JP7456931B2 - 二重結合されたトウ房を有する掃除用品 - Google Patents

二重結合されたトウ房を有する掃除用品 Download PDF

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Description

本発明は、掃除のための、トウ繊維の房を有する掃除用品に関する。
様々な掃除用品が、ほこり取り及び軽い掃除のために開発されてきた。例えば、乾燥した状態で、又は研磨及び洗浄組成物によって濡れた状態で使用される、布きれ及びペーパータオルが、調理台、シャワー、シンク、床などの比較的平らな表面で使用されてきた。米国特許第9,296,176号に開示されているように、積層性拭き取り布が提案されてきた。しかし、布きれ、拭き取り布、及びペーパータオルには、衛生状態(使用者の手が、化学薬品、汚れ、又は掃除中の表面に触れることがある)、届く範囲(布きれ、拭き取り布、又はペーパータオルを持った状態で、使用者の手を、届きにくい場所に入れることが困難であることがある)、及び不便さ(狭い間隔で配置された物品の間を掃除する場合、通常、これらの物を移動させる必要がある)などの理由による問題がある。
布きれ及びペーパータオルの使用に伴うこれらの問題を克服するために、Haydenによる1906年発行の米国特許第823,725号に記載のフェルト及び毛を使用したデバイス、及び同第4,145,787号に記載の糸を使用したデバイスなどの、再利用可能な様々な集塵デバイスが、1世紀を超えて利用されてきた。再利用可能な集塵デバイスの問題に対処するため、限定的な再利用性を有する使い捨て掃除用品が開発されてきた。これらの使い捨て掃除用品は、米国特許出願公開第2006/0171764号、米国特許第6,143,393号、同第6,241,835号、同第6,319,593号、同第6,329,308号、同第6,554,937号、同第6,774,070号、同第6,813,801号、同第6,830,801号、同第6,984,615号、同第7,003,856号、同第7,566,671号、同第7,712,178号、同第7,779,502号、同第7,870,635号、同第7,937,797号、同第8,146,197号、同第8,151,402号、同第8,161,594号、同第8,186,001号、同第8,225,453号、同第8,245,349号、同第8,646,144号、同第8,528,151号、同第8,617,685号、同第8,646,144号、同第8,752,232号、同第8,756,746号、同第8,763,197号、同第8,793,832号、同第9,113,768号、同第9,198,553号及び同一譲渡人に譲渡された米国特許第8,075,977号に示す、シートに取り付けられた、トウ繊維と呼ばれる合成繊維房を含んでもよい。
米国特許第7,566,671号、本願と同一譲受人に譲渡された同第7,803,726号、及び本願と同一譲受人に譲渡された米国特許出願公開第2008/0028560号に開示されているように、トウ繊維を有する使い捨てダスターは、湿式掃除用に提供されてもよい。しかし、トウ繊維は濡れるともつれた状態になることがあるため、広い又はひどく濡れた表面(例えば、床)の掃除には好適ではない。したがって、ダスターは、極めて広い又はひどく汚れた表面の掃除には好適ではないことがある。
したがって、床などのより大きな標的表面を掃除するための様々なシートが提案されている。弾性挙動を有するウェブは、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第5,691,035号に提案されている。米国特許第6,245,413号、及び同第7,386,907号に開示されているように、くぼみを有するシートも提案されている。米国特許第6,550,092号に開示されているように、空洞を有するシートが提案されている。粘着性掃除シートは、米国特許第7,291,359号に提案されている。房は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第7,682,686号、同第7,838,099号、及び/又は同第8,075,977号に教示されている。更に他の試みでは、ワックス及び/又は油のコーティングを使用する。ワックス及び油などのコーティングは、米国特許第6,550,092号、同第6,777,064号、同第6,797,357号、同第6,936,330号、同第6,984,615号、同第7,386,907号、同第7,560,398号、同第7,786,030号、同第8,536,074号、同第9,204,775号及び同第9,339,165号に概して開示されている。特定の両親媒性コーティングは、米国特許第8,851,776号に開示されている。
一部の従来技術は、意図される収集対象の塵のサイズに基づいて、単純に大きい塵及び小さい塵に焦点を合わせる試みがなされている。しかし、これらの教示は、床を掃除する際に一般的に見出される範囲の塵を収集するための適切なトウ繊維の使用に必ずしも対処するものとはなっていない。掃除用シートにトウ繊維を組み込む従来技術の試みは、そのような体積及び密度の差を考慮に入れていなかった。泥などのより高密度の粒状の塵は、必ずしもトウ繊維によって捕捉されない。トウ繊維の間隔が広すぎると、高密度の粒状の塵と接触することすらできず、表面にあるそのような塵をほとんど掃除することができなくなる。トウ繊維の間隔が密すぎると、より大きな体積でより低い密度の塵を捕らえて保持することができない場合がある。このような塵が最初に捕捉された場合であっても、先行技術のシートは、そのような塵をシートによってどのように保持するかという問題に対処していない。
米国特許第9,296,176号 米国特許第823,725号 米国特許第4,145,787号 米国特許出願公開第2006/0171764号 米国特許第6,143,393号 米国特許第6,241,835号 米国特許第6,319,593号 米国特許第6,329,308号 米国特許第6,554,937号 米国特許第6,774,070号 米国特許第6,813,801号 米国特許第6,830,801号 米国特許第6,984,615号 米国特許第7,003,856号 米国特許第7,566,671号 米国特許第7,712,178号 米国特許第7,779,502号 米国特許第7,870,635号 米国特許第7,937,797号 米国特許第8,146,197号 米国特許第8,151,402号 米国特許第8,161,594号 米国特許第8,186,001号 米国特許第8,225,453号 米国特許第8,245,349号 米国特許第8,646,144号 米国特許第8,528,151号 米国特許第8,617,685号 米国特許第8,752,232号 米国特許第8,756,746号 米国特許第8,763,197号 米国特許第8,793,832号 米国特許第9,113,768号 米国特許第9,198,553号 米国特許第8,075,977号 米国特許第7,803,726号 米国特許出願公開第2008/0028560号 米国特許第5,691,035号 米国特許第6,245,413号 米国特許第7,386,907号 米国特許第6,550,092号 米国特許第7,291,359号 米国特許第7,682,686号 米国特許第7,838,099号 米国特許第6,777,064号 米国特許第6,797,357号 米国特許第6,936,330号 米国特許第7,560,398号 米国特許第7,786,030号 米国特許第8,536,074号 米国特許第9,204,775号 米国特許第9,339,165号 米国特許第8,851,776号
したがって、本発明は、掃除用シート上にトウ房を好ましいように処理することにより、日常の掃除において遭遇する様々な範囲の塵を捕捉し保持するために、硬質表面掃除用品にトウ繊維をどのように組み込むかという問題に対処する。
本発明は、縁部に囲まれ、長手方向軸を有し、キャリアシートと、キャリアシートに接合された複数の別個の離間したトウ繊維の房とを備える掃除用品を含む。房は、塵の蓄積のためのチャネルを形成する、房を通る2次結合部を有する。
