JP7455201B2 - 操作体および製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、操作体および製造方法に関する。
下記特許文献1には、揺動操作される操作ノブを、ケースに設けられた軸部によって動作可能に支持したスイッチ装置が開示されている。
特開2015-53153号公報
しかしながら、上記特許文献1の操作ノブは、動作する方向が軸部を通る揺動軸線を中心とした円弧方向に限られており、操作ノブの動作する方向の設計自由度は小さかった。また、操作ノブとケースとは別個の部材によって形成されていたため、操作ノブとケースとを互いに組み合わせるための組立工程が必要という問題があった。
一実施形態に係る操作体は、基部と、基部に対して揺動可能に設けられた操作部と、基部と操作部とを弾性的に接続する支持部と、基部、及び、支持部、及び、操作部は一体的に形成されており、基部、または、操作部は壁部を有し、壁部は、筒形状を有し、支持部の周囲を取り囲んで配置されることにより内部空間を形成し、支持部は内部空間に配置される。
一実施形態によれば、操作ノブの動作する方向の自由度が高く、基部と支持部と操作部とを組立てる組立工程が不要な操作体を提供することができる。
第1実施形態に係る操作体の外観斜視図 第1実施形態に係る操作体の上面図 図2に示す切り取り線A-Aで切断した第1実施形態に係る操作体の斜視断面図 図2に示す切り取り線A-Aで切断した第1実施形態に係る操作体を第3の方向から見た側方断面図 図2に示す切り取り線B-Bで切断した第1実施形態に係る操作体の斜視断面図 図2に示す切り取り線B-Bで切断した第1実施形態に係る操作体を第2の方向から見た側方断面図 図4に示すC部を拡大した一部拡大断面図 第1実施形態に係る操作体の製造方法の手順を示すフローチャート 第1実施形態に係る支持部が有する立体的多層構造の一例を示す図 第1実施形態に係る支持部が有する立体的多層構造の他の一例を示す図 第1実施形態に係る支持部に適用され得る構造体の一例を示す図 第1実施形態に係る支持部に適用され得る構造体の一例を示す図 第1実施形態の変形例に係る操作体の上面図 図13に示す断面線F-Fで切断した第1実施形態の変形例に係る操作体の斜視断面図 図13に示す断面線F-Fで切断した第1実施形態の変形例に係る操作体を第3の方向から見た側方断面図 図15に示すH部を拡大した一部拡大断面図 図13に示す断面線G-Gで切断した第1実施形態の変形例に係る操作体を第2の方向から見た側方断面図 第2実施形態に係る操作体の外観斜視図 第2実施形態に係る操作体の上面図 図19に示す切り取り線D-Dで切断した第2実施形態に係る操作体を第3の方向から見た側方断面図 図19に示す切り取り線E-Eで切断した第2実施形態に係る操作体を第2の方向から見た側方断面図 第3実施形態に係る操作体の外観斜視図 第3実施形態に係る操作体の外観斜視図 第3実施形態に係る操作体の上面図 第3実施形態に係る操作体のX軸正側から見た側面図 第3実施形態に係る操作体のY軸負側から見た側面図 第3実施形態に係る操作体のH-H断面線による断面を示す断面図 第3実施形態に係る操作体のH-H断面線による断面の支持部の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体のI-I断面線による断面の支持部の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体のJ-J断面線による断面の支持部の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第1実施例および第3実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第2実施例および第4実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第5実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第6実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第7実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第8実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第9実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第10実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第11実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第12実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第13実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第14実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第15実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第16実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第17実施例の構成を示す斜視断面図 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第1実施例~第17実施例の構成および実施結果の一覧を示す図である。 第3実施形態に係る操作体が備える支持部の第1実施例~第17実施例の構成および実施結果の一覧を示す図である。
以下、図面を参照して、一実施形態(第1実施形態~第3実施形態)について説明する。
〔第1実施形態〕
(操作体100の構成)
図1は、第1実施形態に係る操作体100の外観斜視図である。図2は、第1実施形態に係る操作体100の上面図である。図3は、図2に示す切り取り線A-Aで切断した第1実施形態に係る操作体100の斜視断面図である。図4は、図2に示す切り取り線A-Aで切断した第1実施形態に係る操作体100を第3の方向から見た側方断面図である。図5は、図2に示す切り取り線B-Bで切断した第1実施形態に係る操作体100の斜視断面図である。図6は、図2に示す切り取り線B-Bで切断した第1実施形態に係る操作体100を第2の方向から見た側方断面図である。
なお、以降の説明では、便宜上、X軸方向を前後方向(「第2の方向」の一例)とし、Y軸方向(「第3の方向」の一例)を左右方向とし、Z軸方向を上下方向(「第1の方向」の一例)とする。但し、X軸正方向を前方向とし、Y軸正方向を右方向とし、Z軸正方向を上方向とする。
図1~図6に示す操作体100は、操作者からの操作力によって、操作部130が前方(X軸正方向)、または、後方(X軸負方向)に揺動操作されることを想定した構成を有している。操作体100は、自動車等の車両に設置される車載装置(例えば、パワーウインドウ)の操作を行うスイッチ装置に応用することが出来る。図1~図6に示すように、操作体100は、基部110、支持部120、操作部130、および基板140(「基板」の一例)を備える。
基部110は、概ね直方体形状且つ中空構造を有する容器状の部分である。基部110の内部に形成された内部空間110Aには、基板140が収納されている。内部空間110Aには、スイッチボックス141(「接点」の一例)を実装した基板140が、XY平面に対して水平な姿勢で設置される。
基部110の上方には、基部110の上部から上下方向(Z軸方向)に延設された四角筒状の筒部111が設けられている。筒部111によって構成される筒内空間111Aの下方には、XY平面方向と平行に設けられた底板部111Bが設けられている。底板部111Bには、詳しくは後述するレバー部131を挿通可能な孔が設けられている。
基部110の前側(X軸正側)の側面には、基板140よりも大きな寸法を有する矩形状の開口部112と、開口部112を開閉可能に設けられた蓋部113とが形成されている。蓋部113は、可撓性を有し、下側の縁部に、開口部112の下側の縁部に連結されている連結部113Aを有する。蓋部113は、連結部113Aが可逆的に変形することにより、開口部112を開閉することができる。第1実施形態に係る操作体100は、蓋部113を開くことにより、開口部112から、内部空間110Aに基板140を挿入して設置することができる。
支持部120は、筒部111の筒内空間111Aに設けられている。支持部120は、柱状(本実施形態では、四角柱状としているが、これに限らない)且つ弾性を有する部分である。支持部120の一端(下端)は、筒部111に設けられた底板部111Bの上面に連続的に形成されている。支持部120の上部は、筒部111の上端部よりも上方まで延設されている。支持部120の他端(上端)は、操作部130の内部空間130Cに露出した天井面130D(すなわち、上壁部130Aの下面)に連続的に形成され、操作部130を支持している。また、支持部120は、操作者からの操作力によって弾性変形して傾倒することによって、操作部130を揺動可能に支持している。
図2~図6に示すように、支持部120は、基部110の筒部111によって囲まれた空間(すなわち、筒内空間111A)内に設けられている。さらに、支持部120は、筒部111とともに、操作部130の上壁部130Aおよび周壁部130Bによって囲まれた空間(すなわち、内部空間130C)内に設けられている。すなわち、支持部120は、基部110および操作部130の双方に囲まれた空間内に形成されている。このため、支持部120は、操作体100の外側から視認できないようになっている。
尚、本実施形態において、筒部111は、支持部120の前方(X軸正方向)に設けられた壁部111C1と、支持部120の右方(Y軸正方向)に設けられた壁部111C2と、支持部120の後方(X軸負方向)に設けられた壁部111C3と、を含む。また、本実施形態において、筒部111は、支持部120の左方(Y軸負方向)に設けられた壁部111C4を含む。また、本実施形態において、壁部(111C1~111C4)は、連続して継ぎ目無く設けられることによって筒形状を有しているが、支持部120の四方を取り囲んで配置されることで筒内空間111Aを形成しておればよく、各壁部の間には隙間が有っても良い。
操作部130は、操作者が前方側(X軸正方向側)に設けられた壁部130B1に触れて斜め後方に引っ張り操作することによって、基部110を基準として揺動する部分である。操作部130は、下側が開口した中空構造を有する。また、操作部130は、上壁部130Aと周壁部130Bとによって囲まれた内部空間130Cを有する。
