、という構成でもよい。また、例えば、流出検出器7は、圧力以外を測定するセンサ、例えば、周囲の熱抵抗を測定する方式(自己発熱式)のセンサを備える、という構成でもよい。
(6)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、流出弁41と貯留部44aとを接続する流路部44c,44dは、ブロック44の内部に形成されている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、流出弁41と貯留部44aとを接続する流路部44c,44dは、配管で形成されている、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、貯留部44aは、流出弁41(流出制御弁41b)と、流路部44dによって直接的に接続されている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、貯留部44aは、流出弁41(流出制御弁41b)と、他の部材を介在して間接的に接続されている、という構成でもよい。
(8)また、上記実施形態に係る気化システム1は、貯留部44a内の液体材料を加熱する貯留加熱部44gを備えている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、気化システム1は、貯留加熱部44gを備えていない、という構成でもよい。
(9)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、流入弁33は、開放状態(全開)と閉止状態(全閉)とを切り替える流入開閉弁33aと、開度を変更する流入制御弁33bとを備えている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、流入弁33は、流入開閉弁33a又は流入制御弁33bの何れか一方のみを備えている、という構成でもよい。
(10)また、上記実施形態に係る気化システム1においては、流出弁41は、開放状態(全開)と閉止状態(全閉)とを切り替える流出開閉弁41aと、開度を変更する流出制御弁41bとを備えている、という構成である。しかしながら、気化システム1は、斯かる構成に限られない。例えば、流出弁41は、流出開閉弁41a又は流出制御弁41bの何れか一方のみを備えている、という構成でもよい。
1…気化システム、1a…第1システムユニット、1b…第2システムユニット、1c…配管、2…気化部、3…流入部、4…流出部、5…制御部、6…筐体、7…流出検出部、8…入力部、21…タンク、22…タンク加熱部、23…液量検出部、24…液温検出部、31…導入部、32…予熱部、32a…予熱ブロック、32b…予熱ヒータ、33…流入弁、33a…流入開閉弁、33b…流入制御弁、34…流入ブロック、34a…第1流路部、34b…第2流路部、34c…第3流路部、34d…第4流路部、34e…ブロック加熱部、41…流出弁、41a…流出開閉弁、41b…流出制御弁、42…ガス流量検出部、42a…検出路、42b…第1発熱抵抗体、42c…第2発熱抵抗体、43…導出部、44…流出ブロック、44a…貯留部、44b…第5流路部、44c…第6流路部、44d…第7流路部、44e…第8流路部、44f…ブロック加熱部、44g…貯留加熱部、44h…分流部、44i…合流部、44j…第1ブロック、44k…第2ブロック、44m…検出路、44n…検出路、44p…入口、44q…出口、51…取得部、52…記憶部、53…演算部、54…加熱制御部、55…弁制御部、55a…流入弁制御部、55b…流出弁制御部、71…第1圧力検出部、72…第2圧力検出部

Claims (9)

  1. 外部から液体材料が導入される導入部と、
    液体材料を貯留するタンクと、
    前記タンク内の液体材料を気化させるために、前記タンク内の液体材料を加熱するタンク加熱部と、
    前記タンクへ液体材料を流入させる流入弁と、
    前記タンクから気化ガスを流出させる流出弁と、
    前記流入弁及び前記流出弁を制御する制御部と、
    前記タンクから液体材料が流出することを検出する流出検出部と、
    外部へ気化ガスを導出する導出部と、
    前記流出弁よりも下流側且つ前記導出部よりも上流側に配置され、液体材料を貯留可能な貯留部と、を備え、
    前記貯留部の流路断面積は、前記流出弁から前記貯留部の入口までの流路断面積よりも、大きく、
    前記制御部は、前記タンクからの液体材料の流出が検出された場合に、前記流入弁を閉止する、気化システム。
  2. 外部から液体材料が導入される導入部と、
    液体材料を貯留するタンクと、
    前記タンク内の液体材料を気化させるために、前記タンク内の液体材料を加熱するタンク加熱部と、
    前記タンクへ液体材料を流入させる流入弁と、
    前記タンクから気化ガスを流出させる流出弁と、
    前記流入弁及び前記流出弁を制御する制御部と、
    前記タンクから液体材料が流出することを検出する流出検出部と、
    外部へ気化ガスを導出する導出部と、
    前記流出弁よりも下流側且つ前記導出部よりも上流側に配置され、液体材料を貯留可能な貯留部と、を備え、
    前記貯留部の流路は、螺旋状に形成され、
    前記制御部は、前記タンクからの液体材料の流出が検出された場合に、前記流入弁を閉止する、気化システム。
  3. 外部から液体材料が導入される導入部と、
    液体材料を貯留するタンクと、
    前記タンク内の液体材料を気化させるために、前記タンク内の液体材料を加熱するタンク加熱部と、
    前記タンクへ液体材料を流入させる流入弁と、
    前記タンクから気化ガスを流出させる流出弁と、
    前記流入弁及び前記流出弁を制御する制御部と、
    前記タンクから液体材料が流出することを検出する流出検出部と、
    外部へ気化ガスを導出する導出部と、
    前記流出弁よりも下流側且つ前記導出部よりも上流側に配置され、液体材料を貯留可能な貯留部と、を備え、
    前記貯留部内の液体材料を気化させるために、前記貯留部内の液体材料を加熱する貯留加熱部を備える、気化システム。
  4. 前記貯留部の入口及び出口は、それぞれ前記貯留部の上方側に配置される、請求項1に記載の気化システム。
  5. 前記流出検出部は、前記貯留部よりも下流側の流路の圧力を検出する圧力検出部を備える、請求項1~4の何れか1項に記載の気化システム。
  6. 前記流出弁が取り付けられるブロックを備え、
    前記貯留部は、前記ブロックの内部に形成され、
    前記ブロックは、前記流出弁と前記貯留部とを接続する流路部を内部に備える、請求項1~5の何れか1項に記載の気化システム。
  7. 前記タンク、前記タンク加熱部、前記流入弁、及び前記流出弁を少なくとも有する第1システムユニットと、
    前記貯留部を少なくとも有し、前記第1システムユニットに対して着脱可能な第2システムユニットと、を備える、請求項1~5の何れか1項に記載の気化システム。
  8. 気化ガスの流量を検出するガス流量検出部をさらに備え、
    前記流出弁は、開度を変更することによって気化ガスの流量を変更可能な流出制御弁を含み、
    前記制御部は、前記ガス流量検出部が検出した気化ガスの流量に基づいて、前記流出制御弁の開度を制御し、
    前記貯留部は、前記ガス流量検出部及び前記流出制御弁よりも下流側に配置される、請求項1~7の何れか1項に記載の気化システム。
  9. 前記流出検出部は、前記タンクと前記流出弁との間の流路の圧力を検出する圧力検出部を備える、請求項1~8の何れか1項に記載の気化システム。
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