図では、掃除用品の結合線及び設置面積は、縮尺どおりに描かれている。トウ繊維の房を概略的に示す。本明細書で使用する場合、上面図は、標的表面に面して接触する掃除用品の図である。底面図は上面図に対向しており、掃除デバイスが取り付けられたときに掃除用品のヘッドに面している。
本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、一定幅の連続2次結合部が横断方向軸に概ね平行に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図1Aの掃除用品の平面図である。 図1A及び図1Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、可変幅の連続2次結合部が横断方向軸に概ね平行に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図1Dの掃除用品の平面図である。 図1D及び図1Eの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した一定幅の2次結合部が横断方向軸に概ね平行に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図2Aの掃除用品の平面図である。 図2A及び図2Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した可変幅の2次結合部が横断方向軸に概ね平行に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図2Dの掃除用品の平面図である。 図2D及び図2Eの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した2次結合部の対が横断方向軸に概ね平行に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図3Aの掃除用品の平面図である。 図3A及び図3Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した2次結合部の対が横断方向軸に概ね平行に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図4Aの掃除用品の平面図である。 図4A及び図4Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した2次結合部が横断方向軸に対して対角線状に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図5Aの掃除用品の平面図である。 図5A及び図5Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、オフセットされた中断2次結合部が長手方向軸に対して対角線状に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図6Aの掃除用品の平面図である。 図6A及び図6Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した2次結合部の対が横断方向軸に対して対角線状に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図7Aの掃除用品の平面図である。 図7A及び図7Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、オフセットされた中断した2次結合部の対が横断方向軸に対して対角線状に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図8Aの掃除用品の平面図である。 図8A及び図8Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した山形の2次結合部が長手方向に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図9Aの掃除用品の平面図である。 図9A及び図9Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断された山形の2次結合部が長手方向に配向されたヘリンボーンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図10Aの掃除用品の平面図である。 図10A及び図10Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した山形の2次結合部の対が長手方向に配向されている。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図11Aの掃除用品の平面図である。 図11A及び図11Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した一定幅の山形の2次結合部の対が、長手方向に配向されたヘリンボーンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図12Aの掃除用品の平面図である。 図12A及び図12Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した可変幅の山形の2次結合部の対が、塵を回収するためのオフセット区域を有する、長手方向に配向されたヘリンボーンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図12Dの掃除用品の平面図である。 図12D及び図12Eの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した2次結合部がダイヤモンドパターンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図13Aの掃除用品の平面図である。 図13A及び図13Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した2次結合部がダイヤモンドパターンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図14Aの掃除用品の平面図である。 図14A及び図14Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、連続した2次結合部の対がダイヤモンドパターンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図15Aの掃除用品の平面図である。 図15A及び図15Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品の上面図であり、ダイヤモンドとして表される別個の房を有し、中断した2次結合部の対がダイヤモンドパターンを形成している。 各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、図16Aの掃除用品の平面図である。 図16A及び図16Bの掃除用品の底面図である。 本発明による掃除用品及び上述の2次結合部の様々な組み合わせの概略平面図であり、わかりやすくするために房を省略している。 本発明による掃除用品の性能を示す棒グラフである。 均一なグリッド内に配置され、各房の共通の基端部で表される別個の房を有する、先行技術による掃除用品の上面図である。図10Aは、房の前縁部における大きい又は中程度の塵の蓄積を概略的に示す。 z方向における房の一定厚さを示す、図10Aの掃除用品の側面図である。 請求項に係る本発明と共に使用するのに好適な、掃除用品が取り付け可能な床掃除器具の斜視図である。 本発明と共に使用するのに好適な、フロア上に液体洗浄剤を噴霧する床掃除器具の斜視図である。 請求項に係る本発明によるダスター型掃除用品と共に使用するのに好適なハンドルの斜視図である。