尚、本実施形態において、周壁部130Bは、支持部120の前方(X軸正方向)に設けられた壁部130B1と、支持部120の右方(Y軸正方向)に設けられた壁部130B2と、支持部120の後方(X軸負方向)に設けられた壁部130B3と、を含む。また、本実施形態において、周壁部130Bは、支持部120の左方(Y軸負方向)に設けられた壁部130B4を含む。また、本実施形態において、壁部(130B1~130B4)は、連続して継ぎ目無く設けられることにより筒形状を有しているが、支持部120の周囲を取り囲んで配置されることで内部空間130Cを形成しておればよく、各壁部の間には隙間が有っても良い。
図3~図5に示すように、壁部(130B1~130B4)によって構成される内部空間130Cには、基部110から上方(Z軸正方向)に延設された筒部111と、筒部111内に配置された支持部120と、が配置される。また、操作部130は、上壁部130Aの下方側に内部空間130Cに面して設けられた天井面130Dを有し、天井面130Dには、支持部120の他端(上端)が連続的に形成されている。操作部130は、操作者からの操作力によって支持部120が弾性変形して傾倒するとき、または、操作後に操作者が操作部130から手を離したとき、基部110に対して、所定の操作方向である前方(X軸正方向)および後方(X軸負方向)の各々に揺動する。また、操作部130は、支持部120よりもY軸負側に、天井面130Dから垂下して設けられた、四角柱状のレバー部131を有する。レバー部131は、基板140の上面の近傍位置にまで至る、上下方向の長さを有する。レバー部131の下端部には、前後方向(X軸方向)に一定の幅を有して上方に切り欠かれた、切り欠き部131Aが形成されている。切り欠き部131Aは、基板140上に設けられたスイッチボックス141の操作突起141Aに係合する。
基板140は、基部110の内部空間110Aにおいて、XY平面に対して水平な姿勢で設置される平板状の部材である。基板140の上面には、概ね直方体形状を有するスイッチボックス141が設けられている。操作突起141Aは、中心軸がY軸方向と平行な円柱形状を有し、Y軸正方向側の端部がスイッチボックス141の内部へと挿入され、Y軸負方向側の端部がスイッチボックス141のY軸負方向側の面から突設され、当該Y軸負方向側の端部を前後方向(X軸方向)にスライド操作可能に設けられた操作部である。また、スイッチボックス141は、操作突起141Aが操作されたときに開閉されてON/OFFが切り替わる接点(不図示)、及び、電気回路(不図示)を有している。操作突起141Aは、操作部130の天井面130Dから垂下して設けられたレバー部131の先端部に形成されている切り欠き部131A内に係合する。そのため、操作力を受けて操作部130が揺動したとき、操作部130の揺動に伴いレバー部131が揺動することによって、切り欠き部131A、及び、切り欠き部131A内に係合した操作突起141Aは操作される。これにより、スイッチボックス141は、ON/OFFが切り替えられる。
ここで、操作体100は、3Dプリンタによって、基部110、支持部120、および操作部130が、樹脂素材から一体的に形成されている。特に、操作体100は、3Dプリンタによって形成されることにより、従来技術(金型を用いた成型技術)ではなし得なかった、"基部110および操作部130に囲まれた空間内に設けられた支持部120を、基部110および操作部130と一体的に形成する"といった構成が、実現可能となっている。これにより、操作体100は、当該操作体100に組み込まれる基板140を除いて、部品点数を削減することができ、よって、複数の部品を組み合わせるといった作業が不要である。したがって、このように形成された操作体100によれば、組み込み作業の手間をかけることなく、基部110に対して操作部130が動作可能に接続された操作体100を提供することができる。
(支持部120の具体的な構成)
図7は、図4に示す操作体100の部分Cを拡大して示した一部拡大断面図である。図7に示すように、操作体100の支持部120は、弾性を有する複数の線状部121が一体的な格子状に組み合わされた立体的多層構造を有する。当該格子は、平面視において四角形状を有する。立体的多層構造とは、複数の線状部121が組み合わされることによって形成される立体的かつ幾何学的な形状を有する複数の構造体が、3軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の各々に対して多層に組み合わされた構造を意味する。このような立体的多層構造は、3Dプリンタによって形成することができる。
尚、本実施形態では、構造による弾性の違いを分かり易く説明するため、弾性を有する単一の組成の樹脂素材を用いて形成した支持部120について説明するが、支持部120は弾性の異なる複数種類の樹脂素材を用いて形成されていてもよい。
また、図7に示すように、支持部120は、上下方向(Z軸方向)においては、上方(Z軸正方向)から順に、上側領域A1,中央領域A2,下側領域A3に分類される。これら3つの領域A1,A2,A3は、立体的多層構造の構成の相違によって、弾性の大きさを調整されていても良い。
尚、各領域(A1~A3、及び、詳細を後述するB1~B3)の弾性の大きさの相対的な違いを分かり易く説明するために、以後、各領域の弾性の大きさを弾性H1~H3と呼称する。ただし、弾性H1~H3とは、各領域の弾性の大小を大まかに比較するための便宜上の呼称であって、各領域に固有の、または、一定の物性値を示すものではない。例えば、弾性を弾性H1~H3で示された各領域は、その内部、及び、各領域の接続部において、弾性の大きさが連続的に変化して調整されてグラデーションのような分布を有していても良い。このことによれば、各領域の内部、及び、各領域が集合して成る支持部120の内部に掛かる内部応力は、一か所に集中することなく当該領域の内部に分散して作用し易くなるので、各領域、及び、支持部120は物理的な力に対する耐久性が向上する。
例えば上側領域A1および下側領域A3は、比較的弾性の大きい弾性H2を有する。一方、中央領域A2は、弾性H2よりも弾性の小さい弾性H3を有する。これにより、内部応力は最も変形し易い領域に集中して作用するので、支持部120は中央領域A2が大きく屈曲する。そのため、操作体100は、操作部130に対して前方(X軸正方向)または後方(X軸負方向)への揺動操作がなされたときに、支持部120は領域A1,A3は殆ど弾性変形せず、領域A2が大きく弾性変形する。そのため、操作部130は前方(X軸正方向)または後方(X軸負方向)に揺動する。このように、支持部120の内部に意図的に変形し易い領域を設けることによって、支持部120の屈曲、及び、操作部130の揺動する方向、及び、操作部130が揺動するときの支点を容易に設計することが出来る。このことによれば、複数の操作方向に揺動可能な操作部130を容易に設計することが出来る。また、複数の操作方向に揺動可能で、且つ、それぞれの操作方向に揺動するときの支点、及び、動作する方向がそれぞれ異なる操作部130を容易に設計することが出来る。
さらに、支持部120は、前後方向(X軸方向)において、前方(X軸正方向)から順に、前側領域B1,中央領域B2,後側領域B3に分類される。これら3つの領域B1,B2,B3は、立体的多層構造の構成の相違によって、弾性の大きさを調整されていても良い。
特に、第1実施形態に係る支持部120は、前側領域B1および後側領域B3よりも、中央領域B2の弾性が高められている。これにより、第1実施形態に係る支持部120は、前側領域B1および後側領域B3は中央領域B2よりも弾性が小さいことによって弾性変形し易くなっている。このことによれば、内部応力は最も変形し易い領域に集中して作用するので、支持部120は、前側領域B1および後側領域B3が弾性変形して前後方向(X軸方向)に屈曲し易くなる。このことによれば、操作部130が揺動する方向を容易に設計することが出来る。また、中央領域B2と中央領域A2との交差部分には、弾性H1よりも更に大きな弾性を有する軸部122(支点の一例)を高弾性領域として設けても良い。また、中央領域B2と中央領域A2との交差部分における、軸部122の周囲には、軸部122よりも著しく小さな弾性H3を有する部位を、軸部122を取り囲んで設けても良い。このことによれば、高い弾性を有する軸部122と隣接して設けられる中央領域A2のうち軸部122の前方、または、軸部122の後方の軸部122のすぐ隣の箇所は、大きく変形し易くなる。
例えば、前側領域B1,中央領域B2,後側領域B3の各々において、前側領域B1および後側領域B3は、弾性H2または弾性H3を有して設けられ、中央領域B2は、弾性H2よりも弾性の大きい弾性H1を有して設けられる。これにより、第1実施形態に係る支持部120は、上記した操作部130の揺動する方向の容易な設計に加え、中央領域B2が高い強度を有する芯として機能するため、上方に設けられた操作部130を確実に支持することが可能となる。
さらに、中央領域B2と中央領域A2との交差する位置には、左右方向(Y軸方向)に延在する円柱状の軸部122が形成されている。軸部122は、弾性H3よりも更に大きな弾性を有する高弾性領域である。このことによれば、支持部120は、中央領域B2が上から下まで弾性の高い部位により構成されるため、支持部120の上方に設けられる操作部130をしっかりと支持することが出来る。また、軸部122と連続して、軸部122の前後方向に隣接して設けられる中央領域A2は、上述したように、弾性H3を有して設けられる。高弾性領域と変形し易い領域とが隣接して配置される場合、内部応力は当該変形し易い領域のうち高弾性領域に近い箇所に集中して作用する。そのため、支持部120の内部に応力が発生するとき、当該応力は、軸部122の側方に隣接して設けられる中央領域A2のうち軸部122の前方、または、軸部122の後方の軸部122のすぐ隣の箇所に集中して作用し、当該箇所を大きく変形させる。このことによれば、支持部120は、当該箇所を支点として前方(X軸正方向)または後方(X軸負方向)に屈曲する。また、軸部122を設けることにより、支持部120が屈曲するときの支点の位置は設計し易くなる。また、各領域の弾性を調整することによって、支持部120が前方(X軸正方向)に屈曲するときの屈曲角度、及び、後方(X軸負方向)に屈曲するときの屈曲角度を容易に設計できる。
操作部130は、支持部120によって支持されているため、支持部120が前方(X軸正方向)または後方(X軸負方向)に屈曲したとき、前後方向に揺動する。上述したように、操作部130の揺動操作に伴う支持部120の屈曲は設計し易いため、操作部130の動作する方向もまた設計し易い。
(操作体100の製造方法の手順)
図8は、第1実施形態に係る操作体100の製造方法の手順を示すフローチャートである。まず、3Dプリンタによって、基部110、支持部120、および操作部130を一体的に成形する(ステップS801:成形工程)。次に、基部110の開口部112から、内部空間110Aに基板140を挿入して設置する(ステップS802:基板設置工程)。これにより、操作体100は完成する。このように、操作体100は、2つの工程のみによって完成するため、先行技術として記載したような従来のスイッチ装置の製造方法よりも工程の簡素化が可能となる。