図1A~図17を概ね参照すると、掃除用品10は、概ね細長い長方形であり得るが、他の形状も企図され、実行可能である。掃除用品10は、床の掃除に好適な掃除用品10を提供するために、積層形態で接合された2つ以上の構成要素を含むことができる。掃除用品10はキャリアシートを有することができ、このシートは、他の構成要素を取り付けるためのシャーシを形成している。掃除用品10は、トウ繊維からなる複数の房15を有する。房15は、房15のグリッド又はフィールドを形成する列30内に配置されてもよい。房15は、第1の複数の1次結合部32によってキャリアシートに接合されている。第2の複数の2次結合部34は、房15を通じてチャネル又は溝を形成して、その中への塵の蓄積に備えている。
掃除用品10は、使い捨ての場合がある。「使い捨て」とは、掃除用品10が1回の掃除作業、あるいは概して数平方メートル以下に対して使用され、その後、廃棄され得ることを意味している。対照的に、再利用可能な掃除用品10は、使用後、洗濯されるか、他の方法で元の状態に戻される。
本明細書で使用する場合、本発明による掃除用品10、特にそのキャリアシートは、巨視的に平面状であり、XY面を画定する。房15は、XY面に垂直なZ方向へ外方に延在する。掃除用品10は、長手方向を画定する長手方向軸LAと、それに直交し、横断方向を画定する横断方向軸TAとを有してもよく、両方の軸LA、TAはXY面内に位置する。掃除用品10及びその各構成要素は、長手方向軸LAに平行な2つの長手方向縁部20と、横断方向軸TAに平行な2つの横断方向縁部22とを有し得る。例えば、房15のフィールドは、キャリアシート内に配置された長手方向縁部220及び横断方向縁部222を画定してもよい。
掃除用品10の長さは、長手方向において測られる。掃除用品10の幅は、長さ方向に対して垂直であり、かつ、シートの面内に配置される横断方向に対応する。XY面は、掃除用品10によって画定される面によって定義される。掃除用品10のZ方向は、掃除用品10の平面に対して垂直な方向である。厚さは、Z方向の寸法として定義される。掃除用品10は、20~50cmの長さ及び10~30cmの幅を有してもよい。具体的には、掃除用品10は、後述するように、典型的な掃除器具70のヘッド74に適合するように、最大寸法で測定したとき、長さが30+/-2cmであり、幅が14+/-2cmであってもよい。当然のことながら、当業者であれば、他の形状が実現可能であり、本発明の範囲内であることを理解するであろう。
掃除用品10は、外側に向いた掃除面と、その反対側にある取り付け面とを有してもよい。掃除用品10は、乾燥状態で使用されることが意図されるが、湿式掃除も想到され、本発明の範囲内である。掃除用品10はまた、湿式掃除のための任意の吸収性コアを有してもよい。任意選択的なコアは、具体的には、幅が6.5+/-2cmであり、長さが26+/-2cmであってもよい。
より具体的には、掃除用品10は、少なくとも1つのトウ繊維房15と、少なくとも1つのキャリアシートと、を有する構造を含んでもよい。トウ繊維房15及びキャリアは、向かい合わせの関係で、少なくとも1つの永続結合部38によって接合されて、積層体を形成している。トウ繊維房15(複数可)は、キャリアシートの平面から広がって外方に延在して、Z方向の厚さを与えてもよい。房15は、キャリアシート上に直接配置されてもよい。任意選択的に、房15は、前駆体シートに結合されてもよく、これは次にキャリアシートに接合される。
具体的には、キャリアシートは、合成不織布を含んでもよい。合成繊維を有するキャリアシートは、それらへのトウ繊維の好都合な接合をもたらす。当技術分野で知られているように、不織布には、スパンボンド方式、カード方式、及びエアレイド方式の材料が含まれ、不織布は、合成繊維から作製されている。好適な不織シートは、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第6,797,357号に従って作製されてもよい。キャリアシートは、任意選択的に、ポリオレフィンフィルム又はマイクロファイバーを含み、液体透過性又は不透過性であり得る。
キャリアシートはセルロースを含み、それによって吸収力を提供してもよい。当技術分野で知られているように、セルロース系シートには、永続的な湿潤強度を有する樹脂を添加してもよい。あるいは、吸収性及びバリア性の両方を提供するために、キャリアシートは、好ましくは、セルロース系繊維及び合成繊維の混合物を含んでもよい。
キャリアシートは、坪量が20~80gsmの水流交絡スパンボンド不織布を含んでもよい。Avgol Nonwovens(Tel-Aviv、Israel)の45gsmの不織布が好適であることがわかっている。キャリアシートは、当該技術分野において既知のように、接着剤及び/又は熱接着部を使用して互いに接合された2つ、3つ、又はそれ以上の層の積層体を含んでもよい。ループ又は同様の材料の任意選択的な取り付け用ストライプが、取り付け面に接合されて、掃除用品10をハンドル72又は器具70に取り外し可能に接合し得る。キャリアシートの1つ又は2つ以上の層は、当該技術分野において既知のように、マイクロファイバー、特にナイロンマイクロファイバーを含んでもよい。
掃除用品10は、任意の掃除ストリップ要素を有してもよい。掃除ストリップ要素は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第8,407,848号に開示される一体型突出部を有するポリオレフィンフィルムを含んでもよく、又はトウ繊維のロープであってもよい。掃除ストリップ要素は好ましくは、スパンレース又は水流交絡法などのプロセスを使用して合成不織布に結合された薄織物(tissue)として形成されたウェットレイド繊維の混合物を含んでもよい。掃除ストリップ要素は、具体的に、Suominen(Helsinki、Finland)によってGenesis tissueという名称で販売されている、23gsmの薄織物及び17gsmのポリプロピレンスパンボンドの複合材料を含んでもよい。あるいは、掃除ストリップ要素、前駆体シート及び/又はキャリアシートは、代替的に又は追加的に、ナイロンマイクロファイバーを含んでもよい。
トウ繊維、及びそれにより形成される房15は、合成であってよく、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、生物由来ポリマー(例えば、ポリ乳酸、バイオポリエチレン、バイオポリエステルなど)などを含むポリマーを含んでいてよい。トウ繊維はまた、セルロース、アセチルセルロース、亜麻、麻、黄麻、及びこれらの混合物などの天然物由来の繊維を含んでもよく、この場合、個々の繊維は、束状に製造された比較的長いストランドである。好ましいトウ繊維は、ポリエチレンシースを有するポリプロピレン又はポリエチレンコアを有する二成分繊維である。トウ繊維は、フィラメント当たり1.5~8.0デニール、全捲縮で15,000~95,000デニールを有し得る。トウ繊維は、本譲受人によって販売されているSwiffer(登録商標)Duster(商標)の構成要素である。
トウ繊維房15(複数可)は、複数の永続1次結合部32によってキャリアシートに接合されてもよい。1次結合部32は、離れた又は離脱したトウ繊維がキャリアシートからほどけることを、最小限に抑える又は防ぐことを意図している。このようなシート12及びトウ繊維房15(複数可)は、典型的には、介在シート、介在部材又は介在構成要素をその間に挟んで又は挟まずに、互いに直接重畳されている場合がある。1次結合部32は、当該技術分野において既知であるように、超音波結合38、接着剤結合38、熱接着部38、又はそれらの組み合わせであってもよい。
掃除用品10は、第2の複数の2次結合部34を有する。2次結合部34は、房15が1次結合部32によってキャリアシートに接合された後に形成される。2次結合部34は、概ね直線状であり、少なくとも1、好ましくは少なくとも10、より好ましくは少なくとも20のXY面内のアスペクト比を有する。2次結合部34は、Z方向における房15の厚さを低減する。2次結合部34の縁部と位置合わせされた房15のバランスに対する2次結合部34の厚さの低減により、塵を捕らえるためのチャネルが作られる。2次結合部34は、一定幅であってもよく、又はその末端部に向かって収束してもよい。
2次結合部34は、同じサイズ、長手方向軸に対する配向及び間隔であってもよい。あるいは、2次結合部34は、所望に応じて、可変幅、長さ、間隔、角度配向及び/又は幾何学的形状であってもよい。