(立体的多層構造の一例)
図9は、第1実施形態に係る支持部120が有する立体的多層構造の一例を示す図である。
図9に示す支持部120は、複数の線状部121によって形成される四角形状を有する複数の構造体が組み合わされた立体的多層構造を有する。
図9に示す支持部120は、上下方向の中央領域A2における線状部121aの太さ(小)が、上側領域A1および下側領域A3における線状部121bの太さ(中)よりも細い。これにより、図9に示す支持部120は、上下方向の中央領域A2の弾性が、上側領域A1および下側領域A3よりも低められているため、中央領域A2が変形し易くなっている。
また、図9に示す支持部120は、前後方向の中央領域B2における線状部121cの太さ(大)が、前側領域B1および後側領域B3における線状部121bの太さ(中)よりも太い。これにより、図9に示す支持部120は、前後方向の中央領域B2の弾性が、前側領域B1および後側領域B3よりも高められているため、中央領域B2が支持部120の上方に設けられる操作部130を確実に支持する。また、前側領域B1および後側領域B3が屈曲可能するため、支持部120に支持された操作部130は揺動可能となっている。
さらに、図9に示す支持部120は、上下方向の中央領域A2における前後方向の中央領域B2に設けられ、線状部121cが六角形状に組合されることによりXZ平面方向と平行なハニカム構造として形成された軸部122を有している。当該ハニカム構造は、Y軸方向からみたとき六角形状を有している。軸部122の弾性は、周囲の領域と比較して極めて大きな弾性を有している。また、詳しくは上述した通り、中央領域A2の弾性は小さい。内部応力は弾性の大きな領域と弾性の小さな領域との境界に集中して作用するため、前後方向に屈曲する向きに操作力が加えられたとき、図9に示す支持部120は、中央領域A2が大きく変形して前後方向に屈曲する。
(立体的多層構造の他の一例)
図10は、第1実施形態に係る支持部120が有する立体的多層構造の他の一例を示す図である。
図10に示す支持部120は、複数の線状部121によって形成される四角形状を有する複数の構造体が組み合わされた立体的多層構造を有する。
図10に示す支持部120は、上下方向の中央領域A2における線状部121cの水平面(XY平面)に対する傾斜角度が、上側領域A1および下側領域A3における線状部121bの水平面(XY平面)に対する傾斜角度よりも小さい。これにより、図10に示す支持部120は、上下方向の中央領域A2の弾性が、上側領域A1および下側領域A3の弾性よりも低められているため、中央領域A2が変形し易くなっている。
また、図10に示す支持部120は、前後方向の中央領域B2における線状部121cの太さ(大)が、前側領域B1および後側領域B3における線状部121bの太さ(中)よりも太い。これにより、図10に示す支持部120は、前後方向の中央領域B2の弾性が、前側領域B1および後側領域B3の弾性よりも高められているため、中央領域B2が支持部120の上方に設けられる操作部130を確実に支持する。
さらに、図10に示す支持部120は、上下方向の中央領域A2における前後方向の中央領域B2に設けられ、線状部121cが六角形状に組合されることによりXZ平面方向と平行なハニカム構造として形成された軸部122を有している。支持部120がXZ平面方向と平行に屈曲する向きの操作力が加えられたとき、軸部122の弾性は極めて大きくなる。また、詳しくは上述した通り、中央領域A2の弾性は小さい。内部応力は弾性の大きな領域と弾性の小さな領域との境界に集中して作用するため、前後方向に屈曲する向きに操作力が加えられたとき、図10に示す支持部120は、中央領域A2が大きく変形して前後方向に屈曲する。
図11および図12は、第1実施形態に係る支持部120に適用され得る構造体(120A、120B)の一例を示す図である。
図11に示すように、支持部120は、複数の線状部121によって形成される四角形状を有する構造体120Aを含んでいても良い。支持部120は、複数の構造体120Aの密度を高めることにより、当該領域の弾性を高めることができる。構造体120Aの四角形状は、X方向から見た時、および/または、Y方向から見た時に四角形状となる向きに配置されても良い。四角形状を当該向きに配置した場合、構造体120Aは、XZ平面と平行に配置される線状部121を含む。このことによれば、操作者からの操作力はXZ平面と平行に作用するので、使用時の状況に則して弾性及び復元力を設計し易くなる。このことによれば、前後方向に揺動操作される操作部130の動作する方向、及び、前後方向に屈曲する支持部120の弾性及び復元力を設計し易くなる。
また、図12に示すように、支持部120は、複数の線状部121によって形成される六角形状を有する構造体120Bを含んでいても良い。構造体120B(すなわち、ハニカム構造)を形成することにより、当該領域の弾性を高めることができる。構造体120Bの六角形状は、Y方向から見た時に六角形状となる向きに配置されても良い。六角形状を当該向きに配置した場合、構造体120Bは、XZ平面と平行な向きの力を加えられても殆ど変形しなるほどに弾性が大きくなるため、高弾性領域と同様に用いることが出来る。
尚、構造体120Bと連続して、構造体120Bの隣に、弾性が支持部120の中で最も小さくなるように調整した構造体120Aを配置しても良い。このことによれば、支持部120は屈曲するとき最も弾性が小さな領域が大きく変形して屈曲する。そして、更に、弾性の小さな領域が弾性の大きな領域に隣接している場合、その屈曲の傾向は顕著となるため、支持部120が屈曲する支点を容易に設計できる。そのため、操作部130がXZ平面と平行に揺動するときの支点を容易に設計できる。
このように、第1実施形態に係る操作体100は、支持部120における複数の領域の間で、線状部121の交差角度、線状部121の太さの、少なくともいずれか一つを異ならせることによって、各領域の弾性を互いに異ならせることができる。また、第1実施形態に係る操作体100は、線状部121によって形成される格子の密度、および複数の構造体の形状、構成材料の組成の、少なくともいずれか一つを異ならせることによって、各領域の弾性を互いに異ならせることができる。特に、第1実施形態に係る操作体100は、3Dプリンタによって形成されるため、支持部120を有する複数の領域の各々の立体的多層構造の形状を、容易に変更することができる。すなわち、支持部120を有する複数の領域の各々の弾性の大きさを容易に変更することができる。
図13~図17を用いて本願の第1実施形態の変形例である操作体101について説明する。図13は、第1実施形態の変形例に係る操作体101の上面図である。図14は、図13に示す断面線F-Fで切断した第1実施形態の変形例に係る操作体101の斜視断面図である。図15は、図13に示す断面線F-Fで切断した第1実施形態の変形例に係る操作体101を第3の方向から見た側方断面図である。図16は、図15に示すH部を拡大した一部拡大断面図である。図17は、図13に示す断面線G-Gで切断した第1実施形態の変形例に係る操作体101を第2の方向から見た側方断面図である。
尚、説明を簡素とするため、第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を用いて説明する。また、一部図示を省略している。
図13~図15に示すように、操作体101は、基部110、支持部190、操作部130を備える。
図16に示すように、支持部190は、弾性を有し、YZ平面と平行に設けられた複数の板部191を有している。また、支持部190は、弾性を有し、複数の板部191の間に、前後方向(X軸方向)と平行に設けられ、板部191同士を接続する梁部192を有している。
図17に示すように、板部191は、弾性を有する複数の線状部191Aが網目状に組合さった格子構造を有している。
尚、本変形例において、支持部190は、YZ平面と平行に設けた板部191、及び、X軸方向と平行な梁部192とからなっていたが、板部191はXZ平面と平行に設けられていても良い。また、梁部192は、Y軸方向と平行に設けられていても良い。また、板部191はXY平面と平行に設けられていても良い。また、梁部192は、Z軸方向と平行に設けられていても良い。これらの構成によれば、軸線方向が揃っていることによって、板部191が弾性変形する方向と支持部190が屈曲するときの方向と操作部130が揺動するときの方向とを関連付けて設計することは容易になる。そのため、このことによれば、操作部130の動作する方向を設計することは容易になる。
〔第2実施形態〕
(操作体200の構成)
図18は、第2実施形態に係る操作体200の外観斜視図である。図19は、第2実施形態に係る操作体200の上面図である。図20は、図19に示す切り取り線D-Dで切断した第2実施形態に係る操作体を第3の方向から見た側方断面図である。図21は、図19に示す切り取り線E-Eで切断した第2実施形態に係る操作体を第2の方向から見た側方断面図である。
図18~図21に示す操作体200は、操作者からの操作力によって、操作部230が前方(X軸正方向)、または、後方(X軸負方向)に回動操作されることを想定した構成を有している。操作体200は、例えば、自動車等の車両のステアリングスイッチユニットのトグルスイッチに応用することが可能であり、車載装置(例えば、オーディオ)を操作するために用いることが可能である。図18~図21に示すように、操作体200は、基部210、支持部220、および操作部230を備える。
基部210は、概ね直方体形状且つ中空構造を有する、上部が開口した容器状の部分である。基部210は、XY平面と平行に設けられた矩形の底板部210Bと、底板部210Bの縁部から上方へ延設された筒形状を有する筒部210Cと、筒部210Cに四方を取り囲まれることによって形成された内部空間210Aとを有する。筒部210Cは、壁部(210C1~210C4)を含んでいる。
支持部220は、図18~図21に示すように、複数の線状部221が一体的に組み合わされた立体的多層構造を有する。本実施形態では、弾性を有する単一の組成の樹脂素材を用いて形成した支持部220について説明するが、支持部220は弾性の異なる複数種類の樹脂素材を用いて形成されていてもよい。本実施形態において、支持部220は全体の外形が四角柱形状を有しているが、支持部220の外形は四角柱形状でなくてもよい。支持部220は、内部空間210Aに立設されている。支持部220の一端(下端)は、底板部210Bの上面に連続的に形成されている。支持部220の他端(上端)は、操作部230が有する湾曲した天井面230Dに連続的に形成されている。図18~図21に示すように、支持部220は、その上部が、操作部230の半円筒状の操作基部230Aの底面側(Z軸負側)に形成された半円柱状の内部空間230C内に設けられている。すなわち、支持部220は、基部210および操作部230の双方に囲まれた空間内に形成されている。
本実施形態において、作用効果を理解し易くするため、支持部220は、線状部221の交差角度、線状部221の太さ、線状部221によって形成される格子の密度、および複数の構造体の形状、構成材料の組成がいずれも一様な構成体を含む構成として説明する。しかし、支持部220は、一様な内部構造を有する必要は無く、例えば、第1実施形態の図9~図12に関連して説明した支持部120と同様に、内包する構造体を構成する要素を様々に調整した内部構造を有していても良い。このことによれば、支持部220によって生成される復元力、及び、操作反力を様々に調整することが可能となる。
操作部230は、操作者が操作力を加えるために触れる部分である。操作部230は、Y軸方向に延在する円筒を当該円柱の中央でXY平面方向と平行な方向に切断した半円筒状の操作基部230Aと、操作基部230Aの外周面から上方(Z軸正方向)に延設された突出部230Bとを有する。操作基部230Aの左側(Y軸負側)の側面および右側(Y軸正側)の側面の各々には、操作基部230Aのなす半円柱形状の軸線方向に向けて軸部231が延設されている。基部210の壁部210C2、及び、壁部210C4には、軸部231に対応して設けられた軸受部210E、及び、軸受部210Eによって構成される軸穴210Dが設けられている。軸部231は、軸穴210Dに嵌合される。これにより、操作部230は、軸受部210Eによって回動可能に軸支される。
また、操作基部230Aの下方側(Z軸負側)には、半円筒状の内部空間230Cが形成されている。図20および図21に示すように、内部空間230Cには、支持部220の上部が配置される。また、支持部220の他端(上端)は天井面230Dに連続的に形成されている。
操作者が操作部230に操作力を加えたとき、操作部230は軸部231を通る軸線を中心として回動する。また、支持部220は、操作部230の回動に伴い屈曲すると共に、複数の線状部221からなる構造体の弾性に基づいて復元力を生成する。
ここで、操作体200は、3Dプリンタによって、基部210、支持部220、および操作部230が、樹脂素材を用いて一体成形されている。特に、操作体200は、3Dプリンタによって形成されることにより、従来技術で用いられている加工技術(金型を用いた成型技術)ではなし得なかった、"基部210および操作部230に囲まれた空間内に設けられた支持部220を、基部210および操作部230と一体的に形成する"といった構成が、実現可能となっている。これにより、操作体200は、部品点数を削減することができ、よって、複数の部品を組み合わせるといった作業が不要である。したがって、操作体200によれば、組立工程のコストを小さくすることができる。
〔第3実施形態〕
(操作体300の構成)
図22および図23は、第3実施形態に係る操作体300の外観斜視図である。図24は、第3実施形態に係る操作体300の上面図である。図25は、第3実施形態に係る操作体300のX軸正側から見た側面図である。図26は、第3実施形態に係る操作体300のY軸負側から見た側面図である。図27は、第3実施形態に係る操作体300のH-H断面線(図24参照)による断面を示す断面図である。図28は、第3実施形態に係る操作体300のH-H断面線(図24参照)による断面を示す斜視断面図である。図29は、第3実施形態に係る操作体300のI-I断面線(図24参照)による断面を示す斜視断面図である。図30は、第3実施形態に係る操作体300のJ-J断面線(図24参照)による断面を示す斜視断面図である。
図22~図30に示す操作体300は、操作者からの操作力によって、操作部330がY軸方向と平行に設けられた回転軸AYを中心として荷重方向(前方(X軸正方向)、または、後方(X軸負方向))に回動操作されることを想定した構成を有している。操作体300は、例えば、自動車等の車両のステアリングスイッチユニットのトグルスイッチに応用することが可能であり、車載装置(例えば、オーディオ)を操作するために用いることが可能である。図22~図30に示すように、操作体300は、基部310(「基部」の一例)、支持部320(「支持部」の一例)、操作部330(「操作部」の一例)、および基板340(「基板」の一例)を備える。
<基部310>
基部310は、概ね直方体形状且つ中空構造を有する、上部が開口した容器状の部分である。基部310は、XY平面と平行に設けられた矩形の底板部310Bと、底板部310Bの縁部から上方へ延設された筒形状を有する筒部310Cと、筒部310Cに四方を取り囲まれることによって形成された内部空間310Aと、XY平面と平行に設けられた矩形の上壁部310Dとを有する。筒部310Cは、後述する第1壁部310C1,310C2を含む。
基部310の右側(Y軸正側)には、第1壁部310C1が設けられている。第1壁部310C1は、XZ平面と平行な平板状の部位である。第1壁部310C1は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)に対して垂直である。第1壁部310C1は、操作基部330Aの内部空間330Cにおいて、上壁部310Dよりも上方に向かって延設され、当該延設部分が、操作基部330Aの右側(Y軸正側)の側壁部330A1の内面と対向する。第1壁部310C1の延設部分の内面(操作部330の回転軸AY上)には、後述する第1弾性部321および第2弾性部322の各々の右端部(Y軸正側の端部)が連続的に接続されている。第1壁部310C1の延設部分の外面(操作部330の回転軸AY上)には錐台形の凹部311が設けられている。凹部311の内側には、操作基部330Aの右側(Y軸正側)の側壁部330A1の内面(操作部330の回転軸AY上)から突出して設けられた錐台形の軸部333が配置される。
基部310の左側(Y軸負側)には、第1壁部310C2が設けられている。第1壁部310C2は、XZ平面と平行な平板状の部位である。第1壁部310C2は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)に対して垂直である。第1壁部310C2は、操作基部330Aの内部空間330Cにおいて、上壁部310Dよりも上方に向かって延設され、当該延設部分が、操作基部330Aの左側(Y軸負側)の側壁部330A2の内面と対向する。第1壁部310C2の延設部分の内面(操作部330の回転軸AY上)には、後述する第1弾性部321および第2弾性部322の各々の左端部(Y軸負側の端部)が連続的に接続されている。第1壁部310C2の延設部分の外面(操作部330の回転軸AY上)には錐台形の凹部311が設けられている。凹部311の内側には、操作基部330Aの左側(Y軸負側)の側壁部330A2の内面(操作部330の回転軸AY上)から突出して設けられた錐台形の軸部333が配置される。
また、内部空間330Cには、前後方向(X軸方向)に一対のアクチュエータ315A,315Bが設けられている。アクチュエータ315A,315Bは、基部310、及び、支持部320、及び、操作部330とは別個に形成された部品である。アクチュエータ315A,315Bは、上下方向(Z軸方向)に延設された円柱状を有する。アクチュエータ315Aは、前側(X軸正側)に設けられている。アクチュエータ315Aは、基板340上に実装されているプッシュスイッチ341A(「接点」の一例)の上方に設けられる。アクチュエータ315Aは、基部310の上壁部310Dに上下方向(Z軸方向)に貫通して設けられた貫通孔に挿通され、上下方向にスライドして、プッシュスイッチ341Aを押圧可能に設けられている。アクチュエータ315Bは、後側(X軸負側)に設けられている。アクチュエータ315Bは、基板340上に実装されているプッシュスイッチ341B(「接点」の一例)の上方に設けられる。アクチュエータ315Bは、基部310の上壁部310Dに上下方向(Z軸方向)に貫通して設けられた貫通孔に挿通され、上下方向にスライドして、プッシュスイッチ341Bを押圧可能に設けられている。一対のアクチュエータ315A,315Bの各々の頂部は、操作基部330Aの内部空間330Cに設けられている一対の押圧部335A,335Bの各々の底面に接触している。なお、一対の押圧部335A,335Bの各々は、内部空間330Cの天井面と一体に形成されており、且つ、XY平面に対して平行な底面を有する。尚、本実施形態において、プッシュスイッチ341A、341Bには、タクトスイッチが用いられるが、プッシュスイッチ341A、341Bは電気的にON/OFFを切り替えることのできる接点であれば良く、例えばラバードームスイッチであっても良い。
<操作部330>
操作部330は、は、操作者からの操作荷重を受けて、回転軸AYを中心とした荷重方向に回転するノブとしての機能性を有する部位である。操作部330は、Y軸方向に延在する円筒を当該円柱の中央でXY平面方向と平行な方向に切断した半円筒状の操作基部330Aと、操作基部330Aの外周面から上方(Z軸正方向)に延設された突出部330Bとを有する。操作基部330Aの右側(Y軸正側)の側壁部330A1の内面(操作部330の回転軸AY上)には、錐台形の軸部333が突出して設けられている。操作基部330Aの左側(Y軸負側)の側壁部330A2の内面(操作部330の回転軸AY上)には、錐台形の軸部333が突出して設けられている。突出部330Bは、操作者が操作力を加えるために触れる部分である。突出部330Bは、X軸方向と垂直な押圧面330B1、330B2を有しており、操作者は突出部330Bに対してX軸方向の操作力が掛けられたとき、その操作力を受け易くなっている。
操作基部330Aの内部空間330Cにおいて、Y軸方向における中央部(一対の第1壁部310C1,C2の間)には、第2壁部331が設けられている。第2壁部331は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)に対して垂直である。第2壁部331は、Y軸方向から平面視したときに、操作部330の回転軸AYを中心とする円形状を有する。第2壁部331は、その上縁部が、操作基部330Aの内部空間330Cの天井面に一体に接続されている。
第2壁部331の右表面(Y軸正側の表面)における操作部330の回転軸AY上には、後述する第1弾性部321および第2弾性部322の各々の左端部(Y軸負側の端部)が連続的に接続されている。
第2壁部331の左表面(Y軸負側の表面)における操作部330の回転軸AY上には、後述する第1弾性部321および第2弾性部322の各々の右端部(Y軸正側の端部)が連続的に接続されている。