2次結合部34によって形成されたチャネルは、大きい塵を掃除用品10の長手方向軸LAに接近する方向に進入させることができる。特にこの配置は、通常の使用中により大きい塵が2次結合部によって形成されたチャネル内で捕らえられ得る一方で、より小さい塵が房15によって捕らえられるという利益を提供する。
2次結合部34は、その上に配置された接着剤を有してもよい。接着剤は、2次結合部34によって形成されたチャネルに入る塵の保持を補助する。好適な接着剤は、接触接着剤を含む。接着剤は、噴霧、ローラー、及びゾーンコーティングのための当該技術分野において既知の他の技術によって、2次結合部34に適用されてもよい。
房15のフィールドの横断方向縁部222は、キャリアシートの横断方向縁部22と並置されてもよく、又はそれと一致してもよい。好ましくは、外周結合部34Pは、房15のフィールドのトウ繊維をそれぞれの横断方向縁部22、222にて接合する。この配置は、連続ウェブから又は介在1次結合部32のない横断方向縁部22の付近にあるスリット36上の個々の掃除用品10を分離するときに、トウ繊維の損失の発生を防止する。本明細書で使用する場合、スリット36は、2つの繊維及び下にあるキャリアシートを通過して、それにより房15を形成する。
本発明に係る掃除用品10は、キャリアシートを提供することによって作製されてもよい。トウ繊維は、キャリアシート上に配置される。本明細書に示す実施形態では、トウ繊維は一般に長手方向に揃えられているが、本発明はそのように限定されない。トウ繊維は、横断方向にオフセットされた1次結合部32を用いてキャリアシートに接合されている。1次結合部32は、横断方向に向けられている。1次結合部32はティアドロップとして示されているが、本発明はそのように限定されない。1次結合部32は、トウ繊維がそれによってキャリアシートに永続接合される限り、直線状又は任意の所望の形状及びサイズであってもよい。
房15は、結合部38間のキャリアシート及びトウ繊維を複数のスリットで切断することによって作製される。房15を形成するトウ繊維の基端部は、それぞれの1次結合部32によって画定されている。2つの連続スリット36は、それぞれの房15のトウ繊維の基端部を画定及び形成している。
房15は、房15の厚さをZ方向に増加させるために、任意選択的に毛羽立たせることができる。任意の毛羽立ちは、当該技術分野において既知であるように、空気を吹き込むことによって達成され得る。
スリット36の形成及び毛羽立ちの後、2次結合部34が適用される。2次結合部34は、1次結合部32と同様に形成されてもよく、又は異なる方法によって形成されてもよい。2次結合部34は、当該技術分野において既知であるように、超音波結合38、接着剤結合38、熱接着部38、又はそれらの組み合わせであってもよい。2次結合部34を形成する任意のそのような方法は、視覚的に識別可能な2次結合部34が形成され、2次結合部34とトウ繊維の少なくとも2つ以上の隣接する房15との間のZ方向の厚み差を提供する限り、好適である。
2次結合部34は、房15のフィールドの長手方向縁部220と交差することが好ましい。この配置により、大きな塵用の開口部を長手方向軸に向かう方向で房15のフィールドに進入させて、接着剤及び/又は隣接して2次結合部の境界を形成する房15によって保持することができる。2次結合部34がないと、大きな塵が房15のフィールドの長手方向縁部220に取り込まれ、房15が塵を更に捕らえることを妨げる場合がある。
この幾何学的形状は、本譲受人によって販売されているSwiffer(登録商標)Sweeper(商標)器具70などの、共通サイズの掃除器具70と共に使用されるときに、房15及び2次結合部34が掃除器具のヘッド74の先端を包み込むことができるという利益を提供する。掃除器具70のヘッド74の先端を包み込むことは、壁及び幅木に沿った掃除を改善すると考えられる。先端上の房15の量は、2次結合部34によって制御することができ、2次結合部34の幅に反比例する。
特に図1A~4Cを参照すると、掃除用品10は、横断方向軸TAに平行である連続2次結合部34を有してもよい。この幾何学的形状は、2次結合部34チャネルによって塵が一般に前進及び後進運動方向に進入できるようにすると同時に、大量の塵を収容する十分な容積を提供できるという利益を提供する。
横断方向に平行である2次結合部34の配列は、横方向に概ね配向され、縦方向に垂直である。熱結合及び超音波結合は、典型的には、任意の時点で横方向に発生する。2次結合部34のサイズが横方向に増大するにつれ、2次結合部34の形成に必要なアンペア数も同様に増加する。アンペア数の増加は、典型的には、機器コストの上昇をもたらし、製造コストの上昇につながる。以下に説明する、ある変形形態は、熱結合及び/又は超音波結合を使用して横断方向に平行な同等の2次結合部34の形成に必要なアンペア数に対して、2次結合部34の形成に必要なアンペア数が少ないという利点を有することが示されている。
概ね平行かつ等間隔の房15の列が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。等しい又は等しくない間隔、及び等しい又は等しくない可変幅、及び等しい又は等しくない房15密度を有する、予測的に2~15の列を使用することができる。房15の列は、横断方向軸に対して互いに平行であってもよく、横断方向軸に対して互いに斜めであってもよく、又は他の列に対して互いに斜めであってもよい。任意選択的に、接着剤は、列30の間のスペース内に配置されてもよい。列30は横断方向に延在してもよく、かつ長手方向軸で中断されてもよい。房15の間の、テーパ状の房内スペースは、房15がスペースによって中断されないという利益を提供する。したがって、全ての房15は、効果的な掃除に十分な大きさであるように選択することができる。
このピッチ、すなわち房15の密度は、長手方向縁部20からの任意の所定の間隔で一定であってもよい。房15は、長手方向軸及び横断方向軸に対して両側に互い違いに配置されてもよい。房15は、それらの間に適切な間隔を提供するために、及び前後の移動の掃除(back and for the sweeping)中に塵の保持力を提供するために、両方の方向に、隣接する房15の位置と完全に重なり合ってもよい。あるいは、最大直径、又は長手方向軸に平行に取られた他の最大寸法を有する各房15、及び、特定の列の隣接する房15間のピッチは、その最大直径/寸法よりも大きくてもよい。
このような掃除用品は、当該技術分野において一般的なように、当該長手方向軸に概ね平行に、3つ折りであってもよい。この構成は、掃除器具のヘッド74への取り付けに一般的に使用するための、三等分部のうち外側の2つを提供する。所望であれば、房15は、壁及び幅木に沿った掃除を提供するために、外側の三等分部のうちの少なくとも1つに、及び任意選択的に両方に、配置されてもよい。
この幾何学的形状は、本譲受人によって販売されているSwiffer(登録商標)Sweeper(商標)器具70などの、共通サイズの掃除器具70と共に使用されるときに、房15が掃除器具のヘッド74の先端を包み込むことができるという利益を提供する。掃除器具70のヘッド74の先端を包み込むことは、壁及び幅木に沿った掃除を改善すると考えられる。先端上の房15の量は、スペース31によって制御することができ、スペース31の幅に反比例する。
任意選択的に、掃除用品を接着剤、ろう、ニュートン流体オイル若しくは非ニュートン流体オイル、又はそれらの組み合わせによって、完全に又は部分的にコーティングして、洗浄を改善し、かつ吸収された塵の保持性を増大し得る。特に、任意の構成のトウ繊維房15は、鉱油コーティングでコーティングされてもよい。このコーティングは、油対界面活性剤の比が約90%~10%の、鉱油と界面活性剤との混合物を含んでもよい。界面活性剤は、表面エネルギーを低減することによって、トウ繊維を湿潤させるように油を誘導する利益を提供する。界面活性剤は、非イオン性界面活性剤であり得る。
特に図1A~1Cを参照すると、2次結合部34は、11~20cmの長さC1、0.1~1.5cmの幅C2及び1~10cmのその間のピッチC3を有してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。6つの等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図1D~1Fを参照すると、2次結合部34は、結合部によって形成されるチャネルの表面を増大させて塵の保持を増大させるために、可変幅であってもよい。2次結合部34は、単調なテーパ状であっても、又は図示するように球状であってもよい。