なお、第2壁部331の下部は、基部310の上壁部310Dに形成されている凹部314内に、凹部314とは所定の間隔を空けて配置されている。図27、及び、図28に示す様に、凹部314はXZ平面方向に設けられた内壁面(規制部314A、314B)を有している。また、凹部314は、第2壁部331の有する円形状の部位に対応した曲面状を有する面(規制部314C)を有している。これにより、例えば、操作部330に対して非操作方向である左右方向(Y軸方向)への荷重が加えられることによって第2壁部331がY軸方向に遷移したとき、第2壁部331は凹部314の内壁面(規制部314A、314B)に当接するため、操作部330が非操作方向である左右方向(Y軸方向)へ移動および傾倒することは規制される。また、例えば、操作部330に対して非操作方向である上下方向(Z軸方向)へ押圧する荷重が加えられることによって第2壁部331がZ軸方向に遷移したとき、第2壁部331は曲面状を有する面(規制部314C)に当接するため操作部330がZ方向に移動することは規制される。
<支持部320>
支持部320は、基部310と操作部330とを弾性的に接続する。支持部320は、第1弾性部321および第2弾性部322を有する。第1弾性部321および第2弾性部322は、基部310の右側(Y軸正側)の第1壁部310C1と操作部330の第2壁部331との間を繋いで設けられている。また、第1弾性部321および第2弾性部322は、基部310の左側(Y軸負側)の第1壁部310C2と操作部330の第2壁部331との間を繋いで設けられている。尚、図22から図30に示す操作体300は、詳しくは後述する第11実施例と同じ構成を有している。
第1弾性部321は、第1壁部310C1と第2壁部331との間、および、第1壁部310C2と第2壁部331との間の各々において、Y軸方向に直線状に延在して設けられており、第1壁部310C1と第2壁部331、および、第1壁部310C2と第2壁部331を接続する。
第1弾性部321は、回転軸AYを通る板形状を有している。第1弾性部321は、回転軸AYの方向(Y軸方向)、及び、荷重方向(X軸方向)に沿った方向に延設される。
第1弾性部321は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視した時、荷重方向(X軸方向)に沿った辺が長辺である長方形状である。
第2弾性部322は、第1壁部310C1と第2壁部331との間、および、第1壁部310C2と第2壁部331との間の各々において、Y軸方向に直線状に延在して設けられており、第1壁部310C1と第2壁部331、および、第1壁部310C2と第2壁部331を接続する。
第2弾性部322は、操作部330の回転軸AYを通り、第1弾性部321のなす平面(XY平面)と交差する仮想平面(YZ平面)上に設けられる。
また、第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、回転軸AYを中心として、点対称な形状を有する。
また、第2弾性部322は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視したとき、第1弾性部との間に所定の隙間を有して設けられる。
本実施形態では、第1弾性部321の上側と第1弾性部321の下側との各々に、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して、第2弾性部322が設けられている。また、本実施形態では、第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
<基板340>
基板340は、基部310の内部空間310Aにおいて、XY平面に対して水平な姿勢で設置される平板状の部材である。基部310の右側(Y軸正側)の側面には、基板340よりも大きな寸法を有する矩形状の開口部312と、開口部312を開閉可能に設けられた蓋部313とが形成されている。蓋部313は、可撓性を有し、下側の縁部に、開口部312の下側の縁部に連結されている連結部313Aを有する。蓋部313は、連結部313Aが可逆的に変形することにより、開口部312を開閉することができる。第3実施形態に係る操作体300は、蓋部313を開くことにより、開口部312から、内部空間310Aに基板340を挿入して設置することができる。
基板340の上面には、プッシュスイッチ341A,341Bが設けられている。プッシュスイッチ341Aは、操作部330の回転軸AYよりも前方(X軸正方向)、且つ、アクチュエータ315Aの下方に設けられており、操作者からの操作力によって操作部330が前方(X軸正方向)、または、後方(X軸負方向)に回動したときに、アクチュエータ315Aの底面によって押圧されることによってオン状態に切り替わる。プッシュスイッチ341Bは、操作部330の回転軸AYよりも後方(X軸負方向)、且つ、アクチュエータ315Bの下方に設けられており、操作者からの操作力によって操作部330が後方(X軸負方向)に回動したときに、アクチュエータ315Bの底面によって押圧されることによってオン状態に切り替わる。
ここで、操作体300は、3Dプリンタによって、基部310、支持部320、および操作部330が、樹脂素材から一体的に形成されている。特に、操作体300は、3Dプリンタによって形成されることにより、従来技術で用いられている加工技術(金型を用いた成型技術)ではなし得なかった、"基部310および操作部330に囲まれた空間内に設けられた支持部320を、基部310および操作部330と一体的に形成する"といった構成が、実現可能となっている。これにより、操作体300は、部品点数を削減することができ、よって、複数の部品を組み合わせるといった作業が不要である。したがって、操作体300によれば、組立工程のコストを小さくすることができる。
(操作部330の動作)
第3実施形態に係る操作体300は、操作部330の突出部330Bに対して、操作者から前方(X軸正方向)への操作力が加えられたとき、操作部330が回転軸AYを中心として前方(X軸正方向)へ回動する。この際、支持部320の第1弾性部321および第2弾性部322の各々が弾性変形して捻じれることによって、操作部330が基部310に対して回動する。そして、操作部330が前方(X軸正方向)へ回動することにより、操作部330の押圧部335Aの底面がアクチュエータ315Aを押下し、アクチュエータ315Aの底面がプッシュスイッチ341Aを押下することで、プッシュスイッチ341Aがオン状態に切り替わる。
一方、第3実施形態に係る操作体300は、操作部330の突出部330Bに対して、操作者から後方(X軸負方向)への操作力が加えられたとき、操作部330が回転軸AYを中心として後方(X軸負方向)へ回動する。この際、支持部320の第1弾性部321および第2弾性部322の各々が弾性変形して捻じれることによって、操作部330が基部310に対して回動する。そして、操作部330が後方(X軸負方向)へ回動することにより、操作部330の押圧部335Bの底面がアクチュエータ315Bを押下し、アクチュエータ315Bの底面がプッシュスイッチ341Bを押下することで、プッシュスイッチ341Bがオン状態に切り替わる。
なお、第3実施形態に係る操作体300は、操作者からの操作力が加えられたとき、第1弾性部321および第2弾性部322が弾性変形して捻じれることによって、第1弾性部321および第2弾性部322において復元力が生じる。このため、第3実施形態に係る操作体300は、操作者からの操作力が解除されたとき、第1弾性部321および第2弾性部322の復元力により、操作部330が中立状態に復帰する。
特に、第3実施形態に係る操作体300は、第1弾性部321が、荷重方向に沿った方向(X軸方向)、及び、回転軸AYの軸方向(Y軸方向)と平行に延設された板形状を有する。
これにより、第3実施形態に係る操作体300は、小さな操作荷重で操作を行うことができる。また、操作部330が操作者からの操作力を受けて回転する時、その回転中心が回動軸AXの位置からずれしてしまうことを抑制することができる。特に、第3実施形態に係る操作体300は、操作者が操作部330に対して操作荷重を掛ける方向(X軸方向)を幅方向としたことで、第1弾性部321の幅方向(X軸方向)に対する強度を高めることができる。このことによって、操作体300は、操作者からの操作荷重による第1弾性部321の幅方向(X軸方向)への変形を抑制することできる。このことによれば、操作者が突出部330Bに対して掛けた操作力を受けて操作部330が回転する時、突出部330Bは回転軸AXを中心とする円弧方向と垂直な角度を保って遷移するので、操作者が操作部330に対して操作力を加え難くなる恐れは小さくなる。また、操作部330は回転軸AXを中心とする円弧を描いて回転するので、押圧部335A、335Bは、X軸方向に位置ずれすること無く遷移して、アクチュエータ315A、315Bを押圧する。そのため、操作者が突出部330Bに対して加えた操作力は、プッシュスイッチ341A、341Bに伝達され易くなっている。
また、第3実施形態に係る操作体300は、Y軸方向に延設された第1弾性部321を有している。第1弾性部321は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視した時、操作者からの操作荷重の荷重方向AXに沿った辺が長辺である長方形状を有する。
また、第3実施形態に係る操作体300は、Y軸方向に延設された第2弾性部322を有する。
また、第3実施形態に係る操作体300は、Y軸方向から平面視した時、第2弾性部322が、回転軸AYを中心として、点対称な形状を有する。
また、第3実施形態に係る操作体300は、第2弾性部322が、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視したとき、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して設けられる。
これにより、第3実施形態に係る操作体300は、より適度な操作荷重を得ることができ、且つ、操作部330の回転軸AYの位置ずれを、より好適に抑制することができる。
また、第3実施形態に係る操作体300は、操作部330の回転軸AY上において、第1壁部310C1,C2の凹部311内に、側壁部330A1,330A2の内面から突出して設けられた軸部333が配置されている。これにより、第3実施形態に係る操作体300は、操作部330に対する操作方向(X軸方向)を除く非操作方向への操作(例えば、上方(Z軸正方向)への操作、下方(Z軸負方向)への操作、上方からの平面視において回転方向への操作等)がなされたときに、凹部311内の内周面に軸部333が当接することにより、操作部330の非操作方向への移動を規制することができる。
また、第3実施形態に係る操作体300は、操作部330の内部空間330Cにおいて、第1壁部310C1,C2よりも内部空間330Cの軸方向における内側に、一対の規制壁334が内部空間330Cの天井面から垂下して設けられている。これにより、第3実施形態に係る操作体300は、操作部330に対する非操作方向への操作がなされたときに、第1壁部310C1,C2が規制壁334に当接することによって、第1壁部310C1,C2の内側への傾倒を規制して、凹部311内からの凹部311内の抜け落ちを抑制することができる。