特に図2A~2Cを参照すると、掃除用品10は、横断方向軸TAに平行である中断した2次結合部34を有してもよい。2次結合部34は、2~8cmの長さC1及び0.1~1.5cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34はその間に1~10cmのピッチC3を有してもよい。2次結合部34間の横断間隔S3は、1~6cmの範囲であってもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
この幾何学的形状は、2次結合部34チャネルが一般に前進及び後進運動方向に進入できるようにすると同時に、大きな塵を保持するために、長手方向軸LA上及び長手方向軸LAに近接した房15を有し得るという利益を提供する。
12つの等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図2D~2Fを参照すると、2次結合部34は単調なテーパ状であってもよい。この配置は、塵が2次結合部によって作製されたチャネルに入ると、2次結合部34が塵を捕らえるのに十分狭いとき場合に塵が捕捉されるという利益を与える。
特に図3A~3Cを参照すると、掃除用品10は、横断方向軸TAに平行である連続2次結合部の対34を有してもよい。2次結合部34の対とは、2つの2次結合部34が比較的狭い近接した間隔で配置され、その対が2次結合部34の別の対から離れて配置されていることを意味する。
2次結合部34の対を有する本明細書に記載の実施形態のそれぞれについて、2次結合部34の対は、2次結合部に比較的広い幅を必要とせずに、塵の回収のためのチャネルを形成できるという利益を提供する。2次結合部34は、典型的には、横方向に形成される。2次結合部34の幅が(図3A~3Bの水平方向に)増大するにつれて、熱封止又は超音波結合を使用して結合を達成するための必要なアンペア数も同様に増加する。2つの、より狭い対の2次結合部34を使用すると、単一のより広い2次結合部よりも少ないアンペア数のスパイクを必要とする。
特に図3A~3Cを参照すると、2次結合部34の対はそれぞれ、11~20cmの長さC1及び0.1~1.5cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34の対は、その間に1~10cmの間隔C3を有してもよい。2次結合部34の対の間のチャネルは、0.1~1cmの範囲であってもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
この幾何学的形状は、2次結合部34チャネルが一般に前進及び後進運動方向に進入できるようにすると同時に、大きな塵を保持するために、長手方向軸LA上及び長手方向軸LAに近接した房15を有し得るという利益を提供する。
6対の等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。2次結合部34は、2次結合部34の対内で異なる厚さ、又は図示するような結合対間の異なる厚さを有してもよい。
中断した図4A~4Cを参照すると、連続2次結合部34の対は、長手方向軸LAに近接して中断されてもよい。この幾何学的形状は、2次結合部34の対のチャネルが一般に前進及び後進運動方向に進入できるようにすると同時に、大きな塵を保持するために、長手方向軸LA上及び長手方向軸LAに近接した房15を有し得るという利益を提供する。
横方向に対向する2次結合部34の横断方向に対向する対の間の中断により、熱封止又は超音波結合中のアンペア数が更に低減される。アンペア数の低減により、製造コストが低減される可能性がある。
2次結合部34の対はそれぞれ、2~8cmの長さC1及び0.05~0.5cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34の対は、その間に1~10cmの間隔C3を有してもよい。2次結合部34の対の間のチャネルC4は、0.1~1cmの範囲であってもよい。2次結合部34は、長手方向軸LAを横断方向に横切る1~6cmの間隔S3を有してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
12対の等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34の対を利用してもよい。
図5A~8C、17A~17C及び20A~21Cを参照すると、2次結合部34は、長手方向軸LAに対して連続的かつ対角線状に配向されてもよい。本明細書で記載及び請求されるこのような実施形態全てについて、対角線状の配向により、前後運動の間に、2次結合部34によって形成されたチャネルに入る塵が、チャネルに接する房15を捕らえ、それによって保持され得るという利益が提供される。更に、チャネルは、掃除中に発生する旋回及び横方向運動中に塵を捕らえることができる。
更に、本明細書に記載及び請求される対角2次結合部34の実施形態全てについて、製造中の結合工程の瞬間的なアンペア数引き込みは、超音波結合又は熱結合中に横断方向に配向された2次結合部34と比較して低減される。アンペア数の低減は、任意の時点において、より小さい結合面積が存在するために生じる。
図5A~5Cを参照すると、2次結合部34はそれぞれ、11~20cmの長さC1及び0.1~1cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34は、その間に1~10cmの間隔C3を有してもよい。2次結合部34は、長手方向軸LAと30~75度の角度A1を形成してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
7つの等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図6A~6Cを参照すると、対角線状に配向された2次結合部34は、長手方向軸LAに近接して中断されていてもよい。この実施形態も、また、塵の保持のための長手方向軸上の房15及び製造中に必要とされる瞬間的なアンペア数を低減するための対角線状結合という利益を提供する。2次結合部34は、他の2次結合部34から対角線状方向にオフセットされてもよい。この配置は、2次結合部34の配置を所期の掃除作業向けにカスタマイズしてもよいという利益を提供する。図6A~6Bに示すように、2次結合部34は、隣接する2次結合部34から等間隔又は不等間隔であってもよい。
2次結合部34はそれぞれ、2~8cmの長さC1及び0.1~1cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34は、その間に1~10cmの間隔C3を有してもよい。2次結合部34は、長手方向軸LAと30~75度の角度A1を形成してもよい。2次結合部34は、長手方向軸LAを横断方向に横切る1~6cmの間隔S3を有してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
14個の概ね等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図7A~7Cを参照すると、連続的な対角線状の2次結合部34線を対にしてもよい。この配置は、2次結合部34の対と対角線状配向との有利な組み合わせのために、任意の時点における瞬間的なアンペア数要件の低減という利益を提供する。
2次結合部34はそれぞれ、11~20cmの長さC1及び0.05~0.5cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34の対は、その間に1~10cmの間隔C3を有してもよい。2次結合部34は、2次結合部34の対から0.1~1cmの間隔を有してもよい。2次結合部34は、長手方向軸と30~75度の角度A1を形成してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
7対の等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34の対を利用してもよい。
図8A~8Cを参照すると、2次結合部34は、対にされ、対角線状に配向され、中断され、長手方向軸LAの他方の面に配置された2次結合部34からオフセットされてもよい。この配置は、2次結合部34を超音波結合又は熱結合するために必要とされる瞬間的なアンペア数を有利に更に低減する。また、長手方向軸LAに近接する房15は保持され、塵のための容量を有利に増加させる。
2次結合部34のそれぞれ、2~8cmの長さC1、及び0.5~5cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34の対は、1~10cmの間隔C3及び01~1cmの2次結合部34の対の間の間隔C4を有してもよい2次結合部34は、長手方向軸と30~75度の角度A1を形成してもよい。2次結合部34は、長手方向軸LAを横断方向に横切る1~6cmの間隔S3を有してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
14対の平行かつ概ね等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図9A~12C、19A~19C及び22A~22Cを参照すると、2次結合部34は、長手方向軸LAを横切って架橋する、連続的な山形であってもよい。山形は、2次結合部34の熱結合及び超音波結合のための瞬間的なアンペア数要件の低減という利益を提供する。山形の対角線状脚部はそれぞれ、2次結合部34のチャネルにおける塵の保持を提供する。山形は、2つの異なる方向に対角線状に配向されたチャネルを有利に提供する。2つの異なる配向は、掃除動作が様々な方向に生じる際に、異なる方向で泥を捕らえる利点を提供する。
図9A~9Cはまた、任意の外周結合部34Pが存在しないことも示している。外周結合部34Pを無くすことにより、特に外周結合部34Pが横断方向に平行である場合、外周結合部34Pの形成に必要なアンペア数が低減されるという利益が提供される。もちろん、トウ繊維は、外周結合部34Pなしに離脱されてもよい。
2次結合部34の各脚部は、5~10cmの長さC1及び0.1~1cmの幅C2を有してもよい。2次結合部34は、1~10cmの間隔C3を有してもよい。2次結合部34は、長手方向軸と30~75度の角度A1を形成してもよい。これらの2次結合部34は、房15のフィールドの両方の長手方向縁部220の両方と交差して、塵が好都合に進入できるようにする。
6つの等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図10A~10Cを参照すると、2次結合部34は、中断山形パターンを形成して、長手方向に配向したヘリンボーンパターンを形成してもよい。ヘリンボーンパターンは、2次結合部34の熱結合及び超音波結合のための瞬間的なアンペア数要件の低減という利益を提供する。各ヘリンボーンの対角線状脚部は、2次結合部34のチャネルにおける塵の保持を提供する。ヘリンボーンパターンは、有利には、2つの異なる方向に対角線状に配向されたチャネルを提供する。2つの異なる配向は、掃除動作が様々な方向に生じる際に、異なる方向で泥を捕らえる利点を提供する。長手方向軸LAに最も近い房15は、塵保持の容量を向上させるという利点を提供し、2次結合部34の形成に必要なアンペア数を更に低減する。
6つの2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図11A~11Cを参照すると、2次結合部34は、対になった連続的な山形の形態であってもよい。この配置は、塵を捕らえるために、頂点及びより多くの2次結合部34での保持という利益を提供する。2次結合部34は10~18cmの横方向スパンS2を有し、山形2次結合部34の各脚部は5~10cmの長さC1、0.1~1cmの2次結合部34幅C2、0.1~10cmの2次結合部34の対の間の間隔C3及び0.1~1cmの対内の2次結合部34間の間隔C4を有してもよい。2次結合部34は、長手方向軸LAに対して30~75度の角度A1で形成されてもよい。
6つの等間隔の2次結合部34対が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図12A~12Cを参照すると、中断した山形状2次結合部34を対にして、塵を捕らえるためのより多くのチャネルを与えてもよい。2次結合部34は、1~6cmの長手方向軸LAにわたって距離S3だけ離間されていてもよい。
14個の概ね等間隔の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図12D~12Fを参照すると、前述の実施形態のいずれも、可変幅の2次結合部34を有してもよい。この配置は、2次結合部によって形成されたチャネル内でのより大きな表面積という利益を提供する。予言的には、増大した表面積は、チャネル内でのより多くの塵の捕捉を提供すると考えられる。同様に、2次結合部34の拡大された比較的広い部分は、塵の蓄積のために利用可能なリザーバを増大させると考えられる。2次結合部34の拡大部分は、使用者が掃除用品を様々な方向に移動させる際に、長手方向にオフセットされて蓄積に備えてもよい。
図13A~16Cを参照すると、ダイヤモンド形状であってもよい。もちろん、2次結合部34には、曲線の辺を有し、頂点を持たない同様の形状を使用してもよいことを認識されたい。ダイヤモンド形状2次結合部34は、また、製造工程の結合ステップ中に、任意の時点により小さい結合面積が提示されるために、製造工程の結合ステップ中のアンペア数が低減されるという利益を提供する。ダイヤモンド形状は、長手方向軸LAに対して反対方向に配向されたチャネルの2次結合部34の利点を与え、塵を捕捉するより多くの機会を与える。これは前後の掃除運動中に塵を捕捉するための対称2次結合部34パターンである。
図13A~13Cを参照すると、2次結合部34は、中実であり、房フィールド220の本質的に一方の長手方向縁部から他方まで連続していてもよい。この配置は、より長い2次結合部34長さという利益を提供する。上記の2次結合部34の寸法は、この実施形態に好適であると考えられ、隣接する結合の頂点間の間隔C3が2~20cmであり、2次結合部34の長さC1は11~20cmである。
5つの完全かつ部分的に等間隔のダイヤモンド形状の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図14A~14Cを参照すると、ダイヤモンド形状の2次結合部34は、中心線に近接して中断されてもよい。この配置は、上述の対称性を保持しながら、容量のための長手方向軸LAに近接する房15の利益を提供する。2次結合部34は、1~6cmの横断方向S3の距離で離間していてもよい。2次結合部34の開放端部は、隣接する開放端部から、2~10cmの長手方向距離A3Aで離間されてもよい。
10の等間隔のダイヤモンド形状の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図15A~15Cを参照すると、連続ダイヤモンド形状2次結合部34を対にして、塵を捕らえるためのより多くのチャネルを与えてもよい。上記対称性がまた保持される。
5つの完全かつ部分的に等間隔のダイヤモンド形状の2次結合部34が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔の、より多い又はより少ない2次結合部34を利用してもよい。
図16A~16Cを参照すると、2次結合部34の対は、長手方向軸LA近くにより多くの房の容量を提供するために中断されていてもよい。上述のダイヤモンド形状2次結合部34の実施形態について上述した寸法は、好適であると考えられる。
10の完全かつ部分的に等間隔のダイヤモンド形状2次結合部34対が示されているが、本発明はそのように限定されるものではない。より多い又はより少ない同様の又は異なるサイズ及び/又は間隔を利用してもよい。
図3A~4C、7A~8C、11A~12F、15A~16C及び17を参照すると、図示するように、2次結合部34の対を利用してもよい。しかし、本発明はそのように限定されない。3つ、4つ以上の2次結合部34は、狭い間隔で配置され、他の狭い間隔で配置された2次結合部34から離れて配置されてもよい。2次結合部34の対又は狭い間隔で配置された2次結合部34は、それらの間の房15の厚さが2次結合部の直下の厚さよりも大きく、結合されていない房15の厚さよりも小さいという利益を提供する。この配置は、掃除用品10のz方向に3つの異なる厚さの領域が形成されるという利益を提供する。