〔実施例〕
以下、第3実施形態に係る操作体300の支持部320の実施例について説明する。本実施例では、互いに支持部320の構成が異なる、複数の操作体300(第1実施例~第17実施例)の各々について、シミュレーションにより、反力、応力、回転軸AYの変位量の各々を計測した。
(実施方法)
本実施例では、複数の操作体300(第1実施例~第17実施例)の各々について、操作部330の突出部330BのX軸正側の側面における回転軸AYからの距離が13.2mmの位置を操作ポイントとして、当該操作ポイントをX軸負方向に4mm移動させて、操作部330をX軸負方向に15度傾ける操作を行った。
(各実施例の支持部320の構成)
<第1実施例および第3実施例>
図31は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第1実施例および第3実施例の構成を示す斜視断面図である。尚、第1実施例および第3実施例は、支持部320の寸法比が僅かに異なっており、その他の構成は同一であるため、共通の図を用いて説明する。図31に示すように、第1実施例および第3実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、X軸方向に一定の幅を有し、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321と、いずれもXY平面に対して垂直な平板状であり、Z軸方向に一定の幅を有し、且つ、Y軸方向に直線状に延在する上下一対の第2弾性部322とを有する。第2弾性部322は、回転軸AYを通り、第1弾性部321のなす平面(XY平面)と交差する仮想平面(YZ平面)上に設けられる。また、第2弾性部322は、Y軸方向から平面視したとき、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して設けられる。また、第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、回転軸AYを中心として、点対称な形状を有する。また、第2弾性部322は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視したとき、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して設けられる。第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、Y軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第1実施例および第3実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「9.4mm」となっている。また、第1実施例および第3実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の幅が、「3.5mm」となっている。また、第1実施例に係る支持部320は、第1弾性部321および第2弾性部322の厚さが、「1.0mm」となっている。また、第3実施例に係る支持部320は、第1弾性部321および第2弾性部322の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第2実施例および第4実施例>
図32は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第2実施例および第4実施例の構成を示す斜視断面図である。尚、第2実施例および第4実施例は、支持部320の寸法比の寸法比が僅かに異なっており、その他の構成は同一であるため、共通の図を用いて説明する。図32に示すように、第2実施例および第4実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321のみを有する。第2実施例および第4実施例に係る第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第2実施例および第4実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「9.4mm」となっている。また、第2実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「1.0mm」となっている。また、第4実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第5実施例>
図33は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第5実施例の構成を示す斜視断面図である。図33に示すように、第5実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321のみを有する。第5実施例に係る第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第5実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「9.4mm」となっている。また、第5実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。但し、第5実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のY軸方向における端部の幅が、「6.5mm」となっている。
<第6実施例>
図34は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第6実施例の構成を示す斜視断面図である。図34に示すように、第6実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321のみを有する。第6実施例に係る第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第6実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「13.4mm」となっている。また、第6実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。但し、第6実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のY軸方向における端部の幅が、「10.5mm」となっている。
<第7実施例>
図35は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第7実施例の構成を示す斜視断面図である。図35に示すように、第7実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321のみを有する。第7実施例に係る第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第7実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第7実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第8実施例>
図36は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第8実施例の構成を示す斜視断面図である。図36に示すように、第8実施例に係る支持部320は、X軸方向に一定の幅を有し、且つ、Z軸方向を振幅方向としてY軸方向に波状に延在する第1弾性部321のみを有する。
なお、第8実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第8実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。また、第8実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のZ軸方向の振れ幅が、「3.0mm」となっている。
<第9実施例>
図37は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第9実施例の構成を示す斜視断面図である。図37に示すように、第9実施例に係る支持部320は、Y軸方向に直線状に延在し、且つ、断面が正方形である第1弾性部321のみを有する。
なお、第9実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のX軸方向と平行な辺の長さが、「1.5mm」となっている。また、第9実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のZ軸方向と平行な辺の長さが、「1.5mm」となっている。
<第10実施例>
図38は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第10実施例の構成を示す斜視断面図である。図38に示すように、第10実施例に係る支持部320は、Z軸方向を振幅方向としてY軸方向に波状に延在し、且つ、断面が正方形である第1弾性部321のみを有する。
なお、第10実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のX軸方向と平行な辺の長さが、「1.5mm」となっている。また、第10実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のZ軸方向と平行な辺の長さが、「1.5mm」となっている。また、第10実施例に係る支持部320は、第1弾性部321のZ軸方向の振れ幅が、「3.3mm」となっている。
<第11実施例>