図17を参照すると、2次結合部34は、隣接する2次結合部34から等間隔又は不等間隔であってもよい。2次結合部34は、同様の幾何学的形状、サイズ、角度配向及び形状であってもよく、又は相互に異なる幾何学的形状、サイズ、角度配向及び/又は形状であってもよい。掃除用品10は、任意選択的に、ストリップ17を有してもよい。ストリップ17は、1を超える長さ対幅のアスペクト比を有する。所望により、長手方向軸LAに対して概ね平行に配向され、かつ所望により長手方向軸LAと一致する、細長いトウ繊維ロープを使用することができる。
図18を参照すると、対照サンプル1A及び2Aによってそれぞれ示すような、低レベルのコーティング及び高レベルのコーティングを有する、従来技術による房状掃除用品を、ピックアップに関して試験した。
図19A~19Bを参照すると、対照掃除用品は、米国特許第8617685号に従って作製され、房15の均一なグリッドを有していた。
先行技術によるこれらの掃除用品は、それぞれ約1.88グラム及び2.02グラムの塵をピックアップした。
サンプル1B及び2Bによってそれぞれ示されるように、同一のコーティングレベルを有する本発明による2つの掃除用品10も試験した。
掃除用品は、図5A~5Cに示す結合パターンを有していた。これらの掃除用品10の2次結合部34は、30mmピッチで4mm幅であった。本発明によるこれらの掃除用品10は、それぞれ約1.96グラム及び2.13グラムの塵を予想外にピックアップした。
以下の表1に示すように、予想外のピックアップの改善を以下の表1に示す。
表1に示すように、ピックアップの改善は、低コーティング掃除用品10では7.4%、高コーティング掃除用品10では8.7%である。ピックアップによって測定される性能の平均改善は、8.05%である。先行技術による対照掃除用品が非常に有効であると考えられるため、8%の性能改善は有意であると考えられる。
図20Aを参照すると、掃除用品10は、特定の作業に応じて、乾燥、湿潤及び/又は予備湿潤掃除と共に使用するために、掃除器具70に取り外し可能に取り付け可能であってもよい。掃除器具70は、掃除用品10を受容するためのヘッド74と、それに接合される細長ハンドル72とを有し得る。典型的な床掃除器具70は、使用者によって把持されるハンドル72と、このハンドルに取り付けられた、好ましくは枢動可能にそれに取り付けられたヘッド74とを有する。ヘッド74は、床又は他の標的表面に接触して移動する。掃除用品10は、ヘッド74の底部に取り外し可能に取り付けられ得る。取り付けシステムは、好適で任意選択的なハンドル72への掃除用品10の取り外し可能な取り付けをもたらすことができる。用具70への掃除用品10の取り外し可能な取り付けは、接着剤32、面ファスナーシステム、細長いスリーブ、グリッパなどを使用して達成することができる。グリッパ及び好適な掃除器具70は、同一譲受人に譲渡された米国特許第6,484,356号に開示されている。
図20Bを参照すると、掃除用品10は、洗浄溶液又は外観若しくは消毒のための表面処理などの他の目的に使用可能な他の溶液と共に任意選択的に使用されてもよい。床掃除器具70は、使用者が直立している間の床掃除を可能にしてもよく、1つ以上のノズル76を介してリザーバ75から床への洗浄溶液又は他の液体の噴霧を提供してもよい。好適なスプレー器具70は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第5,888,006号、同第5,988,920号、同第6,842,936号、同第7,182,537号、同第7,536,743号、同第7,676,877号及び同第8,186,898号に開示されている。洗浄溶液は、掃除用品10に予め適用されて、予め湿らせた掃除用品10を作ってもよく、又は掃除用品10及び/又は標的表面上に適用するために、別個のリザーバ75の内部に収容されてもよい。洗浄溶液は、大部分が水であり、少なくとも約0.5、2、5又は10重量%の固体、あるいは少なくとも約30又は50重量%の水性溶媒、非水性溶液、又はその混合物を含み得る。任意選択的な真空を有する好適な器具70は、米国特許第7,137,169号に開示されている。
図20Cを参照すると、器具70は、固定された関係で使用され、かつ1つ又は2つ以上の歯73を含む、ハンドル72及びヘッド74を有してもよい。歯73は、掃除用品10内のスリーブに挿入されてもよい。この構成により、掃除用品10は、小さな物体を掃除するためのダスターとして便利に使用することが可能になり、スペース31が締め付けられる。ダスター型掃除用品10のための好適な器具70は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第8,578,564号及び第D674,949S号に開示されている。
所望される場合、掃除用品10は、自律的に移動するロボットは無人機と共に使用され、かつそれに取り外し可能に取り付けられてもよい。本発明の掃除用品と共に使用するためのロボット及び無人機の好適な例は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第6,941,199号、同第6,810,305号、同第6,779,217号、同第6,481,515号、同第6,459,955号及び2016年1月11日に出願された米国特許出願第14/992,195号、P&G Case 14189に見出される。湿式掃除及び乾式掃除による使用のためのロボットの例は、米国特許第7,389,156号、同第8,774,966号、及び同第8,855,813号に見出される。データ制御システムは、米国特許第7,431,524号に記載されているように、掃除用品10と共に利用されてもよい。
掃除用品10はまた、ハンドル72又は器具70を使用せず、手で使用することもできる。所望される場合、本明細書に記載した様々な掃除用品10をキットとしてパッケージ化及び販売してもよい。この構成は、使用者が、異なる作業に対して異なる掃除用品10の選択肢を有するという利益を提供する。例えば、所望される場合、複数サイズの掃除用品10を、単一のキットとしてまとめて販売することができる。この構成により、使用者は、急な作業に対して最良に適した、特定の掃除用品10を選択することができる。
掃除用品10は、その任意の組み合わせで、以下の非限定的な段落のいずれかに従って作製することができる。
A.XY面及びXY面に垂直なZ方向を画定する縁部20、22によって囲まれた掃除用品10であって、
第1面及び第1面に対し反対側の第2面とを有するキャリアシートと、
複数の1次結合部32によって当該キャリアシートの当該第1面に接合され、かつ当該第1面からZ方向に外方に延在して、当該z方向にトウ厚さを有する複数の別個のトウ繊維と、
少なくとも1つの複数のトウ繊維上に配置され、Z方向に2次結合部34厚さを有する少なくとも1つの細長い2次結合部34とを備え、当該2次結合部34厚さが、Z方向の当該トウ厚さよりも小さく、当該2次結合部34が、少なくとも2つの隣接する複数のトウ繊維を架橋する、掃除用品10。
B.XY面及びXY面に垂直なZ方向を画定する交互の長手方向縁部及び横断方向縁部20、22によって囲まれた掃除用品10であって、当該用品が長手方向軸を有し、
第1面及び第1面に対し反対側の第2面とを有するキャリアシートと、
複数の1次結合部32によって当該キャリアシートの当該第1面に接合され、かつそこからZ方向に外方に延在して、当該Z方向に房15厚さを有する、トウ繊維の複数の別個の離間された房15と、
少なくとも1つの房15に配置され、Z方向に2次結合部34厚さを有する少なくとも1つの細長い2次結合部34とを備え、当該2次結合部34厚さが、当該房15厚さよりも小さく、各当該2次結合部34が、少なくとも2つの隣接するトウ繊維の房15を架橋する、掃除用品10。
C.XY面及びXY面に垂直なZ方向を画定する交互の長手方向縁部及び横断方向縁部20、22によって囲まれた掃除用品10であって、長手方向軸を有し、