図39は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第11実施例の構成を示す斜視断面図である。図39に示すように、第11実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321と、いずれもXY平面に対して垂直な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する上下一対の第2弾性部322とを有する。第2弾性部322は、回転軸AYを通り、第1弾性部321のなす平面(XY平面)と交差する仮想平面(YZ平面)上に設けられる。また、第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、回転軸AYを中心として、点対称な形状を有する。また、第2弾性部322は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視したとき、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して設けられる。第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、Y軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第11実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第11実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。また、第11実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の幅が、「1.6mm」となっている。また、第11実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第12実施例>
図40は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第12実施例の構成を示す斜視断面図である。図40に示すように、第12実施例に係る支持部320は、XY平面に対して垂直な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321と、いずれもXY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する前後一対の第2弾性部322とを有する。
なお、第12実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第12実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。また、第12実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の幅が、「1.6mm」となっている。また、第12実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第13実施例>
図41は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第13実施例の構成を示す斜視断面図である。図41に示すように、第13実施例に係る支持部320は、Y軸方向に直線状に延在し、且つ、断面が円形である第1弾性部321のみを有する。
なお、第13実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の直径が、「5.0mm」となっている。
<第14実施例>
図42は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第14実施例の構成を示す斜視断面図である。図42に示すように、第14実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321と、第1弾性部321の上側に離間して設けられた前後一対の第2弾性部322と、第1弾性部321の下側に離間して設けられた前後一対の第2弾性部322とを有する。各第2弾性部322は、Y軸方向に直線状に延在し、且つ、XY平面およびZY平面の各々に対して傾いた平板状である。第2弾性部322は、回転軸AYを通り、第1弾性部321のなす平面と交差する仮想平面上に設けられる。また、第2弾性部322は、Y軸方向から平面視したとき、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して設けられる。また、第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、回転軸AYを中心として、点対称な形状を有する。また、第2弾性部322は、操作部330の回転軸AYの軸方向(Y軸方向)から平面視したとき、第1弾性部321との間に所定の隙間を有して設けられる。第1弾性部321は、Y軸方向から平面視した時、X軸方向に沿った辺が長辺である長方形状である。第2弾性部322は、Y軸方向から平面視した時、仮想平面に沿った辺が長辺である長方形状である。
なお、第14実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第14実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。また、第14実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の幅が、「1.6mm」となっている。また、第14実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第15実施例>
図43は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第15実施例の構成を示す斜視断面図である。図43に示すように、第15実施例に係る支持部320は、Y軸方向に直線状に延在し、且つ、断面が円形である第1弾性部321のみを有する。
なお、第15実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の直径が、「1.9mm」となっている。
<第16実施例>
図44は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第16実施例の構成を示す斜視断面図である。図44に示すように、第16実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321と、XY平面に対して垂直な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第2弾性部322とを有する。但し、第1弾性部321と第2弾性部322とは、操作部330の回転軸AY上で直交している。
なお、第16実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第16実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。また、第16実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の幅が、「5.0mm」となっている。また、第16実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の厚さが、「0.8mm」となっている。
<第17実施例>
図45は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第17実施例の構成を示す斜視断面図である。図45に示すように、第16実施例に係る支持部320は、XY平面に対して水平な平板状であり、且つ、Y軸方向に直線状に延在する第1弾性部321と、第1弾性部321と操作部330の回転軸AY上で交差し、且つ、Y軸方向に直線状に延在する3つの第2弾性部322を有する。但し、3つの第2弾性部322のうち、第1の第2弾性部322は、第1弾性部321と直交する。また、3つの第2弾性部322のうち、第2の第2弾性部322は、第1弾性部321と-45度傾いて交差する。また、3つの第2弾性部322のうち、第3の第2弾性部322は、第1弾性部321と+45度傾いて交差する。
なお、第17実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の幅が、「5.0mm」となっている。また、第17実施例に係る支持部320は、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」となっている。また、第17実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の幅が、「5.0mm」となっている。また、第17実施例に係る支持部320は、第2弾性部322の厚さが、「0.8mm」となっている。
(各実施例の実施結果)
図46および図47は、第3実施形態に係る操作体300が備える支持部320の第1実施例~第17実施例の構成および実施結果の一覧を示す図である。
図46および図47に示すように、本実施例では、第7実施例、第8実施例、第11実施例、第12実施例、第15実施例において、極めて良好な反力(2~4[N]の範囲内)が得られた。また、本実施例では、第5実施例および第14実施例において、良好な反力(4~5[N]の範囲内)が得られた。
また、図46および図47に示すように、本実施例では、第1実施例~第7実施例、第11実施例、第14実施例、第16実施例において、良好な回転軸AYの変位量(0.1[mm]未満)が得られた。
すなわち、本実施例では、第7実施例および第11実施例(すなわち、第1弾性部321が直線状であり、第1弾性部321のX軸方向の幅が、「5.0mm」であり、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」である構成)において、車載用のトグルスイッチとして極めて良好な反力(2~4[N]の範囲内)と、良好な回転軸AYの変位量(0.1[mm]未満)との双方が得られた。
また、本実施例では、第5実施例および第14実施例(すなわち、第1弾性部321が直線状であり、第1弾性部321のX軸方向の幅が、「5.0mm」または「9.4mm」であり、第1弾性部321の厚さが、「0.8mm」である構成)において、車載用のトグルスイッチとして良好な反力(4~5[N]の範囲内)と、良好な回転軸AYの変位量(0.1[mm]未満)との双方が得られた。
尚、第3実施形態では、操作時に回転軸AYが変位する量、及び、操作反力、及び、操作部330を開放した時に操作部330が問題なく復帰する機能性について第1実施例~第17実施例の構成を有する操作体300を比較評価した時、第11実施例の操作体300が総合的に優れていた。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、操作部130,230は、前後方向(X軸方向)に操作可能としているが、さらに、操作部130,230を、左右方向(Y軸方向)にも操作可能としてもよい。この場合、支持部120,220に対し、左右方向(Y軸方向)に複数の領域を形成し、各領域の弾性を互いに異ならせることによって、一部の領域を大きく弾性変形させることにより、操作部130,230を左右方向(Y軸方向)に揺動させるようにしてもよい。また、以上では、支点としての軸部を有して前後方向(X軸方向)、または、左右方向(Y軸方向)に操作可能な操作部について説明したが、操作部は、球体の支点を有し、前後方向(X軸方向)、および、左右方向(Y軸方向)に操作可能にさせるようにしても良い。
また、複数の領域で互いに弾性を異ならせる方法は、実施形態で説明した方法に限らず、例えば、複数の領域で互いに素材を異ならせることにより、複数の領域で互いに弾性を異ならせるようにしてもよい。
また、構造体は、弾性素材から成る線状部以外の連続体であってもよい。例えば、構造体は、3Dプリンタによって形成される、材料組成がグラデーション状にシフトした連続体であってもよい。
また、第3実施形態に係る操作体300において、第1壁部が操作部330に設けられ、且つ、第2壁部が基部310に設けられてもよい。
本国際出願は、2020年5月12日に出願した日本国特許出願第2020-084008号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
100,101,200 操作体
110,210 基部
110A 内部空間
111 筒部
111A 筒内空間
111B 底板部
111C1,111C2,111C3,111C4,130B1,130B2,130B3,130B4,210C1,210C2,210C3,210C4 壁部
112 開口部
113 蓋部
113A 連結部
120,190,220 支持部
120A,120B 構造体
121,191A,221 線状部
122 軸部
130,230 操作部
130A 上壁部
130B 周壁部
130C 内部空間
130D 天井面
131 レバー部
131A 切り欠き部
140 基板
141 スイッチボックス
141A 操作突起
300 操作体
310 基部
310A 内部空間
310B 底板部
310C 筒部
310C1,310C2 第1壁部
310D 上壁部
311 凹部
312 開口部
313 蓋部
313A 連結部
314 凹部
314A,314B,314C 規制部
315A,315B アクチュエータ
320 支持部
321 第1弾性部
322 第2弾性部
330 操作部
330A 操作基部
330A1,330A2 側壁部
330B 突出部
330B1,330B2 押圧面
330C 内部空間
331 第2壁部
333 軸部
334 規制壁
335A,335B 押圧部
340 基板
341A,341B プッシュスイッチ
AY 回転軸

Claims (27)

  1. 基部と、
    前記基部に対して揺動可能に設けられた操作部と、
    前記基部と前記操作部とを弾性的に接続する支持部と、
    前記基部、及び、前記支持部、及び、前記操作部は一体的に形成されており、
    前記基部、または、前記操作部は壁部を有し、
    前記壁部は、筒形状を有し、前記支持部の周囲を取り囲んで配置されることにより内部空間を形成し、
    前記支持部は前記内部空間に配置され、
    前記支持部は、
    互いに弾性が異なる複数の領域を有する
    ことを特徴とする操作体。
  2. 前記支持部は、
    前記支持部の一端から他端に至る第1の方向における中央領域の弾性が、前記第1の方向におけるその他の領域の弾性よりも高められている
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作体。
  3. 前記支持部は、
    前記第1の方向と直交する第2の方向における中央領域の弾性が、前記第2の方向におけるその他の領域の弾性よりも高められている
    ことを特徴とする請求項2に記載の操作体。
  4. 前記支持部は、
    前記第1の方向における中央領域と前記第2の方向における中央領域とが交差する領域に支点を有し、
    前記支点の弾性は、前記第1の方向における中央領域の弾性、及び、前記第2の方向における中央領域の弾性よりも高められている
    ことを特徴とする請求項3に記載の操作体。
  5. 前記支持部は、
    複数の線状部によって形成される複数の構造体が一体的に組み合わされた立体的多層構造を有し、
    前記複数の領域は、
    前記立体的多層構造の構成の相違によって、互いに弾性が異なる
    ことを特徴とする請求項3に記載の操作体。
  6. 前記複数の領域は、
    前記構造体における前記線状部の交差角度の相違によって、互いに弾性が異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作体。
  7. 前記複数の領域は、
    前記構造体における前記線状部の太さの相違によって、互いに弾性が異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作体。
  8. 前記複数の領域は、
    前記構造体の密度の相違によって、互いに弾性が異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作体。
  9. 前記複数の領域は、
    前記構造体の形状の相違によって、互いに弾性が異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作体。
  10. 前記複数の領域は、前記構造体を構成する組成の相違によって、互いに弾性が異なる
    ことを特徴とする請求項5から9のいずれか一項に記載の操作体。
  11. 前記構造体は、いずれか一方からの平面視において四角形状を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作体。
  12. 前記構造体は、いずれか一方からの平面視において六角形状を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作体。
  13. 前記構造体の四角形状は、前記第2の方向、または、前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する第3の方向から見て四角形状である
    ことを特徴とする請求項11に記載の操作体。
  14. 前記構造体の六角形状は、前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する第3の方向から見て六角形状である
    ことを特徴とする請求項12に記載の操作体。
  15. 前記支持部は、
    複数の線状部によって形成され、複数の前記領域を含む板部と、複数の前記板部を連結する梁部とを有し、
    前記板部は、
    前記支持部の一端から他端に至る第1の方向、及び、前記第1の方向と直交する第2の方向と平行な平面方向、または、前記前記第1の方向と交差する平面方向に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作体。
  16. 基部と、
    前記基部に対して揺動可能に設けられた操作部と、
    前記基部と前記操作部とを弾性的に接続する支持部と、
    前記基部、及び、前記支持部、及び、前記操作部は一体的に形成されており、
    前記基部、または、前記操作部は壁部を有し、
    前記壁部は、筒形状を有し、前記支持部の周囲を取り囲んで配置されることにより内部空間を形成し、
    前記支持部は前記内部空間に配置され、
    前記基部と前記支持部と前記操作部とが3Dプリンタで一体成形されている
    ことを特徴とする操作体。
  17. 基部と、
    一端が前記基部に接続された弾性を有する支持部と、
    前記支持部の他端に接続され、前記支持部を弾性変形させつつ、前記基部に対して揺動可能な操作部と
    を備え、
    前記基部、前記支持部、および前記操作部が一体的に形成されており、
    前記支持部は、
    複数の線状部によって形成される複数の構造体が一体的に組み合わされた立体的多層構造を有する
    ことを特徴とする操作体。
  18. 基部と、
    前記基部に対して揺動可能に設けられた操作部と、
    前記基部と前記操作部とを弾性的に接続する支持部と、
    前記基部、及び、前記支持部、及び、前記操作部は一体的に形成されており、
    前記基部、または、前記操作部は壁部を有し、
    前記壁部は、筒形状を有し、前記支持部の周囲を取り囲んで配置されることにより内部空間を形成し、
    前記支持部は前記内部空間に配置され、
    前記操作部は、操作者からの操作荷重を受けて、回転軸を中心とした荷重方向に回転するノブであり、
    前記支持部は、第1弾性部を有し、
    前記第1弾性部は、前記回転軸を通る板形状を有し、前記回転軸の軸方向、及び、前記荷重方向に沿った方向と平行に延設される
    ことを特徴とする操作体。
  19. 前記第1弾性部は、前記軸方向から平面視した時、前記荷重方向に沿った辺が長辺である長方形状である
    ことを特徴とする請求項18に記載の操作体。
  20. 前記回転軸を通り、且つ、前記第1弾性部のなす平面と交差する仮想平面上に設けられる第2弾性部を有する
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の操作体。
  21. 前記第2弾性部は、前記回転軸を通り、且つ、前記第1弾性部の長辺と交差する仮想平面上に設けられる
    ことを特徴とする請求項20に記載の操作体。
  22. 前記第2弾性部は、前記軸方向から平面視した時、前記回転軸を中心として、点対称な形状を有する
    ことを特徴とする請求項20または21に記載の操作体。
  23. 前記第2弾性部は、前記軸方向から平面視したとき、前記第1弾性部との間に所定の隙間を有して設けられる
    ことを特徴とする請求項20から22のいずれか一項に記載の操作体。
  24. 前記基部は、前記軸方向と垂直、且つ、互いに対向して設けられる一対の第1壁部を有し、
    前記操作部は、一対の前記第1壁部の間に設けられる第2壁部を有し、
    前記支持部は、前記第1壁部と前記第2壁部との間を繋いで設けられる
    ことを特徴とする請求項18から23のいずれか一項に記載の操作体。
  25. 前記回転軸と重なる位置に、前記操作部の側壁部から前記第1壁部に向けて突設された、または、前記第1壁部から前記操作部の側壁部に向けて突設された軸部を更に備える
    ことを特徴とする請求項24に記載の操作体。
  26. 基板と、
    前記基板に設けられ、前記操作部が揺動したときに押圧される接点と、
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から25のいずれか一項に記載の操作体。
  27. 基部と、一端が前記基部に接続された弾性を有する支持部と、前記支持部の他端に接続され、前記支持部を弾性変形させつつ、前記基部に対して揺動可能な操作部とを備えた操作体の製造方法であって、
    3Dプリンタを用いて、前記基部、前記支持部、および前記操作部を一体的に形成する成形工程を含む
    ことを特徴とする製造方法。
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