第1面及び第1面に対し反対側の第2面とを有するキャリアシートと、
複数の1次結合部32によって当該キャリアシートの当該第1面に接合された複数の別個の離間したトウ繊維の房15であって、当該XY面において当該複数の房15を少なくとも部分的に通じてチャネルを形成する、房を通る少なくとも1つの2次結合部34を有する、複数の別個の離間したトウ繊維の房15を備える、掃除用品。
D.当該複数のトウ繊維が複数のトウ繊維の線を備える、段落Aに記載の掃除用品10。
E.当該少なくとも1つの2次結合部34が、複数の離間した2次結合部34を備える、段落A、B及びCに記載の掃除用品10。
F.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の離間した2次結合部34を備え、当該複数の離間した2次結合部34が少なくとも3つの隣接する複数のトウ繊維を連続的に架橋する、段落A、B、C、D及びEに記載の掃除用品10。
G.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34がヒートシール2次結合部34である、段落A、B、C、D、E及びFに記載の掃除用品10。
H.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該2次結合部34が超音波2次結合部34である、段落A、B、C、D、E、F及びGに記載の掃除用品10。
I.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34が、実質的に同じ幾何学的形状である、段落A、B、C、D、E、F、G及びHに記載の掃除用品10。
J.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該トウ繊維全体にわたって当該トウ繊維に対する横断方向に延在する、段落Cに記載の掃除用品10。
K.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が互いに平行である、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I及びJに記載の掃除用品10。
L.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が直線状であり、当該複数のトウ繊維全体にわたって、当該複数のトウ繊維全体に対する横断方向に延在する、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J及びKに記載の掃除用品10。
M.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該複数のトウ繊維の房15の縁部220、222と交差し、そこから末端部まで延在する、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K及びLに記載の掃除用品10。
N.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該トウ繊維の複数の房15のそれぞれの縁部220、222と交差し、そこから末端部まで延在し、当該末端部が当該長手方向軸と一致しない、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L及びMに記載の掃除用品10。
O.当該少なくとも1個の2次結合部34が、当該複数の房15の第1の長手方向縁部220と交差して、そこからそれぞれの第1の複数の末端部まで延在する第1の複数の2次結合部34を備え、当該複数の房15の第2の長手方向縁部220と交差して、そこから複数のそれぞれの第2の末端部まで延在する第2の複数の2次結合部34を備える、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M及びNに記載の掃除用品10。
P.当該少なくとも1つの2次結合部34が、当該複数の房15の第1の長手方向縁部220と交差して、そこからそれぞれの第1の複数の末端部まで延在する第1の複数の2次結合部34を備え、当該複数の房15の長手方向縁部220と交差して、そこからそれぞれの第2の複数の末端部まで延在する第2の複数の2次結合部34を備え、当該第1の複数の2次結合部34及び当該第2の複数の2次結合部34が山形パターンで配列されている、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N及びOに記載の掃除用品10。
Q.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該房15の当該長手方向縁部220と交差して、そこから末端部まで収束する、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N及びOに記載の掃除用品10。
R.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該複数の房15の長手方向縁部220と交差して、そこから末端部まで延在し、当該2次結合部34が2~12mmの一定幅を有する、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N及びOに記載の掃除用品10。
S.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該複数の房15の1つの長手方向縁部220と交差して、当該長手方向軸に概ね垂直に延在する、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N及びOに記載の掃除用品10。
T.当該少なくとも1つの2次結合部34が複数の2次結合部34を備え、当該複数の2次結合部34の各当該2次結合部34が、当該複数の房15の1つの当該長手方向縁部220と交差して、そこから対角線状に延在する、段落A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N及びOに記載の掃除用品10。
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は「約40mm」を意味することが意図されており、「約1100kPa」と開示された圧力は、1103.2kPaを含むことが意図されている。
相互参照される文書又は関連特許若しくは出願を含めた、本明細書に引用される全ての文書は、明示的に除外されるか又は特に限定されない限り、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。範囲を規定するものとして本明細書で示した全ての限定を、範囲を規定する任意の他の限定と共に用いてもよい。すなわち、ある範囲の上限を別の範囲の下限と共に用いてもよく、逆もまた同様である。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図されている。

Claims (4)

  1. XY面及び前記XY面に垂直なZ方向を画定する交互の長手方向縁部及び横断方向縁部によって囲まれた掃除用品であって、長手方向軸を有し、
    第1面及び前記第1面に対し反対側の第2面を有するキャリアシートと、
    複数の1次結合部によって前記キャリアシートの前記第1面に接合された複数の別個の離間したトウ繊維の房であって、複数の2次結合部を有し、前記複数の2次結合部は、前記XY面において少なくとも部分的に前記複数の房を通、塵を捕らえるためのチャネルを形成する、複数の別個の離間したトウ繊維の房とを備える、掃除用品であって、
    前記2次結合部は、ダイヤモンド形状の前記チャネルを形成し、前記チャネルは、前記長手方向軸に関して線対称である、掃除用品。
  2. 前記複数の2次結合部がヒートシール2次結合部である、請求項1に記載の掃除用品。
  3. 前記複数の2次結合部が超音波2次結合部である、請求項1又は2に記載の掃除用品。
  4. 前記複数の2次結合部の各前記2次結合部が、前記トウ繊維全体にわたって前記トウ繊維に対する横断方向に延在する、請求項1~3のいずれか一項に記載の掃除用品。
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